2013年6月に視聴者から寄せられた意見

2013年6月に視聴者から寄せられた意見

株価上昇や円安に、株の投資を煽るような特集が目立つなどの批判の声。
過激なシーンを含む、夜のドラマの番宣スポットは、放送時間帯に配慮が必要ではとの意見など。

2013年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,210件で、先月と比較して69件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール70%、電話27%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性27%、不明3%で、世代別では30歳代29%、40歳代27%、20歳代20%、50歳代13%、60歳以上8%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は523件【47局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は1,210件と先月より69件減った。
参議院選挙の前哨戦といわれる東京都議選挙で、自公が圧勝したが、政権の掲げる政策を扱った報道や番組に対して前月同様、様々な意見が寄せられた。
ワールドカップ予選で、サッカー日本代表が来年の本大会出場を決めたが、熱狂的なファンの大騒ぎを紹介する放送姿勢に対し、批判の声が寄せられた。野球では統一球問題が発覚し、球界を揺るがしたが、無責任な推測を放送するべきではないといった意見があった。
芸能関係では、人気女子グループの恒例の「選抜総選挙」が生中継され、そういったものを長時間も放送するのは如何なものかといった批判などが寄せられた。
ラジオに関する意見は34件、CMについては39件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は105件で、前月より8件減少した。
今月は「いじめ・虐待に関する意見」が26件、次いで「性的表現に関する意見」が14件、「表現・演出に関する意見」が13件と続いた。
「いじめ・虐待に関する意見」では、"タレントを落とし穴に落とす"というバラエティー番組での企画について、怒っているのにさらにしつこく行う演出がいじめに繋がるのではないか、との意見が複数寄せられている。
また「性的表現に関する意見」では、深夜アニメの中の表現が過激だという意見や、夕方の情報番組の中でのコメンテーターの発言を問題視する意見が寄せられている。
また、少年犯罪の報道に関して、更生の妨げとならないよう映像の使用などに注意すべきとの意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • アベノミクスと浮かれた挙句、株が上がり、高級品の消費が増えた等と報道し、いかにも実体のない景気回復を真実であるかのように伝えていた。また、あろうことか、株の投資を煽るかのような、「バスに乗り遅れるな」的な特集も目立った。このまま株価は2万円まで行くのではないかという人もいた。その直後の急落である。報道の責任をどのように考えているのか。急落すると、報道内容は一転し、これまでの株高は行き過ぎで、どこかで必ず調整する局面がくることはみんな分かっていたなどと、したり顔で語る。分かっているのなら、株高で浮かれているときに言うべきだ。

  • 「円高だ、円安だ、株価が上がった、下がった」と一喜一憂しないでほしい。「冷静な対応が求められる」と専門家は言うが、一番冷静さを欠いているのは、浮かれているマスコミではないのか。軽率な報道は、厳に謹んでほしい。

  • イスタンブールを含めトルコの多数の都市で反政府デモがあった。このデモに対するテレビ局の姿勢、出席者のコメントは、オリンピックの招致問題が現在進められていることに充分配慮すべきだ。IOCがオリンピック招致に治安面を重視していることはいうまでもないが、今回のトルコのデモを東京有利の視点からみる番組の進め方には注意が必要だ。多数の日本人観光客がトルコを訪れている。私もトルコファンだ。テレビ局はトルコの失点を強調するのではなく、抑えた賢い放送をしてほしい。イスラム問題はデリケートであり、又、トルコ人は非常に親日的であり、親日トルコの国民等に配慮した報道と批評がある筈だ。オリンピック開催国の問題は他国の非難ではなく、自国の長所を宣伝していくのがフェアーなやり方だと信じている。

  • 上野動物園のパンダに妊娠兆候が見られたようで、そのことに時間を割いていた。パンダの妊娠それ自体は、おめでたいことであり明るいニュースだが、伝え方が問題だ。日本国内では、既に和歌山県の白浜アドベンチャーワールドで何度も出産に成功しているにもかかわらず、それを一切取り上げない。上野動物園の出来事だけ、しかも今回は妊娠の兆候が見られるというだけで、貴重な放送時間を割いて取り上げることは、公正な放送であるとは言えない。和歌山をはじめとした地方をバカにしているとしか思えない。

  • 先日のロト7の1等8億円2口が、ある町の売り場で発売されたという話題を取り上げ、番組リポーターが売り場や市内を聞き込み、「追跡調査」と銘打って、くじ当選者を特定しようと大騒ぎしていた。地方の一都市、小さな町で、16億円もの当選者が特定されてしまったら、一体どうなるだろうか。その人は町にいられなくなるはずだ。いや、まずその方の身に危険が迫る。それだけの財産があるということが知れ渡ってしまったら、犯罪に巻き込まれる可能性が高まる。転居を余儀なくされることも考えられる。犯罪を誘発する可能性が高い当選者特定調査を、番組を挙げて行っていることが信じられない。

  • サッカーワールドカップアジア予選でオーストラリアと引き分け、日本が出場を決めた日の夜のニュースで、渋谷のバカ騒ぎの模様を報道していた。あのようにテレビで煽るから、バカ騒ぎをする人たちが増えるのではないのか。周辺で仕事をしている人にとっては、あのような輩が出てくることは迷惑だ。今後こういう連中を煽る報道はやめてもらいたい。

  • 日本の少子高齢化が進む中、経済や財政も、日常生活自体もガラリと変わっていくだろう。高齢化により、医療費や介護費用も増え、これまで経験したことのない日本になって行かざるをえないだろう。メディアもそういうことを踏まえ、如何に不安なく日本で日常生活を過ごしていけるか、健康や食事、医療、介護、制度や仕組みに関する番組を増やしてほしい。そういうものを通じて今後の日本を少しでも良くしていく番組は、必要だと思う。

  • 首都高や橋などの老朽化対策を紹介していたが、インフラへの財政支出・公共投資の国民的理解を得るための誘導ではないのか。老朽化が問題なのはわかるが、ガードレールの無いスクールゾーンなども問題であり、全てを安全にするには膨大な金が必要だ。

  • 主張に一貫性がなさすぎる。例えば円高だったころ「円高で苦しむ企業を取材しました」と輸出産業の企業の経営実態を特集で放送していた。ところが政権が変わり、円安になった途端、次は「円安で苦しむ企業を取材しました」と円安で苦しんでいる漁業や輸入企業の経営実態を、全く同じ時間帯の特集で放送していた。円高になろうが円安になろうが苦しむ企業が出てくるのは当たり前のことで、ただ単に批判したいだけなのかと感じた。またコメンテーターの質もあまりに低すぎる。批判しかできないコメンテーターは出演してほしくない。

  • しばしば紙芝居を使って福祉関係の解説をしています。しかし残念ながら、紙芝居からは、命にもかかわる切実な問題を抱えた弱者に対する思いが、全く伝わってきません。それどころか、紙芝居のふざけた仕立てと、司会者のちゃらんぽらんさが相俟って、弱者をいたぶる結果にさえなっています。問題の一例を挙げれば、支給金額や時期を説明する場面で、司会者が散々じらした挙句、いざボードのシールをはがすと「答えはCMのあとで」と出たりします。ここで出演者一同の笑いがありますが、一体この人たちに、本当に福祉を云々する資格があるのでしょうか。分りやすく解説する方法はいくらでもあるはずです。食い入るように画面を見ているお年寄りを思うと、この種の問題を、このような悪ふざけで視聴率の具にする姿勢は許せません。

  • 議員のブログの騒動の際、敷地の奥まで勝手に入り込む。そして何時間もそこに留まり、インターフォン越しに家族までも追及する。VTR明けにはリポーターのバカにしたような表情。確かにこの議員の言動は大問題だし、不快極まりない。しかし、ここまでくるとやりすぎだ。このような報道の仕方がいいのかどうか、考えてほしい。

  • 批判を浴びた県議が自殺したのではないか、と伝えられている。そもそもこの問題は、自らのブログがきっかけでネットが炎上したことが原因だが、大きく伝えたのは情報番組だった。県議の自宅まで追いかけて半ば強引にインタビューを申込み、厳しく糾弾していた。県議の死は放送が直接の原因ではないと思うが、ネットの話題をテレビの全国で放送する「正義」はどこにあったのか。県議は公金を横領したわけでも、政治的な失敗をしたわけでもない。番組の姿勢に疑問を覚える。

  • 「DJポリス、警視総監賞受賞」について放送していた。本人たちは仕事で交通整理をやっただけなのに、「DJポリス」とどこのメディアでも言う。警察官がDJをしているわけではないのに、「DJポリス」などというふざけた名称は、受賞した警察官を侮辱することにならないのか。

  • 復興庁職員のツィッター投稿に関する報道について、コメンテーターのほぼ全員が「100%職員が悪い」というニュアンスの発言をしていた。確かに、公の立場にある人として投稿内容は好ましくないが、何故このような行動に至ったのかを考える必要があると思う。過剰に行政担当者を追いつめてはいないか。このような経緯に至った背景も報道するべきだ。

  • 調剤薬局に関する特集だった。コメンテーターがコメントしていたが、薬剤師・調剤薬局ひいては医療全般に関する間違った情報を流布しているのではないのか。悪意に感じる内容で、極めて不適切である。医療費の削減というテーマを持って特集を組むのならいざ知らず、憤りしか感じなかった。

  • 「日本の政治は三流」「日本人は政治に興味がない」と言われるが、テレビの責任も大きい。政治家が何をしたかよりも、失言や私生活のスキャンダルを大々的に騒ぎ立て、辞任まで追い込む。しかも、自分たちの思想と合う政治家には甘く、問題発言があっても報道しないが、合わない政治家なら、勝手に悪意にとって報道する。そして「責任をとれ」と迫る。今は選挙が近い。テレビ局には選挙を左右する言葉狩りなど、絶対にやめてほしい。起きてからでは、流布された言葉は取り消せない。

  • ゲストコメンテーターがコメント中にスタッフからメモ書きが差し入れられ、司会者が「○○を言ってほしいみたい」とコメンテーターに発言の内容変更を求めるかのような場面があった。失言であれば謝罪があるはずだが、謝罪がないということはあのメモはいったい何なのか。言論の誘導ではないのか。スタッフからの指示でコメンテーターの発言がその場で変更させられてしまうことが、公平な報道といえるのだろうか。

  • 番組冒頭からオリンピック招致のニュースをやっていたが、招致賛成の意見だけしか報じておらず、招致に反対する意見はないかのようだった。市民の街頭インタビューも、全て招致賛成の意見だけだった。オリンピック招致のお金があるなら、震災復興や原発事故収束や、来るべき震災への防災や、福祉などに使うべきとの意見もあるはずだが、一切触れていなかった。あまりにも偏ったものだ。

  • フリーキャスターと盲目セーラーの海難事故について放送していた。救助費用が税金でまかなわれることについてどう思うか、街で一般の人に「賛成か反対」の意見を求めていたが、遭難したら救助するのは当たり前である。このような放送は、言語道断だ。人に対する配慮がなく、見ていて不快だった。

  • タレントの父親が詐欺容疑の疑いで国際手配された。タレントには全く関係ない事件なのに「○○の父親・国際指名手配」と大々的に報道された。普通なら報道されないようなニュースでも、有名人の父親だから大きく扱われ、誹謗中傷されてタレント生命を失うかもしれない。家族の事件であっても、タレント本人に関係ない場合は、タレント名を出して報道するべきではない。

【番組全般・その他】

  • アイドル女子グループの「選抜総選挙」は、ファンだけが興味のあるものだと思う。わざわざ特番で生中継するのか意味が分からない。日本代表のサッカーなど国民全体で興味のあるものなら分るが、若者だけしか興味のないものを、あたかも「国民の関心事」であるかのように放送することはおかしい。ニュースで舞台裏を報道したり、特番直前SPなどを放送したりするのも、如何なものか。

  • アイドル女子グループの「選抜総選挙」は何種類かの投票方法があるようだが、CDを買って行う場合だと、大量のCDを買い込んでその枚数分を投票する者がいるだろうし、立候補者やその関係者が大量買いすることも可能だろう。ネット投票だと、コンピューター知識にたけた者が投票サイトのソースコードを解析するなどして仕組みを解き明かし、同一立候補者に複数投票してしまうかもしれない。こんなことが本当の「選抜総選挙」と言えるだろうか。

  • 多くの動物バラエティー番組では、動物を見世物のように扱っているものが多い。一方、こちらは自然の生き物の姿をわかりやすい解説で紹介してくれるので、とても良いと思う。以前に比べ、動物番組の枠が減って残念である。もっと動物モノの良質な番組を放送してほしい。

  • 3~4年前に比べると、お笑いと演芸番組が減少しているように感じる。こういうご時世だからこそ、お笑いと演芸番組をもっと放送してほしい。

  • 「スマホ盗撮の実態」として、スマートフォン用のアプリケーションに、シャッター音を消すことが出来るものがあることを紹介していた。これを使った盗撮が広まっているという。盗撮が卑劣な犯罪だと認識しているのであれば、こういう手口があることを不特定多数の視聴者に教唆してはいけない。

  • 女性ADを暴走族から救うのは誰かというドッキリ仕立ての企画で、スタジオの出演者が回答するというものだった。女性ADが暴走族グループに絡まれ出したら、出演者が車の中で携帯電話をいじりだし、110番に電話した。そのときテロップに「事前に警察とは相談の上で撮影しています」と表示されたが、事前に警察に相談していたとしても、公的機関に迷惑がかかるのではないのか。ドッキリ企画そのものが問題ではないのだろうか。

  • 自称霊能力者が出演しているが、霊能力のたぐいを肯定的に扱う番組は放送しないのではなかったのか。番組を見る限り、霊能力を科学的には検証していない。霊能力を肯定しているとしか思えない。批判的な検証をせずに、霊能者のいうことをそのまま放送することに強く反対する。霊や超能力を騙った詐欺に加担しているとしか思えない。教訓を忘れたのだろうか。

  • 「ハッカーVS最強のセキュリティー」という企画でした。ハッカーとクラッカーの違いを伝えないことはもとより、内容が現実的ではありませんでした。ルールは特定の画像ファイルを取得すればハッカーの勝ちというものでした。ハッカーは30分程度で1台目のPCへの侵入に成功しました。この時点で全ての情報は盗まれたことと同義です。ですが、セキュリティー側は、このルールでしか意味の無い対策を行っていました。ハッカーチームはこれを発見できず、制限時間前にギブアップしました。ルール的にはハッカーは負けましたが、現実的に考えれば侵入された時点で全ての情報は盗まれるわけです。このような内容は、個人や企業の情報教育やセキュリティー意識に誤解を与えます。

  • 女子アナの態度に嫌気がさしている。競争率が何千倍という超狭き門から勝ち上がり、晴れて女子アナになる。高給取りで周囲からチヤホヤされる。「自分は偉いのだ」とお姫様気分である。しかし、漢字をよく間違える。バラエティー番組では共演する人気芸能人とともにバカ丸出しをする。ど派手な衣装を着る。女子アナは芸能人ではないのだ。もっと自覚のある行動をとり、本当の意味で視聴者から愛される存在になってほしい。

  • 冒頭のナレーション部分で、中卒や高校中退者を「落ちこぼれ」と一括りに表現し、社会や組織から取り残された落伍者のように表現した。私は家庭の経済事情で中卒だが、格差社会と闘いながら、頑張っているつもりだ。テレビで中卒や高校中退者を「落ちこぼれ」と表現すると、社会の偏見や差別が益々助長されてしまうのではないのか。

  • 「秘境飯」という企画で紹介された店舗は、実際には駅からバスで10分ほどの距離の国道沿いの場所なのに、わざわざ遠い駅から歩き、秘境であるかのように演出している。バスの本数についても店がアナウンスしているバス停とは別の場所を使って1日1本しかバスが通っていないとの演出だ。その他の店舗についても、バス等が通っているにもかかわらず「知らなかった」ということで芸人を歩かせている。あまりにも酷いではないのか。

  • かわいい動物を毎回紹介しているが、動物には命があり、飼うには大きな責任が伴う。ぬいぐるみのような感覚で考えられては困る。動物を飼う場合、世話やしつけ、病気など大変なことがたくさんあるという現実も、また、毎日多数の動物が殺処分されているという現実も伝えるべきだ。安易に動物を飼う人がこれ以上増えないよう、番組制作者も気をつけてほしい。

  • 海女さん特集で「昔の海女さんは上半身裸で漁をしていた」と紹介し、その当時の様子として上半身裸の女性の写真を出していた。昔だからという理由で、女性の裸の写真を公共の電波で流すことは不愉快だ。同じ居間という空間に、男である父といるときにその写真を出され、嫌な気持ちになった。

  • 現在のテレビドラマは、「マンガ原作」が多すぎだ。漫画に依存することが増加している。マンガ原作の場合、書いてある通りに脚色し、演出、演技をすればよいので演技力、創造力、読解力は低下する。さらに人気漫画のドラマ化によって、オリジナル作品や小説・伝記を原作にした作品が駆逐される。マンガ原作が増えたことで脚本家が育たなくなり、テレビ局員の読解力がなくなった。目先の高視聴率、利益、話題のみを追求するのは止めてほしい。

  • 人々が遭遇する可能性のある様々な極限状態を再現ドラマ風に紹介する番組なのだが、描写方法や再現VTRが、あまりにもリアルで過激だ。このような番組を見た人は子どもに限らず、人間不信や過度のストレスなどを感じ、人間関係の悪化に影響があると思う。なぜこのような番組が放送されるのか理解できない。

  • おむつを履かせて、羞恥のなか一日赤ちゃんになってもらおうという企画である。その中で下の処理の話があった。いい年をした大人に、企画とはいえ、おむつを履かせ、体調不良を訴えているのに、小をしているところだけは収録させるよう迫り、それをスタジオで出演者が喜んでいた。不愉快だった。公の電波で流すにはあまりにも不適切だ。

  • 毎日この番組を見ているが、他人の話が終わる寸前に重ねて話す司会者の癖が気になる。お天気コーナーでも気象予報士がいるのに、毎回ことばをかぶせている。聞き苦しいし、気象予報士の方も話しにくいと思う。ずっと話し続ける司会者は疲れる。間を取らないし、台本や、フロアの合図ばかり見ていることがわかりすぎて、嫌になる。

  • 「○○イジリ旅」という内容が放送された。ちょっと騒がしく旅をするという微笑ましい場面を想像していたが、内容はイジリではなく、イジメそのものだった。バナナボートのくだりはひどかった。言語道断で、命に関わることだ。タレントはイジられることに慣れているのだろうが、あの仕打ちはどんな人間でも精神的苦痛を伴う。精神的苦痛を相手に味あわせるようなことをした時点で、イジメは成立する。スタッフや出演者は「笑いが分かってない」と反論するだろうが、視聴者が分かる笑いを届けるのがバラエティー番組であろう。自己満足の笑いに視聴者を付き合わせないでほしい。

  • 物まねタレントが子役の女の子の物まねをしていた。本人が絶対言わないような言動を誇張して物まねするという、不快極まりないものでした。それを見て爆笑しているレギュラー出演者、調子にのって次々に悪意ある物まねを連発する芸人。問題は物まねされている対象者が子供だということです。いい大人が寄ってたかって小さな子供を食いものにしていることに、日本のテレビ番組もここまで落ちたのかと、情けない気持ちになりました。視聴率のためなら子供を犠牲にしても構わないという下劣な番組は放送するべきではない。

  • 人気グループが再結成するという話題を取り上げた際、渋谷のスクランブル交差点から中継していた。5時半の中継は「7時半過ぎから渋谷駅周辺のどこかで号外が出る」というものだった。W杯予選では危険を回避するため警察が警備にあたったように、駅周辺は混乱が起きがちな地域だ。それにもかかわらず「号外が出る」とインフォメーションすることは、危険や混乱を招くおそれがある。しかもスタジオでは、「このあと渋谷は盛り上がりそうですね」と煽っていた。テレビは混乱を避けるよう、伝えるべきではないのか。

【ラジオ】

  • プロ野球の「統一球問題」を取り上げていたが、証拠や根拠もないだろうに、裏である人物が変更を指示したとの一方的な推測を展開していた。個人的な話題や週刊誌ならいざ知らず、証拠や根拠がどこにあって、悪者扱いしているのか。そんな根も葉もない根拠をもとに、誹謗中傷する放送があってよいものか。

  • 不適切な内容があった。番組のツイッターアカウントのフォロワー数が1000を超えたら、番組の女性アシスタントの水着写真を公開するという話をしていた。アシスタントの女性は躊躇していたが、番組司会の男性ミュージシャンに説得され、最終的には了解した。この番組内容は、女性の尊厳を損ねるものであり、また、パワー・ハラスメントやセクシャル・ハラスメントを許容し、誘発しかねないものだと考える。司会の男性ミュージシャンが中高生にも人気のバンドのメンバーであることから、青少年への悪影響も懸念される。

【CM】

  • サプリメントや化粧品のCMが多いが、化粧品に関していうと、使用後の画面が急に明るくなって、いかにも効果があるような演出をしている。これは一種の詐欺的な宣伝方法ではないのか。

  • 携帯やスマートフォン、SNSのCMが不快だ。恋愛ゲームが多く、そうしたゲームに若者がはまって、ひいては日本の少子化につながっているのではないのか。

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • バラエティー番組の企画で、タレントが何度も落とし穴に落とされて憤慨していた。実際には"前もっての打ち合わせ"があったのかもしれない。しかし素人の私には、度を越えたいたずらにしか見えず後味が悪かった。子ども達への影響も気になる。

  • バラエティー番組で、複数のタレントがひとりをいじるという企画があった。しかし"いじり"というよりは、放送という公の場を借りての"いじめ"でしかなかった。青少年が見る可能性もある時間帯の放送だった。いじめを助長するような内容は放送するべきではない。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜帯のアニメであり視聴者層は限られているが、未成年者の性交の描写があった。アニメとはいえ、地上波でのこうした描写は控えるべきではないか。性交描写を含めたものは、18歳未満禁止の別媒体で販売するなどの方法がある。

  • 子ども向けアニメの途中で、性的シーンを含む大人向けのドラマの番宣CMが放送された。当家では子どもが毎週このアニメを見ている。今回のようなCMを、休日の午前中、さらにアニメ番組に組み込む放送局の倫理観には、親として対処できない。非常識だ。

  • 情報番組の中の新聞記事を抜粋して紹介するというコーナーで、コメンテーターが下ネタを連呼していた。司会者が発言を制止しようとしていたが、スタジオのスタッフの笑い声などで逆に助長するかのような状況となり、番組終了まで発言を止めることはなく、気分を害する内容だった。夕方の子どもが見る時間帯のテレビ番組にしては、限りなくひどい内容だった。

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • 最近、子どもが出来てテレビの見方が変わり、異常だと感じたことがある。「人が殺されるシーン」を放送するドラマは不快だ。それも、再放送も含めれば朝から晩まで人が殺され続けている。せめて子どもが起きている時間には、このような放送は控えるべきではないか。人格形成の大事な時期に悪影響がでないか、とても心配だ。

【報道・情報に関する意見】

  • 男子高校生が同級生を刺して逃走した後逮捕された事件で、加害者の少年の映像を流していたが、少年の風体やバッグの柄などが確認できるほど鮮明だった。たぶん、同じ学校や地域の人が見たら誰なのかがわかると思う。逮捕されたのは16歳の少年で、少年法はプライバシーの保護を求めている。こうした映像はインターネットにアップされ、いつまでも記録が残る可能性があり、少年の更生の妨げになる。今回のような少年の映像は、使うべきではない。

【要望・提言】

  • 相変わらずアニメの表現に対しての批判的な意見が多いが、自分が嫌い、苦手だからといって、なんでも「規制しろ!」と言うのは違うのではないか。むしろ、保護者が殺人や暴力はいけないことだと子どもに教えるべきではないのか。深夜に放送しているものに関しては、そもそもターゲットとしている年齢層が違うし、小さい子どもが見ようと思えば録画することになるのだから、保護者が対応するべきだ。なんでもかんでも批判するのではなく、もう少し自分たちで対処することも必要だと思う。

  • BSの番組は民放でも質が高いものが多い。各局で放送している世界を旅する番組などは、子ども達に見せるべき番組だ。地上波でも皆で楽しめる番組もある。テレビ局は目先の利益や高視聴率、話題作りではなく、質の高い・良い番組を放送してほしい。

2013年5月に視聴者から寄せられた意見

2013年5月に視聴者から寄せられた意見

慰安婦発言に対し、賛否両論とも様々な意見を紹介するべきだといった声や
バラエティー番組のドッキリ企画に対して、子どもたちの「いじめ」につながるとの批判意見など。

2013年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,279件で、先月と比較して8件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69、電話27%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性68%、女性29%、不明3%で、世代別では30歳代29%、40歳代28%、20歳代15%、50歳代15%、60歳以上10%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は428件【35局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

5月の視聴者意見は1,279件と先月より8件増えた。
ロシア・中東を歴訪した安倍総理のトップセールスが耳目を集めたが、相変わらずアベノミクスに対して様々な意見が寄せられた。
憲法96条の先行改正など、憲法改正論議がかまびすしいが、反対意見だけではなく、賛成意見も紹介するべきだといった意見も寄せられた。
慰安婦発言に対し、波紋が国内外でひろく広がったが、これについても賛否両論、様々な意見を紹介するべきだといった声が寄せられた。
バラエティー番組のドッキリ企画に対して、子どもたちに「いじめ」の格好のネタを提供するものだといった批判が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は14件、CMについては80件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は113件で、前月より7件減少した。
今月は「いじめ・虐待に関する意見」が21件、次いで「性的表現に関する意見」が14件、「低俗、モラルに反する意見」と「暴力・殺人・残虐シーンに関する意見」が13件と続いた。
「いじめ・虐待に関する意見」では、バラエティー番組での芸能人への"ドッキリ企画"について、長期間にわたってしつこく行う嫌がらせがいじめに繋がるのではないか、との意見が寄せられている。
「暴力・殺人・残虐シーンに関する意見」ではアニメの殺人・残虐シーンに関する意見があり、特に休日の午前中に放送している番組について、内容がグロテスクだとの意見が複数あった。
また、ホラー映画のCMについて、突然目にするので子どもが怖がってしまう、との意見が多数寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 閣僚の靖国神社参拝問題について、コメンテーターの殆どが参拝反対の観点からコメントを述べており、参拝賛成からの意見が全く示されなかった。国連の核不使用共同声明に日本が賛成しなかったことに関しても、コメンテーターが日本政府の姿勢を批判していた。一方的過ぎるのではないのか。

  • 大学の教授が「円安で損をしている人たちの話をあえて取り上げて不安感を煽る報道は問題」と発言した。これは多くの国民が思っていることだ。「円安は日本に有利だ」と海外では報道している。日本のテレビは円安のデメリットばかり強調する。円高放置で日本を苦しめた民主党の経済政策は非難せず、対策を講じた安倍政権に対しては、「これは失敗するだろう」「効果がでない」などマイナス報道が先行している。夏の選挙へ向けての誘導報道のように思う。

  • 円安になり始めた頃、マスコミはこぞって「アベノミクスで暮らしが大変になる」「円安でガソリンの値上がりが起きている」と騒いでいた。しかし、ここしばらくのガソリン価格を見ていると、円安傾向にもかかわらず、価格が安くなっている。この理由をマスコミはきちんと説明する義務がある。経済の知識がないにもかかわらず、適当なことを言っていただけだろうか。経済は為替だけでなりたっているとでも思い込んでいるのだろうか。

  • 「小田原の学校荒らし事件」のニュースで、コメンテーターの一人が「カッコいい」「ロックを感じる」「尾崎豊みたいでカッコいい」と、中学生の破壊行為を称賛するような発言をした。これでは英雄扱いだ。小田原市では学校荒らしが頻発し、まだ検挙されていない事件もある。子ども達がそんな発言を聞いたら、大人が破壊行為を理解してくれたと誤解してしまう。学校を破壊する行為はあってはならないし、称賛すべきではない。

  • テレビの報道は脱原発、反原発一色です。国民の世論が割れていることや経済を無視して、脱原発・反原発を正義のように謳っています。しかし、少し前までは「原子力は安全でクリーンなエネルギー」というテレビCMをやっていました。無責任にCMを流し、そこから莫大な料金を取っていたテレビ局が、反省もなしに「脱原発、反原発は正義」というのは厚顔無恥です。もし政治を責めるのなら、テレビ局は自分たちも責めるべきです。

  • 憲法改正が悪だと取れる一方的な報道姿勢に呆れている。護憲派ばかりのコメンテーターを座らせ、憲法改正の反対のインタビューばかり集めている。このような議論の時は改憲派の意見も求めないといけない。改憲派のインタビューも流さないといけない。報道とは、中立であり、どちらかに偏った意見ばかり伝えるものではない。両方の意見をぶつけ合い、議論してほしい。

  • 憲法問題を伝えるニュースで、国会の議決で草案の提出が認められ、簡単に憲法改正ができるかのような話が取り上げられています。しかし本来国会で議決されたあとに、国民投票があることを伝えないことは、護憲派のイメージ操作に加担しているようにも感じます。憲法問題を取り使う際には、改正に必要な手続きを視聴者に丁寧に説明しなければ、公平で正しいニュースにはならないのではないでしょうか。

  • 従軍慰安婦の問題についての報道があったが、放送局は中立の立場で放送すべきなのに、批判の意見ばかり放送していた。現在はあってはならないが、過去の歴史のなかで各国の軍隊がそういうことを行っていたかも知れない。日本のメディアならば、日本だけがなぜ批判されるのか、検証してほしい。

  • 政治家の発言が問題になることが多いが、質問の部分をカットして、発言の一部のみをクローズアップして放送するから問題になる。今回の日本維新の会共同代表の発言も、質問と前置きした部分がカットされたために、多くの誤解が生じたようだ。今後は質問と答えをカットせず放送してほしい。悪意を持った意図的な編集は、国際問題をも引き起こす恐れがある。

  • 内閣官房参与の訪朝のコーナーで、「独占舞台裏」という特集をしていましたが、内容に具体的なものは一切なく、情報もこれまで報じられていることでした。たとえば司会者は「電撃訪朝に至る人脈がわかってきました。独占取材です」といって、独占を強調したものの、登場したのはレギュラーコメンテーターでした。「独占」や「舞台裏」という言葉を使うならそれなりに、当事者に取材するとか、具体的なことがあってしかるべきです。

  • 憲法96条を先行して改正することについて、反対意見の特集をしていたが、最後にゲストが「憲法改正の要件を3分の2から2分の1にすることが、他の法律より下(簡単)になる」と説明していた。憲法96条の改正については、「発議」だけで憲法改正が成立するのもではないにもかかわらず、「すばらしいご意見を伺いました」と言って締めていた。このような場合、キャスターが補足説明をしないことは、番組としていかがなものなのか。正確な情報ではなく、公正・中立な番組とは言えない。96条の改正については、他番組でも紛らわしい情報が多く、テレビ報道の偏りを感じている。今後の放送で同じようなことが起こらないようにしてほしい。

  • 政治関係の事柄を報道するときに、賛成と反対の意見を平等な比率で扱っていないが、如何なものか。調査結果がどうであれ、インタビューなどの意見は平等に扱うべきだ。また、発言などの一部内容を執拗以上に繰り返したり、文字スーパーで強調することも、誘導や扇動に思える。

  • 昨年から「振り込め詐欺」の被害が増加している。警察などが注意を呼び掛けているが、民放局は振り込め詐欺の「撲滅CM」をもっと流してほしい。以前あるドラマで振り込め詐欺の対策を流していたが、大いに参考になったので、また放送してほしい。

  • 子どもを連れた女性が、元夫に路上で刺されたというニュースで、女性が刺されて流れた血が路面に広がっている様子が映された。何ヵ所も映し、リポーターが垂れた血の跡を追っていたが、そこまでやる必要はない。この番組に限らず、生々しい血の現場を平気で映すことがあるが、報道の本質とは関係ない。子どもには見せたくない場面だ。実際の血の場面を映さないことは、視聴者にとってもまた被害に遭われた方への配慮としても必要かと思う。

  • 女性が元夫に刺された事件について、パネルを用いて詳しく伝えていた。この元夫は暴力を振るういわゆる「DV夫」で、女性はシェルターを利用し、子どもにも偽名を使わせるほどの生活を送っていたようだ。番組では、元夫が女性の居場所を突き止めた方法として「探偵を雇って調べさせる」などの例を挙げていたが、これでは「相手の居場所を突き止める方法」を教えているようなものだ。シェルターに入ってからの生活についても実に詳しく伝えており、「こんなに詳しく報道されたら、安心してシェルターにいられない」と感じた。事実を報道しなければならないのは理解できるが、あまりにもDV被害者への配慮に欠ける内容だ。

  • 福島のテレビ局はつまらない。以前からバラエティー番組に及び腰だったが、カラオケ番組など少しはバラエティーと呼べる番組はあった。しかし、震災後はバラエティーを作る気がないようで、福島のどの局も真面目なドキュメンタリーが増えた。それはそれで重要だと思うが、テンションが下がる。全国の人に震災を忘れてほしくないという制作側の思いと、震災を忘れたこともなく、常に震災をテレビでも見させられる福島県民。この不一致が歯がゆく、気分が落ちる。「もっと、県民が笑える番組も作ってください!」と福島のテレビ局に伝えてほしい。

【番組全般・その他】

  • GWが終わり通常に戻った。GWに限らず、夏休みや年末年始は、帰省やレジャーの話題ばかり取り上げている。しかしそうした時期にも、働かなくてはいけない人や、就職活動に明け暮れる人たちもいる。放送はそうした人たちの存在を忘れるべきではない。

  • 各局で番組改編期等に放送されている大家族物の番組にはウンザリする。下劣な言葉遣いを駆使する子どもや、幼少の頃で感性が止まっていそうな人の夫婦喧嘩を見て、なにが楽しいのだろうか。最近は放送枠を拡大し、子どもを育てる気もない親の家庭を、古きよき日本の風景などと伝えているが、うっとうしく感じる。

  • アラフォー女だけをターゲットにした嫌がらせのような番組だった。人の価値に値段をつける、とても横暴で世間の偏見を助長する内容だった。こうやって一方的にカテゴライズして笑い者にするから、今の社会の「いじめ」がなくならない。アラフォー女はテレビの視聴率のために笑いながら遊ばれる玩具ではない。

  • 最近のモノマネ芸人は、本人が困惑していても、似ているからという理由でどんどん出てきている。また本人が言ったことのないことも言ったかのようにすることは、もはやモノマネとは言えないのではないか。本人の迷惑も考えず、最近人気があるからといって、番組に呼んだりすることは、やめるべきではないか。

  • あるタレントにドッキリを仕掛けていた。実は本人も事前に内容を知っていたのかも知れないが、靴に水を入れておき、履くと足が濡れるという内容で、スタジオのタレントたちのリアクションを見て笑うという低俗極まりない番組だった。一般社会で言えば「いじめ」そのものだ。このような番組を放送していいのか。

  • いじめでの自殺のニュースが増加しているなか、ドラマなどで「いじめ」を題材にした番組がよく見受けられる。次第に過激なものになっていき、自殺のシーンもあるドラマも少なくはない。「いじめをなくす」ということが世間でいわれる中、頻繁にいじめを題材にしたものをドラマ化させることはいかがなものか。

  • 回転寿司で、自分の食べた皿を隣の人の食べた皿の上に、隣の人がわかるように置いて、その人がどんな反応をするかを見ていた。皿を突っ返す人、そのまま他人の皿を受け入れて代金を払おうとする人などが放送されていた。その光景を出演者の芸能人が笑いながら見ていた。中には激怒してトラブルになったことも予想できるが、そのような映像はなかった。気の弱い人につけ込む、卑劣な行為を助長する内容だった。

  • アメリカで実際に起った殺人事件をもとに事件を解決する過程を追っていく内容だった。出演者が殺人の方法などを推理するコーナーがあるのだが、回答者はバラエティー番組のように笑いながら答えていた。実際に人が亡くなっているのに、クイズのような構成になっていて、人の命をどう考えているのかと、気分が悪くなった。殺人事件を笑いながら放送するということについて、根本的に考え直していただきたい。

  • 最近の民放の番組は、お笑い芸人を使ったバラエティー番組ばかりが多く、面白い番組がない。そのため、韓国の番組を見る機会が多くなっている。コストを安くするためと推測するが、放送局としての使命感がうかがえない。

  • 情報番組とバラエティーでの「ワイプ」が邪魔だ。「出演者の表情」を何故見せられなくてはならないのか。旅番組では綺麗な映像がワイプで邪魔をされることがよくある。テレビの情報は「映像」と「音声」だ。「映像」に邪魔なワイプが入り込むことは、視聴者に完全な情報を届けていないことになる。映像に無関係のタレントや司会者が映り込む理由は何なのか。出演者が映像を見ている顔も必要な情報だとでも言うのだろうか。制作者はどれだけ勘違いをしているのだろうか。

  • アナウンサーやナレーターの単語のアクセントが平板というか語尾上げに近い感じになっていることに疑問を感じる。言葉は生き物なので発音が変化することは仕方ないと思うが、最近のなんでも平板に発音する風潮には違和感を覚える。英語のアクセント通りに発音するほうが、英語が苦手な日本人にとっても合理的だ。

  • スポーツコーナーで始球式の放送があった。子役タレントが出ていたが、字幕で名前とスリーサイズが出ていた。まだ小学生のスリーサイズを、あえて流す必要がどこにあるのか。デリカシーのない放送に疑問を覚えた。報道に携わる人たちはもう少し考えてほしい。

  • この番組ほど、個人のプライバシーを考えていないものはない。確かに、番組スタッフと“ビッグダディ”と称される男はいいかもしれないが、その家族はずっと振り回され続けている。最近では元妻がマスコミに取り上げられ、写真を披露する始末だ。さらには、曝露本まで出版されるという。家族の人の今後10年、20年の人生を考えると、誹謗中傷やイジメを受ける危険があるのではないのか。

  • 偶然見てしまったが、あまりに卑猥な内容に驚いた。スポーツ新聞のいやらしい記事やAVの話を生々しく紹介していたのだ。出演者も、夕方のテレビ番組とは思えないほど卑猥な言葉を吐いていた。こんな番組を放送しても良いのか。

  • どこの局も、サスペンスや推理作家ドラマ等が活況のようだが、日に何回、殺人事件のドラマが放送されているのだろうか。「人を殺す」「殺人」ということがテレビを通してあまりにも簡単に放送されている現状を憂えている。人殺し事件を取り扱う番組を、どの放送局も減らしていくということに向かわなければならない。殺人事件をドラマにするよりも、人間の生命の尊厳という題材を探し、番組にしてほしい。

  • 女性芸能人や政治家、中には長年の不妊治療の末にやっと念願の子を授かった方が、誇らしげにテレビに出ている。さぞかし嬉しいのだろうが、高額な治療費が払えず、子を諦めざるを得なかった者もいる。女性芸能人にも、出産ギリギリまで大きなお腹を抱えてテレビに出演している人がいるが、ずっと不妊治療をしている方、子供を授からなかった者がどんな気持ちで見ているのか、分かっているのだろうか。少しは人の気持ちも考えてほしい。

  • 番組へのツイッター募集は本当に必要なのか。見ていると、思いつきや的外れ、くだらないものが多い。もっと内容を吟味して載せてほしい。リモコンで消せるので、最近はすぐ画面を消す。ついでにワイプの芸能人のくだらないリアクションも消せるようにならないだろうか。

  • 以前から気になっていたのだが、アニメやドラマの方言の扱いがひどい。変なアクセントや、イントネーションなど、関西弁を知らない人(子ども等)に間違った印象を植えつけてしまっているのではないか。関西人をバカにしているのではないかと思うことも度々ある。制作側の無知と怠慢ではないのか。他の方言も似たようなものだと思う。

  • 30歳代前半の女性に向けて「子供が欲しいなら人生設計をしなさい」「35歳が女性のタイムリミット」と言っていた。妊娠をしない人は甘えているかのような言い方だった。「晩婚化は恐ろしい」と30歳代の人に向け「35歳までに」などと言っていたが、当然35歳以上の人もテレビを見る。テレビを見て傷つき、泣いたのは初めてだ。人は衰えていく。色々な事情の人がテレビを見ていることを忘れないでほしい。

  • 改編期ではないのにもかかわらず、レギュラー番組の拡大版が目立つ。経費削減が目的なのだろうか。またある局は、ほぼ毎週のように合体スペシャルを放送しているが、録画予約をするときに、大変困る。放送局側に改善をお願いしたい。

  • 「日本観光中」」というテロップが書かれていた人物は、日本でタレント活動をしている。彼は日本語も上手だが、番組の中では笑っているだけで、言葉を発することはなかった。しかし彼を知っている人には、観光客という紹介は明らかな嘘ということが分かる。知らない人には、観光客に見えてしまう演出だった。どこからどこまでが嘘で、どれが本当のことなのか。バラエティー番組とはいえ、ドキュメントタッチの企画だったため、視聴者が混乱する嘘を混ぜ込むことは止めてほしい。

  • ゴールデンタイムに見ることが出来るアニメが少ない。ほぼ毎日放送しているのは1局のみだ。芸人やタレントがからかわれたりするような番組を子どもたちに見せるよりも、アニメを見せた方が良いと思う。私は地方に住んでいるのだが、子どもに見せる気が起きない番組ばかり放送している。視聴率や制作費などを考えると、バラエティー番組のほうが番組を作る側としては良いのかもしれないが、ゴールデンタイムにテレビを見ている人は大人だけではないということも分ってもらいたい。

  • 某都市銀行の協力で、現金の在りかや金庫の開け方、コンビニのATMに入っている金額や店舗のATMに貯蓄されている金額を放送していた。防犯を意識せずに、銀行強盗に「どうぞ我が銀行を狙って下さい」と言わんばかりの内容で、あそこまで放送して良いものなのかと思った。

  • ランニングマシンを使う場面で、あまり経験のない他のメンバーのスピードをどんどん上げて行き、「大丈夫~、まだいける~」と楽しそうにしていた。やられた方はとても速いスピードで苦しそうに走っており、「スピードを下げて」と懇願していた。一歩間違えば大怪我をする。子どもたちにも人気あるグループの番組なので、録画で見ている子も多いのではないのか。いじめのようにも見える行為を面白おかしく放送するスタッフは感覚が鈍いのではないのか。

【ラジオ】

  • 知人を車に乗せた際、ある番組を聞きたいと言うのでラジオをつけた。すると、県内のFM局のパーソナリティーを罵倒する旨の発言をしていた。以前この番組を聞いた時も、麺類を大きな音を立てて食べたり、放送禁止用語を口に出したりと、聞くに堪えなかった。このような放送局がある事自体、県民として恥ずかしい。

  • ラジオの生放送中にレイヴという、突然の体を張った無茶ぶりがあった。この手のものは、最初は軽いイタズラで笑えるものが多かったのだが、放送回数を重ねるごとに内容が過激になり、聞いていられなくなった。いつか司会に支障が出るほどの大きな怪我や事故につながるのではないかと、ひやひやして聞いている。なにが面白いのかまったくわからない。

【CM】

  • ホラー映画のCMを何か分らずに見てしまい、突然アップで不気味な女性の顔が映り、心臓が凍った。番組ならばチャンネルを避ければいいが、CMだといつ目にはいるか分らず、CMに入るたびにびくびくしている。ホラー映画のCMはやめてほしい。

  • 国民保護サイレンの音に極めて似ている音を使っているCMがある。北朝鮮の攻撃予告もあって、初めて聞いたときは驚いた。しかしそのCMの放送回数が多いので、最近では国民保護サイレンに慣れてしまった。国民保護サイレンは、注目を集め、不安と緊張感を刺激するように制作されていると思うが、CMに応用することは、モラルがない

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • タレントに対して行なっていた"ドッキリ"と称した、しつこい嫌がらせ行為を見た。大変不快で、ドッキリさせるというよりも個人に対する嫌がらせ行為だと感じた。他人を"いじる"という行為と嫌がらせは、紙一重なのではないのか。こういった行為からエスカレートして始まる、苛烈なイジメや暴力が存在することを覚えておくべきだ。

【暴力・殺人・残虐行為に関する意見】

  • 休日の午前中に放送されるアニメということで、小学生の子どもが見ていたが、内容があまりにグロテスクなものなので驚いた。大人でも目を背けたくなる映像だった。その時間帯に放送するアニメとしては、相応しくない。

  • 残酷描写がひどい。たとえ深夜であっても、それをアニメで克明に見せることは、あまりにもひどすぎはしないか。見ている若い人の感想の多くが「すげえ」と「やばい」しかない。これは、人の死を軽んじる結果に繋がらないだろうか。こんなものにカタルシスを感じているような、まだ精神の幼い子どもに見せるべきものではない。

【要望・提言】

  • 最近「○ヵ月で○kgダイエットに成功した」等、若者の痩せ願望を煽る番組が多く、どうかと思う。どの番組も「痩せている人は美しい」という内容ばかりで、私の高校生の娘が最近テレビの真似をして「周りの皆もこうしている」と無理なダイエットをして体を壊した。痩せ願望を煽る番組だけではなく、外見にコンプレックスを持つ人が整形するといった内容も見ていて不愉快である。コンプレックスを見せ物にする番組よりも、もっと個人の良さを尊重する番組作りを行ってほしい。

  • 最近、ゴールデンタイムに見ることが出来るアニメが少ない。ほぼ毎日放送しているのは1局のみ、しかも地方では見ることができない放送局で放映している。芸人やタレントがからかわれたりするような番組を子ども達に見せるよりも、アニメを見せた方が良いと思う。子どもに見せる気が起きない番組ばかり放送している曜日もある。視聴率や制作費などを考えるとバラエティー番組の方が番組を作る側としては良いのかもしれないが、ゴールデンタイムにテレビを見ている人は大人だけではないということもわかってもらいたい。

【CMに関する意見】

  • ホラー映画等のCMは、子ども向け番組のすぐ後や朝の情報番組等、子どもが目にしてしまう時間帯に放送することを避けてもらうことはできないのか。スポンサーの関係等があることは承知しているが、幼稚園児の子どもが泣き出してしまった。それからは、いつそのCMが入っても良いように、リモコンを片手に家事をしたり、なるべくテレビをつけないようにしている。せめて時間帯を限定してもらいたい。

2013年4月に視聴者から寄せられた意見

2013年4月に視聴者から寄せられた意見

淡路島での地震で、電話取材が配慮に欠ける、ニュースの扱いが小さいなどの批判意見。ボストンのテロで、爆弾の造り方の詳細報道に疑問の声。ドラマでは設定が性的に過激すぎるといった声も寄せられた。

2013年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,271件で、先月と比較して30件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話23%、FAX3%、手紙ほか2%。
男女別は男性66%、女性31%、不明3%で、世代別では30歳代30%、40歳代26%、20歳代17%、50歳代17%、60歳以上8%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は523件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

4月の視聴者意見は1,271件と先月より30件増えた。
北朝鮮の挑発的行動が連日起き、朝鮮半島をめぐる地政学的リスクがかってないほど高まったが、その伝え方に関して、様々な意見が寄せられた。
黒田日銀総裁の「異次元」金融緩和策が発表されたが、安易にアベノミクスという言葉を使うべきではないといった声が寄せられた。
地震が淡路をはじめ全国で多発したが、配慮に欠ける電話取材など、報道のあり方ついて批判があった。
ボストンで爆発テロがあったが、爆弾の造り方を詳細に紹介する報道の姿勢に、疑問の声が多く上がった。
バラエティー番組では、食べ物を無駄に使った番組に対して、如何なものかといった批判のメールが多数寄せられ、ドラマでは設定が性的に過激すぎるといった声も寄せられた。
ラジオに関する意見は26件、CMについては58件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は120件で、前月より16件増加した。
今月は「性的表現に関する意見」が23件、次いで「低俗、モラルに反する意見」が21件、「いじめ・虐待に関する意見」が19件と続いた。
「性的表現に関する意見」では、ゴールデンタイムのバラエティー番組で"不倫"や"性生活"について取り上げることや、22時台のドラマの内容だけでなく、その番宣スポットについても、子どもの視聴に考慮して欲しいとの意見が寄せられている。
また、報道・情報番組において暴風雪で父親を亡くした少女へのインタビューを放送したことや、子役の使い方への意見が複数寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 北朝鮮のミサイル関連のニュースだが、日本政府が迎撃ミサイルを設置したり、警戒している状況なのに、韓国旅行は安全と受け取れる放送をしている。むやみに不安感をあおる必要はないが、不測の事態が起こる可能性があるのに、安全と感じさせる放送に違和感を覚えた。北朝鮮と緊張状態にある今はリスクがあり、安全と受け取れる放送は控えてほしい。

  • 「北朝鮮ミサイル発射」に備えて、防衛省に配備された迎撃システム「PAC3」の映像が生中継された。日本の国防にかかわる映像を安易に放送していいのか。朝霞・習志野などに配備されているとの発言もあり、映像も含めて、日本の国防情報は放送するべきではない。

  • 「アベノミクスがこんなところに影響」と、市役所の停電騒動を取り上げ、「アベノミクスのせいで銅価格が上昇し、泥棒が銅線を盗もうと切断したため、停電した」と報じていた。どう考えても悪いのは泥棒なのに、なぜ安倍首相のせいにするのだろうか。銅線の盗難は何年も前から世界各地で発生している。そのことに触れないと公正な報道とはいえない。何でもかんでも現政権の政策を悪い方へつなげたいという意図があるとしか思えない。

  • 「アベノミクス」という言葉を多用しているが、高齢者にはよくわからない。日本語の意味も表記するべきだ。何でも「アベノミクス」で片づけられると、ごまかされているような気がする。

  • ニュース番組が、アベノミクスで景気が回復しているとして、富裕層がデパートで高級品を買いあさったり、マンションが売れ切れたり、豪華な旅行の計画をしていると特集している。これらの人は、最近の株高で儲けた人が多いなどとして、株への投資を煽る報道まである。一部の富裕層は確かに、消費を増やしているのかも知れない。しかし、そんなニュースを毎日見せられたら、年金生活で細々と暮らしているお年寄りや、ワーキングプアの人はどのように感じるだろうか。マスコミは、景気が悪いといえば景気の悪い特集ばかり報道し、景気が回復すると景気の良い話ばかりを特集する。しかし報道の本当の役割はそれらの「流れ」から取り残された、声なき声を拾うことにあるはずだ。

  • 大きな地震があり、役場に電話をかけて状況を確認していた。相手が対応で大変な時間帯であるにもかかわらず、アナウンサーが色々と質問をしていた。忙しい現場のことを考えて、端的に質問をするべきだ。

  • 早朝、大きな地震があったが、相変わらず配慮に欠けたマスコミの報道が目立った。地震直後の役場や事業所への無神経な電話取材。事務所には電話が鳴り響き、情報をまとめている最中だというのに「状況はいかがですか」「被害の連絡は入っていますか」など、無神経にも程がある。取材やコメントは一段落してからでもいいのではないか。落ち着いた行動を呼びかけるとか、現地放送局とのやりとりで進めるなど、優先させることはいくらでもあるだろう。

  • ゴルフ中継を見ていた。この日の5時33分に淡路島を震源とする震度6弱の地震が起きて、岡山は震度3、香川県は震度5の地震が起きていたのに、途中少しの臨時ニュースをはさんだだけで、ゴルフを延々と流し続けた。岡山・香川でも地震の影響を受けているのに、地元の局は、途中でも切り替えて地震情報を放送してほしかった。ずっとゴルフを流しているということは、どういう神経をしているのか。被害は少なかったから良かったようなものの、これからも緊急の事態が起こった時でも、ゴルフ中継を優先するのか。

  • 淡路島の地震の時、最新の情報がほしくてテレビ局をいろいろ見比べた。特別番組を放送する局、下側に字幕が出続けている局など、対応は様々だった。しかしある局は、「ゴルフ中継」をのんきに放送し続けていた。地震・津波発生時における報道の重要性というものをまったく無視した対応で、放送局として如何なものか。

  • 阪神・淡路大震災で多くのマスコミがヘリを飛ばし、その爆音で家屋の下で助けを求める人の声がかき消されてしまったことは有名な話だが、それ以降、報道姿勢は何ら変わっていない。被災地や被災者を見世物にし、BGMつきで「お涙頂戴物語」に仕立て上げる。確かに「震災を語り継ぐ」ことは大事だ。しかし、被災地が望んでいることは、あんな残し方ではない。このような報道しかできないのなら、むしろやらないでほしい。書籍があるし、語り部だっている。視聴率のネタにしか考えていないのだろうか。視聴者から寄せられた多くの意見を、もっとマスコミは真摯に受け止めるべきではないのか。

  • 三宅島で震度5強の地震があったことを受け、番組のなかで三宅島の群発地震を取り上げた。気象庁も解説者も「火山活動とは関係ない」と言っているにもかかわらず、三宅島からの中継でも、それとなく火山活動と関連づけようしていた。司会者は常に冷静に対応すべきなのに、率先して島民や視聴者の不安を暗に煽っていた。

  • ボストン・マラソン同時爆発事件だが、相も変わらず興味本位の報道である。圧力鍋を使った爆弾の作り方など詳細に報道する必要はないのに、専門家まで呼んで解説する始末だった。爆弾の作り方はインターネットで分かることかも知れないが、あれでは世の中の人たちにいらない知恵をつけるようなものではないか。亡くなった人の生前のプライバシーを暴きたて、お涙頂戴にしていることも相変わらずだ。

  • ボストン・マラソン同時爆発事件のニュースで爆弾の作り方を解説する番組が多いことに驚く。中には参考となるサイトのURLが分かる状態で放送した上に、丁寧に解説までつける始末だった。以前、硫化水素自殺の件で作り方などを放送し、それを真似して硫化水素による自殺が激増したことを忘れたのだろうか。空き巣の手口を放送し、空き巣が増えたことを忘れたのだろうか。模倣されるかも知れないと、報道各社で論議していないのだろうか。

  • 関東地方の強風を取り上げたニュースで、子ども達にインタビューをしていたのだが、今にも転びそうで見ていられなかった。インタビューをする前に、子ども達を安全な場所に避難させることが、大人の常識ではなかろうか。この番組に限ったことではなく、強風等で避難勧告の出ている地域から中継したりすることは、住民たちの意識を逆に低くしてしまう要因にもなりかねない。

  • 北海道の吹雪が原因で、親が子を抱き寒さを凌いで子どもだけが生き残った事故があった。各局が群がるように、生き延びた子にズケズケとインタビューをしている。あれは如何なものか。亡くなってからそんなに時間も経っていないのに、どうして、そっとしてあげられないのか。どうして子どもの心を踏みにじる行為をするのか。大体の子どもは親の死に関して、受け止めることは出来ない。

  • ニュース番組などでは、インタビュー映像を加工したり、文章を繋げたりして、放送している。放送に携わる方々は「報道の自由、視聴者に分かり易くするため」と言うかもしれないが、インタビューを「加工された人」の「言論」は軽んじていいのだろうか。

  • 番組中に愛知・稲沢市立てこもり事件を生LIVEで放送し、警察が考えているだろう作戦を生放送でペラペラと喋っていた。スマホを持っているかも知れない犯人に、それをリアルタイムで知らせることはどうかと思う。

  • 靖国神社参拝について報道していた。この件についての報道姿勢に憤りを感じる。コメンテーターが「北朝鮮問題で中国、韓国と協力すべき問題があるときにこんなことをやるなんて。中国、韓国とのFTAを控えた重要な時期なのに」と発言していたが、靖国参拝を否定する一方的な報道だ。そもそも世界の例を見ても英霊に参拝することは自然なことだ。隣国側の方が挑発的な行為を行っていると思う。

【番組全般・その他】

  • 整形依存症の女性を取り上げていたが、手術の様子やグロテスクな外観、その精神性、全てが気持ち悪かった。美容整形医にも疑問を感じた。精神的に常軌を逸している「患者」に対し、リスクを説明する責務以外に、医療従事者としてのフォローはしているのだろうか。そんな「患者」をバラエティー番組に引っ張り出してきて見せ物にすることは異常だ。美容整形手術は、肉体的にも精神的にも金銭的にもトラブルが多い。危険性のあるものを番組で取り上げるべきではない。

  • 整形モンスターというタイトルを見てびっくりした。生身の人を「モンスター」と言っていいのだろうか。スタジオにいた出演者が「命に影響してもいいというのか」「キレイだけど美しくはない」と本人の目の前で切り捨てることは、同じ日本人として恥ずかしくなった。見ていて救いがなく、息苦しくなった。整形手術を受けた人を失格者として見下し、「モンスター」と化け物にしている。テレビに出たことが彼女の新たなトラウマにならないかと心配だ。

  • 女性タレントグループに時速165kmのマシュマロを口で受け止めさせていた。それを笑って見ている他の出演者もおかしいのではないか。"お笑い芸人=イジメて良い人種"という誤解、勘違いだ。

  • 色々なバラエティー番組で、"セクシー系"と呼ばれる女性タレントらが、一年中下着と区別がつかない衣装を着てテレビに出演している。これは視聴者、特に青少年のモラルの低下につながる。これから暑くなれば、肌の露出が多い洋服を着る出演者が増えてくる。テレビに出る以上、出演者は青少年への影響も考慮し、無駄な露出は極力控えて頂くようお願いしたい。

  • 私の住んでいる地方では、テレビ画面の片隅にある局の「ウォーターマーク」が大きい。例えば、4月1日から始まった新番組の宣伝なのか、画面右上に番組の文字が大きく出ている。また他の局では、変な生き物のマークが出ている。番組に集中できず、目ざわりだ。出さなければならないのであれば、もっと小さいマークにしてほしい。他の地域のことはわからないが、「ウォーターマーク」そのもののあり方について一考願いたい。

  • 動物が経営する喫茶店を描いたアニメが3月で終了し、残念である。「ロハス」をテーマとした番組で登場人物に癒やされるばかりでなく、友情や家族愛、望郷の念を描いた場面もあり、今を生きる現代人が忘れがちなものを思い起こさせてくれる、自信をもって人に薦められる番組であった。続編の放送を期待したい。

  • 何故24時過ぎの時間を「25時」や「26時」などと言うのか。「土曜26時」を「日曜午前2時」と言ったら、「頭がおかしい」と言われた。日付が変わっている以上は「日曜」と言っても何もおかしくない。日本語として考えておかしなことを言っていないのにバカにされる。時間軸を24時区切りにすることはできないのか。

  • 芸能人がホテルで過ごす様子を隠し撮りしたところを放送していた。最近、隠し撮りするものをよく見かけるが、倫理上良くない。見るたびに不快になる。他にも芸能人の自宅の様子を隠し撮りしたりする場面も見かける。プライベート空間に立ち入りすぎる隠し撮りは、人格権の侵害につながる。規定を作った方が良いのではないか。

  • テレビ画面上で見られる各局の番組表だが、現在どこの誰が作ったものなのか表示されていない。キー局が作ったものなのか、系列局が作ったものなのか、明示してもらいたい。

  • 巨大なお好み焼きを作るという内容が放送されていた。何気なく見ていたが、その内容があまりにひどかった。通常のお好み焼きのサイズの6000倍のものを作るという企画だったが、挙げ句の果てには生地の水分量を間違えたとかで作り直しをし、6000倍の食材を無駄にする内容だった。たくさんの芸人が参加していたが、見ていて気分が悪くなった。世の中には満足にご飯を食べられない子どもがたくさんいる。このような内容のものがまかり通ることはあってはならない。

  • クレーン車で人を吊ることは禁止されているのではないですか。大量の食べ物をネタにすることもやめた方がいいのではないですか。6000倍のお好み焼きは、一人で3枚食べても2000人必要です。そんなに現場に人はいるのですか。「残りはスタッフでおいしく食べました」と言っていますが、本当とは思えません。

  • 通信販売やテレビショッピングが多すぎる。通販は他のCMと違って、強引な手法で視聴者を引きつけ、その場で購入させるキャッチセールスに似ている。放送局はあざとい通販に加担するべきではない。

  • 「どの番組が」ということではなくて、どうしてお笑い芸人や、オカマやニューハーフなどといった、男なのか女なのか分らない人達がたくさん出てくるのか。視聴者がそれを本当に望んでいるのか。また、わけの分らないカタカナを用いて、ひたすら差別用語を作り出しては番組を作っている。ただ面白ければいいのだろうか。

  • "ちょっとエッチな大人の恋愛ドラマ"ということだが、中年の独身女性が、若い男性を飲み屋や合コン会場のトイレに誘い、行為をするという考えられない設定が放送された。あまりに安易な設定で、コメディドラマなので、なおさら不快な気持ちになった。22時台のドラマで、若い方をターゲットにしているドラマなら、もう少し節度があっても良いのではないか。

  • 春と秋、年末年始のみだった長時間特番が最近では1年中やっている。しかも長時間特番の放送時間は長すぎる上、中身は薄く、同じ事務所所属の芸能人ばかりの内輪話だ。衝撃映像といっても同じ映像の使い回しだ。どのチャンネルに替えても同じ内容でマンネリ化している。長時間特番の影響で、後続の深夜のニュース・スポーツニュースや深夜の番組が繰り下げられる。視聴率対策だろうが、長時間特番のレギュラー化は止めていただきたい。

  • ツイッターなどで、視聴者の声を番組に同時進行で反映させる番組が増えてきたが、客観性は疑問だ。試みは斬新だが、ネットを頻繁に使う層に限られるため、世論を客観的に反映しないという決定的な陥穽がある。組織的世論操作に利用される恐れが高く、客観性を担保する放送基準策定と各局の遵守は必須だ。憲法改正、消費税、社会保障、雇用、TPP、教育などで組織的書き込み工作があり得るから、注意が必要だ。

  • 女子スケート選手に対するコメンテーターの発言は、放送の公共性を著しく欠いていた。主観的な好悪での物言い、表層的な見地からの決めつけは、一般人の井戸端会議ならいいかもしれないが、公共の電波を使っての発言としては、如何なものか。マスコミは個人攻撃の場でも、揶揄する場でもない。

  • 人混みの観光地で芸能人4、5人が歩きながら箸と茶碗でご飯を食べていた。転んだらどうするのか。何かの拍子に箸で子どもの目を突くようなことがないと言い切れるのか。箸や棒を口に入れて歩くな、と躾ける立場の大人の行為とは思えない。礼儀作法もここまで落ちるものだろうか。本当に情けなく、怒りがこみ上げてきた。

  • 両腕がどんどん巨大化する女性の映像が番組の冒頭に流されました。世界に約500例しかない難病で、体の一部が大きくなる病に侵されている人の映像でした。その人は苦しみながらも、かすかな希望を持って生きています。このシーンをほかの巨大なものとして放送された「怪物・巨大ダコを追え」や「大きなスケートボード」などと横並びに流していいものでしょうか。小学生の二人の子どもに、この映像をどう説明したらいいのでしょうか。小中学校で、イジメの事件が連日報道される昨今、身体的な特徴が少しでもあればイジメの対象になる。こんな「イジメ」「差別」を助長しかねない映像を流していいのでしょうか。

  • 今期のドラマには色々なところで生々しいいじめシーンや犯罪に近い暴力シーンが数多く放送されています。人気の俳優や女優が出演していることもあり、真似をするようなことが起こりそうで、とても心配です。いじめを紹介するような放送の仕方に疑問を感じます。

  • AD一人をプールや海へ突き落として笑い者にしている点に、疑問を覚えた。稼働中の電源機材と共に背中から不自然な体勢で落水させ、命の危険を感じさせるものだった。何より、特定の個人に対するこのように暴力的な行為は、「いじめ」を彷彿とさせる内容であり、それを笑い者にして視聴者の笑いを得ようとする行為もまた、「いじめ」の助長につながるのではないのか。

【ラジオ】

  • DJが「歯並びが悪い人は口が臭そう」などと、人を見た目で判断する発言をしていました。その事にコンプレックスを持つ方がいます。このDJは過激な発言が多く、起用し続ける局の姿勢にも疑問があります。

  • 出演者が食べ物を食べながらしゃべることがあります。音をさせながら話すのを聞くのは、かなり不快ですし、公共のマナーとしても良くないことです。番組内では出演者が道徳やマナーについて語っていますが、矛盾しています。

  • 日頃から、下ネタや卑猥な発言が多いが、リスナー宅にかけた電話に、たまたま子どもが出た。しかし、パーソナリティーは面白がって電話を続行し、子どもに卑猥だと思われることを言わせようとした。幸い子どもは答えなかったが、親の承諾もなく子どもを番組に出し、卑猥な発言を強要するのに驚いた。子どものトラウマになったらどうするのだ。

【CM】

  • ある会社のCMだが、テレビ番組との音量の差がありすぎて不快である。家族の体調が悪く、テレビの音量を小さくして見ているにもかかわらず、大きな音が流れてストレスを感じている。CMは見たくなくても強制的に見させられているものなのに、視聴者を不快にすることは、如何なものか。強く改善を求める。

  • 子ども向けの番組が始まるので、小学校1年の子と10分程前から見ていたところ、ホラー映画のCMが2度放送された、子どもは怖がり、大人が見ても気持ち悪いと思った。心に傷を受けかねない。子どもが目にする可能性がある時間に、刺激のある映像を放送するのは、悪質ではないか。

青少年に関する意見

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組の中の夫婦のダブル不倫の話題で、性生活について取り上げられていた。夜の遅い時間なら分かるが、小さい子どもがまだ起きているゴールデンタイムにわざわざ取り上げなくてもいいのではないか。

  • 番組を見てもらおうと宣伝を流すことは理解できる。しかし、このドラマは性についての内容が多いらしく宣伝でもベッドシーンが流れる。番組内ならまだ分かるが、勝手に流れる宣伝にベッドシーンを入れることはいかがなものか。宣伝は選ぶことも出来ないし、子どもが見ることを考えた内容にしてほしい。これからますます過激な内容が放送されるのかと思うとヒヤヒヤする。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 最近のモノマネ番組は、された側の事を考えていない。良いところを真似るならいいが、本人が言わないようなことややらないようなこと、本人が嫌がることをするのは、モノマネではなく嫌がらせだ。子どものいじめなどの問題で、相手が嫌がることをするのが、問題になっている。どうせやるなら、ちゃんとしたモノマネをして認められるべきだ。

  • アイドルグループの学力テストをバラエティー化していたが、番組内容は、学校の雰囲気作りをした中で、バカのランキングもして、バカをつるしあげるような企画であった。似たようなことを現実の世界でもやってみようと思わせる内容であり、憤りを感じた。子ども達に誤解させる恐れがあり、このような番組内容は、いじめを助長する。

  • イジメを題材にしたドラマだった。私は学生時代に5年間イジメを受けていた。過去に傷を負い、大人になっても傷を思い出すことは多々ある。極力忘れようとしているのに、まさかテレビドラマで、ここまでフラッシュバックさせられるとは思わなかった。こんなものを流しても、イジメなど減ることなどない。現実は甘くないと伝えたいのか。これが現実だと伝えたいのか。そんなことをテレビドラマで表現しないでほしい。

【報道・情報に関する意見】

  • 吹雪でお父さんが亡くなってから3ヵ月も経っていないのに、9歳の女の子にインタビューをしていた。自分をかばって父親が死ぬという異常事態を経験した子に対して配慮がなさすぎる。不愉快だった。

【表現・演出に関する意見】

  • 子役の女の子が芸人を殴ったり、ののしったり罵声を浴びせたりという内容だった。いくら企画とはいえ、子どもにこういうことをさせるのはおかしいし、面白いを超えて不快。こんな時間(注:深夜2時過ぎからの放送)に子どもを出すべきではない。この子自体にも問題はあると思うが、夜中に子どもを出すことはやめてほしい。

2013年3月に視聴者から寄せられた意見

2013年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から2年、震災をイベントにしないでほしいといった声や、この時期の娯楽番組に、疑問の意見。また、バラエティー番組では、女性蔑視の発言を繰り返す男性タレントに批判の声など。

2013年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,241件で、先月と比較して92件増加。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話25%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性67%、女性28%、不明5%で、世代別では30歳代27%、40歳代28%、20歳代18%、50歳代17%、60歳以上8%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は446件【43局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

3月の視聴者意見は1,241件と先月より92件増えた。
これにより2012年度の視聴者意見の総数は前年度より186件減少し、19,022件となった。
東日本大震災から2年が経ち、各放送局で追悼番組や検証番組が制作されたが、震災をイベントにしないでほしいといった声や、被災者の気持ちを考慮しない娯楽番組などに対し、疑問を投げかける意見があった。
また安倍内閣がTPPの交渉参加を表明したが、参加した場合のデメリットばかり強調しているといった批判的な意見や、特定の分野ばかり取り上げているといった声も寄せられた。
バラエティー番組では、女性蔑視の発言を繰り返す男性タレントのコーナーに対して、あまりに下品な演出だといった意見や、通常の1時間番組を合体させているだけのSP番組の手法に対し、安易すぎるといった批判があった。
ラジオに関する意見は30件、CMについては53件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は104件で、前月より14件増加した。
今月は「低俗、モラルに反する意見」が24件、次いで「いじめ・虐待に関する意見」が13件、「表現・演出に関する意見」と「性的表現に関する意見」がそれぞれ8件と続いた。
「低俗、モラルに反する意見」では、春休みの時期であるため、日中の時間であっても子どもが見ることを考慮した内容を求める意見が寄せられている。「いじめ・虐待に関する意見」では、バラエティー番組内での言動が"いじめ"に繋がってしまうことを危惧する意見が多く寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 東日本大震災から2年が経ち、各局で特番が放送された。主な被災地からアナウンサーなどが中継を行っていたが、どの局も被災者にマイクを向け「復興が遅い」と言わせ、コメントでそれを煽り、さらにはつらい当時の話を蒸し返し、最後は得意の「感動物語」でまとめている。視聴者が知りたいことは現状や今後の展望などであり、2周年記念のイベント企画ではない。いい加減に被災者を追い掛け回すようなことはやめてほしい。

  • 東日本大震災以降被災地で様々な支援活動をしています。とても気になるのは、東日本大震災を「サンテンイチイチ」、阪神・淡路大震災を「イチテンイチナナ」などと表現することです。これらの災害は事件ではなく天災であり、亡くなられた方も多数います。略数値ではなく阪神・淡路大震災、東日本大震災などと丁寧かつ正しい表現に出来ないのでしょうか。

  • 「震災から2周年」に関連して、キャスターが福島第一原発の建屋に入り、中の様子を伝えていた。細部まで見せてくれるのはいいが、セキュリティー面を考えると、そこまで公開することに疑問も感じた。建屋内部の詳細を知ったことで、犯罪者がその知識を悪用し、テロなど原発施設を標的にしないとも限らない。情報公開に関し、昔とは別のレベルで慎重さが求められる時代になっている。報道する側はそのことを忘れないでほしい。

  • 震災関係の番組で、自主避難した人を大きく取り上げていたが、それより福島に残って頑張っている人を応援してほしい。

  • 東日本大震災関連で"被災地の今"を特集していたが、被災地の防潮堤建設を巡る現地住民の取り上げ方や報道姿勢が偏っていて、中立性に欠け、被災地の事や今を本当に取り上げているとは思えなかった。防潮堤建設に反対の住民の意見を取り上げ、公共事業は悪と言わんばかりの内容に不快感を覚えた。命を守る為の防災減災対策の公共事業やそれとセットの復興計画がそんなにいけないことなのか。

  • ニュースでTPPをやっていた。参加した場合どうなるか。農家のインタビューや交渉の条件に特化して、報道されている印象があった。ミクロな話になっている。TPPは国際自由貿易の話だ。非常にマクロな話のはずだ。農家のインタビューや交渉の条件などメインで流すことは本題から明らかに外れている。マクロな話として、参加した場合どうなるか、参加しなかった場合はどうなるのか。本当に報道しなければいけないことは、問題の本質だ。一部の業界の利権でなく、より多くの国民の損得、より影響の大きい方ではないだろうか。

  • 一票の格差がここまで広がったのは今に始まったことではない。徐々に不平等感を解消させることは必要だが、報道姿勢が、司法を盾にした政治運動としか思えない。ついこの前までメディアは「選挙はお金もかかるし、有権者に負担もかかる」と言っていた。そもそも違憲判決が出ても、放置してそのまま解散したのは民主党だ。しかしテレビのネガティブキャンペーンは自民党に向けられている。以前から指摘されているが、なぜ偏向報道は直らないのか。テレビはこの前の選挙のみを問題にして叩くが、民主党の勝った選挙も違憲だとはっきり言うべきだ。安倍政権成立の選挙のみを、違憲で民意でないと主張するのは、明らかにおかしい。

  • 民主党を小馬鹿にした内容を見て、憤りに変わった。民主党の欠席に対し、「欠席裁判」といった言葉で揶揄していた。報道機関の中立性の放棄と言える。政治的にもいかがなものか。行き過ぎた場合、報道機関による独裁につながる。早急に対策を練るべきであり、放置するべきことではない。真実を曲げずに伝える、公正なテレビの実現をお願いしたい。

  • 北海道東部で発生した暴風雪に関する各局のニュース報道で、暴風雪で命を落とした父親や生存した娘のプロフィールを詳細に取り上げていた。死者を美談化する報道が目立つ一方、暴風雪警報発令中の外出を控える呼びかけ、もし車で立ち往生した場合の対処法など、生活に重要な情報を流したニュースは皆無に近かった。市民の防災意識を喚起するという責任を自覚し、生存者を根掘り葉掘りいじりまわす報道は控えていただきたい。

  • 為替の変化によるメリット・デメリットは中学で勉強するような基本なのに、円安で燃料や小麦があがることばかり強調することは、報道の公平さを無視している。メリットが多い株価の上昇すら「一般国民には関係ない」と平気で言う。政府は景気をよくするために頑張っているのに、また臨時ボーナスや、昇給など明るい話題も結構あるのに、景気が悪くなるかのような印象を与えるテレビの番組には、違和感を覚える。

  • マスコミは自分たちの結論を決めて、それに合わせて報道している。自分たちの都合のよい結論のためには、指示通り話すコメンテーター、編集されたインタビュー、都合のよいデータ、これまたうまく編集された取材ビデオ、都合の悪いことは言わないという方法でゴリ押しする。たとえば少子化問題では必ず「移民」の話をするが、世界でこの移民問題は深刻なことは語らない。国民の世論を恣意的に誘導しないでほしい。

  • 「PM2.5」についての各局の報道だが、もう少し客観的な内容にしてもらいたい。「PM2.5」は日本にも以前からある物質で、既に吸い込んでいる。中国の大気汚染がひどいからといって騒ぐのはおかしい。

  • ツイッターの意見が表示される、いわば「今時」の構成だが、多くの人の考えを知ることができる反面、くだらないつぶやきも多い。たとえば天気コーナーで気象予報士の髪型や服装にいちいちコメントする輩がいる。「○○さん(気象予報士)、元気ですか?」「床屋行きましたか?」そんなことはどうでもいいではないか。程度の低さにあきれることがしばしばある。ニュースの本筋に関係ないような、どうでもいい低レベルのつぶやきはカットしてほしい。

  • 各地の学校で体罰の発覚が後を絶たないが、報道番組のほとんどが「体罰は絶対にいけない」と決めつけている。確かに体罰は悪いことだが、中には仕方のないケースもある。たとえば、他の生徒の学校生活に害を及ぼすような非行があった場合、阻止するために手を上げた教師を批判することはおかしい。個々の事情に踏み込まず、単純に体罰そのものを批判する報道が多く、どうも納得が行かない。

  • ニュース解説番組や情報番組で、大きなパネルやモニターを目隠しの状態からめくっていく手法がとられるが、めくる度、モニターが変化する度に一々「デデン」や「シュイーン」の効果音が付く。何枚も連続してめくる時も「デデン」「デデン」「デデン」と耳障りで、見ることが苦痛だ。

【番組全般・その他】

  • 東日本大震災で被災して、いまだに幸せを感じることなく生きている人がたくさんいる。復興も進まず不便な生活をしている人がいるのに、何不自由なく生きているセレブを取り上げる番組が跋扈している。被災者のことを考慮した番組を作ってほしい。

  • WBC野球放送についてですが、民放はCM収入により成り立っていることは分かるが、試合開始時間があいまいで「まもなく、まもなく・・」という言葉で約40分もCMにつきあわされた。視聴者を翻弄する番組の進め方にはいつもあきれる。「まもなく」の基準は、10分以内であると思う。

  • WBCを扱ったコーナーで、台湾対韓国戦の試合の解説が韓国側からの目線のみで、解説者からは「韓国が決勝に進出していればもりあがったのに」等の発言もあった。台湾側からの発言が全くなく、著しく公平性を欠いたものだった。自国の選手の話題が中心になってしまうことは仕方がないが、せっかくの国際大会なのに参加各国を平等に扱えないのでは、国際大会を放送する資格はない。

  • WBCが開催されました。どうしてアスリートの真剣勝負に芸能人が必要なのでしょうか。芸能人を公認サポーターにする必要がどこにあるのでしょうか。主役はアスリートのはずです。またタレントは解説者気取りに、いちいち情報を入れなくていいです。

  • チョコレートがやめられない女性の悩みを解決しようといった趣旨だったが、一緒に出演した友達の女性への扱い方があまりにひどく、見ていて不愉快だった。「イジり」の一言で片づけてしまえばそこまでかもしれない。番組側もツイッターの中で、「〇〇さん(友達の女性)を活用して、チョコレートをやめさせようとします」と内容を説明しているが、「活用」という表現も気になる。結局、その友達はタレントの真似を強制的にさせられてしまうことになるのだが、涙を流してまで嫌がっていた。まさに「イジメ」そのものなのではないか。このようなことは芸能人だから許されるのか。テレビだから許されるのか。

  • ある男性タレントが「ブスは家から出るな」などの発言をしたことで、女性芸能人と議論になった。発言は、他人、しかも不特定多数の人間を傷つけることが明らかであり、さらには本人がそれを「売り」にしているという、下劣極まりない手法だ。そんな人間を平気で出演させるこの番組は許せない。これからも、女性の不細工さを貶めることで人気を上げる芸人は多々出てくると思われる。そういった趣旨の番組はやめてほしい。

  • 海外の文化を知ることが出来る良い番組で、毎週楽しみに見ている。今回の「流氷の上でイナバウアー」も大変良かった。企画に関わる方々の苦労や一生懸命さが画面を通して伝わって来た。とても感動的だった。是非、今後も楽しい番組を続けて頂きたい。

  • クイズのチームの分け方で、ブサイク軍団イケメン軍団と、大の大人が笑いながら差別的な放送をしている。子どもも見る番組で、堂々と容姿で人を判断していることは如何なものか。素直に物事を受け止める子どもが見たら、いじめも深刻化するだろう。家族団欒の時間帯なのだ。即刻チーム分けを改善するか、せめて"さえない"など、もっとましな表現にするべきだ。

  • 小学生向け工作番組が3月末をもって終了することが決まった。放送期間が長期間であるため、親子2代で番組を見ていた視聴者も多いと思う。番組開始当時、私は小学生だった。前番組も長寿番組だったが、この番組も20年を超える長寿番組になった。2番組とも放送期間が20年を超えて、合計でも40年を超えたことはすごい。4月からの新しい工作番組も人気を得て長く続いてほしい。

  • 段ボールに猫を閉じ込めている映像が虐待にしか見えなかった。段ボールに入れて入口をガムテープでふさいでしまえば、小さな穴をかじって出るしかないのに、さも猫が自らやりたがっている言い方だった。それを喜ぶスタジオの人たちも理解できない。映像を見ていると一部段ボールを食べてしまっているようなので、今すぐにでもやめてもらいたい。

  • 内容としては悪くなかったが、スタジオの芸能人の顔がワイプで常に映ったり、安っぽいコメントで台無しになっていた。出演者をもっと選べといいたい。また、数も多すぎる。視聴者が見たいものは「内容」であって、リアクションをとる芸能人の顔ではない。いい場面でCMを長々とはさんでいたこともどうかと思う。CMまたぎやワイプに関する苦情は多いと思うが、なぜ改善されないのか。改善されるどころか、以前に比べひどくなっている。

  • 毎週のように大阪の県民性を取り上げているが、信憑性に欠ける情報が多い。街頭インタビューなどを情報の根拠としているが、制作者がいくらでも操作できる。バラエティー番組の情報に明確な根拠を求めるつもりはないが、あることないことを放送し、大阪への偏見を助長させることはやめてほしい。血液型差別と同じで、ひどい場合は人権侵害に当たるのではないのか。

  • 朝の情報番組の占いコーナーはいらない。占いが好きな人もいるだろうが、目障りに思っている人の方が多いと思う。なにしろ根拠がない。百害あって一利なしだ。子どもが信じることも変だし、大人が信じることはもっと変だ。では一体、誰が信じるというのか。

  • 2つの番組の合体2時間SPと銘打っている番組を見た。地デジテレビの番組表や新聞のラテ欄にもそのように表記されている。しかし、「SP」となっていたが名ばかりで、実際には元々1時間の番組を合体して表記しているだけだった。このように繋げて表記されると、別々に録画予約が出来ず迷惑だし、何だか視聴率狙いで浅ましい。

  • 芸人に不意に投げ技をかける。転がって来る玉にぶつける。坂道からボーリング玉を転がした結果、芸人が玉の上に乗ってしまいそのまま後ろへ転倒するなど、安心して見ていられないだけでなく、不愉快だった。安全を考慮してある旨があったが、具体的にどう考慮してあるのか、それではわからない。騙して笑いをとることは構わないが、芸人に怪我を負わせる可能性のあることはしないでほしい。芸人だから怪我をしてでも笑いをとればいいという考えは間違っている。

  • 子ども達とテレビを見ていたところ、番組の宣伝スポットが突然流れた。眼球のない赤ちゃんの映像で、子どもが大変ショックを受けた。チャンネルはすぐに替えたが、大人でもショッキングな映像を、なんの前触れもなく突然放送することはいかがなものか。以前も同様に番組宣伝としてショッキングな映像を見せられ、驚いたことがある。衝撃映像の類の見せ方がエスカレートしている感がある。

【ラジオ】

  • ラジオニュースで「世論調査によれば"TPPに不安や懸念が8割超"」と言っていた。しかしよく聞いてみると「TPPへの参加については賛成が50%、反対が26%で、賛成が大きく上回っている」ということだった。これでは最初の言葉と矛盾が生じるように聞こえてしまう。ラジオは耳だけが頼りなので、聴取者の誤解を招きやすい。報道の仕方には充分気をつけてもらいたい。

  • いわゆる下ネタがとても多く、下品極りない。また、MCの芸人は他人への誹謗中傷発言が毎回多く、不愉快だ。ブス、ハゲ、デブ等の他人の容姿を馬鹿にする発言も多い。10代のリスナーも多く、暴力的な言葉遣いは少なからず影響があると思う。

  • リスナーと電話で繋いでリスナーがモノマネをするコーナーがあり、実際エントリーがあるにもかかわらず、「今日はエントリーしている人がいない」と言って、ほぼ毎週のように何度も出ているリスナーに電話をしている。他の応募しているリスナーは蔑ろにされているのではないのか。

【CM】

  • 携帯ゲーム各社のCMについて疑問に思う。どのCMもゲームへの参加をよびかけるものばかりで、興味本位で子どもがアクセスし、多額な通信料を請求されているという。ゲームに没頭させて情報通信量やアイテムの購入によって収益を上げているのだろうが、少しはゲームへの依存性に警鐘を鳴らしたらどうか。

  • 最近のCMでは同じタレントが採用されるケースがあまりにも多く、タレントの売り出しだけを優先しているように感じる。企業や商品、サービスが印象に残らず、タレントのプロモーションビデオを見させられている気分になる。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する意見】

  • 午前中の番組で、「夫以外の男性とキスするのはありか」と問題提起をしつつ、一部の出演者やゲスト等が不倫を肯定するような発言をしていた。見ていて不愉快だ。今は春休み時期なので、子どもに見せられるような内容ではない。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • タレントが「ブスは家から出るな」と発言していた。いくらバラエティー番組でもひどすぎるとは思ったが、それ以上は感じずに見ていた。しかし今日、偶然に小学校3・4年生くらいの女の子が男の子たちにとり囲まれ「昨日テレビを見ただろう。おまえブスなんだから外に出るなよ」といじめられているのを見た。子どもは何の迷いもなく、すぐに真似をするという典型的な例なのかもしれない。テレビの影響力の大きさに愕然とした。発言には気をつけていただきたい。

  • バラエティー番組の中で、出演者のひとりを邪魔者みたいな扱いをしていた。いじめが社会問題化している中、いじめを助長するようなことをしてよいのか。子どもが見ていたら、どう思うだろうか。

  • 番組上の演出とはいえ、出演者やスタッフを池に落としたり、後輩芸人に高額なものを買わせたりすることは、一種のパワハラにあたるのではないか。子どもが真似をしだすと、いじめの原因にもなりそうな気がする。もう少し放送内容を見直したほうが、番組もより良くなると思う。

【要望・提言】

  • どこの局も、金持ちやセレブなどを話題にした内容が多すぎる。世の中、就職難で働きたくても働けない人もいれば、何十年頑張っても報われないで苦労している人もいるのに、あのように物事を軽く言うような人は、今の子どもたちにも悪影響だ。もっと頑張っている人もたくさんいるのだから、テレビではそういう人を取りあげて欲しい。

【性的表現に関する意見】

  • このラジオ番組は、とにかく卑猥な話が多すぎる。パーソナリティーのタレントが暴走している時はたしなめる立場にある女子アナまでもが、一緒になって朝っぱらから下ネタをするとは、何を考えているのか。今は春休みなので、子どもたちが偶然聞いてしまう可能性もある。即刻、改善するべきだ。

【言葉に関する意見】

  • 「すごい」という言葉遣いは、聞いていて気になる。「すごい大きい」や「すごいビックリした」「すごい美味しい」など明らかに間違った日本語だ。バラエティー番組やドキュメンタリー、インタビューなどでは仕方がないとしても、CMやドラマのように台本があるものにまで使用している。こういう所から日本語が乱れ、本当に正しい日本語はなくなってしまう気さえする。テレビは大きな影響力がある。それを考えて制作していただきたい。

【委員会に関する意見】

  • 今回の『幸せの時間』についてのBPOの判断に疑問を感じた。私が子どもの頃は、子どもが起きている時間のドラマなどに過激な性的シーンがあれば「子どもは見てはいけません」と親が諭していたはずだ。それをなぜ制作サイドに苦情を言い、BPOが介入するのだろうか。放送倫理も度をこせば表現の自由を奪い、無責任な親の言いなりになるだけだ。なんでもかんでも「倫理に反する」と押さえつけてしまうことは反対だ。

2013年2月に視聴者から寄せられた意見

2013年2月に視聴者から寄せられた意見

遠隔操作ウイルス事件の「猫カフェ」の容疑者映像が隠し撮りであり、容疑段階での報道のあり方を問う意見。視聴者の電話投票で温泉宿の一位を選ぶ番組で、投票結果が公表されず不自然という意見など。

2013年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,149件で、先月と比較して219件減少。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話24%、FAX2%、手紙ほか3%。
男女別は男性68%、女性28%、不明4%で、世代別では30歳代32%、40歳代25%、20歳代19%、50歳代13%、60歳以上9%、10歳代2%の順になっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は400件【37局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、17件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は1,149件と先月より219件減った。
グアム無差別殺傷事件の空港での取材殺到についてメディアスクラムではないかといった批判的な意見が寄せられた。遠隔操作ウイルス事件の容疑者逮捕の報道では、「猫カフェ」で戯れる容疑者の映像撮影は、事前に隠し撮りされたもので、人権侵害ではないかといった声や、容疑段階での報道のあり方に疑問を投げかける意見もあった。
バラエティー番組では、温泉宿の人気ナンバーワンを視聴者の電話投票で決めるという番組で、投票の内容も公開されず、結果に不自然さが残るといった不満があった。
少女アイドルが丸坊主になって泣く映像や、グラビアアイドルの女性がテレビでもてはやされていることにも多くの視聴者からの意見があった。
ラジオに関する意見は28件、CMについては36件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は90件で、前月より12件増加した。
今月は「性的表現に関する意見」が20件、次いで「表現・演出に関する意見」が12件、「低俗、モラルに反する意見」が11件と続いた。
「性的表現に関する意見」では、最近人気のセクシーさを売りにしたグラビアアイドルについて、コメントや格好、態度が過激だとして、子どもが見る番組への出演を控えてほしいとの意見が複数寄せられている。また、東海テレビ放送のドラマ『幸せの時間』について、青少年委員会で審議入りしたことに関する意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • グアム無差別殺傷事件の遺族への取材について。成田空港ターミナルで遺族へのカメラのフラッシュ、ビデオ撮りが凄かった。俗にいう「メディアスクラム」ではないだろうか。まるで、被疑者か容疑者のようだ。どうして代表取材で済まないのか。テレビだと二局ないし三局で済むし、新聞とも歩調を合わせて自重してもらいたい。遺族の立場に立って考える"アタマ"はないのか。

  • グアム無差別殺傷事件の報道は、どの局もやりすぎだ。事件現場の映像や写真を繰り返し流し、憶測にもとづくコメントをしたり、野次馬が撮った写真や映像音声の提供を求めたりしている。私は被害者となってしまった方々とは何のつながりもないが、遺族がこれを目にしたらどう思うかと胸が痛くなる。報道は慎重に扱ってほしい。

  • グアム無差別殺傷事件のリポートで、犠牲になられた方の自宅が映されていた。その映像の中に、玄関のガラス部分から内部を映した映像があった。ブーツが乱雑に散らかった映像。今回のリポートでそんな映像が必要だろうか。勝手に映されてご家族はどのように思うだろうか。盗撮と一緒ではないのか。本当に不愉快だった。

  • 遠隔操作ウイルス事件で、容疑者の男とされる人物が「猫カフェ」で遊ぶ映像をニュースで流していた。それは隠し撮りされたと思われる映像だった。容疑者として逮捕されたのが10日、この映像は少なくとも逮捕の数日前に撮影されたものだ。テレビ局がこのように一般人を隠し撮りすることが許されるならば、報道の自由といいつつ一般人の生活を付回し調査することも可能といえるのか。この映像が何時どのような経緯で撮影されたのか。なぜそのようなことが可能だったのか。

  • 遠隔操作ウイルス事件で容疑者逮捕のニュース。逮捕されたとたんに、それ以前の画像がこれでもかと各局で流されているが、人権侵害ではないのか。本人は否認しているし、あくまで容疑者なので推定無罪だ。逮捕情報が、マスコミに事前に流れていたという情報漏えいの疑いさえ感じる。起訴されて被告となっても推定無罪だ。きちんと法律を理解し人権を守る報道姿勢をもってほしい。報道するためには何をしてもいいという感覚は、恐ろしい。

  • 現段階では「容疑者」であり、真犯人かどうか未確定であるにもかかわらず、卒業文集を晒したり、行きつけのお店の店員に「気持ち悪い客」と言わせたりと、個人の人権を無視した報道をしているが、いかがなものか。過去にいじめられていたから性格が歪んで今回の事件を起こしたかのように説明するアナウンサーもおかしい。テレビの持つ影響力の大きさと、報道のあり方について考えていただきたい。

  • 各局のニュース番組でAKBのメンバーの丸坊主謝罪のニュースを報道していた。事件や事故を起こしたのならまだしも、週刊誌に色恋沙汰で記事が載ったことに対してのタレントの謝罪会見を、ニュース番組でニュースとして取り上げる必要があるのか。まったく呆れる。

  • AKBのことが連日のようにニュースになっている。最近は内容が過激になってきた。児童に胸を隠させた写真集だったり、泣いて丸刈り動画だったり。特に丸刈りする動画はユーチューブにあげられており、世界の人が目にする。ナチスのユダヤ人への迫害を連想する人もいて不快に思うだろう。知名度を上げるためのパフォーマンスの一つだと思うが、やりすぎだ。AKBは違法すれすれの問題を起こして話題性をアピールしているだけで、不快でしかない。

  • 「警察密着24時」のような番組は、風景にボカシが入り過ぎていて、見ていて何が何だかわからない。個人情報やプライバシーへの配慮なのだろうが、いくらなんでも過剰すぎる。表札やナンバープレートのように個人が特定できるものを修正することはまだ理解できるが、公共の場所は誰もが目にするわけだから修正する意味がわからない。そこまでしなければ放送できないのなら、最初から放送しない方が良いのではないか。

  • ツイッターの意見が表示される、いわば「今時」の構成。多くの人の考えを知ることができる反面、くだらないつぶやきも多い。たとえば天気コーナーで気象予報士の髪型や服装にいちいちコメントする輩がいる。「○○さん(気象予報士)、元気ですか?」「床屋行きましたか?」そんなことはどうでもいいではないか。一部だろうが、程度の低さにあきれることがしばしばある。以前「偏った情報ばかりが表示される」という指摘があった。情報が偏ることは問題だろうが、逆に、ニュースの本筋に関係ないようなどうでもいいような低レベルのつぶやきはカットしてもいいと思う。

  • ニュース解説番組や情報番組で、大きなパネルやモニターを目隠しの状態からめくっていく手法がとられるが、めくる度、モニターが変化する度に一々「デデン」や「シュイーン」の効果音が付く。何枚も連続してめくる時も「デデン」「デデン」「デデン」と耳障りで、見ることが苦痛だ。

【番組全般・その他】

  • 全国の温泉宿を紹介し、視聴者の電話投票で一位を選ぶという番組だったが、不自然な点が多かった。電話投票の内容が全く公開されない。集計すらも発表されない、すごく不親切な終わり方だった。1位だけではなく、せめて上位ベスト3位までは数字を示して発表してほしかった。エンディングの粗末さと、視聴者の気持ちを踏みにじった番組制作に落胆した。電話をかけて投票した側の気持ちを大切にしていない、視聴者の気持ちを無視した構成だった。生放送ということだったが、本当に生放送だったのか?電話投票は結果にきちんと反映されていたのか?テレビを見ていた視聴者側からは全く分からず、不本意な結果に、憤りと不信感を覚えた。

  • 依存症や摂食障害など、何かに病んでいる人を見せ物にしている悪質な番組だ。見ていて気分が悪いし、社会に悪影響だ。この間の放送では整形依存症の女性を出演させて見せ物にしていた。病んでいる人たちには医療機関の診療が必要であって、タレントが何か忠告しても意味がない。番組のテーマは「女性」などと謳っているが、何故、整形手術や依存症などの暗いことばかりなのか。そういう下衆な企画で視聴者の関心を引き、視聴率を稼ごうとするやり方が不快だ。

  • 「身体中から爪が生えた女子大生」という内容を番組予告に取り上げていた。その宣伝の映像は作り物、再現だとは思うが、身体からたくさんの白いイボのようなものが生えた映像だった。とても気持ち悪く、不快だった。宣伝を見た瞬間から全身に鳥肌が立ち、嘔吐感に襲われた。放送されている番組を見たくないのなら、その時間他の番組を見れば良いが、番組予告の宣伝では否応なく見てしまう。とても腹立たしい。

  • 容姿に対する差別発言を平然とする人は、テレビやラジオに出さない方がいい。性別・学歴・職業・障がいの有無、そして容姿などの"差別"を助長するのは放送による影響が大きい。海外では、特に人種差別の発言や態度について、放送で物議を醸したり、改善したりしている。視聴者の心に潤いを与えるのも、深い傷を負わせるのも、放送だという自覚を、制作スタッフと出演者が持った方がいい。

  • 体罰問題などをニュースで伝えている。その一方、バラエティー番組などで普通に罰ゲームなどをしている。苦いお茶を飲ませたり、ケツバットをしたりと体罰を普通にやっている。また、芸人が出る番組などでは芸を見せるのでもなく、上の人間が逆らえない後輩に、無理やり買い物をさせるなどしている様子を企画し、放送している。パワハラであり、いじめにつながる体罰だと思う。メディアはニュースで体罰禁止などと言いながら、一方ではパワハラや体罰に類似する行為を放送している。おかしくないか。

  • 生活保護の不正受給、詐欺オークションなどにかかわっていた芸能人がいまだにテレビに出ていることが不愉快だ。所属事務所が大きいから守られているのか知らないが、どうであれ悪いことをしたのならきちんと何らかの制裁を受けさせるべきだ。覚せい剤を使用した芸能人も短期間で復帰するなど、とにかく芸能界は甘すぎる。

  • 人気の商品を比較して順位をつける番組。普段から企業タイアップが過剰に盛り込まれ、本末転倒が目に余る。今回はタイアップ企業のCMに出演しているタレントを使うなど、一線を越えた演出が目立った。これで当該企業から何らかの金銭授受があった場合、倫理だけではなく、放送法にも抵触する可能性が高い。

  • 「エッチなお姉さん」などと、いやらしさを売りにしている女性がテレビでもてはやされている。この番組でも、胸元の大きく開いた衣装を身にまとい、いやらしい目線を投げかける映像が何度も流れていた。時間的に、子どもの目に触れる可能性もある。昼間の番組で、このようなタレントを取り上げることはやめて頂きたい。

【ラジオ】

  • 我が家は惣菜店を営んでおり、一日中ラジオを流している。この日は夕方の番組で、二人の出演者の会話がひどかった。「ストリップ劇場」の話題で盛り上がり、その大半が女性についての過激トークだった。当時、店は買い物客で賑わっていたが、あまりの内容に一瞬店内が凍りついた。深夜放送ならいざ知らず、夕方の番組の内容として相応しくない。

  • リポーターが市中の商店などから中継するコーナーで、いつも同じような商店ばかりから中継している。極端な例では、特定の同じ商店が月に2~3回以上取り上げられるケースもある。同じ商店ばかりからの中継では、その商店の広告的な中継の利用と思われてしまう。様々な業態や業種の商店から中継したほうが、より旬の情報を伝えられ、取者の役に立つのではないか。

【CM】

  • テレビ、ラジオを問わずローカル局ではほとんど無制限にパチンコCMを流している。パチンコは依存性の高いギャンブルであり、親のパチンコ中、車内で子どもが死亡する事故が後を絶たない。タバコや酒のCMでは、「健康を損なう恐れがある」「二十歳未満の飲酒は禁止」などの警告が出るが、パチンコに関しては何の注意告知もない。せめて「子どもを巻き込むな」とか「お金の使いすぎに注意」などの警告を出してほしい。

  • 大げさに食べる音を強調したCMは何とかならないか。イギリス人の友人が「ぞっとする」と顔をしかめ、耳をふさいでいる。日本以外の国で音を立てて食べることは厳禁だ。日本でも蕎麦以外は厳禁である。日本の恥だし、下品極まりない。

青少年に関する意見

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組で、グラビアアイドルが肌を露出した衣装で、卑猥なことを連想させるようないやらしい発言をしていた。他の出演者もかなり調子に乗っていた。この番組は、わが家の小学生の子どもも楽しみにしている。今後こういった内容はやめてもらいたい。

  • 最近人気のセクシータレントのコメントやパフォーマンス、出演ビデオの映像などが、子どものいる朝の情報番組の芸能コーナーで放送されている。子どもには絶対目に触れさせたくないので、時間帯をわきまえてほしい。

【表現・演出に関する意見】

  • 「先輩格の芸人が年下の芸人に無理やり高価な買い物をさせる」というコーナーがある。威嚇し、強制的に何かをさせるというのは法律違反であるし、子どもたちが真似ていじめにつながる心配もある。この企画をすぐにやめさせてほしい。

【低俗、モラルに反する意見】

  • 「ひな壇に飾られたひな人形を的にして、扇を投げつけて倒す」というゲームをしていた。紙で模したものとはいえ、おひなさまを飾っている家庭が多い時期でもあり、小さな子どもが真似をしないか心配だ。

【喫煙・飲酒に関する意見】

  • アニメの中で喫煙シーンが出てくるが、子どもの教育上良くないので、やめたほうがいいと思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 番組内容が「いじめにつながる」との意見が多数寄せられているが、本当にいじめにつながるのか。最近の未成年者はテレビだけが全てで、テレビだけから全ての情報を得ていると思っているのか。小学校高学年にもなれば物事の分別はできると思う。わかっている子なら、テレビでやっていたからと言い訳をしても、実際に傷害事件は起こさない。「子どもが孫が・・・」と、それを盾にしないでほしい。

【委員会に関する意見】

  • 『幸せの時間』の性的表現に関して苦情が多いという話を聞いた。確かに過激ではあるが、一方でこれを取り除いてしまってはドラマの面白みの一端を削ぐと思う。視聴者は、必ずしもあの映像を見て性的興奮をしているわけではないし、昼の時間は子どもが見る可能性も低い。一方で、ドラマの開始時や新聞予告に性的な表現に関する注意や、そういった表現もあることを暗に読み取れる表現をしていたから良いのではないか。

  • 『幸せの時間』は多くの批判が寄せられているが、本編の放送以外の宣伝でも、どぎつい場面をつなげて編集していた。目を覆いたくなるような宣伝だった。子どもが学校から帰宅している時間帯などにも、頻繁にこの宣伝が流れていた。ドラマ本編はもちろん、ドラマの宣伝についても節度を求めてほしい。

2013年1月に視聴者から寄せられた意見

2013年1月に視聴者から寄せられた意見

アルジェリア人質殺害事件について、報道のあり方に批判的な意見が数多く寄せられた。大半は実名報道に疑問を呈するものだが、被害者家族への取材や報道の仕方に反発もあった。大阪市立桜宮高校の体罰による生徒自殺問題では、キャスターや出演者の発言に、「公正ではない」といった抗議が多かった。

2013年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,368件で、先月と比較して110件増えた。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話24%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は、男性67%、女性29%、不明4%で世代別では30歳代30%、40歳代24%、20歳代18%、50歳代16%、60歳以上9%、10歳代3%の順になっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は593件《46局》だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、27件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

1月の視聴者意見は1,368件と先月より110件増えた。
アルジェリア人質殺害事件について、報道のあり方に批判的な意見が数多く寄せられた。大半は実名報道に疑問を呈するものだが、被害者家族への取材や報道の仕方に反発もあった。大阪市立桜宮高校の体罰による生徒自殺問題では、キャスターや出演者の発言に、「公正ではない」といった抗議が多かった。
バラエティー番組などでのCMへの入り方、特にむやみに引っ張るやり方に強い反発があった。誤字脱字など間違いの多さや、アナウンサーがタレントのようにふるまっているという意見もあった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は78件で、前月より2件減少した。
今月は、「いじめ・虐待に関する意見」が12件、次いで「性的表現に関する意見」が11件、「低俗、モラルに反する意見」が10件と続いた。
バラエティー番組における“罰ゲーム”について、いじめだけでなく体罰を連想させるとの意見が寄せられているほか、子どもたちの”言葉遣い”に放送が与える影響に関する意見が複数寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • アルジェリア人質事件において、政府と会社から「遺族への配慮もあり被害者の氏名公表は控える」とのことだったのに、実名報道した。これは問題ではないのか。キャスターが弁明していたが、「無念を晴らすための実名報道」なんて聞いたことがない。自分たちの立場を上手く利用した言い訳でしかない。もちろん遺族が公表を望んでいるならよいと思うが、望んでいないことをなぜ報道機関の勝手な言い分だけで報道するのか。
  • 遺族へのインタービュー取材を控えるべきだ。政府や会社が被害者家族のことを考え、名前を公表しなかったのに、すぐにマスコミは報道する。現地の状況が分からないまま発言を求め、亡くなっていたことが分かるとすぐ、「今の心境は?」などと馬鹿な質問をする。傷口に塩を塗りつける質問をすることが、遺族の為になるのだろうか。
  • アルジェリア人質事件では日本人を含め多くの人命が失われたが、相変わらず「興味本位」の報道で呆れた。ドラマであるかのようにBGMをつけて放送していた。コメンテーターは憶測混じりの無責任な発言、政府や会社の記者会見における記者の幼稚な質問。おそらく遺体が日本に到着すれば、また土足で葬儀に殺到するのだろう。マスコミは「知る権利」を盾にどれほど無礼な振る舞いをしてきたか。今もって自らの非礼を自覚する気配が見られない。事件は「エンターテインメント」ではない。猛省を促したい。
  • キャスターは「無念を伝えるために、数だけで表現するのではなくお名前をお伝えさせていただく」と言った。名前を言わなければ無念は伝わらないとでもいうつもりか。どれだけ遺族、視聴者を馬鹿にしているのか。遺族の感情を無視し、報道の自由の名の下に、勝手に報道する。放送倫理はどうなっている。
  • 報道の自由は、突然のテロで家族を失い苦しんでいる遺族の願いより優先されるべきものではない。この事件だけではなく、犯罪被害者の実名報道にきちんとしたルールを設け、実名報道は被害者遺族が望む場合だけにするよう徹底してほしい。
  • 大阪市立桜宮高校の体育科入試中止のニュースで、「市長の独断だ」と言っているが、それはおかしい。この学校は以前から体罰が問題になっていたのに、調査や改善もせず、体罰はないと嘘の報告をしていた。体罰問題の情報を隠匿したのはこの学校の責任者ではないか。生徒の為、受験生の為というのであれば、ちゃんとした情報を出すべきだ。「体罰があり、自殺者が出た」だけで、入試の中止が決まったように報道しているところもあるが、根本的な問題に触れもせず、市長の独断という批判はあたらない。
  • 桜宮高校で生徒が自殺した事件で、生徒が顧問に宛てて書いた手紙の内容が紹介された。それによると、生徒は「なぜ自分だけが暴力を振るわれるのか」と苦しんでいたようだ。それについてキャスターは「昔からキャプテンは怒られ役で、褒められることは稀だった。生徒はキャプテンとしての重責と体罰の辛さに耐えられなかったのだろう」とコメントした。「自殺したのは生徒が精神的に弱かったから」という意味に取れる。「精神的な弱さ」といった単純な理由で事件が起きたのではない。教育現場において、自殺者が出るほどの恒常的な暴力が黙認されてきたことが問題なのだ。生徒の資質に原因があるという考え方は間違っている。
  • 桜宮高校生自殺事件が報じられているが、マスコミの無節操さに憤りを覚える。つい数週間前までは、若者を体罰で指導する学校や団体を取材した番組を放送したり、「体罰やいじめは子どもが強くなるために必要」などという持論を展開する学習塾の代表を”カリスマ教育者”として取り上げたり、概して「今どきの若者はひ弱になった」と結論付けていたではないか。ところが、生徒の自殺が報じられて以降、まるで流行りものに飛びつくように「体罰は問題だ!」と騒ぎ始めた。マスコミが真に体罰を問題視しているようには感じられない。
  • 退職金の減額による年度途中の教師の退職が問題になっている。「職務への自覚がない」や「無責任」という公務員叩きのような論調が多い。しかし、公務員も労働者であり、退職金を計算してローンや退職後の人生設計をしている人も多いはずだ。民間も苦しい、その中で「公務員が?」という気持ちも分からないではない。しかし問題は、実施時期は適切かなど十分な議論もせずに条例を施行する国や行政にある。一方的に公務員を叩くことはおかしい。
  • 私は県の福祉部門で働いている。生活保護の申請に通らなかった方からは罵声を浴びせられ、「一家まるごと死ねというのか!」と怒鳴られる。そういった方々にとって、5000万円もの年収があったり、マンションの高額なローンを返済していたりと報道された芸人が今もテレビに平然と出ていることは、いかがなものか。「芸人の○○はいいのに、おれは駄目なのか!どっちが貧窮していると思っているのだ」と、あの事件以来何度も言われた。社会的な倫理からしても、ああいった方がテレビに出て、社会に容認されたような態度をとっていると、とても我慢ならない。どうかテレビに倫理観を取り戻してほしい。
  • 私は関西圏に住んでいるが、首都圏での大雪報道にうんざりしている。大雪も天災だから、何が起きたのか、これから何が起こる可能性があるのか、インフラの状況、交通規制、人的被害等は全国放送で報道すべきことと理解する。しかし、わざわざ報道すべき内容でもない些細なことも全国放送で延々と報道している。何年かぶりの大雪の苦労を楽しんでいるかのような、半分笑いながらの報道もある。沖縄の人も北海道の人も東北の被災地で避難生活をしている人にも、その報道が伝わっているという自覚があるのか。
  • 「爆弾低気圧」という言葉は、不適切な言葉だと思う。この言葉は避けるべきだ。理由は、低気圧は「爆弾」ではないし、その言葉が連想させるものは穏やかでない。頭上に爆弾があると連想させることは、戦争を経験した人たちへの配慮に欠ける。世界で紛争が絶えない中、爆弾という言葉を軽々しく使うべきではない。どこで誰が言い出した言葉かわからないが、正式な気象用語でないのであれば、使用は避けるべきだろう。
  • 元局アナウンサーが起こした死亡交通事故について、テレビの扱いが甘すぎないか。一般人が同様な事故を起こせばワイドショーでも徹底的にプライバシーを暴いて吊し上げるのに、この人に限っては完全に扱うことも憚られる雰囲気だ。この事故を取り上げたワイドショーでも、女性キャスターが元アナウンサーに同情して涙ぐんでいた。なんだか遠慮しているようだ。ただでさえこのような事故が多いのに、有名人に限ってこのような扱いでは示しがつかないだろう。
  • 昨年末、由布院でテレビ番組の取材と遭遇した。のんびり温泉に浸かっていると、数人のカメラクルーが入ってきて、断りもなくカメラを回し出した。リポーターも放送局もわからないし、私が写ったかどうかもわからないが、傍若無人さに呆れた。自分が写らなくても、異様な集団が入ってくればかなりのストレスだ。温泉取材の時は、一般客のいない時間か、貸し切りで収録すべきだ。客がいる時は事前に了解を得るなど、最善の配慮をすべきではないか。

【番組全般・その他】

  • ホームビデオの映像をまとめた「決定的瞬間」系の番組や、整形手術で大変身したというような番組で、よく使われる引っ張りの手法にうんざりしている。「その映像がこちら」と言った後で、「3・2・1」といった無意味なカウントダウンが入る。時には「その映像がこちら」と言ってカウントダウンが始まったものの、その映像が流れる直前でCMに入ることもある。さらにひどい場合にはCMをまたいでなおかつカウントダウンに入り、再度の直前の停止で別のコーナーに行き、番組の最後まで引っ張られたりすることもある。
  • バラエティー番組等でのCMへの入り方を不快に感じる。視聴者が待ち望む瞬間に突然CMになることが多い。スポンサーありきの民放だから、CMに入るタイミングを制作者なりに追求した手法なのだろうが、気持ちよくCMも見ようとは思えず腹立たしい。CMの後に同じシーンを繰り返すことも多く、イライラさせられる。最近では番組とCMとの区別がつかない時がある。同じタレントが出ている場合もあり、突然CMに入ることも如何なものかと感じる。制作者は、本当に自信のある番組を視聴者に届けようと思っているのか。番組を丁寧に作る意識に欠けるように思えてならない。
  • 最近のアナウンサーはたるんでいる。事実を正確に、聞き取りやすく伝えることが本来の使命であるにもかかわらず、漢字の読み間違えや誤った内容の報道が後を絶たない。政治家が同じことをしたら、鬼の首を取ったように何度も問題の場面を報道して笑うくせに、自分たちの時は何事もなかったかのように開き直っている。お笑い芸人と一緒になってバカ騒ぎをし、クイズ番組で無教養さを晒しては、へらへら笑っている。アナウンサーはタレントではない。自分の社会的な使命・役割をしっかり自覚して仕事をしてほしい。
  • 最近、テレビの番組宣伝で、やたらと字幕テロップを入れる。そのたびに「キーン、ピュー、ビュー、ボコボコ」等、変な擬音を使っているが、耳障りだ。何故あんな無駄なことをしているのか。視聴者がその番組を心地よく見続けたいと思うだろうか。すぐ真似をして、どの局も番組も「キーン、ビュー、ビュー」。実に不愉快だ。

【ラジオ】

  • その日のニュースをランキングするコーナーを聴いていて、気になることがある。リスナーからの意見を紹介する際、特に政治関係のニュースとなると、毎回といっていいほど「横浜市在住の40代男性」という人の意見が紹介される。それも何年も前からだ。こう毎回同じ肩書の人物の意見ばかり紹介されるのは変な感じがする。同一人物の意見なのか否かは不明だが、毎回「横浜在住の40代男性」とは不自然だし、関係者によるヤラセではないかとの疑いも出てくる。しかもその意見の内容が常に同じ方向を向いているから尚更ヤラセ臭い。
  • 女性出演者への出題として、「虫を食べる」「美味しそうに虫を食べる」というのがあった。ラジオならではのリスナーの想像をかきたてるところだが、その期待されるリアクションが案の定、極度に嫌がる女性喚き声だった。番組の企画を逸脱したディレクターのパワハラ=イジメ・虐待にも等しい行為を聞かされた。ネタバレ的にはこの虫はイナゴだったようだが、大津イジメ自殺追い込み殺人の虐待を連想させる。

【CM】

  • 汚い食べ方をするCMが多い。パンを目の前にぶら下げ、魚がエサに食いつくように下から食べる、わざと口の中に食べ物が入る様子を見せる、指をベチャットなめてみせる、汁物や茶漬けをズルズル音立てて吸い込むなど、表現が目に余る。そんなCMを見せられてもおいしそうだとは思わないし、購買意欲もわかない。
  • 最近の番組は、CMの時間が以前に比べて増えていると思う。番組の時間に対してCM時間の比率のルールなどはないのか。特に一時間番組の後半では、番組内容を細切れにしてCMが入っており不快に感じる。例えば、1分のCMの後10秒ほどの放送、そしてまた1分のCM、最後に30秒程度で番組が終了となっている。CMの時間配分等について改善する気はないのだろうか。

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 始まった当初は面白かった番組だが、だんだん身体をいたぶったり、なぐったり、股間をみんなの前で連打する、などを行うようになった。いじめに直結するようなお仕置きが、平然とお茶の間に流れていて唖然とした。いじめ撲滅をしているのに、あれでは、いじめのヒントを得て、やりかねない子どもたちもいるかもしれない。あんな番組をだれもおかしいと感じずに見ていることに、恐ろしい感覚の麻痺を感じる。
  • “けつバット”は体罰だ。年々エスカレートしている。ニュース番組で体罰を批判しながら、バラエティー番組は体罰で笑いをとる。放送局として矛盾している。こんな番組が続いたら、イジメや体罰が後を絶たない。

【性的表現に関する意見】

  • 日曜のお昼の時間帯に、ラブホテルの話題を取りあげていた。”ある芸能人がラブホテルで浮気”との情報で、それを茶化しながらラブホテルの紹介(休憩○○円、宿泊○○円、浴室テレビなど)をし、出演者たちが「休憩ってなにするの?」などと言っていた。子どもと一緒の日曜の昼に流すような番組構成ではない。

【表現・演出に関する意見】

  • 小学生の孫と一緒にこの番組を見た。お笑い芸人が次々に卑猥な言葉を連呼し、その度に孫から「どういう意味か」と聞かれ困ってしまった。小学生も見るような時間帯に、このような出演者は出さないで頂きたい。また、出演者は”時間帯や番組内容”を考えてから発言していただきたい。

【言葉に関する意見】

  • 最近高校生の孫が「全然だいじょうぶ」や「全然おいしい」などと話している。テレビでもアナウンサーが「全然○○」と言っていた。「全然」は打消しや否定的な表現で「大丈夫」や「おいしい」などの肯定表現には不適切だ。テレビに出る表現者が日常的に使うと、子ども達に悪影響だ。放送で使うことをやめてほしい。
  • 「取らさせて頂きます」などの、聞いていて気持ち悪い誤用を平気で使うタレントがいる。この変な日本語が普通になってしまうのではないか、と怖い。影響力のあるテレビ番組で間違った日本語が多いということは、それこそ子どもの日本語に対して悪影響があると思う。

【動物に関する意見】

  • お笑い芸人が、水槽に顔を入れて金魚の入った水を入れるシーンは、動物虐待だと思う。見ていて不快だった。床にも金魚がこぼれていた。子ども達への悪影響にもなると思う。笑いを取るために、動物や生き物を使わないでほしい。

2012年12月に視聴者から寄せられた意見

2012年12月に視聴者から寄せられた意見

衆議院選挙の結果、自民党が政権を取り戻し、第2次安倍内閣がスタートした。選挙にかかわる報道では、出演者の発言が公平でない、ツイッターなどの利用も悪くないが、意見の選択に片寄りがあるなどの意見があった。
年末恒例の長時間特番への批判もあった。お笑いタレントの内輪話や、いじめにつながるようなドタバタばかりでうんざりするといった意見が多かった。

2012年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,258件で、先月と比較して338件減った。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話24%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性67%、女性29%、不明4%で、世代別では30歳代30%、40歳代30%、20歳代15%、50歳代15%、60歳以上8%、10歳代2%の順になっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は535件【35局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

12月の視聴者意見は1,258件と先月より338件減った。4ヵ月にわたって減少傾向が続いている。
衆議院選挙の結果、自民党が政権を取り戻し、第2次安倍内閣がスタートした。選挙にかかわる報道では、出演者の発言が公平でない。ツイッターなどの利用も悪くないが、意見の選択に片寄りがあるなどの意見があった。
年末恒例の長時間特番への批判もあった。お笑いタレントの内輪話や、いじめにつながるようなドタバタばかりでうんざりするといった意見が多かった。
またペニーオークション詐欺に関連して、問題になった芸能人の出演に厳しい批判があった。
ラジオに関しては27件、CMに関する意見は43件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は80件で、前月より26件減少した。
今月は、「表現・演出に関する意見」と「低俗、モラルに反する意見」が18件、次いで「性的表現に関する意見」が14件と続いた。
年末の特別編成のため長時間の番組が多く放送されており、それに関する意見が多く寄せられている。その中でも特に、バラエティー番組における"罰ゲーム"について、いじめを連想させる内容だったとの意見が複数あった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 批判ばかりでうんざりする。つい先日国民が選んだわけだから、しばらく見守っていてはどうか。魔法使いでもあるまいし、今日、明日に結果が出るわけがない。なにも重箱の隅をつつくことばかりがメディアの仕事ではない。メディアにしか出来ない、被災地の実情や、福島第一原発の現状など、国民はそちらのほうが知りたい。

  • 民主党が政権を取ったときは「民主主義が機能した」と言っていた人たちが、自民党が政権を取り返すと、「ほとんど支持されていない自民党が政権を取った」と耳を疑うような発言をしていた。いくら自分たちの考え方と違う選挙結果になったからといって、まるで選挙に不正でもあったかのような発言はいただけない。選挙民を馬鹿にしすぎだ。

  • 偏った報道が多い。どうしてあれほどまでに批判的な報道ができるのか不思議だ。民主党政権下に引き起こされた問題を、当時野党の自民党に問題があったように感じさせる報道内容などは、度が過ぎる。消極的な理由かもしれないが、自民党は民意によりこれだけの議席を獲得した。意図的に印象を悪くするような報道をしているようにしか思えない。

  • 「新政権に問う」という形で、番組への意見をツイッターで募集していたので、ツイッターを見ながら番組も見ていた。番組中の画面下にメールやツイッターへのコメントが紹介されていたが、投稿コメントの中で少数意見と思われるコメントばかりを選び出していた。ある一定の方向へ誘導するようなコメントの選択は、公平な放送とは言えないのではないか。

  • 池上彰さんには感心した。ジャーナリストとして政治家や政党に鋭く切り込んでいた。久しぶりに気骨のあるジャーナリズム精神を見せてもらった。今の日本の放送局には発信者としてのメディア・リテラシーが欠けている。メディアはプレスリリースや記者会見を垂れ流すだけでなく、「権力の監視」として機能しなければならない。その為には鋭く深く切り込み、情報を日の当たる場所まで引きずり出さなければならない。そこに、遠慮や恐れが存在してはならない。この点は海外の放送局に比べ日本は劣っていると思う。この番組には失われつつあるメディアの理想の姿が反映されていた。

  • iPS細胞移植、尼崎事件写真取り違え等、報道のいい加減さが露呈しているが、今回の北朝鮮のミサイル発射前日の解体中の報道もそうである。軍事問題だけに規制や難しいことがあるのは理解できるが、ほぼ全ての局が「解体中、しばらく発射はない」と報じた。これも大誤報ではないのか?バラエティー番組にしても「決定的瞬間」系の番組はほぼ動画共有サイトからの寄せ集めだ。どの局もそうだから結局同じ映像が各局で順番が違うだけで流れる。テレビの存在意義自体が薄れてしまっているのではないか?

  • 「世論調査」に意見したい。一般的に「世論調査」は全国津々浦々、電話による調査だと思うが、被災者の仮設住宅に固定電話はない。選挙の争点である「原発」に関する世論調査に、被災者が含まれないことはおかしい。電話以外の手段で、被災者の意見も世論調査に汲み上げてほしい。

  • トンネル事故で命からがら逃げてきた人が、「助けて」という声が崩落した中から聞こえてきたと話した。これに対して、記者が「どのような声で助けを求められましたか?」と聞いていた。何を考えているのか。常識で考えてものを言え。他の記者も「どんな声でしたか?」などと無神経に聞いていた。取材を受けた方達と閉じ込められた方達は、ほんの何秒かの運命の違い。その上、助けを求める声を聞いてしまったことを考えると、PTSDが心配だ。もう少し配慮した取材ができないものか。

  • 西成区の女医怪死事件を取り上げた中で、生活保護受給者の処方薬の不正転売を取材していた。不正転売が悪いことは当然だが、デタラメな処方を書く医師やバンバン薬を出す薬局がなければ転売しようにもできないわけで、より強く医師や薬局が非難されるべきだ。問題の本質と公平な報道を望む。また国民医療費の一覧を表示して、生活保護受給者が突出して医療費が高いと言っていたが、高齢者や疾病者が多い訳だから高いことは当然ではないのか。そうした背景説明もなしに数字だけを出すと、生活保護受給者の全てが転売予備軍のように勘違いするひとが出てくるのではないか。巷に溢れている生保叩きを助長しかねない。

  • 地震があり津波の可能性がある時にはテレビ画面に日本地図と警報のある地域が表示される。先日地震があり、テレビを見ていたらその警報を邪魔するような番組がほとんどだった。主にバラエティーだが、無駄にワイプを出していたり、出演者が話している内容と同じコメントをテロップとして出していたりしているせいで、地震の警報を見づらくしていた。このワイプとかテロップは必要ない。むしろ禁止にするくらいでいいのではないか?地震があった時に画面が見辛くなるような、今の番組のあり方を変えてほしい。

  • 私の家族には難聴者がいる。テレビの字幕表示について申し上げたい。画面に不要な字幕やテロップがたくさん出ていて、本来の字幕が読みにくい。これは一緒に見ている家族も不快に感じている。特にバラエティーはひどい。字幕を必要としている人間もいる。「読めれば良いだろう、敬語や丁寧語でなくても何を言っているのかさえわかれば良いだろう」という難聴者を軽視しているような字幕の出し方はやめてもらいたい。

  • 現地に行かず、スタジオで「プロ野球中継」をするのは、臨場感がなく面白くない。球場での実況なら、打球が飛べばすぐわかるはずだ。ところが、モニターで試合を見ているので、打球がどこに飛んだか分からず実況が遅い。海外の試合なら仕方がないが、国内の試合で、手抜きすることは視聴者をバカにしている。球場からの実況放送にすべきだ。

  • 星占いは捏造報道ではないのか。朝夕の情報番組の最後に必ず星占いのコーナーがあり、着る服の色、食べる物の種類、その日の行動まで指定する。カルト宗教紛いのものだ。科学的根拠もないのに、あたかも証明された事実のように報道する。これは洗脳であり捏造報道ではないか。バラエティー番組でお遊びとして星占いをすることと、情報番組でニュースの後に毎日星占いを報道することとは意味合いが違う。

【番組全般・その他】

  • 毎年この季節になると3時間を超える長時間番組が多くなる。過去に放送された長時間の特別ドラマの再放送はまだ良いが、バラエティー番組で3時間超という番組が多い。これらの番組のほとんどがタレントの内輪話ばかりで、視聴者としては面白くもなんともない。くだらない内容をだらだらと流さないで、中身が濃いまともな特別番組を制作できないのだろうか。

  • 2~3時間の特番的な番組が多い。それもお笑いタレントの集団的番組、食べ物を無駄にするといった低俗な番組、人をこけおろす番組など、とても見るに堪えない。警察ものの特番もあるが、「いかにも頑張っているんだぞ」のようなアピールものばかり、警察なら当たり前ではないのか。家族や高齢者の時間帯に、このような低俗な番組ばかりでは、憩いを得られない。地デジになったのに何の意味があるのか。もっと楽しみや興味をもてる番組を制作してほしいものだ。

  • 美容整形を過剰に取り上げている。「若返り整形」や「声の整形」「歯の整形」など、とにかく様々な整形手術を取り上げている。一度やった特集と同じような特集を何度も繰り返し放送するのでタチが悪い。"整形でこんなに得をする"という感じで美容整形を宣伝しているようなものだ。テレビはとても影響力がある。度々美容整形を特集して視聴者の気持ちを煽るような番組作りは放置されるべきではない。

  • ペニーオークション詐欺が問題になっている。芸能人が自分のブログで、「私もオークションで落札した」とファンをだました女性タレントがワイドショーに出演していたので驚いた。録画なら仕方ないが、生放送なのに、何故、問題になっている人間を出すのか。この放送局の考え方が理解出来ない。金を貰ってファンをだますという行為は許されない。ブログを見ていたファンはもっと腹が立っていると思う。

  • 昨今のドラマ番組は高齢者に優しくない。「ひそひそ話」「つぶやき話」などの低い音量の台詞の場面で、かなり高い音量でBGMや効果音が流れることがある。強調することはわからないではないが、肝心の台詞が聞き取れない。高齢者にとってはとても聞き取りにくい。かといって音量を上げると、CM等で急に音量が上がる。もう少しBGMや効果音の音量を下げて、「ひそひそ話」「つぶやき話」等の場合は台詞の音量レベルを上げていただくとありがたい。

  • 生きた金魚を口ですくうという場面があった。案の定そんなことは出来ず、用意された金魚たちは床に散乱、粗末に扱われていた。不愉快極まりなかった。度が過ぎている。一瞬の笑いをとる為だけにこんな形で命を利用することは如何なものか。金魚の命を軽視しているとしか思えない。二度と見たくない。

  • 大量の香辛料を入れたカレーを芸人に食べさせ、口もきけないほど苦しむ姿を見て、平然と笑っている出演者を映している。もはや暴行の域であり、公然といじめをエンターテインメントとして披露し「いじめは楽しい」「ヒトを苦しませることはゲーム」と教える俗悪な番組だ。いくら何でも度が過ぎている。こんなものを平気で放送する放送局の低俗さに怒りを覚える。

  • 「ゆとり教育」の影響で、だらしない人間ができてしまったかのような描写に気分を害した。同じ教育を受け今必死に真面目に生きている人間も数多くいるのに、一部のだらしない人間を取り上げることはおかしい。だらしない人間は「ゆとり世代」に限らず、どの世代にも存在する。「ゆとり」と言われて馬鹿にされながらも、真面目に生きている人たちのことを考えてほしかった。「ゆとり教育」やそれによって生み出された「ゆとり世代」を擁護する気は全くない。しかし、「ゆとり教育」を生み出した政治家を選出したのは今「ゆとり世代」を馬鹿にしている大人たちだということを忘れてほしくない。

【ラジオ】

  • ラジオショッピングの手法は、殆んど"やらせ"に近く許しがたい。例えば「これだけのカニが入って1キロ1万1500円のご案内になります」と最初のコメントが入る。するとパーソナリティーがすかさず「もう少し何とかならないですか」と言うと、「わかりました。では更にもう1キロ、合計2キロのカニでいかが」、「いやもうちょっと」という掛け合いの後、「じゃあ、カニ2キロ8900円で」、となる。最初からそのつもりではないのか。お客の購買意識を煽る"詐欺まがい"の商法が見え見えで腹立たしい。

  • キャスターが、「選挙中なので、どの政党とは言いませんが」と言いながら、特定政党の公約の批判ばかりしていた。誰が聞いてもわかる内容で、選挙中に公共の電波を使って政治に関して偏った意見を言うことは許されない。マスコミの影響力を自覚すべきだ。公平な放送を望む。

CM

  • 平日朝の情報番組の途中や前後に地元パチンコ店のCMが入る。深夜であればともかく、朝の時間帯にパチンコCMを放送するのはいかがなものか。パチンコ依存症の人たちを刺激することにもなる。放送局というものは、お金になりさえすれば何の業種でもスポンサーとして受け入れるのだろうか。

  • マヨネーズのCM。女優さんは可愛いが、内容がひどい。胡坐をかいて、マヨネーズを床に乱暴にドンと打ちつけ、袋を破り、ジャガイモにマヨネーズをこぼれそうなほどかけ、ガシャブッというかヒャゴブッというか、なんともいえない不愉快な音を立ててかぶりつく。しまいには口に物が入った状態で、マヨネーズを口の周りにつけながら「ぶっかけうまい!」という、品のない台詞で締めくくる。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 毎年、この特番の放送を楽しみにしていた。だが近年、最後に行われている罰ゲームが、見ていてつらく感じるようになった。今回は、タレントを宙吊りにしてペンキの中に落とすということを何度も行っていた。その時、このタレントは呼吸ができずに苦しい表情を浮かべており、その様子を見て、周りが笑っていた。この場面を見て、実際に真似してしまう子どもが出てきてしまうのではないか、と感じた。

  • 罰ゲームとして、番組ディレクターにバンジージャンプをさせるという内容だった。ディレクターは無理をして笑顔を作っているように思えた。スタジオではその様子を見て笑っている。これらのことは中学生のいじめにも繋がるのではないかと不安に思う。

【低俗、モラルに反する意見】

  • 大家族の暮らしぶりを紹介する番組で、当初は楽しく見ていたが、今では不快な番組になった。この父親の身勝手さは、ひどすぎる。子ども達が犠牲になっていることが可哀想でならない。こんなひどい状況をテレビで放送することはおかしい。

  • 覚せい剤で捕まったタレントが、こんなに早く復帰するのは信じられない。なぜテレビで対談などのコーナーを設けるのか。テレビに出演して、ニコニコ笑顔で笑っているのを放送するとは、テレビ局の倫理感を疑わざるを得ない。

【性的表現に関する意見】

  • ラジオ番組の中のあるコーナーには、性的な内容や冗談が多すぎて、あまりにも下世話でくだらなく、聴くに堪えない。ラジオはテレビと比べて若年層の聴取者が多いためか、限度を超えた会話が多いように思う。「表現の自由」や「聴かなければいい」という意見もあるかと思うが、公共の電波だ。ファンにとってはいいかもしれないが、一般の人が耳にした時は充分に不愉快に感じる内容だ。もう少し改善していただきたい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 11月の視聴者意見を読んだ。なるほど多くの人が「この番組を子どもに見せていいのか?」と思っていることが分かる。確かに「やりすぎではないか」と言いたくなる番組もあるが、それを放送したとして、子どもがすぐ真に受けるものか。そんなことはないだろう。そもそも子どもの価値観の形成は、テレビだけの仕事ではない。そこをわきまえて意見を言うべきだ。

2012年11月に視聴者から寄せられた意見

2012年11月に視聴者から寄せられた意見

選挙報道に関するものが増えた。ワイドショーなど情報系番組についての偏向批判や、キャスター、出演者の発言に関する意見が多数。信用金庫の立てこもり事件では、現場からの中継報道に、人質の安全への配慮が足りないとの批判も。昼の連続ドラマで過激な性的シーンが多いとして、放送時間を配慮するべきだとの声もあった。

2012年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,596件で、先月と比較して303件減った。
意見のアクセス方法の割合は、メール70%、電話26%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性62%、女性34%、不明4%で、世代別では40歳代31%、30歳代27%、20歳代13%、50歳代18%、60歳以上10%、10歳代1%の順になっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は779件【30局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

11月の視聴者意見は1,596件と先月より303件減った。
総選挙に向けて走り出した。視聴者からの意見も、選挙報道に関するものが増えた。ワイドショーなど情報系番組についての偏向批判や、キャスター、出演者の発言に関するものが多い。文字の間違いの多さや、放送事故などへの対応のまずさを指摘する声もあった。
信用金庫の立てこもり事件では、現場からの中継報道に、人質の安全への配慮が足りないとの批判があった。
バラエティー番組では、食べ物を粗末にすることや出演者の食べ方が汚いなどの批判が多かった。ドラマでは、昼の連続ドラマで過激な性的シーンが多いとして、放送時間を配慮するべきだとの声もあった。
ラジオに関しては30件、CMに関する意見は33件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は106件で、前月より10件減少した。
今月は、性的表現に関する意見が33件、次いで表現・演出に関する意見が12件、いじめ・虐待に関する意見が11件と続いた。
バラエティーの演出に関して、罰ゲームの内容や、いわゆる"いじり""ふざけ"などの行為および言葉について"いじめを想起させる"との意見のほか、番組内での飲酒に関する意見があった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ワイドショーなど情報番組での偏向が激しい。番組中、○○党も駄目だが△△党も駄目と断定するものがあまりにも多い。素直に聞いている人は影響を受けるだろう。誘導し決めつけることは一種の洗脳ではないか。「今のような状況になったのは有権者のせい」とも言っていた。正論だが、それをマスコミが言う資格はない。正しい選択をするためには、できる限り多角的な情報が必要だが、マスコミは恣意的で偏った情報しか流さない。

  • 各局とも「ニュース番組」と位置づけながら"ワイドショー化"している番組が多すぎる。しかも、公平であるべきキャスターが個人的な意見を押し通そうとする姿には疑問を感じる。「ニュース番組」として、公平・公正であるべきだ。

  • 情報番組にコメンテーターとして出演する人物に、芸能人や芸人を多用し、政治などについて意見を言わせる意味がわからない。テレビ局の意向に沿ったことしか言わない芸能人の意見を、まるで"世論"であるかのように放送している。いつも反対意見の人はおらず、公平な放送とは思えない。せめて、専門的知識のある人を出すべきだ。

  • 田中文科相の大学認可のニュースについて、どの局も大臣の個人的資質のみにスポットを当てている。あまりにも低レベルで、公平性を欠く。そもそも、大臣の認可前に事務レベルで進め、巨額の投資が終わった後にお飾りの大臣が判子を押すだけというシステムに問題があるのではないか。この点をどの局も触れていない。テレビ局もお上の意向をくんで偏向していると国民に思われても仕方がない。

  • 豊川市の信金立てこもり事件の現場を中継していたが、銀行裏だと思われる場所に待機している警察(映像が鮮明でないので断定しかねるがSATのようだった)を望遠で撮影していた。これはやってはいけないことではないか。犯人が情報収集をしていないとでも思っているのだろうか。人質の命を軽視し、犯人逮捕を妨害しているとしか思えない。リスクを考えたら許されない行為だ。

  • 情報番組において、氏名や数値の間違い、誤字脱字が目立つように思う。後日に訂正とお詫びをしているが、放送前に原稿やテロップを精査するシステムが甘いのではないか。氏名を間違えるなどもってのほかだ。些細なことであっても、放送に携わる者にとって、恥ずべきことだ。その感覚が尼崎変死事件の写真の件など、大きな誤報に繋がるのではないか。スピードや話題性よりも、正確さを大切にしてほしい。

  • 朝のワイドショーだが、時刻を"赤"で表示しているテレビ局が増えた。白のテレビ局は少数だ。この番組ではやたらと"赤文字"を使っていて見づらい。そもそもテロップや文字表示は目の不自由な人の為にあるものだという認識を持っているが、最近は色が派手になっている。なぜ"赤"を使っているのか聞きたくてテレビ局に電話をしたが、答えてもらえなかった。

  • 台湾電力が少数民族の住む孤島に原発由来の低レベル廃棄物の保管場を作ったことについて伝えていた。日本の研究者の調査で、ずさんな保管状態が明らかになり、万一漏れればそれは潮流に乗って日本にも流れてくる恐れがあることもわかり興味深かった。原発で儲ける人たちだけが、「原発は安全ですよ」と言っているように思う。メディアは今後ともこのような現実を伝え、原発を使い続けていくべきなのかどうか視聴者に問題提起してもらいたい。

【番組全般・その他】

  • 1ヵ月を1万円で生活する企画で、女性タレントが5日間で逃げ出した。東日本大震災の被災地では今も大勢の人が不自由な生活を強いられている。昨年の台風で被災し、いまだに避難所生活をしている人もいる。そういった人々に娯楽を提供する使命を負っているテレビ番組が、電気・ガス・水道完備のマンションでの生活を5日間で逃げ出すという茶番を放送する。逃げ出した女性タレントは社会人としての自覚がない。仕事ができることへの感謝が微塵も感じられない。このタレントを起用したテレビ局にも非があると思う。

  • 俗に昼ドラと言われるドラマは人間関係がドロドロしているイメージがあるが、このドラマは初回から人間関係の描写よりも露骨な性行為の描写が多く、見ていてとても不愉快になった。俳優の演技が良くてもそのようなシーンばかりが印象に残ってしまう。深夜番組ならともかく昼なので子どもも見ることもあるので、ドラマの中止、もしくは内容を見直す必要があるのではないか。

  • 「番組内容が過激すぎる」と一部の視聴者から抗議が来て、内容を変更したという記事を見た。しかし、そんなに騒ぐような内容でもないので、このまま制作者の意図通りに放送していただけるようお願いしたい。抗議にいちいち対応していたら表現の自由が損なわれ、まともな番組作りが出来なくなる。見る、見ないは視聴者の判断に委ねるべきだ。

  • 巨額横領事件を起こした公社職員の元チリ人妻を取り上げていた。彼女は無罪になったのではなく、罪に問えるだけの証拠や、二国間での法的整備がなされていなかっただけである。事実が明らかになるや直ちに帰国するなど、初めからこの種の犯罪を起こすことを意図していた悪質性がある。犯罪によって得た金銭で母国に豪邸を建設するなどして、マスコミの注目を浴びた。盗っ人猛々しいにも程がある。世間の注目を集めているからといって、面白おかしく取り上げるテレビ局の感覚が非常識である。

  • 「お見合い」の企画がある。地方の農家では嫁不足が深刻で、農家では結婚相手を探すにも一苦労である。「地元だと嫁になってくれる人との出会いがない」というセリフをよく聞く。嫁さがしは知人の姉妹が相手ではお互いに遠慮があるのか、違う町の出身の女性を望むことが多い。農家の1人娘も婿探しは大変だ。この番組がきっかけとなり結婚できた男性も既に数人いる。番組に出る男性の両親や兄弟などの結婚に期待する思いは視聴者にも伝わってくる。最近は都会の男女の「婚活」も話題になっているが、他の局も率先してこういった企画を行い、地方の農家の嫁不足(婿不足)の解消に一役買ってほしい。

  • お笑い芸人が刺し身の船盛を無理やり食べ尽くすという企画だった。震災の傷痕も未だ癒えず、また、現下の経済情勢の中、生活保護受給世帯も増え続けているというのに、こんな低レベルな番組を放送できる神経が理解できない。常識的な感覚が麻痺しているとしか思えない。このような低俗な番組のスポンサーになっている企業の倫理観も疑われる。

  • 食べ物を粗末にするパフォーマンスが嫌だった。男気じゃんけんもいじめに繋がりかねない。買った物をすぐにゴミに出したということも気になった。トラの剥製も、ただ殺され捨てられたということになる。食べられないという人もいるのに、大量の食品を買ってただゴミにしているかと思うと心苦しい。お金を払っていれば何でもいいというものではない。「こんなもんいらねー」など、それを作っている人に対しての批判的な言葉も不快だった。

【ラジオ】

  • キャスターとゲストの会話の中で、「やばい」の言葉が多くて、聞くに堪えない。「馬鹿笑い」も不愉快だ。最近のテレビ・ラジオ放送等マスコミで使われる言葉の汚さが、世の中の乱れやイジメに通じるものがあるのではないかと危機感を抱いている。

  • 食べ物や飲み物を紹介する際、口に含んだままアナウンスすることが多いが、耳障りだ。食べ物を口に入れたまま話さないことは、世界のマナーだ。ラジオなので何とかおいしさを表現したいのだろうが、聞きたくない。

CM

  • 最近、R15指定の映画の宣伝を目にするが、過激な内容が多い。未成年への視聴を制限する映画なら、テレビでCMを流すことは疑問に思う。子どもがその映画を見ないように注意喚起するなら、保護者が分かるように、R15の意味を画面上で伝えてほしい。

  • ドロリッチのCMは、おかしい。若い女の子がヒップパングのショーツをはいて、トップスはおへそが見えるくらいのチビTに胸の谷間が見えるような穴を開けていやらしい。若い男性にはいいかもしれないが、女性から見ると不愉快だ。制作側は、インパクトを狙ったとかいって、罪の意識が皆無だ。いつ見ても不愉快だ。

青少年に関する意見

【性的表現に関する意見】

  • タイトルからほのぼのとした心温まるドラマであろうと思っていたら、とんでもない内容だった。大人のドロドロとした性描写ばかりで、とても正視できなかった。何故こんなドラマを昼間から放送するのか。テレビにおける「表現の自由」は大切だが、この番組はそれ以前の問題だ。昼間なので、偶然青少年が目にする可能性もある。

  • 裸体の描写こそ露骨にならないよう配慮されていたが、このドラマの破廉恥な性描写の連続はアダルトビデオと大差なく、公共の電波に載せて発信して良い内容ではない。不快感とともに青少年への影響を危惧せざるを得ない。性行為のような秘め事は、ストーリーや演出の工夫によって慎重に扱っていただきたい。

  • 18歳未満の女性の出演者が男性出演者の前で性的な感情を刺激させるように衣服を脱いだり、男性出演者に尻を触らせるなど、このドラマは児童ポルノ法に触法するのではないだろうか。

【表現・演出に関する意見】

  • バラエティー番組等の罰ゲームで、熱いものを食べさせたり、冷水の中に落とすなど、人の嫌がることをさせるのはやめてほしい。また、その様子を見て笑う人の気が知れない。こうした番組の影響で、いじめを見ても痛みを感じず笑っているような子どもが育つのではないかと心配だ。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • バラエティー番組の中で、お酢を無理やり飲ませたり、作ってきたクッキーを投げて壊したり、顔をテープでぐるぐる巻きにし、バリカンで髪を刈るという行為を平然とやっていた。司会の2人はそれを見て笑うだけだった。いじめを助長する内容で、子ども達の間で模倣されかねない。

  • 女性アナウンサーがバラエティー番組の中で、男性出演者を拳で殴ったり、熱した耳あてを相手の頭部や顔につけ、笑いを取ろうとしていた。こうした行為は、子どもへの虐待を連想させる。また、アナウンサーはそのような事件をニュースで伝えるはずであり、冗談でもしていいわけはない。

【言葉に関する意見】

  • 番組内で発言をいじられたタレントが「殺すよ~」と叫ぶシーンが何度かみられた。子どもも見ている時間に不適切ではないか。笑いながらとはいえ、人の命を軽く見ている感じがした。テレビ局側も、わざわざ字幕までつけて強調していることに疑問を覚える。

【喫煙・飲酒に関する意見】

  • 出演者に酒を飲ませる番組が多い。いくら芸能人とはいえ、仕事中に飲酒とはいかがなものか。子どもに「芸能人は仕事していてもお酒を飲めるのに、何で普通の人はダメなの?」と聞かれた。ゴールデンタイムのバラエティー番組は子どもも見ているので、番組内での飲酒は禁止してほしい。

【報道・情報に関する意見】

  • 有名スポーツ選手の裁判について、連日、法廷内でのやり取りを非常に具体的に紹介している。性犯罪ということで、どうしても興味本位の伝え方になりがちだが、この番組は特に面白半分の表現に終始している。昼間からこのようなものを放送されては、中学生の娘がたまたま見てしまうことも考えられ、とても心配だ。

2012年10月に視聴者から寄せられた意見

2012年10月に視聴者から寄せられた意見

ニュース報道に関する批判意見が多かった。「尼崎連続変死事件」の報道では、事件の中心人物とみられる被告の顔写真を、取り違え、数日間使用し続けたことに、人権侵害だとの意見が寄せられた。また、iPS細胞を使って心臓手術を行ったという報道について虚報に踊らされたマスコミのあり方を問う声があった。

2012年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,899件で、先月と比較して827件減った。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、 電話26%、 FAX3%、手紙ほか2%。
男女別は男性62%、女性33%、不明5%で、世代別では30歳代33%、40歳代30%、 20歳代 18%、50歳代12%、 60歳以上5%、10歳代2%の順になっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は863件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

10月の視聴者意見は1,899件と先月より827件減った。
ニュース報道に関する批判意見が多かった。「尼崎連続変死事件」の報道では、事件の中心人物とみられる被告の顔写真を、まったく別人のものと取り違え、数日間にわたって使用し続けたことに、人権侵害だとの意見が寄せられた。また、iPS細胞を使って米国で心臓手術を行ったと嘘の記者会見をした人物への取材についても、批判が多かった。虚報に踊らされたマスコミのあり方を問う声があった。遠隔捜査ウィルス事件で誤認逮捕が相次いだことにも、厳しい意見が多かった。警察・検察の自白強要などに対するマスコミのチェック機能への不信の声があった。
ラジオに関しては47件、CMに関する意見は80件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は116件で、前月より21件増加した。
今月は、いじめ・虐待に関する意見が30件、次いで低俗・モラルに反する意見が18件、性的表現に関する意見が10件と続いた。
バラエティー番組の中の「川柳」のコーナーで、女性アイドルの容姿を笑いのネタにした内容に関して、いじめではないかという意見が複数寄せられている。また、子どもが見る可能性がある午後の時間帯でのサスペンスドラマなどの再放送について、配慮を求める意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「尼崎連続変死事件」の角田美代子被告の顔写真が別人のものだったという。これは「松
    本サリン事件・犯人誤報」以来の大問題だ。いずれの局も謝罪はしていたが、散々この事件についてあれこれ報道した後に、「すみません、間違っていました」の一言で終わらせていた。これは人権侵害であり、一言謝って済まされる問題ではない。なぜこんなことが起きたのか、各テレビ局で検証し、視聴者に説明するべきだ。倫理観を疑う。
  • 「iPS細胞を使った手術」が捏造だと分かったとたん、今度は手のひらを返したようにバッシングが始まった。そもそも、虚言癖のある人物の言葉に惑わされ、ウラを取らないまま報道してしまったのは自分達マスコミである。それを反省するどころか本人バッシングにすり替えるとは報道者の風上にも置けない。
  • iPS細胞の移植で問題になっているMさんの報道に関して疑問を持っている。本人の話が正しいとも思っていないし、擁護しているわけではない。しかし、元はといえば新聞社が情報の裏を取らずに、いい加減な記事を載せてしまったことだ。世紀の大誤報ではないか。しかし記者会見では、記者が責め立てるような口調で質問したり、バカにしたような笑い声が聞こえたりと聞くに堪えない。報道の誤りを認めずに、スキャンダルを得たとばかりに執拗に1人を責めるような報道は放送倫理が守られていると言えるのか。
  • 沖縄で起きたアメリカ兵によるレイプ事件で、「代わる代わる暴行をした」と女性キャスターが読み上げていた。1人の女性を集団でレイプすると聞くだけでも、彼女がどれほど傷ついたことか。それを更に「代わる代わる」と表現する必要があるのだろうか。彼女は米兵にレイプされただけではなく、テレビからも犯されたようなものだ。こんなデリカシーのない、心ない報道がジャーナリズムなのか。複数の人の手を渡ったはずの記事をチェックする機能はないのか。真摯に反省すべきだ。
  • 「週刊朝日と橋下徹大阪市長」について、各局の情報番組は“単なる興味本位”で取り上げているように感じられる。「同和問題」は非常に微妙な問題だ。知らない世代が増えていることを考えれば、正確な知識、情報もなく、ただテレビで騒ぐことが必要だとも思えない。また、橋下氏が記事を掲載した週刊朝日について「ペンの力での家族抹殺だ」と発言したことを、面白おかしく紹介していることに危機感を覚える。マスコミは「同和問題」という“事の重大性”を今一度認識して頂きたい。
  • 近隣トラブルから、元警視の男性が女性を日本刀で刺し殺したという事件があった。その報道の中で、救急車が報道陣の前を通る際に、某テレビ局の記者が、「今、救急車が」と救急車の前に立ちふさがりリポートし、救急車が徐行せざる得なくなった。救急車はわずか数秒でも人の命を左右する緊急車両だとわかっているのに、自分たちの都合で邪魔をする。こんな行為は許されない。
  • 遠隔操作ウィルス事件のマスコミの報道について。無実の人が、“自白の強要”により犯人にされてしまった事実をしっかり検証するべきだ。検察や警察の捜査、取り調べの問題点を追及するべきだ。誤認逮捕された人たちの生活はその後どうなったのか。またマスコミ自身で調査もせずに検察や警察の発表通りに報道した責任を感じてほしい。
  • 誤認逮捕された人を、テレビや新聞でも最初は完全に犯人扱いで取材、報道していた。今になってテレビも、誤認逮捕と報道や解説をしているが、犯人扱いで報道していたテレビや新聞の責任は重大である。逮捕された段階で実名報道することは、推定無罪の原則をないがしろにするものではないか。こうした場合のテレビや新聞の反省を一度も聞いたことがない。報道の自由の拡大解釈であり、自らの責任を放棄している。
  • お笑い芸人や芸能人をコメンテーターとして個人的な意見を言わせることはいかがなものか。特定の政党や政治家を批判するのならば、自分はどの政党や政治家を支持しているのか、明確に表明してからにすべきだ。批判だけ垂れ流すことは世論誘導だ。
  • 最近、通行人などにボカシが入っている映像をよく見るが、気持ち悪い。肖像権を気にしているのかと思うが、そもそもテレビに映り込む通行人や野次馬などは雑観だ。通行人が自身の肖像権侵害に関して新聞社やテレビ局を抗議したとか訴訟を起こしたなどという話も聞いたことがない。自主規制なのだろうが、それなら生放送もぼかしたらどうか?

【番組全般・その他】

  • とても良い番組だ。毎週見ている。地方の素朴な産品を使って一流の料理人が素晴らしい料理を作ってみせる。それと同時に地方の産品の紹介、風光明媚な田舎を紹介していることはとてもすばらしい。こんないい番組ができるのであれば、ぜひ地方の山間僻地や離島へも出掛けてほしい。私の妻は島根県の隠岐島の出身だが、一時期沢山来ていた観光客も今は少なくなり、人口は昭和40年代に比べると3分の2に減っている。こんなところへも是非一流料理人に来ていただき、地域の産品の生かし方と風景などの紹介をしていただきたい。
  • 北極でシロクマを探すというコーナーで、あたかも偶然見つけたような放送だったが、その後接近しての映像を見ると、母熊の首に首輪のようなものがついていた。GPS機能がついていて、場所を特定出来るものではないのか。やらせにあたるのではないか。
  • 視聴者の質問に対する男性アナウンサーの答え方に違和感があった。筋力の衰えの自己チェック方法が紹介されていたが、その結果をもう一度知りたいという要望に、「番組のホームページを見るように」との返答であった。スタジオの壁に貼り出されたその方のFAXは手書きのものであった。もしかしたらインターネットを使う方ではないのかも知れない。日々、インターネット環境にどっぷり浸かった生活をしていると気がつかないのかもしれないが、放送に携わる側は、こうした人々にこそ配慮する想像力が必要ではないのか。
  • なぜ最近の番組は、「ワイプ」と称する小窓を出すのだろう。出演者の反応やリアクションを映したいのだろうが、不要だし邪魔だ。そんなものは必要ない。中にはそれを意識して過剰ともいえる反応をする出演者もいる。どんな反応をしようが、視聴者には関係ない。わざとらしいリアクションなどみたくもない。

【ラジオ】

  • 1日4回も同じラジオショッピングを放送しているが、発毛剤やダイエット商品の効能が「ほぼ100%」や、使用した人の「96%に効果があった」など、誤解を生みかねない表現が多用されている。番組のホームページを見ても、効能や効果の出典の明記がなく、「景品表示法」で定める不当な表示に反する恐れがある。

【CM】

  • CMに胸を打たれた。幼い兄弟が、田舎のおじいちゃんの家ではしゃいで虫捕りをするうちに暗くなってしまい、お兄ちゃんが健気に弟を励ましながら真っ暗な道を歩くという内容だ。最後にはおじいちゃんが普段給油をするスタンドの明かりがついているのを見て、ほっとすると同時に母親に見つけてもらい、思わずそれまで泣かなかったお兄ちゃんが泣いてしまうというもの。自分の子供時代を思い出し、いつもけんかをしていても困った時には姉妹で助け合ったこと、迷子になった時に母親に会えた時は心から安堵し、やはり泣いたことを思い出した。離れて暮らす両親に親孝行したいと思った。
  • 自動車のCMで、女性歌手が歌う「Waiting for  you」という曲が、どうしても「うぇいちん、うぇいちん、うぇいちんぽ~」と歌っているようにしか聞こえない。家族と一緒にテレビを見ていて気まずくなる。先日母が同じように聞こえたと言ったので、インターネットで検索したら何件か似たような書き込みがあった。おそらく他の人にもそう聞こえているのだと思う。女性歌手も商品の車も嫌いなわけではない。そういう風に聞こえないように改善していただけないか。

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • バラエティーで、女性アイドルの容姿を馬鹿にする川柳を放送していた。子どもたちも見る番組なのに、本人のいない所で容姿を馬鹿にして笑うのは、まるでいじめではないか。それを見て育つ子どもたちに、どんな影響があるだろうか。こんな内容を公共の電波を使って発信するなんて、とても疑問に思う。
  • ドラマの番組宣伝の最後に「頼むから死んでくれ」と言っていたが、今問題になっているいじめの最たる言葉ではないか。今現在、いじめを受けている子どもたちは、この言葉によって深く傷つくかもしれない。「頼むから死んでくれ」などという言葉は、軽々しく使う言葉ではない。

【低俗・モラルに反する意見】

  • バラエティー番組で、“ドッキリ”をやっていた。芸能人が驚いたり、怒ったり、よくある構成だった。しかし、ドッキリを仕掛けられるのが芸人だったら面白いが、今回、芸能人の5歳の子どもに“ドッキリ”を仕掛けていた。いくらなんでも良くない。

【暴力・殺人・残虐シーン関する意見】

  • 7歳と9歳の子どもがこのアニメを予告で知り、楽しみにしていたので見ているが、あまりにも残虐なシーンが多くて見せるべきか迷っている。悪者が味方の脇腹を何度も刃物で刺す、悪者が味方の少女を何度も踏みつけるなど、恐ろしい。それ以外の主人公達が冒険しているシーンは楽しいが、無駄な暴力シーンに違和感がある。

【編成に関する意見】

  • 午後の再放送枠で放送中のサスペンスドラマは、夜9時以降に放送する内容だ。同居している姑が見ているので、不可抗力で小学生の子どもが見てしまう。殺人やレイプなど、子どもに見せられる内容ではない。サスペンスの再放送は、昼間は放送しないでほしい。

【CMに関する意見】

  • サスペンスや刑事ドラマのスポットCMは殺人のシーンが多い。番組は選んで見られるが、スポットCMは突然流れてくるので選べない。特に刃物で殺害する場面や、刃物のアップはインパクトが強い。簡単に手に入る刃物での殺傷シーンは、青少年に悪影響だ。

2012年9月に視聴者から寄せられた意見

2012年9月に視聴者から寄せられた意見

「尖閣問題」をめぐる政府の対応や、マスコミの報道に対する厳しい批判意見があった。自民党総裁選について、ワイドショー番組などの出演者による発言が、安倍総裁の首相辞職時の病気を揶揄する表現が多いと批判する声もあった。

2012年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,726件で、先月と比較して1,024件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話15%、FAX1%、手紙ほか1%。 男女別は男性62%、女性36%、不明2%で、世代別では30歳代33%、40歳代30%、20歳代18%、50歳代12%、60歳以上5%、10歳代2%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は1,673件【33局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

9月の視聴者意見は2,726件と先月より1,024件増えた。

「尖閣問題」をめぐる政府の対応や、マスコミの報道に対する厳しい批判意見があった。また、自民党総裁選について、ワイドショー番組などの出演者による発言が、安倍総裁の首相辞職時の病気を揶揄する表現が多いと批判する声もあった。

昼間のメロドラマで、子どもも見る時間帯なのに表現が過激すぎるといった意見や、昨年実際に起きた落とし穴生き埋め事件を彷彿とさせるシーンなどに批判が多かった。
お笑いタレントのスギちゃんが、番組収録時に重症を負った件では、無理をさせてしまうプレッシャーが問題だといった制作サイドへの批判が多かった。
ラジオに関しては73件、CMに関する意見は37件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は95件で、前月より25件減少した。
今月は、低俗・モラルに反する意見が18件、次いでいじめ・虐待に関する意見が13件、暴力・殺人・残虐シーンに関する意見が12件と続いた。
バラエティー番組の中で歴史上の著名人を侮辱しているという意見のほか、外国から嫁いできた女性が”セミを食べる”という食文化の違いに関する意見も複数寄せられている。また、バラエティー番組だけでなく、報道・情報系番組における「いじめ」の扱いについても、意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 尖閣問題で、漁船1000隻が尖閣諸島へ向かっていると伝えていた。これはあたかも尖閣諸島の政府国有化に対する大規模な抗議活動であるかのように連想させているが、他の報道では禁漁期間明けに見られるいつもの光景に尖閣問題の時期が重なっただけとのこと。伝え方を見ていると、大げさに煽っているように感じた。番組では最終的には冷静に行動するよう求めていたが、背景を説明するとしないでは受ける印象に大きな違いがある。国際紛争に直結しかねない場面において、このような演出方法は好ましくない。
  • ワイドショーの「中国尖閣問題」の取り上げ方に疑問がある。中国における「デモ行進」や日本企業に対する「破壊行為」、日本大使館への過激な「抗議活動」などを延々放送されると、仕返しをしろとけしかけられているような気がする。いくら日本人が冷静で規律正しい民族でも、連日中国人の不条理な行動を見せられれば洗脳されてしまう。ひとつ間違えば戦争になりかねない国際問題を、芸能情報と同列に興味本位で放送するワイドショーは「中国尖閣問題」を取り上げるべきではない。
  • 自民党新総裁に決まった安倍晋三氏について、各局のワイドショーで「お腹が痛くて総理大臣の座を投げ出した」などと否定的な批評をしている。安倍氏は「潰瘍性大腸炎」という難病が原因で辞めたのであって、それを無責任な辞め方と批判することは、同じ難病で苦しむ患者たちをも批判することになる。/li>
  • 電車脱線事故についての報道だが、取材時のモラルの欠如や、事実誤認が多いのが気になる。担架で運ばれる負傷者に無理な取材をしていた。避難用の梯子として使うため外されていた座席を、脱線の衝撃で外れたと誤認していた。運転士を専ら批判し、事故当時の対応等に一切触れない。どれを取っても裏取りが浅く、とても中立的な報道とは思えない。また、国道16号沿いに放送局の車両が路上駐車し、渋滞を引き起こしている。緊急取材の場合の駐車は認められているとはいえ、ただでさえ交通量の多い2車線の道路を平然と塞いで駐車するのは問題がある。
  • 名古屋女児監禁事件について。被疑者が勤めていたアルバイト先から入手した履歴書をモザイク付きで放送していた。そもそも履歴書は個人情報で、報道陣に履歴書を提供した会社は被疑者の住所・氏名・電話番号・学歴などをそのまま開示しており、個人情報保護法に違反しているのではないか。テレビ局も違法とみなされる行為により入手した情報をモザイク付きとはいえ、世間に晒すということは事件報道の域を逸脱しているのではないか。被疑者のプライバシーがある程度制限されても仕方がないという見方はあるかもしれないが、同様の取材行動がより軽微な事件にも適用される、あるいは取材元に強要される恐れがある。
  • 広島女児監禁事件の報道に関連して、アニメやインターネットなどを好きな人間はコミュニケーション能力が不足しており、仮想現実に浸って相手を人間と感じないという趣旨の発言があった。このような発言には根拠がないばかりか、創作物の及ぼす影響については、否定する学説の方が有力だ。アニメを見て罪を犯すのではなく、犯罪者がただアニメを見ていただけではないか。漫画やアニメのファンとして、このような差別発言に非常に傷つく。
  • 食品製造や調理場などでのリポート番組で、従業員は、帽子やマスクなど、衛生に配慮した恰好をしているのに、リポーターは髪の毛そのまま、マスクなしで喋りまくる等、不適切が散見される。視聴者も不愉快だが、完璧な衛生管理を推進している現場も不愉快を感じていることだろう。食品事故をおこせば即営業停止だ。

【番組全般・その他】

  • 湘南のビーチギャル300人に調査「もっとも抱かれたくないのは誰?(1)福沢諭吉(2)新渡戸稲造(3)野口英世」という問いだった。いずれもお札の肖像画を見せて聞いているようで、ギャルたちは「気持ち悪い」「名前が読めない」「脂っぽい」「ほくろが・・・」などと言っていた。スタジオのパネラーが笑っていたが、これはひどい。実在した偉人で、子孫もいるだろう。偉人として教科書に載っていて、尊敬するようにと教えているはずだ。自国出身の偉大な人物を辱める国があるだろうか。
  • スギちゃんが、10メートルの飛び込みをして胸椎骨折で大怪我をしたそうだ。以前から、バラエティー番組で、芸人に危険なことをさせることを不快に思っていたが、今回の事件でますます嫌な気持ちになった。芸人はなんとしても売れたいから、危ないことや嫌なことも頼めばするだろうが、そんなことをさせることは間違っている。いわゆるハラスメントだと思う。スギちゃんが不憫だ。
  • “土下座めし”という企画に憤りを感じた。内容は予約しないと中々手に入らない食べ物を、土下座して購入者から手に入れるというものだが、テレビなら何でも許される、何でも通用すると考えていることが伝わり、またスタジオでのADの態度、「土下座までして取ってきたのに」のような態度が許せない。テレビ局の傲慢さ、何でもできると思い込んでいるスタッフの考えに、怒りを抑えられなかった。
  • わらしべ長者と称して、「わら」から高価な物へと次々交換していく企画だった。まるで、おいはぎだ。最初の若い男の子は、ただの「わら」と1万円以上する時計を交換させられている。強引に奪われたとしか思えない。テレビカメラに撮られている状況であれば、断りにくいのは当然だ。見るに堪えない。意思確認の言葉が「いいじゃん」ではないだろう。
  • 番組にずっと出演していた人気者チンパンジーが、研修生に重傷を負わせたとのニュースを聞いた。長年人間の都合で振り回された挙げ句、本来の姿が出てしまったことで、悪者に見られてしまうチンパンジーが気の毒だ。引退間近だったそうだが、今までの番組内容を見る限り、猛獣であるチンパンジーを軽く見ていたのではないかと思う。そもそもこの番組は、動物をただ可愛いだけのぬいぐるみのような扱いをしていて、不愉快だった。子どもの頃は可愛くても、成長したらクマや猿はどれだけ危険な動物なのかなど、もっと動物本来の姿を伝えていかないと、動物による同じような事故が今後も起こりかねない。
  • 犬の尻尾にリボンをくくりつけたり、鳩を仰向けにして何分ひっくり返ったままでいられるかなど、動物を虐待しているとしか思えなかった。嫌がっている動物たちを面白がって撮影し、「面白いですね~」「可愛いですね~」と言っている。スタジオ内のタレントやナレーターに唖然とした。そのVTR内には「※専門家の許可の下、撮影を行っています」という文字が小さく入っていたが、放送しているテレビ局スタッフは、この映像を見て何とも思わなかったのか。
  • 主人公の友人が、結婚パーティーで海岸に掘った穴に生き埋めになるシーンが不謹慎だ。昨年石川県で同様の事件が起きており、その事件がモチーフとされているようだ。三回忌も済んでいない遺族の感情は全く考えておらず、人権を甚だしく侵害しているドラマだと思う。このドラマの放送中止を求める。
  • これだけ世間でいじめ問題が出ているにもかかわらず、いじめを助長するようなことばかりしている。ある芸能人の家にとんねるずを泊めようという企画だったが、家の中やその家にある物をめちゃくちゃにしたりしている。テレビで何をやってもいいということはおかしい。この番組は後輩芸能人などに高額のものを買わせたり、いじめを生み出すようなことばかりしている。

【ラジオ】

  • リスナーが投稿する川柳のコーナーでのこと。病気を理由に総理大臣を辞任した国会議員が、今回の総裁選に意欲を示していることに懸念する川柳をリスナーが読み上げたところ、司会者がその国会議員をバカにするような発言を繰り返した。「あのときのことを思い出しましたよ」だとか「診断書を提出して立候補してほしい」だとか。この議員の病気は難病に分類されているという報道もあり、あまりにも配慮に欠けた発言だ。

【CM】

  • ゲオのCMです。携帯買取り宣伝で着信音を鳴らしているのがとても不愉快。職業柄、緊急出動がある身なので、あの着信音を聞くと寝ているときでも条件反射で起きてしまうことが頻繁にある。疲れていても起されてしまうし、起きていても音を聞いたら非常に不愉快になる。同じ境遇の方は少なくないかと思いますので着信音だけでも消してもらいたい。
  • テレビでもラジオでも、コマーシャルに子どもの出演が多すぎる。子ども言葉で聞き苦しく不愉快極まりない。子どもが偉そうにしている国は、日本ぐらいだろう。特にラジオは言葉だけで子ども言葉のしゃべり方は聞き苦しく堪えがたい。広告会社にも猛省を促してほしい。これ以上の低下は避けてほしい。

青少年に関する意見

【低俗・モラルに反する意見】

  • 若い女性に対して、「福沢諭吉、新渡戸稲造、野口英世の中で最も抱かれたくないのは誰?」という質問を行うコーナーがあった。偉人を侮辱するような内容で、見ていて不愉快だった。バラエティー番組とはいえ、子ども達も見る時間帯であり、偉人を馬鹿にして笑いを取るような番組内容は即刻改善していただきたい。
  • ここ数年来のアニメ番組の内容はあまりに低俗ではないか。昔なら夕方やゴールデンタイムには子ども向けのアニメがあり、内容も教育的なものや夢のあるものが多かった。しかし、最近はゴールデンタイムからアニメは消え去り、深夜にばかり放送され、その内容といえば下ネタを扱ったものばかり。深夜に放送されているから問題ないように思われるが、録画機があることを思えばそれは何の意味もない。一概に犯罪と低俗アニメを結びつけることはできないが、成人男子が見るような内容を、子どもでも見られるアニメとして垂れ流すことは非常識だ。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 朝の情報番組の中で、海外で起こったいじめの現場を録画した動画を放送していた。このような動画でいじめについて知ってもらい、いじめをなくすために放送したのだと思う。しかし、このような放送を見た子ども達は「自分も」と、さらにいじめが深刻化していくのではないかと感じた。なにより、あのような残虐的な動画を流すことがどうかと思う。
  • 22時過ぎであったが、バラエティー番組の中で、集団で芸人を殴ったり蹴ったりする部分があり、学校などでのいじめにつながる光景で、テレビ的に好ましくないと思われる。本人たちは冗談でやっていても子どもにとっては冗談では済まされず、いじめなどにつながるものと思われる。ここ数年同じことを行っており、放送局に反省の態度がなく、本当に自分たちが放送を行うものとしてのスタンスを分かっているとは思えない。
  • 人間観察と称して、一般人に対して様々な仕掛けを行い、その反応を芸能人たちがあげつらうことで笑いを誘うという趣旨の番組だった。その一例として、飲食店(回転すし)で他人に勘定を押し付けられそうになった場合の反応を見るという場面があったが、詐欺罪が適応されるような反社会行為であるのに、それを楽しむかのような姿勢は疑問である。さらに、気が弱いために、勘定を押し付けられても泣き寝入りした一般人がいたが、それを嘲笑の対象として扱っており、いじめ問題が重大な社会問題となっている昨今、子ども達への影響が心配だ。

【暴力・殺人・残虐シーン関する意見】

  • 外国人の主婦からの依頼で、彼女が子どものころ故郷で食べていたセミを食べるというものがあった。あらかじめ用意されたセミを調理して食べることを想像していたが、実際は生きたセミを公園で捕まえ、その場で食べるというものであった。そのやり方があまりに残酷である。捕まえたセミの羽を引きちぎり、火で炙り、身をほじくり食べるというのだ。その様子を見ただけでも気分が悪くなった。外国の食文化を否定するつもりはないが、それを知らない人々に向けてこうした食べ方を突然見せるのはいかがなものか。

【食べ物に関する意見】

  • タレントの一家が「食べ放題を食べ尽くす」という企画に出演していたが、子どもの前で「もとを取るため、高い物を選ぶ」「炊き込みご飯の具材のみを食べるように指示する」「試飲の飲み物を飲みつくす」等、食べ物への感謝、食事をする意味、ものを味わう、ということが欠如していた。見ている子どもへの悪影響が著しい。

【要望・提言】

  • お笑いタレントが収録中に大けがをした。近年のお笑いタレントは、落語や漫才など話術や身振りではなく体を張ることで笑いをとる傾向があるが、一部にタレントに無茶な要求をしたりウソを信じ込ませたりして、怖がったり怯えている場面を皆で笑う番組が増えている。人が嫌がることをしてそれを皆で笑うという構図は、今の子ども達のいじめそのものであり、これらのタレントいじめ番組が子ども達のいじめを助長し、正当化、日常化してしまっているのではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 視聴者意見を読んだ。最近の大人は自分の子どもに対してどのような教育をしているのだろうか。お笑い番組を例にあげて、子どもが真似していじめを助長させているなどの批判があったが、あくまでもお笑い番組はお笑いのひとつだ。子どもに対して、こういうことをしてはいけないと教えてあげることは親の仕事でありメディアの仕事ではない。特にお笑いに関しては、あれは駄目これも駄目などと批判され、結局は番組作りを制限され、身内だけの盛り上げり番組で終わるか、マンネリのクイズ番組になってしまう。

2012年8月に視聴者から寄せられた意見

2012年8月に視聴者から寄せられた意見

ロンドンオリンピックに関する意見が多かった。尖閣諸島に香港の活動家が上陸したことや、竹島での韓国大統領の発言など、領土をめぐるニュース報道についての意見も多かった。テレビ局が、韓流ドラマや韓国人アイドルを使いすぎだといった意見もあった。

2012年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,702件で、先月と比較して397件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール73%、電話23%、FAX2%、手紙ほか2%。 男女別は男性68%、女性28%、不明4%で、世代別では330歳代30%、40歳代26%、20歳代22%、50歳代11%、60歳以上7%、10歳代4%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は666件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

8月の視聴者意見は1,702件と先月より397件増えた。
ロンドンオリンピックに関する意見が、約150件と多かった。時差の関係から放送が深夜におよび、日本人選手がいつ出てくるか分らないなどの苦情や、芸人やタレントをインタビュアーに使うことへの批判もあった。マラソン中継では、CMが入りすぎて競技の展開が分らないとの不満も多かった。
尖閣諸島に香港の活動家が上陸したことや、竹島での韓国大統領の発言など、領土をめぐるニュース報道についての意見が多かった。テレビ局が、韓流ドラマや韓国人アイドルを使いすぎだといった意見もあった。
恒例の長時間特番では、台風が近づいているのに足が不自由な少女を無理に登山させたなどの批判があった。
ラジオに関しては40件、CMに関する意見は50件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は120件で、前月より35件減少した。
今月は、表現・演出に関する意見が25件、次いで低俗・モラルに反する意見が17件、編成に関する意見が9件と続いた。
夏休みということもあり、子どもがテレビを見る機会が増えたことから、放送する時間帯と内容を考慮するよう望む意見が多く寄せられている。また、事前の告知やタイトルから受けたイメージと、放送されたドラマの内容との違いに戸惑う意見も、複数寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ロンドンオリンピックで、日本人選手の登場を待っていると、テレビ画面に「もうすぐ」「まもなく」といった字幕が出て、視聴者をさらに待たせる。やめてほしい。実況アナウンサーが「このあと何番目に」と具体的に言ってくれたほうが見やすくていい。字幕で「もうすぐ」などの過剰な演出はいらない。
  • テレビのEPG画面からオリンピックの好きな競技だけを録画したいと思っても、ひとつの枠として記載されている為にできない。その結果、何時間も録画しなければならず、非常に不便だ。競技の放送時間を表示するか、競技ごとに区切って表示してもらいたい。
  • 速報のテロップと効果音が鳴ったので、災害や大きなニュースかとテレビを見たが、「オリンピックのメダル獲得」のニュースだった。ニュースかと思って肝を冷やしたし、そもそもオリンピック中継番組内だったのでテロップの意味はまったくなく、馬鹿にされたような気分になった。メダル獲得は確かに大きなニュースなのだろうが、「ニュース速報」とするには違和感がある。
  • マラソン中継に大量のCMが入っていて不快だ。民放はスポーツ番組をバラエティー番組と同じ感覚で作っているのではないか。マラソンやサッカーなどは刻一刻と状況が変化する競技だ。CMの入れ方が異常で、マラソンがどんな展開をしたのか全然わからない。
  • オリンピックの放送で、芸能人や芸人を起用することに違和感がある。インタビュアーにアイドルグループの芸能人を起用していたが、質問の仕方や内容が素人レベルだ。なぜアナウンサーを起用しないのか。芸能人にインタビューさせるということは、選手に対しても失礼だ。ある芸人は、つまらないコメントに終始し、とても見るに堪えない。また、別の芸人は金メダルを獲得した柔道選手に、「顔が怖い」などの失礼な言葉を投げかけただけでなく、くわえタバコでのやり取りと、見るに堪えない振る舞いだった。
  • オリンピックのメダリストを番組に呼ぶのはいいが、オモチャにするのは如何なものか。日本のテレビでしか通用しないタレントたちの、メダリストに対する敬意のなさ。それほどテレビは偉いのか。真剣勝負の世界に生き、実績をあげたメダリストに対して尊敬の対象であるのに、テレビは馬鹿にすることしか考えていない。
  • 日本人選手の活躍がめざましい。特に、女子選手のひたむきさ、素顔の美しさには心を打たれる。それに引き替え、テレビに出る女性芸能人の姿はどうだろう。容姿はけばけばしく、態度は品がない。オリンピックを機会に、みんなが日本女性本来の美しさを再認識し、テレビ出演者を選ぶ際の参考にしてくれることを願う。
  • 日本人女性ジャーナリストが、シリアで亡くなった。紛争地帯を女性が取材していたことにも驚いたが、女性ならではの視点での取材もあり、一つの国の中の痛ましい現実を私達が知ることが出来ていることを痛感した。日本の倫理観を、そのまま外国に持ち込むことは危険だろうが、人の命の重さに地域や人種、性別や年齢に差があってはならない。安易に外国人ジャーナリストの情報だけに頼れとは言わないが、何度も聞くジャーナリストの悲報は大変悲しい。戦争という不条理の、一つの現実として語り継いでほしいし、悲劇が繰り返されないように願わずにはいられない。
  • 「池上彰の戦争を考えるSP~戦争を起こした独裁者と熱狂~」を見た。池上彰さんが、日本が戦争に走った背景や戦争反対の思想が消された事実、戦中の暮らし、ユダヤ人と白人の対立が生んだアウシュビッツの悲劇やその収容所の跡地の取材、中東で紛争が絶えない理由や現状などを分かりやすく解説していて、よい番組だった。ゲスト出演していた方もアイドルや女子アナ、女優、タレントと様々な世代の方が出演していたにもかかわらず、番組の雰囲気を崩さないように発言していてよかった。この番組のおかげで視野が広がった。
  • 連日報道されているいじめ事件だが、火のついたタバコを押し付ける”根性焼き”、赤くはれあがった肌に言葉を失った。せめてモザイクをかけるか、もう少し配慮がほしかった。今日一日、チャンネルを替えるたびに、あの痛々しい”根性焼き”の映像を目にしてしまうのではないかとビクビクしてしまった。全ては加害者が悪い。被害者への同情ももちろんある。目にしてショックというか、人間はなんと残酷なのだろうと、とても嫌な気持ちになった。

【番組全般・その他】

  • 韓国大統領の竹島不法入国、天皇陛下侮辱発言、オリンピックサッカーでの政治パフォーマンスと、韓国の日本への非礼ぶりは常軌を逸している。ここまで緊迫した状況であるのに、テレビでは未だに韓国アイドルを出演させ、韓流ドラマを流し続けている。どう考えても異常だ。
  • 地上波・BSともに、韓国のドラマが多すぎる。竹島問題で揺れる中、反日の国のドラマの放送はやめてほしい。日本の昔のドラマの方が社会問題や、恋愛をち密な脚本や俳優の迫真の演技など胸を打つものがあり、考えさせられることが多い。大人も子どもも楽しめる良質なドラマを放送してほしい。
  • 毎年チャリティーをテーマにした長時間番組が放送されているが、そんな単発的なものよりニュース番組の中で定期的に福祉の現状や介護や福祉職で頑張る人たち、困難に負けずにたくましく生きる障害者、社会復帰に向けてリハビリに励む人、東日本大震災から復興に向かう被災地の人々など「頑張っている人」を取り上げてほしい。見た人が勇気や感動を与えられるような番組を放送してほしい。
  • 北海道で深夜に最大震度5の地震が起こった。それなのに生放送の「24時間テレビ」は地震速報をやらずに、お笑い芸人のおふざけをやっていた。生放送なのに地震速報をやらないのはどうしてか。どこかで震度5の地震があった時は、番組を一時中断しても地震速報を流すべきだ。
  • 番組の看板犬が飼い主の不注意で死んでしまった。テレビ局は打ち合わせの段階で飼い主と何度も接触しているだろう。生き物を商品としか思っていない儲け主義の飼い主であることをなぜ見抜けなかったのか。制作者としての能力もモラルも足りないのではないか。テレビ局はひたすら「飼い主が死なせた」というニュアンスを強調し、飼い主だけの責任にしているようだが、生き物を大切にする意識が欠けているという意味では、飼い主もテレビ局も同じだ。
  • 北海道について、嘘や誤解を受けるような表現があった。昼食にとうもろこしの塩ゆでだけを食べることはあり得ない。北海道出身の俳優が、三食とうもろこしを食べると言っていたが、実際にそのようなことは聞いたことがない。以前、美唄のことを放送していた時にも、有名な焼き鳥をシメで蕎麦に入れて食べるという放送があった。美唄に住んでいる兄弟に聞いたところ、そのような食べ方は初めて聞いたと言っていた。また、北海道は標準語に近いイントネーションなので、テレビでやっているような訛りはない。見ていて不愉快だった。
  • 「もらえるものはもろとけ」発言で問題になった芸人がまだ出演しており、不快な思いをした。目立とうと必死でやっていたが、彼を見るだけで嫌な気持ちになる。どうして最近のテレビはモラルが低いのか。謹慎もなく、平然とテレビに出続ける神経が理解できない。出演させ続けるテレビ局に倫理観はないのか。法に触れなければ、何をしてもいいということではない。
  • 出演者二人が顔を突っ込んでぐちゃぐちゃになったケーキについて、「スタッフがおいしくいただきました」とテロップが出ていた。少なくともぐちゃぐちゃになったところを食べているとは思えない。バラエティーでも視聴者向けに出す連絡事項のテロップは真実であるべきではないか。責任逃れのための真実味のないテロップを出すのをやめてほしい。
  • 傾けたアングルの映像は見るに堪えない。歩行を表す撮影でカメラをわざと斜めに動かす表現や、映像を早送りし時間短縮の映像表現なども含め、カメラを左右に振り過ぎだ。アングルをわざと斜めに固定したのもとても見にくい。何の目的でななめアングルを多用するのか理解できない。体幹機能障害3級の僕は、ななめアングルを見ることが堪えられない。めまいが起きる。おしゃれを演出するつもりでななめアングルを多用するのかと思うが、できるだけ水平アングルで撮影してほしい。

【ラジオ】

  • ラジオ各局の「オリンピックハイライト」について。同じ内容の放送を別の局が時間をずらして放送するので2回聴かされ不快である。内容が異なっていればいいが、録音だから同じ内容だ。オリンピックの結果などテレビやインターネットでも入手することができるので、何のありがたみも、有用性も感じられない。この放送自体をやめて、通常通りの放送に戻してほしい。
  • 番組で「女医」をゲストに呼んで性行為の話題を延々と話していた。内容は恥ずかしくて言えない。ゲストの芸人の風俗での体験など、本当に低俗なものだった。あのような放送は、放送コードとして許されるのか。深夜番組とはいえ、公共の電波を使い、このような低俗な放送はやめていただきたい。

【CM】

  • 「ぷっちょ」の新CMが完成したようだが、そのCMの内容が不快だ。AKB48のひとりが歌のお姉さんの役になり、その他のメンバーが子どもの役となっているが、子ども役のメンバーは身体だけ子どもで、メンバーの顔で合成されている。違和感もあり生理的に受け付けない。毎回AKBのプロモーションCMのような出来になっている。
  • 「CookDo」のCMは、出演者が箸の音をカチャカチャさせて食べるときの音もはしたなく、不快だ。これまで他の商品やCMでこのような印象を抱いたことはなかった。演出過剰ではないか。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 過去の世界にタイムスリップした兄妹の冒険ストーリーかと思って見たが、まったく違っていた。近親相姦一歩手前の行為や売春などが露骨に描かれており、題名のイメージとはかけ離れた路線のドラマである。中学・高校生の子どもたちも気まずく感じたようで、じきに一緒には見なくなった。夜遅い時間に放送するならともかく、夏休みの子どもが見るような時間に放送する内容ではない。
  • テレビによく子役が出ているが、番組側がわざとやらせているのか知らないが、大人びたようなコメント等を子役にやらせていて不快だ。子どもに毒舌コメントをさせて何が面白いのか。そもそも子役をテレビに出しすぎだ。特に子役が主役でない場合は出さなくてもいいのではないのか。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 大津いじめ自殺事件以来、報道番組でいじめ問題を取り上げ、再発防止のための検証や議論をしている。しかし、その一方で、同じ放送局のバラエティー番組では、大人数で一人のタレントをいじめて笑い者にしている。いじめられキャラのタレントはそれを「芸」としているかもしれないが、見ている子どもにはそんなことはわからない。いじめが社会問題になっている今、放送局をあげていじめ防止対策に取り組むべきだ。

【暴力・殺人・残虐シーン関する意見】

  • 日曜日の午前中に放送するアニメにしては、暴力的な表現が直接的だ。人の頭を後ろから殴り殺すところや、どす黒い血の色や首がぽっきり折られるシーンなど。もう少し別の見せ方もあるように思う。子どもが対象のアニメのようだが、疑問だ。

【編成に関する意見】

  • 子ども向けのアニメで大津波により甚大な被害を受けるシーンを描いていた。東日本大震災による大津波被害を受けてから、たった1年程度しか経過していないのに、このアニメを放送することは間違っている。被災した子どもたちもこのアニメを見ていた可能性があると考えると、あまりにも酷な話だ。アニメを放送するなとは言わないが、もう少し放送するアニメを考えるべきだ。
  • 8月6日は「広島原爆の日」である。にもかかわらず、朝から各局とも「オリンピック」ばかりだ。若い世代へ「戦争の悲惨さ」を伝えるためにも、各局で特集を組むべきだ。

【報道・情報に関する意見】

  • アイドルグループのメンバー脱退について、その脱退理由が飲酒・喫煙であったとして、まるで犯罪者であるかのように報道された。報道されたメンバー全員が未成年者であり、中には14歳の女子中学生も含まれているにもかかわらず、実名・顔写真を晒されて犯罪者のように報道された。報道された内容に確固たる証拠はなく、単にネット上での噂をあたかも事実であるかのように報道した。地上波の影響力がどれほど大きいものか理解しているのか。

【その他】

  • いじめの助長になるバラエティー番組が多い中、フジテレビ『ほこ×たて』は素晴らしい番組だ。日本は「技術立国」であり、高い技術力と勤勉な日本人の性格で「経済立国」といわれるまでに成長した。その日本の技術を知る機会がないなか、バラエティー番組でそれを紹介するという新しい試みに感動した。日本が豊かな状態も、技術者のおかげだ。技術者の仕事を知るということは、若い世代にも勇気と元気を与えられる。理系離れが問題になっているが、この番組を見て技術者になりたいと思う若者が増えたら、日本もよくなると思う。

2012年6月に視聴者から寄せられた意見

2012年6月に視聴者から寄せられた意見

地下鉄サリン事件以来、17年間にわたって逃亡を続けていた最後のオウム指名手配犯2名が、相次いで逮捕された。大阪心斎橋では白昼通り魔殺人事件が発生、2人が殺された。報道に関連して、防犯カメラや市民提供の映像の扱いについて疑問や意見が寄せられた。

2012年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,573件で、先月と比較して202件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話24%、FAX2%、手紙ほか2%。 男女別は男性69%、女性27%、不明4%で、世代別では30歳代31%、40歳代28%、20歳代18%、50歳代14%、60歳以上6%、10歳代3%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は676件【44局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、33件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は1,573件と先月より202件減った。
地下鉄サリン事件以来、17年間にわたって逃亡を続けていた最後のオウム指名手配犯2名が、相次いで逮捕された。大阪心斎橋では白昼通り魔殺人事件が発生、2人が殺された。報道に関連して、防犯カメラや市民提供の映像の扱いについて疑問や意見が寄せられた。国会では消費税増税法案が衆議院を通過、採決に反対した小沢一郎氏らは民主党を離党した。政局本位の報道という批判も多かった。
バラエティー番組について厳しい意見が多かった。バラエティーならなんでも許されるのか。せっかくの料理を食べずに、洋服のポケットやカバンに隠したりしていた。「食べ物を粗末にして、どう笑えというのか、稚拙で笑えない」。出演者全員で、酒の飲み比べをするというのも芸がない。「自由な発想、表現ではなく、単に常識やモラルに欠けているだけだ」などの意見があった。
先月来、視聴者の興味を煽り、むやみに期待させた上で、”登場”させずに裏切るという制作手法が、過剰な演出として問題となったが、今回も”このあと・・・””CMのあと・・・”と字幕を提示しながら、結局来週の話だったりする引っぱり手法に対し、「視聴者を馬鹿にした詐欺的方法だ」と厳しい批判があった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は133件で、前月より9件増加した。
今月は、表現・演出に関する意見が33件、次いで低俗・モラルに反する意見が21件、視聴者意見への反論・同意が11件、編成に関する意見と言葉に関する意見がそれぞれ5件と続いた。
表現・演出に関する意見では、アイドルグループのメンバーに生放送で騒動の内容を尋ねたことへの意見や、食べ物の扱い方について配慮を求める意見が複数あった。
また、言葉遣いに関する意見や、子役の出演について番組内容との適性を考慮してほしいとの意見も寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 消費税増税問題が報道されているが、政局の行方に関する論評ばかりだ。確かに面白いことだろうが、消費税増税の必要性や課税方法、内容などについても含めて報道しないと今の状況ではおかしいのではないか。どのテレビ番組も新聞各紙の取材記事を元にアレンジしながら、面白可笑しくしているとしか思えない。
  • 情報番組にコメンテーターとして出演する人物に、芸能人や芸人を多用して、政治などについて意見を言わせる意味がわからない。テレビ局の意向に沿ったことしか言わない芸能人の意見を、まるで”世論”であるかのように放送している。いつも反対意見の人はおらず、公平な放送とは思えない。せめて、専門的知識のある人を出すべきだ。なぜ浮気を自慢するような芸人に事件や事故、政治について語らせるのか。
  • オウム手配犯の取材で、川崎駅の防犯カメラなどを放送していたが、タクシーの防犯システムのスイッチの位置を放送したことはいかがなものか。タクシートラブルが多い中、防犯システムの存在を知られたくないタクシー会社もあると思う。これでは犯人が車載カメラのついていない車を選んで乗るのではないか。逃走手段をアドバイスしているように感じた。
  • 先日逮捕された菊地直子容疑者の潜伏先周辺からリポートしていた。同容疑者の地元での日常生活について、焼き鳥店の店員が取材に応じていた。リポーターは「菊地容疑者は何を食べていたか?」という質問に続き「タレ?それとも塩で?」と尋ねた。この状況で聞くようなことだろうか。菊地容疑者は殺人カルト教団の広告塔であり、サリン製造にも関わった特別指名手配犯だ。潜伏生活の様子を伝えるのはよいが、「焼き鳥の味付け」を聞いて何になるというのか。いくら何でもふざけており、真剣味に欠ける。
  • AKB48の総選挙は、ファンだけが興味あるものだと思う。彼女たちのための番組をわざわざ特番で生中継する意味がわからない。日本代表のサッカーなど国民全体で興味のあるものならわかるが、若者だけしかほとんど興味のないものを、あたかも「国民の関心事」であるかのように放送するのはおかしい。ニュースで舞台裏を報道したり、特番直前SPなどを放送したりして1日中AKBになっている。
  • 生活保護の話題で、受給そのものが悪いというような報道が多い。私の近所には生活保護受給者が数人いるが、皆それぞれ必要があって受給している。その人達が最近のテレビで受給者が批判されているのを見て、「自分は生活保護が打ち切られるのではないか」と不安がっている。弱い立場の人達をいたずらに不安に陥れることに憤りを感じる。朝の情報番組で「隣人が不正受給しているようだ。行政に報告したいが匿名でも可能か?」という視聴者からの質問を紹介していた。それに対し「匿名でも大丈夫です」という答えだった。番組を挙げて「告げ口」を奨励しているようで、不快極まりない。
  • お笑い芸人の母親らの生活保護不正受給だが、お金を返し、テレビで謝罪すれば許されるというものではない。今回発覚しなかったなら、そのまま受給させ続けていただろう。生活保護そのものに対する信頼を大きく損なった張本人であるから、テレビに出すべきではない。
  • 昔なら常識的なラインがあったと思うが、最近のテレビはそれさえない。お笑い芸人生活保護不正受給の問題で「どうしてこれが問題なのか」という意見を、出演者ほぼ全員がしていた。吉本が株主の制作会社の番組らしいが、公共のテレビで流して良いのだろうか。今回の問題は、それが法的にどうとかいう問題とは違う。有名人のあまりのモラルの低さにあきれた。
  • 「学校の節電対策が難しい」という話の流れの中で、女子高生が学校のトイレで携帯電話を充電するという話をしていた。節電とは何の関係もないばかりか、電気の受給契約者以外の者が、契約者に無断で電気を使用することは窃盗行為に当たる。もしその映像を学校側が確認すれば、彼女たちが学校から何らかの処分を受ける可能性は十分にある。盗電行為の模倣を誘発する結果にもつながる。視聴者に対する配慮、取材対象に対する配慮、社会に対する配慮のいずれをも欠いた放送だ。

【番組全般・その他】

  • 最近のテレビを見ているとあまりにも常識のない番組が多く、テレビ業界への不信感を持つ。どのテレビ局にも倫理観など存在しないようだ。芸能人が反社会的なことをしても、罪を犯しても、テレビ局は弁護士まで連れて来て正当化する。一般社会だとそのような言い訳は通用しない。あまりにも視聴者とかけ離れた感覚ではないか。
  • “ネコババ王決定戦”は、相手にばれないうちに物や食べ物を盗むという企画だった。盗むということ自体がよくないのに、店で注文した食べ物を服やかばんの中に入れて隠す。後でスタッフが食べられる状態でもなく、ただ食べ物を粗末にしているだけだ。店は汚すし、せっかくの食べ物は食べずにグチャグチャにされて本当に失礼なことだ。不愉快でチャンネルを替えた。なぜあれで笑えるのか。
  • 自分の目を疑った。出された食事を洋服のフードの中に詰め込んだり、カバンの中に流し込んだりしていた。子を持つ芸人までもが食べ物を粗末に扱うなんて、親としての神経を疑う。公共の電波で放送して良い内容かどうか、よく考えてほしい。
  • 酒を飲んで酔っ払った芸人がトークをしている。酒を飲んで仕事するなんてあり得ない。バラエティーならなんでも許されるのか。番組最後に、芸人が酔っ払って全裸になり、女性芸人もいる中、前転などして騒いでいた。モザイクがあれば何をやってもいいのか。裸になってしか笑わせることができないような番組はやめてほしい。
  • 楽しく見た。新聞によると、暴飲の助長につながると、視聴者や団体から抗議が殺到しているそうだ。ちょっと古臭い発想だが、メンバー同士がお酒を飲んで本音を話す企画はよかったと思う。新メンバーが涙を流し、酔いに任せて本音を吐露するシーンもよかった。規制してばかりでは、テレビがつまらなくなる。
  • 「芸人が芸人に強制的に高価な商品を買わせる」というコーナーがあるが、そのような無駄遣いをして何になるのだろう。特に、震災で何もかも失った人達がその企画を見たら一体どう感じるだろうか。ちなみに、以前そのコーナーで高価な時計を買った芸人が、母親に生活保護を受けさせていたことが分かり批判された。テレビは、倫理というものを失っているのではないか。
  • 海外を体当たりで体験しようという主旨の番組が多い。内向きになりがちな日本人の目を海外に向けるという点では良いことだと思うが、いくつか気になることがある。お笑い芸人などが内輪のノリをそのまま海外に持っていくことで、現地の人が当惑している。時には笑いをとろうと必死になるあまり、かなり失礼なことをしているケースも見られる。「旅行者一人一人が外交官」という言葉があるが、外国での一人の行動が、他の日本人にも多大な迷惑を及ぼす。よく考えて行動してほしい。
  • 「ワイプ」の小窓が邪魔だ。今のテレビ界の主流なのかもしれないが視聴者にとってはストレスだ。だから「リモコンdボタン」で「ワイプ選択消去システム」を作ってくれとテレビ局に問い合わせているが、一向に動いてくれない。タレントの顔色なんて見たくない。リアクション取ろうと無駄にうるさいし、みんな映りたくて前に出ようと必死に喋っている。見ている側には不愉快でしかない。消せるように「選択制」にしてほしい。
  • 最近のテレビ番組は開始時間も終了時間もまちまちで中途半端なものが多いため、録画する際に不便だ。たとえば番組Aの終了が19時57分、他局の番組Bの開始が19時56分であると、一部重なってしまい、最初の番組が終わるまで後の番組は録画できない。こうした番組同士の重なりは特にゴールデンタイムに多い。視聴率を効果的に稼ぐための手段なのかも知れないが、視聴者の都合も考え、各局が足並みを揃えて番組の開始と終了の時間は合わせるようにしてほしい。
  • デジタル放送になり間もなく1年になる。地震、気象情報やニュース速報等、未だにテロップが流れるが、必要か?番組参加などでdボタン利用などが多くなっている現在、アナログ当時のテロップは不必要ではないか。dボタンで詳細が分かるし、速報として流しても、発生後であれば発生地区の人がテレビで確認出来ないのが実情ではないか。

【ラジオ】

  • 生放送の10時からの聴取者参加型クイズコーナーで、リスナーが「工事現場のクレーンを操縦中」と話し、片手で携帯電話をつなぎ会話していた。「ベテランだからクレーン操縦中であっても電話できる」と豪語し、「現在24メートルの高さまで物を吊り上げ中」とまで話している。電話をやめるなり作業を中断させるなりするのが番組進行者の役目だと思うが、パーソナリティーの発した言葉は「片手間で余裕ですね」だった。たとえ目に見えない相手の言動でも、真偽のほどがわからないのに危険を放置するような言動は相応しくないのではないか。
  • 番組中に下ネタを言ったり、大声で叫んだり、不適切な内容が多い。公共の電波で放送を行うのだから考えて貰いたい。リスナーからの下ネタ投稿を、番組内で放送する。最低なラジオ番組だ。我々、サラリーマンは不祥事を起こすと処分される。彼らにも一度ペナルティーを与えるべきではないか。このまま放置すると日本社会がバカになる。
  • 夕方のラジオ番組だが、下ネタが多い。この日はリスナーの悩み相談で、題材は「セックスレス」だった。いくら性にオープンになった今の世でも、時間帯に節度があっても良いのではないか。会社でFMがBGMになっている場合もある。不愉快な番組だ。

【CM】

  • 問題になった「ぷっちょ」の続編が放送された。CMの最初の部分は前回の実写のままで、後半は粘土でアニメ化したメンバーに差し替えている。これは批判を無視し、馬鹿にした態度だ。視聴者をどういう流れでどの程度にすれば丸め込めるかというものだ。内容はなにも変わっておらず、卑猥で不衛生であり不快である。とても商品を買う気にはならない。
  • 多くの番組で、「このあとすぐ登場」といってCMに入り、CM明けはただの次週の予告で、実際に登場するのは次週であるといった手口が多発している。これは視聴者を欺く行為であり、許されるものではない。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 最近、週刊誌で過去の恋愛報道が出たアイドルグループのメンバーに、「本音を聞く為」と称して”ドッキリ企画”を仕掛けていた。週刊誌で叩かれ、バッシングされ、傷ついているであろう19歳の女の子に、ここまでする必要があるのか。明らかに公開イジメではないか。彼女の特別なファンではないが、非常に腹が立った。今後、視聴率稼ぎのこうした企画はやめるべきだ。
  • 映画番組で、3月から有名な子役がナビゲーターを担当しているが、彼はまだ10歳だ。映画には大人向けの内容の映画もあるのに、10歳の子役からその映画を勧められるということはどうも納得できない。この番組は楽しみにしている番組の一つだ。それなのに、子役のナビゲーターが気になってしまい、気分を損ねてしまう。子ども向けの映画のみのナビゲーターなら、まだ納得もする。
  • 色々な店を紹介する際、芸人が店の人には内緒で店の中を物色し、商品をつまみ食いすることがよくある。大人には演出だと理解できるが、純粋な青少年にはわかりにくい。テレビの影響力を考え、こうした行為は放送するべきではない。

【低俗・モラルに反する意見】

  • 20時台の子どもも楽しめる番組であるのに、最後に男性芸人たちが風俗の話をしていたのが不快だった。「××あたりの店に行った」とか「××マッサージ云々」などと平気で話すのにはあきれた。せっかくの良い番組が台無しだ。子どもが見ているということを忘れないでほしい。

【食べ物に関する意見】

  • 料理ができない若いタレントに、料理ができる人が目隠しして指示をだし、料理を作る番組だった。あからさまに食材を無駄に使って、遊んでいる様を面白おかしく放送していた。子どもが食べ物を投げたりして、食べ物を粗末にする、教育上よくないものだと思う。子供が目にする時間帯に放送していいのか。

【編成に関する意見】

  • 日曜日の朝、子どもが楽しみにしている番組があるが、この日は海外のゴルフ大会を放送していた。致し方ないが、もう少し子どもに配慮したプログラムを組めないものか。土曜日と日曜日の午前中の他局(BSも) の番組編成も、政治の話や通販番組などばかりで、家族で楽しむ番組がないように感じる。

【言葉に関する意見】

  • 最近の子どもたちは、かわいそうだ。民放での子ども向け番組が少ない。関東では民放での朝の子ども向け番組はテレビ東京だけ。でも、他の地方ではEテレだけで、他は全てニュース。もし、自分が今の時代の子どもだったら、間違いなく朝はテレビを見なくなる。それどころか、大人向けの番組ばかりで見たい番組がない。テレビは目先の視聴率競争ばかり。各局で、子ども向け番組の放送をしてほしい。

【その他】

  • 最近BS放送をよく見ているが、民放局でも自然環境や世界の国々のドキュメンタリーを放送するなど、質の高い番組が多い。まさに子どもにとって、うってつけの番組をやっている。子どものいる前では、BS放送にチャンネルを合わせるよう薦めたい。

2012年7月に視聴者から寄せられた意見

2012年7月に視聴者から寄せられた意見

ロンドン五輪が開幕した。日本人選手の活躍に声援を送る意見がある一方、どこの放送局も五輪の放送ばかりで、他の情報・ニュースが報道されないといった批判もあった。また、滋賀県大津市で発覚した中学生いじめ自殺事件では、教育委員会や学校、教師の対応をめぐって多くの意見が寄せられた。

2012年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,305件で、先月と比較して268件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話26%、FAX1%、手紙ほか2%。 男女別は男性72%、女性24%、不明4%で、世代別では30歳代32%、40歳代26%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上9%、10歳代3%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は535件【38局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、28件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は1,305件と先月より268件減少した。
ロンドン五輪が開幕した。日本人選手の活躍に声援を送る意見がある一方、どこの放送局も五輪の放送ばかりで、他の情報・ニュースが報道されないといった批判もあった。また競技中継がLIVEなのか、録画なのか判然としないので、画面に字幕などで明示してほしいという要望もあった。時差の関係で深夜にわたる放送も多く、「まもなく××選手登場」といった、今にも登場するような表現にも、多くの批判が寄せられた。
滋賀県大津市で発覚した中学生いじめ自殺事件では、教育委員会や学校、教師の対応をめぐって多くの意見が寄せられた。自殺直後におこなわれた生徒へのアンケート調査結果をあいまいにし、真剣に対応しなかったというもので、被害届を三度も受け付けなかった警察も批判の対象となった。報道の過程で、いじめたとされる加害少年らの名前の消し方不十分だったため、ネット上に流出し、問題になった。
バラエティー番組では、長時間の特番に、「節電の夏にやることか」「身内ばかりで騒いでいるだけだ」などの批判や、芸人に生中継で”プロポーズ”させた演出などに反発があった。
また親族の生活保護費受給が問題になったお笑い芸人がテレビに出演し続けていることにも、テレビ業界の倫理観を疑うといった厳しい意見があった。
ラジオに関しては34件、CMに関する意見は43件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は155件で、前月より22件増加した。
今月は、一連の大津いじめ自殺事件の報道の影響もあり、いじめ・虐待に関する意見が44件、次いで表現・演出に関する意見と低俗・モラルに反する意見がそれぞれ22件と続いた。
いじめ関連では幅広い視点から意見が届いており、特にバラエティー番組の中の企画がいじめを連想させるとの意見が多いほか、ドラマや報道・情報番組内での扱いについても、複数意見が寄せられている。
また、子どもが見る時間帯における番組や映画の宣伝の内容について、配慮を求める意見が恒常的に寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 大津いじめ自殺事件について。確かに教育委員会や学校それに警察の対応には問題があったと思う。報道では、学校や役所をスケープゴートにして叩いているが、そういう報道のみで良いのだろうか。家庭や地域、社会やテレビ番組に問題はないのだろうか。大人の社会でも毎年3万人の自殺者が出ている。いじめとは直接関係ないが、そういうことが子供社会にも影響しているのではないか。
  • 私は40年近く教師をしていた。大津いじめ自殺事件の教師や教育委員会の態度に腹を立てていたので、厳しく追及する報道姿勢に感謝している。現場の教師が見て見ぬふりをしなければ、最悪の事態は防げたはずだ。今後も教育現場が改善されるような報道をお願いしたい。
  • 他人事のように弁解する教育委員会や学校を批判するのではなく、今もいじめに苦しんでいる子どものための報道をしてほしい。自分も同様のことをされるかもしれない恐怖、自分がされていることのフラッシュバックなど、彼らは今も怯えているに違いない。一部の番組では24時間対応の「いじめ相談窓口」を紹介していたが、画面下に電話番号などを表示して、今いじめに苦しんでいる子どもを救う報道をしてほしい。
  • 大津いじめ自殺事件の報道で、加害生徒の名前を不十分な塗りつぶしをした状態で放送したため、名前が判明してしまった。そのため、ネット上では生徒や家族への嫌がらせが行われている。十分な配慮がなされていたとは思えない。今後同様のことがないように注意すべきだ。
  • 大津いじめ自殺事件は、本当に心が痛む。もちろん加害生徒や教育委員会、学校の責任を追及していただきたいが、それらを放送するテレビ局はどうなのか。直接関係なくても、日ごろからいじめや罰ゲームをお笑いとしているテレビ番組のあり方も見直していく必要がある。テレビで放送される罰ゲームやお笑い受けするいじめギャグを日常的に見ることによって、正義の感覚が麻痺するのではないだろうか。
  • ロンドン五輪中継で、「この後すぐ」の字幕や司会者が「もうすぐ」と同じセリフを連呼するが、すぐに日本人選手が登場することはない。バラエティー番組でも同じような手法がとられるが、こういったやり方は過剰演出だ。日本人選手を中心に見ようとしても不可能で、テレビ画面ではこの後すぐといった字幕スーパーに踊らされてしまう。
  • ロンドン五輪の放送について、「LIVE」と「録画」の違いをはっきりさせてほしい。時差のある海外での放送だし、録画放送を知らずに見続けさせられているのではと勘ぐってしまう。安心して応援できない。
  • 米海兵隊のオスプレイ配備報道について。どの局も「オスプレイには墜落する危険性がある」「オスプレイ配備反対の主張と市民団体の主張」という報道ばかりだ。重要なことが無視されている。「オスプレイは日本の国防にとって役に立つのか」という検証報道が少ない。そのために、結果的には「オスプレイ配備にとにかく反対」という一方的な報道ばかりがされており、国民がこの問題に関して冷静に判断する機会を奪っている。
  • 上野動物園のパンダが出産し、朝から晩までそのニュースを報じていた。確かに珍しいこと、おめでたいことではあると思うが、出産のニュースを伝える際に交尾中の映像が必ずといっていいほど使われているのはいい気分がしない。一日中各局で交尾の映像を見せられても困る。
  • ワイドショーのテーマの取捨選択に疑問を感じる。大きな話題なのにテレビで取り上げないケースがある。最近では、プロ野球監督の女性問題だ。事件の発端は80年代のようだが、反社会的人物との金品授受は数年前であり、時効ではないはず。その金額も尋常でない金額なのに、どのテレビ局も追随して独自の追加取材や事件の真相を調べようとしていない。うやむやのまま終わらせようとしている感じだ。テレビ界には、情報を操作することや、圧力などがあるのか。

【番組全般・その他】

  • 昨年もそうだったが、身内だけが盛り上がるだけのくだらない番組を延々とやっていた。節電が叫ばれている中で、このような番組を長時間放送する意味があるのか?各地からアナウンサーを集めてのど自慢をやる意味があるのか?被災地の人間からみれば、そのようなことに費やす時間とお金があるなら、復興に取り組んでいる団体や、被災地にやってきているボランティアの活動に焦点をあてて紹介するなど、良質な番組を作ろうと思えばいくらでも出来るはずだ。
  • 男気じゃんけんなる企画で、出演者がスーツ姿で同じバッジを付けている。過去の優勝者は金バッジで幹部だそうだ。デザイン、制度からも明らかに暴力団の代紋のバッジ・金バッジを真似したものだ。近年暴力団と芸能界の関係が厳しく問われているのに、この程度の認識だ。あきれたことにそのバッジを子どもが中心のテレビ局のイベントでも販売するそうだ。出演者、スタッフだけでなく、局までこの程度の認識かと思うと情けない。
  • お笑い芸人に無理やりプロポーズさせていることが、とても気の毒で不快だった。生放送だからしないわけにはいかず、時間が迫っているから考える時間を与えない。台本があったのかはわからないが、本来喜ばしいプロポーズという行為なのに、不快になった。何の心構えもなく無理やりさせられたプロポーズで、幸せな結婚ができるのか。不幸な結果になったときテレビ局は責任をとれるのか。
  • クイズの王様を決める企画。当初はそれぞれの番組優勝者を集めることに意味はないと思っていた。しかし見てみると、さすがに実力者と思わせる知識量、実力者同士の駆け引きはスポーツ観戦よりも見応えがあった。やはりクイズ番組は一般参加型がよいと感じた。ここ何年も、クイズ番組といえば芸能人が回答者であるものばかりだったが、無能な出演者の稚拙な回答には呆れていた。有名人でなくても、勉強を積んだ、本当に一流の人々の振る舞いを見ていると、それだけでも見本になる。
  • 整形手術の繰り返しにより容姿が変形してしまった韓国女性が登場し、日本で最終的な治療を受ける様子を放送していた。しかし過剰な演出でショー化し、彼女の異様な姿を見世物にしているとしか思えなかった。また、隣り合わせの話題が「アメリカ発、浮気現場映像」など低俗な内容であったため、韓国女性の話題も同じく興味本位のネタとして扱われているように思え、本人がかわいそうだった。
  • 生活保護不正受給問題で、悪質な行為をはたらいていたお笑い芸人が毎日のようにテレビに出続けることが不思議だ。番組で馬鹿笑いし、何事もなかったかのようにしゃべり続けている。笑えないばかりか心底不快だ。彼らの言い訳を擁護し、起用し続けるテレビ局の常識を疑う。罪にならなければ何をしてもいいと言っていることと同じだ。テレビ業界は倫理観がまるでない。
  • 秋公開予定のアニメ映画劇場版の未公開映像が放送されるという触れ込みだったが、実際放送されたのは前作のダイジェスト映像と作りかけのピアノのCGを背景にしたタイトルロゴだけであった。確かに初公開映像には違いないが、これでは詐欺もいいところだ。最近、こういう不愉快な告知が多すぎる。業界として改善に取り組むべきではないか。
  • モラルの低さを露呈したような番組ばかりが目立つ。常識もなければ秩序もなく、テレビ業界への不信感が募る。芸能人が脱法的なことをしても、罪を犯しても、テレビ局は弁護士を盾に正当化し、さも世論だといわんばかりの偏向報道を平気でしている。テレビが嫌いになった。
  • 各局で、「衝撃映像」などといって海外の映像を集めた番組を放送している。映像を見せる番組なのに必ずワイプで芸能人の顔を映すことは邪魔だ。なぜ映像の邪魔をするのかわからない。大げさな「このあとすぐ!」などのコメントを画面の上の方に出していることも邪魔だ。なぜ普通に映像を見せないのか。
  • ツイッターなどと連動させて、画面下部に視聴者のリアルタイムの感想を表示させる手法の番組が多い。生放送ならではのライブ感ということなのだろうが、目がチラチラして見辛いし、そちらを読んでしまって、放送内容をほとんど見聞きしていないことも多い。自分と異なる意見を見てしまい、無意味に腹が立つこともある。意図は分かるが、皆が皆、他人の感想を眺めつつテレビを見たいわけではない。
  • 「東南アジアのアイドル、ヘビロテを歌う」という字幕を見た。「ヘビ=蛇」の話ではない。「ヘビロテ」とは「ヘビーローテーション」という曲の名前だが、こうした表現を理解しろというのは無理である。日本人が作ったとは思えないニュース原稿であった。自分はわかっているから視聴者は理解すると思っている独善的な態度では、マスコミに携わる資格はない。「コミュニケーション能力」が退化しているという自覚すらないようだ。
  • 最近の民放の女性アナウンサーはいわゆるキャピキャピギャルばかりだ。それでもアナウンサーとして「正しい日本語で分かりやすく伝える」ことが出来ていれば良いのだが、それすら怪しい。少々のことには目をつぶるが、厳しい選抜を経て採用された人達にしてはあまりにもお粗末なのではないか。

【ラジオ】

  • 「顔を美容整形している人と話したい!」を聞いた。「美容整形によって人生が変わった」「きれいになった方がいいじゃない」など、美容整形を推奨する意見ばかりで、リスクの説明が全くなかった。これでは、未熟な若者が安易に飛びついてしまう。美容整形は医療行為で、失敗もあれば、思った通りにならないこともある。賛否両論を紹介し、慎重な判断を促すべきだ。
  • 他人を口汚く罵倒すれば批判になると勘違いしている「自称」批評家や「独自」ジャーナリストを、午前および昼過ぎから夕方のバラエティーにゲストやコメンテーターとして多数採用しているが、昨今のネット世論に迎合した偏向報道であり著しく中立性を欠く。
  • 大人の女性に対し、「なぎさちゃん」と言っている。放送局は、キャバレーじゃない。こういう女性蔑視発言を公共の電波で流すのは、放送局の社会的責任としていかがなものか。相手が良いと言ったとかそういう問題ではない。きちんと対処してほしい。

【CM】

  • 番組の山場になると、必ずCMが入るのでイライラする。正解や得点、料理や変身後など挙げればきりがない。これではCMの商品を買う気がしない。CMをはさまず、そのまま見せてくれたら良いのに逆効果だ。民放はみな同じ手法で視聴者をイライラさせる。改善してほしい。
  • CMになると普通の番組との音量差が大きい。CMの度に、ボリュームを小さくしなければならない。CMの音量に合わせると一般番組の音が聞こえづらく、ボリュームを大きくしなければならない。病人や乳幼児のいる家庭では、健康面にも多大な影響を与える。

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 芸人同士が悪ふざけで殴り合うシーンがあった。先日、中学生が小学生を暴行している動画がインターネットに公開される事案があったが、放送されたシーンはその動画を彷彿とさせるものだった。テレビ局は「これは演出」と言うかもしれないが、放送を見た子ども達がそんな区別をできるだろうか。世間でこれだけいじめの問題が取りざたされ、自身の局でも「いじめはいけない」と報道している今、あまりにも配慮にかける放送だったのではないか。
  • 子どもが深夜の時間帯の番組を録画して翌日見ていたが、その中でお笑い芸人が生きた蟹を口移しでリレーしていき、はさまれたら負けというゲームが唐突に始まった。大津いじめ自殺事件で、死んだ蛙や蜂を食べさせられたとの報道があったが、それを連想させる上、やらされている芸人を囲んでみんなが笑って見ている構図はどう見てもいじめにしか見えなかった。毎日報道でいじめを非難しているテレビ局が、同じ構図のいじめを垂れ流している。いくらバラエティーで、お笑い芸人が参加しているとはいえ、こういうことを企画するべきではない。同じゲームがいじめで使われることを危惧している。
  • お笑いタレントによるゲームのコーナーで、「一人が口にゴム状のものをくわえ、その端っこをもう一人が持ったまま数メートル離れ、一気に離す」というゲーム(ゴムパッチン)をやっていた。ゴムは顔面を直撃し、当てられた方は痛さに声をあげ、顔をゆがめていた。その様子にスタジオ内からは爆笑が沸き起こった。子どもを対象とした番組で、いじめのヒントを与えるような内容を放送するとはとんでもない。また、テレビ局に電話で抗議したが、横柄な対応をされた。
  • 最近、いじめている状況を携帯で撮った動画をテレビで放送しているが、やめてほしい。考えが未熟な子ども達は真似をする。ニュースで流すこと自体がいじめを誘発しているのではないか。いじめをすることは間違いなくいけないことだが、それをそのまま放送するマスコミも感覚がおかしくなっているのではないか。

【表現・演出に関する意見】

  • 大津いじめ自殺事件を扱っていた番組を見ていて、気になったのはBGMだ。ホラービデオのようなおどろおどろしい音楽を用いていたからだ。怨念や呪いを感じるような気持ちの悪いBGMだったので、青少年、特にいじめのあった中学校に通っている生徒がこの番組を見た場合、強い不快感を覚えるだろう。配慮を求めたい

【低俗・モラルに反する意見】

  • 子役タレントに、男性芸能人のファッションをチェックさせて「辛口」という名目で毒舌(時に大変失礼)な意見を言わせていた。子役自身は要望を受けて仕事の上で行ったことだとしても、視聴者の子どもたちにはそのような割り切りは存在しない。ましてやネットユーザのように子役よりも年上の視聴者であっても、「生意気」「失礼」といった印象を強く持つ。そもそも他人を罵るような内容で笑いをとる姿勢が問題だが、子どもにまでそれをさせる番組制作者のモラルについて問いたい。

【性的表現に関する意見】

  • 衛星放送の「韓流ラブストーリー特集」の宣伝を、子どもが見る午前7時30分頃に放送していた。何回もの執拗なキスシーンは、朝の時間帯に相応しくない。子どもの見ない深夜にしてほしい。

【要望・提言】

  • この番組に限ったことではないかもしれないが、収録とはいえ、深夜番組に小中学生のアイドルを出すことはどうかと思う。

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • 司会のタレントは、毎回出演者の芸人を叩いている。時にはカツラがズレるほど強く叩いている。子どもに「どうしてあんなに叩くの」と聞かれたが、理由が分からなかった。大した理由もなしに人を叩くことは子どもに悪影響だ。

【犯罪の助長に関する意見】

  • 脱法ハーブの取材内容を放送していたが、購入の様子や、販売のやり取りなどが含まれていた。こうした内容は購入方法を安易に知ってしまい、少年や興味を持つ人は、これを見て真似をするのではないか。また、麻薬類の取り引き現場を放送することも、買い方を知ってしまう等の弊害も多いと思う。

放送人権委員会、新委員長に弁護士の三宅弘委員

第78回 – 2007年4月

フジテレビ『はねるのトびら』に関する審議
中学生モニターについて …など

議事の詳細

日時
場所
議題
出席者

フジテレビ『はねるのトびら』に関する審議

フジテレビ『はねるのトびら』での、顔にシリコンゴムを巻くシーンをビデオ視聴のうえ審議、委員からは次の意見が出された。

  • 見ていてグロテスクとしか言いようがなく、どうしてああいったことを思いつくのかわからない。
  • すべてのバラエティー番組が子どもに悪影響を与えると言うのは短絡的だと思うし、この番組も子どもが真似をするほどインパクトがあるとは思えない。しかし、このゴム巻きを見たかぎり、判断力がない子どもにとっては危険な行為だと感じた。放送局や制作者はどう判断しているのか知りたい。
  • この番組は視聴率も高く、人気もあるようだが、若い人たちが本当に面白がって見ているのかどうか。バラエティー番組はいつくかのコーナーで構成されていて、ほかのコーナーが面白いから見ているかもしれない。
  • 最近のバラエティー番組では、危険と思われるようなことをお笑い芸人たちにやらせているが、その中でも子どもに与える影響を考えると、このゴム巻きは簡単に真似をすることができ危険だと思う。
  • シリコンゴムはそんなに危険ではないかもしれないが、それがない時は手近なビニール紐などを使う可能性もあって、その場合、首に巻きつけたら危険度は高くなる。

以上の審議の結果、委員会として当該局に対し、子どもが簡単に真似をする危険性への配慮、危険予告のテロップが入ってなかったがなぜか、などについて回答を求めることとした。

次に、視聴者意見の審議では、いくつかのバラエティー番組で、男性芸人が裸に近い格好で出てくることに対し、「わいせつ行為ではないか」といった視聴者意見が寄せられ、委員からは「路上で裸の男性が女性に抱きつく様子をテレビで放送するのは、法律的にどうなのか」「公の場所では犯罪となる行為がテレビだと許されると思っていること自体が問題だ」といった発言があった。

また、前回委員会から議論している青少年委員会のあり方について、引き続き意見交換を行った。

各委員の意見は、次のとおり。

  • 今のテレビは視聴率戦争という厳しい状況の中で数字を取るために番組を作っているので、現場の意識や制作会社との関係、制作費など、現在の放送局の仕組みを整理して考えていかなくてはいけない。その中で、委員会としてどう対応していくかが問題ではないか。
  • 最近ではBPOのHPでの視聴者意見に対する反論が増えていて、委員会での視聴者意見の取り上げ方も注目されている。視聴者がテレビに対して何か言いたいということを委員会として真摯に受け止めるべきだ。テレビは視聴者のものと考え、委員会としては視聴者と制作者の回路となり、双方向で話し合える場を提供することも役目ではないか。
  • 子どもたちの中には、テレビで放送されることすべてが本当だと思っている子どももいる。制作者たちは、テレビには免罪符があって、テレビの枠の中ではなんでも許される、という潜在意識を持っているのではないか。委員会としては、そのことに警鐘を鳴らしたい。
  • 今までもバラエティー番組については、いじめにつながるなど子どもへの影響を考え、放送局に対し配慮を望んできたが、やはり視聴率が優先されるようだ。スポンサーにとっては視聴率のいい番組にお金を出すのは当たり前だが、委員会として、質の高い番組を提供することがテレビ文化を向上させ、企業の社会的な信用につながる、とスポンサーに働きかけていくことも必要ではないか。
  • 問題があると指摘された番組は、提供しているスポンサーにも責任があることを認識してもらうため、情報としてスポンサーに知らせることを検討してはどうか。またBPOのHPなどで公表すれば、企業としても提供する番組を選別していくのではないか。
  • 供スポンサーに知らせることですぐに効果があるとは思えないが、その番組を提供しているスポンサー全社に責任の一端があることを認識してもらうことが大切だ。

以上の意見交換の結果、委員会審議で回答を求める番組については、当該局に対してだけでなく、番組を提供しているスポンサーにも知らせることについて、今後も継続して検討することとした。

中学生モニターについて

中学生モニター制度2年目の今年は、全国から公募し、31人採用した。今月は、そのうち29人から41件(1人で複数件の報告有)のレポートが寄せられた。対象はすべて全国放送の番組で、バラエティー番組についてが一番多く17件、ドラマが12件、アニメ番組5件、情報・討論番組3件、ニュース・映画・音楽番組・スポーツ番組が各1件だった。系列別ではフジテレビ系が16件、日本テレビ系11件、テレビ東京系5件、テレビ朝日系4件、NHKとTBS系が2件ずつだった。

  • バラエティー番組では、2件意見が寄せられたのは『めちゃ×2イケてるSP』と『志村けんのバカ殿様』。両番組とも賛否両論があり「ドッキリという事を忘れてしまうぐらい感動しました」、「いつも、大笑いして、みんなが明るくなり、楽しいです。小さな子にも、分かりやすい内容です」という好評意見と、「ドッキリですが、騙されていても笑っていられるような方が見て楽しい」、「たまにですが、少し”エロッポイ”ところが…。ほどよい”エロさ”で、ほどよい”おもしろさ”でよいと思います」という批判意見があった。
    他の番組は概ね好評だったが、『はねるのトびらSP』には「罰として、いすをグルグル回す事自体いい事ではないのに、ましてや人によってえこひいきまでしていて、とてもがっかりしました」、『タモリのジャポニカロゴス ナヌッ!日本語のゆかいなマチガイSP』には「外国人を侮辱しているように見えるコーナーがあるので、これからはやめてほしいと思いました」などの批判があった。またバラエティー番組全般について「若手お笑い芸人が出演する番組で、一部の芸人さんをいじめる番組がとても多いことが気になります」という意見も寄せられた。
  • ドラマでは、2件ずつ報告があった『喰いタン2』と『東京タワー オカンとボクと時々オトン』は好評で、「『喰いタン』の時よりも、もっともっと面白いストーリーでした」、「親子愛や母の寛大さを感じさせるものがあって、見ていて心が熱くなるものがありました」などという意見だった。
    ほかに『1リットルの涙 特別編~追憶~』には「主人公の亜也がどれだけ必死で病気になってからの10年間を生きたのか分かった」、『花嫁のパパ』にも「親子のスキンシップの大切さだったり、大切なことを言っていて見たあとスッキリして気持ちが良い」など、共感する意見が寄せられた。
    また『風林火山』には「ちょっと暗いトーンなので、甲州弁とコミカルさもほしい。政略結婚させられた女性の心の動きもしっかり描いてほしい」という要望があった。
  • アニメ番組では『Yes!プリキュア5』『ケロロ軍曹』『おとぎ銃士赤ずきん』『アイシールド21』は好評。『名探偵コナン』には「一日で物語を終わらすか、前編を見てない人にもわかるように、後編のときに、これまでの流れを紹介してほしい」という意見が寄せられた。
  • その他、情報・討論番組『今、日本がおかしい!!?教育再生?直談判スペシャル』には「イジメを受け止めない教師、子供を叱れない教師など。その様な教師は約2割。失望しました」という意見も寄せられた。

24日(火)に開かれた青少年委員会では、本田委員長から「全体として以前より幅広い意見が寄せられ今の中学生の考えが良く伝わる」という感想が述べられた。委員の発言は以下のとおり。

  • 『”教育再生”直談判スペシャル』への意見は鋭く、子どもが先生をあまり信頼していない現状が見えてくる。
  • 『志村けんのバカ殿様』に対する”ほどよいエロさでよい…”という意見は中学生の本音が出ている、制作者も考えるべきだ。
  • “『ビートたけしのTVタックル』の討論が私達より下手だ”という意見があったが、良し悪しは別にしてあれは番組の演出だということは知っておいてほしい。

調査・研究活動について

橋元委員から「小中学生はテレビをどう見ているか?―36人インタビュー調査」について、次のとおり調査企画チーム(第13、14回会合)の報告があった。

  • 今回の調査は、質的調査に重点をおくため、対象者36人ひとりひとりの面接に時間をかけた深層インタビューを行った。
  • インタビュー調査と併用してテレビについての事前アンケートと1週間の日記式生活行動調査も行った。
  • 生活行動調査では、1日の行動を15分ごとに記録してもらい、テレビ視聴に関しては、テレビ番組表をもとにどの番組をどのように見ていたかを記入するといった調査も行った。
  • 事前アンケートや生活行動調査からだけでも、子どものテレビ視聴時間には読書時間や母親との関係が大きく影響していることがわかった。
  • 報告書のメインとなるところはインタビュー調査なので、これから8月を目途にまとめていく。9月中旬ごろには、調査報告の発表を含めた

2012年5月に視聴者から寄せられた意見

2012年5月に視聴者から寄せられた意見

バラエティー番組で、「あの占い師がついに登場」と過剰に煽っておきながら、最後まで視聴者が期待していた人物は出てこず、別の占い師がでてきたことに視聴者から「詐欺だ」と、批判が集中した。情報番組では、若手俳優の二股騒動をめぐって、「バッシングが過ぎる」「大騒ぎしすぎだ」などの批判が寄せられた。

2012年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,775件で、先月と比較して345件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話22%、FAX2%、手紙ほか1%。 男女別は男性74%、女性23%、不明3%で、世代別では30歳代33%、40歳代28%、20歳代17%、50歳代13%、60歳以上6%、10歳代3% の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は839件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、34件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

5月の視聴者意見は1,775件と先月より345件増えた。
バラエティー番組で、「あの占い師がついに登場」と過剰に煽っておきながら、最後まで視聴者が期待していた人物は出てこず、別の占い師がでてきたことに視聴者から「詐欺だ」と、批判が集中した。このほか「CM明けすぐ」などの引っ張り手法や、不必要に視聴者をじらしたりする番組制作のありかたに苦情が多かった。
また、最近増えている画面上のワイプの多用にも否定的な意見が多かった。
情報番組では、若手俳優の二股騒動をめぐって、「バッシングが過ぎる」「大騒ぎしすぎだ」などの批判が寄せられた。
お笑い芸人の母親の生活保護費をめぐる”不正受給”騒動では、賛否さまざまな意見が寄せられたが、お笑い芸人を一方的に擁護し、すぐ復帰させる番組やテレビ局の姿勢に、「倫理観を疑う」という厳しい批判意見があった。
ラジオに関しては22件。CMに関する意見は67件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は124件で、前月より36件減少した。
今月は、表現・演出に関する意見が31件、次いで低俗・モラルに反する意見が17件、視聴者意見への反論・同意が11件、同じく要望・提言が11件と続いた。
表現・演出に関する意見では、ホラー映画のCM・宣伝の扱いについて配慮を求める意見もあった。
深夜アニメに関して、内容に配慮を求める意見とともに、戦争や暴力の恐ろしさをきちんと伝えているものもある、との意見も寄せられた。
また、編成に関する意見として、子ども向け番組をもっと放送してほしい、との要望も寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 数千万円の年収がありながら母親を扶養せず、生活保護を受給させていたことが問題となり、お笑い芸人が謝罪会見を行った。番組では、今回のケースが厳密には不正受給にあたらないとして、「お金を返す必要はない」「問題を追及したほうが悪い」という内容だった。公序良俗に反し、「貰えるものは貰っとけ」と、ふざけた発言をした芸人を擁護する番組は問題だ。
  • 母親が生活保護不正受給の疑惑を受けているお笑い芸人が生放送に出ていた。とても不快だ。謝罪会見は開いたが、不正受給についての疑惑は一切晴れておらず、犯罪者といっても過言ではない。出演させるテレビ局の神経が信じられない。何の疑問も持たないようなテレビ業界は異常だ。
  • 芸人達が口をそろえて「彼は人柄が良くて優しい。ちょっとした勘違いで、故意ではない」というコメントを流していた。こんな仲間内の擁護コメントばかり流すのはおかしい。生活保護は本当に困った人を救うための制度で、数千万円の所得がある人の家族を養うものではない。仲間だからという理由で会社ぐるみ、芸能人ぐるみで不正受給擁護の発言をしていることはモラルがなさすぎる。
  • テレビに出ている人は何をやってもあっさり許される。世の中はそんなに甘くないはずだ。みんな必死に働いて生活して、税金を払っている。その税金をお笑い芸人の親・姉・叔母たちの生活保護につかわれてきた。自分たちは豪邸マンションに住み、この正月にはビジネスクラスでハワイ旅行までしているという事実。ここ5年間の返還など、何のペナルティーにもなっていない。二度とテレビに出演させないでほしい。
  • テレビで、「一緒に生活していない子どもはどんなに収入があっても、扶養を必ずしなければならないということではない。お笑い芸人の母親には受給資格があった」といった説明をしていたが、福祉の現場で働いている者として納得できない。生活保護受給をいたずらに推奨するような説明であると感じた。この説明では世帯を分離し1世帯一人の単位になれば、現在の日本では誰でも生活保護が受給できる条件が整うことになる。このような説明は誤った認識を広めることにつながる。
  • 私は病気でやむなく生活保護を受けているが、月に10万円程度の支給がやっとの苦しい生活をしている。働ける身体であればすぐにでも働きたいが、それができないから仕方なく生活保護を受けている。お笑い芸人のようなケースが報道されることで、今後生活保護者への風当たりは益々強くなる。テレビの影響力の大きさを認識してもらいたい。
  • 小沢一郎氏に無罪判決が下った。昨年1月、石川元秘書と建設元社長の現金の受け渡しがCGで再現され、小沢氏の不正献金を裏付ける証拠としてテレビで放送された。しかし、小沢氏に「無罪判決」が出たということは、この証言は否定されたわけだ。他の報道番組でも同じ再現CGを使い、放送局をあげて小沢氏への不正献金を訴えていた。多くの不明な点はもちろんあるが、少なくともあの再現CGは誤りだったわけだ。放送局はなぜ間違ったか、説明し謝罪すべきだ。
  • 関越道でのバス事故について。テレビ局は、「激安運賃の裏側で安全性が軽視されていたのではないか」と報道している。それはもちろん正しい。しかし、この事故が起こる以前には、どこのテレビ局も激安ツアーの報道をしていた。一般に、価格破壊の裏側には、何らかのしわ寄せがあるわけだから、激安等の報道をする際には、そうした点にも視聴者の注意を喚起すべきである。テレビ局による激安価格報道は、消費者を刺激する広告の役割をはたしている。その点について反省すべきではないか。
  • 茨城県筑波市で発生した竜巻について各局こぞって被害状況を報道しているが、事が終わってから偉そうに解説しても何の役にも立たない。当日、竜巻注意報が出ていたようだが、その時点で竜巻発生の徴候の見きわめ方と、防御方法を具体的に知らせて注意を促すことが重要ではないか。視聴者からの映像や、被害の状況から、竜巻であることは明白なのに、報道機関は「竜巻と思われる突風」や「竜巻らしいもの」などと言っている。はっきり「竜巻」と表現すべきだ。
  • 民放のニュースは、取り上げる内容、話題の掘り下げ方もワイドショーと同じだ。ニュースとバラエティーの線引きはできないのか。ニュース番組で自局の番宣をしている。取材に関しても答えを誘導するような質問しかなく、偏った考え方や見方を助長している。事件の遺族への取材に関してはやりすぎと取れるものが多い。すぐに「表現の自由だ」という話になりそうだが、テレビ局は本当におかしい。
  • きちんとしたニュース番組ではなく、情報番組の中でニュースを挿し込んで放送するような場合、ニュースを読むナレーションの後ろに流れる音がとても不快だ。”ズン、ズン”や”チャカ、チャカ”といったリズム音のみの場合でも、メロディーがある場合でも、いずれにしても耳障りだ。

【番組全般・その他】

  • 新聞のテレビ欄や番組宣伝で「あの女性タレント騒動の占い師が出演」と紹介していた。番組内でも何度もアピールしていた。騒動になった占い師がついにテレビ出演するのかと思って真剣に見ていたら、出演したのはその占い師と以前同居していたことのある女性だった。女性は現在占い師をしているとのことで、テレビ局としては「あの占い師」だから嘘ではないと主張するかもしれないが、「あの占い師」では、誰が見ても明らかに女性タレントと同居していた占い師と考える。以前からテレビ局の手法に怒りを覚えていたが、今回はあまりにもひどい。
  • 番組放送中、ずっとテロップで「あの女性占い師スタジオへ」と流れていたのに、最後まで出ずに終わった。視聴者が一番知りたいネタを、番組中ところどころでちらつかせ最後まで引っ張るということはあるが、結局出ないというのは、あまりにもひどい。テレビ局のモラルの低さに唖然とした。何かあれば謝ればいいと、いつまでも視聴者を馬鹿にするからテレビ離れが起きているのだ。
  • CM前とCM明けで同じ内容を反芻するという手法は、15年ほど前からよく見られるようになった。「しつこい」「視聴者をバカにしている」などという声も多い。同じVTRを何度も繰り返すという手法は、まるで制作側の手抜きのように見える。最近のテレビ番組は、煽るだけ煽り、次週に持ち越しということが多い。視聴者をなめているとしか思えない。
  • 一番盛り上がる場面でCMを挟むような、視聴者を苛立たせる行為が多い。以前は番組コーナーのちょうどいい区切りでCMを挟んでいた。視聴者をCM後までひっぱるような番組作りはやめてほしい。「答えはCMのあと」や、そんな場面でCMを見てもそのCMが腹立たしいだけで、宣伝効果はない。なぜこんな変なことが、テレビの標準になってしまったのか。視聴者を馬鹿にした今のテレビは見ていて気分が悪い。
  • 日本人のマジシャンが外国人マジシャンのネタをばらすという企画だった。マジシャンはネタがあることを前提として商売している。そのマジックの最中に「バラし人マジシャン」と称する人物が「チョット中を見せろ!」と飛びかかってネタをばらそうとすることは、マナー違反もいいところだ。マジックのネタをばらすことは死活問題である。エンタテインメントとしてマジックをやっているのであり、心霊商法のように欺業で詐取をしている悪徳業者でもあるまい。他のマジシャンのネタをばらして、さも「いんちき」であるなどとする番組作りには呆れた。
  • 二股愛は許されないことだが、当事者同士が納得するように解決すればいいのではないか。必要以上にメディアが叩くような報道をし、誰に向けたのかわからない公開謝罪をさせている。メディアによるリンチのようだ。文化人気取りのタレント、落ち目のタレントまでもがここぞとばかりにコメントし、演技が下手だの生い立ちがどうだなど、関係ないことばかり喋っている。もっと他に報道すべきことがあるのではないか。
  • タレントのプライベートやスキャンダルを、暴露したり白状させたりする番組が、あちこちで見られる。ある番組では、タレントの所持金を暴露させるなど、ひどいものであった。”芸のない芸人”がごまんといるが、プライベートの切り売りはやめて、きちんと芸を売ってほしい。放送局も情けない。
  • 画面下に、複数のタレントの顔が帯状のワイプで出ていた。テロップを読もうとしても、タレントの顔が邪魔になって読めない。左右や上下に2人位のワイプは我慢するが、帯状に9人のワイプは気分が悪くなるのでやめてほしい。放送局に抗議したら「局の勝手だ」と言われた。
  • 情報番組やバラエティー番組を見ていると、観客の「おおー」や「エー」などの声が入っている。観客がいたとしても、大勢の人が同じ場所で同じような声を揃えてあげるわけがない。たいして驚く内容でもないのに、後付けで声を足している。「ここは驚く場所」とテレビ局に無理矢理押し付けられているようで、腹が立つ。
  • 歯に矯正装置が装着されているにもかかわらず、わざわざメガネをはずさせて頬を平手打ちする場面があった。歯列矯正を行っている人は、歯が歯槽骨中を移動しているため、骨の支えを失っており、装置や針金で固定している状態だ。口の周りに強い打撲を受けると、内側の唇や頬が切れることがあるし、歯根にダメージを受けることもある。歯科医としては、配慮のない放送にあきれている。笑いながらあのような場面が流されるのを見て、黙って見過ごせない。
  • やたら食べるだけの番組が多い。気になるのが、女性のタレントやアイドル、女性芸人たちが、「うまい」という男言葉を使っていることだ。一般人にまで飛び火して、最近の女性は「おいしい」と言わずに「うまい」と平気で言っている。品のかけらもない。テレビでみんなが言うからそれがいいことだと勘違いしている。女性の言葉を使ってほしい。

【ラジオ】

  • 昼間の放送なのに男性器の俗称を軽々しく口にして、下品極まりない。私もいわゆる下ネタは嫌いではないが、こんな下品な放送が続いているとは信じられない。女子アナや女性リポーターに夜の生活のことをしつこく聞くことも日常茶飯だ。聴取率が1位とのことで、あぐらをかいているのではないか。開始当初はこんなことはなかった。この下品さにはガッカリする。

【CM】

  • CMの音量が大きすぎる。CMになると音量が急激に上がり、耳が痛い。CMの音量は放送する番組と同程度の音量にしてほしい。いくらCMを見てほしいとはいえ、限度がある。
  • OLを馬鹿にしている。あんな派手な制服などないし、上司に「頑張ってほしいの」と言う馬鹿な女性社員はいない。男性社員の缶コーヒーを回し飲みするなんて不衛生なことは会社でもありえない。
  • 殺虫剤のCMで、蚊の音をリアルに流している。私は蚊の音を聞くと全身がかゆくなる体質なので、テレビから不意に聞こえ大変困っている。聞くたびにじんましんのような症状になり不快だ。本物の蚊なら仕方ないとしても、テレビCMのせいで、こうなることは心外だ。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 怖い映画の宣伝を流されると子どもが泣き出してしまい、悪影響だ。全ての年代の方々が安心して見ることができる宣伝を流してほしい。宣伝が流れることにビクビクし、テレビが見られなくなってしまう。
  • 芸人の実家にアポなしで御飯を食べにいくという企画があった。親に御飯を作らせておきながら、「人の家で食べるのは嫌い」などとひどい言葉を芸人の親に言っていた。また別の日の放送も、芸人の親に「あっちの親の料理の方が美味しかった」と言っていて、芸人の親は悲しそうな顔をしていた。子どもが見る番組でありながら、他人の親を罵倒することは見ていて不愉快だ。

【低俗・モラルに反する意見】

人気の深夜アニメらしいが、強姦・絞殺と見るに堪えない。こういった”倫理以前”の描写を誰でも受信できる地上波で放送することは許されるべきではない。アニメは子どもも見るものだし、大人が全てチェックできるものではない。

【視聴者意見への反論・同意】

深夜アニメの暴力的シーンを批判する意見があったが、私は子どもに悪影響を与えるとは思わない。アニメの中には戦争を題材にしたものも多く、その中には死体や暴力的なシーンがどうしても出てくる。しかし、そのような表現を避けてばかりでは、戦争の恐ろしさやむなしさは伝わってこない。戦争物のアニメにはそういったことを訴えかけるようなものが多く、ただ単に子どもに暴力を教えているわけではない。

【要望・提言】

  • 日本テレビ『THE!鉄腕!DASH!!』は批判の対象となるいじめや悪ふざけなどがほぼ皆無の状態であり、一部の企画を除いて番宣絡みのゲストも少ない。そして、実生活でも役立ちそうな企画を数多く取り上げているなど、自然体的な印象がある。全部をそうしろとは言わないが、この番組のような感じのバラエティーが増えれば、批判も最小限に抑えられるのではないか。
  • 普段は健康や美容の情報を扱うことが多い番組のようだが、今回のスペシャルでは芸能人の浮気事情を取り上げていた。この番組の前に子ども向けアニメ番組が放送されているのだが、その放送終了直後にこの番組の番宣が流れ、その中に下品な発言があった。見せたくなければチャンネルを変えろという意見もあるが、アニメの直後に流れてしまっては回避の仕様がない。番組内容が放送時間に適しているかということと、番宣を流す時間をよく考えてほしい。

【編成に関する意見】

  • 最近の子どもたちは、かわいそうだ。民放での子ども向け番組が少ない。関東では民放での朝の子ども向け番組はテレビ東京だけ。でも、他の地方ではEテレだけで、他は全てニュース。もし、自分が今の時代の子どもだったら、間違いなく朝はテレビを見なくなる。それどころか、大人向けの番組ばかりで見たい番組がない。テレビは目先の視聴率競争ばかり。各局で、子ども向け番組の放送をしてほしい。

2012年4月に視聴者から寄せられた意見

2012年4月に視聴者から寄せられた意見

報道姿勢、取材方法についての意見が多数、被害者や加害者の家族らへの無神経なインタビューを批判するものや、取材時のマナーの悪さを指摘する意見があった。バラエティー番組では、大御所タレントが代役の司会者を罵倒しいじめる内容に不快を訴える意見など。

2012年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,430件で、先月と比較して239件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話23%、FAX2%、手紙ほか1%。 男女別は男性66%、女性30%、不明4%で、世代別では30歳代31%、40歳代23%、20歳代21%、50歳代12%、60歳以上8%、10歳代5% の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は581件【34局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

4月の視聴者意見は1,430件と先月より239件増えた。
前年4月とくらべて同水準の件数である。
各地で交通事故が相次いだ。いずれも多数の死傷者が出る悲惨なもので、事故の特異さなどから視聴者の関心も高かった。報道姿勢、取材のやり方などについての意見が多く、被害者や加害者の家族らへの無神経なインタビューを批判するものや、取材時のマナーの悪さを指摘する意見があった。
花見のニュースに津波の映像を出してしまった映像の取り違えには、「緊張感が足りない!」との厳しい批判があった。
大飯原発再開問題や小沢元代表の無罪判決などの報道についても、キャスターや出演者の発言に不注意なものがあるとの指摘があった。
春の改編をめぐる長時間の特番は、テレビ局の都合だけを優先し、視聴者を無視しているとの声が強かった。
バラエティー番組では、大御所タレントが代役の司会者を罵倒し、いじめる内容に不快を訴える意見や、お笑い芸人たちの内輪話や下ネタにピー音を入れてごまかす手法に批判が多かった。
これまでもよく言われているが、本編とCMの音量が違いすぎて視聴に困難をもたらすとの意見があった。
ラジオに関しては32件。CMに関する意見は66件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は160件で、前月より36件減少した。これは、前月はアイドルグループのメンバーがお菓子を口移しで渡すCMへの意見が多かったことによる。
今月は、表現・演出に関する意見が76件、次いで視聴者意見に対する反論・同意が20件、同じく低俗・モラルに反する意見が20件と続いた。
視聴者意見への反論・同意では、テレビ番組やCMの内容への批判の前に、親が子どもにきちんと教育することが必要ではないか、という主旨の意見が複数寄せられている。
また、深夜帯からゴールデンタイムに放送時間を移したバラエティー番組の内容が時間帯に相応しくないなど、子どもが視聴する時間帯に関する意見や、深夜アニメについて配慮を求める意見が見受けられる。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 京都府亀岡市で、18歳の少年の無免許運転の自動車が登校途中の子どもの列につっこみ10人が死傷した。死亡した妊婦の夫を大勢の記者がとり囲んでインタビューしていたが、目を覆いたくなった。こういう無神経な取材はやめてほしい。被害者や遺族がどれだけ悲しく悔しいか、聞かなくてもわかる。視聴者もそんなわかりきった映像やコメントを求めてはいない。ただでさえ事件に巻き込まれて苦しんでいるのに、さらに苦しめるようなことをなぜするのか。第二の加害者になっていることをもっと自覚するべきだ。
  • 関越高速道バス事故に関するディレクターの取材姿勢が不適切だと感じた。事故を起こした会社の社長が取材陣の前で時間を割いて取材に応じたのに、その後車に押し掛け、更には会社社長が被害者に会うために訪れた病院内にまで入り込んで廊下で「何か一言コメントを」と付きまとうことは、良識ある大人の行動とは思えない。取材方法に問題があると思う。
  • 最近の報道は行き過ぎではないか。加害者の家族、親族の家まで押し掛け、あたかも正義の味方然として詰問する。加害者は当然責められるべき、罰せられるべきだが、果たして家族、親族をそのように晒し者にして、テレビ局は何が満足なのだろう。いくら加害者の家族、親族とはいえ、それは常軌を逸した行動だ。声を変え、モザイクを入れれば何をしても良いと考えているのであれば、それは報道の思い上がりであり、傲慢さの表れだ。自分たちの行動が、恥ずかしくないのか。
  • 京都・祇園の交通事故の報道で、「加害者がてんかん持ちであった」と繰り返し強調されている。事故原因もはっきりしないのに、そこだけが一人歩きしており、結果的にてんかん症への偏見を生んでいる。テレビのニュースは瞬時にネットにアップされることが多い上、テレビと違って長く残ることもある。事故発生直後の「てんかん原因説」も、1度ネットに出てしまうと広まるのは簡単だが、削除するのは不可能に近い。こうしたネットの特性にも配慮して、テレビで流す情報は慎重に選んでもらいたい。
  • 花見のニュースで、「たくさんの人でにぎわいました」というコメントとともに”津波に町が襲われる映像”が流れた。中継と津波の録画映像を間違えるわけはないだろう。悪意で遊んでいた「セシウムさん」と同じではないのか。テレビ局には緊張感が感じられない。「セシウムさん」で再発防止策は立てられていないのか。映像を間違えた経緯を説明してほしい。
  • 「車で自転車を追い回す」事件の報道で、オリジナルではなく、音声が編集された動画サイト上の映像をテレビ局が使用した。視聴者はマスコミに対し、正しい情報を伝えてほしいと思っている。事件のドラマ性を高めるために動画の音声を切り貼りする必要はないし、バラエティーのような効果音を足す必要もない。事件の善悪は視聴者が判断するので、伝える側で意図的な工作をしないよう徹底するべきだ。テレビ局は「既に編集されていた動画を誤って使用した」と説明したが、「既に編集されていた動画」が放送日よりも前にネット上に本当に存在したのかどうか、BPOで確認して頂きたい。ここ数年、テレビ局があまりにも無責任な放送をしていて不快に思う。
  • 最近各局で”首都圏直下型地震”を取り上げる番組が多くなった。しかし今もなお、東日本大震災による福島原発事故の放射能に脅え、帰宅できずにいる被災者がいることを忘れてはならない。福島原発による被害は災害ではなく人災だ。それにもかかわらず、原発に携わった人間の責任を追及する番組は未だに放送されていない。二度と同じ過ちを起こさないよう、その責任を徹底追及する番組を作るべきだ。
  • 北朝鮮からミサイルが発射された。まだ政府の正式な発表はないが、情報が錯綜している中で、司会者が「なんか拍子抜けですね」と発言していた。発射数分で墜落もしくは空中分解らしいが、その「拍子抜け」は何に対する拍子抜けなのか。日本領空内や本土に飛来しなかったから拍子抜けと聞こえる。沖縄に飛来しPAC3が発射されることを期待していたのか?不謹慎極まりない。
  • 民放番組の天気予報コーナーで、最近「ステルス雷雨」「爆弾雨」「ゲリラ豪雨」といった新しい表現がよく使われている。いずれも戦争に関連した言葉で、単なる受け狙いの奇抜な表現に過ぎない。気象庁に確かめても、「正式にはそのような表現はない」と言われた。気象予報士の仕事は、正確な天気予報を提供することに尽きる。大衆向けの新奇な言い方ばかりに気を取られているようでは困る。

【番組全般・その他】

  • お笑いタレントがテレビを席巻している、というより侵食している。どのチャンネルをつけてもお笑いタレントの姿が飛び込んでくる。しかも低俗でくだらない。人の失敗や欠点を嘲笑したり、自分たちの身内話で盛り上がったり、視聴者はすっかり蚊帳の外である。低俗番組だけではない。俳優や司会者、コメンテーター、リポーター等にもお笑いタレントが進出していて、もはやお笑いタレントの出ていない番組の方が珍しいくらいだ。
  • 最近のバラエティー番組は人をけなして笑いをとるような手法ばかりで、不愉快極まりない。「ブス」「デブ」「馬鹿」などと言って内輪で大笑いしているのを見ていると気分が悪い。人を不愉快にさせることが最近のお笑い芸人というものなのか。お笑い芸人がシモネタや具体的な人物名を発した時などに、音声を加工して放送しているが、そこまでしなければならない内容なら放送しないでほしい。
  • 「嫌いな人物」や「付き合った人物」などを話す時に、ピーという音が入ることに腹が立つ。そもそも視聴者に内容が伝わらないのにその場の盛り上がりだけを見せるという手法が卑怯だ。ピー音を入れるなら最初からそんな話題をするべきでない。言いたいなら堂々と言うべきだ。守られることを前提に悪口を言うなんて卑怯なバラエティーは不愉快だ。ピー音が当たり前のテレビの傲慢さに腹が立つ。情報が伝わらない内容を平気で放送する志の低さにあきれる。
  • 何かを紹介する時や正解を表示する時に、画面をモザイクなどで隠して、CMに切り替わるパターンが横行している。あたかもカッコイイかのように取り扱われている。もっと視聴者にやさしい番組編成をしてほしい。モザイクをかけなくても、チャンネルは替えない。
  • フィギュアースケートなどを見ていると、画面に映っている選手たちの演技の映像が、「今の演技」なのか、「以前の演技(参考VTR)」なのかが、画面のどこにも記されていないので、とても戸惑う。「今回の演技だ」と思って見ていたのに、演技の最後に「さあ先日の演技を見て頂きました」というアナウンスが入ったりするから、ガッカリする。視聴率対策でわざと分かりにくくしているのだろうが、「今の演技」か「以前の演技」かをはっきり明示しないことは怠慢であり、姑息だ。
  • 料理の値段を当てるコーナーで、MCの代役として出演した兄に対するゲストの大御所タレントの態度がひどかった。登場していきなり「熊本に帰れ」と罵倒、その後も何か話すと罵倒し、喋らずにいれば「何か喋れ」と言う。間に「あたしの一日の稼ぎはお前の年収だ」などの暴言。それが笑いになっていればいいが、兄も委縮してしまった。他の共演者も大御所タレントに媚びて兄を嘲笑していた。まさにイジメの構図だ。このように大御所タレントとそれに媚びる連中との集団で一人を執拗にからかう構図は大変不愉快だ。これが演出だとすればスタッフの神経を疑う。
  • アイドルを壊れたイスに座らせて尻もちをつかせていた。お笑い芸人を押さえつけて鼻の穴に金具をつけて引っ張ったり、大きな真空パックに入れて空気を抜いたりしていた。スタジオの人間が大笑いしていたが、私は気分が悪くなってチャンネルを替えた。「危険なので真似をしないでください」「呼吸できるように、安全対策をしています」とテロップが入るが、番組自体が安全対策を行っているかどうかより、それを見て短絡的に真似をしたりする人間が事故を引き起こしかねないのであれば、そういった行為は慎むべきである。
  • 最強のドリル(矛)と最強の金属(盾)の対決が名物だが、地味なものづくりの技術に光を当てる企画で素晴しい。日本の製造業の高い技術は長年培われたもので、経済成長を支えてきた。コスト面では有利な新興国には、まだ追い越されていない技術が多く、その多くを地味な中堅企業や町工場が継承し発展させている。一方で、大企業はコスト重視で日本の技術を軽視し海外移転をはかり、若い世代はものづくりの現場に興味を持たなくなっている現象もある。日本のものづくりの力を維持するにはこういう番組がもっとあって良いはずだ。
  • 毎日、女子アナが「食事」をしているが、アナウンサーが生放送中に朝食をすることは、モラルの欠如としか言いようがない。視聴者は女子アナの女子会や、身内だけで面白おかしく騒いでいる場面を見たいと思わない。報道と情報が知りたいだけだ。早朝から騒ぐだけのバラエティー番組なら放送してほしくない。報道のあり方、伝え方を真剣に考えて頂きたい。

【ラジオ】

  • 以前はテレビを見ていたが、本編とCMの音量の違いに我慢ができず、テレビをやめてラジオに転向した。ところがラジオもやはりCMの音量が大きく、その度にボリュームを絞らなければならない。スポンサーの意向もあってそうした演出をするのかも知れないが、リスナーすなわち消費者の立場から言えば、それこそ逆効果だ。印象的なCMが適切な音量で流れた時に、リスナーは思わず耳を傾ける。
  • DJの反社会的な暴言や行き過ぎた性的表現、番組内でのイジメを公認する表現があり、とても不愉快だ。こうしたラジオ番組が日本において当たり前のように公共電波で放送されていることに疑問を感じる。放送倫理観に問題がある。

【CM】

  • 食べ物のCMにもかかわらず、そのスナック菓子をお尻のあたりに巻きつけ、そのお菓子はむき出しのままお尻をくねくね回すことは、下品だし、見ているこっちが恥ずかしい。子どもに見せたくないし、真似されたら困る。ふざけたCMづくりで、食べ物を粗末にしている。

青少年に関する意見

【視聴者意見への反論・同意】

  • 最近は何かと批判的な意見が多いようだが、テレビの番組内容やCMの内容の前に、きちんと教育していないことが問題ではないか。時代の流れはあるだろうが、昔はもっと卑猥な表現や危険な行為の映像は多数存在した。しかし家庭のあり方がしっかりとしていれば何の問題も起きなかった。しかし現代は人に対する痛みや、やってはいけない行為を親が教えず、何かあれば「テレビが悪い」「ゲームが悪い」等、疑問に思う点もある。テレビ等で多大な影響が考えられる映像が流れた場合、まずは親が子どもに対し教えるべきだ。意見している方の中には、昭和のバラエティーを笑って見ていた方も多くいるはずだ。意見者に、子どもの頃、昭和のバラエティーを見て悪影響を受け問題を起こしたのかと聞きたい。
  • 「子どもが真似するからテレビで放送するな」「子どもに悪影響だから放送するな」というような意見が多いが、必ずしもそのテレビを見たからといって子どもに真似や悪影響を与えるものだろうか。それは親の育て方次第ではないか。私にも1歳の子がいるが、テレビは自由に見せるつもりだ。その代わり、いけないことはきちんと「いけない」と教える。親が子どもの教育をきちんとすれば真似や悪影響は与えないと思う。何でもかんでもテレビのせいにするものではない。
  • 深夜の番組やアニメの内容が卑猥・猟奇的だなどという指摘は違うと思う。そういった内容だからこそ昼間ではなく深夜に放送しているのではないだろうか。夜中にテレビをつけるなら、それなりに理解しているはずだ。ただ、そういった番組の番宣では、あえてそういったシーンを選んでいるのではないかと疑うこともある。番宣やCMはどんな番組を見ていても目に入ってしまうのだから、もう少し考えてほしい。

【表現・演出に関する意見】

  • 元ヤンキーの芸能人、力士などが過去の振舞を反省するという体裁をとっているが、実際には、やくざに一目おかれた自慢話など、悪事を面白おかしく紹介する内容となっている。本人にとっては過ぎ去った話であっても、被害を受けた人、あるいは現在も暴走族などの迷惑を被っている人々にとっては、笑って聞き流せることではない。また、青少年には決して薦められる話ではないので、このような扱い方をする番組は倫理上問題があると考えられる。オムニバスドラマの中の一話についてだが、フィクションとはいえ教師が生徒の靴をヒールで踏みつける場面や、子ども二人のうち片方を施設、片方を親が育て7歳のときに審査をし、優秀なほうを選び、選ばれなかったほうはトラックに積まれて運ばれ、最後は夢落ちで終わるというもので、あまりにもひどすぎる。とても不快に思った。虐待や親のスパルタ教育等も現実にあるので、少なからず影響されると思う。最近、アニメやドラマなどを含め殺人シーンなど不適切と思われる表現のある番組についての意見が増加傾向にある。私自身もそのようなシーンは苦手だ。ストーリーの特性上やむを得ない部分もあると思うが、見ていて良い気分にはなれない。遺体に関しては演出方法の工夫をしたり、放送時間に関しては特に未成年者に配慮するなどの工夫が必要と思われる。

【低俗・モラルに反する意見】

  • 3月まで深夜の時間帯に放送していたものを、子どもが見られる時間帯に移動したにもかかわらず、コントの中身が全く変わっていない。下品でいやらしい。男性芸人が股間を押さえて「痛てて」を連発し、男性が男性を背後から抱き締めワイシャツのボタンを引きちぎって胸毛を露出させる。男性2人の何とも言えない、情事に酔ったようないやらしい表情もあった。こんな下品でいやらしいコントをゴールデンタイムに流すことはやめてほしい。ゴールデンタイムに移した責任をもう少し自覚し、放送内容を変更するなど、もう少しきちんと考えてほしい。

【編成に関する意見】

  • 年齢制限のある映画をテレビで放送することはよくない。放送された映画はPG12だが、12歳未満が見てしまった可能性がある。
  • 深夜アニメに視聴制限がないことに疑問を感じる。今回見たアニメは、武器商人をテーマに傭兵出身の子どもも銃を持ち、人を撃ち殺すシーンがある。原作の漫画は大手出版社から出版されているので、おそらく掲載雑誌も小学生が自由に買えるし、深夜アニメを録画して見ることも可能。原作漫画もアニメも年齢制限に関するルールが曖昧。ゲームや映画には年齢制限があるのに、深夜アニメは暴力的でも性的表現が多くてもそういう規制が全くない。この作品に限らず深夜アニメ等に関して、各局とも野放しになっているようで驚く。テレビ局にも視聴者年齢制限のルールが必要ではないのか。

2012年3月に視聴者から寄せられた意見

2012年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から1年が経過し、各放送局が特別番組を報道したことへの反響、意見が多かった。CMでは女性アイドルグループが飴を口移しでリレーしていく製菓会社のCMに、「不衛生」だとの強い批判が多数あった。

2012年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,191件で、2月と比較して93件増加した。
意見のアクセス方法の割合はメール66%、電話30%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性66%、女性29%、不明5%。年代は30歳代33%、40歳代20%、20歳代22%、50歳代12%、60歳以上8%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は388件【31局】であった。

このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、31件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

3月の視聴者意見は1,191件と先月より93件増えた。
これにより2011年度の視聴者意見の総数は前年度より1,211件減少し、1万9,208件となった。
東日本大震災から1年が経過し、各放送局が特別番組を報道したことへの反響、意見が多かった。津波被害の映像など、被災者に過剰な心的負担を与えかねないとして映像の使用に注意が払われたが、それでも被災者からは「もう見たくない」という声が、少なからず寄せられた。取材対象地域も被害の大きかった一部地域にかぎられ、表面的なショーアップが不愉快だとの声や、被災地で苦労を重ねる人々の現状を、もっときめこまかに報道してほしいとの意見もあった。
番組制作上の安全管理の問題では、疑惑が指摘されたら、過去の番組でも調査しなおすべきだなど、放送局への不信の声も多かった。
ワイドショーなどで、女性タレントの引きこもりが話題となったが、本人や同居する”自称占い師”への取材のあり方をめぐって、「やりすぎ」「非常識」だとの批判が多かった。
放送上の問題では、春の改編特番が長時間すぎることや、肝心のところでCMになる「CMまたぎ」に対する反発が強かった。
CMでは女性アイドルグループが飴を口移しでリレーしていく製菓会社のCMに、「不衛生」だとの強い批判が多かった。
ラジオに関しては30件。CMに関する意見は190件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は196件で、前月より86件増加した。
今月は、CMに関する意見が116件、次いで低俗・モラルに反するとの意見が17件、表現・演出に関する意見が16件と続いた。
CMに関する意見が突出した数となったが、これはアイドルグループのメンバーがお菓子を口移しで渡すシーンへの嫌悪感を示す意見がほとんどであった。低俗・モラルに反する意見では、子どもが見る時間帯への配慮を求める意見が寄せられた。表現・演出に関する意見では、バラエティー番組の中で、座ろうとする人の椅子を引いて転ばせる場面について危険だとする意見が複数寄せられた。その他、津波映像の取り扱いに関する意見も複数寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 震災1年の特別番組が各局で放送された。有名人が被災地に出向いたり、バラエティー番組でも被災者に私物をあげたりしている。それらは放送局の自己満足であり、私はただの偽善行為だと思う。どの番組も被害が大きかったことで有名になってしまった市町村から中継する。限られた地域の方のみがイベントに参加でき、買い物もろくにできないような本当に支援の必要な山奥の小さな村や集落、身体の不自由な方、お年寄りの方々は参加すらできないし、見向きもされない。お笑い芸人が大挙して押し寄せイベントを行うくらいなら瓦礫撤去でもしたほうが多くの方々のためになるはずだ。
  • 各局とも終日震災特集を組んでいた。しかしどの番組も、震災の物凄さをあらためて強調することにこだわり過ぎている。津波によるショッキングな映像をまるでショーのように繰り返し流されるのは被災地住民として耐えられない。節目の日の放送なのに、「これからの展望」というもっとも大切な視点がなおざりになっていたことが残念だった。
  • 被災地での卒業式の模様を報道していた。子どもが無事に卒業した家庭なら嬉しいことだろうが、私のように妻や子供3人を津波にさらわれた者としては辛すぎる。そういう場面を自粛してほしい。何かというと直ぐ東北の震災地域を意識してか、その地域だけがピックアップされた報道が目立つ。被災地が他地域から差別化されたようにさえ感じる。
  • 震災をエンターテイメントとして扱っている。災害としてありのまま報道することは理解できるが、民放がしていることは芸能人を多数使い、泣いていたり、叫んでいたりする映像を垂れ流している。災害を警告するというより過剰に煽って、全局で自分のところが大きな災害に見えるだろうと競争しているように見える。番組宣伝を連発で流す必要もないのに、どの局も競うように惨い映像を使って宣伝している。モラルがない。
  • ドキュメンタリー、ニュースなどでも「震災1年」と題して、集中的に被災地のものものしい映像が目立つ。日本は地震国であり、大きな被害をもたらす災害が起こり得ること、また原子力発電の事故により甚大な被害が起こることを伝えきれなかったこと、津波の警報が適切でなかったこと等、報道のあり方が問われているのに、「震災1年だ」と興味本位のものものしい映像を流すことは倫理に反している。
  • 津波のショッキングな映像が放送された。私は被災者だが、もう見たくない。衝撃的な映像を使うことは、制作者の自己満足としか思えない。誰のための放送なのか。被災者の気持ちを考えたことがあるのか。
  • 芸能人や会社社長をしている人たちが、自宅や私物を見せている番組があるが、どれも高級品だし、靴やバックなどの小物類を数十個も持っている人もいる。その使っていない物や見せびらかしている品物を売って、被災地の支援にまわせないものかと不快に思う。被災地では今でも仮設住宅で暮らし、地方に移り住んだとしても、震災前の生活に経済的にも精神的にも戻れない人たちが居ることを、本当にわかっているのだろうか。
  • 「東日本大震災」から一年、ことあるごとに日赤を通じて義援金を送ってきたが、義援金が被災者に届かない報道が相次いだ。最近はその報道もなくなり、義援金がどうなったか気になる。特に有効に使われた情報を知りたい。お金の問題ではなく、気持ちが届いたかを具体的に知りたい。義援金を募った放送局には報告する義務があると思う。芸能人の洗脳騒動や幼稚なバラエティー番組はもうたくさん。義援金の使われ方の番組を放送すべきだ。
  • 震災について、被災地の妊婦が腕時計型の線量計をつけていることや、番組スタッフがチェルノブイリまで取材に行っていたことなど、私の知らなかった事実をたくさん放送していた。スタッフの「政治家なんかに任せてはおけない」という気持ちを感じ取れる、とても興味深い内容だった。
  • お笑いコンビ・オセロの中島知子さんについて、民放は連日報道している。いずれの報道も、カルトや洗脳の危険を煽り、おためごかしに粉飾しているが、全くの欺瞞だ。自宅に張り付いて出入りを監視し、昼夜を問わず実家に押しかけて居座っている。無関係の芸能人の葬儀の場にまで押しかけて、中島さんの件についてコメントを求めるなど、もはやメディアによる迷惑行為と人権蹂躙だ。カルトや洗脳の危険についての啓蒙は、まず民放のあらゆる番組が占いやオカルト、風水や手相、超能力や疑似科学などに関する情報の垂れ流しをやめることから始めるべきだ。

【番組全般・その他】

  • 芸人を並べただけのつまらない番組ばかりで、見たいものがない。あのような番組ばかりでは馬鹿になる。スポーツもろくに放送しないし、時代劇もついになくなった。そういう番組は有料放送で見なさいということらしい。しかしそう言われても、見たいチャンネルを選んでいちいち契約するのは、私のような年齢の者には大変面倒くさい。せっかく地上波があるのだから、そちらの内容を充実させ、無料でいろいろな種類の番組を楽しめるようにしてほしい。
  • 最近、オネエといわれるタレントが男性タレントに抱きつきキスをねだる行為が、バラエティー番組でよく見受けられる。小学生が見るような時間帯にも多く見られ、保護者としてはとても不快だ。セクシャルは多種多様だし、犯罪でない限り尊重されるべきだが、男性タレントが女性タレントにしたら、訴えられるようなことを、笑えるからという理由で公共の電波で放送するべきではない。
  • 改編期のスペシャル番組を見たが、「CMまたぎ」はもちろんのこと、各編を1部ずつ完了させず、別のエピソードでつなぎ、また本編に戻るという込み入った手法で構成していた。内容を引っ張り、視聴率を稼ごうという狙いだろうが、視聴者は不自然な演出に翻弄され、番組を楽しむ余裕もなくただ疲れた。通常の1時間番組であればまだしも、4時間半にわたる放送だったので、うんざりした。
  • 「続きはCMの後で」という、いわゆる「CMまたぎの手法」が増えているが、見ていてイライラする。制作者は、視聴者の思いをどこまで理解しているのだろうか。視聴率だけが目的の番組作りは、放送局の傲慢以外の何ものでもない。視聴者目線に立って”番組作りそのもの”について考え直してもらいたい。
  • 妻がBSの通販番組を見て「包丁セット」を購入した。「すごく良く切れる」「素人でもプロ並みの切れ味」等の謳い文句で、出演者が大げさに紹介していた。しかし手元に届いた商品はあまりにお粗末で、とても使えるような代物ではなかったので消費者センターに訴えた。この番組に限らず、通販番組での”誇大な謳い文句”や大袈裟なリアクションは迷惑だ。通販番組として放送する以上、テレビ局にも責任はある。
  • 最近の番組で疑問と不快に思うことは、アナウンサーやキャスターの「原稿読みの間違いの多さ」と「原稿の見すぎ」だ。たとえば、商品の名前、価格や人物名の読み違いと文字違い。最近のアナウンサー・キャスターは原稿読みの教育や事前読みなどしていないのか。謝罪しておしまいでは、「プロ意識」がなさ過ぎる。報道・情報の「信頼性」がなくなる。今一度「アナウンサー」としての職業意識を持って伝えてほしい。

【CM】

  • アイドルの宣伝にしか見えず何を伝えたいのかわからないCMや、うるさいだけのCM、内容をかいつまんだ番組のCMが多くてうんざりしている。気持ちよく印象に残るCMが少ない。CMを見て、逆に商品の購買意欲が薄れたりする。
  • AKB48が口移しでキスをしてお菓子を食べる「ぷっちょ」のCM。こんな品位の欠けるCMはやめてほしい。食べ物を口移しでリレーすることは不衛生だし、気持ちが悪い。オタクだかファンだかを喜ばせるようなことがしたいのか不明だが、このグループはPVで10代の女の子を含む子が下着になって抱き合ったり、「私と赤ちゃん作らない?」というCMをしたり、非常に不快である。CMをいちいち情報番組で取り上げるので、見たくなくてもくだらない情報が入ってくる。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 夫婦の性生活(セックスレス)などについてのテーマが挙げられていた。この時間帯は家族や子どもが見るのに、いかがわしい内容の番組を放送することはどうだろうか。私はその時、両親と一緒にみていたがとても気まずく感じた。さらに、セックスレス解消のためといった対策なども紹介までされていた。もう少し配慮をしてほしい。
  • バラエティー番組に子役を出し過ぎだ。場違いな番組に、多数出演している。最初はかわいいと思ったが、これだけ見せられるとうんざりする。子役にはドラマの中で、子どもらしさを表現させるべきだ。
  • 大人と子どもが意見を言うという内容のラジオ番組に、23時から14歳の少女が生電話で出演していたが、これはおかしくないのか。23時に14歳の子どもが起きていることに違和感がある。
  • 新人俳優賞の表彰式に5歳の子役を出演させインタビューをしていた。あきらかに労働基準法違反ではないか。「生放送」として21時からスタートしているので、5歳の子は21時過ぎに出演していることになる。もし録画ならば「生放送」と記していることは嘘である。いずれにしても、問題ではないのか。

【表現・演出に関する意見】

  • 東日本大震災1周年を前にして、BPOの青少年委員会からも津波映像の取り扱いについての要請が行われ、放送では画像が出る前に注釈やコメントがあり良かったと思う。ただ、中には有名人が歓迎されている画像等を多く使い、番組や出演者を自画自賛しているような番組もあった。また、津波被害の大きかった所や福島県内の特定の場所しかクローズアップされていなかったように思う。
  • アイドルグループが、座ろうとしている人の椅子を引いて転ばせるというドッキリをしていた。テロップで「真似しないでください」と但し書きはしていたが、児童や考えの浅い人々がマネをした場合、損傷がひどいと腰椎損傷により下半身不随などの重大な後遺症を伴う。その場が面白ければいいという考えではなく、笑えるドッキリを企画していただきたい。

【性的表現に関する意見】

  • 出演者が「大人のおもちゃ」を買ってきて、使用方法まで説明していた。子どもから「これは何?」と聞かれて返事に困った。夕方5時に放送する内容ではない。生放送をいいことにやりたい放題だ。

【要望・提案】

  • 私は仙台市に住んでいる。3月2日付で「子どもへの影響を配慮した震災報道についての要望」がBPOから出されたにもかかわらず、震災1周年関連番組のスポットとして、津波が押し寄せてくる映像が繰り返し流されている。番組は自分の意思で見る、見ないが選択できるが、スポットは突然予告なく出てくるので、いやでも津波映像を見てしまう。被災者の心情を理解せず、津波の映像を垂れ流すこれらの放送局に、津波映像を使用したスポットを即時に中止するよう再度要請していただきたい。

【差別・偏見に関する意見】

  • 「授業参観に来てほしくない人」をランキング形式で紹介していた。候補である芸能人数名の写真を小学生に見せて投票させていたが、人を外見で判断することは人権の侵害になる。子どもにこんなことをさせるべきではない。

【殺人シーンに関する意見】

  • 「猟奇的な殺人事件」などを扱うドラマが午後3時台から再放送されているが、この時間帯は学校から帰って来た子ども達が、偶然見てしまう可能性もある。この時間帯の再放送はやめてもらいたい。

【いじめに関する意見】

  • 男子グループがクラスメイトの男の子に盗みを強要し、それに失敗すると学校の屋上で制服のズボンと下着を脱がして携帯カメラで股下を撮影し、次盗んでこなかったら画像を流出させるという、性的いじめが放送されていた。これは、ふざけ遊びのレベルではなく「犯罪」だ。正直見ていて気分が悪くなった。「命」をテーマにしていたそうだが、模倣した犯行が起きたらどうするつもりなのか。

【人権に関する意見】

  • 芸人が知人宅を訪問してお風呂を借りるロケ番組だった。芸人数名が満員状態で風呂に入るシーンがあり、直後「このあと、あの人が珍入」というナレーションとテロップが出てきて、その家庭の11歳、6歳、4歳の三兄弟が登場した。お風呂場面とはいえ子どもを素っ裸で参加させ、全裸の状態を撮影することは児童ポルノに相当するのではないか。長男は恥ずかしがっていたように見えた。満員状態の風呂へ子どもが自主的に裸になって参加したとは思えない。明るく照らされた取材現場で素っ裸の状態をカメラに収めることは子どもの心を傷付ける。今回は子どものお尻の部分は修正なしで映り、股間は象のマークで修正されていた。このような修正は不十分だ。「珍入」というテロップは、男性器を強調しているようでセクハラ的で大変不快。登場する子どもが人権侵害を受けるような番組であってはならない。

【CMに関する意見】

  • アイドルグループがお菓子を口移ししていくCMは、子どもが真似をしそうだ。口腔内細菌も怖いし、同性愛を助長するようにも思える。子ども向けのお菓子のCMなのに、いかがなものか。子どもの視点だと食べ物で遊んでいるとも取れる。とにかく汚いのでやめてもらいたい。
  • お菓子が主体というより、アイドル同士の「口移し」場面を強調しているようにも感じ取れ、CM自体に意味が無いようにも思われる。CMやテレビ番組は、子どもたちや社会に大きな影響力がある。教育上好ましくないので、このCMを直ちに放送中止にするべきだ。
  • アニメを2歳の子どもと見ていたら、女の子同士が口移しでお菓子をリレーするというCMが流れ、とても不愉快な気分になった。子どもも、何のためにこの女の子たちはキスをするのかと気持ち悪がり、親としても説明に困ってしまった。せめて子どもの目に触れぬよう、アニメの合間に流すことだけでもやめてもらいたい。
  • アイドルの女の子同士がお菓子を口移しするCMを見て、保育園児の子どもが、お菓子の代わりに消しゴムをくわえてキスをする真似をしたが、間違えて飲み込まないかと心配した。
  • パチンコのCMをなぜ流せるのか。競馬や競輪、競艇などの公営ギャンブルとは別物で、パチンコは違法な営業をしているところだ。違法でも収益が多いからCMを流せるのか。不快だ。18禁でもある。なぜそのテロップも入らないのか理解できない。子どもが見ている時間帯に流れていることが多いし、教育上良くない。人間を駄目にする団体のCMはやめてほしい。
  • 女優が階段の手すりを勢いよく滑るCMは危険だ。滑り台のように簡単に滑れるものなのかと、子どもが真似をする危険性がある。すぐに放送を中止すべきだ。

2012年2月に視聴者から寄せられた意見

2012年2月に視聴者から寄せられた意見

番組の収録中に若手お笑い芸人が事故で大怪我をしたことについて、番組制作体制や、テレビ局の安全管理の意識のなさを批判する意見が多かった。出演している犬が声帯除去手術を受けていたことで、動物愛護の精神に反しているとの声もあった。

2012年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,093件で、1月と比較して250件減少した。
意見のアクセス方法の割合はメール68%、電話27%、FAX2%、手紙ほか3%。性別は男性72%、女性23%、不明5%。年代は30歳代33%、40歳代25%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上7%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は387件【35局】であった。

このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は1,093件と先月より250件減り、今年度でもっとも少ない意見数だった。
報道関連やドラマなどへの意見は先月より減り、バラエティー番組への意見が目立った。
番組の収録中に若手お笑い芸人が事故で大怪我をしたことについて、番組制作体制や、テレビ局の安全管理の意識のなさを批判する意見が多かった。出演している犬が声帯除去手術を受けていたことで、動物愛護の精神に反しているとの声もあった。大家族の日常を追った他局の番組をパロディー化したバラエティー番組に対しては、「皮肉や嘲り」は、笑えない。制作者の驕りを感じるといった厳しい批判意見があった。
放送上の問題では、CMの音量、スタジオ出演者のワイプの無意味さなどに意見が多かった。
ラジオに関しては、深夜放送に限らずパーソナリティーの発言が少し性的に過激すぎるのではなどの意見があり、全部で25件。CMに関する意見は31件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は110件で、前月より80件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が35件、次いでCMに関する意見が20件、視聴者意見への反論・同意が10件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、主にバラエティー番組に対し「子どもに悪影響を与える」「子どもが見る時間帯に不適切だ」などの批判意見が寄せられた。CMに関する意見については、オンラインゲームのCMでの表現に対し「子どもがまねをする恐れがあり危険だ」などの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • NHK松山放送局が、誤報テロップを流した。ニュース「おはようえひめ」の中で、「窃盗の疑い、愛媛大学教授を逮捕」と誤った字幕を流した。同番組内と正午のニュースの最後に、アナウンサーが「全く架空の内容で、字幕のような事実はありません。おわびします」などと謝罪した。放送中の操作ミスで、テスト用に作っていた字幕の一つが流れたという。放送界は「ぴーかんテレビ」の反省はないのか。「セシウムさん」は、作らなければ済んだこと。NHKも架空の大学名にしておけばよかったことだと思う。
  • 報道等におけるミスには、毎回残念な思いを抱く。テレビを見ていると、毎日のように人名テロップや写真等で誤りがあり、後にそれを訂正しお詫びをするということを見かける。こういった初歩的なミスは、放送前に確認すれば防げることだ。こういった小さなミスでも、それが日常的に繰り返されていることは問題だ。訂正すればよいとか、これが当たり前といったような悪い習慣にならないよう、最終確認を行ってほしい。より良い番組作り、情報発信につながることを願う。
  • 被災地のガレキ処理が進まないのは、他の地方自治体が協力する姿勢がないからだと報道していた。しかしこの問題は、原発事故による放射性物質がガレキに含まれているか、含まれていないかを調査した資料を政府が隠蔽せずに国民に公表して、誰もが本心から安心できるようにすればいいことではないか。
  • 田中防衛相に対する質問を、「まるでクイズだ」と批判している番組が多い。自公政権時代には当時の首相を、漢字が読めないと批判していた。防衛に関する事を聞いて、クイズをしているとマスコミが批判することには違和感がある。批判するなら、漢字テストの時の報道を再度放送してマスコミが謝罪してからにしてほしい。この問題でわかるように、報道に主観が入りすぎて偏向報道が多い。マスコミは政治を批判する前に自己批判しないといけない。
  • 光市母子殺害事件で、元少年の死刑が確定した。この判決を受けて、放送局は一斉に「死刑判決が出たことで、更正の機会がなくなった」として、元少年の実名を報道した。「死刑だから、更正の必要がないから」と、少年法の理念を無視して実名報道してもいいのだろうか。違和感が残った。報道する側の理屈はよくわからないが、最後まで匿名にすべきではなかったか。
  • 女性芸能人が霊能者と称する人物に洗脳されているとする報道について、ゲストが霊能者をペテン師呼ばわりして批判しておきながら、自分達は風水師にコメントを求めた挙句に「この鏡を外に出すことはおかしい」などと、風水師の発言を当然の前提として解説している。もはや漫画だ。風水師のご託宣をありがたがって番組で扱うメディアが、霊能者を批判する資格があるのか。五十歩百歩ではないか。さらには、運び出されたソファについて家具屋まで引っ張り出して解説していたが、家具がいくらしたかなど大きなお世話だ。間取りまでフリップで解説していたが、ここまで芸能人のプライバシーを公開することにどんな意味があるのだろうか。
  • 私は生活保護を受けている。報道で生活保護を取り上げる場合、「不正受給」や受給者の「怠慢」ばかりを指摘し、就労者の一方的な目線で受給者を批判している。障害を抱えて働けない受給者も多く、好んで生活保護を受けているわけではない。高齢者と同じように生活保護受給者も弱者です。正確に公平に報道してください。

【番組全般・その他】

  • 番組収録中に、お笑い芸人が腰の骨を折る大けがを負った。この放送局のバラエティー番組は事故が多い。しかも、事故や怪我をするのはいつも若手芸人。この先一生、車椅子生活だと思うと、若手芸人に対しての補償はどうなっているのか気になる。番組制作責任者の安全管理意識はどうなっているのか。番組司会の大物芸人の責任はどうなのか。結局、いつものように若手芸人の泣き寝入りで終わるのか。そのうち死人が出るだろう。
  • 出演している犬が声帯除去手術を受けていたそうだ。飼い主の自由ではあるが、去勢手術と違い犬にとって何のメリットもない。このような手術は動物虐待と紙一重だ。もし、テレビ局が強制したとすれば問題だ。仮に強制しなかったとしても、番組に都合が良いからという理由で声帯を除去している犬を選んだという事実に変わりはない。本来であれば吠えることのないようにしっかり躾された犬を起用すべきだった。人間の都合や欲望の為に体の一部を切り取られた犬を起用することは、倫理観の欠如であり、公共性の高いテレビという点から考えてもおかしい。
  • 生きたブリをビニールプールに放し、芸人たちが素手で捕まえて、3秒間キスできたら商品をGETという内容だった。魚を抱きかかえたり、尻尾を持ってわざとこけてみたりと、魚が弱ってしまう行為を延々と2ゲーム続けた結果、2ゲーム目には白い腹を見せ、死んで動かないブリもいた。見ていて腹が立った。食べるために絞めるときは一瞬のうちに急所を突くのだが、あの内容は逆に人間を海の中に放り込むのと同じぐらいブリに苦痛を与えたと思う。
  • 他局の大家族番組をパロディー化し、「夫婦喧嘩の解決は男女関係」「2階の窓から突き落とす」「最後にはお金を貰うストーリー」まで、誇張した番組には悪意が感じられた。家族が必死で生きようとする努力を、バラエティーだからといって茶化すのは許されることではない。今後あの家族はどうなるのか。世間の笑いの材料にされる子ども達の立場はどうなるのか。台詞の引用・家族構成・色紙の文字・服の文字・背中にビッグダディーの文字。個人をピンポイントで特定できる内容。明らかに人権侵害・名誉毀損だ。番組制作者はなにか勘違いしているのではないか。何かを表現しようというものが、弱いものいじめをしてどうする。
  • 震災から1年が経とうとしているのに、まだ現地は大変な状態だと新聞などを見て感じる。それなのにテレビは、高級で美味しいものを食べる、芸能人の裕福な姿を見る、など無駄遣い的な番組を垂れ流している。違和感を覚える。同じ日本にいながら、福島をはじめ震災のあった地域が「外国」なみの遠さに感じる。テレビや新聞に期待したい部分もあるのだが。
  • 番組終盤で紹介したメニューを「詳細は番組の最後に紹介します」というアナウンスでCMになり、CM終了後「最後のメニューの詳細はホームページで」というような流れで番組は終了した。ホームページへ誘導したいことは分かるが、「紹介します」とアナウンスした以上は、テレビで紹介すべきではないか。このような作り方はCMを見せたいだけの詐欺的行為だ。こういった手法は倫理的に問題とならないのか
  • スタジオの芸人の顔を画面隅に表示する「ワイプ」は、散々いらないと言われているのに、なぜテレビ局は表示をやめないのか。「ワイプは興ざめする」とわかっていてなぜ表示するのだろうか。「みんなテレビを見なくなった」などと馬鹿なことを言う前に、このような視聴者を興ざめさせるようなことをやめるべきだ。

【ラジオ】

  • 歯のホワイトニングに関するラジオショッピングをよく聴く。「販売している商品で歯についたヤニが取れて云々~」という内容があるが、歯のホワイトニングとは、生まれつき色が黄ばんでいたりする場合に歯の色を白く変えることだ。汚れを取るものではない。それならば歯科医院で歯石を取ったりすればきれいになる。それをあたかも歯科医院でやったら何万円もかかると堂々と言っていることには開いた口がふさがらない。
  • 放送中に「キンタマ」発言が数回あった。パーソナリティーの女性も連呼していた。公共の電波でつかう言葉ではない。二度と言わないでいただきたい。他にも「セックスは気持ちいい」との発言があり、昼間の番組で連呼するとは恐れいった。
  • パーソナリティーが「オナニー」と発言した。不適切だ。また、女の子を育てるゲームソフトについて「女の子にいやらしい言葉を教えておくと、とんでもない時にとんでもないことを言い出す」と笑っていた。いい年をしていやらしい。お爺さんが何を口走っているのだ。これでは単なる”エロオヤジ”ではないか。中学生ではないのだから、欲望のままに口を開くな。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 突拍子もない行動をする兄弟を怖いもの知らずとして笑いを取る内容のバラエティーだが、きちんとしつけがされず、責任も知らず、好き勝手し放題な子どもを肯定しているようにしか思えない。親は何をしているのか。同じ年代の子どもも見るだろう時間帯に放送されているが、真似したりするとどうなるのか。放送局は考慮しなくてはいけないと思う。
  • 最近色々な番組で子役をもてはやしすぎる。しかもバラエティー番組等では、一緒に子役が出ているにもかかわらず芸人達が平然と下ネタを連発している。子役とて子どもであることに変わりはない。その場の状況に相応しい番組作りをするようBPOで指導するべきだ。
  • バラエティー番組でゲームコーナー終了後、出演者が物を乱暴に投げつけていた。一緒に見ていた子どもは驚き30分泣き続けていた。夕飯時の楽しい時間のはずが台無しになった。子どもを持つ親として、教育上よくないことだと思った。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜に放送されているアニメで、偶然見ていたところ不謹慎極まりない性的な描写が繰り返し放送され、とても驚いた。誰でも見られる地上波でこのようなシーンを放送していいのか。とても気分が悪くなった。深夜に表現が過激な番組が多く放送されていることは知っていたが、こんな過激なシーンを許しているのか。放送局は倫理観やモラルに欠けている。
  • いつも家族で楽しく見ているバラエティー番組だが、昨夜の放送はとても家族で見ていられるものではなかった。外国人女性のほとんど裸体のような姿や下半身のアップは子どもと見られない。放送時間は丁度夕食時でもあるので、以前のような日本の良さを紹介していくような内容に戻ることを望んでいる。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組で、ベテラン芸人が若手芸人に熱い液体をかけ、そのリアクションを笑う場面が数回あった。子どもの世界に置き換えるといじめにつながりかねない。こういう行動を子どもが真似し、それを「おもしろいからいい」と思うようになると残念だ。人を傷つけてそのリアクションを楽しむことは、子どもの教育上よくない。芸人が本当の笑いを求めるなら、誰も傷つけずに心から笑える笑いを伝えてほしい。

【危険行為に関する意見】

  • 子どもに人気の朝のアニメを小学生の娘と見た。番組冒頭、主人公の女の子が見通しの悪い曲がり角を走って飛び出すというシーンがあった。いつも子どもに道路上では突然飛び出したりしないよう教えている身としては、ハッとするシーンだった。特に小さい子どもは番組内容に影響を受けやすいので、このようなシーンは好ましくない。
  • 屋外で昆虫を探すコーナーで、出演者の帽子に虫メガネで陽の光をあて、焦がすという悪ふざけをしていた。被害者が虫メガネの方を見上げた時に、顔にも光の焦点が一瞬あたっていた。これは悪ふざけで済む問題ではない。もし目に焦点が合ったら、失明する危険な行為だ。子ども番組だからこそ、放送してはいけない場面だ。

【報道に関する意見】

  • 女児の死体遺棄事件のニュースは子どもには見せたくない。我が家には6歳の子どもがいるが、ワイドショーやニュースで「母親が子どもを殺した」と怖がっている。この事件をセンセーショナルに取り上げることは子どもに悪影響だ。事実だけを静かに報道してほしい。

【非科学的な事柄に関する意見】

  • 動物と話せるという外国人が出演しているバラエティー番組。あらゆる動物との会話を放送しているが、いったい何を根拠に真実として放送しているのか。週末のゴールデンタイムということもあり子どもが見ている。小さい子は疑いもなく信じてしまうなど、教育上も問題である。

【虐待に関する意見】

  • 小学生の子役に対し、「消えてほしい」などと批判する内容のランキングが放送された。子どもに対し暴言を吐くことは、大人に対し同様の暴言を吐くことと比べ、はるかに大きな悪影響を及ぼしかねない。このような内容を放送することは公然の児童虐待ではないか。

【言葉に関する意見】

  • 最近、バラエティーやドラマで、良い意味で使う言葉の頭に「くそ」を使うことが多い。聞くに堪えない。本来「くそ」は悪い意味で用いられるものだ。若者の誤った言葉遣いを正すことができるような番組作りを放送局はするべきではないのか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • ここ最近の視聴者意見を見ると、番組に少しでも過激なシーンがあると「子どもに有害」とする短絡的な批判が多い。しかし、番組の評価は全体を通しての内容や作り手の意図も考えて行うべきだ。子どもも番組の一部のみに注目しているわけではないはずだ。番組構成上、過激なシーンが必要な場合もあるし、そうしたシーンがあっても、全体を通して命や友情の大切さなどを伝えてくれる番組はある。一部を切り取っての批判は不適切だ。

【CMに関する意見】

  • パチンコのCMが多すぎる。子どもが必要以上に興味を持ち、教育によくない。深夜帯を中心にする、もしくは回数を減らす等の考慮をしていただきたい。
  • 携帯ゲームのCMで、モンスターを電子レンジに入れる内容は不適切だ。小さな子どもが真似をして、子犬やハムスターを電子レンジに入れそうで恐ろしい。

2012年1月に視聴者から寄せられた意見

2012年1月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から約10カ月が過ぎ、原発事故や被災地からの報道の数が減ったが、継続的できめ細かな報道を求める意見が多かった。暴力団との交際で、芸能界を引退した元タレントに対し、吉本興業社長が”復帰”を望んだ件で、厳しい意見が多かった。

2012年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,343件で、昨年12月と比較して246件増加した。
意見のアクセス方法の割合はメール74%、電話22%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性73%、女性22%、不明5%。年代は30歳代33%、40歳代25%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上7%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は608件【37局】であった。

このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

1月の視聴者意見は1,343件と昨年12月より246件増えた。
東日本大震災から約10カ月が過ぎ、テレビ・ラジオの放送からも、原発事故や被災地からの報道の数が減った。視聴者からは、継続的できめ細かな報道を求める意見や、東北3県だけでなく、茨城、千葉などの沿岸被災地のことも報道し続けてほしいなどの意見があった。暴力団との交際で、芸能界を引退した元タレントに対し、吉本興業社長が”復帰”を望んだことについては、厳しい意見が多かった。
正月の長時間の特番に対する不満も多く、特にバラエティー番組では、芸人たちが騒いで遊んでいるだけ、下品で、ばかばかしいことをいつまで続けるのかといった批判があった。出演者らの言葉の乱れや、ものを食べるときの食べ方の汚さを指摘する声もあった。
ラジオに関する意見は25件、CMに関する意見は55件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は194件で、前月より100件以上増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が53件、次いで性的表現に関する意見が33件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、複数のバラエティー番組やアニメに対し「子どもに悪影響を与える」「未成年の描写として不適切だ」などの批判意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、ゴールデンタイムのバラエティー番組に対し「子どもも見る時間帯なのにあからさますぎる」との意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 広島刑務所の脱走犯は52時間も逃げ続けた。この間、脱走犯についての報道機関からの警告案内が少ない。刑務所の服装だから、すぐに分かるという報道だった。しかし、似ても似つかないニット帽姿で確保された。報道の使命を再認識してもらいたい。「いつもの様子と違った感じの人を見かけたら110番通報してください」や「逃走犯が隠れる可能性のある場所を思いついたら、通報を」等の犯人逮捕に結びつく、呼びかけの報道を期待する。
  • オウム事件の平田容疑者をかくまっていた斎藤容疑者が逮捕された際の報道に関して。斎藤容疑者の自宅が捜索されている映像で「布団は一組だけあった」や「愛の逃避行」などという言葉を使った報道はあまりに品がない。主婦層が多く見る時間帯だからといってこのような番組の制作をすればいいんだと考えているとしたら、それは視聴者を馬鹿にしすぎだ。容疑者にも人権はあり、事件に関係のない、知られたくないことはある。オウム関連ならば何でもやっていいというような報道姿勢にはあきれる。
  • 暴力団幹部との親密交際が発覚し、芸能界を引退した元タレントに対して、吉本興業の社長が「戻ってきてほしい」と声明を発表した。この意見は吉本興業の”会社として”の総意だという。つまり吉本興業は「暴力団排除条例」を軽く見ているということだ。どの放送局の番組を見ても、吉本興業の芸人達がたくさん出演している。聞くところによると、吉本興業は各テレビ局が大株主らしい。”芸能界は何でも許される”という甘い風潮を切り捨てる時ではないか。
  • 津波の映像が流れていた。撮影する人のうめき声が聞こえる中、建物や船がどんどん流されていった。驚きながら見ていたら、突然悲鳴のような叫び声が聞こえた。その声はそのままロック調の曲になり、津波の映像を背景にしばらく流れていた。震災から一年も経っておらず、トラウマになっている人もいる津波の映像に、曲をのせて軽々しく流すという行為は不快だ。「震災に捧ぐ鎮魂」とあるが、どこがそうなのか理解できない。津波の映像が、非常にデリケートなものだということが分からないのだろうか。
  • “古代の秘宝を発掘”という外国の遺跡発掘の現場からの生中継だった。番組では「遺跡から馬の骨が出た」と大騒ぎしていたが、明らかに偽装とわかるものだった。「今発掘している」というのに、掘っている砂が、通常では考えられない程サラサラと柔らかかった。あれは一回掘った後に砂をかぶせ、放送中に何食わぬ顔で掘り返したに違いない。捏造は不愉快だ。検証して放送局に厳罰を処すべきだ。
  • 選抜高校野球の出場校が決まったが、あの推薦枠の高校に対するマスコミの扱いにはうんざりだ。高校生に媚を売るようなものを、なぜ大人が嬉しそうに報道するのか。批判する目が失われていないか。野球をやっている高校生はみんな甲子園に行きたいと練習している。勝負の世界だ。推薦された高校に高野連から電話が入る。校長が感謝の言葉を発し、監督が胴上げされる映像が流れる。どこかおかしくないか。全国の高校生に納得してもらう説明ができるのか。高校生をバカにしてはいけない。
  • アイドルや芸人がワイドショーのコメンテーターをしているが、知識も経験もない人にコメントされても共感できない。特に関西地区は吉本興業の芸人が多い。ベースになる知識が視聴者以下の人の発言は聞いても意味がない。10代のアイドルが何かを食べて「うまい」とほめるが、どれだけ美味しいものを食べた上の「うまい」なのか疑問だ。経験値の低い人間を重用する安価な番組作りはやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • 後輩芸人に500万円を超える自動車を買わせていた。本人も印鑑を所持していたので、台本ありきのやらせだとは思うが、パワハラ以外の何ものでもない。不満を漏らす後輩に対し、バインダーで殴る行為など、暴力シーンやパワハラシーンを平然と放送することに疑問を感じる。それがバラエティー番組だと言うなら、なにをか言わんや。
  • 洗濯機の中に人を入れて回転させ、その中で熱いラーメンを食べさせたり、熱いものを素手で食べさせたりという馬鹿なことをやっていた。我慢勝負みたいなもので、一歩間違えれば大変危険なものだった。とても下品な言動もあった。このような番組を大晦日のゴールデンタイムにやってもよいのか?生きることそのものと言える「食べる」ことを冒涜するような番組は作ってほしくない。
  • ワザと笑わせてお尻をおもいっきり叩く。平気でお尻を見せ、アダルト要素を含むものを番組内で見せる。危険な行為を平気で放送している。叩く、汚い言葉を使う。罵る。毎年、大晦日にこんな馬鹿なことをして何故、問題にならないのか不思議で仕方がない。これは駄目な番組だ。
  • 「森三中vs女子アナ」のコーナーは、ひどかった。嫌がる「森三中大島」を皆で押さえつけ、着物の裾がはだけるほど暴れている姿を笑いものにしていた。下劣で下品極まりないものだった。お笑い芸人の女性はここまでやらなければならないのかと、見ていて情けなくなった。日本人として本当に恥ずかしい。こんな番組は二度と制作するべきではない。
  • 自分の嫌いな芸能人を公表するとして、タレントや著名人が”気に入らない人”を、実名やイニシャルで明かすという実にくだらない番組であった。タレントの好き嫌いだけをとりあげるという安易な番組づくり、数字取りだけに走り、下品でもなんでもいいといった局の姿勢も疑問だ。強力な裏番組の対策もあるだろうが、もっと練った企画の番組で勝負してほしい。ただでさえ、昨今のおしゃべりばかりのバラエティーには辟易しているのだから。
  • 汚らしい食べ方、オーバーな味の表現。アナウンサーもこのごろはだじゃれ芸人顔負けのオーバーな仕草をしている。女子アナウンサーなどは大口をあけて食べ物を口に入れる。そして無理に口を閉じて食べようとして上唇から鼻の下にかけて放射状にしわがよる。中には鶏が水を飲むように顔を上に向けて鼻の穴丸見えの状態で食べ物を入れようとする。口に入れたとたんに、例によって「うん!」が出てくる。オーバーに「うまい」を演出する。およそ日本の女性には似つかわしくない。こんな場面をいつも映していると、つくづく放送関係者というのは品がない者ばかり集まっているのだと思える。
  • 芸能ニュースを見ていると不思議なことを感じる。週刊誌などで話題になっている芸能ニュースがテレビでは全く取り上げられないことがある。たとえば最近では、キャスターの隠し子騒動。司会者なので、より倫理や道徳観が求められるが、どの局も取り上げない。ジャニーズの不祥事の時などもテレビでは取り上げない。大きな芸能ニュースがあるのに、あえて報道しないように見える。この人は取り上げるこの人は取り上げないなど、何かルールや「しがらみ」でもあるのか。
  • いまに始まったことではないが、バラエティー番組などでCM前に「この後…××!」といったような告知をし、CMがあけてみれば「次週…××!」と次回の内容であるケースが非常に多い。視聴者からすれば「この後」とあおっているので、番組内で放送されると期待してしまう。このようなあおりは視聴者に「騙された」という印象を与え、不快にさせる。

【CM】

  • 映画を放送する時に、新しく公開する映画の告知CMをいれるようになった。映画を見たくて見ているのに、他の映画の告知をするのは困る。日本人の集中力や学問の低下は、すべてテレビ局のCMのやり方がひどいからだ。若者のテレビばなれもCMが多いからだ。映画が見たいのに、CMや告知のせいで集中力が半減する。昔は、そんなにCMはなかった気がする。
  • アナログから地デジに切り替わったことと関係があるのか無いのか、とにかくCMが多くなった。せっかくドラマを見ていても、始まったと思うと「ハイ、CM」、又ほんの少し話が進むと「ハイ、CM」という具合に寸断されるので、直前のストーリーを忘れてしまう。何とかしてほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組にある兄弟が出てくるが不快だ。食べ物を粗末にしたり全裸で街を走り回ったりしている。いくら子どもでもやっていいことと悪いことがあります。どこが面白いのか全くわかりません。あんなものは元気でもワイルドでもありません。ただの異常な行動としか思えません。しかもそれを全国にテレビで晒して金儲けする親も許せません。
  • アニメで、修学旅行なのにナイトクラブやラブホテルを連想させる店に未成年が入店するシーンがあった。深夜の放送とはいえ、この表現はいかがなものか。常識的に考えて、未成年がこのような店に入ることは条例などにより不可能だろう。製作者や放送局の倫理観の欠如の象徴か。
  • 最近の番組は全体的に低俗なものが多い。出演者も、口の中に食べ物を入れたまま大きな口を開けて話したり、滅茶苦茶な日本語を平然と使っていたりと、モラルに欠ける人間が多すぎる。”受けること”や”視聴率”ばかりが優先された結果ではないか。テレビが青少年に与える影響を考え、視聴者の”ためになる”番組を作って頂きたい。

【性的表現に関する意見】

  • ゴールデンタイムのバラエティー番組を小・中学生の子どもと一緒に楽しく見ていた。20時過ぎ頃から、「浮気の真相を暴く」という内容が始まった。はじめは腹を抱えながら見ていたが、進むにつれて子どもに悪影響を及ぼす恐れのある性的な言葉や、モザイクはかかっていたものの、いかにも性行為を行っている映像が流れた。バラエティー番組とはいえ、この時間帯に放送することはいかがなものか。
  • ドラマの告知(番宣)の内容について。子どもに見せたくない番組は親として選択できるが、番宣は途中に入ってくるので否応なく子どもの耳に入る。性行為を連想させるセリフを次回放送のCMでわざわざセレクトして流す必要があるのだろうか。制作者らが事前にチェック出来ないのか。
  • ドラマで強姦を匂わせるシーンや女性の体を映しているシーンがあり、未成年にとってこれらのシーンは非常に好ましくない。売春や児童ポルノなどの犯罪にもつながりかねない。今後はこのようなシーンをなくして、大人も子どももみんなが楽しめるようなドラマにしてほしい。また、再放送などではこのようなシーンをできる限りカットしてほしい。

【虐待に関する意見】

  • バラエティー番組だが、再婚した夫婦の間で親の我儘に付き合わされ、親の顔色を覗いながら怯えて生活しているような子ども達の姿に、精神的な虐待を見せられたように感じた。母親の連れ子に対する父親の態度は教育ではなく虐待のように見えた。長い間家族の成長を追って撮影をしているテレビ局のスタッフは、視聴者よりもこの姿に疑問を感じているはずだ。

【危険行為に関する意見】

  • バラエティー番組などで多く見られる「危険なので決してマネをしないでください」というテロップがあるが、それなら最初から放送しないでもらいたい。子どもは好奇心旺盛なので、するなといえば余計したがる。危険行為を煽るような演出はやめてほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 小さい子どもも見られる時間帯に、アニメとはいえ人が殺されるシーンを生々しく演出している。とてもではないが自分の子どもには見せたくない。とかく今のご時世に大きく叫ばれている「命の大切さ」「人の命の重さ」などをあまりにも軽視しすぎている。教育上非常に好ましくない番組を放送している局の神経が知れない。

【残虐シーンに関する意見】

  • 残虐なシーンが多いドラマだが、子どもが見た可能性があるのではと思うとゾッとした。犯罪心理学の観点から見ると、子どもの頃見た映像は大人になってからもフラッシュバックし、その行動に影響を与えるものらしい。この番組は、視聴者を将来”犯罪者”へと導く危惧さえ感じる。即刻放送中止にするべきだ。今後は、子ども達に生きる喜びを与えるような番組を作ってもらいたい。

【暴力シーンに関する意見】

  • バラエティー番組で拷問のシーンがあったが、子どもがすごく気持ちが悪いと言って今でも怯えている。常軌を逸したひどすぎる暴力、性描写、死者への侮辱行為など、ゴールデンタイムの番組とは思えない内容だった。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 最近、アニメのみならずドラマに対する視聴者意見が多いが、どれもアニメやドラマの規制に賛成する意見ばかりだ。確かに、ある程度の規制は必要かもしれないが、表現規制が行き過ぎてしまうと本来の面白さが薄れてしまう危険性もある。
  • 毎月「視聴者からの意見」を読んでいるが、どれも放送倫理、権利侵害、名誉棄損など、BPOが取り組むべき事案とは無関係な意見が多い。「暴力・性的シーンが目障り」「戦闘シーンの言葉が不快」などといったことで、これらが子どもに悪影響を与えるとは到底思えない。視聴者からの意見は吟味すべきだ。

【CMに関する意見】

  • モンスターを電子レンジなどに入れて合成するという内容のゲームのCM。大人が見れば演出と理解できるが、子どもが「電子レンジや鍋に動物を入れれば新たな生物に合成できる」と受け止めてしまったらどうするのか。他国であった「ペットを電子レンジに入れてしまった」なんてことになったらと思うと恐ろしい。ゲームであれ現実と仮想を区別できる演出にするべきだし、ましてやそれを広い年齢層が無差別に見るテレビなどで放送するべきではない。

2011年12月に視聴者から寄せられた意見

2011年12月に視聴者から寄せられた意見

年末特番編成に対する不満意見が多く、特に長時間化するバラエティー番組に対しては、芸人たちの内輪話が多いなどの批判が集中した。歌番組やスポーツ番組での”生番組風”演出についての疑問も多く寄せられた。

12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,097件で、11月と比較して30件減少した。
意見のアクセス方法の割合はメール73%、電話23%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性72%、女性24%、不明4%。年代は30歳代33%、40歳代26%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上7%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は508件【30局】であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

12月の視聴者意見は1,097件と前月より30件減った。昨年同時期と比べると意見数に大きな変化はないが、ここ3ヵ月で見ると減少傾向にある。電話によるアクセスが減って、メールが増えた。
意見内容では、年末特番編成に対する不満意見が多く、特に長時間化するバラエティー番組に対しては、面白くもない芸人たちの内輪話が多いなどの批判が集中した。歌番組やスポーツ番組での”生番組風”演出についての疑問も多く寄せられた。金正日総書記死去のニュースには、報道の姿勢を質す意見があった。福島第一原発事故関連では、政府の”収束宣言”に対する批判意見があった。放射線による食品への影響を調べた食卓調査番組への関心も高かった。ドラマでは長く続いた時代劇の終了を惜しむ声があった。ラジオに関する意見は18件、CMに関する意見は14件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は81件で、前月より40件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が26件、次いで視聴者意見への反論・同意が10件、いじめに関する意見が8件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、複数のバラエティー番組に対し「青少年の教育上良くない」「子どもへの配慮が足りない」といった批判意見が寄せられた。視聴者意見への反論・同意については、「青少年の教育上悪影響だ」とする意見や、主にアニメに対する批判意見への反論が寄せられた。いじめに関する意見については、バラエティー番組におけるお笑い芸人やタレントの言動に対する批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 北朝鮮の金総書記死去という大ニュースがあったのに、民放各局は、普通にお笑い番組などを続け、合間に報道のアナウンサーが出てくるという対応だった。ある局はドラマの宣伝ばかりで、ある局はいつもどおりの馬鹿笑い番組。ふざけた姿勢は報道機関なのかどうか疑う。みんな公式発表的なものばかりが見たいわけではない。様々な伝え方があり、そこに民間放送の意味がある。報道機関の使命を放棄して、目先の視聴率稼ぎに走った放送局は、恥を知るべきだ。
  • “ものまね紅白”と銘打ったコーナーで、明らかにブータン国王夫妻を侮辱する物真似が堂々と放送されていた。普通なら仕方ないと苦笑いで済ませられる内容だが、今回の放送はあまりにひどく、とても見過ごせる内容ではない。ブータンの国王夫妻、またブータン国民を馬鹿にする行動だ。わざわざ被災地に来て励ましてくれたブータン国王に対して、侮辱するような物真似をするとは腹立たしい。面白さを追求するにしても、節度というものがあるはずだ。
  • 朝の各民放局の番組では、芸能ネタが多い。ニュースは合間に少しだけ伝えている。朝はこれから出掛けなくてはいけない人が多い。それなのに芸能ネタばかりとはどうかと思う。芸能はもうちょっと遅い時間帯でワイドショーという形で十分だ。芸能に時間を使うならもう少しニュースや全国各地の話題に時間を使ってほしい。
  • メディアは個人情報をどういう風に考えているのか。浅田選手のお母さんが亡くなったことで、空港にまで押しかけたり、実家にまで行ったりしている。今に始まったことではないが、人の不幸であれニュースになるのなら個人情報は乱用してもいいのだろうか。「取材活動は自粛してください」と出ているにもかかわらず、強引に押しかけるのはどうかと思う。
  • 柔道オリンピックの金メダリストが、教え子の10代の女性に対する準強姦容疑で逮捕された。本人はあくまでも「合意だった」と弁明し、容疑を否認している。被害者が訴えなければ事件は闇に葬られていた可能性もある。そもそも指導者が未成年者に酒を飲ませること自体、違法行為ではないのか。被疑者の言い分だけを一方的に重視し、「過去の栄光」ばかりをクローズアップするよりも被害者の心情に配慮することがメディアの責任ではないのか。
  • 試合終了後、歓喜の輪に加わっているバルセロナのメッシ選手を特設ブースに強引に呼びつけ、明石家さんまが、「老後はどうする?」などという、侮辱的な質問をして、選手を怒らせていた。大変不愉快で、日本人として顔から火が出るほど恥ずかしい気持ちになった。選手を呼び出す局の傲慢さにも呆れる。選手に謝罪すべきだ。
  • 最近のスポーツ中継は、ライブのふりをして録画編集し、流していることが多い。視聴者を欺いている。放送時間やCMの入れ方、インタビュー等を自分たちでいいように流したいのかもしれないが、それはライブ放送ではない。2、3元中継でもなく明らかに録画放送である。スポーツ中継をバラエティー化したり、関係ない芸能人を出演させたりすることは、やめてほしい。ただ自局の視聴率のためだけに行われているとしか思えない。
  • 情報番組などで、ボードに貼った新聞の記事を読み上げながらニュースを伝えるコーナーがある。その際、記事のほとんどを紙で隠し、少し読むごとにペラッ、また少し読んではペラッというふうに、いちいち紙をはがしながら読みすすめることが多い。ここぞという箇所であればそれも効果的であろうが、ほぼ全面に紙が貼られている場合が多いため、かえってニュースのポイントが分かりにくくなっている。「紙はがし」が悪いとは言わないが、使う箇所を絞り、メリハリのあるニュース解説を心がけてもらいたい。
  • 各局の情報番組で多用されている手法だが、紙をめくる時に「ジャーン」、ボードを指す時に「チャリーン」という具合に、地震速報と紛らわしい擬音が流れる。私はこの音を聞いた瞬間、神経も体も硬直してしまい、とても疲れる。私だけかと思っていたが、様々な年齢の知人も同じことを言っており、私だけが過敏というわけではないようだ。震災後、皆が警報や速報にぴりぴりしているのだから、少なくともしばらくの間はこうした演出はやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • 生放送のように見せかけたやらせの件。これは明らかに問題がある。放送局側では通常の演出の範囲内と考えているようだが、屁理屈にすぎない。「生放送でお送りしています。Gスタジオの○○さーん」の呼びかけに答えたのは、録画なのだ。「演出の範囲内」「録画部分にはLIVE」等、指摘のあった部分を正当化し、問題とも思わない感覚がすでに異常だ。マスコミは偽情報を一般視聴者に信じこませることができる。これは危険なことだ。
  • 新聞各紙でも取り上げられている、擬似生中継の問題について。収録映像を使ったことについては、どうしても出てほしい出演者のスケジュール上仕方のないことだとは思う。ただ、それをあたかも生中継の一部として放送したこと、またこれを演出の一部とコメントを出したテレビ局の姿勢は問題がある。当該アーティストは同時刻に自らのコンサートを開いている。調べればすぐわかることにもかかわらず、収録時に参加者に口止めまでしていることは問題ではないか。収録なら収録で、そう伝えればいいだろう。わざわざ嘘をつく理由がわからない。これを演出の一部と認めるなら、テレビ制作とは何でもありになってしまう。
  • 「王国アメリカを脅かす2大おバカ国登場!」のコーナーでロシアの悪戯投稿ビデオが放送されていた。悪戯内容があまりにもひどく、「面白い」の一言で片づけてしまうには、見る側からすれば気分が悪くなる内容だった。「面白い」の一言で、何でも放送していいという風潮があるようだが、テレビ局には放送倫理という概念はないのか。このような不快な放送を垂れ流すだけの放送局に、放送差し止め等の厳しい処罰がないことも、何をやっても許される的な発想になっているのではないか。
  • 番組終了直前のCMの前に「この後お買い物対決」とテロップが出てCMに入った。しかしCMが明けると番組のエンドロールが流れ番組は終わってしまった。「お買い物対決」は次回の放送内容だったらしい。この番組に限ったことではないが、視聴者を引っ張るために紛らわしいテロップを出す手法にはウンザリだ。やめてほしい。
  • 音楽番組と銘打っていることが信じ難いほどの音響の悪さで、がっかりした。番組の途中までは、環境が悪い中でどのアーティストも一生懸命歌っていて、好感を持って視聴していたが、嵐の方々が2回目にパフォーマンスした際の明らかな音響トラブルに関して、子ども達は「これは公開イジメか」とまで言っていた。音楽番組で音響が機能しないということは、歌手が歌える環境ではなかったということだ。制作に責任を負うはずの番組側が、視聴者に対して何の説明もしないことはおかしい。
  • 同じような場面で、まったく同じ音楽を耳にすることが多い。たとえば家などをリフォームしたり、掃除したりした後には「劇的ビフォーアフター」の曲。空港や飛行機が映ったときや航空会社の話などはドラマ「GOODLUCK」の曲がほとんどだ。それだけ印象が強いのだろうが、あまりに同じ曲を使いすぎではないか。最近ではここでこの曲が流れるなと想像できてしまうし、ほとんどその通りになる。それが番組制作者の狙いなのだろうか。こんな小さなことにこだわることがくだらないのか、それともこれほどまでに印象に残る曲を作った作曲家をすばらしいと言うべきなのか。
  • 民放のバラエティー番組で、芸人同士が裏話で盛り上がると、話のあちらこちらに「ピー音」がかぶせられることがある。芸能人の個人名を消すためだと思うが、視聴者をかやの外に置いて内輪だけで騒ぐとは失礼だ。視聴者に聞かせたくないのであればプライベートな場で盛り上がれば済むことだ。

【CM】

  • CMに日本人宇宙飛行士の映像が使われているが、企業のCMにJAXA職員が出るのは問題がある。出演料などが今後の宇宙開発に役立てられるというプラス面は理解できるが、問題はお金の行方ではない。宇宙飛行士の滞在実現のためには、これまで莫大な国家予算が投じられている。いわば国を代表してプロジェクトに参加している人物が、一私企業のイメージアップに貢献することが、果たして公正なことと言えるのか。

【ラジオ】

  • 放送された内容は犯罪だ。女性はいつでも強姦されたいと思っているという趣旨の発言は看過できない。「『信じている』と女性が言う理由は、『性交がしたいという意味なんだ!』」という発言は、公共の放送でするべきではない。直ちに、このコーナーは廃止すべきだ。これは犯罪を助長、肯定しているようなものだ。柔道の金メダル選手が「合意だった」と言っていることと同じだ。これで自分の娘が強姦されても文句は言わないのか。被害者を出したらどうするのか。性犯罪を肯定する発言をしたのだから放送は直ちに中止すべきだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組で双子の兄弟をとりあげているが、最初に出てきた時は家の中でやんちゃしているというレベルだったが、外やスーパーなど他の人がいる場所で服を脱いだり、周囲の客や店に迷惑をかけている。それをネタにするのは不愉快だ。何にせよ子どもの度が過ぎた行為をネタにすることは良くない。
  • ある男性タレントが年上の芸人の頭を叩いていた。芸歴も浅い若手なのに、先輩の方々を叩いていた。彼は以前放送された別の番組でも、目上の女性の頭を叩いていた。どういう神経で、事務所はどういう教育をしているのかと憤慨した。若い子達の礼儀の悪さを助長するような行為はやめていただきたい。
  • 深夜のバラエティー番組の視聴者プレゼント企画に10歳の子どもが参加していた。「電話なのでOK」としていたが、小学生が夜中の時間帯に起きて、番組に電話とはいえ出演することはどうかと思う。生放送だ。番組スタッフが判断するべきだったのではないか。その子が今回商品を獲得したことを友達に話し、友達も夜中に起きれば商品がもらえると思うかもしれない。テレビは大きな影響力をもっているので、大人がしっかりと子どもを守ってあげてほしい。

【いじめに関する意見】

  • 芸人の顔の特徴を他の出演者が言っていたことで、私の娘が同様の顔の特徴でいじめを受けている。最近のテレビは、そういうことを言いっぱなしにする所があり、子ども達もそれを見ることにより人の欠点を言っても罪悪感にとらわれず、平気で言うようになってきている。大人はスルーできることでも、できなくて悩んでいる子ども達がたくさんいることを心にとめて番組作りをしてほしい。
  • バラエティー特番の終盤の罰ゲームに心底あきれた。湯を張った大鍋の上からしゃぶしゃぶ肉を持ったタレントをワイヤーで吊り下げ、肉だけでなく人間ごと湯につけたり吊り上げたりを繰り返すいじめそのものの企画だった。小学生の子どもも一緒に見ていたが嫌がって泣き出した。今年は震災があって絆の大切さがしっかり認識されたはずだが、一部のテレビ関係者にはそれが分かっていないのだろうか。

【性的表現に関する意見】

  • 子どもが見られる時間帯であるにもかかわらず、ラブホテルでの性行為のシーンが放送されていた。この回のみならずDVシーンや性行為を匂わせるシーンが何度もある。ドラマは放送時間帯を深夜にするなど青少年への配慮をしてほしい。
  • バラエティー番組のコントで女性芸人が下品な言葉をつかっていた。小さな子は分からないかもしれないが、アニメ映画終了後の土曜の23時といえば子どもが夜更かししていてもおかしくない時間帯だ。この番組はほとんど見たことがなく、この時初めて見た。ネットで検索すると下ネタが多いとのこと。18禁か何かに指定しても良いのではないか。

【要望・提案】

  • かつて、ドラマの小道具に使われたバタフライナイフに刺激され、少年が中学校で教師を殺害するという事件があった。当時は大きく問題になったが、最近はそのことも忘れられ、暴力的表現の多いドラマが増えているようだ。こうしたドラマは子どもたちのいる日中にも再放送されるなど問題が多いので、「残虐表現の排除」「日中は放送しない」「冒頭で『暴力的な表現が含まれています』等表示する」「ドラマと類似した犯罪の被害者に配慮する」等の対策が必要ではないか。

【暴力シーンに関する意見】

  • ドラマの番組宣伝の中に、登場人物がナイフを振り回す場面があった。小学生の孫が見てしまい、「ナイフって怖いね」と漏らしていた。このような場面を含むドラマ自体どうかと思うが、番組宣伝用にわざわざそうした場面を選ぶのも非常識だ。

【殺人シーンに関する意見】

  • 殺人事件を扱うドラマだが、殺人シーンがリアルで生々しい。先週は包丁が死体に突き立てられていた。生々しいシーンは子どもの潜在意識に刻まれてしまうし、ドラマで殺人を見慣れてしまうことも恐ろしい。そうしたシーンが過激にならないようにしてほしい。

【虐待に関する意見】

  • バラエティー番組で、ゲストの元プロレスラーが「息子を叩くことがある。あくまで脳みそを揺らさないように。その加減は私は得意だ」と語っていた。冗談っぽかったが、本当なら由々しきことだ。そもそも子どもへの虐待は犯罪だし、話のネタにしても我が子を叩いている等の言説は看過しがたい。彼女に限らず我が子への体罰をネタにして話すタレントは多く、それを平気で流すテレビ局も疑問だ。

【差別に関する意見】

  • 健常者と障がい者の壁をなくして一緒に笑おうというバラエティー番組の企画らしいが、ステージには健常者と障がい者が立ち、健常者が障害のある人を馬鹿にするような場面は不快である。番組に出演している障がい者は状況を理解した上で出演しているからいいだろうが、この番組を見た子どもが、近くにいる障がい者をバカにするようなことをしたら、それは差別になる。障害をネタにした笑いは必要ない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 猟奇的なシーンの多かった深夜アニメに対し「不愉快」「一般向けではない」という批判があったが、一般向けでないからこそ深夜に放送されていることを理解すべきではないか。日中やゴールデンタイムに放送されているものなら、たまたまそれを目にして不快な思いをすることもあるだろうが、深夜番組に関しては”そういうもの”だと割り切るべき。

【CMに関する意見】

  • スマートフォンのCMで、爪が長い女性が出てくるがちゃんと爪を切ってほしい。学校で子どもに爪を切るように指導しているが、ああいう人を出すと子どもが長い爪にあこがれるのではないか?長い爪は衛生的にもよくない。

2011年11月に視聴者から寄せられた意見

2011年11月に視聴者から寄せられた意見

TPP参加に関する報道について「取り上げ方が類型的過ぎる」「農業分野以外の利害得失など、きめ細かな報道が必要」との指摘があった。 朝の情報番組で、全国7家族の食事サンプルに含まれる放射性物質量を調査したが、セシウム検出のデータは誤りと分かり、批判意見が多く寄せられた。

11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,127件で、10月と比較して210件減少した。
意見のアクセス方法の割合はメール70%、電話25%、FAX3%、手紙ほか2%。性別は男性72%、女性23%、不明5%。年代は30歳代35%、40歳代25%、20歳代17%、50歳代10%、60歳以上8%、10歳代6%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は447件【35局】であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、29件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

11月の視聴者意見は1,127件と前月より210件減った。
TPP参加に関する報道についての意見が多く寄せられた。交渉推進派、反対派の意見の取り上げ方が類型的過ぎる。農業分野以外の利害得失など、きめ細かな報道が必要との指摘があった。
大阪ダブル選挙は、維新の会を率いる前知事の橋下徹氏が、現市長の平松邦夫氏を破り勝利した。激しい選挙戦を反映して多くの意見があった。報道のあり方について、イメージ選挙に流されすぎ、出演者などが一方に偏りすぎといった批判もあった。
米軍普天間飛行場の移設をめぐる発言で、沖縄防衛局長が更迭された。政策を女性への暴行に例えた不適切な発言だった。懇談の席での”オフレコ”や、”記者クラブ”のあり方を問う声もあった。
朝の情報番組で、全国7家族の食事サンプルに含まれる放射性物質量を調査したが、セシウムが検出されたとされるデータは、外部からの指摘で誤りと分かり、批判意見が多く寄せられた。
バラエティー番組では、お笑い芸人たちが熱い食べ物を手づかみにして持ちきれず、落として笑っている場面に批判意見があった。また階段状のヌルヌル滑り台から落ちる際、女子芸人のパンツを脱がしたことには、顰蹙、怒りの意見が多かった。
CMに関する意見は31件あった。特に人気アイドルグループの女性が、「私と赤ちゃん作らない」と発言する、プロバイダーサービスのCMには多くの批判があった。ラジオに関する意見は46件だった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は125件で、前月とほぼ同数だった。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が41件、次いで視聴者意見への反論・同意が19件、性的表現に関する意見が15件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、主に複数のバラエティー番組に対し、「青少年に悪影響だ」「子どもが見るのにふさわしくない」といった批判意見が寄せられた。視聴者意見への反論・同意 については、「青少年に悪影響だ」とする意見や、主にアニメに対する批判意見への反論が寄せられた。性的表現については、複数のドラマにおける性的描写やセリフに対する批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • TPP問題で、国民への情報が不足している。情報開示しない政治家・官僚への批判も必要だとは思うが、マスコミは多くの情報を持っているのだから、決め細やかに情報を伝えていくことが重要だ。反対派の特集などでは、関税撤廃に反対する農家のことが大半で、制度などに反対する各種団体や識者のことを取り上げる番組が少ない。
  • 医療、保険、知的財産など、日本の社会システムの根幹が覆る可能性があるTPP交渉であるにもかかわらず、「旧弊な体質の農業関係者が反対している。しかし意欲のある農家はTPPに賛成」というビデオだけを長々と流している。TPP問題を農業問題に矮小化して世論を操作しようとしていることが見て取れる。
  • TPPに関する報道を見ているが、どの放送局も農業と工業の問題ばかり。コメンテーターも的外れな意見が多い。解説委員も賛成や反対の意見を言うのでなく、どういったメリット・デメリットがあるのか報道していない。政治・経済分野の問題はもうテレビで知るより、他のメディアを使ったほうが有効だ。
  • テレビ局サイト内の番組紹介のページで、オンエア情報の欄に「速報・大阪秋の陣!橋下VS平松一騎打ち”独裁”か”実績”か・・・」とあるが、この独裁というのは誰のことを指しているのか。誰のことにしても、選挙で公平に選ばれて議会の運営によって政治をすすめる政治家の何処が独裁にあたるのか。日本の議会制民主主義を冒涜するような記載は許されない。
  • 福島を含め、いくつかの地点での食事の放射線量を計り、結局どこも安全であるという結果だった。そもそも各地点から一家庭しか取り上げないなど、サンプルの取り方に問題がある。今回外部からの指摘で放射線量測定器に故障があったことが明らかになった。しかし、その事実は、探してやっと行き着くような番組のホームページにしか掲載せず、番組内での謝罪・訂正などは一切行っていない。
  • 「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」を見た。番組では終始”食の安全”を強調していた。しかし、番組HPには「データの精度についての指摘があった。そこで現在、調査を担当した大学と外部分析機関の協力を得てデータの再検討を行っている。再検討したデータについては後日放送の特集でお伝えする」と記載されている。つまり必ずしも食が”安全”とは言い切れないのではないか。放送では、まったくこの件に触れていなかった。視聴者全てがインターネットを使えるわけではない。放送の中できちんと伝えるべきだ。
  • タイの洪水の取材をしていたが、取材リポーターが現地の人に「深刻度は何パーセント?」と聞いていた。なぜ、海外の被災地でそんなことを聞くのか。大体、被災者にそんな質問をすること自体、おかしい。東日本大震災の被災地でも「深刻度何パーセント?」なんて聞いて放送したら、顰蹙を買うはずだ。タイの洪水を楽しんでいるようで腹がたった。
  • 夕方の報道番組などで生活保護の特集が度々放送されているが、いずれの場合も受給者の生活態度が悪く、納税者に反感を抱かせるケースがほとんどだ。10人中9人までは散らかり放題の部屋に住みタバコを吸っており、保護費でパチンコに行くなどしている。それが現状であるなら、包み隠さず視聴者に伝えるという点で意味がある。しかし、あまりにだらしなく荒れた生活が強調されている状況を見ると、ひょっとすると演出なのかと思ってしまう。「やらせ」ではないことを信じたいが、これが現実であるならそれはそれで情けない。
  • ニュースやワイドショーで、テロップやフリップのミスが以前より多いと感じる。人名と顔写真の間違い、国旗と国名など、失礼なミスが目立つ。スタッフのみでなく、MCやその番組の出演者もリハーサルでミスをなぜ指摘しないのか。最悪の場合は本番で訂正しても良いと思うが、できる人がいないのが残念だ。後刻、修正お詫びする場面を多く見るが、それをどのくらいの人が見ているだろうか。一体、チェック体制はどうなっているのか。
  • 各局の報道でパネルなどを使用して数字を説明する場合に、昔はあったコンマがなく、数字の羅列になっている。例えば”123000000″。なぜ123,000,000のように三桁ごとのコンマを入れないのか。コンマがないから数字を数えなければならない。数字を数えるのは至難の業だし、数えているうちに画面が変わってしまう。コンマがあれば瞬時に桁がわかり、数字の把握ができるのにといつも思う。視聴者のためにも、三桁ごとのコンマを入れるようにしてほしい。

【番組全般・その他】

  • 何らかの超能力で、動物が過去に経験した出来事が分かったり、動物の言いたいことが分かるという。こんなインチキを野放しにしていていいのか。普通に考えれば、飼い主しか知り得ないことを、事前にスタッフに教え、スタッフがその人物に教えていることが丸分かりといったところだ。番組出演者、動物の飼い主、スタジオの観覧者、全員が超能力を信じ込んでいるようで、彼女の猿芝居に涙まで流すという異様な状況だ。いかがわしいカルトと何ら変わらない。
  • 女性の下半身が丸出しになるシーンが2回あった。放送時は映像が加工されていて、視聴者には見えないようにしてあったが、女性出演者のパンツを脱がせたのが男性出演者であったこと、収録時には大勢のスタッフが見ていたことを考えると、お笑い番組とはいえ許容できない。脱がされた女性出演者の尊厳を傷つけるものだと思うし、女性全体への侮辱だ。番組制作者の女性への思いやりのなさ、倫理観の欠如に驚く。
  • 芸能人をゲストとした番組で、画面内にワイプで顔が映し出されることが、当たり前になってきた。ゲストの反応を視聴者に共有させる目的なのか、よく理解できない。しかたなく我慢しているが、見苦しく、うっとうしい。番組内容だけに集中できる画面構成に戻してほしい。
  • 生きて手脚の動いている蟹を、そのまま脚を食いちぎって食べていた。『良い子はマネしないで下さい』というテロップが流れていたが、テロップを流せばいいというものではない。”ワイルド”を表現したかったらしいが、『踊り食い』のつもりなのか。何も生きている蟹をそのまま食べなくても良いではないか。第一、甲羅のまま食べるのも危険極まりない。表現が残酷過ぎる。
  • 応援がうるさく耳障りだ。拡声器を用いた応援や、細長いバルーンのようなものを叩くことは不要だ。バレーボールとは関係のないアイドルによるパフォーマンスも必要性がわからない。あれではアウェー戦で挑んでいる相手国にあまりにも失礼だ。見ていて本当に不快だ。日本の恥さらしだ。
  • 芸人が熱々の食べ物を素手でつかんで食べる様子を、他の芸人たちがみて笑うという企画だが、その企画に挑戦した芸人たちは熱さに耐えられずに食べ物を手から落とし、周囲に散らかしていた。このようなことをすれば食べ物を粗末にするであろうことは容易に分かる。思慮を欠いた番組関係者には適正な処分を求める。こんな企画で笑いをとろうとする芸人は、もはや芸人とは呼べない。
  • 最近のテレビには飽き飽きする。すべてがバラエティー番組のようになっている。報道番組も扇情的な報道ばかりで、門外漢のコメンテーターばかり並べている。いかにも常識人のようなこと言っているが、「本当か?」というようなことがたくさんある。最近はテレビに出ていない有名司会者が、「テレビは嘘だらけですよ」と言っていたが、そうだと感じるようになり、ドキュメンタリーや報道番組でさえ見たくなくなった。

【CM】

  • 「私と赤ちゃん作らない?」などと発言するCMを許していいのか。アイドルと会員の間で写真合成による赤ちゃんを作成できるというサービスの告知だが、日本の放送倫理はどうなっているのか。性交渉を連想させるような発言はセクハラだ。だいたいテレビを見る人10人に10人がオタク族とは限らない。一部のオタク族の機嫌取りだけに未来ある女性を弄ぶなど論外である。いかがわしいCMを白昼堂々放送することはやめてほしい。

【ラジオ】

  • スタジオでの放送の他に、外に日替わりでリポーターを派遣して中継するという番組だが、本日は恵比寿からだった。リポーターが食べたいという高級なイベリコ豚の生ハムを買うため、リスナー1人当たり100円を持って来させていた。パーソナリティーは、集まったリスナーを「100円がやって来た」と呼び、その後も集まってきたリスナーは「100円」と呼ばれていた。道徳心というものはないのだろうか。番組を盛り上げるためと思っているかもしれないが、最低限の節度は持ってほしい。リスナーにたかるような内容、それを放送していることに放送局は何も感じないのか。
  • リポーターがアポ無しでデパートの食料品売場へ行き、試食リポートをするという内容だったが、客に対して販売をする目的で行なっている試食を、店側の許可無く番組でリポートするために食べるということは問題だ。何も事情を知らない一般の客にしてみればリポーターやその取り巻きのリスナーがぞろぞろついて回っていることは迷惑ではないだろうか。
  • 「逃げた。逃げられた」と題し、視聴者からの意見を紹介していた。その中で「マムシ酒」の話があった。「”マムシ酒”を作ろうと、瓶にマムシと水を入れ、一ヵ月経った頃蓋を開けるとマムシが生きたまま出て来て逃げ出した」というもので、出演者が大笑いしながら話していた。とんでもないことだ。マムシの恐ろしさを知らないのか。放送局に謝罪放送をするよう抗議したが、30分経った今もない。BPOから今すぐ謝罪放送するよう連絡してもらいたい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 子どもも見るようなバラエティー番組で、異性にもてる方法や恋愛指南などすることはどうかと思う。子どもへの教育的影響を考慮すべきだ。しかもこれはただのバラエティー番組ではなく、大学教授などの教育者も出演している。そのような立場の人間がこれほど低俗な情報を流していてはだめだ。
  • ドラマに限ったことではないが、ほぼ毎週のように子役が番組に出演している。義務教育中の子どもがドラマに出演していることに疑問を感じる。学校を休んで芸能活動することを容認して良い訳はない。未成年の出演時間は削減するべきだろう。
  • 過激なサブタイトルが毎回ついているドラマだが、あまりにえげつない。しかもドラマの中で、似たような台詞を中学生くらいの子どもに言わせていることはもっと問題だ。果たしてこれが本当に良いドラマと言えるのか。今一度、制作者にはモラルについて考えてもらいたい。

【性的表現に関する意見】

  • 新しく始まるドラマの番組宣伝を見た。風呂場で裸で抱き合ったり、台所で裸になったり、ポルノまがいの映像だった。男女の浮気を格好良く見せるだけのドラマで、青少年に悪影響の内容だ。
  • 情報番組の中の新聞記事紹介のコーナーで、性的な内容の記事を読み上げるなど、時間帯を考えずモラルもない。夕方に幼い子どもも見聞きする可能性を考えないテレビ作りを野放しにしないでいただきたい。
  • 子役もたくさん出演しているドラマで、子どもの通う小学校でも話題になっている。大家族の心温まるドラマだと思って見ていたら、高校生の妊娠など性的な話ばかりだ。深夜であっても録画して子どもが見てしまうので、悪影響だ。息子に「見てはいけない」と言いたいが、なぜだめなのか説明することも憚られる。

【いじめに関する意見】

  • 主人公がロボットで人間の代わりにいじめられるという内容のドラマだったが、このような内容は学校でのいじめを助長する。例えば、学校でいじめられている生徒が「お前はロボットだ、いじめられるための存在なんだ」などと一層いじめられるような口実を作っているとしか思えない。このような番組をゴールデンタイムに流すことは許せない。
  • バラエティー番組で、タレントの車のガラスをハンマーで殴って割ることを楽しみ、笑いの種としていた。他人が大切にしている高価な物を壊すことが楽しいのか。個人では決してやらないだろう卑劣な行為を、番組というだけで平然とやってのける低俗な笑いの作り方に不快感を持った。子どもも沢山見ている。他人の嫌がることをやって面白がることはいじめの助長につながる。誠意とモラルを持って番組作りをしてほしい。

【残虐シーンに関する意見】

  • 子どもと夕食をとりながらバラエティー番組を見ていたら、血まみれの死体の再現映像が流れた。大人の私でさえ思わず目をそむけた。このような映像は幼児だけではなく、青少年全体に影響を与えかねない。残虐な事件を伝えるのであれば、もっと別の表現方法があると思う。20時台という家族団らんの時間に流す必要のない映像だ。
  • 夜のドラマの番組宣伝が、子どもの起きている時間にランダムに放送される。番組本編は見せないようにすることはできるが、番組宣伝は防ぎようがない。包丁を人に向けているシーン、ピストルで人を撃って血が流れているシーンなど、残虐な場面は子どもには見せたくない。何とかならないものか。

【マナーに関する意見】

  • 飲食の場面での芸人やタレントの行儀が悪すぎる。口を大きく開けて食べたり、くちゃくちゃと音をたてて食べている姿を見ると大変不快になる。子どもへのしつけの一貫で、口をあけて食べないことは当たり前だと思う。長年テレビに出ている芸能人は、口を閉じたりしゃべるときには口の前に手を出して隠すなどしている。

【殺人シーンに関する意見】

  • 殺人事件を扱うドラマだが、殺人シーンがリアルで生々しい。先週は包丁が死体に突き立てられていた。生々しいシーンは子どもの潜在意識に刻まれてしまうし、ドラマで殺人を見慣れてしまうことも恐ろしい。そうしたシーンが過激にならないようにしてほしい。

【表現・演出に関する意見】

  • 特撮番組で緊急地震速報のような効果音が流れた。子どもが怯え、私も地震が来るのかと思い飛び起きた。そのような音を効果音として流すことはいけないと思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 個人的感情によるクレーム的な意見が多い。メールは匿名で簡単に送れるため悪用されやすく、なりすましも容易だ。また、現在は番組を見なくてもインターネットで容易に情報収集できる。「まとめサイト」などで、実際は瞬間的なシーンをあたかもひどいシーンのように取り上げ、結果としてクレームが発生するなどしている。こうした意見を制作側に送ることで、多様な表現が失われる恐れがある。倫理的な意見を送ってほしい。
  • 視聴者意見を読むと、「子どもに悪影響だからやめろ」という意見と「親が注意すべきだ」という意見があり興味深い。「親が注意すべき」とはその通りで、上手く親が番組の悪いところを説明すればよい教育にもなる。ただ、親が常に子どものそばにいるわけではない。やはり放送局は子どもに悪影響がないような番組を心がけるべきだ。低品質な番組を作る一方、ニュースで政治や社会を批判しても説得力はない。

【CMに関する意見】

  • 人気アイドルグループのメンバーが「私と赤ちゃん作らない?」などと発言するCMが、宣伝とはいえ破廉恥極まりない。アイドルとはいえ年頃の女性に性交渉を思い浮かばせるセリフを言わせることは、明らかなセクハラであり非常に不快だ。

2011年10月に視聴者から寄せられた意見

2011年10月に視聴者から寄せられた意見

リビアのカダフィ大佐の血まみれの遺体映像や、中国の2歳の子供が車にひき逃げされ見捨てられていたシーンなどには、「報道の大切さはわかるが、伝え方を工夫してほしい」などの意見もあった。 記者会見で原発の除染水を政務官が飲んだことについて、飲ませたほうも飲んだ方も異常だとの批判があった。

10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,337件で、9月と比較して667件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、電話26%、FAX 3%、手紙ほか2%。性別は男性70%、女性26%、不明4%。年代は30歳代34%、40歳代24%、20歳代16%、50歳代 15%、60歳以上 8%、10歳代 3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は477件【35局】であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、38件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

10月の視聴者意見は1,337件と前月より667件減った。秋の改編にともなう長時間の特別番組への苦情や、海外からのニュース映像に関連した報道への意見などが多かった。
リビアのカダフィ大佐の血まみれの遺体映像や、中国の2歳の子供が車にひき逃げされ見捨てられていたシーンなどには、「報道の大切さはわかるが、もう少し伝え方を工夫してほしい」などの意見もあった。
記者会見で原発の除染水を政務官が飲んだことについて、飲ませたほうも飲んだ方も異常だとの批判があった。
“セックスレス”をテーマとした朝の情報番組には、賛否両論多くの意見が寄せられた。タブー視せず、取り組むことは良いことだと評価する声がある一方、朝の時間帯にはふさわしくないとの批判もあった。
バラエティー番組では、店の構えは汚いけれど味はおいしいという店を紹介するコーナーで、出演者の発言が老店主を馬鹿にしているようで不愉快だとの批判があった。
ラジオに関する意見は30件、CMに関する意見は20件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は129件で、前月より20件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が44件、次いで性的表現に関する意見が26件、残虐シーンに関する意見が11件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見および性的表現に関する意見については、複数のバラエティーやアニメ番組に対する批判意見が散発的に寄せられた。
残虐シーンについては、深夜アニメに対して「残虐でグロテスクな描写があまりに過激だ」とする批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • リビア関連のニュースが沢山流れている。重要なニュースであることは理解出来る。だがその放送の仕方に疑問を感じる。カダフィ大佐がどうやって殺されたか、誰が殺したか、その説明に血まみれのカダフィ大佐や、大佐に拳銃を突きつけている兵士の映像を流すことは本当に必要なのか疑問だ。朝や夕方は子どもも見ている可能性も大きい。映像の与える影響力の大きさを考えて流してほしい。今回の放送の仕方は、本来のテレビのあり方から逸脱しているように感じる。
  • 各放送局でカダフィの尋常ではない残虐な映像が流れている。突然、強制的に目に入るため、そのたびに心臓が苦しくなる。子どもたちにも良い影響があるとは思えない。どんなに大きなニュースであっても、そこから何が起こるか想像力を働かせてほしい。インパクトを与えることがすべてなのだろうか。このような映像が繰り返し流されるなら、ニュースさえ安心して見ることができなくなる。
  • 「中国の2歳の子どもが車にひかれるシーン」の映像が流れた。あまりに衝撃的でショックを受けた。テレビで放送するには不適切な映像だったのではないか。そのことをテレビ局に伝えたところ、「映像に関しては一定の配慮をした」と言われた。一体どこに配慮したのか、まったく分からない。
  • 福島県内1件、県外全国から6件の家庭の1週間の食材を調査したところ、福島県内の家庭からはセシウムが検出されなかったにもかかわらず、他県からは微量ながらセシウムが検出されたことを報告していた。福島県1件というサンプル抽出には何の科学的根拠もない。国民を馬鹿にしているのか。科学的根拠もないままに、都合のいい結果だけを報道する。国民の正しい理解を妨げる報道内容で、憤りを感じる。戦前の日本を思い出させるような、公平さを欠く報道姿勢だ。
  • 政府・東電対策室の記者会見で、原発での除染水を政務官が飲むというシーンがあった。その行為自体ではなく、報道姿勢に疑問がわく。「売り言葉に買い言葉」でこうした行為をする政務官がおかしいという報道だったが、問題はその場にいた記者の態度だ。 「安全というなら飲め」と責め立てたうえで、いざ飲んでみたら「それで証明になるのか」と騒ぎ立てていた。あの記者たちはいったい何をしたいのか。単なるいじめにしか見えない。その行為を容認・擁護する報道の姿勢には疑問を感じる。
  • テレビを見ていて不思議に感じたことがある。東日本大震災後に東京電力福島原発から出た放射線量を計っていた「SPEEDI(スピーディ)」のことがまるで報じられない。今でも可動し線量測定を行っているはずなのに、どこの局でも報じない。誰かが口にしようとした途端に、さえぎるような番組もある。天気予報と同じように放射線量も日々報道するべきだと思う。
  • 長野県で見つかった白骨遺体の特集について、報道に偏りが見られる。被害者が性転換した人物であるが故にか、以前の容姿と最近の容姿を何度も重ね合わせたり、同級生の感想についても以前から女性的な面があった等の報道をしたりと、殺害された事件とは関係のない報道が多い。被害者の風俗プロフィール写真や以前の写真を放送する意味があるのだろうか。被害者のプライバシーが無視されている。面白おかしく興味本位に報道しているだけで、事件の真相には全く関係ない。
  • 「世田谷で高放射線量の値が確認された」との報道は、福島県に住んでいる者としては、全国ニュースとして報道すべきことなのか疑問だ。福島原発の影響ではなく、床下のビンが原因とのことだ。報道には注意してほしい。「2.7~3.3マイクロシーベルトで高線量の値」と報道されたが、その程度は福島県では当たり前に庭先で計測される。そんな中で、小さな子ども達が日常を暮らしている現実を正しく報道してほしい。雨樋を除染して出た土を、6~7マイクロシーベルトの値が出ているにもかかわらず、庭先に置いておかなければならない福島の現状こそ報道してほしい。

【番組全般・その他】

  • 番組改編期の長時間特番はやめてほしい。3時間以上の特番が多すぎるし、中身のない番組ばかりだ。春と秋の改編期と夏の長時間特番、更に年末年始の長時間特番はやめてほしい。レギュラー番組の繰り下げや、一部地域ではローカル番組による特番の短縮放送も迷惑だ。
  • “セックスレス”がテーマだった。もう少し、性というものが与える影響を考えた番組作りはできないのか。人間にとって夫婦間であれ、性交渉は子どもが生まれ、大きな責任と多くのお金をかけて成人までしばりがかかる行為だ。「性交を生殖以外で捉えることは考えが狭い。ふれあいの行為」というゲストや一般に見られる考え方は誤っている。世の中は、ティーンエージャー女子向け雑誌からネット、テレビまで性情報が氾濫している。恋人でも夫婦でも性交しなければおかしいような価値観を醸成している。覚悟のない性交が育児放棄や虐待、しつけもできない親を生み出している。行為には結果がともなうという想像力がなく、簡単にこういう行為をしていることは、メディアが主導する安直なセックス情報が原因だ。
  • “店は汚いけれど味はうまい”という店を紹介する企画で、85歳の女性が経営する店に、芸人と女優たちが訪れカレーや焼そばを食べていた。店主に対する発言や態度がとても非常識で、不快だった。出された食事に対して「味が薄い」「水っぽい」などと連呼し、ただ店の評判を貶めるようにしか感じられなかった。一生懸命作った料理をバカにするのは失礼だ。夫婦の気持ちを考えると心が痛んだ。BPOへ意見しても何も変わらないかも知れないが、このような不快な思いをする番組がなくなることを願う。
  • 出演者の発言にピーという”自主規制音”を用いることが多い。何を意図してこのピー音を使用するかは分からない。視聴者に対しては失礼なことだ。広く電波を使って放送している以上、公共のものだ。その場にいる出演者やお客という限られた者のみ内容を知り得るということは公平ではない。放送する以上は隠してまで放送する必要はない。出演者の人権や尊厳を侵すものならば使用やむなしと思うが、それなら編集段階でカットするべきだ。
  • 放送で多用される「効果音」について意見を言いたい。まず、緊急地震速報と紛らわしいものは使わないでほしい。また、あらゆるジャンルの番組で不必要な擬音が目立つ。たとえば、動物番組で子犬が乳を飲む時「グビグビ」、子猫がヨチヨチ歩きする時には「ピョコピョコ」という擬音が使われるが、これらは不要だ。「動物」がテーマなのに、なぜ自然のままの映像と音声でやらないのか。今の放送関係者はコンピューターゲーム出現後に生まれ、騒音の洪水の中で育った世代なので、「静寂」という状態に耐えられず、「音」がなければ番組が成り立たないとでも思い込んでいるのだろうか。
  • 4時間半の特番だった。バラエティー番組のほとんどが、何らかの「ハラスメント」を含む、低俗なものであることは承知している。ただ、学力を試して序列をつけ、最低点をとった者に「××バカ」と烙印を押し、笑い物にするという番組は不愉快だ。この番組は、勉強を得意としない人に対して、侮蔑とからかいが露骨だ。笑っていいのだろうか。勉強が得意な人もいれば不得意な人もいる、勉強に存分に打ち込める家庭環境にあった人もいれば、貧困や暴力等、劣悪な家庭環境のため、勉強に打ち込むことができなかった人もいる。
  • 自然災害や寒暖差の大きい日が多いこともあるが、天気予報で、ただ天気を伝えるだけでなく、「台風がこういう進路をとって風の動きがこうなるから偏西風がこうなって寒気の動きが」と天気の仕組みを、素人でも分かりやすく解説してくれる気象予報士が増えた。気象の仕組みや知識が身につくので、災害時や気温の急変時以外でも継続してもっと色々教えてほしい。
  • この番組に限ったことではないが、ほぼ毎日、子役の女の子の話題をとりあげている。義務教育中の彼女が平日の昼間にイベントを行っていることを堂々とメディアで流していることに疑問を感じる。学校を休んで芸能活動することを容認して良い訳はなく、せめてメディアでの報道は控えるべきではないのか。

【ラジオ】

  • 私の住む大分は被災地から遠いということもあり、テレビのローカルニュースでは被災地の様子が十分に伝えられていない。私は出勤する前のひと時、ラジオ番組を聞いて有益な情報を得ている。たとえば被災地産の米の安全性について分かりやすい説明があり、安心できた。今後もためになる情報を提供してもらいたい。こうしたラジオ番組の良さを知らない人が多いことはとても残念だ。
  • 「手術などの時、医師に金を包むか包まないか」というテーマについて、女医を招き話していた。この女医は「断ると患者がショックを受けるので、気持ちとして金を受け取っている」と発言した。要するにこれは「袖の下=賄賂」の話である。賄賂を正当化するような発言は許せない。リスナーからのメールやFAXではすべて「袖の下」という表現がされていたのに、女医はこの言葉を一切用いず「受け取ってやっている」かのような態度だったので腹が立った。医師が金を受け取ることが当然であるかのような放送はやめてほしい。

【CM】

  • ハンバーガーの新商品CMが不快極まりない。生理的に受けつけず苦痛を感じる。CMの本来の目的を逸脱し、販売促進以外の別の目的があるように勘ぐってしまうほどひどい。CMを見てここまで嫌悪感を抱くことは今までなかったが、精神的苦痛に対する損害賠償を本気で考えたくなるほどの、ひどいものだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • トーク番組のレギュラーMCに小学一年生の子役タレントが加わったが、番組内容からして不適切ではないか。新婚の女性タレントらが夫婦生活について語るなど、下ネタのオンパレードだ。今の子はませていると言われるかもしれないが、そういう大人と一緒に出演するのはいかがなものか。子どもにふさわしくない番組で、とまどったりはずかしがったりすることを狙っての起用なら明らかな間違いだと思う。
  • アニメで葬式のシーンがあったが、子どもがすごく気持ちが悪いと言って今でも怯えている。常軌を逸したひどすぎる下ネタ、性描写、死者への侮辱行為など、夕食時のアニメとは思えない内容だった。大人の私でも不快だ。
  • たまにテレビをつけると、殺人事件を扱う番組が多いことに驚く。ニュースなら仕方がないが、ドラマなどでも殺人事件がないと話を作れないのか。子ども向けのアニメで毎回殺人事件が起こっているものもある。発想の貧困さ、創造力のなさを感じる。このような安易な殺人事件の乱用が、子どもに殺人事件は身近に起こる日常の出来事と思い込ませてしまうことになる。子どもが起きている時間はもう少し夢のある放送にしてほしい。

【性的表現に関する意見】

  • セックスレスをテーマにした情報番組の企画。基本的に真面目なスタンスなのだろうが、表現がかなり過激で、放送自体も青少年に悪影響を与えるような内容だった。特に時間帯が午前なので、子どもが見ていたり、病院や官公庁などではテレビがついていることもある。このような放送はその場の雰囲気を悪くしてしまう。深夜帯やBSで放送するなどの配慮をしてほしい。
  • 子どもも一緒に見ていた情報番組のランキングコーナーで、性行為描写のある映画のDVDを紹介していた。昼間から紹介しないといけない情報ではないと思う。見ていて不快だ。映画の宣伝でもそうだが、子どもがテレビを見ている時間に普通にセックス映像を流すのはやめてほしい。
  • 最近の深夜アニメは卑猥なものが多い。いやらしい発言が出たり、女性が下着を見せたり、何かと不愉快だ。また、これらのアニメに未成年の声優が多く見られる。いくら人気や実力があるとはいえ、このようなアニメに出演させることは不適切だ。何らかの制限が必要ではないか。

【残虐シーンに関する意見】

  • 深夜アニメだが、あまりにも猟奇的な殺戮、惨殺シーンの連続だった。また、最後は主人公をすべての人間が騙していたというオチで、しかも「続きは映画で」で終わった。あまりにひどい猟奇シーンと茶番的な内容で不愉快極まりない。モザイクなどはあったが、いくら深夜とはいえ、地上波のアニメとしてとても一般向けとは思えない。
  • リビアのカダフィ大佐死亡の報道について。ニュースでも死亡直前の映像を流していたが、このあと死亡したという情報も併せて考えると気分が悪くなった。事実だからいいという意見もあると思うが、見たい人はネットで見ればいい。子どもには見せたくないと思うが、あのように映像を垂れ流されては、見ないようにすることのほうが困難である。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組の特番で運動神経の悪い芸人にスポーツをさせて、上手くいかない様子を笑いものにしていた。運動神経の悪さは先天的な資質が大きく影響しており、本人の努力によって改善できる幅が小さい。本人にはどうしようもない運動神経の悪さをバカにする企画は、倫理的に許されない。学校で運動の苦手な子どもをからかったりイジメたりするきっかけになるのではないか。
  • バラエティー番組の冒頭で、お笑い芸人が、最終学歴が中卒であることを侮辱するような発言をした。色々な事情があり中卒で頑張っている方々に対し、そういった侮辱的な発言は無礼であり、言葉の暴力だ。子どもの社会においてもいじめを芽生えさせることになりかねない。

【喫煙に関する意見】

  • 人気のアニメだが、メインのキャラクターの一人がタバコを吸うシーンが多い。この作品は小学生から社会人まで人気があるが、中学生や高校生がタバコに興味を持つような内容はやめていただきたい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 9月に寄せられた意見で「K-POPアイドルがお尻を振るのは猥褻だ」といったものがあったが、全くそうは思わない。多くの学校の運動会で子どもが真似るなど、健康的でわかりやすいダンスであり、非難するようなものではない。好き嫌いはそれぞれあると思うが、「猥褻で不謹慎だから放送するな」という言いがかりのような意見はやめてもらいたい。
  • 「子どもに悪影響」「子どもが起きている時間にやるな」という意見が多い。子どもはテレビでなくても、周りの友達や大人などからも悪い影響を受けることがある。ドラマでは時に「復讐は悪いこと」といったメッセージを伝えるために殺人シーンがあったりもするし、テレビが100%悪いとは思わない。

【CMに関する意見】

  • 最近、パチンコCMは台から企業イメージに変わったから許せるとしても、競艇と競輪のCMはモラル違反だと思える。ギャンブルを軽い遊びのようなイメージにして、競輪と競艇をすすめている気がする。朝から夜まで、子どもが見るような時間帯にもギャンブルのCMを放送することは規制してもらいたい。

2011年9月に視聴者から寄せられた意見

2011年9月に視聴者から寄せられた意見

被災地を視察した鉢呂経済産業相が、”死の町”と発言して、就任早々辞任。発言には賛否さまざまな意見が寄せられたが、マスコミは揚げ足取りが過ぎるのではないかとの指摘や、辞任記者会見での記者の暴言などに批判が集まった。

9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,004件で、8月と比較して701件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話23%、FAX 2%、手紙ほか1%。性別は男性70%、女性27%、不明3%。年代は30歳代36%、40歳代25%、20歳代18%、50歳代11%、60歳以上7%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は896件[46局]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

9月の視聴者意見は2,004件と前月より701件減った。
被災地を視察した鉢呂経済産業相が、”死の町”と発言して、就任早々辞任に追いこまれた。発言には賛否さまざまな意見が寄せられたが、マスコミは揚げ足取りが過ぎるのではないかとの指摘や、辞任記者会見での記者の暴言などに批判が集まった。
子供の質問に答えるかたちで、被災地の農作物は「食べずに捨てなさい」との大学教授の発言には、被災者の気持ちを考えず乱暴すぎるとの批判があった。
列島各地を襲った台風報道についても、都会と地方の情報格差や、危険場所での取材のありかたなどについて意見が多かった。
ドラマでは、作品中に使われたモスキート音のような不快な効果音への苦情や、最終回で物語が完結しないアニメ放送などへの抗議があった。バラエティーでは、お笑い芸人たちの言葉づかいが、相変わらずひどいといった批判や、番組中で俳優を使った、映画や次回予告の宣伝が多すぎるなどの意見もあった。
地デジに移行して2ヵ月が過ぎた。画質は良くなったが、中身はくだらない番組ばかりだという意見も寄せられた。
ラジオに関する意見は29件、CMに関する意見は32件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は147件で、前月より15件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が65件、次いで性的表現に関する意見が20件、視聴者意見に対する反論・同意が10件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、ゴールデンタイムのバラエティー番組にAV女優のグループが出演したことに対し、「子どもも多く見ている時間帯であるのに教育的配慮が足りない」などの批判意見が寄せられた。また、別のバラエティー番組については、不定期で取り上げている小学生の兄弟の振る舞いに対し「ヤラセや障害の疑いがある」などの批判意見が寄せられた。
性的表現については、バラエティー番組の1コーナーで、子役タレントの前で他の出演者が性的な内容の会話をしたことに対し「卑劣なセクハラで子どもに悪影響だ」などの批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 鉢呂経済産業大臣が、福島を「死の町」と例え、記者に対して「放射能をつける」と言ったとして辞任した。しかし、「死の町」と例えたぐらいで失言と批判することは、マスコミの言葉狩りではないか。鉢呂氏は無人と化した福島をそう例えただけであって、別に福島を馬鹿にしているわけではない。鉢呂氏が、「死の町」となる原因を作った原発を建てたわけでもない。「死の町」となる原因を作った東電や原発を推進した政治家を責めるべきではないのか。記者懇談での発言にしても、マスコミによって「放射能を分けてやるよ」「放射性物質うつった」「放射能をうつしてやる」と、鉢呂氏の言質がばらばらで、これでは本当にそのような発言があったのか疑わしい。マスコミは正確な報道をしてほしい。
  • 鉢呂吉雄氏の大臣辞任会見で、記者が粗暴な言葉でまくしたてていた。まるでヤクザのような物言いで、見ていて腹立たしい。名前も社名も名乗らず、あたかも記者自身が国民の代表であるかのようにふるまい、去る者を叩くあの見苦しい姿はどうにかならないものか。揚げ足を取り、一国の大臣を辞任に追い込む報道には、あきらめにも似た悲しい気持ちになる。国民が失望していることは、政局ばかりの政治ではなく、政局をあおるメディア全体だ。
  • 失言による経産大臣の辞任の報道には、マスコミの悪意が感じられる。「死の町」発言はそれ自体問題がないというのが一般的な意見だが、報道関係者はそうとらえていない。「放射能をつけるぞ」発言は非公式の懇談の場の発言だったそうだが、なぜ記事になるのだろう。どうしても報道したいのであれば、どこの会社のどの記者が言われたのかも、明らかにすべきだ。そうでないとどんどんエスカレートして、恣意的に政治家を貶める道具として報道が使われるおそれがある。
  • 「失言」で大臣をクビに追い込むのは、もうやめないか。今回の鉢呂大臣辞任の一件で、最も腹が立ったのはマスコミに対してだ。「ちょっとでも問題を起こしたら即クビ」というのは、「江戸時代の切腹」を思い起こさせる。総理の任命責任云々もうんざりする。政治家もダメだが、マスコミの揚げ足取りとあら探しに、ほとほと嫌気がさす。マスコミの方々は、大臣をクビにして手柄でも上げたつもりなのか。マスコミが機能していないから、政治がダメになっているように思う。
  • 「東北の野菜や肉を食べるとどうなるのか」という小学4年生の子供からの質問に、「健康を害するから食べずに捨てなさい」と答えた人がいた。風評被害で苦しんでいる農家の人々や、丹精込めて育ててきた家畜を泣く泣く置いてきた人の気持ちを逆なでするような発言に憤りを覚える。こんな人間をテレビに出していいのか。発言には細心の注意を払うべきだ。
  • 東北産の野菜に関する出演者の心ない発言を聞き、大変気落ちしている。放射性物質で汚染された食品を避けたいのは誰でも同じで、私達東北人も例外ではない。だから言わんとすることは理解できる。それにしても言い方が乱暴だ。たとえば「心配な点もあるので、今は避けましょう」などと言葉を選んで意見を伝えることはできなかったのだろうか。
  • 近畿地方で台風による大雨災害が発生した。この被害者の中に、ある町長さんもいて、奥さんと娘さんが流されてしまい遺体で発見された。奇しくも娘さんの結納の日だったそうだ。厳しい状況下、気丈に災害対策執務をこなしていた。そんな町長さんへのインタビューで、町の被害状況や対応状況などを聞くのなら分かるが、その娘さんの話ばかり突っ込んでいた。被害者に塩を塗り込むようなインタビューをなぜするのか。視聴率が取れれば何でもありなのか。人の気持ちが分からないのか。
  • 台風が来たが、民放各局はお笑い番組や歌番組を流していた。台風の警報や注意報が、どこの場所なのか民放を見ていてもわからない。結局、近所で床上浸水した。翌週、また台風が来た。民放各局はお笑い番組や歌番組を流していた。同じように台風の警報や注意報が、どこの場所なのか民放を見ていてもわからない。
  • ワイドショーでは、台風が西日本に接近しているにもかかわらず、「首都圏への影響」と題して東京の影響を中心に話が進んでいた。しかも、渋谷のスポーツバーの売り上げの話など、はっきりいって取るに足らない話題だった。大型の台風であることは事前に分っており、大きな被害が出ることも分っていたにもかかわらず、このような呑気な放送をしていたことに、とても腹が立つ。全国ネットで放送されているということを意識してほしい。
  • 突然の「島田紳助芸能界引退」は大きく報道されたが、その後のテレビ報道が全くない。週刊誌では、芸能界と暴力団の親密交際が大きく取り上げられているのに、テレビが報じないことはおかしい。芸能人の結婚・出産などより重大な社会問題は、その後も報道すべきだ。吉本興業の力に屈しているのか。引退で終わりにしては、報道の使命は全うされない。
  • ニュースの中で、看護師が殺害された事件を「湯けむり殺人」と報じていたが、亡くなられた方の遺族の心情を考えると、あまりにも不謹慎な表現だと思う。報道に装飾はいらない。特に事件や事故を茶化してはいけない。事実は正確に伝えてほしい。スタッフ全員の良識の問題だ。
  • 放送の中で、視聴者の注意を引くために「シャリーン」や「ピロピロ」といった効果音がよく使われている。耳障りだし、緊急地震速報の音とまぎらわしい。ゆったりしたくてテレビを見ているのに、効果音のせいで緊張を強いられ心臓にも悪い。特に今年は震災があり、ただでさえ警報に過敏になっているのだから、これ以上無駄なことで神経をすり減らしたくない。放送局に苦情を言ったが、「1人の視聴者の意見で番組の演出を変えることは出来ない」と言われた。私の意見はそんなに珍しいのだろうか。

【番組全般・その他】

  • ドラマの中で、不快な耳鳴りのような音が聞こえた。恐怖心をかき立てるシーンで使われていた。一部のネット上でも「モスキート音」として議論が持ち上がっているが、かなり危険なレベルなのではないかと思う。30代半ばの私でも十分に聞こえたし、精神的・身体的な影響も出る人がいるのではないか。ドラマのテーマがサブリミナルや催眠の問題を扱っているが、ドラマの効果にそのようなものを使うことは問題であり、もし意図的にしているのであれば、冒頭での注意クレジットが必要ではないか。
  • 刑事ドラマの劇場版が近日公開されるようだが、宣伝のやり方がひどい。バラエティー番組のゲストに映画出演者が連日登場し、同じような質疑応答がされ、CMで何度も見た宣伝映像を流す。これが1日何度も数日間続く。そこまでしないと集客できない作品ということか。最近のテレビは身内で盛り上がるための番組ばかりで、見ていてつまらない。
  • 番組内で流れた映像の多くが動画サイトに投稿されたものだったが、テレビ局は動画サイトや投稿者にきちんと放送許可を得ているのか。自分達テレビ局の番組がネットにアップロードされると即座に削除申請をする。人が制作した動画は無許可で放送するなんてことはないだろうが、もし無許可で放送しているのであれば、社会倫理、法律に違反しているのではないか。
  • CDの売り上げ、最新のオリコンチャートを1位から順に報道するコーナーで、2位だけが不自然にカットされ1位、3位、4位と放送された。調べてみると2位は「モーニング娘。」の新曲だった。放送局とスポンサーの関係などもあるのか素人にはわからないが、制作側の意図を感じる。情報番組でありながら今までにもこういう行為があり、またこれからも許容されていくのかと思うと納得できない。
  • アナウンサーが世界を旅するコーナーで、「ドナウデルタへ行き、ペリカンの飛び立つところを撮りたい」と、ペリカンの群れに走り寄り脅かして、一斉に飛び立つところを放送していた。桃色ペリカンの生息地として観光の目玉になっているような場所で、野生動物を脅かすような行動は常識外れではないか。もし、同じような映像を撮りたいとドナウデルタを訪れた人が、同じようにペリカンの群れにめがけて突進を繰り返したならどうなってしまうのか。テレビカメラがあれば何をしてもいいと思っているのか。
  • 最近のドラマやアニメだが、最終回で話が終わらないものが多い。原作の漫画が終わっていないので仕方ないが、番組は番組として終えるべきではないか。最近よくドラマやアニメの続編が映画になることがあるが、視聴者から見れば続編をテレビではなく映画で製作するのはおかしい。深夜アニメで原作が未完のものを見たことはあるが、「犯人を捕まえることができませんでした」というドラマは見たことがない。
  • 民放連が「NHKの放送番組のネット同時配信」に反対の見解を発表したことを知った。視覚障害者はラジオでテレビ放送を聞いていたが、地デジになってラジオで聞くことができなくなった。そこで提案されたNHKのインターネット放送は嬉しい限りだった。それなのに民放連は自分たちの都合で反対している。インターネット同時配信に反対するなら、民放連は視覚障害者に情報保障する代替案を提示してほしい。
  • バラエティー番組の出演者の言葉遣いがひどい。若い女性ゲストは食べ物を見て、「食いてぇ」「うまそぉ」「マジうまそぉ」。食べた感想は「うめぇ」「めっちゃうめぇ」「こんなうまいの食ったことない」。言葉が時代とともに変わることはわかるが、放送局は出演者の適性にも気を配るべきだ。
  • 地デジ移行に備え、国民の多くが数万円の負担をして受像機を買い換えた。画質は良くなったが中身がまったく伴っていない。朝から晩まで韓国ドラマや通販番組ばかり流しており、我々高齢者の望む内容とは程遠い。そうしたくだらない放送に国民が怒っているのに、肝心のBPOがのんきに構えているようでは良くなるわけがない。なぜしっかり監督・指導しないのか。
  • テレビ放送が始まって50年だが、今のテレビは視聴者のニーズに合わず、放送作家が見たいと思う番組を企画・制作しているにすぎない。出てくるのは毎日同じ顔ばかり、やっていることもどこも同じ。下品で低俗なお笑いばかり。番組のコンセプト自体が大きく歪んでいる。つまらない番組ばかりだ。テレビが視聴者に何を情報として伝えていくのか。真価が問われている。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ゴールデンタイムのバラエティー番組にAV女優をアイドルとして出演させ、短いスカートでパンツを見せたり卑猥なことを連想させるようなことをしていた。未成年のアイドル達も共演しており、その子達も可哀想に思った。この時間帯にこのような内容はとても残念だ。できればAV女優の方々は、テレビに出ないか深夜にお願いしたい。昔より厳しいといわれるが、純粋にテレビを楽しめなくしているのはテレビ局や番組なのではないか。
  • バラエティー番組の中のワイルドな兄弟を取り上げるコーナーについて、障害も疑われるような行動をワイルドと称してお笑いのネタに使うのは不愉快だ。もしくは、これが「やらせ」だとしても、普通に子どもが見て「こんなことをしても許される」などと思うこと自体おかしい。障害児をもつ親として憤慨している。
  • ある女性芸人が最近下品なギャグを見せており、不快でたまらない。例えば男性出演者の股間に頭を突っ込んだり、局部を指ではじいたりする。先日、孫が保育園で女の子に同様のことをしてこっぴどく叱られたばかりだ。孫の言い分は「テレビで笑っていたので、マネしたらみんなが喜ぶと思った」ということらしい。子どもも見る時間帯にこうした卑猥なギャグの連発はやめさせるべきだ。
  • ある子役が、最近見ない日はないというくらいテレビに出演している。夏休みに撮ったものも多いとは思うが、出過ぎではないか。小学生なので労働時間などの制限は厳しいと思うが、学業や友達と遊べているのか心配だ。未成年の芸能人が「移動中の車ぐらいでしか眠れない」などと発言したり、早くデビューした芸能人が体を壊したり、問題を起こした報道などもあり、あんなに小さな子が大丈夫だろうかと不安になる

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組で不適切な放送があった。人気の子役とお笑い芸人が出演していたが、子どもの前でAVや風俗の話などをしていた。放送では音声処理がされていたが、収録にいた子役は聞いているはずだ。子役も意味を分かってか分からずか笑っていたが、子どもへの言葉での性的暴力にならないのか。
  • K-POPアイドルがお尻を振ったりしているが、猥褻な感じがして不愉快だ。深夜に放送するならまだしも、子どもが見るような時間に放送することは不謹慎だ。我が家では子どもがいる時間にK-POPの歌手が出るとチャンネルを替える。あんな猥褻な踊りは子どもには見せたくない。

【暴力シーンに関する意見】

  • 小学校の息子が見ている特撮番組。元々等身大の大きさの敵と戦うシリーズものだが、今回は怪物のような相手だけではなく、主人公の同級生など人間相手の暴力シーンが目に付く。学齢前の子どもも多く見る番組としては、程度がひどく不適切だ。

【言葉に関する意見】

  • 芸能人の言葉遣いについて。若者言葉を連発していて、見る側は非常に気分を害している。例えば「やばっ」の連呼等、明らかに間違った日本語を使っている。その影響で子どもが真似をしていて見苦しいと思う。テレビCMにも同じ現象が現れている。何故正しい言葉遣いができないのか。
  • 年上の人間に対してタメ口をきく若い女性タレントが目立つ。年上の人には敬語、丁寧語を用いるべきだ。子どもが見て、年上の人に対してもタメ口をきいて良いと思ってしまっては困る。

【いじめに関する意見】

  • 人気アイドルグループが出演するバラエティー番組中、上手く話せないからとあるメンバーが隣のメンバーの顔を2回もビンタした。コントでもなく、会話の流れの中でイラついて顔を叩くということは信じられない。いじめにしか見えなくて不快だった。人気グループなので子どもも多く見ていたと思うし、日頃他の番組では好感がもてると思っていただけに残念だ。

【危険行為に関する意見】

  • バラエティー番組のドッキリ企画で、「通販番組の撮影」と偽り、高級天然水と思わせてにがりを混入した水を芸人に飲ませていた。芸人は苦さに顔をしかめそうになったが、商品を宣伝する立場なのでおいしそうに飲んでみせようと四苦八苦していた。にがりは大量に飲むと中毒を起こして死に至ることもあるが、「真似しないように」などの警告もなかった。番組を見た子どもが真似る危険性もある。あまりに無責任だ。

【残虐シーンに関する意見】

  • 単発もののドラマを見た。女性が電車ではねられるシーンが繰り返し流れていた。CGだとわかっていても不愉快だ。午後9時台と言えば子どもが見る可能性もある。あんな残酷なシーンを何度も流すなどとんでもない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「一字一句をテロップ化することが多い」という意見があったが賛成だ。一字一句をテロップで出すことは目障りだ。せっかく字幕放送などがあるのだから、これでは意味がない。周辺の表示情報が多すぎるので、もう少しテロップを減らすべきだ。
  • ここ最近の意見を見ていると、番組に少しでも過激なシーンがあると「子どもに有害」とする短絡的な批判が多い。しかし、番組の評価は全体を通しての内容や作り手の意図も考えて行うべきだ。子どもも番組の一部のみを注目しているわけではないはずだ。番組構成上、過激なシーンが必要な場合もあるし、そうしたシーンがあったとしても、全体を通して見れば「命の大切さや友情、信念を貫く大切さ」などを伝えてくれる番組はある。一部のみを切り取っての批判は不適切だ。

【CMに関する意見】

  • ラブシーンや濡れ場を含む映画のCMがあまりに卑猥で子どもに有害だ。例えば夜10時以降など、子どもがテレビを見ない時間帯であればある程度理解もできるが、夕方など子どもが普通に見る時間帯にこの宣伝を流すことは、倫理観の欠如も甚だしい。そういったシーンを放送すること自体、何らかの倫理規定に違反しないのか。
  • 「子どもにパチンコCMについて聞かれた。明らかにモラル違反だ。CMを流す時間帯の規制をすべきだ」という視聴者の意見があったが、子どもに聞かれたら親が説明すればいいだけではないのか。なぜ、パチンコのCMがモラル違反か理解できない。

2011年8月に視聴者から寄せられた意見

2011年8月に視聴者から寄せられた意見

岩手県産の米をプレゼントするという企画で、誤って「怪しいお米」「セシウムさん」などのダミーのテロップが23秒間流れた。被災者の気持を逆なでする非常識な内容だとして多くの批判意見が寄せられた。タレントの島田紳助が引退に際し、暴力団と芸能界の関係について、多数の批判が寄せられた。

8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,705件で、7月と比較して262件減少した。 意見のアクセス方法の割合はメール72%、電話26%、FAX1%、手紙ほか1%。性別は男性72%、女性26%、不明2%。年代は30歳代35%、40歳代26%、20歳代19%、50歳代9%、60歳以上6%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は969件[46局]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、27件を会員社に送信している

意見概要

番組全般にわたる意見

8月の視聴者意見は2,705件と前月より262件減少した。 原発事故の影響で、農作物や魚介類などへの放射能汚染が懸念される中、岩手県産の米をプレゼントするという放送中に、誤って「怪しいお米」「セシウムさん」などのダミーのテロップが23秒間流れた。視聴者から被災者の気持を逆なでする非常識な内容だとして多くの批判意見が寄せられた。
暴力団会長との交際などを理由に、タレントの島田紳助が引退することになった。暴力団と芸能界の関係について、視聴者から多数の批判が寄せられた。
菅首相の退陣を受けて行われた民主党代表選挙は決戦投票の結果、野田佳彦氏が海江田万里氏を破り、新首相に選ばれた。選挙の模様を中継する際に誤った情報が放送され、投票行動に影響したのではないかとの苦情があった。
東北の被災地をめぐる意見では、支援に来ていたボランティアをテレビ局が自局のお笑いイベントのために使ったとして非難する意見が多かった。また、被災地陸前高田の松を京都五山の送り火の薪として燃やそうという企画をめぐって、行政サイドの対応が二転三転したことから多くの視聴者から批判があった。
ラジオに関する意見は41件、CMに関する意見は75件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は132件で、前月より50件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が49件、次いで視聴者意見に対する反論・同意が24件、性的表現に関する意見が14件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、情報番組のメインキャスターの発言に対し「暴力団などの“闇社会”の勢力を肯定、擁護している」との批判意見が集中的に寄せられた。視聴者意見に対する反論・同意については、主に深夜アニメへの批判に対して、家庭教育の重要性や保護者の役割を説く意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、アニメやドラマ、バラエティー番組などに対して「過剰な性的表現が不適切だ」などの批判意見が散発的に寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 不謹慎きわまりない内容のテロップについて、東海テレビは謝罪文の中で「操作ミスによる送出が原因」としているが、問題なのは操作ミスではなく、あのテロップの内容だ。東海テレビは「担当者の認識不足とともに、番組プロデューサー、ディレクターのチェック・管理体制の甘さがあったことを深く反省する」としているが、これも論点がずれている。あのテロップは当該番組関係者全員の本音が露出してしまったもので、テレビ放送事業者としての資格に欠ける。
  • 東北の人間として、「怪しいお米セシウムさん」騒動に怒りを覚える。日頃、東海テレビのスタッフが陰で被災地を笑いものにしていることがよくわかった。リハーサルの時点で不謹慎だと叱る人はいなかったのだろうか。リハーサルで使用したものが流れてしまったミスに対してではなく、そのような意識を持った人がメディアを担っていることが不快だ。
  • 「セシウムさん」テロップに代表されるように、放送に携わる人間の「低い倫理観」が問題だ。各放送局でも今回の件は問題だと報道しているが、彼らにとっての問題は、電波で流れてしまったことであり、低い倫理観そのものではない。あのような言動は内部では特別なものではなく日常的なものなのだろう。今までずっとまじめだったのに、たまたま最初の”おふざけ”が、放送されてしまったなどということはありえない。周りの人間が知らなかったはずもない。
  • 一番問題だと思うのは、マスコミ関係者の”おかしな意識”が表に出たことだ。神妙な顔をして悔やみを述べても、その裏では被災された方々、風評被害にあわれた方々を嘲笑い、番組のネタにと思って番組を作っているのではないかということだ。風評被害を食い止める側の放送局がやってはいけないことであり、多くの人々が視聴するものを作っているという意識が希薄だ。誰も聖人君子ではないが、せめて人並みの神経と気遣いを持つべきだ。
  • 検証番組を見たが、テロップを作成した張本人は言い訳ばかりだ。岩手県民への謝罪が一言もなかった。この検証番組を放送して東海テレビは果たして良くなるのか。僕は良くならないと思う。汚名返上には気の遠くなるような長い年月を要することをしっかり自覚してほしい。
  • 被災地支援のボランティアの方にタダで会場設営をさせたと知り、怒っている。テレビ局に問い合わせたところ「南三陸町へ企画を提案し、賛同いただけたため」という説明だった。本当に失礼な話だ。本来、こうした会場設営や現場の誘導スタッフは、予算を組んで、それなりの金額で発注するものではないのか。その人件費をケチって、タダで済ませようとしたとしか思えない。もし本当に、被災地の復興を思っての番組であれば、被災地の人間に仕事を発注し、正しく人件費を支払うべきだ。
  • なぜ暴力団と関わりがあった島田紳助をそこまで擁護するのか?暴力団は一般社会の敵ではないのか。以前から週刊誌等で取りざたされていたにもかかわらず、司会者として起用していたテレビ局は問題だ。「今、引退するのはもったいない。これほどの人物がテレビ界から去るのはいかがなものか」。いったい、テレビ局の存在意義はどうなっているのか。まるでテレビ局自体が暴力団の存在を認めているように思える。民放テレビには本当に呆れた。
  • 司会者が、島田紳助の引退について「みなさんも、闇社会の人に助けてもらうことがあるはずだ」と社会常識とはかけ離れた発言をしていた。反社会勢力に対する認識が甘すぎるし、もしかしたら発言者自身も連中とかかわりがあるのではないかと思わせる口ぶりだった。

【番組全般・その他】

  • 「大阪のオカンあるある」と題して、大阪オカンのよくある行動を紹介していた。しかし、その内容が首をかしげるものばかりで、一緒に見ていた家族も「これはあり得ない」と口をそろえて言っていた。数年前に血液型性格分類の番組が問題視され、徐々に減少していったと聞いた。現に今では同種の番組はほとんど見られない。血液型はダメだが、県民性は許されるということか。どちらも根拠が不透明で差別や偏見を助長するものだと思う。
  • 終戦記念ドラマスペシャル「この世界の片隅に」を見た。戦争で友人を次々と失い、同居していた幼い子まで爆撃でなくしてしまうところを見て、胸が詰まる思いだった。友人を大切にすることの大切さや、平和のありがたさを改めて考えさせられた。毎年この時期になると終戦記念企画と称したドラマが増えるが、このような番組は8月に限らず随時放送すべきだ。悲劇が繰り返されないよう、私たちはニュースなどで社会の動きを知り、今何をするべきか学ぶ必要があると思った。
  • 人力でペダルを漕ぎ、プロペラを操作するタイプの飛行機を用いた大会だが、見ていてとても感心した。番組内で被災地の大学が紹介されたときには、会場内の人々から応援メッセージが沢山放送されていて、まるで震災復興の象徴になるような特別番組だった。
  • 7~8人である店の料理、又はある企業の冷凍食品の1位から10位を当てる番組。出演者がどの食品も最上級の言葉で褒めることに違和感がある。味覚は人それぞれであるのはわかるが、レンジで加熱した冷凍のから揚げを、それがさも一般の中華料理店の味をしのいでいるというような表現はいかがなものか。食べてみたがおいしくなかった。
  • お笑いタレントが着ぐるみで動物に接近するというものだったが、ライオンやハイエナ、ゾウに接近し、本当に危険だった。シマウマの格好をしたタレントにスタッフが「死んだふりをしろ」と言い、ハイエナが襲ってきた。着ぐるみの足は食いちぎられ、設置したカメラには牙が刺さるほどの穴だった。誰も助けず自力で逃げた。次はゾウの着ぐるみを着てゾウに接近、足を取られ転倒。そこへゾウが近づく。踏みつぶされそうになり、自力で逃げる。番組を作った人は馬鹿かと思った。一歩間違えば死んでもおかしくない。それを見て馬鹿笑いするタレント。これに倫理があるのか。
  • 大勢のアーティストを出演させておきながら、内容は全部「日本の名曲200」というもので、過去のビデオだった。いっさいアーティストの生歌がなかった。新聞や宣伝などでは、アーティストが実際に歌うようなことを言っておきながら、番組構成はビデオ。視聴者をだましたようなものだ。歌も歌わずビデオだけ見せられたアーティストにも大変失礼だと思う。
  • コンビニやファミリーレストランに芸人が集まり様々な食品を食べたり、クイズをしたりする番組が急増した。番組の面白さや、良し悪しはともかく、ただの店のコマーシャルにしか見えない。放送法には、「対価を得て広告放送を行う場合には、その放送を受信する者がその放送が広告放送であることを明らかに識別することができるようにしなければならない」とある。言い換えれば、企業からテレビ局に金銭を支払っているのなら「広告」に該当するため、バラエティーではなく広告番組であることを明示してほしい。毅然たる処置を取るべきだ。
  • 地デジ移行からこのかた、見たいようなテレビ番組がない。制作費の縮小、視聴率至上主義。テレビ離れが進んでいるから、視聴者の心をぐっと掴んで離さないような番組をどんどん世に出してほしい。一番忸怩たる思いをしているのは、良質な番組を作りたいと、頑張って仕事をしている人達だろう。そういう人たちを応援したい。
  • 地デジに完全移行したにもかかわらず、番組の品質向上が見られない。バラエティーやお笑い系が大半を占めており、高画質・高音質のハード性能を生かした番組が少なすぎる。もっと魅力ある番組をお願いしたい。
  • 地デジ化されたが、肝心のテレビ番組は相変わらずくだらない内容ばかりで、以前と少しも変わらない。高齢者や視覚障害者、低所得者をおいてけぼりにしてまで、地デジ化することに意味があったのだろうか。このままの放送を続けていれば、視聴者に見放される日もそう遠くないと思う。
  • クライマックスやこれからという時に必ずCMが入る。大変見苦しい。視聴率を上げたい気持ちは分からなくもないが、きっちり見せてからCMを入れても変わらないと思う。「まだまだ続く」「この後すぐ」等の後は次週への予告だったり、最後の締めだけのことがほとんどだ。次週の予告なら予告でかまわないではないか。最近のテレビは「しっかり見せる」ということへの配慮が欠けているように感じる。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 芸能人の引退報道の中で、キャスターが「一般人も闇社会の人間に助けてもらっているはずだ」などと暴力団を擁護するような発言をした。暴力団撲滅に社会が向いている中、夏休みで子どもも見ている時間帯に公共の放送でこの発言は問題があると思う。芸能界では一般的にそのようなことがあるのかもしれないが、「みなさん」と一括りにされることには憤りを感じる。
  • 高級料理の値段を当て合い、最下位の人間は食事代を全額支払うというバラエティー番組中の企画のゲストに、小学生の子役タレントが出演した。この子役タレントが最下位になっても保護者と称した別のタレントが払う特別ルールが採用されていたが、いくら子役本人が支払わないとはいえ、小学生に高額の料理をオーダーさせ、実際に食事させるという行為はきわめて非常識だ。番組を見た同世代の子どもの金銭感覚がマヒしてしまうのではないかと心配である。
  • インターネット上の掲示板で違法薬物取引がなされているという報道番組の特集の中で、隠語の解説があたかも違法薬物の取引の仕方を説明しているようだった。注意を促すつもりだろうが本末転倒だ。今は夏休みで好奇心で薬物に手を染めかねない若者も多い。このような報道をする放送局はモラルに欠ける。
  • バラエティー番組で人類滅亡説などを取り上げることがあるが、未来を諦める子どもが出てくるのではないか。以前放送したものと同じような内容だし、不安を煽って何が楽しいのか。この話題についての番組は良くないと思う。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜からゴールデンタイムに移ったバラエティー番組だが、番組の大半は性についての話題だ。専門家からの意見や芸能人の話が全体を盛り上げているが、子どもには過激すぎて見せられないし、出演者の発言やテロップについて子どもに聞かれても答えられない。深夜ならいいと思うが、もう少し考えて放送すべきだ。ためになる話題もあるので見たいのだが、性についての話題になると家族がしらける。
  • たまたま見たアニメだが、モザイク処理はされていたものの、人型をした怪物の男性器を見せるシーンがあり、夕方の時間帯の番組内容としては非常に不適切だ。子どもという視聴年齢層も考えれば不快極まりない。

【危険行為に関する意見】

  • 危険だが面白い映像を紹介するバラエティー番組で、映像の途中に「危険なので真似しないでください」とテロップが出ていた。注意テロップを出すくらいなら、始めから放送しないか、子どもが見ない時間に放送するべきではないか。または、番組が始まる前に注意テロップを出すべきではないか。見てからでは遅い。子どもに悪影響を与えるような放送はしないでほしい。

【編成に関する意見】

  • 子どもも視聴するであろう番組は、青少年の寝る時間に配慮し午後9時以降には放送すべきでない。メディアや社会全体が子どもや家庭のあり方に配慮することが必要ではないか。
  • 性的、暴力的表現が過剰なドラマ。深夜枠であることを考慮すれば問題はないのかもしれないが、この番組の宣伝では性的なシーンなどが毎回のように使われていて、その上夏休みでもあるこの時期に昼間の再放送までしている。録画しなければ子どもが見る機会の少ない深夜と違い、簡単に視聴することができる時間帯に、このような表現が盛り込まれている作品を放送することは問題がある。

【表現・演出に関する意見】

  • テロップについて。日本語は冗長になりやすいため、端的にまとめたテロップはわかりやすくて良いと思うが、最近は「一字一句をテロップ化する」ことが多い。リモコン一つで字幕放送を表示できるので、冗長な文章をテロップにする必要はないのではないか。子どもの正しい日本語のセンスが磨かれないのではと危惧する。

【言葉に関する意見】

  • 近年、芸人などの影響により日本語が汚されている。「ヤバイ、メッチャ、マジかよ、リアル」などがよく使われているようだ。これを見ている少年少女が真似をして、言葉遣いも乱れてくる。

【殺人シーンに関する意見】

  • 2時間ドラマや刑事ドラマで、リアルに表現された殺人シーンが多過ぎる。先日も、子どもが刑事ドラマの殺人シーンについて話していた。子どもの好奇心を助長し、現実へ発展しないとも限らない。殺人ドラマではなく、心温まる感動ドラマを放送してほしい。

【マナーに関する意見】

  • スタジオ収録や生番組等の出演者で着帽が散見されるようになった。建物中では脱帽することは社会人としてのマナーだと思う。番組の制作者側に意識が欠如している。子どもへの教育上問題もあるだろう。マナーに反することは、たとえ出演者のキャラとしても自粛するべきではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 子どもに見せたくないという価値観のもとに表現を萎縮させようとする意見が目立つ。子どもが見ると困るものは外に出れば溢れているが、それら全てのものに対し「規制すべき」と言うのか。子どもが不意に見てしまったら、親がちゃんと家庭で説明することが教育だろう。大人になった時、様々な困難に対処できる強さを身に付けるという点からも、不健全なものからただ隔離する方が子どもの未来を阻害しうることを理解すべきだ。
  • ドラマの主人公が暴力団に所属しているキャラだからといって、それだけで「暴力団を美化している」「番組を見た青少年が暴力団に加入して犯罪でも起こしたら放送局はどう責任を取るのか」などというのは余りに短絡的かつ幼稚だ。まともに育った青少年ならドラマひとつで暴力団に加入しない。暴力団に加入するような人間に育てたのは保護者だろう。

【CMに関する意見】

  • 公開直前のホラー映画の宣伝を最近よく見るが、小学生の子どもが見て脅えていた。恐がって夜は親のそばから離れない。私も今日初めて見たが、やっぱり恐くて見てしまったことを後悔した。見る側は宣伝を選べないのだから、もっと配慮があっても良いのではないか。
  • 私が子どもの頃は、パチンコCMなど深夜にしか流れていなかった。しかし最近は昼間からゴールデンタイムにまで及んでいる。5歳の息子にも「これはなあに?」と聞かれる始末。明らかにモラル違反だ。CMを流す時間帯の規制をすべきだ。

2011年7月に視聴者から寄せられた意見

2011年7月に視聴者から寄せられた意見

女子ワールドカップサッカーで、「なでしこジャパン」が米国を破り優勝、「感動した」との声が寄せられたが、帰国後のテレビ取材で、選手たちにくだらない質問が多いなどの批判も。夏の長時間特番では、ひとりの芸人に全員がバスケットボールを投げつけるといういじめが酷いという意見も多数。

7月にメール・電話・FXA・郵便でBPOに寄せられた意見は2,967件で、6月と比較して1,433件増加した。 意見のアクセス方法の割合はメール80%、電話18%、FAX1%、手紙ほか1%。性別は男性71%、女性27%、不明2%。年代は30歳代32%、20歳代28%、40歳代18%、10歳代9%、50歳代8%、60歳以上5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は1,642件[51局]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、45件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は2,967件と前月より倍増した。地上波テレビ放送は24日、岩手、宮城、福島の被災三県を除いてデジタル放送に完全移行し、58年に及ぶアナログ放送は終了した。1日から始められたアナログ放送残日数の表示テロップについて、「字が大きすぎる」と抗議の声が多く寄せられ、「地デジ難民を出すな」などの苦情や意見があった。
東日本大震災をめぐっては、新しく復興担当相に松本龍氏が就任したが、宮城県知事らへの暴言問題で10日もたたずに辞任した。原発問題では、「九州電力の玄海原発やらせメール事件」が発覚し、原子力安全・保安院のあり方をめぐって多くの批判意見があった。稲わらを食べた牛から放射性セシウムが検出された。全国的に食の安全に対する懸念が高まり、多くの意見があった。
女子ワールドカップサッカーで、「なでしこジャパン」が米国を破り優勝した。深夜の中継放送であったが、多くの視聴者から「感動した」との声が寄せられた。帰国後のテレビ取材で、選手たちにくだらない質問が多いなどの批判もあった。
夏の長時間特番では、ひとりの芸人に全員がバスケットボールを投げつけるといういじめが酷いという意見や、芸人たちの卑猥なシーンが見苦しいなどの意見があった。また、バラエティー番組では、せっかく作ったドミノをわざと崩して、悲嘆する顔を笑うドッキリカメラに非難の意見が多かった。
ラジオに関する意見は36件、CMについては35件の意見があった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は178件だった。7月末に放送されたバラエティー特番に対し集中的に意見が寄せられたため、前月より50件ほど増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が58件、次いでいじめに関する意見が39件、性的表現に関する意見が37件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、バラエティー番組を中心に、多数の番組への批判意見が散発的に寄せられた。いじめに関する意見については、バラエティー特番の中の1コーナーで、1人のお笑い芸人に対してボールを投げつけるなどの行為が「いじめを助長する恐れがある」などとする批判意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、同特番の別のコーナーで、女性が動くハケの上にまたがる場面があり、「性的表現が過激であまりに不適切だ」などの批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 福島県から出荷された牛の肉から、国の暫定基準を大きく上回る放射性セシウムが検出された。原因は原発事故発生以来屋外に放置されていた稲わらを、牛の餌として与えていたためだが、屋外の稲わらは、福島県のものだけでなく、宮城県や岩手県の稲わらにもセシウムがあるということだった。そうなるとわらだけでなくて野菜にも当然、セシウムが含まれていると考えられる。放射能汚染の検証結果は、あまり報道されていない。報道機関は単に政府の発表を待っていて、発表のあったものだけを報道しているのではないか。独自の調査、報道をして、国民の不安に応えるべきではないのか。
  • 報道で、「風評被害」という言葉をよく使うが、汚染された牛が確認されたことは事実であって、これにともなって買い控えが増加し生産者が被害を被ったとしても、風評被害にはあたらないのではないか。物事を深く考えない者が、単純に報道の言葉を乱用し「風評被害」という言葉を使う場面が多々見受けられる。
  • 牛の飼い主が悪いように報道されているが、飼い主も福島第一原発の事故がなければ何の問題もなかった。このような事態になった本当の原因は、「福島第一原発の人災事故」である。このことを報道機関はもっと報道すべきだ。今回の牛肉問題の本当の責任者は東京電力であることを前面に報道しなければならない。真実の見えない報道機関は不要だ。
  • 私は24日以降「地デジ難民」になった。今はラジオを聞いているが、60年前の生活を強いられているようだ。テレビ局は「地デジ難民」を放置せず「地デジ難民」の状況を検証すべきではないか。「地デジ」に変わっても、新聞の番組欄を見る限り、あいかわらずくだらない番組ばかりだ。「地デジ」に変えた意義を教えてほしい。
  • 7月1日から、地上アナログ放送全チャンネルで、画面左下に大きく「アナログ放送終了まで○日」と大きく表示されるようになったが、字幕スーパーなどが見えなくなってしまう。映像を大きく遮り、視聴の障害になるほどの告知を入れることは、強引すぎるのではないか。脅迫されているようで、嫌な気分になった。
  • 地デジ終了のカウントダウン数字が画面に出ていて番組の字幕が読めない。我が家には難聴の家族がいるので字幕が読めないと困る。
  • 松本復興担当大臣による、宮城県知事に対する暴言のあとの、マスコミへの「書いたらその社は終わり」との一連の発言に関して、一様に報道が遅い。週明けに報道したところも「おそるおそる」のコメントしかできなかった。そのあとで、野党側からの猛抗議や全体的に「おかしい」との気運になったところで、次々とわかったような「反松本」的なコメントをしていた。仮に業務を差し止められようが、はじめから覚悟を持って、正義と真実を貫かなければ、本来の使命を果たしたとはいえない。後からなら何とでも言える。

【番組全般・その他】

  • 「なでしこジャパン」のワールドカップ優勝は久しぶりの明るい話題で嬉しい。何度も、もう駄目かなと諦めかけたが、粘り強くくらいついていく選手の背中に、とても勇気づけられた。PK戦の前の選手の笑顔や、試合後にアメリカの選手と互いに讃えあっている姿に感動した。スポーツは素晴らしい、最後まで諦めないことは大切だと改めて思った。
  • 「なでしこジャパン」の選手の素顔に迫るという内容が多いが、「地元の肉屋で豚肉を買う」や「沢庵買った」など、誰でもそれくらいするだろう。練習場で室内の様子を隙間から覗き見するなど、やり過ぎである。過度なストーカー取材でマスコミがプライベートを晒せば、視聴者がそれに群がって観光地化し、選手の生活や練習に支障をきたす。
  • 「なでしこジャパン」のメンバーを並べ、「彼氏はいますか?」と質問し、マルとバツの札で答えさせていた。ひどいセクハラ行為だと感じ、とても不快だった。その後も「彼氏がほしいか」や「メダリストはもてるか」といった話を延々と続けていく低俗さにがっかりした。疲労の中、長い時間そういった内容に付き合わされている彼女たちを気の毒に思った。
  • ドミノ倒しの企画はひどい。人の情熱を茶化して、馬鹿にして笑わせたい意図で作られたのか。それが作られたものであったにしても、やらせだったにしても、もっと質の良いモノが作れないのか。それこそ、これを企画したひとの顔が見てみたい。この企画を見て笑うことが、今の日本人の一般的な感性なのだろうか。
  • バスケ合コンで、一人の芸人に全員がバスケットボールをぶつける場面は、見ていて本当に不快だった。”笑い”って何なのか。これを見て誰が笑うのか。いじめを助長しているとしか見えなかった。
  • 人間としてやってはいけない笑いのとり方(人を傷つける)をしている。やられている本人は芸人だが、笑顔ではなかった。人を傷つけて笑いをとろうとすることは、やめた方がいい。
  • 朝、目を覚ましてテレビをつけた。そこでは、3人の女性が水着のようなものを着て、馬のようなものに乗っていたのだが、まるでポルノ映画のような内容だった。詳細は恥ずかしくていえない。このような内容をテレビで放送することはおかしい。問題だと思う。
  • 最近のクイズ番組は、視聴者が楽しめない。レベルの高いクイズを、難関高校の生徒や高学歴芸能人など知識のある者が、能力を自慢し合っているように演じているだけで、視聴者が入る余地がない。昔は参加者も一緒になって考え楽しんだものだが、今の番組は事前に打ち合わせて答えをいうものばかりで、クイズではなく回答者を「凄い」と見せかけるだけになっている。問題を、たった数文字読み上げただけで回答者がすばやく答えてしまうパターンもあり、見ている側は興ざめだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 新番組のドラマだが、主人公が暴力団に所属しており、各シーンで暴力団関連の用語などが登場する。まるで暴力団を美化しているとしか思えない。この番組を見た青少年が暴力団に加入して犯罪でも起こしたら放送局はどう責任を取るのか。放送局としての姿勢を問う由々しき事態だ。
  • 料理上手な少女が出演するバラエティー番組で、少女が創作料理を作り、料理に合うお酒も紹介していた。未成年にもかかわらずお酒の味についてコメントをしていたが、飲まなくとも舌と鼻だけで味が分かるらしい。番組を見た子どもが真似をするかも知れず、結果として子どもに飲酒への興味をそそらせる内容となっている。極めて問題だ。
  • 子ども番組だが、大人に失礼な言い方を勧める歌や、大人の下品を子どもに笑わせる場面があったり、人気ドラマの替え歌が下品だったり、教育上あまり良い内容ではない。問題があるコーナーはやめてもらいたい。

【いじめに関する意見】

  • 出演者がバスケットをする特番中のコーナーで、特定の芸人に対し他のメンバーがボールをぶつけていた。試合を中断した後も同じ展開を続けていた。特別な番組なのに視聴者に単なるいじめを見せるとは、深夜とはいえ夏休みで多くの子も見ているだろうに何を考えているのか。学校で同じことをする子どもが現れてもおかしくない。毎年楽しくこの番組を見ているだけにとても残念だ。

【性的表現に関する意見】

  • 特番の中で朝5時頃の内容だったが、女性が男性の性器を思わせる車のようなものに乗り、性交を連想させるようにもだえていた。早朝の放送で子どもが見ていないだろうが、このような品位に欠けた内容を地上波で放送するべきではないし、ここまで堕落したのかと愕然とした。
  • 深夜のバラエティー番組でお笑い芸人とそのファンが交際している様子が紹介されたが、その中に猥褻な行為が含まれていた。番組の出演者には未成年の少女もいた。青少年の健全な育成のためにもこのような放送は慎んでもらいたい。

【言葉に関する意見】

  • あるタレントが先輩の出演者や解説者にまでふざけたタメ口を使っていて気分が悪くなった。他の番組でも同様だ。他の出演者は注意をしているのだろうか。子どもがあのような態度を真似したらどうするのか。放送局のモラルも疑わざるを得ない。視聴者への配慮をもっと考えてほしい。
  • クイズ番組で人名を答える筆記問題があったが、筆順がおかしいものが多く、子どもから「なぜ筆順が違うのに正解になるの」と質問され困った。子どもが見ている時間帯のクイズ番組では、筆順の解説も必要ではないか。

【表現・演出に関する意見】

  • 子どもとバラエティー番組を見ていたら、景色がぐるぐると回る映像が流れた。自分と子どもは気分が悪くなり乗り物酔いのようになった。友人にも、程度の違いはあるものの類似の状態になった人がいたようだ。事前に注意を促すわけでもなくいきなり映像が流れたので、今後注意してほしい。

【暴力シーンに関する意見】

  • 特撮ものの番組で、大の男が女性に暴力を振るうシーンがあった。作戦とはいえ、着ぐるみならともかく生身の人間でこのようなシーンを流すのは不愉快だ。子どもが見る時間帯の番組として相応しくない。

【残虐シーンに関する意見】

  • 各局が放送しているアニメには過激なシーンが多い。血を流すなどして死亡しても「時間を戻せば生き返る」など、安易に再生できてしまうものが多い。これでは子どもの死に対する意識が鈍感になってしまうのではないか。

【食べ物に関する意見】

  • 情報番組の料理コーナーで、タレントが自慢するように食わず嫌いを強調していたが、作っている人にも生産者にも食材にも失礼だ。大の大人が食わず嫌いを自慢するようでは、「食わず嫌いが大人」と思う子どもが出る。子どもに悪影響だ。

【非科学的な事柄に関する意見】

  • 動物の気持ちを言葉にすることができるとする女性が、飼い主に動物の気持ちを伝えるというコーナーだが、問題ではないか。動物の気持ちはコミュニケーションをとっていれば確かにわかるが、それをわざわざ心をえぐるような言葉に変換して演出することはスピリチュアルそのものだ。このような番組は子どもに見せられない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 深夜アニメへの苦情が視聴者意見として掲載されているが、ほとんどが的外れな内容やこじつけに近い苦情である。単にアニメ番組が嫌いだから苦情を送っているとしか思えない。本当に青少年のことを考えて意見を送っているのか疑問である。BPOはアニメ番組に対する苦情をもっと慎重に扱うべきだ。
  • 「深夜アニメは子どもに見せなければいい」というナンセンスな意見があるが、録画機の性能が向上しており誰でも簡単に録画できる環境だ。現状では規制はないことも考慮すべきだ。

【CMに関する意見】

  • お酒のCMで、イルカショーのイルカの中から男性が出てくるところを見て子どもが泣いてしまった。大変ショックを受けたようだった。イルカが大好きな子どもの夢を壊すようなCMは放送しないでいただきたい。

2011年6月に視聴者から寄せられた意見

2011年6月に視聴者から寄せられた意見

菅首相の”退陣”をめぐり、与野党が政局に明け暮れることへの批判意見が多かった。バラエティー番組では、女性タレントの”恋人登場”とさんざん引っ張り期待させながら、結局公表しないという制作手法に、視聴者を欺き愚弄するものだとの声が多かった。

6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,534件で、5月と比較して192件増加した。 意見のアクセス方法の割合はEメール68%、電話29%、FAX2%、手紙ほか1%。性別は男性70%、女性26%、不明4%。年代は30歳代33%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代10%、60歳以上9%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は619件[38局]だった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、46件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は1,534件と前月より192件増加した。
東日本大震災の被災地の復旧、原発事故の収束への展望がいまだ見えない中、菅首相の”退陣”をめぐり、与野党が政局に明け暮れることへの批判意見が多かった。夏の電力需要の最盛期を迎え、放送などで節電の呼びかけが行われているが、テレビ局自体は努力しているのかといった疑問の声も多い。
アイドルグループ内の順位を決める人気投票、”総選挙”をめぐっては、宣伝や販売のためにファンに無理を強いるものだとの批判が寄せられた。またバラエティー番組では、女性タレントの”恋人登場”とさんざん引っ張り期待させながら、結局公表しないという制作手法に、視聴者を欺き愚弄するものだとの声が多かった。またお笑い芸人のトークの中で、学校で友達のめがねをカレーに煮込んで黄色く変色させたという話や、アニメマニアが大切にしているフィギュアを口に咥えたりした行為に対して、弱いものいじめを助長しかねないとの抗議の声が多かった。
障害を持つ子供の学校でのできごとを扱ったドラマで、誤解や偏見を招きかねない内容や表現があり問題だとの意見が多かった。
ラジオに関する意見は50件、トークがお色気に走りすぎているのではとの意見が多かった。CMについては63件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は130件で、前月より20件ほど増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が48件、次いでいじめに関する意見が19件、性的表現に関する意見が17件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、複数のバラエティー番組や情報番組への批判意見が多数寄せられた。いじめに関する意見については、バラエティー番組でお笑い芸人が披露した自らの学生時代の体験に対し、「いじめを助長する」などの批判意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、深夜のアニメに対して「性的表現が過激で不適切だ」などの批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 福島県相馬市で酪農家の方が自殺した。原発事故によって行き詰ったことによるものだと思うが、今回の件はまだまだ氷山の一角かと思う。首相がいいか悪いかを論じるよりも、被災地の実情を正確に伝えることの方が、政治や社会を動かすいい報道になるのではないか。いまの報道のあり方には疑問がある。数字取りにしか見えない。何が起きていて、見ている人に何ができるのかを訴えかけることの方が重要ではないか。震災以降、政治家で被災地にいて国の政策に疑問を持ち、政治を変えようとしている人を見たことがない。報道の人で被災地にいて、国のやり方に疑問を投げかけている人をあまり見たことがない。
  • 足の引っ張り合いをしたり、重箱の隅をつついたりするような放送にうんざりしている。あれだけの大震災が起こった後だ。もう少し考えるべきではないか。未だに不便な生活を強いられている被災者の方々や原発の作業員の方々に本当に失礼だ。作業員の方々が、あの危険な現場で作業していなかったら、私たちの生活もテレビ放送も成り立たないだろう。
  • 「菅首相がいつ辞めるのか」「大連立はあるのか」という報道が多い。全力を挙げて被災地の復旧・原発収束に取り組むべき時なのに、子供のケンカのような政治家の争いを大々的に報道している。事実を報道することはメディアの責務だが、批判的立場を堅持するべきだ。一番の政局好きはテレビ局ではないのか。
  • 菅首相の不信任決議案が否決された報道で、何人もの国会議員がテレビに出演してさまざまな意見を述べているが、今テレビで言うべきことなのだろうか。国民に伝えたいこともあるだろうが、話の内容のほとんどが、首相や政府に対する苦情苦言ばかりだ。なぜ、もっと別の場で直接発言しないのか。どの番組も同じような報道ばかりで腹が立つ。政治家もテレビ局ももっとやるべきことがあるはずだ。
  • 「猛暑の大停電危機再現シミュレーション」は見ていて不快だった。大停電が起きる可能性があるからと、原発の容認を視聴者に煽っているとしか思えない。停電が起こると視聴者を脅迫している。我々は震災後、計画停電を経験し、節電努力をしながら数ヵ月を生活してきた。馬鹿ではないので、停電対策や節電対策については学習している。今、我々が知りたいことは停電が起きるかも知れないという”可能性”ではなく、漏れ続けている放射線についての真実の報道だ。放送局はこのシミュレーションを報道した目的をきちんと説明するべきで、東電を擁護するような誤解を招く放送は避けるべきだ。
  • 3月、4月は東電や原子力保安院の情報を垂れ流し続け「安全」「ただちに健康被害はない」と放送し、国民を信じこませた。5月以降は「メルトダウン」「汚染水流出」「内部被曝」などの事実が露呈して、垂れ流し情報に視聴者が納得しなくなってきた。なぜマスコミは独自取材をせず、東電や保安院の情報を鵜呑みにしてきたのか。解説する学者も原子力村の御用学者ばかりで、楽観的な解説しかなかった。最悪の事態を想定する学者がいてもよかったのではないか。放送局は大きなスポンサーである東電を擁護したとしか思えない。最近では「停電」の恐ろしさを煽って「節電」を呼びかけ、その陰で「原発の重要性」を視聴者に植えつけようとしている。
  • 私は大学で福祉を専攻している。高齢者の方々と話をする機会が多いが、やはり節電ブームのせいか「今年の夏はクーラーをつけない」と言っている高齢者が多いように感じられる。その度に私は「節電ブームも大事だが自分の体も気遣ってください」と言う。最近の節電ブームは異常なほどテレビのほうから急かされている気がする。改善すべきだと思う。高齢者は、暑さに耐えられなくなるかもしれない。
  • 電力不足で節電が叫ばれる中、違和感を持つのは、テレビのスタジオだ。照明が煌々と照らされ、スーツを着込んだアナウンサーや司会者が汗ひとつかかずに進行している。その内容が節電特集だったりするから白ける。テレビもクールビズできないのか。自分達で実践もせず、押しつけられても説得力はない。
  • 「WHOのがん研究機関が携帯電話について、『がんを発症させる可能性がある』分類に位置づけた」とのニュースを見た。このニュースだけを見ると、携帯電話がかなり危険であると思われる。しかし、海外の携帯電話と日本の携帯電話では周波数も違うのでいっしょにはできない。科学的な要素も国際的な違いも説明せず、単に「携帯電話の使用は脳腫瘍になる危険性がある」と報道すれば、いたずらに国民に恐怖を煽ることになる。報道するのであれば詳細まで公表するべきだ。
  • 検察の不正に対して、取り調べ可視化を声高に主張しているが、もう少し他国の前提条件を説明してもらえないか。例えば、アメリカは司法取引があるし、おとり捜査もできる。イギリスはそもそも黙秘していたら、不利になる。韓国は全面ではない。そういうことを一切報道しないのは、いささか疑問だ。いたずらに警察や検察を縛り付けることは、かえって自分たちの首を締めることになりかねない。

【番組全般・その他】

  • 色々なアカンと思われる事やものをスタジオで映像を見て判定する番組だが、アカン嫁というコーナーがあり、夫に対して酷い行為や理不尽な虐待、度の過ぎた暴行をあびせる奥さんを紹介するというものだ。あまりに酷くて、とても笑えない。家族で見ていて気まずくなるし、ああいう奥さんが増加するのではないかと懸念するほどだ。子供にも悪影響だと思う。奥さんの中には、子供とともに夫に暴言をあびせたり、暴行したり、奴隷扱いしたりしている人もいた。女性から男性へのドメスティックバイオレンスだ。
  • ある女性タレントの恋人を紹介するというものだった。番組がCMを挟む度に、「この後、恋人の顔を公開!」といった視聴者の関心を引き付ける告知を何度も出していた。番組の最後に公開されることは、視聴者も知るところであり、番組の最後を楽しみに視聴していた。ところが、モザイク越しに話を聞くことはできたものの、一般人であるという理由から、恋人の顔はスタジオだけで公開され、結局視聴者には公開されなかった。公開できないにもかかわらず、「顔を公開」と何度も謳った番組に対しては、視聴者の関心の引き付け方に悪質なものを感じた。公開できないのなら「公開」ではなく、より適切な言い方があったと思う。番組を楽しみにしていた者としては、騙されたように感じた。
  • 各局とも「アイドルグループの総選挙」をトップ項目として、様々な番組で放送している。今、大変人気があるグループであることは承知している。しかし大震災で今後の生活の見通しも立たず苦労している人々がいる一方で、ここまでテレビが大騒ぎする必要があるとは思えない。
  • 政治家に「アイドルグループの総選挙」について聞く記者がいたが、この国難で生活もままならない人が多い中、そんな質問をする側にも、まともに答える側にもモラルを疑う。政局を「そんなことをしている場合か」という論調にしているが、マスメディアにも同じ感想を持つ。
  • オタクと呼ばれる人の趣味への傾倒を、不当に笑い者にする番組の構成は、「差別してもよい人間」や「笑い者にしてもよい人間」を作るようで、大変不愉快に感じた。オタク趣味は幼稚であるから笑い者にしてもよいという風潮は差別につながる要因であり、また商品や作品に携わっている人々への侮辱である。多様化される文化の中で、一趣味を不当に愚弄してよいとする態度は番組として不適当だ。
  • 発達障害の児童をクラスに残すか転校させるかを問う投票を学級内で行ったシーンがあった。いくらフィクションのドラマにしても放送倫理に抵触すると思う。意図しない演出がされてショックを受けた原作者のHP掲示板や番組HPの掲示板には、「番組により精神的苦痛を受けた」などと発達障害をお持ちの方や自身や身近に発達障害者がいる方々からの書き込みがあった。放送局は検証番組を作って放送に至った経緯を説明し、発達障害への正しい理解につとめ、再発防止に努めるべきだ。
  • 東日本大震災の被災地復興のためにポケットマネーを含む約2億4000万円を寄付したレディー・ガガを紹介した際に、司会の女性歌手が「ガガにしては少ないと思うのだけど」と発言した。寄付は善意であり収入には関係ない。個人でここまでの額を日本人ではない方が寄付してくれたことを素直に感謝すべきだ。正直なところ、東京も放射能のリスクがないとは言えない。外国人アーティストの来日キャンセルが相次ぐ中、来日してくれていることを考えると、本当に日本を応援してくれているのだと思う。女性歌手の発言は、世界に向けての恥ずかしい発言だ。
  • 最近、「番組内ツイッター」なるものを募集し、それらの意見を紹介することに力を入れている。だが、もともとツイッターは若い人を中心としたコミュニケーションツールであり、「ユーザーの90%は20代である」という調査結果もあるほどだ。年齢的に非常に偏った人たちの意見を重用することは、テレビ番組としてよくないことだと思う。やはり、情報弱者などの意見もまんべんなく取り入れるために、視聴者の意見は原則として電話で受け付け、ツイッターはあくまで補助的手段として使うべきだ。

【ラジオへの意見】

  • デリバリーヘルスの店長にインタビューを行い宣伝までしていた。暴力団の資金源になっている業種の風俗店を公共の電波を使った番組で取り上げるなど言語道断ではないか。具体的な店名やホームページへの誘引、リスナー割引など考えられない内容であり、局のHPにも掲載してある。この番組はこれまでにも職業差別、人権無視、女性蔑視の発言が多く見受けられ問題が多いにもかかわらず、このような放送を行っていることは放送局としていかがなものか。
  • 「芸能人の悪口をどれだけ言えるか」というおかしなコーナーがあった。大体の芸能人については匿名だったが、人によっては実名を挙げた上で悪口を言っていた。局に苦情を伝え「どういう趣旨でこんなことをしているのか」と問うと、プロデューサーから「放送できる内容のボーダーラインがどのあたりか、という意識で放送しました」と言われた。あきれた。

【CMへの意見】

  • 番組スポンサーであることはわかるが、朝、昼、特に夕食時の掃除用品のCMはやめてほしい。特にパイプ掃除のもので髪の毛の詰まりを溶かすCMは食事中でなくても見ると吐きそうになる。トイレ用品やゴキブリ退治、掃除機のCMもゴミをリアルに見せるものもあり、それが食事中に突然目に飛び込んで来ると、せっかくの団らんの食事が台無しになってしまう。最近はCGでインパクトを強めることができるのか、汚いものもリアルな表現のものが多い。明らかに不快感を与える表現や、それを放送する時間帯というものに基準を設けていただきたいと切に願う。
  • “中年女性が店に的外れなクレームをつける”という内容の殺虫剤のCMは不愉快だ。私は飲食店を経営しているので、今後このCMを真似してクレームを言ってくるお客がいるのではないかと心配している。視聴者の中には、このような見方があることをスポンサーに伝えてもらいたい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • お笑い芸人の振る舞いがひどかった。女性タレントに襲いかかってスカートの中に顔を押し付けたり、無理やりキスをしたりしていたが、こんなことをテレビで放送しても良いのかと唖然とした。一緒に見ていた小学生の子どもも呆然としていた。子どもが見る時間帯の番組として相応しくない。今後一切、こういうことはやめてもらいたい。
  • バラエティー番組の司会者が、海外アーティストが日本復興のために寄付した金額に対して「少ない」などと番組中に呟いたことに不快感を覚えた。子どもの教育に悪影響だ。「金を沢山持っているから寄付して当たり前」のような態度や発言を公共の電波で流すことはやめてほしい。子どもには感謝の気持ちを忘れずに育ってほしいと思っている身として、害のある番組だと思った。
  • バラエティー番組だが、芸能人の個人的な話ばかりを取り上げていて番組タイトルからかけ離れた内容になっている。先日の放送では、女性タレントの付き合っている男性を登場させ、その話題にかなりの時間を費やしていた。芸能人の個人的な話などどうでもいい。また、その女性タレントを罵っている場面も、子どもたちには見せたくない場面であった。
  • 深夜のバラエティー番組だが、お笑い芸人が性器の手術を行うところをドキュメンタリー風に放送する場面があった。万人が見ることのできる地上波で放送する内容ではない。非常に低俗だ。特に番組の中にはアイドルグループが出演するコーナーもあり、これが目当てで見ている人もいるはずだ。青少年にも容易に見られる状況はよくないと思う。

【いじめに関する意見】

  • お笑い芸人が、自分が学生時代に同級生に対してやったいじめの話を面白おかしく語っていた。はっきりいって不快なだけだった。そして、私の子どもがそれを見て笑っていたことに戦慄を覚えた。子ども達に与える影響を考えるべきだ。いじめをすることを笑う大人に育ったらと思うとゾッとする。このような番組はやめてほしい。いじめを反省せず笑っているタレントはテレビに出すべきではない。
  • バラエティー番組のオープニングで、一人のメンバーが話をしていることを他のメンバーが無視するという寸劇をするが、いじめにしか見えなくて不愉快だ。彼らは国民的アイドルグループで小中学生にファンが多いので、真似をすることでいじめを助長してしまうと思う。あのような寸劇はやめた方がいい。

【性的表現に関する意見】

  • 最近の深夜アニメは残虐な暴力などをテーマにしすぎていておかしい。また、アダルト作品のような表現すら散見される。少しばかりの戦闘や奇術なら分かるが、露骨な表現があまりにも目につく。アダルトでやるべき表現に対しては、きちんと18歳未満視聴禁止、購入禁止などのゾーニングの措置を取るべきだ。
  • 学校を舞台にしたドラマをたまたま見たが、性的表現が露骨すぎる。生徒役の未成年者にこのような露骨な台詞を言わせることに違和感を覚えた。さも「こういうことは一般的です」という感じで放送することは不快だ。

【言葉に関する意見】

  • 子ども向けバラエティー番組の”学校で使える言葉”を教えるコーナーで、「うざい」という言葉を業界用語では「ざいうと言う」と紹介していた。使用例として、学校で女児が教師に向かって「ざいう」と言い放つシーンを流していた。子ども向けの番組なので、悪口を人に向かって言う、しかも学校で使えるとして紹介することは不適切だ。ディレクターも、子役にどう演技指導をしていたのだろうと思うと、こういった大人と触れる子役が不憫だ。

【表現・演出に関する意見】

  • 殺人事件について、現場の模様をCGで再現していたが不快に感じた。アニメやCGに子どもはすぐに反応し、視線を向ける。見た映像は少なからず頭に残ることもあるだろうし、真似て遊ぶこともあると思う。このような映像が普通に流れていることがおかしい。映像を用いて分かりやすく伝えるべき事、そうでない事、この判断を間違えないでほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 昼間の再放送も含め、殺人事件を取り上げるドラマが多いことが気になっている。幼い頃から毎日殺人シーンを目にしている子どもが大人になった時、殺人なんて特殊なことではないと心に刷り込まれてしまわないかと恐れる。それが殺人事件へ結びつくのではないかと危惧している。各局ともこのことについて一考いただきたい。

【危険行為に関する意見】

  • ドイツで行われたお祭りで、日本のお笑い芸人が高飛び込みに挑戦した。この競技はポーズと水しぶきの大きさを競うもので、練習ではプールサイドから様々なポーズで飛び込み、水しぶきをあげていた。かなり危険な飛び込みにもかかわらず、まるで子どもが遊んでいるように見えた。これでは子どもが真似をしてしまう。放送には不適切だ。

【動物に関する意見】

  • バラエティー番組で、歌が一番下手な優勝者への賞品という名目の罰ゲームで亀を出品していた。命あるものを景品として扱うことは不快に感じた。最後まで飼育する、手離すにしても責任をもって飼育できる人に引き継ぐという飼育者の責任の放棄、それを賞品として何とも思わない番組制作者の倫理観の欠如。亀がどのように扱われたかはわからないが、子どもに命あるものを軽んじても良いと受け取られても仕方ない内容だった。

【報道に関する意見】

  • 麻薬を使って捕まったタレントらのその後の生活を追って報道することがあるが、「たいした罪をおかしたわけではない」「更生すれば大丈夫」といったイメージに偏りがちではないか。これは青少年の育成によくない。芸能界追放くらいの措置を取ったほうがいいと思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 深夜アニメに対する批判が多いようだが、筋違いではないか。暴力シーンや性的シーンを含むから深夜に放送しているのではないか。そしてそういったシーンにも伝えたいことがあるからこその表現であり、「子どもに悪影響」と思うのであれば、子どもに見せない配慮をすれば良いのではないか。深夜アニメを見る程の年齢であれば、そのくらいは自分で判断できる。伝えたいものが何かを見ないうちに「暴力的」「性的」であるから規制するというのであれば、ドラマやアニメも規制されて当然だ。

【CMに関する意見】

  • 最近、未成年者に人気のある歌手を起用したパチンコのCMを見かけるが、パチンコはギャンブルである。未成年者にギャンブルを勧めようとしているのではないか?震災以降減ったのにまた増えてきている。パチンコCMを規制すべきだ。

2011年5月に視聴者から寄せられた意見

2011年5月に視聴者から寄せられた意見

原発事故への対応については、原子炉の「メルトダウン」情報の発表が遅かったことや、海水注水の”中断”問題などから、情報が隠蔽されているのではないかといった疑問が多く寄せられた。自殺した女性タレントの収録番組で、出演場面の本人の姿にモザイクをかけたのは死者を冒涜するものだとの批判があった。

5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,342件で、4月と比較して126件減少した。 意見のアクセス方法の割合はEメール67%、電話30%、FAX2%、手紙ほか1%。性別は男性71%、女性26%、不明3%。30歳代34%、40歳代26%、20歳代17%、50歳代11%、60歳以上8%、10歳代3%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は572件[44局]だった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、42件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

5月の視聴者意見は1,342件と前月より126件減少した。内容は引き続き、東日本大震災に関する意見が多かった。原発事故への対応については、原子炉の「メルトダウン」情報の発表が遅かったことや、海水注水の”中断”問題などから、情報が隠蔽されているのではないかといった疑問が多く寄せられた。放射性物質による汚染、とりわけ学校運動場の放射線基準値の緩和などへの不安などがあった。被災地の復旧報道やボランティア活動への意見もあった。
子供を含む4人が死亡したユッケ食中毒事件では、バラエティー番組が当該焼き肉店を事件数日前に紹介し、推奨していたのは問題だとする意見が多かった。自殺した女性タレントの収録番組で、出演場面の本人の姿にモザイクをかけたのは死者を冒涜するものだとの批判があった。
震災で減ったと思っていたパチンコCMが最近異常に多くなったという批判意見が寄せられた。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は106件で、前月より微減した。 今月は、低俗・モラルに反するとの意見が34件、次いで視聴者意見への反論・同意が18件、性的表現に関する意見 が17件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、特定番組や特定回ではない、複数のバラエティー番組への散発的な批判 意見が多数寄せられた。視聴者意見への反論・同意については、バラエティー、アニメ、ドラマやテレビ番組全般が 「子どもに悪影響を与える」などとする視聴者意見への反論、批判が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「メルトダウン」の報道が遅れたことに怒りを覚える。福島第1原発は津波直後から「メルトダウン」が疑われていた。マスコミも最初は「メルトダウン」について突っ込んだ質問をしていたのに、東電や保安院などの楽観的な発表を鵜呑みにし、独自の取材が行われなかった。その結果、地震から3ヵ月近く経って「メルトダウン」が公表され大騒ぎしている。疑問に思ったら公式発表ではなく、独自取材し事実を伝えるべきだ。それがジャーナリストの使命だ。
  • テレビは、「東電は今まで情報を隠蔽してきた」や「これは人災だ」などと正義漢ぶっている。だが、テレビは今までその隠蔽に加担したことはないのか。報道すべきことを報道しなかったことはないのか。私は疑う。そこで提案するが、第三者によって、報道しない責任を問う機関を設けるべきではないか。
  • 長野県北部で発生した地震は、東日本大震災の陰に隠れ、ほとんど報道されなかった。被害の規模からして東日本大震災が優先されることは分かるが、果たして報道する側の姿勢としてこれでいいのだろうか。現地では雪解けが始まってから徐々に被害の大きさが判明してきたが、それでも一部の民放を除き、これを伝えていた放送局はほとんどなかったのではないか。
  • 菅政権の「東日本大震災」と「福島原発」への対応の悪さを指摘する報道が多い。危険だと言われていた「浜岡原発」停止要請の英断についても「停止させる必要があるのか」と疑問視するコメンテーターさえ出てきた。結局、マスコミは政府が何をしても批判するだけだ。批判するだけでなく、前向きな日本復興の提言をしてほしい。
  • 被災地へのボランティアも活発になり、いいことだと思う。芸能人もこぞって被災地入りし、炊き出しなどをする場面がたくさん放送された。暖かいものを食べて満足し、元気になりつつある被災者の人たちの様子がうかがえるが、皆がみんなそうではないと思う。そういう一場面を見ただけで、「もう安心だ」と判断してはいけないと思った。病気の人や精神的に参っている人などがいるはずだ。マスコミがたくさん入ることでストレスを感じる人もいるのではないか。
  • 震災からの復興を唱えるコマーシャルはいい加減にしてほしい。国民に一体化を呼び掛けるような言葉を繰り返し放送しているが、これではまるで一種のプロパガンダではないのか。異なる意見が言いにくい空気を醸成しているように感じる。国難という言葉をメディアが繰り返していることも気になる。確かに事実かもしれないが、それですべてが正当化されるのなら戦前と同じになってしまう。私には今の社会の空気は息苦しく感じられる。
  • テレビでは有名人や雑誌の編集者など、必ずコメンテーターが出てくるが、専門家でもない人達のまことしやかなコメントを聞くことは、本当に腹が立つ。特に放射線被害については、専門家の多様な意見を視聴者に伝えることが番組の役割だ。一方的意見に固執し、視聴者を煽ることは倫理がないと言わざるを得ない。専門家でない人の意見は聞きたくないし、危険だ。
  • 連日メディアは福島原発の45分の注水中断について責任追及、犯人捜しで大騒ぎしていたが、注水が続けられていたとなったら、今度は誰が混乱させたのかといったような論調だ。混乱を増幅させているのがメディア自身であるとの認識はないのか。真相をメディアは視聴者に示すべきだ。私は45分注水がストップしていたとの”発信元”を知りたい。何かの意図があってのことなのか、たまたま行き違いで起きた騒動なのかも教えてほしい。

【番組全般・その他】

  • 「東日本大震災」の自粛放送から通常放送に戻ったとたん、くだらない番組ばかりになった。節電を呼びかけるなら、自分たちが率先して節電すべきだ。放送局は節電とは無関係だと考えているとしか思えない。NHKは一部のマニアのために一日中「大リーグ中継」をし、民放は芸能人の話題に、ラーメン特集ばかりだ。まともな番組を放送できないなら、電力のピーク時はテレビ局も放送を中止にすべきだ。
  • 震災の影響で、開催地が日本からロシアへと変更になったフィギュアスケート世界選手権。開会式や閉会式では、ロシアから日本への温かいメッセージがあったようだ。例えば、ロシアからの詩や、リンクに日の丸を映すなど。しかし、日本のテレビでは全てカットしていた。代わりに、どうでもいい他国の選手の独占インタビューをしていた。これでは、ロシアから日本への応援メッセージが全く伝わらない。報道機関として不適切だ。
  • 先日亡くなられた女性タレントの、出演シーンすべてに顔面モザイクがかかっていた。犯罪者でもない故人に対して、このような仕打ちは非常識で、死者への冒涜だ。「亡くなったからモザイクを」というのなら、過去のドラマやバラエティーに出ている亡くなられた俳優やタレントも、すべてモザイク処理するつもりか。
  • 食中毒で死者まで出した焼肉店を絶賛した放送内容には驚いた。この放送のせいで何人の被害者が出たのかと思うと怒りを覚える。最近は金さえもらえば宣伝するひどい番組ばかりで、モラルのかけらも無い。バラエティー番組は腐った肉を出しても絶賛することが当然なのだろうが、あまりにひどい。
  • 「東日本大震災」の被災者だが、バラエティー番組の「お葬式コント」を見ていて悲しくなった。被災地では、遺体の火葬がやっとできるようになったが、葬儀はいまだに順番待ちだ。こんな時に、被災地にも放送される全国放送で「お葬式コント」を放送するのは無神経だ。テレビ局に抗議すると、淡々と「はいわかりました」と言われ、謝罪の言葉もなかった。どうか配慮ある放送をお願いしたい。
  • 手作り弁当を比較してどれが美味しいかを判断し、最後に残る弁当はどれかという内容だった。初めのうちに食べられた弁当はいいが、後まで残ると、人がかじったものを何時間も放置することになる。見ている側は気持ちが悪い。この番組では、このような企画を時々放送しているが、見るたびにやめてほしいと思う。
  • 地デジ化のCMについて、震災後しばらくは自粛していたが、最近は復活してきた。テレビの購入を迫られた消費者たちが地デジ対応のテレビを購入したと思うが、今回の大震災で落下して壊れ、再購入を余儀なくされた方もいる。一部の被災地域では地デジ化も延期されるそうだが、被災地ではなくても震災の影響により倒産やリストラが行われ、テレビの購入が困難になっている家庭もある。そんな中で、地デジ化のCMを流すことはいかがなものか。
  • 昼間の放送は大方がドラマの再放送であり、必要不可欠な番組とは言えない。全国的に節電が求められている夏場は各局が停波して、電力不足に協力していただきたい。計画停電が実施されれば熱中症で亡くなる人も少なくないと思うが、そんな最中テレビが大きな電力を消費して普段と変わらぬ放送をしていることは疑問だ。

【ラジオ】

  • 「礼状は縦書きで書くことが礼儀」などの話があったが疑問だ。会社名のアルファベットなど、縦書きでは配達する人は読みにくいだろう。昔は社名も日本語が多かったが、今や外資に買収された企業も多い。日本語が優れているという趣旨まではいいが、それを言うために、縦書きに出来ない他の国の言葉をおとしめることはない。「日本語はすぐれていると思う」だけでいいはずだ。聴いていて不愉快だ。
  • プロ野球「巨人対阪神」戦が放送される際、必ずといってよいほどアナウンサーが「伝統の一戦」と言う。これは昭和天皇観覧試合の名残かと思うし、巨人と阪神がいろいろな意味でライバルであることは否定しない。ただ実況アナウンサーが、1イニング内で10回くらい「伝統の一戦」と連呼していて、さすがに耳障りだった。私はタイガースファンなのでまだよいが、他チームファンからすれば、このカードだけが極端に特別視されることはあまり気持ちのよいものではないと思う。

【CM】

  • 5月に入り、テレビでパチンコ店のCMを見かけるようになった。震災以前からパチンコ店やパチンコ台のCMが異常に多く不快な思いをしてきた。震災直後は自粛により、これらのCMがなくなり良いことだと感じていたが、震災から2ヵ月もたたないこの時期に、パチンコ店のCMを目にしたとき、被災地に住む者として非常に腹立たしく思った。
  • 「ACジャパンのCMがしつこい」や「すりこみだ」という意見があるが、私はそうは思わない。震災後、大量のCMが流れたことによりACジャパンのことを知ることができ、こういった団体やCMは必要だと思った。「その買い物、本当に必要ですか」というセリフは買い控えにつながって物が売れなくなるのではないかと疑問だが、あいさつの歌も、子どもがそのまま使うとは思えないし、親しみやすくていいと思う。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ゴールデンタイムの番組で女性タレントが学力テストを受ける企画。突然男性モデルが現れ、タレント達の前で服を脱ぎ、露出度の高い下着姿で腰を振るなどのパフォーマンスをしていた。これのどこが笑いか。卑猥で低俗、セクハラでしかない。土曜の夜で子どもも見ている。男性の裸の露出等を笑いとして扱っていることも不愉快だ。
  • 偶然チャンネルを合わせて初めて見たアニメだが、子どもにグッズを買わせることだけが目的のようで嫌悪感を抱いた。無粋で醜悪な制作意図を感じる。近頃日本のアニメが海外でも認められていると聞くが、このような番組が海外の人の目に触れたらどう見られるか。
  • バラエティー番組で、芸人の母親が作った弁当をランク付けする企画が見ていて不愉快だった。一生懸命作ったものを批評され、涙をこぼす芸能人の母が不憫だった。番組内容を理解した上で参加したのだと思うが、全国にさらされればきっと傷つくだろう。子どもにこのようなことが”笑い”を誘う内容であるととらえられることを危惧する。
  • バラエティー番組で若い夫婦の体験談が紹介されていたが、家庭での女性の下品な言動、妻とは思えない夫への無礼な言動など、見ていて日本の将来が不安になる。テレビを通じてこれが母親、父親のあり方なのだと思わせては、子どもにも悪影響を与える。もっと母親・女性、父親・男性として模範になるような姿をテレビで示さなければならないのではないか。

【性的表現に関する意見】

  • 女子小学生のグループが露出度の高い衣装でダンスを披露していたが、「エロカワ」「セクシーダンサー」などと表記されていた。子どもを性の対象として扱うことは問題だ。BPO・青少年委員会は過去に「少女を性的対象視する番組に関する要望」を公表しているが、公共の電波でのこのような番組はいかがなものか。
  • 夕方の時間帯のアニメでありながら不適切な内容だ。このアニメはヤクザやホスト、キャバ嬢など大人の世界を模して笑いにしているが、その表現がとても際どく、大人の世界を知らなければ分からない内容も多い。自主的に隠したり分かりにくくしている部分もあるが、そうまでしなければ放送できないような内容を夕方に放送して倫理的に許されるのだろうか。
  • バラエティー番組でオカマ系の出演者達がランク付けをしていた。やり取りの中で「食べる」「一夜を共にする」など露骨な性表現が多く気持ちが悪かった。ゲイを差別するつもりはないが、この手の話は特定の店などで話せばいいことで、公共の電波で放送する内容ではない。

【いじめに関する意見】

  • 最近、ドラマでいじめや差別のシーンが多すぎる。実際に学校でいじめを受けていて、テレビのいじめのシーンでフラッシュバック発作を起こした人を見たことがある。また、いじめの仕方を教えているような作りのドラマも多い。いじめをさせない番組作りをするべきではないのか。
  • バラエティー番組のあるコーナーで、出演者に対して「雪駄の裏みたいな顔」などと肉体の欠点を指す発言があった。子どもがいじめをするときの行動に影響を与える可能性がある。モラルハラスメントが番組制作関係者の笑い声と共に放送され、倫理に反している。

【差別に関する意見】

  • ドラマでアスペルガー症候群の子どもを取り上げていたが、普通学級に通うことの是非をクラスメートが多数決で決めるというショッキングなシーンがあった。これは障害者に対する差別を助長する。アスペルガーに対する捉え方が一面的だ。熱血教師のパフォーマンスのために障害者を持ち出すのはやめてほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 残虐な犯罪に手を染めた女性のエピソードを、再現映像の過激な描写で紹介するという内容。この番組の冒頭部分を偶然に見たが、リアルな殺人シーンなど、余りのどぎつさに仰天してとっさにチャンネルを変えた。子どもも起きている時間にこのような恐ろしい番組を放送するのは理解できない。せめて放送時間を深夜に移してもらいたい。

【虐待に関する意見】

  • 幼稚園児への虐待描写のあるドラマだが、大人の都合で小さな子どもを泣かせる内容は不快だ。実際このような家庭もあると思うが、育児ノイローゼになっている人たちもいる。震災で小さな子どもや赤ちゃんも亡くなっているのに、今このようなドラマを放送する放送局はおかしい。

【言葉に関する意見】

  • バラエティー番組で司会のタレントが視聴者からの投稿を読み上げた直後に、笑いを取るためによく「死ねばいいのに」などと発言しているが、とても悲しく腹立たしい。言っていいことと悪いことがある。子どもに絶対真似をしてほしくはないし聞かせたくもない発言だ。今後ぜひともやめていただきたい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもが起きている時間帯に反社会的だ」「子どもが見る時間帯は放送を控えるべきだ」などと、「子どもも見るから××をやめろ」といった意見が多く、「こうすれば良くなる」などの前向きな提案や提言はほとんど見られない。これでは単に気に入らないから子どもを利用して文句を言っているだけに感じる。文句ばかり言っていてもテレビは決して良くならないと思う。
  • 「子どもに悪影響」との意見には同感だと思うものも多数あるが、行き過ぎと感じるものもある。深夜アニメなどは初めから子どもの視聴を想定していないだろうし、それらの番組まで批判することはおかしい。一方で、全てを「親の責任放棄」の一言で片付けることもマスコミや一部の大人の責任放棄であろう。

【CMに関する意見】

  • パチンコのCMでアニメキャラクターなどを使い、最初はパチンコCMと分からず最後に分かるものが多い。パチンコが楽しく健全な娯楽のように宣伝されているが、実質は賭博行為といえる。このような産業のCMを公共の電波で放送することは著しく公共の秩序に反すると考える。青少年がパチンコへの興味を示すきっかけになる恐れがある。

2011年4月に視聴者から寄せられた意見

2011年4月に視聴者から寄せられた意見

引き続き、「福島第一原発事故」に関する意見多数。放射線漏れの危険性、警戒区域、計画避難区域の設定などへの疑問や、報道が情報を伝えるという役割を十分に果たしていないなどの不満も多い。またスタジオ番組のチャイムのような効果音が、緊急地震速報と似ており、やめてほしいとの意見が多かった。

4月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,468件で、3月と比較して2,187件減少した。意見のアクセス方法の割合はEメール62%、電話34%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性72%、女性25%、不明3%。世代は30歳代31%、40歳代25%、20歳代17%、50歳代12%、60歳以上11%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は536件[45社]であった。またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、47件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

4月の視聴者意見は先月より減って1,468件だった。内容は先月に続き、東日本大震災による「福島第一原発事故」に関する意見が多かった。地震から二ヵ月以上たった今も、被災者の避難生活は厳しい。仮設住宅の建設は思うように進んでおらず、復旧・復興への道筋は未だ見えない。福島第一原発事故の収束は困難を極めており、魚介や野菜など農水産物への風評被害もあとを絶たない。視聴者からは放射線漏れの危険性、警戒区域、計画避難区域の設定などへの疑問や、報道が情報を伝えるという役割を十分に果たしていないなどの不満も多い。通常放送体制に戻ったことには理解が示されたものの、低俗で下品な放送ではなく、ひとの痛みがわかる番組をという厳しい声もあった。またスタジオ番組でチャイムのような効果音が多用されているが、緊急地震速報と似ており、やめてほしいとの意見が多かった。ACジャパンの公共広告への批判も先月に変わらず多い。夏に向けての節電問題では、放送局が何も示さず、煌々とスタジオで電力を使っていることに批判があった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は110件で、前月より15件減少した。今月は、低俗・モラルに反するとの意見が25件、次いで性的表現に関する意見が21件、視聴者意見への反論・同意が15件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、ドラマ、アニメ、バラエティー、また特定のタレントに対する批判的な意見が寄せられた。性的表現については、深夜のバラエティーの新番組に対し、「深夜とはいえあまりに内容が低劣だ」「不健全で卑猥な映像が目につく」といった批判が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 原発事故の放射線漏れだが、「基準が」どうとか「基準値の何倍」とかと放送している。国民が知りたいことは「危険なのか」や「何をしたときに受ける放射線量なのか」である。もっとわかりやすく例を引きながら報道すべきだと思う。政府の発表の仕方も悪いと思うが、専門的なことなので、内容を噛み砕いた報道をしてほしい。
  • 福島第一原発の事故における、各局の放送に疑問を感じる。このような恐ろしい事故を起こしながら、原子力発電所そのもののあり方に疑問を持つ発言や言及が全く見られない。東京電力は他の民間企業とは違い、特別に擁護すべき存在なのか。テレビでの情報に疑問、不信感を抱く。正しく公正な情報を提供してほしい。
  • 福島第一原発の放射線漏れ問題で、福島産の野菜に「風評被害」が出ている。ワイドショーやニュースは政府批判を繰り返すだけで、かえって風評被害を煽っている。今大切なことは「店頭に出ている野菜は安全だ」と周知することだ。私の叔父は福島の農家で、現在は埼玉に避難しているが心を痛めている。「店頭に出ているものは安全」を徹底してほしい。
  • 「災害地の食べ物を買って風評被害をなくそう」「現地を応援しよう」と放送しているが、そもそも風評被害なのだろうか。消費者はそれらを食べたことにより、数年後、数十年後に自分の体や子供に何が起こるか分からないから避けるのであって、できれば「全く健康に及ぼす恐れのない」食品を食べたいと誰もが思う。「買って応援しよう」ということは間違っているのではないだろうか。
  • 各局で「不要な電気を消して」と節電を呼び掛けているが、当のテレビ局はどうしてあんなに照明が明るいのだろう。録画撮りは仕方がないにしても、薄着だったり半袖でミニスカートだったり、一体何度に空調温度を設定しているのだろうか。節電もしないで、節電を呼び掛ける。これは変だ。
  • 今回の震災に伴い各局で募金を呼び掛けている。独自の募金を実施していたり、他の局では赤十字を直接紹介していたりと募金先がまちまちだ。放送業界全体として紹介口座を一本化することはできないのか。結局は赤十字や自治体に寄付されるはずなので、独自の募金口座を開く必要があるのか疑問だ。せめて独自口座で募金を呼び掛けている局では、その寄付先と金額の開示を放送するべきなのだが、HP上での公開にとどまっていることが多い。
  • 東京電力のお詫びCMは私達の電気料金から支払われている。東京電力がお詫びする部分を放送したければ、東京電力の記者会見を流せば良い筈だ。放射性物質や計画停電に対する有益な情報発信をするのならまだわかる。そのようなお金があるならば、福島で苦しんでいる被災者を救済するために使うべきではないか。また、東京電力からCM料金を受け取った広告代理店、テレビ局も倫理的に問題があるのではないか。
  • 各局で東電の記者会見を放送しているが、記者の暴言をやめさせられないのか。大きな声で怒りをぶつける記者がいたが、聞くに堪えない。それに加え、番組MCやコメンテーターの東電に対する怒り方。視聴者は怒っても良いが、報道に携わる者は感情的に怒ってはいけない。

【番組全般・その他】

  • 「日本へ支援を」と呼びかけて、わらしべ長者のように物々交換で品物の価値が上がっていくという企画だが、これは支援ではない。単なるバラエティーの企画であるにもかかわらず、「震災への支援」といってイタリアの人々の善意を利用するのは非常に不道徳だ。協力してくれたイタリアの方にも、被災者の方々にも大変失礼だ。日本人として恥ずかしい。
  • 震災後気づいたのだが、番組中、特に情報番組やバラエティー番組それにCM中にも効果音が多用されている。注意を集めるための演出手法と思うが、やめてほしい。パネルやテロップが画面上に現れると同時に「ピロピロ」と効果音がかぶせられる。緊急地震速報など重要な警報に神経質になっている今、このような演出はすぐやめてほしい。
  • 私は視覚障害者です。最近地震が多く、目の見えない私にはテレビの「緊急地震速報」が頼りだ。しかしバラエティー番組で”効果音”として似たような音が使用されていることが多く困っている。何とかならないだろうか。
  • 私は岩手の被災地に住んでいる。テレビで軽薄なバラエティー番組を見るにつけ、お笑い芸人はもとよりそれを規制できないテレビの現状に情けなさを感じる。大震災や原発事故の問題を他人事のように思っているとしか思えない。もっと人の痛みがわかる、人に優しい番組を提供してほしい。お笑い芸人もこのような時は、もっと自分のなすべきことを深く考えて行動すべきだ。
  • 里山と言われる地域で農業をしている。春、山菜の季節になり関連した放送も多くなると思うが、その際に山菜取りは地権者の許可無く取れば犯罪であることを視聴者に認識させるようにお願いしたい。人心の荒廃、マナーの悪さに困惑している。最近も農地内の井戸の鉄板の蓋が盗まれ、四季桜の枝が切り取られた。私が農作業をしていても挨拶もなく、堂々と果樹園に立ち入ってワラビを取り始める始末だ。ゴミの不法投棄も頻繁だ。放送の中でもっと強く、犯罪であることを強調していただきたい。
  • 東日本大震災関連の報道特番により、多くの番組が休止になった。数日後に通常の放送が再開されたが、この間に多くの番組が放送を休止した。後日振替放送をしてくれた番組もあるが、ほとんどは連続ドラマやアニメばかりで、バラエティー番組などは振替放送をしていない番組が多い。視聴者は、放送できなかった番組を、いつになったら放送してくれるのか知りたい。せっかく収録した番組をお蔵入りにせず、きちんと振替放送してほしい。

【CM】

  • CMで「上を向いて歩こう」の歌が流れている。選曲は良いかもしれないが、最後のフレーズが「一人ぼっちの夜」で終わる。震災で多くの犠牲者が出ており、家族を亡くし孤児になってしまった子供が、このCMを見たら、どう思うだろうか。一見、被災者の心情を理解しているようにも見えるが、全く理解していない企業CMだと思う。
  • ACジャパンのCMはもうやめてほしい。メッセージ性が強いだけに、何度も同じことを言われ続けて、洗脳しようとしているように感じる。せっかく楽しい番組を見て、気持ちが上がってきたのに、ACジャパンのCMが流れた瞬間、一気に現実に引き戻されて、笑っていた家族も苦笑いに変わる。
  • 新しく始まったロト6のCMはふざけすぎだ。「月」と「木」だから、ゲストは五月さんと舟木さんという内容だが、人をバカにしている。すぐにでも変更すべきだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 新しく始まったドラマだが、あまりにひどい。子どもをもつ親としては気が気でない。”ママ友”同士の付き合いや”お受験”などを踏まえたストーリーのようだが、言葉の暴力が多数見られる。特定の子どもをターゲットに嫌がらせをする展開もあった。子どもが起きている時間帯に、反社会的だ。
  • 深夜のアニメだが、内容が男性同士の同性愛のようで、子どもに見せたくない。同性愛者を否定するわけではないが、わざわざそのようなアニメを放送しなくてもよいのではないか。
  • 10代のアイドルにパジャマと水着を着せ、深夜番組でもありえないほど低俗な内容を放送していた。19時といえば子どもも見る時間帯だ。アダルトの有線放送局でもあるまいし、ふざけた番組など放送するべきでない。このような番組を放送する局の姿勢が理解できない。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜のバラエティーだが、放送内容があまりにも低俗で下世話すぎる。ほとんどが性を軽く扱っているとしか思えないコーナー企画であり、乱れた性風俗を助長するものだ。さらに、アシスタントに現在ティーン層に人気のあるアイドルグループのメンバーを起用しているため、録画してこの番組を見る彼女らのファンの中高生も少なくないはずだ。
  • 視聴制限のない地上波の昼の時間帯で、しかも児童・生徒らは春休みになる期間に、女性の裸の描写などが羅列されているドラマが放送されている。道徳的な問題以前に、性的接触によるHIVや性病の危険性の高まりなど、身体的に大変危険な行為を、誰でも簡単に視聴できる放送局が放送するべきではない。
  • 最近の深夜アニメはおかしい。残虐な暴力や性をテーマにしすぎている。アダルト作品でされると思われる表現すらあらゆるところに使われている。少しばかりのお色気なら分かるが、露骨な表現があまりにも目につく。アダルトでやるべきことは、きちんと18歳未満視聴禁止、購入禁止などのゾーニングの措置を取るべきだ。

【報道に関する意見】

  • 大震災にあわれた方々、特に両親を亡くされた子どもの心、人権を守るよう強く要望する。地震関連情報が小康状態なのか、両親を亡くされた子どもがけなげに生きるという内容の報道だったが、見ていて腹が立った。ただでさえ悲惨な状況にある被災者を食い物にしている。

【いじめに関する意見】

  • 多くの子役が出演しているドラマだが、いじめなどが多く描かれている。出演している子どもたちの心のケアもちゃんとされているのか心配だ。演技とはいえ、いじめ役をやっている子役の心に影響はないのか。

【要望・提案】

  • テレビの重要な役割に報道があることは承知しているし、被災地の現状を伝える義務もあることはわかっている。ただ、大人なら現実を受け止め対処する術やストレス解消法はある程度わかっているが、子どもはそれができない。そこでお願いだが、各局で話し合いをし、せめて一局は子ども向け番組を放送してほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 災害で多くの人が亡くなったり行方不明になっているのに、殺人事件を題材にしたアニメを放送している。こんなアニメを見て元気になるわけがない。子どもの見ている時間帯に放送するべきではない。家族そろっての楽しい時間帯に、殺人事件のアニメは不謹慎だ。もっと夢と希望のもてる内容で放送してほしい。

【暴力シーンに関する意見】

  • アイドルが高校生に扮した学園ドラマ。登場人物は不良で、学級崩壊した高校で喧嘩を通して真剣に生きることを訴えているが、暴力を否定することもしない。むしろ出血や怪我を含めた喧嘩シーンを売り物にしている。アクションを否定はしないが、見ていて痛々しい。多くの中高生に暴力を助長するようなドラマは放送すべきでない。

【差別に関する意見】

  • アスペルガー症候群が題材の回のドラマだが、あまりにも差別がひどい。アスペルガーの子を転校させることを子ども達の多数決で決めるなど、常識を超えている。病例を理解していない、脚本家、原作者、監督のレベルが低すぎる。

【犯罪助長に関する意見】

  • メイド喫茶が題材の犯罪を扱う刑事ドラマが再放送されたが、犯行のトリックが容易であり、視聴者が犯罪の手口を模倣する恐れがある。実際、数年前にメイド喫茶閉店後の店内で誘拐未遂事件が発生している。犯罪予防の見地からは、この回の放送は刑事ドラマとして適切な題材とは言いがたい。春休み中の子どもが見る可能性もあり、昼間の時間帯での放送は如何なものか。

【視聴者意見への反論・同意

  • 番組内容に対して、「子どもに悪影響だ」「子どもが真似をする」という意見が多いが、自分の意見を通すために子どもをダシにしているような内容があるように思える。何がどう悪影響なのか不明瞭なことも多く、仮にそうならテレビを判断基準にした育て方をしなければいいだけだ。子どもがお笑いの下品さを真似たりすることはあくまで遊びであり、コミュニケーションのネタである。
  • 最近、アニメに対する視聴者意見が多いが、どれもアニメの規制に賛成する意見ばかりだ。確かに、ある程度の規制は必要かもしれないが、表現規制が行き過ぎてしまうと本来の面白さが薄れてしまう危険性もある。

【CMに関する意見】

  • 震災中は中断していたが、最近またパチンコのCMが放送されている。深夜の時間帯であればまだしも、子どもが見るような時間帯には放送を控えるべきだ。
  • ACジャパンが「ありがとウサギ」や「こんばんワニ」 などの誤った挨拶の仕方をCMで放送しているが、いまだに平気で放送していることは考えられない。即放送を止めるべきではないのか。

2011年3月に視聴者から寄せられた意見

2011年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災についての意見が大半を占めた。放送各社は地震発生直後から厳しい状況下、取材に取り組み被災情報を伝えた。視聴者からは、騒音を出すヘリコプター取材を抑制しろ、生存者の救出の妨害になる、被災者に心ないインタビューをするのは許せない、津波映像の繰り返しばかりでなく安否情報が欲しいなどの批判が多数寄せられた。

3月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は3,655件で、2月と比較して1,848件増加した。これにより2010年度の意見総数は20,419件となった。意見のアクセス方法の割合は、Eメール79%、電話18%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別では男性69%、女性29%、不明2%。
世代別では30歳代32%、40歳代23%、20歳代22%、50歳代10%、60歳以上8%、10歳代5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は1,172件〔42局〕であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、74件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

3月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 7件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

3月の視聴者意見は東日本大震災についての意見が大半を占めた。2月より倍増の、3,655件だった。
地震による津波は太平洋岸の複数の街、地域をのみこみ、東京電力福島第一原発の放射性物質漏洩事故を引き起こした。死者・不明者が、およそ3万人にのぼる未曾有の大災害となった。放送各社は地震発生直後から厳しい状況下、取材に取り組み被災情報を伝えた。視聴者からは、騒音を出すヘリコプター取材を抑制しろ、生存者の救出の妨害になる。被災者に心ないインタビューをするのは許せない、津波映像の繰り返しばかりでなく安否情報が欲しいなどの批判が多数寄せられた。
首相記者会見時の中継音声や、スタジオと現地中継の切り替え時に不適切な声が紛れ込んだことなど、放送事故に対しても不謹慎であるという批判があった。
16年前の阪神・淡路大震災時の反省が生かされていないという意見もあり、災害時の報道・取材のあり方をあらためて問う声が多かった。また、CMの差し替えとして使用されたACジャパンの公共広告についても、放送頻度の高さや内容について、多数のクレームがあった。
時間の経過とともに意見数は収束したが、11日の地震発生以来の震災報道に関する意見は2,088件にのぼった。
なお、地震の影響でBPOのオフィスも被災し、システム障害により視聴者意見対応の機能を一時休止せざるを得なかった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は126件で、前月より25件減少した。
今月は、報道に関する意見が23件、視聴者意見への反論・同意が21件、低俗・モラルに反するとの意見および性的表現に関する意見が19件ずつとなった。
報道に関する意見については、東日本大震災の報道と、大学入試問題のネット流出事件の報道への批判がほぼ同数寄せられた。視聴者意見への反論・同意については、深夜アニメに対する批判への反論が多数寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ヘリコプターでの被災地の中継をやめてほしい。倒壊した建物の下敷きになっている人の声が、かき消されて聞こえなくなる。これは阪神大震災の時、実際に起こった。
  • 警察のヘリコプターが被災者を救助する状況を、テレビ局のヘリコプターから実況中継していた。ヘリから発せられる風や騒音は、救助の邪魔になる。人命が関わる現場を、邪魔をしてまで報道する必要はあるのか。
  • 孤立した橋の上で助けを求めている人を映すだけで、「報道ヘリなので助けることは出来ません」などと自己弁護していた。被災者をぬか喜びさせ、手を振ったり叫ばせたりで体力を奪うような行為はどうかと思う。
  • 津波や、建物の被害状況などの映像が多く、被災地でこれを見ている人には、心理的負担が大きすぎる。視聴者が欲しい情報は、現地の食料、水等がどうなっているかや安否の確認などだ。通信手段も現地にはないので、避難所の様子を放送し、少しでも全国の人が安否不明者を発見できればと思う。
  • 菅首相の記者会見を放送していたが、男性の声で「ふざけんなよ。どうせまた、原発の話だろ」という声が入った。その後、女性の声で、微かな笑い声が聞こえ、「笑えてきた」というような会話があった。被災した方々は、家や家族を失い、情報が乏しい中で、知り合いの安否を心配し、つらい思いをしている。この不謹慎なテレビ局スタッフの発言は何事か。
  • 東京電力の、計画停電や原発事故などに関する会見で、記者の態度、言動がひどい。確かに説明がわかりづらかったり、情報が不足していたりするが、だからといって、記者がため口、暴言で攻め立てたりしてよいことにはならない。もはや東京電力の発表よりも、記者が不愉快で仕方ない。しかも記者が聞くことと言ったら、「今回の資料で初めてお詫びの言葉が入った」というような、重箱の隅のどうでもいいような事。マスコミは、情報を伝えるという本来の使命を忘れ、いじめる対象を見つけ、ここぞとばかり、叩くことを仕事としている。
  • 被災者に無理なインタビューをするのは傷つけるだけだ。「今どんな気持ちですか」とは、どういう神経なのか。家族を探している被災者に向かって「誰を探していますか」とは。あなたは考える頭はないのですか。嫌な顔をしているじゃないですか。
  • 衝撃的な津波映像が一日に何十回も繰り返し流されているが、そろそろ、こうした映像は自粛すべきではないか。ほとんどの日本人は、今回の災害の凄まじさを十分に理解したはずだ。避難所でもテレビが見られるところが増えているようだが、恐怖の津波体験から命からがら逃げてきた被災者の方に、こうした映像は「恐怖」を思い出させるだけで、トラウマになる。
  • 各局リポーターは競って被災地や避難所へ赴き、現状を伝え、人々にインタビューをしている。たしかに、我々一般視聴者からすると悲惨な状況をタイムリーに知ることができる。しかし、被災者の中には両親とはぐれた子供や家族の行方がわからない老人が多数いる。そのような方々からすれば、肉親や知人へ現在の自分の避難場所等を報告したいはずだ。どうして、もっと被災者の為に安否確認用のVTRを撮り、放送しないのか。
  • 被災者に対して「家がなくなってどうですか」「家族が亡くなってどういう気持ちですか」、また中学生くらいの被災者に対し「被災したときはどう思いましたか」など、被災者の気持ちや感情を無視した興味本位の質問をするのはやめてほしい。つらい経験をしている方々に、思い出させるような質問は見ていて不愉快だ。
  • 今一番必要なのは安否の確認情報だ。しかし残念ながらテレビはどこの局も同じようなドキュメントを流したり、悲しみを増幅するような報道ばかりで、必要な情報を十分に流していない。各局がばらばらに伝えるのではなく、それぞれが協力して無駄のない報道をするようBPOから促すことはできないか。
  • 民放各局がバラエティー番組を放送しはじめた。各家庭では計画停電や節電などで不自由をしている。テレビ局は節電などの取り組みはしないのか。せめて深夜放送の自粛などするべきではないか。
  • 母親を探す少年と、その祖父と叔母らを映していた。倒れた車の中で母親を発見したところでCMに入った。そしてCMをまたいで「残念ながら死亡していました」と言っていた。クイズやバラエティー番組のように、このような演出をすることは許せない。とても不愉快になった。
  • 家族を失い泣き叫ぶ人々を執拗にカメラで追いかけ、幼い子ども達の悲鳴を間近で撮影し、しまいには遺体安置所にまで足を踏み入れていた。番組制作スタッフの人間性を疑う。神戸の震災で報道による2次被害が多かったので、「子どもにマイクを向けないで」と、医療関係の団体が先日発表しているにもかかわらず、あの内容だ。大切な誰かを失った人々の、気持ちを踏みにじらないでほしい。
  • 昨日救出された16歳と80歳の方の報道についてだが、低体温症との報道があった。翌日にもうすでにカメラが、病室に入るというのは如何なものか。再会の場面を映してお涙頂戴だろうか。もっとそっとしてあげるべきだ。
  • 被災者の方々の大変さがテレビを通して伝わり、心を痛めている。何もできない自分に憤慨しているが、その中で、テレビの情報を大変貴重に感じる。テレビの情報の中に、子供を亡くされた方への取材が放送されていたが、遺族の心痛を思うと、そのこと自体を放送する意味があるのか疑問に感じる。情報とワイドショーの境界がつかず、何でも放送すれば良いという姿勢について、TV局にも倫理が求められるのではないか。
  • 福島第一原発で命懸けの作業にあたっている作業員をもっと応援してほしい。現場の方々は必死で事態を収拾させようと頑張っている。彼らにも家族がいて、逃げ出したい気持ちもあるはずだ。しかし報道されるのは現場での対応に対する批判ばかりで、実際に身をささげて作業している方が報われない。今出来ることは「国全体で現場の作業員を信じて応援すること」だと思う。
  • ACのCMがあまりにも多い。内容はいいとして、ニュースを見ている限り、どこの番組でも何度も何度も連発で「えーしー」「えーしー」と耳障りだ。中越地震の被災者だが、当時はこういう嫌がらせのような何度も何度も連発しての不快なCMはなかった。
  • ACジャパンのCMが「しつこい」「不快」などのクレームが発生していることを知った。私もこれらのCMをよく目にしたが、不適切な内容とは思わなかった。これが営利企業のCMなら自粛したらと思うが、内容はマナー向上や病気予防を訴えるものだ。クレームは大人げない人による八つ当たりだ。
  • 私の住む地域はどんどん停電時間が長くなっている。電車も満足に通っておらず、通勤がとても辛い。普段やっていることをかなり制限して、停電時間外も薄暗い中生活している。これだけ苦労しているのにテレビ局は明かりを煌々とつけ、薄着のアナウンサーが「節電を」と言っているのを見ると腹が立つ。
  • 食料品やガソリン不足が深刻になっているが、その原因を作っているのはマスコミではないのか。被災地や東京都内のスーパーやガソリンスタンドに行列している様子を繰り返し放送し、物不足を煽っているようにしか見えない。牛乳や野菜から放射性物質が検出されたという報道も、過去に起きたダイオキシンに汚染された、ほうれん草のことを思い出させる。真実を報道するどころか、国民を煽って不安にさせているだけだ。
  • 放射線の影響説明は、医師にさせるべきだ。原発事故での放射線の人体への影響説明を、工業系大学の方がよくしているが、人体の影響は医師がすべきではないか。医学的知識が充分とは言えない方が、「人体に影響が無い」と発言するのは、原発推進側の発言ととられても仕方がない。
  • 原発事故から発生した放射線騒動を煽っているのは、報道だ。昨日東京都が「乳児に水道水を与えないで」と言っていたが、これをかなりセンセーショナルに伝え、国民の不安を煽っていた。専門知識がないのに難しいことを伝えなければならないのだから、多少混乱することはわかる。マスコミの本当の役割は国から出た情報を、国民に分かりやすく伝え不安を取り除くべきなのに、国を批判し、不安を煽るばかりだ。
  • 報道に携わる者には、一般人以上のモラルと常識が求められる。記者会見場でのリポーターの発言や、被災地からの中継での発言を見ていると、呆れるばかりだ。大手マスコミは特権を持っているかのような立ち居振る舞いを改めるべきだ。また、東京電力管内では計画停電が実施されているのに、在京キー局が電波を出し続けていることにもいら立ちを感じる。停電によって操業できない企業があることを考えると不公平だ。
  • 地震に関する報道番組で、不謹慎な発言をするアナウンサーや、報道フロア内での不適切な発言が目立っている状況は、テレビ報道における資質の低下ではないだろうか。地震発生直後から各種番組を見ていたが、ほとんどのアナウンサーが被災に遭われた方に対し、「今のお気持ちは」などと不適切極まりない質問しかしておらず、腹ただしく思える。
  • 報道機関の役目は事実を報道することが当然だが、その報道によって視聴者に与える影響も考慮されたものでなくてはならない。常に自己反省を忘れず、報道機関こそが高潔な良識の府としての役割を果たされるよう期待する。

青少年に関する意見

【報道に関する意見】

  • 入試問題のネット流出事件に関する報道について、いくら何でもここまで大ごとにすることなのか。未成年に対してこれほどの仕打ちはひどい。カンニングが悪であることは事実だが、このような未成年を正しく導くようにするのが社会のありようだ。良識ある報道を期待する。
  • 入試問題のネットへの投稿は犯罪としては軽微だ。また、当該受験者が未成年であるにもかかわらず、各社が過剰に報道し、個人の特定が可能な情報を電波に乗せることは、当該受験者の人権を侵害し、未来ある若者の可能性を奪うものである。報道機関として望ましくないのではないか。このような瑣末な問題より、報道すべき重要な問題があると思う。
  • 大震災発足から始まった民放各局の報道に憤りを感じる。パニック状態の中の被災者にマイクを向けて感情を煽ることは、人を人とも思わぬ非情な行いだ。いま必要な報道は、被災者の利益になる客観的な情報ではないか?子どもにマイクを向けることのリスクや、心理的に被災者がどれほど不安定なのかを知るべきだ。
  • 今回の震災報道は、報道番組での不謹慎な態度や発言、子どもへの不用意なインタビューなど目に余る。阪神大震災の教訓が全く活かされていない。子どもや未成年者に「恐かった?友達は無事?」などと聞くことは、不要な恐怖心を煽る恐れがある。「報道の自由」を盾にした傍若無人ぶりに視聴者は怒っている。

【性的表現に関する意見】

  • 人気アイドルグループ主演のドラマだが、「高校生が妊娠」「高校生らしからぬ性的な会話」など、非常に過激な内容である。今人気のアイドルが、ドラマとはいえ低俗な発言をすることはいかがなものか。子どもにも認知度が高いため、子どもが録画して見る可能性がある。いくら深夜でも、多くの人を不快にしたり誤った知識を植え付けてしまう恐れがあるように思える。
  • アニメで、襖が開いた瞬間、和服の女性が着物を脱いで裸で男性の上に覆いかぶさっているシーンがあった。明らかに性行為を連想させるシーンだった。幼稚園児の子どもと見ていたので急いでチャンネルを変えたが、子どもも見ている時間帯にこんな映像は相応しくない。制作者はもっと常識を持つべきだ。
  • 夕刊紙の記事紹介コーナーで、AV嬢がどうのこうのなどと紹介していた。小学生の子どもと見ていて、慌ててテレビを消した。日頃は仕事でこの時間帯は一緒にテレビを見ることが稀なので、非常に考えさせられた。真面目な内容ばかりを求めるわけではないが、学校から帰った子どもが普通に見る時間にわざわざ放送する内容ではないと思う。

【低俗、モラルに反する】

  • 子が見る時間帯に、殺人事件を題材にしたドラマなど倫理上最低な番組を放送してほしくない。申し訳程度のテロップを表示しただけでは解決しない問題だ。CMも最近は借金問題がどうのなどと話にならない。子どもが良くない言葉ばかり覚えてしまい、教育上問題なのでもう少し考えて放送してほしい。
  • 若者の間に無精ひげが流行っているが、非常に見苦しい。これはテレビなどの芸能人に影響されたものではないか。若者はテレビに影響されやすいのだから、芸能人には良い意味での手本であってもらわなければ困る。

【要望・提案】

  • 裸で意味のないことを言ったり、人をバカにしたり、肉体的欠陥を笑いにするような番組は青少年に悪影響だ。もっと道徳的な番組を放送してほしい。道徳的といっても、ドラマやバラエティーでもいい。他人を敬い家族を大切にするよう教えるものを作ってほしい。
  • 地震の映像を何度も繰り返し流し放題ではないか。子どもの心に与える影響を考えてほしい。不安を煽る様な放送はやめてほしい。

【いじめに関する意見】

  • 私は薄毛で、小学生の息子も薄毛で悩んでいる。バラエティー番組で、カツラの毛を飛ばされないようにスピードを競うレースを息子と一緒に見た。息子は黙り込んでしまった。今までも髪のことでいじめがあったようだが、放送で更にエスカレートしないか心配だ。子どもに人気の番組で、いじめを助長するような、肉体的欠陥を笑う放送は問題だ。
  • 子ども向けのバラエティー番組で、大人のあだ名を子どもの出演者が当てるコーナーがある。ところが、デブやブスなど、人の特徴をバカにするようなあだ名ばかり言っていた。こういう番組が子どものいじめを助長しているのではないのか。

【言葉に関する意見】

  • テレビの影響で若い人は日本語が乱れている。「すげぇ」「うめぇ」「マジ」など、粗雑な言葉が氾濫している。テレビの持つ大きな影響力を正しく使えば青少年の育成に役立つのに、負の力ばかり行使している現状は「もったいない」の一言に尽きる。教育上テレビの担う役割について、放送業界には今一度考えていただきたい。

【危険行為推奨番組に関する意見】

  • バラエティー番組の宣伝で放送されているアイドルへのいたずらについて。椅子に座るとその椅子が壊れて尻餅をつくという内容だが、問題だ。危険性が高いし、子どもでもできるため、このいたずらを真似してしまう危険がある。このような内容は放送されるべきではないと思う。

【犯罪助長に関する意見】

  • 最近の事件報道は詳細を伝えすぎだ。かつては淡々と事件の概要だけを伝えていたが、最近では犯罪の手口から凶器の販売先、容疑者の逃走経路までこと細かに伝えている。これらの報道を見て育つ青少年は、いとも簡単に犯罪手口を学んでしまうだろう。このような報道のあり方をBPOでなんとかできないのか。このままでは青少年の犯罪が増えるのではないかと危惧している。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 深夜でもアニメは子どものものと思っている親が多いようだ。深夜アニメに対し「不健全」などの意見があるが、アニメの暴力描写や性的描写に対して苦情を寄せることには疑問だ。アニメにも伝えたいことがあるからこそ過激な表現をしているのであり、無意味ではないはずだ。その点を理解し、子どもに見せたくないのであればしっかりと説明したうえで、意見をしてもらいたい。

【CMに関する意見】

  • ローカル放送でパチンコCMがきわめて多い。昼夜を問わずパチンコ店のCMばかりだ。子どもも見る時間帯にも当たり前のように放送されるので、放送局にはもう少し考えてもらいたい。

2011年2月に視聴者から寄せられた意見

2011年2月に視聴者から寄せられた意見

ニュージーランドの地震で、救出された被災者へのインタビューのあり方や、災害時の行き過ぎた報道などについて多くの意見が寄せられた。大相撲野球賭博事件の捜査の過程で八百長問題が明るみに出た。相次ぐ不祥事に春場所の中止が決まったが、改革の道はいぜん見えない。テレビ界と大相撲の関係を批判する意見もあった。

2月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1807件で、1月と比較して386件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール73%、電話24%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別では男性70%、女性27%、不明3%。
世代別では30歳代33%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代10%、60歳以上8%、10歳代5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は868件[34社]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、30件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

2月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 15件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は1807件と先月より386件増えた。取材の仕方、報道のあり方を問う意見が多かった。
ニュージーランドの地震は死者不明が220人を超える大惨事となった。被害の大きかったクライストチャーチには日本からの語学留学生らが滞在しており、28人が不明となった。救出された人も大怪我を負った。視聴者からは、救出された被災者へのインタビューのあり方や、災害時の行き過ぎた報道などについて多くの意見が寄せられた。目黒区の夫婦殺傷事件では、福島県の容疑者の自宅前から生中継し、家屋や家族の使う乗用車などを映し出したため、報道は何をやっても許されるのかと批判が多かった。
大相撲野球賭博事件の捜査の過程で八百長問題が明るみに出た。相次ぐ不祥事に春場所の中止が決まったが、改革の道はいぜん見えない。テレビ界と大相撲の関係を批判する意見もあった。プロ野球では、ひとりの新人投手ばかりを追いかけすぎだ。スター扱いするのは本人のためにもよくないとの声が多かった。
携帯サイトで視聴者3万人の投票が集まらなければ番組を打ち切るというスポンサー企画に抗議が集まった。アイドルの窮地を材料に、むりやり有料サイトに誘導しようという悪徳商法のようなものだとの非難が多かった。
7月の完全地デジ化のお知らせ表示について、すでにデジタル化しているテレビにまで表示を入れるのは不愉快だという声が多かった。
ラジオについての意見は37件、CMについては34件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は151件で、前月より約30件減少した。今月は、低俗・モラルに反するとの意見が53件、次いで性的表現に関する意見が30件、視聴者意見への反論・同意が22件、いじめに関する意見が14件と続いた。低俗・モラルについては、人気アイドルが出演する深夜のバラエティー番組に対し、「番組スポンサーの運営する有料携帯サイトに誘導する仕組みになっており、ファン心理に付け込んだ悪質な内容だ」といった批判意見が寄せられた。性的表現については、番組を特定していない全般的なものも含め、主にアニメに対し「アダルト向けとしか思えない内容のものが放送されている。深夜だから何を放送してもよいわけではない」などの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ニュージーランドの地震で被災者にインタビューしていた。救助されて間もない女性にインタビューするのもどうかと思うが、その女性と同じ階にいたと思われる被災者の生死の経過を話していた。直後に彼女が泣き出したことは無理もない。なぜこんなにデリカシーのない報道が出来るのか。いい加減にしてほしい。思い上がらないでほしい。
  • ニュージーランドの地震取材だが、日本人記者の非常識な行動が目に余る。病院に侵入したり、被災者の気持ちも考えずにマイクを向けたりする様子を見るたびに、非常に嫌な気分になる。日本人の安否情報が気にかかるが、現地の方や他の国の方も被災された。全ての方が、同じようにショックを受けている状況に、もっと気を配るべきではないか。
  • 大学入試で、ヤフーのサイトに試験問題が送られて解答があったという事件を扱っていたが、まるで、こうすればできると、ノウハウをテレビで教えているようなものだった。腕時計型の携帯メールが読めるものはさぞ売れたであろう。取り上げ方が同じで、低俗さを嘆きたくなる。
  • 目黒区夫婦殺傷事件の報道で、福島県の容疑者宅前から中継していた。社会的に関心の高い事件かもしれないが、容疑者は家族と同居している。モザイク等の画像処理もなく、場所を特定できる中継画像だった。家族が使用している車や、ナンバープレートにもモザイクは入っていなかった。報道は何をやっても良いのか。加害者の家族にも人権がある。
  • ある国会議員が「こういう発言をした」という内容の報道が目立つ。発言したなら名を出して良いのではないか。本当に発言したかどうかわからないような報道は意味があるのか。報道とは真実であることが重要で、発言者の真意が正確に伝わらなければ誤解を招く。報道は真実を伝えることに専念してほしい。現在の報道は煽りたてる内容が目立ちすぎる。
  • なぜニュースの時間に韓国人アイドルグループの解散騒動をあんなに大量に放送するのか。ワイドショーや芸能コーナーならまだしも昼や夕方のニュース番組で、さも重要な話題であるかのように放送する必要があるのか、理解できない。
  • 大相撲の八百長が明らかになったが、NHKはそれを知りながら放送を続けてきたのではないか。そうだとすると、「スポーツ」とは名ばかりの虚偽放送をし、視聴者を欺いてきたことになる。受信料を払う視聴者としては許せない。
  • 相撲の八百長問題は、これまでにも盛んに週刊誌などで報じられていたのに、テレビはろくに調べもせず、八百長をシロと断じていた。また、テレビと角界の「癒着」も疑われていた事実もある。それなのに八百長メールが発覚した途端、偉そうに八百長を論じる資格はテレビにあるのか。
  • 新人野球選手の話題ばかりでうんざりだ。まだデビューもしていないのにスター扱いで、いかにも人気があるようにあつかう番組の持ち上げ方が異常すぎる。移動するたびにその選手を追いかけ、その選手とファンの話題ばかりだ。選手本人も練習に集中出来ずに気の毒だし、チームメイトの選手たちも迷惑していると思う。
  • 「憲法改正」がテーマだったが、出演者全員が改正論者だった。「憲法問題」は意見が分かれるはずなのに、全員一致で「改正しよう」とはおかしい。出演者が偏りすぎていることの表れだ。こうした問題がテーマの場合には、出来るだけ多くの意見を取り上げることが求められているはずだ。この番組は過去にも同様のことを繰り返しており、関西では悪い意味で有名だ。今回の放送内容も民放連の放送基準を逸脱していると思う。

【番組全般・その他】

  • スポンサーである携帯コンテンツにアクセスし、有料の投票で3万票いくかどうかで番組の存続を決めるという企画に、強い不快感を覚える。有料投票という形で番組と有料コンテンツをここまでリンクさせることはどうかと思う。このままエスカレートしていったら、民放が有料放送のお試し無料視聴という媒体になってしまう。そこまでいったら、公共性なんかどこにもない。どこかで線を引いて、ルールや基準を作らないといけないと思う。テレビ局やプロダクションがどんな言い訳をしようが、こんなやり方はおかしい。
  • 「中国人はすぐに謝らない」を検証するとしていた。中国人のうち一人は、すぐに中国語で謝罪の言葉を発していたにもかかわらず、謝らなかったとして放送していた。その後番組HPにはお詫びの記事が出たが、文字が小さすぎてよく見えない。これでお詫びのつもりなのかと疑問が残る。中国人の実態はこれだと、はじめから意図的に制作したとしか思えないが、番組側は「翻訳と編集の連携ミス」の一点張りだ。公共の放送としての自覚が感じられない。
  • 女装した男性が若手漫才師のシャツを脱がし、胸を触っている映像が堂々と放送された。家族で食事をしながら見る時間帯に、こういう映像を放送するのは許しがたい。同性愛者の方や女装する方を差別しているわけではないが、こういう映像が最近他の番組でも多すぎる。この番組自体は色々な国に行ってその国で珍しい物を食べたり、色々な体験をしたりで、とても楽しみにしている番組だけに残念だ。
  • 色々な世代に「どんな種類の鍋が好きか」というアンケートをとり、それを出演者が当てるというコーナーがあった。どの年代でも一位がキムチ鍋だった。会場も出演者も「ウソッ」という感じでざわついていた。私の知る限り、お年寄りや子供はキムチ鍋を好まない。50代や60代でも一位がキムチ鍋なんてあり得ない。どこからアンケートをとったのか、どこの場所でとったのか、何も説明がない。
  • バラエティー番組や情報番組で街頭調査をよく実施しているが、調査場所が「都内」に偏っており、人数も100人程度など、参考にならない少人数であることが多い。それを街頭調査の結果として放送するのは無理がある。特に地方の視聴者にとっては全く参考にならない。全国ネットの番組でこのようないい加減な情報を流すのはやめるべきだ。
  • コマーシャルを自動的にスキップするビデオデッキの販売を中止させた記事を見た。確かに、コマーシャルにより民放が成り立っていることは承知しているが、現在どのように放送されているのか理解した上でのことなのか疑問に感じる。実際の番組よりもコマーシャルが多いと感じる番組構成。必ずといっていいほど、コマーシャルの直後は、コマーシャルに入る直前のシーンをもう一度見せられる。以前よりもコマーシャルの回数、提供会社の数は増えている。番組の内容はくだらない。
  • 電子番組表が組み込まれているブルーレイレコーダーで番組を予約するのだが、複数の番組を合体しているせいで、電子番組表の区切りがない。何時から見たい番組がはじまり、終わるのかをわからなくして放送している。あきらかに自分の局の番組を連続してひとつの番組としてレコーダーに予約させようという魂胆だ。
  • 番組の冒頭、隅に地デジに関するテロップが入る。地デジで視聴している場合にも、なぜ「地デジの準備が済んでいるか」と入れるのか理解に苦しむ。地デジ対応テレビをいわば強引に買わせたのに、どこまで宣伝すれば気が済むのか、放送局は何を考えているのか。アナログ放送で流せば済む話だろう。
  • 「2011年地デジ化」によって、テレビの放送をラジオで聞くことができなくなる。テレビを見ることのできない寝たきりの高齢者や障害者にとっては、ラジオでテレビの音を聞くことが唯一の楽しみである。彼らはテレビが地デジ化することは知っていても、ラジオで聞けなくなることを知らない人が大半だ。高齢者とのかかわりの中でこの事を説明すると驚かれることが多い。”地デジ化の後、テレビの音声をラジオで聞くことができなくなる”ことについて、もっと広く告知してもらいたい。

【ラジオ】

  • 歌手などのパーソナリティーが飲酒しながら番組を進行することがよくある。「ほろ酔い加減でリラックスした雰囲気を」という狙いはわからなくもないが、酒を飲みリラックスして番組を楽しむのはリスナーのほうであって、パーソナリティーではないはずだ。まるで立場があべこべだ。最近目立つ飲酒しながらの番組進行には強い抵抗を覚える。

【CM】

  • 携帯ゲームのCMで、電車内で携帯ゲームをやっている場面がある。携帯電話を触らないことが電車内のマナーであるはずなのに、触っていることは倫理的にどうなのか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組内で、番組存続アンケートを携帯サイトで行うという企画があった。番組内では明示されていないが、投票するために有料の会員登録が必要というのは問題だ。このような商法は放送倫理的に問題ないのか。また、この番組はアイドル番組であり、視聴者は未成年、もしかすると中高生が多いかもしれない。ファン心理につけこんだあからさまな集金システムは、テレビ番組として倫理規定を逸脱しているのではないか。
  • 深夜アニメだが、同番組サイトには可愛いらしい少女のイラストなどが載っている。これを見る限り、実際の放送での残酷かつ刺激的なシーンなどを思い浮かべる人はいないと思う。放送ではサイトとの落差が大きく、エロチック、グロテスクな表現が多い。「放送するな」とまでは言わないが、せめて番組冒頭で刺激的な表現に関する注意書きなどを表示するべきだ。
  • スポーツ情報番組。休日の午後という時間帯でありながら、ミニスカートをはいた女性の脚などを映す演出はいかがわしく問題だ。このような番組を制作している放送局並びにスタッフの意識に問題があると感じる。子どもが自由に見ることのできる地上波で、しかも昼間に許されるべき性質のものではないと考える。

【性的表現に関する意見】

  • 小学生の子どもとアニメ番組を見ていたところ、番組の最後で突然女の子が脱ぐシーンがあった。子どもに「何であの人は裸になるの?」と聞かれ困った。子どもは深い意味まではわからない半面、興味を持ってしまった可能性もある。極力変な番組は見せないようにしているが、突然のことには対処できないし、子どもが視聴する時間帯に好ましくないものを放送する必要性も感じない。むやみに女性を裸にさせること自体、女性軽視だ。
  • アニメで無理に裸を出すことはやめてほしい。子どもが見てショックを受けたようだ。「そんなもの見せるな」という方もいるが、現状では規制が機能していないので無理な話だ。忙しいのにわざわざ親がどういうアニメなのかを調べる時間はない。せめて見せたくない人向けに成人指定マークなどを付けることが最低限のマナーでありモラルだと思う。
  • 女性の出演者の服装で、胸元やミニスカートから下着が見えそうだったりすることは子どもの教育上よろしくない。何度言っても改善されない。このような人たちは、子ども達がテレビを見る時間帯には出演させるべきではない。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組で、お笑いタレントが後輩の芸人を外に連れ出し、高級時計店や洋服店に入っていずれも100万円以上の高価な商品を無理やり購入させるコーナーがあった。見ていてとても不愉快だった。子どもが真似をして、不要なものを無理に買わせるいじめに走らないか心配だ。
  • 異常な行動の人物を描き出すバラエティー番組のコーナーで、実在の特定の苗字を用いている。これはその名前の人にとって非常に不快である。私の名前も番組で使われているものと同じで、子どもが学校でいじめられていた。学校や教育委員会にも報告したところ、我が家だけのことではないらしい。テレビ局に抗議の電話をしたが、応対者はまともに対応しなかった。

【報道に関する意見】

  • ニュージーランドの地震被災者に対する取材を規制すべきだ。被災でショックを受けたばかりの子どもに当時のことを思い出させたり、怪我をした子どもに感想を求めたりするなど、こうした取材は暴力だ。旅行先の外国の地で守ってくれる大人がいない子どもたちを守るために、情けないことだが規制が必要だ。

【編成に関する意見】

  • お笑い芸人の出演時間帯について。子ども達が男女問わず、タレントのネタを真似しており不適切だ。寝転がって両足を開く動作のネタなどは、とても子ども、特に女の子に良い影響とは言えない。どうか出演時間を子どもの目に触れない時間帯に規制してほしい。青少年育成に影響があると思う。

【マナーに関する意見】

  • 情報番組などで、コメントをする際に腕を組んでいるジャーナリストや評論家などを多く見かける。人としてマナー違反で恥ずかしいことだと思う。こうした態度を見せるのは子どもの教育上もよくないのではないか。

【犯罪助長に関する意見】

  • 海外で起きた誘拐事件の内容を実際の映像などをまじえ放送していたバラエティー番組だが、内容は誘拐から身を守る方法を紹介するというより、誘拐方法などを細かく伝えるだけだった。防犯に関しても商品の宣伝しか行っていない。倫理的に大変問題のある内容であった。犯罪を助長するような内容を公共の電波で放送してよいのか。

【推奨番組に関する意見】

  • 深夜アニメだが、ファンタジックな作品世界ながら人間関係や社会の暗部をうまく描写していて秀逸だ。表現については凄惨な部分もあるが、作品が主張する考え方を表現するために必要ならば許容されるべきではないか。番組表現への批判のみを指摘し、青少年に悪影響という理由で優れた作品を深夜でしか放送できないことこそ、青少年の健全な育成を阻害すると思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • アニメやバラエティー番組の性的や暴力的な描写、パチンコCMへの苦情が多い。これらの番組などが不快ならば、「子どもが見る時間帯に放送するな」と言う前に、テレビを切ることだってできるはず。テレビなど、四六時中つけていなければならない規則はない。不快ならば受け手側で遮断してもよい。視聴者が減れば番組制作者やCMを出す企業の態度も変わるだろうし、悪質な番組やCMなど自然と淘汰されるはずだ。
  • BPOへの視聴者意見を読むと、あまりにも「子どものため」という言葉が多く唖然とする。私にも子どもがいるが、アニメやバラエティー番組を見ても悪影響を受けたとは思えない。「親子の会話」「子どもと共に考え親も成長する」という根本が欠けている親の責任を差し置き、テレビのせいにしている。責任転嫁もここまできたかと情けなく思う。

【CMに関する意見】

  • 最近、不況のせいかパチンコ関係のCMが目に余る。子どもが見ている時間帯に、パチンコ関係のCMが連続的に放送されていることに違和感を感じないのか。アニメとパチンコのコラボレーションなども見受けられるが、頻繁に放送されると子どもへの刷り込み効果が一切ないとは言い切れないと思う。

2011年1月に視聴者から寄せられた意見

2011年1月に視聴者から寄せられた意見

九州霧島では数百年ぶりに新燃岳が爆発噴火するなど不安な年明けとなった。年末年始番組への意見は例年に比べ少なかったが、特番が長時間化したことや制作手法がいつも同じでマンネリ化しているといった批判が多かった。

1月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,421件で、昨年12月と比較して25件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール69%、電話27%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性72%、女性24%、不明4%。
世代別では30歳代32%、40歳代24%、20歳代19%、50歳代10%、60歳以上10%、10歳代5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は658件[36社]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、37件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

1月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

1月の視聴者意見は1421件と12月より25件の増加だった。
日本海側を中心に大雪による被害が相次いだ。一方、九州霧島では数百年ぶりに新燃岳が爆発噴火するなど不安な年明けとなった。内閣改造、通常国会も始まったが、月末には小沢元代表が強制起訴され政治は波乱含み、鳥インフルエンザの感染も広がった。
年末年始番組への意見は例年に比べ少なかったが、特番が長時間化したことや制作手法がいつも同じでマンネリ化しているといった批判が多かった。
全国各地でタイガーマスクを名乗る人物からランドセルなどを施設の子どもたちに寄付することが伝えられ話題となったが、取材や報道の仕方などに批判意見もあった。サッカーアジアカップは日本代表が優勝したが、準決勝韓国戦の後日の報道で、旭日旗の映像を誤って放送し、視聴者から多くの批判意見があった。
箱根駅伝の中継放送では、解説者のコメントがひとつの大学に偏りすぎていて不公平だとの声が多かった。
バラエティー番組では、食べ放題の元をとるという内容で、子どもたちが食べ散らかし、しつけ、マナーがなっていない、見ていて不愉快だなどの意見が寄せられた。風水師を装った芸人がタレント所蔵の本を勝手に売り飛ばしたと、抗議する意見があった。
ラジオに関する意見は35件、CMに関するものは28件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は182件で、前月より約40件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が47件、次いで報道に関する意見が32件、性的表現に関する意見が20件と続いた。低俗・モラルについては、ドラマ、バラエティー、アニメ、情報番組などを対象に多岐にわたる意見が寄せられた。報道については、昨年12月に成立した東京都の青少年健全育成条例の改正に関連し、石原慎太郎・東京都知事が出演した番組に対して「視聴者に誤解を与える内容だ」などの批判が寄せられた。性的表現については、教師と高校生との関係を描いた1月からのドラマに対して「子どもも見る時間に相応しくない」などの批判が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「タイガーマスク」が児童施設にランドセルなどの贈り物をしていることが話題になっている。各局ともタイガーマスクの似顔絵を描いてみたり、追いかけてマスクを剥がそうとしたりと、正体を暴こうとする放送が増えてきた。制作者のモラルの無さがうかがえる。なぜ犯人探しみたいなことをするのか。善意でしている人の好意を無視するのか。全く理解できない。倫理観を持った番組作りを心がけてほしい。
  • 「埼玉県の小学校の教師が、理不尽な要求をし続ける保護者を訴えた」というニュースがあった。「正しい教師」対「モンスターペアレンツ」というイメージが浮かぶが、実際のところは双方の言い分を聞かなければ分からない。どうしても訴えた側の言い分のみがクローズアップされがちなので、現時点で伝えることは危険だ。特に、当事者である子どもについては、今後の学校生活に支障が出ることも予想され胸が痛む。他の子どもたちにしても影響があるだろう。今回の訴訟そのものは起こるべくして起きたのかも知れないが、過剰に報道することは反対だ。
  • ある政党の議員ばかりが出演して、自分たちの都合のいい発言を繰り返していた。政府の放漫財政を批判した際は「自分たちにやらせてくれればすぐ出来る」と、言いたい放題だった。進行役も同じ党の議員で、他党はもちろん第三者もいなかった。こんな偏った番組が放送されていいのだろうか。
  • 昼のニュースで、死亡ひき逃げ事件の報道の際、現場でカラスがつつく場面と、どう見ても人の遺体の一部にしか見えない肉片を数十秒間映していた。モザイクも無く、驚いた。被害者や遺族の気持ちを全く考慮しておらず、ひどすぎる。
  • アジアカップ日韓戦で、韓国代表の選手が猿真似をして日本を侮辱したとの報道の際、旭日旗が日本側の応援席にあった映像をパネルで使用していたが、実際にはその映像はサッカーワールドカップ・日本対オランダの試合のものだった。明らかに異なる試合の映像を用いて作為的に事実を捻じ曲げて放送したことは倫理に反するのではないか。
  • 市橋被告が本を出版するというニュースを民放各局で報道していた。市橋被告は殺人犯だ。英雄でもあるまいし、逃亡していた当時の生活の様子までテレビで詳細に取り上げる必要などない。テレビが犯罪者の本の宣伝に利用されているようで腹立たしい。
  • 報道番組や情報番組で、凶悪事件が起こると、犯人の学生時代のアルバム写真や、文集などが、参考資料として取り上げられるが、犯人が事件を起こした現在と、学生時代に何が関係あるのだろうか。単に興味本位で取り沙汰しているようにしか思えない。
  • 最近のテレビは、ちょっとしたことでモザイクを使う。たとえば公園や公道など誰もが通る場所を映す時でさえ、一般人の顔の部分にモザイクをかけることがある。安易にモザイク処理を行うことで映像の持つ意味や価値がどんどん薄れる。”個人情報”という言葉が独り歩きしていると言われるが、モザイク乱用にもそのことが表われている。テレビならではの生き生きとした映像を復活させるために、モザイクの使用を最低限に絞るよう検討してほしい。

【番組全般・その他】

  • 韓国アイドルKARAのゴタゴタや、沢尻エリカについて長々と放送する前に、もっと伝えるべきことがある。くだらない芸能ニュースばかりに時間を割くのはやめてほしい。国会も始まり、報道すべきことはたくさんある。各局横並びの番組内容だが、何のために多数の放送局があるのか。
  • お笑い芸人に風水師を名乗らせ、他人の家のものをただ同然の値段で処分し、本人の許可なくその金額で物を購入するというコーナーがあった。本人は、査定金額に納得していない不愉快な企画である。謝罪するつもりはないと司会者は言ったようだが、これはやらせではないのか。
  • ニュース番組が動画サイトに投稿されており、ローカル局のニュースも全国で見ることができる。一方、著作権上の理由でこれらの動画はすぐ削除される。アニメやドラマであれば後にDVDを発売するなど、その後の売り上げに影響があるので削除することは分かるが、ニュース等の報道番組を削除する理由が分からない。そもそも多くの人に知ってもらいたいこと、考えてほしいことがあるから報道するのではないのか。
  • やらせがひどい。大ウナギを釣るシーンがあったが、仕掛けをして一晩置いておくものだった。三匹釣ったが、三匹ともキレイに針が口に刺さっていた。噛めば口に刺さるが、うなぎは間違いなく針ごとエサを飲み込んでいる。おそらくスタッフが仕込んだものだ。一人が、ザックを作ってきてメンバーにプレゼントしていた。それに、スッポン、ゴミ、ウナギを入れていた。ふつうなら手作りのプレゼントをそんなふうに扱わない。番組が用意した物だろう。視聴者を騙すような内容は、いくらバラエティーでも許せない。
  • 箱根駅伝での解説者のコメントがあまりに一方の大学に偏り過ぎている。母校をつい応援したくなるのだろうが、仮にも解説を任された者が全国放送で行うべきではない。他の大学に対しても大変失礼だ。
  • 最近のドラマは、やたらにインターホン(呼び鈴)の音を多用している。本能で見てしまうことを利用しているのだと思うが、高齢の両親は音が鳴る度に足腰が悪いのに玄関まで見に行く。わざとインターホン音を目立たせるような使い方も多く、迷惑している。

【ラジオ】

  • 息子が夜ラジオを聞いているので何を聞いているのか聞いたら、アダルトゲームを特集する番組で、驚いてすぐにやめさせた。普通に聞けるラジオではなく、地上波デジタル放送のようだが、それにしても内容がひどすぎる。パソコンアダルトゲームの卑猥な内容をそのまま語り、購買意欲をあおっている。せっかくのデジタルをアダルトにしか生かせない放送局に免許を出す意味があるのかと思う。

【CM】

  • CMまたぎは、番組スポンサーへの嫌悪感を覚えるので、手法としては逆効果だ。なぜ制作者はそれに気づかないのか。昨今は番組を録画して視聴する機会が多いが、CMまたぎをするとCMは録画機の機能で完全に飛ばしているので、結果スポンサー情報などは全く情報として入らない。そもそも番組の内容がよければCMまたぎをする必要などない筈だ。
  • 私は持病があるため、食事制限をしている。ダイエットサプリのCMで、「いっぱい食べる君が好き」という歌と共に、思い切り食べる映像が次々と流され、歌で「がまんしないでおかわりしなよ」と言っているが、このCMを見ることが非常に苦痛である。この会社は病気や経済的事情により満足に食べられない人間の気持ちを無視するのか。即刻打ち切りにしてほしい。

【BPOへの意見】

  • 定年退職して、テレビを見る機会が増えた。いわゆるCMまたぎは、視聴者を小馬鹿にしているようで不愉快だ。BPOが先頭に立って、民放各局に自粛を呼びかけることは考えられないだろうか。また、番組の中のCM時間率は決められていると思うが、本当に守られているのか。昼間に再放送されるドラマのCM時間率は夜の放送より多いような気がする。抜き打ち検査をすべきだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • キャバクラで働いていた人が教師になるという設定のドラマ。茶髪でタバコを持ち歩く学生をとがめず、庇うのはおかしい。だらしない制服で校長に生意気な口をきく場面では情けなくなった。水商売の人間や不良学生が「正義」で、規則に厳しい校長が「悪」という描き方では、10代の若者への悪影響が心配だ。
  • 最近、男性芸能人に抱きついたり、キスを迫ったりする男性芸能人が増えているように思う。このような行為は見ていて非常に不愉快だ。テレビは面白ければ何をしてもいいというものではない。最近のバラエティーは配慮が欠けているように思う。このままでは、バラエティーどころかテレビそのものが駄目になるような気がする。
  • ギャンブルを題材にしたアニメが放送されていて不愉快だ。製作にパチスロメーカーが加わっており、青少年にパチスロがアニメの延長線上にあるというような認識をされる恐れがある。
  • バラエティー番組だが、浮気に関するテーマの取り扱い方が下品だった。青少年が見る時間帯であることを差し引いたとしても、何を目的に放送しているのか疑問だ。男性の不貞を正当化する反面、30代の女性が独身でいることを蔑視する司会者の発言は、差別的である。

【報道に関する意見】

  • 東京都の青少年健全育成条例の改正についての石原都知事へのインタビューだが、あれほど問題となった事案であるのに、都知事という一方からの意見だけを取り上げることはいかがなものか。賛否両論があり、特に大きな批判もあった問題であるので、両論を紹介するべきではないか。
  • 「伊達直人現象」で騒いでいるが、子どもへのインタビューは非常識だ。児童養護施設の子どもに対して 「こういうプレゼントについてどう思うか?」などとインタビューしていることには驚いた。ましてや顔を映している。本人にはどうしようもない事情で施設に入所しているであろう子どもの気持ちを考えもせず、人権を踏みにじる行為だ。全放送局に猛省を促したい。

【性的表現に関する意見】

  • 堂々と不倫が描かれているドラマ。さらに、その不倫相手は主人公の教え子である女生徒だ。このような内容を、深夜帯ではなく21時という「ゴールデンタイム」で放送することは問題だと思う。このドラマを見て子どもがこのようなことに憧れ、真似でもしたら由々しき事態だ。
  • 深夜帯のアニメだが、近親相姦を主題にしている。性的な目的でわざと下着を見せたり、衣服の上から体に接触するなどのシーンが頻繁に放送されている。内容的には成人マンガと変わらないのではないか。年齢制限のないテレビでの放送としては不適切だと思う。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組で、司会のタレントが別のタレントを便器に見立て大便をするふりをしていた。人を便器扱いし、それもテレビで放送するなど非常識だ。子どもが見ていて真似をしたらいじめにつながる。好きな番組だけに、改善をお願いしたい。

【言葉に関する意見】

  • 今夜放送のバラエティー番組の宣伝を見た。お笑い芸人が誰かを指差し「殺すぞ」などと怒鳴っているところが流れた。お笑い番組であっても、人を指差してそのような発言をすることは許されない。21時では子どもたちも見ている。不適切な発言は放送しないでほしい。

【暴力・残虐シーンに関する意見】

  • とにかく青少年には見せたくないドラマだ。初回を視聴したが、殺人や児童虐待の描写がすさまじく見ていて非常に不快に感じた。また、「子ども時代に受けた虐待経験が引き金となって成長後に無差別殺人を起こす」というストーリーは刺激がありすぎ、危険だと思った。
  • 深夜アニメだが、怪物が少女の首を食いちぎるシーンが放送された。脚本家は、「これから毎週やらかしていく」などと残酷描写を売り物にするようなことを公言している。深夜とはいえ、テレビで残酷描写を確信犯的に売り物にする番組を放送するのはいかがなものか。
  • ある殺人事件を扱った報道番組で、CGを使用した殺害シーンの映像があった。人物を青と赤で表していたが、子どもも見ている時間帯なので、その必要性自体に疑問を感じた。

【虐待に関する意見】

  • 食べ放題の店で一家が元を取るという企画。子どもが肉以外を食べようとすると、元レスラーの母親が
    「肉だけ食べろ」と頭ごなしに怒鳴りつけていた。子どもに親が偏食を強要する児童虐待ともとれる内容で不愉快だった。親の仕事のために子どもが被害を受けるのは見るに堪えない。

【マナーに関する意見】

  • バラエティー番組のゲームコーナーで、司会者が子どもに「今日は誰を倒したいですか」と尋ねると、お笑い芸人を呼び捨てて名指しする子どもがいた。芸人であっても目上の人間だ。呼び捨ては良くない。番組を見た子どもたちが「目上の人を呼び捨てにしても良い」と勘違いしてしまうではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもに悪影響」という意見が目立つが、その根拠は何か。私の子ども時代も「そんな番組を見ていると物を粗末にするようになる」などと言われていたが、そうした番組を視聴していた世代が社会人になり、環境問題などを考えるようになっている。裏づけもなく「悪影響がある」と主張する視聴者が多いことに驚く。人の感性は十人十色なのに、自分の感性と違うからと非難の的にすることはおかしい。
  • アニメを子どものものと思い込んでいる親が多く、「子どもが見ると困る」という意見を送る親の無知が目立つ。子どもに見せたくないのなら、子どもと話し合い家庭内でゾーニングをすることも親の義務だ。「不健全だから規制しろ」とすぐ権力に頼る情けない姿勢を子どもは見ている。批判する前に、子どもになぜ駄目なのか、その根拠や正当性を提示し理解させるべきだ。

【CMに関する意見】

  • 教育関連の企業のCMで、机の上で制服を着た学生が踊る場面を見て唖然とした。学校でも家庭でも、机の上には座ったり立ったりするものではないと教えるものだ。合成である、という問題でもないし、まして教育企業のコマーシャルだ。このような企画はおかしい。

2010年12月に視聴者から寄せられた意見

2010年12月に視聴者から寄せられた意見

歌舞伎役者の市川海老蔵が負傷した事件について、視聴者から様々な意見が寄せられた。批判の多くは、事実が明らかでないのに噂や憶測でコメントしているなどというものだが、入院中の海老蔵夫妻の様子を上空から撮影した取材には、盗撮ではないかとの抗議があった。

12月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,396件で、11月と比較して332件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール71%、電話26%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別では男性67%、女性30%、不明3%。
世代別では30歳代31%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代11%、60歳以上10%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は647件[33社]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、39件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

12月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 0件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

12月の視聴者意見は1396件と先月より332件多かった。メールでの意見が増えたため。
歌舞伎役者の市川海老蔵が深夜の六本木で殴られて負傷した事件について、視聴者から様々な意見が寄せられた。酔ってけんかしたぐらいで大騒ぎするなとの批判もあったが、殴った容疑者が何日も出頭しなかったことや、相手側からも海老蔵に暴行を受けたという主張が流れたりして、報道も過熱した。批判の多くは、事実が明らかでないのに噂や憶測でコメントしているなどというものだが、入院中の海老蔵夫妻の様子を上空から撮影した取材には、盗撮ではないかとの抗議があった。
国会は仙谷官房長官の失言や尖閣ビデオ流出問題などから官房長官ら2閣僚の問責決議案が先月末可決され、与野党の攻防が続いた。年内最終盤には小沢元幹事長の政治倫理審査会への招致をめぐって菅首相と小沢氏の会談が開かれたが物別れに終わった。視聴者からは、国民の暮らしを忘れ政局に明け暮れるのは、報道する側にも問題があるのではとの声が寄せられた。
茨城県取手駅前のバス乗客刺傷事件では、犯人の高校時代の卒業文集の内容が報道され波紋が広がった。テレビドラマの影響を懸念する意見もあった。
人気アイドルグループのクリスマス特番で、下ネタやピー音の連発にひんしゅくだとの声が多かった。大阪道頓堀のたこ焼き屋が市の公有地を不法占拠し続けてきた問題で、ワイドショーの司会者らが擁護するような発言をしたため多くの批判があった。全日本フィギュアスケート選手権の番組ではクイズバラエティーのようなことをせずに、選手の演技をちゃんと見せてほしいとの意見が多数寄せられた。女性タレントがツイッターで暴露した不倫騒動についても、司会者やコメンテーターらの無責任な発言に批判が集中した。
ラジオに関する意見は39件、CMに関する意見は54件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は145件で、前月より約40件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が39件、報道に関する意見が27件、性的表現に関する意見が15件と続いた。低俗・モラルについては、年末のバラエティー特番に対して、卑猥な質問や下品な行為ばかりの内容で極めて低俗だとの批判が7件寄せられた。報道については、12月に成立した東京都の青少年健全育成条例の改正に関し、報道内容が不十分・不適切との批判が複数の番組に対して寄せられた。性的表現については、放送開始前のものも含めアニメに対する批判が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 市川海老蔵の入院中の映像が放送された。いくら相手が芸能人だとはいえ、ここまでする必要があるのか疑問を感じる。報道の自由があるとはいえ、それを盾にして何をやっても良いのか。屋上とはいえ病院内であり、この映像に関しては盗撮のように思えてならない。芸能人であっても一人の人間だ。取材が過熱することもわかるが、一線を守って取材すべきだ。不特定多数の一般人がいる病院という施設で、このような取材は間違っている。
  • 再現VTRと街頭インタビューなどを使って、市川海老蔵を「極悪人」のように印象付けていた。実際にその場にいた人物でもなく、新聞情報や友達の知り合いから聞いた話などで構成し、「極悪人」にでっち上げていた。事実がわからない段階で、いいかげんな放送はしないでほしい。
  • コメンテーターや芸能記者たちが、まるで市川海老蔵が加害者であるかのように、スポーツ新聞などの情報をもとに連日批判を続けている。警察からの情報はごくわずかで、ほとんどは芸能記者のかき集めた情報だ。記者会見はまるで被疑者に対する検察官のようで、激痛に耐えながら会見に臨む海老蔵に難しい質問を繰り返している。
  • 海老蔵に対するマスコミの報道があまりにもひどい。酒を飲んでトラブルに巻き込まれた海老蔵を擁護する気はないが、なぜ出頭して真実を話そうとしない加害者を擁護するのか。近所の人の意見を聞いたら、「いい子だった」と言うに決まっている。こんなことをやっているから、加害者が調子に乗り、いつまでも出頭しないのではないか。
  • 市川海老蔵の暴行報道に関して「元暴走族リーダー」という表現や放送があるが、たとえ現在無職だとしても「元暴走族…」という表現はいかがなものか。暴走族は商売ではないし、それも「元」とは。たとえば無職の二十歳の人を「元××高校生」とは書かないだろう。昔、暴走族だったからといって、俳優に「元暴走族の××さん」とは言わないだろう。悪意を感じてしまうのは私だけだろうか。
  • 「取手市無差別刺傷事件」を取り上げていた。番組では犯人の同級生へのインタビューを放送していた。 「昔からクラスの中で気持ち悪い人間だった」「何をしでかすか、わからないような人間だった」「クラスで一番根暗だった」等、犯人がいかにも犯罪者の素質があったかのような作り方だった。犯罪は犯罪だが、最初から犯人の人間性を否定するような作り方には疑問を感じた。あれでは学生時代暗かった人間が全て犯罪者になるように見えてしまう。
  • 罪を犯した芸能人の早期復帰を助長するような報道はやめてもらえないか。視聴率を取って点数稼ぎをしたいテレビ局と、罪を犯してもテレビを利用して早く復帰しようとする犯罪者の「利害一致」の仕組みだ。こんな馬鹿なことをやるから、アウトローの人間は罪を犯しても反省せず、異常な行動をたびたび起こす。
  • 事件が起こると犯人の家族およびそこ住む人に取材をするが、それは倫理上許されるのか。犯罪を起こした人は悪いが、その家族に責任はない。その人達の生活権を奪う行為は本当に許されるのか。それは報道の暴力ではないか。BPOでいつも取り上げられるが、解決できないのであればこんな組織はいらないと思う。「倫理」という言葉の意味をよく考えてほしい。
  • 鉄道ニュースの取材で列車に向けストロボを発光しているが、運転士の目の保護の為にストロボを発光しないことは一般のマニアでは当たり前のモラルだ。プロである取材カメラマンはどうしてストロボ等を発光するのか。一般のマニアより技術も優れ、機材も高級な物を使っているはずだ。鉄道会社側の了承をとっているならともかく、脚立や三脚も使わないことがモラルだ。プロの取材カメラマンの撮影モラルを疑わざるを得ない。今度は九州新幹線やはやぶさの営業開始が3月にあるので、業界での申し合わせを期待する。

【番組全般・その他】

  • 生中継できる時間帯にもかかわらず、最初の1時間はクイズバラエティーの形をとった編成で、後半1時間に6人の選手のみ放送した。フィギュアスケートの基礎知識を紹介するための構成だと思うが、放送時間の半分以上を「説明」に割き、視聴者に生の情報を発信しないということは、スポーツ番組として正しい姿なのだろうか。ファンはもちろん、普通にフィギュアスケートを楽しみにしている視聴者にも、不適切な番組構成ではなかっただろうか。
  • 大阪道頓堀のたこ焼き屋台店舗が撤去されることになったことについて特集していたが、その内容があたかも不法占拠を擁護、また市民の声という形で賛美しているように見えた。結局は役所批判につなげていたが、犯罪行為を擁護することは問題なのではないか。放送局はたとえそれがバラエティー色の強いワイドショーであっても、一方に偏ることは良いことではない。
  • 出演者の家に勝手に上がり込み、汚したり壁を傷つけたりしているのを見て嫌悪感を覚えた。この番組に限らず、お笑い番組では出演者の私物を勝手に持ち出したり、壊したりする事が多い。本人たちが面白がっているだけだと思う。自分がされたら嫌な事を、笑ってやっている姿は、とても笑えない。
  • 特にバラエティーで、ピー音を入れた放送はやめてほしい。番組はいったい誰のためのものか。公にはできないことを身内だけで楽しんでいる。それなら最初からその部分を編集でカットすればいい。身内だけの「ここだけ話」なら楽屋でやれ。この番組は生放送にもかかわらず、視聴者には分からないように発言を加工する、いわゆる「かぶせ音」を用意していた。視聴者を馬鹿にするのもいいかげんにしろ。
  • 現在の食文化を駄目にした根源はメディアにある。「視聴率だけ追求」では、日本の食文化が破壊される。私は米を作っているが、箸の持ち方や食べ方も出来ない連中に、物の味が分かるものかと思う。食べ物に関する番組に出演させるなら躾をしてから出してほしい。最低でも箸の躾が出来ていれば良い。

【ラジオ】

  • 小学生のリスナーが失敗談を発表しているのを聞いて驚いた。この番組は下ネタが満載だ。真面目な「テーマ」も下ネタに持って行くし、下ネタばかりが採用される傾向がある。リスナーの子供たちに悪影響だ。時間帯を考慮して、子供が聞いてもいい健全な放送にしてほしい。
  • ニュースのコーナーで、「だめ総理」や「ここまでだめだとは思わなかった」等、やたら上から目線の記事を紹介していたが、あまりにも礼を欠いていると感じた。常識あるラジオ局ならああいった失礼な記事は紹介しないと思う。批判するにしても社会人としての常識をわきまえるべきだ。
  • パーソナリティーの「昔の曲はいいけど、今の曲はわからない」や「いい曲が無い」「詩がわからない」等の発言が多すぎる。ただの懐古趣味のおじいさんだ。今の曲がいいと思っている人がいるから売れるのだ。理解できない自分を恥じるのではなく、自分達の若いころは良かったというのは、傲慢以外の何ものでもない。いい加減にしてほしい。ラジオは全世代のものだ。

【CM】

  • 携帯ゲームの会社が盛んに宣伝をしている。それらのCMは「一部コンテンツは有料」としながらも、執拗に「無料です」と強調している。しかし実際に無料で遊べるのは「ごく一部」のコンテンツに限られ、アイテム、例えば釣りゲームでは釣り具、その他道具を手に入れる際には、課金されるシステムである。CM上の表記を「無料で遊べるのは一部コンテンツです」という表記に変更することを考えてほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 有名グループが出演するので楽しみにしていた特番だが最低だった。男性同士がキスをしたり「クズだと思った芸能人は?」など他人の悪いところを言わせてみたり、とんでもない内容だ。子どもが見ている時間帯の番組に何故こんな番組を作るのか理解できない。バラエティー番組からかけ離れた放送だったと思う。
  • 日付は失念したが「サンタさんは実はパパなんだよ」という発言があった。私は放送を見ていないが、子どもが見ていた。小さな頃から夢を壊さないよう「サンタさんは本当にいるんだよ」と信じさせてきたが、子どもが「テレビで『サンタさんはパパだ』と言っていた。パパとママは嘘つきだね」と言った。なぜ子ども向けの番組で夢を壊すようなことを放送するのか?

【報道に関する意見】

  • 東京都青少年健全育成条例の改正に関する報道だが、不正確で視聴者に誤った知識を与える可能性が高いものが多い。改正内容を正しく伝えていないうえ、漫画家の反対声明の一部のみを恣意的に使用している。今後各局でも報道があると予測されるが、この問題を初めて知る人、詳しくない人に対して、不十分な情報のみを伝えることになれば客観的な報道とは言えず、世論操作になりかねない。
  • ニュース番組で東京都青少年健全育成条例について報道していた。既に出版業界で自主規制しゾーニングされている成人向け漫画が、さも全年齢向けの漫画と隣接して売っているなどと間違った報道をしていた。条例が規制対象としているのは成年向け漫画に留まらず一般の漫画にまで及ぶ。それに気づかず報道することにより、漫画への風当たりや規制を求める声が強まり、漫画文化の衰退へとつながる恐れがある。適切な報道をお願いしたい。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜にテレビをつけたところ、偶然アニメで性的なシーンが映り大変驚いた。深夜だからといって、このようなシーンを誰でも見られる地上波で放送していいのか。とても気分が悪くなった。深夜にアニメが多く放送されていることは知っていたが、こんな過激なシーンを許しているのか。子どもはアニメというだけで絵に惹かれがちだ。地上波でこのような内容は許さないでいただきたい。
  • 語学番組で、発音を学ぶシーンで学習とは関係のないダンス風景を挟んでいた。衣装を着た場面ならまだしも、なぜ女性が集団でヌードになるショーのシーンを使う必要があるのか理解できない。どうしても必要なのであれば、映像処理をしてから放送すべきではないか。未成年者への悪影響やダンスショーに対する間違った認識を与えかねない。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組。人気飲食店の上位メニューをひたすら食べるコーナーで、3人組の芸人のメンバーの1人に対する残り2人の仕打ちがもはや公開いじめで不快だった。いい加減、「いじめといじるは違う」とかいう言い訳はやめるべきではないか?いじめまがいのいじりで笑いを取ろうという低レベルな芸人が増えるのは由々しきことだ。

【暴力・残虐シーンに関する意見】

  • これから放送されるアニメの番組宣伝で、暴力的な場面が強調されていて腹立たしい。子どもが見ている時間帯にも流されているので悪影響も懸念される。一般の番組と違い、番組宣伝はいつ放送されるかわからないので避けようがない。過激なシーンを放送するのであれば、深夜の時間帯にするなど考慮するべきだ。
  • バラエティー番組で、ある歴史上の人物が600人もの女性を殺し、その生き血で若返ろうとした話が実際に殺害に使用された道具などを交えて紹介されていた。あまりにも残虐な話で、背筋が冷たくなった。ちょうど夕食後の時間だったので娘と見ていたが、怖かったようで泣き出してしまい、その後も思い出しては泣いていた。あのような残虐な内容を子どもも見ている時間帯に放送するのはやめてもらいたい。

【危険行為に関する意見】

  • バラエティー番組の予告編で、壁と壁の間に立つ出演者が両方から迫ってくる壁に押しつぶされるシーンがあった。現在、図書館の書架が同じような構造なので、子どもが真似をして遊ぶ可能性が大きい。子どもたちの間で「書架の間に児童を立たせ、両方から書架を接近させて押しつぶす」という危険な遊びが流行ったらどうするのか。予告編で見ただけでぞっとするシーンだった。

【表現・演出に関する意見】

  • 近頃はギャグアニメでさえ、パンチラシーン等に不自然な光による規制が入っている。余りにも過剰な反応で子どもへの説明に困る。パンツは、光で隠すようなテレビで放送出来ないわいせつな表現なのか?見ていて不自然だ。子どもに見せるか見せないかは保護者が決める。過剰な規制は不要だ。

【推奨番組に関する意見】

  • 深夜に連続で放送されたドラマ。タイムスリップした祖父とその息子、孫が生活していくストーリーだが、現代の人間との感覚のズレを楽しく笑ったり涙ぐんだり、考えさせてくれる大変面白い番組だった。昨今忘れかけている「家族愛」を嫌味なく、現代風に上手く映像化していた。深夜ではなく子どもや年配の方々が見る時間帯に放送してほしかった。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 魚を銛で突く行為が「可哀想だ」との意見があった。子どもから見れば可哀想という意見しかないかもしれないが、それを「放送するな」と局に訴えるよりもっと番組の伝えたいことを知るべきではないか。あるいは、かつて人間が自然の中で生きのびる手段の一つとして大昔から行ってきた狩猟であることを、親が子どもに説明することの方が大切ではないか。この番組に限らず、子どもが不快感を示したというだけで番組に難癖をつけることはいかがなものかと思う。
  • 「ドラマが残虐」などの意見について。あくまでドラマはドラマであり、放送前後に「架空の…」などの表示もある。深夜に放送すべきという意見もあるが、番組が深夜枠に移ったら「深夜であっても放送すべきではない」などと意見されるのではないか。何でもテレビのせい、他人のせいにしてしまう考えを改めるべきではないか。
  • 「子どもに有害だと思うなら見せるな」という意見が多いことに驚く。そういう方は低俗な番組が多いことを何とも思わないのか。バラエティー番組がすべて悪いと言っているわけではないし、子どもに限った問題ではない。もちろん笑って楽しめるバラエティー番組は必要だが、いじめや悪口、騒ぐだけの番組などはやはり「見なければ・見せなければよい」という理論では済まされないと思う。

【CMに関する意見】

  • パチンコのCMが多過ぎる。一日中朝から晩までパチンコ台やホールのCMが流れている。パチンコはギャンブル性が高く、風紀もよくない。一日中流されると青少年が興味を持ってしまう。
  • ここ最近パチンコのCMが増えた。面白く可愛い、楽しいCMが多い。18歳以下がやってはいけない遊戯のCMは昼間ではなく夜に放送するべきではないか。子どもが興味を持つアニメなどで構成されているCMを小さな子どもが見入ることに、とても不快感を覚える。

2010年11月に視聴者から寄せられた意見

2010年11月に視聴者から寄せられた意見

尖閣ビデオ流出問題や北朝鮮による韓国延坪島砲撃など国内外の重要ニュースが相次いだ。衝突事件のビデオがインターネット上に流出し、数日後、海上保安庁職員が漏えいさせたことを名乗り出た件では、職員の行動に賛否両論あった。報道のありかたについても、「センセーショナルに扱いすぎる」「英雄視することはまずい」など様々な意見が寄せられた。

11月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,064件で、10月と比較して395件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール64%、電話32%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性69%、女性28%、不明3%。
世代別では30歳代31%、40歳代25%、20歳代20%、50歳代12%、60歳以上9%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は398件[34社]であった。
このほか放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、36件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

11月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 1件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

11月の視聴者意見は1,064件と先月より395件少なかった。
尖閣ビデオ流出問題や北朝鮮による韓国延坪島砲撃など国内外の重要ニュースが相次いだ。国会での補正予算案審議をめぐる菅内閣の行き詰まり感など、政治・報道に関する意見や批判が多かった。衝突事件のビデオがインターネット上に流出し、数日後、海上保安庁職員が漏えいさせたことを名乗り出た件では、職員の行動に賛否両論あった。報道のありかたについても、「センセーショナルに扱いすぎる」「英雄視することはまずい」など様々な意見が100件近く寄せられた。国会は補正予算案の審議がすすめられたが、小沢氏招致問題や柳田法務大臣の失言による辞任、さらには仙谷官房長官らの参院での問責決議案可決などもあり、各種世論調査で菅内閣の支持率が大きく下がった。
耳かき店員ら2人殺害事件の裁判員裁判の報道では、裁判員に心理的影響を与えかねない発言があったなどの批判や、被害者の生前の映像を何度もテレビで出すのは好ましくないとの意見があった。
人気俳優の夫人が自殺した件で、テレビの取材陣が執拗に追いかけ回してインタビューしようというのはあまりにも不謹慎だという苦情意見が多かった。このほか占い師のやらせ疑惑や、「太った女性特集」「魔女」「セレブ」などという女性を貶める言葉や過剰な演出などにも批判があった。
ラジオに関する意見は41件、CMに関する意見は49件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は107件で、前月より約30件減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が20件、性的表現に関する意見が19件と並び、次いで残虐シーンに関する意見が10件、いじめに関する意見が9件と続いた。「低俗・モラルに反する」および
「性的表現」については、いずれもバラエティーとアニメに対する批判的な意見が目立った。残虐シーンについては、夜9時放送の単発ドラマの番組宣伝スポットに対し、死体描写などが残虐で子どもの視聴する時間に相応しくないとの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 中国漁船衝突事件のビデオ流出問題だが、国民の感情は別にして、ユーチューブに流出したこと自体は違法だと思う。それをそのままテレビで放送することも違法取材ではないか。「既にネットでオープンになっている」ということは関係ないと思う。いずれにしても今回の告発がネットであるということは、現在の新聞・テレビへの国民の不信感を表していると感じる。テレビ報道のありかたを真剣に考えるべきではないか。
  • 衝突の映像を漏えいさせた者を「英雄視」するような報道が目立つ。こうした姿勢は非常に危険である。政府決定が気に入らなければ、あるいは国民が望んでいれば、政府の決定を無視し、覆すような行動をとっても許されるべきだという報道だ。政府の対応が気に入らないことと、公務員が政府の決定に従わないこととはまったく別次元の話だ。「国民の後押しがあれば政府決定を待たずに行動したり、無視したりしてもかまわない」といったメッセージを公務員に与えてはいけない。
  • 尖閣ビデオ流出事件の報道で、各局とも共通して「国民の知る権利」に応えてくれたとして、流出させた行為を評価していた。しかし、それを言うならなぜ放送局はビデオ非公開について、理由を明かすよう政治家に迫らなかったのか。自分たちは何もせず、海上保安庁の一職員の行為を正当化するのはおかしい。
  • 尖閣ビデオ流出で海保職員が名乗り出たが、まだ容疑者の段階なのに、住まいに捜査員がなだれ込むように入り、カメラは家の中まで映していた。まだ犯人ではないし罪を問われているわけでもない。もし罪に問われない場合はどうやって責任をとるのか。視聴率をとるための過剰な報道だと思う。
  • マスコミがこぞって世論調査を実施し、それを材料に政府批判を行っている。「小沢招致」「尖閣」「北朝鮮砲撃」などの世論調査結果を民意だと取り上げ、政府を批判している。国民の最大の関心事は、国民生活の安定だ。マスコミ権力が、偏向した世論調査で民意をねじ曲げ、国政を混乱させている。
  • ワイドショーなどの情報番組で、世論をミスリードするような危うい報道が多い。例えば「政策に関する街頭アンケート」を実施しているが、この結果はあまり信用できない。通行人がわざわざ立ち止まってアンケートに応じるのは、もともと政治に不満があるからだ。逆に現政権に特に不満がないなら、立ち止まったりしないだろう。つまり、アンケートから得られる結果など大体予測できるものだ。回答者数が高々50人程度であることも合わせると、「街頭アンケート」をまるで世論調査結果のように大げさに扱うことは危険だ。
  • 耳かき店店員殺害事件の裁判で、「無期懲役は納得できない」という遺族の主張を報道していた。裁判員が下した「無期懲役」は、議論を尽くした上でのもの。遺族に対する一連の取材を過度に報道することで、裁判員を傷つけることになるのではないか。視聴者に一方的な印象を与えたように思う。裁判員裁判の報道について慎重を期すようお願いしたい。
  • 耳かき店の店員殺人事件について、被害者の生前のビデオを何度も流して視聴者の悲しみを煽ることはやめてほしい。許しがたい殺人事件であり、痛ましいことであるのに、何の必要があって生前の映像を流すのか。どの事件や事故の報道にも言えることだが、見ている側としてはいたたまれない気持ちになる。遺族の気持ちを考えているのか。
  • 各局とも松平健さんの妻が亡くなったことについて報道していた。松平健さんに「奥様が亡くなられたことについてどう思われますか」「もうご対面なさったのですか」などとインタビューしていたが、彼の立場に立ってみればこのインタビューがどれほど下品なものかわかるだろう。家族を亡くした人の気持ちなど、わざわざ聞く必要はない。
  • 民放各局で、「トラブルで重傷を負った市川海老蔵」の父・市川團十郎の緊急会見をこぞって放送している。32歳の大人が飲酒して殴られただけの事件だ。わざわざ父親が出て来て記者会見をする必要もなければ、テレビ局が騒ぐ必要もない。
  • 他人の不幸は蜜の味。日本のメディア、特にテレビでは、政治、芸能、スポーツあらゆる分野の根底に、この”他人の不幸は蜜の味”的な考え方があるのではないか。何か不祥事や揉め事が起こると、水を得た魚のように追いかけ回し、コメンテーターなどは専門分野でないにもかかわらず、「世論では」や「世間では」といかにも大衆の意見として自説を披露している。きちんと精査して公平性を担保した情報を流してほしい。

【番組全般・その他】

  • 開始時刻を定時ではなく、5分ほど早めてある番組がある。これが非常に不便だ。例えば7時台はこの局、8時台は別の局のこの番組などと、局をまたいで「予約」しようとすると、たった数分オーバーラップしているだけで、「すでに予約されている番組があるので予約を取り消しますか」などと拒否されてしまう。せっかくデジタル放送で便利になったのに、視聴者の利便性をまったく無視しており、時代に逆行している。これは一つの放送局だけでは解決できない問題だと思う。是非、放送界全体で話し合って解決していただきたい。
  • 完全地デジ化に向けて、視聴者は高額のテレビを買わされている。しかし、地デジになって情報量が増え高画質になったのに、放送される番組はお粗末なバラエティー番組ばかりだ。いくら高画質になっても、お笑い芸人や不細工タレントばかりが出演しているのでは意味がない。視聴者に高額の出費を強要したのなら、それに見合う番組作りをすべきだ。
  • 話し方がとても「早口」になっている。昔のアナウンサーは、男女とも美しく話す方が多く、そのような発声、発話技術を持つ方だけが、アナウンサーになれるものだと思っていた。ところが、最近の番組では、ニュースからバラエティー、スポーツ解説などに至るまで、ひどい早口で、滑舌も悪く、言葉を聞き取れないことが多い。文法的に間違えている日本語や文脈に沿わない日本語の使い方も多く、日本語がこのまま衰退していくのかと思うと残念だ。正しい日本語で落ち着いて話してほしい。
  • バレーボールや野球など、スポーツ番組を延長する場合があるが、デジタル放送になったので延長部分はサブチャンネルで放送するべきだ。そのためのデジタル放送だと思う。バレーボールでいろいろと延長があり、録画などに苦労した。
  • ニュースなどでよく耳にするが「イノシシやクマが畑などを荒らすので困る」という。しかしよく考えてもらいたい。動物たちが山から降りてくるのは、我々人間たちが勝手に動物たちの住み家を壊しているからではないのか。クマたちだって、できれば山を降りたくはないはずだ。彼らも食べていかないといけない。それなのに、勝手な人間は「クマだ!イノシシだ!」と大騒ぎした挙句、殺している。少しは動物たちのことを考えてほしい。

【ラジオ】

  • 私は緑内障で片目が見えないのでラジオが貴重な情報源になっている。最近、私が聞いている放送では「近畿地方イコール関西」という意味で使われることが多く、「『逢坂の関』より西を関西」とする本来の意味とは違うと思い放送局に電話をした。すると電話口に出た担当者に「そんなことどうでもいいのだ」と非常に失礼な態度で怒鳴りつけられた。これほどまでに横柄な態度をとることが許されて良いのか。非常に腹立たしい。
  • 夕方の早い時間からエロをテーマに放送している。卑猥な内容を連呼していて聴くに堪えない。許せないことは「おっぱい検定」といって、女性の胸のサイズを延々と話していた。女性をモノ扱いされているようで大変不快だった。放送局に苦情を入れようと思ったが、個人情報を登録しないと意見を送れない。

【CM】

  • 本編が始まった後で、スポンサー名を画面中央に表示し、同時に提供クレジットも流している。時間にして17秒ほどだが、その間もドラマは進行する。スポンサー名のアナウンスに隠れて、せりふが非常に聞き取りにくい。ストーリーそのものへの影響は小さいのかも知れないが、しっかり見たい人には大変迷惑だ。他の番組でも本編の間、画面の隅に予告編やCMなどを表示することがよくあるが、この番組の場合は明らかに行き過ぎだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組で、ある芸人が「小学生にお金を渡して少年誌を買いに行かせる」と話していた。知らない大人に話しかけられても無視するように子どもに教育しているのに、「お金をあげるから」と言われていうことを聞いてしまう話をされると教育上困る。芸人だから面白く話すことはよくあるだろうが、子どもの好奇心をいたずらに煽ることはいかがなものか。
  • 子ども向け番組で、おませな小中学生のファッション事情として高価なブーツなどの派手なファッションを紹介していた。これを見た地方の子どもが「東京の女の子はこんなにかわいい格好をしている。私もそうなりたい」と思い、過度に高価なものを欲しがっては困る。このようなくだらない企画はやめてほしい。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜のアニメで、過激な性描写が多く見られる。原作は18禁アダルトゲームのようだが、今後のストーリー展開では主人公が実の妹と恋愛関係になる近親相姦の話のようだ。このような番組を放送するのは問題ではないか。
  • 夕方のアニメ番組だが、放送時間上内容を再考すべきだ。不必要なキスシーンや性的表現に結び付けるような内容が多々あり、子どもが見る時間に放送するのはいかがなものか。同局の過去の同時間帯の作品は人気の高い物が多いが、どれも性的表現が含まれている。このような状況はあまり良いとは思えない。放送局は問題を軽視しているのではないか。

【残虐シーンに関する意見】

  • これから放送されるドラマの番組宣伝を見た。バットを振り回す殺人シーンや無抵抗な人間を殴るシーンなど、暴力的な場面が強調されており不愉快だ。子どもが帰って来る時間帯にも流されているので悪影響も懸念される。番組と違い、番組宣伝はいつ放送されるかわからないので避けようがない。過激なシーンを放送するのであれば、深夜の時間帯にするなど考慮するべきだ。

【いじめに関する意見】

  • 芸人が大勢でその場にいないタレントの悪口をクイズにして笑うという内容で、気分が悪くなった。番組に関係のない人を勝手に巻き込み、しかも馬鹿にするのは許せない。いじめ以外の何ものでもない。子どもに「いじめをするな」と言いながら、大人が平気で人の悪口を言っていじめる。これでは世の中からいじめがなくなるわけがない。
  • お年寄りの言動を笑い物にするバラエティー番組。面白くも何ともなくただ不快だ。他には面白い企画もあるので大変残念である。同局は別の番組でも同様にお年寄りにクイズを出し、的外れな回答を笑い物にしている。人を傷つけても笑いさえ取れればそれでいいのか。子どもはこういう内容を見て人をいじめることを覚えるのだろう。

【動物に関する意見 】

  • ペットランキングの紹介コーナーで、モモンガが威嚇する姿がかわいいということでわざと何度も脅して威嚇させていた。その他にも、安易に珍しいペットをすすめており大変憤りを感じた。子どもにも悪影響だ。動物のことを扱うなら、出演者は動物に関してもっと勉強するべきではないか。見ていて本当に動物が可哀想だった。
  • バラエティー番組で、生き物を殺したり食べたりするなど非常に凄惨な内容だった。うつぼを槍で突き刺しゲラゲラ笑っている場面で、私の娘は「かわいそうだ」と泣き怯えていた。魚などを獲っては「とったどー!」等と満足げに話しているが、もっと生き物を大事に扱うべきではないか。テレビ局にとっては視聴率アップが狙いなのだろうが、視聴者の立場に立った内容で番組を制作してほしい。

【報道に関する意見 】

  • 自殺報道、特に子どもの自殺に関する報道はやめるべきだ。自殺が多くなっているのは、報道によって連鎖が発生しているからだと思う。放送局は受け手に何を期待しているのか。報じるのであれば、少なくとも全国放送ではなくローカルで十分である。報道は自殺を誘発しかねないこととその責任を自覚すべきである。

【推奨番組に関する意見】

  • アメリカの同性愛事情について取り上げていた。私も同性愛者だが、世界の状況を知る機会があまりないのでこのような番組はありがたい。番組中に「君たちは一人じゃない」という言葉が出てきた。同性愛者は自分が周りと違うと気付いた時から誰にも相談できずにいることが多いため、このような言葉は救いになる。「性に関する番組=青少年に不適切」ではなく、悩んでいる人に対して情報発信することも大事だ。

【言葉に関する意見】

  • 平仮名を漢字に直すクイズで、問題は「うちゅう人」だった。回答者が「宇宙人」と答え、書き順は違っていたが正解とされた。小学生の子どもから「書き順が違うのにどうして正解なのか」と問われ説明に困った。ちょうど学校で漢字の書き順を習っているところだ。細かいことだが、こういう点は補足コメントを入れるなどして配慮してほしい。

【危険行為に関する意見】

  • タレントが足の指の間にダーツを落とすという危険行為をしており、それを見た他のタレントは「すごい」とほめたたえていた。その後、家で子どもが真似しようとしてびっくりして止めた。何気なくつけていた番組だったので今後は見ないよう気をつけるが、多くの人が見る時間帯に放送されている以上、このような内容は困る。笑いは何でもありではない。お笑いは好きなので、今後こういうことがないよう注意していただきたい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもに悪影響」という意見が目につくが、自分たちも子ども時代があったはず。昔はもっときわどい描写が蔓延していたが、そうした番組を見て大人になり、犯罪者にもなっていない方々が意見を述べているのではないか。もっと自分や周りの子どもたちを信じてほしい。それでも心配ならば、子どもの見るテレビ番組をきちんと管理し、家族団らんの時はテレビをつけないなどの努力をしたらいかがか。
  • 何か事件があるたびにメディアを有害とする風潮が目立つが、昔のテレビは現在では放送できないものが多かった。「子どもに悪影響だからやめろ」といった意見により放送内容が変わることがあるが、子どもに影響があるならその番組を見せないという判断はできないのだろうか。子どもが見た時は、「これは悪いことだ。普通の人は真似してはいけない」と注意した方が子どもの判断の教育にもなる。

【CMに関する意見】

  • 「ゲームが無料」と謳っているSNSのサイトのCMが多い。実際に性被害や詐欺、騙しなども起きており、実質的には出会い系サイトだ。知らない人同士の連絡についてCMで注意を促している訳でもない。CMで紹介しているゲームの内容も、恋愛ゲームやタレントを起用しての関係のない話などで、見ていて不愉快極まりない。こういったCMをかなりの回数放送していること自体が問題だ。

2010年10月に視聴者から寄せられた意見

2010年10月に視聴者から寄せられた意見

秋の改編にともなう拡大特番への苦情や、ニュースに関連した報道への意見などが多く寄せられた。チリの鉱山落盤事故のカプセルによる奇跡の救出劇は日本でも生中継され、多くの人々に感動を与えたが、報道の仕方が過剰ではないかとの意見もあった。

10月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,459件で、9月と比較して106件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール68%、電話28%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性73%、女性24%、不明3%。
世代別では30歳代30%、40歳代28%、20歳代16%、50歳代13%、60歳以上10%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は680件[43社]であった。
このほか放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、39件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

10月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 1件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

10月の視聴者意見は1,459件と先月より106件多かった。秋の改編にともなう拡大特番への苦情や、ニュースに関連した報道への意見などが多く寄せられた。
チリの鉱山落盤事故は、発生から69日ぶりに33人の鉱夫全員が救出された。カプセルによる奇跡の救出劇は日本でも生中継され、多くの人々に感動を与えたが、報道の仕方が過剰ではないかとの意見もあった。
尖閣諸島問題では、中国がレアアースの輸出を一時停止したことや、中国内陸部でのデモが暴徒化するなど緊張状態が続いた。報道をめぐっては、日本国内のデモをメディアが取り上げないなど偏向しているとの意見も多かった。検察審査会が小沢一郎議員への「強制起訴」を決めたが、政治と金についてのキャスターやコメンテーターの発言をめぐり、視聴者から厳しい意見が寄せられた。検事による証拠のフロッピーディスク改ざん問題は、上司の特捜部幹部の逮捕へとすすんだが、視聴者からはあわせて報道の責任を問う声も多かった。先月、大相撲テレビ中継が再開したばかりだが、相撲担当記者が家宅捜索の情報を相撲協会の幹部に教えていたことが発覚し、報道のモラルが厳しく問われることとなった。
スポーツ関連では韓国で行われたサッカー日本代表の親善試合で、対韓国戦を「韓日戦」と表記、アナウンスしたことについて、おかしいのではないか、違和感があるとの意見があった。プロ野球日本シリーズのテレビ中継が地上波で一部放送されないことへの苦情もあった。
バラエティー番組では、ダイエット企画でさんざん興味と関心をひきつけておいて、「この続きは来週」と強引に引っ張る手法に視聴者の抗議が集中した。このほか今月からU局などで始まった新作アニメについて、作中の役柄設定がおかしいなどの意見があった。
ラジオに関する意見は56件、CMに関する意見は35件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は143件で、前月より約30件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が64件、次いで性的表現に関する意見が30件に上った。前者については、複数の放送局で深夜に放送されているアニメに対し、主人公の趣味に関する設定が反社会的で倫理的に問題があるとの意見が多数寄せられた。後者については、バラエティー、アニメ、番組宣伝に対する批判的な意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • チリの鉱山落盤事故の救出の模様を生放送しているが、朝から各局ともこの作戦をまるで見世物のように扱い、はやし立てている。ある番組では作業員の一人一人を写真入りで紹介していた。それも名前と年齢くらいならともかく、家族状況や愛人問題を暴くなど、プライバシーも何も無いような取り上げ方だった。33人の命が助かるかどうかの瀬戸際なのに、芸能ネタ同様に興味本位で伝えるのは不謹慎だ。
  • 厚労省不正問題で村木局長が無罪になったが、あの事件が発覚したとき、NHKを含めすべてのマスコミは、検察のリーク情報に便乗し、舌鋒鋭く非難していた。しかし、それが間違いだったのだから、潔く国民に謝罪するべきではないか。マスコミはいつでも、自分のことはさておき、他者を批判する。評論家と同じだ、卑怯だ。もっとプライドを持ってほしい。
  • NHKの相撲記者による「捜査情報漏えい」という犯罪行為。これはNHKだけの問題ではなく、報道関係者すべての問題だが、民放は鬼の首を取ったようにNHK批判をやっている。漏えいした記者だけが悪者になっているが、組織全体に問題はないのか。報道に携わるものとしてあってはならないことだが、記者への教育などはどうなっているのか。報道の自由を掲げる前に、まず義務を果たすべきだ。
  • 「尖閣諸島問題」に対するデモ行進があった。海外ではCNNやウォール・ストリート・ジャーナル、AFP通信社などが詳しく報道しているのに、日本のマスコミが全く報道しないのはどういうことなのか。国民の”知る権利”が脅かされている。きちんと報道するよう各放送局に伝えてもらいたい。
  • 「サッカー国際親善試合韓国VS日本」だが、何故日本で放送するのに「日本VS韓国」ではなく「韓国VS日本」と韓国が先なのか。他のラジオ等で流れていたのはちゃんと「日本VS韓国」と日本冠だった。日本のテレビ局なのだろうか。何か特定の理由があるのか?
  • 神戸の男子高校生が刺殺された事件について、各報道、ワイドショー番組が、亡くなった方のブログを公開することに怒りを覚える。亡くなった方にはプライバシーはないのか。残された家族や友人(彼女)の気持ちは考えないのか。最近のメディアは視聴率さえとれれば何でもよいという風潮がある。
  • 政治の報道をするときに匿名の関係者の発言を引用することがよくある。取材の難しさや、テーマによっては仕方のない場合もあるだろうが、信頼性などからみると好ましくない手法だ。例えば、放送局や制作者が意図的に世論誘導する時に、匿名発言によりそれが可能になる。匿名発言は他人の足を引っ張ろうとしている人間の影の発言、たくらみを助長しているだけで、報道として健全ではない。
  • なぜクマが出没して猟友会が殺処分しているニュースばかりなのか。人間の命も大事だし、襲われてケガをした人も気の毒だが、クマはちょっと人里に下りてきただけで、なぜ殺されなければいけないのか。中でもツキノワグマは絶滅種のはず。一時的に眠らせてエサの豊富な山に放すくらいの思いやりがないのか。山にエサがなくなっている現状、クマだって生きるか死ぬかの大事な冬眠前に仕方なくおなか一杯になりたいだけなのにひどすぎる。命は命で、動物も人間も同じだ。
  • 日本シリーズの中継について第1戦、第2戦、第5戦を地上波で中継しないことはおかしい。どこの球団のファンも注目する試合であるにもかかわらず、くだらないバラエティー番組を流すことは視聴者の意見を無視している。もっと視聴者に目を向けて番組作りをしてほしい。
  • ニュースなどで、取材現場にはない効果音や音楽をミックスして放送している。視聴者の受ける精神的効果を誘導して、視聴者の正常な認識、判断を麻痺させている。取材収録した素材を編集するのは構わないが、効果音、効果音楽の挿入はやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • 視聴者詐欺ではないか。ダイエットという人々の関心事を取り上げ、しかも今までずっと追いかけてきた190キロの女性の「ダイエット今夜完結!」と散々煽り、結局次週に持ち越すなんてひどすぎる。それまでもCMまたぎでは同じような内容ばかりを流していた。視聴者を馬鹿にしている。CMまたぎや次週に引っ張る手法は、この番組以外にも山のようにあるが、この番組のやり方は汚い。こんなことで視聴率を稼ごうなんて最低だ。もう二度と見ない。
  • 秋の改編期にあたって、多くの「スペシャル番組」が放送されている。「衝撃映像」「びっくり映像」などと称して、インターネット上で相当前に話題になった動画を垂れ流している番組を多く見かける。特に、10月第二週には、各局が順番に似たような内容で放送していた。事故瞬間の映像や残酷で目を覆いたくなるようなシーンもある。放送局は自分たちで番組を作る能力をなくしてしまったのか。
  • 私は「家電量販店」に勤めている。最近、いかに安く買うか、「値切り術」のような技を紹介する番組が多い。家電に関しては店をハシゴし、値切り交渉すれば安くなることは事実だ。しかし、私が担当する国内ブランド時計は、定価の3割までしか値引くことができない。しかし客はテレビで紹介されたことを鵜呑みにし、強引に値切ってくる。値引きの限界を説明するのだが、納得してもらえない。「ふざけんなてめえ」「テレビは嘘なのか」「詐欺野郎」など罵声を浴びせられる。売り場の者はたまらない。
  • プロ野球で優勝すると、各球団は”ビールかけ”をしてドンチャン騒ぎをする。頑張った選手への褒美としてやるのだろうが、あくまで球団内のお祭り騒ぎであって、テレビで生中継までする必要はない。私は低収入の年金生活者なのでビールを飲むことさえままならず、”ビールかけ”の映像が流れるたびに悔しさがこみ上げてくる。どうか”ビールかけ”の映像をテレビで放送しないでほしい。
  • バラエティー番組やCMの中で、緊急地震速報や気象警報発令時に発せられる音に似た電子音を使用するケースが多い。注目させるためと思われるが、あまり恒常化すると、こういった音への反応が鈍り、本当の警報が出た場合に対応が遅れ、状況によっては命にかかわることになる。電子音の使用には、一定の規制が必要ではないか。
  • 同居する両親は補聴器を常時使っている。テレビ番組を視聴中、両親を困らせるのが「ニュースのBGMの大音量」だ。健常者にはそれほどでもないのだが、補聴器を通すとビートの効いた「ドカスカドカスカ」という音が異常な音量に増幅されて耳をつんざき、肝心のニュースが聞こえないという。テレビを楽しみにしている補聴器使用者は少なくない。せめてニュース番組やニュースコーナーだけでもBGMをやめてほしい。
  • 事件を起こした人をテレビやラジオに出すことをやめてもらいたい。テレビ業界は事件に対しての罰が軽すぎる。物損事故等の軽微なものならいいが、大麻や暴力で怪我を負わせたといったものに対しては厳しく罰すべきだ。具体的にはテレビ業界からの追放。一般人なら職を失い、新たな職にもつけない。それなのに、テレビ業界は時間が経つとうやむやにし、テレビに出演させている。
  • ロケ中の出来事だが、くわえたばこのスタッフが下品な言葉遣いや荒々しい態度で見物人に注意をしていた。制作スタッフの態度の悪さに驚いた。住宅地の中の一角、そこに住んでいる人々も大変迷惑をしていた。路上喫煙禁止区域なので、マナーを守ってロケを行っていただきたい。放送を楽しみにしていただけに、あまりのスタッフのひどさに唖然とした。

【ラジオ】

  • 土曜日お昼の時間帯なのに、平然とわいせつなトークや覚せい剤、性行為を連想させる曲を頻繁に流している。番組中、視聴者から寄せられた苦情もトークのネタにして笑いものにしている。改善が見られないし、このような状態が恒常化している。ラジオ放送なら許されるとでもいうのか。 ・深夜に枕元でラジオを聞いていると、アナウンサーの息継ぎが聞き苦しい。中には息継ぎが聞こえない上手なアナウンサーもいるが、若手の女性アナウンサーの多くは息継ぎが多くうるさい。本人は自分の放送を静かな部屋で聞いたことがあるのか。一度聞いて改善してほしい。無理なら息継ぎ音を機械で消してほしい。
  • ホームランクイズなどに応募すること100回以上、しかし一度も当選したことがない。公式には応募に条件はないが、若者のプロ野球ファン獲得のために、若い人だけを当選させているのではないか。私は62歳だから選ばれないのではないかと邪推してしまう。公平な抽選が行われているか調査してほしい。

【CM】

  • CMの流れる時間が多くなった。再放送番組は特にひどく、CMのほうが長いのではないかというくらいよくやる。朝のワイドショーなどでもそうだ。見たいものを待っていたら、CMが流されて見たいものはほんの少しだった。最近ではHDDに録画し、後で見ている。
  • 「タンスから旦那さんのニオイがする。だから防臭しましょう」といった歌詞を軽いメロディーに乗せて流す防臭剤の宣伝がある。「男性は臭いもの」と決め付け、それを視聴者の脳に刷り込むような内容に反感を覚える。そうしたCMを放送で流すことは非常識だ。制作者の意図を理解しかねる。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • アニメの中で、未成年がアダルトゲームなどを大量に購入しているという設定・表現が極めて不適切だ。また、作中に出てくる実在のアダルトゲームのメーカーがこの作品に対して公式に協力しており、未成年に対する配慮を軽視している。深夜番組とはいえ、インターネットの動画サイトでも配信されている。未成年がこの作品に触発され、アダルトコンテンツに安易に手を出す恐れもある。
  • 子ども向け番組で不快なコーナーがある。楽器を乱暴に扱うことを笑いにしたり、子どもにずるがしこい考えを植え付けるような表現がみられる。ダンスやドロケイなど、子どもの遊びが広がる良いコーナーもあるのに残念だ。作る側は大人としての倫理観を持つべき。でないと「見せない」という選択肢を選ばざるを得ない。
  • ドッキリ企画として、お金の貸し借りの金額で人間性をはかっていた。理由も聞かずに大金を貸してくれる人は優れていて、小額しか貸してくれない人は「ケチ」と馬鹿にされていた。この番組は人気があるので影響力も大きいだろうし、子どもも見ていると思う。このような内容は放送するべきではない。

【性的表現に関する意見】

  • 落語家が司会を務めている番組だと思ってみていたら、AV女優と思われる女性が水着になってベッドに寝るなど過激な表現が多いうえ、アダルトビデオそのものの画像を流し宣伝していた。例えば「お酒は20歳から」というように、番組の放送前に断りを入れるなどして対策はできないものだろうか。
  • 夕方帰宅して見るニュースの後に、夜のドラマの番宣で濃厚なキスシーンが流れる。違和感があるのでやめてほしい。晩ご飯の時間で我が家にとって唯一テレビを見る時間帯であり、子どもも一緒に見ている。
  • 深夜のアニメだが、18歳以下の視聴を制限しなければいけないような過激な性描写が見られる。問題のシーンは不自然な光源や黒枠などで若干の規制をかけてはあるものの、激しい男女の絡みがあることは確実に分かる。あえて過激な描写を入れることを売りにしているようだが、制作者は成人指定の意味と必要性を理解していただきたい。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組内の街頭インタビューで、「口が臭そうなのは」「生まれ変わりたくないのは」など芸人のイメージ調査を行っていた。芸人は1位に選ばれても笑いに変えられるが、一般人にとってはいじめ以外の何ものでもない。いじめにつながるようなテーマは教育上良くない。
  • タレントが格付けし合う企画は、人権を無視し放送倫理に違反する行為だと考える。人を見かけや容姿で判断し順位付ける行為を放送で流すのは非常に不愉快だ。学校でのいじめやさまざまなトラブルにつながりかねない。子どもが視聴可能な時間帯に放送することは問題だ。

【危険行為に関する意見】

  • 断崖絶壁で芸人にホッピングをやらせていた。芸人は嫌と言えない。あまりにひどい番組だと思う。あのような場面を子どもがまねしたらどうするのか。もっと影響の大きさを考えるべきではないか。また、人の命の尊さを制作者は考えるべきだ。

【言葉に関する意見】

  • ドラマだが、出演者の女性の言葉遣いが悪い。「てめえ」「この野郎」などと発言している。この作品に限らず、全体的に女性の出演者が男言葉を使っているのでとても気になる。テレビを見た子どもがまねをして汚い言葉遣いをするので、各局とも番組制作の際には気をつけてもらいたい。

【動物に関する意見】

  • 民家に現れた親子熊の射殺のニュースで、射殺された子熊が流血して倒れている写真が映されていたが、家族全員が不愉快な思いをした。子どもも見ているかもしれないニュースで、このような映像は如何なものかと思った。動物を簡単に殺してよいという認識を与えかねない映像だ。

【差別に関する意見】

  • 子ども向け番組に、知的障害の子のような演出の女性のキャラクターが出演している。差別をテレビで煽っているように見える。このような子どもたちと関わったことがあるので胸が痛む。他の子ども向け番組で、これほどあからさまな誤解を生むような出演者を見たことがない。子どもたちがこんな出演者で喜んでいるとでも思うのだろうか?

【食べ物に関する意見】

  • メニューをひたすら食べ尽くすような、食べ物を粗末に扱う企画は止めてほしい。ニュースでは、日本の食料自給率の低さや貧しい国々の食料事情などを取り上げている。せっかくのそうした教育的内容が、相反する主旨のバラエティー番組で台無しになっている。

【要望・提案】

  • 子どもと一緒に刑事物ドラマを見ていて気付いたが、テレビ番組にも映画同様にR15などの指定が必要ではないか。そのドラマでは、不倫や殺害、克明な犯行状況の映像など、子どもに見せられる内容ではなかった。基本的には家庭の責任だと思うが、せめてラ・テ欄での制限指定表示等は必要なのではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • ちょっとしたことで「放送するな」「規制しろ」「悪影響だ」といった意見が多い。確かに見ていて不快な番組はあるが、過剰反応する人が多すぎる。何を見て影響されようと行動と決断をするのは自分自身だ。例え子どもでも例外ではない。子どもに悪影響だと思うなら保護者がしっかりと助言、指導すればいいのではないか。
  • 毎月「視聴者からの意見」を読んでいるが、放送倫理や、権利侵害、名誉棄損など、BPOが取り組むべき事案とは関係のない意見が多い。「画面のワイプが目障り」「芸人の関西弁が不快」などといったことで、誰かの権利が侵害されたり名誉が傷つけられているのか。これらが子どもに悪影響を与えるとは到底思えない。こうした意見は受け付けるべきではないのではないか。

【CMに関する意見】

  • 日曜昼の時間帯に数本のパチンコCMが流れていた。子どもへの影響などは考慮されていないのか。賭博に類するCMが、子どもが見る時間に平気で流れることに嫌悪感がある。ゲーム、漫画などの規制も必要だと思うが、あまりにもパチンコに関しては制限がなさすぎる。
  • 消臭剤のCMで、「夫のクローゼットは臭い」といった内容。実態以上に男性に対する侮辱だと思う。家庭内における父親の居場所をなくすうえ、子どもに対しても父親の地位低下をきたす恐れがある。また、食事時に流すのはいかがなものか。「臭い臭い」などと聞かされながらの食事は気持ちのいいものではない。
  • アニメ番組の放送中に宝くじのCMがあった。人気番組で幅広い視聴者層があることは分かるが、未就学児も見るような番組で、射幸心を煽るCMを放送することは問題ではないのか。

2010年9月に視聴者から寄せられた意見

2010年9月に視聴者から寄せられた意見

尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視艇の衝突、船長の逮捕と突然の釈放。中国の繰り出す強硬姿勢に、日本外交の弱腰を指摘する意見や、報道のあり方についての批判などが多く寄せられた。秋の改編がらみでは、スペシャル番組に関しての意見があった。

9月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,353件で、8月と比較して110件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール63%、電話33%、FAX3%、手紙ほか2%。
男女別では男性74%、女性22%、不明4%。
世代別では30歳代30%、40歳代23%、20歳代15%、50歳代15%、60歳以上13%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は545件[41社]であった。
このほか放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、36件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

9月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 4件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

9月の視聴者意見は、内外のニュースに反応した報道関連の意見が通常より多かった。民主党代表選で菅首相が小沢一郎氏を破り、菅改造内閣がスタートしたが、その出鼻をくじくかのように問題が相次いだ。尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視艇の衝突、船長の逮捕と突然の釈放。中国の繰り出す強硬姿勢に、日本外交の弱腰を指摘する意見や、報道のあり方についての批判などが多く寄せられた。
障害者団体を詐称する「凛の会」をめぐる文書偽造事件で、厚生労働省元局長に無罪判決が出たが、主任検事が証拠のフロッピーディスクの内容を改ざんしていたことが明るみに出て、主任検事のほか上司の特捜部幹部2人も逮捕されるなど、検察の信頼を大きく揺るがすこととなった。視聴者からは併せて報道の責任を問う声も多かった。
元俳優の保護責任者遺棄致死容疑の判決報道については、「あまりにも赤裸々に表現しすぎだ」「そこまであからさまにする必要があるのか」などと、裁判の詳細を再現するシーンを疑問視する意見があった。
秋の改編がらみでは、スペシャル番組がだらだらと長い。お笑い芸人の面白くもない話を、どの放送局もやりすぎだとの声や、バラエティー番組で、ヒグマとタレントを闘わせたりしているが、ひとつ間違ったら生命にかかわることだなどの批判があった。
地デジ化促進のための告知スーパーの「常時表示」を今月から各地で開始したことで、アナログ受信の視聴者から抗議の意見が急増した。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」で37件、「不適格な出演者」で49件あった。
ラジオに関する意見は34件、CMに関する意見は63件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は108件で、前月より微増した。今月も、バラエティー番組を中心に低俗・モラルに反するとの意見が44件と最も多く寄せられた。特定の番組への集中はみられず、全体的に分散傾向にあるが、複数の子ども向け番組への批判意見が若干目立った。次いで、性的表現に関する意見が23件寄せられたが、バラエティー、報道、ラジオ番組など対象番組は多岐にわたった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 尖閣諸島沖での中国の漁船船長逮捕、釈放問題は、日本の領土に関する中国による侵略であり、きわめて重大な問題である。それにもかかわらず、放送局が特番を組むわけでもなく、バラエティー番組を垂れ流す姿勢にはあきれる。ことの重大性を理解していないのか、それとも、中国からの圧力があって放送しないのか分からないが、国民が一番関心を寄せている問題なのだから、放送局はオピニオンリーダーとして、この問題をすばやく取り上げて国民に情報を提供し、積極的にアピールするべきではないか。
  • 今回の領海侵犯事件の報道で、領海侵犯をまるで領土侵犯として報道している。領土問題と領海問題は明らかに異なる。領海を考える時は、大陸棚問題も関係してくる。日中国交回復時、田中・周恩来の両首脳間で、「尖閣問題は避ける」ことを双方が暗黙のうちに了解してきた。放送局はこの事に全く触れずに、領土や領海の違いを区別せず報道している。マスコミの皆さんが歴史の事実や言葉の意味を考えもせず、国民を扇動するような状態に危機感を覚える。
  • 厚生労働省元局長の文書偽造事件の裁判で無罪判決が出たが、検察の意見を一方的に信じ、情報を垂れ流したマスコミの責任をどう考えるのか。元局長の人権はどうなるのか。検察という権力とマスコミという権力が双方から一人の人間をいじめたといっても過言ではない。偏見を世論に植え付けることはやめていただきたい。マスコミ各社は自己批判できるくらいの度量をもつべきだ。自らの身を削り、地を這うような取材で情報を伝えることを忘れた結果であろうか。
  • 元俳優の薬物に関する事件の報道について、各局の報道の仕方は明らかに問題がある。被害者女性との性描写を必要以上に強調しており、興味本位の視点だ。遺族の気持ちを考えると痛ましくて見ていられない。性交渉を何回持ったなどということを報道する必要があるのか。性描写をいたずらに強調しすぎだ。当該事件は保護責任者遺棄致死が争点だ。有名人初の裁判員裁判という旗印のもとに面白く報道しているだけじゃないだろうか。
  • チリの鉱山落盤事故の報道で、地下に閉じ込められた作業員らの様子が毎日のように映し出されている。元気そうに見えても、実際には彼らは想像を超える精神的・身体的な苦しみを味わっていると思う。そんな様子をまるで「ショー」のように茶の間で見られることに強い違和感を持つ。今後、状況がますます過酷になれば、配信される映像もそのまま放送出来ないようなものが出てくるかと思う。間違っても「地球の裏側の惨事」が我々の「娯楽」にならないよう、報道の仕方に配慮してほしい。
  • チリの鉱山落盤事故で地下に閉じ込められた作業員達の様子が連日伝えられている。今朝のテレビ番組で、スポーツ紙に載った関連記事をそのまま紹介していた。それによると、作業員のうちの一人の派手な女性関係」を具体的に説明する内容だったそうだ。生死の境目にいる作業員を励ますどころか女性関係を暴いて追いつめる外国メディアにもあきれるが、無責任にそれを垂れ流す日本の放送局も放送局だ。
  • 民主党代表選最中のこの時期、本人に確認もしないで、候補者がツイッターをはじめたということを報道した。しかしそのツイッターは偽者であることがわかった。マスコミのモラルの低下だ。事実を確認もせず、自分たちの都合のいいように報道するようになってしまったマスコミ。謝罪すればすむ問題ではない。
  • 朝からワイドショーで「民主党代表選挙」を取り上げているがどの番組も偏りすぎである。口では「政策で戦ってもらいたい」と言いながら、両氏が政策を論じている場面は短くカットし、コメンテーターも司会者もほとんど触れていない。大切な問題をうわべだけの話で済ませて、”バトル”としての面白さだけを追求しているように見える。民主党の代表を選ぶ選挙であっても、日本の総理大臣を選ぶ選挙でもある。公平・公正な放送ができないのであれば、余計な取り上げ方はするべきではない。

【番組全般・その他】

  • 最近のクイズ番組は、視聴者が楽しめない。レベルの高いクイズも、難関高校の生徒や特定の高学歴芸能人など知識のある者が能力を自慢しているだけで、視聴者が入る余地がない。昔は視聴者が一緒になって考え楽しんだものだが、今の番組は知識自慢や早押し競争ばかりで、クイズではなく回答者を「凄い」と絶賛するだけになっている。中には問題を、たった数文字読み上げただけで回答者がすばやく答えてしまうパターンもあり、見ている側としては興ざめする。クイズは本来、学歴や知識量に関係なく皆が楽しめるものではないだろうか。
  • “世界各地から3千歩でローマに向かう”という企画で、坂道や駅のホームをキャスター付きのスーツケースに乗って滑ったり、エスカレーターの手すりを滑り降りるなど、周囲に迷惑で危険な場面が多く見られた。公共のマナーをあまりにも軽んじており、日本人として恥ずかしい。周囲の人が呆れ顔で見る様子も放送するなど、それらの行為を面白おかしく演出している点も不快である。ゴール地点のトレヴィの泉は非常に混雑しており、数十メートルも離れた場所からコインを投げることは危険である。バラエティー番組でも公共の場で撮影する以上は、マナーを守ることが当然だ。
  • 9月から10月にかけての民放のゴールデンタイムの長時間特番はなんとかならないか。3~4時間以上の特番が多いが、その影響でスポーツニュースや深夜の番組が繰り下げになる日があり困る。テレビ局に金やアイデアがないのか知らないが、内容が薄い。しかも同じ芸能人を使うことは如何なものか。最近は主に番組改編のある春と秋は勿論、番組改編ではない時でも長時間の特番があり、うんざりする。
  • タレントを熊と闘わせ、体を噛まれたにもかかわらず、熊に体や顔を舐めさせていた。それを笑いにしていることに憤りを覚えた。ひとつ間違ったら命にかかわることだ。人の命は大切にしてもらいたい。子供の教育上も問題がある。テレビ局に問い合せたところ、「飼育している熊だから安全だ」という答えだった。しかしどう見ても安全だとは思えない。
  • 芸能界では過去に薬物使用で罪を犯しても、時間が経てば平気でテレビに出演したりしている。薬物汚染の根本にメスを入れるなら、今後、薬物使用した芸能人やスポーツ選手などは一切テレビには出演させない取り決めなどが必要だ。「罪を償ったのだから良いだろう」との認識のようだが、一般人は罪を犯したら二度と元の職場には戻れない。薬をやればテレビには出演できなくなるという強い危機意識を持たせなければいけない。
  • バス釣りを特集していた。スポーツフィッシングではリリースすることが基本と伝えており、実際に堂々とブラックバスをリリースしていたことには驚いた。確かに外来生物法ではリリース禁止とはなっていないが、ブラックバスは外来魚であり、釣り上げた場合は持ち帰って処分するのがマナーである。一部の県では条例でリリース自体を禁止している中、なぜこのような放送をしたのか疑問に思う。
  • 出演者や放送局が「告知」と称して、出演者のイベントや同局の他番組などの宣伝を行っているが、貴重な放送時間を勝手に私物化しているのではないのか。バラエティー番組などでは日常茶飯事、ひどい場合にはニュース番組でもこういったことが見受けられる。
  • 最近、過去の作品の再放送が目に付く。都会のテレビ局では、放送を開始したばかりにもかかわらず新ドラマの”早出し再放送”までするようになった。私はこの手法に憤りを感じる。やめてほしい。
  • 先日から始まったアナログ放送終了告知の「常時表示」が目障りだ。局によっては文字がチラチラするところもあって番組に集中できない。物事を伝えるプロのやることとは思えない。プロなら視聴者に不快感を与えない上手な伝え方があるのではないか。表示は各CM明け60秒だけで十分だ。
  • 「この後は大物ゲストが登場!」という期待させるナレーションと映像にCM明けを待っていると、それは来週の予告にすぎずガッカリさせられることがよくある。以前は、このような視聴者をだます手法はなかったはずだが、最近では各局がそろって取り入れているようだ。どんなに素晴らしい内容の番組も台無しになってしまうと思うが、そうまでして視聴率が欲しいのだろうか。放送局に不信感が募る。
  • 番組名は忘れたが、深夜ドラマや時代劇を見ていると、どこの局もBGMの音が大き過ぎて、肝心の役者の台詞が聞き取りにくい。加齢のせいかもしれないが、高齢者にも優しい放送を心がけてほしい。

【ラジオ】

  • 視聴者と電話で話すコーナーがある。その際、視聴者は「季節の食べ物」として地域の名産品を送っているらしく「××を送りました」「ありがとう、美味しかったです」との会話が多い。ファンとして品物を送ろうと自由だが、わざわざ出演者が番組内で礼を言う必要などない。芸能人特権を主張して物を請求しているように感じられ、不愉快極まりない。

【CM】

  • 高速道路全面工事の告知CMに、なぜ子供タレントを起用するのか。可愛いからか。逆効果だと思う。大切な説明部分がもぞもぞしていて聞き取れない。子供を使わずにきちんとした告知が見たい。間違っていないか。
  • 最近のCMはペットの出演があまりにも多過ぎて、何のCMなのか分からないものばかりだ。ペットが苦手な人もいる。その事を考慮しないで、ペットを出演させる演出は不快だ。ペットの出演する演出は自重すべきではないか。
  • 動脈硬化を警告するCMが気味悪い。特に音楽が不安を掻き立てる。警告する目的なのだろうが、逆に企業のイメージダウンにつながると思う。朝からあんな音楽を流されるのは不快だ。周りの人間に聞いてみても気味が悪いとの意見が圧倒的だ。早めに中止してほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 子ども向け番組だが、企業の宣伝のような内容になっている。CDランキングなどもやり、なぜかジャニーズのタレントばかり宣伝している。学校への取材VTRなどはその合間に申し訳程度に放送されている。こんな番組に公立の小学校が取材に応じるのは問題ではないか?子どもたちが宣伝目的に利用されているように見えてしまう。
  • 子ども向け番組だが、あるコーナーでお笑い芸人が10代の女子モデルに対して、目をつむらせた上で触るという痴漢的なことをした。大人の芸人が「10代の子に触りたい」という発言も気持ち悪い。演出であっても過剰で、この番組の視聴者層から判断しても適切なものではないと思う。このような常識をわきまえない芸人はテレビに出さないほうがいい。
  • 近年、報道番組において字幕の誤字や脱字が多く見苦しい。間違えても、後でキャスターが事務的に謝罪や訂正をするだけになっている。テレビ局は間違いの影響力を考えたことがあるのか。特に知識が乏しい子どもなどはそれが間違いと気づくことなく覚えてしまう。人為的ミスの発生を極力抑止するべきだ。
  • パーソナリティの喋り方が人を小ばかにしたような感じで不愉快だ。内容も「聴取者の投稿の中で、どれがよりばかばかしいか」と競うようなもので、子どもたちに聞かせたくない。

【性的表現に関する意見】

  • 最近子どもが夕方のニュースを見るようになった。良い傾向だが、ここ数日芸能人の薬物事件が大きく取り上げられており、露骨な性表現に親として困惑している。子どもたちも見る時間なのだから、もう少し表現を工夫できないものか。あるいは親がチャンネルを替えるなどして対処すべきなのだろうか。
  • バラエティー番組の特番で、子どもも見る時間帯にもかかわらず女性のお尻のアップが放送されていた。セクハラや性暴力を連想させる行為、卑猥な表現もコント内で行われていた。このような行為をお笑いにするということは、笑いにさえすればセクハラは許されるという間違った風潮を世間や子どもに浸透させかねない。
  • AV女優が出演し、下着丸見えの姿でカルタ取りをしていた。また、お笑い芸人らはパンツ一枚でAV女優の股間に鼻をつけるなどしていた。読み上げたカルタの内容も卑猥で、放送に値しない低俗な番組だった。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組などで「デブ」「ブス」「チビ」「ハゲ」など、肉体的欠陥を指摘し、笑い物にしている場面を目にする。お笑いタレントはそれを「売り」や「個性」にできるが、一般人は傷つくし障害者の場合もある。いじめの原因や差別、偏見の助長につながる。やめさせてほしい。

【差別に関する意見】

  • テレビでの身体障害者への侮蔑や差別のような表現は最近はだいぶ減ったと思うが、この子ども向け番組には差別にとられかねないキャラクターが出演している。まるで障害者をからかったような感じでとても不快だった。差別につながるような放送を平気でしている神経がわからない。

【言葉に関する意見】

  • あるタレントのコーナーで、「くそばばあ」「くたばりぞこない」「うるせーなー、このガキ」など、しゃれを超えた言葉を連発しており不愉快である。特に「うるせーなー、このガキ」と言われた子どもは冗談と取らず、トラウマを与える言葉である。将来まで影響を与える恐れがある。このコーナーを止めさせるべきだ。

【表現・演出に関する意見】

  • 動物が歩いたり食べ物を食べる場面などに、いちいち変な効果音がつけられていて大変耳障りだ。動物のあらゆる動きにしつこいくらい音が付けられている。子を持つ母親から聞いたが、動物はあんな音がするものだと子どもが思い込んでおり、動物園へ連れて行くと「音がしない」と混乱状態になり説明に追われるそうだ。

【非科学的な事柄に関する意見】

  • パーソナリティーが「僕はA型、△△はO型。A型は細かくてO型はおおざっぱな性格をしている」と断言していた。さらにゲストの血液型に関しても同様の発言をしていた。血液型からの性格判断は科学的根拠がないものであり、それを公共の電波で発言することは人権侵害に当たる。公共の電波の影響力をもっとまじめに考えてほしい。BPOから血液型に関する意見が出されているにもかかわらず、放送局は全く変わっていない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 今のバラエティーはくだらなすぎる。視聴者の苦情に臆病になり制作者が萎縮しているのではないか。「子どものため」と言うが、子どもに見せないようにすればいいだけで、深夜番組にまでクレームを言うことはナンセンスだ。見せたくないと思うということは親自身は見ているということだ。親のせいで今のバラエティー全般がつまらなくなってきていることは否めない。
  • 7月の意見で「全てを視聴者に任せるのは危険だ」とあったがその通りだ。例えば子どもに殺人シーンを見せたくなければテレビを消せばよい。しかし、子どもが友人宅でそうした番組を見たとして、相手の親に「こういう番組を見せないようにしてほしい」と言えるか?放送の影響力は非常に大きい。だからこそ放送局は自ら襟を正し、公序良俗を守る社会的責任を負っている。責任を放棄して表現の自由を振りかざすなら、仮に規制を受けても反対する資格はない。

【CMに関する意見】

  • 携帯ゲームサイトのCMが多過ぎる。数社あるので違いがわからないし、どれもこれもゲーム内容を前に出すばかりだが、実際はそういったサイトのゲーム以外のコンテンツを使って性被害に遭う子どもが急増している。悪い点をわざわざ宣伝することはないと思うが、青少年に有害ではないか。

2010年8月に視聴者から寄せられた意見

2010年8月に視聴者から寄せられた意見

大阪の母親による2児放置殺人という痛ましい事件に多くの意見が寄せられた。登山者の救出で出動したヘリコプターが墜落したが、取材で現場に向かったテレビ局カメラマンら2人も遭難し、取材に無理があったのではないかとの、厳しい批判意見があった。

8月に電話・FAX・郵便・でBPOに寄せられた意見は1,463件で、7月と比較して63件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール62%、電話33%、 FAX3%、手紙ほか1%。
男女別では男性74%、女性22%、不明4%。
世代別では30歳代30%、40歳代27%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上8%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は680件[35局]であった。このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、36件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 3件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

8月の視聴者意見は1,463件と先月より63件少なかった。記録的な猛暑となった日本列島だが、事件事故も相次いだ。東京都内の民家で、生きているはずの高齢者の白骨遺体が見つかった。その後、全国各地で所在不明の高齢者の実態が明らかとなった。大阪の母親による2児放置殺人という痛ましい事件にも多くの意見が寄せられた。登山者の救出で出動したヘリコプターが墜落したが、取材で現場に向かったテレビ局カメラマンら2人も遭難し、取材に無理があったのではないかとの厳しい批判意見があった。
広島の平和記念式典に初めて国連の潘基文事務総長やルース米国大使が出席したが、潘事務総長の演説のところで、生中継を通常番組のドラマに切り替えたため、多くの抗議があった。民主党代表選挙は告示日直前まで混乱したが、菅首相、小沢前幹事長の一騎打ちとなった。報道が面白おかしく対決を煽っている、安易な支持率調査が多すぎるなどの批判意見があった。
バラエティー番組のゲーム収録中に芸人が3人も相次いで負傷したことで、テレビ局の安全管理上の問題指摘や、危険なことをやらせすぎだとの批判があった。このほか取材の仕方などについても、繁華街周辺でのテレビ取材クルーのわがもの顔のロケや、事件報道での成人加害者の母親への執拗な取材などにも厳しい苦情や批判が寄せられた。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」で53件、「不適格な出演者」で61件あった。
ラジオに関する意見は33件、CMに関する意見は53件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は102件で、前月より約20件減少した。
今月も、バラエティー番組を中心に低俗・モラルに反するとの意見が36件と最も多く寄せられた。美容整形を扱ったバラエティー番組に対しては、「子どもが安易に整形に走る」「ただの宣伝ではないか」などの意見が4件寄せられたが、全体的に分散傾向にある。以下、性的表現に関する意見11件、いじめに関する意見7件などが続いたが、これらでも特定の番組への意見の集中はみられなかった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 杉並区に住んでいるとされる都内最高齢113歳の女性の存在が確認できないということで、79歳の娘さんにインタビューしているニュースを各局で放送している。芸能人でもない一般の方を、住まいも分かるような形で全国放送することは、娘さんの今後の生活に悪影響を与えるのではないかと心配している。また、区の職員が、一般家庭の内情をあのようにペラペラとテレビで話すことはいかがなものか。
  • 全国各地で高齢者の所在不明が問題となっている。各自治体が発表した100歳以上の所在不明者について報じていた。その際、女性キャスターは日本地図に置かれた丸印(印1個が所在不明者1人を表す)を指して「1個、2個、3個。○○県では3人が所在未確認です」と説明していた。人を示す印を数えるのに「1個、2個」は失礼だ。やはり「1人、2人」と言うものだ。
  • 「広島平和記念式典」を見た。今年は潘基文国連事務総長が初めて出席する歴史的な式典だ。ところが、潘事務総長のあいさつの前に放送が終了しドラマが始まった。私は潘事務総長がどのような表情で、どんなあいさつをするか生放送で見たかった。歴史的瞬間は全世界に生放送すべきだ。
  • 駅のホームで起きた転落死事件の報道について、ワイドショーは容疑者の母親にまで取材しているが、このような「罪は九族へ及ぶ」的な時代錯誤な報道は控えるべきではないか。未成年の起こした事件ならば監督責任が問われることもあるだろうが、成人の起こした事件で、その事件に何ら関わっていない両親を糾弾するような報道には疑問を感じる。
  • 埼玉県秩父市のヘリコプター墜落事故の取材で入山したテレビ局の記者とカメラマンが遭難した。報道自粛がかかっていたにもかかわらず、無理に取材を強行している。各社のニュースでは、「報道だから許される」というような表現があり、あまりに腹立たしい。また沢のぼりをバカにした装備なのに、まるで彼らが「不慮の事故」に遭ったような扱いをしている報道もある。
  • 本人の意思が不明確であっても家族の同意で臓器提供ができるようになった。移植手術により人命が助かるのはとても良いことだが、報道の仕方が冷静さを欠いており、「臓器提供」を崇高な行為として美化し過ぎているような気がしてならない。初の手術がこうも華々しく伝えられると、「提供したくない」という意思の存在自体が隅に追いやられる。それは危険なことだと思う。「提供する・しない」のそれぞれの意思の重みは等しいという認識が、改めて国民に浸透するよう報道してほしい。
  • 不同意堕胎罪で逮捕された医者の報道で、「イケメン」という言葉を使っているニュース番組が多かったが、犯罪者に対してなぜこのような言葉を使うのだろうか。例えば強姦容疑で捕まった男がいるとして、その男に対して「イケメン強姦魔」と報道されていたら、被害者はいい気がしないはずである。
  • ニュースで複数の人達を指して「○○ら」と表現することがあるが、この「ら」に違和感を覚えることが多い。「ら」はどちらかというとぞんざいに聞こえ、特にニュース原稿に使うと当事者を見下しているような印象を与える。私だけがそう感じているのかも知れないので念のため辞書で調べると、やはり多少「蔑み」を含む表現だということが分かった。報道においては犯罪容疑者などの例外を除き、複数の人達をまとめて表す際は「達」を使うようにすべきだ。
  • 人通りの多い公道で勝手にロケをしておきながら、通行人に「近づくな」といった指示を出すことは傲慢だと思う。特にお笑い芸人が「綺麗な女性を探す」という企画はひどすぎる。いきなり声をかけて髪や体に触り、失礼極まりない。それ以外の通行人に興味がない時は「カメラに近づくな」と指示することはおかしい。気を使うべきはテレビ局の方ではないのか。

【番組全般・その他】

  • 「見た目は汚いが美味しい店をまわる」というコーナーは気分が悪い。飲食店を探すのに「汚い」という言葉をつけて、お店の方にとって気分はよくないはずだ。内容も出演しているタレントたちが外見をみて、「きったね~な~」や「もしかしてあの店?信じられない」などの罵詈雑言だ。店内でもやりたい放題、メニューを見て注文するが、勝手に「こうしたら、もっとうまいぜ」と言い、それぞれが選んだ食事を混ぜてみたりと、見るに堪えない。
  • 室内ホッケーゲームのコーナーで、天井から大量の千羽鶴がばら撒かれ、床中が千羽鶴に覆い尽くされた。そのため、タレントが動くたびに床の千羽鶴は踏まれてしまっていた。8月9日は長崎の原爆投下の日である。この日長崎市では、「子ども達が折った千羽鶴を犠牲者に捧げ平和を祈る」という行事が行われている。その日に「同じ千羽鶴を踏みにじる」という行為を放送するとはどういうことか。一緒に見ていた私の両親は「情けない」と言って悔し涙を流していた。
  • お笑い芸人が収録中に骨折する事故が相次いでいる。今日3例目の負傷者が出た。このまま放っておくと、死亡事故などの重大事故が発生するかもしれない。かなり危険だと思えるゲームを罰ゲームのように強制し、無理をさせることから起きている。テレビ局で番組を作っている人間には常識というものがないのか。
  • ダイエットや減量を扱った番組ですが、食生活や摂取量が極端におかしい人にスポットを当てている事がよくある。バラエティー番組だから見た目のインパクトが欲しいのかもしれないが、わざわざそういう人を見つけて題材にする番組作りはどうかと思う。普通の食生活を送っている者としては、単に食事を変えただけでは劇的に痩せることはできない。サウナや岩盤浴を1回やっただけで減量できるわけがない。ダイエットに関する誤った認識を与えかねない。
  • テレビ番組は、太っていることは「間違い」と決めつけ、時には「罪悪」のように扱っています。毎日のように放送される「何ヵ月で何キロ痩せてきれいになった」という体験談は、「痩せていなければ美しくない」と言っているようなものです。その影響で、近所の人にお節介なアドバイスを受けることもあります。私は太りたくて太っているわけでなく、持病の薬の副作用です。痩せたくても痩せられない人の気持ちに配慮した番組作りをして下さい。
  • テレビをつけていると、昼間の時間は必ずどこかの局で韓国発のドラマ・歌・グルメが放送されている。いくら何でも多過ぎだ。特に韓国ドラマを際限なく輸入している現状を見ると、これまで何十年もかけて培われた日本ならではのテレビドラマがいともあっさり隅に追いやられたような印象さえ受ける。もしも番組の輸出入を「文化交流の一環」と位置づけるのであれば、日本からもテレビ番組をどんどん輸出すべきだ。受け入れる一方であれば、日本の放送文化は衰退するのではないだろうか。
  • 民放の女性アナウンサーは容姿も話し方もちゃらちゃらしていて、まるで芸能人と変わりない。女子アナの婚約・結婚の話題をまるで芸能トピックさながらに華々しく伝えることはおかしい。男性については、NHKの人気ベテランアナウンサーが脂の乗り切った時期にフリーになる例が後を絶たず、残念な気がする。野心家の男性アナウンサーにとって、NHKは思うような仕事が出来る環境ではないのだろうか。
  • 夏になると、テレビでも街中でも「浴衣」を身につけた老若男女を多く見かけます。夏の訪れを感じさせ、見ていてもほほえましいのですが、着付けがしっかりしていない状態を見ると情けなく思います。これはどの季節の、どの和装にも言えます。着こなしと所作はその人となりが表れるので、その芸能人やアナウンサーの魅力が損なわれないよう、しっかり着付けてあげるなりアドバイスしてほしい。
  • 最近、特に腹立たしいことが、出演者の言葉に効果音(爆発音やマシンガンの音)をかぶせて消していることだ。放送局が制作する番組はスタジオで観覧している人が主なのか、視聴者が主なのか分からない。編集の時点で効果音を入れているのだろうが、そのような編集をするならカットするべきではないだろうか。視聴者を蔑ろにしているようで腹立たしい。

【ラジオ】

  • 野球試合の延長が長すぎ、後続の番組がつぶれてしまいます。他社でも横並びで放送しているのに、試合終了まで中継する意味が分かりません。野球中継以外の番組を楽しみに待っているリスナーのことも考えていただきたい。
  • 「お色気大賞」のコーナーが苦痛でたまらない。私が聞きたいコーナーは「お色気大賞」の後に放送されるものだから、結局「お色気大賞」も聞いてしまうことになる。こんないやらしいコーナーはもうやめてほしい。

【CM】

  • 最近のCMはひどすぎる。「個人の感想です」という注意書きだけ付けて、怪しい個人ユーザーに企業の言いたい効能を代弁させているとしか思えない。自分達で効能を謳うとクレームが怖いのか、法にひっかかるのかは知らないが、CMを見て購入してしまうお年寄りの方もいるはずです。自分達は何のリスクも負わないやり方は、視聴者を騙そうとしているようにしか見えない。本当に自信がある商品ならば自分達で効能を謳えるはずだ。
  • カリスマ的ロックバンドの楽曲とお客さんの喜ぶ姿が映り、びっくりした。もしかして再結成かと思っていたら、そのバンドのライブの映像後に、某大手パチンコメーカーのマークが映り、パチンコのCMだとわかった。「パチンコ」の一言も出ない。女性向けに「ちょっと一息」「ちょっとの楽しみ」といった言葉を並べ、30代から50代くらいの女性3人が、ニコニコしながら散歩している様子が流れ、「女性にも楽しみを…」と言っている。姑息な手段でパチンコのCMを放送しないでほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 容姿の悪い女性を笑い物にし、番組を盛り上げるために不快ないじめエピソードを演出したうえ、視聴者に無責任に整形を推奨するバラエティー番組だ。美容業界と放送局の金儲け以外の何ものでもない。整形手術は希望する人間が自費でやるべきことだ。子どもや若者に悪影響だ。
  • 不快なキャラクターが出てきて生理的に受け付けられない。子ども向け番組なのにどぎつすぎる。夜のバラエティーではなく、朝の食事時間の放送で子どもが見ていることを配慮すべきだ。ブサイクな女性を笑う風潮を特に子ども向け番組で作ることはとても倫理に反している。
  • 出演者に刺青をした人がいた。テレビは不特定多数の人が見ており子どもも見ている。堂々と刺青をしている人間を出演させることはやめた方が良い。まだ世間のことが分からない少年少女が見ていたら、刺青をしていてもおかしくないと思わせてしまい、悪の道への一歩を安易に踏み出してしまう。どうしてもそのタレントを出演させたいなら、刺青が見えないようにして出演させるべきだ。
  • 家族団欒の時間帯に、変態行為を長時間にわたって放送していた。信じられない。お笑い芸人におもしろおかしく再現させていたが、冗談半分でマネをする人間が出るのを助長するだけで、青少年への影響は大きいと思う。われわれ大人が見ていても不愉快に感じる番組だった。

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組で、タレントが性的な話題について10分程度語っていた。夏休みの21時台という時間帯では小中学生の視聴もあるはずで、現に我が家でも中学生が見ていたが、あまりの内容に親としてチャンネルを替えざるを得なかった。このような放送をこういう時間帯に流すことはテレビ局の見識を疑う。規制をかけるべきだと思う。
  • アイドルのプロモーションビデオが昼間に放送されていたが、下着姿で歌っている。小学生の子どもたちの目に偶然入ってしまい、親としてひどく憤慨している。下着姿である以上、深夜の放送にしてもらいたい。あまりにも非常識ではないか。
  • テレビにお色気番組は必要ない。今やネットでいくらでもアダルト動画が見られる時代だ。携帯電話や携帯ゲーム機の発達により、もはや保護者の目など届かない。大人が楽しむものとしてのお色気番組は今や崩壊しているも同然だ。

【いじめに関する意見】

  • お笑い芸人につらい課題を与えてクリアさせ、その状況を複数で確認するという内容だった。芸人にタバスコや唐辛子が多量に入った食べ物を食べさせ、苦痛にもだえる顔を楽しんだりして見るに耐えない内容だった。いじめを体験した私の子どもも「こんな番組見ないで、いじめられている芸人さんがかわいそう」と言っていた。
  • タレントたちがかくれんぼをする番組。見つけられた人が檻に入れられ、タランチュラを放り込む、大量の粉を噴射する、大量の泥水をかけるなどのおしおきを受けていた。それを檻の周りで見ている出演者達が大爆笑している。台本があるとしても、子ども達も見ている時間帯に悪質ないじめ方を教えているようなものだ。

【危険行為に関する意見】

  • ゴルフ場で何も知らない芸人を落とし穴に落とすという内容。何人も落としてそのリアクションを競っているような感じだった。恐らく落ちてもけがをしないような工夫がされているとは思うが、うちどころが悪くてということも考えられる。こんな危険なことをして笑っている出演者は大人として配慮が欠けている。見ていてとても気分が悪くなった。真似をする子もいるかもしれない。

【殺人シーンに関する意見】

  • 番組冒頭で、女子高生が街中で刺殺されるシーンがあった。いかなる設定にせよ、類似犯罪を助長するようなシーンを子どもが見る時間帯に放送するとはいかがなものか。ワイドショーやニュースでこの種の犯罪を取り上げ、被害者に同情し容疑者を憎むような報道姿勢は欺瞞としか言いようがない。各局の良識を望む。

【推奨番組に関する意見】

  • 第二次世界大戦に関するドキュメンタリーを見たが、とてもよくできた番組だと思う。今の若者は戦争を知らない者も多く大変嘆かわしい。「日本ってアメリカと戦争したんですか」「勝ったのですか、負けたのですか」と言う若者までいる。このような良質な番組は、終戦記念日あたりだけ放送するのではなく、普段から若者が見る時間に繰り返し放送すべきだ。

【編成に関する意見】

  • 深夜アニメであるにもかかわらず、小中学生の弟たちが毎週見ている。内容がとても良いので弟が楽しみにするのも分かるが、ゴールデンタイムに放送してはどうか。この番組を見るために夜更かししている子どもの視聴者も多数いると思われる。

【報道に関する意見】

  • 死刑の刑場を公開するというニュースがあったが、夏休み中のこの期間に報道しなくてもよいのではないか。大人の私でも非常にショックを受けたのだから、子どもが映像を見た時の衝撃は想像を絶する。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「青少年に有害な番組やCMは放送を中止すべき」「不快なのでBPOから指摘してほしい」などの意見が多いが、このような意見をお持ちの方はどのような取り組みをしているのか。情報が溢れる現代ではメディアリテラシーが求められている。放送する側には、正確でより良い情報の提供や情操教育への貢献などが求められ、有害・悪質な内容は流さないという義務がある一方、視聴者にも、正確で安全な情報を選び取る義務があることも忘れてはならないだろう。
  • 「子どもに悪影響を与える」などと言うが、現代より放送の規制が緩かった時代を生きていた大人が何を言っているのか。そんなに今の大人は悪い人間ばかりなのか?問題はテレビではなく、それを受け取る側の心の持ちようだと思う。子どもに良くない内容だと思ったら、大人がしっかりと「駄目だよ」と言ってあげればいい。

【CMに関する意見CMに関する意見】

  • 携帯電話用のゲームのCM。泥棒をネタにしたゲームで「盗め、盗め」と訴えている。いくらゲームでも、盗みが楽しいことであるかのような宣伝はモラルが欠けているのではないか。ゲームの中だけなら良いが、現実でも盗みを楽しむようになる子どもが増えることになるのではないか。
  • 未成年者の飲酒防止の観点から、アルコール飲料のCMが野放しになっていることは問題だ。人気俳優やタレントを使用し、真っ昼間から「うまい」「最高」などと連呼させている。これでは未成年者に飲酒を勧めているようなものだ。

2010年7月に視聴者から寄せられた意見

2010年7月に視聴者から寄せられた意見

大相撲名古屋場所のテレビ中継中止の是非をめぐり、賛否両論多くの意見が寄せられた。その後も角界をめぐる暴力団がらみの不祥事が報道されるたびに、厳しい批判が相次いだ。参院選挙は民主党が大敗したが、選挙に関する意見では、情報番組のキャスターやコメンテーターの見解が強く前に出すぎていて、世論を誘導しているとの批判があった。

7月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,526件で、6月と同数であった。意見のアクセス方法の割合は、Eメール63%、電話33%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性73%、女性23%、不明4%。
世代別では30歳代32%、40歳代25%、20歳代18%、50歳代11%、60歳以上10%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は742件(46局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、42件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

7月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 0件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は1,526件と、先月と同数であった。
大相撲名古屋場所のテレビ中継中止の是非をめぐり、賛否両論多くの意見が寄せられた。相撲中継の中止、ダイジェスト版による放送ということになったが、その後も角界をめぐる暴力団がらみの不祥事が報道されるたびに、視聴者から厳しい批判が相次いだ。
参院選挙は民主党が大敗し、衆参ねじれ国会となった。選挙に関する意見では、情報番組のキャスターや評論家、コメンテーターの見解が強く前に出すぎていて、世論を誘導しているとの批判や、候補者の取り上げ方も一部公平性に欠けるものがあるなどの指摘があった。政治報道については、内閣支持率など世論調査を頻繁に報道することへの疑問も出された。
バラエティー番組では、長時間にわたって続けられたスペシャル番組で、炎天下倒れるまでタレントを走らせていたなどの批判や、回転する椅子に座らせた芸人を倒れるまで執拗にいじめたなどの意見が寄せられた。ドラマでは、子どもを殺すなど残虐なシーンが多すぎるとの意見があった。
来年7月の完全地上デジタル放送に向けて地デジ化テストが行われ、アナログ放送がレターボックスでの放送に移行したが、受像機をまだ買い替えていない人や、受信環境が整っていない人などから、視聴者への配慮が欠けているなどの苦情が寄せられた。
番組出演者に関する意見は、「不適切な発言」の検索で34件、「不適格な出演者」で48件あった。ラジオについての意見は40件、CMについては54件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は123件で、前月と同数だった。
今月も、バラエティー番組を中心に低俗・モラルに反するとの意見が37件と最も多く寄せられた。次いで、ドラマ番組での子どもの殺害シーンなどに対して「残虐だ」「見るに堪えない」などの批判意見が集中的に寄せられた(25件)。また、特定のジャンルに限らず、「性的表現」に関する意見も幅広く寄せられた(13件)。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • NHKは「大相撲名古屋場所の生中継はやめるが、録画のダイジェストを放送する」と発表した。しかし、相撲放送中の客席に暴力団組員がいてテレビで放送された問題は、何の対処方法も検討されていない。これでは再び、同じようなことが起きる可能性があり、放送が暴力団に悪用されることを放置しているとしか思えない。当面、大相撲番組は中止して、有効な対処方法を検討するように指導していただきたい。
  • 暴力団がかかわる、野球賭博に汚染された大相撲の中継をやめるべきです。NHKは国民の受信料でなりたっているのですから、当然国民の大多数の意見を尊重すべきです。
  • 生中継中止を残念に思っています。いまだに放送中止が納得できません。野球賭博に関係のない力士の方が多いのに、力士たちが気の毒です。今のダイジェスト放送では、大相撲の醍醐味は伝わりません。
  • 本当に悪いのは賭博を設定した暴力団の存在だろう。そこにメスを入れないマスコミの弱腰こそが問われているのではないか。本当の悪に目をつぶり真っ正直に生きてきた力士ばかりに焦点を当てることはどうなのか。厳然として存在する暴力団の存在をどうとらえるのか。社会の必要悪とのとらえ方は否定しなければならない。
  • 参院選挙の「開票速報」を見た。速報の臨場感を出すために、注目選挙区や注目候補の「当確」が出ると、全国の開票速報の途中にもかかわらず、万歳などのVTRを入れてくる。VTR後に開票の続きを放送すればいいが、注目候補の速報になったりしてめちゃくちゃだ。また、出口調査を過信し「当確」を早く出し過ぎている。早く「当確」が出ても下位で当選した人もいた。
  • 参院選挙で民主党が大敗したが、これは菅総理の消費税発言を大きく取り上げ、世論調査の支持率低下など、民主党に不利な報道をしたからだ。選挙期間中は有権者への影響を考慮し、世論を誘導するような報道はすべきではない。また、選挙特番にアイドルやお笑いタレントを出演させ、バラエティー番組のような扱いをしている放送局もあった。政治に対する真面目な取り組み方が感じられない。 内閣および政党支持率の世論調査の回数を減らしてほしい。国民は世論調査に影響される。世論が支持しているから、または世論が支持していないからと影響されているように思う。特に内閣支持率は支持率が低下し始めると雪崩のように下がる。これはマスメディアの悪影響ではないか。
  • 民放の情報番組を見ていると、政治に関する情報は国民主体ではなく、テレビ局本位の批判報道のようで苦々しく思う。重箱の隅をつつくような番組が多い。国会で何が審議され何が決まったかより、誰が失言したか、誰々が悪いとか、野党よりひどいことを政府に質問している。政治評論家と称して出演している中には、我々一般国民より幼稚な解説をしている者もいる。我々に何を伝えたいのかさっぱり分からない。
  • メディアが競って政権や政党の支持率を発表しているが、何の目的で行っているのか。ワイドショーのネタ探しとしか思えない。ある局の朝からの生番組などは、司会者がヘラヘラ薄笑いを浮かべ、ゲスト議員を小ばかにしたような内容を放送している。「報道の自由」とは、内容がどうあれ、自由に放送出来るということなのか。メディアの考えを押し付けられるのは、余計なお世話だ。
  • 大韓航空機爆破事件の元死刑囚キム・ヒョンヒが来日したことを放送していた。移動中、ヘリで追いかけ、その様子を細部に至るまで伝えていた。移動先の敷地の建物の見取り図までフリップを使って説明していたが、行き過ぎではないか。警察が厳戒態勢を敷いて警備している中、ここまで詳細に放送してしまっては警察の努力が水の泡だ。拉致問題や国の外交問題にもかかわる内容を芸能ネタと同様に扱ってはならない。
  • 福岡の民放各局は、大雨・水害・交通情報などをテロップで流していますが、CMになるとテロップが消えてしまいます。番組が始まると、また最初からの情報が流れ、最後の情報にはなかなかたどりつきません。CMが終わるまで我慢していても、さっき見た情報からまた始められるとイライラします。3月のチリ地震の津波警報のように、CM中もずっと情報を流し続けてほしい。福岡県民にとっては津波以上に大雨情報は即時性を要するのです。
  • 韓国俳優の自殺についてです。現地の配信に委ねずに、各テレビ局は独自取材のために韓国まで出向いたのだろうか。マスコミの対応が理解できない。結果として、マスコミに乗せられた一部の日本のファンまでも現地に出向き、情けなかった。そっとしておいてあげることが、人間としての道理ではなかろうか。

【番組全般・その他】

  • 出演者に危険なゲームばかりさせていて、怪我人が出るのではないかとハラハラした。後半の、椅子を執拗に回すシーンは不快以外の何ものでもなかった。いい大人が公開いじめをするさまを放送していた。顔面蒼白の出演者に「死後硬直」とスーパーを載せるとは制作者の神経を疑う。番組の制作者の中に誰一人として疑問を持つ人間がいなかったのかと呆れて物も言えない。悪質にも程がある。不快極まりない。
  • ダウンタウンの浜田に「止めて!」と訴えても、執拗にイスを回され、顔色が青くなった様をまわりの同じ芸人やスタッフが笑っていることが不快きわまりなかった。舞鶴で手足を縛られ重りをつけられた状態で海に蹴り落とされ亡くなった少年の事件がすぐに頭に浮かびました。ゲームでも何でもありません。番組をやめてほしいです。
  • 問題だらけの番組でした。熱中症などによる脱水症状で倒れてしまった人がいる中で、三輪車レースをやり続けたことは問題です。テレビという影響力の強いメディアが熱中症でも頑張る姿を放送することで、熱中症への認識が甘くなります。また、タレントが駅伝で熱中症になりました。しかし、それでも企画を続け、タレントに200mですが走らせました。命にかかわることなのに、認識が甘いと思います。
  • テレビを見てこんなに不快になったのは初めてです。いくら作り話とはいえ、子供がいたぶられながら殺されるシーンはあまりにもひどい。身が震えるほどに不快で、犯人にではなく制作者に強い怒りを感じました。いくら話題を作り視聴率をとりたいからといって、やっていい限度を超えています。あのシーンは必ず模倣犯を生みます。テレビはどうなってしまうのだろうと不快で情けなく、ただただ涙が出ました。
  • アナログテレビで見ているが、今日から突然、画面が小さくなった。今までは上下に黒い帯が入って横長の画面だったが、今日からはそれに加え左右にも黒い帯が入った。小さなテレビなのでさらに一回り小さくなり非常に見づらい。総務省に電話をすると「地デジ対応テレビの購入を促すためにテレビ局と協力して、わざと小さい画面表示にしている」と言われた。テレビを買えない貧乏人に対する嫌がらせだ。
  • 1年後に地デジへ完全移行することは、十分に理解している。しかし、各家庭に経済的な事情があるため、地デジ化していないだけである。これは、国を挙げてのアナログ弱者いじめではないか。バラエティー番組がいじめにつながると言って規制ばかりしているが、こちらの方がよっぽど問題だ。
  • 最近のテレビ番組は略語が多過ぎて理解できないことがよくある。例えば情報番組で「デパチカ」という言葉が出ていたが、「何のことだろう」とあれこれ考えているうちに分からないまま番組が終わってしまった。後で孫に聞いて知ったのだが、「デパートの地下売り場」の略称だという。若い子同士の会話で使うならともかく、そうしたおかしな造語をテレビ番組で堂々と使うのはやめていただきたい。
  • スポーツ新聞や週刊誌の記事を題材にした放送が多い。放送するからには内容についてはしっかり責任をとってほしい。テレビを通して聞いたニュースは確かな報道のような勘違いを起こしやすい。スポーツ新聞や週刊誌はいい加減な報道をするものと思っていましたし、面白おかしければよいと考えていました。テレビで流れると、思わず信じてしまいそうになります。真実かどうか確認してから報道する義務があると考えます。
  • 最近、YouTubeやニコニコ動画等で閲覧できる映像を利用し、ナレーションや字幕などとともに芸人や役者の顔窓やコメントを利用している番組が多い。各局で放送しているので、同じ内容を何度も見たりする。YouTubeなど動画サイトや動画製作、投稿者にきちんと許可をとっているのだろうか。以前知人が投稿した動画がテレビで放送されたので、知人に連絡すると本人が驚いていたので権利の所在など確認を怠っていると思われる。個人の権利はどうでもよいのだろうか。
  • 投稿動画だけで構成されたスペシャル番組が多い。どの局もこぞって放送しているが、金がないのか、それとも番組を自分たちで作ろうという気がないのだろうか。インターネット上にあるものだから、視聴者の中にも見たことのある人は大勢いるだろう。なぜ素人の投稿動画だけを使って番組を構成するのか。海外の素人の動画や動物の動画をスタジオにいるタレントが笑って見ているだけだ。手を抜いているとしか思えない。

【ラジオ】

  • 民放連のラジオCMで、子供が「温暖化すると砂漠の中を通学することになるかも」と言っていた。いくらなんでも、人為的要因の温暖化で、砂漠の中を通学することになるとは思えないし、そんな意見をどの研究者からも聞いたことがない。間違った考えを世に流布するものだ。

【CM】

  • 今月は選挙があったが、「ソフトバンク」の白戸次郎が選挙に出馬するCMが気になった。放送の法律がどういう仕組みかはわからないが、選挙期間中にかかわらず、そんな嘘話を放送して大丈夫なのだろうか?

【BPOへの意見】

  • ラジオでBPOの告知を聞いたが、「××していないよね?」という言い方は、いじめをしている人が言うような言い回しで、聞いていて不愉快になる。今後、告知を作るときには「××していませんか?」にしてはどうか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 司会者が出演者に「こいつ脳死だ」などと言っていたが大変不快に感じた。あってはならない発言だ。実際に脳死の方々にも失礼であり、テレビ番組で人に言って良い言葉とは到底思えない。番組を見ていた子どもが真似したりでもしたら問題ではないか。
  • ゲストのお笑い芸人が出版した絵本や色紙などを出演者らが蹴飛ばしたり踏み付けたりした。何故そんなことをしたのかは分らないが、理由はどうであれ大切な作品を傷めたり汚したりするとはひどい。芸能人がそのような行為をしていては子どもの手本にならない。
  • お笑い芸人が地方に行き、女子高生をスカウトし、男性誌でグラビアデビューさせるという企画があるが、いかがなものか。街中で声をかけ、親の承諾を得るために家を訪ねるという内容だが、承諾する親が多いことにも驚く。危険なこの時勢、犯罪や事件に発展するということも考えないといけない。安易に承諾する親の気も知れないが、こういうコーナーは必要ないと思う。
  • 子ども番組でのお笑い芸人の歌が小学生にはふさわしくない。この歌は「女子だって、気に入らない男子がいたら我慢しないでパンチをしてよい」という内容だ。暴力を肯定する歌は放送してほしくない。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 子どもを惨殺した犯人に主人公が復讐するというドラマだが、残酷なシーンが多く見るに堪えない。恐怖でおしっこを漏らしてしまった子どもを犯人が面白がるシーンは明らかに常軌を逸しており、ドラマとしても一線を越えている。21時台だと子どもも見る可能性が十分にある時間帯だ。痛ましすぎて気分が悪くなり途中で見ることをやめてしまった。

【いじめに関する意見】

  • 女性芸人に痴漢行為をする男性芸人を笑って許す場面や、いすに座って何回転もさせられ顔色が悪くなっている芸人を司会者がどなりつけて無理やり再度いすに座らせ回転させる場面は、力の強い者による弱い者いじめ以外の何ものでもなくセクハラ・パワハラでもある。人が嫌がったり、苦しむ様子を見て笑いをとろうとする番組作りは最低だ。
  • 芸人が後輩の頭をバリカンで勝手に剃るという行為をしていたが、立場を利用してのいじめに繋がる場面で不快に感じた。一般社会では絶対許されない行為ではないか。その後も、ゲストの家で裸になりゲストの妻と布団に入る、生きた魚をテーブルや床で跳ねさせるなど、自分の家にこのようなことが起きたらと思うとゾッとする場面ばかりで、良識がないのかと思わせる内容だった。子どもの成長に有害だと感じる。

【性的表現に関する意見】

  • “新番組”ということで子どもと楽しみにしていた。ところが、番組が始まってすぐに子どもの殺害シーンや過激な性描写があり驚いた。21時台の番組は子どもを含めた家族で見る時間帯でもある。キスシーンくらいならともかく、露骨な性描写まで放送するのは行き過ぎではないか。映画であればR指定などで見るかどうかの判断も可能だが、テレビでは内容が確かめられないまま子どもでも見る可能性がある。配慮が必要だ。
  • 小中学生が帰宅する時間帯の夕方の情報バラエティー番組で、性の記事や話題を特集するのはいかがなものか。ゲストコメンテーターまで自身の性的な体験談などを語る始末だ。いき過ぎた内容を一刻も早く改善すべきではないか。
  • 深夜のバラエティー番組だが、深夜とはいえ子どもが見るかもしれない。パジャマを脱がしあい、その下に着ている水着姿になり、その様子を股間や胸などに迫って映す行為は不適切すぎる。そもそも水着姿ばかり映す番組がなぜ成り立つのか。なぜやめさせないのか。もう少しモラルをもって番組を管理してもらえないか。

【危険行為に関する意見】

  • クイズ番組で、限界に挑戦させようと狭い部屋の天井を徐々に下げて圧迫したり、密封された中に水を放水して首まで水につからせたり、水の中に答えを取りに潜らせたり、どう考えてもやりすぎではないか?水の圧力の恐ろしさがわかっているのだろうか?制作者が過激な番組を作らなくてはいけないように追い詰められている感じを受ける。事故などが起きないうちに再考を求める。

【動物に関する意見】

  • 狼犬に人を噛み殺させるというきわめて悪質なドラマだ。国内でも土佐犬など大型犬に噛まれて大怪我をしたり亡くなる人が出ている。動物を凶器に使うなど最低である。こういった番組は子どもたちの健全な育成に大きな影響がある。愛犬家から見ていても許せない番組だ。

【推奨番組に関する意見】

  • 差別されがちなサブカルチャーやネット文化をちゃんと評価し上手く扱った良い番組で、なかなか面白かった。マニアックな内容や独特な表現で正直わからないところもあったが、そこもまた良いところなのだろう。放送局には、サブカルチャーを学術的に評価したり、言論・表現の自由や内心の自由の意味や意義をどう考えるか、科学的・論理的に扱った番組を作ってほしい。

【残虐シーンに関する意見】

  • 子どもが見る時間帯のアニメであるにもかかわらず、戦闘で血が飛び散るシーンがある。少し見て気分が悪くなった。このアニメには配慮がなく、殺すことが格好良いように表現されていて問題だ。深夜夕方を問わずこういった残虐アニメが増えている気がする。売り上げや視聴率を求めることは仕方ないが、最低限のルールを作らないとモラルが崩壊する。

【CMに関する意見】

  • 使用無料を全面に出しているゲームの広告だが、有料部分をわかりやすくして無料部分と合わせて広告しないと詐欺に値すると思う。また、「盗む」というキーワードでゲームのツールを盗むことに引っ掛け、人の”彼”を盗む行為を演出している。道徳的に悪影響を与えることは必至である。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「人を馬鹿にしたり、下品なことを言う番組」について、テレビからこれらを取り除くことで世の中が良くなるのだろうか。テレビの環境浄化で良い子が育つのなら学校は不要だ。また、BPOはテレビの警察でもなければ、視聴者の不満や愚痴の捌け口でもない。その点を履き違えている意見が多すぎる。
  • 最近のBPOの視聴者意見は言葉の表現や方言、それにバラエティーへの批判が多すぎる。「方言を直せ、分かりづらい」などの言葉の批判は方言への差別に値する。また、バラエティー番組は笑えて人生を楽しくするものだ。「殺すぞ」などの言葉については制限してもいいと思うが、細かい表現にいちいちつっかかっていたら自由に発言できなくなる。今の放送は取り除かなくてもいいものまで取り除いていると思う。
  • ドラマでの暴力・殺人シーンについて「子どもに悪影響」との意見に賛成だ。映画にはR指定などがあり、過激な暴力や性表現などを扱った作品では子どもは入場できないが、テレビはどの年齢でも見ることができてしまう。親子で話し合うことも重要だが、すべて視聴者に任せることは危険だと思う。

2010年6月に視聴者から寄せられた意見

2010年6月に視聴者から寄せられた意見

小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還したが、どこの放送局も生中継しなかったため、「報道の役割を放棄したものだ」との厳しい批判が寄せられた。大相撲の野球賭博問題が明るみに出たが、予定されていた大相撲名古屋場所をテレビ中継するべきかなど、大きな問題が視聴者から提起された。

6月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,526件で、5月と比較して69件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール61%、電話34%、FAX2%、手紙ほか3%。
男女別は男性72%、女性24%、不明4%で、世代別では30歳代29%、40歳代26%、20歳代18%、50歳代14%、60歳以上11%、10歳代2%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は683件(39局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、43件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

6月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は前月とほぼ同数で、政治、スポーツ、バラエティーなどテーマは多岐にわたった。
鳩山首相の突然の辞任を受けて、菅新内閣がスタートした。”小沢ばなれ”効果もあり内閣支持率は急上昇し、いっきに参院選挙に向かうこととなった。選挙の争点として「消費税の引き上げ」がクローズアップされたこともあり、視聴者の意見も政治関連で172件となった。
小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還した。多くの困難やトラブルを乗り越えての生還に、多くの人々が感動した。深夜のニュースであったが、どこの放送局も生中継しなかったため視聴者から、「報道の役割を放棄したものだ」との厳しい批判が寄せられた。
相撲界を大きく揺るがす野球賭博問題が明るみに出た。大関琴光喜への恐喝事件がきっかけとなり、賭博に関わっていた力士や親方の処分、さらには予定されていた大相撲名古屋場所を開催すべきか、テレビ中継をすべきかなどメディアにとっても大きな問題が視聴者から提起された。
サッカーワールドカップ南アフリカ大会が行われ、日本代表は惜しくもベスト8進出はならなかったものの、前評判を覆して大健闘し、多くのファン、視聴者から「感動した、ありがとう」の声が意見でも寄せられた。中継放送では、「ブブゼラの音がうるさくて」実況のアナウンスが聞き取れないなどの注文が出された。
東京都青少年健全育成条例の改正案は否決されたが、いわゆる「アニメ規制」「児童ポルノ問題」をめぐり、多くの意見が寄せられたほか、バラエティー番組での芸人の発言が不穏当で品位に欠けるとの指摘もあった。
報道関連意見は146件、バラエティー番組への意見は198件あった。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で58件、不適格な出演者検索では48件あった。ラジオに関する意見は56件、CMに関する意見は76件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は123件で、前月とほぼ同数だった。
今月はここ数カ月の傾向と同じく、低俗・モラルに反するとの意見(35件)および性的表現に関する意見(30件)が多数寄せられた。前者については、特定の番組への集中はみられないが、子ども向け番組への批判意見が比較的目立った。後者については、有識者らが特定のテーマについて持論を解説する2つの番組で、児童ポルノ規制問題を取り上げた回に対し、「内容に偏りがある」「データが不正確だ」などの批判意見が合計19件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • テレビは鳩山総理を叩き、民主党の支持率下落を嘲笑するような報道をしていたのに、菅総理に替わった途端、今度は新総理や新閣僚らを持ち上げるようなことばかり言っている。新内閣は始まって3日目である。まだ何の実績もないのだから、好意的に華々しく取り上げる根拠もない。ここ数日の内閣交代によるお祭り騒ぎは、テレビ独特の節操の無さの産物だ。軽薄で無責任そのものの報道を「改めよう」という声は内部から起こらないのだろうか。
  • ニュースや報道番組のあり方について疑問がある。景気の停滞や下降の原因は政府の方針もあるが、テレビの影響も大きいのではないか。政府を追及していく姿勢は結構だと思うが、どうも偏り過ぎている。良い政策や国民に有利なことも、もっと取り上げて褒めてもいいのではないか。国民が消費意欲を出し景気が上向く。政府のやっている行動を理解し、頑張ろうと意欲が出ることもあるのではないか。ある番組ではメインキャスターの主観が前面に押し出され、国民が政府や現在の日本に対して誤解を生むのではないかと思える発言をしている。表現の自由とは、かけ離れた行為だ。
  • 世界にとって歴史的な1日でした。「はやぶさ」の帰還です。海外でも生中継で放送されました。しかしながら、日本の地上波テレビ局は生放送しませんでした。NHKでさえ放送しませんでした。くだらないバラエティー番組や、いつでも放送できるワールドカップの特集を延々と続けました。一体この国のテレビ局は何を考えているのでしょうか。
  • 「はやぶさの地球帰還」という世界に誇るべき偉業が達成されたのに、報道が控えめなことに驚いている。しかも「はやぶさ」の予算が事業仕分けにより大幅に減額されたと知ってびっくりした。こうしたニュースはテレビではほとんど伝えられなかったため、私はネットニュースで知った。放送界が「はやぶさの仕分け」をした与党に遠慮したからかとの憶測さえ流れた。「はやぶさ」の件で色々考えさせられた。公平な報道を心から望む。
  • サッカーワールドカップの報道が過剰だ。地上波放送で連日W杯関連の番組を大量に放送し、衛星放送でも放送している。同じ番組を何回も放送している。民放各局もワイドショーや報道番組でW杯を過剰に煽っている。高額な放送権料を払っているからだろうが、興味のない者からすればただの押し付けで、迷惑でしかない。
  • ワールドカップの試合前のパフォーマンスだと思って聞いていたが、試合中もずっとブブゼラの音が流れていた。気持ち悪く頭痛がする。ブブゼラを止めさせてください。解説も判定のホイッスルも聞こえない。
  • すべての番組に言えることだが、選挙間近に政治報道をあつかう場合、キャスター、コメンテーターに意見や感想を主張させることは問題がある。特定政党を非難する意見が相次いだりして、視聴者の投票行動に影響を与える可能性がある。この時期には客観的事実のみを報道し、キャスターやコメンテーターの意見や感想を加えることは抑制したほうがよいのではないか。
  • 政治に関しての街角インタビューだが、これほど危ない報道手法はないのではないか。意図的な操作が容易で、なおかつ市民の意見ということで、局は責任を持たなくてもよい。やらせではなくても都合の良い意見を拾うことはできるし、少数意見でも多数意見のようにみせることができる。最近の世論形成の流れを危惧する。実際の私の周辺の政治に関する意見】と、マスコミが伝える世論の実態に乖離を覚えるからだ。
  • ニュースや報道番組で、異常なまでのモザイク処理があり、不愉快でなりません。個人情報保護の行き過ぎではないでしょうか。個人情報保護の趣旨をテレビ局は曲解していませんか。テレビの最大の武器は映像です。曖昧な映像で放送されては、何らテレビの意味がありません。もう一度、「個人情報保護」を見直してはいかがでしょうか。
  • 芸能人が学生時代などの過去の写真をテレビ上に公表する時、一緒に写っている一般人のモザイク処理がされていないケースが見られます。もっとしっかり処理をお願いします。特に集合写真やスナップ写真などは一般人の顔を絶対に映さないようにしてください。その写真をもとにインターネットで誹謗中傷などが起きたら大変です。
  • ニュースで「食肉に”宮崎県産ではないので安心して下さい”と表示しているスーパーがある」と放送しました。これは「宮崎県産は安心して食べられない」と言っているようなものです。市場に出回っている宮崎県産の食肉は安全なはずです。こんな放送をすると、”宮崎県産ではない”ことを表示する業者が増えてしまいます。風評被害を増やさないためにも、こうした放送は控えて下さい。
  • 放送時間の表現が間違っていることを改めてほしい。ワールドカップの放送時間は「木曜深夜3時」と言っているが、実際は「金曜の深夜3時」が正しい。分かりにくく迷惑だ。テレビ局は25時や27時などの表現も用いるが、そんな時間は存在しない。

【番組全般・その他】

  • ペットを通じての出会いや交流は、心の優しさやあたたかさが伝わり、命の大切さを感じた。家族で見てほしい番組だ。ペットの愛情や素顔を間近で見られるシーンが楽しみで、毎週欠かさず見ている。バラエティー番組に見られる出演者同士の罵倒や紛糾、内輪話や下ネタで、心を平気で傷つける番組よりも、こうした心温まる番組が長く続くことを期待したい。
  • 民放には、大人が見る番組がない。バラエティーでも、つまらない芸人の内輪話ではなく、大人の鑑賞に堪える「しっかり作った」ものを放送してほしい。ファミリーレストランで無茶食いをしたり、内輪ウケのトークばかりでは大人は楽しめない。子供や若者に媚びない、大人が楽しめる番組作りをしてほしい。
  • 相撲はタニマチにもヤクザが多いと聞く。今回の問題が済んでも解決にはならないだろう。分かっていて放送する側に問題がある。放送局が強く暴力団の排斥を言えば効果があるのに、なぜしなかったのか。他のスポーツでも暴力団との関係が指摘されている。芸能界を含めて対処してもらいたい。
  • 相撲界の不祥事が取りざたされているが、全ての力士が事件に絡んでいるわけではない。真面目に稽古をしている力士もいるはずだ。コメントを取りたい取材者の気持ちもわかるが、無関係な力士たちへの執拗な取材は控えるべきである。
  • テレビをつければ関西弁の放送ばかりだ。関西出身のタレントが関西弁で喋りまくる。せめて、東京キー局制作の番組は標準語放送にしてほしい。「俺がしゃべるのが標準語じゃ」と言わんばかりに、関西弁を直そうとしないタレントにはうんざりする。かつて、地方の人間はテレビ放送で標準語や共通語を学んだが、今の放送ではそれができない。
  • おもしろ映像やびっくり映像を取り上げる番組では必ずといってよいほど、テレビ画面の左上にスタジオゲストの表情を映しているが、本編が見たい視聴者にとって邪魔以外の何ものでもない。特に録画して保存したい場合は非常に邪魔に感じる。そこで提案なのだが、各局でワイプについて視聴者がどう思っているのかモニタリングをしてもらいたい。

【ラジオ】

  • 「大相撲の野球賭博と暴力団」について、元力士をゲストに迎えてトークしていた。元力士は「暴力団は悪い人ではない、いい人が多い」「ずっと付き合っているが、立派な人が多い」など、暴力団を肯定する発言ばかりしていた。これらの発言に対して、司会者は全く否定せず、アナウンサーは沈黙したままだった。生放送中の発言とはいえ、司会者やアナウンサーが否定するチャンスはあった。違法なことやモラルに反することには、きちんと物を言わなければならないはずだ。何かこの番組のスタッフも含め、勘違いをしているとしか思えない。
  • あるラジオ局に点字一覧表を同封し点字で投稿したところ、断られた。私は視覚障害があるので点字でしかラジオ番組に参加できない。私のような人々の気持ちを理解してほしい。点字で手紙を出せないことはつらい。全国のラジオ局で点字での手紙を受け付けるようにお願いしたい。
  • パーソナリティーが、著作権法を犯し漫画をネット上に公開した少年に対しての感想で、「悪いとは思えない、時代の流れ」などと自説を展開し、ネット上に歌、漫画などを無断で公開することを推奨、容認するような発言を繰り返した。非常に問題だと思う。

【CM】

  • 注意を引くためか、携帯電話の呼び出し音を紛れこませたり、インターホンの音を微妙に忍びこませているコマーシャルがある。私自身は片耳難聴で、どこから音が来ているのか方向性がわからず、本当に呼び出されたかと思い驚く。世の中には、電話やインターホンの音にストレスを感じ、電話恐怖症の人もいるだろう。不必要にこのようなことをしてほしくない。
  • サプリメント・健康器具・化粧品など、通信販売のCMに見られる「あくまで個人の感想です」「効果には個人差があります」などの表現は、消費者に対する逃げの言葉だ。出演者もセミプロのようなエキストラタレントで、当然出演料が発生しているはずだ。仮に素人だとしても「ギャラ」は発生していると思う。これでは「何日で効果が現れた」と、効果を説明されても信用できない。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 司会者が出演者について「死んでしまった」などと発言した。人の生死を軽々しく語ったこの発言は非常に不愉快だった。この発言に対する問題の認識と反省を求めるとともに、当該発言をそのまま放送した放送局に対し憤りを感じる。こういった発言が青少年に与える影響の大きさを認識していただきたい。
  • 芸人と子どもが出演するコントで、深夜とはいえ子ども相手に「高飛車な女の落とし方」などを教えていた。このシリーズは、いくら子役といっても子どもに教える内容ではないし、意味が分かっていなくても子どもにさせる質問内容ではないと思う。もう少し品や常識のある内容にしてほしい。
  • 公共の電波を利用して、内輪のじゃれあい番組を放送することはいかがなものか。また「バカ」などの言葉も同様で、公共の電波でこのような単語を連呼することも見ていて不快感を覚える。この時間帯は小さな子どももテレビを見ていると思う。
  • 自局のドラマの番組宣伝のために、出演者の6歳の子役が早朝のニュース番組に出ていた。法的には問題ないのかもしれないが、6歳の子どもを朝早い番組に出演させることは問題だ。このような放送局の姿勢は改めるべきだ。

【性的表現に関する意見】

  • 児童ポルノ規制問題について、規制推進派に都合の良いデータばかりだった。このような問題の場合、賛否についての問題提起が重要なはずだ。賛成・反対どちらの意見があってもいいと思うが、片方だけの意見を過度に宣伝するような番組作りは問題である。「マンガやアニメもポルノ規制の対象」と印象付けるような発言もあったが、放送内容は公平なものであるべきだ。
  • 番組の後半で必ず”お色気ネタ”を出してくる。ゴールデンタイムで、視聴者の多くが小学生や園児を含む子どもやその家族であるのに、なぜ女性が下着姿になる場面が必要なのか。非常に楽しくよくできたコントで子どもはどうしても見てしまうのに、最後に出てくるお色気シーンはあさましい視聴率稼ぎとしか思えない。
  • 人気グループの悩み相談にレギュラー陣が応えるコーナーで、芸人が男性の下半身の名称を連呼しながら腰を振っていた。一度だけでなく何度も繰り返していた。子どもも見ているので過激な下ネタはやめて欲しい。

【いじめに関する意見】

  • 外国の学生によるいたずらの動画だが、どう見てもいじめに見える。この時間帯は多くの子どもも見ている。楽しそうに放送されると、このくらいはいいと思ってしまうかもしれない。被害者はたぶん怪我をしていると思う。このような放送はやめていただきたい。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 子どもが見る時間帯なのに暴力シーンが多すぎる。逃げまどう相手を執拗に殴りつけるなど、恐ろしくなるシーンばかりだ。このようなドラマが放送されると教育現場が荒れる。現場の教師は体をはって学校内の秩序を保っているのに、放送のおかげで多大な迷惑をかけられている。教員も心の底から傷つけられ、憤り、悔しい思いをしていることをどうか考えてほしい。
  • 登場人物を串刺しにして殺害することを暗示する場面があった。我が家では、小学3、5年生の子どもが視聴しているが、大人の私でも眼を背ける表現であり、極めて不適切であると思う。この他の部分についても、暴力表現についてリアリティーを追求する姿勢が優先されており、子ども向け番組としての配慮がなさ過ぎる。表現方法を検討するか、子どもが視聴できない深夜の時間帯に移すなどの対策が必要と考える。

【言葉に関する意見】

  • 民放各局のバラエティー番組での言葉使いが汚い。「てめえ」「バカ野郎」「この野郎」など、本当にひどい。子どもには「こういう言葉使いをしてはいけない」と常々教育しているが、これだけテレビで放送されていては子どもたちが真似するのも無理はないだろう。

【喫煙に関する意見】

  • 息子が毎週楽しみに見ているドラマだが、親の目から見ると主演の俳優の喫煙シーンが多過ぎる。かなりの頻度で煙草を吸っているが、私には喫煙の必然性が全く感じられない。まるで、演技力のなさを小道具で補っているように思われる。しかし、子どもにはその喫煙場面は格好よく映っているようで、青少年の喫煙に対する興味を助長しかねない。喫煙シーンをやめてほしい。

【報道に関する意見】

  • 中学生が先輩からのいじめで裸の動画を撮られた事件で、被害者の通う学校と思われる映像が何回も使用されていた。被害者への配慮がなさ過ぎる。動画を撮られた生徒の心境にもっと配慮するべきだし、学校の映像を使う必要があったのかも疑問だ。一旦世に出た動画は回収が難しく、それを更に拡散させるような報道は慎むべきだ。

【犯罪助長に関する意見】

  • 模倣犯罪を誘発するおそれのある殺人ドラマが多過ぎる。ドラマに影響されて犯罪に走る視聴者など実際にはほとんどいないだろうが、中には現実とフィクションの境界があいまいになり軽い気持ちで犯罪に走る者や、ドラマをヒントとして犯罪に利用する者も出るかもしれない。特に若い人への悪影響が心配だ。

【動物に関する意見】

  • 特番で「ウツボ対タコではどちらが強いか」を試すコーナーがあった。実験のため狭い水槽に入れられた両者はたちまち格闘を始め、ウツボの歯がタコの足に食い込むと表面は傷だらけになった。こうした残酷な行為は動物愛護の精神に反するものであり到底許されない。バラエティー番組なら動物虐待が許されるのか?子どもがこれに刺激されて動物をいじめたりすると問題だ。

【CMに関する意見】

  • 携帯用ゲームのCMで、「盗みまくれ」などと連呼し、盗みを煽動しているように聞こえる。最新のCMでは、友達の彼氏まで「盗んじゃおうかな」と言っており、青少年に悪影響だ。放送中止を要望する。
  • CMの放送について、テレビ局の姿勢に疑問を感じる。映画のCMで「ぶっ殺したろか」などの台詞が流れたが、子どもへの悪影響が懸念されるために作品はR-15指定なのではないか。CMは見ようと思わなくても見てしまう点で、映画を観るより問題であると思う。
  • パチンコのCMに対する苦情が多いにもかかわらず、いまだにパチンコのCMが垂れ流しなのは何故か?折角視聴者が苦情をBPOに伝えても、BPOからの各局への注意が聞き届けられないのであれば、BPOの存在価値とは何なのか?CMを無くすことは無理だとしても、子どもが見ない深夜枠に追いやるべきではないか。アニメなどで子どもの興味を引くようなパチンコCMは有害だ。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 毎月のように「子どもに悪影響」との意見があり、それを受けて実際に放送が打ち切りになった番組もある。しかしそれが本当に子どもたちのためになっているのだろうか。テレビは教育機関ではないし、子どもに気を使って規制・自粛することが本来の仕事ではない。テレビが子どもにとって有害と思えるなら、家庭でテレビをつけない日を決めたり、親子でテレビについて話し合うなどすべきだ。

2010年5月に視聴者から寄せられた意見

2010年5月に視聴者から寄せられた意見

宮崎県で発生した口蹄疫に関する報道や番組内容についての意見が多かった。政府の初動が遅れたことや、報道が十分にされなかったのではないかなどの疑問の声が多かった。感染拡大への対応や、種牛の処分、現地での取材のあり方などについても意見が寄せられた。

5月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,595件で、4月と比較して559件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール65%、電話30%、FAX3%、手紙ほか2%。
男女別は男性73%、女性23%、不明4%で、世代別では30歳代32%、40歳代26%、20歳代15%、50歳代13%、60歳以上11%、10歳代3%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は667件(43局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、48件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

5月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

5月の視聴者意見は、宮崎県で発生した口蹄疫に関する報道や番組内容についての意見が多かった。牛や豚の感染が、連休をはさんで爆発的に拡大していく中、政府の初動が遅れたことや、報道が十分にされなかったのではないかなどの疑問の声が多かった。感染拡大への対応や、種牛の処分、現地での取材のあり方などについても意見が寄せられた。
さらに、沖縄の普天間基地移設問題について、鳩山首相(当時)が約束を違えたなどの批判意見があった。「辺野古」への移設に反対した社民党福島党首の閣僚罷免、社民党の連立離脱などへの意見もあった。また採決をめぐるトラブルで民主党の三宅雪子議員が負傷し、「突き飛ばされた」、「いや自作自演だ」など賛否両論多くの意見が寄せられた。政治に関する意見は400件近くに上った。
バラエティー番組への意見は前月とほぼ同じの132件、お笑い芸人の言葉の使い方や、食べ方が下品だなどの批判が多かった。若い女性グループの売り出し方などをめぐる意見も多かった。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」の検索で52件、「不適格な出演者」で78件あった。ラジオに関する意見は55件、CMについては、パチンコCMが多いことや、山場でCMを挟むことなどへの批判が多かった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は124件で、前月を5件下回った。
今月は先月に引き続き、低俗・モラルに反するとの意見が24件、性的表現に関する意見が23件とほぼ並んだ。後者については、子ども向けアニメ番組のラ・テ欄表記に対し、「子どもに聞かれたら困る表記であり不適切だ」との批判意見が5件寄せられた。また、今月は複数のドラマ番組における喫煙シーンに対する批判意見が、通常より多く6件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • どうして口蹄疫の報道が一切されないのか。初動の遅れは政府・農水省の怠慢だ。感染経路がはっきりしないのにGWで人の大移動が起きたことにより、南九州のみで収まらない可能性がある。それにもかかわらずマスコミが報道しないことは、いかなる理由があるのか。これで、他県へ被害が拡大した場合は、マスコミは責任が取れるのか。これは明らかに”人災”だ。
  • 口蹄疫の感染拡大について、ワイドショーなどが報道している。予備知識のない取材陣が大量に現地に押しかけているようだ。人間にはうつらないが、衣服に付着して感染が拡大する可能性がある。取材は現地に任せておいたらどうだ。
  • 宮崎県の口蹄疫はなお拡大傾向にある。必死の防疫作業にもかかわらず、南下拡大している。発生から1カ月になろうとする中で、ようやくマスコミも注目し始めたようだが、政治が動かなければ既にどうしようもないところまで来ている。原因は購入飼料か、人為的なものか、いまだ不明だ。空気感染するウイルスだから、原因究明と防疫は徹底する必要がある。畜産農家の窮状と地域経済へ及ぼす影響など、時期を逸することなく情報を伝えていただきたい。
  • 宮崎県の種雄牛49頭の「延命措置」を知事が要望している件で、それを擁護するような報道がある。全頭殺処分というのは「家畜伝染病予防法」という法律で決められている。当然、この種雄牛も殺処分されなければならない。いずれの農家にとっても、家畜は何十年にわたり築きあげてきた大切な財産だ。それを法律で決められているといって、すべて処分せざるを得ない中で、農家を指導する立場の行政がそれを拒んで、特例を求めている現状はおかしい。県の対応を問いただすのが報道機関としての姿ではないか。私の実家は20kmの搬出制限区域内で養豚を営んでいる。農家としては、このような報道はやり切れない。恥ずかしくない報道を望む。
  • 公務員制度改革法案強行採決の際の三宅議員の転倒シーン。実際の転倒シーンをそのまま放送していれば、甘利議員が押していないことが分かるはずなのに、あえてその疑惑のシーンは右にカメラをずらして見えないようにしている。仮にたまたまカメラを右側に向ける際に起こった突然の出来事だったとしても、いろんな角度から撮っているわけだから、きちんと検証して事実を報道するべきだ。
  • 民主党の強行採決による会場での騒ぎが話題となっているが、肝心の強行採決しようとしていた法案は何なのか、中身はどういったものなのか、まったく報道されていない。視聴者が知りたいことは、自分たちの生活に直結する法案の中身だ。まったく知らされないまま、決まっていくことに恐ろしさを感じる。
  • 東京都条例改正に伴うコミック表現規制問題について報道する際、「2次元児童ポルノ」または「漫画児童ポルノ」の規制と表現され、「コミック表現規制問題」に反対している漫画家について、「児童ポルノ作家」というような表現をされることが多い。扇情的な表現を改め、適切な表現で報道するよう望む。
  • 大型連休の各地の様子を伝えるニュースで、大凧あげの事故を放送していた。事故のニュースという扱いではなく、バラエティー番組の扱いでした。たこが墜落するシーンから「現場にいる人の安否は?」というような煽りのスーパーを入れ、CMで引っ張った後、CM明けにけがをした人がいたことを伝えていた。事故を伝えるニュース番組としては、あまりに不謹慎だ。
  • 報道・情報番組で、「ボードに貼った新聞記事の読み上げ」が当たり前のように行われているが、テレビが新聞記事をそのまま流してどうするのか。テレビ独自の報道に自信も責任も持てないということの表れか。
  • 最近のテレビニュースは本当に「たちが悪い」。「死亡した被害者」の顔写真を平然と大写しにし、繰り返し放送している。「加害者」に対しては容疑者としての配慮から「顔の映像部分にモザイクを掛け、名前は伏せる」という丁重な扱いをする。この無神経な癖は直らないものだろうか。ちなみに、新聞紙面も昔は同様であったが、現在は新聞社の協定で被害者の顔写真を載せることなどなくなった。背景には遺族の猛烈な抗議があった。
  • 私は土木技術者である。東京湾アクアライン建設などにも携わり、子供には「公共事業」に従事していることを教えて来た。最近「公共事業の仕分け問題」がいろいろな番組で取り上げられる機会が増えたが、すべての公共事業をひとくくりにして「無駄」と表現されることが多くなった。そのせいで子供が学校でいじめられているようだ。父親として非常に心が痛む。公共事業にもいろいろある。安易に「公共事業=無駄」と受け取れるような放送をしないでほしい。

【番組全般・その他】

  • くだらない番組が多い。お笑い番組、食い物番組。特に食い物番組は最後まで食べもしない。料理を作った者の身にもなって欲しい。昔テレビが普及した時代に評論家の大宅壮一氏が「一億総白痴化する」と断言していたが、正に現代はその時代になっている。子供の教育レベルの低下は放送局に責任がある。
  • バラエティー番組では言葉の使い方が悪い。流行かも知れないが、聞いていて気分が悪い。本来の日本語はどこにあるのか。公共の放送なのに、タレントに注意しないのか。自分たちの儲けしか頭にないのか。最近では近所の子どもたちも、流行語しか頭にないようだ。もう少し標準語の放送ができないだろうか。将来を懸念している。
  • 「猫に餌をあげる」「花に水をあげる」など、各局のアナウンサーが言葉の使い方を誤っている。こんなことは小学生で得る知識ではないのか。日本語は正しく使ってほしいので、各局にぜひ伝えてほしい。
  • 外科手術のシーンをモザイク無しで放送するのはいかがなものか。手術をしている血まみれの手元だけならまだしも、切除した内臓が映ることは、ドラマの暴力シーンの比ではない。しばらく前はモザイクやボカシがかかっていたのに、どうしてわざわざ外すようなことをするのか。
  • 情報番組などで、各地の観光スポットや風光明媚な場所が紹介されるが、その名所のある「県名」を言わないために、地理的な見当が付かないことがよくある。先日もある番組で「たかおさん」という山を紹介していたが、県名を言わなかったためピンと来なかった。後で調べたところ、東京の「高尾山」と京都の「高雄山」という少なくとも2つの「たかおさん」があり、結局どちらなのか分からずじまいだった。せっかくの名所案内なのだから、どの地方の人が見ても分かるように「県名」を省略せずに紹介してもらいたい。
  • 楽しくテレビを見ていると、画面の中にワイプで出演している人がVTRを見ながら賑やかしている。見ることを邪魔されていると感じる。内容には興味があるのに、ワイプ画面や、それを見てうるさく意見を発している状態は、見る気が失せる。バラエティー番組しかり、ワイドショーでも報道の内容を伝えたいのか、出演者の表情を放送したいのか、イライラすることがある。
  • 「買い物難民」というテーマで、私の住む団地の自治会に取材依頼があった。すぐそばにあるショッピングセンターを住民がよく利用していたのだが、そこが現在は4店舗しか残っておらずシャッター街のようになっている。私たちを「買い物難民」として放送したいようだ。しかし、徒歩5分くらいの場所にスーパーもあるし100円ショップもあるので、実際は買い物に困っている人はいない。団地の住民に「買い物難民がどのような暮らしをしているか」についてのアンケートが実施されたが、困っていないので答えようがない。企画として不適切ではないか。

【ラジオ】

  • 司会者が「宮崎県で口蹄疫が問題になっています…。食べても大丈夫だそうですが心配ですねー」と、風評被害につながりかねないコメントをしていた。かつてBSE問題の時も、いわゆる”へたれ牛”の映像を流して、放送局は視聴者に誤解を与えた。この時も、畜産農家や食肉業界は大変な経営不振に陥った。放送局は聴取者に正しい情報を伝えることが使命ではないのか。
  • 点字で手紙を投稿した者です。ラジオ番組に点字でリクエストを出すのですが、放送局や担当者によって対応が違う。ある局では点字を受け付けてくれるが、他の局では「点字は難しいので困る」と断られた。点字でリクエストを出したい人は私以外にもいると思う。ぜひ多くの放送局で、点字でのリクエストを受け入れていただけないでしょうか。
  • 食品の通信販売のコーナーがあるが、パーソナリティーが食べながら紹介するので聞き苦しい。箸をカチャカチャ動かす音や、クチャクチャ噛んでいる音が耳障りだ。その上「おいしい」を連発し、食べることに夢中になって、本来のコメントがおろそかになっている。ラジオの場合、食べながら紹介することは不適切だ。
  • ラジオ局のホームページには、「NOW ON AIR」なる、現在放送されている音楽のタイトルとアーティスト名を表示する便利な機能がある。私も気になる曲があったときには、よく使う。しかし、この「NOW ON AIR」が、曲に合わせて更新されないことが往々にしてある。折角の機能なのだから、曲が流れると同時にきちんと情報が更新されるように改善してほしい。

【CM】

  • 番組の大事なところでCMが入ってしまうことが不愉快だ。何回もこうして「おあずけ」のようなことをされていると、イライラする。また、CMは総放送時間の18%以内と決まっているはずだが、守られていない。通販番組そのものや、番組内で食べ物や品物を紹介することは「CM」に当たらないとしているからだ。
  • バラエティー番組全般に言えるのだが、「CMの後は」と告知しておきながら、CMが明けてみると、来週の予告だったりする。あたかもCM明けにやるような告知なので、詐欺のようなものだ。どこの局も当たり前のようにやっているので、なんとかしてほしい。
  • 最近はノンアルコールビールのCMが増え、飲酒運転をなくそうというキャッチコピーまで出るようになった。この国も少しは良くなっている部分があり、悲観ばかりすることはないと思った。今後は適正飲酒を守る運動が徹底的に広がれば良いと思う。お酒の問題を社会全体で考えて行くことはこれからも必要だ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 雑誌グラビアに水着で登場する女子高生をスカウトするというコーナーがあった。未成年である素人の女子高生を、誰が見るともわからない雑誌で水着にするという行為に、制作者は大人としての罪悪感を覚えないのか。節度のある番組作りを望む。
  • タレントの誕生日パーティーでケーキが爆発するドッキリがあったが、主役ではない人がケーキを顔面にあびて喧嘩になり、それをクイズにしてみんなで笑い合うという悪質な内容があった。その人はコンタクトレンズをしていたが、目の中で割れたら大変なことになる。また、別のタレントが喧嘩を始めて非常に汚い言葉でののしっていたが、子どもが真似をしたらどうするのか。
  • 子ども番組だが、子役に合コンのようなことをさせて互いの悪口を言わせたり、大人が失敗したところを子どもにバカにさせる場面があったり、マラソンでズルをしてタクシーに乗りゴールしたり、寝転んでダラダラと食べ物を食べたり、教育上あまり良い内容ではない。問題があるコーナーはやめてもらいたい。

【性的表現に関する意見】

  • 小さな子ども向けのアニメ番組でありながら、ラ・テ欄に「ドM」などと信じがたい言葉が使用されていた。子どもに意味を尋ねられたが教えられなかった。当日の放送のサブタイトルは新聞のラ・テ欄と異なっていて、話題作りのためだったのかと不快感を覚えた。
  • 小学生の子役が先生に扮した芸人に質問をするコーナーで、子役に「オススメのデートスポットは?」という質問をさせて、先生役の芸人が「国道沿いのラブホテル」と答えていた。また、「熟女を確実に落とす方法は?」という質問もさせていた。子役にこのような性的な質問をさせることは不適切で、配慮が欠けている。
  • ドラマの番組宣伝に卑猥な言葉が出てきた。とても信じられない。息子に言葉の意味を聞かれ、怒りを感じている。何を考えてこのような宣伝を流しているのか理解できない。何とか対処していただきたい。
  • 以前からこの放送局のわいせつな番組に疑問を持っていた。ラブホテルやAVのCMを流すなど、明らかに青少年に対して害でしかない。今年に入ってこうした番組がなくなり安心していたが、また新たに曜日と時間帯を変えて放送されるようになった。非常に腹立たしく思っている。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 最近、性的表現や残酷な殺人シーンがあるアニメが実に多い。一部はゲームソフトにもなっており、子どもでも容易に手に入れられる。視聴率が取れるからといって、安易にこのようなアニメを誰でも見られる地上波で放送しないでほしい。
  • 「子どもに見せたい番組、見せたくない番組」の調査が発表されているが、子どもに何の影響があるのか分からない。「子どもに見せたくない場面」として暴力シーンなどが挙げられるが、見ると必ず暴力行為に走るのか。血を見せたり、殴られることなどは良いことではないが、本物っぽさを見せるのは時には必要だ。映像という疑似体験で学ぶことは多いと思う。

【いじめに関する意見】

  • 子どもがジャニーズファンなので一緒に見る機会があるが、見終わって後味の悪さが残る。司会者に対し進行を断ち切るようなコメントを言ったり、その人の性格を悪く言ったり、一緒に番組を盛り上げる気持ちが感じられず、大勢でいじめをしているのではないか。遅い時間帯の番組だが、ジャニーズの出演者がいると子どもも見ている。いじめを推奨する番組は要らない。

【喫煙に関する意見】

  • ドラマでの高校生の喫煙シーンはやめてほしい。なぜこんなシーンが許容されているのか不思議だ。喫煙をしたことのない子どもが主人公と自分を重ねて「喫煙はかっこいい」と思い込みかねない。不良高校生がいろいろな体験を経て成長していくシナリオ自体は良いが、不良のイメージに基づく”たばこ”という小道具に頼らない番組制作をしてほしい。

【言葉に関する意見】

  • 芸人と子どもがゲームで対決するコーナーで、芸人が「やべー」「やばい」という言葉を使うが、うちの子どもも真似をして「やべー」「やばい」と言う。放送局に「その部分を削除してほしい」と電話したが、毎週その言葉が放送されている。小さい子どもが多く見るので、言葉には注意してほしい。
  • タレントが「てめえ」「この野郎」「殺してやるぞ」などと暴言を吐いていた。いくら悪態をつくキャラクターといっても、これらの暴言・悪態の数々は度が過ぎる。4歳になる息子が真似して困る。BPOから放送局に指導してほしい。

【動物に関する意見】

  • タレントがふざけながら外来蟻と日本蟻を対決させる放送があった。蟻といえども生き物を粗末に扱うべきではない。もし生物学的に検証する必要があるなら、もっと厳粛な環境で実施すべきだ。「蟻程度の生命なら笑いながら見てもいい」と誤解する子どもを育ててしまったら大変危険だ。このような誤解は、人を大切にすること、動物を愛する心を持つことを妨げると思う。

【BPOへの意見】

  • 最近のBPOはバラエティー番組に対する批判が多すぎる。BPOのHPのおすすめ番組を見ても、学習的な内容ばかりでがっかりした。バラエティー番組は、笑えて、人生を楽しくするものだと思う。バラエティー番組の批判ばかり載せることは止めてほしい。

【犯罪の助長に関する意見】

  • 万引きの特集が放送された。この種の特集でいつも気になることは、万引きの罪について全く触れないことだ。青少年が鞄に品物を入れる瞬間の映像に重点を置き過ぎ、万引きが犯罪であるという印象を受けなかった。万引きすれば罪に問われることを明確に放送してほしい。

【危険行為に関する意見】

  • タレントらが路上を歩いている途中、団地敷地内で野球を始めた。ボールもバットも玩具ではあるが打てばそれなりに飛ぶし、当たれば危険でもある。打ったボールが団地の向かいの工事現場に行き来するトラックに当たる場面もあった。こうした大人の振る舞いを子どもが真似ると大きな事故にもつながりかねない。

【CMに関する意見】

  • 最近、このまま温暖化すると「近い将来、砂漠化する」「水中通勤しなければならなくなる」「ロボットに乗って買い物に行くことになる」などの荒唐無稽なCMが頻繁に流れているが、このような科学的根拠が薄い内容の放送を一体誰に向けて何のために行うのかわからない。特に幼い世代に悪影響があるので、内容を修正してほしい。
  • 4人程の女性が、胸とお尻がぎりぎり見えない程度でほとんどヌードになって、「ブラがいらない服」などと宣伝していた。夜でも子どもは起きているし、視聴者に迫ってくるような様子は、あまりに過激ではないかと疑問に感じた。
  • パチンコのCMが多過ぎる。青少年に悪影響だ。テレビ局も営業的に困難だろうから「放送するな」とは言わないが、放送するなら「18歳未満は法律で禁止されている」などと画面に表示し、注意を促す配慮が必要だ。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「番組が子どもに悪影響を与えるか」で意見が分かれている。「番組作りが萎縮しないか」という意見もある。しかし、子どもに対する影響云々ではなく、人を馬鹿にしたり、下品なことを言う番組や出演者が本当に必要なのか。ぜひこのような場ではないところで一度議論してほしい。
  • 「下品だから子どもに見せたくない」「自分が不快だから見せるな」といったクレームに近い意見がある。「下品」や「不快」なら、見ないという方法がある。子どもにも同様の手法を使えばいいし、不快と感じる放送について子どもと話し合うことも必要なはず。見たい人もいるのに一方的な私情に流されるのは良くない。また、視聴者も自分の感情に任せた意見は慎むべきだ。

2010年4月に視聴者から寄せられた意見

2010年4月に視聴者から寄せられた意見

春の編成替えの特番について、「出演者も内容も似たり寄ったりで、ウンザリする」という意見が多かった。また、練習中にくも膜下出血で倒れたプロ野球巨人軍コーチについて、誤って「急死」のテロップを出してしまったことなどへの批判が数多く寄せられた。

2010年4月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は2,154件で、3月と比較し59件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール68%、電話28%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性60%、女性37%、不明3%で、世代別では30代32%、40代24%、20代22%、50代10%、60歳以上8%、10代4% の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は1,194件(42局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、47件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

4月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

4月の視聴者意見は、春の編成替えで各局が放送する長時間の特番について、「出演者も内容も似たり寄ったりで、ウンザリする」という意見が多かった。また、先月に引き続き、女子フィギュアスケートに関する意見が多いのが特徴的であった。特にトリノで開かれた世界選手権大会の表彰式後のインタビュー映像で、不適切な編集がおこなわれていたことへの抗議の意見や、練習中にくも膜下出血で倒れたプロ野球巨人軍コーチについて、誤って「急死」のテロップを出してしまったことなどへの批判が数多く寄せられた。さらに東京都青少年健全育成条例の改正、いわゆる「アニメ規制」をめぐる討論番組での猪瀬副知事の発言に事実誤認があり、漫画家の作品や人権を貶めているとの抗議の意見が多くあった。
報道関連意見は238件、そのうち報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が143件、「報道のあり方」を論じた意見は82件であった。政治関連では、普天間基地移設問題や、「立ち上がれ日本」など新党関連、ゆとり教育問題などに意見が多かった。落選中の前議員を妻の現議員とともに番組に出演させ選挙区を明示したテロップを出した上、司会者が激励したとして、不謹慎さを指摘する意見もあった。
バラエティー番組への意見は3月より減って125件であった。情報バラエティー番組で「薬の説明を断ると90円得する」「献血するとタダで検査ができる」などと表現したことに対し、医療従事者などから批判意見が相次いだ。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で44件、不適格な出演者検索で113件であった。
ラジオに関する意見は78件、CMに関する意見は62件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は129件で、前月を10件ほど上回った。
今月はバラエティー、ドラマ、アニメ、ラジオ番組など幅広い番組に対し、低俗・モラルに反するとの意見が26件に上った。次いで、バラエティー番組で小学生の女児がダンスを披露したコーナーに対し、性的に過激だとする批判意見が4件寄せられたのを含め、複数の番組について性的表現の過剰さ・不適切さを指摘する批判意見が24件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「お薬手帳」を理解しないまま番組を作っていたことが伺える。「薬の説明書を毎回もらっていたら90円の損」という内容で、薬の説明書と「お薬手帳」を間違えて放送していた。
    「お薬手帳」によって、同じ薬を別の病院でもらっていることが判ったり災害時に今まで飲んでいた薬履歴が判るなどのメリットがあるのに、「断わらなければ損をする」という事実誤認を誘導している内容に怒りを覚える。
  • 宇宙飛行士の山崎直子さんについて、「ママさん」と強調する報道が目立つ。一人の宇宙飛行士としてよりも、「ママ」を強調することは、「結婚した女は家に入ることが当たり前で、それ以上のことをしているからすごい」というのが、いまだにマスコミの考え方なのだろう。「ママ」であるかないかなど関係ない。一人の宇宙飛行士としての能力を評価するべきだ。頑張っている女性に対して失礼だ。
  • 読売巨人軍の木村拓也コーチが練習中に倒れたという報道で、”意識不明”であったにもかかわらず、”急死”というテロップを出していた。そうなった場合に備えて、いち早く報道するためにテロップを用意していたのでしょうか?それではあまりにも不謹慎です。人を思う気持ちが少しでもあれば、このような準備はしなかったはずです。謝罪して済む話ではありません。
  • 「東京都青少年健全育成条例改正案」については、著名な漫画家や出版社等、多くの関係者が反対を表明している。だが、テレビではそのことをほとんど報道していない。「都の条例」にならって全国の他の自治体が同様の条例を制定することも十分に考えられる。このままでは漫画文化そのものを差別するような事態になりかねない。「表現の自由」を守るために、メディアがもっとこの問題を取り上げるべきだ。
  • 高等学校で講師をしているものです。確かに学力が下がったのは、「ゆとり教育」が一因だというのはわかりますが、なぜ「ゆとり教育」を導入したのかという点が抜けています。「ゆとり教育」は自ら考え自ら学び、主体的に行動できる人間を生み出すことを目指したものだったはずです。
  • 政治や事件などの報道に対して、一方的な内容が多く公平性に欠けるのではないかと思う。コメンテーターが何人かいても、常に片方に意見が偏っている。事実かどうかわからない内容までが報道され、視聴者に一方的に意見を押し付けている印象が強い。中立性を保った放送ができないのであればワイドショー的な番組はやらない方が良いのではないか。
  • 目上の人に対する言葉が敬語になっていない。特に民放のアナウンサーの質が落ちているような気がする。イントネーションや敬語の使い方を新人研修で指導しないのだろうか。せめてアナウンサー、キャスターはきちんとした日本語を話すようにしないと、言葉がどんどんおかしくなっていく。現に街角インタビューなどで受け答えをする人たちの言葉が、おかしな敬語を使う芸人と同じになっている。
  • メーカーなどは「不良品に関する告知」をホームページに掲載している。例えば、トヨタ、パナソニック、日清食品などはトップページに置き、消費者に広く知らせている。放送局もこのような姿勢が必要なのではないだろうか。事実と違う内容を放送した場合や不誠実な放送があった場合は、番組内で訂正やお詫びをするのはもちろんのことだが、一瞬にして過ぎてしまう放送だけで終わらせるのではなく、責任ある企業としてホームページ内のわかりやすい場所に訂正専用のページを設置し、そこで一定期間の告知をするべきだ。

【番組全般・その他】

  • どこのチャンネルでも、ここ数週間「特番」ばかりだ。出演者も内容も似たりよったりの番組にはもうウンザリだ。芸人を集めて騒げば良いというものではない。とにかくつまらない。このままではテレビ離れがもっと進んでしまう。原点に帰って、テレビにしかできない、内容ある番組を作ってほしい。
  • テレビが楽しみで、親から「見ていい」と言われてワクワクした時代は、もう昔なのですね。今は見せる側と見る側のどちらに主体があるのか。食事の時間もわきまえず、遠慮のない残酷な映像や、人気があるだけの芸人が新人芸人の人格までも痛めつける番組ばかり。見たくなければ見るなと言うのか。テレビ離れは、パソコンが普及したという理由だけでは決してない。それはテレビ側の言い訳だ。「面白い」感覚が、視聴者と制作者と違うようになっているのだ。笑いの根本が分かっていない。
  • 「サスペンスドラマ」や「刑事ドラマ」が多い。その上、この春から新たに刑事ドラマが始まる。現実で殺人事件が増加しているのに、ドラマは殺人の隠蔽方法まで教えている。「殺人」がなければ成立しないような「サスペンスドラマ」や「刑事ドラマ」は放送するべきではない。もっと心温まるドラマを放送して欲しい。ドラマもバラエティーも後々まで心に残る番組を作って欲しい。
  • テレビの情報番組でリポーターやスタジオ出演者らがモノを食べるシーンがよく出てくる。彼らが「おいしい」などと満面の笑みを浮かべて舌鼓を打っているのを見て、我々視聴者はテレビの前でよだれを垂らしているだけである。出演者の飲食シーンを排除することはできないのか?
  • 各局とも、テロップが非常に多い。速報が入った時に、もともとあるテロップと速報が重なって見づらいので改善してほしい。速報用のスペースを常に空けておくと良いのではないか。また、出演者がカンニングペーパーを見ながら話していることが丸わかりでみっともない。あんなことをするくらいなら、手元に持った原稿に時々目を落として話したほうが良いと思う。
  • 「血液検査を兼ねて献血をするとタダで各種の検査ができるので得である」と言っていた。とんでもない話だ。献血は検査目当てにするものではない。健康な人間が、不足している血液を補うために「協力する」のだ。もっとテレビの影響力が大きいことを考えて番組を作るべきだ。「損か得か」という安易な発想だけで番組を作ることは危険である。
  • タイトルはさまざまだが「全国警察24時」というような、警察や警察官に密着した番組がある。この中には「暴走族」を追いかけるシーンが必ずある。暴走族が逃走して、カーチェイスの末に逮捕されるというものだ。しかし、カーチェイスだけ見せても何もならない。逆に「××県警はゆるい」などと、弱点が露呈するよう場合もある。今のままの放送は暴走行為の歯止めにはならない。
  • 最近、占いを肯定的に取り扱う番組が増えているように思う。オウム真理教の事件後、オカルトに対する反省から心霊や占いなどを扱うことを避けていたはずだが、なし崩し的に占い礼賛傾向が強まっていて、若年者の「占い信仰」が目に付くようになった。占いを肯定的に扱う危険性や、検証を行わない無責任な言いっ放しを放置しておいて良いのか。
  • 最近のテレビ番組は、自局のドラマ、映画やバラエティー番組などの「宣伝」が非常に多い。宣伝するなとは言わないが、同じ俳優やタレントばかりを見せられる視聴者の身にもなってほしい。出演する俳優たちも芝居に集中したいだろうし、以前よりバラエティー出演などの仕事が増えて、いくら視聴率のためとはいえ、大変だろうと同情してしまう。
  • 画面の隅に小窓のような別画面をよく見かける。事件報道などを真剣に見たい時でも、小窓に男女のキャスターらが映ることで気が散って映像に集中できない。視聴者の中には、小窓のキャスターの表情に引き込まれて行くうちに、彼らの思いに同調してしまう者もいるのではないだろうか。少なくとも報道・情報系のコーナーでは「小窓」表示はやめるべきだ。

【ラジオ】

  • 「メッセージやリクエストをどんどんお寄せください!」と盛んに呼びかけている割には、紹介される投稿の数が少ないように思う。呼びかけに応じて投稿しているのだから、できる限りの時間を割いてたくさん読み上げるべきだ。
  • とんでもなく卑猥な放送をしているので驚いた。アダルトのコーナーでは、女性のあえぎ声を流すなどしており、明らかに放送番組の限界を超えている。昔と違い、今は子どもも自室で自由に夜更かしをする時代である。子どもがそのような番組を見つけ、毎週聞くようになったらどうするのか?
  • パーソナリティーのアシスタントやリポーターへの過度のパワハラ言動が目立ちます。仕事をしながら聴いていますが、哀しい気持ちになります。番組にもメールを送ったのですが改善が見られません。
  • 番組中にかかる音楽が”今風”なものばかりだ。国民歌謡もぜひ放送するべきだ。確実に増えている高齢者が楽しめるような曲をどんどん放送して欲しい。

【CM】

  • 番組からCMへ切り替わった際の音量を統一して欲しい。番組内の音量が、突然大きな音になることがあるので驚いてしまいます。寝付いた子どもが起きてしまったりして困ります。
  • 健康食品や健康器具等のCMで「あくまでも個人の感想です」と但し書きをしているが、良い意見だけ一方的に放送して何が個人の感想だ。「個人の意見です」と表記すれば何でも放送できるような体制はおかしい。

【BPOへの意見】

  • TBSに対し、郵便物開封の問題についてBPOの意見が出たことをニュースで知りました。納得がいきません。TBS側はいつものように「以後は注意します」とコメントしました。すべての局に言えることですが、報道における捏造や非常識な取材、偏った報道が多すぎると思います。その度にBPOから見解が出され、局は「反省する」という声明を出しますが、数年前から全く変わっていないように感じます。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • クイズ番組は本来クイズに正解することを目指して番組が進行するが、この番組は問題を間違えたタレントをからかって笑っている。タレントはそれで笑いがとれて満足かもしれないが、たとえば子どもが学校で出された問題に正解できなかった友達をからかうようにならないか。少なくとも、司会者は人をバカにし過ぎだ。この番組ほど子どもに悪影響を与える番組はない。
  • 中学生の大麻所持のニュースが報道された。最近は麻薬などと青少年の関わりが増えているらしい。これは、昨年の芸能人の薬物騒動の時に薬物の怖さをきちんと伝えなかったことが原因の一つとも言えるのではないか。制作者の方には、テレビの影響力が大きいことを再認識してほしい。
  • 学園をテーマにしたドラマは、不良が更正したり美化されるような内容が多いと感じている。不良を美化することにより、見ている子どもたちは「かっこいい」と受けとり、行動や服装を真似て風紀が乱れてしまう。同じ学園物でも不良を主役にするのではなく、スポーツなどをテーマにしてもいいのではないか。もっとさわやかな、子どもの心の成長になるような番組を放送して欲しい。
  • 毎日のように競艇場から中継している。そこで子どもにレースの着順を予想させ、正解すると商品をプレゼントしている。競艇場に子どもを連れてくる親も親だが、ギャンブルを教える放送局はおかしいのではないか。子どもに着順を予想させることもそうだが、この時間は多くの子どもがラジオを聴いている。このような放送はすぐにでも止めてほしい。

【性的表現に関する意見】

  • 小学生の女の子のグループが出ていたが、音楽に合わせてビキニスタイルになるまで、洋服を一枚ずつ脱ぎながら踊る様子はストリッパーのようだった。大人のいやらしい視線にさらされている自覚がない子どもたちに、このようなダンスをさせる親も親だ。それを公共の放送で披露させる放送局の倫理観も疑われる。もっと放送内容を精査するべきだ。
  • 近頃のアニメは性的な表現や言葉が多い。不特定多数の人が見るということは、当然ながら子どもも見ている。バラエティーでも下品な表現があるが、アニメもひどくなっている。もちろん良いアニメもあるが、通常の番組と同様に厳しく管理と監視をすべきだ。子どもたちや良いアニメを望む人たちのためにも考慮してほしい。
  • 深夜帯の番組は性表現をもう少し開放させるべきではないか。「青少年に悪影響を与える」という意見があるが、録画させないようにし、家庭や学校で教育すればいいのではないか。過剰な規制は番組作りの萎縮を招きかねない。昔はもっと性表現が含まれるテレビ番組が多かったが、その結果青少年に悪影響があったのかと問いたい。

【いじめに関する意見】

  • お笑い芸人がゲームの結果賞品を獲得したが、後半のコーナーで別の芸人がその芸人から賞品を無理矢理奪い取ってしまった。嫌がる人から力ずくで物を取ってしまう行為は笑えるものではない。子どもも見ているのに悪影響だ。イジメや恐喝につながるので、このような行為が横行しないようにしてほしい。
  • 司会者の絶妙なトークや芸人とのやりとりが好きで毎週見ている。唯一不愉快な点が、ひな壇芸人に対するいじめ的な発言である。この日の放送でも、タレントに対し「お前はしゃべるな」といった発言があり、いじめに近いものを感じた。「いじる」と「いじめ」の区別が付かない子どもにとっては、よくないいじり方であると思う。

【危険行為に関する意見】

  • 出演者が底なし沼に沈むゲームがある。発砲スチロールで作られているので出演者には問題ないと思うが、以前から砂場で小学生らが窒息死する事故が発生している。子どもは顔を出していれば平気だと思っているが、胸部圧迫で呼吸が出来ずに死んだ例もある。真似をしないようにというレベルで済む問題ではないと思う。
  • 夕方の子ども向けの番組で、バンドが激しく頭を振ってパンク風の歌を歌うシーンがあった。歌詞は子どもらしい内容の替え歌で問題ないが、頭を振る行為を子どもが真似ることがあってはいけないと思う。「揺さぶられ症候群」など、頭を振る行為は脳にダメージを与えることがあり危険だ。パンクバンドは子ども番組には相応しくないので出演を止めさせてほしい。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 暴力的な描写が非常に多く驚いた。具体的には、主人公らの適性を見極めるためのテストとして、残酷な拷問を課すシーンが4~5分にわたって描かれていた。そのリアルさは大人の私でさえ気分が悪くなったほどだ。このようなドラマは遅い時間に放送されるべきだ。比較的早い時間帯で放送しては子どもの目に触れてしまい、教育上非常に問題があると思う。
  • 民放各局が放送しているアニメは過激に戦うシーンが多い。血を流して殺し合っても「生き返る」「死なない」など、再生できてしまうものが多い。これでは子どもたちの死や暴力に対する意識が鈍感になってしまう。深夜に放送されているアニメはもっと過激だ。アニメに何らかの規制をかけるべきだ。

【推奨番組に関する意見】

  • 若者が主人公のドキュメンタリー番組。とてもいい番組だったが終了してしまい残念だ。「最近の若者は」などとよく言うが、この番組に出てくる若者たちは何事にも一所懸命で、見知らぬ土地でがんばっている姿がすがすがしかった。子どもたちに色々な職業を知って貰ういい機会でもあったと思う。またこのような素晴らしい番組を見たい。

【食べ物に関する意見】

  • 食べ尽くしや大食い系の番組は不快だ。無理をして食べることに腹が立つ。子どもの教育に良くないことは明白だ。暴力や罰ゲームよりもひどい。そんなにたくさん食べないと生きていけないのか?

【要望・提言】

  • 子ども番組に関して保護者からの意見が多いようだが、子どもと大人の好みは根本から異なる。アニメ等に興味のない大人の視聴者の意見を鵜呑みにせず、本当に子どもに対して害があるのか、本当に是正せねばならないものなのか、吟味することを切に願う。ユーモアやコメディーは些細なことなら笑って許せる広い心を育む一要素になり得る。BPOは、そうした要素も視野に入れた上で指導を行うべきだ。

【CMに関する意見】

  • 最近、パチンコや消費者金融のCMをやたらと見る。少なくとも子どもの見ている時間帯に流すのはやめてもらいたい。パチンコに魅力を感じたり、お金は簡単に借りられるものだと思ってしまうのではないか。
  • 1日に何度も見る携帯ゲームのCMだが、このCMを見ていた子どもが「店の物もこんな簡単に盗めたら良いのに」と、犯罪に興味を持ったようなことを言った。このゲームは「他人から物を盗む」という内容であり、子どもに大変な悪影響を及ぼすのではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもに低俗番組を見るなとは言えない」「低俗番組は子どもに悪影響なので早く終了させろ」といった親の監督放棄に近い意見や、一般的に子どもが視聴できない平日の深夜帯の番組に対する苦情が目立つが、BPOは放送倫理に関する議論を求める機関であり、各々の個人的な私情をぶちまける場所ではない。視聴者ももう少し考えて意見するべきではないか。

2010年3月に視聴者から寄せられた意見

2010年3月に視聴者から寄せられた意見

チリ地震による津波警報の地図表記の問題や、バンクーバー五輪に続くフィギュアスケート世界選手権への意見が多く寄せられた。浅田真央選手と韓国キムヨナ選手の取り上げ方が公平でないとの意見が多数寄せられた。五輪で健闘した日本選手をランキングし、酷評した発言に対する批判意見も多かった。

チリ地震による津波警報の地図表記の問題や、バンクーバー五輪に続くフィギュアスケート世界選手権への意見が多く寄せられた。

2010年 3月に電話FAX郵便EメールでBPOに寄せられた意見は2,213件で、2月と比較して462件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール70%,電話26%,FAX2%,手紙ほか2%。性別は男性59%,女性38%,不明3%で、世代は30歳代33%,40歳代24%,20歳代23%,60歳以上8%,50歳代8%,10歳代4% の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は1,299件(43局)であった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、47件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

3月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 4件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

3月の視聴者意見は、報道関連意見が前月とほぼ同数の165件。報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が77件、より広く「報道のあり方」を論じた意見は81件であった。
前月に引き続き、チリ地震による津波警報の地図表記の問題や、バンクーバー五輪に続くフィギュアスケート世界選手権への意見が多く寄せられたのが特徴的である。浅田真央選手と韓国キムヨナ選手の取り上げ方が公平でないとの意見が多数寄せられた。五輪で健闘した日本選手をランキングし、酷評した発言に対する批判意見も多かった。世界選手権の放送でも、録画映像音声に不適切な編集がされたと指摘する意見があった。
パラリンピックについては「もっと、取り上げるべきだ」との意見が多く寄せられた。
東京都青少年健全育成条例の改正案、いわゆる「アニメ規制」についても、猪瀬副知事の番組上での発言をめぐり、多くの批判意見があった。
政治関連では、政府民主党関連で42件、自民党で10件該当した。個別には「子ども手当」「外国人地方参政権」「普天間基地移設」「内閣支持率の低下」など幅広く意見が寄せられた。特に「朝鮮学校の無償化」問題で、大学教授の発言をテロップに誤記した件で多くの批判意見があった。
3月のバラエティー番組への意見は前月より8件増の186件であった。BPOの「バラエティー番組に関する意見」に呼応した番組などに対し、賛否両論が寄せられた。また、引きこもりの青年の立ち直りを追ったドキュメントで、アニメを意図的に貶めたとする意見も多かった。 
ドラマ関連の意見は11件、「韓国ドラマが多すぎる」との指摘がされたほか、若者向けのドラマで暴力シーンがひどいなどの意見が寄せられた。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で71件、「不適格な出演者」検索では95件あった。ラジオに関する意見は63件あったが、その内「下品な表現」を批判する意見が12件あった。CMに関する意見は41件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は116件で、前月とほぼ同数だった。
今月はバラエティー番組や放送全般に対し、低俗・モラルに反するとの意見が41件に上った。次いで、バラエティー番組を中心に一部のラジオ番組、アニメ番組に対し、「性的表現が過激で問題がある」「子どもも見ている時間帯にふさわしくない」などの批判が17件寄せられた。

意見抜粋

【取材・報道のあり方】

  • 各局の津波報道ですが、ある局は大津波警報が赤で津波警報がオレンジまたはピンク、別の局ではそれらが逆といったふうに一貫性が見られません。こうした報道の際、多くの視聴者は度々チャンネルを変えて事態を見守ると思われるので、統一基準があると良いと思います。
  • チリ地震による津波警報が終日出されていた。各局の画面に表示されている日本地図を見ていて気付いたのだが、ある放送局の表示していた地図だけは「対馬」が含まれていなかった。「国全体で災害に対処しよう」という時に、「対馬」の島民だけ除外するのはおかしいと思った。
  • 愛子様の不登校について、わざわざ繰り返し報道することはないと思う。報道されることが愛子様にとってプレッシャーになっていることがわからないのだろうか。報道する側にとっては面白ければいいのだろうか。「知る権利」や「表現の自由」を掲げて報道していれば良いというものではない。
  • 最近の犯罪報道に一言いいたい。それは闇金融問題、コインパーキングの乗り逃げ問題、万引きなどで、大抵は当事者間の和解で終わりとしていることです。これは犯罪意識の希薄化、金さえ出せば、反省しているふりさえすればよいという考えを招きかねません。
  • 何故、どのテレビ局も「子ども手当」の欠陥について取り上げないのでしょうか。外国人の親が日本にいれば日本に来たこともない子供にも支給され、逆に親が外国にいる日本人の子供には「子ども手当」が出ないという問題などがあります。逆差別とも言えるこうした問題について、放送局には報道する義務があります。
  • 和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に描いた米映画「ザコーヴ」について、各局で「イルカは鯨と同じように日本の伝統食なのだから、外国にとやかく言われたくない」という主旨の報道をしていた。しかし、スーパーでイルカが商品として並んでいるのを、私は見たことがない。イルカは「日本の伝統食」とは言えないと思う。イルカを日本人が好んで食べているかのような報道はやめてほしい。外国からの偏見を正当化するような報道は誤解を生む。
  • パラリンピックの競技の様子をもっと放送してほしい。体に障害を持つ人達の頑張っている姿をもっとみんなに見せるべきだと思う。オリンピックと比較して、余りにも差がありすぎる。もっと盛り上げて欲しい。
  • 福岡市の能古島の海岸で遺体が見つかった事件のニュースをアナウンサーが読み上げる際、BGMで悲劇的なクラシックの音楽がかかった。まるでドラマのような演出で、一瞬間違いかと思ったのだがクラシック音楽はそのまま流れ続けた。事件はドラマでも映画でもない事実である。被害者の家族が見たらどう思うか。報道する側はもっと配慮するべきだ。
  • ワイドショーで政治に関する話題を取り上げる事が多いが、事実だけを報道すればいいのに、解説者が意見を述べる。その意見は偏りが多く、みな反小沢民主党批判だ。政権政党である民主党をチェックするのは報道機関として当然だが、一人の解説者の意見だけで、反対意見のない一方的なものだ。他の出演者はその解説者の発言を鵜呑みにするしかない。これで公正中立の報道と言えるのか。反対意見の人も出演させ、判断材料を与えてこそ、公正中立な報道機関と言える。
  • 外国人参政権法案についてのニュースが、ほとんど報じられていない。法案が可決された時の影響力は、郵政民営化などとは比較にならないほど大きいはずなのに、ほとんどのテレビ局で取り上げないことは、意図的であると思わざるを得ない。非常に大事な問題なのだから、もっと扱って欲しい。
  • 政治に関する報道のあり方に疑問を感じます。政党や議員の不祥事が起こった場合、その事実を視聴者に伝えることは放送局として当たり前です。しかし、世論調査や特定の政党に対する聞き取り調査を繰り返し行い、それがあたかも事実や国民の総意であるかのように報道しています。事実というには余りにも不確かな場合が見受けられます。政治をワイドショーのネタのように扱い、スキャンダルを煽るばかりで、本来の公正な放送から逸脱していると言わざるを得ません。

【番組全般その他】

  • また「大食いネタ」の番組を放送していた。おいしい食べ物をおいしそうに食べるならまだしも、無理矢理口に突っ込んでいる姿は見ているだけで不愉快になる。食べたいけれど食べられない食材を「これでもか!」とばかりに口にねじ込む。こんな番組は、見ている側に何も良い効果を与えない。見ていた小学生の子供が「地球上には食べたくても食べられない人がたくさんいるのに、こんなもったいないことをして馬鹿なテレビ局だ」と憤慨していた。
  • 「この冬頭にきた日本人」というランキングで、オリンピックで入賞した選手たちの名前が羅列されていました。いくらアンケートとはいえ恣意的なものを感じます。しかし、それよりも浅田真央選手への「トリプルアクセルは誰でも跳べる」「あとはお遊戯」とのゲストの発言が許せません。オリンピックに向けて努力し、結果を出してきた選手に対する言葉として、あんまりではないでしょうか。スポーツに対して言及するなら、多少なりとも知識を持っている人か、見識のある人にしてほしい。
  • 自分の信じた道をひたすら進むために、日本を遠く離れて海外で活躍する無名の日本人を取り上げる番組です。私が今回見たのは、「子どもの頃からの昆虫好きが高じ、中学卒業と同時に南半球の各地を訪ねて昆虫の研究に励む男性」の半生だった。海外収録による映像も美しかったが、何よりこの男性の生き方に強く感銘を受けた。最近のテレビは芸人らが騒ぐバラエティー番組が多くうんざりしていたが、こうした良質な番組があることは頼もしい。
  • 過去に覚醒剤や大麻など薬物で逮捕された芸能人やミュージシャンが、普通にテレビに出て何事も無かったかのように歌ったり、偉そうにコメントしたりする人もいる。これでは、子供たちが「覚醒剤に手を出しても大した問題ではない」と勘違いしてしまう。普通の社会では、逮捕されれば今までの生活には簡単に戻れない。「芸能活動をやめろ」とまでは言わないが、影響力が大きいテレビの出演はやめるべきだ。またテレビ局もそういった人を出演させないで欲しい。
  • 最近のテレビは、番組の種類に関係なく字幕を多用しているが、見ていて煩わしいと思うこともしばしばだ。ニュースやドラマのセリフならともかく、お笑い芸人の下らないリアクションまで文字にして伝える必要があるのだろうか
  • 私は聴覚障害者です。今の放送は「ニュース」も「バラエティー」も「ドラマ」も、番組が終わったかどうかがよくわかりません。「製作著作」のテロップが出ればまだ理解できますが、そのテロップも少数です。聴覚障害者は文字が頼りです。番組の終わりには、必ず「終わり」や「END」の文字を入れて下さい。
  • 芸人司会者の発言は”悪口の見本”となっている。後で悪口を言った相手をフォローすることもあるが、視聴者はそんなに話上手ではない。視聴者は悪口しか真似をすることができないと思うので、彼の発言は大人子供問わず非常に悪影響である。非常に不愉快なのでテレビに出さないでほしい。
  • 昼間に韓国ドラマを2時間も見せられてはたまったものではない。ここは日本だ、日本人のための放送をするべきだ。私の母は70代だが、韓国ドラマばかりでがっかりしている。日本の俳優で制作するより、韓国ドラマを買って放送する方が安上がりかもしれないが、内容も薄っぺらで見るに堪えない。視聴者をバカにするのはいい加減にして欲しい。
  • 海外のストリーミングと地上波の放送を比較しましたが、浅田選手の演技前に音声を絞っているように思います。他にもスロー再生のカット、観客のスタンディングオベーションの様子を放送しないなど、不自然に編集しているように感じます。自国の選手なのに、悪意を持って放送するのはおかしいのではないですか。
  • 毎年放送しているフィギュアスケートの世界選手権ですが、東京と地方の格差が著しくひどいです。東京なら女子シングル以外の各種競技と「エキシビション」を放送してくれるのに、地方は女子シングルしか放送してくれません。せっかく男女ともに優勝者を出した大会で、そんな放送の仕方はないでしょう。
  • 月間勝者は1,000万円、GP優勝者に1億円という賞金は高すぎる。普通の人間が100万円稼ぐことでも大変なことだ。まして1億円ともなると別世界の金額である。それをたった3分間のコントで与えてしまうのは価値観が狂っている。スポンサーは携帯利用の収益をそんなことに使うのなら、社会に還元して欲しい。コントの内容が賞金に値するものならまだしも、学芸会のような寸劇コントばかりだ。観客のわざとらしい笑い声や、歓声が入っていて耳障りだった。
  • 「警察」の宣伝を目的とするような番組はおかしい。似たような番組が多く放送されているが、この種の番組は犯罪について考えさせるというより、「警察は頑張っている」「国のために悪を裁いている」といった自己中心的なものでしかない。そもそも国家機関がドキュメント番組の対象になっていることがおかしい。
  • 芸人らが、かなり危険な体験をしているが、そのうち死亡事故が起きるのではないかと心配している。外国版「田舎に泊まろう」的なコーナーは、一見、危なくないように見えるが、いきなり銃撃される恐れも全くないとは言えない。出演者の安全をもう少し考えて欲しい。
  • ワイドショーが「世界フィギュアスケート選手権大会」で、金メダルをとった浅田選手や高橋選手より、韓国のキムヨナ選手を大きく取り上げていることに意見したい。内容もキムヨナ選手の得点が不当に高かった疑惑を避けるためか、転倒シーンは放送されていない。なぜそこまで韓国人選手に気を使うのか。韓国のことになるとテレビ局は消極的になる。
  • 最近アナログテレビの上下に黒帯が入るらしい。ずいぶん失礼なことだ。こんなテレビを見るために買ったのではない。デジタルへの強制にも腹が立つが、少なくともデジタル移行までは嫌がらせをするべきではない。全く弱者いじめの横暴だ。人に優しい世の中に逆行している。
  • プロ野球では、今季から球審のカウントコールを国際基準に合わせ「ボール→ストライク」の順に表記する「BSO表記」の導入が決まったと聞いている。しかし、まだ各局の表記方法が徹底されていない。例えばA局では既に導入されているが、B局では従来通りストライクからカウントされている。視聴者が混乱しないためにも、各放送局は足並みを揃えて欲しい。
  • グルメ番組やバラエティー番組で、出演者が室内で帽子をかぶったまま食事するシーンが目立つが、やめさせるべきではないか。こんなことを許していたら、子どもたちが自宅やレストランで帽子をかぶったまま食事をすることに指導が出来なくなるだろう。
  • バラエティー番組で、卑猥な言葉や汚い言葉を連発したり、悪ふざけしたりする番組が多すぎます。タレントや芸人の方々の発する言葉の考えのなさ、品のなさに呆れてしまいます。時間帯は夜7時以降に多い気がします。この時間は子どもたちも起きていて、食事中だったりする時間ですから、よく考えて頂きたい。

【ラジオ】

  • ラジオ番組内での食べ物のCMが不快です。司会者と他の人が、美味しさを表現する為でしょうが、食べ物を口に含んだまま話をします。しかも大げさに。子供の頃からこれらは注意されている事です。こういう演出は止めて欲しい。
  • 視聴者からの手紙の、聞くに堪えない下品な話が一時間以上続いた。いくら視聴者からの手紙とはいえ、朝に放送出来る内容とは思えない。放送する側として朝からこんな下品で下劣な放送をすることは社会人としての常識を疑う。
  • 最近は高校野球のせいで、番組が放送されないことが多い。高校野球で放送内容の変更がある場合は、もっと早くに知らせてほしい。番組を楽しみにしているので、放送がないとがっかりしてしまう。

【CM】

  • 最近番組内のCMが、とても多いと感じる。ドラマは佳境に入った後半、数分でCMが入り、再開したらまたCMの繰り返しだ。これではとてもドラマに入り込めない。バラエティー番組も同様だが、CM前に「このあと××登場」と告知してCMを放送し、CMがあけたら実は来週の予告だった。今のCMの入れ方は、完全にテレビ局とスポンサーの都合で、視聴者の事を考えていない。
  • なぜアルコール飲料のCMに10代のファンが多いアイドルを使うのか。「お酒は二十歳になってから」と表示をしても説得力がない。アルコール飲料のCMは、もう少し年配の俳優やタレントを起用してほしい。子供のファンも多いので、アイドルを使うことはやめて欲しい。
  • CMになると音量が上がるような気がする。あまりに騒がしいのでチャンネルを替える。売りたいという気持ちは分からないでもないが、耳に心地よいものではない。番組と同じ音量が良い。

【BPOへの意見】

  • 「放送局のバラエティー番組の在り方などを考えるシンポジウムが開催され、番組制作担当者や視聴者からさまざまな意見が相次いだ」という記事を読んだ。シンポジウムは、BPOが2009年11月に公表したバラエティー番組に対する「意見」を受けて民放連が開催したとのことだが、このような企画が開催されるということは、大変素晴らしいと思う。
  • BPOではホームページ上に意見を公開しているのだから、BPOからのコメントもあっていいと思う。視聴者は専門的な、特に放送に関しての知識を持っているとは限らないので、BPOからの反論や意見などがほしい。このままでいい番組ができるとは思えない。また、BPOはどのような放送にしていきたいのか、どのような番組が良いのか具体的に分からない。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 容姿の醜い女性を見せ物にして視聴者に美容整形を推奨する内容で、極めて不快だ。子どもが見る時間帯の番組でもあり、悪影響を及ぼす。こうした番組に影響され、若者が親から貰った顔を簡単に作り変える風潮が蔓延してしまうのではないか。美容クリニックとのタイアップでもあり、拝金主義が透けて見える。番組を使って宣伝をするべきでない。
  • 子ども番組だが、教育上よくないと思う。「良い大人になるための方法を教えてくれる番組」と解説しているが、そんな要素はどこにもない。芸人がふざけているだけにしか見えない。この番組がやっていることは、日頃学校の先生がしている生活指導などを無駄にしている。
  • 女の子が変身して戦い、敵に対してお尻を向けて攻撃していた。ラジオやバラエティー番組は下品だというが、子どものアニメも下品すぎる。戦いが終わって妖精が身震いして黄色いものを出すことも、日曜の朝にやることなのか疑問に思った。
  • 過去に薬物で逮捕された芸能人やミュージシャンが、何事もなかったように出演している。これでは子どもたちが「薬物に手を出しても大したことはない」と勘違いしてしまう。芸能活動をやめろとまでは言わないが、影響力が大きいテレビに出るのはやめるべきだ。またテレビ局もそういった人を扱わないで欲しい。

【性的表現に関する意見】

  • 男性芸人が、女子高生に罵倒させたり尻を蹴らせたりしていた。また、芸人達が組んだ騎馬戦に女子高生を跨らせ、太ももを触ったりスカートの中を覗くような破廉恥な行為があった。これは公開セクハラだ。番組スタッフに強い怒りと不快感を覚える。放送局は彼女に謝罪すべきだ。
  • 子ども向けアニメでありながら、卑猥な言葉が頻繁に使われており視聴するに堪えない。何故こうした内容を手直しせずにそのまま放送するのか、全く理解できない。放送局の担当者はたがが緩んでいるのではないか。
  • 深夜帯の番組とはいえ、出演者のスカートから下着が見えており、あえて股間を広げたり胸も強調した衣装を着ている。そのほとんどがAV女優であり、パソコンなどで出演者を検索すれば裸体ばかりが目に付く。番組内容もくだらないもので見るに堪えない。いまや高画質で録画できる機器が普及しており、青少年に対して無防備すぎる。このような番組を流すくらいなら、朝まで放送を休ませておくべきだ。
  • AV女優が出ており驚いた。AV女優とて職業であることは否定しないが、誰もが聴取するラジオ番組に出演させるなら、せめて時間帯をもう少し考慮すべきだ。あるいは、番組の冒頭で何らかの注意を入れることはできないのか。お酒のCMで「飲酒は二十歳から」と表示するのと同様、不可能ではないと思う。

【いじめに関する意見】

  • 会社内のパワーハラスメントの実態がよく分かるドラマだが、あまりにもいじめのシーンが多く、これから社会に出る新入社員の不安を増大させるのではないかと危惧している。また、このドラマに出演している俳優は、以前特撮番組に出演していたので、このドラマを見た子どもが俳優に失望する恐れがあると感じた。いじめを取り上げる番組を制作するのであれば、キャストはよく吟味するべきである。
  • この番組は出演者にランクを付けるコーナーばかりだ。毎週同じタレントが、同じ様に「服の色が変だ」などとバカにされている。司会の女性芸人はいじめっ子のボスのような立場にあり、いつも同じタレントを集中攻撃している。小中学生に絶大な人気を誇るタレントが出ており、子どもの視聴者も多いと思う。もう少し内容を考えていただきたい。

【食べ物に関する意見】

  • 店のメニューを時間内に食べ尽くすという内容だったが、食べ物を何だと思っているのか。食べたくないのに無理やり食べ、とても不快に感じた。「程よい量をゆっくりおいしく食べる」と子どもに教えるべきなのに、ゴールデンタイムにこのような放送をするとはどうなのか。食べ物を無駄にしているとしか思えなかった。

【残虐シーンに関する意見】

  • 男性の首にまかれた爆弾が爆発する映像とその遺体までが放送された。私ももちろんショックを受けたが、一緒に見ていた子どもが受けた衝撃は計り知れない。大人である私も、この晩は一睡もできなかったほどだ。この番組は、内容がだんだんと過激になっている。子どもも見る時間帯なので、もう少し内容を考えてほしい。

【編成に関する意見】

  • 特番が多い改編期だが、最近では3~4時間の番組が目立つ。春休み中の児童が見ると、就寝時間のアンバランスや生活リズムの乱れを誘発させてしまう。少なくとも、22時過ぎまでひっぱるような番組構成は控えてもらいたい。

【CMに関する意見】

  • なぜアルコール飲料のCMに10代のファンが多いアイドルを使うのか。「お酒は二十歳になってから」と表示をしても説得力がない。アルコール飲料のCMは、もう少し年配の俳優やタレントを起用してほしい。子どものファンも多いので、アイドルを使うことはやめて欲しい。
  • 最近のパチンコは、アニメのヒット作品をモチーフにした台が出ているらしく、パチンコなのにアニメのCMかと勘違いしてしまう内容が非常に多い。何も知らない子ども達は、ゲームの延長のようにパチンコに興味を持ち始めている。こうした紛らわしいパチンコのCMは、放送の自粛を促すか子ども達の目に触れないよう時間帯を考慮するべきだ。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 視聴者意見を読むと、番組の一部に関する意見であることが多い。納得できる意見もあるが、神経質になり過ぎているところもある。実際これらの意見をすべて聞き入れて番組を制作すると、どんどんつまらなくなる。また、「いじめを助長する」という意見が多いが本当にそうだろうか。テレビが悪影響を及ぼすというよりも、家庭内で指導やしつけなどを行うべきだと思う。何でもかんでもテレビのせいにすることはおかしい。
  • パチンコCMについて「教育上良くないから自粛すべき」「規制できないのか」という意見があった。しかしパチンコの広告はテレビに限ったことではないし、子どもに悪影響を与えるのは何もパチンコばかりではない。パチンコ依存症などいつの時代でも起こっている。逆に、「パチンコのCMをやめれば全て解決するのか?」と問いたい。
  • 「子どもに見せたくないなら見せなければいい」「親が子どもに注意をしろ」という意見がたびたびあるが、親が子どもを四六時中監視しているわけにはいかないし、同級生に人気のある番組を「見るな」とは言えない。人によって価値観は違うので難しいが、やはり子どもに悪影響のある番組がもっと少なくなれば良いと思う。

2010年2月に視聴者から寄せられた意見

2010年2月に視聴者から寄せられた意見

小沢氏の不起訴処分を受けて、「検察からのリーク情報」が間違っていたことへの責任を問う意見や、それでもなお「限りなく黒に近いグレーだ」と報道を続けることへの批判意見が多くあった。また、故・中川元財務相の遺族が作製したカレンダーに関する記事を紹介した際の不適切な発言に対する批判意見などがあった。

民主党関連意見が128件あったが、そのうちの125件が民主党・小沢幹事長関連の意見であった。小沢氏の不起訴処分を受けて、「検察からのリーク情報」が間違っていたことへの責任を問う意見や、それでもなお「限りなく黒に近いグレーだ」と報道を続けることへの批判意見が多くあった。

2010年2月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,751件で、1月と比較して4件増加した。 意見のアクセス方法の割合は、Eメール69%、電話26%、FAX3%、手紙ほか2%。 男女別は男性74%、女性23%、不明3%で、世代別では30歳代27%、40歳代21%、20歳代21%、60歳以上18%、50歳代9%、10歳代4%の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は962件(49局)であった。 またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、53件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

2月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 3件
    (個人または直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は、報道関連意見が先月より減少した。意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が前月比で35件減の72件、より広く「報道のあり方」を論じた意見は、前月比27件減の83件であった。政治については民主党関連意見が128件あったが、そのうちの125件が民主党・小沢幹事長関連の意見であった。小沢氏の不起訴処分を受けて、「検察からのリーク情報」が間違っていたことへの責任を問う意見や、それでもなお「限りなく黒に近いグレーだ」と報道を続けることへの批判意見が多くあった。
また、故・中川元財務相の遺族が作製したカレンダーに関する記事を紹介した際の不適切な発言に対する批判意見が89件、日本相撲協会の理事長選挙や横綱朝青龍の引退など、相撲関連の意見が44件あった。外国人地方参政権に関する意見は、今月は11件寄せられた。
南米チリで発生した地震による津波警報が発令され、長時間テレビ画面に表示されたが、「番組視聴の邪魔になる」「地図が不適切だ」など、276件の意見が寄せられた。報道関連で「偏向」というキーワード検索で54件、「公平」で35件該当した。
バンクーバー冬季オリンピックに関する意見は93件。スノーボード選手の服装に関する報道への意見が33件、フィギュアスケートに関する意見が26件あったが、「この後すぐ」といいながら放送まで長時間待たせることへの批判意見も多く寄せられた。
今月のバラエティー番組への意見は、前月比204件減の178件、ドラマ関連の意見は10件減の43件であった。昨年BPO(放送倫理検証委員会)が出した「バラエティー番組への意見書」をテーマに取り上げた番組への意見が63件、番組で紹介したコントがオリンピック選手を中傷しているという批判意見が16件、この他、罰ゲームで大量の水を飲ませることへの危険性を指摘した意見も寄せられた。
ドラマでは、コンサートライブの「殺せ!」コールのシーン、少年同士が拳銃で打ち合うシーン、職場での過酷ないじめシーンなどが不適切であると指摘する意見が多かった。キーワード検索の「人権」で40件。「いじめ」で33件該当した。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で前月比86件増の152件、「不適格な出演者」検索は、ほぼ同数の93件であった。ラジオに関する意見は44件あったが、その内「下品な表現」を批判する意見が12件あった。放送局の視聴者・聴取者への応対に関する意見は、今月は36件。CMに関する意見は32件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は115件で、前月より約10件増加した。今月はバラエティー番組を中心に、危険行為に関する意見が21件、低俗・モラルに反するとの意見が19件に上った。また、複数のドラマ番組の銃撃、殴り合い、リンチなどの暴力的なシーンに対し、「あまりに残虐」「目を背けたくなる」などの批判があわせて10件以上寄せられた。

意見抜粋

【取材・報道のあり方】

  • 沖縄の基地移設問題についてだが、各局では基地問題で最も大切なことである国の安全保障について議論しないまま、移設先のことばかりを報道している。物事の本質というものをきちんと伝えてほしい。
  • マスコミは民主党の小沢幹事長が「説明責任を果たしていない」と責めるが、小沢幹事長の記者会見をまともに放送しているのか。記者会見はテレビ局に都合のいいコメントだけを編集し、わずかしか放送されない。これでは小沢幹事長の真意が国民に伝わらないと思う。今後、政治家の記者会見は、生放送か編集なしのノーカットで放送して欲しい。
  • 民主党の小沢幹事長を政治資金規正法違反で「黒」と決め付けた各局のニュースショーは、不起訴になった今、どのように責任を取るつもりなのか。起訴と言っていたコメンテーターや元東京地検特捜部長達は、謝罪するわけでもなく、いまだに「黒」だと主張している。マスコミは検察からのリーク情報の言いなりではなく、独自取材で真実を報道して欲しい。
  • 不正を働いている接骨院に、客を装ったテレビ局の人間が隠しカメラを持ち込んで取材していた。「手が痛い。ケガではないのだが」と話すテレビ局のスタッフに対し、院長は「ケガではなくても、転んだことにして保険を使おう」と提案していた。この院長はこの後に詐欺罪で逮捕されているが、この「おとり捜査」のような取材方法は放送倫理上問題はないのか。
  • 「故・中川元財務相のカレンダー相次ぐ注文の不思議」という記事の紹介で、遺族が選んだ生前のスナップ写真が収められていることを伝えていた。その際、アナウンサーとコメンテーターが「多分、変な写真は入ってないんでしょうね。あの泥酔記者会見の写真はね」「入ってないんですか?」「遺族は選ばないんじゃないかな」などと発言していた。これは中川氏の遺族とカレンダー購入者の気持ちを踏みにじる言葉だ。常識も良識もない、あまりの暴言が許せない。
  • 外国人地方参政権付与問題の紹介の仕方について「在日韓国人をはじめとする」と前置きしている場合が多いが、正確に「160ヵ国以上の永住者と特別永住者に関する」と前置きしてもらいたい。選挙権付与は在日韓国人だけのものではない。視聴者に誤解を与えるような報道はしてはならない。
  • 77歳のタクシードライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えて店舗に突入し、客ら4人に軽症を負わせた事故の報道だが、名前を出し映像付であそこまで報道する必要があるのだろうか。高齢者による運転ミスであり、故意に事故を起したのではないことは明らかである。それにも拘らず、逮捕されたとして名前や顔を詳細に放送するのは行き過ぎではないか。あの事故の報道でドライバーの実名と顔を知りたい視聴者はどれほどいるだろうか。このような事件に関しては、加害者の人権も考慮した報道をしても良いのではないか。
  • 「元俳優の被告が、覚せい剤事件で保護責任者遺棄致死罪で起訴された」というニュースを取り上げていた。コメンテーターが「被告が保護責任者遺棄致死罪であることは決まりだ。あとは裁判員裁判でどの程度情状酌量してもらえるかだ」という発言をした。被告は無実を主張していくということだが、これから始まる裁判に影響を与えかねないようなテレビでの発言は、慎むべきだと思う。
  • 最近の報道番組は、バラエティー番組なのかと思うぐらい、芸能ニュースなど、どうでもよい事ばかりを放送している。「報道しない自由」などという言い方をするが、それはおかしい。またコメンテーターと言われる人たちは本当に必要なのか。もし必要なら、報道内容に即した専門家に出演してもらうべきだ。素人のコメントをそのまま報道番組で流すなんて、世論をミスリードするためだとしか思えない。
  • 最近の報道番組でカメラのフラッシュが多く、そのまぶしさで光感受性発作のような症状が起きる可能性がある。アニメでは規制されているのに、なぜ報道番組では規制されないのか。
  • 認知症の方が保護されたというニュースを放送していたが、多額の現金を持っていたということは放送する必要がなかったと思う。何かと物騒な世の中だから、「どこの誰それが大金を持って徘徊していた」と噂になると、その方が犯罪に巻き込まれる危険性がある。単に認知症の方が保護されたということのみを伝えればよい。要らない情報まで伝える必要はない。

【番組全般・その他】

  • 鳩山首相が国会で「朝三暮四の意味を知っているか」と尋ねられ、「よく知っています」と 前置きした上で、間違って「朝令暮改」の意味を説明してしまった件について、番組キャスターとアナウンサーが「私も『朝三暮四』の意味は知りませんでした」とそれぞれ言っていた。いくらなんでも、キー局のアナウンサー試験に合格した人間が知らないはずはないと思う。もし本当に知らないとしたら大問題だ。もっと勉強してほしい。
  • 通常なら漢字の読みや人名・地理・歴史のことなどを答える問題ばかりのクイズ番組だが、今日は違った。「与党幹事長の政治資金管理団体の虚偽記載の金額は□億円」で答えは「4」だとか、「鳩山政権の1月の支持率は□2%」で答えは「4」などという問題を、なぜ入れる必要があったのか。非常に偏向した番組だと感じた。
  • 最近の番組は、ADやディレクターやプロデューサーが出演しすぎです。内輪のおふざけを放送しても、決して面白くありません。視聴者はどんどん減少していきます。
  • この番組では毎回テーマに沿った料理が紹介される。この日は「牡蛎(カキ)を使ったレシピを紹介する」と予告でも番組中にも散々言っていた。番組では出来上がったさまざまな牡蛎料理を映しており、私は「今か、今か」と、作り方の紹介が始まるのをテレビの前で待っていたのだが、最後の最後に「この作り方は携帯サイトでご確認ください」とだけ言って番組は終わってしまった。何と人をバカにしていることか。それだけでも不愉快なのに、そのレシピを携帯電話で見るためにはテレビ局との有料契約が必要とのことだ。こんなふざけたことが許されるのだろうか。
  • 深夜の人気番組をゴールデン枠に移動したら、面白くなくなると思います。これまでも、深夜からゴールデンに移動して打ち切りになってしまった番組はいくつもあります。深夜は深夜、ゴールデンはゴールデン、移ったらダメなんです。この番組には消えて欲しくありません。ゴールデンに行って視聴率が下がったら、また深夜に戻してください。
  • 各テレビ局では携帯サイトのコンテンツを充実させ、パソコンサイトからでは、番組参加、抽選申し込み、番組情報の入手などが検索できないケースが増えています。PCインターネットは低額固定制ですが、携帯iモードは通信料がとても高いのです。視聴者に金銭的な負担をかけないようお願いしたい。
  • 「病院だけがお産じゃない」という番組で、病院でのお産を批判し、自由でアットホームな雰囲気のお産を強調していた。出産後、母親がビールで乾杯している場面が流れたが、どんなに大丈夫そうに見えても、何が起こるか分からないのがお産です。飲酒場面を当たり前のように放送することがどんなに危険なことか、番組関係者は理解しているのでしょうか。
  • 番組のテーマは「たった1日で、あっという間に血圧が下がる」というものであった。しかし、実際には「1週間ほど入院して20万円の手術を受ければ血圧が下がる」という説明が欠けていた。これは病気で苦しむ人の神経を逆なでし、視聴者をだますものだ。
  • 話をしている本人は「出られない」ときちんとした日本語を使っているのに、テロップでは「出れない」と、ら抜き表現になっていた。仮に本人が、ら抜き言葉を使ってもテロップではきちんとした日本語の表示をすることが本当なのに、これでは逆ではないか。
  • 日本相撲協会の理事選挙で、大方の予想を覆した結果が出た。マスコミの関心は「当選を決めた票は、一体誰の投票によるものか?」という点に絞られ、各局のワイドショーではその話で持ちきりである。リポーターが相撲協会の役員にマイクを突きつけ「あなたは誰に投票しましたか?」などと質問したり、「誰が誰に投票したかを示すチャート表」をスタジオに用意して勝手に推測するなど、犯人探し同然のことを放送していた。今回の理事選挙は、無記名で自由意思に基づいて投票するという新方式だった。せっかく相撲協会が改革したのに、マスコミが犯人探しまがいのことをやっていては何もならない。
  • 相撲協会の理事選挙の模様を伝える際、各人が投票する手元を大きくズームアップして写していた。もう少しで投票用紙に書かれた氏名まで読めそうな迫り方だった。いくらテレビカメラの入場が許されたとはいえ、理事選挙でそこまでするのは自粛すべきだ。
  • この番組では、お便りが採用された人に大人のおもちゃをプレゼントしている。しかも、その現物をテレビで堂々と映している。深夜番組といえども、許されることではないと思う。
  • お笑い芸人がゲスト出演し、「嫌いな芸能人」「消えてしまえばいい番組」「やりにくい司会者」などのきわどい質問に答えた。ところが、彼の答えが全て音声処理され、放送では聞こえないようになっていた。これでは楽しいのはスタジオにいる出演者とスタッフだけで、視聴者の私は全く答えがわからず面白くなかった。
  • キー局のバラエティー番組で、BPOからのバラエティー番組への意見書を題材にしていたが、何か意味を取り違えているのではないか?笑いに対して真剣に取り組むという姿勢は否定しないが、制作スタッフの会議やネタのテストという名目で、危険を伴う内容を、さも問題がないように表現することはおかしいと思う。制作サイドは万全の態勢で取り組んでいるから安全性は保たれているのだろうが、テレビ画面の限られた空間と時間だけでは、視聴者には危険な行為でも安全で問題ないと受け取られる可能性があることをもっと考慮すべきだと感じた。いじめや児童虐待などで悩んでいる方たちの目にはどう映っただろうか。また、加害者側にいる判断力が乏しい人たちには、どんな影響を与えただろうか。バラエティー番組だから、たまにはハメを外すこともあると思うが、真しに受け止めるべきことを逆手に取ったような番組作りには疑問を感じた。お笑いファンとして残念でならない。
  • これぞ「プロ芸人」であり「バラエティーの在り方」だと思います。「教育上良くない」とか、「いじめを助長する」などのバラエティーに対する批判意見は、子どもをコントロール出来ない親や教師の言い訳に過ぎません。昔はドリフターズ・さんま・たけし・タモリなどがどんどん新しいことにチャレンジし、芸を磨いてきました。今はそうした芸人は少なく、素人同然のタレントばかりです。その中にあって、この番組出演者らは「出ている以上、叩かれても痛い思いをしても、笑って貰えるなら何でもします」という姿勢を見せていました。それこそがバラエティータレントの本質だと思います。
  • 各局が画面に日本地図を表示してチリ地震の津波警報を伝えているが、日本地図から長崎県の対馬を削除している局があった。対馬より小さい南西諸島・隠岐・小笠原諸島・五島列島等は表示されているので、作為的なものを感じた。
  • チリ地震による津波情報で、津波が来る地域を色分けで示すのはよいが、わざわざ点滅させなくても良かったのではないか。とても苦痛に感じた。災害情報が大切なことは分かるが、視聴者が不快にならない方法を考えて欲しい。
  • 大津波警報、津波警報、津波注意報の3種類が発表されたが、日本地図のまわりの色分けが各局で違うので見にくかった。警報なのだから、全局が同じ色に決めるべきだと思う。

【オリンピック】

  • スノーボード選手の服装について、連日放送しています。オリンピック選手としての心構え、服装、態度は私も厳格であるべきだと思います。乱れがあれば厳格に指導、注意も必要でしょう。しかし、それを連日放送する必要があるのでしょうか。スノボー全体の理解もまったくせずに、ただ一方的に批判する放送は、陰湿ないじめになっています。
  • 北京オリンピックほどではないが、テレビが浮かれているのに嫌気が差す。NHKなどは正午のニュースをずらしてまでオリンピック中継をしているが、高校野球のように教育テレビを使えばいい。民放も通販番組ばかりのBSで中継して、電波を有効活用すればいい。
  • フィギュアスケート中継では、選手の演技中は極力、解説者やアナウンサーは黙っていて欲しい。視聴者に伝えるべきは選手の演技であって、解説者やアナウンサーのしゃべりではない。しゃべりたければ、演技終了後リプレイを流すときに存分にしゃべればいい。
  • 競技終了後、まだ選手の息が上がっているのに、マイクを突きつけて、今後の進路などを無理矢理聞いている場面を見かけます。結果に納得がいかず、気持ちの整理がつかないところに追い討ちをかけるようで気の毒で仕方がありません。もう少し選手の気持ちに配慮した取材ができないものでしょうか。
  • 日本のオリンピック選手の育成費が、事業仕分けで27億円に減少した。こんな金額でバンクーバーでは世界の強豪と渡り合ってあっているのだ。メダルがどうのこうのとコメントする以前に、仕分けで削られた選手育成費の少なさや、選手の地元企業や地元民のきめ細かい応援をもっと報道すべきだ。

【ラジオ】

  • この日の放送は、性に関する話題の特集となっていた。まず、番組冒頭でパーソナリティーが、「この放送を聞いている子どもは、今から他局の放送を聞くようにしてほしい」と断わり、その直後からあらゆる性談義・性情報が満載された、とんでもない内容が放送された。昼間の時間帯に放送できる限度を明らかに超えている。このような放送はやめてほしい。
  • 緊急の交通情報が入った。ゲストとの楽しいトーク中だったので頭の切り替えが出来なかったのか、キャスターが、人様が亡くなられた人身事故の情報をゲラゲラ笑いながら読み上げました。第三者の私が人間として極めて激しい憤りを覚えたのですから、亡くなられた方のご家族や関係者の方々は、なお一層辛かったと思います。すぐに局に電話で苦情を申し入れ、「番組中にキャスター本人から詫びの一言でも入れていただきたい」と伝えました。オペレーターは「約束はできませんが、ご意見として伝えておきます」とのことでしたが、番組中には詫びの一言もなく、通常どおりの”ゲラゲラトーク”が続行しました。放送倫理違反に対する通報を、一般の意見・感想と一緒にされてはたまりません。

【CM】

  • CMでは、その映画の鑑賞料は子供一人500円とのことだった。子供だけで見せようと劇場に行ったところ、保護者同伴で500円とのことだった。子供だけの場合は、一人1000円になるという。CMに「保護者同伴」の文字が出ていたのかも知れないが、私の印象には残っていない。条件付ならハッキリと明記してほしい。
  • 喫煙マナーを守っていない人への注意CMを放送するべきだ。まだまだ歩きタバコやポイ捨て行為が多い。特に火のついたままのポイ捨てはこの時期、火事になったりする。火が消えているからといって道路に捨てている人もいるが、これを片づける人の身になって考えて欲しい。
  • 薬のCMだが、「おしっこ」という言葉を連呼していて非常に不愉快だ。CMは食事中でもいつでも構わず入ってしまうので、避けようがない。せめて放送する時間を考えてほしい。

【BPOへの意見】

  • BSデジタル放送では年々テレビショッピングが多くなっている。このままではショップチャンネルになりかねず、テレビ離れがさらに進むだろう。BPOはショップチャンネル化に歯止めを掛けるよう、テレビショッピングのあり方についての「見解」を出して欲しい。
  • このバラエティー番組は、BPO公認なのか?「BPOに寄せられた視聴者意見の検証」という大義名分を立てて、度の過ぎる悪ふざけを堂々と放送していた。この番組の趣旨をBPOに寄せられる意見は無意味で馬鹿げていると受け取って良いのだろうか。このような状況を容認するのであれば、BPOなど存在する意味すらないのではないか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ドラマ仕立てになっていて、小学校6年生の男の子が女の子に告白するシーンがあった。「好きです」と言ったまでは良かったが、その後に「キスして」と言って目を閉じていた。私は小学校3年生の娘と見ていたが、テレビで放送するにはふさわしくない内容だと思った。以前放送局にこの番組の対象年齢を聞いたところ、対象は小学生の子どもとの答えをもらったが、この内容は小学生に見せるには不適切だと思う。
  • タレントが「アナウンサーに記憶がなくなるまで酒を飲ませて潰す」と言ったが、一昔前ならともかく、アルコール・ハラスメントの概念も認識されるようになっている昨今、無理矢理酔い潰すことを笑いの対象にするのはいかがなものかと思う。この時間帯は子どもが家で見ている可能性もあり、子どもが「酒を飲ませることは悪くない」と無意識のうちに感じることがあるかもしれない。命にも関わる危険な行為を煽ることは、マスコミとしてあるまじき行為である。
  • 評論家がオリンピックに出場したスポーツ選手の衣装のことを「ベビー服」等と発言した。子どもや若者も見ているであろう時間帯に、日本の代表として頑張ってきた選手を褒めるどころかけなしていた。テレビは皆が見る物だ。頑張っている人の夢を壊すような発言を嬉々としてするコメンテーターと、その発言を止められない番組制作者に抗議したい。

【危険行為に関する意見】

  • ゲームのようなコーナーで、罰として多量の水を飲んでいた。多量の水を飲むことは水中毒になる恐れがあり危険である。視聴者、特に知識のない小中学生の行動に悪影響を与えないか。番組中に「危険です」等のテロップがあってもよかったのではないか。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 子どもに拳銃を持たせて射ち合いをさせるなど、目を背けたくなるシーンがあった。さらに、自動小銃が仕掛けられ、1人で遊ぶ幼児に向けて照準を合わせていた。このようなドラマがこの時間のテレビで放送されていることに疑問を感じる。
  • 人気グループが出演する学園ドラマだが、凶器を使っての暴行シーンのオンパレード、血のりの量も半端でなく見るに堪えない。テレビドラマにおける暴力シーンはこの番組に限らず多数存在しているが、それらは暴力を肯定するためのものではなくむしろ否定するために必要不可欠なものだ。しかし、この番組は何の意味も持たない暴力シーンを垂れ流している。打ち切りにしてほしいほどの悪辣な番組だと思う。
  • 殺しのシーンがとてもグロテスクだ。手から金属の爪を出して人のお腹を刺したり、血がたくさん出たりと、この時間帯のアニメとしてはふさわしくない。低年齢の子どもが見ない時間帯に放送するか、もしくは放送をやめるかどちらかにしてほしい。子どもにとっては、とても衝撃的なアニメだと思う。

【いじめに関する意見】

  • 子どもと一緒に見ていたが、転校生に対するいじめのようなシーンを見て、子どもが真似をしそうで嫌だった。日曜日の朝に放送するアニメは、もっと明るくて可愛い話がいい。
  • 芸人が「ハゲ」をネタにしている。人間として常識を疑う。外見への差別は、病気で髪が無い幼い子どもに対する「いじめ」につながることがわからないのだろうか。分別のつかない子ども達はすぐに真似をする。
  • 新人が会社でいじめられるという内容のドラマ。この番組に限ったことではないが、子どもが見ている時間に、学校で真似できるような内容の番組を放送することは教育的に良くない。放送を中止して欲しい。
  • 他局の番組のパロディー形式で構成されていたが、視聴者の意見を無視し、神経を逆なでするような内容だった。芸人の両手を縛って熱湯につき落としたり、コンクリート攻めにしたりと、見るに堪えない。いじめにつながるというよりは、いじめの方法のヒントを与えるようなもので、番組で主張されている「いじめられている子どもたちに元気になってほしい」というようなメッセージにはとても思えない。人が不幸な目に遭っていることを笑いの種にするのではなく、もっと他の方法を考えていただきたい。

【性的表現に関する意見】

  • お笑い芸人やAV女優が女性器の俗称をそのまま表現したり、アダルトビデオの宣伝がフリートークの体裁をとっていたりと、信じられない内容だ。さらに番組タイトルもアダルトを想起させるものであり、真っ当な番組とは思えない。ラジオは公共の放送であり全年齢層のリスナーが聞いている。即時、番組の終了を求める。
  • 番組内で歌われているオリジナル曲のタイトルが、一見普通の言葉を並べていながら、少し考えるとひわいに聴こえるような歌詞となっている。いくら深夜番組とはいえ、青少年の健全な育成に悪影響ではないか。

【言葉に関する意見】

  • 番組内のコンサートシーンで「殺せ!殺せ!皆殺し」とコールするシーンがあった。この時間帯でこのシナリオには怒りを覚える。小学生が見ている時間帯によくこんなストーリーを考えると思う。放送局には倫理観がないのか。

【要望・提言】

  • 報道は事件を伝えるだけではなく、実際どのような罰を受けて、そのためにどのくらい正常な生活が困難になるかまで伝えて欲しい。罪を犯すことでのリスクの怖さを十二分に教えることで、抑止にもつなげて欲しい。罪を犯した人の立ち直りを爽やかにドキュメント番組にすることは、「犯罪をしても大丈夫」という子どもを増やしてしまう。

【非科学的な内容に関する意見】

  • 複数の話題にわたって血液型に関する偏見を助長しかねない内容が放送されていた。特に、学者の間でも支持が得られていない独自の説を唱える専門家を登場させ、あたかも既に実証済みの事実であるかのように放送していた。BPOが出した「血液型を扱う番組への意見」に照らし合わせて問題のある内容だった。

【推奨番組に関する意見】

  • この番組でBPOの存在を知った。お笑いに対する思いや番組作りなど、とても感動した。あるコーナーについて、当初と比べ子どもたちへの対応が厳しくなっていると感じていたが、昨日の番組を見て、芸人の思いや、テレビに出演するにはプロとしての自覚が子どもにも必要なことなど、とても素晴らしいと思った。これからも萎縮しない面白いテレビ番組を期待している。

【CMに関する意見】

  • テレビを見ているとパチンコのCMが増えたと感じる。最近ではアニメを使ったパチンコのCMが目につく。面白そうな映像に「これ何の商品?」と思っているとパチンコだったりする。それも昼間にも放送しているので、自然と子どもの目にも入っていることだろう。パチンコはれっきとしたギャンブルであり子どもへの悪影響が心配だ。教育上よくないのでCMを自粛すべきだ。
  • パチンコ店及びパチンコ台メーカーのCMが、朝から晩まで流れていることが不快だ。青少年に悪影響だと思わないのか。昔はパチンコのCMは深夜番組の間ぐらいにしか流れていなかったと思うが、今は朝のニュース番組の間にも流れている。最近はアニメの台が多く、子どもも目を輝かせてしまう程だ。パチンコCMは規制できないのか?
  • 「盗めそうな人からお宝を盗め」というゲームのCMが流れていた。すきを見て普通の人から物を盗ることを良しとするゲームが存在すること自体が問題だと思うが、それよりも子どもが見る時間帯にCMで流れることも問題だ。CMは放送するまでに何人ものチェックを受けるのかと思っていた。社会的倫理を逸脱したものが放送されることは問題である。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「深夜番組は性的に低俗」「深夜番組にはグロテスクな内容が多く子どもに不適切」という意見が多いが、そういった番組は日付が変わるような深夜の放送だ。こういった問題は視聴者に落ち度があると思う。子どもをそのような時間まで起こしておくことも良くないし、部屋にテレビがあるというが、テレビなど買い与えなければいい。仕事の都合上深夜まで帰れない人もいると思うので、深夜番組に対する集中的な攻撃はやめていただきたい。
  • 「最近AV女優が出演することが多くなっている。子どもにとって不適切であり、時間帯を考えて欲しい」という意見があった。AV女優も同じ女性であり、職業で差別すべきではない。番組が子どもにとって不適切だと思うのなら、親が見せなければ良いだけのことではないか。

2010年1月に視聴者から寄せられた意見

2010年1月に視聴者から寄せられた意見

小沢幹事長の政治資金規正法違反疑惑報道に関して、情報源を「関係者によると」と表現することへの意見、検察しか知りえない「リーク情報」を放送することの是非を問う意見などがあった。このほか、「外国人参政権」に関する報道をもっとすべきという意見などがあった。

小沢幹事長の政治資金規正法違反疑惑報道に関する意見が178件あった。

2010年1月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,747件で、12月と比較して272件増加した。 意見のアクセス方法の割合は、Eメール66%、電話29%、FAX3%、手紙ほか2%。 男女別は男性73%、女性24%、不明3%で、世代別では30歳代34%、40歳代24%、20歳代16%、50歳代12%、60歳以上11%、10歳代3%の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は924件(39局)であった。 またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、54件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

1月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 0件
    (個人または直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

1月の視聴者意見の傾向として、まず、前月比で報道関連意見が増加したことが挙げられる。民主党関連意見が202件、自民党関連意見が41件あったが、そのうち、小沢幹事長の政治資金規正法違反疑惑報道に関する意見が178件あった。情報源を「関係者によると」と表現することへの意見が27件、検察しか知りえない「リーク情報」を放送することの是非を問う意見が24件寄せられた。「偏向」というキーワード検索で60件、「公平」で49件該当した。 このほか、「外国人参政権」に関する報道をもっとすべきという意見が29件、偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見が25件、芸能関係で、母親の葬儀に参列した元アイドルの報道で「茶髪で通夜に…」とテロップ表示したことへの批判意見が23件あった。意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が107件、より広い「報道のあり方」が110件あった。 また、今月はバラエティー番組やドラマへの意見も増加した。バラエティー番組への意見は前月比166件増の382件、ドラマ関連の意見は22件増の53件あった。バラエティーでは、事前の番宣と当日の放送の中で出演を告知した人が出演しなかったことへの批判意見が234件と集中した。ドラマでは新番組への意見が多く、内容が犯罪・テロリズムを美化している、主人公の行政書士の活動が法律違反である、職場でのいじめが陰湿過ぎるなどという意見が多く寄せられた。 スポーツ関連意見は42件あったが、そのうち27件が、格闘技で相手の腕を折り、試合後に中指を立てて相手を侮辱したシーンを放送したことへの批判意見であった。キーワード検索の「人権」で30件、「いじめ」で27件該当した。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で66件、「不適格な出演者」検索で97件と、いずれも前月より減少した。ラジオに関する意見は55件あったが、その半数は「下ネタ」「卑猥な表現」を批判するものであった。放送局の視聴者・聴取者への応対に関する意見は、今月は37件。CMに関する意見は38件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は103件で、前月より約10件減少した。 今月は「低俗、モラルに反する」との意見が25件、性的表現に関する意見が17件に上った。前者については、年末の格闘技番組で、勝者が敗者の腕を折ったり侮辱するなどした場面を放送したことに対し、6件の批判的意見が寄せられた。後者については、特定番組への集中はみられないが、複数のラジオ番組に対し、性的な表現が不適切であるとする意見が目立っている。

意見抜粋

【取材・報道のあり方】

  • 民主党小沢幹事長の政治資金問題について連日報道されているが、「疑惑」というばかりで問題の本質が分からない。小沢氏の行為はどのように法に抵触するのか。収賄が想定されるのか、政治資金規正法違反に該当するのかなど、どの行為がどのように該当するのか冷静に報道すべきである。本質を説明せずに「疑惑」だけを煽るのは、メディアの自殺行為ではないか。
  • 各局で、民主党の小沢幹事長の資金管理団体が購入した土地をめぐる疑惑について報道している。このニュースについて、よく「関係者の話から…」と前置きしているが、この「関係者」というのは一体誰なのか。視聴者には全く分からない。テレビで放送するのであれば、責任の所在をもっと明確にして報道するべきである。
  • 民放の報道で、「ある検事によると」「ある検察幹部によると」という表現が使われている。「ある」ほどいい加減な表現はない。「ある」人たちの発言が事実でなかった場合、その責任はだれが取るのだろう。
  • 政権交代がささやかれるようになった頃、テレビの報道が全般的に民主党寄りになったと思っていた。しかし、民主党・小沢幹事長の土地取引をめぐる疑惑が報道されるようになった途端、今度は「小沢批判・民主党批判」に一斉に変わり始めたように感じる。我々国民は、知らず知らずのうちにテレビによる情報操作を受けているようで非常に怖い。何が真実なのか、正しい報道をしてほしい。
  • 今朝の民放のニュースショーは「民主党・小沢幹事長問題」に多くの時間を割いていた。しかし、小沢問題も大事かも知れないが、「バグダッドの連続爆弾テロ」「足利事件の元検事証人尋問」「押尾容疑者の起訴」など、取り上げるべき問題は山積している。もっと視聴者の知りたいニュースを放送すべきだ。
  • 外国人参政権法案についてのニュースが、ほとんど報じられていない。法案が可決された時の影響力は、郵政民営化などとは比較にならないほど大きいはずなのに、ほとんどのテレビ局で取り上げていないのは、意図的であると思わざるを得ない。非常に大事な問題なのだから、もっと事件を扱って欲しい。
  • 小沢幹事長の捜査に対する番組の姿勢や、番組内のジャーナリストの発言が納得できない。あるジャーナリストは「不可解だというだけで捜査している。不可解罪なんてものはない」と発言した。だが、不可解だから捜査して真相を調べるのだろう。疑惑を放置しろとでも言うのか?また「国権の最高機関が、検察の気まぐれで影響を受けていいのか」と発言していたが、何を根拠に「検察の気まぐれ」だと決め付けているのか?検察より、こういうジャーナリストの姿勢の方がよっぽど不可解で問題だ。
  • テレビのニュースで、ある性犯罪の被害者が「裁判員裁判で、一般人である裁判員に自分自身のことや経験を知られるくらいなら、訴えを取り下げるほうがマシだ」と発言したことを伝えていた。それももっともだと思う。被害者が心配するように、性犯罪報道においては個人情報の保全に特別な配慮が必要なのだから、メディアはこの種の事件や裁判の報道をもっと慎重に扱うべきだ。裁判員制度を日本社会に健全に根付かせるためにも、報道する側の高い人権意識が求められると思う。
  • JAL再建についての報道があったが、その内容は、支援機構とJALの再建についての会議の模様を再現ドラマ風に報道し、それぞれの発言内容があたかも真実のごとくに放送されていた。テレビ局がどのように取材したか知らないが、報道番組としては不適切だと思う。
  • 鳩山首相が私邸に戻ったというニュースの際に、庭にいる首相の様子を植え込みの隙間から撮影していた。また、菅財務相が公邸に入るところを、高所の塀と建物の隙間から撮影して、スクープであるかのように放送していた。いくら公人である首相や大臣といえども、盗撮まがいのことをするのは疑問だ。

【番組全般・その他】

  • 放送前も放送中も再三に渡って「出演する」とあおっておきながら、「時間が足りなくなったので来週に」ということで結局出演しなかった。生番組ならともかく録画番組なのだから、最初から出ないことは分かっていたはずだ。人をだますにも程がある。視聴率を取るためなら何をやってもいいのか。法律番組が詐欺を働いてもいいのか。大切な時間と楽しみにしていた気持ちを返してほしい。
  • 番組の中で「まもなく登場」と言い続けながら延々と引っ張り、結局「次週持ち越し」というのは、確信犯的な視聴率稼ぎ以外の何ものでもない。この行為に怒りを覚えた。視聴率目当ての視聴者を馬鹿にした番宣は後を絶たないが、今回の場合は卑劣を通り越して犯罪と言うべきだ。これが許されると、また同じ事が起こるのではないかと、番組が信じられなくなる。
  • 番組で、「年末派遣村の施設に入りたい」というホームレスのおばあちゃんを取り上げていた。彼女は周りの人に聞きながら、寒い中、施設へと歩いて行く。やっと施設にたどり着くが「直接施設に来ても入れない」と断られ、またトボトボと戻っていく。そんな内容だった。ひどいと思った。テレビ局は最低だと思った。マスコミの人間なら、ハローワークで予約をしなければ施設に入所できないことは百も承知のはずではないか。なぜ一言、それを教えてあげないのか。人が困っているのを助けてあげないのか。人のことより番組作りの方が大事なのか。見ていて、不快感と絶望感が残った。
  • 正月に2時間半のスペシャルドラマが放送された。年末から番組宣伝が流れていたので家族で楽しみにして見た。ところが、ドラマの導入部分は新作の内容だったが、すぐに回想シーンになり、後は延々と、以前放送されたシリーズの「総集編」が放送された。これは、あまりにずるい。あまりにひどい。視聴者をだますものだ。お正月に2時間半のスペシャルを放送すると言い、事前の番宣では新作のシーンだけを放送すれば、誰だって本当のスペシャル番組が放送されると期待する。「総集編」などとは一言も言っていない。こういうことが許されるのだろうか。
  • 成人式の報道で問題行動がある度にモザイク処理をして放送しているが、モザイク処理はいらないのではないか。モザイクなしの形で放送する事が常識になれば、問題行動も減ると思う。公的行事を妨害している行為であり、ほかの参加者の邪魔をしている行為なので、プライバシーの侵害には当たらない。ありのままの姿を放送するべきだと思う。
  • 事件報道のBGM使用については幾度も指摘・批判がなされてきたが、放送局はなぜこうした批判を無視し続けるのか。先日も、外国人窃盗団による貴金属店強盗の容疑者を撮影した防犯カメラ映像が報道されたが、その際に「ルパン三世」のテーマ曲をBGMに使用した局があった。無定見さにあきれる。
  • このドラマは新人の行政書士の活躍を描くものだが、司法書士と行政書士を混同しているのか?法律業務は一部司法書士にも認められるものもあるが、原則として弁護士が行う。行政書士ができるのは、行政書士法に定める業務だけである。そもそも彼らには「法律相談権」がない。紛争性のあるものは、その業務対象に入らないからである。弁護士法、または司法書士法違反に該当する恐れのあるものは、テレビ番組として放送すべきではない。
  • 鍵屋さんの奮闘ぶりを放送していたが、鍵が厳重なため、玄関脇の窓の桟をはずして窓から業者が入って中から開けるというケースを紹介していた。しかし、ボカシを入れるわけでもなく、「桟をはずす光景」「どうやってはずすか」をそのまま放送していた。これではまるで泥棒に侵入の方法を教えているようなものだ。番組制作者の神経を疑う。
  • 大手自動車会社がアメリカで大規模なリコールをしたとのニュースで、最後に「今後、業績悪化に繋がることが懸念されます」とコメントしていた。このコメントはニュースに必要なのか?余計な先入観を視聴者に与えてはならないと思う。
  • 「新たな取り組み~性の介護~タブー視せず始めた人」で、身障者の性の問題を扱っていた。オランダやアメリカの例をあげ、いかにも性の介護が世界的潮流だと誤解を与えるような表現がされ、「日本でもこのような取り組みの検討が必要」という取り上げ方をしていた。しかし、子どもも見ている時間帯に、いかにも身障者相手なら売春行為が認められるかのような誤解を与えかねない番組を放送するのはおかしい。また、看護や介護の職場で働いている人でセクハラに悩まされている人は多いのに、このような性欲処理の問題を安易に取り扱い放送することは、セクハラを助長することにもなる。特に訪問介護などでは女性一人で訪問することもあり、危険を増幅させることを認識すべきだ。
  • テレビは「医者」や「弁護士」などの職業的ブランドイメージを過大に作り上げ、視聴者に誤った認識を植えつけていないだろうか。バラエティー番組に出てくるタレント弁護士や健康番組の医者など、実力以上にもてはやしていないか。
  • つい先日のことだが、孫と一緒にテレビでバラエティー番組を見ていたら、若い女性が「私、床上手よ!」と発言した。孫が「おじいちゃん、床上手ってなあに?なあに?教えてよ!」というので困った。確か夜の7時台か8時台の番組だったと思う。まだ子どもが起きている時間のテレビで、この発言はおかしいと思う。
  • 番組について意見を伝えようと地元の放送局に電話したら、「その番組は東京の局が制作しているので、うちは関係ないです」と言われました。放送しておきながら、「制作していないから関係ない」というのはおかしい。放送している以上は「意見を聞く耳」を持つべきだと思います。
  • 元アイドルの母親の葬儀のニュースで、「茶髪で最愛の母の通夜に…」というテロップが流れた。葬儀での茶髪が問題なら、人の生き死にを報道するニュース番組に出るアナウンサーが茶髪やピアスをしていることは不謹慎だと思う。
  • 出演中のアナウンサーへ一言。毎晩、氷点下まで冷え込む冬の日に、半袖姿でテレビ出演をするのは見ていて寒いです。自分達はスタジオ内で暖房をガンガンつけているのでしょうが、こちらは寒い部屋で見ているのですから、もう少し常識ある長袖とかの格好で出演するべきだと思います。番組内で「地球温暖化」とか偉そうに言っていますが、真冬に半袖姿で出る人に言われても、説得力がありません。
  • 阪神大震災から15年が過ぎ各局で震災をテーマにしたドラマが放送されていた。阪神大震災を風化させない努力は必要だが、ドラマはしょせん娯楽である。阪神大震災について話題にするのならば、ドキュメンタリーにしてほしい。
  • BS放送の特に深夜の時間帯に、テレビショッピング番組が多すぎる。しかも、必ずといって良いほど「ただ今電話が集中していますのでお急ぎ下さい」とテロップが出て、有り得ないほどの数の申し込み件数が表示される。深夜にあんな件数の申し込みがあるはずがない。こんな放送を許してはいけないと思う。
  • 「ヴィーナス値切り隊!ありえな~い爆安価格!」と題して、ペットショップで子犬を100円に値切って販売するという企画を放送していた。犬は生き物なのに、こんな扱いは許せない。簡単に手に入れられる「モノ」感覚で犬を飼う人は、気に入らなければ簡単にその犬を捨てるだろう。こんな放送をされると胸が痛む。100円に値切られた犬は今日から販売されるようだ。
  • 最近、人の寿命を扱った番組がよく放送される。長寿の秘訣などを紹介するのは構わないが、DNAを検査するなどして出演者の残り寿命を試算して笑いの種にするのは不謹慎極まりない。
  • 上海万博に向け、上海市民のマナー向上が話題になっていた。その中で「地下鉄の乗車は順番を守る」という項目があり、それを聞いたキャスターが「これは大阪人に言いたい」と発言した。確かに大阪にも順番を守らない人はいるが、それは大阪人に限った事ではない。これは大阪人に対する偏見だ。
  • ドラマなどで、番組の最後に衣装や音楽・ロケ先などのエンドロールが流れるが、スピードが速過ぎる。書いてある文字も小さくてとても読めない。あれでは「とりあえず流しておけば良い」と言わんばかりである。何か工夫をして読みやすくしてほしい。
  • 東京キー局が制作している番組全般について言いたい。はっきり言って全国放送に堪える内容ではない。東京のラーメン店やスイーツ店の情報を全国放送して、日本国民の大半が喜ぶとでも思っているのだろうか。やめてほしい。

【スポーツ】

  • この格闘技番組には「嫌悪感」しか覚えなかった。平気で腕の骨を折るシーンを放送したり、その後にその腕を折った選手が相手を侮辱して中指を立てるシーンを放送した。しかし、それについてアナウンサーや解説者で直ぐに苦言を呈する人がいなかった。視聴者に対して釈明もせずにそのまま放送した放送局の倫理感を疑う。

【ラジオ】

  • ラジオショッピングで局のアナウンサーが聴取者に営業するのはいかがなものかと思います。いつもは報道を伝えるアナウンサーが、「これは最高」「お勧め」「お買い得」等と連呼することに違和感を覚えます。テレビでは通販会社が宣伝していることが多いが、ラジオも通販会社を使ったらどうか。
  • 「番組中、アナウンサーは何回『オッパイ』と言ったでしょうか?6回言っていました。では、『セックス』は何回言うでしょうか」という番宣スポットが放送された。私が聞いたのは午前6時頃でしたが、早朝に放送する番宣の内容として「オッパイ」や「セックス」は不適切だと思います。悪乗りもいい加減にして下さい。
  • 出演のAV女優たちの卑猥な表現がストレートで過激だ。もう少しオブラートに包んだ表現はできないのか。深夜放送といっても限度があると思う。

【CM】

  • パチンコ業者のCMはやめて頂きたい。報道番組で「パチンコ依存病の怖さ、人格が変わり生活破綻」という放送をした局が、相変わらずパチンコ業者のCMを放送している。テレビ局のモラルはどうなったのか。収益さえ確保できれば、パチンコ依存症者のことなんか関係ないのか。
  • 番組を見ていると、いきなりCMになる。高齢者は判断力が鈍くなっているので、番組の続きだと思って見ている場合があり、番組とCMを混同してしまう。CMには誰でもが分かるように何か特定のマークなどを入れてほしい。

【BPOへの意見】

  • でも気軽に見られ、意見が投稿できるようにして欲しい。
  • BPOの活動はどのように行われているのだろうか。私達一般視聴者には、具体的な活動の状況がよく分からない。できれば、ホームページ上に審議の結果を文面で掲載するだけでなく、実際の審議の様子を動画でアップして、もっと身近に活動の様子が見えるようにして頂きたい。
  • BPOの電話受付時間は午前10時から正午、午後1時から5時となっているが、もっと広く意見を聞くために受付時間を拡大しても良いのではないか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 試合を見て非常に気分が悪くなった。故意に対戦相手の腕を折り、試合終了後、相手選手を侮辱し挑発するような行為をした。これらは放送するべきではないし、青少年に対しても悪影響がある。倫理的にも問題がある。いくら格闘技といっても、相手の腕を故意に折るということはあってはならない。今後は選手にはスポーツマンシップにのっとって戦ってほしいし、そういった姿を放送してほしい。
  • この番組だけではないが、最近AV女優がゴールデンタイムに出演することが多くなっている気がする。低年齢の子どもにとって不適切であり、時間帯を考えて欲しい。アダルト業界との垣根がなくなってきていて、決していいことではないと思う。社会全体のモラル低下につながるのではないだろうか。
  • タレントが泥酔した姿が放送されていたが、あまりにも品がなく見ていて不愉快な気持ちになった。子どもも見る時間帯なので注意してもらいたい。
  • 夕方の子ども対象の番組で、恋愛をモチーフにしたコーナーや性的な問題を歌にするなど不謹慎である。人と人の純粋な恋愛を子どもに見せるものではない。お笑いタレントが出演していることもあって、発言が不謹慎すぎる。暴力的な発言や挑発するような発言もある。

【性的表現に関する意見】

  • パーソナリティーの下ネタや卑猥な発言が多過ぎる。リスナーとの電話では、エッチな話や面白い話だと周囲のスタッフに「太鼓をたたけ」と叫びながらはしゃぐ。この時間帯は子ども達がラジオを聞きながら勉強しているが、これでは気が散ってしまう。
  • タレントの入浴シーンを流したが、これではただのエロ画像にしか見えない。この後のコーナーでは子どもタレントも出演していることから、深夜帯の”アダルト特化番組”ではなさそうだ。このような節度のない放送を許していては、どこまでエスカレートしてしまうのか心配だ。笑いが込められたものならまだしも、ただのエロ放送に対しては何らかの規制をすべきではないか。
  • 素人の芸を紹介するコーナーで、4人組の女性のうちの1人がタレントの頭部をスカートの中に入れて踊るシーンがあった。この破廉恥な行為を進行役のタレントは大爆笑で傍観しており、スタッフの大きな笑い声も背後に流れていた。番組スタッフの倫理観を疑いたくなる。こんな番組は成人でも目を覆いたくなるが、まして児童には見せられない。

【報道に関する意見】

  • 成人式での新成人の迷惑行為などを放送するのはやめてほしい。毎年のように放送されては、これをおもしろがって模倣する人間も出てくる。そもそもテレビ局がこういう問題をネタにニュース番組を放送するのはどうかと思う。

【いじめに関する意見】

  • このドラマでは職場内での新人への集団いじめがテーマになっているが、あまりにもいじめの程度が陰湿すぎる。仕事よりもいじめをする方がやりがいがあるかのように見えて仕方がない。さらに、現在就職活動をしている若者達に、社会に出て仕事をすることへの恐怖心をあおり、「会社に勤めれば多少のいじめを受けるのは当たり前なのだ」という誤った認識を持たせかねない構成になっている。
  • 子どもと一緒に昔から見ていたが、最近は配慮のない演出が多く残念だ。この日のドッキリ企画は、前半の部分がイジメにしか見えず、種明かしをしても後味の悪さだけが残った。その他にも、せっかく子どもたちが頑張っているのに、企画が練られていないために視聴者がいたたまれない気持ちになる場面が多いように感じる。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 夕食時に子どもと見ていたドラマが、あまりにもひどいのですぐにチャンネルを変えた。口の中に拳銃を突っ込んだり、ひどく殴りつけたり、小さな子どもが見る時間に放送するべき内容ではない。子どもはショックを受けて泣き出してしまった。暴力的な内容で断じて許せない。

【マナーに関する意見】

  • タレントが美術館内でフリスクを食べたら注意されたというエピソードを、許せない話として語っていた。笑える話が多い番組だが、これはまったく笑えなかった。美術館には美術館のルールがあり、それを守るのは大人のマナーである。子どもが真似をしたらと思うと悲しくなる。編集の時点でカットすべきではなかったのか。

【犯罪の助長に関する意見】

  • 子どもが父親の誘拐を企てて、成功するという内容だった。昼間の時間帯にこのような映画を放送するテレビ局の神経を疑う。青少年への影響など何も考えていない。主人公は違法金融業者で、誘拐をする犯罪者を英雄視する内容であり、放送基準を明らかに逸脱している。もっとテレビ文化を大事にすべきではないか。

【推奨番組に関する意見】

  • ジャグリングの試験に落ちた小学生の男の子が、努力をしてサーカス部に復帰するというコーナーを放送していた。悪ふざけばかりのバラエティー番組が多い中、子どもたちに努力の大切さを教える良い放送だったと思う。出演しているのは一般の子ではなく劇団の子らしいのだが、子役らしくない気取らない態度に感銘を受けた。

【喫煙に関する意見】

  • アイドルが主演しているため小中学生が多く見ていると思われるが、やたらにタバコを吸っている場面が多い。役作りなのだろうが、そんな演出をしなくてもイメージは作れるはずだ。

【CMに関する意見】

  • 男性精力剤のCMが白昼のラジオで放送されているが、表現がそのものズバリで品がない。そのようなCMは深夜以外に流すべきではない。先ほども中学生の孫と一緒にいる時に流れたので本当に困惑した。
  • 朝から晩までパチンコホールとパチンコ台のCMが放送されている。朝9時45分頃には開店に合わせてたくさん放送され、その後は深夜までパチンコCMのオンパレードだ。ホールは「出します・取らせます」と誇大広告で、パチンコ台は人気キャラクターを使ったものも多い。これでは子どもに興味を持つなと言う方が難しい。テレビ局も広告収入減少で大変なのはわかるが、モラルとプライドを忘れては困る。
  • なぜアルコール飲料のCMに10代のファンが多いアイドルを使うのか。「お酒は二十歳になってから」と表示をしても説得力がない。アルコール飲料のCMは、もう少し年配の俳優やタレントを起用してほしい。
  • 何年も前からラブホテルのCMを流している。時間帯も16時頃からと早いため、青少年の活動している時間帯と重なる。放送局には何度もメールで意見をしたが何の返事もない。内容も、カップルが「ホテルへ行こうよ」などと会話をする、直接的で低俗なものだ。この土地に住んでいる者として大変恥ずかしい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「いじめにつながる」とする意見が多いが、テレビで良くない場面があったらそれを子どもに対して否定すればいいことだ。自分がおもしろくないと思う番組もおもしろいと思って見ている人がいる。多種多様な番組があってしかるべきではないか。それを取捨選択するのは自由だし、多数が見なければ淘汰される。何でもかんでも文句を言う人のせいでどれだけテレビがつまらなくなっているか、もう一度考えるべきだろう。
  • テレビでの多少のグロテスク表現やお色気表現をどこまでも批判し「子どもの教育に悪い」と言っているが、ひとつのテレビ番組に子どもがそこまで影響を受けるなら親や学校は必要ない。BPOもそうだ。すぐに規制し余計に子どもの世界を閉塞的にしているのではないか。もう少し視聴者もBPOもゆっくり番組も見守ったらどうか。
  • 「格闘技は暴力だ」という意見があったが、格闘技はスポーツだ。ボクシングなどはオリンピック種目にもなっており、習い事としている子どもも多くいる。彼らにとってテレビに出ている選手はあこがれであり、いつか同じリングに立とうと頑張っている子の夢を暴力行為などと言わないでほしい。

2009年12月に視聴者から寄せられた意見

2009年12月に視聴者から寄せられた意見

偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見、天皇と中国副主席との会見関連報道への意見、朝鮮学校が隣接する公園を「不正使用」していることへの抗議活動を伝えた報道への批判意見などがあった。また今月は年末特番を含めバラエティー番組への意見が多かった。

報道関連意見としては、偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見が45件、天皇と中国副主席との会見関連報道への意見が31件、朝鮮学校が隣接する公園を「不正使用」していることへの抗議活動を伝えた報道への批判意見が29件、ほかに、不法入国者に関するキャスターの不適切発言や、富士山で遭難した元F1レーサーに対するインタビューの不適切さを指摘する意見などがあった。

2009年12月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,475件で、11月と比較して367件減少した。 。意見のアクセス方法の割合は、Eメール65%、電話31%、FAX2%、手紙ほか2%。 男女別は男性67%、女性30%、不明3%で、世代別では30歳代32%、40歳代26%、20歳代19%、50歳代10%、60歳以上10%、10歳代3%の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は777件(35局)であった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、44件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

12月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 3件
    (個人または直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

12月には大きな事件・事故が少なかったため、先月と比べ、事件報道のあり方への意見が大幅に減少した。報道関連意見としては、偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見が45件、天皇と中国副主席との会見関連報道への意見が31件、朝鮮学校が隣接する公園を「不正使用」していることへの抗議活動を伝えた報道への批判意見が29件、ほかに、不法入国者に関するキャスターの不適切発言や、富士山で遭難した元F1レーサーに対するインタビューの不適切さを指摘する意見などがあった。
また、政治関連では、親族からの政治資金の贈与に関する報道で総理を擁護し過ぎるという意見など、鳩山総理関連意見が78件あったが、情報番組のコメンテーターが、総理の秘書の罰金と万引きの罰金を比較して総理を擁護したことにも、多くの意見が寄せられた。「偏向」というキーワード検索で70件、「公平」で57件該当した。意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が114件、より広く「報道のあり方」を論じた意見が68件あった。
今月は年末特番を含めバラエティー番組への意見が多く、前月比52件増の216件の意見が寄せられた。マイケル・ジャクソン特集への批判意見が41件、タレントの離婚発表の際、「夫の不倫を容認すべき」という司会者の発言に対する批判意見が32件あったほか、傷害事件で逮捕された芸人を編集でカットせずにそのまま放送したこと、漫才グランプリの敗者復活戦番組のタイトルと放送内容が違うこと、罰ゲームの「熱湯風呂」が危険であること、巨大リップクリームを作る実験で大量の材料を無駄に廃棄したこと、などを批判する意見が寄せられた。他に、ドラマへの意見が30件、スポーツについて29件の意見があった。キーワード検索の「人権」で43件、「いじめ」で55件該当した。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で84件と先月より減少したが、「不適格な出演者」検索では119件と増加している。放送局の視聴者・聴取者への応対の関する意見は、今月は29件。ラジオ番組への意見は37件。CMに関する意見は49件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は116件で、前月より約50件減少した。
今月は「低俗、モラルに反する」との意見が48件に上った。批判対象となった番組は分散しているが、子ども向け特撮番組の最終回および映画予告について、同番組プロデューサーのインタビューが雑誌掲載されたことを受け、改めて批判的な意見が6件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 政権交代以前と以降で、報道のされ方が大きく違うことに不信感があります。政策の中身がころころ変わるのを、麻生前政権では「ブレている」と報道していたのに、鳩山政権では「柔軟」だと報道するなど、言葉のイメージで操作しているとしか思えません。今の報道のあり方は世論を偏った方向に誘導しようとしているように受け取れます。日本のために正しく報道がなされることを望んでいます。
  • 「知る権利」や「報道の自由」以前に考えていただきたい。なぜ「強姦殺人」や「強姦致傷」などの言葉が放送されなければいけないのか非常に疑問だ。殺人や致傷という結果に至る過程での「性的暴行」を伝える際は、その被害を受けた女性の心の痛みを考えるべきだ。マスコミがもう一度「レイプ」することは慎むべきだ。
  • 番組のキャスターが民主党幹事長の発言をヤクザ言葉のような「声色」を使って脚色して表現している。批判するにしても、個人の感情でおとしめるのはよくないと思う。
  • 不法入国者が捕まったニュースの際に、キャスターが「不法入国者であっても、勤労者とそうでないものは分けるべきだ。労働力が不足しているわけだし」と伝えた。しかし、不法入国という明確な犯罪が、勤労者だから許されるというのはおかしい。
  • 女子大生殺害事件の報道で、被害者のカラオケの歌声を流していた。なぜ、こんなものまで放送されてしまうのか。おそらく「他局はどこも流していない。流すなら今だ!」という安易な気持ちで放送したのだろう。マスコミの人権侵害は、もはや留まるところを知らない。
  • 鳩山総理の献金問題に絡んで、コメンテーターが「万引きの最高罰金は50万円。だから秘書の罰金30万円はたいしたことではない」と発言した。彼は「総理の脱税は万引きよりも罪が軽い」と断言したわけです。このような非常識な発言は許されない。
  • 元F1レーサーら3名が富士山で遭難し、2名が死亡したニュースを取り上げていた。二人の同僚が目の前で死に、憔悴しきっている人に対する「今振り返ってこの富士登山はいかがでしたか?」という記者団の場を弁えない質問に怒りを覚えた。このようなインタビューを聞く度に思うが、どうして記者団は相手への配慮のない質問ができるのか?

【番組全般・その他】

  • 本格的医療ドラマとPRしているが、医療現場の描き方に疑問がある。全体的に医師の立場が正当化され、医療過誤による犠牲者が訴訟を起こすことが、あたかも悪のように扱われるなど、患者への視点が欠けている。こうした問題は、軽々しくドラマで単純化して描かないでほしい。
  • バラエティー番組で「巨大リップクリームを作る」という企画だったが、熱したミネラルオイル・パラフィン・カンフル・メントールなど多量の原料を無駄にし、地面にばら撒く映像が放送された。リップクリームは薬事法でいう医薬部外品であり、このようなものを大量に廃棄することは土壌汚染にもなる。倫理上も許されない行為である。
  • タレントの離婚話を伝えていた。浮気した夫が一番悪いにもかかわらず、妻である彼女を責め立て、まるで「浮気は公認すべき」という驚きの内容だった。婚姻関係においては、どんな理由があるにせよ不貞行為は裁判で慰謝料を請求されることにもなる。それなのに彼女を笑いものにしていた。見ていて悪質なイジメ番組にしか感じられなかった。法律のプロである弁護士達までもが「夫の浮気くらい我慢しなくちゃ」「浮気しなくちゃいけない状況になった旦那がかわいそうだ」などと発言をしたことに強い憤りを感じた。
  • 特集で偽造紙幣による詐欺を取り上げていたが、番組スタッフがおとり捜査まがいの取材を行ったあげく、詐欺師に国外逃亡されてしまった。犯罪者を発見したら警察に通報するのが一般市民の義務であり、取材と言えども、番組が勝手に捜査を行うなど常識に反している。警察と連携して犯罪の撲滅にあたるのが放送としてのモラルかと思う。結局は、視聴率欲しさに警察に言わず、犯人に逃げられたというのが事実だろう。放送局の社会的モラルの欠如がこの結果を招いたことを自覚して欲しい。
  • アメリカのプロゴルファーの自動車事故について、不倫が原因なのか単なる事故なのか、出演者同士で話が盛り上がっていた。流れとしては「限りなく黒に近い」ということで話が落ち着いたが、その際、女性ゲストが「黒人だけにクロ」と発言していた。これは明らかに人種差別だ。その後、アナウンサーが「先ほど不適切な発言がありました」と番組内で謝罪したが、彼女は「あら、私かしら?ハハハ」と全く反省する様子もなく笑っていた。このような人間は、テレビの出演者として相応しくない。
  • お笑いコンテストの優勝コンビの「やりたいだけコント/せつ子」というコントを放送していた。それは野坂昭如原作・宮崎駿監督のアニメ「火垂るの墓」に登場する節子のセリフをパロディー化したものだった。「火垂るの墓」は戦争中の悲惨極まりない体験を基にした小説でありアニメである。その中に出てくる薄幸の少女の悲しいセリフを茶化して笑いのネタにするなんてとんでもない。そのようなコントに賞を与える企業も、それを放送する放送局も許せない。
  • 「幻の大魚アカメ・四万十川に群れる姿を初撮影」ということで、四国の四万十川の地図を出し、具体的に魚の生態を追っていた。しかし、今後、魚の乱獲や生態系の破壊など、計り知れない影響があると思う。制作者はいかにも「調査です」といった感じで取材を行っていたが、本来「幻」としてそっとしておいた方がよいものを、地図入りでテレビで映していた。なんとも身勝手な取材だ。もっと有意義な取材をおこなうべきである。
  • 連続ドラマですが、最終回に話が終わりませんでした。原作の漫画が終わっていないので仕方ないという意見もあるとは思いますが、ドラマはドラマで終わってほしかったと思います。最近よくドラマの続編が映画になることがありますが、この番組についても、続編をテレビではなく映画で製作するつもりにしか思えません。推理小説の犯人のトリックを「なぁ~んだ」と思って読み終えることはありますが、「犯人を捕まえる事ができませんでした」という小説は読んだ記憶がありません。このドラマは、まさにそのような終わり方なのです。
  • 「女子駅伝」の放送で、レース後に各区間をトップタイムで走った選手を紹介していました。その際、解説者がある選手の名を挙げて「糖尿病である」とコメントしていました。個人の病気について放送で流して良いものかと疑問に思い局に問い合わせたところ、「選手本人及び保護者の事前の同意は確認していない」とのことでした。これは個人情報の扱い方として問題があるのではないでしょうか?
  • イギリスの女性歌手が年末の番組に出演するために来日したが、その際の報道の仕方が失礼だった。「その外見とは裏腹な声」という紹介は、あまりにひどいと思う。容姿と歌声には何の関係もない。また、飛行場に着いたばかりの彼女に「日本はどうですか?」と質問していたが、着いたばかりで何をどう答えろというつもりなのだろう。少しは考えて質問してはどうなのか。さらには「何か歌って下さい!」と要求した報道陣までいて、呆れ果ててしまった。
  • バラエティー番組に、警察に逮捕されたお笑いコンビの容疑者が出演していた。報道によれば「出演部分のカットなどの編集は時間的に難しい」ということで、逮捕前に収録されたことを示すテロップだけを表示していた。だが、それならば放送を取りやめるべきではないか。この容疑者は傷害事件を起こし、被害男性は二ヵ月の重傷とのことだ。軽微な犯罪ではない。ケガをした被害者が苦しむ中、編集が間に合わないというテレビ局側の都合だけで容疑者の笑いが放送されたとすれば不愉快だ。
  • 執行猶予中の元アイドルが覚せい剤で再犯し逮捕されたニュースを見た。これについてコメンテーターが倫理観を問うコメントをしていた。しかし、薬物の怖さは、本人がどう思っていようと中毒症状により薬物を欲するところにある。どうしても私たち素人は、またやらかした程度に思ってしまうが、専門家などの話を聞くと、そんな簡単なことではない。再犯において倫理感だけを問題にするのは、「クスリなんて止めようと思えばいつでも止められる」という浅はかな考えで薬物に手を出す人となんら変わらない。単なる倫理の問題ではない。やめたくてもやめられない薬の怖さをきちんと取り上げるべきだ。

【ラジオ】

  • 川柳のコーナーで、「目も潤み心ワクワク未亡人」という川柳が紹介された。これは、夫を亡くしたばかりの未亡人が、胸躍らせている様子をうたったもので、夫の死を喜んでいる不謹慎な川柳だ。熟年の男はかわいそうなもので、40年以上も家族のために働き続け、やっと定年を迎えたと思ったら「濡れ落ち葉」と呼ばれ、挙句の果ては妻に死を待ち望まれている。こんな不謹慎な川柳は放送すべきでない。
  • 昨日妻が番組を聞いて激怒していました。番組中に女性アナウンサーが「脇の下の体温と女性の大切な部分の体温を測って、その差を報告して欲しい」と、リスナーに呼びかけたそうです。私は医者ですが、あんな所に体温計を入れたら、傷をつけたり病気になってしまいます。女性アナウンサーなのにそんな事も判らないのかと見識を疑います。

【CM】

  • バイクの買取専門店のCMに、「匿名・匿住所でも買い取る」とある。これでは「盗難車でも買い取る」と言っているようなもので、車の窃盗を助長する可能性がある。CMとして不適切である。
  • 教師が教壇から「突然ですが、明日からお休みします」と、生徒に発表する新発売のゲームのCMがある。そのゲームが面白いと言いたいのは分かるが、不謹慎なCMと言わざるを得ない。

【BPOへの意見】

  • ラジオの昼間の番組で、内容が非常にいやらしいものがある。しかし、驚いたことに、この番組の合間にBPOのCMが流れている。BPOが放送倫理を考える機構であるのならば、もっとCMを入れるタイミングを考えるべきだ。
  • 青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • 先般BPOに苦情が寄せられた子ども向け特撮番組について、番組プロデューサーのインタビューを読んだが、反省がうわべだけであることがわかる。テレビの最終回では本編の後に映画の予告があったが、そこで終わらせずに映画館でないと続きが見られないのは、放送法にも抵触していると思う。
    • あるタレントの離婚に対し、司会者が浮気を肯定する発言をし、他の出演者も同様の意見と感じさせる内容だった。まだ小中学生が見ている時間だ。公共の電波で青少年にこのようなメッセージが届くことは、女性蔑視を助長し、円満な家庭を営む上で障害となるものであり、社会の規範を大きく乱す。
    • 道徳問題をクイズにしていたが、考え方がおかしい。万引きを正当化したり、相手を思いやっていれば何をしても良いような言い方だった。選択肢もおかしく、子どもが見ると混乱すると思った。
    • ある番組で、マンションの一室で、炭火で鶏肉を焼いていた。こんなことをしたら火災報知器が作動するだろう。近所にも非常に迷惑だ。私の子どもは毎週この番組を楽しみにしているが、子どもに「こんなことをしてもいいのだ」と認識されては困る。お笑いだったら何をしてもいいのだろうか。

    【いじめに関する意見】

    • 以前はこの番組を孫と楽しく見ていたが、最近は出演者による馬鹿騒ぎが目に余るようになったため見せていない。例えば、出演者同士が頭を叩いたり、相手をののしり馬鹿にするなどの行為が非常に多い。これを子どもがまねるといじめに繋がってしまう。そのことがとても心配だ。
    • 一人の芸人を集団で物を使って叩いていた。この手の笑いは以前から指摘されているにも拘らず、いまだに続いているようだ。いじめっ子が弱い者いじめをしている状況と変わらない。結局、放送局はBPOのバラエティーに関する意見など気にしていないようだ。

    【性的表現に関する意見】

    • 性行為に関する話題が露骨に扱われており非常に問題だ。男女一人ずつが出演していたが、男性はアナウンサーだった。アナウンサーの職にある者がそうした話題を面白おかしく語るのは、不適切であり品位を欠く。女性は元AV女優らしいが、子どもが聞いてもおかしくない時間帯にそのような人物を出演させること自体が問題だ。
    • 水着姿の女子大生に”花道”を歩かせ、カメラが股間ぎりぎりまで映している。これではストリップ同様である。深夜の番組であっても、子どものモラルを下げることになる。このような放送倫理に反する下品な放送は止めて欲しい。

    【言葉に関する意見】

    • レギュラー出演している若い女性タレントの、目上の人に対するタメ口や料理人に対する言葉遣いがひどい。テレビを見ている子ども達にどう映るだろうか。日本語の乱れが話題になるこのご時世に、目上の人に対する気持ちのなさは不愉快でしかない。

    【危険行為に関する意見】

    • 今は一人っ子が多く兄弟げんかをしないので、子ども達は暴力の加減を知らない。そこに持ってきて格闘技やボクシングなど、暴力を公認する番組が多い。彼らはプロとして訓練されているからスポーツになるが、小学生では大怪我か死亡事故にもなりかねない。格闘技は暴力を賛美し、子どもの暴力を助長していると思う。

    【残虐シーンに関する意見】

    • 超能力を持った少女が母親を殺し、またその母親を生き返らせては殺すということを何度も繰り返していた。深夜アニメと言えども内容が過激で残虐過ぎる。それ以外でも惨殺シーンの連続だった。このアニメには愛など全く感じられず、「気に入らない者は消してしまえばいい」という短絡的発想を子ども達に植え込んでしまう。一日も早く放送を打ち切るべきだ。

    【偏見に関する意見】

    • 放送で「一人っ子はわがままだ」「一人っ子は人となじめない」などと、一人っ子に対して偏見を持った発言をする人がいる。先日はタレントが「一人っ子はわがままだから」と、あるテレビ番組で発言していた。一人っ子というだけで欠陥があるような印象を受けた。「一人っ子=わがまま」と決め付けないでほしい。

    【マナーに関する意見】

    • 目上の人と話す時や室内では帽子は脱ぐべきだ。タレントの帽子を被ったままの態度は腹立たしい。個性やスタイルと言われるかもしれないが、室内で目上の人と話をするのに帽子を被ったままでの姿勢は見るにたえない。目立つことしか考えない者の作る番組が、日本の若者を害していると感じている。

    【CMに関する意見】

    • ここ数年、パチンコCM、特にメーカーのCMが目に余る。パチンコ依存症が社会問題となっており、消費者金融に手を出し、パチンコが原因で自殺する人間がどれほどいるか理解しているのだろうか。家庭内トラブルによる子どもへの影響も計り知れないものがある。一般の人に迷惑がかかっていることを忘れないでほしい。本当に禁止してもらいたい。
    • ギャンブルとアルコールのCMが多い。また、個人ローンと名づけられた消費者金融のCMがやたらと放送されている。孫に見せたい番組でも、CMがこんな有様ではもう見せられない。テレビ局にはスポンサーを選んで欲しい。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 「タレントの乱暴で下品な言葉遣いが非常に不愉快で、孫が真似しないかハラハラした」という視聴者意見があったが、何故その場で注意しないのか。この意見に限らず、パチンコCMやバラエティー番組に対し「子どもが興味を持ちかねない」「悪影響が不安」という意見があまりにも多い。それだけ今の子どもは刺激の多い中で生きているのであり、何でも避けて隠してばかりでは子どものためにならない。むしろあるがままに見せて、その場で言って聞かせることこそ大人の役割だ。
    • 視聴者意見で、何でもかんでも「子どもに悪影響を与える」という理由の番組批判が非常に多い。だが、そうした批判が子どもの世界をかえって狭めていることに気付くべきだ。お笑い番組についても昔は作るほうも見るほうも大らかだった。今は何でも「悪影響がある」などと排除する傾向が強い。批判するだけではなく、その番組の良いところを見つけ、テレビ番組を温かく見守ることも重要ではないか。
    • 「はしの持ち方など、しつけは家庭で教えるべき」という視聴者意見はもっともだが、苦労して教えてもタレントが間違ったはしの持ち方をしていると説得力がなくなる。大御所のタレントには言いにくいかもしれないが、若手のタレントや事務所の関係者にはぜひ注意してほしい。

    2009年11月に視聴者から寄せられた意見

    2009年11月に視聴者から寄せられた意見

    死体遺棄事件で逃亡中の容疑者の整形後の顔写真を各局が独自に作成して放送した件や、逮捕後に移送する際の新幹線車内からの中継、東京駅での混乱、深夜のヘリからの追跡中継、護送車にむらがる過熱取材、そして容疑者の両親の顔出しインタビューなど、この事件関連で多くの意見があった。

    11月の視聴者意見では、事件報道のあり方についての意見が多く寄せられた。死体遺棄事件で逃亡中の容疑者の整形後の顔写真を各局が独自に作成して放送した件や、逮捕後に移送する際の新幹線車内からの中継、東京駅での混乱、深夜のヘリからの追跡中継、護送車にむらがる過熱取材、そして容疑者の両親の顔出しインタビューなど、この事件関連で144件の意見があった。

    政治関連では、情報番組のコメンテーターによる国会での総理の行状に対する「我々も支持率を下げないように辛抱して支えているのに」発言への批判意見が145件あったほか、自民党政権時と民主党に政権交代後の報道に違いがあり過ぎるという意見が多く見られた。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    11月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 15件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    11月の視聴者意見では、事件報道のあり方についての意見が多く寄せられた。死体遺棄事件で逃亡中の容疑者の整形後の顔写真を各局が独自に作成して放送した件や、逮捕後に移送する際の新幹線車内からの中継、東京駅での混乱、深夜のヘリからの追跡中継、護送車にむらがる過熱取材、そして容疑者の両親の顔出しインタビューなど、この事件関連で144件の意見があった。また、女子大生のいわゆるバラバラ殺人事件の報道で、発見された身体の部位を詳細に伝える報道への批判意見が18件あった。
    意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が181件、より広く「報道のあり方」を論じた意見が118件あった。また、政治関連では、情報番組のコメンテーターによる国会での総理の行状に対する「我々も支持率を下げないように辛抱して支えているのに」発言への批判意見が145件あったほか、自民党政権時と民主党に政権交代後の報道に違いがあり過ぎるという意見が多く見られた。「公平」というキーワード検索で62件、「偏向」で42件該当した。今月はスポーツ番組に関する意見も多く、57件あった。プロ野球・ゴルフ・フィギュアスケート・ボクシングなどで、「一方に片寄った中継が多い」「解説者のコメントが不適切である」「スポーツにアイドルやお笑いの要素を持ち込むな」「優勝した選手ではなく、話題の選手ばかりを取り上げるのはおかしい」といった意見が多く寄せられた。
    バラエティー番組への意見は164件で、先月より増加している。そのうち、人気アイドルグループのメンバーの一人を幽霊扱いし、塩を振りかけて除霊する企画が典型的な「いじめ」だと指摘する意見が56件あった。ドラマへの意見は先月とほぼ同じ26件であった。キーワード検索の「人権」で78件、「いじめ」で103件と増加している。キャスターなど出演者の発言への意見は今月も多く、「不適切な発言」検索で161件、不適格な出演者」で96件該当した。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は38件。ラジオに関する意見は40件。CMに関する意見は45件あった。BPOの委員会決定に対する意見として、放送人権委員会の「割り箸事案」について11件、放送倫理検証委員会の「バラエティー番組意見」について43件がそれぞれ寄せられた。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は前月より約40件増加した。
    今月はいじめに関する意見が50件近く寄せられた。そのほとんどは、バラエティー番組で1人のタレントを「霊」扱いし、塩を投げつけるなどした企画に対する批判で、30件という異例に多い意見数だった。
    この他、未成年に性的なサービスを行わせている密着エステ店を批判的に取り上げた報道番組に対し、「子どもも見ている時間帯に相応しくない」といった意見が6件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 「英国人講師死体遺棄事件」で指名手配中の容疑者が整形手術をしたということで、番組独自に検証した整形後の写真を公開していた。警察から「間もなく本人と思われる写真を正式に公開する」と発表があったにもかかわらず、なぜ番組で独自に作成する必要があるのだろうか。しかも、その”想像写真”を示した上で、「この顔を見たら情報提供を」と言っていた。これでは警察の捜査を混乱させるばかりか、真剣に犯人の逮捕を望む被害者遺族の感情を踏みにじる行為である。もし、多くの視聴者が誤解し、誤った顔を記憶してしまったらどう責任を取るのだろうか。
    • 死体遺棄事件で逮捕された容疑者護送のニュースを見たが、その報道は異常だ。すさまじい数の報道関係者、そしてその人たちによる無秩序な行為、自分たちを審判者だとでも思っているかのような「顔を見せろ、そこをどけ」といった怒号、どれもこれも本当に異様だった。特ダネのためなら被害者はどうなってもよい、周辺の迷惑など関係ないといった、マスコミの思い上がりを実感した。マスコミは情報を伝えるのが仕事であって、裁きをすることが仕事ではないはずだ。
    • 昨日、死体遺棄事件の容疑者が逮捕され、深夜に新幹線で大阪から東京に移送された。私は東京駅のすぐ近くに住んでいるのだが、夜中の12時過ぎにヘリコプターの爆音で起こされてしまった。音の大きさからすると、かなりの低空飛行をしていたと思う。私は睡眠障害で医師から睡眠誘導剤を処方してもらっているのだが、やっと眠りにつけたと思った時に起こされてしまった。深夜12時過ぎのヘリコプターによる取材・中継は禁止にすべきと思う。世の中には、私のように病気と闘い、必死で睡眠をとっている人がたくさんいることを知って欲しい。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕の報道で容疑者のご両親の会見が放送されたが、たとえ両親の許諾を得ていても、その映像を放送することは人権侵害だと思う。これまでも犯罪者の両親が放送されると、必ずバッシングを受けてきたはずだ。親として自責の念に駆られて会見を開かれたものと思われるが、メディアは配慮を欠いていると思う。
    • 死体遺棄事件の容疑者の両親のインタビューが顔を出して放送されていたが、どうしてモザイク処理をしなかったのか。今朝の新聞では写真無しで両親のインタビューを伝えているが、それで充分に伝わるではないか。「映像がないとニュースにならない」と考えているのはテレビ局の大きな間違いだ。今朝の放送からはモザイク処理された映像が放送されている。「両親が許可したから顔出しする。両親が断ったからモザイク処理をする」では、放送局の報道に当たっての主体性はどこにあるというのか。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕のニュースで、昨日は両親のインタビューが顔を出して放送されていたが、今日はモザイク処理がされていた。同じインタビュー内容なのにどうして違うのか。視聴者にはモザイクの基準が分からない。視聴者にも分かるように、説明のテロップを流すなど工夫してほしい。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕のニュースで、インタビューしていたアナウンサーが両親に向かって「あなたの息子は許せない」と言っていた。正義感から視聴者の声を代弁しているつもりかもしれないが、両親に個人的感情をぶつけることに、どれほどの意味があると言うのか。
    • 死体遺棄事件の取材の仕方を見て思った。「各社、カメラマンは一人にする」「ヘリによる空からの撮影は一切しない」「狭い道に中継車を停めない」「複数のマスコミが同じ人を囲んでインタビューしない」「容疑者移送の公共の乗り物には同乗しない」等の取材の基準を作るべきだ。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕に触れ、「容疑者が勤務していた建設会社が取引先から契約を解除された」という記事を紹介する際に、アナウンサーが建設会社を擁護する発言をしていた。しかし、基本的に考えれば雇用する際には身元をはっきりさせるのは当たり前であって、企業としての義務であるはずだ。それを建設会社が怠り、結果的に容疑者の逃亡を助ける形になったのは明白である。このような企業倫理が低い企業があるので、時効まで逃げのびようとする犯罪者が減らないのだと思う。今回、建設会社との契約を解除した企業の判断は正しいはずだ。
    • 私は整形外科の医師です。ニュースで死体遺棄事件の容疑者が逃走中に何度も”整形手術”を受けたようだ」と報道しています。しかし、この”整形手術”という表現は整形外科医が行う「治療のための手術」を指すのであって、形成外科医が行う「美容目的の手術」を表すものではありません。従って、今回の場合は「美容整形手術」と呼ぶのが正しいのです。今後の報道番組においては正しい呼び方を使って頂きたい。
    • 女子大生殺人事件の報道で、被害者の生前の顔やプロフィールを詳しく報道する一方で、連日「今日はどこそこで遺体の一部が発見されました」と、まるで散乱した落し物を発見したかのような即物的な報道をし続けている。被害者の尊厳や名誉といったものは全く感じられない。これでは被害者があまりにも哀れでならない。
    • 女子大生殺人事件で、遺体への常軌を逸した扱いの報道が朝から晩まで行われています。マスコミには遺族への配慮というものがないのですか。犯罪も常軌を逸していますが、報道も異様です。自分の子供の事件でも、こんなむごい放送ができますか。
    • 韓国の射撃場での火災事故のニュースで、重症を負った方のインタビューを放送していたが、肺を損傷している患者にインタビュー取材するなんて正気の沙汰とは思えない。「医師の許可を得ている」というテロップが出ていたが、許可があるとかないとかの問題ではないだろう。
    • 釜山射撃場火災での日本人死亡事故で、批判対象が射撃場の防災施設の不備ではなく、日本人観光客が国内では許されていない「射撃に興じる姿」になっていた。韓国だけでなく諸外国の射撃場が日本人向けの観光施設になっている事実を紹介し、その行為を女性コメンテーターが「旅の恥はかき捨て」と非難していた。しかし、これは今回の犠牲者を冒とくすることにならないか。ご家族がこの番組を見たらどういう気持になるか、番組のスタッフは考えなかったのか。
    • 行政刷新会議の事業仕分け作業のとりまとめ役である民主党の議員が出演していたが、コメンテーターが「命を狙われないように気をつけて下さい」と発言したのには驚いた。確かに仕分け作業によって予算を削減された団体も多く、その議員を快く思っていない人がいるかも知れないが、「命を狙われる」とはあまりに常軌を逸した発言である。
    • 注目される判決の報道で、裁判所から走り出て来た報道記者がカメラに向かい「たった今、判決が出ました!」と叫びながら第一報を伝えることが多い。その際、記者は決まって「ハァ、ハァ」と息を切らしており、しかも甲高く上ずった声のために肝心の判決内容がよく聞き取れない。事実を正確に伝えるという報道記者の役目を果たしていないと思う。
    • 結婚詐欺の疑いで逮捕・起訴されたいわゆる「詐欺女」に関して、各放送局は実名の公表を避け、匿名で報道しています。その一方で夕刊紙や週刊誌は実名を報じています。各放送局はなぜ実名を報じないのか、説明する責任があると思います。
    • 各地で連続不審死事件が発生し、大きく報道されている。いずれの事件でも、亡くなった男性に共通して”睡眠導入剤”を盛られた形跡があり、そのことがワイドショー等の興味本位の伝え方に拍車をかけているようだ。だが、医薬品である”睡眠導入剤”についてこのように犯罪との関連性を強調して伝えると、”睡眠導入剤”そのもののイメージが非常に悪くなってしまう。私のように医師から処方されてこの薬を常用している者としてはとても気になる。不眠症やうつ病の治療のためにこの薬を使っている人は非常に多い。その人達のためにも、”睡眠導入剤”について伝える際は、誤解を招かないよう慎重な扱い方をして欲しい。

    【番組全般・その他】

    • 新聞の朝刊を紹介するコーナーで、「本会議中ですが・・・」という、鳩山総理が国会の本会議中に審議そっちのけで扇子に揮毫する一幕があったという記事を紹介した。その際、コメンテーターが「われわれも支持率を下げないように辛抱して支えてやっているのに、この人は何をやっているんだ」と発言した。この発言はいくらコメンテーターの発言だといっても不適切だと思う。というよりも、このような人物をコメンテーターとして出演させていることが不適切だと思う。
    • 「代理母」について、コメンテーターが「自分の子供がほしいというのは誰もが思う当たり前のこと」と言っていたが、そういう決め付けはやめていただきたい。日本では今でも「結婚している夫婦には子供がいて当たり前だ」というような風潮がある。価値観は人それぞれだ。そういうことを言われると、子供がいないことをとがめられているみたいで心が痛む。
    • 沖縄で、また子供の暴行による死亡事件が発生した。ニュースでは相変わらず「いじめ」という言葉で報道されているが、どこがいじめなのか。恐喝、脅迫、暴行、強盗、殺人ではないか。もういい加減に改めるべきだと思う。「いじめ」という言葉では、あまりにも軽く感じる。当事者も世間も、もっと重く受け止めるべきだ。
    • 普段の放送では「エコ」や「低CO2排出」を声高に放送しているにもかかわらず、クリスマスシーズンになると「どこそこの一般家庭のイルミネーションがスゴイ」という放送が目立ってくる。商店などが客寄せのために電飾で飾るのはある程度仕方がないとしても、一般家庭の電飾をここまで取り上げる必要があるのか。「太陽光や風力発電で作った電気でやっているからエコだ」という論点のすり替えをしている放送もあるが、そもそも電飾などともさない方がよっぽどエコだろう。
    • スペシャル番組で女優の薬物使用について放送していたが、出演者の「お前使ってんだろう」「使ってません」という不適切な会話があった。芸能人の薬物使用が問題視される中、非常に軽率な発言だ。この発言をするタレントにも問題はあるが、この部分をカットせずに放送するテレビ局にも問題がある。
    • ドラマの中で主人公が10円硬貨を手にするシーンがありましたが、硬貨の製造年が「平成二十二年」になっていました。ちょっと考えてCGかなと思いましたが、CGなら何をしてもいいのでしょうか。CGで何でも偽装できるテレビが、信用できなくなります。CGで加工されたものがドラマでなく報道として放送されても、全く気が付かないと思います。
    • 歌舞伎俳優とフリーアナウンサーの婚約について、夕方のニュース番組や彼女がキャスターを務める夜のニュースで時間をかけて報道していた。一私人の結婚について、公共の電波を使って大々的に報道することは不適切ではないか。ニュース番組がますますバラエティーのように低俗になっていく気がする。
    • 建築リフォーム番組を見ていると、どの現場においても安全対策を全くしていない点が気になる。建築現場において2m以上の高所作業の際は安全帯などの墜落防止対策を講じることが義務付けられているのに、テレビの番組では現場の職人は誰一人として安全帯等を使用していない。ぜひ、今一度現場内の安全管理を見直し、法令を順守した状態での撮影・放送をお願いしたい。
    • 鳩山総理の7200万円の申告漏れがあった件で、コメンテーターの女性弁護士が「そんなささいなことを追及しないで、もっと大きなことを問題にしてほしい」とコメントした。法の順守を説くべき弁護士という立場で、7200万円もの申告漏れを「ささいなこと」と発言することは極めて不適切だ。報道の公平性・倫理性を著しく欠いていると思う。
    • 放送で敷地などの広さや大きさを伝えるときに、「東京ドーム**個分」という表現がよく使われている。しかし、地方に住む私は東京ドームに行ったこともなければ直接見たこともない。放送で聞くたびに、なぜ東京ドームなのかと疑問を感じる。
    • 民放の利益優先主義が目に余る。ドラマで着用した商品を自局で販売する番組を作っているが、番組そのものがCM扱いにならないのはおかしい。また、自局が製作に関わっている映画の出演者を情報番組やバラエティー番組に出演させて映画の宣伝をさせているが、これもCMにあたるはずだ。
    • ニュース番組で、視聴者提供による火災現場の映像が流れることに抵抗がある。放送局はそのような映像を借用して放送するよりも、現場付近に居合わせた方に、撮影よりも緊急車両の誘導やできる限りの救助活動を行うように促してほしい。
    • 犯罪が起き被害者が亡くなった場合、テレビでは一斉に実名、年齢、職業などと共に写真や、最近では個人的なブログなどが放送されるようになりました。果たしてどういう権利でメディアはこれらを放送しているのでしょうか。家族の許可なのでしょうか。私はこれが許せません。自分が亡くなっても絶対にブログなどをさらして欲しくはありません。被害者をさらしものにするのがマスメディアなのでしょうか。
    • バレーボールの中継で、毎回バレーボールに関係のない芸人が出てくることが許せません。最近はバレーに限らずほとんどのスポーツ中継がバラエティー化しており、大変失望しています。視聴者はスポーツが見たいのです。芸人を見たいのではありません。そこを理解していないテレビ局が多すぎます。
    • 最近のゴルフ番組は「石川遼選手」ばかりで疑問に思う。最年少で記録を作り話題性があるのは分かるが、視聴者全てが彼だけを見たくて番組を見ているわけではない。中継でも上位の戦いを見たいのに、石川選手中心だったりする。結果を伝えるスポーツ番組も石川選手の結果が中心で、ひどい時には優勝者が字幕スーパーのみの時もある。スポーツは競技なのだから、成績の良い選手中心の放送を切望します。
    • 自転車事故に関する報道で子供と自転車がぶつかった映像を流し「自転車は危険」と放送していた。しかし、遊歩道と紹介されていたその河川敷はたしかサイクリングロードで、自転車が優先なのではないか。放送された映像でも子供が突然飛び出していると思われる。もちろん自転車側も注意と自制が必要だが、一方的に悪いような報道ではなく、歩行者側にも注意喚起するような公平な報道を望む。
    • 今朝、覚せい剤使用の元アイドルの判決があったが、「この判決をどう思いますか?」とコメントを求められた弁護士が、「芸能人なのだから、一般人よりも重い刑にした方が良いのでは」と発言した。職業によって量刑に差をつけろと言うのか。それでは彼女があまりにもかわいそうだ。
    • リタイアした高齢者のインタビューで、よく「**歳・無職」という表現を使っています。今まで社会を支えてきた高齢者の方に、ただの「無職」という肩書きの字幕表示をするのは少し違うのではないかと思います。たとえば「元会社員」とか「元自営業」などという配慮があってもよいのではないでしょうか。
    • 「野菜でホームランは打てるのか?」ということで、大根やニンジンをバットがわりにしてバッティングセンターでボールを打つという放送をしていました。このような食べ物を粗末にする事をやって良いのかと、非常に不愉快でした。番組の最後に「使用した野菜はスタッフで美味しく食べました」とテロップが出ていましたが、生産者の方はこのようなことを納得するのでしょうか。
    • 番組への意見を述べるためにテレビ局の視聴者センターに何度か電話しているが、毎回、本当に対応が悪い。推奨意見でさえ「はいはい、分かりました」と冷たくあしらわれる。番組への苦情の時などは最初からケンカ腰で、「意見を聞く」という態度は全く感じられない。視聴者センターというのは、視聴者からの意見を聞き関係各部署に伝えるところではないのか。それとも、視聴者からの意見など必要ないのか。
    • ダム建設計画を取り上げていた。川の上流でリポーターが指を第二関節くらいまで川に入れて水位を示し「こんなに水位の低い川の水を貯めようとしているんですよー」と言っているVTRを流し、スタジオでは「ええっ、こんなに小さい川なの」という反応をしていた。VTRの右上には「上流で撮影しています」と表示が出ていたが、上流なんてどの川だって細くて浅いものだろう。そこをわざわざ選んで放送するところに、意図的なものを感じた。
    • アメリカに赴任して現地のテレビを見て衝撃を受けた。ニュースはキャリアのある実力派がアンカーマンを務め、ドラマでもキャリアのある渋い役者が主役を担う見応えのあるものばかりだ。バラエティーは基本的に視聴者参加型で、歌番組は歌唱力のあるアーティストばかりだった。タバコを吸うシーンすら規制される厳しい条件下で、質の高い番組が作れることに驚いた。一方、日本のテレビにはがっかりするばかりだ。入社間もない女子アナが見た目がキレイというだけで番組を持ち、ニュースでは突っ込んだ政治の議論もない。演技のキャリアもないアイドルと芸人による学芸会のようなドラマ。あげくタレントが視聴者そっちのけでゲームをして遊ぶだけのバラエティーに、見た目重視のアイドルによる歌番組。一度アメリカの番組を見てしまうと、日本の番組は質が低いように見えてしまう。なぜこんなに違いが出るものなのか。
    • 各局とも「ボジョレーヌーボー」について宣伝しすぎではないか。酒についてあそこまで「楽しみだ」「早く飲みたい」と騒ぎ立てるのは、ちょっといきすぎだと感じる。
    • 埼玉県草加市の煎餅会社の工場を、お笑いタレントがリポートしていた。その際、彼女は手に持った食べかけの煎餅で、機械から出てくる出来立ての煎餅を触っていた。こうした不潔な行為は清潔第一の食べ物工場ではご法度のはずだ。
    • アイドルタレントが「ペットOK」でもない飲食店で愛犬を遊ばせながら食事をしていたという視聴者からの目撃情報が寄せられた。本人は全く反省した様子はなく当たり前のことのように話していたが、このようなルール・マナー無視の行動が放送されると、視聴者がまねをする。他の出演者には、彼女を厳しく注意する姿勢が欲しかった。

    【ラジオ】

    • 「粗悪なマスクが市場に出回っているという統計結果を厚労省が発表した」というニュースを紹介した後、ラジオショッピングでマスクの販売をしていました。ニュースを自社の通販番組の販売促進に利用する局の姿勢に疑問を感じます。

    【CM】

    • パチンコ店のCMで、盛んに「大福8コ」というせりふを強調したCMが放送されていた。その時は意味が分からなかったのだが、その店では11月8日に出玉を良くしていたそうだ。どうやらお客さんには暗黙の了解がなされているようだった。以前には「3コ」というせりふを強調したものもあり、そのときは11月3日を表したものだったようだ。しかし、一部の人しか理解できない暗号のようなCMが許されるのだろうか?
    • サラ金のCMはおかしくないか。「ご返済は計画的に」などと言うが、それは絶対ありえない。計画的にお金を使う人が、サラ金から借りるだろうか。

    【BPOへの意見】

    • 不思議に思うのは、どうして重大な放送倫理違反をおかす番組についているスポンサーが降りないのだろうか。世間では企業に対して厳格なコンプライアンスを求めており、各企業も厳しい対応をとっている。その企業が、倫理違反を繰り返す番組・放送局をどうして応援するのだろうか。BPOにお願いしたい。番組が放送倫理違反を繰り返したら、番組に対する「勧告」だけでなく、提供スポンサーに対する「番組提供辞退勧告」を出してもらいたい。
    • 誤報や虚偽についてBPOは是正に貢献していると思うが、メディアの質の低下を是正するまでには至っていない。社会に多大な影響を与える放送に、矜持を持たせてほしい。視聴者の意見を読むと、以前から同じことが叫ばれているにもかかわらず、放送には全く反映されていない。今一度、メディアのプロ意識の大改革が必要なのではないか。

    青少年に関する意見

    【いじめに関する意見】

    • 生きている人間を大勢で霊のように扱い、全員でその一人に向かってお清めの塩を投げる場面があった。バラエティーの何もかもがいじめを誘発すると言いたいわけではないが、かなり不愉快な思いをし、見ていて気持ち悪くなった。一人に大勢が集中して物を投げたり、いるのにいないふりをするなど、いじめによる自殺が深刻になってきている世相に合っていないと思える。公共の電波を使ってこんな低俗な笑いを押しつけるのは止めて欲しい。
    • 本番中に座っていたタレントを霊に見立て、出演者全員とゲストの僧侶までもが寄ってたかって塩を投げつけ「成仏!」と言っていた。子どもに人気のあるアイドルグループが出ており子ども達もたくさん見ているはず。体が弱く、すぐ座ってしまう子どももいる。その子が同じ目に遭わないとは言い切れない。生きている人間に「成仏」なんて「死ね」と同じだ。楽しいはずの番組でなぜそのような企画が行われてしまったのか。
    • レギュラーのタレントが誕生日のお祝いと称して、いじめとしか思えない行為をされていた。本人は嫌がっているのに、わさび団子を食べさせられる、鼻をフックで思い切り引っ張られる、マイナス50度の冷蔵庫の中に裸で入れられるなどの非常識な行為だ。子どもたちにいじめを推進させるようなもので、絶対にやめさせてほしい。

    【低俗、モラルに反する】

    • この番組は”教養番組””青少年に見せたい番組”として高く評価されているが、この日の放送は「居酒屋」という、未成年には不適切なテーマだった。その内容も「一軒の店で飲むこと」と「何軒かではしご酒をすること」を比較するなど、未成年以外の視聴者にも悪影響を与えかねないものだった。青少年に見せたい教養番組でありながら、なぜこのようなテーマを扱ったのか。
    • 最近のアニメ、特に深夜枠に放送しているものの内容がひどい。血まみれ、呪術、ホラー、オカルト系の内容があまりに多すぎる。深夜とはいえ録画視聴が当たり前の昨今、子どもが平気でそのような内容の番組を録画し視聴している。いくら見るなと注意しても、放送自体が垂れ流しで制限しきれない。まさに倫理観が求められる。早急に見直しをお願いしたい。
    • 司会者が「老人が食べ物を口からこぼすまね」をした。そのまねの仕方が、人をバカにしているようで不快だった。中学生の孫と見ていたが、孫は司会者の思いやりのない表現にショックを受けた。私は親の介護をし、次は自分が介護される番だと思っている。介護する方もされる方も支え合っているのに、あまりにもバカにしたまね方だった。子どもも一緒に見ている時間なので、人間としてのモラルやルールは守るべきだ。
    • あるタレントがマリファナ柄の服を着て出演していた。以前にも同様の服を着ていた。一見迷彩柄に見えるが間違いない。大麻や覚せい剤汚染が問題になっている今、芸能人が着るとおしゃれなファッションとして若者がまねをする。放送局には何度も苦情を言っているが改善されない。
    • パチンコのスロットを思わせる表現がある。画面下にスロットの絵合わせが表示されるもので、パチンコを宣伝するいやらしい演出にへきえきする。青少年への影響、パチンコ依存者への誘発なども考えられる。何より、画面下のスロットに気持ちが向かい、肝心のトークに集中できない。また、CMを提供するパチンコメーカーを間接的に宣伝しているようにしか見えない。
    • お笑い芸人中心のつまらない番組はいつまで続けるのか。テレビ局は世の中の意見を公正かつ迅速に発信できる唯一の存在だと思う。それがいつスイッチを付けても、お笑い番組ばかり放送している。子どもがいじめや暴力に走るのも無理がないのかもしれない。平気で弱い者を作り出し、それを大勢の芸人で笑い合う。何が楽しいのか。昔のテレビに出演している人々は憧れの存在だった。自分達の立場を理解しなければ自然とテレビ業界は自滅するだろう。

    【性的表現に関する意見】

    • (未成年に性的サービスを行わせている)密着エステ店の特集を放送していた。日曜の夕食時、家族で食事をしながら見るにはとても刺激的な内容だった。子どもも見ている時間帯に放送するにはふさわしくないと思うし、女性として気分が悪くなる内容だった。内容によって放送時間帯にもっと配慮が必要かと思う。
    • 深夜のバラエティーで子どもが視聴しにくい時間帯とはいえ、出演者は学生メインであり、大学名を公表した上での番組としてはあまりにも不謹慎だ。「水着ファッションショー」と銘打ってのストリップまがいのコーナーは見るに堪えない。男性がかぶりつきで女子学生の水着姿を下からのぞき大騒ぎするなど、放送局のすることか。女子学生を性の対象としてしか扱わないような番組は害悪である。深夜であろうと放送には一定のモラルが必要と考える。
    • 番組は学生をメインターゲットとして放送している。小学生のリスナーも番組内で確認されており、実際の視聴者電話コーナーにも出演しているが、その番組内で頻繁に性を意味する用語が飛び交っている。性に興味を持つ年齢層に性行為をあおる内容が放送されることが多々あり、健全な放送といえるのか疑問だ。

    【差別・偏見に関する意見】

    • 「大阪うまいもんの歌」について、有名で楽しい歌だと思うが、大阪についてステレオタイプ過ぎるのではないか。大阪=たこ焼き=お好み焼きということを子どもに刷り込ませてしまう。そうでなくても、テレビではステレオタイプな「大阪」が繰り返されている状況では、さらに強めるだけでしかないと感じる。子どもが既存の固定観念、先入観にとらわれない自由な発想、考えを持てるようにしていただきたい。

    【非科学的な事柄に関する意見】

    • 「テレビゲームで脳を活性化させ天才になる」という実験をしていた。協力したのは小学校低学年の男児だった。実験は「戦国武将の戦いをテーマにしたゲームをプレイし、直後に漢字の読み書き問題を解く」というもので、男児が10問中9問を正解したのを受け、ゲームが天才を生むことが証明されたとしていた。だが、出題されたのはゲームに出た武将の名前に由来する漢字ばかりである。しかもたった一人の実験では、その結果は何の意味もない。全く下らない内容で、最後まで真剣に見て損をした。

    【言葉に関する意見】

    • 情報番組やワイドショーの司会者やアナウンサーが、美味しい物を食べた時に「ヤバイ」と表現しているのが気になる。本来「ヤバイ」とは危険な時に使われる言葉なのに、美味しいものを食べてなぜ「ヤバイ」と表現するのだろうか。料理人が聞いたら非常に不快に感じるはずだ。子どもの話し方の模範となるべきアナウンサーらまでが「ヤバイ」と表現すると子ども達は「美味しい」の正しい表現が「ヤバイ」と誤解してしまう。

    【残虐シーンに関する意見】

    • 眼球をえぐり取る場面があった。私の子どもも「最近このアニメはグロテスクだ」と言っている。子どものクラスでもこの番組で放送されたことをまねした子がいて、友達にけがをさせたと聞いた。極力子どもにこの番組を見せないようにはしているが、この番組のキャラクターグッズが多数売られていることもあって、子どもが興味を持って番組を見てしまうことがある。残虐な表現は控えてほしい。
    • 子どもと一緒に見ていたが、人殺しや流血、首のない死体など、残虐なシーンが多く驚いた。子ども向けのアニメ番組でこのようなシーンを放送することは、犯罪を誘発することにもなるし、何より子どもたちに悪影響を与える。もっと子どもに配慮した番組作りをしていただきたい。

    【視聴者意見への反論】

    • 「民放で放送されているアニメはどれも卑猥で性表現が過激だ。テレビで放送するアニメとして相応しくない」という意見があるが、民放の深夜アニメの中には、心温まるものや感動的なものもある。意見を出した人は、一部の作品の一部分だけ見て意見を送っているとしか思えない。もっと多くの種類の番組を見てほしい。
    • BPOの9月分の青少年に関する意見で、「パチンコCMは『18歳未満禁止』と画面に大きく表示すべき」「死ね・殺すぞという言葉を安易に使わないでほしい」「芸能人の間違ったはしの持ち方を正すべき」という意見があったが、子どものしつけまでテレビがいちいち手取り足取りしなければならないことなのか。これらは本来親が子どもに教えるべきことではないのか。子どものしつけや教育に関することまでテレビに責任を負わせようとする最近の傾向は問題だ。

    【CMに関する意見】

    • パチンコのCMが多過ぎる。これは子どもの成長過程に著しい障害を与え、パチンコ依存症の人にとっては、生活が破綻する引き金ともなる。あえて今、パチンコの危険性を訴えるCMがあってもいいと思う。
    • 最近、債務整理関係の弁護士事務所のCMが多いが、当然借りた方にも責任はあり、簡単に債務整理ができるような表現はやめてほしい。将来クレジットなどを利用するかもしれない子どもたちにも、「借金をしても債務整理すればOK」と受け取られては困る。CMの内容自体に問題はないと思うが、せめて深夜帯などに限定し、ゴールデンタイムに放送するのはやめてほしい。
    • ゲームのCMで、小学校の先生がゲームのために「先生は明日からお休みします」と児童たちに宣言するシーンがある。これは教育に対して有害である。あえてCMの舞台を小学校の教室にしたことには、脱ゲームの教育方針にあらがって児童ユーザーを獲得したいという思惑を感じる。児童たちに先生の思いを勘違いさせる恣意的な捏造である。

    2009年10月に視聴者から寄せられた意見

    2009年10月に視聴者から寄せられた意見

    報道では護衛艦「くらま」の衝突事故、オリンピックの東京招致失敗、八ッ場ダム、インフルエンザ等に関する報道への意見が多くあった。中川前財務相急死に関する報道への意見も多くあった。特に生番組で死去のニュース速報が入った際のアナウンサーの不適切な発言を指摘する意見があった。

    護衛艦「くらま」の衝突事故、オリンピックの東京招致失敗、八ッ場ダム、インフルエンザ等に関する報道への意見が多くあった。その中で報道番組・情報番組・ワイドショーなどでの中川前財務相急死に関する報道への意見が79件と多くあった。

    10月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,535件で、9月と比較して156件増加した。

    【視聴者意見のアクセス内訳】

    方法: Eメール61%, 電話36%, FAX2%, 手紙ほか1%
    性別: 男性68%, 女性29%, 不明3%
    世代: 30歳代33%,40歳代23%,20歳代19%,60歳以上12%,50歳代10%,10歳代3%

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は696件(37局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、42件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    10月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 5件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    10月の視聴者意見の傾向として、政治報道への意見が減り、バラエティー番組に対する意見が増加したことが挙げられる。鳩山新政権がスタートし、各番組での報道のあり様に変化が見られたことによると思われるが、キーワード検索で「民主党」で87件、「自民党」で35件と、先月に比べほぼ半減している。また具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が79件、より広く「報道のあり方」を論じた意見が83件と、これも大幅に減少している。報道では護衛艦「くらま」の衝突事故、オリンピックの東京招致失敗、八ッ場ダム、インフルエンザ等に関する報道への意見が多くあった。その中で報道番組・情報番組・ワイドショーなどでの中川前財務相急死に関する報道への意見が79件と多くあった。特に生番組で死去のニュース速報が入った際のアナウンサーの不適切な発言を指摘する意見が43件あった。また、フィギュアスケートの浅田選手の取り上げ方に対する批判意見も28件と多かった。芸能人の薬物汚染についての意見は、今月は46件と減少した。番組に対して公平・公正を求める意見は先月と変わらず、「偏向」のキーワードで42件、「公平」で47件あった。一方、バラエティー番組への意見が144件、ドラマへの意見が27件と急増している。グラビアアイドルのブログへのアクセスが目標数に達しないと芸能界を引退させるという企画への批判が43件、大物司会者の言動を諌める意見が37件、大物芸人が若手芸人の家に泊まる企画への批判が21件あった。キーワード検索の「人権」で56件、「いじめ」で62件と増加している。キャスター・コメンテーターの発言への意見も多く、「不適切な発言」検索で87件、「不適格な出演者」検索で126件該当した。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は39件。ラジオに関する意見は31件。CMに関する意見は34件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は、前月より約30件増加した。
    今月も「低俗・モラル」に反するとの批判が半数近くを占めた。特に、バラエティー番組で、タレントがお笑い芸人などの自宅に無理やり泊まりに行くという企画に対し、「他人の物を破損するなど、犯罪行為ではないか」「度を越した振る舞いは横暴なだけだ」など、2回の放送に対し、14件の批判的な意見が件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • このところ連日、期末・期首特番が放送され、夜のニュース番組の開始時間が日替わりのように変わっている。事件・事故や政治的な出来事による特番での時間変更なら許せるが、くだらないバラエティーの長時間特番でニュース番組の放送時間が変わることが許せない。
    • 「若者サギ集団」の事務所を突き止め、向かいのビルから事務所内の様子を”盗撮”した映像が放送されていた。しかし、私には「取材」というより「捜査」のように見えた。テレビ局に警察のような「捜査」をする権利はあるのか。この取材方法には問題があると思う。
    • 八ッ場ダムのことを連日報道しているが、どの局も「”国全体のことを考える前原大臣”対”自分達の損得しか視野にない地元住民”」という単純な構図で描いている。私は「報道のイメージ」と「実際」のギャップに疑問を持ち、群馬県庁に尋ねてみた。すると、テレビで盛んに報道されるようになってから、「県民がゴネるので、民主党の前原大臣らが苦慮している。全く自分勝手でとんでもない県民だ」という苦情が全国から届くようになり、対応に苦慮しているという。八ッ場ダムのように、複雑な要素の絡み合った問題を報じる際には、一方に偏ることなくあらゆる角度からこれを捉え、客観的な判断材料を視聴者に提供するよう慎重な報道をしてほしい。
    • 台風報道の扱いに関して、ガイドラインを作って欲しい。わざわざ、荒れた海の近くでリポートする危険性は以前から指摘されているが、それとは逆に「実際は大して危険でもないのに、さも危険なように演出するな」ということを言いたい。九州や四国の人間からすれば、風速40m/sクラスの台風は、毎年やってくる「季節の風物詩」に過ぎず、いちいち暴風だの大型だのと大騒ぎしていません。それを、在京キー局は、さも大災害であるかのように過剰演出して全国ネットで放送するので、見ていてウンザリします。そもそも、日本は毎年台風が来るのだから、最初から台風に備えて建物から生活スタイルまで予め配慮しておくことを啓蒙するのがマスコミの役割です。台風が来たときだけ危機感を煽って報道するのはおかしいと思います。
    • 生放送中に「元財務大臣死亡」のニュース速報が流れ、各出演者が速報に注目する中、アナウンサーが「速報は注目しないでください」と言い、そのまま番組を進行した。財務大臣まで務めた政治家の急逝という重大なニュースをないがしろにし、たかが一芸人の離婚話を優先するという姿勢は厳しく追及されるべきだ。
    • 足利事件の冤罪に関する報道で、取り調べの録音テープを声優に読ませてドラマ風に仕立てたり、キャスターが裁判長を感情まかせに追及したりしていた。足利事件の冤罪を許せないと思っている私でも演出過剰だと感じた。中立性も公正さも欠き、まったく「報道」になっていなかった。
    • ひき逃げ事件のニュースで、事件の内容を読み終わったあとに、「亡くなった方は、昨日が誕生日でした」と付け加えていました。これはニュースとして適切なのでしょうか。亡くなった方に対する同情と、加害者に対する感情の悪化を視聴者に促すことを意図しているようにみえます。また、亡くなられた方の個人情報を勝手に公表したことにもなります。ニュースとして伝えることが必要な事柄であるならまだしも、まったく伝える必要のないことを放送で言うことに疑問を感じます。
    • 報道番組なのに、自局で製作した映画の宣伝を、さも話題になっているようにニュースとして報道していた。映画の宣伝なら宣伝として放送するのはいいと思うが、報道番組でこのような紛らわしいことをしないでほしい。報道番組は公平・公正・中立であるべきだと思う。
    • 教師が子供の胸倉をつかんで注意したことにより子供が自殺した件で、教師に賠償命令が下った。こんな判決が出るようでは、教師が子供に注意すらできないではないか。マスコミは、「こんな判決でいいのか」と疑問を投げかける報道をすべきだ。近頃のマスコミには、全体的に「これでいいのか」という姿勢が足りない。
    • テレビのニュースで、特定の事件について事件そのものとは関連のないタイトルをつけることがある。今日は特に酷く、「五輪決定のリオで銃撃戦」というタイトルがついていた。しかし、「五輪決定」と「銃撃戦」は全く関係がなく、この2件をつなげるべきではない。また「五輪の開催に不安を与える」というようなコメントは視聴者が判断すべき事柄である。主観的な報道はすべきでない。
    • 自民党総裁選の開票時の映像で、「麻生太郎」と書いてある票を映し、同時に開票している女性の声で「この人のせいで負けたのにねぇ」と言うカットを挿入していた。限られた放送時間の中で、敢えてこのような編集をすること自体、悪意があると思われる。
    • 都知事の掛け声もむなしく、東京はオリンピック開催地には選ばれなかった。その遠因として挙げられているのが、「五輪開催に対する都民の支持率の低さ」である。ほぼ半分の都民が五輪開催に反対していたという。しかし、そのことをはっきりと伝えていた放送局はない。どこの局も都民の「五輪反対」の声を無視し、「東京にオリンピックを!」と連呼し、自分達だけで盛り上がっていた。そのくせ、東京が落選すると、「招致活動に使った莫大な額の税金が無駄になった」などと都政を批判している。なぜ、もっと早い段階で招致活動費用の問題を含め、五輪開催を疑問視する声を伝えなかったのか?
    • 「外国人参政権」について、出場者が賛成と反対に分かれて意見を出し合うという内容だった。しかし、出場者のほぼ全員が外国人の留学生であったことから、一人の留学生を除き他の全員が「外国人参政権付与に賛成」を表明した。そのため、終始「一人の反対者を、その他全ての賛成者がやり込める」という構図になってしまい「YES/NO」に分かれて意見を闘わせる「ディベート」の体裁を全く成していなかった。もっと緻密な計画を立てた上で番組を制作してほしい。
    • 元アイドルの初公判を、朝から民放各局が取り上げている。画面で見ていて「各局、いったい何人の記者が公判の傍聴席に入っているのか」と疑問を感じるほど記者の出入りが激しい。まず始まって2~3分ですぐに記者が飛び出して来て被告の洋服について報告したかと思うと、今度は名前と職業をどのように言ったか等々、慌しいことこの上ない。重大な殺人事件でもあるまいし、たかが一タレントの覚せい剤問題である。各局こぞって、こんなに詳細に中継する必要などないと思う。

    【番組全般・その他】

    • 昨日、国会で鳩山総理による所信表明演説が行われた。政権交代後、初めての演説であるので興味をもっていた。ところが、国会からの中継をしたのは一局だけであった。その時間、他の各局が何を放送していたかというと元アイドルの初公判である。それも裁判所の前から長時間にわたって中継で放送していた。これはおかしくないか。確かに「元アイドルの初公判」も話題にはなっているが、国会での総理の所信表明演説と比べて、どちらが国民にとって重要な案件であるかを考えたとき、その答えは一つだと思う。もう少し考えてほしい。
    • 「新型インフルエンザの『特効薬』と称する薬を服用して、自殺志願者が急死する」というストーリーのドラマが放送された。しかし、世界的大流行になっているインフルエンザを、オカルトドラマのネタにするのは不謹慎極まりないと思う。いくらドラマだからといっても、放送して良いストーリーと悪いストーリーがあるということを、制作者はしっかりと理解すべきだ。
    • ラジオ放送を聞いていると、「詳しい情報は番組のホームページでご覧ください」ということがよくある。だが、私の家にはパソコンがないので、そうした情報を得ることが出来ない。先日の放送でも「地震に対する備え」という話題を提供していたが、通り一遍のことを伝えた後、「詳しくは番組のホームページでご覧ください」と締めくくっていた。誰にとっても大切な「災害に対する備え」に関して、パソコンの有る・無しによる「情報格差」があってはいけないのではないか?何でもパソコンに頼るようでは、「ラジオ」は自らの役割を放棄しているとも受け取れる。 いろいろなことにランキングをつけて紹介する番組で、壮絶な闘病生活の末に亡くなられた方を紹介していました。当然この件もランキングされていました。しかし、闘病の結果亡くなられた方に順位をつける資格が誰にあるのですか。1位で紹介された方よりも、2位で紹介された方が劣っていたとでも言うのですか。遺族の方はランキングを付けられることを承知していたのでしょうか。人の死に方にランキングをつけるなんて、とても残酷なことだと思います。このような放送が許されるものなのでしょうか?
    • テレビで映画「おくりびと」を見ました。アカデミー賞を受賞した作品とのことで、想像通りの内容に涙して拝見しました。しかし、とても良い作品だとは思いましたが、この日に放送しなくても良いのではと思いました。今日は「敬老の日」です。家族で「おばあちゃん、いつまでも長生きしてね」と、お祝いした夜にこの映画です。もう少し日程を考えてほしかった。
    • 芸能人への罰ゲームとして、生きたサソリを使ったものがあった。使われたサソリは「ダイオウサソリ」という種類で、国内のペットショップでも売られている。当然サソリは毒を持っており、このサソリも例外ではない。番組内のテロップに「このサソリは毒の無いサソリです」と表示されていたが、これは間違いで、正しくは「毒性の弱いサソリ」である。弱いとはいえ刺されたら当然痛みを伴うし、体質や体調によっては危険である。「芸人達はそれを知りません」と、リアクションを面白がる趣旨のテロップが流れたのにはあきれた。もし、この番組を見た人がこのサソリを毒の無いサソリと認識し、他人にけしかけたらどうするつもりなのか?
    • よく「草食系男子」や「肉食系男子」などという言葉を聞くが、そもそも言葉の使い方として間違っている。そのような言葉の使い方で人間を分類するのはやめていただいきたい。
    • 人を豚になぞらえるという新コーナーが非常に不愉快だった。落語家が豚の格好をさせられていた。豚の鼻を付け、首にひものついた首輪のようなのを付けられて引き回されていた。本人も嫌がっていたが、一瞬、イラク戦争のアメリカ兵による捕虜の虐待写真を思い出してぞっとした。人権を無視した格好をさせ、まわりの人達が笑うという構図はとても理解できない。いくらバラエティー番組といっても、この様なことが平気でできるという神経が怖いと思った。
    • 「グラビアアイドルのブログが3ヵ月で2000万アクセス達成できなければ芸能界を強制引退させる」という内容の番組を見て、大変悲しい気持ちになった。番組と連動している彼女のブログには司会者が「豚肉そろそろ出荷されそうです」というタイトルをつけ、彼女もブログが注目されるように必死になっていた。掲載されている写真も、ひとつ間違えば人権蹂躙とも捉えられるものだ。制作者の悪趣味さに吐き気がする。公共の電波を使い、このような倫理観の欠落した番組を制作・放送するのは恥ずべきことだ。
    • コメンテーターがマイケル・ジャクソンの「This is it」という曲について、ポール・アンカとの著作権問題を取り上げ、落ちとして『「シロ」「クロ」つかず』とボードに書いて揶揄した。この番組は情報番組であるが、報道番組の側面もある。そういう番組でこのような「黒人差別」することは、人間として恥ずかしい。視聴者に失礼だ。
    • 先日自殺した音楽プロデューサーの追悼番組のような内容だった。その中で、パーソナリティーが故人のことを「生き方が格好良かった」と繰り返し賞賛していた。音楽業界で成功したことを指しているのだろうが、事故死や病死ならばともかく、自殺した者を指して「生き方が格好良かった」とは誉め方として不適切だ。「人生を全うすること」こそ「格好良い生き方」の最低条件ではないかと思う。
    • 医療ドラマで「口唇口蓋裂」を扱うシーンがあった。妊娠中のお母さんに胎児に疾患があることを伝えるために、手術前の写真や模型をアップで映していた。そして「奇形」という表現を使っていた。私は「口唇口蓋裂」の子供を持つ母だが、その場面には少なからずショックを受けた。もし、子供があの場面を見たならどう思うだろうか。決して見せたくはない。再放送が予定されているようなので、心配で胸の鼓動が止まらない。日本では500人に1人の割合で患者がいて、みな手術のことや精神面などで苦労しているのに、そのような人たちへの配慮がないと思った。
    • ラジオで「ファックスやEメールでお便りを募集します」と言うが、”お便り”が読み上げられることなんかほとんどない。採用しないのなら初めから募集しないで欲しい。 スポーツ選手を紹介するのに「イケメン」「美人」などという形容は必要ないと思う。純粋に結果で評価してほしい。他の多くの番組にも言えることだが、最近、人の容姿に関する言葉が多すぎる。「イケメンだと褒めているから良い」という問題ではない。近年、学校などでは容姿に対するいじめが多いと聞く。テレビ局もぜひ考慮願いたい。
    • 栃木県日光市の「霧降の滝」を訪れていたタレントが、滝つぼに下りる途中で、自生している”しいたけ”を摘み取っていた。「テレビ番組の中で自然界に自生している植物を摘み取る行為などとんでもない」と思い、放送局に抗議の電話をした。「環境省の了解は取ったのか」「この行為に関する局としての見解を教えてほしい」と聞いたところ、「了解を取ったかどうかは不明」「局の見解は答えられない」との回答だった。視聴者の疑問にきちんと答えられないのは、番組を制作した放送局として非常に無責任だと思う。 司会者が女性タレントに対して失礼なことを言い、それを番組のウリにしているのは分かるが、今日は「ち×こでビンタしたろか」と言い、それを笑っていた。編集された番組なのに、平気でそれを放送するということに恐ろしさすら感じる。この司会者は以前から問題行動が指摘されているが、番組を見ていると「今更、反省など必要ない」という気持ちすら感じる。番組としての自主的な取り組みを求めたい。こんな笑いはいらない。
    • ラジオの番組でベテラン女性歌手が酒席でのエピソードを話していた。彼女が同席した男性タレントに「裸になれ。チンチン見せろ」と言って追いかけ回したという話だったが、女性から男性へのセクハラである。男性が酒の席で女性に「オッパイ見せろ、性器を見せろ」などと言えば間違いなく問題になる。それを面白いエピソードとして番組で話すデリカシーのなさにあきれる。
    • ドラマの中で出演者が身につけていた洋服やアクセサリーを番組のホームページで紹介し、視聴者がすぐに買うことができるという番組が始まると新聞に出ていた。この記事は本当なのでしょうか。もし事実とすれば、放送局が公共の電波を使用して商品を販売するなど言語道断です。 お笑いコンビによる「お昼ごはん」というコントが放送された。内容は「コンビの片方が体に”低周波治療器”を装着し、体中にブルブルと震えを生じさせた状態でファストフード店に行く。そして昼食を注文するのだが、震えのせいで思うようにいかず大変な目に遭う」というものだった。しかし、何かの病気が原因で体に震えのある人は少なくない。今回のコントは”医療”そのものや、”震え”に悩む患者を愚弄するものだ。このような不適切な内容を放送した局に反省を求めたい。
    • ニュースやワイドショーでBGMを流すのは良いが、肝心のナレーションが聞こえなくなることが多い。最近ではボーカルが入っている曲を使用することが多いが、番組制作者は聞きづらいことを判っているのだろうか。
    • ワイドショーは亡くなった女優さんの老後の姿を放送するな。あんな哀れな姿は見たくないし、明らかにプライバシーの侵害だ。
    • ゴルフの試合中に選手が打ったボールをギャラリーの女性が拾って持ち帰ろうとしたアクシデントがあった。そのリポートの際、アナウンサーが「おばちゃんがボールを拾おうとしました」と、「おばちゃん」「おばちゃん」と連呼していた。これは局のベテランアナウンサーが女性を指すのに適切な言葉なのか。少なくとも私は聞いていて不愉快だった。普通に「女性」と呼べばいいと思った。
    • ドラマの中で学校の修学旅行で夜に教職員が飲酒しているシーンが放送された。昨今、そのようなことが行われて校長が処分されたり、PTAから指摘された教職員が学校を去ったなどの報道がされている。せっかく教育に真剣に取り組む良い先生や学校のドラマなのに残念だ。また、子供達に「先生達はやっぱりあんなことをしているんだ」と思われてしまう。なぜ、その配慮が出来なかったのか不思議だ。
    • 高校野球のエースピッチャーの日常生活を紹介する映像が流れた。彼は高校1年から3年の現在に至るまで日課として「学校のトイレ掃除」を自主的に行っているそうで、番組では彼が便器を清掃している姿を何度も何度もしつこく放送していた。しかし、いかに”善行”であっても、ここまで繰り返されると何だか嫌味に見えてきて、せっかくの彼の清々しいイメージが損なわれてしまう。「報道にやり過ぎは禁物」ということを、肝に銘じてほしい。
    • 長野県の町を歌手が訪ねた中で、撮影を嫌がるおばあさんを執拗に撮り続けていた。嫌がるのを面白がっているとしか思えない。無理矢理撮影し、それを放送してしまうのは人権侵害だ。画面に「おばあさんごめんなさい」とテロップを入れていたが、それで済む問題ではないと思う。
    • 「女性納棺師」の特集の中で、顔にはモザイク処理がされてはいたものの、死者の身体を放送していた。死体を放送することは、放送倫理上は問題ないのでしょうか?納棺師の仕事とはいえ、死体を見せられる視聴者としては疑問を感じました。
    • 局のエコプログラムを紹介する告知で、マイバッグを使わずにビニール袋をもらう人を「悪人」と表現していた。マイバッグを利用するのは良いことだと思うが、ビニール袋をそのまま捨てずにゴミ袋などとして再利用している私の様な人間まで「悪」とされているようで腹が立ちます。再利用している時点で、エコだと思います。
    • 番組表や番組予告の放送時間表示に「25:00」など、有り得ない時刻表現が目立つ。一日には「24:00」以上ないのだから、常識的にも変な表現である。時刻の把握がしづらい。例えば「火曜日25:59~」などと示されても「水曜日1:59~」と読み替えなければならず面倒である。私個人としては、このような表現は止めてもらいたいと思うのだが、一般的に違和感を覚える人はいないのだろうか。

    【CM】

    • 携帯電話のゲームCMで、コンビニの店員に扮する芸人が、肉まんのコンセントを抜いて自分の携帯電話を充電するという内容が放送されている。もし、店長の許可なく勝手に店内のコンセントを使用して充電していたのであれば「窃盗罪」に該当すると思うし、売り物を保温する機材を稼働停止にしていれば、業務妨害になると思う。若い店員が真似をするのではないかと心配だ。犯罪を促すようなCMは放送しないでほしい。
    • 最近、宗教団体の布教アニメ映画のCMをよく見る。教祖が仏陀の生まれ変わりであるという非科学的な映画のCMをなぜ平気で放送できるのか。特定の宗教の布教活動にテレビが加担しても良いのか。

    【BPOへの意見】

    • 朝の情報番組での偏向報道問題でBPOが改善の「勧告」をしたと報じられているが、BPOは勧告後の局の「改善」の検証をしているのか?視聴者から見ると、「勧告」にどの程度の効果があるのか疑問だ。「勧告」を出すことで視聴者のガス抜きをしたつもりなら大間違いだ。
    • 最近、BPOから報道番組に対する「勧告」が多いが、「報道の自由」の観点からすべきでないと思う。相対する双方の意見を対等に報道するように「指導」するに留めるべきだと思う。
    • テレビでBPOの告知スポットを度々見かけるが、視聴者意見の受付電話番号の表示時間が短く、覚え切れないうちに消えてしまう。視聴者のために、15秒間のスポットの間はずっと画面に出してもらいたい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • タレント二人が行った「他人の髪を無断で切る」「運転免許証やクレジットカードなど、他人の持ち物を故意に破損させる」「凶暴な蛇を他人にけしかけ、噛ませて怪我をさせる」などという行動は、事前に出演者の同意があったとしても明らかな犯罪行為ではないか。気分が悪くなるばかりか、小さな子どもも見ている番組の中でこのようなことを平然と放送している放送局の倫理観に甚だ疑問を感じる。
    • 電話をしている芸人の髪を不意にバリカンで刈ったり、芸人宅に強引に宿泊した上に12万円の寿司を奢らせたり、無茶苦茶だ。挙句にタンスの引き出しを勝手に開け、コレクション品を持ち出して落書きしたり、寝室に業務用の炭火焼器具を勝手に持ち込んで焼き肉をしたりとやり放題だった。さらに、蛇を居間に放したり、奥様と一緒に布団に寝たり、トイレの壁にペンキで落書きをしたり・・・これはいたずらにしてもあまりにも度を越していて不愉快だ。「いじめ」の助長にも繋がる。このような番組は一刻も早く打ち切ってほしい。
    • 司会者のタレントが女性タレントに対し「クルクルパー」と暴言を吐いたり、出演しているのに「黙れ」「来るな」と命じたりしていた。女性タレントが泣き出してしまうと、司会者は「頭がおかしいだろ」と周囲に同意を求めていたが、まるで公開いじめを見させられているようで、不快極まりなかった。また、司会者は女性タレントの口に無理やりキャベツを押し込んでいたが、バラエティー番組といえど、明らかにやり過ぎであり、”楽しい番組”というよりは”いじめ”のように映った。また、別のタレントに対して「×××でビンタしてやろうか」と言った。伏字の部分は、男性性器である。公共の放送でこのような発言を流して良いのか?放送倫理上、問題ではないのか。司会者の酷い態度は見ていて不快である。
    • 少し前、ある有名女優の逮捕で、連日同じ内容の情報を時間が許す限り放送していた。マスコミはどんな問題を私たちの生活に落としていったか分かるか。小学1年生の息子が砂糖を見るだけで「覚せい剤」と口にするようになった。なにも知らない子どもが、テレビを通じて覚せい剤という存在を知り興味を持つこと、これこそが本当に怖い。私たちの日常に及ぼす影響をもっと敏感にとらえて放送してほしい。
    • 「女性っぽい男性を男らしい男性に変身させる」という企画があった。暴走族の特攻服をイメージさせるような、いわゆる「不良っぽい」「ガラの悪い」服装をしている人々を紹介し、女性っぽい男性をこれらの服装に変身させていた。だが、こんな「不良」を持ち上げるような放送をすべきではない。小学生や中学生がこの番組を見たら、このファッションを通して「不良」に憧れるかも知れないと思った。
    • タイトルに「衝撃映像」などと付けた番組が多く、障害を持った人を見世物のように扱っている。ネット上の動画サイトに対抗するかのように、テレビ番組がどんどんエスカレートしている。個人が自由にアップし見ることができる動画サイトは、「見る見ない」を自分で判断できるが、番組は一方的に流れてくる。特に番組宣伝は、食事中も子どもが見ている時間も見境なしに放送される。特別な障害を持った人を見世物のように扱うのは人権的に問題があるし、子どもが見たら映像が目に焼きついてパニック障害の原因になるかもしれない。

    【性的表現について】

    • 民放で深夜に放送されているアニメは、どれも卑猥で性表現が過激である。実写では不可能な性描写やセリフを平気で放送している。深夜だから子どもが見ていないとは限らない。テレビで放送するアニメとして相応しくない。
    • 最近は青年、学生など自室にテレビがあるのが当たり前になり、深夜番組を見ている子も多い。深夜番組は少なからずアダルト関連を含む番組が多く、露出の多いタレント、アダルトを連想させる発言など、視聴者からすれば青少年に悪影響を及ぼしかねない番組が多いのが事実だ。「深夜だから子どもは見ていないだろう」という考えの甘さが伺える。深夜番組について考えるべきだ。

    【いじめに関する意見】

    • 司会者のタレントの、相手に対する接し方を見ていると「いじめ」のような感じを受け腹ただしくなった。あの接し方は、子どもが学校でいじめをしているようで、テレビを見ている子どもが真似をするのではないかと思う。

    【表現・演出に関する意見】

    • バラエティー番組で、いかにも自然の森のような所でニホンシカの赤ちゃんや真っ白な子うさぎを見つけていたが、自然界の動物が人間に簡単に近づくわけがない。これはヤラセではないのか。見ている子どもが、自然界の動物も簡単に飼育できると勘違いするだろう。きちんと「出演している動物は飼育されているものです」等の断りを入れるべきだ。

    【危険行為に関する意見】

    • ゴムパッチンを放送するのはやめたほうがいい。子どもが悪ふざけで真似をした場合、失明などの大怪我をする危険がある。他のコーナーは科学や文化に興味が持てるように扱っているので、この番組自体は大変良いと思っているだけに残念だ。
    • 芸人が浜辺でかまどを作り中華鍋に油を入れて加熱し、2mほど離れた場所から食材を投げ入れていた。食材が鍋に入るとしぶきが上がり、かまどの火が油に引火し、辺り一面が火の海となった。小学5年生の子どもが「面白いなあ」と言ったので「そんなことするなよ」と忠告はしたが、例えばキャンプ等で親の目から離れた時に試したりしたら大変なことになるだろう。子どもが真似をしたくなるような内容は放送するべきではない。

    【殺人シーンに関する意見】

    • 午後8時からサスペンスドラマを放送するのは視聴者への配慮に欠けていると思う。午後8時から9時台は食事をしている人も多く、食事中に人が殺される場面を見ると気分が悪くなる人もいる。また、子どもがまだ起きている時間なので、子どもが殺人の場面を見てしまう危険性もあり、教育上にもよくないし怖い思いをさせることにもなる。

    【言葉に関する意見】

    • タレントの乱暴で下品な言葉遣いが非常に不愉快だった。先輩タレントに対しても横柄でタメ口をきき、私は小学校6年生の孫と見ていたが、孫が口調を真似しないかハラハラした。こんな無礼なタレントがテレビに出ていると、子どもに悪影響を与えることになる。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 幼い少女が殺人を犯すアニメが放送され、それを「自粛すべきだ」という意見があった。そもそも深夜に放送されるアニメ番組というのは青少年を対象としていない。故に「自粛すべきだ」とする意見は横暴ではないか。
    • 薬物関連の報道が「しつこい」という意見があるが、そうは思わない。「たった一度の薬物で、全てを失うことになる」ということを報道することは大事だ。薬物が手に入りやすい時代だからこそ、これらの話題を連日取り上げ、しつこくやることで、薬物の恐ろしさを教えることになる。夏休みにワイドショーでやったことは決して間違っていないと思う。

    【CMに関する意見】

    • 最近、パチンコのCMが非常に多い。大人の娯楽としてパチンコが存在するのは構わないが、テレビで宣伝することには反対だ。そうしたCMは画像が美しく凝っている上に、流れるメロディーも覚えやすく、子どもたちが無意識のうちに口ずさむほどである。それらのCMでパチンコに対する抵抗感を子どものうちからなくし、将来のパチンコ愛好家予備軍を育てる作戦なのかとさえ思ってしまう。

    【マナーに関する意見】

    • 芸能人が食べ物を食べる時の行儀が悪く、見ていて不愉快だ。大口で食べ物を頬張る程度であればともかく、開いた口の中の咀嚼しかけの食べ物をアップで映すのは公共の電波に乗せる内容として不適切だと思う。この番組は、食事の時間帯の放送であり、また子どももよく見る。食事中の視聴者が食欲をなくしたり、子どもが良くない食べ方を真似してしまうのではないかと思う。テレビでは、マナーのある食べ方をしてほしい。

    2009年9月に視聴者から寄せられた意見

    2009年9月に視聴者から寄せられた意見

    先月と同様に、衆議院選挙関連報道についての意見と覚せい剤使用で逮捕された芸能人に関する意見が多かった。政治関連意見の内容は、選挙開票速報番組への意見から、民主党の政策の取り上げ方が自民党政権時代と違うことへの意見などがあった。

    衆議院選挙関連報道についての意見と覚せい剤使用で逮捕された芸能人に関する意見が多かった。政治関連意見の内容は、選挙開票速報番組への意見から、民主党の政策の取り上げ方が自民党政権時代と違うことへの意見、政権交代した途端に民主党への批判報道が始まったことへの意見、そして「八ッ場ダム」関連報道への意見と幅広いものがあったが、キーワード検索では「選挙」で83件、「民主党」で142件、「自民党」で62件が該当した。

    9月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,379件で、8月と比較して755件減少した。

    【視聴者意見のアクセス内訳】

    方法: Eメール58%,電話37%,FAX3%,手紙ほか2%
    性別: 男性71%,女性25%,不明4%
    世代: 30歳代30%,40歳代25%,20歳代15%,50歳代13%,60歳以上13%,10歳代4%

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は574件(46局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、51件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    9月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 0件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    9月の視聴者意見は先月と同様に、衆議院選挙関連報道についての意見と覚せい剤使用で逮捕された芸能人に関する意見が多かった。政治関連意見の内容は、選挙開票速報番組への意見から、民主党の政策の取り上げ方が自民党政権時代と違うことへの意見、政権交代した途端に民主党への批判報道が始まったことへの意見、そして「八ッ場ダム」関連報道への意見と幅広いものがあったが、キーワード検索では「選挙」で83件、「民主党」で142件、「自民党」で62件が該当した。また、「偏向」というキーワードで45件、「公平」では47件該当した。一方、芸能人の薬物関連報道への意見は今月は128件あったが、ワイドショーでの過剰報道への意見、保釈されたタレントをバイク・ヘリコプターで追跡取材することへの意見が多く、「人権」というキーワード検索で43件該当した。また、芸能界復帰を応援するような放送を諌める意見、覚せい剤事件をネタにしたバラエティー番組への意見、保釈されたタレントの謝罪会見を特別番組として編成したことの是非を問う意見も多く寄せられた。具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が、今月は110件。より広く「報道のあり方」を論じた意見が133件あった。キャスター・コメンテーターの発言への批判も多く、「不適切な発言」検索で55件、「不適格な出演者」検索で48件該当した。この他に、チャリティー番組のあり方についての意見があった。今月は久しぶりにバラエティー番組への意見が多かったが、内容がいじめであるという番組批判、あれでは芸ではなくただのケンカではないかという出演者批判の意見が多く寄せられた。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は37件。ラジオに関する意見は41件。CMに関する意見は40件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は、前月より約70件減少した。今月は「低俗・モラル」に反するとの批判が多く、先月に引き続き、芸能人の麻薬・覚せい剤関連の放送に対して多数の意見が寄せられた。また、バラエティー番組で、不人気タレントを決める投票を選挙の開票速報形式で放送した企画に対し、批判的な意見が11件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 総選挙投票終了後、番組が始まるや否や「民主300議席以上」という字幕が出た。しかも、候補者名を表示し、いつもの「当確」ではなく「当選」という表示をしたのにはあきれた。これが報道番組のやることだろうか?放送局は何のため、誰のために当確競争をしているのだろう。案の定2社では当確ミスを犯した。総務省から事前に慎重な開票報道の要請があったが、各放送局は「報道の自由」を盾に反発の姿勢を取っていた。これまでも選挙報道では多くの問題を起こしているのに、反省はないようだ。 衆議院選から1週間もたつのに、どこのテレビ局も「誰々は初当選」とか「誰々が落選した」などと騒ぎ過ぎだ。中には、落選した前議員が選挙戦の最中に土下座している映像をいまだに流している局もある。しかし、それよりも我々の日常生活にはるかに大切なのは「新しい人達による新しい政治の内容」である。国民はその変化を冷静に見て行く心の準備ができているのに、テレビ報道はお祭り騒ぎからまだ覚めず、気持ちの切り替えができていないようだ。報道する側がそのような浮ついた気持ちでは困る。
    • 今回初当選した女性新人議員を取り上げ、彼女が選挙後に地元の家々をまわり、挨拶しているところが放送された。しかし、これは選挙後に各戸をまわることを禁止した「公職選挙法178条」に違反するのではないか?その行為を制止するどころか、放送で紹介するなどもってのほかだ。
    • 今回の選挙前の報道では、「最高裁裁判官の国民審査」に関してほとんど取り上げられなかった。「政権選択」に焦点が絞られたのはしかたがないとしても、「国民審査」についての若い人たちの関心を高めるためにも、「国民審査」の意義や「裁判官らの人物や経歴の紹介」など、せめて必要最小限の情報だけでも取り扱ってほしかった。
    • 当選した議員本人が出演していたが、彼女を紹介する際、画面に「元キャバ嬢」という文字が出た。他の当選議員については、そのようなことはしていなかったと思う。テレビは職業によって人を区別するのか?私の妻は「元キャバ嬢」である。妻はその番組を見てすっかり気落ちしている。今後、差別的に前職を紹介するのは止めてほしい。
    • 刑事事件報道の際に「被告」という表現がされていますが、刑事事件の場合は「被告人」が正しい表現です。「被告」と表現するのは、あくまで民事事件です。数年前までは、ニュースでは確かに「被告人」という表現をしていたと思います。なぜ最近「被告」という表現に変わってしまったのか、なぜ放送で間違った言葉を使うのか理解できません。
    • テレビ画面の右下に「津波情報」がずっと出ている。しかも日本列島の地図上に黄色い縁取りがされ途絶えることなく点滅を繰り返しているために、見ていて頭がフラフラして気持ちが悪くなってしまった。局の視聴者センターに電話を入れたが、「重要な情報で、画面に表示する決まりがあるので仕方ありません」とだけ言われた。緊急情報ゆえの表示の必要性は理解できるが、もっと表示の仕方を工夫してほしい。
    • 首都高での事故のニュースで、事故直後の様子を撮影した視聴者提供の映像が放送されました。明らかに、トラックの運転中に携帯電話で現場を撮影したものでした。このような映像を放送するのは、いかがなものでしょうか。
    • 八ッ場ダム中止に関する報道ですが、ダム建設推進派の議員や住民の感情的な発言ばかりが報道されています。ダム建設反対派の意見が報道されず、特定の地権者や政党に偏向していると感じます。しかも「ダムの75%が完成している」と報道していましたが、この数字は「予算の75%が既に使用済」という予算消費率であって、工事進捗率は10%程度に過ぎません。「予算消化率」を「工事進捗率」と偽って報道するのは、虚偽報道に当たるのではないでしょうか。

    【番組全般・その他】

    • 覚せい剤で逮捕されていたタレントが保釈されたが、謝罪会見後に病院に向かう様子をバイクで追いかけたり、ヘリコプターで中継していた。事故をおこして一般人や一般車両を巻き込んだらどうするつもりなのだろうか。また、入院先の病院前には今日も多くの報道陣がいるようだが、病院に通院する人の気持ちを考えないのだろうか。できるだけ他人の目に触れたくないと思いながら病院に行く人もいる。少しは「人権」ということを考えて報道するべきと思う。
    • タレントの保釈を伝える番組で「まもなくシャバへ」という字幕が出ました。覚せい剤に関わる事件であり、容疑者が芸能人なのでセンセーショナルに扱いたかったのかも知れませんが、この言葉遣いはどう考えても不適切です。放送人としての資質を疑います。
    • 毎日、夕方の韓流ドラマを楽しみに見ているのに、昨日は鳩山新政権誕生のために放送がなく、今日も覚せい剤タレントの保釈の中継で放送がない。政治に関することなら許せるが、たかがタレントが保釈されるくらいで特別番組が編成され、番組が変更されるのは納得できない。
    • バラエティー番組の王座決定戦の副賞として、覚せい剤事件で逮捕されたタレントが使用していた海辺の別荘の写真がモザイクつきで放送された。冗談だとしてもあまりに不謹慎ではないかと思った。視聴率のためなら、こんなことまでするのか。
    • チャリティー番組でありながら、深夜に「熱湯風呂」を放送していた。番組の趣旨にそぐわない内容なので、放送すべきではなかったと思う。この「熱湯風呂」に関しては、今年の春、東京で、ある母親がテレビで見た「熱湯風呂」を面白半分に真似て幼い我が子にやけどさせるという事件があった。この母親が悪いのは明らかだが、「視聴者の中にはとんでもなく非常識な者もいる」ということを常に忘れず、注意を徹底すべきだ。
    • 地震・津波などの緊急速報情報は、例えCM中でもテロップを流すべきだと思う。1秒の重要性というものを、もっと理解していただきたい。
    • その日は放送100回記念のお祝いを兼ねて都内のビアガーデンからの放送だったが、番組ディレクターに対し「罰ゲーム」として何度も一気飲みを強要し、周りも囃し立てていた。社会問題となっている「一気飲み」を放送番組が率先して行い、その模様を放送するとはどういうことなのか?
    • 「ドクターヘリ」について取り上げていたが、途中で開腹手術のシーンがあり、画面いっぱいに内臓が映った。医師が内臓をぐっとつかんで持ち上げ、その下に詰めたバスタオルに血液を吸わせる様子が、映像がぼかされることなく放送され、非常に衝撃的だった。もう少し視聴者に配慮してほしい。いくらドキュメンタリーとはいえ、こちらは「ドクターヘリ」について見たかったのであって、内臓を見たかったのではない。
    • 最近のテレビの報道番組や情報番組は、漢字の読み間違いや人名と写真の取り違えなど「間違い」が多すぎる。それらを訂正する際も「先ほど不適切な表現がありました」等と実に簡単に済ませているが、訂正役が女性アナウンサーに回って来ることが多いように思う。「女性が謝る方がソフトな印象を与えるから」という安易な理由なのだろう。
    • テレビのテロップに「障害者」という言葉が出てきます。しかし、「障害者」という言葉は「障がい者」と改めるべきだと思います。地方自治体でも「障がい者」と統一されているところが多く見受けられます。もっと敏感になったらどうでしょうか。
    • 地上波のテレビだが、朝からずっとテレビショッピングの番組や通販のCMが多くて、見る番組がない。今日は「コラーゲン」の紹介が延々と続き、終わったと思ったら「スチームモップ」の紹介が始まった。以前はこんなに多くはなかったが、最近特に多くなった。これではCS放送の「ショップチャンネル」と同じではないか。
    • 観光客が熊に襲われる映像が放送されていた。人が襲われている時に助けようとしないで撮影している人も倫理を問われるが、それを入手して放送する局の方もどうかと思う。
    • 元女子マラソンの選手がペーパードライバーで、慣れない運転をするという企画があった。しかし、他局のドキュメンタリー番組では、彼女が障害のある自分の子供を施設に車で送り迎えしている様子が放送されていた。「やらせ」ではないのか。
    • ペットの飼育放棄について放送していた。司会者が「最後の方にショッキングな場面がある」と前置きしていたが、それは、捨てられた犬が一ヵ所に集められ、ガス室で何十匹もが一度に処分されるシーンだった。中には有毒ガスが噴射されてもすぐに死なず、苦しそうにする犬もいた。その苦しそうな表情でその特集が終わったが、見終わった後に、そこまで放送する必要性を感じなかった。ガス室のボタンを押す指のアップがあったので、視聴者はそれで理解できたはずだ。この特集は安易に飼ったペットをポイ捨てする人への警鐘かも知れないが、あまりに残酷だった。放送倫理上問題があると思う。
    • 河川敷で石を積んで直火バーベキューをしている者に注意していたが、明らかな違法行為を放送の中で注意するだけで終わらせているのはいかがなものか。明らかに犯罪行為や違法行為であるなら、警察への通報や、取材ビデオに基づく告発がなされてしかるべきだと思う。放送で注意していたとしても、それで終わってしまうのであれば、犯罪行為を助長しているのと変わらないのではないか?
    • 女性お笑い芸人が、「一回30分バンドを巻いただけでウェストが6センチ痩せた」と放送で紹介していた。「これならば私にもできるかも知れない」と思い、番組で紹介していた「巻くだけダイエット」という本も購入し、試してみたが全く痩せない。何度巻いても痩せない。まるで詐欺にでもあったような気持ちになった。本当に彼女は6センチもウェストが減ったのだろうか?番組で紹介するならば、一人だけの実験ではなく、もっと多くの実験参加者が必要だと思う。こんな番組を信じて、本まで買って実行した自分自身が情けなくなる。本当に悔しい。
    • シルバーウィーク中のヘリコプター騒音が酷い。中央高速道路のインターそばに住んでいるが、連休の初日は深夜の12時過ぎまで騒音に悩まされた。「渋滞」するの分かっているのだから、一々、ヘリからの映像を入れなくても良いのではないか。テレビ局は周辺住民のことを考えて欲しい。
    • テレビ局の視聴者センターの対応が横柄で、視聴者の意見を聞く姿勢が全く感じられない。まず暗いトーンで電話に出て、相づちを打たない。話し始めて3分も経たないのに「充分聞いたので、それ以上長くなるなら手紙にして下さい」と言う。多くを望んでいるわけではない。せめて、突っぱねることなく、謙虚な姿勢で対応してほしい。
    • 制作費の削減によって、長寿番組の終了や出演者の降板などが目立ちます。仕方ないかも知れませんが、制作費のコスト削減を番組の質に反映させ過ぎだと思います。質が落ちれば視聴者は見ません。それこそ制作費のムダです。

    【CM】

    • 発がん性物質が入っていたとして料理用オイルが販売停止されたが、そのニュースが民放で確認できない。「スポンサー」であるかどうかではなく、「情報」として放送すべきだ。
    • サプリメントのCMで、「血糖値が気になる方へ、今ならお試し1000円」と言っていたので早速電話をした。しかし、オペレーターに「お試しだけでは効果が実感できませんので、ひと月5000円分をお勧めします」と言われた。CMで言っていることと違うではないか。
    • 携帯電話の無料ゲームのCMが放送されている。娘がこのサイトにアクセスしてゲームをしているのだが、一ヵ月分の電話代が3万円もかかった。確かにゲームをすることは無料らしいが、それに伴う「パケット代」はお金がかかるとのことだ。CMでは「無料」ということを大きく放送し、「パケット代が別途かかる」ということは小さくしか放送していない。これ以上被害者を増やさないためにも、きちんとしたCMを放送していただきたい。

    【BPOへの意見】

    • BPOは、各放送局に対して放送法を順守しているかをきちんとチェックし、指導して下さい。法令順守については、人権侵害以上に厳密に精査し指導するべきです。
    • 過去に寄せられた視聴者からの意見を読んでみると、政治に関する偏向報道への苦情がかなり多いことが分かります。しかし、一向に改善されないのはなぜなのでしょう。意見を寄せても放送局に取り合ってもらえないのであれば、BPOが視聴者からの意見を聞くことの意味がないのではないでしょうか。BPOの存在意義さえ分からなくなってしまいます。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • ワイドショーで、覚せい剤で逮捕されたタレントのことを放送する際、使用方法の”あぶり”を説明していた。こんなものを放送したら若者が真似したくなる。また、覚せい剤の陽性反応は何日経てば「尿」から検出されないかも解説していた。私は覚せい剤中毒でダメになった人間を何人も見ている。若者の興味をかき立てるような放送はしないで欲しい。
    • 覚せい剤で逮捕されたタレント関連の報道がしつこすぎる。弁護士が「追い回すのはやめてほしい」と言っているにも拘らず、マスコミはタレントが入院する病院まで追いかけていた。これでは、「してはいけないこと」を子どもに教えようにも教えられないではないか。また、どこの病院に入院しているかについてもマスコミが追いかけたせいでわかってしまった。これは個人情報保護の観点から非常に問題だ。
    • 覚せい剤関連事件のことを放送しすぎている。有名人が罪を犯すと、事件とは関係のない私生活のことをしつこく放送するが、番組で取り上げるのなら「**が事件を起こしました」とタレント本人について伝え、残りは麻薬や覚せい剤の怖さなどを放送し、危機感を伝えてほしいと思う。今の放送は、ただ青少年に興味を与えているだけと感じる。
    • タレントがたくさん出てゲームやクイズで遊ぶという内容のバラエティー番組が多数あるが、何のために放送されているのか理解し難い。もちろんそれが彼らの仕事であることは理解しているし、特に民放は無料なのだから低俗な内容であっても仕方ない気もする。しかし、視聴者不在の放送内容であることが多いため、あきれ果てる。タレントが遊んでギャラをもらっている様子を子どもが見たら、まじめに働こうと思わなくなるのではと心配になる。

    【いじめについて】

    • 「2人の芸人のうち、どちらがより不人気か?」を決める投票の結果が放送されていた。47対0で片方の芸人が勝つという結果だったが、以前どこかの学校であった「葬式ごっこ」を思い出すようないじめそのものだった。出演者もスタッフも司会者も面白がっていたが、そのうちの誰一人として放送前に止める者がいなかったのかと思うと情けなくなった。こうした番組を放送した放送局の姿勢にあきれた。
    • あまりの内容のひどさにがく然とした。陰湿な「公開いじめ」を延々と1時間も放送していた。芸人の親まで呼んで「不人気投票」をして人をおとしめ、それを皆で笑うという神経が理解できない。未成年が好んでみる時間帯の番組で、現代の中高生を悩ませ、自殺に追い込んでいる「いじめ」のお手本をやってみせているようで、不愉快きわまりなかった。

    【性的表現について】

    • バラエティー番組で男性の出演者が女性の体の匂いを嗅いだり、肩に触るなどのセクハラまがいの行為をしていた。しかも、その触られた女性は未成年である。このようなシーンを放送され不快になった。触った人は司会に注意されたにもかかわらず、司会者を挑発するかのようなポーズをとっていた。女性を馬鹿にしてるとしか思えないシーンに強い憤りを感じた。放送局には細心の注意を払ってほしい。
    • 長寿トーク番組だが、毎週この時間帯に子どもが見るようになってしまいとても困っている。義理の父母も同居している中で、子どもから番組の生々しい、きわどい内容について質問され、気まずい雰囲気になってしまう。どうして日曜日のこの時間帯にこんなにきわどい内容を放送し続けることができるのだろうか?
    • ゲストアイドルに「占いだ」と言って胸を見せるように強要するなど、内容が実に性的で不愉快だ。朝や夕方は子ども向けの良い番組が多いが、深夜になるとこの局は極端にアダルト的で稚拙な番組を放送している。女性のセクシュアリティーを安易に売り物にしているなど最悪だ。深夜だからといって何を放送してもよいと思わないでほしい。実に遺憾であり、がっかりしている。

    【言葉について】

    • 各局のバラエティーについてだが、「死ね」「殺すぞ」などの発言をやめてほしい。番組を見ている子どもだけでなく青年もその「罪深さ」を理解せずこの言葉を口にし、隣人の心を傷つけている。タレント自ら律することはもちろんだが、テレビ局もこれらの発言があった場合は放送することを絶対にやめるべきだ。

    【人権について】

    • 覚せい剤で逮捕されたタレントの家族の写真をモザイク処理をせずにそのまま映していたが、子どもには関係ないではないか。報道機関が最低限持っていなければいけない基本的な良心がないとしか言えない。これは完全な犯罪だ。タレントが犯したのは覚せい剤取締り法違反に過ぎず、殺人を犯した訳でもないのに、報道が過剰である。

    【動物について】

    • 捨てられた犬の特集を放送していた。ガス室に入れられた犬がもがき苦しみ死んで行く姿を映していたが、一緒に見ていた子どもが大変ショックを受けた。子どもでなくともあの映像はショックだ。この映像を見ても「犬を捨てる人は捨てる、捨てない人は捨てない」と思った。はたしてこの番組は警鐘になったのだろうか。それよりなにより、放送倫理として問題があると思った。

    【非科学的な事柄について】

    • この番組は根拠のないスピリチュアル番組で、毎回出演者が「あなたの前世は」と言い、誰かの生まれ変わりのように表現している。こんな風に言われると、「人間は死んでも生まれ変われる」と受け取る子どもがいる。私は僧侶だが、これは子どもの「死生観」に関わる重要なことで無視できない。放送局にも何度も電話しているが、いまだに放送は続いている。

    【マナーについて】

    • 食事をする場面の放送に関して、ドラマや映画などで演出上必要な場合を除き、正しい箸の持ち方をしていない場面を公共の放送で流すのはいかがなものかと思う。箸の持ち方は正しい方法を教育するべきだ。社会的に影響力のあるテレビで芸能人が間違った箸の使い方をしていると、それを見た子ども、大人までもがそれで良いと思ってしまう。お箸の国の日本の正しい文化継承の意味も含め、是非、間違った箸の持ち方は自主規制をしていただきたいと思う。

    【CMについて】

    • パチンコのCMで、若者に人気のタレントを起用したものがよくある。若者をターゲットとしてパチンコ人口を増やそうとの狙いなのだろうが、これでは18歳未満の若者にも興味を持たせてしまいかねない。パチンコのCMに人気タレントを使うなとは言わないが、「18歳未満は入場できません」という注意を画面に大きく表示すべきだと思う。
    • 携帯電話向けゲームのCMで、「このゲームは無料です」とあるが、長時間やると当然莫大な通信料がかかる。CMとして説明が不足している。子どもたちがタダだと勘違いして被害を受けている。何とか規制して欲しい。

    2009年8月に視聴者から寄せられた意見

    2009年8月に視聴者から寄せられた意見

    衆議院選挙関連報道についての意見と、芸能人の覚せい剤など薬物使用での逮捕報道に関する意見があった。タレントの薬物使用での逮捕報道については、「元アイドル歌手の報道がやりすぎである」「薬物使用を煽っているようだ」という意見が多かった。

    衆議院選挙関連報道について、「選挙」というキーワード検索では227件が該当したが、自民党と民主党、あるいはその他の政党によって扱いが違いすぎるという指摘が多かった。「偏向」というキーワードで75件、「公平」では109件該当したが、公職選挙法違反になるのではという指摘も22件あった。

    8月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は2,134件で、7月と比較し297件増加した。

    【視聴者意見のアクセス内訳】

    方法: Eメール63%,電話33%,FAX2%,手紙ほか2%
    性別: 男性74%,女性22%,不明4%
    世代: 30歳代32%,40歳代23%,20歳代20%,50歳代11%,60歳以上11%,10歳代3%

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は1,076件(53局)であった。
    この他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、52件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 11件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    8月の視聴者意見については、衆議院選挙関連報道についての意見と、芸能人の覚せい剤など薬物使用での逮捕報道に関する意見で二分した感がある。「選挙」というキーワード検索では227件が該当したが、自民党と民主党、あるいはその他の政党によって扱いが違いすぎるという指摘が多かった。「偏向」というキーワードで75件、「公平」では109件該当したが、公職選挙法違反になるのではという指摘も22件あった。また、選挙の開票速報に関する意見も多く、開票率0%での「当確」速報への意見が多くあった。
    一方、タレントの薬物使用での逮捕報道については317件の意見が寄せられたが、「元アイドル歌手の報道がやりすぎである」「薬物使用を煽っているようだ」という意見が多かった。
    また、歌手の子どもの写真を映像処理せずに放送した件についても30件の苦情意見が寄せられたが、今月は「人権」というキーワードには70件が該当した。
    この他の報道では「裁判員裁判」についての意見が39件あり、特に裁判終了後の記者会見について意見が集中した。また、地上波テレビが党首討論をノーカット放送しなかったことや、インフルエンザ報道への意見も多く寄せられた。具体的な報道姿勢の是非を指摘した「不適切な報道」が114件。より広く「報道のあり方」を論じた意見が214件と、先月よりも増加している。キャスター・コメンテーターの発言への批判意見は相変わ
    らず多く、「不適切な発言」検索で79件。「不適格な出演者」検索で89件該当した。
    「明成皇后殺害事件」報道に関する意見が169件。チャリティーマラソンのゴールシーンへの意見が53件。チャリティー番組のあり方を問う意見が45件あった。この他、バラエティー番組での「いじめ」に関する意見や、番組宣伝と本編の内容が違うという苦情意見も多く寄せられた。
    BPO関連では、「虚偽証言放送決定」「保育園行政代執行決定」についての意見が22件。その勧告を受けた番組の検証番組について26件の意見があった。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は44件。ラジオに関する意見は57件。CMについての意見は47件と、いずれも先月より増加している。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は161件で、前月より約40件増加した。
    今月は「低俗・モラル」に反するとの批判意見が突出して多く、芸能人の麻薬・覚せい剤問題関連や大型特番に対して集中的に寄せられた。また、バラエティー番組や情報番組の中で、逮捕されたタレントの家族の写真や名前が放送された件に対し、批判的な意見が27件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 昨夜、民放局で「ニュース速報」が入りましたが、その内容に対して憤りを感じました。俳優が合成麻薬使用で逮捕というニュースでしたが、このような一芸能人が逮捕された事件を「速報」で伝える必要性はあるのでしょうか。本来は大きな自然災害や大事故、政局の大きな節目など、重要度が高く国民全体が早く知るべきニュースが速報されるべきであって、芸能人の麻薬使用での逮捕なんて、はっきり言ってどうでもいいニュースです。
    • 裁判員裁判について、詳しく放送しすぎである。裁判員の年齢、性別、服装や表情などは制度とは全く関係ない。裁判で扱う事件についても、詳細に説明する必要はない。放送が裁判に影響を与える懸念もある。視聴者が裁判に参加しているわけではないのだから、通常の裁判よりも詳しく報道する必要はない。「なぜ、裁判で被告に質問しなかったのか」など、裁判員にプレッシャーを与えるような報道は慎むべきである。制度を「盛り上げよう」とか言いながら、逆に制度の趣旨をねじ曲げるような報道は慎んだほうが良い。
    • 「裁判員裁判」後の記者会見の様子が放送されていた。裁判員が顔出しで出ていたが、「重要な個人のプライバシーは侵害しない」はずの裁判員制度において、個人を特定できてしまうこの記者会見は矛盾していると思う。また、それを放送する放送局も放送局だ。
    • 衆院選関連のテレビ報道がたけなわだが、どこの局も「自民党対民主党の対決」という見方にとらわれ過ぎていると思う。せっかくの機会なのだから、他の政党をはじめ無所属の候補者にもぜひ光を当て、彼らの主張を広く紹介してほしい。
    • 「マニフェスト」という言葉遣いが気になる。わざわざ横文字にする必要があるのか疑問に思う。「政権公約」や「政策公約」などの日本語で表示すればいいのではないか?
    • 「上司にしたくない人」のアンケート結果として、麻生太郎が第1位だったとの放送がありました。公選法に抵触するかどうかは別として、選挙期間中に公共の電波を使用して一候補者のイメージダウンを図ろうとするのは非常識であり問題ではないでしょうか。「言論の自由」「報道の自由」があるのは理解していますが、何を放送してもよいわけではありません。悪意を感じます。
    • 衆議院選挙で民主党の支持率が尻上がりにアップしていることを取り上げ、司会者が「国民はろくにマニフェストも読んでいないのに、流れに乗っかっているだけ。全体の流れに身を任せるのは危険だ」と発言し、他の出演者らもうなずいていた。しかし、国民は彼が言うほど不勉強ではない。一人一人がこれまで以上に関心を持ち、「政治」を自分に直結することとして捉えている。マニフェストも良く読んでいる。国民を愚弄するのもいい加減にして欲しい。
    • 通信社が行った「全国電話世論調査」の結果を基に、テレビ各局の選挙報道では一斉に各政党の予想獲得議席数を報じ始めました。特定の政党に極端に偏った数字が出ると、有権者の揺り戻し効果が起こるのは過去の例からも明らかですが、そもそも視聴者の心理に多大な影響を与えるテレビが、有権者の投票行動に影響を与える「獲得議席予想」を連日報道してよいのでしょうか。少なくとも選挙期間中は、有権者の投票行動に影響を与える獲得議席数の予想は自粛すべきです。まだ投票もしていないのに獲得議席の数字が出るのは、有権者として非常に違和感を覚えますし、メディアの傲慢さを感じます。
    • 先日起きた駿河湾地震で東名高速道路の一部が崩落した。崩落した現場の映像を撮るために、多くの取材陣からカメラアングルが良いと思われる実家の敷地を使わせてほしいという申し入れがあった。実家の茶畑に新芽が出始めた時期だったので新芽が傷つくのではないかという心配も多少はあったが、取材の重要性を考え快く許可した。結局、5日間各局の取材は続いた。しかし、取材が終わった時に「ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました」と言って帰ったのは1社だけだった。他のメディアは知らないうちにいなくなっていた。取材陣が去ってから取材場所を見ると、タバコの吸殻やごみなどが落ちていたり、茶畑は踏み潰され新芽は傷ついていた。許可を出したのだから仕方がないのだが、放送局は放送ではもっともらしいことを言っているのだから、それを取材するスタッフにもモラルの向上やマナーの教育をするべきだと思う。
    • 選挙特番の中で、「当選」として開票速報を発表している。しかし、出口調査等、精度の高い調査をしているのは理解できるが、開票速報では「当選」ではなく、あくまで「当選確実」が正しい報道のあり方だと思う。当選・落選は選挙管理委員会が公表するものであり、放送局が決めるものではない。
    • 最近、女性アナウンサーの言葉の乱れが非常に気になる。例えば、「借入金」を「シャクニュウキン」と読んでいたのには驚いた。さらに、都道府県の知事や市町村長を「首長(くびちょう)」と呼ぶことが増えたが、放送でこんな日本語は有り得ないと思う。放送ではもっときれいな日本語を使ってほしい。
    • ニュース番組で犯人や被害者の現在の写真が入手できない場合、手っ取り早く、学校の卒業アルバムなどの写真が多用されています。中学や高校時代の写真まで使われることがあります。しかし、社会人になれば、数年でもかなり容姿も変わります。それなのに、10年以上も前の写真まで平然と使われているので、写真の人物が被害者なのか加害者なのか混乱してしまいます。「3年以上経過した卒業アルバム写真は使用禁止」などの規定を設けるべきです。

    【番組全般、その他】

    • 都市型水害の映像を放送し、「半地下の家に水が溜まったら、ドアは開くのか」という実験をスタジオで行っていました。我が家がそういう構造のため、真剣に見ていました。ところが実験を担当した芸人が、ドア以外のところを開けようと何度もボケて、一向にドアを開けようとしませんでした。これには、真剣に見ていた私は本当に腹が立ちました。人命がかかっていることを検証することを、この芸人は一体どう考えているのでしょうか。最後には一応ドアを開けようとしましたが、そういう経緯があるので、本当にドアが開かないのか、それとも演出なのか、いまいち信用できないまま、モヤモヤした気持ちで見終わりました。こういう人命に関わるテーマをお笑いのネタと同じ感覚で番組を制作しているなら、こんなニュース番組はいりません。
    • 公園などに若者がたむろするのをやめさせるために「若い人にしか聞き取れない周波数の不快音」を流す試みが始まっているが、スタジオ内で実際にその 「音」を流し、出演者が聞こえるかどうかを試していた。すると、「音」が聞こえた者は「若いということが証明された」と大はしゃぎしていた。中には中年の出演者で「音」を聞き取れた者もいて、「若い証拠だ!」などと大いに盛り上がっていた。これではまるで「不快音」を利用して「若さの証明」をもらっているようなものだ。「若者を寄せ付けない」どころか、かえって番組を真似て「不快音」を試しに公園に行くことが若者の間で流行るのではないか?番組が率先して、それをそそのかしているように思えた。
    • 東京や広島の街中で、通りかかった若い女性に芸能人らの写真を見せて「抱かれるなら誰が良いか?」という質問をしていた。周りを多くの人達が行き交うようなところで、そうした破廉恥な質問をする神経が常識では理解できない。あまりに低俗である。
    • 民放局では広島平和記念式典を中継していない上に、言及すらしない。何か重要なニュースがあるならまだしも、芸能人のどうでもよい話題を流していた。出演者に至っては黙とうもしない。オバマ大統領の演説等で核廃絶の気運が高まっている中、この様な番組編成はいかがなものか。民放全局が、少なくとも黙とうする1分間を含めた前後合わせて5分程度の時間は中継を入れて、番組出演者を含めて全員で黙とうする程度のことはやっても良いのではなかろうか。
    • 男女コンビのお笑い芸人が出演し、その女性の「ダイエット企画」ということで、富士山に登っていた。所持品は500ミリリットルのペットボトル2本とタオル2本。女性の服装は豚の着ぐるみで、男性はスーツにネクタイだった。富士山は標高3000メートル以上もある高山なのに、あまりに山登りをバカにしているのではないか。登っている途中に、女性が「着ぐるみが暑い」と言って頭の部分を脱ぎ捨てていたが、当たり前だ。あんな格好では、登山する際に重要な「体温調節」が出来ないではないか。あんな放送をするから、山をナメてかかって登山し、その結果として遭難する者が出たりするのだ。
    • “女性”タレントが丸坊主をかけてダイエットをする企画があった。その番組宣伝の映像は、タレントが体重計に乗り、目標体重を切れず悲鳴を上げる様子と、その後に悲鳴と共にバリカンで頭を剃る映像のアップでした。ここまででも十分に「ダイエット失敗!」「彼女は番組で丸坊主に違いない!」という期待を持たせました。さらに、放送当日の昼の生番組に、わざわざ本人がカツラをつけて登場して「絶対とらないで!」などと演技して、丸坊主の「期待」を「確信」にかえさせました。しかし、夜の番組ではダイエット成功でした。番宣で丸刈りにしていた映像は番組のADのものでした。これも番組宣伝で視聴者をだますためのものだと思います。これは完全に「詐欺」です。視聴者を馬鹿にした放送はやめてもらいたい。
    • 狭い水槽に天敵同士であるタコとウツボとエビを入れて、プロレスのような解説を入れながら格闘技のショー扱いで紹介していた。とても残酷なシーンが、およそ5分間放送されていた。その後に、これとは別に「タコとカニの格闘」と題して格闘シーンを紹介していた。本来の自然の様子をとらえたシーンであったり、または闘牛のような伝統文化ならば納得出来るが、動物達の扱いがあまりにも安易すぎる。
    • BPOの勧告を受け局が謝罪したようだが、ちょっと待ってほしい。謝罪すれば許されるのか?捏造というのは、他の業界なら食品偽装であったり、政界なら虚偽献金のようなものだ。一般企業や政界は不祥事が起きればマスコミに徹底的に追及され、場合によっては倒産や辞任まで追い込まれる。ところがテレビ業界は「すみません。今後の番組作りに生かします」の一言で許されてしまう。どう見てもおかしいだろう。
    • 芸能人の薬物使用がなくなりませんが、タレントを使うテレビ局は何も対策を施さなくてよいのでしょうか。薬物撲滅に対し、テレビ局は貢献できないのでしょうか。オリンピックなどの競技大会では尿検査は当たり前になりました。野球、相撲も同様です。テレビ局でタレントを使う時に、尿検査を義務付け、拒否するタレントは出演不可能とするくらいの強い対応が必要ではないでしょうか。
    • 兵庫県に台風が直撃し、多大な被害に遭った。家の中の物は全て水浸しでだめになり、流されたゴミなどが堆積し、未だに片付けが終わらない。その中で、町のローカルテレビが繰り返し町中の家を訪れてインタビューし、被害状況、援助の状況を放送して町民に伝えている。地方のテレビ番組の作りは、低予算でやれることも限られており、構成も見栄えが劣るかも知れない。しかし、「こういう事実を淡々と映し続けて、どう考えるかは視聴者にまかせる」という番組があるべきではないか?ただ、現場のカメラに映し出される生の映像を送り続け、現場の様子を多くの人に知ってもらう。それこそがテレビの役目であり、今後、メディアとして残っていくために必要な役割ではないかと思う。
    • 司会者が客席に向かって「台風来ましたね!」と言うと、客席の人々が明るい声で「そうですね!」と返していた。台風被害で困っている人がたくさんいるというのに、こんな明るい調子で台風について放送されることに違和感を覚える。
    • 私は、現在、薬物中毒の患者に接する仕事をしている。女性タレントの覚せい剤関連報道について、司会者の興味本位な質問と、それにバカ正直に何でも答える元厚労省麻薬取締り担当官のやりとりに腹が立った。入手経路・薬物消失日数・具体的な「あぶり」「吸引」の方法を丁寧に繰り返し教えて何になるのか。夏休みに青少年が興味本位で使うことにつながらないか。浅はかすぎる。本来報道すべきは、薬物の怖さではないか。
    • テレビを見ていると、番組の最後に出演者や作者、撮影協力などを表示したテロップが非常に早い速度で、それも、通常では読むことができないくらいの速度で横方向に流れているのが見受けられます。この様なテロップを見ると、乗り物酔いのような状態になってしまうことがあります。通常では読めないような速度で流すことは、いかがなものでしょうか?何らかの基準を設けるべきだと考えます。
    • 「『スポーツ選手が流す涙』など、男性の涙は是か非か?」というコーナーで、野生動物を例に挙げて説明していた。動物園の飼育員の方が「飢えた野生ライオンが数日振りに獲物を捕った時、うれしさのあまり涙を流すことがある」と話していた。その際、背景には「雄ライオン」が餌の周りを歓喜のあまり歩き回る映像が流された。テーマが「男の涙」だったのでイメージで雄ライオンの画像を選んだのであろう。しかし、「ライオンはメスしか捕食をしない」というのは常識である。つまり飼育員の話はもともと「男の涙」とは無関係だったわけで、野生ライオンの生態を「男の涙」の例として使ったこと自体が無理だったと言える。しかし、テレビ局の社員が無知なのか、「雄ライオン」の映像を背景に使ってしまったのだ。このような間違ったことを放送されては困る。
    • テレビの画面には「間もなく登場!」だとか「このあとすぐ!」という文字がずっと出ている。競技の開始を待っていたが、結局、競技が始まったのは数時間後だった。「間もなく」や「このあとすぐ」で数時間も引っ張るのはどうかと思う。また「今夜決戦!」と銘打って、実際は朝の4時過ぎであった。これも「今夜」とは言えないと思う。このような表現には、ある程度の制限をつけてもよいのではないかと思う。
    • 各局が日曜日の早朝などに自局の検証番組を放送しているが、内容が物足りない。真剣に検証する姿勢がないのではないかと思う。また、視聴者から寄せられた意見に対して、テレビ局はもっと耳を傾け、真摯に受け止めるべきだ。
    • 日韓の歴史問題に関する検証として、今から114年前に韓国でおきた皇后暗殺事件について取り上げられていた。その内容は、事件関係者の謝罪と事件内容の検証だったが、事実関係の検証が一切なされていない上、歴史的裏付けも日本の専門家の意見はなく、韓国の専門家の意見だけが取り上げられていた。証言者はただ一人だけ、しかも残された証拠も後に本人が作ったもので、それが過去に確かに実在したかどうかの証明もない。そんな内容の番組だった。これは虚偽報道に当たるのではないだろうか。
    • 国の特別天然記念物の「オオサンショウウオ」を追いかけ回し、網で捕獲していた。「特別の許可を得ています」というテロップを入れて放送していたが、この放送は、どんな意図があるのだろうか?お笑い芸人やスタッフが川に踏み込み、興味本位でこのような暴挙を行うとはどういうことなのか。この番組を見た子どもや心ない人達が「オオサンショウウオ」を捕獲したり、いたずらをしに行くことを誘発するとしか思えない。天然記念物である生物をこんなふうに扱ってもよいという許可とは、いったい誰が出したものなのかを知りたい。社会の公器ともいえるテレビとは、こんなにも見識がないのか?
    • タレントの好き嫌いを当てるクイズで、答えが「こうや豆腐」だった。しかし、嫌いになった時の理由の表現が不適切だと思う。こうや豆腐を「しぼったぞうきん」とコメントし、出演者が指先でつまんで絞ってみせた。過去には「汗取りのスポンジ」という表現だったこともある。私は、「こうや豆腐」のメーカーの社員だが、食品を素手でつかみ、「汗取りのスポンジ」だとか「絞ったぞうきん」などと表現するのはひどすぎないか?これは、こうや豆腐のような加工品にとっては非常にネガティブな表現であり、影響も大きく、何よりも作り手を侮辱しているものであると思う。
    • テレビでチャリティー募金の場面が何度も映った。著名なタレントさんが一生懸命ボランティアとして握手をしたりして、視聴者の募金に感謝している場面だ。それを見て募金をしようと思い、娘と会場に行ったのだが、大行列ができていて3時間待ちだった。それでも「列に並んで募金をすれば有名タレントさんに会える」と信じて並んで募金を行った。ところが、テレビに映っていない場面では募金場所にはスタッフしかおらず、テレビに映っていた有名タレントは、ただの”客寄せ”であることに気づかされた。尊い募金という活動が絡んでいる以上、テレビ画面に映る場面と実際とが全然違うというのは「やらせ」以外の何ものでもないと思う。「募金に来られても、タレントさんに会えるとは限りません」とテレビ画面に断りを入れるとか、そうでなければ、テレビと同じようにタレントを常に立たせておくべきではないかと思う。
    • 毎年「チャリティーマラソン」を放送しているが、今年は126kmという距離だった。毎年距離が伸びているが、これは長過ぎる。こんな距離をたった一日で走り切れば、関節を痛めてしまうのは明らかだ。視聴者の感動を煽りたい気持ちは分かるが、やり過ぎだと思う。
    • 高校野球の中継で、勝ったチームのことばかりが放送され、負けたチームのことに関しては一切放送がありませんでした。しかし、勝ち負けに関係なく、出場校全てに取り上げられる権利があると思います。勝ったチームには次があります。せめて、負けたチームの想いを、私たちに伝えるような番組づくりをして下さい。
    • ゲストの女性が番組冒頭で「今日はバイクで来ました。この番組終了後にツーリングに出かけます」と言っていた。ところが、彼女はお土産として「お酒」を持ってきていて、番組中に出演者全員で飲んでいた。だが、彼女は冒頭で「番組終了後、ツーリングに行く」と言っていたではないか?スタジオでお酒を飲んだら”飲酒運転”になるのではないかと思い、局に電話をしたところ「お酒の酔いがさめてから行けば問題ない」という答えがあった。しかし、酔いがさめるさめないではなく、番組内で「ツーリングに行く」と言いながら酒を飲むことがおかしいのではないか?
    • 「芸能界の薬物汚染」を取り上げている最中、「現場のマンションに出入りする有名人」をピー音処理で暴露していました。しかし、放送上はピー音で消していても、スタジオにいる出演者や観客に聞こえているのは如何かと思います。これは放送倫理に抵触するのではないですか。
    • 先輩芸人が若手芸人の自宅へ”いきなり”押し掛けて行き、好き勝手なことをして泊らせてもらうという企画だ。しかし、そのやり方が強要・脅迫のようであり、一種のパワハラである。若手芸人に自宅へ連れて行かせる交渉の際は、バリカンを持って「髪の毛を刈らせるか家に連れていくか、どちらかにしろ」と強要し、嫌がっているのに本当に毛を刈ったりする。自宅に行っても飲み食いし放題であり、勝手に高額な商品を注文したりと、傍若無人の振る舞いをしている。事前に納得の上なのか分からないが、そうであっても行き過ぎた内容だと思う。
    • 富山県の立山から生中継していたが、タレントの服装が気になった。さすがに登山靴は履いていたが、上は薄着のカーディガンのようなものだった。先月、北海道大雪山系で多数の死者を出す遭難事故があったばかりである。いくら夏山でケーブルカーで行ける場所とはいえ、不用意な服装ではないか。軽装登山の危険性をもっと教えるべき時に、不適切だと思う。
    • 美容整形の特集だった。興味を持って見ていたのだが、ベストワンに選ばれた「顔の皮膚のたるみをリフトアップする方法」に疑問を感じた。「頭蓋骨に3ミリ程のチタンのボルトを固定し、頭皮に糸を通して引っ掛ける」というものだった。脳外科のスペシャリストが「安全で確実」と紹介していたが、交通事故に遭ったりして、緊急にMRI(核磁気共鳴画像法)を撮る必要が生じた時に困るのではないだろうか。番組ではそうした説明が一切なかったが、不親切だと思う。
    • 私は「発達障害」を患っている者です。「発達障害」という病気はなかなか周囲に理解されず、就職などに際して不当な差別を受けています。以前、殺人事件の報道の際に当事者が「発達障害者」であったと伝えられました。しかし、事件と障害との因果関係が証明されていないのにそのように報道されたため、我々にとって以前にも増して辛い状況になりました。皆、自分が発達障害者であることをひた隠すようになったのです。この状態を打ち破るためには、「『発達障害』とはどういう病気なのか」ということを放送で取り上げて頂き、世間の皆様に知って頂くのが一番だと思います。ぜひ各局で特集を組んで我々の病気について正しい認識を広めて下さい。
    • 「通販番組」ですが、内容が信用できないものが多いです。たとえばダイエットサプリで「飲むだけで10日で8キロやせた」とか「1ヵ月で13キロやせた人もいる」という商品を販売しています。また、「1週間に1度塗るだけで体臭を100%抑えるクリーム」や「紫外線による水虫治療器」などなどです。「個人差はありますが」と言えば、なんでもOKなのでしょうか。
    • 感動のドキュメンタリー番組だと思い最後まで見たら「健康飲料」の通信販売の番組だった。これでは感動の苦労話も嘘に見えてくる。私は、最後に落とし穴に落とされたような不愉快な気持ちになった。通販番組なら、最初から通販と分かるように画面に表示すべきだ。

    【CM】

    • 政党のCMに疑問を感じている。30秒以上の長編CMがゴールデン・プライムの提供枠にまで進出している。テレビは本来政党の批判をするべき立場であるはずだ。そのテレビが逆に政党からお金をもらってCMを放送していては、その批判の説得力が欠けてしまう。政治的に中立・公平でなければならないテレビという観点からも疑問に思う。
    • 最近「時報を兼ねた政党のCM」が1時間ごとに放送されるので、聞いていてとても不快である。党の代表の肉声で「**党は皆様のために尽くします~云々。**党が10時ちょうどをお知らせします」という具合だ。一般人の生活のリズムの目安となる「時報」は、局のアナウンサーが知らせるべきであり、特定の政党がお知らせするなどもってのほかだ。
    • 生命保険のCMだが、大変心が痛む。ガンを克服した人の体験談を感動的に伝えようとしているが、世間には志半ばで克服できなかった家族もいる。その家族はこのCMが流れる度に、苦しみに苦しみ抜いた本人を思い出す。そして「なぜ、克服できたのが、私たちの家族ではなかったのだろう」と思ってしまう。テレビCMを見て、なんとも言えない気分になる。ここ数年、重病克服を感動的に扱うものが増えているが、いかがなものかと思う。「ドラマで描けるようなキレイなことだけではない」というのは、実際に体験した人間にしか分からない。そのようなことを、CMで軽く扱わないでいただきたい。

    【BPOへの意見】

    • BPO放送倫理検証委員会が出した勧告には、「本件放送を放送した系列ネットワークと同等の規模において全国放送すべきである」とあるが、放送時間については一切触れられていない。検証番組を本編の通常放送時刻に放送するよう、BPOから勧告していただきたい。
    • 最近、「僕、ラジオです。青少年に良くない番組、放送してないですよね…」という呼びかけ広告を聞く。その最後に「BPO」と言うのだが、この「BPO」だけでは、何のことだか全く分からない。せめて、日本語で「放送倫理・番組向上機構」と言うことはできないだろうか?

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • 元麻薬捜査の専門家を招いて、覚せい剤や麻薬について映像やボードを使って、種類・使い方・入手方法・値段など、普通の人はおよそ知らなくてもいいようなことを細かく解説していた。覚せい剤については危険性を伝えるだけで十分なのに、やりすぎではないか。まして、今は夏休みなので若い人もこの番組を見ていると思う。テレビが若者に与える影響を考えるべきだ。
    • 逮捕されたタレントのことを放送しすぎている。有名人が犯罪を起こすと、事件とは関係のない私生活のことをしつこく放送するが、今日の放送は本人を破滅に追い込むような内容だった。番組で取り上げるのなら「**が事件を起こしました」とタレント本人について伝え、残り半分は麻薬や覚せい剤の怖さなどを放送し、危機感を伝えてほしいと思う。今の放送は、ただ青少年に興味を与えているだけと感じる。
    • 芸能人の覚せい剤事件ばかり、いつまで放送を続けるのか。夏休みの今の時期、子どもたちもテレビを見る機会が多くなっている。「麻薬」の話題ばかり放送しないでほしい。もういい加減にしてほしい。
    • 放送時間内に、マラソンでランナーがゴールすることができなかった。テロップには「この後の番組で放送する」旨の告知があった。しかし、待てど暮らせど一向に放送されない。放送しないならば、そんなテロップを出さないで欲しい。子どもが信じて待っているのに可哀想だ。
    • 24時間マラソンを放送していたが、21時までの放送時間内にゴールできなかった。そのため「次の番組でゴールのライブ映像を流す」と言っていたが、結局1時間くらい後に、21時12分にゴールした時の録画映像を2分ほど流しただけだった。これは、視聴者の期待感を煽って次の番組の視聴率を稼いでいたことになる。今回走ったランナーには子どもたちのファンも多い。小さな心についたガッカリ感を思うと、いたたまれなくなってしまう。
    • 子ども向けの特撮番組で、最終回であるにもかかわらず物語の途中で終わり、結末は12月公開の劇場映画版に続くとのことだった。謎だったことは謎のままで終わってしまった。少なくとも一般視聴者が思い浮かべる「最終回」とは、かけ離れていたと言わざるを得ない。基本的には子ども番組なのに、番組自体が「嘘」をついたことになるのではないか。

    【人権について】

    • 覚せい剤で逮捕されたタレントの話題で、一家の家族写真が公開されたが、小学生の長男の顔がモザイクなしで映された。これは、未成年者に対する重大な人権侵害だと思う。

    【性的表現について】

    • 生放送の番組で、声変わりもしていないような年頃の少年が100人近く上半身裸になって、シャワーに濡れながらテレビに出ていた。児童ポルノ法があれだけ騒がれているのに何を考えているのか。前半は普通に歌っていたのに、後半、突然小学生や中学生の男子が上半身裸になって歌い踊って、本当に不愉快だった。
    • 番組(アニメ)自体は面白いと思うが、この時間帯は小学生の子どもも見る時間なので、親としては下ネタなどが多いと困る。そういう時は途中で切ってしまうが、「ラブホテル」とか「マスターベーション」という言葉を同じように言ってみたりするので、どう対応していいか困ってしまう。この時間帯に放送するのであれば、少し配慮願いたい。

    【言葉について】

    • テレビでは「刺青」のかわりに「タトゥー」という英語を多用している。この言い方は、刺青という言葉と比較して、非常に軽く感じられる。そのため、若年層の人はかっこいい、ファッションの一部などと軽く考えるのではないか。その軽さの延長線上に、大麻・麻薬・覚せい剤などがあるのではないか。マスコミはその影響力の大きさを十分考慮し、表現に注意してもらいたい。
    • 最近、各局で万引きについて報道されているが、どうやら、万引きをする青少年には「ゲーム感覚」で万引きをする傾向があるようだ。となると、「万引き」という言葉ではいまいち罪の重さが伝わらないと思う。だから報道では「窃盗」とか「盗み」という言葉を使うようにした方がいい。「物を盗む行為はよくないことだ」と、青少年にしっかり伝わるようにすべきだ。

    【非科学的な事柄について】

    • 血液型がA型とB型の一般人にリレー方式でインタビューをし、交互に相手側の気に入らない点を言い合うという内容で、互いの血液型に悪印象を与え合う酷いものであった。生放送ゆえの時間不足からか、スタジオの司会者や出演者からもほとんどフォローがなく、結果的にただ世間の偏見を強めたいがために企画されたかのような有様であった。BPOから「血液型別の偏見を助長する内容の放送は自重するように」という要望が出されていたはずだが、それをどう解釈したらあの内容になるのか非常に疑問だ。

    【危険行為について】

    • 出演者とスタッフに対するクイズ企画だったが、クイズが不正解だった場合、一部のスタッフに対して「酒の一気飲み」を科していた。決して強制的ではなかったようだが、この番組は主に若年層を対象にしているだけに気になった。飲酒についての知識の乏しい若年層に対して一気飲みという行為を肯定し、しかも、罰ゲームとして助長するものである。社会の公器としての放送番組にとって不適切な演出であると考える。

    【要望・提言】

    • ゲストコメンテーターが一連の芸能人の麻薬騒動について、「今、夏休みで子どもたちがテレビを見る機会も増えているのに、連日の報道の仕方には問題がある。マスコミはゴシップ的に取り上げるのではなく、『麻薬の恐ろしさ』を伝え、今後いかにして『麻薬から子どもたちを守るか』といった『対策』を放送していくべきだ」と発言していた。まさしくその通りだ。テレビで言い辛いであろうことをよくぞ言ったと思う。この番組だけではないが、マスコミ自らが今回の騒動の放送姿勢についてきちんと反省をするべきだ。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 6月に視聴者から寄せられた意見で、「子どもが見ている時間帯にパチンコのCMが多すぎる。パチンコ以外でも、競馬、宝くじもギャンブルである。ギャンブルを推奨するようなCMは放送すべきでない」とあるが、偏見だ。競馬はパチンコとは違う。競馬は乗馬と同じく人と動物が協力し合うスポーツでもある。馬に携わったことのない人の偏った価値観でものが言われている。

    【CMについて】

    • パチンコのCMは一切禁止するべきだ。パチンコは賭博であり、未成年者ができないよう規制されている。テレビCMが禁止されても、問題がないのではないか。

    2009年7月に視聴者から寄せられた意見

    2009年7月に視聴者から寄せられた意見

    民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、東国原知事と橋下知事との地方分権問題、麻生総理のイタリアサミット出席、選挙に向けての各政党のマニフェスト等に関する報道に多くの意見が寄せられた。そのほか、金正日総書記の後継者・ミサイルの再発射など北朝鮮問題に関する意見があった。

    ニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。先月に引き続き、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、東国原知事と橋下知事との地方分権問題、麻生総理のイタリアサミット出席、選挙に向けての各政党のマニフェスト等に関する報道に多くの意見が寄せられた。

    7月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,837件で、6月と比較し156件増加した。

    方法:Eメール66%,電話30%,FAX2%,手紙ほか2%
    性別:男性72%,女性25%,不明3%
    世代:30歳33%,40歳代23%,20歳代21%,50歳代10%,60歳以上10%,10歳代3%
    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月通知数は800件(42局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、43件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    7月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 1件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    【意見の傾向】

    7月の視聴者意見については、東京都議会議員選挙、衆議院の解散など政治的な動きが多かったこともあり、今月もニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。先月に引き続き、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、東国原知事と橋下知事との地方分権問題、麻生総理のイタリアサミット出席、選挙に向けての各政党のマニフェスト等に関する報道に多くの意見が寄せられた。今月も与野党の取り扱いに偏りがあるとの指摘が多く、キーワード検索の「偏向」で106件、「公平」で123件と、いずれも先月よりも該当数が増えている。放送局や番組を特定しての意見で、具体的に報道姿勢の是非を指摘した「不適切な報道」が108件であったのに比べて、より広く「報道のあり方」を論じた意見が207件と、これも多くなっている。キャスター・コメンテーターの発言への批判意見は今月も多く、「不適切な発言」検索で92件該当した。また、番組出演者の適格性を問う意見も多く、「不適格な出演者」検索で93件該当した。意見内容では、殺人事件の容疑者を移送する機内での取材方法についての批判意見が45件寄せられた他、金正日総書記の後継者・ミサイルの再発射など北朝鮮問題に関する意見、マイケル・ジャクソンの死去関連で、皮膚の色の変化についての報道に対する批判意見、「ツリーマン」と呼ばれる皮膚疾患の患者の映像についての批判意見などがあった。このところバラエティー番組に対する意見が少なかったが、今月は大物司会者の司会進行に関する批判など、意見数の増加が見られた。BPO関連では、「二重行政の現場」報道についての放送倫理検証委員会委員長の「談話」に対する意見が125件。「虚偽証言放送」に関する「勧告」への意見が15件あった。放送局の視聴者応対に関する意見は、今月は35件、パチンコの規制などCMについての意見は37件、また、ラジオに関する意見が今月は37件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は前月より微増した。
    今月は、「性的表現」に対する批判意見が比較的多く寄せられた。また、複数番組で司会者を務める特定タレントの発言や振る舞いに対し、「非常識だ」「いじめではないか」などの批判が目立った。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 詐欺集団の実態をつかむために詐欺疑惑の若者達に密着し、隠し撮りしていた。その一部始終が顔も映した状態で放送された。放送局が一般人を見張り、隠し撮りする行為は人権や倫理上問題があると思う。仮に放送しなかったとしても、一般人を隠し撮りした行為に問題はないのか。放送局に犯罪捜査をする権限はないはずだ。このような人権を無視した隠し撮りは止めるべきだと思う。
    • 民主党・鳩山代表の政治資金問題について、このニュース番組では「事実でない献金」と表現していた。新聞報道では「虚偽献金」と表現されているし、一般人である私から見ても政治資金規正法に明らかに違反していると思える。それなのにこの表現でいいのか。
    • 麻生総理のサミットの記者会見の、日本人記者のレベルの低さに絶望した。質問された総理も、傍から見ていた外国の記者も愕然としたと思う。この世界不況の大事な時に開かれたサミットで、イタリアまで同行して、何故、都議選や衆議院の解散について聞くのか。他に質問すべきことはないのか。日本の恥であり、見ている我々が恥ずかしい。
    • 東京都議会議員選挙を「政権選択の衆議院選挙にも影響を与える」「前哨戦」等と述べていたが、「政権選択」という言葉は、前回の参議院議員選挙の際の民主党のスローガンであり、「政権選択=民主党」との関連色が強い。こうした民主党色の強い言葉を都議会議員選挙の投票時間中に放送することは、民主党への応援とも疑われる。今後は「政権選択」のように民主党を連想させる言葉は避けるようにしていただきたい。
    • 各テレビ局が世論調査で内閣支持率等を報道しているが、調査の方法やサンプル数等の説明が不十分だ。インターネットなどの世論調査の結果とかけ離れていたりする。なにか意図的な操作が行われているのではないか。調査の詳細を番組で説明するべきだ。
    • テレビ局が各政党に対して、議員の番組出演中のフリップ使用を禁止すると通告したという。しかし、先日の報道番組ではフリップを使用していたので、とても分かりやすかった。それなのに、何故、フリップ使用を禁止するのか?フリップがあれば、初めから各人の言いたいことが要約されているため、視聴者の理解度が高まるではないか。
    • テレビの番組で「固有名詞」「人の名前」「統計的数値」等に、言い間違いが非常に多いのが目につく。その都度、番組後半での「お詫びします」の一言で終わっているが、マスコミは「報道の自由」という虚名に支えられ、「間違っても謝れば済む」とでも思っているのか?報道というのは、事実を事実として報道すればそれでよく、虚飾や誤用があってはならないと考える。そろそろ、しかるべき責任の取り方を国民に示すべきである。

    【番組全般、その他】

    • 離活(離婚活動)について放送していた。配偶者より有利にことを進め、有利に離婚する方法について、詳細なノウハウを再現ドラマ仕立てで紹介していた。しかし、ハイテク機器で配偶者を盗撮して離婚の慰謝料を多くせしめようとする具体的戦略などを放送するのはいかがなものか。離婚を助長させ、政府の少子化対策の根底を崩す極めて道徳に外れた番組である。
    • 「人と動物とが共に生活をする」という感動的なテーマの企画をやっていたが、動物の動き一つ一つに執拗なまでに「効果音」を付けていて非常に耳障りでした。この番組に限らず、最近のテレビ番組は無駄に効果音を付けすぎです。
    • 深夜の集団暴走の放送で、高速で車をスピンさせる無法車両と見学者を映していた。しかし、車のナンバーや違反者の顔にモザイクをかけるのはなぜか。人権保護のつもりだろうが、それならば、放送しない方が真似をする人間を呼び込まないだけましである。放送の目的が注意喚起なのか娯楽なのか意味不明だ。
    • バラエティー番組や情報番組を見ていると、画面にワイプで小さな画面をつくり、そこにゲストや司会者の顔が出ていることが多い。最近はただでさえテレビの画面がテロップの文字でいっぱいなのに、更に、タレントの顔を映されては邪魔になるだけだ。見たいVTRの部分が欠けてしまう事もよくある。
    • 「天才児を育てる脳科学おばあちゃん」を取り上げていました。幼児の能力の伸ばし方を説明する際に、「風船ガムを舌を使って膨らますことの出来ないことは、他のことも不器用なんだよ。無限の可能性が一つなくなった。そういう子供はいらんな」と発言していました。もしもこの発言を発達障害を持つ子供の親が聞いたら、わが子の存在を否定されたと思い、深く傷つくでしょう。「器用に動作の出来ない子=必要のない子」といった非道徳的な風潮が世の中に広がり、「いじめ」などを助長することになるのではと危惧しております。
    • 「裁判の傍聴が趣味」という芸人の、法廷であった実話を紙芝居風に面白おかしく話すというネタを見た。個人を特定していないとはいえ、実際にあった話を、恐らく許可なくお笑い番組のネタにするのはいかがなものか。そもそも作り話という可能性もある。「痴漢の裁判の傍聴」というネタをやっていたが、裁判関係者や傍聴人がこの番組を見ていたら、気づくのではないかという内容だった。
    • 亡くなったマイケル・ジャクソンを特集した番組は、あまりに酷かった。コメンテーターの一方的で根拠のない話は嘘ばかりであり、著しく故人に対する誤解を招いていた。アナウンサーが平気で「肌を脱色して・・」などと言っていたが、黒人が白人になれるなんて、そんな医療技術はない。そんな技術があれば、美容クリニックが大々的に宣伝して、今頃は、誰でも知っている事になっているはずである。本当に、腹の底から怒りが込み上げてきた。
    • この番組は朝の番組なのに、毎年、定期的に女性下着の特集をしている。春の下着・夏の下着・秋の下着・クリスマス勝負下着などやっているが、中身はたいして変わらないのだから何回も放送しなくていい。VTRには下着姿の女性が登場しているが、朝から流す映像ではない。マネキンに着せればいい。下着特集と言いながら、お色気で視聴率獲りの為としか思えない。
    • 自社製作の映画の宣伝をしているが、これは放送法に抵触していないか。同じ映画で、かたや放送局製作の映画は宣伝費がかからなくて、かたや一般の映画は宣伝費をかけないと放送されないということは、明らかに公平ではない。
    • 画面の右上に「アナログ」という表示が常時出ていて目障りだ。特に腹立たしいのは、番組本編の時に表示されている「アナログ」の文字が、CMに切り替わるとちゃんと消えることである。なぜ本編にだけそのような表示をして、CMには入れないのだ?視聴者を蔑ろにし、スポンサーを優先しているからだろう。
    • 最近どの番組を見ても、「詳しい情報は番組HPで紹介していますので是非そちらをご覧下さい」というお知らせが入ることが多い。しかし、私のようにインターネットを使えない視聴者には「詳しい情報」を得ることが出来ない。テレビ局が率先して「情報格差」を生むようなことをしており、不公平も甚だしい。番組に関連した情報は、全て、誰にでも見られるように、テレビの画面で流すべきだ。
    • 各局の天気予報を見ていると、そのテレビ局によって「晴れ」「曇り」「雨」といったマークがまちまちで、非常に分かりにくい。是非、放送局全局でマークを統一して、視聴者が見やすくなるようにして頂きたい。
    • 司会者が故意に一人の出演者に回答させないようにしていた。人気司会者の絶対的立場からのイジメやパワハラを強く感じ、非常に不愉快でした。バラエティー番組のお笑いとしての演出なのでしょうが、子供社会に限らず、大人の社会でも横行しているイジメやパワハラの加害者は、このような「冗談」の延長でしているのではないでしょうか。人気番組の司会者や制作担当者は、テレビの番組に影響力のあることを自覚していただきたいものです。
    • 痴漢冤罪をテーマとした内容が放送されたが、あまりにも不快だった。検証するという内容だったが、実際に女性のマネキンのお尻を撫で回したり、どういう角度で男女が接近していたか等のリアルな映像が放送された。しかし、検証だとしても見ていて気分の良いものではなかった。主人は興味もあったようだが、女性の私は過去に何度も痴漢行為を受けたことがあるので、見ていてそれを思い出した。夕食はまずくなるし、とにかく不快そのものだった。
    • 対決もののゲームをする内容で、その中で「ヘルメットをどれだけ運べるか」というものがあった。その際、ゲストの2人組のお笑い芸人の一方が、もう一人の首に「連結された大量のヘルメット」を首にかけ、ゲームを進めていた。運んでいた芸人も苦しそうであったが、周りの共演者たちが誰も止めることなくそれを面白そうに笑っていたのを見て、バラエティー番組のモラルの低さを改めて感じた。
    • 「チャリティー番組」であるのに、スポンサーのCMが放送されるのはなぜなのか?CMが流れるということは、各企業からスポンサー料がテレビ局に入っているということですか?視聴者からの募金が慈善事業に使われるのは当然としても、番組を放送することによってテレビ局が収入を得るのであれば、「チャリティー」とは言えないのではないか?
    • 出演者が着ていたTシャツに「cocaine」と書かれていた。しかもアップでその文字を放送していた。「薬物」の使用を勧めているようであり、公共の風紀を乱すものと思われる。
    • 「富士山5合目の駐車場で落石があり、死者が出た」というニュースの際、駐車場に止まっていた他の車のナンバープレートがすべて丸見えの状態で放送されていた。もし自分の車が映っていたらと考えると、ぎょっとした。今の時代、どこでどのような情報が自分の身に危険を招くか分からないが、大切な個人情報を垂れ流しにされるのは、とてつもなく怖いし不愉快である。テレビ局は、基本的なプライバシー保護くらいはしっかり守ってもらいたい。
    • かつては地上波でも「ルマン24時間耐久レース」や「ツールドフランス」などを放送していたのに、最近は皆CSのスポーツ専門チャンネルでの放送ばかりだ。こういう番組を地上波で放送しなくなったのも、テレビ離れの原因の一つではないか?地上波は、深夜にどうでもいい芸人を寄せ集めて視聴率稼ぎの生放送番組を垂れ流しする状況でいいのか?一部の放送局の経費削減の矛先や解釈がはっきり言って違うような気がする。もう少し視聴者の立場に応えた番組を作ってほしい。
    • 出演者の横文字の多用が気になる。特に最近よく使われるのが「リスペクト」という言葉です。かっこいいと思って使っているのかも知れないが、日本語に言い換えられるものは、ぜひ日本語を使ってもらいたい。年長者や子供には理解できない。
    • 大雪山系トムラウシ山の遭難事故について、一方的に旅行社を悪者にした報道ばかりされている。確かに、天候や参加者の体調が悪くなったことに気づかなかったガイドにも責任はある。しかし、山は天候が変わりやすく、しかも北海道の山なのだから、登山の案内には「厚着をするように」と書いてあったはずだ。観光気分で、山に登ることを安易に考えたツアー客にも問題があると思う。
    • 「千葉女性殺害事件」で、容疑者の移送される飛行機内の映像が放送された。服を頭からかぶりうつむく容疑者を写す報道陣に向かい「カメラの撮影はおやめください」というキャビンアテンダントの声が聞こえた。状況から察するに、他の乗客も乗っている機内で、客室乗務員の静止も聞かずにマスコミが撮影をしていたのだろう。しかし、容疑者の顔も声も撮れず、周りに迷惑をかけているだけのその場面を放送する必要がどこにあったのだろうか?
    • 大学の准教授が大麻の使用で逮捕されたニュースの中で、この容疑者の供述として「気持ちよかったから使った」という言葉が放送された。しかし、これでは、テレビで大麻を宣伝していることになるではないか。本来なら大麻使用の撲滅を啓蒙すべきテレビが、まったく反対のことをしている。「気持ちよかったから使った」という言葉を聞いて、ためしにやってみたくなる人も出てくるのではないか。容疑者の供述だからといって、伝えなくてもいい情報を流す必要はない。
    • 最近、陸上競技にしろ水泳にしろ、スポーツ選手に変なキャッチコピーやあだ名をつけて放送することが多いが、まるでその選手が冒涜されているかのように感じられ、非常に不愉快である。だいいち、真面目にスポーツに取り組んでいる選手に対しても失礼である。日本陸連が放送局に対して、選手に変なキャッチコピーをつけることを止めるよう呼びかけたそうだが、まさにそのとおりだと思う。
    • 民放各局のCMの音量について言いたい。番組本編との音の大きさが違いすぎるので、CMのたびに小さくしなければならない。最新の液晶テレビには「ドルビー・ボリューム」という音量調節機能があって、CMに入ると自動的に音量が小さくなるようだ。しかし、テレビがこの機能を搭載するということは、放送局側に問題があるからだと思う。なんとかならないだろうか?
    • BPOから勧告を受けた局で検証番組が深夜0時50分から放送されるが、この時間では、ほとんどの視聴者は寝ているので見られない。検証番組はゴールデンタイムに放送するようにしていただきたい。

    【CM】

    • 最近の民放を見ているとCMが多すぎる。番組を1分放送しただけで、すぐまたCMになったりもする。CMの許容量は放送時間に対してCMの割合が18%以下と聞いているが、本当に守られているのか。
    • 女性の生理用品のCMを止めていただきたい。今の日本には”羞恥心”という気持はないのか?私の時代には、生理用品を買いに行く事すら非常に恥ずかしいことだった。今はCMまで堂々と行っているが、止めてほしい。
    • 公共広告のリサイクルのCMは、子ども目線で作られていて、大変わかりやすい。空き缶が新幹線の車両になったり、ペットボトルが乗務員の制服になるといった内容であり、夢がある。こういった夢のあるCMが今の世の中には必要ではないかと感じる。
    • 殺虫剤のCMが問題です。女性が陰部の膨らみを誇示し腰を左右に揺すって見せる場面、これは男にとっては楽しみなCMかも知れませんが、殺虫剤と女性の陰部の膨らみと何の関係があるのでしょうか。女性は衣服を着ていますが、明らかに陰部の膨らみを見せるための場面です。その視線を意識していると、殺虫剤が出てくるという設定です。これは明らかに女性を蔑視するCMであり、問題視すべきです。

    【BPOへの意見】

    • BPOは「報道の自由」「表現の自由」を語る前に、テレビ番組が放送法を厳守しているかどうかをしっかり監視するべきではないか。総務省からの指摘に異論を唱えるのは、おかしな話だと思う。あまりにも酷い偏向報道、印象操作、捏造まがいの報道など、近年は目に余るものが多すぎる。あなた方BPOは、テレビ局を擁護する側の人たちなのか?放送法を厳守することを要望する。
    • BPOが虚偽証言放送に対して「勧告」を出したことを高く評価する。しかし、テレビ局はBPOから「勧告」を受ける前に、番組審議会で審議し、自主的に「検証番組」を放送すべきだったと思う。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • ヤクザが主人公で、それを格好良く見せるドラマは問題がある。単純な人間が憧れたり真似をしたらどうする。劇中には刺青を美化するような表現もあり不愉快だ。昨今のドラマや映画には不良やヤクザが主人公のものが多く、それをもてはやす風潮があり、この傾向は問題だ。
    • 「小学生のための情報を伝える教育バラエティー番組」ということで、番組としては全般的には面白いのだが、「星座占い」のコーナーで「〇〇座の人は、恋愛運が良いので好きな人に『告白』した方が良いでしょう」と言ったり、出演者の小学4年~6年の女の子に「この中で好きな男の子に『告白』したことがある人?」と手をあげさせる場面もあった。小学生対象の番組なのに、あえて「告白」を取り上げる必要があるとは思えない。
    • 番組出演者であるお笑いタレントの誕生日をお祝いする目的で”どっきりの仕掛け”が行われた。お笑いタレントが「一日お父さん」となる設定で、ある日一日、タレントの子どもとなる男の子は、実はお父さんを病気で亡くし、母一人子一人という生い立ちを持つ子で、心に寂しい面を持ちつつ、このタレントと次第に本当の親子のようになり、笑顔を取り戻すという感動的な話だった。ところが、番組の最後で、実はこの子のお父さんは亡くなっておらず元気だという種明かしがあった。本当にお父さんを病気で亡くした子どもたちも全国にはたくさんいるのに、あまりにも人の気持ちを考えないこの番組は最低だ。
    • 一般人が登場する場面で、お笑い芸人がその人の風貌など「見かけ」を茶化し、会場の笑いを取るという場面がしばしば見受けられる。一般人をネタにして笑いをとるのは少しも愉快に思えないし、それを見ている子ども達の心に、人に対する思いやりを失わせるようなことも危惧される。

    【性表現について】

    • 司会のタレントが9歳の天才卓球少女と対決するコーナーがあった。その際、タレントはズボンのチャックを下ろして、そこからピンポン球を取り出すなど、卑猥な行為や言葉を連発していた。バラエティー番組であったとしても、9歳の子どもを前にして大人のする言動ではない。厳しく指導して欲しい。
    • 女性2人と男性1人の芸人が、「性」や「性交渉」を連想させるコントをしていた。そのコントにみんなが爆笑したり、性交渉について比喩したことをバラす発言を連発したりしていた。子どもが見る時間帯にやめて欲しい。
    • いくら新婚さんとはいえ、白昼堂々と、露骨に生々しく自分たちの夜の生活ぶりを語るのは問題ではないか。子どもたちの見ている時間帯だ。日本には「恥の文化」というものがあり、節度というものがあるはずだろう。
    • スポーツを通した、男女の健全かつ清々しい番組かと思ったら、やけにキスシーンや男女の交わりを想像させるようなベッドシーンが多く、不快と怒りを感じた。女性から男性にいやらしいくらいモーションを掛けるシーンがあったが、いかがなものか。「表現の自由」とは言っても、これだけ人気アイドルが出演している番組となると、小さな子どもから思春期の子ども、または皆で見る家庭もある。この番組の意図するところは何なのか?ゴールデンタイムでもあり、番組構成を考えてもらいたい。

    【暴力・殺人シーンについて】

    • 平日の午後の時間帯は夜に放送された番組の再放送が多いが、ドラマの殺人シーンや首つりのシーンなどが放送される。また、ニュースでも何か事件が起きるとその詳細を報道しすぎる。まるで「人の殺し方」や「自殺の仕方」を放送しているようだ。共働きが多い時代でもあり、子ども達が家で一人で留守番をするという家庭も少なくないだろう。もっと子ども達に与える影響を考えていただきたい。
    • 幼い少女が殺人を犯すアニメだが、内容があまりに残酷過ぎて見るに堪えない。実際に残酷な殺人事件が起きている今の時代に、テレビで放送するアニメとして相応しい内容だとはとても思えない。テレビ局は何故、このようなアニメを放送するのだろうか。深夜の時間帯とはいえ、青少年が見る可能性も高い。テレビ局は放送を自粛するべきだと思う。

    【いじめについて】

    • 番組の中で「お前の家のテレビは、地上デジタル放送になっていないからいけないんだ」「地上デジタル放送にすれば済む話だ」と、メロディをつけて歌っていた。確かに2011年には地上デジタル放送に変わるのだから「地デジ推進」は必要なのだろうが、子どもが対象と思われる番組でここまでする必要があるのだろうか。この内容は、見方を変えれば、地デジ用のテレビを買えない家庭の子どもへのいじめとも取れる。今一度、放送内容が相応しいものかどうかを考えてほしい。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 5月分の青少年に関する意見として掲載された意見に、お酒・パチンコ・サラ金・クレジットカードのCMは「子どもに有害だから深夜のみに限定すべき」「遅い時間にずらしていただきたい」という意見があった。パチンコやサラ金のCMには、かねてから同様の意見が多い。しかし、深夜に追いやればその悪影響が回避できて、問題が起こらなくなるのか。CMを放送したからといって、パチンコ依存症・アルコール中毒・多重債務などの問題が特別増えるとは思えないし、CMを規制したからといって被害がなくなるとも思えない。仮に問題が発生しても、それはCMのせいではなく使う人の問題だ。子どもの目から遠ざけて切り捨てても、根本的な解決にはならないと思う。

    【番宣について】

    • 皮膚が変形する難病の方の特集があった。番組宣伝でその方の映像があり、6歳と3歳の子どもが怯えてしまった。番組を見て欲しいがための宣伝なので過激な映像を使いたいことは分かるが、見る見ないを選択できない番組宣伝であまり過激な映像を使わないで欲しい。何より難病の方の容姿が見世物のように扱われていて心が痛い。

    【差別・偏見について】

    • 番組出演者が「関西人の嫌いな所」を予想して答えていく「関西人の嫌いな所ランキング」というコーナーがあった。明らかに差別的であり、これを見て楽しむというのは教育上もよくないことだと思った。このコーナーで何が得られるのか?そのメリットが感じられない。差別的な内容は、関西人に限らず特定の方々を不愉快にさせる。教育的にも悪影響があると思うので、改善した方がいい。

    【マナーについて】

    • 食事シーンが下品だ。出演者が口に物を入れたまま口を開けて喋っていた。口の中の食べ物が見えていて不快だ。しかも、レストランなどの公共の場所での話だ。最低限の食事マナーすら知らない人が演出しているのだろうか?これを当たり前にしてしまうと、青少年に悪影響を与えると思う。

    【言葉について】

    • 最近、テレビに吉本興業のお笑い芸人がよく出演しているが、その言葉遣いの悪さには辟易する。また、「おバカタレント」と呼ばれるタレントたちの礼儀の無さにも呆れ果てるばかりである。テレビの影響力は大きい。テレビは小さい子どもも見るのだから、番組内容や出演者について、もっと考えるべきだと思う。放送における「自由という名のやりたい放題」が、日本の国をダメにする元凶であると思う。

    【CMについて】

    • 最近、パチンコ機種のCMやパチンコ店のCMをよく目にする。アニメのキャラクターやアニメソングを使ったCMは、子どもがギャンブルであるパチンコに早くから興味を持ってしまうので教育上よくない。いかがわしい業種のCMは公共の電波で流して欲しくない。

    2009年6月に視聴者から寄せられた意見

    2009年6月に視聴者から寄せられた意見

    日本郵政の社長人事での大臣辞任から、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」、東国原知事の国政への転身問題、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、そして、総理の解散時期の決断と発言のブレなど、政局の動きにつれて、それぞれの報道に関する意見が多数寄せられた。

    今月もニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。日本郵政の社長人事での大臣辞任から、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」、東国原知事の国政への転身問題、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、そして、総理の解散時期の決断と発言のブレなど、政局の動きにつれて、それぞれの報道に関する意見が多数寄せられた。

    6月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,681件で、5月と比較し256件減少した。

    方法:Eメール65%,電話30%,FAX3%,手紙ほか2%
    性別:男性70%,女性26%,不明4%
    世代:30歳代36%,40歳代21%,20歳代20%,50歳代11%,60歳以上10%,10歳代2%
    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月通知数は745件(31局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、32件を全加盟局・局に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    6月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 1件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    【意見の傾向】

    6月の視聴者意見については、今月もニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。日本郵政の社長人事での大臣辞任から、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」、東国原知事の国政への転身問題、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、そして、総理の解散時期の決断と発言のブレなど、政局の動きにつれて、それぞれの報道に関する意見が多数寄せられた。特に与野党の取り扱いに偏りがあるとの指摘が多く、キーワード検索の「偏向」で83件、「公平」で77件が該当した。また、同じ報道に関する意見で、今月は放送局や番組を特定しての意見よりも報道全般への意見が多く見られた。そして、報道の是非を具体的に批判した「不適切な報道」が90件あったのに比べ、広く「報道のあり方」を論評した意見は174件あった。キャスター・コメンテーターの発言に対する批判意見は今月も多く、「不適切な発言」のキーワード検索では88件が該当した。
    また、報道番組・バラエティー番組も含めて出演者の言動に対する厳しい意見も相変わらず多く、「不適格な出演者」には106件が該当した。意見内容では、今月も、近代日本の歴史に焦点を当てたシリーズ企画関連意見が72件あった。
    バラエティー番組に関する意見は今月も少なかったが、ドラマについては、アイドルが主役の番組で、殺人シーンがリアルで残虐過ぎるという意見が16件あり、また、自社製作の映画の宣伝をするために、主役たちが朝から晩まで番組にゲスト出演することに対する批判意見が14件あった。また、『今夜もハッスル』が突然放送打ち切りになったことに関して、BPOの対応についての意見も含め、24件の意見が寄せられた。放送局の視聴者応対に関する意見は今月も多く46件、パチンコ・消費者金融の規制など、CMについての意見は82件、また、ラジオに関する意見が今月は20件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は前月より約10件増加した。
    サンテレビ制作番組『今夜もハッスル』の終了については、24件の意見が寄せられた。また、ドラマ番組について、凄惨なシーンや設定が青少年に悪影響を与えるという批判的意見が、例月に比べて多く寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • つい数日前まで、各局は「新型インフルエンザ」について過熱報道をしていたのに、感染者数の増加が少し落ち着いた途端に全く話題にしなくなった。まだ感染の危険性がなくなったわけではないのに早々にこの話題から手を引くとは、いかにも目先の新しいものを追いかけるマスコミらしい。マスコミはそれで良いかも知れないが、国民は依然としてインフルエンザ情報を求めているのだ。
    • 大阪市で娘さんが母親やその内縁の夫らに遺棄された事件で、母親と内縁の夫がまだ「犯人である」と断定できていない段階で、この二人に無遠慮にマイクを突きつけインタビューをしていた。母親はヒステリックに「やめてくださいって言ってるでしょう!!」と答えていた。報道は”結果オーライ”ではいけない。”推定無罪”の段階で、このようなインタビューの映像を使って報道してしまうのは危険だと思う。報道によって視聴者に先入観や偏見を与えてはいけない。
    • マンション火災の目撃者としてテレビのインタビューを受けた。男性リポーターに顔は出さないようお願いし、リポーターもカメラマンにそのことを伝えたと記憶している。ところが、その日の夕方のニュースで、私の顔が放送されてしまった。その後、人に合うたびに、「見たよ」「顔がバッチリ映っていたね」「写して欲しいって言ったんじゃないの」と言われ、その度に、「顔は写さないと約束したのに」と弁解しなければならなくなった。そこで、テレビ局に「顔は出さないと約束したのに、放送されて迷惑している」と苦情の電話をすると、「顔を出さないで欲しいとは理解しなかった。真実味があるので顔を出して放送した」と言われた。顔を出して放送するのなら、事前に私の承諾をとるべきだ。
    • 栃木県足利市で4歳の女の子が殺害された「足利事件」で逮捕され服役していた方が、逮捕から17年半ぶりに釈放された件が報道されている。しかし、被害者の4歳の女の子やその家族について気遣う報道が一切ない。一言「亡くなった女の子のご冥福をお祈りします」という言葉があってもよいのではないか。これでは”被害者不在”の報道である。
    • 「児童ポルノ単純所持規制」について、中立性に欠けた放送があった。「単純所持規制」における危険性や、諸外国で起きている問題などは、全く報道されなかった。一方的に「規制すべき」という主張ばかりが取り沙汰されており、これでは「世論の誘導」と受け取らざるを得ない。諸外国では、親が子の入浴中の写真を所持していただけで逮捕されたり、ジャーナリストが情報を集めていた際に、その資料を単純に所持していただけで逮捕されたりしている。それなのに、この法律の危険な側面を伝えないのは明らかに問題がある。
    • 全盲の日本人青年が国際ピアノコンクールで優勝したことを伝える際、「彼の音楽性のどの部分が評価されたのか」という最も大切なことを脇にやり、「全盲」であることばかりを強調していたのが実に残念だった。この青年は「自分では”全盲”を意識したことはなく、ピアノを演奏する上で不利だと感じたこともない」と言い切っている。正に”実力”が認められたわけであり、本人もその点が一番うれしいのだと思う。メディアはそうした「演奏家としての喜び」を伝えるべきなのにそれをせず、勝手に「ハンデを克服しての快挙」などと陳腐な美談に仕立てて視聴者の感動を誘おうとしていた。「何でも”涙”に結び付けなければ、視聴者は喜ばない」という思い込みによる報道のスタイルは、実にレベルが低く、視聴者を馬鹿にしていると思う。
    • 政府の追加経済対策である補正予算の中の「国立メディア芸術総合センターの創設」に触れていた。司会者とコメンテーターは、このメディアセンターを「税金の無駄使い」として批判していたが、根拠もないのに「無駄だ」と発言するのはおかしいと思う。また、今回の経済対策は「国立メディア芸術総合センター」に限ったことではない。「中小企業支援」や「雇用対策」「インフラ整備」「エネルギー開発」等々、実際は多岐に亘る内容なのだが、これらについてはほとんど報じていない。これでは「国立メディア芸術総合センター」をネタに、野党と一緒になって政府を批判しているとしか思えない。
    • 東京の放送局は、行政における税金の無駄の象徴として、東京以外の地域の道路や公共施設、いわゆる”箱物”についてよく取り上げている。事実を伝えてはいるのだろうが、どうして東京以外の地域のことばかりが取り上げられ、東京のことが全くといっていいほど報道されないのか疑問を持つ。東京でも、他の地域同様に無駄なものがたくさん建設されているではないか。他の地域では許されなくても、首都である東京ならば何でも許されるのだろうか。行政の仕事に無駄や誤りがないかをチェックするのは報道機関としてもちろん大事だが、東京でも他の地域と同様に行政の無駄や誤りがあることを厳しくただすべきだ。
    • 金正日総書記の後継者問題やミサイル問題など、「北朝鮮」をワイドショー的に話題にする番組が多過ぎる。北朝鮮で核実験が本当に行われたのかどうかだって誰も見たわけではないはずで、核実験の規模の大きさなど、はなはだ疑問である。テレビの情報番組などが「将軍様の元料理人」なる人物を出演させて興味本位で騒ぐのは、見ていて滑稽ですらある。
    • 鳩山民主党代表の政治団体への献金についてだが、「亡くなった人からの個人献金があった」という事実があるにもかかわらず、テレビでは一切の報道がない。次期首相となる可能性がある政治家の政治資金について不明瞭な記載があることが判明し、場合によっては迂回献金の可能性もあるというのに、それを報道しないのは民主党擁護のための偏向報道であり、不偏不党の原則を破るものである。
    • 元教え子に裸の写真を送るように強要した小学校教諭が逮捕された事件を伝えていたが、逮捕された途端に、それまでにこっそりと隠し撮りをしていたと思われる容疑者の映像を流すのはおかしいと思う。事前に警察から情報が流されていたのだろうか?子どもに挨拶する様子や、任意同行を求められた瞬間の映像などもあり、ずっと狙っていたように思われてとても怖くなった。逮捕される以前は一般人なのに、こんなふうに日常生活を隠し撮りすることに問題はないのだろうか?
    • 「足利事件」について、当時の報道のあり方が正しかったのか、誤りは全くなかったのか、きちんと真実を伝えることにのみ徹していたか、それとも、ただ単に警察や検察の情報を鵜呑みにして、犯人と結びつけるようなことが行われていなかったのか等々を検証した番組はないように思う。だが、それでよいのだろうか。今回の件は、それらを反省すべき良い機会と思っている。
    • 障害者郵便の不正利用に関する報道で、どこのテレビ局も「国会議員が関わっていた」と報道しているが、その国会議員の名前を報道しないのはどういうことか。その国会議員が野党だからなのか。もし与党の議員ならば連日のように報道するくせに、この差は一体何なのか。

    【番組全般、その他】

    • テレビ局のアナウンサーらによる劇が上演され、その録画を深夜に放送していた。普段ニュースを読む姿でお馴染みのアナウンサー達が、「黒タイツ」や「ヘソ出しルック」等のあられもない姿で役を演じていた。このようなものを放送する意義があるのだろうか?かえって局アナの評価を落とすだけだと思う。
    • チビッ子の地図をたよりに、芸能人がお家に訪ねていくというコーナーがある。しかし、テレビで一般の子どもの家までの道順をあんなに克明に言ってしまって良いのかと心配になった。個人情報の大切さが叫ばれる現代において問題だと思うし、「犯罪」に結びつく可能性も捨て切れないと思う。もっと深く考えてから番組を作ってほしいと切に願う。
    • 「全裸になって公園で騒ぎ、逮捕されたアイドルタレントが復帰する」と各局のワイドショーで騒いでいる。でも、復帰は早過ぎると思う。どんな罪であるにせよ罪を犯したのだから、もっと自分の罪を考える時間を与えるべきだ。地デジのCMの復帰はまだのようだが、せめて総務省関連のCMくらいよく検討してから決めて頂きたい。
    • 焼肉店の韓国人シェフが「床に肉を叩きつけて美味しくする」として、土足で歩く地面に牛肉を叩きつけているシーンが放送されたが、衛生的に問題があるのではないか?事実なら保健所に連絡して、事件として放送するべきである。仮に番組側の演出であるならば、言語道断だ。
    • 番組の中で「アスパラガス&塩尻産赤ワイン」のプレゼントがありましたが、未成年者の応募を禁止する表示やコメントがありませんでした。飲酒の低年齢化が問題になっている今、プレゼントが赤ワインなのですから、未成年者の応募規制を明確にするべきだと思います。
    • 関西の放送局の番組は、出演者がみな関西弁で放送している。関西地方だけ放送されているなら、どんなに汚い関西弁を使ってもいいと思っているのだろうか。全国ネットの番組の司会者で、怒ると急に汚い関西弁になる人がいるが、放送は正しい日本語で伝えるべきだと思う。放送というのは、井戸端会議をしているのとは訳が違う。関西の番組といえども、標準語で放送するべきである。
    • 公共の電波を使って、一日中、異常と言える量の自局製作の映画の宣伝をする行為は問題ではないのか。自局の儲けのためだけに、ここまで公共の電波を使用することは到底許されることではない。国民の共有の財産である電波を完全に私物化している。
    • プロ野球中継を見ていると「負け越し」の数を「借金」と表現している。しかし、野球の負けのことを「借金」と表現するのは正しい日本語とは言えない。視聴者の中には借金に苦しんでいる人も見ているだろうし、「借金」と繰り返し言われては野球中継が楽しめないだろう。ちゃんと「負け越し」と表現すべきだ。
    • ホタルイカの扱い方が非常に不愉快だった。「ホタルイカの光で勉強できるか」という内容で、生きているホタルイカを机の上に放置したり乱暴に扱うなどしていたが、生きているもの、食べるものに対しての尊敬の気持ちが足りないのではないか。まったく「食べ物」としての扱いではなかったが、協力してもらった漁師さん達への配慮もなかった。バラエティー番組として全く笑うことができない、残酷な内容だった。テレビ局にも抗議の電話を入れたが、対応した方は「実験ですので」と開き直りとも取れる応対だった。専門家や科学的な根拠に基づいた実験でないことは明白なのに、よくそのような言い訳ができるものだとあきれてしまう。
    • スポーツニュースのコーナーで、司会者が「イケメンプロゴルファー」という発言をした。しかし、スポーツの報道に「イケメン」や「美人」という形容詞は必要ないと思う。番組によっては、優勝した選手よりも2位以下の「イケメン」あるいは「美人」選手を優先して扱うことがある。バラエティー番組ではないのだから、純粋に技術の高さを報道すればよいのではないか?
    • 女性のゲストが「スーパーなどで会計の前にコーラ等を飲んで、飲みかけをレジに持って行って会計する」と発言し、司会者も「母親がやっていたので、自分もたまに飲んでから会計を通したりもする」と発言していた。外国では良くあることらしい。しかし、日本では販売店の事前了解がなければ、れっきとした犯罪である。事後に料金を支払えば良いというものではない。この番組は生放送ではないのだから、この発言部分は犯罪行為を助長する恐れがあるとして編集でカットすべきであったと考える。
    • 報道機関は、政府の宣伝の片棒を担ぐかのように「エコの電気製品に買い替えるとポイントがつく」「エコカーに買い替えると税金が安くなる」などと、毎日「エコ」と叫んでいる。しかし、素人の素朴な疑問として、これらはどうも眉唾のようにも思われる。現在使っているテレビはまだ使えるのに、買い替えると古いテレビは処分することになる。自動車を買い替えると、現在使っている自動車はまだ使えるのに廃車にすることになる。エコカーやエコ家電といっても、それを生産するのにたくさんのエネルギーや石油資源を使ったりする。「電気自動車はCO2を排出しない」とは言っても、充電用の電気を発電するのに大変な化石燃料をつかうだろう。そのように考えてみると、マスコミが「エコ」と叫んでいるのは、大企業の営利活動の支援、政府の景気対策の支援でしかないのではないかという気がしてならないのだが、それを解明するような報道がなされていないのではないか。
    • 「ペーパードライバー対決」という企画で、ペーパードライバーの女性タレントが車を運転していた。無謀な急発進・急停車・停止線を越えるなど危ない場面が何度もあったが、中でも一番危なかったのが自転車の通行人を轢きそうになった場面だった。一般公道で、このような企画の撮影をするべきではないと思う。
    • 女優の豪華な結婚式について、大々的に取り上げていた。「超有名シェフ数人による最高級料理の数々」「出されたワインの銘柄」「引き出物」「ご祝儀の相場」等々、賞賛と驚嘆を交えて30分近くにわたり延々と解説していたが、「いつ次の話題に切り替わるのか?」と待ちながら見ていた私はうんざりした。不景気で日々の生活にも事欠く人達が多い世の中を尻目に芸能人が超豪華な式を挙げるのは構わないが、それを大騒ぎして伝えるテレビの無神経さには腹が立って仕方がない。伝えるなら簡潔に新郎新婦の様子を紹介して、「おめでとう」と祝福する程度で十分だと思う。
    • 番組の最後の方で「この後、〇〇!」と字幕で表示されて、CMになった。そして、CMが終わると、その出演者が「次週のゲスト」として紹介された。この番組はいつもそうだが、来週のことなのに「この後〇〇登場!」と煽るのである。実際は次回の登場であっても「この後」と書かれたら、見る側は今からそのゲストが出てくると勘違いする。このように勘違いさせる字幕を出すのは止めて欲しい。普通に「来週〇〇登場!」でいいのではとないか思う。

    【CM】

    • 出勤前の夫に妻が鞄をぶつけ、そこに電気保安協会の人が仲裁に入って「漏電遮断器」の設置を呼びかけるCMがあります。恐らく、夫婦の「ピリピリ」した雰囲気と電気の「ピリピリ」をかけたものだと思いますが、鞄をぶつけられている夫の姿が哀れで、見るに忍びないのです。このような夫婦の形をCMで放送されると、子どもが父親を尊敬しなくなりはしないかと心配になりますし、鞄をぶつける行為も真似をしそうで心配です。
    • 炭酸飲料のCMで「高校生しか飲んじゃだめ」という台詞がありますが、何を理由にそんなことを言うのでしょうか。不愉快極まりないです。
    • 番組を見ていると、大変すばらしい「ハンバーグ屋さん」が感動的に紹介されている。ところが終盤になると、いきなり家族や出演者全員が「健康飲料」を飲んでいる話になり、そのままスポンサーの健康飲料のコマーシャルになるという番組である。局とスポンサーに電話をすると、「放送法上も問題がないから放送している」との回答があった。しかし、明らかに「スポンサーによる放送時間の丸抱え買取り」であり、コマーシャル基準に抵触しているのではないかと思われる。
    • 私の子どもは片耳が聞こえず、テレビ番組を通常より少し大きな音量で視聴するのが常となっている。そのとき大変困るのが、番組本編からCMに切り替わると突然音量が大きくなることです。子どもと一緒に見ていると、両耳が健常な私でも驚くことが多々ある。番組中の音量とCMの音量について調査していただき、CMの音量についてガイドラインを定めていただければありがたい。以前、画面の点滅で視聴する子どもに異変が生じたことがあったかと思うが、音についても同様な子どもがいることに配慮していただければ幸いです。

    【BPOへの意見】

    • BPOは、12時から13時の間も電話の受付をしてほしい。確認をとりながら伝えたいこともあるので、メールやFAXではなくて電話で話したい。普通の会社員の場合は12時から13時までがお昼休憩になることが多く、それ以外の時間はBPOに電話できない。また、夕方は5時で電話受付が終わるが、もっと延ばせないだろうか。できれば土曜日も日曜日も電話を受け付けてほしい。

    青少年に関する意見

    【『今夜もハッスル』番組終了について】

    • ゴールデンタイムやプライムタイムに「お色気番組」を放送することは問題だとは思うが、深夜にやることは別に問題がないと思う。深夜は子どもは大抵寝ているので、リアルタイムで視聴することは困難だ。
    • 「子どもが見たらどうするのか」とのことだが、それは親が責任を持って子どもを監視していればいいだけのことであり、番組を打ち切るほどのことではない。
    • BPOの放送局に対する事実上の権限が大きくなり過ぎているのではないかと強く懸念する。たとえこの番組の内容が見るにたえないものであり、放送打ち切りが当然であったとしても、BPOが建前として放送局に対する強制力を持たないと言いながら、事実上、強制力を持ってしまっている事実は大きな問題だ。

    【暴力的・衝撃的表現について】

    • 「返り血を浴びる殺人シーン」が予想以上にリアル過ぎだ。あそこまでリアルに殺人の仕方を映像化する必要があったのだろうか。出演者がヒーロー的な存在の役者であり、見ていた子どもも多かったと思う。我が家の場合、この日の放送を見た息子は恐怖のあまり、その夜「怖い」を連発して泣きじゃくってしまった。番組制作者の方には、子どもの心の傷になるような番組は放送しないで頂くよう配慮をお願いしたい。
    • 子どもが子どもを殺害するところからストーリーが始まったが、社会に与える影響を考慮するとそのような題材をドラマにすること自体、問題があると思う。「親子や家族の愛を描く」という目的なら、他に相応しい題材がいくらでもあると思う。
    • 暴力や殺人など過激なシーンが多く、ハラハラドキドキを通り越して恐怖感を覚える。この番組は人気アイドルを主役にしていることから、小中学生もたくさん見ていると思われる。だが、番組制作者は「子ども達に悪い影響はないか」などを考えて作っているのだろうか。いい加減に殺人や暴力の垂れ流しはやめてもらいたい。
    • 原作の展開上、猟奇的なキャラクターや過激な描写があった。アニメでは若干の変更がされていたが、見るにたえないところがある。青少年にあまり影響しないように、放送を深夜枠に変更してほしい。また18時から19時の枠には、過激なアニメに対しての規制を設けて欲しい。
    • 「衝撃映像」と題して交通事故や火災、強盗事件の映像などを何回も放送していた。人が車にひかれる瞬間をスローで繰り返したり、倒れている被害者の方の映像も多く、とても不快に感じた。20代の自分でも見るにたえない映像があったが、放送時間帯を考えれば子どもも見ていると思われるので、精神的なショックを受ける可能性はとても大きいと思う。

    【言葉に対する意見】

    • 出演していた女性タレントの言葉遣いが非常に乱暴で汚かった。例えば「すごい」という言葉が若者の間で頻繁に使われているが、ただでさえ下品なこの言葉を更に汚く「スゲェ!」と発音し、放送中にそれを何度も繰り返していた。彼女の話し方には日本語の美しさなど微塵も感じられない。
    • お笑い芸人が別の出演者に「殺すぞ、こら」と言っていた。子どもも見る時間帯の放送で、そのような発言をそのまま放送するのは不愉快である。しかも、発言そのままの字幕まで付いていた。番組を作る側の配慮がなさすぎる。

    【性表現について】

    • 司会者が素人の夫婦から性生活も含め赤裸々な話を引き出す番組について、「放送するな」とは言わないが、このような内容の番組を子どものいる時間に放送するのは無理がある。時間を深夜に移行するべきだと思う。
    • (アニメ番組で)女の子をくどいてラブホテルに誘うというもので、夕方の小学生が見る時間帯に放送する内容ではなかった。深夜に放送するならまだしも、登場人物が面白おかしく話す内容は、大人の性的なきわどいギャグだった。小学生の見る時間帯に、性的な内容の放送をするのは止めてほしい。

    【その他の意見】

    • 東京・池袋駅前の飛び降り自殺の報道を見たが、飛び降りる瞬間をテレビで映す必要があるのだろうか?あまりに過激すぎて、もし子どもが見ていたら恐怖感にも見舞われる恐れのある映像だ。飛び降りた人にも配慮をすべきだと思う。

    【CMに関する意見】

    • 最近パチンコのCMが非常に多い。特に昔のアニメを題材にしたパチンコのCMは、子どもがゲームと勘違いしてしまう。子を持つ親として、このようなCMはやめてほしい。
    • 子どもが見ている時間帯に「パチンコ」のCMが多すぎる。パチンコ以外でも、「競馬」「宝くじ」も「ギャンブル」である。「ギャンブル」を推奨するようなCMは放送すべきでない。