2024年5月に視聴者から寄せられた意見

2024年5月に視聴者から寄せられた意見

「共同親権法」の審議・成立のニュースについてさまざまな意見が寄せられました。

2024年5月にBPOに寄せられた意見数は1,678件で、先月から199件減少しました。
意見のアクセス方法は、ウェブ 86.9% 電話 11.6% 郵便・FAX計 1.4%
男女別は、男性 50.8% 女性 27.6%  無回答 21.6%で、世代別では10代 1.8% 20代 14.0% 30代 22.0% 40代 20.1% 50代 21.8% 60代 9.1% 70歳以上 3.3%
視聴者意見のうち、個別の番組や放送局に対するものは当該局へ個別に送付しますが、5月の送付件数は560件、35局でした。放送全般に対する意見は120件で、その中から11件を選び、会員社すべてに送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

共同親権法(改正民法)の国会審議と可決成立のニュースを多くの番組が取り上げ、その内容についてさまざまな意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は15件、CMについては10件でした。

青少年に関する意見

2024年5月中に青少年委員会に寄せられた意見は60件で、前月から8件減少しました。
今月は「表現・演出」が29件と最も多く、次いで「要望・提言」が13件、「報道・情報」が6件と続きました。

意見抜粋

番組全般

  • どの局のバラエティー番組も、テーマに沿ったVTRを流した後、スタジオの出演者が感想を言い合うといったおきまりの構成のものばかりで飽きてしまう。編集も似たり寄ったりで新鮮味がない。

  • 報道の自由度が世界70位、G7の中では最低だったという。戦時の報道のあり方を反省して今の放送法、放送業界ができたはずなのに、国民に伝えるべきことを伝えられていないということではないだろうか。重要な政策案件については、国会で議決される前に国民の議論を喚起するような報道を期待したい。

  • 番組ADがタレントに向かって「お金を貸してほしい」とせがむドッキリ企画。ひとの善意を試しているようで不快だし、寸借詐欺の場面を見せられているようでもあり強い違和感を覚えた。

  • 酔って寝込んだタレントを宙づりにして驚かせ嘔吐させていたバラエティー番組。吐しゃ物にモザイクをかけても気持ち悪いし、面白くない。

  • いわゆるCMまたぎでよく使われる「このあとすぐ」という言葉は信用できない。やめてほしい。

  • 高額報酬で共犯者を募る闇バイトが社会問題となっているのに、それをバラエティー番組でドッキリ企画にしていた。闇バイトをお笑いのネタにしようという制作者の感覚に違和感を覚える。

  • 共同親権か単独親権かという問題と面会交流をめぐる問題は分けて考えることができるのではないか。

  • 共同親権問題は異なる立場や主張を尊重して公平に伝えるべきだと思う。

  • 情報番組などで、SNSをはじめとするネット上の情報をそのまま放送にのせているが、真偽不明のものや意図を持って攻撃する内容のものもあるので、ネット情報の利用は慎重に判断した方がいいと思う。

  • 歯の欠けた一般人を集めて運動会などを行うというバラエティーの企画。登場した人は一様に笑顔だったが、視聴者の中には複雑な気持ちになった人もいるのではないだろうか。素直には笑えなかった。

  • 警察密着番組の打ち切りが発表されたが、同様の番組は他社も放送している。これを機に各社が警察密着番組のあり方を確認してはいかがだろうか。警察活動の重要性は十分に理解するが、密着した対象を賛美する内容になる可能性はあると思う。

  • 原作者が亡くなったドラマの制作について当該放送局から調査結果が発表されたが、真相解明のためにはまだ不十分だと感じる。局は記者会見を開くべきだ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組のドッキリ企画で、ターゲットの芸人の体に電気を流して笑うという残酷な内容があった。人をいじめて笑うという構図を当たり前のように放送するのは子どもたちへの悪影響が大きい。

  • メンタルヘルスや障害の問題を題材にする教養バラエティー番組で、自傷行為の出血シーンが放送された。子どもたちが見る時間帯には不適切ではないだろうか。

  • バラエティー番組で、鼻フックで軽トラックを引っ張るという企画を放送したが、鼻をけがする可能性があり、たいへん危険に感じた。子どもも模倣しかねないだろう。

  • 歌謡番組の合間のバラエティー企画で、芸人3人が頭部を覆った透明のバケツに水を満たして息止めのリレーをした。息を我慢する様子を芸人のMCらが笑いながら批評していた。これのどこが楽しいのか理解に苦しむ。

【「要望・提言」】

  • 情報番組のスタジオに高校生を招いて投資を勧める話を聞かせた。投資は良いことばかりではなく、十分な資金と知識があったうえで、自己責任で行うべきもの。未成年に勧めるのは好ましくない。

  • 連続ドラマで、手術を受ける子どもの母親役が「普通に学校に(通えるように)」と言うせりふがあった。知的障害などの特別学級が「普通でない」ことをあからさまにしていて不愉快であり、憤りを感じた。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 医療福祉センター利用中に男児がけがをしたというローカル・ニュース。負傷した男児の顔写真が両目のぼかしだけ入れられて放送された。見ていて気分が悪くなった。これを見た子どもの心にトラウマを与えてしまうのではないかと心配になった。

【「動物」に関する意見】

  • バラエティー番組のトークで、芸人が「(淡水域に生息する)アロワナを海水に入れて殺した」という話をした。それを聞いた別の芸人と俳優がゲラゲラと大笑い。生き物を殺して笑うのは教育的によくない。

2024年4月に視聴者から寄せられた意見

2024年4月に視聴者から寄せられた意見

動物が登場するバラエティー番組で、犬が別の犬に対して攻撃しようと飛びかかった場面を放送したことに対して意見が寄せられました。

4月にBPOに寄せられた意見数は1,877件で、先月から109件増加しました。
意見のアクセス方法は、ウェブ 86.6% 電話 12.3% 郵便・FAX計 1.0%
男女別は、男性 54.1% 女性 29.1% 無回答 16.8%で、世代別では10代 0.9% 20代 10.9% 30代 21.0% 40代 23.0% 50代 23.0% 60代 10.0% 70歳以上 3.7%
視聴者意見のうち、個別の番組や放送局に対するものは各局に送付、4月の送付件数は799件、47局でした。
それ以外の放送全般への意見の中から12件を選び、会員社すべてに送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

動物が登場するバラエティー番組で、犬が別の犬に対して攻撃しようと飛びかかった場面を放送したことに対して批判の声が寄せられました。引き続き二刀流メジャーリーガーの話題についても意見が寄せられています。
ラジオに関する意見は32件、CMについては10件でした。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は68件で、前月から4件減少しました。今月は「要望・提言」が27件と最も多く、次いで「表現・演出」が14件、「報道・情報」が8件、「言葉」が6件と続きました。

意見抜粋

番組全般

  • 政治資金パーティーをめぐる報道で、〇千万円が処分のボーダーラインとか、〇百万円以下ならおとがめなしなどという解説を何度も聞いた。庶民感覚からするとサラリと口にできるような額ではないと思う。そういう感覚を代弁してくれる解説者やコメンテーターがいてくれればいいのにと感じた。

  • ニュース番組で、事故や爆発など目を引く映像がよく使われるが、「~が〇〇しました」、と見た目をアナウンスするだけで、ひどいときには現場が日本なのか海外なのかさえ分からないこともある。「いつ」「どこで」くらいは最低限文字スーパーででも伝えるべきだろう。

  • 取材や中継のためにヘリコプターを飛ばし、ホバリングなどで長時間同じ場所に滞空することは、地域住民に対する騒音加害だということを認識してほしい。各社で一定のルールは作れないのだろうか。

  • 元通訳の単独犯行だったということがはっきりした。二刀流メジャーリーガー本人にも追及の手が伸びるかのようにコメントしていた出演者や番組はどうするのだろうか。ジャーナリズムは根拠に基づいて事実を伝えることが大前提だ。テレビは週刊誌とは違うということを改めて認識してほしい。

  • 2つの番組を合体して1つのスペシャル番組として放送することがよくある。しかし、合体した2つの番組のうちの片方は毎週見ているが、もう一方の番組には興味が無く見たくない、ということもあるだろう。合体することによって放送局側にはメリットがあるのかもしれないが、なんとなく釈然としない。

  • 芸能事務所創業者による性加害問題のその後を追ったBBCの番組に感銘を受けた。翻って、日本のメディアは何をしているのだろうか。BBCの取材結果をそのまま放送するだけで、自分たちはあの問題の取材を継続しないのだろうか。

  • 動物を登場させるバラエティー番組、特に保護犬や保護猫との生活や交流を描く番組の中で、相性がよくないと見られていた犬2頭を同時にドッグランに放ち、一方がもう一方に、攻撃しようと飛びかかった場面の映像を流していた。ショックを受けた人もいると思う。

  • いわゆる“トー横キッズ”の問題を扱うニュースの中で「800万円稼いだ」などとうそぶく未成年のインタビューを流していた。その言葉が事実かどうか確認を取ったとは思えない。また、やすやすと大金を手にすることが出来るかのような錯覚を子どもたちに植えつける恐れがあるということに思いが至らないのかと思う。

  • 全国ネットの番組なのに、番組のはじめの部分数分間や終わりの部分数分間が、地方では見られないということがよくある。その場合、オープニングタイトルやエンドロールも地方では見られない。関東の人はいいかもしれないが地方の視聴者を軽視していることにならないか。

  • TVerなど見逃し配信でテレビ番組を見られるようになった。地上波で番組を見る理由が薄くなってきていると感じる。生放送である必要がないのではと感じる番組もある。リアルタイムで視聴したい、視聴するメリットがあると思わせる番組を増やしてほしい。

青少年に関する意見

【「要望・提言」】

  • バラエティー番組で、競馬に賭け続けて約2億円当てた人を紹介。子どもも見る番組であり、ギャンブルに興味のない人に興味を持たせてしまうことには慎重であるべきだ。まして、普通ではない賭け方がたまたま大当たりした事例だ。生活に支障のない範囲で楽しむべきことを言い添えてほしかった。

  • バラエティー番組に限らず、ドラマやアニメにおいても、障害や難病を持つ人への理解を深めるための配慮を願いたい。ごくふつうに出演者や番組の演出に採用して、その存在が当たり前のことであると認識できるようにしてほしい。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、ボウリングのレーンの途中にピンを横に並べ、それらのピンを越えるようにボールを投げて競技させた。高いところからボールが落ちて、レーンを激しく傷める。子どもには決して真似してほしくない行為だった。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 朝の報道・情報番組で、男女の遺体が焼かれて見つかった事件について、遺体の状況を詳細に伝えた。幼稚園児や低学年の小学生も見ている時間帯だ。必要以上に詳細な報道は不要だと思った。

【「言葉」に関する意見】

  • 情報バラエティー番組で、芸人の司会者が現職の総理大臣を2回も「やつ」呼ばわりした。一国の総理に対してひどすぎるのではないか。年長者を「やつ」呼ばわりしてもよいとの印象を子どもが持ってしまうだろう。

【「喫煙・飲酒」に関する意見】

  • 1990年代の社会状況をテーマにしたドラマで、高校生の喫煙シーンが多すぎた。女子高生の喫煙シーンもあったので、いまの高校生に悪影響を与えかねないと思った。