第312回放送と人権等権利に関する委員会

第312回 – 2023年1月

「ペットサロン経営者からの申立て」委員会決定を通知・公表へ…など

議事の詳細

日時
2023年1月17日(火)午後4時~午後7時30分
場所
千代田放送会館会議室
議題
出席者
曽我部委員長、鈴木委員長代行、二関委員長代行、國森委員、斉藤委員、
野村委員、丹羽委員、廣田委員、松田委員、水野委員

1.「ペットサロン経営者からの申立て」審理

日本テレビは、2021年1月28日午前8時からの『スッキリ』で、「独自 愛犬急死 “押さえつけシャンプー” ペットサロン従業員ら証言」とサイドスーパーを出しながら、ペットサロンに預けられていたシェパード犬がシャンプー後に死亡した問題を放送した。放送は、犬の飼い主やペットサロン従業員など複数の関係者の証言を基に構成されていた。
この放送に対して、ペットサロン経営者の申立人は、「同番組内で申立人が、お客さんから預かっていた犬を虐待して死亡させたなどと、虚偽事実」を放送したと主張し、「字幕付きの放送をしたことで、申立人が預かっていた犬を虐待死させたかのように印象付け、事実に反する放送をすることで申立人の名誉を侵害した」として、BPO放送人権委員会に申し立てた。
これに対して日本テレビは、放送内容は真実であり、また「当社は事前に十分な取材を行っており、真実であると信じるにつき相当な理由」があり、「私たちの取材・放送によって人権と名誉が侵害されたという申立人の主張はいずれも根拠が無く、受け入れられません」と反論している。
今回の委員会では、これまでの審理をもとにまとめた決定文の最終案が起草委員から示され議論し、委員会決定として了承した。その結果、2月中に通知・公表を行うことになった。

2.「ローカル深夜番組女性出演者からの申立て」審理

申立ての対象となったのは、あいテレビ(愛媛県)が2022年3月まで放送していた深夜のローカルバラエティー番組『鶴ツル』。この番組は男性タレント、愛媛県在住の住職とフリーアナウンサーである申立人の3人を出演者として、2016年4月に放送が開始された。3人が飲酒しながらトークを行う番組だが、申立人が、番組中での他の出演者からの度重なるセクハラ発言などによって精神的な苦痛を受けたとして申し立てた。
申立書によると、番組開始当初から苦痛、改善を訴えていたにもかかわらず、放送された他の出演者のトークが、申立人自身に対するものも含めてしばしば性的な内容に関することに及んで申立人に羞恥心を抱かせることで、また、そのような内容の番組の放送によって申立人のイメージが損なわれたことで、人権侵害を受け、放送倫理上の問題が生じたと主張している。
被申立人のあいテレビは、申立人は番組の趣旨を十分に理解した上で出演しており、申立人からの苦情も2021年11月が初めてで、また、番組の内容も社会通念上相当な範囲を逸脱しておらず、人権侵害や放送倫理上の問題はない、と主張している。
今回の委員会では、ヒアリングに向けて論点や質問項目などを最終的に確認した。次回委員会でヒアリングを行うことになった。

3. 最新申立て状況

事務局から最新の申立て状況を報告した。

4. その他

「判断ガイド2023」の原稿作成状況について、事務局から報告した。

以上

第179回 放送倫理検証委員会

第179回–2023年1月

ラジオ局と初めての意見交換会開催へ

第179回放送倫理検証委員会は1月13日に千代田放送会館で開催され、ラジオ局との意見交換会開催の企画や、12月にBPOに寄せられた視聴者意見などが報告され議論を行った。

議事の詳細

日時
2023年1月13日(金)午後5時~午後7時分
場所
千代田放送会館
議題
出席者

小町谷委員長、岸本委員長代行、高田委員長代行、井桁委員、
大石委員、大村委員、長嶋委員、西土委員、米倉委員

1. ラジオ局との意見交換会開催の企画を議論

委員会の活動とラジオ局の番組制作に関する特性や実務について相互に情報を共有するために、これまで開催実績のなかったラジオ局との意見交換会を開催する企画を検討していたが、今般、正式に開催することを決め、詳細を議論した。

2. 12月に寄せられた視聴者意見を議論

クイズ番組で、答えを間違えたり時間切れになったりすると出演者が5メートル下のクッションに落下するゲームの安全性、1軒の近隣住宅からの苦情で長野市が公園を廃止する件についての論調や取材した際の住民のプライバシーへの配慮、難病で聴力を失った男性を軸としたドラマのセリフや演技ならびに字幕の表現などについて意見が寄せられたことを事務局が報告し、議論した。

以上

2022年12月に視聴者から寄せられた意見

2022年12月に視聴者から寄せられた意見

特定の出演者への執拗な「いじり」や高齢者の「珍解答」を笑う演出、「心霊現象」の扱い方などに意見が寄せられました。

2022年12月にBPOに寄せられた意見は1,349件で、先月から122件減少しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール82%、電話17%、郵便・FAX1%。
男女別は男性42%、女性17%で、世代別では40歳代28%、30歳代24%、50歳代17%、60歳以上16%、20歳代10%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、12月の送付件数は464件、37事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から16件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

特定の出演者への執拗な「いじり」や高齢者の「珍解答」を笑う演出、番組での「心霊現象」の扱い方などに意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は28件、CMについては14件でした。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は140件で、前月から78件増加しました。
今月は「表現・演出」が45件、「差別・偏見」が28件、「いじめ・虐待」が27件、それに「性的表現」が7件と続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • ひき逃げの疑いで男が逮捕されたニュースで「容疑者の自宅にあった車の破損部分と現場で見つかった部品が一致した」と伝える際に、容疑者宅の車庫などの映像が使われ、映像からは小さな子どもがいる様子などがうかがわれた。罰せられるべきは犯人のみであって家族ではない。面白半分に映像から容疑者宅を割り出す人が出てくるのではないか。

  • 引退を表明している現職市長を番組に呼び、これまでの市政の施策などを紹介していたが、市長は引退後に政党を立ち上げると明言している。市政の問題点などを指摘することなく賞賛するだけの番組はいかがなものか。

  • 情報番組で年末ジャンボ宝くじを特集。スタジオに一万円の札束10億円分を積み上げ、「人気の売り場」などを紹介。CMは「年末ジャンボ」。放送局としてどうかと思う。最近、商品やサービスを取り上げ、ほめる番組が多すぎる。広告との区別がない。

  • 長野市の“公園廃止騒動”では、苦情を寄せた人を一方的に悪者と決めつけるような報道が多いように感じる。その影響か、苦情を寄せた個人が特定されSNS上で誹謗中傷が行われている。

【バラエティー・教養】

  • 出演者がクイズの答えを間違えると床が抜けて5メートル落下。女性タレントが腰椎を圧迫骨折した先日の事故を受けて、テレビ業界は安全対策に乗り出し、危険な演出を排除するのかと思っていたら、まだこんなことをやっている。クッションがある、スタッフが予行演習をしたというのは甘い。「1メートルは一命取る」のであれば5メートルは殺人級。テレビ局は安全対策の基本ルールなどをきちんと策定しているのか。

  • タレントがチームを組んで「鬼」役と戦うゲームで、鬼が油圧ショベルのバケットの中に隠れていた。作業中であれば法規上、人は乗れない。ゲームとはいえ建設業に携わる者として見過ごせない。人命に関わるような誤解を招きかねないので絶対にやめてほしい。

  • 番組で取り上げた飲食店のオリジナル料理として、鶏肉を表面だけお湯にくぐらせ「中がレアな状態になるよう湯通し」して、ほぼ生の状態で「なめろう」風にする料理を紹介し、アナウンサーが「おいしい」と食べていた。鶏肉の生食は食中毒の危険性が高いとしてやめるように指導する自治体・保健所が多い。注意喚起もなしにわざわざ生食に近い料理を紹介するのはいかがかと思う。

  • 大手回転寿司チェーンの特集で、養殖のブリを「寒ブリ」と紹介していた。有数の水揚げ地である地元では天然ものであること、重量など一定の基準を満たすものだけを「寒ブリ」として市場に出している。大手チェーンの言うまま養殖ものを「寒ブリ」と放送されては消費者の誤解、地元ブランドのイメージダウンが心配。無責任ではないのか。

  • 「神が見える」という8歳の子どもを取材して寺の住職や「霊媒師」に会わせ、「本当に神が見えていると思う」「母も子も霊力を持っている」などのコメントを放送。過去に仏具を壊したことの影響、霊的なメッセージが子どもに移るなどのエピソードは、霊感商法を想起させる。世の中には霊感というものを信じ込んでしまう人が少なからずいてカルトに利用されるのだ。定かでない霊的な内容の放送は控えてほしい。

  • 新型コロナワクチンの陰謀論などに警鐘を鳴らし、エビデンスが必要、ファクトチェックなどと言っているメディアが、バラエティー番組では「心霊・UFO」と言った非科学的なものを扱っている。違和感があるし、説得力がない。

  • タレントが電動バイクで旅し、充電させてもらいながら人々と触れ合う番組。時折、一時停止しない、ウインカーを点滅させていない、片手運転で沿道の人に手を振るなど、交通法規に違反している場面が放送される。視聴者が「問題ない」と誤解しないか心配だ。好きな番組なので、きちんとルールを守ってほしい。

  • バラエティー番組で紹介した鍋料理店が、ラー油を有名ブランドのバッグで取った型に流し込んで固め、バッグそのものの形で提供していた。当該ブランド側の許可を得ているなどの説明は一切なかった。放送していいものとは思えない。面白ければ何でも放送するという姿勢は変えてほしい。

  • 架空の深夜番組の映像を作り、それが「視聴者が録画・保管していた1985年放送の映像」であるかのように番組内で紹介していた。最後に「深夜番組は架空のもの」というテロップが表示されてはいたが、深夜番組の名をネットで検索すると外部のオンライン百科事典でヒットし、あたかもこの深夜番組が実在していたかのように出演者、スタッフ、番組内のコーナーなどが詳細に説明されている。制作陣が宣伝のために外部のオンライン百科事典を巻き込んだのであれば、問題ではないのか。

  • 海外のハプニング映像を集めて「おマヌケ」と題して放送していたが、他人に迷惑をかけるような行為や犯罪行為の映像があり、単純に「おマヌケ」と表現するのは適切ではないと感じた。こうした映像をネットに投稿したり視聴したりしている人たちは喜ぶかもしれないが、家族視聴も多いであろう時間帯。「良くない行為」はそのように注意喚起してほしい。

  • レギュラー放送で特定の1人の出演者にだけ試食をさせない演出がある番組。年末の特番でも、試食する人を決めるサイコロは明らかにその1人に不利なように細工され、たとえ試食できる目のサイコロが見つかっても、他の出演者が蹴って目を変えるなどしていた。演出だとしてもこれは公開いじめだ。笑いをとりたいのだろうが、見ていて不快だしあまりにかわいそうで笑えない。子どもたちも見ているゴールデンタイムの放送でやってほしくなかった。

  • 1人だけ試食させないという「仲間外れ」を楽しいもの、面白いものとして扱う番組制作者の姿勢に疑問を感じる。

  • お年寄りたちにクイズを出題し「迷・珍解答に爆笑」するという番組。お年寄りを笑いものにしていいのかと考えると笑えない。いい笑いではない。

  • マスクをつけたくないという子どもの意思をヒーローの敵役「怪人」に見立てていた。様々な事情からマスクをつけられない子どもに対する差別を助長するだけだ。こうした演出は是認できない。

  • 女性の応募者がある男性タレントに好かれればアイドルデビューできるという企画。応募者本人たちの自由意思とはいえ不快感を覚えた。女の子たちが好きでもない男性にアプローチしたり、体を触らせたりする。女性は実力とは別の方法で夢をつかむ必要があるように見えて気持ちが悪かった。時代錯誤。

  • グルメ番組などの食事シーンで「ガブッ」という効果音が頻繁に使われる。番組側は面白いと考えているのかもしれないが、不快なのでやめてほしい。日本人は食事のときに音を立てないことを美徳としてきたのではないか。

  • ゴールデンタイムの全国放送のバラエティー番組。事前に「年間優勝者発表」と大々的に宣伝され、楽しみにしていたが、地元局では、肝心な最後の数分間がローカルニュースに切り替わり見られなかった。非常に残念。同様のことが以前のスペシャル放送でもあった。キー局はこうした状況をどのように考えているのだろうか。

  • さまざまな分野で活躍した女性の生涯を若手女優がドキュメンタリーとして取材し、またドラマとして演じている。女優が真剣に取材している姿は好感が持てた。名前や功績は知っていても、今まで知らなかったその女性の苦労の部分もよく描かれているので勉強にもなった。また企画してほしい。

【ラジオ】

  • ローカルFM局が今年、県内の小中学校、高校で行ってきた「校内放送」企画を再編集し、一般リスナー向け特番として放送した。ふだんはその学校の児童・生徒たちしか知らないイベントを一般に紹介していて、とても好感が持てた。「校内放送」ならではのハプニングやアクシデントを、番組パーソナリティと子どもたち、先生とが力を合わせて乗り越える様子がうかがえてとても良かった。素晴らしい取り組みだと思う。今後も継続してほしい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 子ども向けバラエティー番組で、魚のマアジで剥製を作る企画があった。出演者はカラフルな絵の具を塗って楽しそうに作業していたが、食べ物を遊びに使うこと、命ある魚を遊びに使うことが倫理的になじめず、いやな気持ちになった。

  • 子ども向け特撮ドラマで、運転免許の路上教習中のヒロインが敵役の人をはねて走り去るシーンがあった。子ども向け番組で、ひき逃げを放送してもいいのだろうか。

  • バラエティー番組で、「館長がカンチョー」というドッキリ企画があった。カンチョー遊びは一時期、子どもの社会問題になった。番組テロップで「絶対にマネしないで」と注意していたが、子どもは絶対にマネするだろう。危ないことなら「企画するな」と思う。

【「差別・偏見」に関する意見】

  • 特別支援学級向けの番組で「マスクをつけよう」と題して、マスクをしない人を悪者扱いしていて、とても不快に感じた。これでは差別を助長する。さまざまな理由からマスクをできない人がいることを理解させる放送にするべきだと思う。

  • バラエティー番組で「運動神経の悪い芸人」を特集した。運動神経は個々人の能力であり、個性でもある。それを笑いものにするのは非常に不愉快だ。学校の体育の時間に子どもが差別的な行為を受ける温床にもなるので注意してほしい。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組の和牛ステーキ試食コーナーで、50人の出演者が一斉にインチキのサイコロを振って、特定の男性芸人だけが試食できないようにした。出演者全員でひとりだけを仲間外れにするのはいじめに見えた。芸人本人が事前に承知していたとしても、いじめで笑いを取る演出は不快であるし、やめてもらいたい。

【「性的表現」に関する意見】

  • 夜10時からのバラエティー番組を子どもと見ていたら、お笑い芸人と若い女性タレントの濃厚なキスシーンが流れてきた。ご丁寧にもキスの音声までわかるように放送されて家庭内が凍り付いた。深夜帯ならわかるが、子どもが起きているかもしれない時間帯での放送としてはいかがなものか。

第252回 放送と青少年に関する委員会

第252回-2022年12月

ドイツの自主規制機関FSFとオンラインで国際交流…など

2022年12月19日、第252回青少年委員会を千代田放送会館会議室で開催し、榊原洋一委員長をはじめ8人の委員全員が出席しました。うち1人はオンラインによる出席でした。
定例の委員会に先立って、青少年委員会とドイツの放送番組に関する自主規制機関FSFとのオンライン交流会が開かれ、それぞれの青少年保護への取り組みが紹介され、意見交換しました。
11月後半から12月前半までの1か月の間に寄せられた視聴者意見には、バラエティー番組のドッキリ企画で男性芸人に本人にだけ聞こえる合図の音を聞かせて池に背広のまま5回も飛び込ませたことについて「本人が憔悴するまで追い詰める内容はいじめそのものであり、非常に不愉快極まりない」などがありました。
12月の中高生モニターリポートのテーマは「最近見たニュース・報道・情報番組について」でした。モニターからは朝の情報番組を取り上げた報告が多く、いくつかの番組の伝え方について比較した報告が複数寄せられました。
委員会ではこれらの視聴者意見やモニターリポートについて議論しました。また2月に開催予定の岡山・高松地区の放送局との意見交換会について、事務局から経過報告がありました。

議事の詳細

日時
2022年12月19日(月)午後4時30分~午後7時30分
場所
千代田放送会館会議室
議題
ドイツの放送番組に関する自主規制機関FSFとのオンライン交流会
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
意見交換会について
今後の予定について
出席者
榊原洋一委員長、緑川由香副委員長、飯田豊委員、佐々木輝美委員、
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、吉永みち子委員
オンライン出席:山縣文治委員

ドイツの放送番組に関する自主規制機関FSFとのオンライン交流会

青少年委員会とドイツの放送番組に関する自主規制機関FSFとの交流会が約1時間40分、現地とオンラインで結んで行われ、それぞれの青少年保護への取り組みが紹介され、意見交換しました。
交流会はBPO大日向理事長の「お互いに直面する課題や経験について現場レベルで交流し、ともに目指す放送の自主自律に役立つことを期待します」というメッセージとともに和やかにに始まりました。
まず、榊原委員長が青少年委員会の役割と「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解について英語でプレゼンテーションを行いました。FSFから見解の発表について質問があり、榊原委員長と緑川副委員長は「見解の発表のみならず、制作者らに委員会の考えを理解してもらうため、意見交換の場を作った」と紹介し、「私たちの考えは制作現場にも伝わり、番組作りにも反映され始めているように感じる」と回答しました。
FSFからはドイツの放送で青少年保護の課題となっている犯罪記録ドラマ「True Crime」への取り組みが紹介されました。衝撃的なシーンが多く、子どもたちには刺激が強い内容で、FSFではこれをどのようにレーティングに反映するべきか検討しており、実際に12~15歳の子どもたちの意見を聞く調査を実施したとの報告がありました。榊原委員長からの「調査結果をどのように生かすのか」との質問に対し、FSFは「検証を行うための要素を洗い出すためにも、True Crimeドラマがどのような害を及ぼしうるのか学ばなければならない」と答えました。また、緑川副委員長からの「放送を規制してもネットで視聴できてしまうのではないか」との質問には、「ネットコンテンツに対する自主規制もあって、今のところネットの方が抑制的だ」との回答がありました。別室で議論を聞いていた委員からは「BPOの中高生モニターには18歳の人までいる。番組を視聴できる世代にも意見を聞くとよいのではないか」といった調査検討の進め方に対する意見も出るなど交流会らしい内容が続きました。
最後に榊原委員長が「実りの多い交流でした。是非また行いたい」と述べると、FSFのミカット所長も「大変興味深い内容でした。ぜひ続けましょう」と応じて時間となりました。

視聴者からの意見について

11月後半から12月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当委員から報告がありました。
バラエティー番組のドッキリ企画でにせの刑事ドラマの撮影現場を設けて大御所俳優と共演した男性ピン芸人に本人にだけ聞こえる合図の音を聞かせて、背広のまま池に5回も飛び込むNGを出させたことについて「本人が大御所俳優に恐縮して憔悴するまで追い詰める内容はいじめそのものであり、非常に不愉快極まりない」「子どもが見ている時間帯の番組なので、いじめを助長するのではないか」などの意見が寄せられました。担当委員から「本当のドッキリに見える子どもがいるかもしれないが、大人の目から見ると出演者はみんな(ドッキリの演出だと)わかっているように作られている感じがする。大御所俳優も最後には『さっきは怒って悪かったね』とフォローをしていた」として、全体としてみるとこれ以上の検討を要するとは考えないとの報告がありました。
報道番組の女性リポーターがマンホール内爆発事故の現場近くにある保育園で退園してきた子どもに対し母親の前で短いインタビューをしたことが「不適切だ」と視聴者意見で指摘された点について、担当委員は「迎えの母親にインタビューの承諾を得ており、子どもへの質問にも相当性があった」として「とくに問題にはならない」との見方を示しました。
また、バラエティー番組全般に対して、「番組の中で『いじめ』ではなく、『いじる』という言葉が使われるようになった。しかし、『いじる』と言いながら、いじめているように見える場合がある。こうした言葉の言い換えは子どもたちに悪影響がある」という視聴者意見がありました。担当委員は「たしかに、いじめと『いじる』の言葉の境界が曖昧になり、鈍感になっていくおそれがあるように思う」として、「テレビ制作者は言葉の使い方にしっかりとアンテナを張って敏感であることが大切だと思う」と指摘しました。
その他に、大きな議論はなく「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

12月のテーマは「最近見たニュース・報道・情報番組について」で、合わせて17番組(テレビ16・ラジオ1)への報告がありました。朝の情報番組を取り上げたモニターが多く、いくつかの番組の伝え方を比較した報告も複数寄せられました。
このうち、『めざましテレビ』(フジテレビ)には「番組で知ったエンタメのことを学校などで話題にする」という感想が、『報道ステーション』(テレビ朝日)には「ひとつひとつのニュースを深く掘り下げていてとてもわかりやすい」といった感想が寄せられていました。
「自由記述」では、「何も知らないとテレビの内容をそのまま事実だと思ってしまうので、自分でもファクトチェックをすることが大切だ」、「ネット配信の番組を見ることが多くなったが、テレビは家族とコミュニケーションをとる良い機会になる」などの声が寄せられています。
「青少年へのおすすめ番組」では、『BS1スペシャル 脱北ユーチューバー』(NHK BS1)に3人が、『アイ・アム・冒険少年』(TBSテレビ)、『サザエさん』(フジテレビ)にそれぞれ2人が感想を寄せています。

◆モニター報告より◆

【最近見たニュース・報道・情報番組について】

  • 『めざましテレビ』(フジテレビ)
    • 毎朝見ている番組です。毎日の国内・海外のニュースも見ていますが、エンタメのニュースや最新のトレンド特集、人気俳優の出演などが多く、どちらかというとこちらをメインに見ることも多いです。周りでこの番組を見ている人が多く、番組で知ったエンタメのことを学校などで話題にすることもよくあります。朝から暗いニュースばかりでニュース番組を見るのもつらいこともあるので、エンタメ要素が強く少しでも明るいニュースを見られるのはとても嬉しいです。この番組のMCやアナウンサーは笑顔も多く、朝から元気をもらえるように思えます。(高校2年・女子・広島)
    • 朝はおもにこの番組を見ていて、とても良いニュース番組だと思う。6時半頃、7時頃の最新のニュースコーナーについては見出しを見ただけで内容が推測しやすく、「もっと詳しく知りたい」と思わせるような工夫をしているなと思った。報道以外にも「めざましじゃんけん」や「占い」、グルメや化粧品の紹介など、視聴者が楽しんで見られるようなコーナーを多く設けていると思う。(中学2年・女子・鹿児島)
  • 『news every.』(日本テレビ)
    • この番組では、その日のニュースがスライドで図やイラストなどを用いながら詳しく紹介されています。毎日番組の全部を見ているわけではなく、「気になるミダシ」や「今日コレ」などのコーナーごとに視聴しています。Twitterを使うことが多くなり、テレビでニュースをチェックすることが以前よりも少なくなりました。あえて報道番組を視聴しているのは、幅広いジャンルのニュースを知ることができるというメリットに加えて、アナウンサーやコメンテーターの掛け合いや人間味のあるコメントを聞くことができるからです。とくに私が『news every.』を選んで視聴しているのは、番組の分かりやすさや扱うニュースジャンルの広さに加えて、メインキャスターの藤井貴彦アナウンサーの存在も大きいです。(高校2年・女子・東京)
    • コロナの感染者数などが以前より報道されなくなったと思います。感染者が増えているのも事実なので報道するべきところは今後もきちんと報道してほしいですが、明るいニュースも積極的に報道してほしいなと思いました。地方の伝統的なものを紹介するコーナーがあり、意識的に調べなければ知ることができないようなものを紹介していて面白かったです。今はいつでも知りたいことを調べられますが、自分が関心を持って見ていないジャンルのものは知りにくくなったなと感じていたので、こうしてテレビで知ることができる機会があるのはいいなと思いました。(中学3年・女子・群馬)
  • 『情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)
    毎週コメンテーターが変わる番組は、取材内容や企画の趣旨に沿ってキャスティングされることが多いので、より専門性の高い内容になっていると思う。ファスト映画を取り上げた回では、司会の三谷幸喜さんが映画監督をしているということもあり面白い見解を聞くことができた。(中学3年・女子・千葉)

  • 『おはよう日本』(NHK総合)
    小学生の頃から毎朝ごはんを食べながら見ている。小学生では7時台、中学生では6時台、高校生になってからは5時台と、見る時間が生活に合わせて早まっていることに気がついた。以前見ていたコーナーは、今は全く見る機会がないし、高校生になったばかりのときは「こんなコーナーあったかな?」と思うことがあった。それは制作側がその時間帯に起きて見ている人が多い世代に向けて番組を構成しているということだ、というのを実感するきっかけだった。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『newsイット!』(フジテレビ)
    • 祖父といつも見ているのでこの番組にした。意外と色々な種類のニュースを扱っているし、分かりやすいまとめ方で放送されていたと思う。見ているだけでは分からないこともあり、せっかくスタジオに専門家がいるのであれば、TwitterやLINE、インスタグラムなどを活用して直接質問できるようにしたほうがいいと思った。誹謗中傷されているサッカー選手がいるというニュースは、ニュースとして出す必要があるか気になった。(中学2年・女子・山形)
    • 水泳教室の送迎バスの車内に男子児童が取り残されたニュースで、GPSを活用することで命を落とさず児童を守ることができると示してくれたと思います。悲しいニュースが多い中で、悲しいニュースがあったという事実だけを報道するのではなく、そのような悲しいニュースが二度と起こらないようにするための対策方法などを多く報道するほうが大切なのではないかと考えます。「そんなことがあったのか」「悲しいな」と思うのではなく、ニュースを見て「自分たちもこうしよう」「自分の仕事場で提案してみよう」と考えられるようなニュースが増えることを願います。(高校3年・女子・茨城)
  • 『ゴゴスマ』(CBCテレビ)
    朝と夜とのニュースの取り扱い、番組の進め方の違いに気づくことが出来ました。①~見出しの力~取り上げるニュースがコロコロと変化する情報番組では見出しは必須です。画面右上を見るだけでどのようなニュースを取り上げているのか理解することができます。情報番組は同じニュースを扱っていてもテロップ、字幕の使い方で大きく印象が異なります。ニュースを日常的に見ていたら、学校の新聞を書く時などに大いに活用できると思いました。 ②~昼は朝よりもVTRが少なめ?~各ニュースを10 分程でまとめていますが、朝よりもVTRが少ない気がします。朝の情報番組はVTRで番組が進んでいるような気がしますが、昼の番組はどちらかというとコメンテーターの話の流れで進んでいるように思いました。速報が入りやすいため放送内容を変更しやすいようVTRを少なめにしているのかなと思いました。ニュースの内容だけでなく、取り上げ方や仕組みを考えられたため、またこうして番組 を視聴したいと思いました。(高校2年・女子・千葉)

  • 『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京)
    全体的にわかりやすくニュースが紹介されていていました。専門的な用語も丁寧に説明されていて面白かったです。ただ、表題となっているニュース(アリババ創業者に関するもの)について、経済において重要な人物であっても住居を報道するほどの価値があるようには感じませんでした。モザイクをかけてまで家の周辺を撮影する必要はあるのかなと思いました。(高校1年・男子・埼玉)

  • 『ZIP!』(日本テレビ)
    サッカーワールドカップのシーズンで、日本の選手のすごさや日本の強さがサッカーのルールを知らない私でも理解できるくらい分かりやすく解説されていて、今大会のサッカー観戦をさらに楽しむことができました。一方でその話題ばかりで日常のニュースが少なく、その内容があまり深く掘り下げられなかったことが気になりました。4年に一回の特別な時期で注目度が高かったからこそ長い時間を使って取り上げられたと思いますが、朝の忙しい支度時間の合間にニュースを見ている私は、前日に起きた出来事や注目されている事をある程度詳しく知りたかったです。(高校2年・女子・岩手)

  • 『THE TIME,』(TBSテレビ)、『おはよう朝日です』(朝日放送テレビ)、『ZIP!』(日本テレビ)、『めざましテレビ』(フジテレビ)
    『THE TIME,』は、特に6時台は次々と項目が切り替わり、短い時間でたくさんの情報を得られます。ニュースの取り上げ方は、出来事を端的に分かりやすく伝えていると感じました。内容に応じてナレーションの抑揚が強くつけられていたり、テロップがバラエティー番組並みに凝られていたりと、頭がよく働いていない状態でも視聴者に情報が入りやすいようにしている工夫がみられ、朝に見るニュースとしては良い取り組みだなと思いました。『おはよう朝日です』は、テレビの向こう側でニュースを話題に出演者同士で会話しているような印象を受けました。全体を通して口調が柔らかく、緩く、楽しく、ゆったりと情報を伝えているなと感じ、ニュースを身近な視点で考えられるような工夫がされていると思いました。『ZIP!』は、ニュース・報道・情報番組というよりほぼバラエティー番組で、ところどころフラッシュニュースが入っている印象を受けました。6時半台のニュースの解説的なコーナーでは、新聞の活字をベースにそのニュースが日常生活にどう影響するのかをたっぷり時間をかけて伝えていて、しっかりとテレビの前に座って目と耳を傾けて理解しようとすればたくさんの情報を得られると思いました。『めざましテレビ』はVTR中心の構成で淡々と情報を伝えているという印象を受けました。この4つの番組のなかでは画面やナレーションが最も分かりやすく、それぞれの情報の中で何が重要なのかがしっかり分かるようになっていると思いました。(高校1年・男子・兵庫)

  • 『報道ステーション』(テレビ朝日)
    2~3項目のニュースと特集という、報道するトピックとしては少なめでした。しかし、一つ一つのニュースを深く掘り下げていてとてもわかりやすかったです。特に羽生善治九段のインタビューでは、将棋界とAIの関わり方の歴史のようなものにもふれていて、単に個人のインタビューではなく将棋界まで話を広げていて面白かったです。政府が防衛費を増税によって増額しようとしている内容に関して、どうして防衛費を増やす必要があるのか知りたかったです。(高校2年・男子・福岡)

  • 『石塚元章 ニュースマン!!』(CBCラジオ)
    ラジオでニュース番組を聴くことはあまりなかったが、この番組では意外とわかりやすくニュースを理解することができ、このような形態の番組もとても面白いなと感じた。この番組のパーソナリティーの石塚さんをたまにお昼の情報番組で見るが、そこで見せる顔とは少し違うよりおちゃめな一面も聴くことができて驚いた。また途中のコーナーの内容も教養系ではあるものの、硬すぎず柔らかすぎずといったちょうどいい塩梅で上手に作っているなと感じた。AMラジオで朝番組ということもあってか放送内容がかなり高齢者向けに作られているように感じ、若者からは聴かれづらいのではと感じた。このような楽しみながらニュースに接することができる番組が増えるといいと思った。(高校1年・男子・愛知)

  • 『サンデーステーション』(テレビ朝日)
    日曜夜9時からの放送となっているが、日曜日はもともとニュース番組が少ないということも相まって、家族で夜のバラエティーを見てからその日の出来事をさっと一時間で振り返るという流れができるよい番組だと思う。今回は物価高で苦労する学校給食現場などが特集されていた。これもそうだが、せっかく家族で集まって見ることができる時間のため、食卓で話題に上るようなテーマを増やしてもよいのではと思う。(高校1年・男子・東京)

  • 『スッキリ』(日本テレビ)
    番組が終わってしまうと聞いて、とても残念に思いました。これからの3カ月間で見たい『スッキリ』として、ニュースを今まで通り深く濃く取り上げてほしいです。『スッキリ』の良いところはニュースの質だと思います。番組の終わりになるとエンタメ系のコーナーが多くなるのではないかと思うのですが、最後までニュースコーナーできちんと深く議論し視聴者に届けてほしいです。2つ目は、今までの司会のアナウンサーやコメンテーターに出演していただきたいです。(中学2年・女子・東京)

  • 『Nスタ』(TBSテレビ)
    番組が始まってすぐにニュースを紹介していて、気になる情報をたっぷりと報道していると感じました。また、CM明けからすぐにニュースに入っているところも、続けて見やすい工夫がなされていると思いました。さらに、全体の半分以上が明るいニュースであることも強みではないかと思います。一方で、ニュースを表示するときなどに使われる細かい演出(動き)が多く、シンプルにしたほうが見やすいと感じました。また、VTR受けのスタジオや専門家の解説がもっとあると共感しやすいと思います。(中学1年・男子・山形)

【自由記述】

  • 最近テレビを見る機会が減り、代わりにネットで配信されている番組を見ることが多くなりました。このレポートのためにテレビを見ると、やはりネットの番組にはないテレビの魅力を感じることができた気がします。テレビをつけていると、家族とコミュニケーションをとる良い機会になるなと思いました。(高校2年・女子・広島)

  • 偏向報道についてSNSでも様々な議論が飛び交っているが、何も知らないとテレビの内容をそのまま事実だと思ってしまうので、自分でもファクトチェックをすることが大切だと思った。(中学3年・女子・千葉)

  • 近年いじめなどの問題が深刻になって、バラエティー番組などのコメントが非常につまらない。確かにひどいコメントはどうかと思うが、人を傷つけないコメントをしようとして思ってもいないコメントをするのではうそをついたことになってしまう。こんな偽りだらけの世界になってもいいものか、と思った。(中学2年・男子・山形)

  • テレビで放送されたものがYouTubeで見られることで、現代の情報入手の簡単さを改めて認識しました。昔放映されたものもテレビ各局が公式に配信していているため調べものも便利で、テレビ離れが進んでいると言われる若者がテレビに関心を持つきっかけになると思います。(中学1年・女子・千葉)

  • バラエティー番組の企画は面白いのに、罰ゲームの内容がひどいと思ってしまった。けがをした人もいるので、まずは出演者を気遣うことが大切だと思った。(中学2年・女子・山形)

  • 小学生のときに見た『ピカイア!』というNHKEテレのアニメのおかげで古生代の生物に興味を持つようになり、高校生になって学校の勉強に役立って助かっています。あまり話したことのなかった同級生ともそのアニメを見ていた共通点のおかげで話がはずみました。小さいころに見たテレビ番組が与える影響は大きいと思うし、子どもの興味を自然に惹きつけ、プラスで学びになる番組がこれからも放送されると良いなと思いました。(高校2年・女子・岩手)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『アイ・アム・冒険少年』(TBSテレビ)
    芸人の方が持ち前の芸を披露しながら楽しく過ごしている姿といかだ作りなどの場面で必死になっている姿のギャップが魅力的だなと思いました。(高校1年・男子・兵庫)

  • 『BS1スペシャル 脱北ユーチューバー』(NHK BS1)
    • 一人一人が自分の出身国の自由を求め、偏見をなくしてほしいという思いのもと活動しているのがわかった。YouTubeという自分の考えを世界に発信できる機関を利用し、脱北者の自由を訴える人々の存在に驚き、関心をもった。(中学2年・女子・鹿児島)
    • 個人のドキュメンタリーとしての側面が強く、敷居が低くて楽しく見ることができました。ユーチューバーというポップな存在から脱北者を描いているのがとても新鮮で興味深かったです。(高校1年・男子・埼玉)

◆委員のコメント◆

【最近見たニュース・報道・情報番組について】

  • Twitterを使うようになってテレビでニュースをチェックすることが少なくなったという声があった。SNSのお知らせからニュースに飛ぶということはあり、確かにそうだなと改めて思った。ただモニターはSNSで早く情報を得ることができる一方で、ジャンルが偏ってしまうとも書いていて、そうしたメリットとデメリットをきちんと考えているのだなと思った。

  • テレビをつけていると家族とコミュニケーションをとるよい機会になるという感想があったが、やはりネットは一人で見てしまうことが多く、家でテレビがついていると家族と話すことができるという利点もあるのかなと思った。

  • ニュースというと今は主にストレートニュースのことを指すようで、ニュース番組はほとんどが情報番組という位置付けになり、報道と情報が一体化しているように思う。また、報道する視点やトーンというものが、放送局や番組によって以前よりはっきりしてきたように感じている。

意見交換会について

2月9日(木)開催予定の岡山・高松地区の放送局との意見交換会について、当日話し合うテーマを再度、検討しました。

今後の予定について

次回は1月24日(火)に定例委員会を開催します。

以上