第252回-2022年12月
ドイツの自主規制機関FSFとオンラインで国際交流…など
2022年12月19日、第252回青少年委員会を千代田放送会館会議室で開催し、榊原洋一委員長をはじめ8人の委員全員が出席しました。うち1人はオンラインによる出席でした。
定例の委員会に先立って、青少年委員会とドイツの放送番組に関する自主規制機関FSFとのオンライン交流会が開かれ、それぞれの青少年保護への取り組みが紹介され、意見交換しました。
11月後半から12月前半までの1か月の間に寄せられた視聴者意見には、バラエティー番組のドッキリ企画で男性芸人に本人にだけ聞こえる合図の音を聞かせて池に背広のまま5回も飛び込ませたことについて「本人が憔悴するまで追い詰める内容はいじめそのものであり、非常に不愉快極まりない」などがありました。
12月の中高生モニターリポートのテーマは「最近見たニュース・報道・情報番組について」でした。モニターからは朝の情報番組を取り上げた報告が多く、いくつかの番組の伝え方について比較した報告が複数寄せられました。
委員会ではこれらの視聴者意見やモニターリポートについて議論しました。また2月に開催予定の岡山・高松地区の放送局との意見交換会について、事務局から経過報告がありました。
ドイツの放送番組に関する自主規制機関FSFとのオンライン交流会
青少年委員会とドイツの放送番組に関する自主規制機関FSFとの交流会が約1時間40分、現地とオンラインで結んで行われ、それぞれの青少年保護への取り組みが紹介され、意見交換しました。
交流会はBPO大日向理事長の「お互いに直面する課題や経験について現場レベルで交流し、ともに目指す放送の自主自律に役立つことを期待します」というメッセージとともに和やかにに始まりました。
まず、榊原委員長が青少年委員会の役割と「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解について英語でプレゼンテーションを行いました。FSFから見解の発表について質問があり、榊原委員長と緑川副委員長は「見解の発表のみならず、制作者らに委員会の考えを理解してもらうため、意見交換の場を作った」と紹介し、「私たちの考えは制作現場にも伝わり、番組作りにも反映され始めているように感じる」と回答しました。
FSFからはドイツの放送で青少年保護の課題となっている犯罪記録ドラマ「True Crime」への取り組みが紹介されました。衝撃的なシーンが多く、子どもたちには刺激が強い内容で、FSFではこれをどのようにレーティングに反映するべきか検討しており、実際に12~15歳の子どもたちの意見を聞く調査を実施したとの報告がありました。榊原委員長からの「調査結果をどのように生かすのか」との質問に対し、FSFは「検証を行うための要素を洗い出すためにも、True Crimeドラマがどのような害を及ぼしうるのか学ばなければならない」と答えました。また、緑川副委員長からの「放送を規制してもネットで視聴できてしまうのではないか」との質問には、「ネットコンテンツに対する自主規制もあって、今のところネットの方が抑制的だ」との回答がありました。別室で議論を聞いていた委員からは「BPOの中高生モニターには18歳の人までいる。番組を視聴できる世代にも意見を聞くとよいのではないか」といった調査検討の進め方に対する意見も出るなど交流会らしい内容が続きました。
最後に榊原委員長が「実りの多い交流でした。是非また行いたい」と述べると、FSFのミカット所長も「大変興味深い内容でした。ぜひ続けましょう」と応じて時間となりました。
視聴者からの意見について
11月後半から12月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当委員から報告がありました。
バラエティー番組のドッキリ企画でにせの刑事ドラマの撮影現場を設けて大御所俳優と共演した男性ピン芸人に本人にだけ聞こえる合図の音を聞かせて、背広のまま池に5回も飛び込むNGを出させたことについて「本人が大御所俳優に恐縮して憔悴するまで追い詰める内容はいじめそのものであり、非常に不愉快極まりない」「子どもが見ている時間帯の番組なので、いじめを助長するのではないか」などの意見が寄せられました。担当委員から「本当のドッキリに見える子どもがいるかもしれないが、大人の目から見ると出演者はみんな(ドッキリの演出だと)わかっているように作られている感じがする。大御所俳優も最後には『さっきは怒って悪かったね』とフォローをしていた」として、全体としてみるとこれ以上の検討を要するとは考えないとの報告がありました。
報道番組の女性リポーターがマンホール内爆発事故の現場近くにある保育園で退園してきた子どもに対し母親の前で短いインタビューをしたことが「不適切だ」と視聴者意見で指摘された点について、担当委員は「迎えの母親にインタビューの承諾を得ており、子どもへの質問にも相当性があった」として「とくに問題にはならない」との見方を示しました。
また、バラエティー番組全般に対して、「番組の中で『いじめ』ではなく、『いじる』という言葉が使われるようになった。しかし、『いじる』と言いながら、いじめているように見える場合がある。こうした言葉の言い換えは子どもたちに悪影響がある」という視聴者意見がありました。担当委員は「たしかに、いじめと『いじる』の言葉の境界が曖昧になり、鈍感になっていくおそれがあるように思う」として、「テレビ制作者は言葉の使い方にしっかりとアンテナを張って敏感であることが大切だと思う」と指摘しました。
その他に、大きな議論はなく「討論」に進むものはありませんでした。
中高生モニター報告について
12月のテーマは「最近見たニュース・報道・情報番組について」で、合わせて17番組(テレビ16・ラジオ1)への報告がありました。朝の情報番組を取り上げたモニターが多く、いくつかの番組の伝え方を比較した報告も複数寄せられました。
このうち、『めざましテレビ』(フジテレビ)には「番組で知ったエンタメのことを学校などで話題にする」という感想が、『報道ステーション』(テレビ朝日)には「ひとつひとつのニュースを深く掘り下げていてとてもわかりやすい」といった感想が寄せられていました。
「自由記述」では、「何も知らないとテレビの内容をそのまま事実だと思ってしまうので、自分でもファクトチェックをすることが大切だ」、「ネット配信の番組を見ることが多くなったが、テレビは家族とコミュニケーションをとる良い機会になる」などの声が寄せられています。
「青少年へのおすすめ番組」では、『BS1スペシャル 脱北ユーチューバー』(NHK BS1)に3人が、『アイ・アム・冒険少年』(TBSテレビ)、『サザエさん』(フジテレビ)にそれぞれ2人が感想を寄せています。
◆モニター報告より◆
【最近見たニュース・報道・情報番組について】
- 『めざましテレビ』(フジテレビ)
- 毎朝見ている番組です。毎日の国内・海外のニュースも見ていますが、エンタメのニュースや最新のトレンド特集、人気俳優の出演などが多く、どちらかというとこちらをメインに見ることも多いです。周りでこの番組を見ている人が多く、番組で知ったエンタメのことを学校などで話題にすることもよくあります。朝から暗いニュースばかりでニュース番組を見るのもつらいこともあるので、エンタメ要素が強く少しでも明るいニュースを見られるのはとても嬉しいです。この番組のMCやアナウンサーは笑顔も多く、朝から元気をもらえるように思えます。(高校2年・女子・広島)
- 朝はおもにこの番組を見ていて、とても良いニュース番組だと思う。6時半頃、7時頃の最新のニュースコーナーについては見出しを見ただけで内容が推測しやすく、「もっと詳しく知りたい」と思わせるような工夫をしているなと思った。報道以外にも「めざましじゃんけん」や「占い」、グルメや化粧品の紹介など、視聴者が楽しんで見られるようなコーナーを多く設けていると思う。(中学2年・女子・鹿児島)
- 『news every.』(日本テレビ)
- この番組では、その日のニュースがスライドで図やイラストなどを用いながら詳しく紹介されています。毎日番組の全部を見ているわけではなく、「気になるミダシ」や「今日コレ」などのコーナーごとに視聴しています。Twitterを使うことが多くなり、テレビでニュースをチェックすることが以前よりも少なくなりました。あえて報道番組を視聴しているのは、幅広いジャンルのニュースを知ることができるというメリットに加えて、アナウンサーやコメンテーターの掛け合いや人間味のあるコメントを聞くことができるからです。とくに私が『news every.』を選んで視聴しているのは、番組の分かりやすさや扱うニュースジャンルの広さに加えて、メインキャスターの藤井貴彦アナウンサーの存在も大きいです。(高校2年・女子・東京)
- コロナの感染者数などが以前より報道されなくなったと思います。感染者が増えているのも事実なので報道するべきところは今後もきちんと報道してほしいですが、明るいニュースも積極的に報道してほしいなと思いました。地方の伝統的なものを紹介するコーナーがあり、意識的に調べなければ知ることができないようなものを紹介していて面白かったです。今はいつでも知りたいことを調べられますが、自分が関心を持って見ていないジャンルのものは知りにくくなったなと感じていたので、こうしてテレビで知ることができる機会があるのはいいなと思いました。(中学3年・女子・群馬)
-
『情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)
毎週コメンテーターが変わる番組は、取材内容や企画の趣旨に沿ってキャスティングされることが多いので、より専門性の高い内容になっていると思う。ファスト映画を取り上げた回では、司会の三谷幸喜さんが映画監督をしているということもあり面白い見解を聞くことができた。(中学3年・女子・千葉)
-
『おはよう日本』(NHK総合)
小学生の頃から毎朝ごはんを食べながら見ている。小学生では7時台、中学生では6時台、高校生になってからは5時台と、見る時間が生活に合わせて早まっていることに気がついた。以前見ていたコーナーは、今は全く見る機会がないし、高校生になったばかりのときは「こんなコーナーあったかな?」と思うことがあった。それは制作側がその時間帯に起きて見ている人が多い世代に向けて番組を構成しているということだ、というのを実感するきっかけだった。(高校2年・女子・埼玉)
- 『newsイット!』(フジテレビ)
- 祖父といつも見ているのでこの番組にした。意外と色々な種類のニュースを扱っているし、分かりやすいまとめ方で放送されていたと思う。見ているだけでは分からないこともあり、せっかくスタジオに専門家がいるのであれば、TwitterやLINE、インスタグラムなどを活用して直接質問できるようにしたほうがいいと思った。誹謗中傷されているサッカー選手がいるというニュースは、ニュースとして出す必要があるか気になった。(中学2年・女子・山形)
- 水泳教室の送迎バスの車内に男子児童が取り残されたニュースで、GPSを活用することで命を落とさず児童を守ることができると示してくれたと思います。悲しいニュースが多い中で、悲しいニュースがあったという事実だけを報道するのではなく、そのような悲しいニュースが二度と起こらないようにするための対策方法などを多く報道するほうが大切なのではないかと考えます。「そんなことがあったのか」「悲しいな」と思うのではなく、ニュースを見て「自分たちもこうしよう」「自分の仕事場で提案してみよう」と考えられるようなニュースが増えることを願います。(高校3年・女子・茨城)
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『ゴゴスマ』(CBCテレビ)
朝と夜とのニュースの取り扱い、番組の進め方の違いに気づくことが出来ました。①~見出しの力~取り上げるニュースがコロコロと変化する情報番組では見出しは必須です。画面右上を見るだけでどのようなニュースを取り上げているのか理解することができます。情報番組は同じニュースを扱っていてもテロップ、字幕の使い方で大きく印象が異なります。ニュースを日常的に見ていたら、学校の新聞を書く時などに大いに活用できると思いました。 ②~昼は朝よりもVTRが少なめ?~各ニュースを10 分程でまとめていますが、朝よりもVTRが少ない気がします。朝の情報番組はVTRで番組が進んでいるような気がしますが、昼の番組はどちらかというとコメンテーターの話の流れで進んでいるように思いました。速報が入りやすいため放送内容を変更しやすいようVTRを少なめにしているのかなと思いました。ニュースの内容だけでなく、取り上げ方や仕組みを考えられたため、またこうして番組 を視聴したいと思いました。(高校2年・女子・千葉)
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『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京)
全体的にわかりやすくニュースが紹介されていていました。専門的な用語も丁寧に説明されていて面白かったです。ただ、表題となっているニュース(アリババ創業者に関するもの)について、経済において重要な人物であっても住居を報道するほどの価値があるようには感じませんでした。モザイクをかけてまで家の周辺を撮影する必要はあるのかなと思いました。(高校1年・男子・埼玉)
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『ZIP!』(日本テレビ)
サッカーワールドカップのシーズンで、日本の選手のすごさや日本の強さがサッカーのルールを知らない私でも理解できるくらい分かりやすく解説されていて、今大会のサッカー観戦をさらに楽しむことができました。一方でその話題ばかりで日常のニュースが少なく、その内容があまり深く掘り下げられなかったことが気になりました。4年に一回の特別な時期で注目度が高かったからこそ長い時間を使って取り上げられたと思いますが、朝の忙しい支度時間の合間にニュースを見ている私は、前日に起きた出来事や注目されている事をある程度詳しく知りたかったです。(高校2年・女子・岩手)
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『THE TIME,』(TBSテレビ)、『おはよう朝日です』(朝日放送テレビ)、『ZIP!』(日本テレビ)、『めざましテレビ』(フジテレビ)
『THE TIME,』は、特に6時台は次々と項目が切り替わり、短い時間でたくさんの情報を得られます。ニュースの取り上げ方は、出来事を端的に分かりやすく伝えていると感じました。内容に応じてナレーションの抑揚が強くつけられていたり、テロップがバラエティー番組並みに凝られていたりと、頭がよく働いていない状態でも視聴者に情報が入りやすいようにしている工夫がみられ、朝に見るニュースとしては良い取り組みだなと思いました。『おはよう朝日です』は、テレビの向こう側でニュースを話題に出演者同士で会話しているような印象を受けました。全体を通して口調が柔らかく、緩く、楽しく、ゆったりと情報を伝えているなと感じ、ニュースを身近な視点で考えられるような工夫がされていると思いました。『ZIP!』は、ニュース・報道・情報番組というよりほぼバラエティー番組で、ところどころフラッシュニュースが入っている印象を受けました。6時半台のニュースの解説的なコーナーでは、新聞の活字をベースにそのニュースが日常生活にどう影響するのかをたっぷり時間をかけて伝えていて、しっかりとテレビの前に座って目と耳を傾けて理解しようとすればたくさんの情報を得られると思いました。『めざましテレビ』はVTR中心の構成で淡々と情報を伝えているという印象を受けました。この4つの番組のなかでは画面やナレーションが最も分かりやすく、それぞれの情報の中で何が重要なのかがしっかり分かるようになっていると思いました。(高校1年・男子・兵庫)
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『報道ステーション』(テレビ朝日)
2~3項目のニュースと特集という、報道するトピックとしては少なめでした。しかし、一つ一つのニュースを深く掘り下げていてとてもわかりやすかったです。特に羽生善治九段のインタビューでは、将棋界とAIの関わり方の歴史のようなものにもふれていて、単に個人のインタビューではなく将棋界まで話を広げていて面白かったです。政府が防衛費を増税によって増額しようとしている内容に関して、どうして防衛費を増やす必要があるのか知りたかったです。(高校2年・男子・福岡)
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『石塚元章 ニュースマン!!』(CBCラジオ)
ラジオでニュース番組を聴くことはあまりなかったが、この番組では意外とわかりやすくニュースを理解することができ、このような形態の番組もとても面白いなと感じた。この番組のパーソナリティーの石塚さんをたまにお昼の情報番組で見るが、そこで見せる顔とは少し違うよりおちゃめな一面も聴くことができて驚いた。また途中のコーナーの内容も教養系ではあるものの、硬すぎず柔らかすぎずといったちょうどいい塩梅で上手に作っているなと感じた。AMラジオで朝番組ということもあってか放送内容がかなり高齢者向けに作られているように感じ、若者からは聴かれづらいのではと感じた。このような楽しみながらニュースに接することができる番組が増えるといいと思った。(高校1年・男子・愛知)
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『サンデーステーション』(テレビ朝日)
日曜夜9時からの放送となっているが、日曜日はもともとニュース番組が少ないということも相まって、家族で夜のバラエティーを見てからその日の出来事をさっと一時間で振り返るという流れができるよい番組だと思う。今回は物価高で苦労する学校給食現場などが特集されていた。これもそうだが、せっかく家族で集まって見ることができる時間のため、食卓で話題に上るようなテーマを増やしてもよいのではと思う。(高校1年・男子・東京)
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『スッキリ』(日本テレビ)
番組が終わってしまうと聞いて、とても残念に思いました。これからの3カ月間で見たい『スッキリ』として、ニュースを今まで通り深く濃く取り上げてほしいです。『スッキリ』の良いところはニュースの質だと思います。番組の終わりになるとエンタメ系のコーナーが多くなるのではないかと思うのですが、最後までニュースコーナーできちんと深く議論し視聴者に届けてほしいです。2つ目は、今までの司会のアナウンサーやコメンテーターに出演していただきたいです。(中学2年・女子・東京)
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『Nスタ』(TBSテレビ)
番組が始まってすぐにニュースを紹介していて、気になる情報をたっぷりと報道していると感じました。また、CM明けからすぐにニュースに入っているところも、続けて見やすい工夫がなされていると思いました。さらに、全体の半分以上が明るいニュースであることも強みではないかと思います。一方で、ニュースを表示するときなどに使われる細かい演出(動き)が多く、シンプルにしたほうが見やすいと感じました。また、VTR受けのスタジオや専門家の解説がもっとあると共感しやすいと思います。(中学1年・男子・山形)
【自由記述】
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最近テレビを見る機会が減り、代わりにネットで配信されている番組を見ることが多くなりました。このレポートのためにテレビを見ると、やはりネットの番組にはないテレビの魅力を感じることができた気がします。テレビをつけていると、家族とコミュニケーションをとる良い機会になるなと思いました。(高校2年・女子・広島)
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偏向報道についてSNSでも様々な議論が飛び交っているが、何も知らないとテレビの内容をそのまま事実だと思ってしまうので、自分でもファクトチェックをすることが大切だと思った。(中学3年・女子・千葉)
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近年いじめなどの問題が深刻になって、バラエティー番組などのコメントが非常につまらない。確かにひどいコメントはどうかと思うが、人を傷つけないコメントをしようとして思ってもいないコメントをするのではうそをついたことになってしまう。こんな偽りだらけの世界になってもいいものか、と思った。(中学2年・男子・山形)
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テレビで放送されたものがYouTubeで見られることで、現代の情報入手の簡単さを改めて認識しました。昔放映されたものもテレビ各局が公式に配信していているため調べものも便利で、テレビ離れが進んでいると言われる若者がテレビに関心を持つきっかけになると思います。(中学1年・女子・千葉)
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バラエティー番組の企画は面白いのに、罰ゲームの内容がひどいと思ってしまった。けがをした人もいるので、まずは出演者を気遣うことが大切だと思った。(中学2年・女子・山形)
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小学生のときに見た『ピカイア!』というNHKEテレのアニメのおかげで古生代の生物に興味を持つようになり、高校生になって学校の勉強に役立って助かっています。あまり話したことのなかった同級生ともそのアニメを見ていた共通点のおかげで話がはずみました。小さいころに見たテレビ番組が与える影響は大きいと思うし、子どもの興味を自然に惹きつけ、プラスで学びになる番組がこれからも放送されると良いなと思いました。(高校2年・女子・岩手)
【青少年へのおすすめ番組】
◆委員のコメント◆
【最近見たニュース・報道・情報番組について】
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Twitterを使うようになってテレビでニュースをチェックすることが少なくなったという声があった。SNSのお知らせからニュースに飛ぶということはあり、確かにそうだなと改めて思った。ただモニターはSNSで早く情報を得ることができる一方で、ジャンルが偏ってしまうとも書いていて、そうしたメリットとデメリットをきちんと考えているのだなと思った。
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テレビをつけていると家族とコミュニケーションをとるよい機会になるという感想があったが、やはりネットは一人で見てしまうことが多く、家でテレビがついていると家族と話すことができるという利点もあるのかなと思った。
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ニュースというと今は主にストレートニュースのことを指すようで、ニュース番組はほとんどが情報番組という位置付けになり、報道と情報が一体化しているように思う。また、報道する視点やトーンというものが、放送局や番組によって以前よりはっきりしてきたように感じている。
意見交換会について
2月9日(木)開催予定の岡山・高松地区の放送局との意見交換会について、当日話し合うテーマを再度、検討しました。
今後の予定について
次回は1月24日(火)に定例委員会を開催します。
以上