第76回 放送と青少年に関する委員会

第76回 – 2007年2月

『紅白歌合戦』に関するNHK回答を基に意見交換

日本テレビ『火曜ドラマゴールド・甦った闇の死置人』について審議 …など

『紅白歌合戦』に関するNHK回答を基に意見交換

『NHK紅白歌合戦』については、前回委員会で審議し、NHKに対し下記の回答を文書で求め、NHKから2月9日付の回答を受け取った。今委員会では同回答を基に、NHK制作局長の日向英実氏を交え、意見交換をした

〔NHKへの回答のお願い〕

平成19年1月25日

  • 今回のパフォーマンスは貴局の<新放送ガイドライン>にある「常に品位と節度を心がけ、視聴者に不快感や苦痛を与える内容、場面は避ける。とりわけ、青少年に及ぼす影響については、慎重な配慮が求められる。」という部分に抵触していないか。
  • 今回のパフォーマンスに関して、出演者側から知らされていなかったと発表されているが、チェック体制はどのようになっているのか。
  • 視聴者意見にもあるが、生放送であっても、カメラワーク等で表現の工夫ができなかったのか。

〔NHKからの回答〕

平成19年2月9日

BPO放送と青少年に関する委員会
委員長 本田 和子 様

日本放送協会

視聴者意見への回答

  • 今回のパフォーマンスは、NHKの紅白歌合戦という舞台にふさわしくない残念なパフォーマンスでした。視聴者のみなさまの期待を損ねてしまい、申し訳なく思っています。番組基準に照らして明確に反するとまでは言えないものの、品位と節度の観点から反省すべき点があり、そうしたことを踏まえて、番組制作にあたるよう指導してまいります。
  • 紅白歌合戦のような大がかりな番組では、最終的なカメラリハーサルが極めて重要であり、今回も前日のカメラリハーサルで、本番と同じ衣装、進行で行われるとの認識のもとで、確認作業を進めました。その場で、問題になったボディスーツになることはなく、また、「OZMA」側からも、何も聞かされませんでした。
    「OZMA」は、これまでも、たびたびNHKの番組に出演しており、紅白歌合戦の1週間前に放送した歌番組でも、同じ曲を歌いましたが、問題になるような衣装ではありませんでした。NHKでは、放送にふさわしい衣装について、理解してもらっていると考えていました。
    こうしたことから、リハーサル通りの衣装で本番も行われると信じていました。1月9日に事務所側から受けた説明では、30日のカメラリハーサルのあとで、よりインパクトを高めるため、ボディスーツの着用を決め、そのことをNHK側に説明をしなかったということでした。
    なお、「DJ OZMA」のブログには、担当プロデューサーに対して、「ちゃんと言わなきゃいけないことがあったよね?」と書いてありますが、これについては、「OZMA」側には、舞台での早変わりなどの「イリュージョン」の演出を行うことを本番まで秘密にしておきたいという意向があり、NHKの担当者も承知していました。しかし、チーフ・プロデューサーまで伝わらず、12月19日の曲目発表の場で、チーフ・プロデューサーがイリュージョンを行うことを説明してしまいました。所属の事務所の社長の話では、イリュージョン演出がNHK側から最初に漏れたことに対する不満が「OZMA」側にあり、ブログの内容はこれを指しているということです。
    こうした経緯を含め出演者との信頼関係が十分でなかった点を反省しています。また、前日のカメラリハーサルで、本番での衣装について、明確な念押しをしなかった詰めの甘さも反省点と考えています。
  • 紅白歌合戦では、大がかりな演出や細かなカメラ割りが複雑に絡み合い、ひとつ手順がずれると、全体が大きく混乱するおそれがあったため、とっさに的確な判断ができませんでした。生放送中に、万が一の不測の事態が起きた場合にどう対応するかについては、これまでも指導してきましたが、今後さらにカメラアングルやサイズを工夫することで避けられるようなマニュアルを考えてまいります。

意見交換の内容は次のとおり(▼はNHKの説明)。

【「国内番組基準」ならびに「新放送ガイドライン」について】

▽今回のパフォーマンスが番組基準にある卑わいなことば、動作に当たらないという認識だが、裸に見えるボディースーツを見て不快で卑わいと感じた人がいるのに卑わいではないという考え方はおかしい。
▽OZMA自身の衣装も卑わいな感じがした。不快か不快でないかは受け手の問題なので、ある一定数の視聴者が不快と感じ電話してきたことは、やはり不快な念を与えたと判断すべきではないか。
▼今回のパフォーマンスについては、『紅白歌合戦』としては相応しくなかったが、「国内番組基準」の”卑わいなことばや動作による表現はしない””人心に不快の念を起こさせるような表現をしない”には当たらない、と考えている。不快の念を感じる人もいれば、感じない人もいる。そうした中で、感じた人がいるというだけで、「国内番組基準」に違反すると決めることは、難しいと思う。表現の自由については、厳格に対応したい。
▽番組の途中で「裸ではなく、ボディースーツを着ています」と釈明していたが、ボディースーツだったらいいのか。
▽NHKの「新放送ガイドライン」には、”常に品位と節度を心がけ”と明記しているが、今回のパフォーマンスが違反には当たらないと考えているのには疑問を感じる。
▼「新放送ガイドライン」は「国内番組基準」を遂行するための行動指針である。放送に至るまでのプロセスについては問題がなく、ガイドラインに抵触しているとは考えていない。しかし、生放送の対応の仕方については課題が残されたと思っている。

【カメラワークや演出について】

▽生番組ではハプニングが起こることはあり得るのに、不測の事態に対処できなかったという制作体制には驚きだ。
▼出演者も多く、メインボーカルが宙釣りのうえ動き回っていたため、衣装を映さないようにして顔のアップだけにすることや、ボディースーツを着ていることがわかったのでロングの客席中心の映像にするという判断に至らなかったため、回避の方法が取れなかった。
▽視聴率を上げるため自分たちの手に負えない演出をしたのに、カメラワークが複雑だったなどと言い訳にしている。
▽今回のような生番組でのハプニングや不測の事態の時にどう対処するかは現場の制作者の感性にかかってくるので、技術の指導だけではなく、日ごろからテレビの表現についての感性を磨くことが必要だ。
▼本番まで公表しないとしていたイリュージョンについて、曲目発表の際に言ってしまったため、OZMA側がもっとインパクトのあるパフォーマンスを考えるようになったと思われる。本番の衣装については、双方が明示的な確認をしていなかったことに原因がある。出演者とのパフォーマンスの確認や生放送における回避の仕方について、今後検討していく必要がある。

【公共放送について】

▽最近の民放テレビは、性的露出度が多くなっている状況だが、公共放送であるNHKは民放とは違う”らしさ”を出してこそ存在意義があるのだからNHKでなければできない番組を作ってほしい。
▽公共性のあるテレビは、送り手の意図だけではなく、受け取った側がどう見るかということにもっと気を使う必要がある。
▼もし紅白をこの先、例えば5年くらい続けるとしたら、どんな番組が相応しいのか議論していきたいと考えている。

日本テレビ『火曜ドラマゴールド・甦った闇の死置人』について審議

次に、日本テレビ『火曜ドラマゴールド・甦った闇の死置人』をビデオ視聴のうえ審議、委員からは次のような意見があった。

  • 少年が犯罪を起こす第3話では、少年法に守られているかのような作りに疑問を感じた。全体的に”死”を冗談のように扱っている。
  • かつてあった時代劇の番組をパロディ化して現代版に作っているようだが、時代劇のほうは一種のテレビ文化を築いたのに、その良さがゆがめられたようで残念だ。
  • ドラマとして娯楽のレベルを超えている。レイプシーンなども残虐で、青少年に配慮する放送時間は午後5時から9時までとなっているが、現状では子どもたちも見ている時間帯なので放送には配慮が必要だった。
  • ドラマとして作り方が安易に感じるが、企画意図、制作期間などを知りたい。
  • 作り方に趣味の悪さがあるが、それほど青少年へ悪影響があるとは思えない。

以上の審議の結果、委員会として当該局に対し、企画意図や制作内容などについて質問し回答を求めることとした。

また、青少年委員会に寄せられている視聴者意見のバラエティー番組といじめとの関連に対する意見について、「バラエティー番組といじめの関連は実証できないが、テレビは子どもにとって重要な情報提供メディアなので、バラエティーの罰ゲームなどが子どもの発達成長権を侵さないようにするため青少年委員会として問題提起していく必要があるのではないか」「テレビが子どもの発達、成長に影響があるという実証が明確に出ていればいいが、大人の娯楽を楽しむ権利との関係を考えると難しい」「本や映画は大人向け、子ども向けと区分けすることができるが、テレビの放送時間帯は切り分けができないのではないか」「民放連では、5時から9時までの時間帯での放送は青少年に配慮するということになっているが、現在の子どもたちの生活スタイルを考えると午後11時までとしてもいい」といった発言があり、今後も委員会で続けて議論することとなった。

中学生モニターについて

2月は16人から、24件の報告が(一人で複数件の報告有)寄せられた。分野別ではドラマが10件と多く、バラエティーと情報番組が5件ずつ、そしてドキュメンタリーが2件、ニュースと番組宣伝について1件ずつだった。

局別ではフジテレビが7件、TBS6件、日本テレビ5件、NHK3件、テレビ朝日2件、テレビ東京1件となっている。

  • ドラマでは、先月に引き続き『花より男子2』と『拝啓、父上様』は好評で「前より面白くなった、終わらないで欲しい」、「背景にも役者にもこだわっていて、毎週毎週神楽坂に引き込まれるようだ。親と見ても楽しめる」という意見があった。『李香蘭』にも1件、「見ていて楽しい場面も多かったけれど、時々残酷な戦争のシーンがあった。戦争というのはそういうものなのだと改めて思った」という意見が寄せられた。『華麗なる一族』には2件、「とてもスケールが大きく1クールではもったいない程よい」と好評だが、「髪型は今風で服装もお洒落すぎ、特に”全然大丈夫ですよ”というセリフにはびっくりした」という注文もあった。『和田アキ子殺人事件』にも2件、「笑える場面が多々あり、すごく面白かったが、全部を本格的にドラマ化した方が、現実に戻されなくて良かった」「単なる番宣と思える場面が多くすこし期待はずれだった」などの注文だった。
  • バラエティー番組にはすべて1件ずつで、『行列のできる法律相談所』には「勢いがあり見ていて面白いがトークのときに下ネタが多すぎる」、『IQサプリ』には「大好きな番組の一つだが最近のIQは問題が限られてきている」、『リンカーン』にも「内容はとてもいいなーと思ったんですが、罰ゲームが何かを爆発させるというもので危険」など、ほとんどが賛否を併記する意見だった。
  • 情報番組にも意見は1件ずつで、慢画家・浦沢直樹さん出演の『プロフェッショナル』は「浦沢さんは楽ばかりしてヒットを出したんじゃないということが強く印象に残った」、『世界一受けたい授業』も「理科が一番楽しく毎回実験には驚かされる」と、好評だった。また『日本アカデミー賞授賞式』には「途中音声が全く入らないというトラブルが起きた。トラブルは仕方ないが、その後の対応をもっと誠意をもって行うべきだ」という注文が寄せられた。
  • このほか「プロジェリア」という早期老化症をもつ少女を扱った『サイエンスミステリー』には「明日からの自分の生き方をもっと濃くするためにもっと1日を大切にしようと思った」という感想が寄せられた。また『NEWS ZERO』も「毎日キャスターが変わり興味がわく。特に月曜日は1枚の写真から事件を説明していてあまりNEWSに興味がない私達の歳でも気楽に見られていい」と好評だった。

2月27日に開かれた青少年委員会での委員の意見を列挙する。

  • 『世界一受けたい授業』『プロフェショナル』など知的好奇心を満たす番組に結構関心を持っている。番組制作者も中学生がしっかり番組を見ていることを認識してほしい。
  • 『IQサプリ』で文字の色が赤くチカチカするという指摘があった、注意深く見ている。
  • 『風林火山』での歌舞伎役者の発声が他の人と異なり気になるという指摘や、『華麗なる一族』での昭和が舞台なのに「「全然大丈夫ですよ」という言葉使いに驚いたという指摘は鋭い。
  • 『日本アカデミー賞』の音声中断後の対応がまずいという指摘はもっともだ。
  • 『あるある…』の事件の影響で、大化の改新を扱った『NHKスペシャル』で偉い先生がしゃべっても嘘っぽく感じた、という意見があった。今の時期だからこういう意識を持って、メディアリテラシーを勉強するのも悪くはないかもしれない。

調査・研究活動について

橋元委員から、2月24日に全6回、36人のインタビュー調査を終了した。これから事前アンケートとインタビュー調査をまとめ、今年の夏ごろを目途に報告書を出す予定である。また、併せて報告会の開催も考えている、との報告があった。

2007年2月に視聴者から寄せられた意見

2007年2月に視聴者から寄せられた意見

情報ワイド番組を中心に取材・報道のあり方(やらせとの指摘を含む)に、放送の影響力、公共的な放送のあり方、公平・公正、メディア(取材)規制と言論・報道の自由にそれぞれ意見があった。占い師や霊能者の出演する番組についての批判も続いた。

2007年2月の1ヶ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,222件で、1月との比較では126件減少したものの寄せられる意見は多い。

意見のアクセス方法の割合は、Eメール65%、電話30%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

男女別では、男性74%、女性24%、不明2%で、世代別にみると30歳代(24%)、20歳代(21%)、40歳代(16%)、50歳代と10歳代が(10%)、60歳以上(9%)の順となっている。

2007年2月に視聴者から寄せられた意見 1,222件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2007年2月件数
人権等に関する意見 19 件
放送と青少年に関する意見 272 件 [ 意見内容 ]
放送番組全般にわたる意見 573 件 [ 意見内容 ]
BPOに関する意見・問い合わせ 89 件
その他(放送関連以外) 269 件
意見件数 計 1,222 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は410件(27放送局)であった。

番組全般

2007年2月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,222件)の53%にあたる646件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方についての指摘となっている。

中でも【情報番組(ワイドショー)・バラエティー】などに関する意見が多く、“不適切な内容・表現と不適格な出演者”(418件:全体の34%)、“低俗・下品”(149件)、“モラル・倫理観の欠如”(79件)の順となっている。

特に個別番組や特定放送局への意見では【情報ワイド番組】を中心に“取材・報道のあり方(やらせとの指摘を含む)”に184件、“放送の影響力”(78件)、“公共的な放送のあり方”(44件)、“公平・公正”(43件)、“メディア(取材)規制”と“言論・報道の自由”にそれぞれ36件、35件と多い。また、放送界への批判は57件(1月・2月合算で252件)となっている。

継続的に寄せられる意見では【バラエティー番組】に関して“不適切な表現・発言、不適格な出演者”との指摘が142件(そのうち、『いじめや差別につながる発言・表現、放送倫理上問題』などの指摘は145件)あり、占い師や霊能者の出演する番組についての批判も続いている。

この他、「政治関連(政治問題、国会審議等)には138件が寄せられている。そのうち、「柳沢発言」に関しては34件であった。

なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(19件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は223件であった。

【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は185件で視聴者応対に関する苦情がほとんどである。

【CM関係】前月の94件から71件と減少したが、その内容は「不適切な表現・内容」とするもので、「宗教団体の不透明なCM」への苦情が目についた。

概要

【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

  • 昨今の民放の不祥事について、民放各社の経営陣は全く危機感がないのではないか。本来、放送には“報道の自由”が認められているが、これは裏返せば“放送の自主・自律”であり、夫々の放送局の“自主規範”が真っ当に発揮された上での認識であるはずだ。然るに、総務省を中心とする放送への行政介入を招く前に(既に招いているとも言えるが)放送局自らが行動すべきだ。この際、ゴールデンタイムの2~3分を削ってでも、各社社長は放送界の緩み・たるみ・不行跡を反省し、全視聴者にお詫びと綱紀粛正をすべきではないか。中国で尻を出した馬鹿なタレントにしても、日本の緩みきった放送界が生んだものだ。本来なら、即逮捕となるべきもので、共産国の厳しい国家統制の怖さを認識しない半ボケ放送人や芸能人達の稚拙さには呆れ果てる。
  • “納豆ダイエットのデータ捏造”の一件以来、報道番組についても信用ができなくなった。私の周りにもテレビなんてどこもそんなものという認識を持っている人がとても多く、これからますますテレビは信用できないという風潮が高まるだろう。視聴者の立場から言わせてもらえば、信用できない一番の原因はテレビ局が自分の過ちについて徹底的に報道していかない姿勢、また社会的な責任の重さを放送界が認識していないということを視聴者もうすうす感じているためだ。
  • マスコミはもっと自分の仕事に責任と誇りを持って活動してほしい。嘘八百やのぞき見嗜好はやめなさい。そうしないと国民から見捨てられてしまう。または政治から制限が加えられないと活動できなくなってしまうのではないか。

【取材・報道のあり方】

  • 滋賀児童殺害事件における、病名と責任能力及び事件を直接関連付ける報道に対して。統合失調症は名前の通り「症候群」であり、この病気による症状が全て同様になるわけではない。したがって、単純に病名を報道する事は誤解と偏見を与えることになるため反対する。何よりも、現在は精神鑑定もされておらず、事件との関係も明らかにはなっていない。精神病である事が責任能力の有無と直接関係するとは限らない。実際に、私の母も統合失調症だが暴力も近隣とのトラブルもない。このような精神病者も現に存在する。これは治療期間に限らず、それ以前から暴力的な傾向は無かった。また、一部に「誰が犯罪を起こすかわからない」と指摘があるが、それは健常者でも変わらないはずだ。病名のみによって、事件との関係性や責任能力を判断することは不可能だ。このような報道はすべきでない。
  • 重大な事件を起こした容疑者が「広汎性発達障害」を持っている場合、その特性による独特の表現や自分の気持ちや考えをうまく伝えられないことがある。後に容疑者が「広汎性発達障害」と判明し、事件の要因や背景が明らかになっても、視聴者には事実よりも逮捕直後の報道で作られたイメージの方が印象に残りこの障害が容疑者の「異常性」の“答え”のようになりかねず、この障害を持つ人達への誤解と偏見につながっていると思う。テレビ局には「広汎性発達障害」に関するガイドラインを作り、容疑者にこの障害の可能性が考えられる場合は憶測での報道は控えるようにお願いしたい。
  • 一部真実に反する内容があると考える。私の娘も「骨形成不全症?型(致死性)」と診断され、治療で生き延びている。放送後2/5(月)に担当主治医へこの病気と生存者について確認をしたところ、この病気は最近では致死性ではなくなっている上、生存者も増え小中学校にいっている子供もいる。2/3放送内容の「根本的治療法」と「生存者極めて難しい」の部分についての訂正をして欲しい。裏付けも取らないで平気で真実に反する放送をするのはほめられることではない。病状の悲惨さを拡大するような内容であると思われた。テレビの情報偽装の中でも今回は人命がかかっているのに、治療法があるのに「ない」と紹介されて、患者とその親たちにとっては生きる望みが「ある」と「ない」との差である。そこで2/5に在阪キー局に電話したところ気の無い返事に怒りを感じ、系列の在京キー局にも電話をした。「あなたの言っていることが正確で正しくてもお詫びと訂正の放送はしないと思います」と言われ、『有効な治療法があることを教えたい』と伝えたら咳込んではぐらかされた。新聞社に投稿するといったらいきなり電話を切られた。的確な治療を早期に行なえば恐れるに足りないなのだ。この真実を知らせたいと同時に間違った報道姿勢を正したい。
  • 病気川口園児死亡事故の厳罰化は本当に良いのか?遺族は運転手に対する危険運転致死傷罪の適用を求め署名活動をしているが、適用する声をあげればあげるほど法制上は逆に危険運転致死傷罪を適用しにくいのではないか?業務上過失致死傷罪の量刑厳罰化には賛成できるが、マスコミでの取り上げ方が派手だったため、賛同する署名者が18万人にも上ったのではないか?事故も事件化してしまっているのはマスコミの影響もあるのではないか?川口園児死亡事故は確かに4人の園児が死んでいるという一面もあるが、道は60キロ制限のスクールゾーンでも無い所で、歩道やガードレールすらない。保育園や行政の問題も有るのではないか。一方、世田谷のタレントの長女の事故の場合は、スクールゾーンで信号のある横断歩道であれば、この運転手こそ危険運転致死傷罪だと思う。亡くなった人の数だけの問題ではなく、法制の問題だろう。川口園児死亡事故の厳罰化運転手に対する危険運転致死傷罪の署名18万人って、結局はマスコミに踊らされている気がする。一週間を通して毎日朝から晩までワイドショー報道って本当にいいのだろうか?
  • 柳沢大臣の発言について。ほとんどの放送局が「柳沢大臣が『女性は産む機械だ』と発言した」と伝えているが、大臣は、母体を生産装置にたとえたのであり、「女性は産む機械だ」とは言っていない。言ってもいないことを言ったというのは、歪曲といえないか?今回のマスコミ報道は「柳沢大臣は女を機械だと思っている」と事実を歪曲し、世論を誘導しようとする悪質なものと考える。放送法にある中立公正さに欠けるものだ。
  • 「無駄な知識」を扱う番組の企画コーナー「雑種犬能力検証」で“やらせ”が発覚した。実際の飼い主ではない動物プロダクションの男性の社長を出演させ、衣服の中にドックフードを入れて撮影した経緯が判明し、同局広報部は「“やらせ・捏造”とは違うものと考えている」とコメントしているが、例えバラエティー番組だとしても許容の範囲を超えている問題だ。関西局の“データ捏造事件”以降も、他のキー局は“頭が良くなる音”について、学習塾に風鈴を持ち込んで取材し、更に論文著者の許諾を得ずに放送した問題が判明。総務省が事実関係の調査を始めている。相次ぐ捏造疑惑に視聴者はニュース報道さえ疑心暗鬼を持つようになっている。報道機関としての使命が問われている問題と自覚すべきである。
  • 宮崎県の前知事が官製談合事件で辞職に追い込まれ、サプライズ選挙で誕生した新知事の報道に行き過ぎがあるのではないか。15日開会された初の県議会で所信表明したばかりで、未だ何ら成果も出ていないにも関わらず知事の動向を連日報道している。また、彼自身も過去に不祥事を起こしているがこの事については一切触れていない。このような報道姿勢に今後実能力の有無に関わらず、県の広告塔として有名人が使われるのではないかと危惧している。“捏造問題”で明らかのようにテレビの影響力は絶大である。行政の介入を抑止する為にも倫理観を持った報道を要望する。
  • 宮崎のマグロ漁船沈没後に救助された3名の方々に対しての取材方法は極めて非常識かつ不法侵入と判断できる。宮崎大学病院で東京キー局のスタッフが取材をしている。これに対して大学側が抗議をしたが全く相手にされていないようだ。捏造も含めて、現状のマスコミの酷さにはやはりきちんとした対応が必要だ。
  • 「地方の公共交通機関がなくなる」という特集で、赤字で町営バスが廃線となったため通院に困った老人を病院へ送り迎えしていた男性が白タク行為で2度も捕まったという話を紹介し、町の交通行政や警察を激しく非難していた。自分もこれを見てけしからんと思い今朝、町役場に抗議の電話をしたらなんと、次のようなことが判明した。この番組の取材が行われたのは昨年の夏(番組ビデオを見たらみんな夏服だった)。その後、10月頃から打開策について町とバス会社、NPOの間で話し合いが進みすでに解決の目処が立っているのだという。つまり、この日の番組は7ヶ月前のニュースを報道し、放送時点では当時と状況が変わっていることを全く説明していなかったのである。視聴者を騙したのである。これは“納豆データ捏造”に劣らず悪質なのではないか。
  • 報道番組と情報番組を一緒にしてはだめ。朝、各民放の番組はほとんど情報番組で、報道番組ではない。情報番組は各局、報道局で制作されていない。ましてコメンテーターは専門家ではなく、コメントも責任なんてない。どんな間抜けなタレントでも、出演料が安く目立ってくれればそれでよし。よほどのあほな事さえ言わなければ使い回しが出来る。もちろん司会者も、面白おかしく進行できて視聴率さえ稼げればよし。一般的な報道キャスターなんてモンじゃありません。単なる話題性を持っていればそれでいい。只問題は、報道番組まで情報番組化していることが問題なのだ。それは裏を返せば、その局の報道局の人材のレベルの低さを露呈しているだけだ。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 私は障害者手帳保有者。この度はテレビ番組であまりにも障害者全体の人権を無視した発言があったので連絡する。番組全体が知的障害者、精神障害者全体に対する誤解を煽るような内容。そのなかでも早朝からの情報番組の著名な司会者が「障害を抱えてるとか、授産施設に通っているとかは『加害者』の事情であって、それよりも何よりも『一般の健常者』が安心して生活できることを第一に考えなくちゃ困るじゃないですか」と、まるで『一般の健常者』以外、すなわちすべての障害者が「加害者」で障害者の権利よりも『一般の健常者』の権利が優先するというような表現をした。またコメンテーターの某氏は「アメリカでは犯罪歴が公開されている」と、まるでアメリカで障害者の犯罪歴が公開されているようなコメントをした。実際に公開されているのは性犯罪者のみ(それすら問題視されている)で、公開に踏み切っているのは先進国でアメリカだけ。いずれも訂正も謝罪もされていない。
  • いま“データ捏造”が大きな問題になっているが、他の番組にも健康に被害を及ぼす番組がいくつもある。例えば、某司会者の昼の健康情報番組でも「豆腐が健康に良い」とか「こういうものを食べれば健康に良い」と言うような放送をしている。テレビを一日中見ている高齢者はテレビの言うことを信じやすいので、果たして根拠があるのかどうか疑わしいことでもその気になってしまう。テレビの言うことを簡単に信じ込む高齢者にも問題はあるが、説得力のある口調で断定的な物言いをするこの司会者には家族一同大いに困っている。
  • “データ捏造事件”では、科学的装いによる虚偽が問題となったが別の在京キー局の霊能者の番組で扱っているような内容はそもそも検証自体が不可能。虚偽や騙しがあろうがなかろうが、検証の枠組みにかけようがないから何を言っても放免される。科学的装い(データ提示など)をした場合は虚偽がばれると制裁されるが、嘘は百篇言えば本当になるというのを真顔で見せ付けられる思いがする。この手の出演者の中には、自身が自身の能力を信じ込んでいることがしばしばあるので、騙しの意図があろうとなかろうと、放送に適さないものは制作者側がコントロールする必要がある。このような番組と“データ捏造のケースとの番組制作の倫理基準の矛盾を解消していただきたいしこのような番組の継続を危惧する。
  • 私は、かつて慰安婦騒ぎがつくられた現場に立ち会ったことがある。1991年にNHKの終戦関連企画で、私は強制連行をテーマに、同僚は慰安婦をテーマに取材した。韓国で数十人の強制連行経験者に取材したが、軍が連行したという証言は得られなかった。強制連行とよばれるものの実態は、朝鮮半島で食い詰めた人々が高給にだまされて日本の炭鉱や軍需工場に出稼ぎに行き、ひどい条件で労働させられて逃げられなかったという「タコ部屋」の話にすぎない。慰安婦も、売春でもうけようとする民間の業者が、貧しい農村の女性をだまして戦地に連れて行った公娼であり、「従軍慰安婦」という言葉も当時は使われなかった。又キー局の偽装放送か!もうこの局の放送権停止を要請します!
  • 近年、温暖化が深刻な状況にあるのは明らかなのに、情報番組、ニュース等では毎年「暖冬」の言葉が出る。年間通しての平均気温が上昇してきている今、「今年の冬は平年に比べたら暖かい」という印象を受ける暖冬という言葉は合わないのではないか。(もちろん、定義的な事を言っているわけではありません)また「雪が降らなくて過ごしやすい」「暖かいと行動的になるので消費に繋がる」などと平気で発言するキャスターも何人か見受けられた。地球規模で考えればそんな事を言っている場合じゃないということぐらい、すぐに分かるはず。加えて「暖冬の影響で~」という言葉をよく耳にするが、温暖化などの原因があって暖冬になっているのでこの表現はおかしいと思う。
  • 「オール・アイ・ウォナ・ドウ・イズ・メイク・ラヴ・トウ・ユー」は「『望みは人生の大切な時をあなたと過ごしたい』という意味です」と言っていた。うわー!とテレビを見ていてひっくり返った。こんなことを公共放送がテレビの教育番組で言って、それを聞いて信じた女性が英米でこのフレーズを使ったらどうなるか?この局は責任を取れるのか?モラルというものが無いのか?
  • 「幻の巨大魚を捕獲せよ!~」とのタイトルで、タイ国に探検に行った様子を放送していたが、タイの自然界には生息しない“ピラニア”や“人食いスッポン亀”を捕獲していた。不審に思い放送当日(22日)局に電話した。担当者は『スッポン亀は現地の人が飼っているのを借用した』と説明した。しかし、放送中にはそのようなコメントや表示は一切無く、納得出来ないので翌日再度電話した。昨日とは別の担当者が「バラエティー番組だから問題ない」と返答したが、バラエティー番組であれば、「捏造」や「やらせ」などが全て許されるとしたら放送倫理上大きな問題である。
  • チリの”アニータ”が来日したが、亭主から億単位の県民の金を貢がせた人物であり、日本人、日本国を馬鹿にしている。本来なら入国させるべきでない。滞在中、公共の電波である放送局は”さん付け”で呼んだり、”追っかけ”までしている。各局のお偉方はどう見ているのか。常識外で視聴者を馬鹿にしている。あほらしく腹立たしく不愉快であった。
  • 民放では、「ご意見募集」とか「おはがきを下さい」と言っては視聴者の意見を募集する。しかし、こうした意見を募集した結果をきちんと放送した事はほとんどない。放送局に電話をしても確たる回答は得られないし、放送に対する視聴者の改善要求などまるで無視して、一向に番組は良くならない。それどころか、何か事が起きると全ての放送局が一斉に取り上げて、あることないことを騒ぎ立てて、当事者である個人を自殺に追いやってつぶしてしまうことすらある。最近の放送局は一体なにをやっているのか。BPOの指導に期待したい。
  • 科学的に検証出来ない内容の番組は放送すべきではない。出演者の霊感的な能力は事前に得た情報を利用する「ホット・リーディング」(事前調査をした情報を使って超常的な読心術を装うテクニック)ものである。テレビには彼以外にもこの種の超能力者や、霊能力者が出演しているが、この手法は霊感商法に用いられている手法であり、倫理観が問われる問題だと認識すべきである。

【その他、番組全般】

  • 番組宣伝では「皆様の疑問・質問に答える」というようなことを謳っているが、実際には自社の新番組の宣伝ばかりしていて、番組の本来の目的である、視聴者の苦情や批判に類する項目の検証は一切放送しない。大きな不祥事が起きた場合は別として、都合の悪いことには答えない体質、番組名にそぐわない視聴者の苦情や批判を受け付けないものは非常に不満である。
  • ラジオをメインの情報源にしている。午後の各種相談の番組で「産婦人科」相談のときに何故男性アナウンサーを担当させるのか?女性アナウンサーと2人でやっている番組だ。もうちょっと考えて欲しいものだ。専門医と電話相談者の方がやり取りをしている時、男性アナが相づちを打ったりするなど全くあきれる。
  • 2/18に開催された「東京マラソン」の報道はNHK、民放ともかなり過剰の感があった。他の地方でもこの種の行事は多く行われているが、それほど大きくは取り上げられなかった。スポーツに限らず、各種行事は東京で行われているというだけで大きく扱われている。メディアは地方の行事にもっと注目すべきであるし、都市の問題を積極的に扱うべきである。

【CM】

  • 都市機構のCMで賃貸住宅内の住民たちとの挨拶程度の礼儀などを「面倒くさい」と表現しているが、そのような人間としての最低限の礼儀を面倒などと言ってよいのか?確かに最近では近所付き合いが減ってきていると思うが視聴者が頻繁に接するCMで堂々とこのようなことを言っていてはダメだと思う。
  • 最近はカードローンのCMが午前7時台と午後9時台によく放送されている。消費者金融会社は2006年4月から、午後5時から午後10時までと、午前7時から午前9時まで自粛時間を延長したにもかかわらず、どういうことなのか?カードローンの実質年率は消費者金融とほぼ同じだ。カードローンのCMも絶対に規制して欲しい。
  • 最近、いじめや悲惨な交通事故など社会問題が山積している。単に報道等では防げるものではない。そこで、いじめ等を助長する番組の放送をやめていただくことを要望するとともに、パチンコや消費者金融といった青少年等に悪影響を及ぼすCMを放送するくらいなら、いじめや交通事故、公共マナーのあり方についての公共広告を終日積極的に放送して欲しい(単に広告の差し替えのために公共広告を差し込んだり、夜中、早朝の放送というものもやめて欲しい。それでは公共広告の意味がない)。日中にパチンコや消費者金融のCMがまるでわがもの顔のごとく放送されているのを見ると、大変不愉快である。上記について検討方お願いしたい。

青少年に関する意見

意見分類 2007年2月件数
E-mailによるもの 253 件
電話によるもの 18 件
郵便によるもの 1 件
FAXによるもの 0 件
意見件数 計 272 件

(男性209件、女性63件)

【意見の概要】

  • 2月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは272件と先月とほぼ同数だが、アクセス方法でEメールによるものが更に増え93%を占め、年代別ではこれまで平均して30代が最も多かったが、今月は10代からの意見が32%とトップを占めた。
    内容に関しては今月も“いじめ”を含む意見が52件と多いが、「バラエティー番組等がいじめを助長している」とった批判意見に対する反論が33件と半数以上を占めた。
    また、全体でも、ホームページに掲載された意見に対する反論が125件と急増しているのが目立つ。

【意見の抜粋】

{お断り}

放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。  
また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

[内容分類]  [E]はEメール

“いじめ”or“イジメ”を含む意見(52件)
{批判意見}19件
受付 内容 方法 地方
2/01 情報番組。また血液型で中傷する番組をやっていた。今はイジメが多い世の中なのに、それに拍車をかけているとしか思えない。二年前にあれだけ叩かれているのに学習能力がない番組だと思った。(同様意見2件) 27 北海道
2/01 ドラマ番組。番組告知スポットで、女の子が出てきて「一度死んでみる」という台詞がある。昨今、子供の自殺が多いので、子供に刷り込みの影響があると思う。中止して貰いたい。 電話 60代 東京
2/06 情報番組。ゲストの顔の小ささを非常に強調し、それでも足らず出演していた別のゲストを隣に呼び、顔の大きさを比べこれだけ顔の大きさが違うということを強調していた。肥満と違い顔が大きい人間は努力しても顔は小さくならない。なぜ顔の大きい人間はただ顔が大きいと言うだけで笑われなくてはならないのか。なぜそれは笑いにしてもいいという風潮があるのか。テレビでこのように当たり前のように≪大きな顔≫をバカにしているとも取れる発言を全国に放送されたら、永遠に顔の大きい人間は馬鹿にされ続ける。 31 新潟
2/13 バラエティー番組。家族で楽しく(懐かしく)視聴していたところ、出演者の顔を粘着テープでぐるぐる巻きに(眼鼻口を塞ぎ呼吸すら出来ない)するシーンが突然放送された。いじめが社会問題となっている時にあまりに無神経。子供たちのふざけに即つながるシーンについて規制は無いのか? 44 長野
2/13 報道等で遺族がいじめで失った子供の名前等を放送していたが、こうした行為を行うことがいじめをはじめとした様々な社会問題を解決できる手段だとは思えない。家族を失った悲しみは常識的な感覚を持った人間ならよく理解できるだろうし、起きてほしくないことだが、やや軽率なのではなかったか。良い悪い以前に無闇やたらに実名を「公共の電波」に流すことで、全くの無関係者にトラブルが生じることもあり、それは大変恐ろしいことだということもよく考えて欲しい。マスコミが無分別に放送することが一番の問題であると思うが、一度流れてしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねない。私の親族にも同じ名前の人間がいるが、やはり職場などで、若干のトラブルに見舞われている。気持ちはわからなくないが(大変言いにくいのだが)やはりこうしたことは起こらないようにしてほしい。 埼玉
2/21 福岡で同級生にズボンを脱がされそうになった男子生徒が自殺。後に加害者が書類送検される事件があった。このようないじめが起きる背景には、バラエティー番組で男性タレントの服を無理やり脱がすような演出があると思う。思春期の男子が周りに無理矢理裸にされるのは、自殺したいぐらいショックだ。だから、そういった行為を誘発するような、バラエティーで男の裸を晒す演出はやめてください。 32 京都
2/26 バラエティー番組。ボードを倒せたら料理を食べられるという企画で、ある芸人がひたすらいわゆる「いじられ」るシーンが続いた。最初は言葉で、「おまえ、~しろよ!」とか「~すんな」、だんだんとエスカレートして覆面をさせられ、奉仕労働をさせられ、挙げ句の果てには「食べられないのはあとは○○(他の芸人のこと)だけだな」と存在そのものが消されるという屈辱的な状況。大人が見れば冗談だとわかるが、これほどいじめ問題が社会問題化しているにも関わらず、このような番組を公共の電波を使い放送するテレビ局に激しい怒りを感じる。 29 東京
{反論}33件
受付 内容 方法 地方
2/08 「いじめ」「いじめ」って、何でも子供を引き合いに出してバラエティー番組や報道、または特定の関西芸人を批判して、視聴者は何を考えているのだろうか。自分の監督不行き届きはそっちのけにして、TVに責任転嫁ばかりするな。いい言葉遣いでは無いが「殺す」「死ね」位で過剰に反応していたら、言葉は何でも人を傷付けると位置づけているのと同じだ。寧ろ言葉狩りを助長している。(同様意見5件) 22 東京
2/08 最近何かといじめに引っ掛けて「ある関西芸人が頭をド突くのはどうか」や「ある関西芸人は死ね・殺すを使ってる」などの批判が多いが、よくよく読んでみると遠まわしに関西の文化や風習、更に関西人批判をしている。何故か特定の芸人だけが批判されているのが不思議で仕方ない。だったら関東の芸人は悪くないのか。(同様意見2件) 22 大阪
2/16 太夫(ツッコミ)と才蔵(ボケ)で成り立つ上方漫才しきたりのどつき漫才の事を、暴力行為やいじめの根源と位置づけるのは、極めて遺憾である。おちゃらけ番組でも誰かがボケたら叩かれるのは当たり前だし、叩かれる方も突っ込まれる事はおいしいと思っている。 26 島根
2/22 いじめってものは、いじめっ子の親が厳格で子供の行動を縛り付けているから、ストレス解消の為に学校で虐めるパターンの方が多い。テレビの芸人がやっていた内容を模倣するなんて事は数少ない。テレビの世界を真に受け過ぎ。ネットの影響力が大きい世の中だから尚更。 16 福岡
2/26 「いじめ報道をやめろ」という意見があるが、いじめ報道がなくなると学校や教育委員会は、またいじめに無関心になるので続けるべきだと思う。また、いじめ相談室などの情報も、積極的にテレビやCMで取り上げたほうがいい。 50代 東京
2/26 ニュースや報道でいじめの報道があるが、いじめというのは加害者が悪いわけであって、決して被害者が悪いわけではないので、被害者の報道を短く、いじめの加害者にいじめをする事は最低と思わせるような放送をどんどん流してもらいたい。 27 愛知
2/28 子供向け特撮ドラマについて、何かあるとすぐ「教育上良くない」「暴力シーンは虐め予備軍を作る」と言うが、あまりにも過敏に反応しすぎだと思う。確かに度の過ぎたものはあり、規制すべきにしても、幼稚園児にはきちんとしつけをすればいいし、小学生にもなればやって良いことと悪いことの区別くらいは付く。いじめを思わせる場面が流れたなら、それを批判するだけでなく「絶対にしてはいけない」と教えることもできるのではないか?親がしっかりしていれば、滅多なことがない限り子供はいじめに走ったりしないものだ。 23 青森
視聴者意見への反論・同意(92件)
受付 内容 方法 地方
2/08 数ヶ月前~1年前にリニューアルされた番組や企画変更された番組に、リニューアル前の苦情を出す人は何を勘違いしているのだろうか。明らかに矛盾している。見ていない番組には苦情を出すな。 34 高知
2/08 ある芸能人が人の頭をど付く行為や、暴言発言に対して毎月批判を出す人もそろそろしつこいと思う。昨日今日始まった事ではないし、昔の彼らのテレビ番組に比べたら大分改善された方だろう。愛情表現を暴力や暴言に換算するのはおかしい、TV上で無視した方が相手もショックだろうし、それ以上酷なことは無い。視聴者も本気と冗談を見分けるべき。(同様意見2件) 23 東京
2/08 最近、芸人のバラエティー番組に苦情を出す人が多いが、芸人が真剣に討論の司会をしてる番組の方が違和感を感じる。芸人は本来人を笑わす職業だ。 17 香川
2/08 番組に対しての苦情に関して、外国のTV放送の例を出して「日本人の恥だ!」などと言い、あたかも日本国民全体が思ってるかのように書いている人は、自分の意見が一番の恥だと思わないのか。日本人が紳士だと思っている国の放送の方が、実際には日本より酷い放送を行ってるのが現状であり、現実である。先進国のアメリカやイギリス、オーストラリアなどでは、殺人事件での死体をモザイクを掛けずに放送して、娯楽番組でも暴言や罵りあい、日本での差別用語や放送禁止用語を平気で流している。外国の大手の放送局だけを例えに出すのは極めて危険な思想ではないのか。(同様意見5件) 45 東京
2/08 子供に気を使って苦情を出すなんて、成長過程での育児放棄を認めずに周りの世間の所為にしてる人と同じだ。子供を甘やかすから子供が言うことを聞かなくなって犯罪を起こすんだ。民放の些細な改善で心が綺麗な子に育つのなら大いに拍手をしてあげたい。そんな些細な事で苦情を出すから民放がつまらなくなるのだ。そんなに嫌ならNHKなどの有料放送以外は、自己の責任で映さない様に。(同様意見5件) 15 三重
2/13 ボクシングなどの格闘技が主流の中でバラエティーを批判するのはどうなのか。子供が通学している学校では、バラエティーの真似事より格闘技ごっこの方が流行っている。子供を持つ親としては非常に好ましくないと思う。下手すれば、内臓破裂や網膜剥離の危険性も伴う。未だにバラエティーを批判してる親は、時代と感性がズレている。 28 神奈川
2/13 インターネット掲示板が主流の中、テレビを批判する時代でもない。ましてや某掲示板で大人げのない事を書いてる大人の人たちの方が子供に悪影響。自分の子供を出汁にして番組を批判する人は、架空の子供を利用しているのではないかと思う。 22 和歌山
2/13 演芸番組の出演者を目の敵にするが、視聴者によってはその人らを憧れのスターだと思ってる人も多いのは事実だ。明日のスターを目指す人ならその人らを反面教師にしたり、違う芸を確立させるお手本である。そうでなくても仕事や学校で疲れて、その番組を楽しみに待ってる人も多い。若者の夢や希望や道楽を摘み取るような事は慎んでほしい 54 愛媛
2/19 お笑いに釘を刺す視聴者は、逆にドキュメント番組やドラマが増えた方が危ないと思わないのか。道徳を教えるのも重要だが、暗い番組だけを放送するのも危ない話で、ドラマ・お笑い・ドキュメント・報道等のバランスが取れてるからこそ成り立つ話だ。 13 群馬
2/20 『暴力シーンがあるから、番組には暴力を肯定する意図があるのだ』ではなく、暴力を否定するために暴力シーンを敢えて放送しているのではないだろうか。暴力を駄目だと思うのなら、暴力シーンがあったらその都度「こういうのはダメなんだよ」と子供に教えればいい。子供向け特撮ドラマのアクションシーンは、そういう『きっかけ』を作っているものなのではないだろうか。これは子供向け番組の長所でもある。次に「複雑な人間関係の描写は不必要」といった内容の意見について。これは私は『必要』だと考える。難しいドラマを理解しようとすることは子供にとって良い勉強になるし、それに、高度な作品にすることで大人は大人の見方で楽しめる。家族団らんの「きっかけ」にもなりえるのではないか。(同様意見3件) 23 青森
2/20 先月の「討論番組推進派」の人に一言。確かに息抜きとして笑えるやり取りの部分もあると思う。しかし真面目な番組を笑いで誤魔化すのは、単なるおふざけ行為に過ぎない。討論番組とバラエティーを一緒くたに認識する人は、何の為に討論番組を視聴するのか。(同様意見3件) 46 東京
2/20 スペシャルドラマを推奨する一方で「中学生で妊娠したり、女子高生がヤクザの組長になる」ドラマを非難する意見があった。また、サスペンスドラマを批判する意見はたびたび見られるが、あまりにも「中学生の妊娠」「ヤクザ」「殺人」といったドラマの一部分のみを取り上げ全体のメッセージを読み取ろうとしない人たちが多い。どれもそれらのことを推奨などしていない。木を見て森を見ないような人たちがテレビの批判などするのはおかしい。 29 神奈川
2/20 「お笑い芸人は子供に悪影響」という意見が後をたたないが、某占い師のほうが余程悪影響だと思う。共演者達は皆本人を「先生」と呼びペコペコ頭をさげて機嫌をとり、VIP扱いしている。これを見た子供が「この人は偉い人だから、この人の言葉は全て正しい」と誤認する可能性があるからだ。お笑い芸人はネタで人の心を和ませ癒す事ができるが、この占い師にそんな能力はない。 27 東京
2/21 特撮ドラマについて、第一話から早速批判意見が寄せられたようであるが、反論させてもらいたい。一定の期間を置いた上で、作品のテーマ、訴えようとしていることは何かを評価することは良いだろう。だが、第一話だけを見て、作品がどうこうと全体を論じるのはいかがなものか。ましてや、一部の描写を見ただけで「作品は暴力を肯定する意図があるのだ」と決め付けて論じるのは論外である。 23 青森
2/23 深夜アニメは子供対象のアニメはやっていない。なのに子供が真似するとか何とか言う意見のせいで規制されたり色々変更されたりするのはいやです。何のために深夜にやっていると思っているのでしょうかと言うことです。アニメは子供の見る物という常識は消えつつあることもご理解下さい。(同様意見3件) 20代 大阪
2/23 子供が見ている云々と言っている人たちは、テレビの方でしか規制できないのか?自分達で子供に制限を設けるとかできないのか?あと、深夜アニメで落書きはやめましょうって言ってる人がいたけど、そんな時間帯に子供は見ないはず。深夜にやる意味を考えましょう。もし、子供が見ているのなら明らかに親の躾ができてないってことだと思う。それに、犯罪云々いってたら大半のアニメが放送できなくなる。(同様意見2件) 18 埼玉
2/26 紅白歌合戦問題について、NHK側の責任を批判する声ばかりが多数目立つ中で、歌手側の責任を問う声が数件あって安心した。確かに生放送上の過激・卑猥な演出は前代未聞の大問題。しかし、NHKの責任を問うなというわけではないが、そういう歌手側の責任を問う意見は貴重だと思う。 23 青森
低俗、モラルに反する(26件)
受付 内容 方法 地方
2/05 情報バラエティー。ゴア元副大統領が地球の温暖化という深刻な環境問題を力説していた。しかし、番組レギュラーやゲスト陣は、面白くもないふざけた発言を繰り返すばかりで見ていて日本人として恥ずかしい思いをした。もっと真面目に番組を作って欲しい。 18 兵庫
2/05 バラエティー番組。子供と見ていて驚いた。いろいろなポーズの女性のマネキン人形を並べ、その乳首を呼び鈴にみたてて叩きながら司会らがばかふざけをする、そんなシーンが延々と続いた。余りにも安易、下劣、どぎついので見るに耐えなかった。「性」をもてあそび、遊びの道具にしているのも許せなかった。子供もまだ起きているであろう時間にこんな放送をするなんて!局のモラルは一体、どうなっているんだ。 電話 51 神奈川
2/06 ドラマ番組。昼夜の別なくあたかも不倫を容認するがごとく、「妻が浮気します」と言うようなスポットを流すのは止めてもらいたい。ドラマのタイトル自体も刺激的で不謹慎、下品である。青少年にはこうした母親の浮気を連想させるスポットCMは見せたくない。柳沢大臣の発言を非難し、不二家を糾弾し、表現の自由、言論の自由を声高に叫ぶ一方で、モラルのない放送を垂れ流しているこの局はいったいどうなっているのか。いまや家庭崩壊や少子化が大きな問題になっているというのに、不倫を推奨するようなドラマを放送するべきではない。また、こうしたドラマのスポンサーになっている企業も企業である。 電話 30代 東京
2/08 バラエティー番組。もともとこの番組はお笑いタレントが貧乏人(大人や大学生)を励ます番組だったが、ここ1年ほど大家族や子供に関わって子供の前でバカふざけしたり、はしたない言動をする事が多くなって来たのは問題だ。特に前回の放送は完全に子供を笑いのネタへ持ち込んでおり、非常に遺憾だ。本来の貧乏で頑張っている大学生や大人を励ます以前の企画に戻すべきである。 32 東京
2/08 特撮ドラマ。2月からシリーズに新しいキャラクターが登場した。そのキャラクターは悪を象徴する胴体が千切れているキャラクターで、見ていると大人でも気味が悪くなった。小さい子供が喜んで見ている番組であるので、悪を象徴するとはいえあまり過激で気味の悪いキャラクターは登場させてもらいたくない。刺激的で残酷なキャラクターに小さい子供のうちから慣れてしまうことも、教育的に見ていかがかと危惧を感じている。 電話 40代 神奈川
2/08 最近、凶悪・子供の事件が多いが、マスコミ、とりわけテレビの影響が大きいと思う。殺人ドラマはもとより、お笑い番組で音が出るほど人の頭を叩き、口汚い言葉を投げかけるなど度が過ぎているのが常だ。真似をしないようにとテロップを流せばよいという感覚ならおかしい。大人の感性を鈍らせるし、子供は真似て学校で暴力を振るうことになる。このような番組は社会悪なので良質な番組を放送して貰いたい。 電話 63 埼玉
2/13 バラエティー番組。女性のお笑い芸人がお年寄りの入浴シーンをみて「やいそこのジジイ」と発言していた。録画ものなら編集の仕方があるし、生だったら後で謝るなりすべきだ。お年寄りは困惑した表情を浮かべていた。その芸人がそういったネタで売っていたとしても局としては対応の仕方があったと思う。「ジジイ」と言う言葉が子供達に広がるのではないかと心配だ。 電話 53 神奈川
2/15 バラエティー番組。箸を正しく使う「回転SUSHI」のコーナーでは、子供に正しい箸使いを教えるコーナーなのでいい企画だが、ただ一つだけ不愉快だった事があった。罰ゲームを執行する人が、罰を受ける人に向かって鼻から豆を飛ばすというもので、明らかに不愉快だった。せっかく子供の為の教育的なコーナーなのに、罰ゲームそのものが不愉快というのでは何にも意味無いのではないか。 21 愛知
2/15 バラエティー番組。2月14日の放送で、若手芸人に、バレンタインでどれだけもてるかという企画があったが、女性の芸人がそのお笑い芸人に無理矢理キスを求めたり、通りすがりの一般女性にビンタさせたり、挙句の果てにはたくさんの女性が無理矢理その芸人ともう一人の若い芸人にキスをさせていたが、あれは明らかにセクハラではないか。 21 愛知
2/15 バラエティー番組。この番組のクイズ問題で「キスする時目を閉る?閉じない?」という質問にゲストがどちらか選択し、その答えをパネラーゲストが当てるという内容でした。この日のゲストには男子小学生が参加していて少し違和感を覚えましたが、そのクイズの際に女性パネラーがその男児に対し「異常性欲者っぽい」というような発言をしていて驚きました。どう考えても子供に対する発言では無いと思います。子供を大人と勘違いしてるのではないでしょうか?それと、深夜枠の番組に子供をゲスト参加させるのもどうかと思います(収録された時間は別として)。 29 愛知
2/22 討論番組。色々な世代の人たちが命や性について討論する番組。そのなかでまだ中学生のグラビアアイドルを紹介していて写真集の内容は、大人でも躊躇してしまうような中学生にはふさわしいとは思えないものだった。こういう写真集を紹介するテレビ局は、一体何を考えているんでしょうか?それも周りの出演者達もそういうアイドルを肯定する意見が多かったのにも驚いた。ああいう写真集は立派な児童ポルノ法に引っかかるのではないんでしょうか? 25 千葉
CM・番組宣伝に関する意見(12件)
受付 内容 方法 地方
2/02 特定の宗教団体のCMを多くやるのはどうだろうか。カルト教団に近いし本当に怪しい。 18 東京
2/05 クレーンゲームをしている会社員の男性のカツラがキャッチされると言うオチは、カツラ着用者に対する差別的笑いを助長するもの。自らの意志に反する身体的特徴にコンプレックスを感じてしまう外見を笑いのタネにする事は、人としてやってはいけない事ではないか?ましてや小さい子供がよく見る人気番組でそんなCMを流すなど、企業のあり方すら否定されても仕方ない。頭部に火傷を負った子や癌治療で頭髪の抜けてしまった子達が、どんな思いをしてカツラをしているかなど、大人はちゃんと思いやるべきなのに、子供向け商品を発売している企業としては最低の行為を行っていると強く思う。 44 岡山
2/13 サッカーやプロ野球などの放送で派遣会社・金融会社・悪名の高い会社の名前が放送上挙げられる(命名権やスポンサー)上に、放送中に派遣や金融会社のCMが流れるのは非常に好ましくない行為だ。特にニート・フリーター問題が浮き彫りになってる世の中に派遣会社のCMとは余りにも不謹慎。少しはスポンサー側も考えた方が。野球やサッカーは子供に夢を売る商売では無いのか。(同様意見4件) 52 宮城
2/14 最近のパチンコや消費者金融のCMの多さが不愉快でたまらない。どの時間帯でも目に付き、どうかと思う。青少年の育成の為にも放送を取りやめるか時間帯を絞って深夜のみの放送にして欲しい。(同様意見2件) 30 千葉
2/27 午後8時54分にカードローンのCMが放送されたがいったいどういうことなのか?民放連の自主規制の時間じゃないか!午後8時台にカードローンのCMを流してはいけないのは、民放連が消費者金融CMを放送してはいけないことと同じだ!カードローンのCMも絶対に放送をやめるべきだ。 19 栃木
報道・情報に関する意見(9件)
受付 内容 方法 地方
2/05 柳沢厚生労働大臣は「生む機械の数が決まっていれば生まれる数は決まっている」と、発言したのにもかかわらず、ニュース番組等では「女性は子供を生む機械」と、大臣が発言したと報道されている。本当は言っていないことを発言したとして報道するほうがはるかに問題だと思う。(同様意見1件) 17
2/08 ある番組で「女は子供を生む機械。一人頭でがんばってもらうしかない」「子供を二人以上生むのが健全」などと女性蔑視失言を繰り返している大臣をコメンテーターらが擁護し、男尊女卑は当たり前・今の女は生意気などと言わんばかりの発言をしていた。これだけ批判されている大臣を擁護し、あまつさえ自分達も同様の発言を繰り返すとは何事か。子供にも悪影響だ。 16 東京
2/20 情報番組。通信教育の特集で「ゆとり教育で学校での授業(学習)時間が3割減って」とナレーションがあったが、授業時数(時間)は現行の学習指導要領になったときに3割減っていない。減っているのは学習内容だ。授業時数(時間)と学習内容では、大きな違いがある。小学校では週2時間しか授業時数は減っていない。誤った情報を元に、教育問題が語られやすく、その影響を青少年が被ることになる。教育問題についてはとくに誤った情報を流さないように注意して欲しい。 39 山口
演出・表現に関する意見(8件)
受付 内容 方法 地方
2/14 バラエティー番組。次週の予告で、新体操をする女子高生が開脚して立ち、くるくる回るシーンが放送された。真正面から撮影したかなり際どい映像で、ほかに撮りようがあるだろうにと思わず叫んでしまった。女子高生当人も、後で見たら恥ずかしがるのではないかと思った。非常識でデリカシーが欠落した制作者(カメラマン)に抗議し、この映像の放送中止を求めたい。 電話 50代 千葉
2/27 情報バラエティー。やらせと感じた企画がある、知識高いローカルタレントを全国区の番組の一企画だけの為に馬鹿・落ちこぼれ扱いするのは、影響力のある放送機関としては考えられないあるまじき行動。ましてや、ローカル番組でも謙虚な態度な方なのに、キー局での扱いに気分を害した。難関大学に無理矢理受験させようとする行為は難関大学を冒涜している。他の一般受験生に迷惑が掛かるのは当然で構成上の設定にも無理がある。(同様意見4件) 59 北海道
暴力シーンに関する意見(4件)
受付 内容 方法 地方
2/19 ドラマ番組。子供と一緒に見ていたが、番組冒頭切られた首が転がる場面が流れて、子供は非常に怖がっていた。このような怖い番組を夕方に放送するとは、局の姿勢を疑う。(同様意見1件) 26 東京
2/21 情報番組。エジプトの警察での拷問シーンをこれでもか、これでもかと流すのは非常に不快だ。子供が見ていなくてほんとに良かったと思った。また、どれだけの子供がこのシーンを見たのかと思うと怖くなる。残酷な場面は規制してもらいたい。 48 静岡
2/26 アニメ番組。この番組ではモンスターを強制的に戦わせている。さらに、そのモンスターの技の一部だが、大自爆というあまりにもひどい技があり、さらには、その番組の主人公がまだ、子どもである。子供たちがテレビを見ている時間帯にこれを放送しているのは問題ではないのか? 15 東京
非科学的な表現だという意見(4件)
受付 内容 方法 地方
2/19 バラエティー番組。非科学的で反証可能性のない「オーラ」「守護霊」「前世」等を恰もあるかのように、「私に見えます」等というニュアンスで放送している。番組HPにはオーラの色や霊の概念が紹介されているが、何の根拠も無い。 38 東京
2/19 バラエティー番組。番組改編により4月からゴールデンタイムに進出するとされているが、現在放送されている内容が子供たちに与える影響について懸念している。出演者は前世や守護霊などカルト的な事を云いたい放題だが、彼は単にホット・リーディング(事前に得た情報を利用する)により得たデーターベースを活用しているに過ぎない。移行するにあたっては彼の曖昧な発言を多角的に検証する必要がある。 電話 40代 東京
2/19 以前より大変違和感を覚えていた問題だが、占い・スピリチュアル系番組だ。精神世界をエンターティメントとするのは構わないが、生まれ変わり・前世などありもしないことを信じさせるのは子供達に対し無責任すぎる。これは無責任な洗脳と言ってもよいし、いかがわしいモノへの賛美でもあると考える。子供や主婦などの一部の信じ易いタイプの人達になんの責任も取れない、取るつもりも無いと考えているのだろうか。 42 東京
推奨意見(2件)
受付 内容 方法 地方
2/20 アニメ番組。ピアニストを目指す主人公が様々な人と触れあい、音楽の楽しみや喜びを感じながら成長していく物語。ギャグを交えた物語だが、複雑でドロドロした人間関係もなく、未成年の不健全な描写もなく爽やかである。本格的なクラシック音楽が流れているので、番組を通してクラシック音楽への興味が湧いてくる。よいアニメであるが深夜放送なのが残念。 28 新潟
食べ物の扱いについて(1件)
受付 内容 方法 地方
2/19 バラエティー番組。「食べ尽くし」や「○○だけで生活」のコーナーは、見ていてとても不愉快。「食べ尽くし」は、嫌々たくさんの食べ物を食べなくてはいけないので、身体の消化器官にも良くないし、食べ物に恵まれない人々のことを思うと胸が痛む。贅沢でもったいない番組だ。食べ物はおいしく味わって食べるものだと思う。子供の教育にも良くないのではないか。「○○だけで生活」も身体的(栄養素など)にいかがなものかと思う。 32 石川
その他(59件)
受付 内容 方法 地方
2/06 情報番組。ゲストがパトカー窃盗のニュースを見て「普通盗むなら自転車」と発言をした。これは窃盗を容認したことにならないのか? 18 東京
2/13 バラエティー番組。ゲームに負けるとツボを押すコーナーを放送していた。整体師の私としては懸念する事がある。それはむやみやたらにツボを押すと、誤ったら健康(命)に関わったり、人体への機能低下をする事もある。子供が真似をして取り返しの付かない状態に陥ったら、放送局は責任を取れるのだろうかと思う。 41 富山
2/21 テレビ番組全体が成人や高齢者を対象にした内容で、我々世代の人間が楽しめる番組が少なくなって来ている。深夜番組が我々の世代に好評でゴールデンタイムに移行した殆どの番組が、タイトルは同じでも内容は当たり障りのないつまらない番組に変更されている。特定の視聴者だけを対象にした番組ではなく、若者の意見も反映した番組を要望する。 電話 10代 千葉

第120回 放送と人権等権利に関する委員会

第120回 – 2007年2月

審理要請案件

「放送人権委員会運営規則」の改正について…など

審理要請案件

「広島ドッグパーク関連報道」審理入り決める

06年12月、大阪の動物愛護団体の代表が「広島ドッグパークが崩壊して取り残された犬たちを救済する我々の活動が、あたかも募金目当てであるかのように朝日放送の番組で何回も報道され、名誉を毀損された」旨の苦情を申し立ててきた。

これに対し、当該局では「募金が犬の治療費などに十分に使われず、まだ5000万円以上を残しているような寄付金の集め方、使い方が妥当なのかを検証する報道であり、関係者の人権・プライバシーには十分に配慮している」と主張している。

放送人権委員会の1月委員会では「事態の推移をもう少し見守ろう」と審理入りを留保していたが、2月の委員会で、申立人には動物愛護団体の募金に関する正確な会計報告書等を、また当該局には答弁書に加えて関連番組の反訳文の提出を求め、次回委員会から本格審理に入ることを決めた。

「エステ店医師法違反事件報道」審理入り決める

07年2月、東京都町田市のエステ店の経営者の夫から「妻がアートメーク(アイラインに色素を入れる施術)について医師法違反で送検された。その事実を日本テレビが、本事案に関係なく以前にインターネット広告用に撮影された映像を使うなどして報道したが、そこではまるで極悪人であるかのように扱われ、妻の名誉が著しく毀損され、プライバシーが侵害された」との苦情申し立てがあった。

この申立てに対し、当該局では「本件報道は、以前に撮影されたという”インターネット用の映像”とは全く関係がなく、また、その報道内容は、医師法違反と言う重大な犯罪容疑に関する情報であって、公益を図るものであり、警察によって摘発され書類送検された事実を誤りなく伝えた」と反論している。

放送人権委員会では、本事案ついても次回委員会から”インターネット用の映像”に関する事実関係を中心に審理を始めることにしている。

「食中毒風評被害の訴え」は審理対象外

07年1月、東京都内の居酒屋から「同じ店名の飲食店が出した集団食中毒の報道によって、同区内にある当店で食中毒が出たとの風評被害にあい、当店の名誉を侵害された。報道の仕方に問題があった」との苦情申し立てがあった。

放送人権委員会では苦情申立書及び当該局から提出されたVTR等を基に慎重に検討したところ、「本案件は、放送人権委員会の運営規則第5条に定める申立人またはその直接の利害関係人の名誉、信用、プライバシー等の権利侵害に関する苦情にあたらない」ということで委員全員の意見が一致し、「審理対象外」として申立人に文書で通知することになった。

「放送人権委員会運営規則」の改正について

放送人権委員会では、昨年5月から議論を続け、この程まとめあげた「放送人権委員会運営規則の一部改正案」を、3月に公表することになった。

これは、2月委員会で決めたもので、3月22日に開催予定の「BPO年次報告会」の席上、放送人権委員会の竹田 稔委員長が加盟各社からの出席者に対し改正点を報告・説明することになっている。

なお、この「改正運営規則」は、周知期間3か月を経た後、7月1日から施行される。

苦情対応状況報告

1月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

◆人権関連の苦情[16件]

  • 斡旋・審理に関連する苦情(特定個人または直接の関係人からの人権関連の苦情)・・・10件
  • 人権一般の苦情(人権関連だが、関係人ではない一般視聴者からの苦情)・・・6件

その他

関西テレビ『あるある大事典?』に関する1月29日の「BPO理事長声明」、2月7日の「放送番組委員会有識者委員声明」が発表された経緯について事務局から説明があった。

放送人権委員会10周年企画について検討を進めることになった。

次回委員会を3月20日に開催することを決め、閉会した。

以上