2022年10月に視聴者から寄せられた意見

2022年10月に視聴者から寄せられた意見

国葬についての情報番組コメンテーターの発言、元首相へのデジタル献花と統一教会の関係についての報道番組の伝え方、ドラマでの残酷な"拷問"の描写などに多くの意見が寄せられました。

2022年10月にBPOに寄せられた意見は2,029件で、先月から162件増加しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール82%、電話16%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性45%、女性17%で、世代別では40歳代27%、30歳代22%、50歳代20%、60歳以上16%、20歳代10%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、10月の送付件数は988件、43事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から19件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

9月に引き続いて、元首相の国葬についての情報番組コメンテーターの発言に関して多くの意見が寄せられました。また、元首相へのデジタル献花に旧統一教会が関与しているかのような報道番組の報じ方についての疑問の声もありました。ドラマの"拷問"の描写が残酷という意見も目立ちました。
ラジオに関する意見は26件、CMについては16件でした。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は123件で、前月から61件増加しました。
今月は「暴力・殺人・残虐シーン」が51件、「性的表現」が33件、それに「表現・演出」が19件と続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • 国葬についての情報番組コメンテーターの発言に関して。メディアは公人の失言は厳しく批判しておきながら、身内の場合は処分が甘く納得しがたい。コメンテーターも公人ではないのか。

  • 問題視すべきは「政治的意図がにおわないように制作者としては考える」という部分。制作者が政治的意図を持って制作することが日常的に行われているのではないのか。放送法違反ではないのか。

  • このコメンテーターの歯切れ良い公平かつ平等なコメントが大好きで毎朝楽しみにしていた。間違ったコメントは残念だったが、放送での謝罪と反省コメントは立派だったと思う。

  • 元首相へのデジタル献花を特集した報道番組で、あたかも、旧統一教会が組織的にデジタル献花に関わっているかのような見出しテロップが出ていたが、最終的には「関係は確認できない」という内容だった。であればそもそも報じる必要がなかったのではないか。

  • ソウルの群集事故で亡くなった方の出身地などの情報を報じ、さらに遺族にも取材。遺族の気持ちを考えるといたたまれない。また、放送を見てしまったことで自分までもがそうした行為に加担してしまったようで、非常に心苦しい。

  • 情報番組で夫婦間のモラハラ問題を特集していたが、夫によるモラハラにばかり焦点が当てられ、偏っているように感じた。妻によるモラハラや子どもの"連れ去り"があることについても伝えるなど、バランスに配慮してほしかった。

  • 報道番組が、地元・静岡県の台風被害のフェイク画像を作成してインターネットに投稿した人物のインタビューを放送した。出演者は「悪意のないケース」とコメント。AIを用いたフェイク画像の作り方を実演して紹介し、模倣犯への意識が低いように見受けられる。熊本地震の際にデマを拡散した人物が逮捕されたケースなどに触れることもなし。なぜこれを企画して放送したのか理解に苦しむ。

  • 納骨堂の経営破綻のニュースが各局で大きく扱われたことで、無関係の自分の会社に不安になった顧客らからの問合せが続いて業務に支障をきたしている。室内墓の経営・管理に関わる寺や会社は少なくない。他社がとばっちりを受けないように、また顧客らが余計な心配をしなくて済むように、今回のケースはその特異性を説明しつつ伝えるべきだったと思う。

  • マイナンバーカードへの一本化に反対している人についてコメンテーターが「所得隠しとかやましいことがある人」などと決めつけていて、発言が偏っていると感じた。証明写真を撮りに行ったり暗証番号を更新したりなど、数年ごとに必要な手続きが難しい病人、高齢者、認知症の人たちのことも理解すべき。

  • たまたま地元のラジオ番組で聞いた"育児特集"。リスナーから寄せられた悩みについて専門家とパーソナリティーが考え提言するという趣旨で、私も深く考えさせられる内容だった。なるべく多くのリスナーの声を聞くという姿勢もうかがわれ、地元びいきかもしれないが地域に寄り添った内容で「こころ」が温かくなった。

【バラエティー・教養】

  • 北関東から東北地方で広く食べられている、生の味噌を塗ったおにぎりを番組で取り上げた際に、「気持ちわるい」「食べたくない」などという否定的なインタビューやコメントが紹介され、スタジオの出演者によるフォローも不十分だったと感じた。故郷の食文化を否定されたようで悲しい気持ちになった。

  • 番組内のDIY企画で、崖上の家のベランダのフェンス際に収納付きのベンチを設置した。子どもがベンチに立って転落するおそれがあり、とても危険だと思った。テレビ番組ではむしろ事故を防ぐためにフェンスのそばに足がかりとなる物を置かないよう呼びかけるべきだと思う。

  • 大食い番組には呆れる。食べるものに困っている人がいて、子ども食堂を開いて応援している人もいる。食べ物をムダ食いしていばれる時代だと思っているのか。大食いは芸なのか。

【ドラマ】

  • 残虐な"拷問"シーンを放送するのであれば、注意喚起のテロップなどで事前に告知して、子どもや見たくない人への衝撃を回避すべきだ。

  • 私は中途失聴者。ドラマで描かれている中途失聴者のケースであれば全く歪みのない発音で普通に話せるはず。中途失聴者は明瞭な発音で話せるため「本当は聞こえているのでは」などと誤解され、サポートを得られにくい。このドラマは現実の中途失聴者の生きにくさにつながる誤解を広げている。

【その他】

  • 深夜アニメで銃による大量殺人のシーンをアップテンポの曲に合わせてショーのように描いていた。殺す側、殺される側ともダンスを踊っているかのように動き、大勢が血を吹き出しながら死んでいく。人の死を軽視した演出は、多くの人間が見るテレビというメディアには合わないと思う。

  • CMになると急にテレビの音量が上がるので慌ててリモコンを操作する。CMが終わり番組になると音量が下がり聞きづらくなる。1時間に何度も音量を上げ下げしなければならず煩わしい。何とか改善できないだろうか。

  • いまだに、「結果はCMのあとで」というような昔ながらの演出手法が使われている。こうした手法に対して若い人は「テレビはかったるい時代遅れのメディア」という印象を抱くのではないだろうか。制作者の発想が古き良き時代のままで、時代に合っていないように感じる。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 平日夜10時から放送の男性アイドルグループのメンバーが主役のサスペンスドラマは、内容がグロテスクで子どもには見せたくない。正直、気分の悪くなるドラマだ。描写がとても見ていられない。

  • このサスペンスドラマは番組冒頭から残虐なシーンが出てきて、その後も何度か残虐な拷問シーンがあり、見ていられなかった。子どもに見せられるものではないし、模倣犯が出たり、犯罪につながったりしてしまうのではないか心配だ。

  • このサスペンスドラマには損壊された遺体のシーンが登場する。残忍な拷問によって惨殺された遺体の損壊部分をはっきりと表現していて、大人の私が見ても吐き気を催す描写だった。主役である男性アイドルのファンたちなど青少年が見た場合、心的外傷を受けるレベルといってもいいだろう。

【「性的表現」に関する意見】

  • 女性高校教師が男子生徒に言い寄るシーンがある連続ドラマで、この生徒役の俳優の実年齢が17歳であるのに濡れ場を想起させるシーンが撮影されていた。未成年者を撮影することに配慮がまったく見られない印象だ。現実と虚構の区別をつけ、現実で問題となる行為は慎むべきだと思う。

  • 連続ドラマで主役の少年と女性高校教師のベッドシーンがあった。そのシーン自体に問題となる描写はなかったが、少年役の俳優は未成年で、このようなシーンのある作品に起用するドラマ制作会社や放送局には放送倫理上の問題があると思う。

  • 深夜のアニメ番組で、モザイクがかけられているが、女性登場人物が性的にいたぶられているシーンを放送していた。深夜なら何を流してもよいというのだろうか。青少年に非常に有害な番組だ。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 日曜日のバラエティー番組を子どもと楽しく見ていたら、サンタクロースの正体をバラしていた。夜中で幼い子どもが寝ている時間帯ならわかるが、クリスマスやサンタについては世界中の大人がデリケートに話しているものだ。配慮に欠けているのではないか。

  • ヒーローものの特撮ドラマで、主人公たちが犯罪を起こして警察に捕まったり、独房でけんかしたりしていた。こんなひどい正義の味方は見たことがない。こんなヒーローが子どもたちに受けているのだろうか。ふざけすぎで不愉快だ。

2022年9月に視聴者から寄せられた意見

2022年9月に視聴者から寄せられた意見

情報番組でコメンテーターが元首相の国葬に関連して、「大手広告代理店が入っている」と発言、翌日「事実ではなかった」と訂正して謝罪。両放送回に多くの意見が寄せられました。

9月にBPOに寄せられた意見は1,867件で、先月から319件増加しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール82%、電話16%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性42%、女性19%で、世代別では40歳代25%、50歳代22%、30歳代20%、60歳以上15%、20歳代12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、9月の送付件数は944件、59事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から28件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

情報番組でコメンテーターが元首相の国葬に関連して、政治的意図を持って演出された可能性を指摘し、ある大手広告代理店が関与していたと発言。しかし翌日「同広告代理店は関わっていなかった」と訂正、謝罪しました。この発言と訂正に多くの意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は37件、CMについては20件でした。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は62件で、前月から9件減少しました。
今月は「表現・演出」が16件、「要望・提言」が11件、「性的表現」が9件、それに「報道・情報」が6件と続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • 情報番組でコメンテーターが元首相の国葬に関連して、政治的意図を持って演出された可能性を指摘し、ある大手広告代理店が関与していたと発言。会場で故人を悼んだ人の尊厳を著しく傷つけるような発言だ。国葬には反対意見も多かったので個人の意見を封じる必要はないとは思うが、誤った情報を発信するような番組には再発防止を強く求める必要があると思う。

  • 元首相の国葬に大手広告代理店が関わっているという発言について、翌日、当該情報番組で「関わっていなかった」と訂正、謝罪した。公にデマを拡散したのに「一言謝罪して終わり」では、ネットで陰謀論を発言したり誹謗中傷したりしている人たちと変わらない。テレビの影響力は大きい。訂正を見逃してデマを信じたままの視聴者もいる。厳しく対応すべきだと思う。

  • 元首相の国葬に大手広告代理店が関わっているという発言について。内容に責任を持つことが前提での「報道の自由」ではないのか。それ相応の責任を取ってもらいたい。

  • 日本武道館での国葬の司会者が放送局のアナウンサー。報道機関の職員が国の側に立って仕事をすべきではないと思う。

  • テレビ全局が国葬反対の意見ばかり放送している。私は違った意見も知りたい。多方面からの意見を知って自身の考えを見つめたいからだ。それが放送の役目ではないだろうか。

  • 2世信者も含めて旧統一教会の被害者は今もたくさんいる。メディアが報じなかった「空白の30年」がなければ被害に遭わなかったかもしれない人がいる。メディアの責任は重大。継続して報道する義務がある。「政治家を責め過ぎている」という意見もあるが、政治家が広告塔になったことは重大。

  • 私たち家族は世界平和統一家庭連合の現役信者。普通に納税し生活している。番組で元信者の証言などが取り上げられ、教団の解散を求められているように感じた。教団がすべて否定されることで、自分たちが国家から否定され人権もないと感じる。番組は元信者の精神的苦痛を伝えているが、普通に信仰している私や子どもたちも人間関係が難しくなるといった状況に追い込まれていることを知ってほしい。子どもたちの未来は平等。公平な報道をお願いしたい。

  • 園児バス置き去り事件で、幼稚園全体を責める報道が多いのが心配。幼稚園は財政的に厳しく人手不足を解消できない。労働条件の改善も難しく優秀な人材からどんどんやめていく。事件の背景としてこの点を指摘する番組は皆無。テレビは正しい報道ができる、信用に値するメディアなのか。園長、園の責任だけを問うていては、いつまでたっても問題は解決しない。

  • 政治討論番組での与党幹部の「左翼的な過激団体と共産党との関係がずっと言われてきた」という発言について、放送局はきちんと検証し対応すべきだと思う。根拠に乏しい内容を放送してしまうことを厳に避けるべき。そうしなければ「言った者勝ち」になってしまう。

  • 近隣トラブルの果てに男が隣家の住民男性と殴り合い、刃物で刺した事件。防犯カメラに記録された「殴る」「刺す」動作、衣服についた血などの鮮明な映像が放送された。こうした映像を、子どもも見るテレビで流さなくてはいけないのか。とても不適切だと思う。

【バラエティー・教養】

  • 今問題になっている旧統一教会への入信のきっかけは、占い、霊視などによって不安をあおったりだましたりすること。心霊番組や占い番組は、ありもしない霊や予知などに市民権を与えていて問題だ。

  • バラエティー番組で芸人に企画内容を伝えずに目隠しをし、身体を拘束して鍵をかけ、通りかかった人(娯楽施設の入場者)に助けてもらえるまで長時間放置。人権を侵害していると思う。

  • ラジオのトーク番組で男性タレントが裸になり、陰部に墨汁をつけて視聴者プレゼントのTシャツに文字を書く様子を女性タレントが細かく説明していた。内容も表現も下品極まりない。途中で気分が悪くなり聴くのをやめた。ラジオ番組を汚さないでほしい。

  • 番組で大家族の夕食の風景を紹介していた。家族9人分の夕食をパートから帰宅した母親が一人で用意し、夫や子どもは一切手伝わない。こうした状況が一般的なことであるかのようにテレビで扱われると「女性が家族のために奉仕するのは当たり前」という印象を与え、男女共同参画やダイバーシティの推進が阻害される。これを見た子どもの教育にも良くない影響を与えると思う。

  • 出演した芸能人が、"猫島"で猫を管理する女性に独身かどうかたずね、独身と分かると、猫より自分の人生の管理をという主旨の発言。結婚は個人の自由、こんな発言はありえないと思う。制作側が「面白い」と思ってカットしなかったのであれば、その倫理観も疑う。クセのある芸能人の魅力があってこその番組であることは理解しているが、この発言はあまりにもデリカシーに欠ける。

  • 「中毒性のある食品」と紹介していた料理の名前が「麻薬卵」。軽々しい名前のつけ方、紹介の仕方で非常に残念。このネーミングの妥当性を問うような報道なら理解できるが、メディア側がこの名前を積極的に使うのはいかがか。

【その他】

  • テレビで放送した映画に、児童相談所の対応ルールを誤解させ、現実の虐待などの問題の解決を困難にしかねない内容があった。劇場公開時にすでに指摘されて分かっていた問題。放送時に、誤解を広めないような対応をすべきだった。

  • 点描で原画が作成されたアニメの映像を見た直後、目がチカチカし、目の奥の痛み、頭痛がしばらく続いた。強い光の点滅はないが“光感受性発作”と同じようなことが起きたのだと思う。テレビで放送する場合は注意してほしい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、素人の成人男女が無人島でサバイバル生活する外国のリアリティー番組を紹介したが、仲違いした女性が男性に「あんた、身体が臭いわ!」との暴言を吐き、それが日本語音声と字幕で出た。視聴者で、とくに体臭が気になる若者が傷つくのでは、と思った。

  • バラエティー番組の企画で、お笑い芸人が目隠しされた状態で、お化け屋敷に長時間放置された。これはパニック障害の発症を誘発するもので、見ているだけでつらくなった。

【「要望・提言」】

  • 過去の性加害が問題化した男性俳優が連続ドラマに引き続き出演している。示談で済んだといっても加害者本人が認めていることだ。子供たちになぜ出演を続けているのか説明できない人物は、降板させるべきだ。

【「性的表現」に関する意見】

  • バラエティー番組で、人気男性アイドルにCMビデオ撮影と偽り、水に溶ける衣装を着せて、頭上から大量の水を落として全裸にしてしまうドッキリがあった。正直、ドッキリとは思えず笑えなかった。不快で嫌な気持ちになった。

  • 男性アイドルがドッキリと称して全裸にさせられたが、公衆の面前で秘部(局部)を無理やりさらさせる行為は、人間の尊厳を損なうものではないだろうか。子供が学校などで真似たら、直ちにいじめと認定されるような行為だろう。

  • 男性アイドルが全裸にされるドッキリは、教育的な面や男性へのセクハラの面からみても、とても許される行為とは思えず、不快でした。全裸で笑いを取るというのは理解できません。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 通園バスの中に置き去りにされた園児が死亡した幼稚園(認定こども園)の近隣住民で、小学生の親です。過熱した報道に、子供たちが不安がっています。子供たちへの取材のせいで、保護者が下校時の小学生に付き添っているのを知っていますか。園長の自宅を報道したために、ユーチューバーが訪れたことを知っていますか。園長や園の関係者でない親族に何かあったら、責任を取れるのでしょうか。

2022年8月に視聴者から寄せられた意見

2022年8月に視聴者から寄せられた意見

旧統一教会関連の報道、ドラマの中での反社会的勢力の描き方、バラエティー番組への「霊能力者」の出演などに意見が寄せられました。

2022年8月にBPOに寄せられた意見は1,548件で、先月から1,195件減少しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール81%、電話17%、郵便・FAX各1%。
男女別は男性44%、女性17%で、世代別では40歳代27%、50歳代22%、30歳代21%、60歳以上14%、20歳代11%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、8月の送付件数は618件、54事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から19件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

旧統一教会関連の報道、ドラマの中での反社会的勢力の描き方、バラエティー番組への「霊能力者」の出演などについての意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は27件、CMについては15件でした。

青少年に関する意見

8月中に青少年委員会に寄せられた意見は71件で、前月から68件減少しました。
今月は「表現・演出」が17件、「要望・提言」が10件、「性的表現」と「編成」が、それぞれ6件ずつと続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる報道について。法令違反や反社会的行動があれば当然批判されるべきだが、エスカレートする報道に影響されて、信教の自由を尊重してきた視聴者の気持ちに、いささかでも変化が生じないかと心配。

  • 旧統一教会の記者会見について。さまざまな問題が指摘されている教団の主張を、生中継でそのまま放送したことに若干の懸念を持った。「教団の言い分」であることを明示して視聴者の注意を喚起してもよかったのではないか。また、脱会したばかりの元信者に影響を及ぼすのではないかと気になった。

  • 旧統一教会問題の追及を継続してもらいたい。政治家との癒着によって、旧統一教会のさまざまな問題が放置されていたのであれば許しがたいと感じる。

  • ある政治家を名指しして、事務所のスタッフに旧統一教会の関係者がいると、コメンテーターが発言していた。事務所スタッフの人数は限られているだろうから特定は不可能ではあるまい。信仰はきわめてセンシティブな個人情報であり、番組で暴露しようとする言動は不適切かと思う。

  • 家庭連合の仲間は報道によって仕事に行きづらくなり、学校でイジメにあい、あるいは人間関係が崩壊するなどしている。ワイドショーなどでの出演者の誤った発言による不利益の責任は誰が取るのか。

  • 旧統一教会の反社会的な活動はもちろん報じるべきだが、安倍元首相が被害者であるということを忘れてはならない。また、旧統一教会の構成員にも日本国民である限り参政権は認められている。報道各社が「報道の自由」を濫用していると感じる。

  • 東京渋谷区で起きた女子中学生による殺人未遂事件で、被害者が路上に倒れている映像が繰り返し放送された。現場映像の重要性は理解できるが、刺された直後の映像を何度も見ていると恐怖心や不安が募るし、被害者やその関係者の心情を傷つけるのではないかとも思う。事件に遭遇した一般の人がスマホなどで撮影した映像、特に視聴者への刺激が強い映像の使用については冷静、慎重であってほしい。

  • 自治体の指定した避難場所が自宅より氾濫箇所に近かったり、避難場所まで行く手段がなかったりなど、どのように行動すべきか迷うことがある。被災現場のローカル局は、地元の地形や道路事情などに詳しいはず。「避難してください」という呼びかけを繰り返すだけでなく、安全な場所はどこか、利用できる移動手段は何かといった、実際の避難行動に役立つ具体的できめ細かな情報を伝えてほしい。

  • ラジオの情報番組のコメンテーターが新型コロナ政策に関する東京都知事の発言について「バカじゃないの」、「人間のクズだね」などと侮辱していた。パーソナリティーの制止などもなし。番組中で行き過ぎたコメントなどがあればフォロー、修正するのがパーソナリティーや制作者の役割だと思う。

  • 情報番組のコメンテーターが福島第一原発の処理水海洋放出について「環境に与える影響が非常に大きい」と発言したことに驚いた。この問題についてはIAEAが国際基準に照らして問題はないという結論を出している。IAEAの見解に反論するのであれば科学的根拠をしっかり示して主張すべきだし、そうではなくて科学とは異なる観点から論じたかったのであれば、もう少し丁寧に言葉を尽くして説明すればよかったと思う。

  • 内閣改造の際、大臣に内定したと分かった人の名を、ひとりずつ速報する必要はあるのだろうか。ちょうどその時間帯に、記録的短時間大雨情報など警戒が呼びかけられている地方があった。組閣速報により気象情報への注意がそれてしまうのではないかと気になった。

  • 「使用済みのマスクを売ります」という女性を取材していた。コロナ禍での生活の実情を映し出した企画だったが、売る側の女性だけではなく、買う側の男性を追跡して取材すれば、さらに問題を掘り下げることができたと思う。買い手がいるから売買が成立するという側面にも触れてほしかった。

【バラエティー・教養】

  • 旧統一教会関連の報道でいわゆる霊感商法が取り沙汰される中、"心霊現象"を扱うバラエティー番組に、過去に相談者の不安をあおったとして損害賠償命令を受けている"霊能力者"を起用し続けているのは不適切。この人物は自身のウェブサイトで番組出演を自分の宣伝のように利用している。放送局が被害の一因を作ってはいないか。

  • 建設重機でビールのジョッキをつかんで人の前に置いたり、焼肉をつかんで人の口元まで近づけたりしていた。ビールや焼肉を提供される側の出演者にはヘルメットなし。安全管理の意識が低すぎるように思う。

  • 制限時間以内に止めないと小麦粉の入った風船が破裂して粉まみれになる装置の作り方と破裂の様子を紹介していた。粉塵爆発の可能性がある大変危険な装置ではないのか。

  • アニメのキャラクター「妖怪人間」に似た人がいるという視聴者の情報に基づいて、その人物を捜すという企画。人の容姿を好奇心の対象にする発想に違和感を覚えた。また、捜し当てた当該人物に取材の同意を得る際に、「妖怪人間」と表現していることなど企画の細部をきちんと説明したのか疑問が残った。その点についてもう少し具体的な説明を番組内で行ってもよかったと思う。

  • カルガモ親子の"引っ越し"に密着、という企画を放送していた。カメラマンをはじめスタッフが大勢で追いかけたことは、カルガモにとって大きなストレスになったのではないかと思った。カルガモはパニックを起こしていたかもしれない。離れたところから静かに見守るべきだと考えるが、もし、今回の番組のような形で密着するのであれば、子カルガモが溝に落ちたときには助けてやるなどしてもよかったのではないだろうか。

【ドラマ】

  • ドラマで、反社会的勢力から不当な要求を受けている被害者を、弁護士が「なすすべがない」と突き放し、その後被害者が警察に相談したかどうかは描かれなかった。また、いわゆるねずみ講に加担してしまった登場人物が、契約解除の申し出を拒否され、その場で暴力に訴えるなど、トラブルに遭った時の対処の仕方について、視聴者を惑わせる可能性があるのではないかと心配になった。また、結婚相手とその家族の経歴や資産状況を細かく調査したという、いわゆる"身上調査"について、当たり前のことのように描かれていたことに違和感を覚えた。

【その他】

  • 夏休み中は、子どもが普段より遅くまでテレビを見ている。美容整形などのCMの放送については、夏休み期間という事情を考慮してほしい。

  • 地方でテレビを見ていると、全国ネットの番組が最後まで放送されずに終わってしまうことがよくある。できれば最後の部分も見たい。何とかならないだろうか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、昭和の時代の実写映像の中に教師がパンツ一枚の生徒を背後から竹製の物差しでたたくシーンがあり、「愛のムチ」と紹介された。未成年者に対する暴行でしかない映像を扱うにあたっての配慮が不十分だ。

  • バスや鉄道を乗り継ぐバラエティー番組で、自転車で走行中に「止まれ」の標識が見えるのに一時停止しなかったり、安全確認しないまま横断歩道を渡ったりする場面があった。子供が視聴する時間帯の放送で、堂々と交通法規に違反するのはいかがなものか。

  • バラエティー番組で「熱さ我慢対決」として、蒸し器から出したてで熱々のメガネや帽子、Tシャツをいかに素早く身に着けるかを競わせていた。芸人たちが熱さに耐えながらやる様子を面白がる趣旨だ。子供が真似するかどうかは別にしても、何らかの悪影響があるだろう

【「要望・提言」】

  • 週末を使ったチャリティー放送に、私の孫たちは毎年のように、貯金しては寄付している。集まった金額は公表されるが、使途の詳細は明かされない。募金したお金がどこにどう使われているのかを明確に出してほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • 夜8時からのバラエティー番組でお笑い芸人にドッキリを仕掛けるコーナーがあり、下着姿のセクシーな女性が喘ぎ声を上げながら悶えるシーンが、繰り返し放送された。子供もまだ起きている時間帯に、このような内容は非常に不適切だと感じた。

  • 朝の情報番組の中で男性芸人が、おすすめの商品をフリップに手書きして紹介する際に、著名な清涼飲料の商品名(アルファベット)を、ボケでわざと一文字間違えて、アダルトサイトの名称を書き、ネタにした。夏休み中で、子供も見ている時間帯に流す内容ではなく、不適切なものだ。よく考えてほしい。

【「編成」に関する意見】

  • 23時台放送の連続ドラマを、まだ夏休み中なので遅い時間まで起きて家族で見ていたら、突然怖い映像が連続してあり、わが子がショックで夜眠れなかった。23時台でも起きている未成年者は多いので、このような映像のドラマは夜中にやってもらいたい。

2022年7月に視聴者から寄せられた意見

2022年7月に視聴者から寄せられた意見

安倍元首相銃撃事件の報道について、さまざまな観点から多数の意見が寄せられました。

2022年7月にBPOに寄せられた意見は2,743件で、先月から1,038件増加しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール85%、 電話14%、 郵便・FAX計1%
男女別は男性37%、 女性18%で、世代別では30歳代25%、40歳代24%、50歳代20%、20歳代16%、60歳以上10%、 10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、7月の送付件数は1,431件、49事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から40件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

安倍元首相銃撃事件の報道について、映像・音声の使い方、参院選への影響、政治家と宗教団体との関係の報じ方などさまざまな観点から多数の意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は55件、CMについては20件でした。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は139件で、前月から55件増加しました。
今月は「表現・演出」が54件、「報道・情報」が44件、「要望・提言」が10件、「いじめ・虐待」が6件と、続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • 安倍元首相銃撃の瞬間の映像を流すのはやめてほしい。旗に隠れているだけでまさにその瞬間の映像だったのでゾッとした。配慮に欠ける。

  • 銃撃の瞬間はすなわち殺害の瞬間。映像が相当にショッキングで動悸がおさまらない。インターネットで流れているのは知っていて、あえて見ないようにしていたが、テレビで何の前触れもなく流されたら自衛できない。

  • 元首相の冥福を祈る気持ちは私も同じだが参院選の投票日は二日後に迫っている。夜まで安倍氏の経歴を紹介したり過去の映像を流したりすることは自民党を利することになる。選挙の「公平性」は決してないがしろにすべきではない。

  • 参院選の投票前日に元首相銃撃の特集を放送した。意図はどうあれ特定政党の宣伝になってしまう。公平を保つために放送は選挙終了後にすべきではなかったのか。

  • 元首銃撃事件に使用された自作の銃の構造を、CGなどを用いて詳しく解説していた。見た人がまねて銃を作ることができるほどの再現性だと感じた。こうした情報の取り扱いには十分に配慮すべき。

  • 元首相銃撃事件の容疑者の供述として「元首相が教団と関わりがあると思い込んで」などと、実際には関わりがなかったかのような内容が報道されているが、現実には元首相が教団の関連団体にビデオメッセージを送っていたことが分かっている。これに対し全国霊感商法対策弁護士連絡会は抗議している。「一方的な思い込みによる犯行」と受け取られるような報道は止めるべきだ。

  • 情報番組のMCが「宗教の問題とまったく関係がない元首相に刃が向いた」と発言した。「まったく関係がない」と断じるなら相応の根拠を示すべきだ。

  • 野党幹部が教団の名称変更の経緯などに疑義を呈したことについて、情報番組の出演者が「パフォーマンスっぽいと思ってしまう」。事実とかけ離れた発言で不適切。

  • ラジオでアニメ主題歌を特集したが、うち1曲は参院選に立候補している漫画家の代表作であるアニメのものだった。作品のタイトルを紹介すればすぐにその作者の名前が連想されるため、意図していなくても候補者の宣伝になると思う。選挙期間中にこのような曲を流すのは不適切だ。

  • 開票特番の出演者がある党首へのインタビューで個人的な恨みを晴らしているように感じた。

  • ある局のいくつもの報道・情報番組に出演しているコメンテーターを選挙期間中、出演させなかったということは、その局がこの人物を特定の政党の関係者とみなしている証だと思う。普段、この局はその人物の考えを放送しているということになるのではないか。

  • 情報番組でタレントが新型コロナ感染症について「死者がいる以上、相応の対応が必要という議論があるが、それはほかの病気も同じ」と述べた上で「もはやコロナは心の病気だと思っている」と発言した。私の家族は今、自宅療養中で激しい咳などの症状に苦しんでいる。家庭内で介助や感染対策をしている人たちに冷や水を浴びせるような許しがたい発言だ。また、この発言が感染者やその家族への偏見を呼び起こさないか不安。

【バラエティー・教養】

  • 流行の先端を行くような中高生が体を張って希少な川魚を探したり、山越えの自転車通学について行ったり、また歴史や生物に造詣の深い若者の興味深い話に耳を傾けたり。彼らの姿は「今どきの若者」に対するイメージを大きく改善してくれる。ターゲットにしていると思われる若者の視聴者がいろいろなことに関心を持つきっかけとなることを期待したい。

  • 飲食店でシカの肉の「表面をさっとゆがいたレアなもも刺し」を食べるシーンを紹介した。ジビエの生食は食中毒で死亡するリスクがある。番組は「生食は問題ない」という誤解を視聴者に与える。

  • 揚げパスタ1本を折らないように相手の喉に入れ、入れられる方はむせないように我慢するというゲーム。「マネするなよ」というメッセージはあったが、事故につながる危ないものだと感じた。出演者のケガが心配になる演出はありえないと思う。

  • バラエティー番組の「24時間プラスチックに触らず生活できるか!?」という企画で、マスクの不織布にプラスチックが含まれているという理由で、出演タレントが友人とカラオケを楽しむという閉鎖空間でもスカーフで代用させていた。この時期 タレントの安全のためにもマスクは着用させるべきだったのではないか。放送の際に「安全の観点から例外」とすればいいだけ。何が何でもダメというのは人権侵害ではないか。

  • 世界の「面白動画」を見せるという番組。AIやディープフェイクなどの怖さを教えている身として、「つくられた映像」が十分な検証なしに、あたかも真実であるかのように放送されるのは問題があると考える。今後、編集画像で様々なニュースやインタビューがつくられてしまわぬよう危機感を持った方がいい。

  • 「霊的な現象」や「霊能力」としてさまざまな現象を紹介していた。これらの存在を積極的に肯定していると受け取られる内容を、影響力の強いテレビで放送するのは問題ではないか。長年にわたり社会問題となっている霊感商法等を助長し、さらなる被害者を生む結果とならないか心配だ。特に青少年に与える影響は大きいと思う。

  • 私は自閉症や吃音(きつおん)を持つ子どもたちと関わっている。番組で吃音の芸人が「帰れ、と言われて何分で帰るか」というドッキリのターゲットになっていた。ビデオで芸人の言動を見ているスタジオの出演者が「変なやつ」と発言、ナレーションではこの芸人のことを「奇人」と表現していた。同じ症状がある子どもたちが見たらどう思うだろうか。病気を笑うような内容は放送しないでほしい。

  • 仕掛け人である人気の女性天気キャスターがターゲットの芸人に「自分はあなたのファン、一緒に写真を」と依頼するが、芸人が近づくと「近いんだよ!てめえ」などと大声でののしり始める。人が怒鳴られる様子を見て笑うという神経が考えられない。

  • 「47都道府県○○スポットを一挙公開」というので、自分の地元にもスポットライトが当たるのかと楽しみにして見たが、実際に取り上げられたのは10県程度で地元は登場せず。裏切られた気分だ。自分のワクワクを返してほしい。

  • ロケ現場を自由に使ってスケートボードの技を競う企画で、植え込みの縁を滑走する選択をした人が何度も挑戦し、植え込みの植物をひどく痛めていた。見ていてとても不快だし、まねをする子どもが出てくると考えるとゾッとする。

  • パーソナリティーが紹介する楽曲について繰り返し「ばかみたいな曲」と評し、また歌い手を貶(おとし)めるような発言をしていた。大変不快だった。

【ドラマ】

  • ドラマで、幼少期に父親から受けたDVのトラウマを克服させるという目的で、仲間が本人の了承を得てわざと長時間、小突き回し、罵詈雑言を浴びせて耐えさせるというシーンがあった。「トラウマやPTSDは根性で治る、本人の努力で克服できる」といった誤った認識を植え付ける描写であり、不適切だと感じた。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組内の子ども番組を模したコーナーで、男女がヤクザ系の言葉を入れた唄を歌っていて、出演者の子どもたちが怖がっていた。教育上の問題があると思う。

  • 幼児が「おつかい」を初めて体験する番組で、1歳8カ月の男の子が少し離れたお隣さんに回覧板を届ける内容を放送した。子どもの発達の個人差について不安を煽る内容であり、出演する子どもには年齢制限を設けてほしいと思った。

  • ドッキリを扱う番組で、銭湯の浴槽に電気を流して痛がる様子を放送したが、いじめに見える。浴槽から出るのを妨害する役の人もいて、完全にいじめだと思った。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 安倍元首相が銃撃された直後のニュースで、現場を見ていた高校生とみられる女性2人にインタビューしていたが、顔と制服がそのまま放送されていた。インタビューするのはよいが、顔と制服は隠すべきではないか。

  • 銃撃の様子を目撃し、インタビューに答えた高校生とみられる女性は今後、自責の感情に苛まれます。目撃者のPTSDはあとから遅れて発症します。目撃直後に無遠慮にマイクを向けるのは二次加害です。必要なのはメンタルケアです。

  • 安倍元首相の銃撃のニュース。子どもが学校から帰宅する時間なのに、銃声音が入った映像や元首相が倒れて出血している映像を流す必要がありますか。子どもたちが目にしてしまい、すぐにテレビを消しました。

【要望・提言】

  • 各局で夕方の時間帯に、連続殺人などのドラマが再放送されている。「再放送するな」とはいわないが、子どもたちが夏休みに入っているのだから、内容を考えて放送してほしい。殺人を扱ったドラマが子どもたちに悪影響を及ぼすのではないかと危惧している。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組に、吃音症を持った芸人が出演した。その症状を見て、笑いを誘うような表現があり、吃音症の当事者として不適切だと思った。当事者のほとんどが子どものころに吃音が原因でいじめに遭っており、今回の表現はそうしたいじめの状況を助長するものだと思う。

2022年6月に視聴者から寄せられた意見

2022年6月に視聴者から寄せられた意見

参院選の選挙報道のあり方や、いわゆる「ドッキリ」で陰口を言うように仕向けてそれを本人に聞かせる企画などに意見が寄せられました。

2022年6月にBPOに寄せられた意見は1,705件で、先月から550件減少しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、郵便・FAX 各1%。
男女別は男性45%、女性18%で、世代別では40歳代28%、50歳代21%、30歳代20%、60歳以上13%、20歳代11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、6月の送付件数は675件、57事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から26件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

参院選を前に選挙報道のあり方についての意見が目立ったほか、陰口を引き出して本人に聞かせる、出演者の私物を本人に無断で「視聴者プレゼント」にするといったバラエティー番組の企画などに意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は51件、CMについては13件でした。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は84件で、前月から35件減少しました。
今月は「表現・演出」が24件、「低俗、モラルに反する」が11件、「いじめ・虐待」も11件で、「言葉」が5件、と続きました。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 参院選の目立った特番がなく、有権者が投票先を選択する上で必要な情報が、投票日より前に十分に報道されているとは思えない。各局、ゴールデンタイムに各党の政策の違い、与党の公約の達成状況などを伝える特番を放送してほしい。

  • 投票日前はさほど選挙を取り上げていない。放送業界が投票率を上げる努力をしないのは役割放棄ではないのか。放送業界の努力に期待している。

  • 党首討論で特定の政党の発言が「テーマから逸脱している」として司会者に遮られた。まだ到底「逸脱している」とは思えない段階だった。暴走を止めるために仕方がなかったとしても判断が早すぎると感じた。

  • 党首討論で司会者が党首の発言を制止していた。発言を終了させる権利はどこからきているのだろうか。

  • ネットの「底辺の仕事ランキング」という記事に批判が殺到し、その記事が削除された騒動を取り上げていた。信頼性のはっきりしない記事に基づいて取材、放送すること自体が職業差別を助長することになる。そのことを分かっていて取り上げたのであれば人の道に外れているし、分からずに取り上げたのなら能力不足。

  • 交通トラブルに起因する暴行事件の映像について。「被害者」とされる男性が明らかに挑発していて、「加害者」が悪いとは思えなかった。挑発した「被害者」の顔は隠されていたが「加害者」はそのままで名前も放送され納得がいかなかった。

  • 朝の情報番組で前日の地震について伝えた際、取材中に緊急地震速報の警報音が鳴っている場面を2度も放送した。テロップでは「昨日の速報音」と表示されたようだが、私は出勤準備をしていたので画面は見ておらず、大変驚いた。追い討ちをかけるように2度目が流され、生きた心地がしなかった。命の危険を知らせる音をこんなにポンポンと流すというのはいかがなものか。わざわざこの部分を流す必要はあったのか。

  • 猛暑、電力ひっ迫で日本中が節電に腐心しているが、そのニュースを伝える出演者はきちんとスーツを着て汗もかいていない。どれほどスタジオの冷房を効かせているのか。ネクタイ姿で「節電を」と言っても視聴者には響かない。冷房を弱め、半袖シャツ姿でニュースを読んでも礼儀に反することはない。考え方を改めるべきだ。

  • スーパーの節電を伝えるリポーターがタンクトップ姿だった。店の紹介には失礼でふさわしくない。暑くてももう少しきちんとした服装をすべきだ。

【番組全般・その他】

  • 国会議員のいわゆる「パパ活」疑惑を取り上げた際、それを楽しいこと、良いことと若者に思わせかねない部分があった。実際には性被害を受ける女性も多い。推奨される行為ではないということも強調すべきではないだろうか。

  • 情報番組中、「ランドセルが重い」という話題でMCが「タブレット端末があるのになぜ教科書を別に持たないといけないのか。今は書籍や漫画もタブレットで読めるのに遅れている」と発言した。学習端末によるいじめが報告され、私の子供が通う中学校の保護者の間にも心配する声がある。視力、学力が紙ベースの時より下がったという報告もある。ネットの無料漫画も年齢制限がないなど心配。自宅待機もなくなり学習端末を持つメリットが感じられない。番組としてもう少し思慮深い発言が聞きたかった。

  • 摂食障害を経験した元アスリートが、医師に入院と競技生活の休止を勧められたが、実家暮らしのまま、競技も続けながら病気を克服したと語っていた。苦しんでいる人たちの役に立ちたいという気持ちは素晴らしいが、この部分は残念。命に関わることであり、番組は「危険なので皆さんはまねをしないでください」と付け加えるべきだったと思う。

  • 芸能人の闘病体験の再現ドラマ。医師から「股関節に負担をかけないよう杖を使って」と指示された芸能人が、妻を心配させまいと「杖を使うがカッコイイものにする」と伝える。妻は「杖が『かっこいい』なんてダサい。病気を受け入れている感がある」。芸能人本人はこれを「励まし」と受け止めて杖を使わなかったというが、医師の指示に反する行動であり、また病気を受け入れて戦っておられる方々や杖を使用する方々に対して大変失礼。

  • 肥満の子ども2人とその父親が大量の食材を買い、調理して食べる様子を紹介するシリーズ。朝食にコンビニサイズの4倍だという巨大おにぎりとバナナ6本(1人分)を食べて「爆睡」していた。子どもたちが糖尿病になってないか心配になった。こうした様子をスタジオの芸能人が笑いながら見ている。いいのだろうか。

  • いわゆる「ドッキリ」で、タ―ゲットのタレント数人が囲んでいるテーブルから突然、天板を突き破って仕掛け人が飛び出し、ターゲットたちがいすから転がり落ちていた。1人は心配になるほど腰を強打していた。所属事務所が事前に了承していたとしても、実際の反応までは予測できない。以前にも同様の場面を目にしたことがあり、問題が多いと感じた。

  • 芸人数人に犬の着ぐるみを着せて「大型犬コンテスト」。MCが「吠えまねでカラオケ」「お題のことばを吠え声で」など課題を指示して採点、罰ゲームは「尻の嗅ぎ合い」や「ドッグラン」。その態度にも何かしら難癖をつけてさらなる罰ゲームを課し、笑いをとろうとしていた。全員が合意の上での演出とは推察されるが、それでもなお学校のいじめの風景を強く連想させる。いじめを助長しかねないと思う。以前から続くシリーズだが、今回はさすがに笑って見られなかった。

  • MCであるベテラン芸人が、ゲストでVTRを見て感想を述べる役割のお笑い芸人2人の顔に、番組冒頭で多量の墨汁をかけ、2人は汚れた顔のまま2時間出演した。かけられる側もあらかじめ承知しているとは思われるが、子どもが見た場合は誤解し、いじめを助長すると思う。また、人に痛みや不快感、驚きなどを与え、それを嘲笑する演出は、仮に出演者の同意があるとしても不快に感じる。

  • いわゆる「ドッキリ」。他人をだましてまで陰口を引き出して本人に聞かせ、それを面白いと思って放送する感覚はおかしいと思う。とても不快だった。

  • 陰口を本人に聞かせる企画で、仕掛け人役が中座した後の陰口は聞いていられないほどひどかった。仕掛け人役がふびんでとても悲しかった。人の心をどう考えているのだろうか。

  • 陰口を本人に聞かせる企画は出演者たちの今後の関係性にも影響するように見え、一ファンとして心配。

  • 「自分が二度見したことは」と質問された出演者が「たぶん、路上生活を始めた初日の人」と答え、その様子を滑稽なものとして笑いながら紹介していた。路上生活者をあざ笑うなどありえない。ほかの出演者やスタッフも笑っていた。この編集を許し放送したテレビ局の人権感覚を疑う。

  • 出演芸能人の私物を自宅から勝手に持ち出して本人の承諾なく「視聴者プレゼント」。本気で嫌がっているように見える。そのように演じているだけだとしても非常に不快だ。司会者が「マネージャーさんに協力してもらいました」と説明していたが、マネージャーが盗んだということなのか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 歌手や歌のうまい芸能人が、曲のサビ部分を歌って、1音でもミスすると失格、それを10曲連続で成功すると100万円もらえる番組で、司会者らが歌っている人をバカにする発言や暴言ばかりで、ほんとに耳障り、不快だ。そのひどい発言を笑い、全員で演者を攻撃ばかりしている様子はいじめとしか受け取れない。子ども達が真似し、いじめを助長する。
  • オムニバスドラマの2話目で、銀座の金持ちの頭に網をかぶせて捕獲する場面がある。人間の金持ちを家畜のように飼う内容で、道徳・人権に反していて差別的だ。人身売買を促進する内容で見ていて非常に不快だった。子ども達にも悪影響を及ぼすと思う。

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組の「2時間スペシャル」で、外来種を美味しくいただくとして、沖縄のタイワンハブを探すため、廃墟のような空き家の中に勝手に入りヘビを探していた。家主に確認したとのテロップ記載はない。子どもが真似したら困るし、不法侵入が疑われて不快な内容だった。
  • 大型犬コンテストと称して、芸人5人ほどに犬のような模様のタイツを着せ、犬の吠え真似でクイズに答えさせ、その解答が気に入らないと、罰ゲームとして懸命に遠吠えさせたり、犬の恰好で必死に走らせたりしていた。実際は、仲間内の芸人が合意のもと、やっていると推察されるが、それでも学生のいじめの風景を強く連想させる。いじめを助長しかねないと考える。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • お笑いタレントが、子どもに走り方を指導し、最後には、そのタレントを落とし穴に落として笑いにするドッキリがあった。子どもに演技させてまで、指導を踏みにじる場面を笑いにしたことと、それを見た子どもが、指導をあざ笑うことが面白いと受け取ることが、心配だ。

【「言葉」に関する意見】

  • 天気予報のコーナーで、女性キャスターが気象予報士と楽しそうに父の日について喋っていたが、親がいない子どももいる。気遣いがなさすぎてお手本になっていない。赤ちゃんポストを知らないキャスターなのか、そんなわけない。ニュース番組でそんなことをいうのは、いかがなものか。

2022年5月に視聴者から寄せられた意見

2022年5月に視聴者から寄せられた意見

バラエティー番組での「妻の脳内では夫は寄生虫みたいな感じ」という出演者の発言、「鬼講師」のスパルタぶりを強調した演出などに多くの意見が寄せられました。

2022年5月にBPOに寄せられた意見は2,255件で、先月と比較して607件増加しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話16%、郵便・FAX1%。
男女別は男性45%、女性15%で、世代別では40歳代26%、30歳代23%、50歳代21%、20歳代15%、60歳以上9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、5月の送付件数は1,152件、50事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から35件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

バラエティー番組出演者の「妻の脳内では夫は寄生虫みたいな感じ」という発言、芸能人の急死の報じ方、バラエティー番組での「鬼講師」のスパルタぶりを強調した演出などに多くの意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は39件、CMについては28件でした。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は119件で、前月から34件減少しました。
今月は「表現・演出」が25件、「いじめ・虐待」が23件、「マナー・服装」が19件、「非科学的な事柄」が16件、「報道・情報」が11件でした。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 誤送金問題の報道について。容疑者が小学校の卒業文集に書いた内容を報道していることは理解に苦しむ。小学生時代に書いたことと今を結びつけ、金への執着は「昔からの性根」と言わんばかり。人権問題ではないか。

  • 誤送金に新人職員が関わっていたと報じられていたが、新たな報道では、この職員は銀行に書類を持っていくよう指示されただけで、ミスの根幹部分には関わっていないという。この職員へのネットでの攻撃はすさまじく、個人名および写真が公開されている。報道がこのような状況を作ったといえる。

  • 誤送金によって一人の青年を犯罪者にし、その一生を激変させてしまったことについて町はどう考えているのか、どう責任を取っていくのかを取材すべきではないだろうか。

  • 急死した芸能人の自宅前から中継。方法や発見場所を具体的に説明。「自殺報道ガイドライン」にことごとく反している。

  • 芸能人急死の報道後、彼と年齢の近い知人が自殺念慮を口にするようになった。相談窓口の案内さえすれば免罪されるかのように報道しているが、報道の繰り返しが新たな自殺者を生むことを、報道機関として自覚してもらいたい。

  • 時々「いのちの電話」などを利用しているが、有名人の急死報道で紹介されるたびにつながりにくくなる。中には必要がないのにかけてみる人もいると聞く。必要な人が利用できるよう紹介を1回おきに減らすなど検討してほしい。

【番組全般・その他】

  • あるラジオ情報番組のコメンテーターは特定の国会議員が大嫌いのようだ。その議員の「脱マスク」発言を取り上げたニュースについて「彼に必要なのはマスクより猿ぐつわ。後ろ手に縛りあげてボコボコにしたい」「ふざけるな、このバカたれが」などと発言。個人的な悪感情をラジオという公の場でむき出しにするのは不適切。

  • ニュースを解説するバラエティー番組で中国と日本のアニメーターの「平均月収」について「中国52万円、日本19万円」と伝えたことに対して、Twitterで中国人のアニメーターらが「うそだ」と指摘、給与明細の画像が公開されたりしている。「中国52万円」は「ごく一部の人」の給料であって、全体の平均は日本と同じレベルかそれ以下だという。誤った情報を放送すべきでない。

  • 高校サッカー部の暴行問題で学校関係者を生出演させてその一方的な意見を放送し、問題が限定的であるかのような印象を与えた。後日、その学校関係者の番組での発言にうその内容があったと指摘されている。公平な取材に基づく放送が行われたとはいえない。

  • 「マナー講師」が相手を叱りつける、明らかにパワハラと思われる行為を面白おかしくナレーションを付けて放送した局に不快感を覚えた。局のモラルを問う。

  • スパルタマナー講師が相手を面罵(めんば)する演出。これが放送されたということはこの内容を放送局が容認したということ。放送局の時代遅れな体質、偏見、おごりを感じた。講師個人ではなく、この演出を笑いとして制作した放送局にがく然とした。子どもたちも見る人気の番組だからこそ視聴率だけを求めるのではなく、もっと真摯(しんし)に価値ある番組作りをしてほしかった。視聴者に寄り添う温かい気持ちを感じない番組だった。

  • バラエティー番組で「認知科学評論家」の出演者が「妻の脳内では『家庭』は『自分の領域』。そのルールが適用されるので世間のルールは通用しない。(夫である)皆さんは寄生虫みたいな感じ」と発言した。男女を入れ替えて「夫から見て妻は寄生虫みたいなもの」という内容であれば放送できるわけがない。ということは適切な内容ではない。笑えればいいというものではない。

  • 「妻の地雷を踏まない方法スペシャル」で夫を「寄生虫」呼ばわり。出演した男性タレントたちが披露したエピソードは男女が逆ならモラハラ、DVと非難されるようなものばかりだった。

  • お笑い芸人がラジオの生放送で、最近自身が健康診断代わりに受けたという「検査」について「脳に傷ができているそうなので砂糖玉を舌下において癒(いや)す」「特殊なもので単なる砂糖玉ではない」「検査含めて4万円」などと詳細に説明していた。法に抵触する医療行為を推奨するような内容だ。「砂糖玉」などいわゆる「ホメオパシー医療」について日本学術会議は「治療効果は科学的に明確に否定されている」との会長談話を出している。公共の電波でこうした情報を提供するのは不適切ではないか。

  • 父親が「柔道の指導」として17歳の娘にヴィーガン(完全菜食主義)を勧め、高校入学以降、肉、魚、卵、乳製品を一切とらせていないという。柔道の成績が上がったことをヴィーガンの効果として語っていたが、青少年の場合は身体への悪影響が非常に大きい。間違った知識がテレビで流布され、それを見た知識のない親が子どもに与える苦痛を考えると看過できない。

  • 私は内科医。番組で「オフィスで次々に人が倒れた。原因はある人の皮膚から出た有毒ガス。パトム/PATMという症状」というケースを、実際に起こりうることとして描いていた。医学的にはPATMという疾患は認められていないし、次々と人が倒れるような濃度の有毒ガスが人の皮膚から出るはずがない。

  • いわゆる「おバカタレント」の誤答・珍答を嘲笑する番組は見ていて不快。学習障害などの人に対する配慮・理解が失われると思う。

  • 人気俳優に密着取材した番組で彼の喫煙シーンが何度も放送され、喫煙に対するポジティブなメッセージになっていると感じた。

  • ワイドショーで「『新人は30分前出社』という自社のルールに疑問」という視聴者の投稿を取り上げ、出演者が「自分なら従う」「従わない」などの意見を述べ合って終わった。人間関係や恋愛の問題ならこれでもいいかもしれないが、この問題は賃金、労働時間など法令にも関係する。専門家を交えてトークするなどすべきで、素人の雑談で終わらせるのは不適切ではないか。

  • 寿司を毎日食べるという評論家が、ある大手回転寿司チェーンのメニューをランキングしたという内容だったが、紹介した6品中、3品が「明日発売」。不適切だと思った。

  • コンプライアンスが厳しくなってやりにくい、という出演者や制作者の発信がある。確かに規制の行き過ぎを感じることもあるが、出演者・制作者が視聴者との価値観のズレに気付いていないから、という場合もあるのではないか。実際に新しい価値感でネタを作って結果も出している若い芸人たちがいる。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 夫婦関係にまつわるトーク番組で、脳科学者の「みなさん(夫)は寄生虫」発言があった。番組全体を通して、妻の要求は全て正しく、夫に対してのモラハラ・パワハラは笑いごととして看過されるべきという内容。社会経験が少ない母親などが影響され、自分のワガママを許さない夫に責任があるとして、児童虐待、ネグレクトを正当化する材料にもなり、罪のない児童の虐待死につながる可能性も考えられる。公共のテレビで放送する危険性を考慮すべき。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • あるゲーム番組で、連勝中の特定の出演者が負けるように仕向けることを“キャンペーン”と称し、「負けろ」「空気を読め」等の貼り紙を貼るなどしていた。実力で良い成績を残した人を妬み、いじめてもいいという印象を与えており憂慮する。

【「非科学的な事柄」に関する意見】

  • 特撮ヒーロー番組で、政府特務機関(味方組織)が、敵組織の戦略的人類退化政策から国を守るため、「体内の“悪魔”を取り除く」スタンプの押印を義務化するという描写があった。その見せ方が、最近の新型コロナウイルスのワクチン接種と酷似している。政府特務機関はヒーローと悪魔を戦わせ、国民たちに不安の危機感を煽り、そのスタンプ押印希望者を増やすマッチポンプをしていた。接種への皮肉もしくは警鐘を鳴らしているのだろうが、陰謀論者による反ワクチン描写のようにも思えるので、これを朝の子供達が見る時間帯に放送されていて心配になった。

【「マナー・服装」に関する意見】

  • 女性マナー講師が番組ADにスパルタ式にテーブルマナーを指導していたが、言葉遣いも悪く見ていて気分が悪かった。相手を追い込み威圧する高圧的な態度は許せない。子どもも見ている時間帯で、教育上よくない。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 芸能人の訃報について。直接的な言葉を使った報道に耳を疑い、ひどくショックを受けた。WHOの自殺報道ガイドラインを認識しているのか。厚労省が注意喚起したのは明らかに特定の番組に向けてだ。翌日に反省の言葉もなく、続報を流す姿勢にも大きな疑問が残る。子ども達も多く見ている時間、視聴者への影響をよく考えるべきだ。

2022年4月に視聴者から寄せられた意見

2022年4月に視聴者から寄せられた意見

エレベーターでの防犯対策として推奨される女性の行動に不快感を示した男性芸人の体験談に「不適切」などの意見が寄せられました。

2022年4月にBPOに寄せられた意見は1,648件で、先月から69件減少しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール79%、電話19%、郵便・FAX 各1%。
男女別は男性41%、女性24%で、世代別では40歳代27%、50歳代23%、30歳代19%、20歳代13%、60歳以上12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、4月の送付件数は856件、54事業者でした。また、それ以外の放送全般への意見の中から24件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

女性にエレベーターを譲られたことを男性芸人が「不快な体験」として披露したことについて、防犯対策として警察も推奨する行動であり不適切という意見が寄せられました。またバラエティー番組で過去のテレビドラマを、主演の男性タレントが存在していなかったかのように紹介。これについて、大手芸能事務所を退所したこととの関連を懸念する意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は49件、CMについては21件でした。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は153件で、前月から49件増加しました。
今月は「いじめ・虐待」が43件、「低俗、モラルに反する」が33件、「表現・演出」が25件、「人権」が18件、「暴力・殺人・残虐シーン」が8件でした。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 発言内容が取り沙汰されている講義で実際に使われた「無垢」、「生娘」、「シャブ漬け」などの言葉を、ある放送局は別の言葉に置き換えていた。もし放送上不適当と判断したのなら行き過ぎで間違っていると思う。それらの言葉が不適当かどうかは視聴者やリスナーの判断に任せるべきだ。もし政治家の発言であったとしたら、誤った内容を視聴者に伝えることになる。大きな問題だと思った。

  • ヒグマが人を襲ったり目撃されたりしたニュースで、キャスターが「小学生は登下校時にクマよけの鈴をつけて」と呼びかけている。専門家の意見だとは思うが、おととし私は、鈴をつけていてクマに追いかけられた。ツキノワグマには有効かもしれないが、好奇心の強いヒグマには有効ではない。人の気配があっても出てくるクマは、人間の廃棄物を食べた、もしくは人を襲った経験があると思った方がいい。クマよけの鈴は「エサがある」という目印になるだけだ。数年前まではロケット花火や爆竹なども有効だといわれていたが、銃で仕留め損ねたシカを食べた経験から、今では火薬の匂いをエサと勘違いして近寄ってくる。クマよけの鈴をつけていれば安心だと思わせる報道は危険。

  • 放送局の社外取締役の一人が県議会議長。政治家が社外取締役では公平性に欠けるのではないか。また、地元選出国会議員の後援会への勧誘を副知事が県幹部に依頼していた事件について、この放送局は国会議員の名前を伏せて報道した。これも中立性に欠けるのではないか。

【番組全般・その他】

  • 「離婚後の親権の問題を考える」という番組のゲスト2人が共同親権に否定的な弁護士や学者で、離婚後に子どもとの面会交流ができないのは「別居親に問題がある」という印象を与える内容だった。同居親が不倫をして他方親の同意なく子を連れて転居(実子誘拐)するようなケースもある。

  • 性犯罪への対策のひとつとして、警察などは男性と二人きりでエレベーターに乗り合わせないよう女性に注意喚起している。それに従ったと思われる女性の行動について、男性芸人が「不快に感じたので脅かしてやろうと思った」という主旨の発言。これを自慢げに話すなんてどうかしている。ネタとしてOKを出し放送したテレビ局もおかしい。

  • 女性にエレベーターを譲られたことを男性芸人が「不快な体験」として披露。腹いせによる報復をおそれて男性と同乗し、犯罪に巻き込まれるなどの影響がありそうで心配だ。大変有害な内容だと思った。人気のある芸人の発言なので「怖がってはいけない、男性に配慮しないといけない」と思う子どもも出るかもしれない。

  • バラエティー番組で過去のテレビドラマを、主演の男性タレントが存在していなかったかのように紹介した。主演俳優が誰なのかは少し調べれば分かることで、単なる勘違いではないはず。大手芸能事務所に忖度(そんたく)して退所したタレントを起用しないなどの行為がいまだになくならないことについて調査してほしい。

  • 過去に公正取引委員会が元SMAPメンバーの扱いについて注意をしたが、大手芸能事務所の退所者への不当な扱いは一向に改善されない。事実を歪めてまで放送することが政治的な内容にまで及ぶことが懸念され、視聴者としては放送が信頼しにくくなる。

  • 「都市伝説」と銘打ってはいるが、世界情勢に乗じてデマを広めているだけだと感じた。稚内市内の看板などのロシア語表示をロシアの脅威と関連付けたり、プレゼンターが「日本が大きな自然災害に見舞われた時にどさくさに紛れて(外国に)攻め込まれるのが怖い、乗っ取られる」などと発言したり。公的なメディアで流すのは適切ではないと思う。関東大震災ではデマによって朝鮮人が虐殺されている。また、「バイデン(米大統領)はAI」という発言もあったが、もはや「都市伝説」ではなく危険な「陰謀論」。それを助長する内容はいかがなものか。

  • 私は電気設備の技術者。紀行番組のエンディングでスタジオの芸人を「メキシコの電気ビリビリマシーン」に感電させているが、子どもがこの企画を見て興味本位でコンセントに金属棒を突っ込んだらどうなるだろう。取り返しのつかないことになる前に即中止すべき。

  • 愛媛県の銘菓の特集で、飲食店を経営する友人が取材を受けた。放送日に従業員と常連客が集まり、店がいつ登場するかとテレビ画面を凝視していたが、最後まで触れられないまま放送が終わった。気落ちしている友人がとても気の毒だ。事前に「放送しないことになりました」と一言連絡するなどできなかったのだろうか。

  • セキセイインコに首輪をつけ、肩に乗せて散歩する飼い主。他人の飼育方法についてどうこう言うつもりはないが、「鳥博士」として取り上げ、その危険な飼育方法を紹介するのは番組としてお粗末。鳥は驚くとパニックを起こし飛び立とうとする。ひもに絡まれば脚の切断、絶命にもつながる。誤った知識を広めるのは罪。専門家の監修を受けるべきだ。

  • 「旧家に眠るお宝 一挙に売ります」という企画。テレビ番組が数百~数千万円の高額美術品の売買を仲介するような行為に問題はないのだろうか。

  • バラエティー番組で芸人が包茎をネタにする。何が面白いのかわからないが、人の身体的欠陥(ネタにしている人はそう思っているのだろう)で笑いを取ろうとしている。次の日、学校でいじめに遭うんです。なかなかしんどいです。芸能事務所やテレビ局にメールしたけど返信はない。「表現の自由があるのでやめなくてもいいのかな」「死なないと取り合ってもらえないのかな」たくさんの疑問が湧く。僕がテレビを見ないことは簡単なんですけど、いじめてる人に見させないことはできない。これをネタにしないと生きていけないくらいの芸人はいなくなれ。親に申し訳ないのでこんなことで死なないとは決めてるけど、本当にしんどいよ。それでも聞きたい、僕が死んだらこのネタ、放送しないようになりますか?

  • 海外生活が長く、帰国後に日本のバラエティー、お笑い番組を見てがく然とした。人をののしる、冷やかす、ばかにする、たたく、そういったことで笑いを取っている。信じがたい光景で欧米ではあり得ない。他に笑いを取る芸がないのであれば、芸人の質がたいへん落ちているということだと思う。人のアタマをたたく笑いなど、海外では「芸」ではなく犯罪だ。

  • BPOの「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解は評価する。しかし、テレビ番組が規制されるほど、YouTubeなどに過激で危険な動画が増え、再生数が伸びる(収入になる)のも現実だ。BPOは、テレビ番組を規制した先のことも踏まえた対策をしてほしい。

  • BPOが罰ゲームや暴力について否定的な見解を示したが、大人が子どもをしっかり教育できなくなっているだけ。放送がけしからんというのは責任を放棄している大人の意見。犯罪を助長してはいけないが、そうでない暴力的な内容は、それがいやな人は見なければいいし、子どもたちにはちゃんと教育すればいい。

青少年に関する意見

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • アイドルグループの1人が他のメンバーそれぞれにドッキリを仕掛けるという企画で、最後に発案者が全てを受ける逆ドッキリを仕掛けられるという内容。一人一人のドッキリは体を張るものも多少はあったが、健康にはある程度留意していたのかと思う。しかし最後に番組側からドッキリ全てをかけられる場面はいじめにしか見えず、とても笑えなかった。子どもが他者を傷つける言動や危険行為を「面白いこと」として捉えることを助長している。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 中高生等も見る時間帯に、AV女優を出演させて整形について語らせていた。この方を知らない人もネットで検索すれば、裸の画像や動画がすぐに出てきてしまう。やるなら夜中の時間帯に放送するべきではないか。そして最近よく特集される整形についても、安易に放送するのはあまり良くないと思う。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 特撮ヒーローもので、主役の1人が普段は大人しく優しい男性なのに、恋人が傷つけられて「彼女を傷つける奴はどんな人間でも絶対にゆるさない」と、悪人を殺してしまったのは残酷だ。悪人も、毎回普通の人間が敵の親玉に操られているだけなのに、どうして改心させたり救ったりせず、容赦なく殺してしまうのか。あまりにも残酷すぎて子ども番組とは思えない。

【「人権」に関する意見】

  • お笑い芸人が「エレベーターで先に待っていた女性に譲られ、1人で乗った。怪しまれたと思ったから腹が立ってもう一回降りて脅かしてやろうと思った」と発言した。話を誇張している可能性もあるが、このような犯罪を助長するような発言で笑いを取ろうとすることに、人権侵害を感じる。性犯罪を少しでも助長するような発言、またそれを軽視する発言を放送していいとは思えない。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 最近ウクライナ紛争で報道が過熱していて、視聴率アップを狙ってなのか死体の映像を各メディアで流している。深夜ならまだしも、子どもが見るであろう朝や日中にも頻繁に映像を出している。いつから死体の映像が解禁されたかわからないが、あまりにも凄惨な映像にショックを受けている。放送倫理として如何なものか。放送時間帯を制限するなど規制が必要だと思う。


2022年3月に視聴者から寄せられた意見

2022年3月に視聴者から寄せられた意見

深夜のバラエティー番組出演者の発言について「セクハラ」や「差別」を指摘する意見が多かった。また、ウクライナ人ゲストへのラジオ番組出演者の発言に対して「配慮を欠く」などの意見が寄せられた

2022年3月にBPOに寄せられた意見は1,717件で、先月と比較して213件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール 82%、電話 16%、 郵便・FAX各 1%
男女別は、男性40%、女性22%で、世代別では40歳代 27% 、30歳代 21%、 50歳代 20% 20歳代 14%、 60歳以上 12% 、10歳代 2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は922件【55事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から23件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

深夜のバラエティー番組出演者の発言について「セクハラ」、「差別」と指摘する意見が多かった。また、ラジオ番組出演者のウクライナ人ゲストへの発言に対して「配慮を欠く」などの意見が寄せられた。ラジオに関する意見は87件、CMについては27件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は104件で、前月から12件増加した。
今月は「低俗、モラルに反する」が23件、「いじめ・虐待」が18件、「表現・演出」が14件、「差別・偏見」が12件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 電話出演したウクライナ人ゲストに対し、スタジオ出演者が「ウクライナが抵抗を続けることで死者が増えている」「『無駄死に』させたくない」などと発言、ゲストが取り乱すまでに至った。発言のもとになっているのが、ウクライナの人々の命を心配する気持ちであることは分かるが、心配していることを表現するに留めるべきであったと思う。

  • 有名タレントの名を冠した「緊急生放送」番組。「ゼレンスキー、プーチン両大統領の素顔に○○(タレント名)が迫る」などと予告していた。ウクライナ情勢について専門家の意見は他の番組で聞いていたので、より視聴者に近い彼の意見が聞きたいと思って番組を見た。ところが彼の発言はほとんどなく詐欺にあったような心持ちだった。番組タイトルは視聴率を取るためのものだったのか。

  • 2月に新型コロナに感染し復帰した情報番組の司会者が「『しばらくは抗体価が高いのでワクチンは今だと打ち損になる』などと聞いたので3回目はまだ接種していない」と発言した際、コメンテーターの一人が強い口調で「打ってないの?番組の代表であるMCが3回目打ってない」と非難した。テレビでワクチン接種を推奨することを悪いとは思わないが、未接種者を責めるような内容を放送するのはいかがなものか。

  • 学校でのいじめの問題を取り上げていた。27分間の番組で全てを表現するのは難しいとは思うが、いじめが犯罪であることが強調されなかったことに危機感を覚えた。やはりこのことが社会的に認知されていかないといじめ、自殺者は減らないと思う。でも放送することは非常に良いこと。次回はもっと良いものになることを願っている。

  • 子宮頸がんワクチンの積極的接種が始まるという特集が放送されたが、約9年前、何の医学的根拠もなく副反応の不安をあおる報道がなされた。生命を守るための国の政策であるにもかかわらず、当時の報道にはそれを中止させようという意図があったはず。放送局は毎年子宮頸がんで亡くなる人の数字をどう見ていたのだろうか。今回、メディアとして反省がはっきりと示されなかったことに憤りを覚えた。

  • 成人式会場周辺で暴走行為をした疑いで逮捕された新成人が「日本一派手な成人式にしたかった。捕まったのは残念だがテレビに映って日本一なので満足している」と供述。暴走行為を放送するテレビ局は「彼の愚行を誘ったのは自分たち」という自覚を持つべきだ。

  • ニュース番組の「野菜泥棒」「さい銭泥棒」の取材方法、放送内容について。無人野菜売り場や神社にカメラを仕掛け、スタッフがまるで探偵のような行動をとって盗んだ人物に詰め寄り、警察に現行犯で逮捕させる。犯罪者を作り上げているようなやり方だ。泥棒が絶対にいけないのは当然だが、人権はどうなるのか。テレビ局、報道というものはここまで許容されるのか。

  • 私は視覚障害者。ニュース番組の外国人のインタビューが、音声は原語のまま、日本語訳は字幕のみというケースがあり困っている。ロシアの戦争の情勢を知りたいと思っても、緊迫している雰囲気は想像できるが発言の中身が分からないので、ただただ不安を煽られているように感じることも多い。「吹き替えではニュアンスが変わってしまう」という意見も聞くが、聴覚に頼る人のためにぜひ吹き替えをつけてほしい。

  • 外国人のインタビューの日本語訳は、吹き替えではなく字幕で示してほしい。視覚障害者向けの吹き替えは副音声に入れてほしい。吹き替えでは話し手の元の発言が聞き取れず、誤訳、改ざんの可能性も否定できなくなる。

  • この報道・情報番組に出演しているのは、MCもコメンテーターも皆同じ考えを持つ人ばかり。反対意見を持つ人を出演させて番組内で議論するのなら理解できるが、これでは一方向に誘導されているように感じてしまう。

【番組全般・その他】

  • スタジオに水着姿の女性を並べて「品定め」。尻の大きな女性を例えて「ホッテントット」。「胸の張りで生理の前か後か分かる」には背筋がゾッとした。共演の男性タレントにも自慰の頻度を言わせるなど屈辱的なセクハラ。出演者とスタッフによる公開セクハラ、人権侵害だ。

  • スタジオに水着姿の女性を並べて「品定め」。さまざまなハラスメントがあった非常に不快な内容だった。「お色気」がよくないのではなく、異性や他者への敬意に著しく欠け、その尊厳を傷つけていて、大きな問題があると感じた。

  • タレントたちにニュースを解説する番組の「日韓関係SP」。全編が韓国を蔑視する論調で見るに堪えないものだった。こんな差別的な番組を放送していいわけがない。

  • タレントたちにニュースを解説する番組の「日韓関係SP」。日本の公式の立場を全く考慮せず、韓国側の主張に基づいて解説している。

  • 何らかの理由で歯が少ない一般の人をスタジオに集め、タレントたちが滑舌などを手掛かりにして歯の本数を当てるというゲーム。人の身体的欠損を笑う悪趣味な企画だった。気分が良くないし倫理的にどうかと思う。

  • 教員をしていて、東京大学をあがめるような番組の影響を子どもたちが少なからず受けている気がする。難関校に行きたがるが「将来自分が何になりたいか、何を学びたいか」については深く考えていない。「学歴ではなく何を学ぶかが大事」と諭すと、「学歴が悪いと馬鹿にされる」と答える生徒までいた。テレビで過度に学歴を誇張すると、それが社会に広まっていったり、子供たちの視野を狭めたりするのかなと感じた。

  • 何十年と放送が続く人気アニメでは、母親はみな専業主婦、父親は会社員。性別によって役割を決めつけ、そのイメージを子どもたちに洗脳のように植えつけている。ジェンダーギャップで日本が世界から取り残される下地になっていると思う。子どもたちに「ジェンダーギャップを助長するからこの番組は見ないで」とは言えない。何かを変えていかないと世界との溝は埋まらない。

  • サッカーW杯アジア最終予選。日本が勝てばW杯出場が決まるという試合なのに、地上波で放送する局が一つもない。がっかり。

  • 飲食店を紹介する番組を見て店に行った。放送では「一人前2,800円」だったが実際には1人1万円。ほかの客たちも皆同額だったので仕方なく支払った。制作している局にメールで事情を知らせたが何の返答もなく、この店はその後も何度か紹介されている。いくらバラエティー番組であっても情報は正しく伝えてほしい。他の店の情報も嘘っぱちなんだろうと思ってしまう。

  • 出演者がある場所の写真を渡され、写真から読み取れる情報をスマホで検索しながら、いかに早くその場所にたどり着くかを競うゲーム。約45分間のこの企画のかなりの部分が「歩きスマホ」で目的地に向かう出演者の姿で、強い違和感を覚えた。歩きスマホの女性が踏切で亡くなった、あの悲惨な事故を思い出した。

  • タレントが旋盤で「寸胴なべ」製作にチャレンジ、手袋を着けたまま回転部に手を近づけたり、回転する寸胴に触ったりしていた。一歩間違えば指や腕を失う非常に危険な行為。製造業に携わる者からすれば放送できるレベルではない。視聴者が参考にしたら危ない。

  • 大学院で脳の病気について研究している。番組でタレントがフィギュアスケートに挑戦、転んでリンク氷面で頭を強打した。「30分後、復活」と練習を再開していたが、この対応は非常にまずい。たとえヘルメットを付けていても危険な場合がある。タレント本人の健康を考えるとすぐに病院に行って検査を受けるべきだった。

  • 一部の放送局が視聴者意見の電話を、「0570」で始まる有料サービスでしか受け付けなくなった。公共の電波を使って放送事業を行う者が、視聴者からの意見に料金を課すというのは良くない。視聴者の意見に耳を傾けないという姿勢を取っているかのようだ。従来の番号に戻してほしい。

青少年に関する意見

【「低俗、モラルに反する」】

  • グラビアアイドルを集めて女性の体のことを揶揄、その女の子達に対する利きおっぱい、生理は匂いでわかるなどの際どいセクハラ発言。また男性МCに月に何回自慰をするのか聞くなど、男女双方にセクハラを感じた。「この時代において、尖ったことをやろう」というテーマなのだろうが「尖ったこと」とは女性軽視なのか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 「人の普通の行動、クセを許せるかどうか」の基準を作るという企画、意見の不一致があれば階段を落とされ熱湯に入れられるという罰ゲーム。人の生まれながらの笑い方について笑い、怖い、許せない、気持ち悪いなどの悪口を平気で言う。笑い方が似ている娘はショックでトラウマになりそうと言っている。人のちょっと変わった特徴を笑うだけでなく、蔑み、許せるかどうかの基準を作るのはいじめにつながる。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 占い企画で、「29日生まれは嫌われる、人に好かれない」という発言。自ら鑑定を望んだ人に対してはいいと思うが、学生はちょっとしたことでイジメや揉め事、派閥が生じるデリケートな時なのに、いくら占いとはいえ、無神経に倫理観を欠いた発言と番組作りだ。

【「差別・偏見」に関する意見】

  • あるドラマの内容…主人公が住むアパートに越してきた青年には「連続幼児殺人事件の犯人・元少年A」とのウワサがあり、そのウワサをSNSに流していたのは、わが子を犯罪で失った過去のある管理人だった。犯罪を憎むあまりの過激な行為だが、ドラマの結末は「誤解も解け、全てを水に流してめでたしめでたし」となっていた。だが管理人の行為は反省すれば許される程度のことではない。「SNS上での人権侵害行為には懲役刑も適用され得る」と法律の改正案が決定されたばかりだ。いくらドラマでもあまりにも安易な終わり方だ。小学生の孫たちは「面白かった!」と見終わった後で言っていた。「人権を侵害する行為は決して許されず、厳しく罰せられる」ということで結んでほしかった

【「言葉」に関する意見】

  • 外来語など横文字の言葉のイントネーションがおかしくなっている。語尾を上げる「アクセントの平板化」が横行している。タレントは仕方ないにしても、最近はアナウンサーまでこの傾向が強い。国際社会に出てゆく子どもに正しい日本語を教育しなくては日本が恥をかくことになる。少なくともアナウンサーが正しい日本語を話すように、指導を徹底してほしい。

2022年2月に視聴者から寄せられた意見

2022年2月に視聴者から寄せられた意見

特定の政党の関係者が番組にレギュラー出演していることについて「バランスを欠く」などの意見が多かった。

2022年2月にBPOに寄せられた意見は1,504件で、先月と比較して539件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール86%、電話13%、郵便・FAX 1%。
男女別は男性41%、女性19%で、世代別では40歳代27%、50歳代23%、30歳代23%、20歳代12%、60歳以上11%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は806件【49事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から17件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

特定の政党の関係者が番組にレギュラー出演していることについて「バランスを欠く」などの意見が多かった。
ラジオに関する意見は47件、CMについては26件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は92件で、前月から42件減少した。
今月は「表現・演出」が21件、「低俗、モラルに反する」が18件、「いじめ・虐待」が8件、「報道・情報」が8件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 政党の創設者である人物を「一般人、私人」の扱いで多くのテレビ番組に出演させるのはその政党に利益を供与していることに他ならない。特定の政党を利するような番組作りをするのは問題だ。

  • 北京冬季五輪での羽生結弦選手のジャンプについて「国際スケート連盟(ISU)が初めて4回転アクセルと認定した」などと報じられているが、これは正しい情報なのだろうか。ISU は通信社AFP の Fact Check に対して「羽生の4回転アクセルは成功しなかった」と回答している。

  • 養鶏業者を紹介する中で「エサは遺伝子組み換えを行っていない安全なものにこだわっている」と説明していた。「遺伝子組み換えは安全ではない」という主張は公的かつ科学的に検証された知見とは異なり、遺伝子組み換え作物を生産・販売する者を不当に貶(おとし)め、不利益を与えるおそれがある。報道するならその業者独自の見解であることが分かるように強調すべき。あたかも一般論として「遺伝子組み換えが安全ではない」という前提が存在するかのような印象を視聴者に与え不適切だ。

  • 児童虐待の報道は必要ではあるが、ただただ悲惨なストーリーを放送する「エンターテインメント」番組になっている。事件を伝えるだけでなく、虐待を防ぐためにどうするべきか、どれだけ重い罰が科されるかなど次の被害者を出さないための内容が必要だと思う。また、自殺のニュースの後に相談窓口を紹介するように、「『虐待かも』と思ったらこちらへ」と通報先を紹介して視聴者の協力を仰ぐなどすべき。

  • 政治討論番組で元首相と特定政党の関係者が、対立意見のない場で「核シェアリング」の有用性を説明。これまでにも特定政党寄りの発言があるなど公平さに疑念を持っていたが、今回は「危険」。

  • メディアが特定政党の一方的なアナウンサーとなっている。情報番組で地域のコロナ対応や死者の多さという問題を提起していたが、出演した知事の弁明を番組が肯定するなどひどい有様だった。不偏不党、公平な報道がなされるよう厳しくチェックすべきだと感じる。

【番組全般・その他】

  • 「車でのドライブを楽しむ犬猫」というテーマで座席やダッシュボードでくつろぐ犬猫の動画を紹介していたが、車に乗せる際はケージなどに入れるべきではないだろうか。動物が予期せぬ動きをして運転の支障になることは十分ありうる。「助手席のインコに気を取られて」という死亡事故があったばかり。

  • 放送局が社の方針としてSDGsを標榜しながら、大食い企画で食材を無駄にする矛盾。視聴者をばかにしているとしか思えない。恵まれない人たちやその支援に奔走する人たちに胸を張って番組を見せられるのか。

  • ロケ中の店内の商品が盗品ではないかと心配になり始めた出演者が、共演者に店の住所を質問し、教えられた地名を心配そうに反すう。このロケ映像を見ていたスタジオ出演者らが大笑いして「○○(地名)は関係ある?」「よくないよ」「いらんこと言うな」とはやす。そこに住んでいる人を犯罪者扱いする内容。カットすればいいだけなのに、あえてその地域を笑いものにしている。

  • 出演者から悩みを相談された共演者が「もう遅い」という意味で「ステージ4になってから来るんだもん」「手遅れ、末期ですね」と発言、スタジオが笑いに包まれる様子がテロップ付きで放送されていた。がん闘病中の身内がいる者としてはブラックジョークの範ちゅうを超えている。

  • 罰ゲームで鼻にフックをかけられて痛がる芸人の顔を、共演者が「『ゲルニカ』っぽい」と表現、テロップでも「ピカソの名作」と説明していた。これはスペインのゲルニカ地方への無差別爆撃をテーマにした作品。たとえとしてふさわしくないと思う。

  • ギャンブル好きの芸人が自分たちの体験をこじつけで解釈し、ギャンブル依存を肯定的に表現して笑いにしている。依存症患者の家族の苦しみに全く配慮していない。

  • 同じスタジオでトークする出演者たちが相次いで新型コロナに感染。そろそろテレビ業界も出演者にマスクを着用させてはどうか。視聴者から称賛されたり話題になったりしてむしろ良いのでは。もうアクリル板だけでは無理なことが明らかなのではないのか。

  • バラエティー番組で自衛隊の武器や装備を楽しげに紹介している。国民を守るために必要なことは理解できるが、これらは敵を殺すための殺人装置でもある。たとえ敵でも家族がいる同じ人間だ。見ている子どもたちに何を伝えようとしているのか。戦車や戦闘機や銃やミサイルなど、少なくとも楽しく紹介するような性質のものではないと思う。ロシアがウクライナに侵攻して多くの犠牲者が出ており、多くの方が悲しい思いをしているのに、一体どういう目的でこのような番組を放送しているのか、全く理解に苦しむ。

  • 財布のテレビショッピングについて。占いが特技というタレントが出演して「お金に愛される財布を開発中」「ついに完成 究極の金運財布」などと紹介しているが、科学的な根拠が希薄でテレビで放送することに疑問を感じる。

  • 番組への要望があり放送局に電話をして伝えたところ、担当者が「ここに寄せられるのは視聴者からの文句ばかり。そんな電話をかけてこないでほしい」などと言った。驚いて「そうした態度はよくない」と諫(いさ)めると「どこに通報してもいいですよ。クビにされてもいい」と開き直った。虫の居所が悪かったとしても、それを見ず知らずの視聴者にぶつけるとはあまりにお粗末。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 中高生に人気のある俳優とタレントが出演する番組で、スクラッチくじを大量に削る企画があった。ただ削るだけではなく絵柄の出方を解説していた。これは明らかに賭博を指南している。子どもがやりたいと言い出すと困る。深夜放送ではなく子どもがふだん見る時間帯なので、もう少し考えてもらいたい。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 世界の事故やハプニング映像を流してゲストが驚きや笑いをこらえる内容の番組があった。人が死にそうになっている事故を見せて笑わせようとする倫理感覚が信じられない。死ななければ放送して良いのか。これを見た子どもが、死にそうな人を見て「笑ってもよい」と思うと心配だ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • “自分の物を他人が身に付けていたら気付くか”という企画で、自宅にある物を全て持ち出してリサイクルショップに陳列させて、気付くかどうかなどをやっていた。後から返すといっても事務所やマネージャーに許可を取るだけで本人に話していないなら、胸糞の悪くなるただのいじめだ。やるなら有料放送でどうぞ。子どもの目には触れさせないようにして下さい。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 毎日のように児童虐待のニュースを報じているが、虐待の手口を事細かに報道する必要はない。模倣犯や愉快犯も出てくる。自殺のニュースの後に自殺相談ホットラインの電話番号を紹介するように、必ず「『虐待かも』と思ったらこちらに連絡を」という通報先を紹介したり、虐待を防ぐための協力を視聴者に仰ぐなどしないと、ニュース番組はそれをあおってエンタメのネタとして楽しんでいるだけにしか見えない。

【「性的表現」に関する意見】

  • 朝の情報番組で、おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」を歌っていた。今では到底許されない気持ち悪く虐待的な児童への性搾取的な歌詞を、嫌がるスタジオ出演者に強要して歌わせていた。この歌は当時においても10代や現役高校生の歌い手に対するセクハラであり、時代が違うから懐メロだからといって許される行為ではない。性暴力をあおっていると言われても仕方がない行為であり堕落的な倫理観である。

2022年1月に視聴者から寄せられた意見

2022年1月に視聴者から寄せられた意見

東京五輪の公式記録映画の制作過程を追ったドキュメンタリー番組について、放送局が「字幕に不確かな内容があった」と説明。番組やこの説明にに対して多くの意見が寄せられた。

2022年1月にBPOに寄せられた意見は2,043件で、先月と比較して391件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール86%、電話13%、郵便・FAX1%。
男女別は男性46%、女性18%で、世代別では40歳代25%、30歳代24%、50歳代19%、20歳代14%、60歳以上13%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は1,225件【50事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から22件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東京五輪の公式記録映画の制作過程を追ったドキュメンタリー番組について、放送局が「字幕に不確かな内容の字幕があった」と説明。番組やこの説明に対して「デモ参加者をおとしめた」「字幕を付けた意図の説明がない」など多くの意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は43件、CMについては18件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は134件で、前月から50件増加した。
今月は「表現・演出」が46件、「いじめ・虐待」が32件、「低俗、モラルに反する」が14件、「暴力・殺人・残虐シーン」が7件、「性的表現」が5件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 菅直人元首相の「ヒトラー」発言について出演者が「フランス、ドイツでは処罰の対象となる可能性が高い」と解説した際、「ヘイトスピーチ」を「憎悪に基づいて相手を侮辱する表現」と説明した。この説明には日本や諸外国で一般的に共有されている「人種・国籍など個人の努力では変えることの出来ない社会的属性を理由に」という部分がなく、不正確な理解を広めている。

  • 政府の「歴史戦チーム」についてニュースで無批判どころか肯定的に取り上げていた。このチームは「政権の歴史認識に基づいて」事実を集めるという。自国の政治的現状に都合が良かろうが悪かろうが事実は事実として研究する歴史学とは真っ向対立する組織であると言える。これを公共放送が何らの批判も論評も加えずに肯定的に放送することは許されない。

  • ある情報番組が特定政党の幹部や関係者を繰り返し出演させ、実質的にその政党の宣伝・周知を行っていて、放送に求められる政治的中立性・公平性を著しく欠いている。放送局だけでなく報道機関全体の信頼を揺るがす。

  • 情報番組の正月特番で、特定政党の幹部や関係者をお笑い芸人がヨイショしていて気持ち悪かった。政治を監視することがジャーナリズムの一翼を担う放送局の務めのはず。

  • 生後2か月の乳児を冷蔵庫に閉じ込めた事件について。テレビは虐待する親を「悪人」として非難するだけ。ペアレントトレーニングや虐待を受けて育った人向けのカウンセリングを行っている医療機関を紹介するなどの内容が必要。

【番組全般・その他】

  • 東京五輪の公式記録映画の制作過程を追ったドキュメンタリー番組について、放送局が「字幕に不確かな内容があった」と説明、「映画製作の関係者、視聴者」に謝罪したが、一番に謝るべき相手は五輪反対デモに参加された方々ではないだろうか。放送局は一度訂正・謝罪すれば終わりかもしれないが、当該場面はキャプチャされてインターネット上に残ってしまう。また、番組を見た人が訂正も見るとは限らないので「五輪反対デモの参加者はお金をもらっていた」という誤解は完全には消えない。このようなことが二度と起こらないよう、真摯(しんし)な対応を願う。

  • 「五輪反対デモはお金で動員されている」という事実上のデマを視聴者に広め、参加者を侮辱し、その尊厳を踏みにじった。絶対にあってはならないフェイク放送だ。

  • 五輪反対デモに「お金をもらって動員されていると打ち明けた」という字幕は、誰がどういう意図で付けたのか。これをうやむやにしては民主主義における正当な権利が毀損(きそん)されるのではないかと非常に危惧している。

  • 電車内での喫煙を注意した高校生が暴行を受けた事件のニュースで、「周囲の大人は助けなかった」という部分を強調した伝え方はたいへん危険。電車内でトラブルに巻き込まれた際の対処法について鉄道各社は、乗客自身が対処するのではなくSOSボタンなどで「乗務員に知らせてほしい」としている。

  • ベテランお笑い芸人が「5歳からワクチン打たせようなんて、もう狂気の沙汰ですよ」と断言していた。他のことならともかく、命に関わることについて専門的な知識のないいわば素人の認識を、さも正しいかのように放送することは是正すべきではないのか。せめてきちんとした専門家を同席させるべきではないのか。

  • 出演者がマスクをしたからと言って私たち視聴者が見なくなるわけではない。それよりも、マスクをしないことで濃厚接触者になり出演できなくなることの方がつまらない。出演者はぜひマスクをしてほしい。

  • ニュース番組が紹介した「人気の飲食店」は、かつて緊急事態宣言下、酒を提供していた。法律違反ではないが新型コロナへの姿勢がわかる。感染対策がきちんとしているお店を紹介するべきだ。

  • ウイルス感染症の患者が急増する病院を舞台にした連続ドラマについて。中心的な役割のスタッフがSNSで新型コロナウイルスに関する陰謀論やデマを拡散している。当該ドラマの内容もそうした思想を色濃く反映している。公衆衛生上の危機の真っただ中においてこれを放送するのは極めて不適切に感じる。

  • 大食い企画で芸人が食べきれず嘔吐(おうと)。吐しゃ物の部分をキラキラと加工してその様子を放送していたが、テレビで流すものではないと思う。不愉快。面白いと思って放送しているのだろうか。ダイエットや山登りなどチャレンジ企画が楽しみで見ているが、やっていいことと悪いことがあると思う。

  • 番組でコンビニ商品を酷評したシェフに対する誹謗中傷がネット上で起こり、同姓のシェフが巻き込まれた。表現の自由があり、企画自体に問題があるとは思わない(嫌なら見なければいい)が、誹謗中傷を行う者に対し番組側はもっと声を上げ、意思をはっきり表明するべきだ。

  • 大手企業の料理・商品などを詳細に扱う番組がその企業の宣伝と化している気がして心配。忖度が生じて過労死、パワハラ、セクハラ、低賃金、長時間労働などの問題を報道しにくくなるのではないか。

  • ドラマの宣伝に「飯テロドラマ」というフレーズが多用されているが、メディアが「テロ」という言葉を娯楽番組の宣伝に軽々しく使うのは鈍感すぎるのではないかと感じた。「◯◯難民」なども同様。

  • 東大生タレントを売りにしている番組を見ることで「東大がすべて」と錯覚してしまう可能性があると思う。この番組は学歴を前面に押し出すことで学歴差別を「生産」している。私は現在大学生で、学歴によって将来が決められると考えると危機感さえ覚える。

  • タレントが無人島から「自力」で脱出する企画。別にスタッフが手伝おうが何をしようがかまわないが、番組を見ていると「1人で船を作って脱出した」ように見える。そのように見せている。情報をねじ曲げて放送することは危険だと思う。「専門家と協力していかだを作り脱出に挑戦」で良いと思う。あまりにも不誠実。

  • 無人島からの脱出は裏でスタッフが手伝っていたということを知って、今まで「すごい」と感動していた芸人に対する気持ちも冷めてしまった。

  • バラエティー番組で「ラクして稼げる」と紹介していた職業に消防官などが含まれていた。危険を冒して社会を支える職業に対して敬意を著しく欠いていると感じた。視聴者に誤解を与えかねずメディアとしての責任にも欠ける。

  • 出演者がお酒を飲みながら番組を進行していた。学生のコンパのような状況で、泥酔とまではいかないが非常に酔っている状況が伝わってきて内容もぐちゃぐちゃになっていた。このコロナ禍のなか自制が効かないほど飲んでいるのはいかがなものか。翌週は番組を差し替えて放送していた。ラジオが好きで楽しく聞いているので、とても残念に思う。

  • 1か月かけてターゲットに「年末ジャンボ10億円」が当たったと信じ込ませるドッキリ。借金があるターゲットの気持ちをバカにしたような内容で見ていて不快だった。本当に困っている人をあざ笑う企画はやめるべき。一般的な人間の感情があればストップをかけると思う。

  • 10才の娘がいるが「痛みを伴う」バラエティー番組を毎週親子で楽しく見ている。嫌なことがあってもこの番組を見ると忘れられる。現実でやっていいことダメなことは子どもにもちゃんと分かる。今の子どももそんなにバカじゃない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 受験シーズンのさなか、東大刺傷事件が起きた。民放各局の学歴をあおるクイズ番組の垂れ流しは、閉鎖的で狭い社会環境の中でしか自分の価値を判断できない未成年の若者にとっては、高学歴であることこそ唯一価値ある人間の条件であると思い込んでしまうのではないだろうか。今回の事件の原因を作っているのは、このような放送をし続けるテレビ局にもあると思う。

  • 無人島から脱出する企画で、裏で複数のスタッフがやっているのに度重なる重労働を力技でやってのける演出や、たった一人でこんなに作業ができると誤って認識させることは、小さい子どもに限らず一般的な成人男性が持つ体力を誤って認識させて、自然の危険を軽んじることに繋がる。その悪影響により、冬山での遭難者、死者が出ているかもしれない。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 芸人の一発ネタ番組で「人間を自転車で轢く」ことをやっていた。テレビ局に抗議したところ「十分に安全対策を取っている」との答えだった。そんなことは当たり前だ。問題は、子どもが真似をしたらどうするのかということだ。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 男子高校生が四つん這いになり、お尻の毛を芸人と母親に抜いてもらっている映像が映った。局部などは見えていなかったが、局部さえ隠れていればいいのか、いくら本人の依頼だったとはいえ、甚だ疑問だ。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 宇都宮での列車内暴行事件のニュースについて、暴行現場を撮影した動画をそのまま放送していたが、見ていて非常に不快。なぜこのようなショッキングな動画をそのまま放送するのか。子どもがこのような動画を見てPTSDになるケースをもっと深刻に考慮してほしい。またこれを模倣して暴力をふるう人が出てこないか、こちらも非常に心配。

【「性的表現」に関する意見】

  • 金曜の深夜、高校生の息子が親に隠れて見ていたアニメに驚いた。民放で放送する内容ではない。未来に奇病が流行して男が何万人も亡くなり、生き残った男性が5人で、残りは女性しかいない。政府がその5人と残った女性と性行為をさせ、妊娠させ、子どもを将来的に増やす。性交・無避妊・受精・はらませ…女性は産む機械ではない。女性軽視だ。全裸シーンはセル画が黒で塗りつぶされているが、気持ちが悪い。

2021年12月に視聴者から寄せられた意見

2021年12月に視聴者から寄せられた意見

大阪ビル放火殺人事件について、取材や報道のあり方を問う意見が多数寄せられた。

2021年12月にBPOに寄せられた意見は1,652件で、先月と比較して702件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール84%、電話14%、郵便・FAX 各1%。
男女別は男性45%、女性26%で、世代別では40歳代25%、30歳代23%、20歳代18%、50歳以上16%、60歳代9%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は837件【51事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から19件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

女優の急死や大阪のクリニック放火殺人事件について、取材・報道のあり方を問う意見が多かった。また、いわゆる「ドッキリ」でタレントに心理的な負担を与えるような企画にも多くの意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は53件、CMについては5件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は84件で、前月から68件減少した。
今月は「いじめ・虐待」が26件、「表現・演出」が16件、「低俗、モラルに反する」が8件、「暴力・殺人・残虐シーン」が6件、「性的表現」「編成」が4件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 大阪ビル放火殺人事件で亡くなられた方々の名前、年齢、職業、住所の一部までも放送した。被害者の多くは心療内科の患者だ。ここまで詳しく報道しないといけない理由は何なのか。

  • 女優が急死した件の報道。お骨を抱いたままご両親が涙ながらに会見されたのは娘を荼毘に付した直後だ。そこまで追いかけなければならないのか。

  • 女優が急死した件の報道で、メディア各社が悩みの相談窓口を紹介している。私はうつ病の経験があり、ほとんど全ての相談窓口に電話をかけたことがあるが、つながらないし24時間相談を受け付けているところはない。一方で自殺衝動は24時間いつ起こるか分からない。今回の件は報道すべきでなかった。報道によって気持ちが揺らぎ相談窓口に電話をかけた人は、つながらないことでさらに絶望してしまうと思う。

  • コロナ重症患者の取材企画。長期入院することになったという患者について伝えたが、ワクチンを接種していたのか?マスクは?基礎疾患の有無は?などの要因については一切説明がなく、ひたすら「大変だった」、「後遺症が重い」と恐怖感をあおるばかり。あまりにもひどい番組だ。年老いた家族がひどくおびえ、「もう家から出ない」と言い出した。

  • 民放の在東京のキー局は関東1都6県をカバーするはずなのに、新型コロナウイルスの新規感染者数はいつも東京都の分だけを報じていて、ほかの6県の分は全く扱わない。自分のように東京都以外の関東6県に住んでいる人はインターネットやNHK、独立U局でしか新規感染者数の情報を得られず、不便で不公平だと感じる。

  • イベントのアルバイトスタッフの話。アルバイト先経由で依頼を受けて「後ろから撮影」という条件でコロナ対策のニュースの取材に応じた。カメラが正面からも撮影していたが、首から下を撮影したものと思っていた。しかしその日の夕方、知人からの連絡で、代表で撮影した局とは別の局のニュースに自分の顔が出ていたことを知った。画像はSNSでも拡散。県を通じて抗議した結果、「映像は削除した」と伝えられたが、SNSはそのまま。

  • いわゆる「撮り鉄」の迷惑行為を報じるニュースで、撮影する撮り鉄たちの映像に「ここは私有地、ここからの無許可撮影は禁止されている」というナレーションがついていた。私はその場所で撮影した経験が数回あるが、地元の方から「みなさんゴミは持ち帰ってくださいね」という呼び掛けを一度聞いた程度。その場所で撮影された写真がTwitterに載せられて鉄道事業者の「いいね」がついたこともあり、何の問題もない場所と認識していた。私もマナーの悪い撮り鉄がいることを憂えているが、せっかくの批判も正しく行われなければ説得力を失ってしまう。

  • 回転寿司店でコンベア上の小皿が何かに引っかかって止まり、後続の皿が渋滞して、数皿がレーン外に落下したという出来事を全国ニュースとして伝えていた。映像はSNSにアップロードされた動画。こんなこと、一々ニュースで取り上げるようなことなのか。マスメディアの職場放棄でしかない。

【番組全般・その他】

  • 東京五輪の公式記録映画の制作過程を追ったドキュメンタリー番組で、男性の映像とともにテロップで「五輪反対デモに参加しているという男性」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」と伝えた。テレビ局が団体名、金額、経緯など重要な情報をほとんど何も提示せずに、特定の主張を放送することが許されるならば、デマを生みかねない。

  • メインパーソナリティーが番組内で「70年以上にわたってこの国に浸透してきた、いわゆる『アカ』、共産党系の思想やら行動やらをずっと支援しているグループがこの国には何万人といる。それが皆、活動している。そいつらに巻き込まれて日本がまた悲惨な運命をたどらないように僕は祈っている。皆さんもそれは忘れないでください」と発言。"アカ"というレッテルを貼り、その人たちの人権をないがしろにしていた時代を思い起こさせるようで恐ろしい気がした。

  • 情報番組で皇族の結婚を取り上げた際、結婚相手の「身体検査」についてスタジオでトークしていた。「昔は一般の人たちの結婚でも近所への聞き合わせがあった」という話題も出て、視聴者に「皇室に限らず自分の子どもが結婚する時には『身体検査』が必要」と思わせかねないという印象を受けた。身元調査を肯定するような内容が放送されとても不愉快。差別を助長するようなことはやめてほしい。

  • 情報番組で衆院選での自民党の「裏金」問題を扱った際、コメンテーターとして出演していたお笑い芸人が「対立候補はいくら(裏金を)払ったのか知りたい」と言っていた。許される発言ではない。

  • 視聴者が投票によって出演タレントの行動を決める企画。投票の選択肢は、目上の共演者にふざけた態度で接するなど相手をさらに怒らせるものばかり。出演タレントも見ているわれわれ視聴者も、みんなが嫌な気持ちになる企画だった。

  • バラエティー番組で極端な過食をしても太らない人たちと、その体の特性などを紹介した。今、摂食障害に苦しんでいる人の行動に悪影響を及ぼしたり、健康な人が摂食障害を患うきっかけになったりする可能性がある。自分が摂食障害だった当時の辛い思い出がよみがえる内容だった。このような特集は誰にも良い影響を与えないと思う。

  • 数人の高齢者による早押しクイズ。老人の認知能力の低下、いわゆる「ボケ」を笑いの対象にしており不快。

  • 芸人が自分の実家の墓所に仲間を招き、「クリスマスパーティ」と称してプレゼント交換をしたり、全員で太鼓を叩きながら踊ったりする様子を放送していた。われわれの先祖も眠る墓地でよくもまあやってくれたと憤りを感じる。たしかに沖縄には親戚が墓所に集まって飲食する習慣があるが、それを面白おかしく笑いに変えて放送するのは不謹慎で迷惑行為だと思った。

  • 動物番組の内容が「かわいい」だけでは安易なペット購入を招き飼育放棄などにつながる。動物番組内で「飼うならきちんと面倒を見られるかよく考えてから」などと表示するというルールを作ってもいいと思う。テレビ局は社会的責任を負っている。外来種問題など、負の側面についても報道すべき。

  • 「秩父で寿司探し旅」とうたっておきながら、実際に訪れていた場所は秩父地方とは全く無縁だった。このようなやり方はよくないと思う。

  • 母親と高校生の息子の連続ドラマを毎回泣き笑いしながら見た。こんな風に子どもと向きあって子育てができていれば、もっと子どもたちを豊かにできただろうという反省や後悔もあった。家族でこのようなドラマを見る時間こそが今の時代に必要なのだと思う。若者たちが直面する課題も毎回織り込まれていた。SNSで若い方の評価も高く、「感動して号泣した」などの意見も多い。良いドラマは世代を超えて愛されるのだと安心した。愛と笑いに満ちたドラマを今後も期待する。

青少年に関する意見

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • たまたま娘がテレビを点けた時に見たのだが、アイドルが怒られるドッキリの対応を生放送中にスマホ投票で決められる企画で、まだ若い男の子たちにパワハラかモラハラか、というドッキリの内容、見ていてとても心が痛み、辛くなった。他のメンバーの顔が青ざめて行く様子は可哀想で、現在ハラスメントや倫理が重視される令和の時代にこのような企画を生放送で通してしまう番組制作者の方々に疑問を抱いた。モノの消費のように、アイドルの子たちを扱ってはいけないと思う。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 無人島でお金をかけずに自給自足の生活をするという企画といっていながら、大量の物資を持ち込んでいるのは大嘘もいいところではないか。子どもにも嘘をついてもいいと誤解を与えるのでやめてもらいたい。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 女優が亡くなった時の両親の記者会見のニュースについて。骨壷を持ち、涙を流しながらも頭を下げる両親にフラッシュがたかれる映像は非常にショッキングであり、夕方のニュースという子どもも映像を目にする機会のある時間帯の番組で、配慮のない放送の仕方だったのではないか。心身ともに疲弊している両親への無遠慮な質問、非常に不快であった。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 19時台に、ナレーションで「これからショッキングな映像が流れます」と一言。すぐに女性の顔のドアップ。その女性はすでに顔に赤い血液や亀裂が入っており、その後すぐに目から下の皮膚が剥がれ落ちて中の筋組織が見えるといった映像が流れた。フェイクだとしても子ども達も見るような時間帯に流す映像ではなかった。21時より前は全年齢が見られるような映像にすべきではないか。

【「性的表現」に関する意見】

  • 頑張る子ども達に密着し、その姿を紹介してくれる素晴らしい番組なのだが、小学生が入浴しているところに入り、インタビューする映像が流れた。はたして、プライベートな空間にまで密着する必要があったのか。児童を狙った犯罪が多く発生している昨今、配慮が足りない。

【「編成」に関する意見】

  • 深夜に放送している低俗・下品な番組を日曜日の真っ昼間に関西で再放送している。内容と共に放送時間帯を考慮するべきだと思う。

2021年11月に視聴者から寄せられた意見

2021年11月に視聴者から寄せられた意見

バラエティー番組で芸人を巨大な落とし穴に置き去りにして「観察」する企画への批判や、電車内での事件が続いたことと報道との関係を懸念する意見などが多かった。

2021年11月にBPOに寄せられた意見は2,354件で、先月と比較して628件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール85%、電話14%、郵便・FAX1%。
男女別は男性47%、女性26%で、世代別では40歳代27%、30歳代25%、50歳代20%、20歳以上14%、60歳代9%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は1,459件【53事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から21件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

自力ではほぼ脱出できない深い穴に芸人を落として6時間以上放置し、その芸人の反応を観察するバラエティー番組の企画に対して非常に多くの批判が寄せられた。また、京王線の車両内で乗客をナイフで刺した男が「過去の事件を参考にした」と供述したことを受けて、「報道のあり方を考えるべき」といった意見も目立った。
ラジオに関する意見は44件、CMについては9件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は152件で、前月から63件増加した。
今月は「いじめ・虐待」が74件、「表現・演出」が18件、「暴力・殺人・残虐シーン」が9件、「報道・情報」が9件、「人権」が9件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 電車内で乗客をナイフで刺し、放火した容疑者が「8月の事件を参考に、サラダ油ではなくライターオイルを使用した」と供述しているそうだ。こういう情報を伝えることが、さらに次の犯罪に加担するようで恐ろしい。国民の知る権利は大事だが犯罪の参考になるような微細な部分まで報道する必要があるのだろうか。

  • 各局の衆院選開票特番で20時に発表した議席予測と最終結果が著しく違った。番組では「自民は大幅議席減、立憲は健闘」という誤った予測に基づいて、党首インタビューやさまざまな解説がなされ、結果として誤った事実を視聴者に伝えた。各局はこの誤りを検証し、結果を放送で示すべきだ。

  • 衆院選公示直前の討論番組で、日本維新の会の幹部が「すでに幼稚園、中学、私立高校も大阪では完全に無償…」と発言したが、大阪府のウェブサイトによると「所得制限がある」とのことなので、訂正を希望する。この発言は、さまざまな番組の内容を抄録・公開するウェブサイトにも「(日本維新の会の改革が)私立高校無償化などに繋がってきた」と掲載されている。

  • 大阪狭山市で高齢者が運転する車が暴走した死傷事故について、情報番組が「運転者がナンバープレートを隠して走行していた」と憶測で報じ、ネットニュースやSNSでさも事実であるかのように拡散された。他の報道機関が築いてきた信頼を失墜させる行為だ。

  • 未成年者が集団で男性に暴行を加え現金25万円を奪った事件を、見出しテロップ、ナレーションなどで繰り返し「おやじ狩り」と表現していた。「おやじ狩り」というから敷居が下がり犯罪を誘発する。強盗傷害事件なのだから軽く表現すべきでない。

  • コロナで入国できず中断していた技能実習生の受け入れが再開されるというニュースの内容が「いちご農家の人手不足が解消できる」というものだった。実態として技能実習生を労働力として当てにしている現状をテレビが無神経に肯定している。

  • ニュースやワイドショーでカタカナ語を使いすぎ。クラスター、ブレイクスルー、オーバーシュート、ロックダウン、ソーシャルディスタンス、バブル方式、カクテル療法などなど。日本語で説明してほしい。

  • 俳優の不祥事後の復帰舞台について情報番組が「満席にならない」、「入り待ちが少ない」、「人気に陰り」などと報じていた。私は実際に見に行ったが「関係者」の張り紙のある席以外は満席。「入り待ちが少ない」のは主催者側がコロナ対策のために公式サイトなどで自粛を求めたから。取材すれば分かること。

  • いわゆる「ゴミ屋敷」の住人を責めるような特集だったが、精神障害の可能性があり、その場合はむしろ医師や行政が治療を呼びかけるべきだと思う。発達障害で片付けが苦手だったり、物へのこだわりが強かったりという人もいる。そういう面からの番組作りを期待している。

【番組全般・その他】

  • サッカーW杯アジア最終予選のアウェー戦が有料の動画配信サイトでしか視聴できないとのこと。ありえない。

  • プロ野球中日の立浪新監督が選手に対して長髪、茶髪、ひげ禁止令。少年野球チームの指導者にまねする者が間違いなく出てくるだろうが、子ども達の人権を踏みにじることに直結する危険な思想だ。それを批判せず持ち上げているメディアの姿勢に絶望している。

  • 自力ではほぼ脱出できない深さ3メートル超の穴に芸人を落とし、食料、トイレのない状況に6時間以上置いてその様子を隠しカメラで観察する企画。著しく人の尊厳を踏みにじっていると感じた。

  • 芸人を落とし穴に監禁して6時間後、ネタをばらすスタッフが芸人に「トイレは今すぐ行きたいですか?」。スタジオの出演者が、芸人の困惑ぶりを笑うような構成で倫理的に問題があるように思った。

  • 「宇宙ステーションで体が浮くのはなぜ?」という問題で、「重力と遠心力が釣り合っているから」という解答を不正解としていた。物理的にはこれで説明でき、不正解ではないはず。

  • 情報番組で「SNSで話題の激カワ動物たち」としてエキゾチックアニマルをペットとして飼っている人たちを紹介。一般の人の飼育には適さない種が多く、絶滅の危機に瀕している種もあった。ペットとして高額で取引されることが乱獲、密輸を助長する面もあることを認識すべきだ。「かわいい」だけでなく、その種が置かれている状況、ペット化による悪影響こそしっかりと放送してほしい。

  • バラエティー番組で「北海道民は焼肉のタレを飲む」。札幌に住む私の親類は「見たこともない」。こうした情報で人権が侵害されることはないだろう。しかし、誰も困らないから嘘でもいいという番組があると地域文化が誤解されたり、ひいては歴史の歪曲につながったりはしないか。

  • 「スペシャル番組」と称して過去の放送分を編集してつなげたものばかり。せめて「再放送」などと表示すべきではないか。見ている方はだまされた感じがする。

  • 番組名が大手食品メーカーの文化施設名、このメーカーの1社提供、本編ではこのメーカーをほめてばかり、視聴者プレゼントもこのメーカーの商品。番組全体が広告になっていないか。

  • 「昔のテレビは面白かった。うるさい視聴者のせいでつまらなくなった」という意見があるが、お笑いとしても興味深さでも今のテレビの方が断然面白くなっていると思う。昔の方が過激だったかもしれないが「過激=面白い」ではない。アイデア出しの方法論では制限があった方がむしろ面白いものが作れると言われている。視聴者の要望・意見によって、むしろテレビは面白いものに成長してきたのだと思う。モラル面での一層の配慮を願う。その方が面白い番組になる。

  • 「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について。度が過ぎているものを規制するのはよいと思うが、テレビ局が過剰反応してこれまで放送されていたような普通のバラエティーまで見られなくなるのではないかと心配。バラエティーの面白さをなくすような規制はやめてほしい。

青少年に関する意見

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 落とし穴ドッキリに見せかけて、落とし穴に落とし、ほぼ水や食料も無い状況で6~7時間放置して様子を見るという企画は、ひどすぎて全く笑えないし、これを考えた番組スタッフ、テレビ局、笑いながら見ていた出演者やゲストは、あり得ないと思った。これは監禁だし、これを見て同じようなイジメが起こる可能性もあると思う。芸人の仕事だからと言う人もいるだろうが、今の時代のお笑いではない。

  • 犬は大好物のお肉を前に3分間「待て」が出来るのか?という企画だが、犬は好物や餌を前に待たされるとストレスがたまるそうだ。飼い主の子は犬を猛烈に睨みつけたり、舌打ちをしたりして、強制的に餌を食べさせないように仕向けていた。ミッション失敗の時に、飼い主に怒られたり、殴るふりをされたり、動物虐待のような番組で見ていて不快だった。

【「表現・演出」】

  • ニュース等で注射の映像を流すのを控えて頂けないか。のんびりテレビを見ている時に突然注射針を腕に突き刺す映像が流れ、とても不快。目を背ける時間もない。先端恐怖症には痛みを伴い、また子ども達の不安と恐怖を煽る。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 京王線の事件で、乗客の撮影した映像がテレビで放送されているが、あれを見て子どもが学校に電車に乗って行きたくないと言う。ツイッターで見るのならいざ知らず、テレビであのような恐ろしい映像を流すのは疑問。今回の事件は小田急線の事件の模倣犯だと聞いたが、何でもかんでも映像を流すことが報道の自由なのか。

【「報道・情報」に関する意見】

  • JR福島駅前殺傷事件が起きた。現場に居合わせたという女子高生に「当時の状況は?」、「どんな風に思ったか?」等、しつこくインタビューする映像が各局で流された。泣いている女子高生にさらにマイクを向けて、色々と聞くという事は配慮に欠けるのではないか?

【「人権」に関する意見】

  • 愛知県中学生刺殺事件で、まだ14歳の被害者の写真を公開して放送したことにマスコミの配慮欠如を感じた。この事件のようなイジメが関係している場合、SNS上の不特定多数の人からバッシングを受ける可能性があることを考えていない。死者や残された家族に対する配慮が足りない。

2021年10月に視聴者から寄せられた意見

2021年10月に視聴者から寄せられた意見

衆院選開票特番について、中継先の候補者に対する出演タレントの発言、態度が侮蔑的などの批判や、小室さんと眞子さんに関する話題の取り上げ方などへの意見が多かった。

2021年10月にBPOに寄せられた意見は1,726件で、先月と比較して860件減少した。
10月1日、電話による意見受け付けを再開した。月間を通じて電話で意見を受け付けたのは去年12月以来。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話15%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性48%、女性24%で、世代別では40歳代27%、50歳代24%、30歳代21%、60歳以上16%、20歳代10%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は851件【64事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から23件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

特定の局の衆院選開票特番について、中継先の候補者に対する出演タレントの発言、態度が侮蔑的などの批判が多かった。また、小室さんと眞子さんに関する話題の取り上げ方や、取り上げること自体についての意見も多かった。
ラジオに関する意見は55件、CMについては17件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は89件で、前月から19件減少した。
今月は「表現・演出」が18件、「低俗・モラルに反する」が17件、「暴力・殺人・残虐シーン」が11件、「いじめ・虐待」が9件、「性的表現」と「マナー・服装」がともに5件と続いた

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 総選挙を前にテレビのキャスターやコメンテーターたちは「成長戦略が必要」としきりに言っているが、成長戦略とは何かの説明もない。選挙があるのだから改革至上主義、成長戦略ばかり主張する人だけではなく、さまざまな意見を持つコメンテーターを出演させ、国民の選択肢を広げてほしい。

  • 生放送の討論番組で与党幹部が「スマホは日本人の発明」、「消費税の使途は社会保障費のみ」などと発言。事実ではないのに番組内で訂正やフォローはされず、言いっ放しになったことは問題。

  • 週1回のラジオ番組の「DJ」はある政党の参議院議員。番組の内容はその党の衆院選の選挙公約や議員の活動報告など、党の宣伝とも受け取れる話ばかりだ。特定の政党の話だけを番組として30分間も放送することに違和感を覚える。

  • 森友・加計問題や辺野古問題などの特集は衆院選投票日の前日に取り上げる内容ではないと感じた。むしろ政治的主張を強く感じた。

  • 衆院選開票番組でお笑いタレントが、落選が濃厚になった自民党幹事長にインタビューし、笑いながら「ご愁傷様でした」。あまりに失礼ではないか。礼を欠きすぎていて不快。

  • 開票特番の出演者が候補者に「ご愁傷様」。その候補者に一票を投じた有権者をも嘲笑する態度で、芸人であれば許容される、といった類の言説ではないと思う。制作側の見識も疑わざるをえない。

  • 眞子さんは結婚して一般人なのに結婚後も追いかけられ、司法試験の結果まで放送されてかわいそう。2人の気持ちを察すると見ているこちらが心苦しくなる。

  • 眞子さまと小室氏の結婚報道で「速報です。小室氏が記者会見のために自宅を出ました」。この情報のどこに「速報」で流す必要があるのか全く理解できない。

  • 小室さんの親がしたことについて本人に責任を取らせるような風潮に疑問を感じる。子どもは親を選べないし管理できないのに、親のしたことにまで報道が過熱するというのはおかしい。

  • 小室圭さんの学費の借金問題、弁護士資格などについて正しい情報を調べて伝えてほしい。NHKも民放も良いことしか伝えないが、視聴者としては単純に正確な情報を知りたい。

  • 組閣の速報テロップがうるさい。そもそも報道番組の最中に速報テロップを出す意味が分からない。知らないと生命に関わる、など速報を出す基準を明確にしたほうがいいのではないのか。こういう速報の合間にもし地震など自然災害の速報が流れたら「またか」と見逃す人が出てくるのではないのか。それこそ命の危機だろう。

  • 「視聴者からの質問に答えるコーナー」の質問が「創作」だった。毎日楽しみに見ていたのに、だまされたという思いで力が抜ける。ほかの情報番組でもLINEなどを使って視聴者意見を集めているが、本当に意見を受け付けているか疑問に思ってしまう。ウソ偽りのない視聴者意見募集のあり方、検証可能な手法を編み出してほしい。

  • 民放各社の警察密着特番は「社会に開かれた警察」などの観点からは非常に良いと思うが、犯罪者=悪い人というステレオタイプが目立つ。研究が進み、犯罪者の中には人格障害、ADHD、幼少時の虐待などの精神医学的な背景があるような社会的弱者もいることが分かってきた。刑罰を与えるよりも精神科病院で治療した方がいいのではないかという議論もある。テレビ局も犯罪者は悪い人だと決めつける報道より、犯罪を減らすにはどうしたらいいか、議論のきっかけを与える報道をしてほしい。

  • 押収された覚せい剤のアップ映像がニュースで流れた。私は職業柄、治療中の覚せい剤中毒者と関わることがよくある。ほんのささいなことでも彼らには刺激となり、再び覚せい剤に手を出すきっかけとなる。映像を流すことは絶対に避けてほしかった。

  • 緊急事態宣言の解除にともなう飲食店での酒類提供について特集していた。報道が必要な内容であるが、ビールを美味しそうに注いだり、それを美味しそうに飲んだりするシーンがことさら強調されていて、それを見たことで非常に強いアルコールへの欲求が呼び起こされた。私は持病によりアルコールの摂取を制限されている。料理番組やバラエティー番組であれば見ないことで対応できるが、ニュース番組は社会一般の情報を入手するため視聴が必要。喫煙シーンが議論されたように飲酒シーンについても一考をお願いしたい。

  • 番組で放送される視聴者投稿の映像の中には、明らかに危険な場所で撮影されたと思われるものがある。それに対して注意をすることもない。「このような映像を撮るとテレビで放送される」と期待して危険な場所で撮影する人が増えるのではないかと危惧している。

  • ワイドショーでしばしば「コロナで一番苦しんでいるのが飲食店」などの表現が使われているが、飲食店は自治体から長期間、高額の支援を受けている。確かに一部は厳しい状況だと思うが、協力金バブルで左うちわの店もある。番組は両方の情報を発信してほしい。

  • 水泳女子100mバタフライのニュース。見出しテロップは「池江璃花子選手 2位」、ナレーションの主語も池江選手。優勝した飯塚選手はテロップ表示だけで名前も読んでもらえないのはおかしくないだろうか。正当な評価をするのが普通だと思う。私は飯塚選手の関係者ではないが、悲しい気持ちになった。

  • 民放の朝、夕のワイドショー、ニュース等を楽しく見ている。最近、番組改編時期にアナウンサーが交代や結婚、出産で番組を離れるに際して、ことさらに時間を長く取って離任を紹介したり泣いたり騒いだりと、視聴している側にとっては不快なシーンが多くなった。あいさつや告知はもちろんいいと思うが、何か身内による宴席での盛り上がりにしか見えないノリが多い。

【番組全般・その他】

  • コントのネタが統合失調症の方を揶揄した内容で不快に思った。「自我がない」など気になるセリフがあった。統合失調症の方本人、ご家族、友人が見ていたと思うと胸が痛む。

  • 大トロを食べるために野良ネコがどれくらいジャンプするか、人工の谷を徐々に広げながら試していた。失敗すればけがをしかねない危険な企画で、虐待ではないかと感じた。残酷でとてもバラエティーとして笑える内容ではなかった。

  • 私は登山経験者。バラエティー番組の冒険企画でタレントが山中で「沢下り」、「滝飛び込み」、「崖下り」。十分な装備と技術なしに行うにはあまりに危険な行為が、楽しそうに、勇気があれば誰にでもできるような演出で放送されていた。番組は事前に下調べをして安全性に問題ないことを確認してやっているのだと思うが、山の知識のない視聴者はそうした危険性には気がつかないと思う。登山は無知で臨むと死に至る可能性があることを認識した上で放送すべきだし、せめて「危険なのでマネしないで」の一言を入れるのが適切だと思う。

  • おにぎり早食い競争は危険だと思うので放送してほしくなかった。過去には死亡事故もあった。どうしてこのようなものを番組で取り上げるのかと思う。

  • 人気スポットのランキングで、13位としてある企業のショールームと商品が紹介された直後に、そのショールームとその商品のCMが流れた。流行を紹介する番組でこういうことがあると、どこまでが広告でどこからが事実なのかわからなくなる。好きな番組だっただけに非常にガッカリした。

  • ラジオ各局でサプリメントの通販番組が増えた。一番よく聴く局は早朝の番組を10分カットして通販番組に置き換えてしまった。毎日同じ内容の番組にうんざり。各放送局の「独自性」が失われつつあるように思う。

  • 90代の母親がテレビの通販番組にしばしば「引っかかり」、カタログと商品が山のように送られ溜まっている。活字媒体と違ってテレビからは映像音声が流れ、高齢者はじっくり考えずに「買わされて」しまう。何を買ったかも分からなくなったころに、督促状、回収業者、裁判と、売った側が高齢者を脅す。高齢者は「恥だから」と子どもには黙っている。こうした事態を招いていることを認識して、テレビ通販番組のあり方、モラルを考えてほしい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 20時台に「マッチングアプリで夫が浮気…マンガにもなった妻の痛快リベンジ」という内容の放送があった。小さな子どもも見ている時間であるのに、マッチングアプリの相手と会うために「おしゃれなパンツをはく」「ホテルで待ち合わせ」「私激しいかも」のような内容があり、問題を感じた。今後こういった内容を含む番組は時間を考えていただきたい。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 県のマスコットキャラクターを主人公にしたアニメの中で、競輪で賭博するおじさんの話が出てきたが、この番組は早朝の子ども向けだというのに、賭博のやり方を指南するシーンがあった。子どもが賭け事をやりたいと言い出したら困るし、かけ方を教えるということは賭け事しろということと同等だ。競輪のシーンを出すくらいはいいと思うが、深夜アニメではないのだから、もう少し考えてもらいたい。これが知事の企画するアニメというのだからビックリ。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 朝の時間帯で、ラスボスによって敵の首領の首をはねるシーンは刺激が強すぎる。子ども向けの番組には相応しくない過激な残酷映写は良くないと思う。残酷な場面を規制するべきだ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 芸人同士の鮎取り対決の場面で、芸人Aが芸人Bを掴んで無理矢理水の中に沈めようとし、それを見ている周囲の人間が、笑っている場面があった。子ども達も見る可能性の高い日曜日のゴールデンタイムに、あのような様子を放送することは、子ども達に悪影響を及ぼすものであり不適切。

【「性的表現」に関する意見】

  • 12歳の少女の裸を連想するシーンが多かったり、それを覗くシーンがあったりした。アニメだが、対象キャラが少女だし大丈夫なのか。

【「マナー・服装」に関する意見】

  • アニメの主人公がまだ高校生のはずなのに、ピアスをしてタバコを吸い夜遊びの朝帰りをしている。いつからこの日本は高校生の喫煙を容認したのか。深夜番組とはいえ、こんな番組の放送を黙認していいのか。

2021年9月に視聴者から寄せられた意見

2021年9月に視聴者から寄せられた意見

特定政党を中傷するような情報番組コメンテーターの発言、患者が自身の判断で医師処方の薬の使用を中止した危険なケースを肯定的に取り上げた特集などへの意見が多かった。

2021年9月にBPOに寄せられた意見は2,586件で、先月と比較して656件増加した。
9月は東京都が緊急事態宣言下にあり、電話による意見の受け付けを中止した。
意見のアクセス方法の割合は、メール98%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性38%、女性28%で、世代別では40歳代27%、30歳代26%、50歳代19%、20歳代16%、60歳以上9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は1,343件【48事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から23件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

特定政党を中傷するような情報番組コメンテーターの発言、医師が処方した薬の使用を、患者が自身の判断で中止した危険なエピソードを肯定的に取り上げた番組などへの意見が多かった。自民党総裁選や眞子さま結婚関連の報道にも意見が集まった。また、BPO会員事業者の放送番組ではないが、会員事業者が出資するネットテレビの特定の番組について多くの意見が寄せられたケースがあった。
BPO青少年委員会が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議対象としたことに対しても引き続き多くの意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は68件、CMについては13件あった。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は108件で、前月から15件減少した。
今月は「暴力・殺人・残虐シーン」が24件、「いじめ・虐待」が9件、「性的表現」が9件、「動物」が8件、「差別・偏見」が7件、と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 情報番組コメンテーターが、共産党に関する自身の誤った発言について「私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものだった」と釈明した。閣議決定が事実だとしても、閣議決定自体に時の権力者にとって都合良く扱われやすいという側面がある。閣議決定だからと政府の見解を無批判に述べるようではジャーナリズムが死んだと批判されるのも無理はないと思う。視聴者の多い昼のワイドショーでもあり、制作陣に一層のジャーナリズムが求められてしかるべき。番組がこのような謝罪を容認したことがとても残念。

  • 「共産党は暴力的な…」発言について「政府見解に基づいたもの」との釈明。衆議院選挙が迫る中、公には問題とされていない、党の負の側面を伝えたことで野党共闘にどれだけダメージを与えたか。放送法「政治的に公平であること」に抵触していないか。

  • 小室さんと眞子さまの結婚についてテレビが祝福ムードに持っていこうとしているが、さまざまな疑惑について本人に問いただすのもマスコミの役割で、国民の知る権利の対象だと思う。祝福ムードは控えてほしい。

  • 小室さんと眞子さまは帰国後に記者会見を開くそうなので国民の「知る権利」を振りかざしてさらし者にする必要性は存在しない。小室さんは道を歩いただけでその様子を一方的に切り取られて放送され、「髪が長い」、「態度が悪い」などの批判にさらされてしまった。一連の放送は極めて悪質だと思う。

  • 自民党総裁選の候補者は党内のことに限らず今後の日本についても語り、テレビもそれが当然であるかのごとく放送している。他の党はテレビで取り上げられることもない。自民党だけ衆院選の選挙運動をテレビを使ってやっているようで不公平だと感じる。

  • コロナ感染症から復帰したタレントが情報番組で「もっと早く菅首相には辞めていただきたかった」、「生死の境をさまよった人間として言わせてもらう」、「(亡くなった人たちが)この政治のおかげで命を失っていることを絶対に忘れないでほしい」。この発言は公共の電波で発信されるべきものを逸脱している印象を受けた。「政府のコロナ対策がもっと厳しくてもよかった」という意見はあったとしても、自身のコロナ感染を政権批判の材料にするのは公平性に欠けると思う。

  • 「運転中にあおられた」という視聴者投稿動画によるニュース。あおられる前に投稿者側が迷惑運転をしていたことが分かる動画が広がり、ニュースはウェブサイトから削除された。迷惑運転の部分をカットして、あたかもあおり運転をした側が一方的に悪いかのように編集し放送する事は正しいことなのか。一部のみを切り取る加工はねつ造ではないのか。

  • 情報番組で「鼻出しマスク市議」を取り上げていたが、出演者が誰一人マスクを着用していないテレビ局が、どの面下げて他人のマスクのつけ方を批判できるのか。

【番組全般・その他】

  • 番組は、現在ステロイドを使用している人たち(私も含めて)にすさまじい不安や恐怖を抱かせた。番組の公式サイトを見にいくと「患者が自らの判断で薬の使用を中止すると症状が悪化することがあります。治療については、医師の指導に従ってください」。そういう大事なことは番組内など、より多くの人の目に触れるように発信していくべきではないのか。(9月10日の投稿)

  • ステロイドの件について番組内でしっかりと時間を取り、しっかり説明と謝罪をしていた。問題に真摯に向き合っていると感じた。この先も長く愛される番組であることを期待する。(9月15日の投稿)

  • 「かわいい男子大好きな男性芸人」企画の「自分が女子だったら付き合いたい男芸人ランキング」が画期的でとても良かった。自分のセクシャリティと重なる部分もあり、とても面白く見ることができた。今後もこのようなスタンスの番組が増えればいいなと思っている。

  • 「かわいい男子大好きな男性芸人」企画で出演者が「(自分の好きな男子を)恋愛対象として見てはいない」と強調。本人にネガティブな意図はないとは思うが、まるで「同性愛はおかしい」というような言い方だ。こうした発言はこの社会をさらに生きにくくしているだけだ。自分のちょっとした発言にも社会的影響力があるということを、出演者、そして制作者の間でもっと意識していく必要があると思う。

  • 私には小学生の時にいじめられていた時期があった。そんな辛い時期に少しだけ救われる思いになれたのが、おそらくBPOが審議しようとしている「バラエティー番組」だった。規制は視聴者の救いを奪う事にもなりかねないということを心に留めて審議してもらえれば幸いだ。

  • 子どもが旺盛な食欲で毎食、通常よりかなり多い量の食事をとる様子を楽しく紹介していたが、非常に危険。幼少期から必要以上のカロリー、塩分を摂取していると推測される。「子どもはいくら食べても大丈夫」というのは幻想であり、小児糖尿病患者もいることを忘れてはならない。このような放送は一種の暴走を引き起こしかねず医師として看過できない。

  • 大食いさせられたり激辛料理を食べさせられたりしているのを見ると悲しい気持ちになる。なんで悲しくなる企画をテレビで見せられなくてはいけないのか。テレビは皆がハッピーになる番組を流してほしい。

  • テレビで旅行やレストランなどの情報を放送している。放送の自由はわかるが、国民が死んでいるのは事実だ。1人でもコロナ感染を減らすために番組内容を考えるべき。私たちが店を閉めてコロナ感染を減らそうとしている中、テレビ局は感染者を増やしているとしか思えない。お店や観光地の紹介は今は控えて、映画やドラマなど家に居られる番組を放送してほしい。

  • タレントがスタジオに集まって酒を飲みながらトークする番組。みんなが感染対策をしたり飲み会を自粛したりしている中で、あのような番組を普通に流すのはどうかと思った。

  • 「何か」をするとカウンターが作動する住居のセット内で、解答者がその「何か」を見つけ、制限時間内にカウンターを100にすれば勝ち抜けという問題の正解が「金魚の入った水槽を左→右→左→右…と往復移動させ続けること」。命をないがしろにしなくても済む番組作りはできないものか。生き物の命をおもちゃにすることを禁止するガイドラインは作れないのか。

  • ペットのウサギに風船を与えて遊ばせ、それが割れて慌てふためく様子に「ぜんまい仕掛けのおもちゃ」などの字幕をつけてオモシロ動画として放送。たいへん危険な行為でウサギは音のストレスに弱く死に至る場合もある。「いいね!」欲しさに過激な動画をアップする飼い主が後を絶たない。このような動画を放送すれば、テレビに取り上げてもらおうとまねをする人間が必ず出る。

  • ドラマ番組名の一部が「白杖ガール」。啓蒙したいのかもしれないが不愉快なネーミング。原作コミックの題名ではあるが、コミックはお金を払い手に入れるもの、テレビドラマは公に発信するもの。「白杖」は障害があるゆえにそれがなくては生活がままならない、体の一部。それに「ガール」と付け加えれば、暗くなりがちな障害者の話もポップになる、とでも考えているのだろうか。普通「あなた義足ガールですよね」、「あなたのお子さん、アスペルガーキッズなんですね」などと口にするだろうか?

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 劇場版「映画」PG12指定のアニメが19時から放送されたが、首が生々しい効果音と飛沫の描写付きで飛ぶなど刺激の強い残虐なシーンがあるのに、事前の注意喚起もなく放送したことに怒りを覚える。民放連・放送基準の第18条にも抵触しているのでは。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • アニメ作品で、人の容姿について憎らしいから暴行を働くような内容をやっていたが、これはいじめを助長しているのではないか。

【「性的表現」に関する意見】

  • 女子高生の下着姿や全裸で入浴する描写のあるアニメ作品は、児童を性的に表現していると思う。

【「動物」に関する意見】

  • クイズ番組で、生きている金魚の入った水槽を揺らし続けて課題を解決する問いがあった。多くの生徒も見ている番組で、生き物にストレスを与えるような行為と、金魚に対してひどく可哀想と思える行為を高校生にさせて、放送したことに、とても心を痛めた。生き物は番組の道具ではないと思う。

【「差別・偏見」に関する意見】

  • 「スイカ割り」企画が事前予告され、放送された。あまり目くじらを立てることではないかもしれないが、「スイカ割り」は、健常者が目の不自由な状況をわざわざ作ってはやしたて、「成功」、「失敗」を笑う遊びだ。もしも自分や我が子、身内に目の不自由な方がおられたらどんな気持ちになるだろうか。今日はパラリンピックの最終日。全盲のマラソンランナー道下さんが金メダルを獲得し、とても感動した。毎度だが、少しくらい想像力を働かせることはできなかったのか。パラリンピックの日本開催の期間にわざわざやることについて、大勢のスタッフの誰も何も思わなかったとすれば疑問だ。

2021年8月に視聴者から寄せられた意見

2021年8月に視聴者から寄せられた意見

東京オリンピックに関連し、ボクシング女子選手を揶揄したような出演者のコメント、テレビ局のスタッフが打ち上げの宴会を開いてけが人を出したことなどへの意見が多かった。

2021年8月にBPOに寄せられた意見は1,930件で、先月と比較して511件増加した。
8月は東京都が緊急事態宣言下にあり、電話による意見の受け付けを中止した。
意見のアクセス方法の割合は、メール98%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性44%、女性18%で、世代別では40歳代31%、30歳代24%、50歳代19%、20歳代14%、60歳代9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は869件【56事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から24件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

五輪に関する意見が引き続き多く寄せられた。なかでも、ボクシング女子の選手の金メダルについて出演者が「女性でも殴り合い、好きな人がいるんだね」などとコメントした番組や、五輪番組スタッフが打ち上げで未明までカラオケ店で飲酒して転落し救急搬送されたことについては多くの批判が寄せられた。ドッキリで驚かせ、催眠術で忘れさせる、これを同じ人に8回繰り返した「実験」企画には、倫理、健康両面から疑問の声が多かった。タレントが無人島を探査、木になっていたレモンをかじるなどした企画に、島の地権者の1人が「承諾した覚えがない」とツイートし、これが短時間に拡散。この地権者は翌朝「言葉足らずだった」と発信内容を事実上撤回したが、撤回の方はほとんど拡散せず、BPOにはこの番組を批判する意見が相次いだ。
また、BPO青少年委員会が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議対象としたことに対しても多くの意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は47件、CMについては14件あった。

青少年に関する意見

8月中に青少年委員会に寄せられた意見は123件で、前月から35件増加した。
今月は「いじめ・虐待」が27件、「低俗、モラルに反する」が18件、「表現・演出」が17件、「危険行為」が12件、「差別・偏見」が8件、と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 五輪閉会式に急に台風情報が割り込んで録画できなかったのは納得いかない。臨時の台風情報をサブチャンネルで流せばよかったのでは?録画トラブルが出ているのだから、十分気をつけてほしい。

  • 五輪閉会式を中継していたメインチャンネルを途中で台風情報に切り替えた。人命重視や防災の意識を持っている放送局だと思う。賛否両論あるだろうが是非続けて欲しいと思う。

  • ボクシング女子金メダルに「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って、こんな競技、好きな人いるんだ」。謝罪は女性出演者。かつて五輪組織委・森喜朗前会長の女性蔑視発言として番組で批判していた「わきまえる女性」を、自分達がそのまま再現するとは。発言よりも、その構造の方が恐ろしかった。

  • 「ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかった。言葉が足りなかった」という説明は、放送と照らし合わせれば納得できるものではなかった。大御所だから、ご意見番だからという理由で、明らかな性差別を容認する時代は、もう終わりにすべきではないだろうか。

  • 東京五輪の番組制作担当スポーツ局女性社員の飲酒と2階からの転落事故について。当該カラオケ店はHPで緊急事態宣言中の営業は夜8時までと案内している。何故その店で朝4時まで酒が提供されていたのか。さらにHPでは、このテレビ局のニュース番組で「コロナ対策をきちんと行っている店として紹介された」と宣伝していた。こういった点について視聴者に何も説明がされていない。

  • 名古屋市長が金メダルをかんだニュース。謝った市長に対して「謝り方が悪い」、「反省していない」、「辞める気はないのか」。報道は自由とはいえ、一回の失敗であれだけたたきつぶすような報道はいかがなものか。やったことは確かに悪いが、名古屋市長の職、調子に乗って金メダルをかんだくらいで失う、軽い職か。マスコミのハラスメントではないか。

【番組全般・その他】

  • 民放はパラリンピックをなぜ放送しないのか。都合のいいときだけ障がい者を利用するのはひどすぎると思う。自国開催で障がいのことをより理解できる機会をマスコミが潰している。スポンサーなどの都合もあるかもしれないが、放送することで得られるものがたくさんあると思う。

  • 恒例の大型特番は障がい者を支援しているような内容なのに、いざパラリンピックが始まると中継がほとんどないのは矛盾していないだろうか。

  • 恒例の大型特番で「医療従事者に感謝とエールを」と女性グループがマスクもせず密集して歌っていた。医療従事者である私の家族は「だったら集まって歌うな。こういう自分勝手な連中のために頑張りたくない」と憤っていた。医療従事者を都合よく利用するのはやめてもらいたい。

  • ワイドショーでコロナの切迫した状況を伝え、出演者たちから「外出を自粛すべき」の声。その同じ番組の中で司会者たちがテーマパークに遊びに行って新アトラクションを紹介している状況は理解できない。

  • バラエティーのアウトドア企画。10人くらいのキャストが、ろくに距離も取らずマスクもせず騒ぎまくっている。視聴者は芸能人のマスクなしの顔を見たいのではなく、きちんと感染対策をした上での芸能を求めている。やるべきことをやって楽しませるのがプロ。国民への影響を考えて。

  • 何人ものタレントが一室に集まってトーク。この番組は、マスクも無しでいわゆる3密。もうやめてください。お願いだからマスクして。マスクしないなら、しゃべらないで…本当にお願い。コロナに対応している私たち看護師を殺す気ですか。本当にお願いします。

  • 巨大ソフトクリーム店を紹介する際「この番組を見て来た」という他県からの来店者のコメントが積極的に取り上げられていた。私はエッセンシャルワーカー。仕事で非常に神経をすり減らす中、このような感染拡大を助長するような場面を楽しげに取り扱われるのは、非常に不愉快であり不安。健康や生活をおびやかす番組が放送されることに強い怒りを感じる。

  • 「つり革につかまらず立っていられるか」という企画は極めて危険。大けがの恐れがあり私たち乗務員も責任を問われる。決して面白半分で扱う題材ではない。明日以降、乗客が面白がってまねをして重大事故につながらないか戦々恐々。強く抗議する。

  • 「目覚めたら無人島」企画。タレントに高さ30メートルの崖を命綱なしで登らせていた。ありえない。この番組はせめているので好きだがこれはやり過ぎ。引いた。

  • 男性出演者の服が溶けて全裸になるドッキリ。LGBTの権利尊重や男女共同参画が進む中、「(女性に対しては許されないが)男性に対するセクハラや性犯罪は笑いものにしてよい」という時代錯誤の認識のもとに行われている差別的行為で極めて不適切。

  • 激辛料理の飲食を競わせる番組について。いわゆる激辛料理は、食道、消化器系の粘膜を損傷する。この損傷は避けられないもので「辛さに強い、弱い」とは無関係。粘膜の損傷は長期的にがんの発生確率を増加させる場合もある。こんなリスクを出演者に負わせて競わせる番組内容には違和感を覚える。出演者の自主的判断もあるのだろうが「仕事」として無理をする方もいると思われる。体内を損傷するという面において、暴力との違いがあまり見いだせない。また、辛がる様子を見て笑っているような状況もよくないのではないか。

  • 落とし穴、落ち舞台演出について。立ち位置が合っていても、落ちる瞬間に手を伸ばしたり前のめりになったりするだけで骨折、死亡事故につながる。大事故になる前にすぐにやめていただきたい。

  • 母親がDVに遭い、面前DVがトラウマになっている娘に対して、占い師が「今この場でお父さんに電話して、全て許しなさい」と強く勧める。DVをした父親は暴力について「覚えてないよ、そんなん」の一点張り。「全部許せてすっきりした」というような美談になっていたが、福祉の観点から見て、これは大変まずい。DVは犯罪。まして、安全確保のために別居している親子に対して、電話での連絡を勧め、さらに「許せ」というなどというのは、テレビを見ている人たちに間違ったメッセージを伝えかねない。

  • 出演者にホールケーキを5等分させ、うまくできなかったら「非常識」とばかにし嘲笑していた。しかし、うまく切れない背景に発達障がいが隠れていることがある。これは決して常識・非常識の問題ではなく、ましてやばかにされ嘲笑されるべきものでもない。「ケーキの切れない非行少年たち」という本などで社会的な認知が進んだがまだ不十分。テレビという影響力の強いメディアで「ケーキを5等分できない=常識がなくばかにされるべきこと」と放送するのは、同じような問題を抱えて苦しんでいる人をますます苦しめ、追い詰めるようなもの。

  • 盗撮犯を検挙する場面で、被疑者を「害虫」、「虫」と呼び、「虫は駆除」などと表現したナレーションが繰り返されていた。犯罪者も人間である。人権意識を欠いている。

青少年に関する意見

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • ドッキリ企画で、芸人に催眠術をかけて記憶を消し、何度も同じドッキリを仕掛けて皆で大笑いしていた。人の記憶を操作するなど倫理的に許されない。子どもに悪影響を与える。いじめやパワハラは仕掛ける側が「いじめじゃないよ」と言い逃れすれば、一日中どころか一生ループが止まらない。

【「低俗、モラルに反する」】

  • “大浴場の風呂場から脱衣所に戻った際に、男湯と女湯が切り替わる瀬戸際でコインロッカーの鍵が開かなかったら”という企画をやっていた。ドッキリをかけられて裸のまま困って慌てた男性の様子をモニターで見て、皆で笑うという光景が、いじめではないかと感じた。また、そのピンチに女性2人組が浴場を生配信するという設定も公序良俗に反するのでは。肖像権侵害かつ盗撮だ。

【「表現・演出」に関する意見】

  • オリンピック報道のすべてを見ているわけではないが、映像や解説が余りにも日本中心であることに驚き、残念に思った。金銀銅の外国選手はそっちのけで、日本選手の表情、インタビューを放送し、誰が勝者なのかすぐには分からないような報道もあった。視聴する日本の子ども達に対し自国中心主義、過度のナショナリズムを植え付けてしまうのではないかと心配。東京大会の理念である多様性に反し、教育的効果を阻害し、ひいてはヘイトクライムの温床になるのではないかと懸念するのは杞憂だろうか。

【「危険行為」に関する意見】

  • バスの中で吊り革に捕まったり手すりに接触したらポイントが減点という企画は、頭はヘルメットをつけてはいるが、ぶつかったり転倒したり見ていて痛々しい場面ばかりだった。息子も見ていて「俺できるかな」と言うので「危ないからダメだよ」と諭した。健全な番組ではない。

【「差別・偏見」に関する意見】

  • ダイエット&整形番組で、ブスとか怪物とか人の容姿をばかにする事を肯定するような当番組のあり方に異を唱えたい。イジメに繋がるといった想像力は無いのか。あのように容姿を化け物などと揶揄するのは「女性は容姿のみ」とする女性差別どころか、彼女達に似た人物が同じ酷い言葉に晒され、心を傷つけられ、最悪は自殺も考えられる。心が未熟な若い世代には影響が大きい。

2021年7月に視聴者から寄せられた意見

2021年7月に視聴者から寄せられた意見

開会式の音楽担当者の過去のいじめ問題、情報番組出演者の競技「蔑視」コメント、フェンシング中継での選手写真の取り違えなど、オリンピックに関する意見が多かった。

2021年7月にBPOに寄せられた意見は1,419件で、先月と比較して136件増加した。
7月は東京都が緊急事態宣言下にあった12日以降、電話による意見の受け付けを中止した。
意見のアクセス方法の割合は、メール93%、電話5%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性49%、女性18%で、世代別では40歳代28%、30歳代25%、50歳代20%、60歳以上13%、20歳代12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は642件【48事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から24件を抜粋し、全会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

五輪開会式の音楽担当者の過去のいじめ問題、情報番組での有名タレントの「水球女子、だれが見るんでしょうか」という発言、五輪フェンシング中継番組で金メダルの日本選手の写真として韓国選手の写真を放送した事案など、五輪に関する番組、内容への意見が多かった。ラジオに関する意見は38件、CMについては12件あった。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は88件で、前月から5件増加した。
今月は「報道・情報」が14件、「表現・演出」が10件、「低俗、モラルに反する」が10件、「人権」が9件、「いじめ・虐待」が9件、と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 熱海の土石流のニュースで、SNSに投稿された映像を何十回も繰り返して放送していた。重要な情報であることは分かるが、あまりにもショッキング。同じ映像を何十回も繰り返す必要はないと思う。最新の気象情報を知るためニュースは見ざるを得ないが、何度もこの映像を見なければならないのは辛い。

  • 記録的大雨で災害が発生している熱海の情報を生放送で伝えていた時、現地の人に電話でインタビューしていた女性アナウンサーが、相手から「消防から避難したほうがいいと言われた」と聞くと「すぐに避難してください」と伝えて即座にインタビューを終了させた。当然のことかもしれないが良い判断だと思った。

  • 五輪開会式の音楽担当を辞任した小山田氏の少年期の行為には、知的障害者への暴力を伴った差別の側面がうかがわれる。「やまゆり園」の犠牲者がいまだに実名フルネームでは報道されないという一事にも、わたしたちの社会にある知的障害者への差別の根深さが示されている。多くの人が関心を持ったこの一件は、ふだんは見えにくい問題をあらためて考える契機になりうるはずであり、そこにはマスメディアが果たせる役割があるはず。小山田氏の排除で「決着」となるなら極めて残念。

  • 各報道番組がオリパラ開会式作曲担当の小山田圭吾氏のいじめ問題を取り上げているが、しつこく不愉快。メディアが小山田氏を袋叩きにしていじめているようにしか感じられない。数十年前の記事の内容について、今の世の中の価値観で話をするのはいかがなものか。

  • オリンピックの要人歓迎会について、街頭でインタビューした数名とコメンテーターの全員が否定的な意見。国際的なイベントだから歓迎会も礼儀として最低限のものは必要だろうと思う。肯定的な意見はひとつもなかったのだろうか。街頭インタビューの中には歓迎会を一般人の飲み会と同レベルに考えている人もいた。歓迎会を催すに至った理由も報じない。何十人かに聞いて「〇人が否定的でした」ならまだ分かるがマイナスの部分ばかり切り取っていて気味が悪い。

  • テレビが若者の(外出理由)「政府が」、「五輪が」、「自粛慣れ」という声ばかり伝えていたら、一体誰がこのコロナ禍を心配するのか。人のせいにばかりして危機感なしの国民にテレビ局がしているのではないのか。テレビ局はコメンテーターの発言やVTRの中身を、コロナを減らすという気持ちで伝えてほしい。

  • 情報番組でお笑いタレントのコメンテーターが「感染者数が意図的に少なく発表されていると思う」という主旨の発言をしていたが、根拠がない。ワイドショーでは芸能人コメンテーターが印象操作をそれと気づかずにするおそれがある。コメンテーター制度はやめるべき。

  • Twitterを利用して視聴者の声を画面に表示しているが、放送内容と反対の立場の意見はほとんどピックアップされない。放送内容があたかも「多数意見」であるかのように報道するのはおかしい。恣意的な情報操作が可能なこうした手法は禁止する必要があると感じる。

【番組全般・その他】

  • 特定の地名から人が何をイメージするかを当てる「○○(地名)といえば ランキング」というコーナーで、問題「インドといえば」の答えの3位が「新型ウイルスの変異株」であった。インドの方々が苦しんでいる中、これを国のイメージとして放送するのは全く配慮に欠け、差別を助長しかねない。見ていて非常に不愉快だった。

  • 「夏休み特別企画 大人気テーマパーク徹底攻略SP」と題して一週間、ユニバーサルスタジオや富士急ハイランドなどを特集。緊急事態宣言中なのにメディアが外出を煽っているように思う。

  • アナウンサー、演者などマスクをしていない人が感染防止対策を呼びかけてもムダ。

  • タレントがマスクを着用すれば視聴者を啓発できる。収録や生放送でのマスク着用を望む。

  • 各局のオリンピック中継。あれだけ中止を訴えておきながら手のひらを返したような放送に辟易する。もっと一貫性をもって番組作りや放送をすべきだと思う。

  • オリンピックは自宅で観戦、不要不急の外出はしないで、というニュースの後、選手の地元や母校で人々が集まって応援している様子を報道。オリンピック観戦の為なら集まってもいいのか、外出してもいいのか、全く納得できない。

  • 「フェンシング男子エペ団体決勝」。金メダルの日本選手の写真を取り違え、放送終了直前にアナウンサーが「先ほど、スタジオで皆様にお見せした写真の一部に誤りがありました。大変失礼いたしました」と言っていたが、どこを間違えたのかきちんと言うべき。選手に失礼だ。

  • 「フェンシング男子エペ団体決勝」。日本が金メダルという歴史的快挙をなし遂げたが、表彰式、選手インタビューなどメモリアルな瞬間が放映されず大変残念。コロナ禍で会場に行けなかった選手関係者の気持ちを思うと心が痛む。

  • 有名タレントが五輪開会式について「恥ずかしくて外国に行けない」、「(ドローンは)コンピュータに入れているだけ」、競技について「女子の水球、だれが見るんでしょうか」。選手の努力や大会関係者の苦労をバカにする発言は聞くに堪えない。ドローンのコメントは無知。そのプログラミングがどれだけ難しく大変か、事前に調べて発言できない。時代についていけていない。ファンだったので残念。

  • スポーツ番組全般で画面隅の表示やアナウンサーの言葉でよく「このあと」とあるが、「このあと」が長すぎる。「すぐ」がついて「この後すぐ」なら今見ている試合の次かと思えば、ぜんぜん後だったりする。「このあと」の使い方を適切にしてほしい。

  • オリンピックの番組が番組表通りに放送されず録画ができない場合があった。NHK総合だった番組がEテレやサブチャンネルに切り替わっていた。リアルタイムで見られない人はニュースやハイライトで見るしかない。改善をお願いしたい。

  • 各局の大型音楽特番はコロナ禍の現在は不要不急の番組と言わざるを得ない。出演者も制作スタッフも多く、大人数のアーティストがスタジオでマスクをせずに歌うような長時間の特番は、人流の抑制という要請に逆行している。

  • メジャーリーグの大谷選手を取り上げる中で、アメリカのキャスターの間違った日本語や意味不明な日本語を、字幕を付けて面白おかしく扱っている放送をよく見る。悪意を感じることはないが、アメリカ人の友人はこのような放送を各社が繰り返すことに驚いていた。「オオタニサーン」というアメリカ人キャスターの発音を日本人が繰り返しまねる。世界が注目する選手の情報には世界中の人がアクセスする。放送する側に悪意がなくてもこのような放送を人種差別的と捉える人もいることを意識した方がいい。

  • 災害や貧困で食事にも困っている人がいる中、芸能人の大食い・激辛企画。フードロス削減という社会の要請に逆行している。こんな番組を放送しておいて「SDGsと向き合う」とは呆れたものだ。

  • 仕掛け人であるマネージャーがターゲットであるタレントに対して本人を侮辱する暴言を浴びせて怒らせる、というドッキリに非常に不快感を抱いた。激昂したターゲットが仕掛け人に手をあげる寸前だった。傷害事件になりかねない。制作者や放送局の常識を疑う。

  • 番組全編を通じて、占いという非科学的なものを非常に好意的に、かつ権威あるものとして扱っており、視聴者が信じ込んでしまうような演出になっている。かつてカルト教団を好意的に扱い信者の獲得に寄与してしまった過去を繰り返す萌芽になりうると考える。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 千葉県八街市の児童5人死傷事件の取材で、友だちが亡くなったばかりの同級生に「どう思う?」など苦しみを蒸し返すような質問ばかり浴びせており、倫理観を疑う。自分たちのネタになるなら子どもたちの心のケアは二の次か。こんな低レベルの倫理観で報道番組を名乗っているかと思うと絶望する。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組の企画で、他のタレントに自腹で買ってやるという演出だが、実際にはテレビ局が支払いをしているとしたなら、視聴者を欺く視聴率稼ぎのための演出で問題だ。テレビのそうした小さな嘘でも子どもたちへの影響を危惧せざるを得ない。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 川柳ネタで、女子生徒の縦笛を舐めるという性的いやかせらせをテーマとして取り上げていた。司会の芸人と女優が「男子のこのような行為は当たり前だ」といった芸人のコメントを擁護・美化するコメントがされていた。傷ついた人が多くいるのではないか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • あるタレントが、東京オリンピックの音楽担当を辞退したアーティストの過去の障害者への虐待について「昔はこういうのを許容する価値観があった」などと発言していた。こんなのを子どもたちが見て影響を受けたら正直たまらない。間違いだったと訂正していただきたい。

【「人権」に関する意見】

  • 東京オリンピック開会式の生放送で、23時過ぎに未成年者の高校生を合唱で出演させていた。労働基準法第61条に抵触、放送法違反では?

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • ドラマやアニメ等、創作物での暴力描写への規制が最近は厳しすぎる気がする。面白半分でそういう表現を入れているのならまだしも、そういった部分をきちんと描くからこそ伝えられる事もあると思う。綺麗事で取り繕った上辺の部分だけでなく、汚い部分をしっかりと映す事も放送の役割ではないのか。子どもへの影響を危惧する声が多いが、本来教育はテレビの役割ではなく親の役割。教育を投げた人間の声にテレビが迎合しすぎて、放送できるものの枠が狭まりどんどんとテレビ番組はつまらなくなっている。放送や表現を規制するのではなく、伝えたい事をきちんと伝える事に重きを置いて、コンプライアンスが厳しいから、視聴者がうるさいからと丸投げにせず、信念を持った番組作りをお願いしたい。

2021年6月に視聴者から寄せられた意見

2021年6月に視聴者から寄せられた意見

札幌市内で人がヒグマに襲われた事案の取材手法、公園で行われたコスプレイベントを扱った際のプライバシー保護のあり方などへの意見が多かった。

2021年6月にBPOに寄せられた意見は1,283件で、先月と比較して119件増加した。
6月は1日から20日まで緊急事態宣言下にあり、この間、電話による受け付けを中止した。
意見のアクセス方法の割合は、メール91%、電話7%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性50%、女性23%で、世代別では40歳代30%、30歳代24%、50歳代22%、20歳代13%、60歳以上10%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は646件【47事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から18件を抜粋し、全会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

札幌市内で人がヒグマに襲われた事案で、テレビの取材車両がクマを追尾しながら撮影した映像を放送した事業者に対する「この追尾取材がクマを興奮させたのではないか」という意見や、公園で行われたコスプレイベントの参加者を公道から撮影し、顔をぼかして放送した番組に対する「顔をぼかしても衣装で個人が特定されるので不安」などの意見が多かった。
ラジオに関する意見は43件、CMについては13件あった。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は83件で、前月から10件増加した。
今月は「報道・情報」が20件、「マナー・服装」が13件、「表現・演出」が18件、「低俗、モラルに反する」が11件、「性的表現」が4件、と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • かつて国設鳥獣保護区管理員をしていた。札幌にヒグマが出没し4人が負傷した事件のニュース映像で、取材の記者たちがヒグマを車で追い回している様子が映っている。ヒグマは車を振り返りながら興奮して走り、自衛隊員を負傷させた。本来ヒグマは人を避けて隠れて行動するものだが、興奮させると予測できない行動を起こす。ヒグマを車であおるなど絶対にしてはいけない行動で、ましてや住宅街でやるとは言語道断。ヒグマがいたら興奮させないように遠くから静かに観察し、速やかに位置情報を警察に伝えるべき。

  • ニュースの最後のアナウンサーたちのトーク。「若い人たちがワクチンを接種したがらないようですね」「自分だけではなく、周りを守るっていう意味でも接種していただきたいですね」。ワクチン接種は任意。ワクチンハラスメントを助長するような発言をアナウンサーがしてもよいのか。個人的にはとても問題のある発言だと思う。

【番組全般・その他】

  • 若者のワクチン接種を促すような、接種を肯定する意見ばかりが報道されている。デメリットも伝えて視聴者自身の判断に委ねるべきものではないのか。厚労省が開示しているワクチン接種後の死亡例など客観的なリスクとベネフィットを報道してほしい。

  • 新型コロナワクチンについて、副反応によるものかどうか分からない死者の数を、あたかもワクチン接種によって死亡したかのように報じ、人数についても割合でいえばごく少数なのに実数しか報道しない。報道する側は責任を持って、冷静に事実のみを伝えるべき。

  • コロナワクチンに関して医療の専門家でないコメンテーターが「ワクチン格差によってウイルスの変異が進み、集団免疫の獲得はできないと思う」と述べていた。番組を見た視聴者がワクチン接種を躊躇(ちゅうちょ)する可能性があり、感染者の減少を阻害する要因となるおそれがある。公に発信する放送として正しいとは思えない。

  • 尾身会長の「パンデミックの中での五輪開催は普通ではない」という発言に対して、「自民幹部は『言葉が過ぎる』と不快感を示した」と報じられたが、この「自民幹部」は実名で報じるべきではないのか。政治と科学者の問題を考える上でも極めて重要な発言。政治報道には同様の匿名表現が少なくない。慣行になっているのだとしたら見直しを検討すべきだと思う。

  • 公園で行われたコスプレのイベントに参加しているところを撮影され、コロナ感染リバウンドを懸念するニュースの一部として情報番組で放送された。テレビ局は「モザイクを入れて参加者のプライバシーに配慮した」と説明しているが、当日そのキャラクターのコスプレをしていたのは私だけ。私はツイッターで当日の写真をあげており、顔にモザイクをかけたくらいでは少し検索をすればアカウントを特定できる。現在、誹謗中傷などを未然に防ぐためアカウントを非公開にしていて再公開のめどもたたない。コスプレはキャラクターの姿を借りる趣味だ。このような報道に無断でキャラクターや私の衣装が使われたことが本当に悲しいし悔しい。

  • 立川ホテル男女殺傷事件で、被害者の職業を「派遣型風俗店勤務」と紹介しながら氏名を公表していた。被害にあわれた女性の家族は心を痛めていると推察する。死後にまで被害者を辱めるようなやり方は報道機関として正しい姿なのか。

  • 弁当店で店員に硬貨を投げつけるなどした迷惑客の監視カメラ映像について、店側はツイッターで客の顔を公開していたため、放送を見た人がこの店の名前を検索することで客の顔が拡散される状態になっていた。客に問題があったとはいえ、店側のネット私刑に多くの報道番組が加担した形になっていた。

  • 7名の村職員の退職はすべて村長のパワハラによるものであったかのような報道があったが、7名の中には私の知り合いもおり、1人は結婚して結婚相手の居住地に引っ越すために退職、別の1人は「新しい世界に挑戦したい」と転職した。報道は不適切だと感じた。

  • 「笑わせ合いサバイバル」という企画で、男性タレントがその場で自分の肛門のインスタント写真を撮って他の出演者に見せる場面があった。写真は放送ではモザイク加工されたが、しゃがみこんで写真を取る過程が放送され、気分が悪くなった。身近な地域で性器の写真が拡散されていじめに遭った中学生が自殺する事件があったので、過剰に反応してしまったのかもしれないが、放送倫理とは何なのか考えさせられた。価値観は人それぞれであり、面白いテレビ作りは続けていただきたいが、子どもと見ていて自分が笑ってしまうと、その行為を認めたことになるのではないかと困った。

  • 占い師がゲストのタレントを占って「セックスめちゃくちゃうまい」、「キスとか舐めるのが好き」。こうした発言をテレビで放送するのはおかしいと思う。収録だから編集で放送しないことだってできたはずである。それを放送すると判断したテレビ局の考えも疑う。面白ければ何でも良いという姿勢が(視聴者としてはこれっぽっちも面白くないが)不快。占いの真偽やテレビで扱うことへの是非は問わないが、番組の中で不快にさせる発言、時代にそぐわない発言、占われるタレントをけなす発言などは厳しくチェックしてほしい。

  • 芸人夫婦の妻側が仕掛け人となって離婚を切り出すいわゆる「ドッキリ」で、夫が号泣していた。いくら「ドッキリ」でも度が過ぎる。番組スタッフに人権を尊重する意識が欠けているのではないか。

  • バラエティー番組で北軽井沢(群馬県)について「軽井沢(長野県)を堂々と名乗っている」と表現。北軽井沢を見下し、在住している者にとって非常に不愉快な番組だった。

  • 出演者が室内に大勢集まり、延々しゃべったり歩きまわったりするトーク番組。「家飲みなら安全」「新型コロナ対策は不要」というような誤ったイメージを視聴者に与えかねない。番組冒頭で「新型コロナ対策をしています」とテロップが出る割には申し訳程度のアクリル板や入室前の手指のアルコール消毒がされているだけ。視聴者としては対策のゆるさにびっくりする。家庭や職場での感染が拡大し、芸能界からも多数の陽性者がでているなか、テレビ局はこんな番組を放送しないような配慮が必要だと思う。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 千葉県八街市の児童5人死傷事件の取材で、事故前まで一緒に遊んでいたという子どもにインタビューをし、顔まで放送するのは非常識すぎる。配慮がなさすぎるし、視聴者は望んでいない。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 女子中学生が男性教諭に憧れてタオルに変身し、先生の家での生活を覗き見るというドラマがあった。覗きは人権侵害に値する行為であり犯罪行為を助長するような内容を放送している。テレビがその表現を肯定することにより、性犯罪を許容するメッセージを与え、性犯罪に及ぶハードルを下げる一端を担うことにならないか。

【「マナー・服装」に関する意見】

  • 子ども向けアニメ内で、オタクが喜ぶようなタイツ推しや下着を見せるような子どもの性癖を歪めるような描写は止めてほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • 深夜のアニメ番組において、誘拐されて拘束された女性が全裸にされて石化させられるシーンがあった。他にも緊縛された女性に対して電流を流すシーンがあり、いくらアニメとはいえども女性に対する性暴力を助長するシーンは青少年に悪影響を与える恐れがあるのではないか。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 笑わせ合いサバイバルという企画で、男性タレントが、自分の肛門のインスタント写真を撮って見せる場面があった。写真はモザイク加工されたが、しゃがみこんで写真を取る過程が放送され、気分が悪くなった。あまりにも下品だ。

【その他】

  • 10代から20代の男の子たちがデビューに向けてレッスンを受け11人枠をかけて戦うサバイバルオーディション番組の合宿生活が盗撮盗聴され、ツイッターやLINEなどのSNSで流出している。番組に参加しているといえども彼らはまだ一般人であり、放送上には乗らない音声や動画が出回ることがあっていいのか。番組に問い合わせを送っているが対応がない。

2021年5月に視聴者から寄せられた意見

2021年5月に視聴者から寄せられた意見

ワクチン接種の本格化に伴って「注射針を刺す映像が不快」という意見が再び増えた。取材・制作時、放送時の感染対策に対する疑問の声が依然多い。

2021年5月にBPOに寄せられた意見は1,164件で、先月と比較して184件減少した。
5月は全期間が緊急事態宣言下にあり、電話による受け付けを中止した。
意見のアクセス方法の割合は、メール98%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性49%、女性18%で、世代別では40歳代27%、30歳代24%、50歳代22%、60歳以上13%、20歳代12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は565件【53局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般への意見の中から24件を抜粋し、全会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

ワクチン接種の本格化に伴って「注射針を刺す映像が不快」という意見が再び増えた。取材・制作時、放送時の感染対策に対する疑問の声が依然多い。複数の社で、SDGsへの取り組みのアピールといわゆる「大食い」企画が近接・並存。このことへの批判の声も寄せられた。
ラジオに関する意見は37件、CMについては26件あった。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は73件で、前月から1件減少した。
今月は「表現・演出」20件、「危険行為」が9件、「低俗、モラルに反する」が8件、「犯罪の助長」が7件、「編成」と「性的表現」が5件、と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ニュース、ワイドショーでは街頭などで本人の承諾なく撮影した人物を、顔をぼかして放送しているが、服装、持ち物、体型など知人が見れば個人を特定するに十分な特徴が公開されている。これではその人物のプライバシーに対して十分な配慮がなされているとは思えない。特に、「〇〇警察」と呼ばれる風潮をまん延させたと思われる取材方法には大きな問題があるように思う。個人が特定されるリスクを冒してまで、その行動を一方的に評価して悪いと決めつけ放送する必要があるのかどうか、放送業界全体で検討してほしい。

  • 神社のさい銭泥棒を通報した勇気ある女性を紹介していたが、報道はこの女性の安全への配慮を欠いていた。実名、顔出し、自宅の場所が特定可能な映像などには恐怖しか感じない。たとえ本人が承諾したとしても報道のプロが通報者の安全を守る観点に立ち、内容に工夫をこらさなければならないのではないか。

【番組全般・その他】

  • 「地球を笑顔にするWEEK」と銘打ち局をあげてSDGsの大キャンペーン。「フードロスをなくそう」ということもいわれていた。にもかかわらずキャンペーンが終わったすぐ翌日、手のひらを返すように大食い番組を放送している。視聴者を欺く行為である。

  • ニュースでは帰省を我慢しろ、外出を控えろと散々訴えているくせに、19時からはグルメやロケ番組。これでは緊急事態宣言などといってもなんの説得力もない。私は病院勤務をしているが、ただただ不快だ。頑張って働いているのがバカみたいだ。

  • 訪問介護のコント。効果音を使ってサービスが一つ一つ細かく課金されるというイメージが作られ、見ていて非常に気分の悪くなるものだった。私自身、介護の仕事に携わっている。コントは、毎日コロナウイルスの心配やさまざまな心労のある仕事に対するリスペクトのない内容だ。介護の仕事をお金儲けの手段として演じておられたのが悲しい。このようなコントを面白いと感じる感性が許せないと思う。表現の自由だと言われればそうなのかもしれないが、見ていて不快に思う気持ちが抑えられなかった。

  • 私はダイエットがきっかけで摂食障害(過食症)を患っている。好きなバラエティー番組で投稿者たちの間違ったダイエット法や大食いを面白おかしく取り上げる回があり、放送が摂食障害の人を増やしてしまうのではないかと懸念している。摂食障害は一度かかるとドツボにはまってしまい、なかなか治らない病気だ。放送するなら過剰な表現をせず、注意書き等をしていただきたい。

  • ACジャパンの「1日1億個のおむすびが捨てられる」というCMのすぐあとの週1レギュラー番組。大盛り料理を食べることを競う企画で、毎週必ず料理が残るのをみて子供たちがなにを思うか。TV業界は面白ければよいのか。情けない。

  • ワクチンのニュースで毎回のように注射を打っている映像を流しているが、注射恐怖症の者からすると苦痛でしかない。肌に注射針を刺す場面をアップで流す必要はないはず。ニュースは「嫌なら見なければいい」で済む番組ではない。

  • 法に触れない範囲でテレビ局の好きなように番組を作って表現やメッセージを伝えてほしい。たとえそれが低俗、過激、お色気満載であっても、それはテレビという非現実的な空間で起こる表現の自由である。見た視聴者がやり過ぎであると思うならば各々で考えて学べるだろう。それがテレビの魅力ではないかと思う。昔のように元気なテレビになってほしい。それは自分がテレビのおかげで色々ことを教えてもらえたからだ。

  • ニュース全般に、容疑者が連行される時の映像をあまりにも多用し過ぎているように感じる。殺人や重大事件なら逮捕映像の公開も仕方ないが、軽い犯罪の者までが屈辱的な姿をテレビで公開されてしまうのは倫理的にどうなのか。軽い犯罪の者は名前だけの公開とした方が良いのではないか。

  • バラエティー番組でコンビニに芸人が現れ、客にネタを披露するサプライズ。「表情が見たい」と番組側が客の二人組にマスクを外させ、何ら感染防止策なし。感染防止を訴えるテレビ局が公共の電波でいったい何がしたいのか。

  • 「ランキング」を掲げるコーナーで、特定一社の商品を比べてランクをつけている。批判は一切せず、若手お笑い芸人たちが「すっごーい」とはやし立てるだけ。他社製品を含めての順位づけなら消費者にとってメリットもあるが、これでは広告と変わらない。まるで特定一社へのゴマすりランキングだ。こんなものを公共の電波に乗せていいのか。

  • ドラマで、離婚を望む人物が子を連れて家を出て、その行動について弁護士から「子と同居していたほうが離婚協議において親権取得で有利」とアドバイスされ安堵するというシーンがあった。これは昨今問題になっている「子の連れ去り」そのものではないか。ドラマはあくまでフィクションだが、問題視されている不法行為を肯定するような描写が視聴者に良い影響を与えるとは思えない。

  • 殺人事件の容疑者が親と同居する自宅の外から中継し、その外観を映していた。周囲の景観にモザイクもかけておらずプライバシーへの配慮がまったくない。そもそも現段階では容疑者であり、冤罪や無罪判決の可能性もある。放送局は何の権限があって容疑者の自宅を映し、それを全国に放送したのか。その必然性や合理的な理由が全く見当たらない。野次馬根性、あるいは視聴者の下品な興味関心への迎合といったような無責任な態度で容疑者の家族をさらし者にしてよいはずがない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • クイズ番組で、パチンコ・パチスロの演出に似た映像を流していて、射幸心を煽る内容だった。賭け事は禁止されてはいないが、地上波では青年や子ども達が見て悪影響が出ないか心配だ。

【「危険行為」に関する意見】

  • 数年で大変身を遂げた一般人を取材する企画で、過激なダイエットをした人が好意的に取り上げられていた。炭水化物を抜いたという人がいて、番組を見た中高生が真似をしないか心配だ。

【「低俗、モラルに反する」との意見】

  • 子ども向けアニメ番組で、ウンチネタが多い。しかもウンチが口に当たりそうなシーンがとても不愉快。教育上悪い。

【「犯罪を助長する」に関する意見】

  • 深夜のアニメ番組で、家出中の女子高生をたまたま見つけたサラリーマンが自宅へ住ませるという内容で、家出少女に事情があり性的関係にならずにいればギリギリ犯罪にならないかのような表現がされている。人の温もりや優しさ、少女が家出にいたる背景、家出のリスクなどを描く作品である事は理解するが、どれだけ親切心からの行為でそれで救われる人がいようとどんな事情があろうと犯罪としてハッキリさせていない。良い話でまとめているのは犯罪教唆に当たる行為であり是正が必要だと感じた。

【「編成」に関する意見】

  • 過去の名作の再放送で、ジェンダー教育が遅れている日本において、主に女性が男性に性暴力を受けるシーンが娯楽として扱われている。女の性を男の欲望のために消費したいが故の不要なエンターテイメント、セクハラやレイプシーンなど不快そのものだ。もし表現の自由として放送するのであれば深夜にする、22時以前はカットするなどの何かしらの配慮をしてほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • 人形劇で、勃起した男性器のような像が使用された。前回は扇子を持っていたので、明確な意図があって変更されているように思う。幼児番組でこのような内容を放送することが信じられない。児童虐待ではないか。

2021年4月に視聴者から寄せられた意見

2021年4月に視聴者から寄せられた意見

新型コロナウイルス感染防止対策の観点から番組の内容、形態、制作手法などが厳しい目で見られている。「大食い」企画に対しても依然、意見が多い。

2021年4月にメール・電話・郵便・FAXでBPOに寄せられた意見は1,348件で、先月と比較して60件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話15%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性57%、女性23%で、世代別では40歳代26%、50歳代23%、30歳代21%、60歳以上15%、20歳11%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は延べ652件【53局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般への意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

引き続き、番組の内容、形態、制作手法などさまざまな側面が、新型コロナ感染防止対策の観点から厳しい目で見られている。また、いわゆる「大食い」企画に対して食糧問題・SDGs、コロナ、貧困、生産者感情など幅広い視点から意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては18件あった。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は74件で、前月から5件減少した。
今月は「表現・演出」15件、「犯罪の助長」が9件、「危険行為」が7件、「編成」が5件、「低俗、モラル」が4件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • コロナ報道は国民にとって極めて重要な情報だが、3密防止を言葉で呼び掛けるばかりではなく、日常行動の中での飛沫の飛散・付着のし方などの映像を幼児から高齢者まで多くの人の脳裏に焼き付けて、国民が自主的に防衛行動をとるような社会にすべきではないかと思う。対面での飛沫の飛び方、相手の顔や料理への付着、飛沫がドアノブ、水栓のレバー、エスカレーター・階段の手すり、様々な押しボタン等に付着している現実、マスクの有効性と限界、フェイスシールドやアクリル板の有効性と欠点などを視覚化して報道し、国民の意識を更に高めるための報道の仕方について考えてほしい。

  • 4都府県に緊急事態宣言が発出され、テレビは東京都の知事会見や外出自粛、休業等に関する情報を繰り返し報道しているが、日本は東京だけでできているわけではなく、国民の大半は地方に住んでいる。東京のキー局スタッフにとっては身近な話題なのだろうが、東京の話ばかりで情報番組やニュースを埋められるのは良い傾向ではない。もう少しバランスの取れた内容にしてほしい。またコロナ以外の海外の情報や話題が少なすぎる。

【番組全般・その他】

  • 情報番組のコメンテーター達が横にアクリル板を立てているのみでマスクもせず感染防止を訴えているのは、あまりに無意味に見えて不快なうえ説得力がなさすぎる。見ていて大丈夫なのかと不安にもなる。政治家の会食よりもテレビの出演者達がマスクもせずに大きな声でしゃべり続ける映像の方が感染防止の妨げになる。新規感染者数を毎日速報まで使って流すより、まず画面に出る側の人々が手本を示すべきではないか。注意喚起をしたいのであれば常にマスクを付けるとかアクリル板の枚数を増やして囲むくらいの事をしてほしい。

  • ワイドショーなどは新型コロナウイルスについて伝える際、「外に出るな」と盛んに呼びかけている。しかし次のコーナーになると飲食店やテーマパーク等の紹介をしている。あまりに矛盾している。見れば行きたくなるのが自然ではないか。今の危機的状況下でなぜ店の紹介をするのか。このようなテレビの矛盾が「外へ行きたい」視聴者の気持ちを煽っているとも言える。もう少し視聴者目線で放送をするべきだ。

  • 室内でタレント6人がトーク。企画は楽しいが、狭い部屋で6人が大きな声でしゃべりながら映像を鑑賞したりゲー厶をしたりと、今の世の中の状況にまったくそぐわない番組。体温測定器などを使っていたが、アクリル板もなければマスクもなし。向かい合ってしゃべり続けている映像は大変不快。これでは視聴者にも集まって良いと思わせてしまう。

  • 新型コロナワクチンのニュースで注射の映像がそのまま流される。流れる都度に目を背ける。注射嫌いや先端恐怖症の人も見ている。せめて次に流れる映像を強制的に見なければいけない状態を避けたい。予告の手間をかけてほしい。

  • 大食い、激辛企画がたびたび放送されているが、コロナの影響で職を失ったり収入が激減したりして食費を含め切り詰めた生活を送っている方が多い中、必要以上の食べ物を無理矢理詰め込んだり大量に残したりと、画面から受ける印象は大変不快。学校で食育を広げている中、この番組で何を得れば良いのか。実際に我が子の友人でも親が職を失い、毎日の食事にさえ苦労している方が複数いる。食べたくても食べることが出来ない人達が多い今、この大食いや激辛企画は必要なのか。今一度、社会情勢などを顧みて番組を企画していただきたいと切に願っている。

  • 逮捕された容疑者があたかも犯人であるかのように決めつけて報道するのはおかしいと思う。また、テレビが勝手に人物像を作ることにも違和感がある。公平な報道を心がけて欲しい。

  • 韓国人元BC級戦犯の方が亡くなったという特集でその方の葬式のシーンがあった。何の予告もなく遺体の映像(棺の中の顔までアップ)が放送され、大変不快に感じた。必要性は否定しないが週末の食事時という時間帯は適切なのか。また、事前にそのような映像を映すという告知が必要ではないのか。

  • 下着の窃盗未遂による逮捕のニュースで押収品の下着類が映されていた。自分が被害者だったら自分の下着がテレビ放送されるのは非常に不快である。見ていて気持ちの良いものではない。事件を取り扱うこと自体は否定しないが、下着の場合は他の盗難品よりもプライバシーへの配慮が必要だ。押収品でなければ通常は使用中・使用済みの下着は映さないように配慮するだろう。なぜ押収品ならいいのか。しかも放送されるのは窃盗という被害に遭った人のもの。実物を放送することによるメリットもあまり考えられない。押収品の下着を放送するのはやめてほしい。

  • 野球中継でありながら試合を実況せず、タレントによる雑談に終始。その顔がワイプで表示され、プレーをじっくり見入ることができなかった。SNS上にはテレビの音声を消してラジオをつけたという人の声もあった。スポーツ中継の本質は競技者やチームへのフォーカスで、両チームに対しても大変失礼な放送だった。タレントの出演、プレゼントなどの企画は創意工夫であり自由だが、テレビはスポーツに対する敬意を忘れず、その魅力を最大限に伝えてほしい。

  • 番組出演者がペットや幼児に対して「いらっしゃる」などの敬語を使っている場面を見かけることが増えている。皆に対して平等にという意識が強くなっているのかもしれないが、ペットや幼児にまで敬語を使うのは行き過ぎだ。敬語の使い方を再度考えて放送してほしい。

  • タレントのアゴを長く見せるメイクを施して、MCがいつそれに気づくかを当てるというお笑いの企画があった。生まれつきアゴが長くて悩んでいる人がたくさんいる。身体的な特徴で笑いを取るのは不愉快だ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 夕方の報道番組で、亡くなった韓国人の元BC級戦犯が補償を求め続けた過酷な人生を紹介する内容だったが、遺体の顔のアップがモザイクも無しに映された。子どもには衝撃的な映像であり、しかも夕食時である、もっと配慮すべきだ。

【「犯罪を助長する」に関する意見】

  • 深夜のアニメ番組で、20代のサラリーマンが家出少女を警察にも両親にも連絡せず自宅に匿う設定のストーリーだった。主人公が少女の安全確保を目的と考えているらしいこの行為は、未成年略取とも見て取れ犯罪とも言える。また、女子高生が泊めてもらう代償に性行為を申し出る発言は、主人公がこれを諫めたが、売春を想起させるものであり、刺激が強い。全体として美談仕立てであり、悪質ではないか。

【「低俗、モラルに反する」との意見】

  • ある男女コンビのお笑い芸人が、「女性がシャワーを浴びていると、カーテンを開けたくなる」というコントで笑いを取っていた。これは性的嫌がらせ、性暴力であり、これを笑って見過ごすことは子どもを含めた男性に誤った認識を広めることになる。

【「編成」に関する意見】

  • 在京キー局の深夜番組が地方で日曜日のお昼に放送されている。この深夜番組は大人向けなので、一部子どもには見せられない下ネタや下品な言動が目に付く。放送する時間帯を変えるよう地元のテレビ局に要望を送ったが、一向に状況は変わらない。

【「危険行為」に関する意見】

  • ”ダジャレを実現”「ブルーをかぶ~る」と称して青い液体を芸人の顔に浴びせ続けるドッキリ企画を放送していた。芸人は息もできないほど苦しんでいるのにスタッフは浴びせ続け、周りのものは笑っていた。子どもたちが真似したら大きな問題になりかねない。人を傷つけて笑いを起こそうとするのは止めて欲しい。

  • どっきり企画で、男性芸人の下着にハッカ液をぬり悶え苦しむ姿を面白おかしく放送していたが、この上もなく不愉快な気持ちになった。子どもがマネをし、いじめに繋がる可能性もある。

2021年3月に視聴者から寄せられた意見

2021年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から10年、各局で放送された特別番組への意見が多く寄せられた。

2021年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,408件で、先月と比較して81件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール90%、電話8%、郵便1%、FAX1%(※電話は1日から21日まで休止)。
男女別は男性48%、女性23%で、世代別では30歳代25%、40歳代23%、50歳代20%、20歳代15%、60歳以上14%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は延べ804件【57局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般への意見の中から抜粋し、26件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東日本大震災から10年がたった。各局で放送された特別番組への意見が多く寄せられた。ラジオに関する意見は57件、CMについては21件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は79件で、前月から9件減少した。
今月は「表現・演出」が16件、「いじめ・虐待」が11件、「動物」が10件、「低俗、モラル」が7件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 岡山駅のホームで取材を受けた。いきなりマイクとカメラを向けられ、「地元の放送局です」と告げられた後、質問責めだった。仕事で仕方なく外に出ているのに、外出していることが悪いような質問のされ方だった。カメラやマイクを向ける前に、テレビ局名や放送番組名など事前に説明を受け、承諾した後に取材を受けるものだとの認識していたが、この時は非常に気分が悪かった。

  • 政府に対する意見について、国民に寄り添いたいという各局の気持ちは分かるとしても、後出しジャンケンばかりで、見ていて、聞いていて、各局の立場が全く分からない。局の立場としての考えをしっかり表明してほしい。今の政権が全て正しいと思わないが、ああ言ったらこう言う、こう言ったらああ言うでは、マスコミも何を言っているのか?見るのも馬鹿馬鹿しくなってしまう。

【番組全般・その他】

  • 感染対策について。感染防止そのものと、視聴者へのお手本との両方の意味で、出演者もマスクをする場面を増やした方がいい。最近、局によっては、アナウンサーがマスク着用で司会をしていて、とても良いことだと思った。金曜夜のドラマでは、現在の私たちと同じく、出演者がマスクをして歩いている場面があった。とても自然で違和感がなかった。コロナ禍なのだから、そんなドラマも良いと思う。

  • 注目度の高い映像なのだろうが、注射針を刺している映像を繰り返し映す必要はないと思う。私は注射が苦手で、刺しているところを見るだけでも寒気がするほど嫌だ。一日に繰り返し何度も見せられて気分が悪くなる。せめて、ぼかした映像を作るなどの配慮をしてもらいたい。

  • 木曜夜の番組を見た。台本通りの演出なのかもしれないが、一人の芸人に対して、司会者と出演者全員で、無視、発言の阻止や全否定、暴言を浴びせるなどしていてとても不快な気分になった。お笑い芸人だからといって何でもしていいということはない。度が過ぎたものは全く笑えない。イジリを越えてもはや集団いじめにしか映らなかった。

  • 日曜昼の番組は、以前は楽しかったが、先週から司会者と出演者が人の悪口ばかり言っている。視聴者に喧嘩を売っているようにも見える。視聴者相手にストレスを発散して楽しんでいるのだろうか。情報番組なら人の悪口ではなく、楽しめるような内容にしてほしい。

  • 朝の番組で差別表現が、人を笑わせる目的でシャレとして行われた。このことを問題視しないのであれば、それはいままで歴史的に行われてきたのと同じ、差別拡散、扇動行為であり、それがテレビという媒体を通じて行われたことは非常に大きな暴力的な意味をもつ。当該の番組及びテレビ局は形だけの謝罪で終わらせるのではなく、なぜそのようなことが起きたのかを明らかにし、いかに再発防止を行うかについて真摯に考え、実行するべきである。

  • 東日本大震災から10年となり、各局で特別番組が組まれ、同じ内容を放送していた。私は福島出身、東京育ちで、震災当時住んでいた東京で激しい揺れに見舞われ、家具や備品が落ちて割れるなどの経験をしたが、机の下にすぐ隠れたため、なんとか命を守ることはできた。しかし、津波の映像が衝撃的で、長時間に渡って「震災、津波」と言われて辛く、特番のテレビを消してしまった。アナウンサーが「今から津波の映像が流れます」と注意を呼び掛けているが、映像がトラウマなことに変わりはない。震災関連の特番は、各局一斉にやる必要があるのだろうか。来年はもうやってほしくない。

  • 11日昼の特番で津波の映像が流れたが、その恐ろしさを学べて良かった。津波に巻き込まれた人が撮った映像が特に印象的で、最初は低く来て一気に大きな津波が来る、前からも後ろからも横からも来て囲まれるとは知らず驚いた。今まで実際の津波の映像を見るのが怖くて見るのを控えていたが、10年経ち、学ぶべき事だと改めて気づかされた。これを機に防災グッズを購入した。この時期に限らず、定期的に大地震が起こる前にどうすべきか、津波の恐ろしさを学ぶ番組をやってほしい。

  • 11日の夜の特番を見た。日本は、地震に限らず各種災害のリスクが大きく、防災の知識や考えをアップデートした方が良い。また、年を追うごとに東日本大震災をはじめとした災害の教訓や悲しみが薄れていく中、この番組は「どうしたら命を守れるのか」という防災思考や意識を改めて高めてくれる良い番組だった。

  • ニュースとワイドショーの境界線を明確にし、番組表に区分を表記してほしい。ニュースは情報の精度。ワイドショーはあくまでバラエティー番組。最近はワイドショーで新型コロナ、災害情報を伝えている。専門家ではない芸人などがいかにも正しいかのようにコメントしているが、災害時に混乱をいたり被害を受けたりする危険性があると思う。テレビは視聴者に不安を与えるのではなく、冷静な判断ができるよう整然とした情報を伝えてほしい。ワイドショーで時事ネタを扱うべきではないと思う。曖昧な情報が溢れている。

  • 一人暮らしの年寄りはテレビしか楽しみがない。しかし最近はどの局も同じような内容のワイドショーや通販番組ばかりで見ていると憂鬱になってしまう。年金暮らしの年寄りは通販番組を見ても買い物ができるわけでもないし、ワイドショーはコロナ関連の気分が暗くなるような話題ばかりで辛い気持ちが募ってしまう。テレビを見ているのは一人暮らしの年寄りも多いはず。もっと気分が明るくなるような楽しい番組を放送してほしい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 1000円ガチャ検証という企画は、子どもを含め、ギャンブル依存症になる可能性が非常に高いにもかかわらず、3000円ガチャという更にギャンブル性が高い企画を放送している。子どもにも人気の芸人やアイドルを起用して射幸心を煽る放送内容はやりすぎだ。

【「いじめ、虐待」に関する意見】

  • アニメ内で、男の子が女の子の髪留めをいきなり遠くに投げてそれを取り合う競争をやっていた。二人は仲良しの設定で、女の子も仕方なく受け入れている設定だったが、いじめにも繋がりかねない行為であり、教育番組で流すのはどうかと思う。

【「動物」に関する意見】

  • バラエティー番組で、風呂上がりの濡れた犬が水気を払うため体をブルブルするのを我慢させるという企画があった。犬にとっては体温維持のための本能的な生理現象であるのに、これを強いるのは人間のエゴであり、飼い主の児童にやらせることは動物愛護の精神に反する。

【「低俗、モラル」に反するとの意見】

  • 帰宅後テレビをつけたら、口にするのも憚れるタイトルのドラマを放送していた。内容はセックスレスに悩む夫婦の物語らしいが、露骨すぎないか?深夜とは言え、万が一子どもが見てしまったらどうするのか?せめてタイトルだけでも自粛すべきだ。

2021年2月に視聴者から寄せられた意見

2021年2月に視聴者から寄せられた意見

女性蔑視と受け取れる発言により辞任した、東京オリンピック組織委員会会長の発言を取り上げた番組への意見が多く寄せられた。

2021年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,489件で、先月と比較して308件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール97%、電話0%、郵便2%、FAX1%(※電話は今月休止)。
男女別は男性52%、女性18%で、世代別では40歳代27%、50歳代25%、30歳代20%、20歳代13%、60歳以上12%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は延べ829件【55局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、27件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

番組全般にわたる意見
女性蔑視と受け取れる発言により辞任した、東京オリンピック組織委員会会長の発言を取り上げた番組への意見が多く寄せられた。ラジオに関する意見は80件、CMについては15件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は88件で、前月から51件減少した。
今月は「表現・演出」が27件、「低俗、モラル」が24件、「報道・情報」が8件、「いじめ・虐待」が7件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • コロナ禍における最近の番組を見て、若者がウイルスを感染させている原因とも取れるような印象を受ける。確かに若者は、テレビをあまり見ない傾向があるが、特定の年齢層を批判することは、年代間の分断を生み出す可能性がある。確たる証拠に基づいた報道をすべきだと思う。

【番組全般・その他】

  • 事の発端は、新聞が元会長の女性軽視となるように発言を切り抜きで報道したものを、繋がりがあるアメリカの新聞が翻訳して伝えた記事のせいである。元会長自身の発言は軽率な部分もあるが、本筋では、女性は優秀だと褒めている。それをほとんどのテレビが報道しないのは事実に反する行為だと思う。編集されていない発言の全文を読んだ上で批判するのなら一向に構わない。しかし、一部を切り取った記事で女性蔑視だという意見ばかりを報道するのは不公平であり、視聴者に対する洗脳行為だ。全文を読み、公平な目で報道するようなテレビが出てくることを祈る。

  • 元会長のいわゆる女性蔑視発言について。本当にそのような思想があるのなら弁解の余地はないと思うが、発言の全文ではなく、部分的な切り取りのみで、朝から晩まで全人格の否定ともとれる批判を放送する必要性があったか、大いに疑問である。謝罪会見の本人の態度もいかがなものかと思うが、重大な事件を起こしたわけではない。今回はっきりと分かった事は、メディアがスクラムを組んで、連日批判一辺倒で放送すれば、権力のある有名人の首でも取れるという事だけ。暴走するメディアを監視し、行き過ぎを注意する組織もない。簡単に一人の人生を変える事ができるという流れに恐怖を感じる。メディアにあおられて溜飲を下げる感覚になった国民にも危険を感じる。

  • 昼の番組で、コメンテーターが、老人は社会の害悪かのごとく、老害と表現していた。60歳を超える人たちが、心身の衰えを感じつつ社会で数多く活躍していると思うが、その人たちは不要という意味で受け取った。テレビ放送は公共性を持っていて、共生社会を目指すものと思う。社会で活躍される人たちには敬意を持って接してもらいたい。

  • 昼の番組について。なぜ自分たちが過去に報道してきたのを忘れてしまうのか。司会者も全く普通に無視して、今日知ったみたいに話す。いくら芸人だとしても度が過ぎる。制作側も出演者も恥ずかしくないのか。元会長をいじめ同様に批判。結果、会長を辞任しても、いつまでもVTRやパネルを使って掘り起こして批判。それによりネットでもあおられた人たちによる批判が起こる。そうすると今度はネットの影響という流れを作る。自分たちが火をつけておきながら、反省も謙虚さもなく、ただただ批判するのみ。寄ってたかっての攻撃は許されるのか。会長選出が不透明とか言いつつ、組織委員会の定款も規定もまともに説明せず、まるで人気投票みたいに、いろんな人たちをあげていく。こんな番組をスポンサーもテレビ局の上層部も何とも思わず、ただただ垂れ流し放送。マスコミには自浄作用は働かないのか。国民は不幸だ。

  • テレビは何かといえば政権を責めている。一方、コロナ禍では、「飲食店が苦しいから、時短要請に応じない」という店主の声を同情的に伝えている。深夜まで遊んでいる若者を何の批判もなしに、彼らのコメントを流している。テレビは批判しやすい人や組織を貶めて楽しいのか。それが国民のためなのか。心地よい言葉で人の弱みにつけ込むのは反社会的勢力と同じだ。放送という武器を持った恐ろしい権力者であることを自覚せず、芸人やタレントを使い、世論に名を借りて断罪することこそ怖い。

  • 水曜日の番組を見た。日本の長い歴史の中で、女性はほとんどその権利を制限されて生きてきた。ネット社会になり、ようやく女性を悪く言う事がおかしいと声を上げられるようになり、海外からも批判され、これで少しは日本の男性も反省してくれるかと思いきや、日本はまだまだ人権後進国のようで、抵抗してこのような芽を潰そうとしている感じがする。この番組の企画もまさにそれ。女性を差別しないでという人間をフェミニストと呼び、それがあたかも悪いイメージであるかのように放送する。差別され続けた人たちが、差別しないでほしいと言うことの何が悪いのか。差別してきた側としては耳が痛いだけなので、どうにかこのムーブメントは収まってほしいのではないか。それを笑いにしてテレビで放送する事に悪意しか感じない。

  • 深夜の番組を見た。客観的に見て、注意力、交渉能力に問題があるAD(アシスタントディレクター)を、「ヤバい奴」という見下しのニュアンスが濃い、内輪のイジリがとても不愉快だった。スタッフの、彼の挙動に対して放たれる高笑いが高慢さに満ちていた。彼は、「自分自身も困っている」と語っているのに、それを病気である可能性すら頭に浮かばない制作側の扱い方が恐怖でしかない。裏方の彼がイジられ、笑い物にされる事は本当に彼自身が望んでいるのか。決してヤバい奴というくくりで、エンターテイメントとして消費してはいけない。彼が、自分の扱われ方に対して、立場がADということもあり、言われる、されるがままだとしたら、一方的なパワハラ企画である。

  • このコロナ禍において、なぜテレビ番組ではマスクをしないのか。スタジオは密室である。一方的に倫理的な対応をメッセージしておきながら、その人物はマスクをしない。ようやく、議員もマスクして、会食も控えるようにした。テレビ関係者は以前と変わりなく、つまらないことに騒ぎ、タレントは不祥事を繰り返す。視聴者は言っていることの内容ではなく、見たもので判断すると言われている。マスクをしようと誰ひとりしない、してはいけないと指示があるのか、誰も語らない、異常な世界である。ますますテレビ離れに拍車がかかるのではないか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で後輩芸人を無理やり冬の川に入らせて笑っていた。嫌がっていることを無理やりさせるのが面白いとしていることは問題だ。中高生に人気の芸人なのでお手本となるような番組作りをしてほしい。

【「低俗、モラル反する」との意見】

  • バラエティー番組でグラビア・アイドルの女性の下品な姿を皆で笑ったり、芸能人のトイレ事情をクイズの問題にしていた。親子で見ていて気分が悪くなる内容だった。21時台という子どもも見る時間帯ならば、家族で見て安心して見られる、役に立つ番組であってほしい。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 小学生数人がひき逃げされるというニュースがあった。ドライブレコーダーからの映像だったが、事故時の映像を生々しく放送しており衝撃的だった。ひき逃げに遭った子どもたちや家族への心理面に配慮した内容であったのか疑問を感じる。

  • コロナ関連のニュースでワクチン注射の場面が放送されるが、体に針が入っていく映像がアップで映されるのは生理的に耐えられない。なぜ注射の風景ではだめなのか。コロナの注射は深く刺すので、子どもは恐怖心を抱くのではないか。

2021年1月に視聴者から寄せられた意見

2021年1月に視聴者から寄せられた意見

新型コロナの感染拡大で、昨年4月に続いて2度目の緊急事態宣言が出されたが、それを報じた番組への意見が多く寄せられた。また、テレビ出演者のマスク着用に関する意見も多く寄せられた。

2021年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,797件で、先月と比較して399件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール98%、電話0%、郵便1%、FAX1%(※電話は今月休止)。
男女別は男性49%、女性24%で、世代別では40歳代28%、30歳代24%、50歳代21%、20歳代14%、60歳以上11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は延べ1,146件【54局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

新型コロナの感染拡大で、昨年4月に続いて2度目の緊急事態宣言が出されたが、それを報じた番組への意見が多く寄せられた。また、テレビ出演者のマスク着用に関する意見も多く寄せられた。ラジオに関する意見は70件、CMについては15件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は139件で、前月から51件増加した。
今月は「表現・演出」が45件、「低俗、モラル」が39件、「その他」が13件、「差別・偏見」が11件、「いじめ・虐待」が6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • テレビでは、感染防止策として、手洗い、うがい、マスクの着用を連呼しているが、伝えているアナウンサーやタレントが、誰もマスクをしていない。これは、マスク着用は報道に関係しない人達のみが必要で、報道する側は必要ないとの見解からなのか。声高に叫んでいる人間がマスクをせず、いかにも物知り顔で発言するのはいかがなものかと思う。

  • コロナ禍におけるアナウンサーやコメンテーターの発言は、全体的に政府の責任を追及する傾向にあるが、見るのが辛くなってきた。政府の頼りなさや見通しの甘さは確かにあるが、今、この災難の中で、マスコミがこぞってマイナス思考の情報や個人的意見を流していている場合だろうか。どの番組を見ても右向け右。マスコミには日本全国に声を届けることができる力、大勢に影響を及ぼす力がある。もっとウイルス感染について学び、その怖さを根気強く伝え、「人が動かなければ感染は収束に向かう」「ウイルスは人を介して感染する」「ウイルス単独では飛び回らない」など、基本的なことなどを前向きに発信して、国民の意識をリードすることが可能である。今こそマスコミの力を発揮すべき時。政府の批判はコロナ収束の後でもできる。

  • 新型コロナ関連の報道について、日本医師会会長の会見を多くの番組で報じているが、総理大臣の会見並みの扱いは、行き過ぎと感じる。医師会は一業界団体に過ぎないのに、公的機関であるかのような扱いは、視聴者に誤解を与えている。また、各メディアが同じ人物を繰り返し登場させることで、医師会の宣伝放送のようになっている。放送における諸団体については、その出自や成り立ち、構成員の選出方法、資金源など、利益構造を明らかにして視聴者に誤解のないよう配慮するべきである。

【番組全般・その他】

  • 年始の特番を見た。収録時期がいつなのか不明ではあるが、コロナ対策が不十分であった。ハイタッチやハグといった密着行為、審査発表までの控室という密閉空間では、座席の距離がなく、密接していた。さらに、大声で話しているのにフェイスシールドすらしていない。陽性者がたくさん出ているのに、ソーシャルディスタンスを取らないのはいかがなものか。もっと感染症対策を取ることができたのではないかと感じた。

  • 人気タレントの扱いについて。土曜日の番組は気軽な散歩企画なのに、かなり前から事前予約が必要な超高級店で食事をすることが多い。夏休みの特番ではハワイでの豪遊三昧、冬休みの特番でも沖縄での豪遊と、いずれも番組で高額なお金を使い、ただ彼に贅沢をさせ、大騒ぎしているだけだ。番組としてこれで良いのかという印象がある。人気のあるタレントを接待、忖度するだけになっている。特定の人に毎回贅沢や豪遊をさせるのではなく、また、私物化のようなお金の使い方をするのではなく、公共的でバランスの良い番組制作を願いたい。

  • コロナ感染拡大防止の指針として、マスク着用があるのに、テレビでは全然マスクをしていない。「感染対策をしてください」という人が、やってないのでは説得力がない。ロケでは、感染対策に何の効果もないマウスシールドを多用している。アクリル板も体裁だけのように見える。最近はさらに緩んでいる番組が多くなったようで、見ていて腹が立つ。これでは視聴者に、「こんな感染対策でいい」と誤解されても仕方ないと思う。

  • フェイスシールド、マウスシールドは、飛沫拡散防止効果がほとんどないと言われているのに、ロケ番組での多用が目に余る。感染防止策の徹底が叫ばれている今、影響力のあるテレビ放送が、不織布マスクをせずに喋る行為を垂れ流す事は、ニュース番組で協力を呼び掛け、不適切な行動を批判するのと矛盾している。まず、メディアが自ら範を垂れるべきではないか。また、前回の緊急事態宣言時に比べ、リモート出演が少なく感じる。政府の対策が緩いと批判するなら、メディアが率先して前回並みの自粛行動を取り、国民に訴えたら良いのではないか。

  • 楽観主義の人は、悲観主義の人より10年長生きするという統計がある。コロナ感染者の数字も、楽観的に伝えたらどうなのだろう。例えば、「今日も何とか医療破綻を回避できました」「感染者は○○人台で収まっています」「重症者の多くは順調に回復しています」「皆さんのご協力のおかげです」などとしてはどうか。呼吸が楽になりそうな気がしないか。

  • コロナ報道は、なぜ偏った内容や国への批判しかしないのか。コメンテーターも素人で、誰でもテレビや新聞を読んでいれば発言しそうなことをとくとくと語る。内容によっては素人目線で、スタジオで語るのも良い場合もあるが、人の生死や国の政策に関わることは、かえって無用の混乱と不安をもたらす。しかも司会者やコメンテーターが言っていることがどんどん変わっても、誰も指摘しないことを良いことに言いたい放題。専門家も番組に合った人を選別しているのだろうと思える。映像はネットで拾い、街頭インタビューもやる意味がない内容を単純に言わせている。その結果、発言や撮影を切り取られて放送された、やらせではないかという疑惑が常につきまとう。VTRも使い回しているのではないかと思えるようなものを無神経に流す。今の時代、映像の捏造もインタビュー受ける人の発言も作り替えるのは簡単。それを承知で調べることも手を抜いて放送して、間違っても簡単にアナウンサーが訂正して終わる。国会議員も人間なら原稿を読むのも人間。議員もテレビ局も人に影響を与えることで言えば、心して報道番組を制作してもらいたい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 学校に常駐する警察官を主人公にしたドラマを見て驚いた。非行や犯罪は許されないが、生徒を投げ飛ばす、手錠を掛けるなどやり過ぎではないか。目標に向かって勉強や部活に取り組む学園ドラマならいいのだが。

  • 謎の感染症が蔓延し、感染した屍が人間を襲うという設定のドラマで、屍の描写が生々しく青少年には健全と言えず悪影響だ。またコロナウイルスが蔓延する中、感染症で屍になるというテーマは人々を不安に陥れるのではないか。

【「低俗、モラル反する」との意見】

  • 夕方の時間帯に車内で家族とラジオを聴いていたら下ネタの多い番組をやっていた。夜中なら問題ないだろうが、この時間帯に流すのはいかがなものか。小学生の子どもがいてヒヤヒヤしてしまった。時間帯を変えるなどしてほしい。

  • 演芸番組に若い女優がゲストとして出ていた。ネタのやり取りの中で、落語家が女優に“胸を見せて”など冗談の枠を超えたセクハラをしていた。女優は冷静に対応していたが、気持ちよく笑えるものではなかった。

【「喫煙・飲酒」に関する意見】

  • バラエティー番組で、高級ワインと安価なワインを当てるゲームをやっていた。解答者の一人は未成年だったため、ワインの匂いを嗅がせてどちらか決めさせていた。法律違反をしてはいないが、未成年にお酒の匂いだけでも勧める行為はいかがなものか。

2020年12月に視聴者から寄せられた意見

2020年12月に視聴者から寄せられた意見

新型コロナウイルス感染拡大が続く中、番組制作や取材、ロケのあり方への意見が多く寄せられた。

2020年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,398件で、先月と比較して56件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール80%、 電話18%、 郵便1%、FAX1%。
男女別は男性57%、 女性23%で、世代別では40歳代25%、 50歳代25%、 30歳代22%、60歳以上14%、 20歳12%、 10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は延べ678件【54局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、26件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

新型コロナの感染拡大が続く中、番組制作や取材、ロケのあり方への意見が多く寄せられた。また、不倫問題を起こした芸人の記者会見を取り上げた番組に対する批判も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は74件、CMについては22件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は88件で、前月から7件増加した。
今月は「表現・演出」が33件、「低俗、モラル」が11件、「報道・情報」が10件、「暴力・殺人・残虐シーン」が9件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナの報道が一向に改善されない。「医療崩壊が始まっている」「東京の新規感染者が過去最高だ」など、毎日のように不安をあおられ憂鬱になる。このような報道をしていても感染者は減らないのに、いつまでもネガティブな報道をしている。危機感を持たせることは大切だが、それよりも、どうすれば感染を防げるのかという、正しい知識を身につけるための報道をしてほしい。放送局は本気で感染を減らすことを考えているのだろうか。不安をあおる報道をやめて、国や地方自治体と協力し、コロナを食い止めていくことが必要ではないか。

  • GoToトラベルについて。感染者が増えても継続させていた時期は、政府の対応に批判的で、街角での一般の人たちのインタビューも継続に反対する人を放送していた。一方、政府が、GoToの全国的な一旦中止を決断すれば、遅すぎるといった批判的な声や、多数の観光業者の苦情的なコメントを放送している。これでは政府を批判しているだけであり、視聴者にとって悪い印象しか残らない。国民に色々な不満があるのは理解しているが、それら全てを同時に納得させる事など不可能だ。政府の対応を悪く印象付けているようにしか見えない。

【番組全般・その他】

  • 不倫問題を起こした人気芸人の一連の報道について。破廉恥な事件ではあるが、各局の報道姿勢は倫理に欠ける感じがした。本人は大きな社会的制裁を受け、それが家族にも及んでいる。不倫相手など事の詳細は週刊誌の情報に基づくもので、彼が全て悪いかのように不公平に扱われている。最も疑問に思ったのは、会見の囲み方とあまりにもひどい内容の質問。これは公開いじめのようで、言葉による暴力に感じた。各局が朝から晩までその会見内容を垂れ流している状況もいかがなものかと思った。

  • 土曜日の番組のエンディングについて。視聴者が意図を汲み取りづらい演出となっており、一連の騒動で降板した芸人を卑下するような内容であった。この放送を面白いと思うのは誰なのかということが一切分かっておらず、このコロナ禍で大変な日々を過ごす人々が迎える年末において、この番組を心底楽しみにしていた視聴者に悪い感情を残すような裏切りであった。

  • テレビを制作するにあたり、大食い、爆食い、フードファイトなどの番組は必要なのか。日本では7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われている。食べたくても食べられない子ども達がいる。また、毎年、日本のどこかで自然災害が起きている。救助が入るまでは食べ物も不自由だろう。加えて、今年はコロナ禍の影響で、失業者や日々食べることに困った人たちも多かったと思う。命を落とされた方もいただろう。こんな状況の中、こんな状況でなくとも、大食い番組は地上波放送に必要か。視聴率を上げるためになくてはならない番組か。必要ならば、地上波放送ではなく、有料放送などで制作できないものか。仕事柄、生活困窮の方と触れ合う機会が多い。大食い番組は困窮者に対して不適切な番組だと思う。

  • 都内のロケなのに、マスクをしていないのが気になった。一般の人はみんなマスクをしているのに、芸能人はノーマスクで一般人に近付き、話かける。ノーマスクの芸能人を恐れて後ずさりする人もいた。芸能人は特別なのか。ニュース番組では自粛と言っていながら、バラエティー番組のロケはノーマスク。矛盾していないか。

  • 新型コロナについて、情報番組やワイドショーでは、感染者、重症者、死亡者の数を速報で伝えている。アナウンサーやMCは恐怖をあおるだけだ。平常時ではないのに政府批判だけを繰り返していては、正しい感染予防も視聴者に伝わらない。報道機関の人たちは目を覚ましてほしい。感染状況と同時にマスクの正しい着け方、手の洗い方、避けるべき場面等を伝えなければ、視聴者は誤った感染予防方法を続け、感染は益々拡大してしまう。批判は収束後にいくらでもできる。また、バラエティー番組における出演者のマウスシールド着用も控えて欲しい。マウスシールド、フェイスシールドに感染を予防する効果はないと、複数の医師も警告している。これも、視聴者に誤った感染予防方法を伝えている事になる。

  • 午後の情報番組を見た。女性出演者が新型コロナの感染拡大について、「若者が感染を広げている」「若者が外出しすぎている」「青春はいつでもできる」などと言っていた。これには大変傷ついた。私は現在大学生で、自分がかからないように、家族や周りの人に感染させないように、今でも自粛を続けている。大学に勉強しに行きたいし、アルバイトもしたい。今しかない部活やサークル活動にも参加したい気持ちでいっぱいだ。でも我慢している。若者をひとくくりに攻撃するようなことはしないでほしい。

  • どのチャンネルに替えても、朝から晩までコロナ、コロナ、「感染者数が…、重症者が…」と、ほぼ同じ内容の放送をしている。恐怖心ばかりがつのって気が滅入る。テレビを見る気も失せてしまった。何とかならないのか。

  • 新型コロナの感染拡大が続く中、全国の医療機関、医療従事者への負担が日増しに大きくなっている。それに関連した報道で、「医療体制のひっ迫が懸念されている」というものがあった。どうにもこれは見苦しい表記法である。放送局や新聞社などの報道機関が、用いる漢字を定めているのは知っているが、そこに含まれないからといって、やたらに仮名書きにするものではない。そもそも日本語における漢語は外来語であり、音声よってその意味を理解するものではなく、漢字の組み合わせによって理解されるものである。このことから、「ひっ迫」ではなく「逼迫」と書いて、仮名を振れば良いのではないか。今後さらなる国際化が進み、外国人のテレビ視聴も増えるであろう。その時に、近隣の諸国・諸地域出身者にとっては、「逼迫」の方がはるかに理解しやすいはずである。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で芸人6人が都内各所に繰り出し、街歩きをしていたが、うち5人がマスクをしていなかった。一般の通行人はマスク着用が徹底していて、芸人を避けているように見えた。感染症に対する意識の低さが露呈していて、番組を見ていた子どもたちには“悪い見本”と説明するしかなかった。

【「低俗、モラルに反する」との意見】

  • ドッキリ番組で、男性が女湯に入ってしまうというドッキリがあった。多くの子どもが見ている時間帯にそのようなドッキリを放送することは快く思えない。また、裸の男性が女湯に入ることを笑いにするという考えが不快に感じる。

【「報道・情報」に関する意見】

  • ニュースで、住宅が燃えている火災のシーンが放送され、複数の子どもが亡くなったとナレーションがあった。亡くなられた子どもたちの友人がこの映像を見たとき、どれほどショックを受けるだろうか。消火した後の映像ならまだしも、燃え盛る映像の使用には疑問が残った。

【「危険行為」に関する意見】

  • 旅をするバラエティー番組でつり橋を渡るシーンがあったが、出演者の一人が橋を揺らし、仲間を怖がらせていた。子どもたちが見ていたら真似をするかもしれないし、危険だと思う。つり橋でふざけること自体が間違っている。

2020年11月に視聴者から寄せられた意見

2020年11月に視聴者から寄せられた意見

感染が拡大した新型コロナウイルスについて報じた番組への意見や、コロナ禍における番組収録、取材のあり方への意見が多く寄せられた。

2020年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,454件で、先月と比較して1,196件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール80%、電話18%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性53%、女性26%で、世代別では50歳代25%、40歳代24%、30歳代21%、20歳14%、60歳以上14%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は延べ801件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

感染が拡大した新型コロナウイルスについて報じた番組への意見、また、コロナ禍における番組収録、取材のあり方への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は90件、CMについては16件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は81件で、前月から29件減少した。
今月は「表現・演出」が27件、「いじめ・虐待」が11件、「暴力・殺人・残虐シーン」と「報道・情報」がそれぞれ7件、「低俗、モラル」が6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナについての報道で、予防のためのマスク着用を推奨している一方で、スタジオではマスクは着用せず、取材などではマウスシールドはしているが、マスクはしていない。報道と番組のあり方が違うので、視聴者としては、マスクをするのが適切なのか、マスクをしなくてもよい状況なのか、判断に迷ってしまう。番組出演や取材におけるマスク着用のスタンスを統一してほしい。

  • 新型コロナについて、「感染者急増」「過去最大」など、不安をあおる報道を繰り返し、結果的に罹患した方や関係者への偏見、差別につながり、社会全体を不安に陥れている。公的機関が発表している検査陽性者は、感染者と報じられ、視聴者に誤解を与えている。また、インフルエンザの流行については淡々と報じる一方で、新型コロナでは、「クラスター発生」「医療崩壊の危機」などと危機感をあおっている。感染抑制や罹患者の重症化防止のための情報を視聴者に伝えることが放送局の役割だと思うが、ワイドショーなどは、ただ騒いでいるだけにしか思えない。過信は禁物だが、過剰な報道はやめ、正しい情報を視聴者に伝え、感染抑制と罹患者への偏見防止につなげてもらいたい。

【番組全般・その他】

  • コロナ禍の中、少しでも感染拡大を防ごう、マスクをして三密を避けようとテレビで報じているが、土曜昼の番組は、それを自ら破るような放送をしている。ロケ中にマスクなどの感染対策をせず、大声で騒いでいる。マウスシールドはほとんど意味がないと言われているが、それすらもしていない。コロナ前の再放送かと思ったほどである。世の中、気が緩んでいるのではないかと言われているが、一番緩んでいるのはテレビ業界ではないだろうか。最大限の感染対策をしてロケをしてほしい。

  • 朝の番組は、新型コロナについて、「医療崩壊」「GoToトラベルの中止」「緊急事態宣言」などと、大げさにあおっている。その裏で若者などの自殺者数が増加傾向にある事実。今の状態からさらに経済を停止させるようなことを行えば、自殺者がさらに増加する可能性には触れない。テレビ局の意図するあおりに賛同しているかのような一部の医療関係者の出演コメント。それに真っ向から反対意見がある医療関係者も多数いるなかで、そういった人たちの出演は皆無。結局、テレビ局に都合の言いことだけを並べている。このような放送をして得をするのはテレビ局関係者だけで、国民は誰も得しない。国民を混乱させるのはやめてほしい。

  • 情報番組で新型コロナの感染状況を伝えている。感染者数・重症者数・ベッド数の状況などを逐一アナウンサーが深刻な表情で伝えるが、その直後、一変して笑顔で「おいしい飲食店情報」などを披露する。飲食店での会食が最大のクラスター発生源である現在、コロナのニュースの直後に飲食店情報とは矛盾している。

  • 羽田空港でGoToトラベルについて昼の番組の取材を受けた。私たちは男2人の70歳代。インタビューに対し、私は「札幌には行かないし、経由もしないのでこのツアーに参加した」という旨を答えた。しかし放送では、話の内容はすべてカットされ、「札幌観光に行ってきたという男性、GoToのチャンスを逃したくなかったから…」とのナレーションが流された。顔はモザイクで隠されていた。このように、番組の企画の方向性に合わせてインタビュー内容を改ざんすることはよくあるのだろうか。映像を都合よく利用されてしまった。改ざんを前提に処理をしたとしか思えない。テレビ局とはこのようなものなのか。

  • 食べられもしない量の料理を出し、無駄な食べ残しをし、食べられもしないほどの激辛にして食べ残しをするのは、あまりにも常識を超えている。新型コロナの影響もあり、出演者の食べ残しをスタッフが食べて処理するはずもない。世の中には何事にも限度と常識がある。食べられもしない量を分かっていながら出し、食べられもしない辛さにして食料を無駄にするのは非常識だ。限度ある常識的な番組作りをしてほしい。

  • 大ヒットしている人気アニメの過剰報道と、それに興味のない人たちに対する配慮のなさについて。いくら人気があるとはいえ、知っていて当たり前のように報じるのはどうなのか。それを知らない人、興味のない人、嫌う人たちからすれば、不快で腹立たしい。多様性の時代というのなら、はやりものを安易に取り入れ、過剰に報道するばかりでなく、別方向の意見をもっと取り上げたほうがいい。

  • 人気アニメの劇場版が連日取り上げられているが、テレビが騒げば騒ぐほど、劇場に人が殺到する。コロナに感染しそうで怖い。GoToトラベルも同様で、テレビであおると人は出かけたくなり、結果として感染拡大につながってしまう。私は宅配業者の配送員。仕事上、感染防止には万全な対策をとっている。いくら私たち現場が努力しても、テレビで人々をあおるような放送をされてしまうと何もならない。このことを放送関係者は忘れないでもらいたい。

  • 新型コロナと年齢(83歳)のため、最近はテレビを見て過ごす時間が長くなった。いつも思うのだが、ほとんどの番組は若い視聴者向けに作られている。たとえば歌番組は歌そのものを楽しみたいのに、踊りやトークなどの演出が過剰で疲れてしまう。ドラマでは出演俳優の名前が思い出せずイライラすることもある。できればその俳優のセリフの際、時々でも役名と俳優名を字幕表示してくれたら助かる。私も以前は問題なくテレビを楽しめたのだが、80歳を超えたころから少し難しくなってきた。若い人はテレビ以外の活動があるが、老人にとっては日々の生活でテレビの占める割合は年々大きくなる。是非、高齢視聴者の要望を生かしてほしい。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 子どもの通っている熊本県内の高校で新型コロナのクラスターが発生し、地元のテレビ局は学校名を公表して報道していた。公表されたことにより学校を貶める嘘の情報が広まり、風評被害が起こっている。学校は不特定多数の人が来るわけではないし、子どもたちにも影響が大きい。学校名の報道は慎重にすべきだ。

【「表現・演出」に関する意見】

  • ドッキリ番組や実験番組は、最初は子どもの興味を引く軽いイタズラや実験だったが、最近は怪我をさせたり人を痛めつけるような内容に変わってきている気がする。子どもがマネをしたりイジメにつながってしまうのではないか。見ていてそうならないようなイタズラや実験にするべきだ。

  • バラエティー番組で「人気俳優が起こしたひき逃げ事件」のテロップを流し、延々このニュースについて放送し、非常に不快な内容だった。現段階では、起訴不起訴処分は決定しておらず、日本の司法では「推定無罪」であることを認知するべきだ。目を引くようなテロップやボードを使い、週刊誌の不確かな記事を鵜呑みにした内容を出演者の無責任なコメントと共に流し続けた。子どもも見る時間帯、いじめにも似た番組だ。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 『SHIROBAKO』(NHK Eテレ)は、アニメ制作の舞台裏を題材にした作品で、制作の苦労が分かり、仕事の勉強になる。暴力シーンなどなく安心して見ていられた。アニメ業界で働きたい若者に見せたい番組だと思った。

2020年10月に視聴者から寄せられた意見

2020年10月に視聴者から寄せられた意見

不妊治療に関して不適切な発言をしたタレントへの批判や、幼少女への性的嗜好をネタにした芸人への批判が多く寄せられた。

2020年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,650件で、先月と比較して944件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール84%、電話14%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性35%、女性42%で、世代別では40歳代27%、30歳代25%、50歳代20%、20歳代15%、60歳以上11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は延べ1,882件【59局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

昼の番組で、不妊治療に関して不適切な発言をしたタレントへの批判や、夜の番組で、幼少女への性的嗜好をネタにした芸人への批判が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は74件、CMについては31件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は110件で、前月から1件増加した。
今月は「表現・演出」が33件、「暴力・殺人・残虐」が17件、「要望・提言」が8件、「いじめ・虐待」と「低俗、モラル」がそれぞれ6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナの報道について、夕方のニュースになると、「今日、東京で新たに新規感染者が○○人確認された」と、いまだに新規感染者のみを報じている。入退院数、検査人数、陽性率は一切報じない。詳しいことはネットで調べればいいと、まるで視聴者に丸投げしているとしか思えない。新規感染者だけでは何の報道にもなっていない。報道機関としての役割を放棄しているように感じる。

【番組全般・その他】

  • ロケ番組において、出演者がマウスシールドやフェイスシールドを付けて収録するケースが多い。特にマウスシールドが目立つが、「ウイルス感染予防の観点からは不合格である」と、多くの専門家から指摘されている。人が少ない場所での収録であれば、出演者のみにリスクが及ぶだけだが、ある程度の街中での収録では、飛沫リスクは避けられない。おそらく顔を見せたいがための対応だろうが、放送では使用しないほうがいい。感染予防にはマスクの有効性がほぼ確立しているのだから、影響力を考え、見本となるよう遵守すべきだ。

  • 昼の番組を見た。次のバスまであまり時間がないなら、飲食店に入らなければいいのに、店の人に急いで作らせた料理に少ししか口をつけずに店を後にするシーンがあった。食べ方も急いでかきこむ感じで、代金は払ったものの最後まできちんと食べないなど、店に失礼だ。見るに堪えないのでチャネルを替えた。この時間帯は多くの世代の人たちが見ている。食事のマナー、食品ロス、店への気配りに欠けるなど、道徳的にどうかと感じた。

  • 芸人が、小児への性犯罪者を仲間であるとし、さらに同じ性的嗜好をもつ自分たちは、世間から虐げられている被害者であるという趣旨の発言をしていた。また、それを出演者一同が笑うという番組の流れだった。実際の被害者たちがどれだけの傷を負っているかの想像力もなく、何気なしにこの番組を見ていた視聴者の中には、これを笑い話のネタにしていいのだと感じる人たちもいることと思う。れっきとした犯罪を、嬉々として笑い話にする内容は、許されることではない。

  • 昼の番組で、不妊の原因についての不適切なコメントがあった。専門的な知識を持たないタレントが、何を根拠に断言できるのか。不妊治療で苦しんでいる女性たちがいることを忘れないでもらいたい。

  • GoToトラベルのおかげで、高級ホテルのエグゼクティブルームが、普段は一泊14万円のところ、特別価格と税金の補助で一泊55,000円になるという話題。「これはお得ですね」と、出演者たちは大喜びしている。一泊55,000円の宿泊ができる人たちに、税金の補助が必要なのか。

  • 夜のニュースで、新型コロナの感染拡大以降、東京・品川駅の朝の通勤風景を流している。いつも、いやだなと思いながら通るのだが、ついに今日、自分の足元が映ってしまった。もし、顔が出ていたらと思うとぞっとする。テレビに映りたくない人の気持ちはどう考えているのか。

  • どこの局も同じ話を一日中繰り返している。それも新型コロナなど、気が滅入る話題ばかりでうんざりする。私は、寝ている時間以外、テレビ画面と向き合っているが、番組があまりにつまらないので、ビデオばかり見ている。何とかしてほしい。

  • BSの番組を見た。町の中華店を訪ね歩く番組だが、今回は、東京都練馬区が舞台。レギュラー出演の芸人とその店の店員は、今年閉園した遊園地「としまえん」の思い出話で盛り上がっていた。都市開発によって消えゆく昔ながらの人情の温かみを、下町のノスタルジーとともに、じんわりと味わうことができた。飲酒を

  • 扱う点で、「青少年には見せるべきではない」という意見もあると思うが、温かい人情に触れることができる番組こそ、青少年に見てもらいたい。近年、放送倫理の劣化が叫ばれているが、このような良質な番組もあることを知ってもらいたい。

【ラジオ】

  • FMの夜7時からの番組は、社会問題や政治などを取り上げる内容だが、一部の常連リスナーによるコメントが、徐々に誹謗中傷化している。いろいろな問題について、異なる意見が交わされることは健全だと思うが、一部のリスナーが、自分と意見が異なる相手に対して、個人攻撃と思われるようなコメントを投稿することが多々見られる。また、ナビゲーターに対して攻撃的なコメントをするリスナーもいる。何年もこの番組を聞いているが、ここ最近、エスカレートしているようで怖い。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 深夜のトーク番組で、アイドルおたくをネタとする芸人が自分はロリコンで応援しているアイドルは14~17歳。自分の仲間がアメリカでGPSを付けられていると面白おかしく話していた。しかしGPSを付けられているということは犯罪者のはずで、このように軽々しく話すことではない。性被害にあってPTSDに苦しむ子どもたちもたくさんいる。性に対する問題意識が低すぎる。

【「差別・偏見」に関する意見】

  • ドッキリ番組において、男性先輩芸人が男性の後輩に言い寄るという同性間のセクハラ、パワハラを放送していた。男女であればセクハラとして放送できない事を同性であれば笑えるかのように放送するのは、同性間セクハラを矮小化している。また同性愛者=セクハラをするかのような偏見を助長する表現だ。子どもが見る時間帯であり、LGBT当事者の子どもたちへの影響は深刻ではないか。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • グロテスクで残忍なシーンが多く、子どもが見ることのできない深夜に放送していたアニメをゴールデンタイムで放送するのはいかがなものか。鬼の首を切り、血しぶきが上がる。子どもに見せていい内容ではない。

【「食べ物」に関する意見】

  • 路線バスを乗り継いで旅をするバラエティー番組でカレー屋を訪問してカレー三食とグラタンを注文。しかし次のバスまでの時間がないからと最初に来た一食を4人でつつき、さっさと店から出て行った。料理も無駄になったし、作ってくれた人への感謝の気持ちもなかった。お金を払えばよいという問題ではない。子どもも見る時間帯なのでこのような企画はやめてほしい。

【「推奨番組」に関する意見】

  • 『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日)は、毎回感心やら可愛いやらで楽しませてもらっている。出演者と素晴らしい才能の子どもの会話も楽しく、この子たちは日本の宝だとうれしくなる。視聴者はこのような番組を期待していると思う。

2020年9月に視聴者から寄せられた意見

2020年9月に視聴者から寄せられた意見

首相の辞任表明を受けた自民党総裁選、飲酒運転で逮捕された元タレントや亡くなった女優を取り上げた番組等への意見が多かった。

2020年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,706件で、先月と比較して202件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性52%、女性28%で、世代別では40歳代27%、30歳代24%、50歳代21%、20歳代13%、60歳以上13%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は延べ897件【59局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

首相の辞任表明を受けた自民党総裁選について報じた番組への意見が多く寄せられた。そのほか、飲酒運転で逮捕された元タレントや亡くなった女優を取り上げたワイドショーへの意見も多かった。
ラジオに関する意見は65件、CMについては32件あった。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は109件で、前月から19件増加した。
今月は「表現・演出」が24件、「低俗、モラル」が17件、「その他」が16件、「危険行為」が14件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナの報道のあり方について。各放送局の定時ニュースでは、ほとんどの場合、新規感染者の増加数しか報道しない。なぜ完治した人の数を同時に伝えないのか。「今日も感染者が200人を超えました」などのセンセーショナルな表現で、視聴者の不安をあおるだけでいいのだろうか。これだけ聞いていると、いかにも新規の感染者だけがどんどん増えているような印象を与える。不安をあおるだけではなく、真の状況を視聴者が冷静に理解し易いように伝えるのが、メディアの役割ではないのだろうか。

  • 最近の報道番組を見ていると、どの局も同じ話題ばかり。新型コロナが流行すればコロナばかり、台風が来れば台風ばかり、それも首都圏への影響があればすぐに地方を切り捨て、首都圏の情報ばかりだ。偏った意見に集約され、多様な意見は発信しない。自民党総裁選にしても、すでに決定しているような報道が相次いでいる。しばらくしたら一斉に批判するのだろう。報道は世論を形成する。もっと責任を持って、多様な意見を広く伝えてほしい。若い世代は、インターネットでその他の情報を得ることもできるが、それには偏った考え方の場合もある。マスコミ報道以外に情報を取得できる手段を持たない人たちも大勢いることを認識し、制作、発信にあたってほしい。

  • 自民党総裁選について、メディアはひたすら状況を伝えるだけで、前政権がやり残したことへの追及すべき問題について、候補者に聞き、視聴者に伝える姿勢が全く感じられない。一般市民に総裁選の投票権は無い。派閥の駆け引きなど伝えてもらっても無駄なこと。「もう新総裁は決まり」的な雰囲気でまとめている。それよりも、今後取り組むべきことを忖度なく視聴者に伝えたほうがいい。

【番組全般・その他】

  • 台風10号に関して、気象庁のコメントを再三報じているが、あまりにもお粗末だ。「経験したことのない強い台風」「特別警報を発する可能性」「最大限の警戒」など、可能性ではなく、もっと現実に即して、いつ警報を出すのか、台風の経路に予想される住民がどう対応すべきかについて放送してほしい。

  • 緊急ニュースの各大臣の入閣速報が迷惑。数分おきに速報を鳴らし、その度に大臣の話。全く緊急性が感じられない。台風や洪水で、避難の遅れる人たちが出るのは、日頃からどうでもいい速報を流しているからではないか。

  • わざわざニュース速報で、「○○氏が再任」や「○○氏が初入閣へ」と、音付きで何度も速報を流す必要はないと思う。速報は、大雨特別警報など、本当に特別な時だけ流すべきだ。

  • 閉園した遊園地の最後の日にスポットを当てていた。そこには、コロナ禍で迎えた最後の日に、マスクもせずに楽しそうに騒いでいる来園客の姿があった。中高年を中心に、多くの人たちが自らの人生と重ね合わせて閉園を惜しむ姿を描きたかったのかもしれないが、今や人の集まるところでマスクをつけることは常識だ。世の中とのギャップが大きく、違和感があった。

  • 飲酒運転による追突事故を起こした元タレントについて、各局で過去の映像や事象を引き合いに出し、実名・顔出しでの報道を行っている。事故を報じるのは致し方ないとしても、芸能界を引退し、一般人として生活している人への配慮がされていない。ましてや、過去に不起訴になった件や離婚理由について、関連付けて報道するのはいかがなものか。日々、飲酒運転による交通事故が発生している中、交通事故の加害者を実名・顔出しでは報じていない。彼が元芸能人であったことを考慮しても、過去の件を持ち出しての報道は、人権を侵害しているように感じる。

  • 元タレントの逮捕報道について。有名芸能人だったからといって、「○○さん」という呼び方はいかがなものか。あくまで違法行為をして逮捕されたのだから、きちんと一般人と同じように「○○容疑者」の呼び方で報道したほうがいい。報道は公平中立の立場であらねばならない。それをしっかり踏まえてほしい。

  • 亡くなった女優について。各メディアに言えることだが、自殺と思われる報道は慎重になる必要がある。コロナ禍などで不安定な社会、芸能に携わる人たちの自死が相次ぐ中、なおさらそれが当てはまると思う。彼女が訪れていた寿司店へのインタビューでは、店員からの「微笑みがなかった」や「楽しそうではなかった」という証言が引き出されていたが、プライバシーは一体どこにあるのか。これを報じることで、自殺の抑止になるなど、社会に良い影響があるのだろうか。こうした報道のされ方が、芸能界をはじめとする様々な業界にストレスを与え、さらなる悲劇を生むことになるのではないかと危惧している。自殺を取り扱うすべての番組に、もう少し配慮が必要だと思う。

  • 日曜昼の傑作選は、芸人が大量の麺類や超激辛ライスを食べる企画。料理に使用された唐辛子や香辛料は常識を超えている。芸人たちは涙を流しながら無理やり口に運ぶ。食事を堪能する表情は全くなく、どう見ても苦行を強いられている。人間が一度に食事を摂る量には限界があり、胃破裂を引き起こす可能性が高く、医学的に危険である。食品ロス問題が叫ばれる昨今、大量の残飯を生み出すなど時代に逆行した企画で、不快感しか残らない。

  • 見たくない、見せたくない暴力的な映像が流れることがあり、子ども達への影響を懸念している。先日も、朝、テレビをつけると、タクシー車内で運転手が殴られるドライブレコーダーの映像が流れていて、子どもが大変怖がっていた。心理的な影響や、これらの暴力的な映像が常態化して、何とも思わない、当たり前の風景になってしまうのではないか。視聴者からの映像を入手する簡易さと、センセーショナルな映像による視聴率の追求が相まってなのか、近頃、暴力的な映像が垂れ流しされているように感じる。放送による影響を考慮し、人が被害を受けている映像を見ても平気でいられる人間を育てないよう、配慮してもらいたい。

青少年に関する意見

【「低俗、モラルに反する」との意見】

  • 音楽番組で昭和60年代のヒット曲を歌っていたが、歌詞の内容が未成年者の性行為を想起させ卑わいで下品だった。発売当時は世間が大きな問題意識を持っていなかったと思うが、いまこの曲を子どもも見ているゴールデンタイムで放送したのは残念だ。

【「危険行為」に関する意見】

  • ドッキリを仕掛けるバラエティー番組で、手指消毒液の入れ物から熱したゴマ油が噴出。熱さに困惑していると、さらに熱したゴマ油を掛けるという企画をやっていた。加熱した油は危険だ。子どもが平気だと思って料理中に近づいてきたり、マネをしていじめに使ったら恐ろしい。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 子どもの通う小学校の児童一人がコロナの陽性となり、休校となった。これについて朝の情報番組で、学校名と校舎を外から撮った映像が放送されたが、その必要はあるのか。特定する報道の仕方は、コロナ差別やクレームを助長するのではないか。

  • 著名人の自殺に関する報道を控えてほしい。悩みを持つ人々に対して刺激となりかねない。思春期の若者の自殺は、もっとも危惧される死因の一つになっている。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • バラエティー番組の動画を紹介するコーナーで、人が車にはねられたり、銃で撃たれて苦しんだりする様子がモザイクなしで放送されていた。人が死んだわけではないという判断で放送したのかもしれないが、子どもが見てもおかしくない時間帯で普通に流されることに驚いた。もう少し子どもたちに配慮して頂きたい。

【「その他」に関する意見】

  • 子ども向けアニメ番組放送中に、有名人が自殺したニュース速報テロップが表示され、子どもたちが怯えていた。速報性も大事だとは思うが、アニメ番組であることやニュースの内容を考えると、速報テロップの出し方に子どもへの配慮がほしかった。

2020年8月に視聴者から寄せられた意見

2020年8月に視聴者から寄せられた意見

連日の猛暑の中、感染拡大が続く新型コロナウイルスについて報じた番組への意見、取り上げ方への要望が多く寄せられた。

2020年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,908件で、先月と比較して174件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール82%、電話16%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性52%、女性26%で、世代別では40歳代28%、50歳代22%、30歳代20%、20歳代15%、60歳以上12%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は延べ1,168件【58局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

連日の猛暑の中、感染拡大が続く新型コロナウイルスについて報じた番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は75件、CMについては40件あった。

青少年に関する意見

8月中に青少年委員会に寄せられた意見は90件で、前月から7件減少した。
今月は「表現・演出」が27件、「報道・情報」が15件、「低俗、モラル」が9件、「危険行為」と「いじめ・虐待」がそれぞれ7件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナの報道について。連日、感染者の数をセンセーショナルに流すだけで、国民の不安と恐怖をあおっている。死亡者数、入院者数、重症者数、回復退院数、実際の陽性者数などには触れず、報道機関の役割を放棄している。パニックを誘発し、経済を萎縮させて破壊し、自殺者を増やし、暗い話題をそんなに増やしたいのかと恐怖を感じる。報道姿勢に一定の規制が必要ではないか。

  • 新型コロナの報道について、偏った意見ばかりで視聴者の不安をあおっている。私は飲食業だが、テレビの影響で客足が遠のき、死活問題になっている。不安要素の報道も必要だろうが、経済面も考えて多角的な報道をしてほしい。このままでは、閉店せざるを得ない店も数多く出てしまい、自殺者も増えるばかりだ。

  • 正直、連日の新型コロナ関連番組は飽き飽きしていて、気分が沈む。特段、新情報があるわけではなく、感染者が発表されるたびに速報まで打って、うんざりする。今後、コロナについては、特別な演出をせずに粛々と報道してもらいたい。一方、もっと取り上げるものがある。モーリシャスの油流失事故、中国の食品ロスに関する日本の状況、コロナ禍の中で起きた児童虐待など、細かい事案であっても、しっかりと取り上げたほうがいい。

【番組全般・その他】

  • 京都・渡月橋での暑さのリポートはあまりにもひど過ぎる。40℃を超える気温の中、ディレクターが明らかに熱中症のような様子で必死に中継リポートしていた。帽子も日傘もささず、さらにはマスクもしながら、熱中症リスクの高い格好だった。この際、スタジオで受けていたMCは、支離滅裂なことを言い始め、体調の悪そうなディレクターに、終始あざけるような態度で応対し、ディレクターがスタジオに返そうとしても、無理やり放送を続行するように伝えていた。ディレクターをリポートに行かせた局の判断は間違っている。残酷ショーを見たいのではない。情報番組なら、正しい情報を適切な方法で伝えるべきであり、今回の放送は、不適切どころか、非人道的ですらあった。

  • 新型コロナ報道について。最近では、「インフルエンザより軽い」という方向性を作ろうとしている。番組に出演している医者やコメンテーターが、「コロナは大したことない」という持論を展開していることが多く、「コロナは危険」という持論の人たちはテレビに出てこなくなった。インフルエンザと違い、ワクチン無し、特効薬無し、ウイルスの実体もはっきり分からないという点に触れず、希望的観測が述べられている。東日本大震災のメルトダウンの時と同じで、政府の方針に沿わない報道が少なくなっていくように感じる。

  • ワイドショーのあり方について、新型コロナを通じて知ることになった。国難とも言えるこの状況に対して、ショーとして報道するやり方、より扇情的に問題を取り上げ、ネットで情報を拾い、街頭インタビューの類型的なコメント。「後手、後手…」と政府批判。まともに政策の説明やコロナ対策の啓蒙や休業補償の話をせず、興味のある内容だけを取り上げ、それを切り取って放送。テレビ局の世論操作が一方的だ。日本人のモラルを高めようとするテレビ局はないのか。感染を防いで行こうとなぜ訴えないのか。無知なコメンテーターもやめさせてほしい。それだけでも誤った考えが減ると思う。

  • バラエティー番組のやらせに、厳しくなり過ぎてはいないか。普通のことを普通にするだけでは、当然ながら面白くならない。やらせなしのリアリティーと面白さを追求すれば、危険な企画が増える。一方で、ワイドショーや報道の意図的編集は気になる。専門家や政治家の言葉を切り取って、全く逆の意味になるよう編集された報道が散見される。楽しませることよりも、情報を伝えることに重きを置くべき番組は、発言者や情報源の意図通りにしっかりと報道する責務があるのではないか。いろいろな意見を報じるのは大切だが、本人が言っていないことを、あたかも言ったように報道するのは捏造だ。独自の情報や独自見解を発表するのはいいが、発言者の意図が歪曲されて伝わるように編集するのは、事実を捻じ曲げる意図があり、悪意に満ちている。面白くするためのやらせよりもよほど問題があると思う。

  • 勤務している会社のリスク管理部門から、「職員一人ひとりのコロナ対応」なる文書が社内にて掲示された。そこには体調管理、職場での感染防止、職場以外での生活、感染症が疑われる職員発生時の対応などが分かりやすく示されていた。そして最後に追記として、「世間の報道などに惑わされたり、一喜一憂せず、人に感染させない行動を率先垂範する事が重要」と加えられていた。最近、報道に対して、疑問や疑念、不満を感じ、またそう感じざるを得ない不祥事も起きているだけに、とても印象に残っている。そして強く感じたのは、こういった文書が出回ること自体、報道の信頼、信用、権威、地位といったものが著しく低下しているのではないかということだ。

  • 仲間と飲み会をする、趣味のサークルでカラオケをする、合唱をする、海でサーフィンをする、旅行に行く、コンサートに行く、親戚に会う。これらは感染者がいない場所なら何の問題もない活動、不要不急かもしれないが、人生を楽しむ、豊かにする活動だ。私たちは生命を維持することだけを目的に生きているわけではない。そして、これらの不要不急と思われることを生業としている人々にとって、仕事がなくなることは生命がなくなることにも等しい。新型コロナ報道の際に、これらの活動がまるで悪であるようなイメージを植え付けないでほしい。一度イメージが落ちてしまうと回復するのには相当なエネルギーが必要になる。人類の敵はコロナであり、人とのコミュニケーションが悪いわけではない。これ以上イメージを悪くしないでほしい。もう十分に周知されている。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • プロ野球中継を見たら大勢の解説者が次の打者の打撃予想をするクイズ形式だった。解説がほとんどなく、ヒットなら何ポイント、フォアボールなら何ポイントと獲得ポイントを競うもので、子どもや視聴者に賭博のやり方を教えるようなものだ。スポーツ中継でこのようなやり方は野球ファンとしては納得できない。

  • ボートレースのPR、実況中継、開催日程などが紹介される番組が夜の8時台に放送されている。誰に見てもらうために放送しているのか。児童、生徒、未成年への影響は考慮していなくていいのか。

【「要望・提言」に関する意見】

  • 8月は原爆投下日、終戦記念日があるが、年々戦争に関連した番組が減っているように感じる。戦争を体験した人が減っている今、そういう人たちを取材して戦争体験を映像や音声で残してほしい。戦争に関する番組やドラマを放送し、青少年に戦争の悲惨さ、残酷さを伝えていってほしい。

【「危険行為」に関する意見】

  • バラエティー番組でお笑い芸人に生のパイナップルを皮ごと食べさせていた。汗だくで涙ぐみながら食べて、後で嘔吐していた。全く笑えない映像で食道や内臓を傷つけるのではないかと心配になった。子どもが真似をしたり、いじめの手段に使われたらどうするのか。

【「喫煙・飲酒」に関する意見】

  • 最近目立つのが番組内での飲酒行為だ。出演者が赤い顔で酒を飲みながら番組を進めている。芸人の食レポにおいても酒を要求する場面がある。青少年への影響をどう考えているのか。

2020年7月に視聴者から寄せられた意見

2020年7月に視聴者から寄せられた意見

感染が収まらない新型コロナウイルスについて報じた番組への意見や、九州を中心とした豪雨被害など、各局における災害情報に関する意見が多く寄せられた。

2020年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,734件で、先月と比較して225件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール80%、電話18%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性56%、女性24%で、世代別では40歳代27%、50歳代22%、30歳代22%、60歳以上14%、20歳代13%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は延べ949件【67局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、26件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

感染が収まらない新型コロナウイルスについて報じた番組への意見が多く寄せられた。また、九州を中心とした豪雨被害など、各局における災害情報に関する意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は64件、CMについては47件あった。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は97件で、前月から20件増加した。
今月は「表現・演出」が27件、「要望・提言」が11件、「いじめ・虐待」が10件、「報道・情報」が9件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナの感染が収まらない中で、陽性者や重症者など様々なデータが出ているが、仮定に基づく話題を報じることに不信を覚える。統計では、前提や規則の定め方で、データをどのようにも解釈することができる。意味のない解釈で不安をあおったり、危険を過小評価するのはやめてほしい。

  • 東京新宿歌舞伎町の一番街付近にある居酒屋で働いている。連日の新型コロナ感染報道で、店の売り上げが激減し、迷惑している。歌舞伎町は広い歓楽街で、ホストクラブやキャバクラは一番街付近にはない。また、近辺の同業者に感染者は出ていない。一番街の入り口のアーチばかり放送で映さないで欲しい。この付近全体に感染が広がっているような報道により、店の売上が生活に直結し、困っている。

  • 人気俳優の自殺を受けて、あちこちのワイドショーなどで詳しく取り上げているが、自殺防止の観点から、場所や方法を詳しく報道しないなどのメディア関係者へのガイドラインがあるはずだ。それを周知しているのだろうか。

  • 中国の長江流域で長期的大雨が続いており、世界最大のダム三峡ダムの決壊が懸念され、そればかりか上下流とも大洪水で、1,200万人以上が避難対象となる異常事態が起きている。そのことを日本のマスコミはほとんど報道しない。長江流域には大都市が多く、日本人も数十万人規模で住んでいる。その人たちの親族に対し、何の情報も流さないのは、報道機関としてどうないか。一方、インターネットでは、連日詳細にこの情報が提供されている。このことから見ても、今の地上波、新聞を中心としたオールドメディアは、もはやその役割を果たせていないのではないかと感じている。

【番組全般・その他】

  • 日曜昼の番組を見た。緊急事態宣言が解除された後のロケと思われるが、出演者が移動車の中ではマスクをしていたが、ロケをしている店の中や屋外ではマスクを外して店の人たちと大声で会話をしていた。メディアでは、「新しい生活様式の中で…」などと、しきりに叫んでいるのに、このようなロケを見せられては全く説得力がない。

  • 長時間の歌番組を見た。アーティストと司会の距離が近すぎ、2mも離れていなかった。また、大人数の女性アイドルグループがスタジオで歌を披露したが、それは、いわゆる“密”状態。どのような感染防止対策のもとで放送しているのか。危機感がなさ過ぎる。

  • 北関東に住んでいる。高校野球中継の映像と音声がひどい。中継内容もよく分からない。放送免許を持ったテレビ局が出すレベルとは思えない。ホームビデオをたれ流している感じで、テレビを見ていて酔ってしまう。

  • 世界中のいろんな人と、テレビ電話で各国をめぐる番組を見た。今、新型コロナで外出自粛が長引く中、新たな方法で人と人をつないでいるところがとても良く、司会者のコメントも素晴らしかった。外出ができない中、それを見て元気になった人も多いと思う。今後もこのような番組を作ってもらいたい。

  • 土曜日の夜の番組を見た。久しぶりにいい番組だった。日本の子どもたちの成長を見せてもらい、ありがとうと言いたい。このような番組が次々に放送されるようになるといい。

  • 岩手県に住んでいる。アナウンサーがアポなしで県内の集落を訪れる番組を見た。その土地の人や文化、飲食店が紹介され、普段は気にかけない風土の良さに気づくことができた。派手な演出はないが、郷土を愛する心を育てる良い番組だと思う。地方局は、キー局制作の、東京の飲食店や名所ばかり紹介する番組をそのまま放送することが多いが、このような番組が増えれば、テレビの価値が上がり、東京一極集中にも歯止めがかかるのではないか。番組制作者には頭が下がる思いだ。他の地方局も見習ってほしい。

  • 放送局のツイッターによる防災情報は助かる。携帯電話の電波状況、避難所の開設情報、避難すべきエリアの詳細、各種支援情報など、とても分かりやすい。

  • ニュース番組の豪雨災害や地震情報で、英語による災害情報を放送している局がないように感じる。万が一、来年の東京オリンピック開催期間中に大規模な災害が発生した場合の備えが必要だと思う。以前、BSでは、地震速報を英語でも流したチャンネルがあった。日本語が分からない人たちのために、英語による災害情報を放送した方がいいと思う。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 迷惑ユーチューバーの逮捕を伝えていたが、本来は削除すべき動画を公共の電波で見せる行為はどうなのか。子どもも見ており、逮捕された悪い人だよと捕捉しなければいけなかった。何も考えず動画を流すのでなく、してはいけないことをしたと分かるように伝える努力をしてほしい。

  • 有名人の自殺に関する報道は、子どもや若者の自殺を誘引する危険性があるため、自殺対策の専門家はWHOのガイドラインに従って報道するよう呼び掛けている。自殺を助長しかねない安直な報道に警告を発したい。

【「要望・提言」に関する意見】

  • 子どももテレビを見ている時間に恐怖心をあおるようなホラー映画のCMは流してほしくない。CMは予告なく突然流れるので、対応するにも限度がある。

【「危険行為」に関する意見】

  • バラエティー番組で我慢比べ対決と称して50度前後の熱湯に芸人を入浴させていた。今は動画をネットにアップする子どもも多いので、真似しかねない大変危険な行為である。

【「言葉」に関する意見】

  • 出演者が「ら」抜き言葉で話したときにテロップでは「ら」が足されている。なぜ発していない言葉をテロップに入れるのか。こんなにも多くのテレビで「ら」抜き言葉が流されている現在では、新しい言葉として認めてはどうか。

2020年6月に視聴者から寄せられた意見

2020年6月に視聴者から寄せられた意見

新型コロナウイルス禍における番組制作のあり方への意見や、人気芸人の不倫問題を取り上げた番組への意見など。

2020年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,509件で、先月と比較して1,089件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール84%、電話14%、郵便1%、FAX1%。
男女別は男性61%、女性37%、不明2%で、世代別では40歳代24%、30歳代22%、50歳代19%、20歳17%、60歳以上15%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は延べ856件【47局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

新型コロナウイルス禍における、番組制作のあり方への意見が多く寄せられた。また、人気芸人の不倫問題を取り上げた番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は60件、CMについては13件あった。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は77件で、前月から19件減少した。
今月は「表現・演出」が15件、「低俗、モラル」が14件、「報道・情報」が11件、「犯罪の助長」が7件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナの影響で、東京在住の人たちが施設などへの立ち入りを断られている事例を報じていたが、人の出入りを制限している施設は、ただリスクマネジメントをしているだけではないのかと疑問を持った。以前のトイレットペーパーなどの買いだめ騒動の時もそうだが、心配のいらない事象を大げさに報道し、視聴者の不安をあおっているように感じた。

【番組全般・その他】

  • 昼の番組を見た。放送を見る限り、新型コロナ対策を取っているとは思えない。アナウンサーは透明のマスクをしていたが、MCとゲストは何ら対策もなく、ずっと会話と試食をしていた。何人も集まって会話をするのはどうなのか。それぞれの間隔も空いているようには見えなかった。密集、密接、マスクなど、国民がコロナ対策をしているのに、放送だからいいのか。報道機関だからこそ見本を見せる、率先してマスクをつける、人と人との間隔を取る、そんな姿を紹介するべきではないか。ソーシャルディスタンスは必要ないのだろうか。

  • 東海地方の番組で、新型コロナ禍でのライブハウスの取り組みを伝えていた。ライブに出ていたのは東京から来たグループ。これを録画したのは13日だ。首都圏からの他県への移動を自粛している中、自分勝手に行動しているグループや、それを分かった上で出演させるライブハウスに対し、好意的で宣伝になるような放送をするのは如何なものか。それに加え、このグループが東京から来ていた事や、録画日が県間移動の自粛要請が解除される前である事には触れていない。それにも問題があると思う。

  • 夕方の番組で、給付金の10万円で焼肉店に繰り出した人たちを紹介していた。「ちょっとした贅沢を満喫」という趣旨の使い道だ。これを見て、ここしばらくほとんど収入のない飲食店従業員の私は、ため息が出た。私にとってはぎりぎり急場をしのぐための生命線の10万円である。大切に使う予定で、焼肉店に出かけるなど到底考えられない。お金の使い方が自由であるのは百も承知だが、余裕のある人たちの映像を見せられ、気落ちしてしまった。私のような境遇の人たちにもう少し配慮できなかったのだろうか。

  • 日曜日の番組を見た。この番組には以前から問題があると思っている。おそらく、海外で起きていることを分かりやすく伝えようとするコンセプトで制作されているのだと理解しているが、最近は、ただ面白ければいいという姿勢に見える。今、アメリカで起きているデモや、香港での市民による抗議活動について、人の命や人権を軽んじている印象がある。人々が命をかけて行っている活動に、漫画キャラクターを使ってほしくなかった。

  • 黒人奴隷を題材とした映画が深夜に流された。アメリカで黒人への差別が問題視され、デモが激化している状況下において、この作品を放送するのは不適切だと思う。

  • 深夜番組で、酔っ払って正体不明状態の人のインタビューを流しながら大爆笑している。オンエアに当たり、酔いもさめ、正常な判断ができた時に許可を取ったのか疑問。その後のコーナーでも、新型コロナを真面目に祈祷するおばさんを笑っていた。世間的な枠から外れ、自分なりの特異な主張や意見や行動を、ただ笑いのために使っていいのか。

  • 不倫や離婚について、あった事実を報じることはいいと思うが、そのことについて、論評、批判して不特定多数の人に伝えるのは問題だと思う。個人の領域や倫理観に踏み込むことや、その個人を放送から追放するのも疑問だ。世間の思惑で、個人に責任を取らせ、賠償させるようなシステムはおかしい。人格者を要件とするならば、それを選別、起用する方に責任がある。

  • ヨーロッパから日本へ荷物を届ける超大型コンテナ船の密着取材は、普段何気なく使っている輸入品のありがたみを感じられるだけでなく、迫力ある映像は、エンターテイメントとしてとても見ごたえのあるものだった。世界的な新型コロナ禍の中で、いつ日本に戻れるのかも分からない不安の中で任務につく船員の方々と番組スタッフに敬意を表したい。医療従事者以外にも、人知れず働くヒーローが数多くいることを子ども達に伝えられる放送だった。

  • ニュースの内容によって、アナウンサーの性別を替えるのはおかしい。微笑ましいニュース、ちょっといい話、子どもや動物関連のニュースなどは、決まって女性アナウンサーや女性ナレーターの優しい声で伝える。その時点で、ニュースの格が下であることが分かる。日常の軽い話題などは女性の優しい声で伝えればいいという、テレビ局の性別役割分担意識が露骨に出ている。声というのはとても重要で、あの優しい声が聞こえてきたとたん、なぜか見ている方も思考が停止してしまう。こういう意図的な使い分けは旧態依然の放送だと思う。

  • テレビでは、常用漢字でない文字が、ひらがなで表記されるが、最近は、普通に漢字で書き表しても違和感がないような言葉までひらがなになっていて、やり過ぎだと感じる。ある番組のテレビ欄やサブタイトルでも、「誹謗中傷」の「誹謗」の部分にひらがなが使われていて、言葉の深刻性が感じにくくなっていた。視聴者に分かりやすくしたつもりでも、余計に分かりにくくなるようでは、本末転倒ではないか。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • ある芸能人のスキャンダルについて、朝のワイドショーから夜の番組まで子どもの耳に入れたくない性的な詳細を伝え、コメントしている。小・中学生のいる我が家としては大変不安になる。視聴者には子どもたちがいる事を考えて、時間帯や表現についてよく検討してから放送してほしい。

【「食べ物」に関する意見】

  • 児童が見る時間帯に大食い、激辛の無理なメニューは問題だ。お金を払って残すのはどうなのか、激辛も度を超えている。この頑張りは違うと思う。出演者が美味しそうに食べているから食べに行こうと思えるメニューに戻してはどうか。

【「推奨番組」】

  • ヨーロッパから日本へ荷物を届ける超大型コンテナ船の密着取材番組は、迫力ある映像で見ごたえがあった。世界的なコロナ禍の中、いつ日本に戻れるか分からない不安の中で、任務に就く船員と番組スタッフに敬意を表する。医療従事者以外にも人知れず働くヒーロー、ヒロインが数多くいることを子どもに伝えられるものだった。

【「視聴者意見への反論・同意」】

  • BS放送について、通販番組やサスペンスドラマの再放送などに偏っているという意見があった。確かにそれらの番組は疑問に思うが、一方で質の高いドキュメンタリー、子どもたちに見せるべき番組も多い。一緒くたにBSの番組を否定するべきではないと思う。

2020年5月に視聴者から寄せられた意見

2020年5月に視聴者から寄せられた意見

新型コロナウイルス対策における政府の対応を伝えた民放各局のワイドショーへの意見や、検察庁法改正案を取り上げた番組への意見など。

2020年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,598件で、先月と比較して167件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール98%、郵便1%、FAX1%(電話応対は休止中)。
男女別は男性72%、女性27%、不明1%で、世代別では40歳代28%、30歳代27%、50歳代18%、20歳16%、60歳以上8%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は延べ1,836件【51局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

新型コロナウイルス対策における政府の対応を伝えた民放各局のワイドショーへの意見、また、検察庁法改正案を取り上げた番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は62件、CMについては25件あった。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は96件で、前月から23件増加した。
今月は「表現・演出」が27件、「報道・情報」が16件、「暴力・殺人・残虐」が9件、「性的表現」「いじめ・虐待」「その他」がそれぞれ6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナの報道には、政府批判が多過ぎる。給付金についても、「遅い」との批判でなく、仕組みや手続き方法を繰り返し伝えた方がいい。批判しても何も解決しない。この緊急事態で、うまく変化している人もたくさんいる。国民に様態変化が迫られる今、マスコミが平和ボケの旧態依然なのは如何なものか。今後のことも含め、報道のあり方を検証すべきだ。

  • マスコミは、新型コロナについて、もう少しまともな報道をしてほしい。自治体や医療現場、飲食店などの悲鳴を報じて不安をあおり、平然と繁華街に繰り出す人たち、パチンコ店の行列に並ぶ人たち、他県にわざわざ行く人たちを過剰に報じることが、他県ナンバーの車や一部の店舗、医療関係者や物流関係者、コロナ患者やその家族に対する悪質な嫌がらせが横行する要因になっている。深刻に考えてほしい。メディアリテラシーを改めて、客観的な報道意識を持ってもらいたい。

  • 新型コロナや検察庁法改正案の報道を見て、テレビがものすごく怖くなった。真実を伝えようという意志がなく、嘘で塗り固められた内容に震え上がってしまう。死者や感染者数など、総人口の割合から見れば、日本の対策が順調であることは明らかなのに、そこに触れたり掘り下げたりしない。検察庁法改正案についても、スパムメールやデマ画像によって、増加した偽りのツイート数をあたかも確かな数字のように報じ、人々の勘違いを訂正することなく、悪い悪いと一辺倒に決めつけて伝えている。このような異常な報道をすべての局がやっている。なぜこんなことになってしまったのか。メディアに正しい情報を届ける気は無く、むしろ日本を破滅させてやろうという強い気持ちで日々制作にいそしんでいるように感じる。捏造、偏向しか伝えないテレビはもういらない。

【番組全般・その他】

  • ゴールデンウイークなのに、駅や高速道路が混雑していない状況を、さも残念な事であるように報じる番組が多い。商店街や駅などのまばらな人通りを、混雑しているように見せかける撮影を行い、外出自粛している人を皮肉るように報じている。平時に賑わっていた場所が混雑していないのは、自粛要請の報道に皆が納得して従っていて、喜ばしい事であり、恥ずべき事ではない。自粛を促す報道に従ってくれる人たちが多い事に感謝するべきだと思う。

  • ニュースとワイドショーの線引きがあやふやになっている。タレントが事実と感想をごちゃごちゃに発言するため、事実がかすんで紛らわしい番組が多く、それをニュースと思いこむ人が多くなっている。ワイドショーで政治ネタを扱うなとは言わないが、公平な立ち位置で番組を作ってもらわなくては、偏向報道ばかりになり、正しい情報が広まらず、世間の認識がねじ曲がってしまう。ネット社会でテレビが信用できるものではなくなっている。業界全体の放送のあり方を見直すべきだ。

  • 国民の不安をあおるワイドショーが一部にある。偏った意見の専門家やコメンテーターは、自分たちの持っていきたい方向に誘導し、ただ政権を批判したいためにしか見えない。正確な情報が知りたいだけなのに、素人同然の芸能人や専門外のコメンテーターに意見を求めたり、現場の医師の発言をゆがめて編集したり、いったい地上波テレビはどうしたのか。最近は、テレビからの情報が信用できず、インターネットの番組を見るようになった。夕方のニュースでインタビューを受けた知人が、こんな風にしてくれと演出までされて、事実とは全く違う映像が流れたと言っていた。一部の放送局のせいで、全体の信用を落としていることに気付いてほしい。

  • 番組出演者が命を絶った。ワイドショーでは、誹謗中傷した人たちを分析しているが、違う。匿名で中傷した人は悪い。しかし、テレビ局は本当に台本や過剰なあおりとなる編集をしていないのか。この番組は、以前も台本の有無やパワハラで問題になっていたと聞く。編集で話を広げ過ぎていたとしたら、中傷のきっかけを作ったのはテレビだ。少なくとも、当事者として会見などで説明してもらいたい。この話題を、一般人のリテラシーが低いと、メディアが自分たちの行動は棚に上げて批判していることが気になる。きっかけを作ったかもしれないと自分たちを省みるどころか、他局のワイドショーでは、「一般人の発信はメディアと違って精選されていない」と口にしていた。専門家でもない芸能人が無責任に発言して、批判されていることを分かっているのか。意図的な情報操作と捉えられる内容ばかりの現状を自覚してほしい。

  • キャスターが、番組の最後に、「ここでお詫びです」と言いつつ、具体的にいつのどの放送でどんな間違いがあったのか触れず、「○月○日の○○の放送で間違いがありました。訂正してお詫び申し上げます」。これだけ言われても全く分からない。このようなことが複数回ある。まるで指摘元に対して、番組で謝りましたよと言わんばかりに聞こえる。もっと視聴者の方を向いた訂正をしてほしい。

  • このところのBS放送は、どの局も代わり映えしない番組の横並びで、非常につまらない。朝から晩まで通販番組ばかり、それも「お金のたまる財布」「腰に巻くだけで腹筋が鍛えられる」など、うさんくさいオカルト商法的なものが多い。ドラマにしても、韓流ものかサスペンスばかり。ジャンルが偏り過ぎだ。わざわざ高い工賃を払ってアンテナを設置したというのに、これでは話にならない。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 夏の甲子園が中止になって、そのニュースを取り上げるのは分かるが、他の学生スポーツ大会も中止になっているので当事者たちの気持ちは同じではないか。夏の甲子園だけピックアップされたら、他のスポーツをやっている人たちがかわいそうだ。

【「暴力・殺人・残虐」に関する意見】

  • クイズ番組でスポーツ選手の解答者が変な答えをしたときに、お笑い芸人の司会者がいきなり顔を平手で叩く場面があり、相当痛そうだった。他の解答者には小学生も含まれていたし、テレビを見ている子どもも多いはずだ。顔を叩くのはいじめを誘発する行為だと思う。

【「犯罪の助長」に関する意見】

  • 最近のバラエティー番組は昔と比べてコンプライアンスの問題からか、過激さが抑えられていると感じるが、逆にドラマは表現の自由が過度に主張され、犯罪を誘発・助長するような場面がリアルに描かれているものが多い。子を持つ親としては非常に遺憾に思う。

2020年4月に視聴者から寄せられた意見

2020年4月に視聴者から寄せられた意見

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された。その状況の中で、番組の生放送、収録、取材のあり方などへの意見が多く寄せられた。

2020年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,431件で、先月と比較して665件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール97%、電話3%(電話応対は4/7まで)。
男女別は男性59%、女性40%、不明1%で、世代別では40歳代26%、30歳代23%、50歳代18%、20歳18%、60歳以上12%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は延べ758件【56局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、28件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された。番組の生放送、収録、取材のあり方などへの意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は212件、CMについては42件あった。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は73件で、前月から14件減少した。
今月は「表現・演出」が27件、「報道・情報」が9件、「要望・提言」と「低俗、モラル」が8件、「その他」が6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 日々増していく新型コロナの不安を大きくさせる報道はやめてほしい。飲食店、旅館、自治体、医療関係者などの悲鳴や困惑している姿ばかり報道して、一体何がしたいのか。不安を投げかけているだけで、何の解決にもなっていない。また、国、政府を批判する報道が多いのも気になる。国や自治体が検討している補償や補助について、もっと情報を流すべきだ。国民のみんなが新型コロナに対して収束するよう努力している。報道関係者も人々の行動心理を考えた、適切で的確な報道を願いたい。

  • 戦後最大の国難の中、報道の自由という名のもと、無責任に国民の恐怖心をあおり、政権の足を引っ張るどころか、医療崩壊を招きかけないコメントを、どこの医療関係者かも分からない人物や、政治や医療の知識もない芸能人や論説委員などに語らせ、国の政策に国民は戸惑っているかのように伝えている。また、若者が無責任に行動しているかのように編集したり、基幹企業本社が多くある品川駅の出勤風景をわざわざ撮り、緊急事態宣言が意味のないもののような印象を与えている。これはもう悪意の報道でしかない。企業も国民もそれぞれが国に協力し、自分達ができること以上の事を行なっている。放送局も今一度放送倫理を考え直し、国民の糧となるような報道姿勢を取るべき時だと感じる。

  • アメリカのテレビ局は、大統領の記者会見の際、画面下にテロップで、言っていることが本当かどうかのファクトチェックを流している。日本でもそれが必要ではないか。総理の記者会見は、「あらゆる手を尽くす」「速やかに取り組む」など、抽象的で力強い言葉が並ぶが、マスクの供給も休業補償も何一つ速やかに行われていない。あらゆる手を尽くしているなら、なぜ今、医療崩壊の危機にあり、現金給付でもめているのか。2月末の会見では、マスク供給の確保を明言したが、店からは消えたまま。医療現場にすら行き渡っていない。そうしたことをきちんと検証し、過去にこう言っていたが、現状はどうなっているか、達成できたのか、できてないのであればなぜなのか。それを伝えるのが報道ではないか。総理の言葉をただ流しているだけでは報道とは言えない。権力の監視が報道の仕事である。今の報道の仕方では、政府の広報機関と同じだ。

【番組全般・その他】

  • 国民のみんなが不安を抱え生活している。生活に必要な情報は、ニュースで放送してくれたら十分だ。ワイドショーの無責任な情報は、国民が混乱するだけだと思う。

  • 朝の番組を見た。3月末のロケと明記しながらの、大型遊園地や伊勢神宮観光の映像。すでにコロナは蔓延しており、自粛しなければいけない時期。「3連休に緩みが出た」と報道しておきながら、自分たちが緩みの極限。ほとんどの人が遊園地を自粛していた時期に、マスクなしで大絶叫。かなり蔓延していた東京から、ウイルスを持ち込んだと思われても仕方がない。

  • メインキャスターの新型コロナ感染が判明した。それから2週間以上経つが、視聴者への説明がほとんどされていない。その一方で、感染が広がった病院の院内感染のニュースなどを取り上げている。まずは他者を批判する前に、自分達スタッフになぜ感染が広がったのかを検証するほうが先ではないか。番組スタッフが、病院や政府、街中などにいまだに取材に回っているが、彼らこそが感染を広げている。自分たちは特別だという意識が蔓延しているのではないかと思う。

  • 新型コロナの対策にあたり、赤ちゃん用品を代用した方法を放送でが取り上げたことで、買い占めが起こっている。消毒薬の代わりに哺乳びん洗い、マスクの布の代わりに赤ちゃん用ガーゼ、マスクの衛生維持のために母乳パッドなどだ。乳児は大人より免疫力が低く、清潔な環境を維持するため、赤ちゃん用品が必要だ。ただでさえ、新型コロナの影響で出産に不安を抱く妊婦が多い中、必要なものが揃えられず、さらに不安を抱く妊婦は少なくない。このような放送は見直してもらいたい。

  • 夜の番組を見た。新型コロナについて、知りたいことを専門家の人から聞くコーナーがあり、とても良かった。どういう環境が感染しやすいか、一般的な会社員の生活状況を例にあげて説明していたので、不安が少し和らいだ。在宅勤務でテレビを見る機会が増えたが、議論しても解決にならないことを延々続ける番組や、税制も社会環境も違う他国の状況の一部だけを切り取って、日本の対策のここがだめ、あれもだめと批判する番組ばかりで、気が滅入っていた。この番組のように、きちんとしたデータをもとに、客観的に説明してもらえるのは貴重でありがたい。特に、医師による感染防止対策は参考になった。

  • 新型コロナの影響で、番組制作が制限され、コンテンツが制作できない状況が続いている。外出自粛の要請が出て、コンビニやファミリーレストランの深夜営業も中止や時間短縮になっている。この際、テレビ放送の24時間放送の見直しを検討してはどうか。バブル期に便利で自由な時代になり、24時間放送が定着したが、今の時代に本当に必要なのか。少しは時代が戻ってもいいのではないかと思う。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 新型コロナウイルスで小中学生、幼稚園児の自宅待機が始まった頃から、子どもの自宅待機ストレスとともに、親の子どもへのストレスも取り上げられ始めた。私は子どもに「私がいるとストレスになるの?」と聞かれた。大人にはストレスが愛情とは違うところにあることが理解できるが、子どもには自分が家にいることが親のストレスになっているという解釈をしてしまっている。もう少し分かりやすく、家にいる事ではなく、家計や仕事に行けないからだなどといった説明が必要だと思う。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で父親が全裸になり自分の肛門に水を入れ、それを噴出させる様子を小学生の娘二人に見せる企画を放送していた。これは性的虐待に当たるのではないか。スタッフも司会者も止めるような発言がなく背筋が寒くなった。放送を作る方々には性的虐待についてよく学んでいただきたい。

【「その他」】

  • 新型コロナウイルス緊急事態宣言後、各局とも宣言以前に収録済みと思われる番組を放送しているが、いわゆる“三密”をしているものが多い。自粛中の子どもに、テレビは三密していいのかと聞かれて困っている。過去に収録済みの番組には、必ず収録日を明示するか、明示できないなら放送しないでほしい。

2020年3月に視聴者から寄せられた意見

2020年3月に視聴者から寄せられた意見

世界的な感染拡大が続く新型コロナウイルスについて、各国や日本国内の状況を報じた番組への意見など。

2020年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,766件で、先月と比較して302件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、郵便 1%、FAX 1%。
男女別は男性68%、女性31%、不明1%で、世代別では40歳代29%、50歳代22%、30歳代22%、60歳以上16%、20歳代9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は延べ888件【52局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、28件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

世界的な感染拡大が続く新型コロナウイルスについて、各国や日本国内の状況を報じた番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は82件、CMについては27件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は87件で、前月から4件増加した。
今月は「表現・演出」が33件、「報道・情報」が15件、「要望・提言」と「その他」が7件、「低俗、モラル」が6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナ感染拡大の影響で、トイレットペーパーやティッシュペーパーの品不足が連日放送されている。放送では、デマであることも、在庫は潤沢にあるとのコメントもされているが、その背景に流れる画像は、大型店などにおける空っぽの棚ばかりが強調されている。視聴者に飛び込んでくる印象は、言葉より画像の方がはるかに強烈に残る。それを見ればやはり、「買いに行かねば…」と走ってしまう人たちがいるのではないか。デマによる異常な状態を鎮静化するには、映像の扱いも慎重にした方がいい。

  • 報道と現実社会の隔たりがひどい。全国的に学校が休校となり、外出を我慢している子どもたちが多いのに、ごく少数の繁華街で遊ぶ子どもたちを取材、マスクを買い占める高齢者やパチンコに興じる高齢者は一切報道しない。放送全体の信頼度が低くなっている。今はネットで相互発信できる時代。報道が不自然であればあるほど、視聴者の怒りは増していく。

【番組全般・その他】

  • 新型コロナについて、冷静な対応を呼びかけるべきマスコミが、無責任に不安をあおり続けている。全国一斉休校要請以前は、「対応が遅い、小出しで緩い」と批判していたが、休校要請が出た途端、「唐突で影響が大きすぎる」と批判している。マスコミが権力の監視役なのはその通りだが、一貫性がなく、無責任に何でも批判ありきというのは違うと思う。特に、ワイドショーなどで、医学や法律などの専門知識がないタレントに、安易にコメントさせるべきではない。間違った情報が拡散されており、危険に感じる。

  • 朝の番組を見た。新型コロナの流行で閉塞感が漂う中、現状できていないことばかりを並べて、不安をあおる内容が多過ぎる。政府、行政が行っている対策が分かりにくくても、死亡者が少ないことをもっと評価してもいいのではないか。未知のウイルスなのだから、手探りになって当たり前だ。今どんな対応をしているのか、現場の奮闘の取材に時間をかけて、国民に誇りを持たせてほしい。この番組は、以前は、考え方を広げる上で役に立ったが、今は、日本をおとしめようとする番組にしか見えない。他国と比べ、欠点ばかりをずっと指摘し続けるのは、子育てなら虐待だ。自信をなくし、精神的に悪影響を及ぼすと思う。すでにある事実やデータを、挙げ連ねて文句をいうのは誰でもできる。視聴者への影響を考えながら、メディアにしかできない仕事をしてほしい。

  • 飲食店の取材をしていた。リポーターはこれ見よがしに、店に入る前、「マスクをします」とアピールして入店。しかし、店側は、していたマスクを外してインタビューに答えた。厨房に立つスタッフもマスクを顎にずらして調理していた。この店のスタッフは、取材時以外マスクはしていないのではないか。マスクをして接客する店が取材したいのであれば、そういう店を取材すればいい。していない店を取材するのであれば、それもそうすればいい。コロナに関する状況は、いわゆるパニックで、そこには意見の相違があって当然だ。マスクについても、それぞれの見解があるのだから、それをそのまま伝えた方がいい。取材対象の意図しない状況を、放送局、つまり自社のコンプライアンスに合わせて放送するのはどうかと思う。

  • 日本での爆発的な感染拡大は目の前に迫っている。国民の自由と権利に縛られて後手に回り、弱腰にならざるを得ない政府の対策は、結果として国民生活をさらに固く縛り上げることになるのは目に見えている。そうなると、個人の意識と自己制御に死活がかかってくることになるが、その源になる情報が散逸的でまとまりに欠け、国民が同じ方向を向くことができない。マスクは必携とも不要とも言われたり、若い人たちが重症化しないという認識の下で遊び回っていたり、症状がないからと無自覚でウイルスをばら撒いている感染者がいたりと、人が本当に向くべきところが正しく認識されていない。病院がパンク状態になったら、後は人知を超えた力を当てにするしかない。国民に正しい認識と手段を授けてもらえるよう、また、切実に注意喚起を促すよう、各局合同で統一の時間に、コロナ関連の情報番組を放送するよう検討してほしい。

  • 世界では、政治家もきちんとマスクをし、感染を予防しようと全力で努めている国がたくさんあるのに、なぜ日本では、いつまでたっても変化が見られないのか。テレビの出演人数を制限、街頭インタビューをやめ、ネット投稿などにする。一ヵ所にたくさんの人が集まらないよう心がける、外の映像は景色などに制限し、外出意欲をそそるような店やレジャーについての放送をやめ、楽しく家で過ごす方法や最新グッズ、新たな時代の形など、限られた環境の中で、いかに楽しく有意義に過ごしてこのピンチを乗り切ることができるか、視聴者の気持ちを汲んだ内容に変更するのは難しい事なのか。「みんな同じなのだ」と気持ちを強く持てるような放送のあり方を検討してほしい。目に見えないウイルスに危機感を感じ、様々なことを犠牲にし、自らを律している視聴者がいることをきちんと実感してもらいたい。

  • バンジージャンプのできない芸人を集め、誰かが飛ぶまで帰らせず、食事もさせず、真冬の寒い中で過ごさせる。また、別の芸人が催眠術をかけられ、あられもない姿でいる様子も放送されていて、そこでチャンネルを替えた。新型コロナの問題や、東日本大震災から9年目など、それらを理由に自粛を求めるのではない。こういう時こそバラエティー番組を見て、気分を変えようとする人たちも多いだろう。だが、この番組を見て、誰が幸せになるというのか。震災で大変な思いをした人、自宅勤務を強いられている人、休校の影響を受けている人、そういった人たちが、これを見て良い気分になるとは到底思えない。

  • 土曜夜のバラエティー番組を見た。鈴や瓶の音が鳴らないようにミッションをクリアする企画。不謹慎でもなく、人を傷つけるものでもなく、何より騒々しい番組ばかりの中で、静寂が際立つ素晴らしいものだった。大相撲やプロ野球の無観客試合で、実際の競技音に注目が集まるという時流ともあいまって、臨場感があふれていた。これからの民放局における番組制作の可能性を見直すいい機会になった。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 新型コロナウイルスを扱う情報番組で小中学校の休校を取り上げているが、記者が家庭に上がって子どもや親をインタビューしている。記者は、自分は大丈夫と思って接触しているのか。陰性を確かめているのか。直接インタビューし、家に上がり込むとは何のための自粛なのか分からない。

【「要望・提言」】

  • 休校による子どもたちの自宅待機を知りながら、日中帯に新型コロナウイルスの不安をあおるような番組を繰り返し放送している。今こそ子どもたちのための放送に努めるべきではないか。各局輪番で、常に一番組は子ども番組の放送をお願いしたい。

【「言葉」に関する意見】

  • “クラスター”という言葉を“集団感染”という意味で使っているが、本来は“集団”という意味の単語だ。休みでテレビを見ている子どもたちがクラスターを集団感染という意味と間違って覚えてしまわないか心配だ。日本語に集団感染という言葉があるのだから、わざわざ英語を使う必要もない。

2020年2月に視聴者から寄せられた意見

2020年2月に視聴者から寄せられた意見

中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは、日本国内でも感染が広がっている。それに関する政府の対応、感染者の状況、生活用品の不足などを報じた番組への意見が多く寄せられた。

2020年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,464件で、先月と比較して252件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール76%、電話22%、郵便 1%、FAX 1%。
男女別は男性68%、女性31%、不明1%で、世代別では40歳代29%、30歳代23%、50歳代18%、60歳以上16%、20歳12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は延べ758件【56局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、26件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは、日本国内でも感染が広がっている。それに関する政府の対応、感染者の状況、生活用品の不足などを報じた番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は65件、CMについては31件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は83件で、前月から35件減少した。
今月は「表現・演出」が31件、「動物」が11件、「いじめ・虐待」と「その他」が6件、「低俗、モラル」と「報道・情報」が5件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 新型コロナウイルスについて、「中国野菜が品薄になる」という内容で、東京豊洲市場関係者からのコメントを報じ、その後、「在庫が尽きれば国産野菜が品薄になる」とコメント。その報道に、輸入量や生産量などの量的データは一切なく、市場関係者の意見を世の中の事実のように報道していた。これでは、「野菜がなくなるから少しでも早く買いに走れ」と言っているようなものだ。また、マスクに関しては、「中国では在庫がなくなり、日本でも品薄状態になっている」ということだけを報じ、ウイルスに対するマスクの有用性などにはほとんど触れず、ただ市民の不安をあおるだけの報道を繰り返していた。報道を裏付けるデータの提示が必要だと思う。市民を守るどころか、不安をあおるだけの報道姿勢には疑問が残る。

  • 報道が政府方針に批判的な内容に偏重しており、国民の不安を必要以上にあおっている。例えば、マスクがない、トイレットペーパーもないなど。そのため、さらに買い占めに走る人が増え、生活を脅かす事態となっている。このままだと、ウイルスではなく、マスコミによって日本が破壊される。バランスの取れた報道が必要だ。

  • 新型コロナウイルスについて、現状を把握するため報道番組にチャンネルを合わせても、声高に叫ばれているのは政府への批判ばかり。政府から出された受診の目安、働き方や外出に関する広報など、公式に出された重要な情報は一瞬しか扱わない。専門家やコメンテーターの憶測を大々的に伝え、「もしもこうなったらこんなに大変な事になる」と視聴者の不安をあおるのみ。可能性を予測して対応策を講じるのは重要だが、全く根拠に乏しい情報しか伝えないのは、報道としての役割を無責任に放棄している。むやみに不安、風評被害、行政への不満をあおり、これが果たして視聴者にとってプラスになるのか。正確で冷静な情報提供を切に求めたい。

【番組全般・その他】

  • 昼の番組を見た。新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船の乗客へのインタビューで、司会者やコメンテーターが、不満やネガティブな意見を何とか引き出そうと誘導していた。一方、インタビューに対応していた乗客の方はとても良識があり、他の乗客への気配りや乗務員の対応への感謝を終始述べていた。不安をあおろうとするマスコミと、現場でポジティブに対応しようとする人との対比が印象に残った。

  • 特集として、新型コロナウイルスを取り上げていた。対応策や治療薬などが明確になっていない状況で、国民に対して、「それほど怖がる必要はない」といった安易なメッセージを流すのは適切なのか。しかも、放送は録画されたもので、日ごと大きく変動している状況のもと、国民の生命にかかわる事柄を安易なアプローチで放送し、「安易な安心」を報じることに問題はないのか。これを受けて警戒を解く人たちが増え、ウイルスの感染拡大の一因とならないことを願っている。

  • 新型コロナウイルスの患者対応で、命懸けで医療業務にあたっている医師をもっと応援してほしい。現場では必死で事態を収拾させようと頑張っている。彼らにも家族がいて、逃げ出したい気持ちもあるはずだ。しかし報道されるのは政府の対応への批判ばかりで、実際に身をささげて作業している人たちが報われない。今できることは、現場の医師を信じて応援することだと思う。

  • 関西地方の番組を見た。服装のコーディネート企画で登場した、普段あまり女性らしい服装をしない一般女性に、母親の希望から、無理やり説得するような形で、女性らしい服装をしてもらう内容。ジェンダー観が多様化する中で、本人のあまり希望しない服装をさせるのは不適切に感じた。また、自分らしくいることも尊重されていいのに、女性らしさを持つことが当たり前のように扱われていることに疑問が残った。個性に対する尊厳に欠ける内容は控えてほしい。この放送局は、情報番組におけるLGBTへの視点を欠いたロケ以降、コンプライアンスが一向に改善されていない。

【ラジオ】

  • 最近、気になるのが、ラジオ番組での飲食だ。テレビと同じように飲み食いをして、ただ単に「おいしい、おいしい」の連呼では何も伝わらない。言葉でうまく表現するパーソナリティーもいないわけではないが、ごく少数であり、大方は食欲を満たして終わりである。伝えようという気概が全く感じられない。食べ方も汚く、そしゃく音が耳障りで雑音でしかない。言葉で勝負するはずのアナウンサーや芸人が、食べてはしゃいで終わりである。ラジオの特性を理解していないのではないか。もっとラジオならではの、”しゃべり”で伝えることにこだわってほしい。

青少年に関する意見

【「動物」に関する意見】

  • バラエティー番組で、"亀を持って走ると失禁するか"を検証する企画があったが、明らかな動物虐待だと思う。出演者が笑って眺めており、とても不快になった。教育上もよろしくないのではないか。

【「報道・情報」に関する意見】

  • ワイドショーは、新型コロナウイルスの不安をあおり続けている。学校が休みになり子どもが家にいる。ただでさえ友だちに会えず不安がっているというのに、さらに不安ばかりが増すような放送をしないでほしい。

【「要望・提言」】

  • 新型コロナウイルスの影響で、学校が休みになってしまった。子どもが家にいる時間が長いので、夏休みや冬休みに放送するような子ども向け番組の放送をしてほしい。

2020年1月に視聴者から寄せられた意見

2020年1月に視聴者から寄せられた意見

冬休みに入り、子ども向けの番組についての意見や年末年始の特別番組への意見が多く寄せられた。

2020年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,716件で、先月と比較して447件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話15%、郵便 1%、FAX 1%。
男女別は男性51%、女性48%、不明1%で、世代別では30歳代25%、20歳代24%、40歳代23%、50歳代14%、60歳以上11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は延べ1,115件【56局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

冬休みに入り、子ども向けの番組についての意見や年末年始の特別番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は64件、CMについては16件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は118件で、前月から30件増加した。
今月は「表現・演出」が34件、「低俗、モラル」が32件、「編成」が8件、「いじめ・虐待」が7件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 国内ニュースにおりまぜて、海外の交通事故の映像が、「間一髪の瞬間」などとして取り上げられている。なぜそういった映像を選んで報じているのか、意図や選定理由がはっきりしない。事故の起きた場所なども詳しく伝えない海外の交通事故の映像に対し、しかも「結局、ケガ人はいなかった」ということを、視聴者はどのように受け取ればいいのだろうか。

【番組全般・その他】

  • 偶然、高校生・中学生・小学生の孫たちと大食い番組を見た。孫たちは、次々に食べ物が口の中に消えて行くところを見て大喜びしていた。しかし私には、大食いをすることも、それを見て孫たちが喜ぶことも異様な光景に見えた。"食べる"ということは、本来、"生きる"ためである。たくさん食べることに何の意味があるというのか。苦しそうに食べ物を詰め込む姿は、食べ物を粗末にしているようにも映る。テレビは、子どもたちの純粋な心に与える影響が大きい。大食い番組はもうやめてもらいたい。

  • 私は、青少年育成にかかわる委員をしている。最近、歩くシーンが多い旅番組やバラエティー番組で、出演者が、道路左側を歩いていることが非常に多い。安全確保の上なら致し方ないが、どのような道路環境であろうが、左側を堂々と歩いている。子どもたちにどう説明すればいいのか。非常識な番組作りが多い。

  • 小さな子どもが難題を乗り越えて、一生懸命"おつかい"に頑張る姿を見せたいという制作者の気持ちは分からなくもない、しかし今回の放送では、4歳の男の子に8キロも歩かせていた。本来は片道2キロのところ、「母親が忘れ物をしたので、2回行くことになり、8キロの行程になった」ということだった。しかし、母親が忘れ物をしたというのは、制作者側の設定だったのではないかと疑いたくなる展開に見えた。本当に忘れたのだろうか?感動的な場面をあえて演出したようで、興醒めしてしまった。

  • 「子どもに悪影響」「青少年に見せたくない」というようなクレームが多く寄せられているが、純粋に笑って楽しみたい者としては、この現状に憂慮している。行き過ぎた表現規制や、事あるごとに巻き起こる自粛ムードによって、地上波、BS、CSを問わず、魅力ある番組が減り、どんどんテレビがつまらなくなってしまっているのは本当に悲しい。そもそも、人によって好き嫌いがはっきり分かれるようなジャンルがあって当然ではないか。それを自分が気に食わないから、「規制しろ」「自粛しろ」などと苦情を言うのはお門違いだ。嗜好に合わないなら見なければいいだけだ。少なくとも法に触れる可能性のあるものや、公序良俗に著しく反するものでなければ、表現の自由は尊重されるべきだと思う。昨今のインターネット社会によって、メールやWEBサイトに匿名で送れるがゆえ、悪質なクレーマーやモンスターペアレントが増えてしまったように感じる。

  • 朝の情報番組を見た。女性が通勤などで、女性専用車両に乗りたくない理由としてあげられた例が、事実とかけ離れている。専用車両に乗るか乗らないかは個人の判断だ。痴漢など、男性からいやな目に合わされたことのある女性にとって誤解を抱かせる内容だった。取り上げた事例がどこの誰からの情報なのか、また、今回の放送に対する抗議の声についてどのように対処するのか、説明してほしい。

  • 水曜夜の番組は、高齢タレントの認知機能の衰えをあざ笑う内容だった。放送を見た限り、彼の発言や取り乱し方は、元々の彼の性格だけでなく、高齢者特有の判断力と認知機能の衰えがあると感じられた。彼に冷静な判断力があったとは思えず、彼が取り乱している姿やそれを笑いのネタにされるのはとても悲しい。もし、自分の家族が衰えた姿をさらされ、世間の記憶に晩年の姿として残ったらと思うとやりきれないのではないか。老いを笑いにすることが、高齢者をどれほど傷つけるか認識してほしい。

  • 大みそかに放送された懐かしの歌番組を家族で楽しく見た。一曲一曲見やすい文字で曲名や歌詞テロップが出ていて、「あの当時は何をしていたか…」などと思い出しながら、家族の会話も弾んだ。毎年、年末恒例の歌番組にうんざりしていたが、こちらは、昭和30年代の曲から最近の曲までバランスよく詰め合わせられ、様々な年代の人が楽しめるように丁寧に作られていて好感が持てた。40歳代の私にとって懐かしい歌もあり嬉しかった。一緒に見ていた70歳代の両親も、知っている曲を口ずさみながら見ていて、こちらまで幸せな気分になった。この番組にチャンネルを合わせて本当に良かった。次回も楽しみにしたい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、与えられた課題に対して、失敗すれば体罰が下される内容は、子どもたちに対して悪影響を及ぼしかねない。”失敗イコール体罰”的な番組は排除されるべきでないか。

【「低俗、モラル」に関する意見】

  • 風俗店を題材にした性的な内容の深夜アニメが放送されている。セクハラ行為をギャグにするなど女性差別的な描写もある。このようなアニメが年齢規制もなく青少年が見られる現状に憤りを感じる。

【「編成」に関する意見】

  • 子どもが見ている時間帯に、殺人や死体の出るドラマの番宣はやめてほしい。楽しく見ていたのにテレビを消したり、他のチャンネルを見せたりと安心して見られない。

【「要望・提言」】

  • アニメの規制を強化し過ぎないでほしい。昨今の視聴者は下ネタに不寛容過ぎるのではないか。子ども向けアニメなら子どもが楽しめていればいいのではないだろうか。子ども向けアニメでは下ネタよりもDVシーンを入れるほうが子どもに見せられないと思う。

2019年12月に視聴者から寄せられた意見

2019年12月に視聴者から寄せられた意見

夜のニュース番組で、議員の会見について不適切な編集が行われたことへの批判や、長時間のバラエティー番組への意見など。

2019年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,269件で、先月と比較して675件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール76%、電話22%、FAX 1%、郵便 1%。
男女別は男性59%、女性40%、不明1%で、世代別では40歳代28%、50歳代23%、30歳代22%、20歳代14%、60歳以上11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は延べ682件【58局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

夜のニュース番組で、議員の会見について不適切な編集が行われたことへの批判が多く寄せられた。また、長時間のバラエティー番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は52件、CMについては18件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は88件で、前月から62件減少した。
今月は「表現・演出」が31件、「危険行為」が9件、「その他」が7件、「報道・情報」と「編成」がそれぞれ5件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 議員の定例記者会見のニュースにおける悪意あるVTR編集について。当該場面を見て、なんと無責任な議員なのかと思ったが、後から議員本人のツイッターを通じ、実際の流れや、どの場面が切り取られているのかを説明している情報を知り、本当に起きたこととの隔たりに驚いた。また、翌日の放送で、この件について謝罪があったが、数十秒のアナウンスに留まり、どうして視聴者を騙すような内容を放送したのか?わざわざ会見終了後の発言を組み込んだ意図は何なのか?編集が恣意的でなかったとしたら、なぜこのようなことになったのか?などの説明が不十分で、到底納得できるものではない。正確性、公平性を欠き、誤解を与える放送は視聴者にとって不利益でしかない。早急な改善を求める。

  • 夜のニュースで、スウェーデンの16歳の環境活動家を批判する日本のサラリーマンを取材していたが、なぜ、"新橋でちょっと一杯引っかけたサラリーマン"の談話を、日本を代表する意見のように扱うのか。偏った意見を、多くの人の考えのように報道するのは問題だと思う。

【番組全般・その他】

  • 女性芸人のナンバー1を決める番組を見た。優勝者として、翌日の朝の情報番組と、飲み歩き企画の深夜ロケへ出演する権利を得た。優勝してすぐ徹夜で飲みに行き、そのまま朝の情報番組へ出るスケジュールを組んでいる。あらかじめ決められた飲酒と長時間労働が突然訪れる、テレビ業界のやり方はおかしい。しかも、あまりテレビ慣れしていない芸人たちに、気を抜く隙も与えないという過酷さもある。

  • 漫才の特番を見た。出演した芸人のネタは漫才ではなく、政治的プロパガンダだった。特定の思想を持った人が、芸術やエンターテインメントを隠れみのに、自身の主義主張を展開している。ネタの最後に「これでもうけているのは自分…」と言った、一見、オチに見える発言でカモフラージュしていたが、彼の日頃の言動からすれば、主義主張を展開する場として番組を利用していたのではないだろうか。生放送でない以上、番組制作者の政治的公平性への配慮が十分であったとは思えない。

  • 大食いや激辛料理を食べる企画は、今の時代にそぐわない。たくさん食べる人や辛いものを好きな人を番組で取り上げるだけならいいが、食品ロスを少しでも減らそうとしている流れの中で、チャレンジと称し、出演者が無理やり食べさせられているのを見るのは、気分のいいものではない。

  • 女性ジャーナリストが、元民放局記者から性暴力を受けたと訴えた裁判について、朝の番組のコメンテイターは、「元記者は安倍首相に非常に近い人物で…」「僕は彼女を信じる」と、一方的な理論を展開していた。彼が信じようが信じまいが、それ自体は自由だ。しかしそこに"反安倍政権"の思想を加える必要があったのか。以前より、彼の発言には反政権の強い主張が垣間見られる。放送という公共の場での発言であることを自覚した方がいい。彼を番組に出すのであれば、違う主張の人も出演させるべきだと思う。

  • 朝の番組を見た。「地震からの避難の常識」について、今と昔で比較していてためになった。一方で、専門家による避難対策が、都会の比較的新しいマンションを前提としたもので、一軒家や古いアパートなどに住む人たちにとっては、あまり意味のあるものではないのではと感じた。命にかかわることなので、住居状況をパターン分けするなど、工夫してほしかった。

【ラジオ】

  • 昼の生放送を聞いていたところ、比較的強い地震があった。トークが盛り上がっていて、ゲストが「地震速報入れるのかな?」という話しのテンポになったのに、パーソナリティーはそのまま続行した感じに受けとれた。その後、5分以上遅れて速報が入ったが、地震速報は素早く伝えるものだと思う。放送局の地震に対する基準がよく分からない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 各局でドッキリ番組が放送されているが、人をだます行為で笑いを取ろうとすることに違和感を覚える。子どもたちの見る時間に放送されると、子どもは純粋な分だけ大人が思う以上にテレビの影響を受けやすいからだ。

  • 深夜0時を過ぎた生放送のバラエティー番組に、小中学生の子どもが電話で出演していた。出演させる親も親だが、テレビ局側には18歳未満は不可とする年齢制限を設けるなどの対応を望む。

【「危険行為」に関する意見】

  • 高校生二人が用水路に転落した人を救助したニュースの再現映像で、実際の高校生を用水路に飛び込ませていた。未成年にこのような行為をさせることは危険だ。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 防犯カメラ映像を流しすぎではないか。暴力事件も虐待映像も偶然見てしまった子どもたちが夜、眠れなくなるのではないかと心配だ。被害者の姿が安易に放送される現状はいかがなものか。ましてや映っているのが未成年であるならばなおさらだ。

【「編成」に関する意見】

  • 深夜番組を日曜の昼間に再放送するのはやめてもらいたい。深夜だから許される内容であって昼間に放送していい内容ではない。子どもも見る時間帯にふさわしくない。

【「言葉」に関する意見】

  • ニュースなどで出来事をアナウンサーなどが語るとき"発覚しました"とあたかもその出来事を故意に隠していたことが放送局の努力により明るみに出たかのごとき表現を行っている。放送局は、日本語をもっと大切に使ってほしい。"わかりました""明らかになりました"など状況により使い分ける日本語の素晴らしさを明日に伝えるために。

2019年11月に視聴者から寄せられた意見

2019年11月に視聴者から寄せられた意見

東京オリンピックのマラソン・競歩競技が、札幌で開催されることが決まったが、それを報じた情報系番組への意見、覚せい剤使用や合成麻薬所持の容疑で逮捕された芸能人を取り上げた番組への意見など。

2019年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,944件で、先月と比較して594件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話15%、FAX 1%、郵便 1%。
男女別は男性54%、女性45%、不明1%で、世代別では30歳代24%、40歳代24%、20歳代22%、50歳代17%、60歳以上9%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は延べ1,180件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東京オリンピックのマラソン・競歩競技が、札幌で開催されることが決まったが、それを報じた情報系番組への意見が多く寄せられた。また、覚せい剤使用や合成麻薬所持の容疑で逮捕された芸能人を取り上げた番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は31件、CMについては20件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は150件で、前月から61件増加した。
今月は「表現・演出」が76件、「報道・情報」が13件、「差別・偏見」が12件、「暴力・殺人・残虐」が11件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 東京オリンピックのマラソン・競歩競技の札幌開催について。東京キー局の放送は、東京と比べて札幌はいかに良くないか、悪いところを探して説明。選手ファーストでも何でもなく、東京ファースト。このような放送を見て、北海道、特に札幌に住む子ども達はどう感じるのだろうか。公平な立場に立って物事を伝えてほしいし、個人的な感情や偏った情報を流すべきではないと思う。全国放送は影響力がある。その点をきちんと考えた番組作りが必要ではないか。

  • 覚せい剤取締法違反でタレントが逮捕された。5度目の逮捕らしい。しかしながら、マスコミの報道は彼に対してあまりに優しい。芸能人と、それ以外の人たちとの報道の仕方が違いすぎる。特に、民放各局の取り上げ方には、何か意図があるのではないかとさえ思えてならない。なぜ、芸能界だけ復帰のチャンスが何度も与えられるのか。覚せい剤で逮捕された場合、一般社会なら二度と復帰できないのに。

  • 人気女優が麻薬所持容疑で逮捕されたニュースが流れているが、これにより、国内外の政治に関する報道が圧迫されないよう願いたい。現在、日米貿易交渉など、非常に重要でデリケートな案件が多数議論されている。ただでさえ、まともに取り上げられないこれらの事案が、さらに報道されなくなることを懸念している。

【番組全般・その他】

  • 夜のニュースで、デモで混乱する香港情勢を報じた後、「ベルリンの壁崩壊30年」の特集企画を放送。国内で何も起きていないなら問題ないが、現職総理が花見会の名目で、地元支援者や著名人、芸能人、友人などを招き、多額の税金で供応していたという重要な事案を、なぜニュースにしないのか疑問に思う。

  • 夜の番組で、新潟で起きた女性刺殺事件を取り上げていた。現場を通りかかったタクシーのドライブレコーダーの映像が流れたが、それには、犯人の姿と被害者女性の悲鳴がはっきりと記録されていた。おそらくその悲鳴は、まさに事件が起こった瞬間に女性が発したものであり、映像こそなかったが、犯行の様子を生々しく想像させるに十分な迫力を持っていた。「事件の詳細を的確に伝えるために」とアナウンサーが述べていたが、被害者、遺族への配慮が感じられない。これをテレビで流すことが正しい放送といえるのだろうか。

  • 大手メーカーの現役社員を取り上げた番組を見た。上司の不正行為を内部通報したところ、左遷されてしまったという内容。再現ドラマがとても分かりやすく、司会者やゲストコメンテーターの発言にも好感が持てた。理不尽な社会の出来事に泣き寝入りする人が多い時代、励まされた視聴者も多いと思う。今後も社会問題解決のために良い番組を作ってもらいたい。

  • 最近、色々な番組にAD(アシスタントディレクター)が出演しているが、言葉遣いを間違えている。お願いする立場なのに、友達のように話している。「そうなんすね」「どうやって知り合ったんすか」「そういうことっすね」「面白いすっね」など、初めて会った人たちに対して、こんな話し方ばかり。なれなれしい。ADさん、失礼ですよ。

  • テレビのバラエティー番組をあまり規制しないでほしい。やらせでも多少下品でも、楽しければいいと思っている。映画が良い例だ。昔みたいに腹を抱えて笑える番組がなくなってしまった。笑わないことは健康を損なうことにもつながる。健康被害を訴えれば勝てるのだろうか。見たくない人の意見を尊重して、見たい人の意見を尊重しないのは不公平だと思う。見たくないなら見なければいいが、見たい人は見ることができない。子ども達に悪い影響を与えるという人もいるだろうが、いじめの悪質さは昔に比べどうなのだろう。影響があるとしたら、それはテレビ以外の媒体に原因があると思う。せめてバラエティー番組だけは、倫理という枠の中から外してもらいたい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • お笑い芸人が全権を握って女性アイドルのオーディションを取り仕切るバラエティー番組での芸人の振る舞いは、立場を利用したセクハラ、パワハラで子どもに見せられない内容たった。女性の中には未成年者も含まれ、アイドルになるという夢のため、セクハラを我慢しなければならない状況に陥っていた。

  • クイズ番組で女性の職業を当てる問題が出され、正解がSNS等で知り合った男性と食事やデートに付き合い金銭を受け取る"パパ活"だった。子どもが見る時間帯に、さも高収入の新しい職業であるかのような紹介方法は、青少年に誤解を与えかねず不適切。性犯罪に巻き込まれる恐れもある。

【「報道・情報」】

  • 大阪小6女児行方不明事件で、女児が栃木県で見つかったことの報道で女児の顔写真を出す必要はないのではないか。本人の今後のことを考慮すべきだ。

【「要望・提言」】

  • ホラー映画『IT/イット"それ"が見えたら、終わり』を見た。最近のテレビは規制が多くつまらない中、大変刺激的だった。テレビ離れが進むが、これがテレビ本来の姿でなければならないと感じた。これからも表現の自由を活かして刺激的な番組や面白い番組を放送してほしい。

2019年10月に視聴者から寄せられた意見

2019年10月に視聴者から寄せられた意見

東日本を中心に大きな被害をもたらした台風19号に関する報道への意見や、神戸市の小学校における教師間のいじめ問題を取りげた番組への意見など。

2019年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,350件で、先月と比較して10件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール73%、電話25%、FAX 1%、郵便 1%。
男女別は男性69%、女性30%、不明1%で、世代別では40歳代28%、30歳代24%、50歳代21%、60歳以上13%、20歳代12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は延べ724件【62局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東日本を中心に大きな被害をもたらした台風19号に関する報道への意見が多く寄せられた。また、兵庫県神戸市の小学校における教師間のいじめ問題を取り上げた番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は47件、CMについては25件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は89件で、前月から18件減少した。
今月は「報道・情報」が33件、「表現・演出」が19件、「いじめ・虐待」が8件、「暴力・殺人・残虐」が7件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 台風19号関連のニュースが一日中流れていたが、取り上げられているのはほとんど首都圏ばかり。宮城県に住んでいるが、地元の情報は、画面の端に小さなテロップで流れるのみ。首都圏と、それ以外の地域の扱いの格差を感じてならない。台風が通過するまで安全に過ごすための情報が欲しいのだが、地元のテレビ局が県内の台風情報を流し始めたのは夜遅くなってから。その時点では風雨ともに最強レベルに達していた。首都圏の被害が大きかったことは理解できるが、ある程度時間が経過したなら、次に被害を受けそうな地域に焦点をしぼって、情報を提供してくれればと思った。

  • 千曲川の近くに住んでいる。長野県には民放が4局あるが、前日の夜は、普段通りバラエティー番組などを放送していた。一夜明けて、朝から台風情報を伝えていた局もあったが、首都圏の多摩川の様子が中心で、千曲川の水位についてはほとんど報じられなかった。テレビでやらないのであまり心配していなかったが、気になったので行政機関に電話で確認したところ、千曲川が氾濫しそうだと聞き、避難を始めた。せっかく県内に放送局があるのだから、災害時くらいはもっと地元に密着した情報を流すべきで、地方局の役割を果たしてほしかった。

【番組全般・その他】

  • 朝の番組で、台風19号におけるホームレス受け入れについて、東京23区に対し、「自主避難所の利用についての質問項目」と称し、アンケートを実施していた。台風による甚大な被害が出ている中、家屋を失い、避難を余儀なくされている人たちが大勢いる。職員がその対応に追われていることは分かりきっているはずなのに、なぜ、現場の人手をアンケートのために割くようなことをするのか。避難所で活動している職員の負担になっていることに気づいた方がいい。台風が通過してまだ日が浅い状況で、このような取材方法は控えるべきだと思う。

  • 朝の番組で、川崎市武蔵小杉の高層マンションを取り上げていた。台風により、停電や断水、トイレが使えないなどの被害が出ているのは、その中のごく一部の建物であるのに、"武蔵小杉のタワマン"という乱暴なくくりで語られるため、ここの高層マンションすべてが被害を受けた印象を与えている。建物の評判が悪くなれば資産価値が下がり、被害が軽微ですんだ大半の住民は、経済的損失という、必要のない損害を被ることになる。停電や断水をした建物もあるのは事実なので、それを伝えるのは仕方ないが、「被害が出ているのはその一部である」ことを明らかにして放送してもらいたい。

  • 防衛大臣の発言に対する報道は、あまりにもひどい。前後の脈絡からして失言でもないし、報道側の悪質な意図が読みとれる。千葉県に住んでいるが、大臣のツイートは、災害時に一番分かりやすく的確なものだった。このような報道に対して、大臣が謝罪せざるを得ない状況になったことは異常であると同時に、これを報じた番組は、報道の信憑性を大きく損なうことになったのではないかと思う。

  • 大阪のメロディーを特集した歌番組は、司会者も出演者も楽曲も文句なく、久しぶりに楽しい番組を見ることができた。台風被害のニュースなど、気持ちが沈みがちな昨今、心が洗われる思いがした。次回の放送を楽しみにしている。

  • 朝の番組で、"小物整理術"というコーナーがあったが、とても参考になりためになった。これからもがんばってほしい。

  • 神戸市の教師間いじめ問題が、連日くり返し報道されている。小学校の中で起きたことは犯罪であり、決して許されるものではない。しかし、いつの間にかその扱いが面白半分な内容になっている。同じ映像をくり返し流し、視聴者の興味をあおっているようにしか見えない。テレビ局のこのような姿勢が、この学校に通う子ども達の心をどのように傷つけ、学校、教師に対する不信感を必要以上に強めているかということを、よく考えてほしい。

  • 神戸市の教師間いじめ問題について。そもそも、いじめという表現を使うことに重大な問題がある。学校内での集団暴行や罵倒、恐喝などは明確な犯罪行為であり、被害者教師も訴訟の意思を示している。この状況をいじめという柔らかい表現に貶めることは、犯罪の矮小化に放送局各社が関与しているのと変わらない。児童や学生などの間で起きていた数々の事件も、いじめという名目で適当に濁されてきたが、成人間の問題でこのように扱うことが、未成年者に与える影響も懸念したい。犯罪が社会に矮小化されることが、成人の社会ですら発生するという、絶望的な認識を与えてしまいかねない。報道の役割は、社会問題の存在を明らかにし、問題意識を共有し、社会の意識を変えていく点にあるのではないか。犯罪を矮小化する手助けをメディアが率先して行うという、目を覆うような報道体制が改められることを望んでやまない。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • ノーベル賞受賞者の報道で、他国の受賞者・研究についてほとんど報道されない。日本人受賞者についても研究内容よりプライベートについての報道が多い。日本人に限らずノーベル賞を受賞した研究内容を分かりやすく報道すべきではないか。将来を担う子どもたちに学問の素晴らしさ、楽しさを伝える良い機会なのだから。

  • 教師によるいじめの動画を放送しないでほしい。小学生が家にいてチャンネルを変える、テレビを消す対応をしている。ニュース内容だけでも衝撃的だったが、動画まで流されるようになり当該小学校の生徒、保護者の心情を考えるといたたまれない。

【「要望・提言」】

  • 東京オリンピックマラソン開催地変更の報道で、選手ファーストであるべきとしきりに言っているが、それだけでなくオリンピック精神も伝えるべきでないか。開催場所は問題でなく、メダルを取ることが目的でもなく、スポーツを通じて世界平和を目指すのが本来のオリンピック精神だということを子どもたちにも伝えてほしい。

2019年9月に視聴者から寄せられた意見

2019年9月に視聴者から寄せられた意見

千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号の報道に関する意見や、日韓問題を取り上げた情報系番組への意見など。

2019年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,340件で、先月と比較して815件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール77%、電話21%、FAX 1%、郵便 1%。
男女別は男性64%、女性35%、不明1%で、世代別では40歳代27%、50歳代23%、30歳代23%、20歳代13%、60歳以上12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は延べ741件【51局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号の報道に関する意見が多く寄せられた。また、日韓問題を取り上げた情報系番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては30件あった。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は107件で、前月から15件増加した。
今月は「表現・演出」が26件、「低俗・モラル」が20件、「報道・情報」が15件、「動物」と「暴力・殺人・残虐」がともに8件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ラグビーのワールドカップが開催されているが、日本以外の、外国同士の試合の報道が少ないのが気になる。開催国として、参加国へのリスペクトが必要ではないか。各国から来日したサポーターが、ホテルなどでテレビを見ても、自国選手の戦いぶりがニュースで報道されていないのは悲しいと思うのだが。

  • 台風15号の報道について。上陸前、気象庁が会見で「記録的な暴風」と警告を繰り返していたが、各局とも大きく取り上げることなく、前日の夜は、バラエティーやドラマなど通常番組を放送していた。台風は地震や津波などと違い、ある程度予測できる災害である。事前の情報をいかに伝えるかが大切であり、それこそ報道の使命ではないか。台風通過後に各局は、「政府、自治体の対応は適切だったか」と責任追及を始めている。来ることが予測できていた災害を、放送で伝えなかったテレビ局こそ、責任が問われるべきではないだろうか。

【番組全般・その他】

  • 千葉県では台風15号による被害が広がり、県南部の私の実家でも停電で不自由な状態が続いているそうだ。在京キー局は、終日台風情報を流していたが、千葉県内各地の詳しい情報までは取り上げていなかった。このような時こそ地元の局に頑張ってほしかった。地元局がライフラインを中心に最新の情報を伝えてくれれば、それを隣県の私がテレビで見て、実家に伝えることができたはずだ。ところが実際のところ、この局はいつも通りに通販番組を流しているだけだった。

  • 連日にわたり、韓国に対する批判的な報道が流れているが、それを見ている家人がすっかり影響されている。特定の内容を長時間聞かされ続けると、人によっては脳に刷り込まれるらしく、家人はまるで自分が見てきたかのように韓国批判をしている。見せなければ良いのだろうが、他に娯楽がないため、テレビはつけっ放しになっている。テレビの影響力はすさまじい。放送をもう少しバランスよく、一方的な批判を続けることのないよう配慮してもらわないと困る。

  • 話題性のあるドラマだったが、殺害シーンなどが極めて残虐であり、また、人を殺害したい衝動から殺害を繰り返すことが正当化されているようで、不快に感じた。見ている子ども達も多いようで、殺害シーンやゲーム感覚の殺人というテーマなどは、悪影響を及ぼさないのかがとても気がかりだ。映画には視聴制限が設けられているのに、ドラマには年令制限がないため、視聴者へ与える影響を考慮した番組作りを真剣に考えてもらいたいと思う。

  • 若手芸人が芸能活動を始める前に逮捕されていたことを週刊誌が報道し、それを受けて、その芸人の出演が取りやめになったり、予定通り放送したりと番組によって対応がまちまちだ。芸能活動を始める以前の、一般人であった過去の、既に罪を償っている逮捕歴により、活動の場を奪われることは妥当なのか。そうであるならば、放送した番組を厳重注意するべきではないか。一方で、過去に逮捕歴のある芸能人が日常的にテレビ出演しているが、その人たちと今回の件の違いは何か。前科者のテレビ出演についての見解が知りたいが、対応に一貫性がない。

【ラジオ】

  • 今回の台風で被害を受けた地域にいた。電波が入らず、携帯電話も全て圏外。テレビも当然つかなかった。「ツイッターで情報を流しています」と言われても、アクセスできない。ツイッターは特に重い。信号機もつかず、道路は大渋滞。猛暑なので、避難所を探しながら、電波が拾えるところまで移動するのも困難だった。ラジオをつけても、1時間に1度情報が流れるだけ。「本日中の電力復旧を目指し…」という情報より、避難所、給水所、受け入れ可能な病院、高速道路の通行情報など、非常時に必要な情報を、24時間流し続けるラジオ局の必要性を感じた。

  • 千葉県の観光などを紹介する日曜昼のレギュラー番組。台風で大変なことになっているのに、女性アナウンサーが番組冒頭で簡単なお見舞いと、今日の放送は8月に収録した録音である旨を伝えただけ。メイン出演者の県知事のコメントや、被災各地の現状報告など一切なし。この緊急事態に、いつも通りのゲストへのインタビューと観光情報。しかもその情報が、被害甚大な館山市や長柄町のいちじく狩り。さらに「変更の場合もあるので、問い合わせは各市町村に電話で…」と来た。ライフラインの対応でてんてこ舞いの館山市に、いちじく狩りのことを電話で問い合わせろという、何の配慮もないラジオ番組。この局は「防災ラジオ」の看板を掲げている。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組のドッキリ企画で、銭湯で入浴している間に、股間がスースーする薬を下着に塗って、芸人の反応を見てみんなで笑っていたが、これは傷害罪ではないか。子どもが真似をしてこのようなことを平気でやるようになったらどう思うのか。

【「低俗、モラルに反する」との意見】

  • お笑い芸人がネタを競い合い優勝者を決めるバラエティー番組で、ある芸人の演じたネタが目に余った。子どもが視聴できるゴールデンタイムに男性の下半身の比喩を用いたネタを披露しており、悪影響は必至だ。お笑いだからと看過できるものではない。

【「報道・情報」に関する意見】

  • さいたま小4男児殺害事件で被害者の同級生にインタビューしていた。身近な友達が殺され、悲しく苦しいであろう出来事で、小学生という年齢を考えてもインタビューする相手が間違っていると思う。

【「編成」に関する意見】

  • 深夜番組を日曜の昼間に再放送するのはやめてほしい。性器の名前を伏字でテロップに出していた。

2019年8月に視聴者から寄せられた意見

2019年8月に視聴者から寄せられた意見

茨城県の常磐自動車道で起きた、あおり運転殴打事件を報じた番組への意見や、韓国、香港などの国際情勢を伝えた番組への意見など。

2019年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,155件で、先月と比較して183件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール82%、電話16%、FAX 1%、郵便 1%。
男女別は男性57%、女性42%、不明1%で、世代別では20歳代24%、40歳代23%、30歳代22%、50歳代18%、60歳以上9%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は延べ1,357件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

茨城県の常磐自動車道で起きた、あおり運転殴打事件を報じた番組への意見が多く寄せられた。また、韓国や香港などの国際情勢を伝えた番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は56件、CMについては24件あった。

青少年に関する意見

8月中に青少年委員会に寄せられた意見は92件で、前月から17件減少した。
今月は「表現・演出」が29件、「報道・情報」が20件、「いじめ・虐待」が8件、「性的表現」と「暴力・殺人・残虐」がともに6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 台風10号が四国付近で猛威を振るっている15日午前、私の住む三重県も雨風ともにかなり強まっている。そんな中、私の母が突然外に出て家の周りを片付け始めた。慌ててやめさせたが、母が言うには「テレビで片づけるように言っていたから…」。直前に見ていた番組司会者の「台風が来るので、家の周りを片付けましょう」との呼びかけに応えたものだった。確かに、まだ台風の影響のない首都圏の人たちには当てはまる警告だ。キー局なので無意識に伝えていたのではないか。全国ネットで流している以上、地域により状況が違うということ、そしてテレビの呼びかけを妄信する老人が少なくないことを意識してもらいたい。

  • 韓国に対しての輸出規制強化を報道していたが、規制強化ではなく、優遇措置を解除し、通常輸出に変えたことではないか。優遇しないということと、規制強化するということとは意味合いが違う。報道番組も、ニュースを扱う情報番組も、事実とは違う情報を伝えている。個人で調べ、情報収集し、何が起こっているのかを知ろうとしなければ事実が分からない、誤った情報を事実として認識してしまうようなテレビ放送に失望している。

  • 香港の空港デモが報じられ、日本人観光客による「デモはいいけど、観光客にまで迷惑をかけるのはどうか」というコメントが流された。空港のデモ活動は、航空会社や関連施設への営業妨害はせず、ロビーへの座り込みと外国人への呼びかけを行っていたはずで、市街地での暴動を避けるためでもある。こういった背景、事情を一切説明せず、デモの影響で空港が閉鎖し、利用客が迷惑していることだけを報道するのはなぜなのか。天安門事件のような惨劇を繰り返さないよう、事実に基づいた背景の説明をしてほしい。

【番組全般・その他】

  • 夕方のニュースで、京都アニメ放火事件の被害者に対し、「あんなアホいない」という誤ったテロップが流された。テレビ局側は弁明の中で、チェック体制の甘さを認めていたが、犠牲者の出た事件においては、人命を尊重し、厳重なチェックが行われて当然だ。にもかかわらず、厳粛な場面で突然原稿に現れた「アホ」という言葉について、確認すら取らなかったことは、スタッフの想像力が貧困であると言わざるを得ない。一連の報道とその弁明から、事件報道の向こうには被害者やその関係者がいるという意識が著しく欠如しているように思え、懸念を抱いている。この一件により、この局は、バラエティー番組を扱うのと同じ感覚で事件報道に臨んでいるのではないかという疑念が生じた。事実を報道する機関として、センシティブな話題を扱う際の、意識に対する改革を徹底的に行ってほしい。

  • あおり運転の証拠となる、ドライブレコーダーの映像について。暴行を受けている瞬間の映像を、日に何度もテレビで放送されているのを目にする。実際の映像で、生々しく、見る側も苦痛を覚える。一度見れば十分だ。入手した映像を繰り返し利用し放送する手法は、各局の視聴率や利益優先主義に問題があることは否めない。すぐチャンネルを替えたり、テレビを消したりと、視聴者側が避けるしかない。ここ最近、不本意にその映像を見てしまうことが続いていて、かなりの苦痛を感じている。また、似たようなケースが起きたときのためにも、心理的影響を考慮した放送のあり方を求めたい。

  • 昼の番組であおり運転事件を取り上げ、容疑者の男女が飲食店で食事をする様子の動画を放送した。暴力や暴言の証拠であればともかく、ただ食べているだけの映像である。テレビで流す意味が分からない。容疑者というだけで何でも公開されてしまうのか。

  • 列車運転士が走行中に居眠り、乗客が動画を撮影、鉄道会社側は謝罪という流れのニュースがあった。つまり、動画を撮っているだけの視聴者の投稿映像を、そのまま使用したということだ。運転士が急病の可能性もある。動画を撮る前に運転士に声をかけることのほうが大切ではないか。昨今の動画投稿をもてはやす風潮が、このようなことにつながっているとも考えられる。テレビ局側は、良い動画を探す姿勢だけではなく、動画を撮る前にするべきことがないかという提議もしたほうがいいと思う。

  • 情報番組にランキングの制作を依頼されたが、何回かの修正の後、提供したものとは全く別ものに改訂され、放送された。演出を超えるやり方で、やらせ・ねつ造と考えられる。このようなことは今回のみならず、依頼されるたびのことで、弊社だけでなく、他社に対しても同様の行為が行われているのではと推測される。番組ディレクターによれば、「上司に言われて…」とのことだが、組織としてこれが常態化しているのではないかと危惧している。

  • 朝の紀行番組で、「ハモ定食」を紹介していた。1,800円にしては豪華な内容だった。放送を見てその店に行ってみた。注文して出てきたその定食は、放送で紹介された内容と違い、焼きハモや酢の物などが付いていなかった。店のメニューに載っている写真とは同じものだった。つまり、番組で紹介された「ハモ定食」だけが、とりわけ豪華になっていたと考えられる。おかしいので局に問い合わせたが、「担当者に伝える」とだけ言われた。これでは納得いかない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、タレントが他の出演者に押さえつけられて出産のマネをしていた。股間にタオルをかけ、下品な行為を強要することを笑いにしている。出産は女性にとって命がけの行為だ。子どもたちに出産に対する間違った感覚を与えかねない。

【「報道・情報」に関する意見】

  • あおり運転に関する報道で、容疑者が殴る映像を流すのはもうやめてほしい。小学生の子どもも映像が流れると手で顔を隠して、見たくないと言う。あんなにしつこく、どの局も殴る映像を流し続ける意味はあるのか。

【「編成」に関する意見】

  • 金曜日の夜の国民的アニメが土曜の夕方に移動すると発表された。しかし、その時間に移動すれば番組を見る子どもが減るのではないか。また、私の住んでいる関西では、毎年夏、高校野球の中継があるため、潰されてしまうことがある。

【「喫煙・飲酒」に関するの意見】

  • お昼のバラエティー番組で、一人あたりレモンサワー5リットル飲み切りという企画をやっていた。アルコール1日あたりの適量を大幅に超えていると思われ、危険ではないか。多くの未成年も見る時間帯に放送する内容ではない。

2019年7月に視聴者から寄せられた意見

2019年7月に視聴者から寄せられた意見

京都府のアニメ制作会社で発生した放火事件を報じた番組への意見や、お笑い芸人の闇営業問題を扱った番組への批判など。

2019年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,338件で、先月と比較して749件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール81%、電話17%、FAX 1%、郵便 1%。
男女別は男性52%、女性47%、不明1%で、世代別では40歳代26%、30歳代24%、50歳代19%、20歳代17%、60歳以上11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は延べ1,489件【57局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

京都府のアニメ制作会社で発生した放火事件は、35人が死亡する大惨事となった。それを報じた番組への意見が多く寄せられた。また、6月に引き続き、お笑い芸人の闇営業問題を扱った番組への批判も多かった。
ラジオに関する意見は57件、CMについては27件あった。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は109件で、前月から48件増加した。
今月は「表現・演出」と「低俗・モラル」がそれぞれ27件、「暴力・殺人・残虐シーン」が19件、「報道・情報」が9件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 京都アニメ放火事件のニュースで、「容疑者は小学校時代にこんなことを書いていた」と文集を紹介していた。これには納得できない。現在の情報であるなら、犯行動機を知る手がかりになるかもしれないが、小学生の頃など、まだ世間がよく分からないし、どんな夢を描くのも自由なはずだ。これを伝えたところでいったい何が解決するというのか。

  • 参議院議員選挙翌日の各局の情報系番組は、選挙の話題よりも、芸人の闇営業の問題ばかりに時間が割かれていた。国政選挙よりも芸能スキャンダルのほうが視聴者の関心が集まるのだろう。若者の政治離れが問題であるように、これでは政治に対する興味や関心が低下する一方だ。国政選挙の話題を疎かにするような報道姿勢は、日本のメディアのレベルが疑われることを考えてもらいたい。

  • 芸人の闇営業問題は、反社会的組織とのつながり、金銭の授受が問題なのに、問題を起こした芸人たちのテレビ会見から、芸人の同僚たちと所属事務所の非難合戦、先輩芸人を巻き込んだ応援合戦の様相を呈してきている。忘れてはならないのは、芸人と反社会的組織との結びつきが絶対にあってはならないことである。これを、芸人と所属事務所のもめごとにすり替えて報道してはならない。基本は反社会的組織との遮断、問題の追求である。

  • 「西日本で大雨の恐れがある」とニュース、天気予報で報道されるが、西日本と言っても範囲が広い。どの地域なのかを限定してほしい。西日本だけでは分かりにくい。西日本で大雨との予報だったが、私が住んでいる四国の瀬戸内側は、全く雨が降らなかった。その際に流れる雨雲レーダーも、局によってさまざまで、どれを信じていいのか分からない。もっと精度を上げて、具体的にどの県、どの地域で大雨の恐れがあるのかを伝えてほしい。

【番組全般・その他】

  • 西日本豪雨を伝えるコーナーで、被害に遭われた方が撮影した映像が流された。インターネット上でかなりの再生回数だという映像は、水がすでに町に広がった状態なのに、撮影者と家族が何度も家に戻るといった内容。家財道具などを2階に上げたいという気持ちは分かるが、この映像を見る限り、「すぐに避難をしなくてもいいのでは…」と誤解を与える可能性がある。アナウンサーが「早めの避難が大事」とコーナーを締めていたが、矛盾にもほどがある。ネットで人気の動画を使いたかっただけとしか思えなかった。

  • 芸人の闇営業問題について、朝番組の司会者が、所属事務所を激しく批判し、「経営陣が変わらないなら自分が辞める」と恫喝するような言い方をしていた。所属事務所に対してどう思おうと自由だが、それを番組の中で興奮して言うべきことだろうか。事務所の人間に直接話せばいいことではないか。同じ事務所の女性芸人も一緒になって批判していた。公共の電波ということを忘れている。この番組の制作スタッフも、これをおかしいとは思わないのだろうか。

  • 話題になっているので初めて見た。衛星画像で山中に建っている一軒家を映し、その後その地域を訪れ、家の所在地を突き止めて訪問する番組だが、見ていて驚いた。一軒家の所在地、家族構成、職業、年齢など、すべての情報がテレビで流されていた。取材された人は、プライバシーや治安の問題に疎く、テレビの取材に喜んで答えてしまったのかもしれないが、テレビ局側は、番組が放送されることで起こりうるリスクを十分に承知しているはずだ。そのリスクを取材される側にしっかり説明していたのだろうか。この一軒家には、太陽光パネルなど高価な設備があり、冬場は誰もいない状況になることが、誰にも分かる放送内容だった。局側が、セキュリティー意識の無警戒さを悪用しているように感じた。

  • 野球中継を見ていると、今やどの番組でも通行人の顔にはモザイクがかかるのに、中継では無遠慮にスタンドに座る客の顔が映る。しかも頻繁に。チケットを買って入場した時点で許諾したことになり、それを暗黙の了解とし、テレビ中継やスポーツニュースなどで映像が使われる。放送されても仕方がないといった勝手なルールがあるようだ。これではあまりにも一方的で、今の時代、まかり通らないのではないか。スタンド全体が映ってしまうのは仕方ないにしても、アップで撮られることが多々ある。私もよく球場で観戦するが、テレビに撮られに行くわけではない。個人情報の取り扱いが厳しくなった今だからこそ、見直してもらいたい。

  • 子どもがおつかいに行く番組は、ほのぼのとして、かわいくてすばらしい。このような番組を見て、若い男女が結婚し、かわいい子どもを育てたいという気持ちにならないものか。すばらしい日本を、子どもたちに引き継ぐためにも、テレビで少子化などと騒いでいるだけでは、若者たちはどうしていいのか分からないだろう。普通に幸せな生活でいいから家庭を持ち、夫婦で子どもを育てる人生を若者たちに導いてやるような番組を作り、それを放送することが、テレビ放送業の使命ではないかと思う。

青少年に関する意見

【「低俗・モラル」に関する意見】

  • ドッキリ企画がテーマのバラエティー番組に、裸の成人男性が逆立ちして、おしりを見せるという低俗な着ぐるみが登場した。ゴールデンタイムに放送しており、小さな子どもたちが集まる場所でロケを行っている。この着ぐるみが制作者の間で問題にならなかったことが信じられない。

  • 深夜のバラエティー番組で、若いアイドルの女の子たちの顔に向かってお笑い芸人がお尻を近づけ、どれだけ我慢できるかという企画を放送していた。アイドルはあからさまに嫌がっていて、見ている私もとても嫌な気持ちになった。セクシャルハラスメントであり、女性軽視的な内容だった。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 敏腕刑事と声紋分析官が連続殺人犯を追う刑事サスペンスドラマについて、暴力的なシーンが多すぎて見るに堪えない。初回で問題提起なのかもしれないが、救いのない終わり方で、嫌悪感しか残らない。こうしたグロテスクな描写が、青少年の目に触れるのは危険だと思う。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で、2歳児を一人でおつかいに出す内容について。常識的に考えて一人でおつかいに出せる年齢ではなく、都市部であれば事故や事件に巻き込まれてもおかしくないと思います。これを放送するのは、影響力を考えれば無責任すぎると思います。

【「言葉」に関する意見】

  • 最近、アナウンサーが「やばい、やばい」と言うが、この表現はいかがなものか。「ハワイやばい」は日本語だろうか。日本全国、年寄りから子どもも聞いている。特に、子どもは何かあれば「やばい、やばい」と言う。これを聞いていると、番組を見るのが嫌になる。

2019年6月に視聴者から寄せられた意見

2019年6月に視聴者から寄せられた意見

元事務次官の父親が息子を殺害する事件について報じた番組の報道のあり方への意見や、反社会的集団のパーティーに出席した芸人たちの出演番組に対する批判など。

2019年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,589件で、先月と比較して892件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、FAX 1%、郵便 1%。
男女別は男性71%、女性28%、不明1%で、世代別では40歳代28%、30歳代24%、50歳代22%、20歳代12%、60歳以上12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は延べ876件【56局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東京都練馬区で、元事務次官の父親が息子を殺害する事件が起きた。それを報じた番組の報道のあり方への意見が多く寄せられた。また、反社会的集団のパーティーに出席した芸人たちの出演番組に対する批判も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は74件、CMについては17件あった。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は61件で、前月から90件減少した。
今月は「表現・演出」が19件、「暴力・殺人・残虐」が10件、「その他」が9件、「低俗・モラル」が6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 最近、総理のイラン訪問など、外国のメディアが報じる内容とは全く違う伝え方がされていて、政府を擁護しているとしか思えない報道が目立つ。政府のための報道ではなく、国民のための報道になるべきではないかと思う。

  • 東京都練馬区で、元事務次官の父親が息子を殺害する事件が起きた。川崎殺傷事件直後のせいか、被害者の息子が悪で、加害者の親が正義であり親の責任を果たしたかのような意見や絶賛する意見も見られる。「引きこもり=犯罪者予備軍」という報道や世論が、今回の悲劇を招いたのではないだろうか。今回の事件に限らず、ワイドショーで根掘り葉掘りして犯人像を作り上げていくのはよくない。犯人一人のせいで似た生活をしている人間まで、犯罪者予備軍のようにされてしまう恐れがある。

  • 放送倫理の観点から、反社会的集団のパーティーに出席した芸人が出演しているすべての番組に対して疑義を申し述べたい。反社会的勢力との交流は、いずれの業界においても厳重に禁止されている。ましてや特殊詐欺グループだ。高齢者やその家族を食い物にする卑劣な犯罪者集団。「知らなかった、ギャラはもらっていない」では済まされない。これは、放送のみならず、あらゆる倫理に反する行為で、謝って済まされる問題ではない。視聴者に対する明確な説明なしに、彼らを出演させ続けているテレビ・ラジオ番組においては、これらもまた、倫理にもとると言わざるを得ない。

【番組全般・その他】

  • 複数の芸人が、反社会的集団から金銭を受け取っていたため、テレビ出演を控えることになったが、大手芸能事務所に所属している彼らは、番組の降板や打ち切りをせずに、軽い処分となるのだろうか。男性グループのメンバーが、所属事務所を退所後、地上波の番組ではほとんど見ることがなくなった。元の事務所でなければテレビ出演さえできないのか。反社会的なことをしていないのに、各局から排除されているように思われる。一方、芸人たちは、番組は打ち切りにならず降板もされない。社会的に許されない問題よりも、事務所との関係性を重視しているテレビ局側の都合が見えて、納得がいかない。

  • 元事務次官が息子を殺害した事件についての報道は、加害者の父親を、まるで被害者のように認識させている。死人に口なしの状況で、加害者の話だけを真実のように報道するのは視点がおかしい。被害者は、事件の数日前に一人暮らしから加害者宅に戻ったという状況で、それを引きこもり扱いしているのも間違っている。加害者の犯行の計画性や、都合のいい言い訳をしていないかを検証するべきなのに、それらを行わず、引きこもりが事件の原因のように断定し、偏見を広めているのではないだろうか。

  • 昼の番組で、商店街の路上に置かれた看板やのぼりを道路交通法違反として、店主に改善を求める市民の話題を取り上げていた。番組側の取り上げ方が公平さを欠いている。一方的に商店側の主張を支持し、警告を出し続ける市民を悪者、異常者として批判している。物事は、すっきりと善・悪で決められることはほとんど無い。主張する立場や視線によって判断は分かれるはずだ。それを一方の視線からだけで放送することは不適切だ。また、番組出演者の中にも、市民側の意見に同意する人もいたはずで、その人がなぜ黙っていたのかも理解できなかった。

  • 新潟や山形で大きな地震があった。その際、東京キー局のアナウンサーが、自分の担当番組を他のアナウンサーに任せ、新潟へタクシーで急行したとの報道があった。そのタクシー代は17万円にも及ぶという。系列局が新潟にあるのだから、その局に任せる方法もあろう。災害に対する報道人としての使命感もあったのだろうが、はたしてこの高額なタクシー代は、視聴者や番組スポンサーの理解を得られるのだろうか。

  • 学問的な話題やうんちくの披露になると、だいたい「諸説あります」との注釈が出てくる。そんな不確かな情報をテレビで流しても、視聴者には何の役にも立たない。諸説の存在は、少なくとも1個以上紹介すれば証明が済む。もし諸説が紹介できないなら、「諸説あります」の表現自体が虚偽にもなりうる。番組の無責任さを回避しようとして、別の無責任を呼んでいる状態だ。

  • 元々、テレビ大好き人間だったが、最近、なぜかテレビが面白くない。どの番組が、どのジャンルがということではなく、とにかく見ていて楽しくなくなってしまった。残念でならない。抽象的で申し訳ないが、楽しい番組を作ってもらいたい。期待している。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 路線バスに乗って旅をするバラエティー番組において、出演者が競艇場に寄り舟券を購入していた。番組を面白くするための演出もあるのだろうが、多くの未成年が見るゴールデンタイムに賭け事を奨励するかのような番組を放送するのはいかがなものか。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 幼児虐待事件は詳しく内容まで報道する必要はないと思う。タバコの押しつけや水を浴びさせるなど、そのような内容を聞くと悲しみと怒りで体の具合が悪くなる。ニュースは見たくても、そのような事件があるとニュースを見ることも避けなければならない。

【「要望・提言」】

  • 児童虐待殺人事件をニュースで報じると、それに近い状況の親はますます虐待発覚を恐れて、さらに隠ぺい方向へ進むと思う。報道の際に「子育てやその環境で悩む親御さんは〇〇へ相談して下さい」と呼びかけることはできないか。最初の一歩の行動を起こさせるような呼びかけがあればひどい状況の乳幼児を救えるのではないか。

【「その他」の意見】

  • ドキュメンタリー番組で、安楽死にいたるまでの一か月を淡々と取材したことに驚いた。自殺ほう助とも取れる行為を黙って見過ごしたのかと思うといたたまれない。映像もリアルで、子どもたちには見せたくない内容だった。

2019年5月に視聴者から寄せられた意見

2019年5月に視聴者から寄せられた意見

滋賀県大津市で保育園児2人が死亡、数人のけが人が出た交通事故が起きた。また、神奈川県川崎市では、被害者20人の殺傷事件があった。それらを報じた番組の報道のあり方への意見や、記者会見における記者の質問内容への批判など。

2019年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,481件で、先月と比較して998件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話16%、FAX 0.6%、郵便0.4%。
男女別は男性56%、女性43%、不明1%で、世代別では30歳代29%、40歳代25%、20歳代21%、50歳代13%、60歳以上9%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は延べ1,025件【43局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

滋賀県大津市で、保育園児2人が死亡、数人のけが人が出た交通事故が起きた。また、神奈川県川崎市では、被害者20人の殺傷事件があった。それらを報じた番組の報道のあり方への意見や、記者会見における記者の質問内容へ批判が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は49件、CMについては29件あった。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は151件で、前月から45件増加した。
今月は「性的表現」が55件、「表現・演出」が30件、「報道・情報」が18件、「いじめ・虐待」が15件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 大津市の事故について、遺族への執拗な取材は必要なのか。事故の原因や対策など、今後このようなことが起きないようにする注意喚起などは、メディアが担う役割だと思うが、遺族の気持ちを思いやれないインタビューをして、それを聞きたい視聴者がいったいどれだけいるだろうか。どの放送局、どの報道番組も同じようなインタビューをしている。大切な子が突然亡くなり、見知らぬ取材陣に囲まれながら、思いをわざわざ声に出して言わされる辛さを、取材している側は分からないのだろうか。

  • 大津市の事故における保育園側の記者会見は、痛ましくて見続けることができなかった。泣き崩れる園長に対し、散歩自体を責め立てるような質問や、「被害に遭った園児にどんな声をかけたいか?」といった質問。あのような事故をどう防げるというのか。保育園側を加害者のように扱い、謝罪までさせるような報道の姿勢には、大いに疑問が残った。

  • 私の家には保育園児がいる。園庭がない保育園はさほど珍しくはなく、園庭のあるところでも、園外散歩は日常的に行われている。今回の事故は、全く予測不可能な運の悪い事故だったと思う。それなのに、保育園側に会見をさせる必要があったのか?保育園側に事故責任があるということにしたいのか?一視聴者として憤りを覚えた。事故が起きた現場を検証して原因を探るほうが、よほど今後のためになるのではないか。被害者の感情を更にえぐるような今回の報道は不適切だと感じた。

  • 私は保育士。事故の報道について疑問に思うことがある。論点は、保育園に園庭があるかということなのか。私は、先月まで園庭のある保育園にいたが、季節を味わうために園児たちと散歩に行っていた。もし散歩禁止にすると、園庭に子どもが集中し、逆にけがをするおそれがある。今勤めている所は園庭がないが、国の基準に基づいた保育体制で散歩をしている。どの番組でも、園庭のないことが悪いような話で終わっているが、運転者の過失について問うべきではないか。別の園の園長に話を聞いたり、別の園の散歩の様子を検証したりするのも論点がずれている。一連の放送を見て、保育士になりたい人が減ることになれば、待機児童の問題にも影響が出てくるのではないかと危惧している。

  • 東京・池袋の死亡事故以来、高齢者の交通事故を各番組で取り上げているが、そのほとんどが「高齢者の運転は危ない」「高齢者は免許を返納すべき」といった内容である。都会の人たちはそれでいいのであろう。しかし、地方では、交通機関が十分に整備されていない地域に住む人たちや、車を運転しなければ生活必需品の購入や通院に困る人たちも多い。免許を返納した場合、タクシー券が配布される地域やシニアカーの利用を勧める地域もあるが、何年先までタクシー券がもらえるのか不安が残るし、シニアカーに乗ろうにも地方では道幅が狭く危険が伴う。そのあたりにも焦点をあてた報道をしてほしいと思う。

  • 川崎殺傷事件の報道で、視聴者提供と思われる事件直後の動画が流された。生々しい血溜まり、血痕の残る帽子やランドセル、そして心肺蘇生を受けている被害者。果たして映像で流す必要があるのか。事件の状況を伝えるのが報道だとは思うが、そこまでしなくても伝えられるはずだ。心肺蘇生を受けているということは、生死の境をさまよっている、一人の人間が生きるか死ぬかの瀬戸際だ。この映像は、そのような状況を平気で撮影する無神経な人間から提供された映像ではないか。それを使うのも撮った人間と同様、人としておかしい。

【番組全般・その他】

  • 人の命に関わる事件や事故等を報道する際、コメンテーターが笑いながら発言することが多い。人の痛みが理解できるなら、笑顔になるということはないはず。もっと被害者や遺族の感情に寄り添えるコメンテーターを出演させるべきだと思う。

  • 昼の番組で、ニューヨークに留学中の男性を取り上げていた。皇室の女性との婚約内定というだけで、彼に対するストーカー行為のような行動と放送内容があまりにひど過ぎる。勝手に付きまとい、知り合いでもないのに街中で声をかける。迷惑行為以外の何ものでもない。放送にあたり、きちんと本人の許可を取っているのだろうか。取材ディレクターの想像の話を、あたかも事実のように、テロップを入れてまで放送する番組作りにも疑問が残った。

  • 夕方の番組で、芸人が一般人に「男らしく見えない」と言い、執拗に性別を聞き出していた。それにとどまらず、体に触れ、保険証の提示を求めるなどの一連の行為には閉口した。私自身、性的少数者であるが、番組を見て非常に不快な気分になった。昨今、性的少数者に対する理解が進んでいるが、この放送は時代に逆行している。コーナー終了後にコメンテーターが疑問を呈したことで少し心が救われたが、一方で、彼以外の出演者や番組制作者たちが、何の疑問を持たなかったこともよく伝わってきた。今後、この局が番組で性的少数者の話題について取り上げる資格はないと思う。

【ラジオ】

  • 新元号に"クソ"という単語を加えたラジオネームの投稿者の作品が採用されていた。平成から令和に時代が変わることへの捉え方は、人によって様々であり、新元号をベースに笑わせることも一つの表現ではあるだろうが、あまりに配慮に欠けていないか。ラジオの深夜放送は、テレビでは使えない単語や表現でリスナーを楽しませることが、「テレビではできない」「深夜ラジオならでは」と賞賛され、採用を目指した投稿者が、過激なラジオネームや内容で勝負することに拍車をかけているが、私はやはり、クレームされないようギリギリを攻めるというようなことよりも、誰もが楽しめるような番組作りを意識して取り組んでほしいと考えている。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • バラエティー番組に出演した元オリンピック選手が、"脚フェチ"という発言をしていた。倫理観の甘さ、そこを面白いととらえたのかセクハラに気付かず放送したのは、制作側の意識が甘すぎる。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 小学生女児虐待死事件に関して、父親による性的虐待を女児が訴えていたことが分かった。本人による具体的な記述が紹介されていたが、テレビでそのまま報道する必要があったのか疑問だ。テレビで公開することで亡くなった女児の尊厳を更に損なうように思えてならない。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 複数の女性タレントが極限のサバイバル生活を体験するバラエティー番組で、一人の女性に対して複数人で無視、陰口などいじめの典型的なことが行われていて不快だった。若者のいじめによる自殺が問題になる中、このような振る舞いをしている番組はどうなのか。子どもには見せたくない。

【「危険行為」に関する意見】

  • 子どもの医療相談をしている看護師だが、テレビをまねて綿の固まりを鼻に入れて取れなくなったと相談があった。バラエティー番組でタレントが鼻にブドウを入れる内容をまねしたそうだ。必死で面白くしようとしているのは分かるが、視聴者に悪影響を及ぼしているので内容を検討してほしい。

2019年4月に視聴者から寄せられた意見

2019年4月に視聴者から寄せられた意見

東京・池袋で、2人死亡、数人のけが人が出る交通事故が起きたが、それに関する報道の仕方への意見。プロ野球も開幕し各局のスポーツ関連番組に対する意見など。

2019年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,483件で、先月と比較して144件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール79%、電話19%、FAX 1%、郵便1%。
男女別は男性69%、女性30%、不明1%で、世代別では30歳代28%、40歳代26%、20歳代18%、50歳代16%、60歳以上9%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は延べ882件【54局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東京・池袋で、2人死亡、数人のけが人が出る交通事故が起きた。それに関する報道の仕方への意見が多く寄せられた。また、プロ野球も開幕し、各局のスポーツ関連番組に対する意見も多かった。
ラジオに関する意見は70件、CMについては17件あった。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は106件で、前月から29件増加した。
今月は「表現・演出」が41件、「動物」が8件、「いじめ・虐待」と「低俗・モラル」がそれぞれ6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 最近、型にはまったようなニュースばかりで、報道の価値が下がっている気がする。テレビでは、どのチャンネルでも、同じ時間帯に同じニュースが流れ、出演者以外、代わり映えしないものが多い。新聞でも、表現が異なるだけで内容は同じものばかり。2、3紙読んだところで情報量はほとんど増えない。特ダネを求めるわけではないが、テレビ局や新聞社にはそれぞれ独自の記事を打ってほしい。共通の情報源を利用しているからだろうが、どの媒体も足並みが揃い過ぎている。情報統制されているようで気持ちが悪い。

  • テレビ局は、なぜこうも横並びの報道をするのか。新元号決定の時もそうだったが、今日は、麻薬で逮捕されたタレントの釈放の瞬間をとらえようと、民放各局が警察署前で待ち構えている。どのチャンネルに替えてもそれしかやっていない。チャンネル数はあっても選択肢が無いわけで、実につまらない。今更ながら、各局で、情報番組の放送時間帯を分散させるなどの調整をすることはできないものだろうか。

  • 麻薬で逮捕されたタレントの報道について、芸名や「○○容疑者」とする番組が多い。ひどい番組になると「〇〇さん」である。法の裁きが終わらないうちに、「彼はいい役者だ」や「作品に罪はない」などといった報じ方をするのは、特別扱いしているように感じる。

  • 東京・池袋の高齢者男性による交通事故について、その報道の仕方に、通常の交通事故の報道とは違う印象を受けた。ほとんどの局が「〇〇元院長」と伝え、なかには「〇〇さん」としていた番組もあった。そもそも、事故と過去の勤務先とは何の因果関係もないのに、「元院長」の肩書きが必要か疑問に思う。事件・事故を起こした人が、その社会的な地位によって扱われ方が変わり、それが黙認されるのであれば、報道の姿勢に大きな疑問を持たざるを得ない。

  • 知人2人と空港に行った際、駐車スペースに空きがなかったので、身障者用スペースに車を入れた。しばらくして駐車場に戻ると、そこにテレビ局の取材班が待ち構えていた。「健常者なのに何故そこに駐車するのか?」と聞かれ、突然のことにこちらもつい反発口調になってしまった。ろくに返事もせずその場を去ったため、さらに印象を悪くしたようだ。確かに、我々のほうがマナー違反をしており、その自覚もあるし、言い訳できない。その日の夕方のニュースで、モザイク無しで我々3人が映されていて驚いた。しかもスタッフとのやり取りのうち、粗暴な態度が目立つように編集され、あっという間に知人らに知られてしまった。友人2人は上司に呼ばれて叱責を受けた。スタッフから「顔出しで放送していいか?」とは聞かれていない。許可もなく顔がさらされるとは思ってもみなかった。

【番組全般・その他】

  • 五輪担当大臣が、度重なる失言の末、ついに辞任した。一夜明けて、民放各局の情報系番組はそのことで持ちきりだ。それも失言集を面白おかしく編集し、出演者たちがあざ笑うという趣向がほとんど。一定時間でこの話題を切り上げ、節度が感じられる局もあったが、ひどいものでは1時間以上も、辞任した大臣へのバッシングを続けていた。なぜこのような無意味なことをするのか?理解できない。

  • 朝の番組で、老人が子どもの席を奪ったバス車内での投稿動画について放送していた。トラブルを映した複数の動画が存在するわけではなく、途中からで、事の発端もそれまでの状況も分からず、ただ憶測だけが残ってしまう映像だ。そもそもこれは放送すべき事柄なのか。事実関係もはっきりしていないのに、安易に取り上げ、動画の再生回数が多いなどの理由で、論争に加担するのは如何なものか。テレビは公共性が高く影響力が大きいのだから、問題提起になる事柄なのかを考えた上で放送したほうがいいと思う。

  • 4月から始まったクイズ番組は、平成、昭和の世代ごと、お互いの知らない部分を知ることが目的なのに、それが崩壊していた。クイズ番組としても、出題意図が掴みにくく、アラが多く感じた。平成生まれに対しては、わざと間違えさせる出題文にしていた一方で、昭和生まれ用のクイズは即答できず、難問ばかりだった。番組全体として、平成世代をバカにし過ぎる印象を受けた。

  • 夕方の番組の世界卓球選手権に関するニュースで、女子ダブルスの日本チームが微妙な判定で敗れたが、対戦相手が中国チームであったせいか、この時の審判を「中国系マレーシア人」と報じていた。今までこのような報道をあまり見たことがなく、とても異様に感じた。他の民族の場合はこう言ったことはしない。これは明らかに、中国人を悪く印象付けるためだと感じた。

  • プロ野球中継で、ボールカウントをコールする順番は、昔の「S(ストライク)・B(ボール)・O(アウト)」から、「B・S・O」の大リーグ方式に変わった。WBCなど国際試合の機会が増えたこともあり、国際的な標準に合わせたのだ。ところが広島のテレビ局の野球解説者は、いまだに「S・B・O」のままだ。実況アナウンサーは正しい順で言い、そのそばから解説者が「ツー・スリー」などとありえないカウントを言う。視聴者に正しく分かりやすく伝えるのが解説者の役目なのに、頑なに旧方式を守るのは問題だ。局に何度も苦情を入れているが、真摯に受け止める様子がない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 衝撃的な映像を紹介するバラエティー番組で、監視カメラやドライブレコーダーで撮られた事故映像を多数流していたが、何のためなのか。映像を見ながらタレントが騒ぎ立てたりしていて、他人の事故映像でスリルを楽しむかのような内容に嫌悪感を覚えた。ただの事故映像を見せつけるなんて悪趣味。家族で見る時間帯のテレビの役割ではないと感じた。

【「非科学的な事柄」に関する意見】

  • 血液型別に人の性格や特徴を取り上げたバラエティー番組は、偏見を強めようという意図しか感じられない番組だった。なぜここまで気軽に偏見を強めるような番組を作るのか。子どもたちの血液型についての偏見が助長されないような配慮が感じられなかった。

【「要望・提言」】

  • 最近の医療情報番組は、子どもたちが見る時間帯でも手術シーンをそのまま放送している。以前は臓器が見える手術シーンなどは、ぼかして放送していたと思うが、そのまま放送するのは子どもたちや高齢者には刺激が強すぎるのではないか。以前のようにぼかして放送してほしい。

2019年3月に視聴者から寄せられた意見

2019年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から8年、各局で放送された震災特集に対する意見。芸能人が麻薬所持の疑いで逮捕されたが、それを取り上げた情報系番組への意見など。

2019年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,339件で、先月と比較して209件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール77%、電話21%、FAX 1%、郵便1%。
男女別は男性66%、女性33%、不明1%で、世代別では40歳代28%、30歳代25%、50歳代20%、20歳代13%、60歳以上11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は延べ726件【44局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東日本大震災から8年が過ぎた。各局で放送された震災特集に対する意見が多く寄せられた。また、芸能人が麻薬所持の疑いで逮捕されたが、それを取り上げた情報系番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は51件、CMについては24件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は77件で、前月から13件増加した。
今月は「表現・演出」が24件、「暴力・殺人・残虐」が15件、「その他」が8件、「いじめ・虐待」と「性的表現」がそれぞれ5件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ニュージーランドで起きた無差別銃撃事件で、犯人が犯行の様子をインターネットで配信していた。地元の首相や警察が、その映像を拡散しないように呼びかけていたにも関わらず、日本では、各番組でこの映像を取り上げていた。映像を流すことの影響を十分考慮していたのだろうか?模倣犯を誘発する危険性を認識していたのだろうか?犯人が記した言葉や自身の姿を広める、それこそが犯人の狙いだ。このような場合、各テレビ局や個々の番組の判断に任せるのではなく、統一のガイドラインを設けて、映像の拡散を規制したほうがいいのではないか。

  • 3月11日ということで、震災に関する番組が多かった。しかし、どの番組を見ても、「復興はまだまだ…」という言葉が目立っていた。これでは被災地の将来、日本の将来への希望が感じられない。復興がなかなか進まない現実を伝えることも大切だが、その上で、国民が希望を持てるような情報も少しは取り上げてもらいたかった。

  • 私は今、福島で除染作業に従事している。この時期になると、各テレビ局がこぞって震災特集を組むが、現場では除染作業をはじめ、実際には復興があまり進んでいない部分が多いと感じている。テレビは真の姿を伝えてほしい。被災地にいると、放送と現実のギャップに戸惑ってしまう。

【番組全般・その他】

  • 朝の番組は、麻薬所持の疑いで逮捕された芸能人に関して、出演した映画の公開やドラマの再放送など、芸能界の損失ばかりを取り上げ、薬物の売買が反社会的勢力の資金源になっている側面については全く触れていなかった。そういう面にも言及すべきだと思う。

  • 国会の議論をニュースで伝える場合、偏った報じ方になることや、ある部分を切り取って伝えることは、視聴者に問題点を提示するためにはある程度必要なことだと思う。ただ、夜9時台のニュースは、野党議員の主張を全く伝えず、完全に悪意でやっているとしか思えない編集をして報じていた。すべての国民が、国会の議論の一部始終を見ることができるわけはなく、当然、テレビなどのニュースを参考にして判断を下すのだが、そのテレビがこんな状態では、視聴者に本当の問題点や議論などは届かず、正しい判断のしようがない。真実を捻じ曲げるような編集は、放送倫理に反していると思う。

  • 夜のニュースを見ているが、この2年間、アナウンサーのコンビネーションが最高だった。お互いに尊重しあい、熱意を持って、試行錯誤、番組を進行しているのが伝わってきた。同世代の私としては、二人が伝えるニュースは、とてもよく頭の中に入ってくると感じている。また、この番組を長年視聴している私の70代の家族は、今までの中で一番よかったと感想を述べていた。

  • 深夜の番組は、コンビニで働く外国人の現状や問題が議論されるわけでもなく、外国人スタッフが使う日本語のミスを必要以上に嘲笑し、バカにするといった内容で腹が立った。誰かの失敗を大勢で笑い、イジり、それを面白いと勘違いさせるような番組作りには疑問を持つ。今後益々、外国人在住者・労働者が増えていくことが予想される中で、このような幼稚で低俗な番組は、淘汰されてほしい。

  • 最近、テレビ局が、クレームに対して過敏に反応し過ぎていると思う。もう少し大らかに見てほしい。クレーマーの話まで聞く必要はなく、自分達で納得できるものにだけ対処すればいい話だ。過敏に反応する人や、ただ文句を言いたいだけの人の話は聞かなくていい。面白い番組を作るためには、そういうことも必要だと思う。インターネット時代になった現在、クレームが言いやすい状況になり、モンスターが増え過ぎてしまったようだ。

  • バラエティー番組に対するクレーム、特に「番組内でのバカ騒ぎが見ていて不愉快」「内容が低俗で子どもに悪影響を与える」といった内容のものをよく見るが、このようなクレームを入れた視聴者に問いたい。なぜそのような番組を見るのか?わざわざそのような番組を見て、勝手に不愉快になっているだけではないか。また、子ども達に悪影響を与えるということに対して、確かに、いじめや犯罪、公序良俗に反することを助長するものは、子ども達に悪影響を与えるだろう。しかし、それは親が何も指導しなかったときの話で、親が指導もせずに番組に対してクレームを入れるのは順番が逆ではないだろうか。親としてやるべきことをやらず、他人のせいにするのは道理に合わない。テレビやラジオのバラエティー番組は、基本的にエンターテインメントであり、その場の雰囲気を壊してしまうような発言は要らないのである。テレビ離れが叫ばれているが、原因はこのようなクレームである。これ以上、テレビやラジオをつまらなくするのはやめてほしい。

【ラジオ】

  • ラジオの下ネタがあまりにもひどい。「下ネタを嫌いな奴はいない」「テレビでは言えない下ネタもラジオなら平気」と豪語しているパーソナリティーさえいる。卑猥なラジオネームで投稿するリスナーも、それを採用する番組側もどうかと思う。男性は喜ぶかも知れないが、多くの女性にとってはセクハラであることを分かってほしい。聴取率やインターネットのトレンドワード上位になるために、わざと仕掛けている感もある。ラジオ局全体でルールを作るべきではないか。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐」シーンに関する意見】

  • 殺人犯を追い詰めるサスペンスドラマの最終回において、子どもが視聴可能な時間帯に放送する内容としては人を刺し殺す、自殺に追い込む等の描写が生々しく描かれていた。大人でさえ恐怖を感じた。これを見た判断のつかない子どもにこのようなことを誘発してしまう恐れはないのか。子どもの健全教育に対する配慮が必要であった。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 情報番組で違法薬物について報道していたが、インターネット等での入手方法、隠語などを丁寧に解説していた。学生は春休みの最中で、薬物使用を助長することになりかねない。薬物の怖さや薬物をやめたい人のための窓口などを報道するべきではないか。

  • ニュース番組で交通事故を目撃した小学生に事故の状況をインタビューしていた。親が許可をしたのかもしれないが、3人も亡くなった事故を子どもに思い起こさせるのは良くない。

2019年2月に視聴者から寄せられた意見

2019年2月に視聴者から寄せられた意見

飲食店やコンビニで働くアルバイト店員による不適切動画を取り上げた情報系番組など、投稿動画に関する報道のあり方への意見など。

2019年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,130件で、先月と比較して671件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話28%、郵便 0.6%、FAX 0.4%。
男女別は男性68%、女性31%、不明1%で、世代別では40歳代25%、30歳代22%、50歳代21%、20歳代16%、60歳以上13%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は延べ590件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

飲食店やコンビニで働くアルバイト店員による不適切動画を取り上げた情報系番組など、投稿動画に関する報道のあり方への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は46件、CMについては26件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は64件で、前月から16件減少した。
今月は「表現・演出」が23件、「いじめ・虐待」が8件、「報道・情報」と「低俗・モラル」がそれぞれ6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 女子競泳選手が白血病であると公表したことが、大きなニュースとなっている。翌日も同様に、どの番組も長い時間をかけてこの話題を取り上げていた。このような話題は、病気を公表したという事実だけでよい。「過去に白血病を患った有名人一覧」などの情報はいらない。今、何よりも不安なのは彼女本人であろうし、多くの白血病の患者さんも見ている。そっと見守るようにしてほしい。

  • このところ、高齢者や児童への虐待報道が多いが、その中でも、施設職員による犯罪行為が多発しており、これらの報道がもたらす影響として、福祉関連業務従事者に対する社会的評価の下落や、人手不足に拍車がかかることは必至だ。また、仕事内容を伝えるにしても、従事者個人に焦点を当て、綺麗な部分だけを紹介し、結局は施設の宣伝的な作りの番組が多く、社会福祉に関する問題を掘り下げて報道しようとする姿勢が感じられない。実際の現場の声を集約して伝えることがまずは大事で、それらの声を基に番組を構成したほうが、視聴者に真意が伝わるのではないか。

  • 火災や災害の現場で救護活動をせずに、その様子を撮影・取材できるのは、報道に従事する者に与えられた特権であり、そのほかの人たちには、目前の被災者の救護活動にあたるなどの倫理的な義務があると考えている。一方、昨今の情報系番組などでは、報道に従事しない視聴者が、災害を待ち構えて撮影したとしか思えない動画や、盗撮の疑いのある動画が無分別に放送されている。昨年の台風時、屋上の小屋が暴風で吹き飛ばされる場面や、横断歩道手前のマンホールから水が吹き上げる場面の動画は、ことが起きる前から撮影されていて、ことが起きることを期待している撮影者の意図が明白だ。また最近、飼い犬虐待の動画が流れているが、これも蹴りを入れる前から撮影されているので、ことが起きるのを期待していると言える。しかも、飼い主に分からないように撮った、後方からの盗撮映像である。このようなことから、視聴者投稿動画などの放送に関しては、一定のガイドラインを作成し、その周知・徹底を図ってもらいたい。

【番組全般・その他】

  • 昼の番組で、アルバイト店員の不適切動画を取り上げていた。「動画を撮った人間も、拡散させた人間も、同様に責任がある…」と結論づけていたが、私のような高齢の視聴者は、ことの次第をテレビで初めて知った。であれば、拡散させたテレビにも責任があるのではないか。テレビで取り上げることの影響力を再認識したほうがいい。

  • 無料で商品が当選するという深夜番組を見たが、多くの視聴者が企画に参加できず、また、番組進行もめちゃくちゃなまま終了。SNS上は炎上状態になった。番組内でシステム不具合について謝罪を述べる司会者の横で、半笑いで立つもう一名の女性司会者、笑い顔で映り込むスタッフなど、ことの深刻さを理解していない姿勢が強く感じられた。

  • BS放送が、長時間のTVショッピング番組、ドラマの再放送、韓流ドラマばかりなのは如何なものか。TVショッピングは、CMを延々見せられているとしか思えない。また、海外の様々な番組を放送するなら納得できるが、なぜ韓流ドラマばかり放送するのか。公共放送なのに、このような番組ばかりだとテレビを見るのが嫌になる。嫌なら見るなということなのかもしれないが、それにしても多少は視聴者の要望も聞いて、番組の編成を考えてほしい。

  • 朝の番組で千葉県の女子児童虐待死事件を取り上げていた。市役所、教育委員会、児童相談所を一方的な悪に見立てて非難を浴びせ、記者会見の様子も一部の質疑応答だけを切り取って流していた。この事件を鑑みるに、関係機関の対応に問題がなかったとは言えないが、それには法制度の不備、昨今の行政機関の立場の弱さや人員の慢性的な不足、その他、社会の側面に起因することは明白である。それにも関わらず、それらの諸要件にはほとんど言及することなく、視聴者が溜飲を下げることだけを狙った勧善懲悪的な報じ方は、いかにも非建設的で見苦しかった。

  • "テレビ離れと言われる昨今、その理由を若者が、「原因は、レジャーの多様化や生活スタイルの変化にあるとしているが、そうではない。質の悪い番組は見ず、浮いた時間を他のことに充てるようになっただけなのだ…」と夕方の情報系番組で指摘していたが、私も同感だ。視聴者が知りたいのは事実であるのに、そこを無視して無責任にあおり立てるだけの番組を誰も見るわけがない。「CMのあと重大発表…」など、誇大広告的な手法にも多くの視聴者が辟易している。そこを改めない限り、"テレビ離れは今後加速していくものと危惧している。

【ラジオ】

  • 各放送局が共同でラジオのキャンペーンを始めた。リスナーのオススメ番組のツイート募集や、番組のコラボといったものがあり、ラジオの魅力が伝わる良い企画だと思う。その一方で、10代の若者たちにラジオを聞いてもらおうとするならば、「radikoの使い方について教えるサイト」などがなければ、意味がないのでは?とも感じた。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 学校が舞台のバラエティー番組において、鉛筆の製造現場を紹介する映像の説明で「原材料が鉛だ」と紹介していた。鉛筆に鉛を使うことはあり得ない。黒鉛だ。子どもも見る番組なのに作りがお粗末だ。

  • 10代の出演者がクイズに答えるバラエティー番組で、正解できなければ他の出演者に電流を流すという罰ゲームが行われていて、電流を流された女性は言葉が出なくなるほど泣いていた。いくら番組の企画とは言え、かわいそうだ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 様々な実験をするバラエティー番組で、スキンヘッドのタレントの頭の上で炎を上げてチャーハンを作っていたが、子どもに見せられる内容ではなかった。髪の毛がないことへのイジリは、いじめにしか見えない。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 朝の情報番組で「教師が生徒に手をあげる」「飼い犬を蹴り上げる」など、目を背けたくなる映像が映されるが、コメンテーターが話している間、何度も何度も繰り返し流される。心が削られて行くようで大変苦しい。子どもがあのような映像を繰り返し目にすることにより、何らかの心的ストレスを受けるのではないか。

  • 聴覚障害支援学校の前校長が児童ポルノ法違反で逮捕されたことを報道するためなのか、学校の外観を撮影していた。耳の聞こえない子どもたちは視覚が発達してるので学校前で撮影する様子は、登校する子どもたち、送迎している親に大きなストレスを与えている。報じてもらって一向に構わないが、取材する際には配慮してほしい。

2019年1月に視聴者から寄せられた意見

2019年1月に視聴者から寄せられた意見

アイドルグループの女性への暴行事件を取り上げた日曜昼の番組での出演者の発言をめぐる意見。年末年始に放送された長時間番組への意見など。

2019年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,801件で、先月と比較して450件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール84%、電話14%、郵便 1%、FAX 1%。
男女別は男性60%、女性39%、不明1%で、世代別では30歳代26%、40歳代23%、20歳代22%、50歳代18%、60歳以上8%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は延べ1,209件【52局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

日曜昼の番組で、アイドルグループの暴行事件を取り上げていたが、番組中の出演者の発言をめぐる意見が多く寄せられた。また、年末年始に放送された長時間番組への意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては27件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は80件で、前月から20件減少した。
今月は「表現・演出」が38件、「いじめ・虐待」が5件、「暴力・殺人・残虐シーン」「性的表現」「低俗・モラル」「視聴者意見への反論・同意」がそれぞれ4件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 昨年末、インドネシアで火山が噴火、津波も発生して多数の犠牲者が出たニュースに衝撃を受けた。しかしながら、コンサート会場に津波が直撃した瞬間の映像まで放送する必要があったのか疑問だ。仙台在住の友人は、東日本大震災の大津波を思い出してしまったそうだ。視聴者に対し、いたずらに不安をあおるのはどうかと思う。ショッキングな映像を放送する際は配慮がほしい。

  • 皇室の女性と婚約が内定している男性についての報道が過熱している。一般人である彼やその母親のプライバシーを騒ぎたてることは、興味本位に他ならず、不適切だ。必要なことだけをその都度報道すれば十分だと思う。

【番組全般・その他】

  • 秋田に住んでいる。ここ何年か、この放送局は、祝日や年末年始になると、県内のニュースや天気予報がほとんど放送されない。大都市からの情報や番組宣伝に変わってしまい、有益性が無い。「年末に最大級の寒波…」とあおり立てながら、いざ年末年始が来ると、被害状況や交通への影響が報道されず不便だった。高校スポーツでの県勢の活躍や、年中行事の"なまはげ"なども伝えるべきであったと思う。少し前の地震の時に、誰もアナウンサーがいなくて情報がかなり遅れたこともあった。"働き方改革"ばかりが先行して、貧弱な制作体制になっているのではないかと危惧している。

  • 夕方のニュースで、北九州市の派手な成人式を取り上げ、新成人に密着取材していた。この成人式は伝統的に華美な衣装の成人者が多いが、決してトラブルが起こっているわけではない。現に今年の式はつつがなく終わっている。ところがこのニュースは、「ここ数年、全国的に成人式が荒れる傾向に…」と視聴者が捉えかねない内容。荒れたように報じるほうが良いと判断したのか、派手な衣装の取材映像を必要以上に流していた。

  • 東京都下の無料温泉施設の問題を伝えていたが、廃止反対派の声ばかり取り上げ、それがまるで市民全体の意見かのように編集し、行政を一方的に非難する内容だった。賛成・反対、両者の意見を取り上げ、それぞれの立場からこの問題の解決点を検討するべきではないか。行政が検討を重ねて決定したことを、番組が引っ掻き回して問題をややこしくしているように見えた。何の解決策も見いだそうとしない放送内容の、どこに意味があるのか分からなかった。

  • 大晦日の番組を見た。いまだに暴力行為を笑いにしている時代遅れの感覚が理解できない。また、大物タレントが共演者の頭を殴る行為も看過できない。いくら視聴率が取れると言っても、モラルや法律に反する行為を助長するテレビ局に抗議したい。体罰は学校や職場では禁止行為だ。なぜこのような放送が許されるのか教えてほしい。

  • 日曜の番組で、アイドルグループの女性への暴行事件について取り上げていたが、大物タレントが女性出演者に対して「体を使って何とかすれば…」という趣旨の発言をした。パワハラ・セクハラが大きな問題である昨今、あまりに無神経な発言で、彼女だけでなくすべての女性に対して失礼だ。テレビで言うようなことではない。彼のような有名人は、発言することの影響力を少しは考えるべきだと思う。

  • 東京・町田市の高校教師の暴行について。情報系番組などで放送された動画の中で、生徒が「ネットに拡散する…」と言っているように、映像をネットにアップするのは、SNSで拡散することでテレビが取り上げ、それで有名になるのが目的だと思われる。あおり運転なども同様だ。ネットに拡散された動画をテレビで騒ぎたてるから、このような行為が増えてしまうのではないだろうか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 学園ミステリードラマの初回放送で、先生が生徒を人質にとり、殺害するのはあまりに内容が過激だ。人気俳優が多く出演しており、青少年が見る可能性も高く影響が心配だ。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 鑑定結果をもとに事件を解決する刑事ドラマで、描写があまりにも過激だった。惨殺シーンが繰り返し出てきたり、バラバラ死体の手首が映るなど、子どもも起きている時間帯に放送する内容ではない。深夜の時間帯に移すべきだ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 女性が女性に対して愚痴を言うバラエティー番組で、人の悪口ばかりを言っていた。特にある特定の出演者に対して、他の出演者の発言がいじめにも見えて不愉快だった。このように人の悪口ばかり言って楽しむような番組は、子どもたちに悪影響を与え、いじめを助長しかねない。

【「喫煙・飲酒」に関する意見】

  • このところタバコを吸うシーンのあるドラマが増えてきている気がする。時代物やアウトローを描いたドラマだけでなく、現代劇でもよく見かける。演出上必要という制作側の主張もあるだろうが、SNSなどで「タバコを吸う〇〇さんがカッコいい」という若い人の意見を見ることもあり、憂慮すべき事態ではないかと思う。

2018年12月に視聴者から寄せられた意見

2018年12月に視聴者から寄せられた意見

元親方の離婚問題など、大相撲の問題を取り上げた情報系番組への意見や、芸人を檻の中に閉じ込める企画を放送したバラエティー番組への批判など。

2018年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,351件で、先月と比較して20件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話24%、FAX 1%、郵便1%。
男女別は男性66%、女性32%、不明2%で、世代別では30歳代24%、40歳代23%、50歳代22%、20歳代21%、60歳以上7%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は延べ811件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

去年1月に起こった大相撲元横綱の暴力事件から間もなく1年が経つ。今月に入っても、元親方の離婚問題など、大相撲の問題を取り上げた情報系番組への意見が多く寄せられた。また、芸人を檻の中に閉じ込める企画を放送したバラエティー番組への批判も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては17件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は100件で、前月から3件減少した。
今月は「表現・演出」が52件、「性的表現」が9件、「報道・情報」が7件、「編成」が6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 各報道機関が相撲部屋の前で、親方が出て来るのを待って取り囲みながら取材していたが、車道にはみ出したり、車が来ているのに道を開けなかったりと、交通ルールを無視してまでカメラを回していた。現場からの生中継でもルール無視し、周囲に注意を払わない。この報道姿勢はある種の暴力に見える。スクープも大切だろうが、取材方法をもう少し考えるべきだ。

  • 契約会社によって携帯電話が使えなくなる状態が続き、多くの市民生活に影響が出た。私が見たテレビでは、テロップで「現在、通信障害が発生しています」と常時表示されていたので、情報を知ることができた。しかしながら、ニュースで触れず、テロップでも伝えなかった局も多かったようだ。今回のようにライフラインの故障があった場合、災害報道と同様に、どのチャンネルでも速報として伝える必要があると思う。

【番組全般・その他】

  • 夜のニュースで、高知県沖で起こった米軍機墜落事故を伝えていたが、乗員の安否を気遣うような視点や米軍の家族のことを心配する視点が、番組側から全く感じ取れなかった。近隣住民などに被害はなかったが、自分たちの身の安全を要求する世論を伝えるだけではなく、通常の行方不明者捜索時のように、相手側の立場もきちんと理解して、乗員の身の安全を願うような報道であってほしかった。

  • 日曜夕方の番組で、東名高速のあおり運転事故について報じていた。ドライブレコーダーの映像などを確認していたが、あくまでも被害者側に立った報道のように感じた。確かにあおり運転はいけないことだ。しかしながら、このようになってしまった経緯にも触れて、今後事故が起こらないための報道もしなければいけない。あおり運転だけに焦点を当てるのではなく、事故全体の原因究明にもきちんと目を向けるべきではないか。

  • 私は、東京 としまえんの近くに住んでいる。バラエティー番組の企画で多くの人が集まり、夜中に人の声や暴走族のような音、奇声などが聞こえ、そのために2歳の子が目を覚まし寝付けなくなってしまった。私たち家族は睡眠不足になり、まる1日つらい思いをした。私たち以外にも近隣住民は多くいるので、同じような思いをした方々もいるだろう。私は、この番組は見ないが、この局は見ている。テレビで何を放送しても見なければいいが、関係のない一般人の生活環境を壊すようなことはしてほしくない。番組の問題というより、局の姿勢に対して抗議したい。

  • 日曜夕方の番組で、皇室の女性と婚約が内定している男性について放送していた。アメリカ留学先のラーメン店などに、彼の写真を持って聞き込みをしているが、生活基盤を壊す行動ではないか。テレビによるいじめ以外の何ものでもないと思う。制限はかけられないものなのか。これに類似した、人権侵害のような取材活動は他にもたくさんある中で、いい加減、度を超えていると思う。

  • 毎日のように放送されている情報系番組において、しっかり取材したとは思えない情報を基に、個人攻撃ばかりしている内容が多いように感じる。昨今、SNSでの個人攻撃によるいじめが問題になっているが、これと何ら変わりないことをテレビで放送していて良いのか疑問だ。テレビは娯楽であってほしいと思うのは間違いなのか。過ちは法が裁くものであって、人が人を裁いてはいけないと思う。各局の放送姿勢を今一度見直してもらいたい。

【ラジオ】

  • 東海地方で夜の番組を聞いていたが、パーソナリティーが自分の読む台本がないことに対し、1分以上にわたり、放送上でスタッフを叱責する場面があった。放送前に自らが確認しておくことが当たり前であり、自分のミスを棚にあげて、スタッフ1人に責任を押し付けていた。不特定多数の人が聞いているラジオ、これを通じて相手をとがめる行為は、もはやパワハラ以外の何物でもない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 朝の情報番組内のドラマで、濃厚なキスシーンがあった。子どもと見ていて呆れた。子どもが登園前の時間であり、楽しみにしている番組であり、そのような視聴者の年齢層を把握し、ドラマの内容を構成してほしかった。

  • ラジオ番組で出演者が「私の娘はまだサンタを信じている。今年25日は火曜なので土日にプレゼントを置き、サンタがたまたま早く来たという設定にした」といった話をした。車で妻と我が子の三人で聴いていてが、幸い子どもは寝ていて事なきを得た。テレビやラジオは夢のあるものであってほしいと願う。

【「報道・情報」に関する意見】

  • ニュースで殺人事件や幼児虐待の詳細を放送する意味が分からない。子どもはそれを聞いてどんな想像をするか。殺害方法まで詳細に説明するのはなぜか。生々しい報道を規制してほしい。

  • あおり運転の事故報道に関して、むやみにドライブレコーダーの映像を流すのはやめるべき。遊び半分で真似をして事故を起こす者が出るのではないか。青少年への影響も考慮して報道すべきだ。

【「言葉」に関する意見】

  • 我が家では、「死ね」と「殺す」は絶対に言ってはいけない言葉だと伝えている。お笑い芸人が突っ込みで使う「死ね」「殺す」が安易な形で使われ、笑いをとっている。どうしてこの言葉が笑いとして放送されるのか、怒りがこみ上げてくる。

2018年11月に視聴者から寄せられた意見

2018年11月に視聴者から寄せられた意見

週刊誌記事が発端となった、人気バラエティー番組の海外ロケ部分における”ねつ造疑惑”に関する意見など。

2018年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,331件で、先月と比較して29件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話21%、郵便0.8%、FAX 0.2%。
男女別は男性61%、女性38%、不明1%で、世代別では30歳代27%、40歳代27%、50歳代20%、20歳代15%、60歳以上7%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は延べ780件【40局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

週刊誌記事が発端となった、人気バラエティー番組の海外ロケ部分における”ねつ造疑惑”に関する意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は45件、CMについては28件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は103件で、前月から35件減少した。
今月は「表現・演出」が43件、「いじめ・虐待」が11件、「低俗・モラル」が10件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ハロウィーン騒動のニュースで、暴れている若者の顔にモザイクを入れているが、その必要があるのだろうか。特に、軽自動車を横転させ、その上で踊っている映像は、明らかな犯罪行為だ。被害者は警察に届けを出している。モザイクなしで公開すべきだと思う。

  • お金を下ろすためにコンビニを探し、国道を走行していた。信号の手前で右折して駐車場に入ったが、探していたコンビニチェーンと違い、そのまま近くの小道を通り国道に戻ろうとしたら、突然男性がこちらに向かって来た。何ごとかと車を止めて窓を開けたところ、「今、ショートカットしましたよね?」といきなり言われ、勝手に撮影された。テレビ局名、番組名は知らされなかった。不法侵入者扱いされたが、コンビニに寄った経緯を説明し、一旦帰宅した。しかし、納得できなかったため元の場所に引き返し、詳しく説明を求め、その場で映像を消去してもらった。翌朝、マナー違反運転を特集したコーナーで、取材内容を放送していた。もし、引き返していなかったら、私の映像もそのまま放送されていたかもしれない。このような取材の仕方に抗議したい。

【番組全般・その他】

  • 9時からの連続ドラマを楽しみにしていた。この日は、プロ野球・日本シリーズが放送されており、画面には「9時20分まで延長」とテロップが出ていた。仕方なく待ってチャンネルを合わせると、今度は「9時30分まで」となっていて、次は「34分、45分…」と小刻みに延びていった。いったいどうなっているのかと思いながらも待っていたのだが、当日夜放送予定のドラマは翌週放送になり、野球中継は11時過ぎまで続いていた。放送延長や番組休止に関して、もう少し早めの判断があってもよかったのではないか。

  • いじめに関して、専門家を交えて討論していた。いじめの根幹にあるものは、自分と異なるものを排除するという感情だろう。だが、歳を重ねて経験を積んでいくと、世の中には自分と異なる考えや習慣があり、その多様性によって社会が成り立っているものだと気づく。番組での専門家の主張は、真っ当な意見だと感じたが、司会者は見解が異なるようで、話を遮ったり非難したりしていた。自分の意見を押しつける司会者、それに同調し顔色をうかがう共演者たち。この番組を見て、「なぜいじめがなくならないのか」分かったような気がした。

  • 海外の祭り企画について。一部には「昔からやらせはあった。バラエティー番組なのだから視聴者がもっと寛容になるべきでは…」などという意見もあるが、体罰やセクハラなど、時代とともに意識改革が求められている昨今、そうした変化に一番敏感に反応すべきテレビ関係者が、旧態依然のまま、視聴者を欺き続けているのは問題だと思う。バラエティーとして笑いの要素は必要としても、取材の申請手続きや放送前の事前準備がいい加減であっていいとは思わない。これからオリンピックを控える日本は、海外の国や人、文化に敬意を払うことを心掛けるべきだと思う。

  • 私の家には幼稚園児がいる。やらせ疑惑について厳しい意見もあるかと思うが、毎週日曜、子どもと一緒にこの番組を楽しみにしている。子どもは番組のおかげで虫がさわれるようになり、生き物が好きになった。国の名前や国旗もよく覚えていて感心している。人気番組だけに、週刊誌から狙われ、他局が煽っているのだと思う。疑惑に関して決定的な証拠があった場合、海外の祭りなどのコーナーを続けることは難しいと思うが、番組終了は避けてほしいと願っている。

  • 芸人コンビと医師が、看護学校でいろいろと考えていく内容だったが、とても勉強になった。実習のコーナーでは、視聴者の自分も研修に参加しているような気分になった。患者の気持ちにどう接すればいいのか、災害時の心のケア、人の死との向き合い方など、看護を学ぶ熱心な学生との会話には感動した。ユニークな番組だが、その中にも優しい気持ちが伝わってきて、見ていて涙が出てきた。今後も社会の役に立つ番組を制作してほしい。

【ラジオ】

  • 10年以上ラジオで外国語講座を聞いているが、講師は大学教授がほとんどである。彼らは学問としての研究者で、論文を書き、長年若い学生向けに教えている。彼らには、教え方の工夫は感じるが、我々学習者にはやりにくい。一方、今回の講師は、主に一般人相手に外国語を教えている女性で、大変実践的で無駄が無く感心させられる。15分という時間を有効に使える良い例だと思う。

  • FM局の夜10時台の番組に、アイドルが出演していた。リスナーの悩みに友達のように寄り添い、自身の経験を基に問題を解決したり、一緒にセッションをしたりと素晴らしい対応だった。こうした10代、若者の悩みをしっかりと聞いてくれるラジオ番組がもっと増えてくれればと思っている。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 子どもが見ている時間帯の情報番組で、衝撃的なパワハラ暴行映像が増えている。社長が社員を殴る映像や鍋に顔を押し込むシーンなど見るに堪えない。せめて衝撃映像を流す前に告知してからでないと子どもの心に悪影響だ。

  • 報道番組で事件、事故取材の際に子どもへのインタビューをしている内容がよく流れる。痛ましい事件、事故後に共に過ごしてきた子どもへの配慮もなく、心への影響を考えず非常識で不躾な取材は報道機関としての姿なのか疑問だ。

【「動物」に関する意見】

  • ケーキが入っているように見せかけた箱の中に何匹ものネズミを入れたドッキリ番組で、ふたを開けて驚いた人がふたを離したためネズミが潰されてもがいていたり、箱の中に何段も重なってネズミが入れられていた。子どもはネズミがかわいそうだと泣いていた。子どもも見るバラエティー番組で動物虐待ともとれる構成に安心して見せることができない。

2018年10月に視聴者から寄せられた意見

2018年10月に視聴者から寄せられた意見

シリアで拘束されていた日本人ジャーナリストの解放を報じた番組への意見、相撲協会を退職した元親方の問題を取り上げた番組や、その番組リポーターへの批判など。

2018年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,302件で、先月と比較して348件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール76%、電話22%、郵便1%、FAX 1%。
男女別は男性66%、女性32%、不明2%で、世代別では30歳代28%、40歳代26%、20歳代20%、50歳代15%、60歳以上9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は延べ706件【40局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

シリアで拘束されていた日本人ジャーナリストの解放を報じた番組への意見が多く寄せられた。また、相撲協会を退職した元親方の問題を取り上げた番組や、その番組リポーターへの批判も多かった。
ラジオに関する意見は36件、CMについては30件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は138件で、前月から30件減少した。
今月は「表現・演出」が56件、「性的表現」が36件、「その他」が9件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 飲酒ひき逃げ事故により引退した、元アイドルの報道全般について。確かに、事故についてはとても許されないことだが、時系列や真偽が定かでもない事柄や、ドライブレコーダーの映像を延々と公開して、彼女の嘘、あるいは彼女の悪質さだけを視聴者に印象付けるような報道が多かったように思う。保釈された彼女本人、そして小さな息子や家族の方々に対しても、罪を償ったあと更正し、社会復帰する機会をなくす、まるで将来を終わらせてしまうような感想を持った。それよりも、アルコール依存症の恐ろしさやその治療方法、そして家族の寄り添い方など、別な切り口からの取材も必要ではないか。更正する者に対し、もう少し将来の見える報道をしてほしかった。

  • 東京・豊洲市場の移転初日は、「市場周辺の道路が大渋滞」と各局のニュースで伝えていたが、一週間後の今日は、「目立った渋滞はなかった」と報じ、「関係者の慣れ」と結論づけていた。そもそも初日の交通渋滞の原因は、マスコミが殺到したことに起因している。このようなマスコミによる渋滞は、地震や台風などによる被災地で深刻な問題になっているが、全く報道されない。今の時代、問題をいくら隠蔽しても、インターネット上ですぐに拡散されるのに。

  • ハロウィーン騒ぎの東京・渋谷で、軽トラックが横転させられるという事件が起きた。その一部始終を取材班が撮影し、番組で流した。番組によると、事件を通報したのは被害者本人であったという。つまり、取材者は目の前の犯罪行為に対処せず、撮影に専念したことになる。渋谷でトラブルが起きることを予想した上での取材だと思うが、まずは通報するのが市民の義務だ。救助や通報を怠ったから撮れた映像である。番組で流すことに抵抗はなかったのだろうか。

  • シリアに拘束されていたジャーナリストが、無事に帰国したことは良かったと思う。自己責任論など色々と問題がある中で、なぜか数日後には、全く別な大相撲の訴訟問題やハロウィーン騒動でもみ消された感がある。国際情勢に関して力を入れず、視聴率を意識した報道としか思えない。ジャーナリスト自身からのコメントは後日にするとしても、事前に伝えることは多々あるはずだ。殺りくが連日繰り返される国もあり、無事帰国できたことが奇跡的であるという事実を報道する義務もあるのではないか。

【番組全般・その他】

  • シリアで拘束されていたジャーナリスト解放についてコメンテーターが、自己責任論を何度も「馬鹿馬鹿しい…」と連呼しながら、ジャーナリストの正当性を述べていた。なぜここまでの自己責任論が沸き起こるのか、前提となる彼の過去の言動を詳細かつ全く報じることなく、自己責任論はけしからんと言わんばかりの一方通行の内容であった。このようにジャーナリスト側の立場を一方的に報じるのは、公平性に欠けるのではないか。身内に甘いとしか言いようがない。マスコミは、様々な政治・社会問題などを伝える立場であるからこそ、身内や同業者に対してより厳しく、公平性に注意を払うべきではないのか。

  • 昼の番組で大相撲の問題を取り上げていた。相撲好きの私にとって、退職した元親方を心から惜しむ番組にやっと出会えた。ほとんどの番組が、元親方や夫人をいつまでも攻撃し、退職した原因をきちんと取材もせず、憶測で報道している。そんな中、この番組は、しっかりと取材したリポートや法律家の冷静な分析があり、元親方に寄り添う発言もみられた。素直に頑張った人をたたえていた。

  • 大相撲の元親方の退職や、元横綱の暴力による慰謝料請求問題を各局で取り上げているが、連日放送することにどれほどの意味があるのか。事実は事実として淡々と伝えればそれで十分ではないか。余分な情報が多すぎる。これ以上マスコミが騒いでも、相撲へのイメージダウンになるとしか思えない。相撲ファンとしては純粋に相撲を楽しみたい。もう、この騒動は終わりにしてもらいたい。

  • 不法滞在者について、入国管理局側の一方的な主張に沿って、実態をゆがめて報道しており、問題の正確な理解を妨げるどころか、偏見と差別をあおる中傷的な内容になっていた。外国人研修生・実習生の就業先での不当待遇や、入管の収容所での人権侵害行為に一切触れることなく、外国人の摘発や追い出しを後押ししていた。報道機関が自ら、ある属性の人々への悪意や差別的偏見の流布に手を貸すようになれば、社会の安定と秩序も損なわれると思う。

  • テレビ局関係者は、視聴者からの小さなクレームにも対応していかなくてはいけないので大変だ。それだから、テレビでやれることもどんどん限られてしまうのだと思う。クレームを無視して無茶苦茶なことをする番組を、これからも作り続けてほしいという意見があることを忘れないでもらいたい。本当にテレビが好きな人たちは、昔のような面白い番組を望んでいる。そういった番組作りをいつまでも心がけていてほしい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 男子中学生と女性教師の恋愛がテーマの連続ドラマについて、道徳的に問題があり同年代の子どもを持つ身としては不愉快だ。こういったドラマがフィクションだからと放送されるのはいかがなものか。

  • 深夜のバラエティー番組で、第二次ブルセラブーム到来の話をしていた。SNS上では女子中高生の下着や唾液が売られているという衝撃的な内容で驚いた。方法も詳細に説明していた。テレビで取り上げることで青少年が安易にその道に走る可能性もある。

【「性的表現」に関する意見】

  • モンスター退治のために冒険するストーリーの深夜アニメ番組で少女がモンスターに襲われるシーンについて、女性に対する性的暴行を思わせる描写があり非常に不愉快。録画機器があれば未成年も見ることができる。青少年に悪影響を与えるのは確実だ。

【「推奨番組」に関する意見】

  • 生き物を専門とする大学講師が、常識にとらわれず周りの人々の価値観を揺さぶって行くという連続ドラマには、とても感心させられる。我が家の受験生も真剣に見ていた。コンセプトの選択が素晴らしく、命や環境を大切に扱い、ジーンと心温まるドラマだと思う。

2018年9月に視聴者から寄せられた意見

2018年9月に視聴者から寄せられた意見

震度7を観測した北海道の地震や、関西地方を中心に大きな被害をもたらした台風21号、日本列島を縦断した台風24号による被害を報じた番組や取材のあり方に対する意見。女子体操のパワハラ問題を取り上げた番組への批判など。

2018年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,650件で、先月と比較して454件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話23%、郵便1%、FAX 1%。
男女別は男性61%、女性38%、不明1%で、世代別では40歳代25%、50歳代22%、30歳代22%、60歳代16%、20歳以上13%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は延べ1,063件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

9月6日、北海道で最大震度7を観測する地震があった。また、台風21号は関西地方を中心に大きな被害をもたらし、月末の台風24号は日本列島を縦断した。これらの地震や台風による被害を報じた番組や取材のあり方への意見が多く寄せられた。そのほか、数々の問題が頻発しているアマチュアスポーツ界で、女子体操のパワハラ問題を取り上げた番組への批判も多かった。
ラジオに関する意見は36件、CMについては26件あった。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は168件で、前月から84件増加した。
今月は「報道・情報」が70件、「表現・演出」が54件、「低俗、モラル」が10件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 台風情報を各局とも現地から生中継している。その際、安全な建物の中から中継している局は安心して状況を見ることができるが、それ以外の大半の局のリポーターは、岸壁や河川をバックに立ち、雨風に打たれながら、「強い雨と風で、吹き飛ばされそうです」などと報告している。リポーターの身の安全よりも画面の臨場感を優先しているということだ。人の命に勝るものはない。安全を優先し、危険な場所からの中継は避けたほうがいい。

  • 以前から、災害時の報道のあり方が気になっていた。今回の北海道の地震で、家族が土砂崩れにより行方不明になった男性が、必死に叫び声を上げて探し出す様子や、遺体が発見されて涙にくれる姿を、なぜ一日に何度も繰り返し放送するのか。被災者の方々が悲しむ様子や、辛そうにしている姿を望んで見たい人はいないと思う。また、避難所の状況を報告するのも、生活することに必死な方々をテレビで晒しているようにしか思えない。被災者を第一に考えた報道を願いたい。

  • 仙台市で交番襲撃事件があったが、報道の初期段階から、詳細な地図や映像などで、容疑者の自宅が容易に分かる情報を流していた。容疑者が逃走中であるならまだしも、すでに死亡しており、危険はなかったはずだ。容疑者の家族への配慮はないのか。もし、このことで、家族に対する第三者からの誹謗中傷や、万一の不幸などがあったら誰が責任をとるのだろう。マスコミに社会的な制裁を加える権利はない。報道姿勢に抗議する。

  • 私は現在、大学に通っている。平日の昼、校門近くで取材を申し込まれ、それに応じた。内容は、就職活動の大幅な見直しに関することで、取材者の質問と自分の受け答えに特に問題はなかった。ただこの際、テレビ取材であることや放送局名は告げられなかった。また、カメラが回っていることに私は気付かなかった。雑誌か新聞の取材だろうと軽く考えていたが、夜、帰宅し、テレビの経済情報番組をつけたところ、偶然画面に自分の姿を見つけて驚いた。取材する側としては最低限、局名を名乗り、カメラで撮り、テレビで流すという説明をしてほしかった。

【番組全般・その他】

  • 情報系番組で、体操の元コーチが女子選手を平手打ちする動画を流しているが、この動画の公開自体に公共性は感じられず、公開には当事者の同意が求められるものと考える。取材・報道そのものは自由であるべきだが、画像の背景や取材源を不明確にしたままの放送で、当事者に著しい不利益を与え得るものと思われ、報道の暴力との印象を受けた。興味本位の視聴率稼ぎである。

  • 沖縄県知事選挙の投票日当日の昼、投票結果に影響を及ぼすような番組が放送された。横田基地のオスプレイの問題を取り扱っていたが、間接的に「沖縄には米軍基地が不要」という主張を連想させ、これは知事選の特定の候補者の意見を後押しするものではないか。選挙当日でなければ問題ないが、この日に放送するには相応しくないと思う。選挙への公平性に欠ける放送だった。

  • 未成年への淫行を働いた芸人が、平然とテレビに出ている。以前同じような事件を起こした人物は、すぐに番組を降ろされ、テレビで見かけることはなくなったというのに。何年も前のことだからといって、未成年へのこうした行為を許していいのだろうか。テレビ局の判断があやふやで違和感がある。

【ラジオ】

  • 30日夜、最も台風情報が必要な時間帯に、芸能人のチャラチャラした番組を平常通り流した放送局に危機感の薄さを感じた。時折ニュースを挟んだようだが、刻一刻と変わる状況やライフライン情報をアナウンサーがノンストップで続けるべきではなかったか。避難中、もしくは避難所内でラジオが流されているはずだ。そのときにお笑い芸人やアイドルの緊張感のない場違いトークが、どれほど災害対策に役立つというのだ。情報がほしくて不安な中、頼りになるのはラジオではないのか。災害時、情報がほしい緊迫したときにやる番組ではないし、タレントがダラダラ喋っていい場面ではないはずだ。災害時の番組編成には最大限の気配りをしてもらいたい。

青少年に関する意見

【「報道・情報」に関する意見】

  • 情報バラエティー番組で体操界でのパワハラ暴力問題を取り上げた際、未成年の女子選手がコーチに平手打ちされる映像が顔にモザイクもかけず、そのまま流れたことに違和感を覚えた。未成年者に対する配慮に欠けていると思う。

  • 北海道胆振東部地震で妹を亡くした未成年の兄に対し、各社がそろってインタビューしていた。あまりにかわいそうだ。配慮した方が良い。

【「表現・演出」に関する意見】

  • さまざまな仕事を紹介するバラエティー番組で生物の凄腕ハンターが日本固有種の生物を捕獲するのを取り上げていた。生物について知ることは悪くないと思うが、生物の値段や儲かる話をしていて気持ちのいいものではなかった。番組を見た子どもたちに同じようなことをしてほしくない。

  • 朝のドラマでキスシーンが流れていた。放送時間帯を考えると子どもが見ている可能性もあり、適切な描写ではないと思う。

【「その他」の意見】

  • 連日、大学アメフト問題から始まり、体操や重量挙げのパワハラなどを各局が競うように放送している。日々過熱する放送は、二年後のオリンピックを目指して練習を重ねている若い選手にとって良くないのではないか。先生や指導者も影響を受けるのではと懸念する。