青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みに対する調査研究

「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みに対する調査研究」

青少年のメディア・リテラシー育成は放送局にとって、ますます重要な課題となっています。この調査研究は、青少年のメディア・リテラシー育成に関しての各放送局の取り組みについてアンケート調査と聞き取り調査を行い、その実態を明らかにするとともに今後の在り方を展望することを目的に2019年~2021年の3年間にわたり実施されました。

調査内容

青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みに対する調査研究
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◆目次◆

※WEB版は、掲載用に一部編集しています。

調査研究報告会

青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みに対する調査研究

年次報告会に先立って3年間にわたり行った調査研究の結果を、中心となってまとめてきた中橋雄委員と飯田豊氏(立命館大学産業社会学部准教授)が説明しました。

pdf当日使用されたパワーポイントデータ(PDF)

日 時: 2022年3月16日(水) 午後1時45分~2時45分
場 所: 千代田放送会館(オンライン開催)

■報告者:
中橋 雄(なかはし ゆう)
【青少年委員会委員】
1975年生まれ。日本大学文理学部教育学科教授。関西大学大学院総合情報学研究科博士課程後期課程修了・博士(情報学)。株式会社博報堂、福山大学、独立行政法人メディア教育開発センター、武蔵大学に勤務した経歴をもつ。専門分野は、メディア・リテラシー論教育の情報化に関する実践研究、教育工学。著書に、『メディア・リテラシー論(単著)』『メディアプロデュースの世界(編著)』『映像メディアのつくり方(共著)』など。

飯田 豊(いいだ ゆたか)
1979年生まれ。広島県出身。立命館大学産業社会学部准教授。専門分野はメディア論、メディア技術史、文化社会学。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。メディアの技術的な成り立ちを踏まえて、これからのあり方を構想することに関心があり、歴史的な分析と実践的な活動の両方に取り組んでいる。著書に『テレビが見世物だったころ』、『メディア論の地層』、『新版 メディア論』(放送大学教材、共著)などがある。

青少年のメディア利用に関する調査

「青少年のメディア利用に関する調査」

多様なメディアに囲まれた環境で育つ現代の青少年の日常的なメディア利用の実態を把握するとともに、テレビ視聴行動や報道・番組に対する意識の形成に関連する要因について検討することを目的に、調査票・日記表による調査を行った。調査は、全国の中学1年~高校3年の6学年の子どもを持つ世帯を対象に、2017年9月~11月に実施された。

調査内容

青少年のテレビ・ラジオに対する行動・意識の関連要因に関する横断的検討
-『青少年のメディア利用に関する調査』-【全文PDF】pdf

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調査研究報告会

「青少年のメディア利用に関する調査」

年次報告会に先立って3年間にわたりおこなった調査研究結果を、中心となってまとめた菅原委員が説明した後、汐見委員長がコメントを述べ、引き続き参加者からの質疑応答をおこなった。

pdf当日使用されたパワーポイントデータ(PDF)

日 時: 2018(平成30)年3月13日(火) 午後0時30分~2時
場 所: 千代田放送会館 2階ホール

■報告者:
菅原 ますみ(すがわら ますみ)
【青少年委員会委員 お茶の水女子大学教授】
1958年生まれ。文学博士(専門:発達心理学)。国立精神・神経センター精神保健研究所 地域・家族研究室長を経て、2002年よりお茶の水女子大学助教授、2006年より現職。日本学術会議連携会会員(心理学・教育学)。著書に、「個性はどう育つか」「子ども期の養育環境とQOL」など。2002年から乳児期からのメディア視聴に関する長期追跡研究"子供に良い放送"プロジェクトに参加。

「青少年のメディア利用に関する調査」についてのお知らせ

「青少年のメディア利用に関する調査」についてのお知らせ

青少年委員会では、青少年が視聴する放送番組の向上のため、メディアに囲まれた環境で育つ現代の青少年の日常的なメディア利用行動の実態を把握し、テレビ放送やテレビ番組に対する意見や態度、意識形成との関連を検討することを目的に、「青少年のメディア利用に関する調査」を実施します。
(一般社団法人新情報センター調査の概要へのリンクはこちら)

全国にお住まいの2,000人の青少年(平成11年4月2日~平成17年4月1日に出生の方)と、その保護者の皆さまに、ご協力をお願いしています。
調査は、「郵送調査法」(郵便でお送りした調査票に記入してご返送いただく方式)で実施しています。調査票がお手元に届きましたら、ご記入のうえ同封の返信用封筒に入れて、平成29年10月2日(月)までにご投函ください。

本調査は、放送倫理・番組向上機構[BPO]がお茶の水女子大学に委託して行っているもので、同大学の研究倫理委員会の審査を経て実施しています。
また、調査の実施(対象者選出、調査票の発送や回収、集計作業など)は、世論調査や学術調査の専門機関である一般社団法人 新情報センター(http://www.sjc.or.jp/)が担当しております。

* 調査票(青少年用・保護者用)と日記票をご回答くださった方には、お礼として1,000円の図書カードを11月上旬にお送りします *

【調査全般に関する問い合わせ先】
一般社団法人 新情報センター
電 話:03-3473-5231(受付時間:平日9~12時,13~17時)
担 当:安藤、結城

【記入方法に関する問い合わせ先】
お茶の水女子大学 人間発達教育科学研究所
電 話:03-5978-5539

以上

「青少年のメディア利用に関する調査」調査概要pdf

青少年とテレビ調査

青少年とテレビ調査

青少年委員会では2015年度から2017年度にかけて「青少年とテレビ調査:青少年のテレビに対する行動・意識の形成とその関連要因に関する横断的検討」をテーマに調査研究を行っています。

調査内容

青少年とテレビ調査:青少年のテレビに対する行動・意識の形成とその関連要因に関する横断的検討

【予備調査】

2015年10月30日に立命館守山高校でおよそ300人の高校生を対象に、バラエティー番組の一部を視聴し意見を尋ねるとともに、普段のテレビやラジオ、新聞、インターネット利用等のメディア接触状況、メディア・リテラシー等に関するアンケート調査を実施しました。
なお、2016年10月8日~9日に静岡大学浜松キャンパスで行われた第13回子ども学会議で、この調査を基に「高校生のメディア・リテラシーに関する探索的研究―バラエティー番組に対する感想をめぐって―」を発表し、優秀ポスター賞を受賞しました。
以下が、その報告書です。

立命館守山高校 アンケート調査リポート(2016年9月15日)

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◆目次◆

  • 1. 調査の目的
  • 2. 調査の方法と対象
  • 3. 結果と考察
  • 4. まとめと今後の課題

中高生の生活とテレビ

"中高生の生活とテレビ"に関する調査

本調査では、めまぐるしく移り変わる今の時代の中高生の生活の様子を明らかにするとともに、新たなメディア環境のもとでテレビが果たしている役割や影響などを問い直すための質問紙調査を行った。調査は、関東(A校)、関西(B校)、中四国(C校)の中高一貫の私立3校の協力を得て、2014年9月から10月にかけて実施された。

調査内容

「"中高生の生活とテレビ"に関する調査」(2015年3月公表)

◆項目別PDF◆

調査研究報告会

「"中高生の生活とテレビ"に関する調査」

年次報告会に先立って3年間にわたりおこなった調査研究結果を、中心となってまとめた萩原委員が説明した後、調査チームメンバーの汐見委員長と加藤副委員長がコメントを述べ、引き続き参加者からの質疑応答をおこなった。

 pdf当日使用されたパワーポイントデータ(PDF)

日 時: 2015(平成27)年3月16日(月)午後0時30分~2時
場 所: 千代田放送会館 2階ホール

■報告者:
萩原 滋(はぎわら しげる)
【青少年委員会委員 立教女学院短期大学 特任教授】
1948年生まれ。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了(文学博士)。
千葉大学文学部助教授、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授を経て現職。著書に『変容するメディアとニュース報道』『テレビと外国イメージ』『テレビニュースの世界像』など。

■調査チームメンバー:
汐見 稔幸(青少年委員会委員長・白梅学園大学学長)
加藤 理 (青少年委員会副委員長・文教大学教授)

青少年へのテレビメディアの影響調査

“青少年へのテレビメディアの影響調査”

この調査の目的は、テレビを中心とするメディア接触が青少年の意識や行動に及ぼす影響を検討することにある。テレビは情報収集の手段として、また娯楽として、青少年の生活にとって身近なメディアとなっている。他方、青少年の問題行動の一因としてテレビの影響があるのではないかと懸念する意見もある。この点について、日本でもいくつか研究調査はなされてきたが、それらは、ある時期の青少年の意識や行動とテレビ視聴との関連(相関関係)を分析するにとどまっている。因果関係を分析するためには、青少年の成長を追跡し、時間的に先行する要因がその後の行動に影響を及ぼしているかを明らかにすることが欠かせない。本調査では小学5年生の子どもが中学2年生になるまでの4年間を年1回の調査で追跡し、テレビを中心としたメディア接触の影響を子どもの発達過程・生活空間の中で捉える。

調査内容

「今、テレビは子ども達にどう見られているか?
―小中学生36人インタビュー&アンケート調査」

◆全文PDF◆

「青少年へのテレビメディアの影響調査」(2000~2004年)(PDF)pdf

◆目次◆

  • はじめに~目次
  • 調査概要
  • 調査結果
  • 因果モデル

今、テレビは子ども達にどう見られているか?

“今、テレビは子ども達にどう見られているか?”

今回の調査の目的は、小学校高学年および中学生を対象に
1.子どもたちがテレビをどのような形で見ているか(テレビの視聴スタイル)
2.様々な情報メディアが普及する中で、彼らにとってテレビの重要性に変化はないのか(テレビの相対的重要性)
3.子どもたちはテレビの暴力シーンをどのように見ているか、またどのような影響を受けているか(暴力的シーンの評価、影響)
4.彼らにとってテレビは十分魅力のあるものなのか(テレビ番組の魅力)
5.情報番組等について、テレビをどの程度信頼しているのか(テレビ番組に対する信頼性)
6.演出上の「やらせ」について彼らがどう感じているのか(「やらせ」演出の認識)

等、一言で言えば「テレビと児童の具体的かかわり」について、インタビュー調査を中心に明らかにすることである。

調査内容

「今、テレビは子ども達にどう見られているか?
―小中学生36人インタビュー&アンケート調査」

◆全文PDF◆

「今、テレビは子ども達にどう見られているか? - 小中学生36人インタビュー&アンケート調査 – 」(2006年~2007年)(PDF)pdf

◆項目別PDF◆

  • 目次
  • 本報告における「ながら視聴」「並行視聴」「非集中視聴」等の用語定義
  • 調査結果の概要
  • 終章~けっきょく子どもたちにとってテレビとは何か(報告書全文)

シンポジウム

「”テレビは王様”の時代は終わるのか?
~小中学生36人インタビュー調査を受けて~」(2007年9月13日)

放送と青少年に関する委員会〔青少年委員会〕主催のシンポジウム「”テレビは王様”の時代は終わるのか? ~小中学生36人インタビュー調査を受けて~」を、下記の要領で開催しました。
今の子ども達は、どんなテレビ番組を、どのように見ているのか? 36人の小中学生に直接インタビューとア ンケートを実施。この調査報告を基に、テレビ離れが進むといわれる現状を多角的に分析し、広くテレビ番組の これからのあり方を考えました。

日 時 : 2007年9月13日(木)13時30分~16時30分(開場13時)
会 場 : 千代田放送会館(千代田区紀尾井町1-1)

【第1部――青少年委員会調査研究発表】

「今、テレビは子ども達にどう見られているのか?――小中学生36人インタビュー&アンケート調査」報告
■報告者:
橋元 良明(東京大学大学院教授、青少年委員会委員)

【第2部――パネルディスカッション】

「”テレビは王様”の時代は終わるのか?~小中学生36人インタビュー調査を受けて~」
■パネリスト:
横澤  彪(鎌倉女子大学児童学部教授、元フジテレビプロデューサー)
岡田 惠和(脚本家、代表作に『ちゅらさん』『バンビーノ!』など)
小川 善美((株)インデックス代表取締役社長)
藤田 真文(法政大学社会学部教授)
橋元 良明(東京大学大学院情報学環教授)
■司会:
小室広佐子(東京国際大学国際関係学部准教授)

主 催 : 放送倫理・番組向上機構[BPO] 放送と青少年に関する委員会

デジタルネイティブ

“デジタルネイティブ”

本調査の主な目的は「統計学的にある程度、青少年としての代表性が担保されるような形で、ランダム・サンプリングによる量的調査を実施し、現在(2008 年11 月)における青少年(16 歳から24 歳まで)のテレビ視聴実態および他の情報メディアの利用実態を把握すること」である。

調査内容

「”デジタルネイティブ”
はテレビをどう見ているか?~番組視聴実態300人調査」(2008~2009年)

◆項目別PDF◆

シンポジウム

「”デジタルネイティブ”がテレビを変える!」(2009年10月9日)

16歳から24歳までの”デジタルネイティブ”を対象に行ったテレビ視聴の実態調査を基に、多メディア時代の寵児ともいえる世代の実像を紹介。テレビ制作者やメディア研究者たちが、メディア接触の現実とその背景をそれぞれの視点から分析し、テレビの今とこれからの可能性について考えます。

日 時 : 2009年10月9日(金) 13時30分~16時30分(開場13時)
会 場 : 千代田放送会館2階ホール(千代田区紀尾井町1-1)

【開会挨拶・目次】

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開会挨拶

【第1部――調査研究発表】

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“デジタルネイティブ”はテレビをどう見ているか? ~番組視聴実態300人調査~
■報告者:
橋元良明(東京大学大学院教授・調査チームリーダー)

【第2部――パネルディスカッション】

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“デジタルネイティブ”がテレビを変える! ~テレビ近未来への提言~

■パネリスト:
今野 勉(演出家・テレビマンユニオン副会長)
たむら ようこ(放送作家)
荻上 チキ(評論家・メディアプランナー)
橋元 良明(東京大学大学院教授・調査チームリーダー)
汐見 稔幸(青少年委員会委員長・白梅学園大学学長)
■司 会:
小室広佐子(東京国際大学准教授・調査チームメンバー)

定 員: 120名(先着順)
主 催: 放送倫理・番組向上機構[BPO] 放送と青少年に関する委員会[青少年委員会]
共 催: NHK 、(社)日本民間放送連盟

新時代テレビ

“新時代テレビ”

本調査は、ドラマやバラエティなど娯楽番組制作者の日頃の活動状況、視聴者意見との接触状況や視聴者像、番組制作にかける思いや心構え、テレビ放送の影響力や現状認識、将来展望などを探るために2011年5 月から6 月にかけて実施された。

調査内容

「”新時代テレビ”
~いま、ドラマ・バラエティ制作者666人は~」(2011年)

◆項目別PDF◆

シンポジウム

「”新時代テレビ”いま、制作者たちへ」(2012年2月10日)

デジタル化元年の2011年。多様なメディア環境のなか、東日本大震災は放送の役割を追考することにもなりました。そんな新たな時代に入った”テレビ”。
在京テレビ局のドラマ・バラエティ制作者666人の意識調査をもとに、制作者たちの実像と今後の”テレビ”のあり方について、テレビ制作者や批評家が提言します。

日 時 : 2012年2月10日(金) 13時30分~16時30分(開場13時)
会 場 : 全国都市会館2F大ホール(千代田区平河町2-4-2)
※シンポジウムの模様は Ustream(ユーストリーム)にて同時中継する。
(http://www.ustream.tv/user/BPO-Symposium)

【開会挨拶・目次】

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開会挨拶

【第1部――調査研究発表】

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“新時代テレビ” ~いま、ドラマ・バラエティ制作者666人は~

■報告者:
萩原 滋 (青少年委員会委員・慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授)

【第2部――パネルディスカッション】

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“新時代テレビ” ~いま、制作者たちへ~

■パネリスト:
杉田 成道(演出家)
桧山 珠美(TVコラムニスト)
宇野 常寛(評論家)
汐見 稔幸(青少年委員会委員長・白梅学園大学学長)
■コーディネーター:
小田桐 誠(青少年委員会委員・ジャーナリスト)

定 員: 200名(先着順)
主 催: 放送倫理・番組向上機構[BPO] 放送と青少年に関する委員会[青少年委員会]
共 催: NHK 、(社)日本民間放送連盟