BPOについて 08

question
BPOの権限を強化して、放送局への指導をもっと積極的に行うべきではないか?
answer
表現、報道の自由は、それぞれの放送局がもっています。BPOは、検証の結果である判断を明らかにすることで、放送局に自覚を促す、つまり助言をするのが役割であると考えています。各放送局がBPOの判断をもとに検討して、自主的な判断により、よりよい放送に結び付けていくことを期待しています。BPOの決定が放送局に受入れられるように、放送局にはていねいに説明し、十分な意見交換をするよう努めています。これらの意見のやりとりは原則として公表します。

BPOについて 06

question
BPOには放送界に関係した人が多く、放送局寄りの判断が多くなるのでは?
answer
BPOの主な活動は、委員会の自由な議論を経てまとめる勧告や見解を明らかにすることです。理事や事務局にOBなど放送局に関係する人が就いていますが、公表される見解などは、放送界と関係のない委員で構成される独立した委員会が決定するものでけっして放送局よりということはありません。

BPOについて 05

question
BPOの委員会の委員は、どのような基準で誰が決めているのですか?
またどのような方が委員を務めているのですか?
answer
BPOの運営に責任をもっている理事会が、まず評議員を選びます。評議員は、放送局の役職員以外の人から選びます。評議員7名以内でつくられる評議員会が、委員会の委員を選びます。委員も同じく、放送局の役職員以外から選ばれます。委員は、このような手続きで放送界から独立した人々が選ばれます。委員は、弁護士、学者、評論家、映画監督、小説家など幅広い分野から選ばれています。

BPOについて 04

question
BPOと各放送局との関係はどうなっているの?
answer
放送局とは、協力関係を原則としています。放送局には、局を代表する責任者として登録代表者、日常的な連絡の担当者として連絡責任者を決めていただき、情報や意見の交換をしています。勧告や見解が出た際は、放送局に送りますし、毎月1回委員会の議論などを伝えています。また、BPOに寄せられた視聴者意見や苦情を月2回送っています。

BPOについて 01

question
BPOはどんな組織ですか?
また何をしているところですか?
answer
放送の表現の自由を守りつつ視聴者の基本的人権を傷つけることがないよう、NHKと民間放送が2003年につくった第三者機関です。3つの委員会が、独立して放送倫理や人権の問題を検証し、放送局への勧告や見解や意見などを公表します。必要な経費は、NHKと民放連・民放連加盟各社が負担しています。