第242回-2022年1月
中高生モニターとのオンライン意見交換会を開催…など
2022年1月25日、第242回青少年委員会を千代田放送会館会議室にてオンライン併用で開催し、7人の委員全員が出席しました。
委員会後半に、中高生モニターとのオンライン意見交換会を1時間ほど開催しました。今年度の中高生モニター35名のうち18名が参加し、テーマである「バラエティー番組」について、モニターの中高生から貴重な意見を聞くことができました。
「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての審議に関しては、原案の起草に着手したこと及び、その進捗状況についての報告がありました。
12月後半から1月前半に寄せられた視聴者意見には、宝くじ10億円が当たったとするドッキリ番組に対して、「はじめは興味本位で見ていたが、段々と自分がいじめの構図の中にいることに気づいた」などが寄せられ、委員会ではこれらの視聴者意見について議論しました。
1月の中高生モニターリポートのテーマは「年末年始に見たスペシャル番組について」で、32人から報告がありました。モニターからは、大晦日の大型音楽特番について、「紅組司会、白組司会という制度が廃止され、3人の司会で番組が進んでいた。紅組と白組の勝ち負けに対する意識が薄れ、心から番組を楽しむことができたのでより良い内容になっていたと思う」などの意見が寄せられました。
委員会ではこれらの意見について議論しました。
調査研究(テーマ「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みについて」)に関し、調査結果をまとめた原案が示され、その内容について意見交換しました。
最後に今後の予定について話し合いました。
次回は、2月22日に定例委員会を開催します。
中高生モニターとのオンライン意見交換会
今年度の35人の中高生モニターのうち18人が参加しました。テーマは「バラエティー番組」で、「見る/見ないの基準や判断材料は?」「内容が許容できる/できないの線引きについて」「バラエティー番組の内容をまねた行為は身近にあるか?」などについてでした。モニターと青少年委員会委員7人が意見を交わしました。通常はアンケート用紙上でしか分からないモニターの生の声を聞くことができ、たいへん有意義な会となりました。モニターの意見は今後の「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての審議に活かしていく予定です。
「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての審議
榊原委員長から「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について、原案の起草に着手したこと及びその進捗状況について報告があり、また、今後の審議のスケジュール等について話し合いました。
視聴者からの意見について
12月後半から1月前半に寄せられた視聴者意見について議論しました。
ニセの当選発表を中継して宝くじ10億円が当たったとするドッキリ番組に対して、「はじめは興味本位で見ていたが、段々と自分がいじめの構図の中にいることに気づいた」という視聴者意見が寄せられました。
委員からは、「人が苦しむ姿を周りの人間が笑って見ているといういじめの構図は、現在審議中の『痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー』に繋がる」との意見が出されました。
その他に、委員からは「有名女優の急死に関する報道の在り方に関して、一応転落死の扱いではあったが、一方で自死のような扱いもされている。報道後すぐに「心に悩みのある方は」というテロップを流しているが、自死に関する報道は青少年に大きな影響があるので、検討が必要ではないか」という意見が出されました。
また、大学入学共通テスト当日の東京大学前での高2生徒による刺傷事件について、「同級生へのインタビューがあったが、居合わせた受験生へのインタビューはなかったのか?など、受験を控えた高校生への悪影響がないか心配だ」との意見が出されました。
中高生モニターについて
35人の中高生モニターにお願いした1月のテーマは、「年末年始に見たスペシャル番組について」でした。「自由記述」と「青少年へのおすすめ番組について」の欄も設けました。全部で32人から報告がありました。
「年末年始に見たスペシャル番組について」では、全部で18番組について報告がありました。複数のモニターが取り上げたのは3番組で、『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に12人が、『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ)と『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)にそれぞれ3人が感想を寄せました。
「自由記述」では、多くのモニターが今月のテーマに関連して記述していました。「年末年始はスペシャル番組が多く、内容も豊富で良かった」「テレビのおかげで1年が“笑い”で始まるのが良い」という感想がある一方で、「お笑い以外のスペシャル番組が少なすぎる」という意見も寄せられています。
そのほか、大阪での放火事件や東京大学前で起こった傷害事件、トンガ付近での大規模な噴火など最近のニュース・報道への意見や感想、オミクロン株が急拡大していることへの不安の声も複数ありました。
「青少年へのおすすめ番組」では、『ニュー試~世界の入試で未来が見える!~』(NHK Eテレ)を7人が、『異言語Q脱出ゲーム』(NHK総合)を6人が、『東大王SP』(TBSテレビ)を5人が、『池上彰の関西人が知らないKANSAI』(関西テレビ)を2人が取り上げています。
◆委員の感想◆
- 【年末年始に見たスペシャル番組について】
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お正月番組について、家族とのんびり過ごしながら特別な時間を過ごせるところや、どの世代でも楽しめるところを評価しているモニターが複数いて興味深かった。中高生から求められているお正月番組がどういうものか分かり、番組制作のヒントになると思った。
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)今回、最も多くの感想が寄せられたが、モニターが注目したのはジェンダーをどう考えるか、歌の優劣をどうつけるか、ということだった。家族で視聴することが多い番組だからこその出演者の選定についての関心や、多様性の実現と長年「紅白」に分かれて「合戦」として楽しまれてきた歴史との調和の問題など、とても貴重な意見が得られたと考える。
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)モニターからの意見で、「幅広い人に受け入れてもらえるセットリストを作るにはそれをバランスよく組まなければならないが、全世代のニーズに合わせたリストを作ることはもはやできない。だから、NHKが決めるのではなくて、視聴者に事前にリクエストを聞くなどして選考すべきだ」というものがあった。どう選ぶかという内容についてかなり深く考えていると感心した。
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)「高齢者は夜遅くまで起きていられないため、早い時間は高齢者向けのアーティストをそろえるなどの配慮があっても良いのではないか」と記述したモニターがいた。今までの自分の『紅白』のイメージは、早い時間に若者を引き付け、遅い時間には高齢者に見てもらうというものだったので、この意見を新たな視点だと感じ、興味深かった。
- 【自由記述について】
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◆モニターからの報告◆
- 【年末年始に見たスペシャル番組について】
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72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)紅組司会、白組司会という制度が廃止され、3人の司会で番組が進んでいた。紅組と白組の勝ち負けに対する意識が薄れ、心から番組を楽しむことができたのでより良い内容になっていたと思う。毎年、「なぜ歌に勝敗があるのか」「勝敗の基準は何か」とずっとモヤモヤしていた。実際には、今年も事実上紅組の勝利となった。しかし司会がどちらの組も応援することで、紅組・白組の男女の壁を感じさせないきっかけになったのではないか。(中学2年・女子・千葉)
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)紅組・白組の司会の名称も統一された今、「紅」「白」に分かれて競う意味はどこにあるのかと疑問に思う。どうせなら男性・女性関係なくランダムにアーティストを分ける、というのはどうだろう。またNHKだけで出演者を決めるのではなく、視聴者に事前にリクエストを行ったり、もう少し選考基準を具体化したりすべきだと考える。(中学3年・男子・静岡)
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)いろいろな年代の人が、別の年代がよく聞く音楽と触れ合うことができるのも、老若男女楽しめるこの番組の「良さ」だと思います。これからもたくさんの家庭をこの番組で笑顔にしてほしいです。(中学2年・男子・長崎)
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)出演アーティストの順番はもう少し工夫があると良いかもしれない。というのも、毎年紅白を見る際に感じていることだが、出演アーティストの年代層がバラバラで、例え今回のように特定の世代にウケそうなアーティストをそろえても、間あいだに全く違う年代のアーティストが入ってくれば、どの年齢層向けに番組が作られているのかが不明確になり、結局どの層にも刺さらない曖昧な番組になってしまう。例えばだが、高齢者は夜遅くまで起きていられないため、早い時間は高齢層向けのアーティストをそろえるなどの配慮があっても良いのではないだろうか。(高校1年・男子・東京)
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)多様性を尊重することで今までの紅白から進化を遂げた新鮮な内容になり、見ていてとても面白かった。また、紅白という歴史ある番組の大きな変化も感じた。しかし、それと同時に多様性を過剰に意識しすぎているようにも感じた。私はこの番組の醍醐味は紅白という色にあると思うので、多様性を尊重したカラフルな要素と、紅白歌合戦の醍醐味である紅白という色の両方を偏らずにどのように取り入れていくかも考えるべきだと思った。(高校1年・女子・埼玉)
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『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)リアルタイムで紅白を最初から最後まで見るというのはほぼ初めてに近く、新鮮でした。全体を通してアーティストが若者向けであり、フレッシュさを感じた反面、「この人が出るなら見たい」と思わせるようなトップアーティストがいなかったと感じました。実際、一緒に見ていた両親が「この人は誰?」と聞いてくることが放送中何度もありました。大みそかに紅白歌合戦を見て1年を締めくくるという家族は多くあると思います。幅広い年代が視聴する番組だからこそ、どの年代も楽しめるような番組作りが必要なのではないかと思いました。(高校2年・女子・埼玉)
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『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ)豪華俳優が芸人とコラボするという今まであまり見なかった新しいお笑いがあり、とても楽しむことができました。(中学1年・男子・岩手)
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『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)私がいつも思うことは、ダンスや演奏などでプロを当てるという内容の際に間違えたとしても、そのアマチュアの人がうまいということなので、誰も嫌な思いをしないため良いなということです。(高校1年・女子・京都)
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『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)普段あまりバラエティー番組に出演しない俳優やスポーツ選手が登場し、素の一面が見られるところが魅力の一つです。MCのダウンタウン浜田雅功さんの突っ込みが鋭く、大御所芸能人に対してはヒヤヒヤする場面も時々ありますが、その鋭さが芸能人の素の一面を引き出す力となっていると感じます。(高校1年・女子・東京)
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『爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2021』(TBSテレビ)この番組は、ご長寿の珍回答やエピソードで思わず笑ってしまい、そこからパワーをもらえるような番組だと思います。そして、ご長寿の人生を聞くことができ、これからの人生で大切なことを学べる番組でもあると思います。出演者の方々もアットホームな雰囲気で話されているので見ていて楽しかったです。(中学3年・女子・富山)
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『月曜から夜ふかし 元日SP』(日本テレビ)今回は通常よりも早い時間帯での放送。地元自慢というコーナーがあり、普通とは異なった視点からのインタビューがあり、各地域の特色やユニークさがよく分かった。一般人について深く特集している点も他の番組とは違い、この番組の面白いところだと思う。年の初めから、楽しく、面白いひとときを過ごすことができて良かった。(高校3年・男子・山形)
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『おしょうバズTV』(テレビ朝日/朝日放送テレビ)この番組は、忙しい毎日とは違う、お正月に親戚や家族が集まって、コミュニケーションを取りながら楽しめるという点で、とても興味深かったです。いつもは何かをしながらテレビやラジオを視聴することが多い私ですが、母と「これ知ってる?」などと、会話を楽しみながら視聴しました。最近の地上波の番組は、その時間に視聴できる、一部の世代をターゲットにしているように感じる番組が多いので、どの世代も楽しめる番組が家族のコミュニケーションを支える役割を担っていけると良いと思いました。(高校3年・女子・静岡)
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『THE グレートアンサー』(毎日放送)(この番組で出題されるような)答えのない問題は家族との意見交換の機会にもなるので、このような番組が増えたらいいなと思っています。(中学3年・女子・奈良)
- 【自由記述】
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最近テレビで「多様性」という言葉をよく聞くようになりました。「多様性」をテーマに扱う番組が広まってきたことによって、このような考え方が多くの世代に広まったのは良いことだと思います。ただ、何度も聞いているうちに、逆に、「多様性」という言葉によって、人と違うということを誇張して差別しているように感じ取られる時もあります。多様であることが当たり前で自然であるようになって、「多様性」という言葉も使わなくていいようになると良いと思います。(中学1年・女子・東京)
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テレビのおかげで毎年初めは「笑」から始まります。そして、東京五輪の影響か、スポーツ関連のことを取り入れた番組がよく放送されていると思います。アスリートの凄さを画面越しですが、肌で感じることができる機会は少ないのでとても楽しかったです。(中学3年・女子・富山)
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年末年始のテレビはスペシャル番組が多く、内容も豊富で面白かったです。ですが、コロナウイルスの第6波が来ているので、これからのテレビの撮影などがいろいろな場所に簡単に行けなくなり、大変そうだなと思いました。(中学2年・女子・大分)
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年末年始のスペシャル番組が多すぎて、子どもが楽しみにしているアニメなどが見られなくなってしまうのが残念です。(中学1年・女子・千葉)
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お正月ならではの番組がめっきり減っている気がします。コロナのせいもあるのか、今年は番組作成が難しかったのかなあとも思いました。母が子どもの頃は、「芸能人かくし芸大会」が元日に放送され、とても面白かったと聞きました。家族全員でこたつを囲んで会話しながら見られるようなお正月感のある番組をぜひ期待したいです。(中学3年・女子・宮崎)
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テレビの津波速報が迅速でとても良かった。たまたまテレビをつけたら、画面右下に大きく、「いますぐにげて!」と書いてあり、初めは何事か分からずとても焦った。しかし、今何が起きているのか、どこの地域の人に避難が必要なのか、どれくらいの危険度なのか、などの情報が詳しく誰にでも分かるようにテレビいっぱいに書いてあったので、すぐに状況を理解することができた。(高校1年・女子・埼玉)
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大阪の精神科のあるビルで、患者だった男性が放火し、多くの方が犠牲になった事件が報道されました。事件発生直後に消防や救急の方が救出活動をされている映像がいくつか流れていました。その中には、消防の方が心臓マッサージを行っている様子がありました。それを見た時に、映してしまっていいのかと驚きました。人が生死をさまよい、人命救助をしている姿を放送していいのかと疑問に思いました。(高校2年・女子・静岡)
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電車内での殺傷事件や大阪のクリニックでの放火殺人、そして最近では、大学入試当日の東京大学での致傷事件など、自暴自棄になった犯人が善良な市民を道連れにする事件が増えてきているように思えます。そして、それを模倣して第2、第3の事件が起こるとなれば、この手の事件の報道にあたっては、ある程度の規制をかけることも、安全な社会を維持するために必要なのではと感じました。(高校3年・男子・長崎)
- 【青少年へのおすすめ番組】
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『ニュー試~世界の入試で未来が見える!~』(NHK Eテレ)その国ならではの入試を知ることができ、頭の良さだけでなく、人間性までも入試で見るところもあるのだと自分の世界が広がりました。(中学3年・女子・富山)
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『ニュー試~世界の入試で未来が見える!~』(NHK Eテレ)2年後の今日(この番組の放送日)、私は大学入学共通テストを受けている予定です。そんなことを考えながら見ました。世界的に求められていることは思考力だとわかりました。特にフランスでは哲学が必須科目ということに驚きました。たくさんの意見を聞くことで多方面から考える力が備わることが分かり、学びには学校という環境がいかに大切か気づかされました。(高校1年・女子・東京)
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『異言語Q脱出ゲーム』(NHK総合)音が聞こえない聴覚障がい者の2人と音が聞こえる2人の4人が、脱出するために協力していた姿はとてもかっこよかったです。特に脱出ゲームは、ひらめいた時や問題を解く時などは伝え合うことがとても大事になるゲームにも関わらず、解決していっていたところが凄かったです。ミッションをクリアするたびに4人全員で喜んでいて、視聴者の私までうれしくなりました。(高校2年・女子・静岡)
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『異言語Q脱出ゲーム』(NHK総合)謎のつくりに感心したほか、謎解きに参加した4人の姿勢も印象に残った。ジェスチャーを多用してとにかくコミュニケーションを取ろうと試みる人、または自分の普通が通用しないことに初めは戸惑う人という「私もこうなりそう」が分かりやすく示されていたと思う。知らないこと、自分とは異なるものが存在することは仕方がないが、それに直面した時にどう行動するかは経験や考えが表れるだろう。対等である、平等である、というのは目に見えず不確かなものだが、謎解きを通して各々が分かるヒントをもって協力する状態は、間違いなく1つのチームだったと言えるだろう。(高校3年・女子・東京)
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『東大王SP』(TBSテレビ)クイズを1問ずつためることなくテンポが良かったので気持ちよく視聴することができた。序盤から東大王と芸能人チームが僅差でハラハラしながら楽しめた。(中学2年・女子・千葉)
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『東大王SP』(TBSテレビ)頭が良いだけではなく、ひらめきを必要とする問題が出るのはとても面白くて良いと思います。ただ、「東大」というだけで「頭が良い」「すごい」と、学歴だけで判断されているような気がします。確かに頭が良く、解説がうまいのは面白いと思いますが、なんとなく学歴だけで人を判断しているようで不快に感じます。(高校3年・女子・福岡)
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『池上彰の関西人が知らないKANSAI』(関西テレビ)外国の人から見た関西は関西人が知らないことばかりで、住んでいるからこそ気づけない面があると分かった。(中学3年・女子・京都)
調査研究について
担当の中橋委員から、調査研究(テーマ「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みについて」)に関し、調査結果をまとめた原案が示され、その内容について意見交換しました。
以上