第168回 放送倫理検証委員会

第168回–2022年2月

NHK BS1スペシャル『河瀨直美が見つめた東京五輪』審議入り

第168回放送倫理検証委員会は2月10日にオンライン会議形式で開催された。
番組スタッフが作成した質問を視聴者からの質問として放送し、11月の委員会で審議入りしたテレビ朝日の情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』について、担当委員から意見書の修正案が提出された。意見交換の結果、大筋で了承が得られたため、3月にも当該放送局へ通知して公表することになった。
字幕の内容に誤りがあったNHK BS1スペシャル『河瀨直美が見つめた東京五輪』について、当該局から提出された番組DVDや調査報告書等を踏まえて協議を行った。その結果、放送倫理違反の疑いがあり、放送に至った経緯等について詳しく検証する必要があるとして審議入りを決めた。
民放局のバラエティー番組に同じ政党の幹部3人が出演し、政治的な課題などについて見解を語ったことについて、当該局から提出された番組DVDを視聴した上で意見交換を行った。

議事の詳細

日時
2022年2月10日(木)午後5時~午後7時15分
場所
オンライン会議形式
議題
出席者

小町谷委員長、岸本委員長代行、高田委員長代行、井桁委員、
大石委員、大村委員、長嶋委員、西土委員、巻委員、米倉委員

1. テレビ朝日の情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』について審議
3月にも委員会決定を通知・公表へ

テレビ朝日は、情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』の2021年3月から10月にかけて放送した視聴者からの質問に答えるパートにおいて、番組スタッフが作成した質問を視聴者からの質問であるかのように放送したケースが含まれていたとして、10月21日、番組と番組のウェブサイトで公表し謝罪した。11月の委員会で、視聴者の質問や意見を番組が作ることは世論の誘導にもつながりかねず、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。
今回の委員会では、前回までの議論と追加で実施した調査を踏まえ担当委員から示された意見書の修正案について意見が交わされた。その結果、大筋で合意が得られたため、表現などについて一部手直しの上、3月にも当該放送局へ通知して公表することになった。

2. NHK BS1『河瀨直美が見つめた東京五輪』について審議

NHKは2021年12月26日に放送したBS1スペシャル『河瀨直美が見つめた東京五輪』後編の字幕の一部に不確かな内容があったとして、2022年1月9日、番組と局のホームページで公表し謝罪した。
番組は、東京五輪の公式記録映画監督である河瀨直美さんと映画製作チームに密着取材したもの。男性を取材した場面で「五輪反対デモに参加しているという男性」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」という字幕を付けて伝えた。
放送後、視聴者から字幕の内容が事実であるかの問い合わせが相次ぎ、NHKが男性に確認したところ、実際に五輪反対デモに参加していた事実を確認できず、字幕の内容が不確かだったことがわかったという。
1月の委員会では、NHKから提出された報告書と番組DVDを踏まえて議論を行い、深刻な事案である可能性があるとして討議入りを決めた。その上で当該局に対し事実関係について質問を行うとともに、改めて詳細な報告書の提出を求め、議論を継続することにした。
今回の委員会では、委員会からの質問に対する回答書、NHKが設置した「BS1スペシャル」報道に関する調査チームがとりまとめた調査報告書が提出され、それらを踏まえて議論を行った。同報告書では、字幕の内容は誤りであったとされている。議論の結果、取材、編集、考査、調査の各段階で問題があるのではないかといった厳しい意見が相次ぎ、放送倫理違反の疑いがあることから、放送に至った経緯等について詳しく検証する必要があるとして審議入りを決めた。
委員会は今後、当該番組の関係者からヒアリングを行うなどして審議を進める。

3. 同じ政党の幹部がそろって出演した民放局バラエティー番組について意見交換

元日に放送された民放局のバラエティー番組に同じ政党の幹部3人が出演し、政治的な課題などについて見解を語ったことについて、視聴者から政治的中立を問題視する意見がBPOに寄せられていたことから、委員会は番組を視聴した上で意見交換を行った。
当該局からは社内に調査チームを立ち上げて制作過程の調査を行っているとの報告があったため、委員会はその結果を待って議論を行うことにした。

4. 1月に寄せられた視聴者意見を議論

1月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、民放局のバラエティー番組で放送された、コンビニエンスストアの食品を料理人が評価する企画や、民放局の報道番組で元総理大臣のツイートを批判したコメンテーターの発言に対する批判的意見等に関して事務局から概要が報告されたが、さらに踏み込んだ検証が必要であるとの意見はなかった。

以上

第301回放送と人権等権利に関する委員会

第301回 – 2022年2月

「宮崎放火殺人事件報道に対する申立て」通知・公表に関する放送実績を報告…など

議事の詳細

日時
2022年2月15日(火)午後4時~午後5時
場所
オンライン開催
議題
出席者
曽我部委員長、鈴木委員長代行、二関委員長代行、國森委員、斉藤委員、
野村委員、
丹羽委員、廣田委員、水野委員

1. 委員会決定第77号「宮崎放火殺人事件報道に対する申立て」通知・公表に関する放送実績の報告

前回委員会当日に通知・公表を行った委員会決定第77号について、当該局NHK宮崎放送局のニュースなどを視聴した。

2. 放送人権委員会意見交換会について

2021年度放送人権委員会意見交換会(オンライン開催)の概要について説明した。

3. その他

事務局から申立て状況などを報告した。

以上

2022年2月10日

NHK BS1スペシャル『河瀨直美が見つめた東京五輪』審議入り

NHKは2021年12月26日に放送したBS1スペシャル『河瀨直美が見つめた東京五輪』後編の字幕の一部に不確かな内容があったとして、2022年1月9日、番組と局のホームページで公表し謝罪した。
番組は、東京五輪の公式記録映画監督である河瀨直美さんと映画製作チームに密着取材したもの。男性を取材した場面で「五輪反対デモに参加しているという男性」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」という字幕を付けて伝えた。
放送後、視聴者から字幕の内容が事実であるかの問い合わせが相次ぎ、NHKが男性に確認したところ、実際に五輪反対デモに参加していた事実を確認できず、字幕の内容が不確かだったことがわかったという。
1月の委員会では、NHKから提出された報告書と番組DVDを踏まえて議論を行い、深刻な事案である可能性があるとして討議入りを決めた。その上で当該局に対し事実関係について質問を行うとともに、改めて詳細な報告書の提出を求め、議論を継続することにした。
今回の委員会では、委員会からの質問に対する回答書、NHKが設置した「BS1スペシャル」報道に関する調査チームがとりまとめた調査報告書が提出され、それらを踏まえて議論を行った。同報告書では、字幕の内容は誤りであったとされている。議論の結果、取材、編集、考査、調査の各段階で問題があるのではないかといった厳しい意見が相次ぎ、放送倫理違反の疑いがあることから、放送に至った経緯等について詳しく検証する必要があるとして審議入りを決めた。
委員会は今後、当該番組の関係者からヒアリングを行うなどして審議を進める。

2022年1月に視聴者から寄せられた意見

2022年1月に視聴者から寄せられた意見

東京五輪の公式記録映画の制作過程を追ったドキュメンタリー番組について、放送局が「字幕に不確かな内容があった」と説明。番組やこの説明にに対して多くの意見が寄せられた。

2022年1月にBPOに寄せられた意見は2,043件で、先月と比較して391件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール86%、電話13%、郵便・FAX1%。
男女別は男性46%、女性18%で、世代別では40歳代25%、30歳代24%、50歳代19%、20歳代14%、60歳以上13%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は1,225件【50事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から22件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東京五輪の公式記録映画の制作過程を追ったドキュメンタリー番組について、放送局が「字幕に不確かな内容の字幕があった」と説明。番組やこの説明に対して「デモ参加者をおとしめた」「字幕を付けた意図の説明がない」など多くの意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は43件、CMについては18件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は134件で、前月から50件増加した。
今月は「表現・演出」が46件、「いじめ・虐待」が32件、「低俗、モラルに反する」が14件、「暴力・殺人・残虐シーン」が7件、「性的表現」が5件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 菅直人元首相の「ヒトラー」発言について出演者が「フランス、ドイツでは処罰の対象となる可能性が高い」と解説した際、「ヘイトスピーチ」を「憎悪に基づいて相手を侮辱する表現」と説明した。この説明には日本や諸外国で一般的に共有されている「人種・国籍など個人の努力では変えることの出来ない社会的属性を理由に」という部分がなく、不正確な理解を広めている。

  • 政府の「歴史戦チーム」についてニュースで無批判どころか肯定的に取り上げていた。このチームは「政権の歴史認識に基づいて」事実を集めるという。自国の政治的現状に都合が良かろうが悪かろうが事実は事実として研究する歴史学とは真っ向対立する組織であると言える。これを公共放送が何らの批判も論評も加えずに肯定的に放送することは許されない。

  • ある情報番組が特定政党の幹部や関係者を繰り返し出演させ、実質的にその政党の宣伝・周知を行っていて、放送に求められる政治的中立性・公平性を著しく欠いている。放送局だけでなく報道機関全体の信頼を揺るがす。

  • 情報番組の正月特番で、特定政党の幹部や関係者をお笑い芸人がヨイショしていて気持ち悪かった。政治を監視することがジャーナリズムの一翼を担う放送局の務めのはず。

  • 生後2か月の乳児を冷蔵庫に閉じ込めた事件について。テレビは虐待する親を「悪人」として非難するだけ。ペアレントトレーニングや虐待を受けて育った人向けのカウンセリングを行っている医療機関を紹介するなどの内容が必要。

【番組全般・その他】

  • 東京五輪の公式記録映画の制作過程を追ったドキュメンタリー番組について、放送局が「字幕に不確かな内容があった」と説明、「映画製作の関係者、視聴者」に謝罪したが、一番に謝るべき相手は五輪反対デモに参加された方々ではないだろうか。放送局は一度訂正・謝罪すれば終わりかもしれないが、当該場面はキャプチャされてインターネット上に残ってしまう。また、番組を見た人が訂正も見るとは限らないので「五輪反対デモの参加者はお金をもらっていた」という誤解は完全には消えない。このようなことが二度と起こらないよう、真摯(しんし)な対応を願う。

  • 「五輪反対デモはお金で動員されている」という事実上のデマを視聴者に広め、参加者を侮辱し、その尊厳を踏みにじった。絶対にあってはならないフェイク放送だ。

  • 五輪反対デモに「お金をもらって動員されていると打ち明けた」という字幕は、誰がどういう意図で付けたのか。これをうやむやにしては民主主義における正当な権利が毀損(きそん)されるのではないかと非常に危惧している。

  • 電車内での喫煙を注意した高校生が暴行を受けた事件のニュースで、「周囲の大人は助けなかった」という部分を強調した伝え方はたいへん危険。電車内でトラブルに巻き込まれた際の対処法について鉄道各社は、乗客自身が対処するのではなくSOSボタンなどで「乗務員に知らせてほしい」としている。

  • ベテランお笑い芸人が「5歳からワクチン打たせようなんて、もう狂気の沙汰ですよ」と断言していた。他のことならともかく、命に関わることについて専門的な知識のないいわば素人の認識を、さも正しいかのように放送することは是正すべきではないのか。せめてきちんとした専門家を同席させるべきではないのか。

  • 出演者がマスクをしたからと言って私たち視聴者が見なくなるわけではない。それよりも、マスクをしないことで濃厚接触者になり出演できなくなることの方がつまらない。出演者はぜひマスクをしてほしい。

  • ニュース番組が紹介した「人気の飲食店」は、かつて緊急事態宣言下、酒を提供していた。法律違反ではないが新型コロナへの姿勢がわかる。感染対策がきちんとしているお店を紹介するべきだ。

  • ウイルス感染症の患者が急増する病院を舞台にした連続ドラマについて。中心的な役割のスタッフがSNSで新型コロナウイルスに関する陰謀論やデマを拡散している。当該ドラマの内容もそうした思想を色濃く反映している。公衆衛生上の危機の真っただ中においてこれを放送するのは極めて不適切に感じる。

  • 大食い企画で芸人が食べきれず嘔吐(おうと)。吐しゃ物の部分をキラキラと加工してその様子を放送していたが、テレビで流すものではないと思う。不愉快。面白いと思って放送しているのだろうか。ダイエットや山登りなどチャレンジ企画が楽しみで見ているが、やっていいことと悪いことがあると思う。

  • 番組でコンビニ商品を酷評したシェフに対する誹謗中傷がネット上で起こり、同姓のシェフが巻き込まれた。表現の自由があり、企画自体に問題があるとは思わない(嫌なら見なければいい)が、誹謗中傷を行う者に対し番組側はもっと声を上げ、意思をはっきり表明するべきだ。

  • 大手企業の料理・商品などを詳細に扱う番組がその企業の宣伝と化している気がして心配。忖度が生じて過労死、パワハラ、セクハラ、低賃金、長時間労働などの問題を報道しにくくなるのではないか。

  • ドラマの宣伝に「飯テロドラマ」というフレーズが多用されているが、メディアが「テロ」という言葉を娯楽番組の宣伝に軽々しく使うのは鈍感すぎるのではないかと感じた。「◯◯難民」なども同様。

  • 東大生タレントを売りにしている番組を見ることで「東大がすべて」と錯覚してしまう可能性があると思う。この番組は学歴を前面に押し出すことで学歴差別を「生産」している。私は現在大学生で、学歴によって将来が決められると考えると危機感さえ覚える。

  • タレントが無人島から「自力」で脱出する企画。別にスタッフが手伝おうが何をしようがかまわないが、番組を見ていると「1人で船を作って脱出した」ように見える。そのように見せている。情報をねじ曲げて放送することは危険だと思う。「専門家と協力していかだを作り脱出に挑戦」で良いと思う。あまりにも不誠実。

  • 無人島からの脱出は裏でスタッフが手伝っていたということを知って、今まで「すごい」と感動していた芸人に対する気持ちも冷めてしまった。

  • バラエティー番組で「ラクして稼げる」と紹介していた職業に消防官などが含まれていた。危険を冒して社会を支える職業に対して敬意を著しく欠いていると感じた。視聴者に誤解を与えかねずメディアとしての責任にも欠ける。

  • 出演者がお酒を飲みながら番組を進行していた。学生のコンパのような状況で、泥酔とまではいかないが非常に酔っている状況が伝わってきて内容もぐちゃぐちゃになっていた。このコロナ禍のなか自制が効かないほど飲んでいるのはいかがなものか。翌週は番組を差し替えて放送していた。ラジオが好きで楽しく聞いているので、とても残念に思う。

  • 1か月かけてターゲットに「年末ジャンボ10億円」が当たったと信じ込ませるドッキリ。借金があるターゲットの気持ちをバカにしたような内容で見ていて不快だった。本当に困っている人をあざ笑う企画はやめるべき。一般的な人間の感情があればストップをかけると思う。

  • 10才の娘がいるが「痛みを伴う」バラエティー番組を毎週親子で楽しく見ている。嫌なことがあってもこの番組を見ると忘れられる。現実でやっていいことダメなことは子どもにもちゃんと分かる。今の子どももそんなにバカじゃない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 受験シーズンのさなか、東大刺傷事件が起きた。民放各局の学歴をあおるクイズ番組の垂れ流しは、閉鎖的で狭い社会環境の中でしか自分の価値を判断できない未成年の若者にとっては、高学歴であることこそ唯一価値ある人間の条件であると思い込んでしまうのではないだろうか。今回の事件の原因を作っているのは、このような放送をし続けるテレビ局にもあると思う。

  • 無人島から脱出する企画で、裏で複数のスタッフがやっているのに度重なる重労働を力技でやってのける演出や、たった一人でこんなに作業ができると誤って認識させることは、小さい子どもに限らず一般的な成人男性が持つ体力を誤って認識させて、自然の危険を軽んじることに繋がる。その悪影響により、冬山での遭難者、死者が出ているかもしれない。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 芸人の一発ネタ番組で「人間を自転車で轢く」ことをやっていた。テレビ局に抗議したところ「十分に安全対策を取っている」との答えだった。そんなことは当たり前だ。問題は、子どもが真似をしたらどうするのかということだ。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 男子高校生が四つん這いになり、お尻の毛を芸人と母親に抜いてもらっている映像が映った。局部などは見えていなかったが、局部さえ隠れていればいいのか、いくら本人の依頼だったとはいえ、甚だ疑問だ。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 宇都宮での列車内暴行事件のニュースについて、暴行現場を撮影した動画をそのまま放送していたが、見ていて非常に不快。なぜこのようなショッキングな動画をそのまま放送するのか。子どもがこのような動画を見てPTSDになるケースをもっと深刻に考慮してほしい。またこれを模倣して暴力をふるう人が出てこないか、こちらも非常に心配。

【「性的表現」に関する意見】

  • 金曜の深夜、高校生の息子が親に隠れて見ていたアニメに驚いた。民放で放送する内容ではない。未来に奇病が流行して男が何万人も亡くなり、生き残った男性が5人で、残りは女性しかいない。政府がその5人と残った女性と性行為をさせ、妊娠させ、子どもを将来的に増やす。性交・無避妊・受精・はらませ…女性は産む機械ではない。女性軽視だ。全裸シーンはセル画が黒で塗りつぶされているが、気持ちが悪い。

第242回 放送と青少年に関する委員会

第242回-2022年1月

中高生モニターとのオンライン意見交換会を開催…など

2022年1月25日、第242回青少年委員会を千代田放送会館会議室にてオンライン併用で開催し、7人の委員全員が出席しました。
委員会後半に、中高生モニターとのオンライン意見交換会を1時間ほど開催しました。今年度の中高生モニター35名のうち18名が参加し、テーマである「バラエティー番組」について、モニターの中高生から貴重な意見を聞くことができました。
「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての審議に関しては、原案の起草に着手したこと及び、その進捗状況についての報告がありました。
12月後半から1月前半に寄せられた視聴者意見には、宝くじ10億円が当たったとするドッキリ番組に対して、「はじめは興味本位で見ていたが、段々と自分がいじめの構図の中にいることに気づいた」などが寄せられ、委員会ではこれらの視聴者意見について議論しました。
1月の中高生モニターリポートのテーマは「年末年始に見たスペシャル番組について」で、32人から報告がありました。モニターからは、大晦日の大型音楽特番について、「紅組司会、白組司会という制度が廃止され、3人の司会で番組が進んでいた。紅組と白組の勝ち負けに対する意識が薄れ、心から番組を楽しむことができたのでより良い内容になっていたと思う」などの意見が寄せられました。
委員会ではこれらの意見について議論しました。
調査研究(テーマ「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みについて」)に関し、調査結果をまとめた原案が示され、その内容について意見交換しました。
最後に今後の予定について話し合いました。
次回は、2月22日に定例委員会を開催します。

議事の詳細

日時
2022年1月25日(火)午後4時30分~午後7時30分
場所
千代田放送会館会議室
議題
中高生モニターとのオンライン意見交換会
「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について
視聴者からの意見について
中高生モニターについて
調査研究について
今後の予定について
出席者
榊原洋一委員長、緑川由香副委員長、佐々木輝美委員、沢井佳子委員、
髙橋聡美委員、中橋雄委員、吉永みち子委員

中高生モニターとのオンライン意見交換会

今年度の35人の中高生モニターのうち18人が参加しました。テーマは「バラエティー番組」で、「見る/見ないの基準や判断材料は?」「内容が許容できる/できないの線引きについて」「バラエティー番組の内容をまねた行為は身近にあるか?」などについてでした。モニターと青少年委員会委員7人が意見を交わしました。通常はアンケート用紙上でしか分からないモニターの生の声を聞くことができ、たいへん有意義な会となりました。モニターの意見は今後の「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての審議に活かしていく予定です。

「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての審議

榊原委員長から「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について、原案の起草に着手したこと及びその進捗状況について報告があり、また、今後の審議のスケジュール等について話し合いました。

視聴者からの意見について

12月後半から1月前半に寄せられた視聴者意見について議論しました。
ニセの当選発表を中継して宝くじ10億円が当たったとするドッキリ番組に対して、「はじめは興味本位で見ていたが、段々と自分がいじめの構図の中にいることに気づいた」という視聴者意見が寄せられました。
委員からは、「人が苦しむ姿を周りの人間が笑って見ているといういじめの構図は、現在審議中の『痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー』に繋がる」との意見が出されました。
その他に、委員からは「有名女優の急死に関する報道の在り方に関して、一応転落死の扱いではあったが、一方で自死のような扱いもされている。報道後すぐに「心に悩みのある方は」というテロップを流しているが、自死に関する報道は青少年に大きな影響があるので、検討が必要ではないか」という意見が出されました。
また、大学入学共通テスト当日の東京大学前での高2生徒による刺傷事件について、「同級生へのインタビューがあったが、居合わせた受験生へのインタビューはなかったのか?など、受験を控えた高校生への悪影響がないか心配だ」との意見が出されました。

中高生モニターについて

35人の中高生モニターにお願いした1月のテーマは、「年末年始に見たスペシャル番組について」でした。「自由記述」と「青少年へのおすすめ番組について」の欄も設けました。全部で32人から報告がありました。
「年末年始に見たスペシャル番組について」では、全部で18番組について報告がありました。複数のモニターが取り上げたのは3番組で、『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に12人が、『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ)と『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)にそれぞれ3人が感想を寄せました。
「自由記述」では、多くのモニターが今月のテーマに関連して記述していました。「年末年始はスペシャル番組が多く、内容も豊富で良かった」「テレビのおかげで1年が“笑い”で始まるのが良い」という感想がある一方で、「お笑い以外のスペシャル番組が少なすぎる」という意見も寄せられています。
そのほか、大阪での放火事件や東京大学前で起こった傷害事件、トンガ付近での大規模な噴火など最近のニュース・報道への意見や感想、オミクロン株が急拡大していることへの不安の声も複数ありました。
「青少年へのおすすめ番組」では、『ニュー試~世界の入試で未来が見える!~』(NHK Eテレ)を7人が、『異言語Q脱出ゲーム』(NHK総合)を6人が、『東大王SP』(TBSテレビ)を5人が、『池上彰の関西人が知らないKANSAI』(関西テレビ)を2人が取り上げています。

◆委員の感想◆

  • 【年末年始に見たスペシャル番組について】
    • お正月番組について、家族とのんびり過ごしながら特別な時間を過ごせるところや、どの世代でも楽しめるところを評価しているモニターが複数いて興味深かった。中高生から求められているお正月番組がどういうものか分かり、番組制作のヒントになると思った。

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)今回、最も多くの感想が寄せられたが、モニターが注目したのはジェンダーをどう考えるか、歌の優劣をどうつけるか、ということだった。家族で視聴することが多い番組だからこその出演者の選定についての関心や、多様性の実現と長年「紅白」に分かれて「合戦」として楽しまれてきた歴史との調和の問題など、とても貴重な意見が得られたと考える。

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)モニターからの意見で、「幅広い人に受け入れてもらえるセットリストを作るにはそれをバランスよく組まなければならないが、全世代のニーズに合わせたリストを作ることはもはやできない。だから、NHKが決めるのではなくて、視聴者に事前にリクエストを聞くなどして選考すべきだ」というものがあった。どう選ぶかという内容についてかなり深く考えていると感心した。

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)「高齢者は夜遅くまで起きていられないため、早い時間は高齢者向けのアーティストをそろえるなどの配慮があっても良いのではないか」と記述したモニターがいた。今までの自分の『紅白』のイメージは、早い時間に若者を引き付け、遅い時間には高齢者に見てもらうというものだったので、この意見を新たな視点だと感じ、興味深かった。

  • 【自由記述について】
    • 自暴自棄になった犯人が善良な市民を道連れにする事件が増え、「報道によって、第2、第3の模倣が起こるのであれば報道に規制が必要ではないか」という意見がある。確かに報道にある種のルールは必要だ。しかしながら、最近立て続けに起こっている事件は我々にとって非常にショッキングであり、なぜそのようなことが起きたのかという内容をみんな知りたいと思っている。知りたいことを報じるのが報道であり、なぜ起きたか、どういう状況だったのか、もし自分がその場にいたらどういう行動が取れるのか、ということを多くの人が報道から学び、今後の対策の指標になることもあると思う。連鎖が起きるから報じないほうがいいという意見には疑問を感じてしまう。

◆モニターからの報告◆

  • 【年末年始に見たスペシャル番組について】
    • 72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)紅組司会、白組司会という制度が廃止され、3人の司会で番組が進んでいた。紅組と白組の勝ち負けに対する意識が薄れ、心から番組を楽しむことができたのでより良い内容になっていたと思う。毎年、「なぜ歌に勝敗があるのか」「勝敗の基準は何か」とずっとモヤモヤしていた。実際には、今年も事実上紅組の勝利となった。しかし司会がどちらの組も応援することで、紅組・白組の男女の壁を感じさせないきっかけになったのではないか。(中学2年・女子・千葉)

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)紅組・白組の司会の名称も統一された今、「紅」「白」に分かれて競う意味はどこにあるのかと疑問に思う。どうせなら男性・女性関係なくランダムにアーティストを分ける、というのはどうだろう。またNHKだけで出演者を決めるのではなく、視聴者に事前にリクエストを行ったり、もう少し選考基準を具体化したりすべきだと考える。(中学3年・男子・静岡)

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)いろいろな年代の人が、別の年代がよく聞く音楽と触れ合うことができるのも、老若男女楽しめるこの番組の「良さ」だと思います。これからもたくさんの家庭をこの番組で笑顔にしてほしいです。(中学2年・男子・長崎)

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)出演アーティストの順番はもう少し工夫があると良いかもしれない。というのも、毎年紅白を見る際に感じていることだが、出演アーティストの年代層がバラバラで、例え今回のように特定の世代にウケそうなアーティストをそろえても、間あいだに全く違う年代のアーティストが入ってくれば、どの年齢層向けに番組が作られているのかが不明確になり、結局どの層にも刺さらない曖昧な番組になってしまう。例えばだが、高齢者は夜遅くまで起きていられないため、早い時間は高齢層向けのアーティストをそろえるなどの配慮があっても良いのではないだろうか。(高校1年・男子・東京)

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)多様性を尊重することで今までの紅白から進化を遂げた新鮮な内容になり、見ていてとても面白かった。また、紅白という歴史ある番組の大きな変化も感じた。しかし、それと同時に多様性を過剰に意識しすぎているようにも感じた。私はこの番組の醍醐味は紅白という色にあると思うので、多様性を尊重したカラフルな要素と、紅白歌合戦の醍醐味である紅白という色の両方を偏らずにどのように取り入れていくかも考えるべきだと思った。(高校1年・女子・埼玉)

    • 『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)リアルタイムで紅白を最初から最後まで見るというのはほぼ初めてに近く、新鮮でした。全体を通してアーティストが若者向けであり、フレッシュさを感じた反面、「この人が出るなら見たい」と思わせるようなトップアーティストがいなかったと感じました。実際、一緒に見ていた両親が「この人は誰?」と聞いてくることが放送中何度もありました。大みそかに紅白歌合戦を見て1年を締めくくるという家族は多くあると思います。幅広い年代が視聴する番組だからこそ、どの年代も楽しめるような番組作りが必要なのではないかと思いました。(高校2年・女子・埼玉)

    • 『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ)豪華俳優が芸人とコラボするという今まであまり見なかった新しいお笑いがあり、とても楽しむことができました。(中学1年・男子・岩手)

    • 『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)私がいつも思うことは、ダンスや演奏などでプロを当てるという内容の際に間違えたとしても、そのアマチュアの人がうまいということなので、誰も嫌な思いをしないため良いなということです。(高校1年・女子・京都)

    • 『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)普段あまりバラエティー番組に出演しない俳優やスポーツ選手が登場し、素の一面が見られるところが魅力の一つです。MCのダウンタウン浜田雅功さんの突っ込みが鋭く、大御所芸能人に対してはヒヤヒヤする場面も時々ありますが、その鋭さが芸能人の素の一面を引き出す力となっていると感じます。(高校1年・女子・東京)

    • 『爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ2021』(TBSテレビ)この番組は、ご長寿の珍回答やエピソードで思わず笑ってしまい、そこからパワーをもらえるような番組だと思います。そして、ご長寿の人生を聞くことができ、これからの人生で大切なことを学べる番組でもあると思います。出演者の方々もアットホームな雰囲気で話されているので見ていて楽しかったです。(中学3年・女子・富山)

    • 『月曜から夜ふかし 元日SP』(日本テレビ)今回は通常よりも早い時間帯での放送。地元自慢というコーナーがあり、普通とは異なった視点からのインタビューがあり、各地域の特色やユニークさがよく分かった。一般人について深く特集している点も他の番組とは違い、この番組の面白いところだと思う。年の初めから、楽しく、面白いひとときを過ごすことができて良かった。(高校3年・男子・山形)

    • 『おしょうバズTV』(テレビ朝日/朝日放送テレビ)この番組は、忙しい毎日とは違う、お正月に親戚や家族が集まって、コミュニケーションを取りながら楽しめるという点で、とても興味深かったです。いつもは何かをしながらテレビやラジオを視聴することが多い私ですが、母と「これ知ってる?」などと、会話を楽しみながら視聴しました。最近の地上波の番組は、その時間に視聴できる、一部の世代をターゲットにしているように感じる番組が多いので、どの世代も楽しめる番組が家族のコミュニケーションを支える役割を担っていけると良いと思いました。(高校3年・女子・静岡)

    • 『THE グレートアンサー』(毎日放送)(この番組で出題されるような)答えのない問題は家族との意見交換の機会にもなるので、このような番組が増えたらいいなと思っています。(中学3年・女子・奈良)

  • 【自由記述】
    • 最近テレビで「多様性」という言葉をよく聞くようになりました。「多様性」をテーマに扱う番組が広まってきたことによって、このような考え方が多くの世代に広まったのは良いことだと思います。ただ、何度も聞いているうちに、逆に、「多様性」という言葉によって、人と違うということを誇張して差別しているように感じ取られる時もあります。多様であることが当たり前で自然であるようになって、「多様性」という言葉も使わなくていいようになると良いと思います。(中学1年・女子・東京)

    • テレビのおかげで毎年初めは「笑」から始まります。そして、東京五輪の影響か、スポーツ関連のことを取り入れた番組がよく放送されていると思います。アスリートの凄さを画面越しですが、肌で感じることができる機会は少ないのでとても楽しかったです。(中学3年・女子・富山)

    • 年末年始のテレビはスペシャル番組が多く、内容も豊富で面白かったです。ですが、コロナウイルスの第6波が来ているので、これからのテレビの撮影などがいろいろな場所に簡単に行けなくなり、大変そうだなと思いました。(中学2年・女子・大分)

    • 年末年始のスペシャル番組が多すぎて、子どもが楽しみにしているアニメなどが見られなくなってしまうのが残念です。(中学1年・女子・千葉)

    • お正月ならではの番組がめっきり減っている気がします。コロナのせいもあるのか、今年は番組作成が難しかったのかなあとも思いました。母が子どもの頃は、「芸能人かくし芸大会」が元日に放送され、とても面白かったと聞きました。家族全員でこたつを囲んで会話しながら見られるようなお正月感のある番組をぜひ期待したいです。(中学3年・女子・宮崎)

    • テレビの津波速報が迅速でとても良かった。たまたまテレビをつけたら、画面右下に大きく、「いますぐにげて!」と書いてあり、初めは何事か分からずとても焦った。しかし、今何が起きているのか、どこの地域の人に避難が必要なのか、どれくらいの危険度なのか、などの情報が詳しく誰にでも分かるようにテレビいっぱいに書いてあったので、すぐに状況を理解することができた。(高校1年・女子・埼玉)

    • 大阪の精神科のあるビルで、患者だった男性が放火し、多くの方が犠牲になった事件が報道されました。事件発生直後に消防や救急の方が救出活動をされている映像がいくつか流れていました。その中には、消防の方が心臓マッサージを行っている様子がありました。それを見た時に、映してしまっていいのかと驚きました。人が生死をさまよい、人命救助をしている姿を放送していいのかと疑問に思いました。(高校2年・女子・静岡)

    • 電車内での殺傷事件や大阪のクリニックでの放火殺人、そして最近では、大学入試当日の東京大学での致傷事件など、自暴自棄になった犯人が善良な市民を道連れにする事件が増えてきているように思えます。そして、それを模倣して第2、第3の事件が起こるとなれば、この手の事件の報道にあたっては、ある程度の規制をかけることも、安全な社会を維持するために必要なのではと感じました。(高校3年・男子・長崎)

  • 【青少年へのおすすめ番組】
    • 『ニュー試~世界の入試で未来が見える!~』(NHK Eテレ)その国ならではの入試を知ることができ、頭の良さだけでなく、人間性までも入試で見るところもあるのだと自分の世界が広がりました。(中学3年・女子・富山)

    • 『ニュー試~世界の入試で未来が見える!~』(NHK Eテレ)2年後の今日(この番組の放送日)、私は大学入学共通テストを受けている予定です。そんなことを考えながら見ました。世界的に求められていることは思考力だとわかりました。特にフランスでは哲学が必須科目ということに驚きました。たくさんの意見を聞くことで多方面から考える力が備わることが分かり、学びには学校という環境がいかに大切か気づかされました。(高校1年・女子・東京)

    • 『異言語Q脱出ゲーム』(NHK総合)音が聞こえない聴覚障がい者の2人と音が聞こえる2人の4人が、脱出するために協力していた姿はとてもかっこよかったです。特に脱出ゲームは、ひらめいた時や問題を解く時などは伝え合うことがとても大事になるゲームにも関わらず、解決していっていたところが凄かったです。ミッションをクリアするたびに4人全員で喜んでいて、視聴者の私までうれしくなりました。(高校2年・女子・静岡)

    • 『異言語Q脱出ゲーム』(NHK総合)謎のつくりに感心したほか、謎解きに参加した4人の姿勢も印象に残った。ジェスチャーを多用してとにかくコミュニケーションを取ろうと試みる人、または自分の普通が通用しないことに初めは戸惑う人という「私もこうなりそう」が分かりやすく示されていたと思う。知らないこと、自分とは異なるものが存在することは仕方がないが、それに直面した時にどう行動するかは経験や考えが表れるだろう。対等である、平等である、というのは目に見えず不確かなものだが、謎解きを通して各々が分かるヒントをもって協力する状態は、間違いなく1つのチームだったと言えるだろう。(高校3年・女子・東京)

    • 『東大王SP』(TBSテレビ)クイズを1問ずつためることなくテンポが良かったので気持ちよく視聴することができた。序盤から東大王と芸能人チームが僅差でハラハラしながら楽しめた。(中学2年・女子・千葉)

    • 『東大王SP』(TBSテレビ)頭が良いだけではなく、ひらめきを必要とする問題が出るのはとても面白くて良いと思います。ただ、「東大」というだけで「頭が良い」「すごい」と、学歴だけで判断されているような気がします。確かに頭が良く、解説がうまいのは面白いと思いますが、なんとなく学歴だけで人を判断しているようで不快に感じます。(高校3年・女子・福岡)

    • 『池上彰の関西人が知らないKANSAI』(関西テレビ)外国の人から見た関西は関西人が知らないことばかりで、住んでいるからこそ気づけない面があると分かった。(中学3年・女子・京都)

調査研究について

担当の中橋委員から、調査研究(テーマ「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みについて」)に関し、調査結果をまとめた原案が示され、その内容について意見交換しました。

以上