2021年8月24日

「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」が審議対象に

青少年委員会は8月24日開催の第237回委員会で、上記テーマを審議対象とすることを決定した。対象となったのは在京キー局等で放送された「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についてというテーマ自体であり、個別の番組を対象とするものではない。視聴者やBPOの中高生モニターから、出演者に痛みを伴う行為を仕掛け、それをみんなで笑うような、苦痛を笑いのネタにする各番組は、「不快に思う」、「いじめを助長する」などの意見が継続的に寄せられてきていること等を踏まえ、委員会で視聴者意見が寄せられた複数の番組を視聴した上で討論した。その結果、委員会として、青少年に与える影響の重大性に鑑み、このテーマの審議入りを決めた。次回委員会から実質審議に入る予定である。

2016年10月25日

TBSテレビ『オール芸人お笑い謝肉祭‛16秋』を審議対象に

青少年委員会は10月25日開催の第185回委員会で、上記番組を審議対象とすることを決定した。対象となったのはTBSテレビが2016年10月9日(日)18時30分から21時54分まで放送した『オール芸人お笑い謝肉祭‛16秋』内のコーナー「大声厳禁 サイレント風呂」と「心臓破りのぬるぬる坂クイズ」。視聴者から「男性が男性の股間を無理やり触る行為などがあった。内容が下品だ。子どもに説明できないような番組はやめてほしい」「浜辺で芸人がローション階段を全裸や下半身露出で滑り落ちるシーンが放送された。"裸になれば笑いがとれる"という低俗な発想が許しがたい」などの意見が寄せられ、委員会では番組を視聴した上で討論した。その結果、「委員会としてこれまで何回も指摘していることが理解されていない。どのような経緯で放送に至ったのかなど確認したい」などの意見が出され審議入りを決めた。
委員会では、近く質問状を当該放送局に送って回答を求め、次回委員会から実質審議に入ることにしている。

2015年10月27日

テレビ東京『ざっくりハイタッチ』赤ちゃん育児教室企画に関して審議入り

青少年委員会は10月27日の第174回委員会で、上記番組について審議入りを決定した。対象となったのは、テレビ東京が2015年9月12日25時15分から30分間放送したバラエティー番組『ざっくりハイタッチ』の「赤ちゃん育児教室企画」。視聴者から「赤ちゃん育児教室と題し、芸人が裸におむつ着用で寝転がり、そのおむつを脱がせたりしていた。若者に人気の芸人が出演する番組で下品なことを公共の電波で流すことはひどい」などの意見が寄せられ、委員会では、番組を視聴したうえで討論した。
その結果、「男性出演者のおむつ交換シーンについては、2014年4月に"委員会の考え"を公表し問題点を指摘している。今回も問題にせざるを得ない」「番組がどのような経緯で企画・制作・放送されたのか知りたい」などの意見が出され、審議入りすることを決めた。
委員会では、近く質問状を当該放送局に送って回答を求め、次回委員会から実質審議に入ることにしている。

2014年1月28日

日本テレビ『絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!』2013年12月31日放送 審議入り

青少年委員会は1月28日開催の第153回委員会で、昨年大晦日の18時30分から24時30分に放送された『絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!』について、番組を視聴した上で討論。「お尻の中に粉を入れ、他の人に吹きかけるシーン」「お尻でロケット花火を受け止めるシーン」「赤ちゃんに扮した男性のオムツ交換をして局部を露出したシーン」など、それぞれ局部は映像加工されているものの、放送基準に照らして問題があるのではないかなどの意見が出され、審議入りを決めた。

東京メトロポリタンテレビ、サンテレビ
アニメ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』審議入り

青少年委員会は1月28日開催の第153回委員会で、上記番組を審議の対象とすることを決定した。
アニメ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』には、「22時台の中高生が視聴してもおかしくない時間帯で、女子高生が自慰行為をするなどの性表現のあるアニメが放送されている」などの視聴者意見が多数あった。委員会は番組を視聴の上、討論し、審議入りを決定。当該番組は制作委員会による制作であるが、22時台に放送を編成した東京メトロポリタンテレビとサンテレビを審議対象の局とした。

2013年9月3日

フジテレビ『27時間テレビ生爆烈お父さん』審議入り決定

青少年委員会は9月3日開催の第148回委員会で、上記番組を審議の対象とし、当該局の制作責任者等を招いて当該番組について意見交換を行うことを決定した。
2013年8月3日~4日の「FNS27時間テレビ女子力全開2013」の中のコーナー『生爆烈お父さん27時間テレビスペシャル!!』で、男性タレントが女性アイドルグループのメンバーに、両足を持って振り回すプロレス技をかけた後、頭を踏んだり蹴ったりする場面が複数回あり、視聴者から「バラエティー番組の度を越している」「暴力行為であり不快」「台本通りにやっているのか、アクシデントなのか」などの意見が多数寄せられた。第148回委員会では「振り回される側が了解していても見ている人を不快にさせる」「以前にも同じアイドルグループに対して蹴るなどの行為があった。こういった行為は大丈夫と認識されてしまうのか?」「台本通りの演出だったのかどうかが知りたい」などの討論が行われ、審議入りにすることを決めた。次回委員会にも、当該局の番組企画意図・制作方法などについて意見交換を行う予定。

2012年12月18日

東海テレビ『幸せの時間』を審議対象に

青少年委員会は12月17日開催の第139回委員会で、上記番組を審議の対象とすることを決定、放送終了後の2013年1月に臨時の委員会を開催し、当該局の制作責任者等を招いて当該番組について意見交換を行うことを決定した。
11月5日~12月28日まで39回放送の昼の連続ドラマ『幸せの時間』については、放送直後から「性的描写が過激である」「子どもが見る可能性もある」との視聴者意見が多数寄せられ、第138回委員会から継続して討論してきたが、今回の委員会で、民放連の定める放送基準に準拠して当該局が定めた番組基準などに照らし、審議対象にすることがふさわしいとの結論に達し、1月に臨時の委員会を開催して当該局の番組企画意図・制作方法・考査基準等について意見交換を行うことになった。