2021年12月28日

2021年 12月28日

年末年始のBPO業務について

BPOでは、2021年度年末年始の業務対応を次のとおりといたしますので、お知らせいたします。

  • 通常業務は、年内は12月28日(火)まで、新年は1月4日(火)からといたします。
  • 12月29日(水)~1月3日(月)は、視聴者応対電話、放送人権委員会の相談電話を含め、
    業務を休止します。
  • 業務休止期間中、郵便物の受領と、メール、ファクスの受信は行いますが、対応は原則として
    業務再開後となります。

第299回放送と人権等権利に関する委員会

第299回 – 2021年12月

「宮崎放火殺人事件報道に対する申立て」委員会決定を通知・公表へ…など

議事の詳細

日時
2021年12月21日(火)午後4時~午後6時
場所
千代田放送会館7階会議室
議題
出席者
曽我部委員長、鈴木委員長代行、二関委員長代行、國森委員、
斉藤委員、野村委員、丹羽委員、廣田委員、水野委員

1. 「宮崎放火殺人事件報道に対する申立て」審理

NHK宮崎放送局は、2020年11月20日午後6時10分からの『イブニング宮崎』(宮崎県内で放送)の中で、同年3月26日に宮崎市内で男性2人が死亡した住宅火災の続報を放送した。そこでは、この火災は放火殺人事件の疑いが濃くなり、容疑者がガソリンをまいて火をつけ被害者(申立人の兄)を殺害し自分も死亡した可能性があり、その原因として「何らかの金銭的なトラブル」が死亡した2人の間にあったかのように伝えられた。
この放送に対して申立人(被害者の弟)が、「2人の間に何らかの金銭的なトラブルがあった」と報じられたことで、「兄にも原因の一端があったのではないか」との印象を抱かせるものであり、事件被害者である兄の尊厳を傷つけたとして、NHKに対して謝罪を求めてBPO放送人権委員会に申立てを行った。
これに対してNHKは、「事件当事者の2人が亡くなっている中でも、当時の取材で知り得た情報を基に『被害者』と『加害者』を明確に分ける形で客観的な事実を伝えており、申立人の主張する指摘は当たらない」と反論した。
委員会では、これまでの審理をもとにまとめた決定文の最終案が起草委員から示され議論し、委員会決定として了承した。その結果、1月中に通知・公表を行うことになった。

2.  その他

事務局から現時点での申立て状況などを報告した。

以上

第166回 放送倫理検証委員会

第166回–2021年12月

テレビ朝日『大下容子ワイド!スクランブル』の審議

第166回放送倫理検証委員会は12月10日に千代田放送会館で開催された。
番組スタッフが作成した質問を視聴者からの質問として放送したテレビ朝日の情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』について、11月の委員会で審議入りが決まったことを受け、今回の委員会では、担当委員から当該放送局の関係者に対して実施したヒアリングの概要が報告された。

議事の詳細

日時
2021年12月10日(金)午後5時~午後7時
場所
千代田放送会館会議室
議題
出席者

小町谷委員長、岸本委員長代行、高田委員長代行、井桁委員、
大石委員、大村委員、長嶋委員、西土委員、巻委員、米倉委員

1. テレビ朝日の情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』について審議

テレビ朝日は情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』の2021年3月から10月にかけて放送した視聴者からの質問に答えるコーナーにおいて、番組側が作成した質問を視聴者からの質問であるかのように放送したケースが含まれていたとして、10月21日、番組と番組のウェブサイトで公表し謝罪した。同コーナーでは、番組の前半で当日のテーマを視聴者に伝え、放送中に番組ウェブサイトなどで受け付けた質問を番組終盤で紹介し、出演した専門家らが答えていた。また視聴者から受け付けた実際の質問を使用する場合も、文章に手を入れ表現を修正したケースでは、クレームを避けるためとして属性を書き換え架空の属性で放送していたという。
11月の委員会で、視聴者の質問や意見を番組が作ることは世論誘導にもつながりかねず、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。
今回の委員会では、11月末から12月にかけて当該放送局の関係者に対して実施したヒアリングの概要が担当委員から報告され、それを踏まえて議論が行われた。委員からは、制作体制の中のポジションによる意見表明の難しさ、企画・制作の段階における局の関与の程度、好調な視聴率を背景とした制作フロー点検の欠落の可能性、視聴者とのキャッチボールという枠組みの変更可能性、コロナ禍でのコミュニケーションの困難さなどを指摘する意見が出された。
次回の委員会では、意見書の原案が提出される見通しである。

2. 11月に寄せられた視聴者意見を議論

11月の30日間にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、多数の意見があった「バラエティー番組の企画」等について事務局から概要が報告され議論したが、さらに踏み込んだ検証が必要であるとの意見はなかった。

以上

2021年11月に視聴者から寄せられた意見

2021年11月に視聴者から寄せられた意見

バラエティー番組で芸人を巨大な落とし穴に置き去りにして「観察」する企画への批判や、電車内での事件が続いたことと報道との関係を懸念する意見などが多かった。

2021年11月にBPOに寄せられた意見は2,354件で、先月と比較して628件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール85%、電話14%、郵便・FAX1%。
男女別は男性47%、女性26%で、世代別では40歳代27%、30歳代25%、50歳代20%、20歳以上14%、60歳代9%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送事業者を特定したものは、当該事業者のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は1,459件【53事業者】であった。
このほか、放送事業者を特定しない放送全般への意見の中から21件を抜粋し、全会員事業者に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

自力ではほぼ脱出できない深い穴に芸人を落として6時間以上放置し、その芸人の反応を観察するバラエティー番組の企画に対して非常に多くの批判が寄せられた。また、京王線の車両内で乗客をナイフで刺した男が「過去の事件を参考にした」と供述したことを受けて、「報道のあり方を考えるべき」といった意見も目立った。
ラジオに関する意見は44件、CMについては9件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は152件で、前月から63件増加した。
今月は「いじめ・虐待」が74件、「表現・演出」が18件、「暴力・殺人・残虐シーン」が9件、「報道・情報」が9件、「人権」が9件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 電車内で乗客をナイフで刺し、放火した容疑者が「8月の事件を参考に、サラダ油ではなくライターオイルを使用した」と供述しているそうだ。こういう情報を伝えることが、さらに次の犯罪に加担するようで恐ろしい。国民の知る権利は大事だが犯罪の参考になるような微細な部分まで報道する必要があるのだろうか。

  • 各局の衆院選開票特番で20時に発表した議席予測と最終結果が著しく違った。番組では「自民は大幅議席減、立憲は健闘」という誤った予測に基づいて、党首インタビューやさまざまな解説がなされ、結果として誤った事実を視聴者に伝えた。各局はこの誤りを検証し、結果を放送で示すべきだ。

  • 衆院選公示直前の討論番組で、日本維新の会の幹部が「すでに幼稚園、中学、私立高校も大阪では完全に無償…」と発言したが、大阪府のウェブサイトによると「所得制限がある」とのことなので、訂正を希望する。この発言は、さまざまな番組の内容を抄録・公開するウェブサイトにも「(日本維新の会の改革が)私立高校無償化などに繋がってきた」と掲載されている。

  • 大阪狭山市で高齢者が運転する車が暴走した死傷事故について、情報番組が「運転者がナンバープレートを隠して走行していた」と憶測で報じ、ネットニュースやSNSでさも事実であるかのように拡散された。他の報道機関が築いてきた信頼を失墜させる行為だ。

  • 未成年者が集団で男性に暴行を加え現金25万円を奪った事件を、見出しテロップ、ナレーションなどで繰り返し「おやじ狩り」と表現していた。「おやじ狩り」というから敷居が下がり犯罪を誘発する。強盗傷害事件なのだから軽く表現すべきでない。

  • コロナで入国できず中断していた技能実習生の受け入れが再開されるというニュースの内容が「いちご農家の人手不足が解消できる」というものだった。実態として技能実習生を労働力として当てにしている現状をテレビが無神経に肯定している。

  • ニュースやワイドショーでカタカナ語を使いすぎ。クラスター、ブレイクスルー、オーバーシュート、ロックダウン、ソーシャルディスタンス、バブル方式、カクテル療法などなど。日本語で説明してほしい。

  • 俳優の不祥事後の復帰舞台について情報番組が「満席にならない」、「入り待ちが少ない」、「人気に陰り」などと報じていた。私は実際に見に行ったが「関係者」の張り紙のある席以外は満席。「入り待ちが少ない」のは主催者側がコロナ対策のために公式サイトなどで自粛を求めたから。取材すれば分かること。

  • いわゆる「ゴミ屋敷」の住人を責めるような特集だったが、精神障害の可能性があり、その場合はむしろ医師や行政が治療を呼びかけるべきだと思う。発達障害で片付けが苦手だったり、物へのこだわりが強かったりという人もいる。そういう面からの番組作りを期待している。

【番組全般・その他】

  • サッカーW杯アジア最終予選のアウェー戦が有料の動画配信サイトでしか視聴できないとのこと。ありえない。

  • プロ野球中日の立浪新監督が選手に対して長髪、茶髪、ひげ禁止令。少年野球チームの指導者にまねする者が間違いなく出てくるだろうが、子ども達の人権を踏みにじることに直結する危険な思想だ。それを批判せず持ち上げているメディアの姿勢に絶望している。

  • 自力ではほぼ脱出できない深さ3メートル超の穴に芸人を落とし、食料、トイレのない状況に6時間以上置いてその様子を隠しカメラで観察する企画。著しく人の尊厳を踏みにじっていると感じた。

  • 芸人を落とし穴に監禁して6時間後、ネタをばらすスタッフが芸人に「トイレは今すぐ行きたいですか?」。スタジオの出演者が、芸人の困惑ぶりを笑うような構成で倫理的に問題があるように思った。

  • 「宇宙ステーションで体が浮くのはなぜ?」という問題で、「重力と遠心力が釣り合っているから」という解答を不正解としていた。物理的にはこれで説明でき、不正解ではないはず。

  • 情報番組で「SNSで話題の激カワ動物たち」としてエキゾチックアニマルをペットとして飼っている人たちを紹介。一般の人の飼育には適さない種が多く、絶滅の危機に瀕している種もあった。ペットとして高額で取引されることが乱獲、密輸を助長する面もあることを認識すべきだ。「かわいい」だけでなく、その種が置かれている状況、ペット化による悪影響こそしっかりと放送してほしい。

  • バラエティー番組で「北海道民は焼肉のタレを飲む」。札幌に住む私の親類は「見たこともない」。こうした情報で人権が侵害されることはないだろう。しかし、誰も困らないから嘘でもいいという番組があると地域文化が誤解されたり、ひいては歴史の歪曲につながったりはしないか。

  • 「スペシャル番組」と称して過去の放送分を編集してつなげたものばかり。せめて「再放送」などと表示すべきではないか。見ている方はだまされた感じがする。

  • 番組名が大手食品メーカーの文化施設名、このメーカーの1社提供、本編ではこのメーカーをほめてばかり、視聴者プレゼントもこのメーカーの商品。番組全体が広告になっていないか。

  • 「昔のテレビは面白かった。うるさい視聴者のせいでつまらなくなった」という意見があるが、お笑いとしても興味深さでも今のテレビの方が断然面白くなっていると思う。昔の方が過激だったかもしれないが「過激=面白い」ではない。アイデア出しの方法論では制限があった方がむしろ面白いものが作れると言われている。視聴者の要望・意見によって、むしろテレビは面白いものに成長してきたのだと思う。モラル面での一層の配慮を願う。その方が面白い番組になる。

  • 「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について。度が過ぎているものを規制するのはよいと思うが、テレビ局が過剰反応してこれまで放送されていたような普通のバラエティーまで見られなくなるのではないかと心配。バラエティーの面白さをなくすような規制はやめてほしい。

青少年に関する意見

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 落とし穴ドッキリに見せかけて、落とし穴に落とし、ほぼ水や食料も無い状況で6~7時間放置して様子を見るという企画は、ひどすぎて全く笑えないし、これを考えた番組スタッフ、テレビ局、笑いながら見ていた出演者やゲストは、あり得ないと思った。これは監禁だし、これを見て同じようなイジメが起こる可能性もあると思う。芸人の仕事だからと言う人もいるだろうが、今の時代のお笑いではない。

  • 犬は大好物のお肉を前に3分間「待て」が出来るのか?という企画だが、犬は好物や餌を前に待たされるとストレスがたまるそうだ。飼い主の子は犬を猛烈に睨みつけたり、舌打ちをしたりして、強制的に餌を食べさせないように仕向けていた。ミッション失敗の時に、飼い主に怒られたり、殴るふりをされたり、動物虐待のような番組で見ていて不快だった。

【「表現・演出」】

  • ニュース等で注射の映像を流すのを控えて頂けないか。のんびりテレビを見ている時に突然注射針を腕に突き刺す映像が流れ、とても不快。目を背ける時間もない。先端恐怖症には痛みを伴い、また子ども達の不安と恐怖を煽る。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 京王線の事件で、乗客の撮影した映像がテレビで放送されているが、あれを見て子どもが学校に電車に乗って行きたくないと言う。ツイッターで見るのならいざ知らず、テレビであのような恐ろしい映像を流すのは疑問。今回の事件は小田急線の事件の模倣犯だと聞いたが、何でもかんでも映像を流すことが報道の自由なのか。

【「報道・情報」に関する意見】

  • JR福島駅前殺傷事件が起きた。現場に居合わせたという女子高生に「当時の状況は?」、「どんな風に思ったか?」等、しつこくインタビューする映像が各局で流された。泣いている女子高生にさらにマイクを向けて、色々と聞くという事は配慮に欠けるのではないか?

【「人権」に関する意見】

  • 愛知県中学生刺殺事件で、まだ14歳の被害者の写真を公開して放送したことにマスコミの配慮欠如を感じた。この事件のようなイジメが関係している場合、SNS上の不特定多数の人からバッシングを受ける可能性があることを考えていない。死者や残された家族に対する配慮が足りない。

第240回 放送と青少年に関する委員会

第240回-2021年11月

「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について番組担当者と意見交換…など

2021年11月24日、第240回青少年委員会を千代田放送会館2階大ホールで開催し、7人の委員全員が出席しました。
現在審議中の「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について、NHK・在京民放各局を招いて勉強会・意見交換会を開催しました。当日は榊原委員長によるレクチャー(テーマ:「共感性の発達とミラーニューロン・嘲笑は"笑い"ではない」)の後、番組制作に際しての青少年への配慮や苦慮などについて、在京各局のバラエティー番組担当者と意見交換をしました。
10月後半から11月前半までに視聴者から寄せられた意見等について議論しました。「PG12指定の刺激の強い残虐なシーンがある」として先月も議論した、土曜日21時から放送の劇場版アニメ映画について、改めて委員全員で視聴の上、議論しました。また、ある県のマスコットキャラクターが主人公のアニメで、その幼い主人公が叔父と一緒に競輪場に行き、競輪の賭け方について詳細に説明される内容には問題があるとの視聴者意見等について議論しました。
11月の中高生モニター報告のテーマは「最近聴いたラジオ番組について」でした。モニターからは、番組全体を学校に見立て“未来の鍵を握るラジオの中の学校”がコンセプトの番組について、「人生相談のようなことも積極的にしていて、生徒たちの心が楽になるような番組なので、もっとみんなが聴きやすいように、放送時間を早めるなどしてほしいです」などの報告がありました。
委員会ではこれらの意見について議論しました。
最後に今後の予定について話し合いました。
次回は、12月20日に定例委員会を開催します。

議事の詳細

日時
2021年11月24日(水)午後4時00分~午後7時00分
場所
千代田放送会館2階大ホール
議題
「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての審議・在京各局との意見交換会
視聴者からの意見について
中高生モニターについて
今後の予定について
出席者
榊原洋一委員長、緑川由香副委員長、佐々木輝美委員、沢井佳子委員、
髙橋聡美委員、中橋雄委員、吉永みち子委員

「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての勉強会・意見交換会をNHK・在京民放各社を招いて開催

現在審議中の「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての勉強会・意見交換会がNHKおよび在京民放各社のBPO連絡責任者および制作現場の責任者を招いて開催されました。
冒頭、榊原委員長から「共感性の発達とミラーニューロン・嘲笑は"笑い"ではない」というテーマで幼児の共感性の取得・涵養に関してテレビが与える影響についてレクチャーがありました。
勉強会に続いて意見交換会が行われ、各局の出席者から、番組制作に際しての青少年への配慮や苦慮などを聞きました。
委員からも時代状況に応じた番組制作を巡る各局の努力の様子や、SNSや配信コンテンツと比較しつつ地上波テレビ局の信頼性などについて発言があり、意見交換を行いました。
今回の勉強会・意見交換会の結果も踏まえ、審議を継続することを確認しました。

視聴者からの意見について

10月後半から11月前半に寄せられた視聴者意見等について議論しました。
「PG12指定の刺激の強い残虐なシーンがある映画を放送するのはいかがなものか」「21時からの放送で、子どもにはグロテスクすぎる」という意見が寄せられ先月も議論した、土曜21時放送の劇場版アニメ映画について、改めて委員全員で視聴し、議論しました。
委員からは「血の色もさることながら、首のない身体分離の表現はいかがなものか」と懸念する意見も出ましたが、「人間のようなモンスターと捉えれば許容範囲では」「PG12指定の映画を21時台に編成しており、配慮がうかがえた」との意見が出され、議論は終了しました。
ある県のマスコットキャラクターが主人公のアニメで、その幼い主人公が叔父と一緒に競輪場に行き、競輪の賭け方について詳細に説明される内容に対し、「この番組は早朝の子ども向けだというのに、賭け方を指南するシーンがあった」「競輪のシーンを出す位はよいと思うが、深夜アニメではないのだから、もう少し考えてもらいたい。これが知事の企画というのだからビックリ」という意見が寄せられました。
委員からは、「幼児向け番組に射幸心を煽る内容はいかがなものか」「県による持ち込み企画のようだが、制作体制・考査はどうなっているのか」という意見が出されました。当該放送局に問い合わせをし、次回引き続き議論することになりました。
バンジージャンプで最下点に達した時に足が熱湯に浸かる、ストローでスムージーを飲む時に静電気で痺れるというドッキリ番組に対し、「痛がる人、熱がる人を面白おかしく放送するのは不愉快」「子どもは初め笑っていたが、途中から”かわいそう””痛そう”と言い始めた。違和感と不快な気持ちでチャンネルを変えた」などの意見が寄せられました。
これに関しては審議中の「痛みを伴うことを笑いの対象にするバラエティー」についての中で引き続き議論することにしました。
10月31日に都内で発生した京王線刺傷事件の報道に際し、「乗客の撮影した映像がテレビで放送されているが、あれを見て子どもが怖がり学校に電車に乗って行きたくないと言っている」等の意見が寄せられました。
委員からは「報道側が事実の客観的表示として視聴者提供の映像を使用することは否定しないが、逃げ惑う乗客の恐怖におののく顔などはモザイク処理をするなどの検討の余地があるのではないか」「容疑者は米コミック誌のキャラクターの衣装を模していた。劇場型犯罪の模倣犯を誘発する危険性に配慮して報道しなければならない」等の意見が出されました。
BPO青少年委員会は以前から衝撃的な映像が青少年に与える影響について見解を表明しており、今年9月にも改めて被害者の家族や友人への配慮を求める《BPO委員長コメント》を出しました。熊本の60代男性が事件を模倣した例もあり、今回のような事件報道は視聴者にとても関心のあるものとして今後も注視していくことを確認しました。

中高生モニターについて

35人の中高生モニターにお願いした11月のテーマは、「最近聴いたラジオ番組について」でした。「自由記述」と「青少年へのおすすめ番組について」の欄も設けました。全部で34人から報告がありました。
「最近聴いたラジオ番組について」で複数のモニターが感想を寄せたのは6番組でした。『SCHOOL OF LOCK!』(エフエム東京)を6人が、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)と『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)、『ラジオで!カムカムエヴリバディ』(NHKラジオ第2)をそれぞれ4人が、『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)と『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(J-WAVE)をそれぞれ2人が取り上げていました。聴取方法は、リアルタイムが8人、フリータイムアプリなどの利用が22人、「両方とも」と答えたモニターが2人、YouTubeの配信を利用したモニターが2人でした。
「自由記述」では今月のテーマに関連させて、ラジオ番組について意見を述べたモニターが多くいました。普段はあまりラジオを聴いていなかったという複数のモニターから「ラジオを聴くと好きな芸能人の知らない一面が見える。今後も聴き続けたいし、同世代のほかの人にも聴いてほしい」という感想が寄せられています。次いで多くの意見が寄せられたのは最近のニュース報道についてでした。選挙報道に関して「若者にもっとわかりやすくすべき」、相次ぐ電車内での事件について「模倣が起こらないように報道の仕方を考えてほしい」という要望が寄せられています。
「青少年へのおすすめ番組」では、『世界は教科書でできている』(NHK総合)を14人が、『アイ・アム・冒険少年 3時間スペシャル』(TBSテレビ)を7人が、『シュガー&シュガー サカナクションの音楽実験番組』(NHK Eテレ)を3人が、『有吉の世界同時中継』(テレビ東京)を2人が取り上げていました。

◆委員の感想◆

  • 【最近聴いたラジオ番組について】

    • これまであまりラジオを聴いたことがなかったけれど、今回のリポートをきっかけにラジオを聴き、これからも聴き続けたいと記述したモニターが多かった。ラジオはテレビよりも親近感が湧く、想像力が働く、というような点を面白さとして発見してくれたようだ。

    • 「考えごとや孤独を感じて寝つけないとき、ラジオ番組を聴くと安心感が得られる」というモニターがいた。ラジオの意義の一つを挙げた大事な感想だと思う。

    • あるモニターが、自分が送ったメールが番組内で読まれることが大変うれしくて「もはや恋愛だ」と記述しており、ラジオに対する情熱を感じた。これだけ思ってくれるリスナーがいるというのは、制作者のやる気につながるだろう。

    • タイムフリーのアプリで聴いたというモニターが今年はかなり多かった。また、昨年までは『基礎英語』を聴いているというモニターが多数いたが、今年は少なかった。一方で、朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』を題材にした番組を英語のラジオ講座的に聴いているというモニターが多かった。今年の特徴だろう。

    • 『SCHOOL OF LOCK!』(エフエム東京)悩みごとを聴いてくれる番組で、送り手と受け手の間にやり取りのある番組だと書かれていた。コロナ禍で人に直接悩みを相談することが難しい中で、子どもたちにとってこのような番組の必要性が増しているのではないかと思った。

    • 『ラジオで!カムカムエヴリバディ』(NHKラジオ第2)ドラマに基づいている点に今までにない楽しさがあるという感想を述べたモニターがいた。いろいろな模索をしていく中で、テレビとの連携のようなことで番組を工夫していくというところが評価されたという点を制作者に伝えたい。語学を身につけるための番組は昔からあるが、それと異なる新しい発想で制作されていて素晴らしいと思う。

    • 『子ども科学電話相談』(NHKラジオ第1)「アナウンサーが子どもに対して子ども扱いするような言葉遣いではなく、大人と同じように丁寧に話しているのがとても感じが良かった」という意見があった。子どもに対して質問するときには、ついつい独特の言葉遣いになってしまうが、それは子どもからしてみると嫌なのだと思い、興味深く読んだ。

◆モニターからの報告◆

  • 【最近聴いたラジオ番組について】

    • 『SCHOOL OF LOCK!』(エフエム東京)人生相談のようなことも積極的にしていて、生徒たちの心が楽になるような番組なので、もっとみんなが聴きやすいように、放送時間を早めるなどしてほしいです。(中学1年・男子・岩手)

    • 『SCHOOL OF LOCK!』(エフエム東京)母に薦めてもらった番組が『SCHOOL OF LOCK!』です。初めてラジオを1本全て聴きました。この番組は私の世代に向けたラジオだったため、堅苦しくなく笑いながら聴いていました。特に小森校長とぺえ教頭のツッコミや会話がとても面白かったです。ラジオはパーソナリティーの方が世間話をしているイメージを持っていたのでこの番組を聴いてイメージが変わりました。また、リスナーを「生徒」と呼んでいることが新鮮で良かったです。これを機会に、ラジオを聴き続けてみます。(高校2年・女子・静岡)

    • 『SCHOOL OF LOCK!』(エフエム東京)私の関心を引いたのは「応援部」という全国の受験生を応援するコーナーです。私自身も高3のため、2ヶ月後には受験を控えています。そんな全国の受験生がパーソナリティーの2人と直接電話で話をして、受験の悩みを解決してもらったり、アドバイスをもらったりというもので、当日は、中3の高校受験の女の子が「お世話になっている塾の先生に恩返しができるように、第一志望校に合格したい」という内容でした。それに対して、パーソナリティーがさりげなく話を掘り下げて、受験生の悩みを具体化してメッセージを送っていたのですが、勉強を頑張っていても、焦りばかりが募る受験生に対して、「誰かを幸せにするのなら自分から」とか「自由と引き換えに」とか、この女子中学生に限らず、聴いている受験生みんなに通じるアドバイスをくれました。私にも当てはまり、自分が相談者でもないのに、勇気をもらえたような気さえしました。(高校3年・男子・長崎)

    • 『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)ゆるい雰囲気やトークがとても好きだったので、改めて聴いて良さを実感した。普段音楽ユニットとして活動しているYOASOBIの2人の意外な裏話や素顔が知れて、うれしいと同時に親近感が湧く。YOASOBIの2人も心から楽しんで、素で話しているのが伝わってくるので、聴いていて自然に微笑んでしまうぐらい元気をもらえる。特に2人が学生だった頃の思い出は、昔と今のトレンドの違いを知ることができ、母とも共感しながら聴けた。番組で流す選曲もツイッターで事前にアンケートを取るなどして、リスナーの意見を聞いてくれる番組だと思う。(中学2年・女子・千葉)

    • 『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)単純にSixTONESが好きという気持ちから聞いた。他愛のないギャグが滑っている・滑ってないという話題が3分の1ほどを占めていたが、話している内容を頭の中で映像化するととても面白かった。さらに、リスナーの質問の返しにもさりげなく笑いのポイントがあって、飽きずに最後まで聞くことができた。(中学2年・男子・神奈川)

    • 『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)深夜帯に生放送されるため、大体自分が寝ようとする時間に始まる。私は、寝るときに考えごとや孤独を感じてしまい、なかなか寝つけないことがよくある。しかし、そんなときに助けてくれるのがオールナイトニッポンだ。生放送で行われている上に好きな芸能人の声を傍で聞いている気分になれるため、とても安心感が得られて良い気持ちで寝ることができる。(高校1年・女子・埼玉)

    • 『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)普段はキラキラアイドルであり、とても遠い存在のように感じるけれど、リスナーからのお便りを読むなど、まるで同じ空間にいて会話しているような雰囲気があり、つながりを強く感じます。今回もメールを通したリアルタイムでのリスナーとのやりとりやお仕事の裏話など、ここでしか聴けない貴重なお話が聴けて、あっという間の90分でした。(高校2年・女子・埼玉)

    • 『ラジオで!カムカムエヴリバディ』(NHKラジオ第2)ラジオというのは耳から入る情報がすべてなので、出演者の反応というのは声音から判断するしかない。その点、歌手であるAIさんや芸人である天野ひろゆきさんはもちろん、講師の大杉正明さんも、はっきりしていて喜怒哀楽の伝わりやすい抑揚のある語り口でとても良かった。テレビドラマの『カムカムエヴリバディ』の方では、主人公の安子が英会話をラジオで聞き、とても楽しそうにしている様子が映されていたが、令和の時代を生きる自分にもその理由が分かったような気がした。(高校1年・男子・東京)

    • 『ラジオで!カムカムエヴリバディ』(NHKラジオ第2)普段全くラジオを聴くことがなかったのだが、ついこの前始まった朝ドラに関連した番組を見つけたので斬新だと感じ聴くことにした。勉強する、といった思いがなくてもドラマを思い出しながら楽しく学べるメリットがあり、これからも続けて聴きたいと思えるような作りになっていた。ラジオは声だけで内容が伝わりにくいと思っていたが、英語を学ぶという目的を聴くだけで果たすことができるので良いと思う。『基礎英語』も聴いたことがあるが、それよりも楽な気持ちで聞くことができ、何よりもドラマに基づいているというのが今までにない楽しさがあった。(高校1年・女子・京都)

    • 『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』には、今回も恋愛バラエティー『あいのり』の話が頻出するなど、もはやHIPHOPは関係ないのではないかという部分も多い。それでも聴いていると「この人たちはHIPHOPアーティストだ」と思うことがある。私はそれがこのラジオのいいところだと思う。『あいのり』に出るならどんな告白をしたいか、という話では「あの時代はまだラップとかイタイって時代か…」と思いを馳せてみたり、コーナーメールの「好きなバンドの初回限定盤CDが大きすぎて棚に入らない!」を「あるある!CD世代にはあるある!俺らも初回限定盤でTシャツ入ってるの出したりしたから…」と盛り上がってみたりするのである。そういうHIPHOPの片鱗と、大部分は学生のようなノリでこんなラジオができ上がっているのだろう。深夜ラジオの特性と言ってはなんだが、私にとってはたまに出るちょっと下品な話ですら、2人の会話内に完結するため普段より嫌悪感を持ちにくい。もちろん限度はあると思うが、目の前に人の顔が見える訳ではないので、言う/言われるの関係の外に自分がいることが認識しやすいのかもしれない。(高校3年・女子・東京)

    • 『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(J-WAVE) 音楽をよく聴く自分にとっては、今どんな曲が話題になっているかを知ることができるので重宝しています。アーティストに関する情報や裏話なども面白く、自分の知らない曲も知ることができるのでとてもいいです。(高校1年、男子、群馬)

    • 『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(J-WAVE) 4時間にわたる長時間番組ですが、リスナーが参加できるクイズコーナーやゲストが登場しトークを繰り広げるコーナーなど、単なるカウントダウン番組だけではない楽しさがあります。以前はあまり音楽がメジャーでない、例えばインドネシアやトルコのような国のトップ10も紹介されていました。その国の現代音楽や、国による流行の違いや、反対に万国共通の流行なども分かり面白かったので、また紹介してほしいです。この番組は、さまざまなジャンル、洋楽、邦楽の最新流行音楽を知ることができるところが好きです。(高校1年・女子・東京)

    • 『らじコン』(静岡エフエム放送)この番組は毎回トークテーマが決まっていて、コンセプトトークが展開される。今回は「カードゲーム」がテーマだった。「中国が起源かもしれない」「トランプは英語でplaying card」など、知らないことがたくさん紹介されていた。いろいろな雑学を面白いトークとともに学べるところが僕は好きだ。この番組は聴く人ほんわかさせてくれる。しかめ面もニヤケ顔に変えてくれるくらい面白い地方番組なので、他県に住む人にも聴いてほしい。(中学3年・男子・静岡)

    • 『子ども科学電話相談』(NHKラジオ第1)質問をしている子どもと専門家の先生をつないでいる女性アナウンサーがいました。その方は、質問をしている子に話しかけるときに、子どもと話すときの、あやしているようなしゃべり方で接していませんでした。専門家の先生と話されるときも質問をしている子とを話すときも、ずっと丁寧な言葉で話されていてとても印象が良く感じました。(中学2年・女子・大分)

  • 【自由記述】

    • ラジオは「ながら聞き」ができるから、忙しい生活をしている現代人にこそ聴いてほしいと強く願っている。ラジオをもっと普及させるために、ライバルみたいなテレビで宣伝したり、SNSで宣伝したりしてラジオに興味を持ってほしいと思う。(中学2年・男子・神奈川)

    • ラジオを聴き始めて3年くらい経つ。1年前くらいから自分もメールを送るようになり、月一で読まれるくらいだが、ラジオの魅力はメールを送ることも含まれると思う。自分の名前(ラジオネーム)が好きな人(パーソナリティ)に呼ばれる、こんなにうれしいことはない。もはや恋愛だろう。(高校2年・男子・愛知)

    • ラジオを聴くと好きな芸能人との距離が近づいた気分になれると思います。テレビとは違い作業中に気軽に聞けるので、ラジオを普段聴かないという友だちにもお勧めしたいと思います。(高校2年・女子・神奈川)

    • ラジオ番組なら勉強の手を休めることなく、聴きながら勉強も進められるし、時として、生き方に影響を与えてくれるような勇気も与えてもらえるし、ラジオ番組に対する考えが好意的になりました。今回をきっかけとして、今後はテレビばかりでなく、ラジオにも手を伸ばすようにしたいと思います。(高校3年・男子・長崎)

    • 衆議院選挙の日、ほとんどの局が結果を放送していた。その中で、どの局か忘れてしまったけど、議員さんの好きなものなど単に名前や政党だけを流すのではなく、工夫していて面白いなと思った。興味を持ててとても良いと思う。(中学3年・女子・京都)

    • 私は来年から投票ができるようになります。でも、1年後に誰に投票をすればいいのか分かりません。どんな党があってどんな公約を述べているのか、今の日本に何が必要なのか、私たち若い世代は分からないことが多いと思います。投票権は幅広い世代にあるため、若い人たちにも分かるような報道をすることが必要だと思います。そうすることで、若い人たちの投票率を上げることができ、若い人たちの声を届けることにつながると思います。(高校2年・女子・静岡)

    • 最近ニュースを見ていると、報道されるニュースはどういう風に優先順位が決められて報道されているのかなと疑問に思うことがあります。見る人が興味を持つであろう内容に重きが置かれ、本当に伝えなければいけないことが軽く扱われていないかが心配です。視聴率を考えると、視聴者の興味関心も大事でしょうが、報道する側は、本当に報道すべきものは何かを考えて報道してほしいと思いました。(中学3年・女子・宮崎)

    • ハロウィンに渋谷で暴れる若者の様子がメディアで報道され、メディアによる報道がむしろそうした行動を扇動してしまっているのではないかという言説をインターネットで目にした。初め、僕は少し早計ではないかと思ったが、明確に否定できる理由がすぐには思いつかなかったのも事実であり、何より、最近あった鉄道での事件に触発されて、模倣犯が事件を起こしたことを思い出した。報道によって、社会問題を世に知らしめるのはメディアの持つ役割ではあるだろうが、それによってむしろ、問題を助長させてしまう恐れがあるのではという議論は長年行われているものであり、そうした事例がもし存在しうるならばどう対処すべきかはとても悩ましいなと思った。(高校1年・男子・東京)

    • 最近は公共の場で起きる事件をスマホで撮影できる時代ということがあって、なかなかショックの強い映像などもニュースで頻繁に目にする。各局が同じような映像を同じような情報番組で取り扱っていて、見たくなくても目に入ってしまう。もちろん事実を報じることはテレビの役割であるし、教訓にもなると理解している。しかし、もう少し現場の映像を少なくするなどの調整はできないものか。(高校1年・女子・京都)

    • 小室圭さんと眞子さんのニュースがよく流れていたが、違和感を覚えることが多かった。マンションから出てくるところや散髪に行く話まで速報で流れてきた。プライベートにも介入していたし、マスコミはもう少し控えるべきだと思う。(高校2年・女子・東京)

    • 先日、謎解きのレジャー施設を、タレントが謎解きをしながら紹介していましたが、謎解きの概要だけでなく問題の答えも公開していました。また、最近公開された映画のネタバレのような情報が流れたこともありました。これから遊びに行く人や映画を見る人ががっかりすると思います。私もとてもがっかりしました。情報番組は多くの人が見るもので、そこで急にネタバレのような情報を言われてしまうと、否が応でも見ることになりとても悲しいです。(中学1年・女子・東京)

  • 【青少年へのおすすめ番組】

    • 『世界は教科書でできている』(NHK総合)学校の教科書に載っていることや習ったことを身の回りに生かせるようになっていて、とても良い番組だと思いました。(中学1年・男子・岩手)

    • 『世界は教科書でできている』(NHK総合)教科書だけ勉強していて果たして将来役に立つのかなと思ったことがあったので、この番組を見て、教科書って役に立つんだなと思えました。自宅から家族で参加できるなど、国民参加型なのがいいですね。私は大家族なので、いつか出てみたいと思いました。いろんな豆知識や雑学も学ぶことができてとてもためにもなりました。(中学3年・女子・宮崎)

    • 『世界は教科書でできている』(NHK総合)SDGsについて触れられていました。私の学校でもSDGsの取り組みや授業があります。番組の中で、2つの家族がプレゼンをしていて、気づかされたこともたくさんありました。化粧品にマイクロプラスチックが含まれていることやコーヒーかすがバイオ燃料として使えることなど知らないことばかりでした。このように番組で取り上げることで、より多くの人にSDGsについて知ってもらうことができ、目標達成にもつながると思います。(高校2年・女子・静岡)

    • 『アイ・アム・冒険少年 3時間スペシャル』(TBSテレビ)1人では進めない道を5人で協力して進んだり、飲料となる重い水をみんなで交代しながら運んだりしていました。ときには、口喧嘩のようなものもありましたが、最後にはみんなで一緒に手をつないでゴールしている姿はとてもかっこよく見えました。(中学2年・女子・大分)

    • 『アイ・アム・冒険少年 3時間スペシャル』(TBSテレビ)以前から好きでよく見ている。特に「脱出島」では、私たちのようなサバイバルとは無縁の人でも、生きる上で必要な術を楽しく知ることができて、現代人にとってとても良い、必要な番組だと思う。「面白さ」と「生きる上で必要なこと」の両面をもっとバラエティーで押し出し、毎週楽しませてほしいと思う。(高校1年・女子・京都)

    • 『シュガー&シュガー サカナクションの音楽実験番組』(NHK Eテレ)この番組は音楽の実験を行うのだが、その内容がとても新鮮で、たまにコメディー要素も含まれていて面白かった。また、その実験一つ一つが司会進行を務めているサカナクションの山口一郎さんの世界観とマッチしているように感じた。(高校1年・女子・埼玉)

    • 『有吉の世界同時中継』(テレビ東京)特に、最初のスペインの中継は、現地のスーパー、現地の家族の食卓や冷蔵庫の中身まで映し出されて、日本と全く違うスペインの食文化、物価感や現地の雰囲気を感じることができた。コロナ禍で旅行が自由にできない今、現地との中継映像を見るのは、海外旅行を疑似体験しているようで楽しかった。(高校1年・男子・東京)


以上

2021年12月1日

2021年 12月1日

BPO業務について

BPOは、新型コロナウイルスの感染対策に留意しつつ、視聴者電話の受付時間を通常に戻しました。
電話の受付時間は、平日、10時から12時までと13時から17時までです。
なお、今後の感染状況によっては、受付時間の短縮や、受け付けの休止をすることがあります。