委員長談話

TBSテレビ『情報7days ニュースキャスター「二重行政の現場」』について
放送倫理検証委員会委員長談話

2009年7月17日

大阪府の府道と国道との交差点で、大阪府の清掃車が、清掃用のブラシを上げて国道は清掃しないようにして通行する映像が二重行政の象徴的なシーンとして放送された。しかし、これが通常の作業と異なり、TBSの依頼によるものだったことが判明、TBSも行き過ぎた取材を認め、2週間後にお詫び放送を行った。委員会は審議事案とはしなかったが、委員長談話を公表して、委員会の姿勢を明確にした。

放送倫理検証委員会委員長談話

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TBSテレビからの回答

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第7号

最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見

2009年11月17日

9ヶ月にわたりテレビバラエティー番組について議論し、これまでの意見書のフォーマットや文体とは異なり、意見書そのものをバライティー風に表現した。「バラエティー番組がこれまで人々をタブーから解放し、より自由で、風通しのよい社会を作ることに貢献してきた事実を高く評価するがゆえに、一方でバラエティー番組においては放送倫理がもっと実質的に尊重されるような意見を述べつつ、その特性を発揮するよう制作者を励ますことの出来る方法はないものか、と悩み続け」ながら、作成された。この意見書を素材にした番組が作られ、全民放キー局の制作者によるシンポジウムが開かれるなど大きな反響を呼んだ。

2009年11月17日 第07号委員会決定

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目 次

2010年10月 民放連の取り組み

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目 次

  • 1.会長コメントの発表
  • 2.各社への周知と取り組み
  • 3.BPO放送倫理検証委員会委員と放送倫理小委員会委員との意見交換
  • 4.シンポジウム「バラエティー向上委員会~作りたいバラエティー、見たいバラエティー~」の開催
  • 5.機関誌『月刊民放』でバラエティー番組を考える特集
  • 6.民放連・ATP放送倫理セミナー「バラエティー番組と放送倫理」の開催
  • 7.その他

特集「バラエティーなう」

全文pdf資料1(シンポジウム記録)PDF

目 次

  • 1.民放連・放送基準審議会主催「バラエティー向上委員会」から
  • 2. テレビ・バラエティーはどこへ行く?
  • 3. <お笑い>の未来はいつだって明るい!
  • 4. BPO意見書はどううけとめられたか

第1回民放連・ATP放送倫理セミナー「バラエティー番組と放送倫理」の概要

全文pdf資料2(セミナー記録)PDF

目 次

  • 1. 講演「バラエティー番組における倫理とは」
  • 2. パネルディスカッション「送り手のバラエティー、受け手のバラエティー」

第6号

『真相報道 バンキシャ!』裏金虚偽証言放送に関する勧告

2009年7月30日 放送局:日本テレビ

岐阜県が発注した土木工事に絡み裏金作りが行われているという建設会社役員の証言をスクープとして報じたが、証言が虚偽であることが判明し、結果として誤報となった事案。委員会は、十分な裏付け取材をしなかったために、虚偽の告発情報が放送され、結果的に番組が犯罪行為の手段とされたとして、初めての勧告を出し、日本テレビに検証番組の制作などを求めた。

2009年7月30日 第06号委員会決定

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目 次

2009年10月7日 【委員会決定を受けての日本テレビの対応】

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目 次

  • 1)検証番組の制作、放送
  • 2)社内検証結果の公表
  • 3)訂正放送のあり方の検討
  • 4)勧告の周知徹底
  • 5)番組審議会への報告
  • 6)再発防止策 実践の現状
  • 7)BPO勧告公表後の報道局の対応について
  • 8)勧告についての報道局 社員・スタッフの受け止め方
  • 9)BPOに関するWeb研修について

第5号

NHK教育テレビ『ETV2001シリーズ戦争をどう裁くか』第2回「問われる戦時性暴力」に関する意見

2009年4月28日 放送局:NHK

戦争と裁判をメインテーマに、戦時下における性暴力を扱った8年前のノンフィクション番組(『ETV2001「シリーズ戦争をどう裁くか 第2回問われる戦時性暴力」』)が制作過程において政治的な圧力により内容が不当に改変されたと関係者による指摘があった事案。委員会は公共放送NHKの自主・自律を危うくし、視聴者に重大な疑念を抱かせる行為だったなどと、指摘し、放送・制作部門と国会対策部門の分離がなされるべきだと述べた。