2022年7月に視聴者から寄せられた意見

2022年7月に視聴者から寄せられた意見

安倍元首相銃撃事件の報道について、さまざまな観点から多数の意見が寄せられました。

2022年7月にBPOに寄せられた意見は2,743件で、先月から1,038件増加しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール85%、 電話14%、 郵便・FAX計1%
男女別は男性37%、 女性18%で、世代別では30歳代25%、40歳代24%、50歳代20%、
20歳代16%、60歳以上10%、 10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、7月の
送付件数は1,431件、49事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から40件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟
の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

安倍元首相銃撃事件の報道について、映像・音声の使い方、参院選への影響、政治家と宗教の「関係」の報じ方などさまざまな観点から多数の意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は55件、CMについては20件でした。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は139件で、前月から55件増加しました。
今月は「表現・演出」が54件、「報道・情報」が44件、「要望・提言」が10件、「いじめ・虐待」が6件と、続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • 安倍元首相銃撃の瞬間の映像を流すのはやめてほしい。旗に隠れているだけでまさにその瞬間の映像だったのでゾッとした。配慮に欠ける。

  • 銃撃の瞬間はすなわち殺害の瞬間。映像が相当にショッキングで動悸がおさまらない。インターネットで流れているのは知っていて、あえて見ないようにしていたが、テレビで何の前触れもなく流されたら自衛できない。

  • 元首相の冥福を祈る気持ちは私も同じだが参院選の投票日は二日後に迫っている。夜まで安倍氏の経歴を紹介したり過去の映像を流したりすることは自民党を利することになる。選挙の「公平性」は決してないがしろにすべきではない。

  • 参院選の投票前日に元首相銃撃の特集を放送した。意図はどうあれ特定政党の宣伝になってしまう。公平を保つために放送は選挙終了後にすべきではなかったのか。

  • 元首銃撃事件に使用された自作の銃の構造を、CGなどを用いて詳しく解説していた。見た人がまねて銃を作ることができるほどの再現性だと感じた。こうした情報の取り扱いには十分に配慮すべき。

  • 元首相銃撃事件の容疑者の供述として「元首相が教団と関わりがあると思い込んで」などと、実際には関わりがなかったかのような内容が報道されているが、現実には元首相が教団の関連団体にビデオメッセージを送っていたことが分かっている。これに対し全国霊感商法対策弁護士連絡会は抗議している。「一方的な思い込みによる犯行」と受け取られるような報道は止めるべきだ。

  • 情報番組のMCが「宗教の問題とまったく関係がない元首相に刃が向いた」と発言した。「まったく関係がない」と断じるなら相応の根拠を示すべきだ。

  • 野党幹部が教団の名称変更の経緯などに疑義を呈したことについて、情報番組の出演者が「パフォーマンスっぽいと思ってしまう」。事実とかけ離れた発言で不適切。

  • ラジオでアニメ主題歌を特集したが、うち1曲は参院選に立候補している漫画家の代表作であるアニメのものだった。作品のタイトルを紹介すればすぐにその作者の名前が連想されるため、意図していなくても候補者の宣伝になると思う。選挙期間中にこのような曲を流すのは不適切だ。

  • 開票特番の出演者がある党首へのインタビューで個人的な恨みを晴らしているように感じた。

  • ある局のいくつもの報道・情報番組に出演しているコメンテーターを選挙期間中、出演させなかったということは、その局がこの人物を特定の政党の関係者とみなしている証だと思う。普段、この局はその人物の考えを放送しているということになるのではないか。

  • 情報番組でタレントが新型コロナ感染症について「死者がいる以上、相応の対応が必要という議論があるが、それはほかの病気も同じ」と述べた上で「もはやコロナは心の病気だと思っている」と発言した。私の家族は今、自宅療養中で激しい咳などの症状に苦しんでいる。家庭内で介助や感染対策をしている人たちに冷や水を浴びせるような許しがたい発言だ。また、この発言が感染者やその家族への偏見を呼び起こさないか不安。

【バラエティー・教養】

  • 流行の先端を行くような中高生が体を張って希少な川魚を探したり、山越えの自転車通学について行ったり、また歴史や生物に造詣の深い若者の興味深い話に耳を傾けたり。彼らの姿は「今どきの若者」に対するイメージを大きく改善してくれる。ターゲットにしていると思われる若者の視聴者がいろいろなことに関心を持つきっかけとなることを期待したい。

  • 飲食店でシカの肉の「表面をさっとゆがいたレアなもも刺し」を食べるシーンを紹介した。ジビエの生食は食中毒で死亡するリスクがある。番組は「生食は問題ない」という誤解を視聴者に与える。

  • 揚げパスタ1本を折らないように相手の喉に入れ、入れられる方はむせないように我慢するというゲーム。「マネするなよ」というメッセージはあったが、事故につながる危ないものだと感じた。出演者のケガが心配になる演出はありえないと思う。

  • バラエティー番組の「24時間プラスチックに触らず生活できるか!?」という企画で、マスクの不織布にプラスチックが含まれているという理由で、出演タレントが友人とカラオケを楽しむという閉鎖空間でもスカーフで代用させていた。この時期 タレントの安全のためにもマスクは着用させるべきだったのではないか。放送の際に「安全の観点から例外」とすればいいだけ。何が何でもダメというのは人権侵害ではないか。

  • 世界の「面白動画」を見せるという番組。AIやディープフェイクなどの怖さを教えている身として、「つくられた映像」が十分な検証なしに、あたかも真実であるかのように放送されるのは問題があると考える。今後、編集画像で様々なニュースやインタビューがつくられてしまわぬよう危機感を持った方がいい。

  • 「霊的な現象」や「霊能力」としてさまざまな現象を紹介していた。これらの存在を積極的に肯定していると受け取られる内容を、影響力の強いテレビで放送するのは問題ではないか。長年にわたり社会問題となっている霊感商法等を助長し、さらなる被害者を生む結果とならないか心配だ。特に青少年に与える影響は大きいと思う。

  • 私は自閉症や吃音(きつおん)を持つ子どもたちと関わっている。番組で吃音の芸人が「帰れ、と言われて何分で帰るか」というドッキリのターゲットになっていた。ビデオで芸人の言動を見ているスタジオの出演者が「変なやつ」と発言、ナレーションではこの芸人のことを「奇人」と表現していた。同じ症状がある子どもたちが見たらどう思うだろうか。病気を笑うような内容は放送しないでほしい。

  • 仕掛け人である人気の女性天気キャスターがターゲットの芸人に「自分はあなたのファン、一緒に写真を」と依頼するが、芸人が近づくと「近いんだよ!てめえ」などと大声でののしり始める。人が怒鳴られる様子を見て笑うという神経が考えられない。

  • 「47都道府県○○スポットを一挙公開」というので、自分の地元にもスポットライトが当たるのかと楽しみにして見たが、実際に取り上げられたのは10県程度で地元は登場せず。裏切られた気分だ。自分のワクワクを返してほしい。

  • ロケ現場を自由に使ってスケートボードの技を競う企画で、植え込みの縁を滑走する選択をした人が何度も挑戦し、植え込みの植物をひどく痛めていた。見ていてとても不快だし、まねをする子どもが出てくると考えるとゾッとする。

  • パーソナリティーが紹介する楽曲について繰り返し「ばかみたいな曲」と評し、また歌い手を貶(おとし)めるような発言をしていた。大変不快だった。

【ドラマ】

  • ドラマで、幼少期に父親から受けたDVのトラウマを克服させるという目的で、仲間が本人の了承を得てわざと長時間、小突き回し、罵詈雑言を浴びせて耐えさせるというシーンがあった。「トラウマやPTSDは根性で治る、本人の努力で克服できる」といった誤った認識を植え付ける描写であり、不適切だと感じた。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組内の子ども番組を模したコーナーで、男女がヤクザ系の言葉を入れた唄を歌っていて、出演者の子どもたちが怖がっています。教育上の問題があると思う。
  • 幼児が「おつかい」を初めて体験する番組で、1歳8か月の男の子が少し離れたお隣さんに回覧板を届ける内容を放送した。子どもの発達の個人差について不安を煽る内容であり、出演する子どもには年齢制限を設けてほしいと思います。
  • ドッキリを扱う番組で、銭湯の浴槽に電気を流して痛がる様子を放送したが、いじめに見える。浴槽から出るのを妨害する役の人もいて、完全にいじめだと思います。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 安倍元首相が銃撃された直後のニュースで、現場を見ていた高校生とみられる女性2人にインタビューしているが、顔と制服がそのまま放送されている。インタビューするのはよいが、顔と制服は隠すべきではないか。
  • 銃撃の様子を目撃し、インタビューに答えた高校生とみられる女性は今後、自責の感情に苛まれます。目撃者のPTSDはあとから遅れて発症します。目撃直後に無遠慮にマイクを向けるのは二次加害です。必要なのはメンタルケアです。
  • 安倍元首相の銃撃のニュース。子どもが学校から帰宅する時間なのに、銃声音が入った映像や安倍元首相が倒れて出血している映像を流す必要がありますか。子どもたちが目にしてしまい、すぐにテレビを消しました。

【要望・提言】

  • 各局で夕方の時間帯に、連続殺人などのドラマが再放送されている。「再放送するな」とはいわないが、子どもたちが夏休みに入っているのだから、内容を考えて放送してほしい。殺人を扱ったドラマが子どもたちに悪影響を及ぼすのではないかと危惧している。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組に、吃音症を持った芸人が出演した。その症状を見て、笑いを誘うような表現があり、吃音症の当事者として不適切だと思いました。当事者のほとんどが子どものころに吃音が原因でいじめに遭っており、今回の表現はそうしたいじめの状況を助長するものだと思います。

2022年6月に視聴者から寄せられた意見

2022年6月に視聴者から寄せられた意見

参院選の選挙報道のあり方や、いわゆる「ドッキリ」で陰口を言うように仕向けてそれを本人に聞かせる企画などに意見が寄せられました。

2022年6月にBPOに寄せられた意見は1,705件で、先月から550件減少しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、郵便・FAX 各1%。
男女別は男性45%、女性18%で、世代別では40歳代28%、50歳代21%、30歳代20%、60歳以上13%、20歳代11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、6月の送付件数は675件、57事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から26件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

参院選を前に選挙報道のあり方についての意見が目立ったほか、陰口を引き出して本人に聞かせる、出演者の私物を本人に無断で「視聴者プレゼント」にするといったバラエティー番組の企画などに意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は51件、CMについては13件でした。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は84件で、前月から35件減少しました。
今月は「表現・演出」が24件、「低俗、モラルに反する」が11件、「いじめ・虐待」も11件で、「言葉」が5件、と続きました。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 参院選の目立った特番がなく、有権者が投票先を選択する上で必要な情報が、投票日より前に十分に報道されているとは思えない。各局、ゴールデンタイムに各党の政策の違い、与党の公約の達成状況などを伝える特番を放送してほしい。

  • 投票日前はさほど選挙を取り上げていない。放送業界が投票率を上げる努力をしないのは役割放棄ではないのか。放送業界の努力に期待している。

  • 党首討論で特定の政党の発言が「テーマから逸脱している」として司会者に遮られた。まだ到底「逸脱している」とは思えない段階だった。暴走を止めるために仕方がなかったとしても判断が早すぎると感じた。

  • 党首討論で司会者が党首の発言を制止していた。発言を終了させる権利はどこからきているのだろうか。

  • ネットの「底辺の仕事ランキング」という記事に批判が殺到し、その記事が削除された騒動を取り上げていた。信頼性のはっきりしない記事に基づいて取材、放送すること自体が職業差別を助長することになる。そのことを分かっていて取り上げたのであれば人の道に外れているし、分からずに取り上げたのなら能力不足。

  • 交通トラブルに起因する暴行事件の映像について。「被害者」とされる男性が明らかに挑発していて、「加害者」が悪いとは思えなかった。挑発した「被害者」の顔は隠されていたが「加害者」はそのままで名前も放送され納得がいかなかった。

  • 朝の情報番組で前日の地震について伝えた際、取材中に緊急地震速報の警報音が鳴っている場面を2度も放送した。テロップでは「昨日の速報音」と表示されたようだが、私は出勤準備をしていたので画面は見ておらず、大変驚いた。追い討ちをかけるように2度目が流され、生きた心地がしなかった。命の危険を知らせる音をこんなにポンポンと流すというのはいかがなものか。わざわざこの部分を流す必要はあったのか。

  • 猛暑、電力ひっ迫で日本中が節電に腐心しているが、そのニュースを伝える出演者はきちんとスーツを着て汗もかいていない。どれほどスタジオの冷房を効かせているのか。ネクタイ姿で「節電を」と言っても視聴者には響かない。冷房を弱め、半袖シャツ姿でニュースを読んでも礼儀に反することはない。考え方を改めるべきだ。

  • スーパーの節電を伝えるリポーターがタンクトップ姿だった。店の紹介には失礼でふさわしくない。暑くてももう少しきちんとした服装をすべきだ。

【番組全般・その他】

  • 国会議員のいわゆる「パパ活」疑惑を取り上げた際、それを楽しいこと、良いことと若者に思わせかねない部分があった。実際には性被害を受ける女性も多い。推奨される行為ではないということも強調すべきではないだろうか。

  • 情報番組中、「ランドセルが重い」という話題でMCが「タブレット端末があるのになぜ教科書を別に持たないといけないのか。今は書籍や漫画もタブレットで読めるのに遅れている」と発言した。学習端末によるいじめが報告され、私の子供が通う中学校の保護者の間にも心配する声がある。視力、学力が紙ベースの時より下がったという報告もある。ネットの無料漫画も年齢制限がないなど心配。自宅待機もなくなり学習端末を持つメリットが感じられない。番組としてもう少し思慮深い発言が聞きたかった。

  • 摂食障害を経験した元アスリートが、医師に入院と競技生活の休止を勧められたが、実家暮らしのまま、競技も続けながら病気を克服したと語っていた。苦しんでいる人たちの役に立ちたいという気持ちは素晴らしいが、この部分は残念。命に関わることであり、番組は「危険なので皆さんはまねをしないでください」と付け加えるべきだったと思う。

  • 芸能人の闘病体験の再現ドラマ。医師から「股関節に負担をかけないよう杖を使って」と指示された芸能人が、妻を心配させまいと「杖を使うがカッコイイものにする」と伝える。妻は「杖が『かっこいい』なんてダサい。病気を受け入れている感がある」。芸能人本人はこれを「励まし」と受け止めて杖を使わなかったというが、医師の指示に反する行動であり、また病気を受け入れて戦っておられる方々や杖を使用する方々に対して大変失礼。

  • 肥満の子ども2人とその父親が大量の食材を買い、調理して食べる様子を紹介するシリーズ。朝食にコンビニサイズの4倍だという巨大おにぎりとバナナ6本(1人分)を食べて「爆睡」していた。子どもたちが糖尿病になってないか心配になった。こうした様子をスタジオの芸能人が笑いながら見ている。いいのだろうか。

  • いわゆる「ドッキリ」で、タ―ゲットのタレント数人が囲んでいるテーブルから突然、天板を突き破って仕掛け人が飛び出し、ターゲットたちがいすから転がり落ちていた。1人は心配になるほど腰を強打していた。所属事務所が事前に了承していたとしても、実際の反応までは予測できない。以前にも同様の場面を目にしたことがあり、問題が多いと感じた。

  • 芸人数人に犬の着ぐるみを着せて「大型犬コンテスト」。MCが「吠えまねでカラオケ」「お題のことばを吠え声で」など課題を指示して採点、罰ゲームは「尻の嗅ぎ合い」や「ドッグラン」。その態度にも何かしら難癖をつけてさらなる罰ゲームを課し、笑いをとろうとしていた。全員が合意の上での演出とは推察されるが、それでもなお学校のいじめの風景を強く連想させる。いじめを助長しかねないと思う。以前から続くシリーズだが、今回はさすがに笑って見られなかった。

  • MCであるベテラン芸人が、ゲストでVTRを見て感想を述べる役割のお笑い芸人2人の顔に、番組冒頭で多量の墨汁をかけ、2人は汚れた顔のまま2時間出演した。かけられる側もあらかじめ承知しているとは思われるが、子どもが見た場合は誤解し、いじめを助長すると思う。また、人に痛みや不快感、驚きなどを与え、それを嘲笑する演出は、仮に出演者の同意があるとしても不快に感じる。

  • いわゆる「ドッキリ」。他人をだましてまで陰口を引き出して本人に聞かせ、それを面白いと思って放送する感覚はおかしいと思う。とても不快だった。

  • 陰口を本人に聞かせる企画で、仕掛け人役が中座した後の陰口は聞いていられないほどひどかった。仕掛け人役がふびんでとても悲しかった。人の心をどう考えているのだろうか。

  • 陰口を本人に聞かせる企画は出演者たちの今後の関係性にも影響するように見え、一ファンとして心配。

  • 「自分が二度見したことは」と質問された出演者が「たぶん、路上生活を始めた初日の人」と答え、その様子を滑稽なものとして笑いながら紹介していた。路上生活者をあざ笑うなどありえない。ほかの出演者やスタッフも笑っていた。この編集を許し放送したテレビ局の人権感覚を疑う。

  • 出演芸能人の私物を自宅から勝手に持ち出して本人の承諾なく「視聴者プレゼント」。本気で嫌がっているように見える。そのように演じているだけだとしても非常に不快だ。司会者が「マネージャーさんに協力してもらいました」と説明していたが、マネージャーが盗んだということなのか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 歌手や歌のうまい芸能人が、曲のサビ部分を歌って、1音でもミスすると失格、それを10曲連続で成功すると100万円もらえる番組で、司会者らが歌っている人をバカにする発言や暴言ばかりで、ほんとに耳障り、不快だ。そのひどい発言を笑い、全員で演者を攻撃ばかりしている様子はいじめとしか受け取れない。子ども達が真似し、いじめを助長する。
  • オムニバスドラマの2話目で、銀座の金持ちの頭に網をかぶせて捕獲する場面がある。人間の金持ちを家畜のように飼う内容で、道徳・人権に反していて差別的だ。人身売買を促進する内容で見ていて非常に不快だった。子ども達にも悪影響を及ぼすと思う。

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組の「2時間スペシャル」で、外来種を美味しくいただくとして、沖縄のタイワンハブを探すため、廃墟のような空き家の中に勝手に入りヘビを探していた。家主に確認したとのテロップ記載はない。子どもが真似したら困るし、不法侵入が疑われて不快な内容だった。
  • 大型犬コンテストと称して、芸人5人ほどに犬のような模様のタイツを着せ、犬の吠え真似でクイズに答えさせ、その解答が気に入らないと、罰ゲームとして懸命に遠吠えさせたり、犬の恰好で必死に走らせたりしていた。実際は、仲間内の芸人が合意のもと、やっていると推察されるが、それでも学生のいじめの風景を強く連想させる。いじめを助長しかねないと考える。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • お笑いタレントが、子どもに走り方を指導し、最後には、そのタレントを落とし穴に落として笑いにするドッキリがあった。子どもに演技させてまで、指導を踏みにじる場面を笑いにしたことと、それを見た子どもが、指導をあざ笑うことが面白いと受け取ることが、心配だ。

【「言葉」に関する意見】

  • 天気予報のコーナーで、女性キャスターが気象予報士と楽しそうに父の日について喋っていたが、親がいない子どももいる。気遣いがなさすぎてお手本になっていない。赤ちゃんポストを知らないキャスターなのか、そんなわけない。ニュース番組でそんなことをいうのは、いかがなものか。

2022年5月に視聴者から寄せられた意見

2022年5月に視聴者から寄せられた意見

バラエティー番組での「妻の脳内では夫は寄生虫みたいな感じ」という出演者の発言、「鬼講師」のスパルタぶりを強調した演出などに多くの意見が寄せられました。

2022年5月にBPOに寄せられた意見は2,255件で、先月と比較して607件増加しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール83%、電話16%、郵便・FAX1%。
男女別は男性45%、女性15%で、世代別では40歳代26%、30歳代23%、50歳代21%、20歳代15%、60歳以上9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、5月の送付件数は1,152件、50事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から35件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

バラエティー番組出演者の「妻の脳内では夫は寄生虫みたいな感じ」という発言、芸能人の急死の報じ方、バラエティー番組での「鬼講師」のスパルタぶりを強調した演出などに多くの意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は39件、CMについては28件でした。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は119件で、前月から34件減少しました。
今月は「表現・演出」が25件、「いじめ・虐待」が23件、「マナー・服装」が19件、「非科学的な事柄」が16件、「報道・情報」が11件でした。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 誤送金問題の報道について。容疑者が小学校の卒業文集に書いた内容を報道していることは理解に苦しむ。小学生時代に書いたことと今を結びつけ、金への執着は「昔からの性根」と言わんばかり。人権問題ではないか。

  • 誤送金に新人職員が関わっていたと報じられていたが、新たな報道では、この職員は銀行に書類を持っていくよう指示されただけで、ミスの根幹部分には関わっていないという。この職員へのネットでの攻撃はすさまじく、個人名および写真が公開されている。報道がこのような状況を作ったといえる。

  • 誤送金によって一人の青年を犯罪者にし、その一生を激変させてしまったことについて町はどう考えているのか、どう責任を取っていくのかを取材すべきではないだろうか。

  • 急死した芸能人の自宅前から中継。方法や発見場所を具体的に説明。「自殺報道ガイドライン」にことごとく反している。

  • 芸能人急死の報道後、彼と年齢の近い知人が自殺念慮を口にするようになった。相談窓口の案内さえすれば免罪されるかのように報道しているが、報道の繰り返しが新たな自殺者を生むことを、報道機関として自覚してもらいたい。

  • 時々「いのちの電話」などを利用しているが、有名人の急死報道で紹介されるたびにつながりにくくなる。中には必要がないのにかけてみる人もいると聞く。必要な人が利用できるよう紹介を1回おきに減らすなど検討してほしい。

【番組全般・その他】

  • あるラジオ情報番組のコメンテーターは特定の国会議員が大嫌いのようだ。その議員の「脱マスク」発言を取り上げたニュースについて「彼に必要なのはマスクより猿ぐつわ。後ろ手に縛りあげてボコボコにしたい」「ふざけるな、このバカたれが」などと発言。個人的な悪感情をラジオという公の場でむき出しにするのは不適切。

  • ニュースを解説するバラエティー番組で中国と日本のアニメーターの「平均月収」について「中国52万円、日本19万円」と伝えたことに対して、Twitterで中国人のアニメーターらが「うそだ」と指摘、給与明細の画像が公開されたりしている。「中国52万円」は「ごく一部の人」の給料であって、全体の平均は日本と同じレベルかそれ以下だという。誤った情報を放送すべきでない。

  • 高校サッカー部の暴行問題で学校関係者を生出演させてその一方的な意見を放送し、問題が限定的であるかのような印象を与えた。後日、その学校関係者の番組での発言にうその内容があったと指摘されている。公平な取材に基づく放送が行われたとはいえない。

  • 「マナー講師」が相手を叱りつける、明らかにパワハラと思われる行為を面白おかしくナレーションを付けて放送した局に不快感を覚えた。局のモラルを問う。

  • スパルタマナー講師が相手を面罵(めんば)する演出。これが放送されたということはこの内容を放送局が容認したということ。放送局の時代遅れな体質、偏見、おごりを感じた。講師個人ではなく、この演出を笑いとして制作した放送局にがく然とした。子どもたちも見る人気の番組だからこそ視聴率だけを求めるのではなく、もっと真摯(しんし)に価値ある番組作りをしてほしかった。視聴者に寄り添う温かい気持ちを感じない番組だった。

  • バラエティー番組で「認知科学評論家」の出演者が「妻の脳内では『家庭』は『自分の領域』。そのルールが適用されるので世間のルールは通用しない。(夫である)皆さんは寄生虫みたいな感じ」と発言した。男女を入れ替えて「夫から見て妻は寄生虫みたいなもの」という内容であれば放送できるわけがない。ということは適切な内容ではない。笑えればいいというものではない。

  • 「妻の地雷を踏まない方法スペシャル」で夫を「寄生虫」呼ばわり。出演した男性タレントたちが披露したエピソードは男女が逆ならモラハラ、DVと非難されるようなものばかりだった。

  • お笑い芸人がラジオの生放送で、最近自身が健康診断代わりに受けたという「検査」について「脳に傷ができているそうなので砂糖玉を舌下において癒(いや)す」「特殊なもので単なる砂糖玉ではない」「検査含めて4万円」などと詳細に説明していた。法に抵触する医療行為を推奨するような内容だ。「砂糖玉」などいわゆる「ホメオパシー医療」について日本学術会議は「治療効果は科学的に明確に否定されている」との会長談話を出している。公共の電波でこうした情報を提供するのは不適切ではないか。

  • 父親が「柔道の指導」として17歳の娘にヴィーガン(完全菜食主義)を勧め、高校入学以降、肉、魚、卵、乳製品を一切とらせていないという。柔道の成績が上がったことをヴィーガンの効果として語っていたが、青少年の場合は身体への悪影響が非常に大きい。間違った知識がテレビで流布され、それを見た知識のない親が子どもに与える苦痛を考えると看過できない。

  • 私は内科医。番組で「オフィスで次々に人が倒れた。原因はある人の皮膚から出た有毒ガス。パトム/PATMという症状」というケースを、実際に起こりうることとして描いていた。医学的にはPATMという疾患は認められていないし、次々と人が倒れるような濃度の有毒ガスが人の皮膚から出るはずがない。

  • いわゆる「おバカタレント」の誤答・珍答を嘲笑する番組は見ていて不快。学習障害などの人に対する配慮・理解が失われると思う。

  • 人気俳優に密着取材した番組で彼の喫煙シーンが何度も放送され、喫煙に対するポジティブなメッセージになっていると感じた。

  • ワイドショーで「『新人は30分前出社』という自社のルールに疑問」という視聴者の投稿を取り上げ、出演者が「自分なら従う」「従わない」などの意見を述べ合って終わった。人間関係や恋愛の問題ならこれでもいいかもしれないが、この問題は賃金、労働時間など法令にも関係する。専門家を交えてトークするなどすべきで、素人の雑談で終わらせるのは不適切ではないか。

  • 寿司を毎日食べるという評論家が、ある大手回転寿司チェーンのメニューをランキングしたという内容だったが、紹介した6品中、3品が「明日発売」。不適切だと思った。

  • コンプライアンスが厳しくなってやりにくい、という出演者や制作者の発信がある。確かに規制の行き過ぎを感じることもあるが、出演者・制作者が視聴者との価値観のズレに気付いていないから、という場合もあるのではないか。実際に新しい価値感でネタを作って結果も出している若い芸人たちがいる。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 夫婦関係にまつわるトーク番組で、脳科学者の「みなさん(夫)は寄生虫」発言があった。番組全体を通して、妻の要求は全て正しく、夫に対してのモラハラ・パワハラは笑いごととして看過されるべきという内容。社会経験が少ない母親などが影響され、自分のワガママを許さない夫に責任があるとして、児童虐待、ネグレクトを正当化する材料にもなり、罪のない児童の虐待死につながる可能性も考えられる。公共のテレビで放送する危険性を考慮すべき。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • あるゲーム番組で、連勝中の特定の出演者が負けるように仕向けることを“キャンペーン”と称し、「負けろ」「空気を読め」等の貼り紙を貼るなどしていた。実力で良い成績を残した人を妬み、いじめてもいいという印象を与えており憂慮する。

【「非科学的な事柄」に関する意見】

  • 特撮ヒーロー番組で、政府特務機関(味方組織)が、敵組織の戦略的人類退化政策から国を守るため、「体内の“悪魔”を取り除く」スタンプの押印を義務化するという描写があった。その見せ方が、最近の新型コロナウイルスのワクチン接種と酷似している。政府特務機関はヒーローと悪魔を戦わせ、国民たちに不安の危機感を煽り、そのスタンプ押印希望者を増やすマッチポンプをしていた。接種への皮肉もしくは警鐘を鳴らしているのだろうが、陰謀論者による反ワクチン描写のようにも思えるので、これを朝の子供達が見る時間帯に放送されていて心配になった。

【「マナー・服装」に関する意見】

  • 女性マナー講師が番組ADにスパルタ式にテーブルマナーを指導していたが、言葉遣いも悪く見ていて気分が悪かった。相手を追い込み威圧する高圧的な態度は許せない。子どもも見ている時間帯で、教育上よくない。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 芸能人の訃報について。直接的な言葉を使った報道に耳を疑い、ひどくショックを受けた。WHOの自殺報道ガイドラインを認識しているのか。厚労省が注意喚起したのは明らかに特定の番組に向けてだ。翌日に反省の言葉もなく、続報を流す姿勢にも大きな疑問が残る。子ども達も多く見ている時間、視聴者への影響をよく考えるべきだ。

2022年4月に視聴者から寄せられた意見

2022年4月に視聴者から寄せられた意見

エレベーターでの防犯対策として推奨される女性の行動に不快感を示した男性芸人の体験談に「不適切」などの意見が寄せられました。

2022年4月にBPOに寄せられた意見は1,648件で、先月から69件減少しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール79%、電話19%、郵便・FAX 各1%。
男女別は男性41%、女性24%で、世代別では40歳代27%、50歳代23%、30歳代19%、20歳代13%、60歳以上12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、4月の送付件数は856件、54事業者でした。また、それ以外の放送全般への意見の中から24件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

女性にエレベーターを譲られたことを男性芸人が「不快な体験」として披露したことについて、防犯対策として警察も推奨する行動であり不適切という意見が寄せられました。またバラエティー番組で過去のテレビドラマを、主演の男性タレントが存在していなかったかのように紹介。これについて、大手芸能事務所を退所したこととの関連を懸念する意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は49件、CMについては21件でした。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は153件で、前月から49件増加しました。
今月は「いじめ・虐待」が43件、「低俗、モラルに反する」が33件、「表現・演出」が25件、「人権」が18件、「暴力・殺人・残虐シーン」が8件でした。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 発言内容が取り沙汰されている講義で実際に使われた「無垢」、「生娘」、「シャブ漬け」などの言葉を、ある放送局は別の言葉に置き換えていた。もし放送上不適当と判断したのなら行き過ぎで間違っていると思う。それらの言葉が不適当かどうかは視聴者やリスナーの判断に任せるべきだ。もし政治家の発言であったとしたら、誤った内容を視聴者に伝えることになる。大きな問題だと思った。

  • ヒグマが人を襲ったり目撃されたりしたニュースで、キャスターが「小学生は登下校時にクマよけの鈴をつけて」と呼びかけている。専門家の意見だとは思うが、おととし私は、鈴をつけていてクマに追いかけられた。ツキノワグマには有効かもしれないが、好奇心の強いヒグマには有効ではない。人の気配があっても出てくるクマは、人間の廃棄物を食べた、もしくは人を襲った経験があると思った方がいい。クマよけの鈴は「エサがある」という目印になるだけだ。数年前まではロケット花火や爆竹なども有効だといわれていたが、銃で仕留め損ねたシカを食べた経験から、今では火薬の匂いをエサと勘違いして近寄ってくる。クマよけの鈴をつけていれば安心だと思わせる報道は危険。

  • 放送局の社外取締役の一人が県議会議長。政治家が社外取締役では公平性に欠けるのではないか。また、地元選出国会議員の後援会への勧誘を副知事が県幹部に依頼していた事件について、この放送局は国会議員の名前を伏せて報道した。これも中立性に欠けるのではないか。

【番組全般・その他】

  • 「離婚後の親権の問題を考える」という番組のゲスト2人が共同親権に否定的な弁護士や学者で、離婚後に子どもとの面会交流ができないのは「別居親に問題がある」という印象を与える内容だった。同居親が不倫をして他方親の同意なく子を連れて転居(実子誘拐)するようなケースもある。

  • 性犯罪への対策のひとつとして、警察などは男性と二人きりでエレベーターに乗り合わせないよう女性に注意喚起している。それに従ったと思われる女性の行動について、男性芸人が「不快に感じたので脅かしてやろうと思った」という主旨の発言。これを自慢げに話すなんてどうかしている。ネタとしてOKを出し放送したテレビ局もおかしい。

  • 女性にエレベーターを譲られたことを男性芸人が「不快な体験」として披露。腹いせによる報復をおそれて男性と同乗し、犯罪に巻き込まれるなどの影響がありそうで心配だ。大変有害な内容だと思った。人気のある芸人の発言なので「怖がってはいけない、男性に配慮しないといけない」と思う子どもも出るかもしれない。

  • バラエティー番組で過去のテレビドラマを、主演の男性タレントが存在していなかったかのように紹介した。主演俳優が誰なのかは少し調べれば分かることで、単なる勘違いではないはず。大手芸能事務所に忖度(そんたく)して退所したタレントを起用しないなどの行為がいまだになくならないことについて調査してほしい。

  • 過去に公正取引委員会が元SMAPメンバーの扱いについて注意をしたが、大手芸能事務所の退所者への不当な扱いは一向に改善されない。事実を歪めてまで放送することが政治的な内容にまで及ぶことが懸念され、視聴者としては放送が信頼しにくくなる。

  • 「都市伝説」と銘打ってはいるが、世界情勢に乗じてデマを広めているだけだと感じた。稚内市内の看板などのロシア語表示をロシアの脅威と関連付けたり、プレゼンターが「日本が大きな自然災害に見舞われた時にどさくさに紛れて(外国に)攻め込まれるのが怖い、乗っ取られる」などと発言したり。公的なメディアで流すのは適切ではないと思う。関東大震災ではデマによって朝鮮人が虐殺されている。また、「バイデン(米大統領)はAI」という発言もあったが、もはや「都市伝説」ではなく危険な「陰謀論」。それを助長する内容はいかがなものか。

  • 私は電気設備の技術者。紀行番組のエンディングでスタジオの芸人を「メキシコの電気ビリビリマシーン」に感電させているが、子どもがこの企画を見て興味本位でコンセントに金属棒を突っ込んだらどうなるだろう。取り返しのつかないことになる前に即中止すべき。

  • 愛媛県の銘菓の特集で、飲食店を経営する友人が取材を受けた。放送日に従業員と常連客が集まり、店がいつ登場するかとテレビ画面を凝視していたが、最後まで触れられないまま放送が終わった。気落ちしている友人がとても気の毒だ。事前に「放送しないことになりました」と一言連絡するなどできなかったのだろうか。

  • セキセイインコに首輪をつけ、肩に乗せて散歩する飼い主。他人の飼育方法についてどうこう言うつもりはないが、「鳥博士」として取り上げ、その危険な飼育方法を紹介するのは番組としてお粗末。鳥は驚くとパニックを起こし飛び立とうとする。ひもに絡まれば脚の切断、絶命にもつながる。誤った知識を広めるのは罪。専門家の監修を受けるべきだ。

  • 「旧家に眠るお宝 一挙に売ります」という企画。テレビ番組が数百~数千万円の高額美術品の売買を仲介するような行為に問題はないのだろうか。

  • バラエティー番組で芸人が包茎をネタにする。何が面白いのかわからないが、人の身体的欠陥(ネタにしている人はそう思っているのだろう)で笑いを取ろうとしている。次の日、学校でいじめに遭うんです。なかなかしんどいです。芸能事務所やテレビ局にメールしたけど返信はない。「表現の自由があるのでやめなくてもいいのかな」「死なないと取り合ってもらえないのかな」たくさんの疑問が湧く。僕がテレビを見ないことは簡単なんですけど、いじめてる人に見させないことはできない。これをネタにしないと生きていけないくらいの芸人はいなくなれ。親に申し訳ないのでこんなことで死なないとは決めてるけど、本当にしんどいよ。それでも聞きたい、僕が死んだらこのネタ、放送しないようになりますか?

  • 海外生活が長く、帰国後に日本のバラエティー、お笑い番組を見てがく然とした。人をののしる、冷やかす、ばかにする、たたく、そういったことで笑いを取っている。信じがたい光景で欧米ではあり得ない。他に笑いを取る芸がないのであれば、芸人の質がたいへん落ちているということだと思う。人のアタマをたたく笑いなど、海外では「芸」ではなく犯罪だ。

  • BPOの「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解は評価する。しかし、テレビ番組が規制されるほど、YouTubeなどに過激で危険な動画が増え、再生数が伸びる(収入になる)のも現実だ。BPOは、テレビ番組を規制した先のことも踏まえた対策をしてほしい。

  • BPOが罰ゲームや暴力について否定的な見解を示したが、大人が子どもをしっかり教育できなくなっているだけ。放送がけしからんというのは責任を放棄している大人の意見。犯罪を助長してはいけないが、そうでない暴力的な内容は、それがいやな人は見なければいいし、子どもたちにはちゃんと教育すればいい。

青少年に関する意見

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • アイドルグループの1人が他のメンバーそれぞれにドッキリを仕掛けるという企画で、最後に発案者が全てを受ける逆ドッキリを仕掛けられるという内容。一人一人のドッキリは体を張るものも多少はあったが、健康にはある程度留意していたのかと思う。しかし最後に番組側からドッキリ全てをかけられる場面はいじめにしか見えず、とても笑えなかった。子どもが他者を傷つける言動や危険行為を「面白いこと」として捉えることを助長している。

【「低俗、モラルに反する」】

  • 中高生等も見る時間帯に、AV女優を出演させて整形について語らせていた。この方を知らない人もネットで検索すれば、裸の画像や動画がすぐに出てきてしまう。やるなら夜中の時間帯に放送するべきではないか。そして最近よく特集される整形についても、安易に放送するのはあまり良くないと思う。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 特撮ヒーローもので、主役の1人が普段は大人しく優しい男性なのに、恋人が傷つけられて「彼女を傷つける奴はどんな人間でも絶対にゆるさない」と、悪人を殺してしまったのは残酷だ。悪人も、毎回普通の人間が敵の親玉に操られているだけなのに、どうして改心させたり救ったりせず、容赦なく殺してしまうのか。あまりにも残酷すぎて子ども番組とは思えない。

【「人権」に関する意見】

  • お笑い芸人が「エレベーターで先に待っていた女性に譲られ、1人で乗った。怪しまれたと思ったから腹が立ってもう一回降りて脅かしてやろうと思った」と発言した。話を誇張している可能性もあるが、このような犯罪を助長するような発言で笑いを取ろうとすることに、人権侵害を感じる。性犯罪を少しでも助長するような発言、またそれを軽視する発言を放送していいとは思えない。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 最近ウクライナ紛争で報道が過熱していて、視聴率アップを狙ってなのか死体の映像を各メディアで流している。深夜ならまだしも、子どもが見るであろう朝や日中にも頻繁に映像を出している。いつから死体の映像が解禁されたかわからないが、あまりにも凄惨な映像にショックを受けている。放送倫理として如何なものか。放送時間帯を制限するなど規制が必要だと思う。