第203回-2018年5月22日
視聴者からの意見について…など
2018年5月22日、第203回青少年委員会を午後4時30分からBPO会議室で開催しました。今委員会から、新委員として、ノンフィクションライターの吉永みち子氏が加わり、7人の委員全員が出席しました。
委員会ではまず、委員長の指名により、副委員長として、緑川由香委員(弁護士)が選任されました。
次に、4月16日から5月15日までに寄せられた視聴者意見について議論しました。
バラエティー番組で、下着泥棒を追跡する企画に関して「なぜ警察を呼ばないのか」「子どもは謝ったら済むと思ってしまう」などの視聴者意見が寄せられたことについて、委員からは、「当事者の意向や取材源の秘匿の問題もあり、警察を呼ばなければならない義務はないであろう」などの意見が出されました。
5月の中高生モニターのリポートのテーマは「最近見たニュース・報道番組の感想」で、31人から報告がありました。モニターからは、「加計問題など話題のニュースをたくさん報道しているけれど、どういうことなのか、根本的なところから分かりやすく解説してほしい」、「10代向けの番組を作り、そのMCを10代がやれば、報道番組を見る人が増えるのではないか」、また、ニュースの特集番組について「一つの問題について様々な視点から語られていて、そこから派生して次の特集に移る点が番組の流れを円滑にしていた」などの意見が寄せられ、それについて議論しました。
次回は6月26日に定例委員会を開催します。
視聴者からの意見について
朝のアニメ番組で、善人の登場人物が残忍に殺され、悪人の退治シーンはコメディー的に終わっている描き方について、「勧善懲悪の視点から子どもに悪影響があるのでは」「残酷な殺人シーンが流れ、子どもを交えて見る時間帯なのに配慮がない」との意見が寄せられました。これに対し、委員からは「特に青少年委員会で検討すべきというまでの内容ではないだろう」との意見が出されました。
バラエティー番組において、コインランドリーに張り込み、下着泥棒を特定して捕まえ、被害者が加害者と示談で解決したことについて、「警察を呼ばずに解決したのはおかしい。子どもが見て『謝って済むの?』と言っている」との意見が寄せられました。これに対し、委員からは「当事者の意向や、取材源秘匿の問題もあり警察を呼ばねばならないとはいえないだろう」「被害者が被害届を出さずに、民事での解決を選ぶこともありうる」などの意見が出されました。
またバラエティー番組で、口にクラッカーをくわえて破裂させる罰ゲームについて、「クラッカーは子どもが簡単に買えるので真似したら危険だ」との意見が寄せられました。これに対し、委員からは、「子どもたちが簡単に入手できるようなもので罰ゲームなどをする際には十分に安全性に配慮してほしい」などの意見が出されました。
これらの件に関しては、これ以上話し合う必要はない、となりました。
中高生モニター報告について
34人の中高生モニターにお願いした5月のテーマは、「最近見たニュース・報道番組について」でした。また「自由記述」と「青少年へのおすすめ番組について」の欄も設けました。全部で31人から報告がありました。
「ニュース・報道の感想」では、『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ)と『報道特集』(TBSテレビ)にそれぞれ3人、『news every.』『NEWS ZERO』(日本テレビ)、『報道ステーション』(テレビ朝日)『バイキング』(フジテレビ)にそれぞれ2人から報告がありました。ローカル放送局が制作する番組を取り上げたモニターも、4人いました。番組はそれぞれ異なりますが、8人のモニターが、アイドルグループのメンバーが書類送検された事件を伝える報道について言及しています。
「自由記述」では、映像の編集による印象操作についての気づきや、「普段、自宅のテレビでニュースが流れていても受け流していることが多い」というモニターの「中高生自身も時事を知ろうとする意識を持つ必要がある」との意見がありました。また今回リポートするためにニュース番組を探していて「中高生向けの報道番組が少ないと思った」や「中高生には難しい用語には注釈をつけて」「中高生独自の目線で取材した番組があればきっとおもしろい」など「中高生向けの報道番組を作ってほしい」という意見を述べたモニターが4人いました。
「青少年へのおすすめ番組」では、『シグナル 長期未解決事件捜査班』(関西テレビ)を7人が取り上げています。
◆委員の感想◆
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【最近見たニュース・報道番組について】
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今月のテーマ「ニュース・報道番組」は全体的に中高生にはなじみが薄そうだということが見て取れるリポートが多かったように思う。
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NHKの朝のニュースを録画してリポートを書いている子をはじめ、ほとんどの子が録画視聴だった。モニターたちは、リポートを書くために録画したのだと思うが、普段から「ニュース・報道番組」はあまり見ていないのかもしれない。
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普段あまり見る機会のないニュースをおそらく初めて見なくてはいけない、という感じだったのではないか。
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『報道特集』(TBSテレビ)の「IRについて」の企画を見て、「競馬やパチンコ、競艇などは公に認められていて、カジノはなぜだめなのか」と疑問を持ったとの報告があったが、このような若者の素朴な疑問が、番組の企画にとっての「別角度の視点」に成り得るかもしれない。
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「報道番組は難しいので、10代向けの番組を作ってほしい」や「難しい言葉には易しい解説をつけてほしい」「もう少し色を付けるなど見やすい工夫をしてほしい」などの意見が複数あった。自分たちにとって見やすくわかりやすい報道を求めていることがわかる。
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「自分たちにわかりやすいニュースを作ってほしい」という意見もわかるが、しかしその一方で、「わからないことがあるなら自分で調べてみようよ」と言いたい気持ちもある。メディアがすべてお膳立てしていると、不思議に思うことを調べようとする知的好奇心が刺激される機会までも減ってしまうのではないかという懸念がある。
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報告を読んで思うことは、彼らの中で「報道番組」と「情報番組」の区別や境目がわからなくなってきているのではないかということ。今は、夕方のニュース番組のなかでグルメ企画が放送され、その延長線上で北朝鮮問題が取り上げられたりしている。また情報バラエティー番組がトランプ大統領を扱ったりもする。そんな現在のメディアの状況を彼らがどのように感じているのかが、とても興味深かった。
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中高生は「ニュース・報道番組」をあまり見ていないのだろうが、ニュース番組に対する印象というのは、この時代に形成されているのではないかと思う。将来の市民になっていく中高生たちが「難しい」「つまらない」という印象で感じているとするならば、彼らが親しみを感じられる仕組みなどを今後考えていかなくてはならないのではないか。
『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ)について、「落語や漫談など中高生はあまり見る機会のないジャンルが取り入れられていてよかった。見る前は堅苦しい芸はこの時間に合わないのではないか、と思っていたが、立川志らくさんや神田松之丞さんなど、いざ見てみると今までにない笑いの取り方がとても面白かった」と評価する報告があった。普段、コントや漫才が中心の演芸番組の中で、落語や講談、漫談が紹介されていたことが、中高生にとって非常に新鮮に映ったようだ。若い世代も、このような演芸に誘導できるという意味で、制作者にとっても新たな可能性が感じられるのではないだろうか。
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【自由記述】について
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「ラジオの良さは、(テレビの)バラエティー番組のように「形式」がなく無限大に広がるトークのみで構成されている空間だから」というラジオの魅力を語るリポートがあった。ラジオ番組制作者のみなさんへのエールになると思う。
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「トランプ大統領が来日した時の鯉の餌やり映像で、雑な餌やりだと思ってみていたら安倍総理の真似をしただけだった。編集でイメージ操作をすることは簡単なのだと思った」という報告があったが、テレビの裏側を自分なりに考えてくれたのだと思う。
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話題のニュースなどについて、「根本的なところからわかりやすく解説してほしい」という意見があった。確かに、たとえば加計問題にしても本当に何が問題なのか、という根本から取り上げて説明している番組は、実はあまりないのではないか、と私自身も感じている。
◆モニターからの報告◆
- 【最近見たニュース・報道番組について】
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『バイキング』(新潟総合テレビ/フジテレビ)瀬戸内海の島で家の屋根裏に隠れていた犯人が海を泳いで本州に渡り捕まった話を面白おかしくしていたが、被害にあった人たちは笑えないだろうと思った。またアイドルグループのメンバーが書類送検された事件で被害者がそっとしておいてほしいと言っているのに毎日テレビで取り上げているのはひどいと思う。(新潟・中学1年・女子)
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『news every.』(日本テレビ)この番組は堅いニュースだけでなくおすすめの料理店や話題のスイーツなど、様々な観点から知りたい情報を幅広く紹介してくれるところが特徴です。またこの番組に限らず、それが悪いわけではないのですが、平日の夕方のニュース番組は食べ物ネタが多いと思いました。(東京・中学2年・女子)
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『ワイドナショー』(フジテレビ)面白くて比較的見やすいと思います。二ュースほど堅くなく笑える部分もあるので本当に見やすいと思います。ニュースは話し合う部分が放送されてないので、出演者がどう思っているのかはわかりませんがワイドナショーは出演者が気軽に話し合っているし高校生なども出演してるので若い人の意見も聞けます。芸人さん、俳優さん、ア―ティストなどの様々な立場からの意見も聞けるのでとてもいいと思います。(栃木・中学2年・男子)
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『バイキング』(仙台放送/フジテレビ)1週間に起きたニュースをわかりやすくまとめてあって見やすくてよいと思いました。しかしニュース内で書類送検されたアイドルグループメンバーについて、話し合いのほとんどの時間を使っていました。このニュースにその価値はあるのか?と思いました。(宮城・中学2年・女子)
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『報道特集』(TBSテレビ)ひとつの問題に対して様々な視点から語られており、そこから違和感なく派生して次の特集に移る点が番組の流れを円滑にしていると思います。(東京・中学3年・男子)
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『とくダネ!』(フジテレビ)強制わいせつで書類送検されたアイドルグループメンバーの過去の出演の際の言動をまとめて紹介していたが、悪印象を与えるものばかりであり、極端な報道を残念に感じた。このような報道では起訴されていないにも関わらず罪人というイメージを受けてしまう。番組には、今回のような芸能や政治に関する事柄でも、様々な角度の意見、事実を伝え論点を明らかにして視聴者に考えをゆだねてほしい。(神奈川・中学3年・男子)
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『中日新聞テレビ日曜夕刊』(東海テレビ)「中日新聞テレビ日曜夕刊」という名前から、私はローカルニュースが多いのだろうと想像していたが、実際は全国的・世界的なニュースが大部分を占め、ローカルニュースは番組最後の数分間であった。少し残念であった半面、全国・世界的なニュースは中心となるテレビ局一局で担当し、残りのローカルニュース等は地方各局で担当するという仕組みはとても完成されていると感じた。また、すべてのニュース番組に共通するのだが、ある一つの大きな事件が起こるとそれを子細に報道するという形式をとっている報道番組がほとんどで、「ほかのニュースも知りたいのに…」と、私自身飽きてしまうことがあった。視聴者のニーズはどのように番組に反映されているか知りたい。(愛知・高校1年・男子)
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『報道特集』(TBSテレビ)始まって30分ほどしてから見始めたのですが、テレビ画面右上に取材テーマが表示されており、途中からでも何についての話をしているのかをすぐ理解し、見ることができました。この日は「IRについて」取り上げていました。もともとIRについて知識はほとんどありませんでしたが、一つのテーマに対し、長い時間深いところまで掘り下げて放送されていたので理解を深め、見ることができました。しかし初めて聞く言葉も注釈なしで飛び交っていたので、説明がほしかったです。ひとつの事実に対して、中立の立場で、反対・賛成両方の立場の意見を報道していて、見ていて自分の意見を持つことができ、カジノについて考えるきっかけになりました。しかし、競馬やパチンコ、競艇などは公に認められていて、カジノはなぜだめなのか、ということに疑問を抱きました。(福井・高校1年・女子)
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『ファクトリサーチTV』(テレビ朝日)フェイクニュースというところにスポットライトを当てるというのがおもしろい視点だと感じました。一般的にあまりテレビでは取り上げられない話題ですが今回の放送を拝見して我々も漠然と報道を見ているだけでなくそれが本当なのかと考えることは非常に重要だと感じました。ネットやテレビには多くの情報がとびかっています。現在情報のはやさに関しては、正直テレビはネットにかなわないと思います。だからこそテレビには正確な情報を伝えるという点で勝負していただきたいと考えている次第です。(埼玉・高校2年・男子)
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『どさんこワイド179』(札幌テレビ)毎日放送されているニュース番組です。番組名になっている「179」は、現在北海道にある市町村の数らしいです。市町村合併などが行われると併せて番組名も変更されます。道内のニュースはもちろん、全国ニュースや「奥様ここでもう1品」などの楽しいコーナーもあり、普段あまりニュースを見ない人も楽しんで見ることができる番組だと思います。(北海道・高校2年・女子)
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『報道特集』(TBSテレビ)最近見入った企画は「塀の中の中学校」だ。80歳の受刑者が刑務所内の分校に入学し卒業を目指すというものだ。まず刑務所内で教育を受ける仕組みがあるということを知らなかった。その中で、60年刑務所で過ごしてきた受刑者が、中学を卒業すべく勉強しているということは完全に私の知らなかった世界だった。特集では刑務所内の様子や授業風景がかなり詳しく撮影されていた。また番組スタッフと80歳の受刑者との会話を中心に構成されており、ただ事実を映すだけでなく受刑者の思いも描かれていたため、わかりやすかった。会話の様子からスタッフが長い時間をかけて受刑者とコミュニケーションをとり、丁寧に取材・編集をしたのだろうと思った。社会問題となっている事柄を、取材・インタビューを通じてさらに奥へ深く掘り下げている、他のニュース番組とは異なるタイプの番組である。見るたびにまだまだ知らないことだらけだということに気づかされ、ハッとさせられる番組である。(東京・高校2年・女子)
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『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ)トップニュースとして、北朝鮮とアメリカの首脳会談決定のニュースで始まった。その後、コマーシャルを挟みながら、最新のニュース、天気予報と移り変わり、30分ごろから新潟市女児殺害事件のニュースへ。まず、スタジオに黒服の男のイラストが複数配置されているところから始まり、スポットに照らされナレーションとともにVTRに移る。現場近くの昼間の公園に取材に行き、警戒からか人気のない公園をリポートしている様子だったが、これがかなり印象的だった。つぎに、黒い服の不審者の目撃情報を集めていた。8件ほど集まったと放送しており、一人ひとりイラストを書いてもらっていた。ここで、それが冒頭のイラストの演出なのかと合点がいく。何度も目撃されている、また被害者のランドセルから複数の指紋が見つかっているという点を強調することで、まったく手がかりがないわけではないということを伝えたいのかなと感じた。皇室ゆかりのホテルの大改修があるという特集を10分程度放送し、母の日テストを紹介して、やわらかい雰囲気で番組は終わった。重い空気のまま終わらせないこともお茶の間への配慮かなとも思うが、殺人事件の報道をなあなあなままで終わらせることこそ一番いけないわけで、難しいなと思った。(東京・高校3年・男子)
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【自由記述】
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トランプ大統領が来日した時の鯉の餌やり映像で、雑な餌やりだと思ってみていたら安倍総理の真似をしただけだった。編集でイメージ操作をすることは簡単なのだと思った。(新潟・中学1年・男子)
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最近のニュースはとても難しく子どもが見てつまらないニュースがたくさんあります。もう少し色を加えるなど見やすい工夫をしてほしいです。(宮城・中学2年・女子)
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最近の報道は外交関係のニュースが多いと感じました。北朝鮮の非核化や日中関係、日韓関係など近隣諸国との関係が問題としてあがっていました。中には中学生には難しい用語もあったので、テロップなどでの簡単な解説が入るといいと思いました。(長崎・中学3年・女子)
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最近、ラジオにドハマリしています。ラジオの良さはテレビのバラエティー番組のように「形式」がなく無限大に広がるトークのみで構成されている空間です。(東京・中学3年・男子)
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今回、課題のためにニュース番組を探していて思ったのは、中高生向けの報道番組が少ないということです。高校生になると、現代社会のテストで時事問題が出るため、自分自身で新聞を見るなり、テレビを見るなりして情報を集めねばなりません。私は新聞から情報収集していますが、正直言ってあまり興味がわきません。ですから中高生に向けた時事ニュースを、気軽に興味を持って見られる番組が欲しいです。中高生がリポーターとなり、中高生独自の目線で取材した番組があったら、きっと面白いと思います。(福井・高校1年・女子)
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最近の報道番組は少し難しい表現が使われている気がします。大人が発信するのではなく、10代向けの番組を作り、その番組のMCを10代がやれば、報道番組を見る人たちが増えるのではないかと思いました。(東京・高校2年・女子)
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今回のテーマ「ニュース・報道番組」で、普段家のテレビがついていることは多いものの、実際は見ていなかったり受け流していることに気付いた。中高生自身も時事を知ろうとする意識を持つ必要がある。(東京・高校2年・女子)
- 【青少年へのおすすめ番組】
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『シグナル』(テレビ宮崎・関西テレビ)2人の刑事が時を越えて事件の真相をあばき、解決しようとする姿が、ドラマというより映画のように映し出されているところがとてもよかったです。セリフの内容にも重みがあって、心に響きました。(宮崎・高校1年・女子)
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『シグナル』(東海テレビ/関西テレビ)各場面の背景で流れる音楽も視聴者の感情を高めるのに一役買っている気がする。今後ドラマなどを視聴するときは、内容だけではなく、その周りを囲んでいる様々な要素に焦点を当てて見ていきたい。(愛知・高校1年・男子)
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『シグナル』(フジテレビ/関西テレビ)初回からドラマの世界に引き込まれ、この先どうなるのか…とドキドキハラハラさせられました。時間軸を理解するのが少し難しいけれど、最終回までとても楽しみです。(東京・高校2年・女子)
以上