第72回 放送と青少年に関する委員会

第72回 – 2006年10月

少女を性的対象視する番組に関する要望 (案) について

青少年に関する視聴者意見について審議 …など

少女を性的対象視する番組に関する要望 (案) について

前回委員会で申し合わせたとおり、本田委員長、大日向委員、山田委員が起草委員となり「要望」(案) を作成。それを基に審議した。

なお、審議するにあたり本田委員長から、「委員会では、視聴者からの厳しい意見を踏まえ、今年6月から審議を重ね、要望を出すこととなったが、委員会としての議論をさらに深めるため、次の2点についても各委員からの意見を求めたい」と発言があった。

1.要望は児童の人権、福祉の観点から「児童の権利条約」の趣旨に基づき作成したが、権利条約の中には、”児童が意見を表明する権利が確保されている(児童の意見表明権)”ということが盛り込まれている。権利条約の一つの主張からみると、好ましくない番組であっても子どもが出たいと希望するなら子どもの自主的な意見として尊重すべきではないかと考えられるので、これについてどう対処するか。

各委員の意見は次のとおり。

  • 児童の意見表明権は、本来、子どもの意見を理解し、年齢によっては大人がそれをサポートすることであって、子どもが希望することでも場合によっては大人の判断で止めさせることもできるというものであるから、今回の要望は、この趣旨に反するものではないと考えられる。
  • 表明権の趣旨は、子どもの話に耳を傾けるべきであるということで、子どもの意見をすべて通すというものではない。特に放送という公共の場を考えると、当てはまらないのではないか。
  • 「放送基準」には”児童としてふさわしくないことはさせない”と明記してあるので、それに照らし合わせておかしいと思う番組については、意見表明権を認めなくてもいいのではないか。

2.要望にはタイトルを含め、一般的な概念として使われている「少女」と法律用語の「児童」という言葉が混在しているが、統一すべきかどうか。

各委員の意見は次のとおり。

  • 視聴者意見には、少女ばかりではなく、小さい男の子の裸に対する批判もあるし、男の子が性的対象になる恐れもあるので、児童で統一してはどうか。
  • 男の子の裸は意図して放送しているのではないものが多いが、少女の場合は、明らかに幼いエロティシズムを狙っていると思われるので、ここははっきりと法律の部分は「児童」、放送の問題点の指摘については「少女」と分けて使用するべきではないか。

以上の審議の結果、?については、今回の要望は児童の人権、福祉を守るものであって、児童の意見表明権を侵すことにはならない、?については、法律的な部分は「児童」、問題点の指摘部分には「少女」を使用することで一致し、原案に若干の修正を加え、了承した。その後、10月26日に「要望」を公表し、NHK、民放各社に送付した。

「要望」の全文はこちら。

青少年に関する視聴者意見について審議

10月から始まった”中学生の女子が妊娠し、母親になる”という新ドラマについて視聴者から、「多感な年齢の子どもたちへの影響が心配だ」 「中学生が子どもを生んで育てるというと、ドラマとしては美しいが現実は違う」といった先月と同様の批判的な意見が多く寄せられ、委員からは、次のような意見が出された。

  • “中学生の妊娠は非現実的だ” といった意見があるが、そうは思わない。頻繁に起こっているわけではないが、あり得ない話ではないと思う。万引きシーンがあったが、ドラマとして必然性があったのではないか。
  • ドラマのテーマは”命の尊さ”となっているが、14歳の中学生が中絶しないで生むことを生命の尊重としているとすれば、すこし短絡的ではないか。
  • 視聴者からは批判的な意見が多いが、中学生モニターの意見をみると冷静に受け止めているようなので、今後、どういう展開になるのか注視していきたい。

次に、健康に関する情報番組で、ゲストの医師が「ADHD(注意欠陥多動性障害)は、食事の仕方によって発症し、キレ易くなったり犯罪者になる恐れがある」と発言したことに対し、視聴者から、「医学的に間違っている」「ADHDへの偏見を助長し、人権侵害だ」といった意見が寄せられた。委員からは、次のような意見が述べられた。

  • 病気の当事者や保護者にとっては深刻な問題なので、医師の発言を求める時は、1人の意見だけではなく、幅広い意見を求めることも必要ではないか。
  • 情報番組などで、科学的に原因も分からず結果が出ていない事象を取り上げるときには、細心の注意を払うべきだ。
  • 食生活のあり方や健康に関する番組が増えているが、病気予防や健康管理について前向きに喚起するものならばいいが、視聴者に偏見や不安を植え付けるような取りあげ方にならないよう注意してほしい。

このほか、放送局の対応に関する視聴者意見について、委員からは「意見・抗議の内容によっては、フォロー、フィードバックするなど、対応の整備も考えてもらいたい」と発言があった。

中学生モニターについて

多くのメンバーが代わった後期モニターの初レポートだったが、18人から26件(一人で複数件の報告有)の意見が寄せられた。分野別に分けると新番組が始まったドラマが最も多く12件、バラエティー・音楽が8件、情報・ドキュメント・ニュースが5件、そしてスポーツが1件だった。今月複数意見が寄せられたのは『14才の母』が3件、『僕の歩く道』が2件だった。

  • 『14才の母』の3件は全部女子からだが、「視聴者の方の反論とかもあったと思うけど、私はこの番組はそんなに変なシーンもないし、きちんと生きていくために必要なことを伝えてくれてるんじゃないか、と思いました」と刺激的なテーマにもかかわらず違和感なく受け止めており、「大人と少年・少女の気持ちを半分ずつ伝えていて丁度いい」などとすべて好評だった。ただし「新聞の番組欄を見ただけでもとても家族と一緒に見られそうもありませんでした」という女子の意見もあった。
  • 『僕の歩く道』も、「私は病気の話のドラマはあまり好きじゃありませんが、このドラマはなぜか好きになりました。幼なじみでいつも助けてくれる人がいて、いい人達に支えられていると思いました」、「僕はドラマをあまり見ないのですが、このドラマは毎週見たいと思いました」と好評だった。
  • 『のだめカンタービレ』は漫画からのドラマ化だが「楽しみにしていましたが、劇中の音楽全てがクラシック音楽でとても満足した」と、企画・演出とも好評だった。『Dr.コトー診療所』『世にも奇妙な物語』の連続企画や『名探偵コナンSP』『喰いタンSP』のスペシャル企画には好意的だったが、『電車男DX』には「本来の”真実の恋”というのがうすれてしまった」と注文意見が寄せられた。
  • バラエティーの分野では、『筋肉バトル!!スポーツマンNO.1決定戦』は「次の朝、学校でこの番組はとても話題になりました」と好評だったが、『嵐の宿題くん』には「大物司会者を抜いて若手だけで番組を進行すべきだ」、『志村けんのバカ殿様』には「下品で、食べ物を無駄にしていて、見るにたえなかった」、『クイズ$ミリオネア』には「一般人の時より芸能人の問題の方が、簡単な気がする」、『行列のできる法律相談所』には「子どもも見ることが多い時間帯なのだから、司会者の言葉遣いや話す内容にも気を配って欲しい」などの批判意見が寄せられた。
  • 情報・ドキュメント・ニュースの分野では、NHKスペシャル『プラネットアース第6集』が、「スタジオの出演者にコストをかけるより、その部分を番組の質にかけるこのような番組をふやしてほしい」、『イマイが暴く!架空請求スペシャル』も、「悪徳業者が負けているような気がしてとても気分がよくなりました」と好評だった。また北朝鮮の核実験を取り上げる多くの番組の姿勢に対して、「核開発はやってはいけないことかもしれないが、北朝鮮をせめるばかりで核兵器を持っている他の6つの国のことに触れないのはおかしい」と疑問を投げかける意見が寄せられた。

委員会での委員の発言も『14才の母』に集中した。

  • 中学生モニターの女子3人は番組を抵抗なく受け止めている。番組を冷静に見ており、素直な感想だと感じる。
  • 母親の出産に立会い「生命誕生の感動的な場を体験した」女子モニターがいた。「妊娠するという命について深く考えた作品で、様々な余韻を残すような深い作品であってほしい」という意見は説得力がある。
  • 「番組欄を見ただけで家族では見られないと思い、見るのを止めた」という女子の意見もあったが、やはり親としては子どもと一緒に見るのも話し合うのも恥ずかしい。
  • 中学生の妊娠は『3年B組金八先生』にもあったが、むつかしいテーマだと思う。中学校で性教育がしづらくなる傾向があるが、性教育の必要性は高まっている。この番組が、家庭や学校で性について考えるきっかけになればよいのだが…。

なお、第6回の「中学生フォーラム」に関連し、在京テレビ6局に出演者の推薦を要請したことを事務局から報告。また現在実行中の小・中学生のテレビ視聴インタビュー調査の途中経過を橋元委員がフォーラムの中で紹介し、問題提起をする事が決まった。

調査・研究活動について

橋元委員から、調査企画チーム(第9回会合)の概要と10月21日から始まった本調査(第1回)について、下記のとおり報告があった。

  • 第9回会合では、21日の本調査に向け、インタビュー項目の最終的なチェックを行った。
  • 第1回本調査では、6人の対象者にそれぞれ1時間20分ほどの時間をかけインタビューをした。
  • 6人を調査しただけでも、多様なテレビの見方が出てきたので、対象者の個性を生かしたサンプルをつくり深く分析したい。
  • 調査からは、テレビ視聴時間と携帯電話との関係が顕著に出てくるのではないかと感じた。

2006年10月に視聴者から寄せられた意見

2006年10月に視聴者から寄せられた意見

早朝からの情報ワイド番組司会者の発言への批判や、中学生の妊娠をテーマとしたドラマのあり方、女性歌手によるトーク番組への発言批判、食生活からADHD(注意欠陥/多動性障害)を引き起こすことを紹介した番組への指摘、女性占い師の不適切な発言への批判などが目立った。

2006年10月の1ヵ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は749件で、9月と比較し14件増えている。

意見のアクセス方法の割合は、Eメール49%、電話45%、ファクシミリ4%、郵送ほか2%となっている。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

男女別では、男性70%、女性27%、不明3%で、世代別にみると40歳代(26%)、30歳代(25%)、20歳代(16%)50歳代(10%)、10歳代(8%)、60歳代以上(6%)の順となっている。

2006年10月に視聴者から寄せられた意見 749件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2006年10月件数
人権等に関する意見 19 件
放送と青少年に関する意見 205 件 [ 意見内容 ]
放送番組全般にわたる意見 263 件 [ 意見内容 ]
BPOに関する意見・問い合わせ 39 件
その他(放送関連以外) 223 件
意見件数 計 749 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は286件(33放送局)であった。

番組全般

2006年10月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(749件)の60%にあたる446件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方について指摘している。

とりわけ【情報ワイド番組・バラエティー・アニメ】などに関する意見は多く、「不適切な内容・表現と不適格な出演者」(284件)、「低俗・下品」(111件)、「モラル・倫理観の欠如」(51件)の他、個別番組や特定放送局への意見で、中でも【情報ワイド番組】については「取材・報道のあり方」に関する意見(140件)が多く、以下「放送の影響力」(69件)、「公共的な放送のあり方」(47件)、「公正・公平・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(23件)、「メディア(取材)規制」(18件)、「実名・匿名報道関連」(8件)の順となっている。

また、「報道のあり方」や「放送局の姿勢」についてはいじめによると見られる[中高生の自殺関連報道]は29件であるが、“いじめ”に関する意見を見ると66件(番組委員会12件、青少年委員会43件、人権2件、その他9件)と、9月から過去3か月平均の15件を上回っている。更に、核実験をはじめとした[北朝鮮関連報道]25件(その他東アジア関連意見では中国:8件、韓国:7件)、10月からスタートした[中学生の妊娠をテーマにしたドラマ]への意見22件、[政治関連]14件、[消費者金融CM関連]13件、[飲酒運転事故関連報道]12件などであった。

個別番組では、早朝からの情報ワイド番組司会者の発言への批判や、中学生の妊娠をテーマとしたドラマのあり方、女性歌手によるトーク番組への発言批判、食生活からADHD(注意欠陥/多動性障害)を引き起こすことを紹介した番組への指摘、女性占い師の不適切な発言への批判などが目立っている。

なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(19件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は131件で、前月(99件)より32件増えている。

【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は88件と前月(126件)より減少したが、局側の言葉遣いや態度の悪さを指摘する意見が圧倒的に多い。

【CM関係】では前月(52件)より3件減少し49件であった。意見としては消費者金融や生保業界のCMの多さを指摘する意見とともに、「不適切な表現・内容」とする意見が寄せられている。

概要

【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

  • 今回の自殺事件の取材で、子供たちの登校途中を捕まえてマイクを突きつけたり、家まで追いかけたりするので、子供が情緒不安定になり学校に行きたがらなくなってしまった。子供たちにとっては同級生が亡くなっただけでも大変な出来事なのに、聞き取りなどが行われてさらに大きな傷を受けている。内情を知っていても言えない事が多いのに、遺族の方々の側に沿った一方的な報道がされて、先生ばかりではなく子供たちまで傷ついている。新聞社も含めて早く報道をシャットアウトしてもらいたい。
  • 福岡中2男子自殺事件を各報道番組で取りあげているが、校長や当該教師、教育委員会に対しての批判は聞かれるものの、当のいじめをしていた生徒およびその保護者に対しての責任の追及などの声はほとんどないように思う。人間形成を担うのはあくまでもまず親が第一の責任者であり、中学生なら先生や友達の不適切な発言に対して「NO!」をつきつけるだけの心を持てるように育ってなければならないのではないか。このような視点から追究した番組作りを期待している。
  • 放送中に「北朝鮮が2回目の核実験をした」というニュース速報を流した。2回目をやりそうだとは素人にもわかるが、事実確認もしないでニュース速報などを流すのはマスコミとしてやるべきではない。真実を放送するからこその報道の自由である。民放局では誤報を認め謝罪したが、NHKは訂正も謝罪もない。
  • 菅総務相が北朝鮮による拉致問題を、NHKの国際放送で重点的に取り上げるよう命じる方針を表明したが、これは“報道の自由(放送の公平・公正、放送局の自主自立と編集権)”に関わる重大な問題だ。現在軍人恩給を受けている身であるが、国家のこのような放送命令は戦前戦中の報道管制を彷彿させる。この問題は最近のNHKの民放化にも原因があると思うが、今後他の報道機関にも及ぶ問題だと認識し阻止すべきであるにもかかわらず、何故か民放では取り上げていない。

【取材・報道のあり方】

  • 川口市の保育園児事故に関する報道を見ていると、どうして事故を起こしたのか、どのようにすれば事故を防げるかなどを掘り下げた報道をするより、加害者個人に関する報道のほうが目立つ。重大な事故を起こしてしまった加害者は確かに悪いが、事故とは直接関係のない家族関係や中学時代のエピソードなどを暴いてさらし者にするのは行き過ぎである。加害者という立場といえども、個人の人権は守られるべきではないか。個人の周辺の情報を暴きたてて叩くのは、マスコミの暴力であり加害者をさらし者にしたリンチである。このような加害者個人の情報を暴くことに力を注ぐよりも、どうしたら交通事故をなくすることが出来るかなどのマスコミとしてのキャンペーンでもやるべきである。
  • 国会で消費者金融の金利を下げる法律の議論が行われているが、消費者金融がスポンサーになっているニュース番組では、その事について放送が行われていない。逆にスポンサーに入っていないニュース番組では放送されて色々とコメントがされていた。やはりスポンサーに不利な内容は放送されないのか?ニュース番組にスポンサーは必要ないと思う。
  • 法務省が最高裁に判断を委ねた問題を、夫妻側の会見に同調した報道をしていた。女性タレントと、元プロレスラー夫妻が米国で代理出産し、品川区に出産届を提出した。東京高裁の判断で一度は受理されたが、法務省が品川区と協議し、最高裁の判断を仰ぐ必要があるとの結論で品川区が高裁に許可抗告し、高裁が許可すれば最高裁が審議する事になる。ガンで子宮を摘出した多くの女性がいるが、代理出産は法律上の問題や多額の金額を要するため、殆どの夫婦が養子縁組等で凌いでいる。このような問題は有名人という話題性だけで取り上げるのではなく、法整備が不可欠な事も併せて報道するべきである。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 交通事故で息子を亡くしたことから、番組内容に興味があって視聴した。番組では同様にお子さまを亡くされたご遺族が出演していたが、霊能者は「亡くなったお子さまの魂を連れ戻さなくてはうかばれない」ということで、事故現場から魂を連れ帰るという趣旨の行動を行っていた。番組の趣旨は、このような不幸なことを経験した人の気持ちを救済していくようなものだと思ったが、逆に見た人の気持ちを傷つける内容になっている。
  • 「雑種犬が家に戻ってきた時、自分の飼い主が見知らぬ血統書つきの犬をかわいがっていたら?」というお題で実際に検証をするものだった。気性のおとなしいレトリバーを次々と雑種犬と体面をさせ、嫉妬に駆られた雑種犬が血統書の犬に対してどのような行動を起こすかを検証していた。中にはそのレトリバーが抵抗せず震えながら噛まれているシーンもあり、見ていて耐えられなかった。この企画は悪質な行為で精神的苦痛を与える動物虐待行為にあたる。
  • アナウンサーのセクハラ問題やチーフ・プロデューサーによる多額の裏金の問題等民放関係者の不祥事が続いているが、当該放送局の不祥事に対する取り扱いがあまりにも低く、局の姿勢として問題ではないか。同様の不祥事がNHKで発生したときには散々批判しておきながら自局の問題に対しては逃げ腰で、処分と対策等は甘すぎる。こういった態度では今後、各種の社会問題を取り上げて批判する資格は全くない。
  • 某キー局は映画の撮影のため東京・福生市の駅を何日か使用して一時的に立ち入り禁止にし、そのため私は電車に乗り遅れた。女性スタッフに「今使用中なのでこないで!」と言われ反論したが全然聞く耳を持たなかった。その駅では電車は1時間に3~4本しか出ていなく一本遅れると次が来るまでにまたしばらく待たないといけない。しかも、スタッフの態度が非常に悪い。他局の長時間テレビのマラソンでの事をこのテレビ局は散々批判していたが、全く同じことをやっているではないか。
  • 朝の情報番組などで、必要以上に“人気タレント”や“お笑いタレント”の登場が増え、最近は政治や経済、事件などを伝えるワイドショー番組の司会まで務めているが、彼らを起用する制作側の意図が理解できない。アナウンサーの中にはニュース原稿を読むのに上手とは言えない人物も多いが、それでも彼らはニュースを中心に担当をしている場合が多い。司会は各局のアナウンサーで充分ではないか。
  • 新聞記事を引用しニュースを読み上げるコーナーで、某紙の記事が読まれた。その中に間違いがあったので、新聞社に問い合わせたところ間違いを認めた。それをふまえ放送局に電話したが、局は「私達が書いた記事ではないから知らない」と言った。テレビで放送するなら、内容に間違いがないか確認するのが放送する側の責任ではないか?それを確認もせず、そのまま放送するのは無責任だ。間違った言葉は放送されることにより、正しい言葉と認識されることも多い。指摘しても「関係ない」というような返答しかなく話しの途中で電話を切られた。放送局といえども一企業として視聴者の対応を改めるべきだ。
  • 女性キャスターと民主党国会議員との不倫騒動のために本人が昨日から休みをとっているが、局として何らかの説明、見解、謝罪などを一切しないのはおかしい。同社の視聴者センターに電話したら「緘口令がしかれている」ということ。乳製品から始まって瞬間湯沸かし器、エレベーターなど企業の不祥事は執拗に追及するのに自分の問題になるとダンマリでは報道機関とはいえない。他の民放局やNHKの使い込みよりももっとたちが悪い。民主党に配慮しての対応かと勘ぐりたくなる。
  • キー局アナウンサーに続き同局アナウンサーのセクハラ問題が発覚したが、このテレビ局の総合広報部は「詳細については申し上げらないが、就業規則違反の事実があり、降格処分をした」「実名報道はプライバシーに関わるので…」とコメントしたが、同時期の元客員教授のセクハラ行為は実名で報道している。局アナ同様に、一部マスコミ(週刊誌)が今回のアナウンサーのセクハラを報道しなければ続投させていた可能性すらあるが、2次的被害者を出さない為にも実名報道すべきである。もし、広報部の発言を“報道の自由” “言論の自由”と言うのであれば電波は兇器だ。
  • 「このあとすぐ○○と○の試合」と何度も繰り返しながら、まったく違う試合を放送し続けている。BPOのHPでもいつも指摘されているがまったく改善されていない。「このあとすぐ」という表現に対する指標を作るべきだ。
  • 移植医療や救命救急に焦点をあてた番組で、以前は傷口などのシーンに画像処理を加えていたが、ここ最近は処理をせず鼓動している心臓や内臓をそのまま映している。放送時間が食事時間帯に重なると気分を害し、医療関係者以外の一般人は内臓を見るに耐えられない。民放各局への指導をお願いします。
  • 北朝鮮の暴虐な振る舞いは止まりそうもないが、「拉致はでっちあげだ」と言っていた人間が未だ知識人面して責任もとらず、テレビに出ているのはどういうことか。日本列島を越えて太平洋に墜ちたミサイルを「人工衛星だ」と強弁した人間が未だに司会者をやっている番組が日曜の午前にあるが、この局の良識は一体どうなっているのかと問いたい。
  • 今回のテーマは「デカ盛り」と称する“大食い番組”。中学生が死んで社会問題となり中止した“大食い番組”を、テレビ局は10月1日と19日復活させた。まさに、喉もと過ぎればなんとやら…社会の批判を浴びた好ましからざる番組を、何の反省もなく、恥も外聞もなく再び電波に乗せたこの局の姿勢は許せない。しかも、この日の内容には“やらせ”の臭いがプンプンしていたのも問題だ。抗議に対して同局はどんな調査か知らぬが「“大食い番組”を見たいと望んでいる人が60%以上もいる、だから放送した」といい訳をしたがとんでもないよ。
  • 朝の情報ワイドで「いじめ」に関する視聴者からの手紙を積み上げ4千通を超えたことを紹介しその中から3通を取り出して読み上げていた。司会者はそれに対し「天誅を下す」とか「学校名をバラス」とか言っていたが、それぞれについて徹底的に取材・追及すれば許されるが、ただわめくだけでは問題の解決にならない。

【その他、番組全般】

  • 全盲の視覚障害者であるが、天気予報で「ご覧の所に大雨洪水注意報(警報)が出ています。今後の予報に注意して下さい」とアナウンスしているが、注意報が出ている地域を読み上げない限り、障害者は避難する事が出来ない。人命に関わる災害情報は、ハンデキャップを背負った障害者が避難する為の最低限の情報だと認識すべきである。また、宛先や連絡先等も「こちら」ではなく、読み上げるべきである。
  • 専門医ではない医師の「食生活からADHDになる」というような誤解を招く発言は、全国のADHDの子ども達の生き方に大きな影響を与える。ADHDは脳の機能障害で生まれながらに持つ特性が日常生活に支障をきたすものに対しての診断名で、ADHDそのものに“キレル”ということが在るのではなく二次的障害として“キレル・不登校・引きこもり”があり、あの発言はADHDと二次障害を履き違えたものだ。専門医でない人の意見を全国放送で流し、多くの児童と生徒、保護者に誤解と悪影響を及ぼす結果となった。
  • 女性占い師が結婚20数年の子供のいない芸能人夫婦に「外腹をつくりなさい」と言った。亡くなった姑の言葉を代弁したとの事だが不妊夫婦にはあまりにも残酷な発言である。子供が出来ない夫婦がどんな思いで先の見えない苦しい治療をしているか。どれだけ精神的金銭的負担が大きいか。彼女もひどいが流した放送局もひどい。
  • 民放各局のBSデジタル放送は朝から晩まで通販番組だらけで、いってみればCMを垂れ流しているようなものだ(通販番組はCMとしか思えない)。余りにも無責任、節度が無さ過ぎる。公共の電波の無駄づかいだ。民放連はBSデジタル放送のCM規制(通販番組を含めて)を厳しく行うべきだ。
  • 中国残疾人芸術団によるダンスパフォーマンス「千手観音」を紹介していたが、カメラワークが最低だった。せっかくのすばらしい企画が、頻繁にカメラを動かすことで、本来の美しい動きが半減した。
  • 民放のスポーツ中継は、スポーツを純粋に楽しむことができない。サッカー中継は実況が絶叫しすぎ。モータースポーツはレース前の貴重な時間を無知なタレントの無駄話に費やすだけ。スポーツ中継は現場に行けない人が、正確な情報を得、現場の臨場感を感じることができるものでなければいけない。スポーツ中継を無理矢理感動ドラマにしようとしているのもおかしいし視聴率にもとらわれすぎ。NHKのように普通に事実のみを伝えれば、それが純粋なドラマでありスポーツだと思う。
  • 昨今の番組に出演する“お笑い芸人”の品のなさ、ひいては各放送局の番組の質の低下が著しい。特に“いじめ”を助長するような言動が著しい。これは“教育問題”にもつながる。また、高齢者(今まで苦労して家庭、地域、会社、日本を支えた人達)に対して最近のテレビ界は“思いやり・優しさ”が欠けている。報道番組にしてもキャスターやコメンテーターの自己主張が強く、バラエティー番組に至っては企画や出演者のレベルが低くとても“娯楽”とは言えないものばかり。テレビは若者中心の文化になっている。
  • 2011年に地上デジタル完全移行と言われているが高齢者への配慮が不足し高齢者無視の一例だ。今や社会の1/4が高齢者で、私も含めた“年金生活者”(その殆どが低所得者)にとって、毎日の暮らしで一番の楽しみはテレビなのにそれが奪われようとしている。まだ使えるテレビの買い替えなどしたくないし、一斉に買い替えをしたら低所得者(年金生活者)の負担やゴミ問題はどうなるのか。結果は中国、北朝鮮を利するだけのことではないか。

【CM】

  • チャンネルを変えていたところ、あまりにひどいCMが夜9時台に流れているので驚いた。テレビ局は社会公共性や倫理が求められるべきものであり、CMについても審査すべきではないのか!“頭髪”のCMで、AVに出てくるような若い女性が下品にビキニ姿でしつこく勧誘するものだったが吐き気がした。CMの質についても即刻見直すべき!
  • 保険の契約でCMの電話連絡先に電話してもCMで表現されている保険金額が提示されたことがない。年齢、職業を言った途端に金額が変わる。「CMどおりの金額で」というと、応対者は「あれはCMですから」と逃げる。看板に偽りありだ。
  • 携帯電話会社のCMで番号ポータビリティー制度やワンセグなどサービスの売り込みはよく見るが、携帯マナーを守る呼びかけのCMも放送してほしい。

青少年に関する意見

意見分類 2006年10月件数
E-mailによるもの 145 件
電話によるもの 48 件
郵便によるもの 5 件
FAXによるもの 7 件
意見件数 計 205 件

(男性136件、女性63件、不明6件)

【意見の概要】

  • 10月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは205件で先月に比べ50件近く増えた。男女別では、先月24%だった女性からの意見が今月は30%に増えている。
    内容に関しては、中学生の自殺が連日報道されたこともあり、意見の中で“いじめ”という言葉を使ったものが43件あった。また番組別では中学生の妊娠をテーマにしたドラマに対し、放送前も含め19件の意見があった。

【意見の抜粋】

{お断り}

放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。  
また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

[内容分類]  [E]はEメール

“いじめ”を含む意見(43件) {報道に関するもの} 19件
受付 内容 方法 地方
10/16 情報番組。福岡県の三輪中学校で、2年の男子生徒が担任の“いじめ”を苦に自殺した問題で、司会者が「教育改革の前に教師改革が必要だ」と、学校の教諭全てがこのような教育指導を行っている趣旨の発言をした。しかし、青少年の教育は当事者だけではなく、国民全体で取り組む問題である。メディア特にバラエティー番組やドラマで“いじめ”を垂れ流ししているテレビ局の責務は重大だ。(同様意見3件) 電話 40代 長野
10/16 けさから各局のワイドショーやニュースでは一斉に、担任の“いじめ”が発端で自殺した福岡の中学生の話題を放送しているが、どの番組も激怒した中学生の家族が教師や学校側を糾弾する衝撃的な場面を流し、コメンテーターたちも厳しく担任や学校側の責任を追求していた。まるで、放送が学校や教育委員会を私的にリンチしているような印象だった。 電話 59 愛知
10/16 情報番組。福岡中2男子自殺事件での三輪中学校校長の会見について。「学校はもっと情報を集めないと。直接結び付けるのは危険だ。もう少し時間をかけて調べさせてほしい」という部分の発言ばかりを繰り返し取り上げていたが、局による何らかの意図があるのではないかと疑念を感じる。実際にはその前後に「教師の言動はいじめであり自殺への誘因にはなっていた」「教師の言動によって男子生徒の人間像が形成され子どもたちによるいじめを呼び起こした」、「子どもの人格を形成する学校で逆の結果になり申し訳ない」と言っているが、このような謝罪している場面は見られなかった。報道機関であるならば安易に人々の感情を弄ぶような報道は控えるべきだし、事実を適正に伝えるように指導をお願いしたい。 E 29 東京
10/17 情報番組。福岡中2男子自殺事件の報道を他人事ならぬ思いで見ている。いじめられる子ども達は、自殺したい気持ちを抑えて必死で生きている。報道が引き金となり連鎖反応でいじめによる自殺が次々と起らないよう祈る。(同様意見1件) FAX 福島
10/17 福岡中2男子自殺事件があった中学校の一年生の母親である。良い先生が多いし学校も良い学校であるのに、マスコミは先生をはじめ学校全体が悪いように報道しているのは非常に残念である。その上に、通学中の子供たちを朝から晩まで通学路で待ち伏せたり、生徒の家に入ろうとするところを捕まえてはマイクを向けてくる。子供に向かって「いじめはあったのか」などと無遠慮な質問をぶつけてくるので、子供たちはマスコミを非常に怖がっている。子供を車で送り迎えをしている父兄もいるし、体調を崩してカウンセラーにかかっている子供もいる。テレビを中心とした激しい取材攻勢で、子供たちが大きな被害を受けている。(同様意見2件) 電話 40代 福岡
10/18 情報番組。福岡中2男子自殺事件についての報道で「『先生によるいじめがあった云々』という話を息子の幼なじみの女子中学生が話してくれた」という内容を伝えていた。“幼なじみの女子中学生”という、全国区においては不特定人物を修飾する言葉でも、事件の当該地域においては特定の人物を明確にする情報とならないか。この“幼なじみの女子中学生”が今後いじめられるのではないかと心配する。“ある生徒”という程度の表現にした方が良いのではないか?放送上の言葉は様々な受け取られ方をする。発した情報が引き起こす可能性についてもっと想像力を働かせて情報を発信して欲しい。 E 43 千葉
10/18 福岡中2男子自殺事件が報道されたが、今回の事件に限らずいじめ事件がワイドショーやニュースに取り上げられるたびに、なぜマスコミは学校や教師、教育委員会の責任追及ばかりで肝心のいじめた生徒やその保護者への責任を追及しないのか不思議でたまらない。確かに生徒への指導、管理面で学校側の責任は問われるべきだが、それ以上に実際にいじめて自殺に追い込んだ生徒達の責任は重大だ。いじめ問題は複雑で根の深い問題。その問題を克服するためにも偏った報道をするのではなく、いじめた生徒側への取材と報道をすることによって視聴者に考える機会を与えるべきだ。(同様意見3件) E 37 福岡
10/19 情報番組。いじめの問題でコメンテーターが「もっと母親が学校の行事に参加すべきである」というような発言をしていた。正論ではあるが、よほど恵まれた職場でない限り働いている母親がひんぱんに学校行事に参加することは不可能である。我が家にも中学生の子供が二人いるが、当方は昼間働いているので子供の授業参観に行きたくても自由に行けない環境にある。子供のいじめの問題を話題にするからには、働いている母親も多いことを配慮した発言をしてもらいたかった。また、いじめは子供同士の場合もあるが、教師からいじめを受ける場合も多い。こうした側面にも目配りした発言をしてもらいたい。 電話 40代 大阪
10/31 報道番組。いじめ報道の仕方がおかしい。番組でいじめを取り上げていたが、そのなかで教育評論家が、いじめはあっても仕方がないととれる発言をした。いじめ撲滅を本気で取り組む気がないのであれば、番組で取り上げるべきではない。北朝鮮の拉致被害者が人権問題であると同じように、いじめも人権問題である。しかし、拉致に関しては人権を強調するが、いじめに関してはどこも人権問題として取り上げようとしない。大人の世界では強者が弱者をないがしろにし、強ければ何をしても良いというような風潮がはびこる中で、子供の世界にもそれが反映していじめが行われるのは当然である。NHKも民放も、いじめを人権問題として正面から取り組むべきである。 電話 茨城
10/31 最近のいじめによる自殺に関する報道は、加熱しすぎである。遺書そのものを公開したり内容を細部にわたって解説するのは、子供がまねをする可能性もあり自殺防止には逆効果である。教育現場をはじめ、地域や家族で子供を守る力が落ちてきているのに、自殺やいじめの原因を探らずに部分だけを取り上げて報道するのはやめてもらいたい。子供に関する問題は、慎重に取り扱うべきである。 電話 50代 愛媛
10/31 いじめ問題の報道で自殺した子供の遺書を芝居がかった声で放送するのは止めて欲しい。映像のBGMもおどろおどろしいのが多い。全般に感情的にエスカレートした報道が多い。どの報道でも取材陣が殺到している。常時メディアスクラム対応に配慮して取材に当たってほしい。首吊り報道もかなり生々しく報道されておりその内容で子供達に悪影響を及ぼしかねない。 電話 50代 千葉
10/31 最近いじめがクローズアップされているが、写される映像はいじめられて自殺した生徒や謝っている校長や学校の先生のものばかり。今後はいじめた側の生徒をモザイクをかけてでも出すべきではないか。20年前の中野・鹿川君のお葬式いじめ事件が忘れられているが2度とこうした自殺などを起こさないように是非いじめた側も登場させるべきだ。 電話 30代 神奈川
“いじめ”を含む意見(43件) {報道以外で“いじめ”に関するもの} 24件
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10/10 バラエティー番組。ファンの女の子を装い芸人とメール交換をしてデートに誘い有頂天になった時、制裁として落とし穴に落とすという内容で、実際に落とし穴に落ちるシーンが放送された。その場で、偽ファンの女の子と交わしたメールの内容を公開して笑っている。芸人は仕事として報酬をもらうから我慢もできるのだろうが、子ども達が真似をするとまさに陰湿ないじめであり、それを見て楽しんでいる出演者と視聴者が大勢いると思うと大変なことだと思う。最近いじめに起因すると言われる自殺も多く発生している。同局の次の番組が報道番組で、自殺の事件を伝えているのが滑稽。おもしろければ何でも放送する姿勢が見えた。 E 40 岩手
10/10 アニメ番組。第1回目のストーリーの内容は、最近報道されている“いじめを苦にして自殺した事件”に近いものだった。翌週夕方5時台に再放送されているが、放送内容を変えてほしい。そして「黒い掲示板に嫌な奴の名前を書き込むと死ぬ」という常識的には考えられないアニメは、夕方5時台に再放送してはいけないと思う。 E 18 東京
10/13 10年ほど前に放送されたドラマが、当時はいじめを助長する内容であるとして問題にされていた。今、この番組はビデオ化されレンタルや購入で誰もが簡単に見ることが出来るようになっている。しかし、問題があると言われていたのなら、ビデオ化する際に「制作者はいじめや自殺を勧めてはいない」等、注意を織り込むべきだと思う。今後、ドラマをビデオ化する時には、十分内容を考慮したうえで制作して欲しい。 E 40代 静岡
10/16 アニメ番組。いじめの描写があり特に特定のキャラに対しての扱いがひどい。ささいなことでも大勢が彼に向かって「卑怯」とののしるシーンが多く、10年近くその表現が続いている。このアニメは文部科学省推薦にあげられているが、旧作はともかく、今作はいじめを推薦してるようにしか見えない。もう1度見直すべきだ。 E 22 愛媛
10/18 情報番組。不適切な用語が繰り返し放送されている。司会だけではなくレギュラー出演者の差別用語や他者への誹謗中傷が多い。このような発言は“ピィー”という効果音で編集して放送されているが、子供たちが番組を見て、いじめなどの差別発言をして、後で“ピィー”といえば許されると思い込む危惧がある。また、この番組はスタジオ公開録画番組で、観覧者には過激な発言が生で聞こえている事等も考慮するべきである。 電話 40代 鹿児島
10/18 民放は人の心や体を傷つける本気なだまし、暴力行為、あるいはゲームの罰として水中に落としたり、高額な負担をさせるなど、醜い仕打ちをする番組が多い。このような放送は学校でのいじめが発生する原因となる。民放各局は一度、番組内容を見直し有害な番組をなくす活動を行なうべきだ。(同様意見2件) 郵送 富山
10/23 バラエティー番組。東南アジアの人達を傷つける内容があった。ある芸人のネタで、まるで東南アジアでは日常的に日本の通貨の偽造が行われているような表現や、食糧難で食べるものがないような表現、亡命を笑いにするような表現があり大変不愉快。子ども達も多く見る番組で人種差別を笑いにした放送が許されるのか?いじめにつながる可能性もあるので厳しい調査等をしてほしい。 E 29 石川
10/23 情報番組。司会は毎回のように「拳銃で撃ってしまえ」や「穴を掘って埋めろ」など、度の過ぎる発言をしている。いじめが多い世の中で、例え冗談であってもこのようなことを言うべきではない。子ども達は気軽に真似をしてしまう。 電話 58 千葉
10/23 今、問題になっている「いじめ」について。生徒や教師が学校にいる時間帯にワイドショーで取り上げても意味がないと思う。教師と教育委員会だけが悪いような流れになってきているが、いじめる生徒やその家族にも問題があると思うので、ゴールデンタイムで定期的に「いじめ」についての番組を作ってほしい。それぞれの立場からの意見交換や解決策を教えてあげてほしい。学校内だけの問題ではないので、テレビのチカラを発揮してほしい。 E 30 石川
10/26 バラエティー番組。関西の芸人の身体的特徴を馬鹿にした内容が非常に不快だった。いじめの助長になるのではないか?頭がハゲた相手に黒スプレーをかけたり、顔に痘痕のある男にセメントを塗り笑いものにしていた。これは明らかにいじめの助長になる。明日学校で同じことをされるような気がしてならない。 E 13 福岡
10/26 若手芸人に宛てた視聴者からの葉書で【死ねばいいのに!】という内容を読んだ。そのあと何度かその事を芸人に言った。今世間で教師によるいじめや同級生のいじめ等が報道されている中、何度も「死ねばいいのに」と言っている。自分の子供がそんな言葉を口にしたり、されたりと思うと非常に不快だ。(同様意見2件) E 44 東京
中学生が主人公のドラマについて(19件)
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10/02 妊娠した14歳の少女が親や教師に反対されながらも、子供を生む事を決意する内容だと聞いているが、このようなドラマを放送する事に強く抗議する。高校に進学する為の準備段階に入った同年の中学生の娘がいるが、私同様に一般社会で認められれていないことをドラマのテーマにすることに疑問を抱いている。(同様意見5件) 電話 40代 大阪
10/05 批判意見もあるが、このような問題は真剣に考えなければならない。臭いものには蓋をするような姿勢では何も解決できない。日本の学校では当たり障りのないことしか教えず、家庭においてはそのような話はタブー扱いでとても性教育がきちんとされていないと思う。このような教育の不備が、望まぬ妊娠や性病の拡大、援助交際問題等にも大きく関係していると思う。この番組はそれを考える良い機会であるのではないか。 E 16 東京
10/10 どうみても教育上悪いドラマではないか?何の知識もない中学生が妊娠し周りの反対を押し切り子供を生むなど、何のために作られたのかわからない。親も反対しているのに、責任は義務教育の子がもてるのか?この番組の視聴者は年齢的に低いはず。ただ興味をわかすだけではないのか?中学生でも育てられるということをいいたいのではないか?性の乱れを止めるのがマスコミの責任ではないか?性犯罪を受けた人や堕胎した人に心の傷を与えるのではないか?こんな番組止めさせてください!(同様意見2件) E 17 埼玉
10/11 ローティーンの妊娠という行為を正しいといわんばかりの番組を制作することに憤りを感じる。午後10時台のドラマは「子どもに見せない」という選択ができるが、朝7時台に番組宣伝を流されてはたまらない。今日も朝7時半過ぎに主演の子役をゲストとして呼び番組宣伝をしていた。小学生のわが子たちは「なぜ14歳で妊娠できるの?」と尋ねた。小学生が見ている時間に、ローティーンの望まない妊娠を取り上げることはやめていただきたい。倫理感の全く感じられない番組を作り、小学生も見ているような時間に番組宣伝を流すことに憤りを感じる。 E 45 神奈川
10/12 主人公の生徒が校外へ抜け出す時に、女教師が校内の植木鉢へ隠した灰皿を取り出し喫煙をしようとするシーンがあった。未成年が教育を受ける学校で教師が喫煙をするのは今の時代あってはならない違反行為。学校内での喫煙が禁止されてる時代に何を考えてこんな悪質なシーンを放送するのか意図がわからない。テレビ局は未成年の喫煙被害に対して無頓着であり、放送の公共性を主張するわりに放送してる作品の内容が無責任。一向に改善されない放送倫理の現状に憤慨しており、テレビ局の倫理感の低さに呆れている。 E 32 神奈川
10/13 名子役が主役を演じるということで、期待と興味をもって見ていた。ストリーや配役の適否はここでは論じないが、ひとつだけ看過できない問題シーンがあった。それは、中学2年生の主人公が、あるドラッグストアで妊娠検査薬を万引きする場面。万引きという犯罪行為を何事もなく放映し、少なくとも当日の放送の中ではこの行為についてのフォローはなかった。おそらくこの番組を見た多くの同年代の少年少女たちは、万引き行為を誰でもが日常的にやっている行為として軽く受け止め触発される恐れもあると思う。今後のストーリーの展開の中でこれをどう扱うのかは分からないが、あのような場面を安易に設定した番組制作者、脚本家、放映したテレビ局の認識を問いたい。 E 69 東京
10/16 番組の制作・放送自体に疑念を抱く者として、若い方の「今後の展開が楽しみだ」という意見を見る度に切ない気持ちになる。現実にこのような事が身近で発生した場合、出産の有無に関係なく確実にその子は不幸になる。そして妊娠させた男の子、そして家族も巻き添えになる。女の子だけの信念や愛情で解決出来ない事だ。周囲の理解があっても同じだ。では、制作・放送サイドはこれを分かって結末をそうしているのであれば、その制作意図は何処にあるのか?こんな事にならないようにする啓発の為の放送か?それなら、その意図は子ども達に伝わっていない。私達大人は自分の子供、そして大勢の子どもを守ってやるべき責任を皆持っている。制作・放送される立場も同じ大人ではないのか? E 45 大分
10/16 埼玉県青少年健全育成条例で「第19条(みだらな性行為等の禁止)何人も青少年に対しみだらな性行為又はわいせつな行為をしてはならない」とある。未成年と性関係を持つこと自体を犯罪としているのに、未成年、それも14歳が母になるという番組を放送することは犯罪である。今、さまざまな青少年の事件が起きているが、このような番組によって小学生や中学生が影響を受けることを心配する。即刻放送中止にして欲しい。 E 45 埼玉
10/19 内容もさることながら題名からして異常だ。中学生2人の孫がいるが、親ともども困惑し不快な思いをしている。そのうえ駅前には大きな看板まで出ていて不快感を増幅している。この番組は放送による暴力だと思うので止めてもらいたい。 電話 64 東京
10/23 最近は未成年者の妊娠が一際目立つようになり、来年以降の急増が見込まれるのではないかと思われている現代社会である事から、この様なテーマを取り上げた良いドラマがあって安心した。これからの現代社会のための勉強にもなるので、子どもにも大人にも熟年にも見てもらいたい。ただ、暴力シーンやグロテスク映像等の過激表現は控えて欲しい。 E 24 北海道
10/31 14歳での妊娠・出産をテーマにしたこの番組は、当初から賛否両論があった。不道徳な番組を放送するはずがないと思っていたが、命の大切さを訴えるというテーマで、結局は14歳での妊娠=性行為を認めてしまうような筋書きでびっくりしている。その他に万引きまで容認したり、同世代の子供を持つ普通の親には耐えられない内容。また局の番組公式掲示板には賛成の意見は載せても、局の社会的責任を問う意見は全く載せないなど、あきらかに不公平。10代の妊娠・出産を増やさないとも限らないこの番組に反対する。 E 45 静岡
視聴者意見への反論・同意(26件)
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10/05 ボクシングの試合への意見があった。八百長試合は受け入れられないが、選手や父親の発言に対する批判は間違っていると思う。あれぐらいの気迫がないと試合をするのは無理だろう。また、「殺す」「ぶっ飛ばす」「潰す」等の発言は他の格闘技の選手も普通に使っていることで大して珍しいことではない。また、八百長のような試合で責められるべきは選手やテレビ局ではなく、ジムや協会、審判などだ。 E 16 東京
10/10 「嫌な番組は見なければいい」という意見と反論があるがそれは違う。低俗・俗悪等という表現はどのようなものか定義されていないし、人により感じ方が違う。批判されるような作品が増えるのはそれだけ楽しんで見ている人が多いということである。本当に俗悪なら皆見ないので視聴率は下がり、番組も打ち切りになるはずだ。自分にとって嫌な番組を俗悪と批判し、打ち切りにさせるのは他の多くの楽しんでいる人への権利侵害である。テレビ局は視聴率が取れないとつぶれるので人気がある番組が増えるのは当たり前。 E 16 東京
10/23 「Jリーグ中継を民放で放送して欲しい」と言う意見があったが賛成。こちらの地方でもたまに中継されるが毎試合という事ではない。だから沢山放送してもらいたい。 E 17 三重
10/23 「最近、あまりに管理・規制・法制化等を求める意見が目に付くが言論統制に繋がりかねない」という意見があったが、日本のTV局は過去の歴史を反省せず、視聴者の意見に謙虚に耳を傾けず自浄能力がない。そうなったら自己責任である。TV局自ら公権力介入の口実を与えている。日本のTVをここまでダメにしたのは、低俗・俗悪番組を垂れ流すTV局と、それを見て喜ぶ社会常識のない視聴者だ。これらを撲滅しなければ日本のTVは決して良くならない。 E 44 北海道
10/23 児童ポルノ禁止法や少年法を根拠にする意見が目立つが法の趣旨をまったく理解していないものが多い。小学校高学年の子などはともかく、赤ちゃんや幼児の着替えやオムツのCMまで規制しろというのは法の乱用以外の何ものでもない。また、「男の裸を写すのは男女差別だ」という意見があったが、男でも下腹部を露出しているわけではないし、上半身に関しては男性は写しても問題はまったくない。 E 16 東京
10/25 バラエティーでのお笑いのツッコミの事を「暴力だ!」「青少年に悪影響だ!」「イジメを助長する」と非難する人に対して言いたい。一種の愛情表現と暴力を勘違いして欲しくはない。むしろその行為がないとしらけてしまい、TVに何のスパイスもなくなり面白くなくなる。それを暴力と捉える青少年が存在するのであれば、本人の心に問題があったり親のしつけが悪いのではないかと思う。 E 25 東京
10/25 「犯罪者の人権を守れ!」のような意見があったが、幾ら少年法で定められてるとはいえ、犯罪者の名前は実名報道した方が良いのではないかと思う。日本は加害者に甘く被害者に厳しいような風潮があり、国全体がおかしな事になるのではないかと思う。それこそ、青少年が善悪の区別がつかなくなり、犯罪に走ったり軽はずみな行動をするのではないかと思う。(同様意見2件) E 22 大阪
10/30 「悲惨さを訴える事を言い訳に、戦争を遊び場にしてるようにしか思えない。本当に悲惨さを訴えるつもりがあるなら、そのアニメを題材にした玩具は販売せず商業的要素を排除するか、アニメ以外の方法で伝えるかだ。何も子どもが見るアニメで訴える必要はない」という意見があるが、「作り手は戦争を遊び場にする意思があってわざとふざけた番組作りをしている!」と言ってるようで大変失礼だし不快に感じる。作り手は玩具販促的に偏らないように反戦などのテーマを織り込んだ良い番組作りをしているのではないか?この意見は純粋な反戦番組を推奨されているようだが、エンターテイメントとして楽しみつつ反戦への気持ちを新たにする方法も認められてよいのではないか?子どもを引き付けつつ反戦を主張することも必要だ。(同様意見2件) E 22 青森
10/31 「バラエティーやアニメ番組が子供たちに悪影響を与える」と言われるが、リアルな殺人を繰り返すサスペンスドラマの方がよほど子どもには悪影響ではないか。楽しいバラエティーやアニメが減り、サスペンスドラマが昼間に再放送されるようになってから明らかに言葉遣いや行動が乱暴な子どもが増えている。「サスペンスドラマを見てもそれを真似して殺しをする人はいない」という意見があるが、現実にサスペンスドラマを真似た殺人事件は起きている。しかも小学生が同級生を殺している。サスペンスドラマが批判されずアニメやバラエティーばかり槍玉に挙げられるのは納得がいかない。 E 32 千葉
低俗、モラルに反する(23件)
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10/02 バラエティー番組。事細かくラブホテルを紹介したことに抗議する。子どものいる日曜日の真っ昼間に、なぜこのような放送をしたのか。青少年に対して余りにも不見識だ。特に小さな子どもに内容を聞かれたら説明できない。二度とこのような放送がないようにお願いする。(同様意見1件) E 29 愛知
10/03 バラエティー番組。“新名物・赤坂5丁目ヌルヌル大相撲秋場所”で、ローションのような物を使用して相撲をしていたが、滑ったり転んだりと非常に危険なので絶対やめて欲しいし、特に小さい子ども達には注意をしてもらいたい。 E 32 千葉
10/06 バラエティー番組。ある芸人が“赤ちゃんパブ”という店に行くという内容だった。そこで映されていた店は明らかに風俗と思われるいやらしい雰囲気だった。さすがに番組内での性的サービス映像はなかったがそれに近いものはあった。風俗店を取り締まる(警察の摘発など)内容や、このような店舗に対し否定的な内容なら納得できるが、このような内容をこの時間帯に平然と放送する事に対し不快感と激しい憤りを感じた。今後このような番組が増えるのは如何なものか。(同様意見1件) E 20 埼玉
10/10 ラジオ番組。当該番組のコーナーでリスナーからの着ボイスを募集し13歳の女性の卑猥な内容のものを当選としそれを全国に流した。深夜帯の時間で13歳の年齢の人を当選させてしまう局、制作者の見識が問題だ。来週のテーマは「ブルマー姿を写メールで送ってもらう」というもので、「守秘義務守らない」と番組で公言しているので、さらに卑猥さがエスカレートするのではないか。深夜帯とはいえこんなことが許されるのか。 電話 30代 東京
10/10 バラエティー番組。マムシなど動物のペニスをミキサーにかけ粉々にしペニス酒としてゲストに振舞うというコントがあったが、道徳の理念上からいってやりすぎで見ていて不快感を覚えた。これはいくら死んだ動物のものとはいえ動物愛護条例に違反するのではないだろうか。ゴールデンという青少年も見ている時間帯にそのようなものをテレビでやるべきではない。青少年に与える悪影響は計り知れない。 E 19 熊本
10/20 ラジオ番組。その内容たるや性器の俗語はずばり出るし、聴取者の秘め事ドラマでは真に迫る音声が流れた。深夜帯の放送とはいえ思春期の中・高生も聞いていて触発されるのではないかと思う。最近のこの年頃の犯罪が多いのは、このような番組の影響が大きいと思う。 電話 60 大分
10/23 情報番組。奈良妊婦死亡問題を取り上げていたが、その扱いはひどいものだった。妊婦の産道を便器の下水のパイプに例えていた。決して笑って話せる内容ではないし、大きな医療の問題でもあると思う。それを茶化して話すなどとんでもないことだ。また放送される時間は子供を交え家族で見ている家庭も多いだろう。もしかしてこの死亡した妊婦の家族も見ているかもしれない事を考えるとあまりにもひどい。海外では電波の管理はもっとしっかりされているが、日本は自由すぎる。だからこそ電波に乗せる内容は十分配慮して欲しい。 電話 63 京都
10/23 バラエティー番組。子どもや老人の口に咥えたピンポン玉を吹き出す数で評価している。誤って喉につまるのではと不愉快だ。 E 49 広島
10/23 バラエティー番組。怒り心頭に発している。子ども達は土曜の夜等、遅くまで起きていて自室でTVを見ることも出来るのにこんな破廉恥な番組を放送していいものか?まるでアダルトビデオの様に女性が乳房まるだしでそれを自分で揉んだり摩ったりしている。喘ぎ声やよがり声、男性と絡んだりもしている。こんな番組を堂々と放送するなんて常識を疑う!絶対やめていただきたい。 E 58 愛知
報道に関する意見(17件)
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10/02 情報番組。司会者が被害者を屈辱する発言を繰り返した。先日、東京都町田市で16才の少女を主犯格とした男女6人の高校生が、独り暮らしの老人から97回にわたって合計で1400万円もの金を巻き上げていた事件で、老人に対し「精力満々なおじいさんかも知れません」「どういう関係であったのかも知れません」と、被害者感情を無視したコメントをしていた。最近の彼の発言は司会者として不適切な発言が多い。事件・事故などのニュースを伝える司会者としては不適格である。(同様意見1件) 電話 30代 神奈川
10/02 子どもが絡む犯罪をはじめ事件報道は、極力あっさりと事実のみを放送すればいいのではないか?民放では、手口から殺害方法まで事細かに何度も繰り返し放送しているが模倣犯を作らないかと危惧する。(同様意見2件) 電話 74 愛知
10/05 情報番組。秋田児童連続殺害事件やその他にも子どもが犠牲になった事件報道で、被害者である子どもの写真や映像が何度も放送されていた。残酷な事件の被害者になりその上全国にさらされるのはとてもいたたまれない。葬式などにも乗り込んでわざとらしく悲痛な声でレポートしている姿は不見識だ。もっと他に伝え方はないのか。残酷な事件ほど面白がって伝えてるように見える。そういう態度で報道するから模倣犯などが出てくるのだと思う。 E 32 福島
10/06 目も耳も覆いたくなるような連日の殺人事件の報道について、殺害方法に関する内容を事細かに繰り返し放送する必要があるのか?何度も見聞きしているうちに感覚が麻痺し、自分もやってみたいと好奇心を持つ人間も出てくるのではなか?善悪の判断も不完全な子ども達に与える影響はどうなのか?似たような事件が立て続けに起きるのも、報道が事件を煽る存在になってはいないだろうか?(同様意見1件) E 33 埼玉
10/18 連日のワイドショーでの福岡中2男子自殺事件の報道に意見がある。マスコミ(特にワイドショー)では「教師が悪い、教育委員会が悪い」「文部科学省が悪い」「家庭での躾ができていない」と、連日自分たち以外の誰かを批判しているが、本当に教育現場だけの問題なのか?物事の表面しか放送せず、自局の社員の不祥事(のぞき、セクハラ、未成年者飲酒問題等)は話題にすらせず、視聴率偏重の番組編成しかしないTV局に責任はないのか?今に始まったことではないが、他人の不祥事には「これでもか!」とばかりに批判を展開するマスコミには問題はないのか?これは広告媒体としての圧倒的な力を振りかざした“報道の自由”の濫用ではないのか?最初に改革すべきは放送業界という既得権益者ではないのか?日本人の国民性はマスコミによって作られると思う。 E 37 千葉
10/19 福岡中2男子自殺事件の報道は行き過ぎである。被害者の父兄の主張ばかりを強調して、元担任の先生をはじめとした教師側をバッシングする一方的な視点の報道は、他の子供や父兄、教師などの関係者を傷つけるばかりで何の解決にもならない。(同様意見1件) 電話 30代 福岡
10/23 最近マスコミを賑わすような重大事件(少年事件を含む)で動機が不可解なものである場合、容疑者が精神鑑定で“発達障害”と診断される事が多くなっている。そのような場合、“広汎性発達障害”などの診断名は伝えるものの、その特性の解説は非常に簡潔に済まされている。発達障害は理解するのが難しく一般の人達にはその知識はまだあまり広まっていないため、視聴者には発達障害の当事者や家族、関係者に偏見を抱かせるおそれがある。発達障害に関わる事件を報道する場合には、専門家に解説してもらったり事件の動機や背景と障害の影響との関係を詳細に説明するなど、発達障害自体が直接事件を引き起こすものではないことを視聴者に理解してもらう必要があると思う。 E 32 千葉
10/26 全国の高校において世界史の授業をしていないにもかかわらず「履修した」と嘘の申告をしていた問題をどこの局も取り上げているが、ただ嘘の申告をしていることだけが問題であるかのように受け取れる。指導要領の問題や授業時間の少なさ、大学受験の現状等の問題がまったく見えてこない放送の仕方には問題がある。 E 23 東京
10/30 最近の中高生の自殺の報道から連鎖的に自殺が発生しているようだ。報道の過熱との因果関係はわからないが、ドイツなどでは自殺報道を行わないことで自殺件数が減ったという報告がある。その点をふまえて自殺の報道を慎重に行うべきだと思う。 E 32 鹿児島
差別や偏見を助長する(15件)
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10/02 バラエティー番組。“静岡県の人はイルカを食べる”という話題の時、女性の司会者が「残虐~!」と叫んだ。しかも、ご丁寧に字幕でもその台詞を小刻みに揺らしていた。かわいいと思われる動物も、生活習慣や生きるために食している人々がいる。日常的にそういった動物を食している人々に対して失礼な発言であり、放送すべき内容ではなかった。 E 19 三重
10/02 情報番組。専門医ではない医師の「食生活からADHDになる」というような誤解を招く発言は、全国のADHDの子ども達の生き方に大きな影響を与える。ADHDは脳の機能障害で生まれながらに持つ特性が日常生活に支障をきたすものに対しての診断名で、生を受けた後に脳に何らかの障害が起り“キレル”症状を示す脳の機能障害には高次脳機能障害という別の名称が存在する。この発言が全国放送で放映された責任は局にあり、今後の生き辛さを抱えながらも努力しながら成長し続ける者に対する大きな障害となる。ADHDそのものに“キレル”ということが在るのではなく二次的障害として“キレル・不登校・引きこもり”があり、あの発言はADHDと二次障害を履き違えたものだ。(同様意見5件) E 44 宮城
10/23 バラエティー番組。ある歌手が作詞した歌詞が盗作したものではないかという話題を放送していた。その折に、この歌手が同性愛者ではないかということを示唆する表現をした。そのあと、出演者がこぞって同性愛者だということを嘲笑していた。放送局が性対象によって差別するのは問題であり基本的人権を侵害したと考える。 E 19 愛知
10/26 バラエティー番組。女性漫才コンビのコントの内容は、日本人扮する女性アジア人役が片言の日本語で 「東南アジアはとってもいいとこ。日本人はダイエット、ダイエットって大変そうだけど私の国ではみんな痩せているよ」に対して、「それって食料不足だからでしょ」というツッコミ。「日本のお祭りは派手だと言うけど私の国では花火や爆竹をいっぱい使ってもっと派手よ」「それって暴動でしょ!!」等。これは社会風刺か?飢餓で命を失う人が沢山いる国のことを、日本人の飽食からきたダイエットと同類にして笑いものにする。それを青少年が見て笑っている。それを放送することを許している放送局。どこに倫理があるのか?社会風刺は必要とは考えられるが、これが日本のテレビ文化として世界に発信できるのか?これを許すと言うことは日本に放送倫理はないと断言してもはばからないものと存ずる。(同様意見1件) E 42 兵庫
CMへの意見(13件)
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10/02 民放各局でスポーツ振興くじのCMを頻繁に目にするようになった。スポーツ振興くじなどのギャンブル関係のCMを、朝から深夜まで公共の電波を使い流していいと思っているのか?ギャンブル関係のCMも、日本のテレビから消滅させるべきだ。 E 19 栃木
10/02 テレビは消費者金融を悪く言うのに消費者金融のCMを垂れ流しにしている。金さえ儲かればそれで良いのかと問いたくなる。ホリエモンや村上世彰氏を金儲け至上主義者と批判する前に自分達の金儲け至上主義的な報道をやめるべきだ。それが出来なければ、この国は腐敗してしまう。(同様意見4件) E 15 静岡
10/05 外国人がジャングルジムのような物に押しつぶされ助けを求めているのに、言葉がわからないから助けずに英会話教室に入会するというCMがあるが、見るたびに不愉快になる。いくらCMだとはいえ、小さな子ども達が見たら「言葉が判らない時は助けなくてもいい」と受け止めかねない。人間として倫理に反している行動だと思う。 電話 49 埼玉
10/10 最近よく民放各局で競馬のCMを目にする。朝から深夜まで一日に渡って公共の電波を使い平気で流していいのか!一日に何回放送されればいいのか?たてつづけに3~4回流れれば、チャンネルを変えるかテレビを消してしまう。競馬のCMは子どもに悪影響だから、消費者金融並みに規制して欲しい。 E 19 栃木
10/10 民放のゴールデンタイムでパチンコ台のCMが流れているが、本来パチンコは18歳未満は禁止の遊びではないのか?ゴールデンタイムで流す自体おかしい。消費者金融問題と同様に青少年委員会で審議をして欲しい。(同様意見2件) E 17 神奈川
10/13 飲酒運転事故が社会問題化しているのに酒のCMを流している。無神経にも程がある。酒造メーカーも民放局も利益第一主義で社会的影響を全く考えていない。特に缶チューハイはジュース感覚で飲めると謳っている。青少年に悪影響を与える事は間違いない(同様意見1件) E 44 北海道
その他(55件)
受付 内容 方法 地方
10/02 10月編成に伴い特番が放送されているが、芸人司会者の言葉使いが「すゲェ~」「うめェ~」など余りにも酷く、表現の自由を超えている。最近の青少年の言動について批判的な放送局が、何故このようなタレントに司会を勤めさせるのか理解できない。また、局のアナウンサーがタレント化した為に、特に女子アナの知識レベルが低くなり、魚の数え方すら知らない。昔から言葉使いは人間性を表すと言われてきたが、日本人の品性・品格を乱しているのはテレビ局である。 電話 50代 宮城
10/10 地方は都会に比べて放送されるアニメの量が極端に少ない。地方格差もいいとこである。雑誌やインターネット等で知ったアニメがテレビで見られないことは大変に遺憾である。地方にも多くのアニメが配信できるようにしてください。(同様意見1件) E 19 熊本
10/10 アニメ番組。最近、お笑いタレントを出演させたり、パロディーや寸劇をやらせるなど番組構成をバラエティー番組のように仕立て上げて、作品の雰囲気をぶち壊しにしているのが目立つ。しかも、それらの企画に関わっているとされる放送作家が、自身のブログで「視聴率がすべて」などと、番組の質より視聴率優先ともとれる発言をしている。テレビ局はこの番組を「青少年に見てもらいたい番組」と勧めておきながら、実際は質を下げてまで視聴率第一に考えた番組制作をしているというのはどういうことか?テレビ局側の制作意識を疑う。 E 24 奈良
10/12 アニメ番組。内容は主役2人の仲間同士の話で、番組の大半は喫煙シーンであった。番組の最初でテーマソングをバックにシガーと書かれたパッケージから葉巻が出ているサブリミナル(ワンカット)があった。局のホームページの書き込みを見ると、深夜帯の番組だが10代の反響が多い。青少年に対し喫煙に興味をもたせる以上のなにもでもないので注意を喚起してもらいたい。 電話 40代 東京
10/25 映画の告知スポットが目に入った。男性数名が女性数名と遭遇し襲い掛かり、女性が反撃したことで男性が怒り、その男が容赦なく女性を刺し殺すシーンだった。息が止まるほど衝撃的で不愉快で気分が悪くなった。昨今、子ども達の予想も出来ない犯罪が氾濫してる中、全国放送のテレビで犯罪の場面を放映する必要がどこにあるのか?その場面がどれだけ心理的に子ども達を刺激するのか考えて欲しい。女性を暴行、強姦、人を刺すことがテレビで放映されて悪影響がない訳がない。過激な映画を作ること自体不必要だと思うし、もしテレビで放映するならその場面を割愛して放送するか、それができないなら放送を止めるべき。 E 35 京都
10/26 情報番組。番組の中で、秋葉原の「メイド喫茶」の従業員が被害にあった事件を紹介するときに、司会者が「メイド狩りが横行している」という表現をしていた。この場合、メイドは被害者である。以前に、中高年男性を襲って金品を奪う犯罪に対してマスコミは「親父狩り」と言っていたことがあった。強者が弱者を襲うのを容認するかのような「狩り」と言う表現は、被害者に対して使うべき言葉ではない。また、「××狩り」というような報道をすることによって、真似してやってみようというような青少年を増やしてはならない。今後とも全マスコミに対して、弱者に対して「××狩り」というような表現をしないよう厳重に注意をしてもらいたい。 電話 44 広島