視聴者からのご意見

2010年7月に視聴者から寄せられた意見

2010年7月に視聴者から寄せられた意見

大相撲名古屋場所のテレビ中継中止の是非をめぐり、賛否両論多くの意見が寄せられた。その後も角界をめぐる暴力団がらみの不祥事が報道されるたびに、厳しい批判が相次いだ。参院選挙は民主党が大敗したが、選挙に関する意見では、情報番組のキャスターやコメンテーターの見解が強く前に出すぎていて、世論を誘導しているとの批判があった。

7月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,526件で、6月と同数であった。意見のアクセス方法の割合は、Eメール63%、電話33%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性73%、女性23%、不明4%。
世代別では30歳代32%、40歳代25%、20歳代18%、50歳代11%、60歳以上10%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は742件(46局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、42件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

7月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 0件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は1,526件と、先月と同数であった。
大相撲名古屋場所のテレビ中継中止の是非をめぐり、賛否両論多くの意見が寄せられた。相撲中継の中止、ダイジェスト版による放送ということになったが、その後も角界をめぐる暴力団がらみの不祥事が報道されるたびに、視聴者から厳しい批判が相次いだ。
参院選挙は民主党が大敗し、衆参ねじれ国会となった。選挙に関する意見では、情報番組のキャスターや評論家、コメンテーターの見解が強く前に出すぎていて、世論を誘導しているとの批判や、候補者の取り上げ方も一部公平性に欠けるものがあるなどの指摘があった。政治報道については、内閣支持率など世論調査を頻繁に報道することへの疑問も出された。
バラエティー番組では、長時間にわたって続けられたスペシャル番組で、炎天下倒れるまでタレントを走らせていたなどの批判や、回転する椅子に座らせた芸人を倒れるまで執拗にいじめたなどの意見が寄せられた。ドラマでは、子どもを殺すなど残虐なシーンが多すぎるとの意見があった。
来年7月の完全地上デジタル放送に向けて地デジ化テストが行われ、アナログ放送がレターボックスでの放送に移行したが、受像機をまだ買い替えていない人や、受信環境が整っていない人などから、視聴者への配慮が欠けているなどの苦情が寄せられた。
番組出演者に関する意見は、「不適切な発言」の検索で34件、「不適格な出演者」で48件あった。ラジオについての意見は40件、CMについては54件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は123件で、前月と同数だった。
今月も、バラエティー番組を中心に低俗・モラルに反するとの意見が37件と最も多く寄せられた。次いで、ドラマ番組での子どもの殺害シーンなどに対して「残虐だ」「見るに堪えない」などの批判意見が集中的に寄せられた(25件)。また、特定のジャンルに限らず、「性的表現」に関する意見も幅広く寄せられた(13件)。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • NHKは「大相撲名古屋場所の生中継はやめるが、録画のダイジェストを放送する」と発表した。しかし、相撲放送中の客席に暴力団組員がいてテレビで放送された問題は、何の対処方法も検討されていない。これでは再び、同じようなことが起きる可能性があり、放送が暴力団に悪用されることを放置しているとしか思えない。当面、大相撲番組は中止して、有効な対処方法を検討するように指導していただきたい。
  • 暴力団がかかわる、野球賭博に汚染された大相撲の中継をやめるべきです。NHKは国民の受信料でなりたっているのですから、当然国民の大多数の意見を尊重すべきです。
  • 生中継中止を残念に思っています。いまだに放送中止が納得できません。野球賭博に関係のない力士の方が多いのに、力士たちが気の毒です。今のダイジェスト放送では、大相撲の醍醐味は伝わりません。
  • 本当に悪いのは賭博を設定した暴力団の存在だろう。そこにメスを入れないマスコミの弱腰こそが問われているのではないか。本当の悪に目をつぶり真っ正直に生きてきた力士ばかりに焦点を当てることはどうなのか。厳然として存在する暴力団の存在をどうとらえるのか。社会の必要悪とのとらえ方は否定しなければならない。
  • 参院選挙の「開票速報」を見た。速報の臨場感を出すために、注目選挙区や注目候補の「当確」が出ると、全国の開票速報の途中にもかかわらず、万歳などのVTRを入れてくる。VTR後に開票の続きを放送すればいいが、注目候補の速報になったりしてめちゃくちゃだ。また、出口調査を過信し「当確」を早く出し過ぎている。早く「当確」が出ても下位で当選した人もいた。
  • 参院選挙で民主党が大敗したが、これは菅総理の消費税発言を大きく取り上げ、世論調査の支持率低下など、民主党に不利な報道をしたからだ。選挙期間中は有権者への影響を考慮し、世論を誘導するような報道はすべきではない。また、選挙特番にアイドルやお笑いタレントを出演させ、バラエティー番組のような扱いをしている放送局もあった。政治に対する真面目な取り組み方が感じられない。 内閣および政党支持率の世論調査の回数を減らしてほしい。国民は世論調査に影響される。世論が支持しているから、または世論が支持していないからと影響されているように思う。特に内閣支持率は支持率が低下し始めると雪崩のように下がる。これはマスメディアの悪影響ではないか。
  • 民放の情報番組を見ていると、政治に関する情報は国民主体ではなく、テレビ局本位の批判報道のようで苦々しく思う。重箱の隅をつつくような番組が多い。国会で何が審議され何が決まったかより、誰が失言したか、誰々が悪いとか、野党よりひどいことを政府に質問している。政治評論家と称して出演している中には、我々一般国民より幼稚な解説をしている者もいる。我々に何を伝えたいのかさっぱり分からない。
  • メディアが競って政権や政党の支持率を発表しているが、何の目的で行っているのか。ワイドショーのネタ探しとしか思えない。ある局の朝からの生番組などは、司会者がヘラヘラ薄笑いを浮かべ、ゲスト議員を小ばかにしたような内容を放送している。「報道の自由」とは、内容がどうあれ、自由に放送出来るということなのか。メディアの考えを押し付けられるのは、余計なお世話だ。
  • 大韓航空機爆破事件の元死刑囚キム・ヒョンヒが来日したことを放送していた。移動中、ヘリで追いかけ、その様子を細部に至るまで伝えていた。移動先の敷地の建物の見取り図までフリップを使って説明していたが、行き過ぎではないか。警察が厳戒態勢を敷いて警備している中、ここまで詳細に放送してしまっては警察の努力が水の泡だ。拉致問題や国の外交問題にもかかわる内容を芸能ネタと同様に扱ってはならない。
  • 福岡の民放各局は、大雨・水害・交通情報などをテロップで流していますが、CMになるとテロップが消えてしまいます。番組が始まると、また最初からの情報が流れ、最後の情報にはなかなかたどりつきません。CMが終わるまで我慢していても、さっき見た情報からまた始められるとイライラします。3月のチリ地震の津波警報のように、CM中もずっと情報を流し続けてほしい。福岡県民にとっては津波以上に大雨情報は即時性を要するのです。
  • 韓国俳優の自殺についてです。現地の配信に委ねずに、各テレビ局は独自取材のために韓国まで出向いたのだろうか。マスコミの対応が理解できない。結果として、マスコミに乗せられた一部の日本のファンまでも現地に出向き、情けなかった。そっとしておいてあげることが、人間としての道理ではなかろうか。

【番組全般・その他】

  • 出演者に危険なゲームばかりさせていて、怪我人が出るのではないかとハラハラした。後半の、椅子を執拗に回すシーンは不快以外の何ものでもなかった。いい大人が公開いじめをするさまを放送していた。顔面蒼白の出演者に「死後硬直」とスーパーを載せるとは制作者の神経を疑う。番組の制作者の中に誰一人として疑問を持つ人間がいなかったのかと呆れて物も言えない。悪質にも程がある。不快極まりない。
  • ダウンタウンの浜田に「止めて!」と訴えても、執拗にイスを回され、顔色が青くなった様をまわりの同じ芸人やスタッフが笑っていることが不快きわまりなかった。舞鶴で手足を縛られ重りをつけられた状態で海に蹴り落とされ亡くなった少年の事件がすぐに頭に浮かびました。ゲームでも何でもありません。番組をやめてほしいです。
  • 問題だらけの番組でした。熱中症などによる脱水症状で倒れてしまった人がいる中で、三輪車レースをやり続けたことは問題です。テレビという影響力の強いメディアが熱中症でも頑張る姿を放送することで、熱中症への認識が甘くなります。また、タレントが駅伝で熱中症になりました。しかし、それでも企画を続け、タレントに200mですが走らせました。命にかかわることなのに、認識が甘いと思います。
  • テレビを見てこんなに不快になったのは初めてです。いくら作り話とはいえ、子供がいたぶられながら殺されるシーンはあまりにもひどい。身が震えるほどに不快で、犯人にではなく制作者に強い怒りを感じました。いくら話題を作り視聴率をとりたいからといって、やっていい限度を超えています。あのシーンは必ず模倣犯を生みます。テレビはどうなってしまうのだろうと不快で情けなく、ただただ涙が出ました。
  • アナログテレビで見ているが、今日から突然、画面が小さくなった。今までは上下に黒い帯が入って横長の画面だったが、今日からはそれに加え左右にも黒い帯が入った。小さなテレビなのでさらに一回り小さくなり非常に見づらい。総務省に電話をすると「地デジ対応テレビの購入を促すためにテレビ局と協力して、わざと小さい画面表示にしている」と言われた。テレビを買えない貧乏人に対する嫌がらせだ。
  • 1年後に地デジへ完全移行することは、十分に理解している。しかし、各家庭に経済的な事情があるため、地デジ化していないだけである。これは、国を挙げてのアナログ弱者いじめではないか。バラエティー番組がいじめにつながると言って規制ばかりしているが、こちらの方がよっぽど問題だ。
  • 最近のテレビ番組は略語が多過ぎて理解できないことがよくある。例えば情報番組で「デパチカ」という言葉が出ていたが、「何のことだろう」とあれこれ考えているうちに分からないまま番組が終わってしまった。後で孫に聞いて知ったのだが、「デパートの地下売り場」の略称だという。若い子同士の会話で使うならともかく、そうしたおかしな造語をテレビ番組で堂々と使うのはやめていただきたい。
  • スポーツ新聞や週刊誌の記事を題材にした放送が多い。放送するからには内容についてはしっかり責任をとってほしい。テレビを通して聞いたニュースは確かな報道のような勘違いを起こしやすい。スポーツ新聞や週刊誌はいい加減な報道をするものと思っていましたし、面白おかしければよいと考えていました。テレビで流れると、思わず信じてしまいそうになります。真実かどうか確認してから報道する義務があると考えます。
  • 最近、YouTubeやニコニコ動画等で閲覧できる映像を利用し、ナレーションや字幕などとともに芸人や役者の顔窓やコメントを利用している番組が多い。各局で放送しているので、同じ内容を何度も見たりする。YouTubeなど動画サイトや動画製作、投稿者にきちんと許可をとっているのだろうか。以前知人が投稿した動画がテレビで放送されたので、知人に連絡すると本人が驚いていたので権利の所在など確認を怠っていると思われる。個人の権利はどうでもよいのだろうか。
  • 投稿動画だけで構成されたスペシャル番組が多い。どの局もこぞって放送しているが、金がないのか、それとも番組を自分たちで作ろうという気がないのだろうか。インターネット上にあるものだから、視聴者の中にも見たことのある人は大勢いるだろう。なぜ素人の投稿動画だけを使って番組を構成するのか。海外の素人の動画や動物の動画をスタジオにいるタレントが笑って見ているだけだ。手を抜いているとしか思えない。

【ラジオ】

  • 民放連のラジオCMで、子供が「温暖化すると砂漠の中を通学することになるかも」と言っていた。いくらなんでも、人為的要因の温暖化で、砂漠の中を通学することになるとは思えないし、そんな意見をどの研究者からも聞いたことがない。間違った考えを世に流布するものだ。

【CM】

  • 今月は選挙があったが、「ソフトバンク」の白戸次郎が選挙に出馬するCMが気になった。放送の法律がどういう仕組みかはわからないが、選挙期間中にかかわらず、そんな嘘話を放送して大丈夫なのだろうか?

【BPOへの意見】

  • ラジオでBPOの告知を聞いたが、「××していないよね?」という言い方は、いじめをしている人が言うような言い回しで、聞いていて不愉快になる。今後、告知を作るときには「××していませんか?」にしてはどうか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 司会者が出演者に「こいつ脳死だ」などと言っていたが大変不快に感じた。あってはならない発言だ。実際に脳死の方々にも失礼であり、テレビ番組で人に言って良い言葉とは到底思えない。番組を見ていた子どもが真似したりでもしたら問題ではないか。
  • ゲストのお笑い芸人が出版した絵本や色紙などを出演者らが蹴飛ばしたり踏み付けたりした。何故そんなことをしたのかは分らないが、理由はどうであれ大切な作品を傷めたり汚したりするとはひどい。芸能人がそのような行為をしていては子どもの手本にならない。
  • お笑い芸人が地方に行き、女子高生をスカウトし、男性誌でグラビアデビューさせるという企画があるが、いかがなものか。街中で声をかけ、親の承諾を得るために家を訪ねるという内容だが、承諾する親が多いことにも驚く。危険なこの時勢、犯罪や事件に発展するということも考えないといけない。安易に承諾する親の気も知れないが、こういうコーナーは必要ないと思う。
  • 子ども番組でのお笑い芸人の歌が小学生にはふさわしくない。この歌は「女子だって、気に入らない男子がいたら我慢しないでパンチをしてよい」という内容だ。暴力を肯定する歌は放送してほしくない。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 子どもを惨殺した犯人に主人公が復讐するというドラマだが、残酷なシーンが多く見るに堪えない。恐怖でおしっこを漏らしてしまった子どもを犯人が面白がるシーンは明らかに常軌を逸しており、ドラマとしても一線を越えている。21時台だと子どもも見る可能性が十分にある時間帯だ。痛ましすぎて気分が悪くなり途中で見ることをやめてしまった。

【いじめに関する意見】

  • 女性芸人に痴漢行為をする男性芸人を笑って許す場面や、いすに座って何回転もさせられ顔色が悪くなっている芸人を司会者がどなりつけて無理やり再度いすに座らせ回転させる場面は、力の強い者による弱い者いじめ以外の何ものでもなくセクハラ・パワハラでもある。人が嫌がったり、苦しむ様子を見て笑いをとろうとする番組作りは最低だ。
  • 芸人が後輩の頭をバリカンで勝手に剃るという行為をしていたが、立場を利用してのいじめに繋がる場面で不快に感じた。一般社会では絶対許されない行為ではないか。その後も、ゲストの家で裸になりゲストの妻と布団に入る、生きた魚をテーブルや床で跳ねさせるなど、自分の家にこのようなことが起きたらと思うとゾッとする場面ばかりで、良識がないのかと思わせる内容だった。子どもの成長に有害だと感じる。

【性的表現に関する意見】

  • “新番組”ということで子どもと楽しみにしていた。ところが、番組が始まってすぐに子どもの殺害シーンや過激な性描写があり驚いた。21時台の番組は子どもを含めた家族で見る時間帯でもある。キスシーンくらいならともかく、露骨な性描写まで放送するのは行き過ぎではないか。映画であればR指定などで見るかどうかの判断も可能だが、テレビでは内容が確かめられないまま子どもでも見る可能性がある。配慮が必要だ。
  • 小中学生が帰宅する時間帯の夕方の情報バラエティー番組で、性の記事や話題を特集するのはいかがなものか。ゲストコメンテーターまで自身の性的な体験談などを語る始末だ。いき過ぎた内容を一刻も早く改善すべきではないか。
  • 深夜のバラエティー番組だが、深夜とはいえ子どもが見るかもしれない。パジャマを脱がしあい、その下に着ている水着姿になり、その様子を股間や胸などに迫って映す行為は不適切すぎる。そもそも水着姿ばかり映す番組がなぜ成り立つのか。なぜやめさせないのか。もう少しモラルをもって番組を管理してもらえないか。

【危険行為に関する意見】

  • クイズ番組で、限界に挑戦させようと狭い部屋の天井を徐々に下げて圧迫したり、密封された中に水を放水して首まで水につからせたり、水の中に答えを取りに潜らせたり、どう考えてもやりすぎではないか?水の圧力の恐ろしさがわかっているのだろうか?制作者が過激な番組を作らなくてはいけないように追い詰められている感じを受ける。事故などが起きないうちに再考を求める。

【動物に関する意見】

  • 狼犬に人を噛み殺させるというきわめて悪質なドラマだ。国内でも土佐犬など大型犬に噛まれて大怪我をしたり亡くなる人が出ている。動物を凶器に使うなど最低である。こういった番組は子どもたちの健全な育成に大きな影響がある。愛犬家から見ていても許せない番組だ。

【推奨番組に関する意見】

  • 差別されがちなサブカルチャーやネット文化をちゃんと評価し上手く扱った良い番組で、なかなか面白かった。マニアックな内容や独特な表現で正直わからないところもあったが、そこもまた良いところなのだろう。放送局には、サブカルチャーを学術的に評価したり、言論・表現の自由や内心の自由の意味や意義をどう考えるか、科学的・論理的に扱った番組を作ってほしい。

【残虐シーンに関する意見】

  • 子どもが見る時間帯のアニメであるにもかかわらず、戦闘で血が飛び散るシーンがある。少し見て気分が悪くなった。このアニメには配慮がなく、殺すことが格好良いように表現されていて問題だ。深夜夕方を問わずこういった残虐アニメが増えている気がする。売り上げや視聴率を求めることは仕方ないが、最低限のルールを作らないとモラルが崩壊する。

【CMに関する意見】

  • 使用無料を全面に出しているゲームの広告だが、有料部分をわかりやすくして無料部分と合わせて広告しないと詐欺に値すると思う。また、「盗む」というキーワードでゲームのツールを盗むことに引っ掛け、人の”彼”を盗む行為を演出している。道徳的に悪影響を与えることは必至である。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「人を馬鹿にしたり、下品なことを言う番組」について、テレビからこれらを取り除くことで世の中が良くなるのだろうか。テレビの環境浄化で良い子が育つのなら学校は不要だ。また、BPOはテレビの警察でもなければ、視聴者の不満や愚痴の捌け口でもない。その点を履き違えている意見が多すぎる。
  • 最近のBPOの視聴者意見は言葉の表現や方言、それにバラエティーへの批判が多すぎる。「方言を直せ、分かりづらい」などの言葉の批判は方言への差別に値する。また、バラエティー番組は笑えて人生を楽しくするものだ。「殺すぞ」などの言葉については制限してもいいと思うが、細かい表現にいちいちつっかかっていたら自由に発言できなくなる。今の放送は取り除かなくてもいいものまで取り除いていると思う。
  • ドラマでの暴力・殺人シーンについて「子どもに悪影響」との意見に賛成だ。映画にはR指定などがあり、過激な暴力や性表現などを扱った作品では子どもは入場できないが、テレビはどの年齢でも見ることができてしまう。親子で話し合うことも重要だが、すべて視聴者に任せることは危険だと思う。