2017年7月に視聴者から寄せられた意見

2017年7月に視聴者から寄せられた意見

国会審議におけるテレビ各局の報道姿勢が、政権批判や総理批判などに偏り過ぎているのではないか、といった意見。九州北部地方で記録的な豪雨により大きな被害が出たが、災害時の報道のあり方や、視聴者投稿映像に関する意見など。

2017年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,947件で、先月と比較して1,103件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール77%、電話21%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性28%、不明1%で、世代別では30歳代27%、40歳代26%、50歳代18%、20歳代16%、60歳以上10%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は1,508件【54局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

国会審議におけるテレビ各局の報道姿勢が、政権批判や総理批判などに偏りすぎているのではないか、といった意見が多く寄せられた。また、九州北部地方で記録的な豪雨により大きな被害が出たが、災害時の報道のあり方や、視聴者投稿映像に関する意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は45件、CMについては34件あった。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は233件で、前月から67件増加した。
今月は「暴力・殺人・残虐シーン」が53件と最も多く、次に「表現・演出」が45件、「報道・情報」が37件と続いた。
「暴力・殺人・残虐シーン」では、高校生を主人公にした連続ドラマでの暴力シーンについて意見が寄せられた。「表現・演出」では、バラエティー番組で芸能人を万引き犯に仕立てて、だます「ドッキリ企画」について意見が寄せられた。「報道・情報」では、芸能人夫婦の離婚問題の報道について意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 九州北部の豪雨に関する視聴者からの動画が放送されていた。なかには、周囲の住宅が今にも濁流に飲み込まれようとしているなど、危険が差し迫っていることがうかがえるものがあった。一方で、各局のニュースで、直ちに命を守るための行動をとるように呼び掛けていた。これは矛盾した行為ではないか。メディアが視聴者投稿を放送していることが、視聴者の安易な行動を促す一因になっている。少なくとも進行中の災害については、全メディアが協定し、視聴者からの投稿の放送を控え、避難を優先するよう呼びかけるべきではないか。

  • 6月の視聴者意見で、スクープ映像募集のあり方について、新潟県三条市の寺での火災におけるスマホ撮影の意見があったが、私も全く同感である。以前、交通事故をニヤニヤと撮影して去って行った人を見たことがある。救助や通報、誘導と居合わせた多くの人が協力して命を救おうとしている現場でだ。相変わらず各局では「あなたのスクープ映像を送って下さい」とPRしている。先日の豪雨災害でも、身の安全が先決であるにもかかわらず、無理な状況から洪水の映像を放送局に送ったスマホユーザーも多かったようだ。素人が、緊迫した状況で撮影している余裕があるのなら、お年寄りなど地域の人の避難や保護のことを考えてはどうかと思う。安全やマナー・モラルを無視した映像でも、喉から手が出るほどほしいのだろうか。放送局の倫理観には疑問を抱かざるを得ない。

  • 福岡ドームで行われたプロ野球中継を見た。試合後のヒーローインタビューの際、アナウンサーがその日のヒーローの選手に「現在、福岡や大分が豪雨で大変なことになっています。それについて何か一言を」とマイクを向けた。ところが、その選手は豪雨のことを知らなかったようで黙ってしまった。無理もない。この日の午前中はそれほど激しい雨ではなかった。午後になって状況が変わり、短時間で大災害になったのだ。試合当日の野球選手は、心身ともにゲーム前の準備に没頭していて、ニュースを見聞きする余裕も無かったのだろう。選手が黙ってしまったところで、アナウンサーはそのことを察しフォローすべきだったのに、同じ質問を再度繰り返した。その間、選手は無言でうつむいたままだった。アナウンサーとして臨機応変に対応できなかったことが残念だし、選手のイメージが悪くなるのではないかと心配してしまった。

  • 都議会議員選挙前の各局の報道姿勢について。元秘書に対して暴言を吐いた女性議員がいた。確かに、彼女の態度はあるまじき行為だと思うが、それを伝えるマスコミの表現方法に問題はなかったのか。罵声を大きな音声とともにテレビ画面一杯に大きな文字で映し出す。それが何回も何回も繰り返された。他局へ替えても、同様に見せつけられた。このことが視聴者の意識、あるいは都議選候補者の選考基準に影響を与えないわけがない。政治の公平中立性という放送倫理に反している。テレビ局側のインパクトのある内容ばかり優先され、視聴者側の見る権利が疎外されている。悪害演出に対し、自制を求める基準と警告を希望する。

  • どの番組も現政権の批判を主としている。日本では表現&思想信条の自由があるが、公共の電波を使って偏った物の見方を是とする番組は問題がある。各番組とも「~と思う」「~と思われても仕方ない」という、憶測や推定の不確かな根拠を基に現政権を非難する報道を繰り返している。現政権に明確な非があり、物的証拠をもって非難するのなら理解できる。しかし憶測に基づく偏った非難は、どう考えても番組側の思想を視聴者に強制する行為だ。テレビを見ている人は「テレビが言うのだからそうなのだろう」と影響を受け、テレビが望む方向に思想が傾倒する可能性がある。賛否のある問題、特に政治問題は多角的に取り上げ、中立公平な情報を基に視聴者に判断させるのが望まれる。また、中立性を保つというアリバイ作りとして、政権を擁護する立場のコメンテーターを呼ぶ番組もあるが、その場合、そのコメンテーターが話をし始めると司会者がそれを遮ってコメントを途中で中断させることも多々ある。こんな不誠実な番組が存在しているのは異常だ。

  • 最近、偏向報道が進んでいる気がする。特にインターネットで流れる情報と、テレビの情報の乖離が激しい。国民がテレビから離れていくというのも納得できる有様になっている。政治を報道するということは、2つの対立する立場の中で、両方の立場からの意見を平等に報道しなければいけないのではないか。

  • 所沢市の小学校の児童が教師から体罰を受け、学校側が謝罪しているということは何らかの実態があったかもしれない。しかし、被害保護者からの視点だけで報道されている。学校での教師と被害児童とのやり取りを目にした児童の中には、食い違う話をしている子もいるらしい。被害者だけに視点を置いて大人目線での報道でいいのか。もっと配慮はないのか。体罰は許されることではないが、先生は教育熱心で評判が良かったことも事実ではないのか。実際、この出来事が身近で起き、背景が見える者としては、報道が適切なのか疑問を感じた。

  • 私は児童クラブの職員をしている。小学生の子ども達と学校が終わってから過ごしているのだが、子ども達が時と場所を選ばずに「このハゲー」と叫ぶことがある。言葉の意味など関係なく使っているようだ。また、児童クラブの職員である私に「バイアグラってなに?」と悪気なく聞いてくるが、説明していいのかどうか悩んでしまう。今日から夏休みになり、子ども達もテレビを見る機会が増えるだろう。問題になっている投稿映像や暴言を吐いている音声を放送することはやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • 日曜朝の番組で、およそ15分にわたり、特定の政党の批判をしていた。今日が都議会議員選挙の日であることを考えると、少し行きすぎているように感じる。もちろん報道の自由はあると思うが、これがたとえ、他の政党批判であっても、今日という日は、特定の政党を長時間批判する見せ方は控えるべきではないか。

  • 朝の番組は、重要なニュースそっちのけで芸能関係の話題ばかり伝えているが、政治経済や気象情報、地域のニュース等々、もっと優先して報道すべき話題はいくらでもあるではないか。朝早くに出勤するサラリーマンにとって、番組は大切な情報源であり、ゆっくり番組を見る暇もないという人々に配慮すべきではないのか。重要性のある話題に特化したような硬派なものだけで十分だ。

  • 昼の番組で「都知事初登庁の際、都議会議長が知事の握手を拒否した」と虚偽の内容を伝え、さんざん議長を批判した。実際には握手していたのに、である。捏造ではないか。しかも1年も前の映像を一部分だけ切り取って都合よく編集するなど、世論操作にも等しい。以前より感じていたが、この番組は、政権批判など偏向がひどい。テレビの影響力を考慮し、公平・公正な放送をするべきだ。

【ラジオ】

  • プレゼントでの選考に異議あり。「この夏、会いに行きたい人は誰ですか?会いたい理由やエピソードを番組中紹介させて頂いた方から抽選で往復航空券を差し上げます」。この内容でリスナーからコメントを募集して番組内でも多数紹介されていた。しかしプレゼントが当選した人は「この夏、会いに行きたい人は誰ですか?」にコメントした人でなく、「ハワイ島に行きたい」とコメントした人だった。無関係のコメントをした人に当選させるのは、懸賞に関する定義にも違反しているとしか思えない。スポンサーが9月から路線を開設するにあたり、番宣のために「ハワイ島に行きたい」という人を当選させたとしか思えない。そのような趣旨であれば、「ハワイ島就航を祝し、ハワイ島への想いをお聞かせ下さい。その中からプレゼントいたします」ではないか。リスナーをだますような番組は好ましくない。

【CM】

  • サプリメントや化粧品のCMなどで「これは良く効きます」と出演者が効用を強調する。その上で「これは個人の感想です」と、見えないくらい小さく画面の隅に出す。こうすれば薬事法違反にならないのか。誇大広告にならないのか。「個人の感想」というのは、表現の自由とはいえ、ひどすぎる。消費者トラブルに繋がるように思う。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 高校を舞台にした連続ドラマで、暴力的なシーンがひどい。小中学生でも見られる時間帯に放送しており、現実のいじめなどにもつながる可能性がある。これで類似の事件が起きれば、このドラマが起因となったと感じてしまう。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で芸能人へのイタズラとして、万引き犯に仕立てるドッキリ企画があった。ドッキリをかけられた芸能人への人権侵害にもなるし、視聴者、特に子どもへも悪影響だ。これを真似する人が出てきたり、いじめにつながる可能性もある。

  • 医療を扱った情報バラエティー番組で、モザイクなしに手術映像を画面いっぱいに流していた。そういう映像に耐えられない子どもへの配慮がない。子どもにとってトラウマになりかねない。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 女優の離婚騒動を取り上げる際、本人がネットを使い、個人を中傷し続けている映像を、テレビでも放送し騒いでいるのを見るのは非常に不愉快だ。一方的な恨みを晴らす道具に使うことがまかり通ると思うと、子どもにも悪影響だ。

  • 高校野球のニュースを取り上げる際、東京のある高校の一選手をスター扱いして流し続けることは不愉快だ。青春を賭けた高校生をもっと平等に扱うべきだ。偏った放送はやめてほしい。

2017年6月に視聴者から寄せられた意見

2017年6月に視聴者から寄せられた意見

フリーアナウンサーが闘病の末亡くなったが、その過熱した、遺族への配慮を欠く報道のあり方への批判。また、痴漢問題を扱った情報番組への意見や、日本人選手が活躍した卓球の世界選手権の中継について、試合開始時間等の番組編成への意見など。

2017年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,844件で、先月と比較して368件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話23%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性29%、不明1%で、世代別では30歳代28%、40歳代25%、50歳代19%、20歳代16%、60歳以上10%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は885件【48局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

フリーアナウンサーが闘病の末亡くなったが、その過熱した、遺族への配慮を欠く報道のあり方への批判が多く寄せられた。また、痴漢問題を扱った情報番組への意見や、日本人選手が活躍した卓球の世界選手権の中継について、試合開始時間等の番組編成への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は49件、CMについては30件あった。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は166件で、前月から43件増加した。
今月は「低俗・モラルに反する」が28件と最も多く、次に「性的表現」と「表現・演出」がそれぞれ25件、「報道・情報」が24件と続いた。
「低俗・モラルに反する」では、全裸でお盆だけを使って股間を隠す男性芸人の出演について意見が寄せられた。「性的表現」では、バラエティー番組で中学生棋士の連勝を取り上げた際のお笑いタレントの発言について意見が寄せられた。「報道・情報」では、スポーツセンターで男子中学生が女児を投げ落とした事件の報道について意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • フリーアナウンサーの逝去に関し、夫の歌舞伎役者の記者会見があった。何項目にもわたり、執拗に質問を繰り返す様子が報道された。悲しみにくれる家族の気持ちを察し、なぜ早めに切り上げてあげないのか。今聞かなければならないことだろうか。家族の気持ちは十分察しがつくではないか。涙ながらに語る夫の姿を報道した、それだけでいいのではないか。今一度、報道のあり方を見つめ直してもらいたい。全てを事細かにすることが、報道の使命ではないはずだ。

  • フリーアナウンサーの逝去以降、テレビ各局で、朝からそのニュースが報じられているが、どの局も同じ時間帯に報道され、天気予報が確認できず困った。私が住む地域は早朝から雨が降り、農作業をしている関係もあり、天気予報を確認したいが、どの局も天気予報をやっておらず、朝7時40分あたりから一斉に天気予報が始まった。雨の場合、交通手段も変わるうえ、その日の作業予定の問題もあるので、天気予報の時間帯を各局でずらしてもらうわけにいかないだろうか。確かにこの件は気の毒だとは思うが、各局揃って同じ時間帯に報道するほどの内容だとは思えない。

  • 14時半から歌舞伎役者の会見が行われ、生放送していた。また、16時半からは、文部科学省の前事務次官の会見の予定があった。歌舞伎役者の会見は十分に放送されたので、前事務次官の会見の方も最後まで見られるだろうと思っていたが、10分ほどで歌舞伎役者の中継録画に切り変わった。急で不自然な切り替えであり、何か政府からの圧力でもあったのかと疑問を感じざるを得なかった。前事務次官の記者会見会場には各局のテレビクルーがきていたのに、放送しないのはおかしい。不自然だ。何か釈然としない。

  • 昨今の政治に関する報道に、著しい偏りがあるように感じる。テレビ局や後ろにいる新聞社の思惑によって、視聴者を誘導するような行為が横行しすぎている。本来、報道とは真実を伝えることが大事なはずだが、最近では、局側の意向に沿う専門家と呼ばれるような人間や、ジャーナリストをずらっと並べて、一方的な見解を視聴者に押し付けている。現在のテレビの報道は、週刊誌と同レベルの質の低いものになっている。マスコミ全体がもっと中立性をもって報道するべきだと思う。報道の自由という言葉を勘違いしてはいないか。

  • 元放送局社員から暴行を受けたと訴える女性が、実名と顔出しで会見を開いた。しかしその後、どこの局もパタッと報道しなくなった。女性が性被害をここまで訴えるということは、相当な覚悟が必要だったであろう。マスコミはきちんと追及するべきだ。

  • テレビで「痴漢」の問題が出るときに、「冤罪」がセットで出てくるのが気になる。ニュースでも「痴漢だと誤解されたら」といった特集が多く、あたかも痴漢騒動のほとんどが冤罪であるような扱いだ。女性も冤罪の可能性は考えるし、ある程度確信を持ってから勇気を振り絞って声を上げるので、そうそう冤罪が起こるとは思えない。実際、痴漢被害はすごく多い。「痴漢」でネット検索すると、痴漢を訴える女性を責める言葉が山のように出てくる。それは、テレビが痴漢=冤罪というイメージを強調しているのも一因ではないか。

  • 東名高速道路で、観光バスと中央分離帯を飛び越えた乗用車の事故があったが、一命をとりとめた運転手が入院した病室でインタビューを受けていた。鼻に管があり、点滴の姿も痛々しい運転手に対して、マイクやカメラを向ける姿勢は疑問だ。ある番組では「家族と本人の許可を得て」などと、あたり前のように言っていたが、放送局への抗議を減らすための言い訳にしか聞こえなかった。許可を取ろうとなんだろうと、痛々しい姿の運転手に対して、この時点で取材すること自体が非常識だと思わないのだろうか。命は助かったのだから、コメントは後日でもいいはず。回復を待たず、しかも病院にまで乗り込む必要がどこにあるのか。人の気持ちを考えた報道を肝に銘じてほしい。

  • 新潟県三条市の寺で火事があった。野次馬が警察の制止を振り切り、寺の境内に入り込み、ひどい者は墓石に登るなどして、スマホで火事の動画を撮影していた。結果、その動画がNHKのニュースで使われたのを皮切りに、民放各局のニュースで流れていた。モラルの無い撮影に唖然としたことは言うまでもない。しかし本当に問題なのは、このように撮影された動画をテレビ局が使用したこと。「危険を冒してでも自分の動画がテレビで放送されるならば撮影しよう」という行為の助長につながりかねない。誰でもスマホで簡単に動画を撮れる時代だ。良い面もあるが、今回のようなケースもあることを、放送局の人達に認識してもらいたい。

  • フィリピンで300人からの死者が出て、外務省も渡航注意情報を出しているというのに、なぜテレビは報道しないのか。ロンドンよりよほど近いのに、欧米とアジアで人命の重さを秤にかけているのか。外国の交通事故みたいな、国民生活にほとんど関係ないものなどを放送し、日本に火の粉が掛かるかもしれない重要事項を報道しない。「テレビはくだらん」と視聴者が離れるのは当然と思う。

【番組全般・その他】

  • 日曜日の番組で、茨城県取手市の中学生自殺について、女性タレントの加害者を過剰に庇うような発言に問題があった。被害者は亡くなっているのに、それを気にも留めずに、加害者の今後だけを心配しているように聞こえた。そもそも、いじめによって被害者を自殺に追い込んでいるのだから、加害者もその責めを負うべきではないか。きちんと罪を償ったうえで、今後の心配をするのであればそれはわかるが、責めを受けないまま、それを擁護するのはおかしい。

  • 自民党女性議員の音声データについて。私は現在、上司からのパワハラで心療内科に通院中だ。起きたばかりの無防備な精神状態のところに、いきなり怒声が大音量で繰り返し流れ、非常に驚いた。今も動悸と身体の震えが止まらない。ニュースの内容を考えると、音声データを流したほうが視聴者には分かりやすいし、いきなりのほうが興味も惹く。番組制作側の意図は理解できるが、視聴者に与える影響力を考えれば、慎重に取り扱ってほしいと願うのはわがままだろうか。議員の怒声はパワハラの記憶をフラッシュバックさせる。音声データは今後も各局から流れることだろう。私個人は、しばらくテレビは見ることができない。いつまた、あの怒声が流れるかわからないので。

  • 東海地方の番組で、「日本一バラエティー豊かなえびせん料理」ということで、私の住む町が取り上げられていた。えびせんべいをみそ汁に入れたり、醤油をつけて焼いたえびせんべいをご飯にのせて"海鮮丼"にしたり、すき焼きにえびせんべいを入れて"海鮮すき焼き"にしたりして、あたかも町の人がそのようにして食べていると紹介していたが、住民の一人として「そんな事実はない」と断言できる。番組に出演した町の人達も、この内容に不満の声が多かった。町をバカにされ非常に不愉快だ。何故このような間違った情報を流したのか調査してもらいたい。

  • 世界卓球と全仏テニスをセットで放送していた。具体的な放送予定を曖昧な表現で一切案内しなかったので、視聴者は、延々とチャンネルを合わせたまま待っていなければならなかった。また、卓球とテニスという異質なスポーツを組み合わせたことにより、卓球を見たい人はテニスを、テニスを見たい人は卓球を見ながら待たなければならない。さらに、長い時間待ったあげく、期待していた試合はライブではなく、VTRで試合途中からの放送となり、しかも、結果のスコアは事前にテロップで知らされてしまい、とても残念だった。

  • 私の父は目が見えないので、"テレビを聴くこと"が好きだ。最近はニュースを見ていてもバラエティーを見ていても父には理解できないものばかり。字幕はたくさん見かけるが、外国語のときはなるべく通訳したものを放送してほしい。副音声を選べばいいと言われそうだが、視覚障害者のための副音声はあまりに少なく、ほんの一部の番組でしか行われていない。見えなくても、番組を楽しみたい気持ちは私達と一緒なので、少しでも改善してもらえると嬉しい。

【ラジオ】

  • FMを聞いているが、今月いっぱいで午後のシネマコーナーが終了する。とても良質なコーナーなので残念だ。その週に公開される映画を紹介するのだが、紹介の前に必ず、リスナーに一週間前に出したお題の回答を読み上げる。通常のラジオ番組では、お題の回答はEメールやハガキなどで読まれるが、このコーナーは掲示板での書き込みで回答する。リスナー同士のコミュニケーションもできて、とても画期的なコーナーだった。

【CM】

  • ホラー映画のCMは流すのをやめてほしい。4歳の娘が毎回怖がる。突然始まるので、チャンネルを替えるにも間に合わない。

青少年に関する意見

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • バラエティー番組に全裸で股間をお盆で隠す芸人が出演しているが、不愉快だ。最近、お盆以外のもので隠したり、際どいポースを取ったりと、エスカレートしている。大人のモラルの欠如は、子ども達の心へ良い影響を与えない。

【「性的表現」に関する意見】

  • バラエティー番組で、中学生棋士の連勝の話題を取り上げた際、お笑いタレントが「彼が童貞でなくなったら変わると思う」と発言した。プロの棋士に対してあまりに侮辱的な発言だと思う。大人が、少年に対し性的発言をする行為は、立派なセクハラではないか。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、女性国会議員の元秘書に対する暴言・暴行の問題について面白おかしく取り上げ、笑いにしている。ふざけ過ぎる内容を元にいじめを行う子どももいると思う。取り上げるからには真剣に報道してほしい。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 広島県のスポーツセンターで男子中学生が2階から女児を投げ落とした事件のニュースで「加害者は特別支援学級に通っていた」と伝えているが、「特別支援学級」を特別視することにつながり、差別感を生む。また、小さい町で、加害者が特定されてしまう。加害者がまだ中学生であることに、報道する側の配慮が感じられない。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で茨城県の中学生いじめ自殺事件について、スタジオの女性タレントが「加害者の生徒が、罪悪感を一生背負っていかなければならないと思うと心配だ」などと発言した。被害者側の気持ちはまるで無視するような発言だ。このような加害者のみに配慮し、一切の責任は問うべきではないという考え方が、世の中に浸透することの悪影響を懸念する。

【「視聴者意見への反論・同意」】

  • 全裸の芸が批判の的になっているようだ。その理由として「わいせつだ」や「教育上問題だ」などが挙げられているが、それほど目くじらを立てるほどのものだろうか。彼の芸を見てもわいせつな感じはない。また、子どもたちが真似をするとも思えない。

2017年5月に視聴者から寄せられた意見

2017年5月に視聴者から寄せられた意見

愛媛県今治市連続殺傷事件について、各局の情報番組における容疑者やその家族への取材のあり方への意見。痴漢疑惑による線路立ち入り事件についての報道のあり方や、情報番組でのコメンテーターへの批判など。

2017年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,476件で、先月と比較して20件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話24%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性29%、不明1%で、世代別では30歳代26%、40歳代25%、50歳代22%、20歳代14%、60歳以上11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は664件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

愛媛県今治市連続殺傷事件について、各局の情報番組における容疑者やその家族への取材のあり方への意見が多く寄せられた。また、痴漢疑惑による線路立ち入り事件についての報道のあり方や、情報番組においてのコメンテーターへの批判も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は70件、CMについては22件あった。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は123件で、前月から33件増加した。
今月は「低俗・モラルに反する」が28件と最も多く、次に「表現・演出」が18件、「いじめ・虐待」が16件、「性的表現」が12件と続いた。
「低俗・モラルに反する」では、全裸でお盆だけを使って股間を隠す男性芸人の出演について意見が寄せられた。「表現・演出」では、相方の頭を叩く芸人の出演について意見が寄せられた。「いじめ・虐待」では、バラエティー番組でのプロレス技をかける企画について意見が寄せられた。「性的表現」では、アニメ番組の内容について意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 今治市連続殺傷事件に関連し、参考人が自殺したことについて。報道では、警察の事情聴取のやり方を論じようとしているが、メディアの取材・報道の仕方が適切だったのかどうかも甚だ疑問。防犯カメラに映っていたというだけの時点で、参考人となった女性の自宅前に取材陣が殺到し、自宅から出てきた捜査員の前を塞ぐように撮影し、事情聴取の行われた翌朝には母親にインタビューする。そうした行為が女性に精神的なプレッシャーを与え、自殺に追い込んだという可能性はないのか。「現地の状況を伝える」という報道の役割を逸脱し、各局が競うように「犯人探し」をしていなかったか。検証し、問題があれば正す必要があるのではないか。

  • 痴漢の疑いの男性が駅のホームから飛び降り、逃げる様子をニュースに取り上げていた。実名を公表するのはやり過ぎではないか。「男性がジュースをこぼし、隣に座っていた女性客ともめて線路に逃げた」と伝えていた。確かに、線路に降りて金網のフェンスを越えた行為は法に触れるかもしれないが、それだけで実名を流すテレビ局の基準が信じられない。彼はまだ若いし、これからの人生もあるのに、この件で会社を退職せざるを得なくなったり、場合によっては命を絶ったりするかもしれない。あまりにも犯した行為と、それに対して受けたテレビ局からの罰が比例しない。放送で実名をさらすことに見合う犯罪なのかどうか、厳正な基準を設けるべきだ。

  • 皇族と婚約される一般の男性について。大量の報道関係者が夜間に自宅に押しかけ、インターホンを鳴らして取材、早朝から「職場へ出発」などと中継、過去の交友関係を洗い出して根掘り葉掘りしているが、必要あるのか。皇族との婚約相手であろうが、現状は一般人だ。プライベート情報を流すのは如何なものか。さらに、「職場へ出発」など、正直、どうでもいいレベルの内容で報道する。これは意味のないことではないか。報道のあり方、内容がかなり行き過ぎている。

【番組全般・その他】

  • 獣医学部新設について、文科省前事務次官が現政権にとって致命傷となるような爆弾発言をした。前後してその人が不適切な店に通っていたことがすっぱ抜かれ、各局のワイドショーでは、そちらのほうが大きく騒がれている。「文科省のトップにいた人物が何という体たらくか」と怒りを覚えるのは確かだ。しかし、彼の発言の重大さは、不適切な店に通うこととは別次元のものだ。簡単に片づけられるものではない。問題のすり替えは官邸側を利するだけだ。テレビなどのメディアは、問題の本質を見誤ることなく、伝えるべきことを伝えてほしい。

  • 情報番組で、タレントがコメンテーターとして出演しているとすごく不愉快になる。事件そのものを批判するのではなく、相手によって批判したり、擁護したりすること。例えば、不倫騒動も「こいつは芸能界から引退してほしい」「人としてどうなんだ」とまで言っていたかと思えば、別の人の不倫だと「この方は活躍のスケールが違うから」などと扱い方が全く違う。「不倫自体が悪い」と一貫してほしい。色々な事件も、ことを起こした芸能人によって、許容範囲だったり、許せなかったりではおかしい。相手が大物タレントの場合や、後々仕事に影響がありそうな人に対しては擁護する発言をする。これは聞いていてあきれる。そんな人はコメンテーターとして仕事をしないでほしい。

  • 「テレビに映った美人を追跡」と題し、路上インタビューを受けた女性や、高校野球中継に映ったチアガールを探して会いに行くという企画をやっていた。なかでも、チアガールの女性に対しては、在籍していた高校へ電話し、卒業後の居場所について尋ねるといったシーンも放送され、さもストーカーのように感じた。彼女に対して過度に執着を持つ人が現れる危険性もある。当該女性には、すでに何らかの手段で出演依頼をしていたのだろうが、このような企画は、今後、一般の人でも、気になった人物が映れば、居場所を特定してもよいと誤解させるような内容だった。

  • いつも楽しく見ているが、今回はあまりにもふざけ過ぎていた。女性芸人が登山をするコーナーで、プロの登山家まで使って危険がないようにサポートしているのに、かたや芸人とはいえ、お尻丸出し、鼻水垂れ流し、体調不良で脱落した芸人が、下山してきたメンバーやサポートしていたプロの登山家の前に、あられもない水着姿で登場するなど、ふざけ過ぎている。この芸人達は、温泉同好会というコーナーにも出て裸になっていた。ボカシが入るなら何をやってもいいものなのか。

  • 紹介したフリップが間違いであったとテレビ局が謝罪した。「真偽を確認しないまま放送に至り」とコメントしているが、放送する情報について「真偽を確認」することは放送人の基本ではないか。事実でもウソでも面白ければ何でもいい程度の感覚なのか。だとすれば、他の情報の真偽はきっちりと確認しているのか疑問になる。放送倫理に関する理解が足りなすぎる。スタッフや出演者が、誰もウソ情報に気付かなかったのも不思議だ。ネタ元と思われるSNSを確認するだけでも、ある程度は真偽が分かるはずだ。出演者がこのウソ情報を基に、映画監督を馬鹿にするように笑っているように感じた。誰かを揶揄したり、傷つけたり、迷惑をかけたりするような笑いは不愉快だ。

  • アフリカの貧困層やシリアからの難民が直面している食糧難、国内でも貧困児童が存在する現状を、定時ニュースなどで伝えた後に、「大食い番組」を平然と流すのは道徳上よくないのではないか。一方では満足な食事ができない人達がいるのに、もう一方では残飯を出し、捨てている。

  • 男性アナウンサーが「他局の女性アナウンサーと婚約した」と出演した番組内で発言した後に、女性アナウンサーがMCを務める報道番組で、自分の婚約について話をしていた。受信料を徴収している公共放送でこのような個人的なことを話すのは如何なものか。他に伝えるべきニュースがたくさんあるはずだ。最近、アナウンサーがこのような話題を話すことが増えているようだが、個人的な事は避けるべきだ。

  • BSの紀行番組でハワイ・ハレイワを紹介していた。定番の観光地を避けようとするあまり、退屈な内容になることもあるが、この日の番組は良かった。誰もが行きたいと思うような美しい場所、美味しそうな食事もきっちり紹介されていた。特に、サーフィンの取り上げ方が印象的だった。ビーチで、サーファーの見事なライディングを見せ、街歩きの途中にサーフボードの工房を訪れ、後半では、障害を持つサーファーの、ビーチを転がってでも波に乗りたいという、サーフィンに対する強い思いがしっかり伝わってきた。ゆるい仕込みはあるそうだが、仕込みだとしても、それを感じさせない見事な構成と演出だった。私も障害を持つ身だが、これほど自然に、しかも重要な役割として障害者が登場する番組はなかなか無い。お涙頂戴や感動の押し売り的な意図も全く感じなかった。サーフィンとともにある、ハワイ・ハレイワの日常を見事に表現した素晴らしい番組だった。

【ラジオ】

  • 午前11時すぎに、DJが、面白おかしく「Jアラート」の音を流していた。テレビと違い、字幕などがないので、音声だけでは、その時にラジオをつけた人には何だか分からない。「これはテストです」とも言わず、番組の流れで「Jアラートの音声を聞いてみようか」ということで音声を流していた。不安を煽る紛らわしいことは流さないのが放送局の役目だ。北朝鮮問題など、世の中が不安で緊張している状況に、簡単に面白おかしく、こういった音声を流してしまう局の倫理観を疑う。

【CM】

  • ピザのCMで、飲食店の前でタクシーに乗り込む若い男女、男は勝ち誇ってVサインを送り、見送る男たちは「お持ち帰りいいなあ」と言って、羨ましそうな顔をしている。この「お持ち帰り」は、飲み会などの帰りに、気に入ったに女性を誘って家やホテルに連れ込む隠語ではないか。言葉として流布しているのは仕方がないが、CMで放送するのは疑問を感じる。

青少年に関する意見

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • バラエティー番組で、全裸でお盆だけで股間を隠す芸をしていたが、これは芸でもなんでもない。子どもが真似をして大変不快だ。面白ければなんでもいいという考えは改めてほしい。

  • バラエティー番組で、カリスマ編集者と名乗る人物が、男性編集者が女性作家にする「枕営業」について話していた。家族で安心して見られる番組だと思っていたので、セクハラへの無神経ぶりに呆れてしまった。

【「表現・演出」に関する意見】

  • あるお笑い芸人が、相方の頭をきつく叩いたり、「ばかちん」など暴言を吐いたりして、見ている方はとても不快だ。子どもが真似をして、怪我などしないか心配だ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で、突然にプロレス技をかける企画は、子どもがふざけて真似しかねない。面白おかしく放送し、怪我や弱いものいじめにつながる恐れがある。放送するなら、決して素人が真似しないよう「注意」をのせるべきだ。

  • 県民性を扱う番組は、見ていて不愉快になる。東京都だけ貶さず、他の道府県を見下しているように見える。これは、東京一極集中、地方の衰退、地方出身者に対するいじめや差別を助長する原因の一つになりやすい。

【「性的表現」に関する意見】

  • アニメ番組で、断ることのできない年上の男性から、若い女の子が身体を触られたり、下着を覗かれたりというシーンが放送された。ストーリーとはほとんど無関係だ。我が家の子どもも大好きで毎週欠かさず見ているが、子どもも見るアニメとしては不適切な内容だ。

【「要望・提言」】

  • テレビをつまらなくしないでほしい。「裸芸」を見て真似る子がどれだけいるだろうか。たぶん、ほとんどいないと思う。テレビの影響は悪いものばかりでなく、良いこと悪いことを判断する力を養う役目もあるはずだ。テレビを見ながら会話して、何をやってはいけないかを教えるのが親の役目だ。

2017年4月に視聴者から寄せられた意見

2017年4月に視聴者から寄せられた意見

千葉県の小3女児殺害事件について、各局の情報番組における取材のあり方への意見や、北朝鮮を取り巻く緊迫した海外情勢を伝えた報道番組への意見など。

2017年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,456件で、先月と比較して645件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話26%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性29%、不明1%で、世代別では30歳代25%、40歳代25%、50歳代18%、20歳代17%、60歳以上12%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は715件【56局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

千葉県で起こった小学3年生女児殺害事件について、各局の情報番組における取材のあり方への意見が多く寄せられた。また、北朝鮮を取り巻く緊迫した海外情勢を伝えた報道番組への意見。そのほか、スポーツシーズンを迎え、プロ野球や海外ゴルフなどの中継番組に関する意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は69件、CMについては48件あった。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は90件で、前月から67件減少した。
今月は「表現・演出」が30件と最も多く、次に「低俗、モラルに反する」が14件、「いじめ・虐待」が11件、「性的表現」が8件と続いた。
「表現・演出」では、バラエティー番組で皮膚の病気の人、美容整形に失敗した人を扱った海外企画について複数の意見が寄せられた。「低俗・モラルに反する」では、全裸でお盆だけを使って股間を隠す男性芸人の出演についての意見が目立った。「いじめ・虐待」では、バラエティー番組でのローションを塗って階段を駆け上がる企画について意見が寄せられた。「性的表現」では、深夜に放送したアニメ番組の内容について複数の意見が寄せられた。「暴力・殺人・残虐」では、ドラマでの暴力的表現について意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 住宅の床下から女性が遺体で発見されたという事件の報道で、近所の人達が取材に応じて、かなり具体的なことを答えていた。「行方不明になった頃、金づちの音が聞こえた」「業者が出入りしていた」などである。これらは事件の核心部分に当たる重要事項かもしれず、警察が捜査の参考にすべきものだ。住民がテレビ局の取材に応じて、軽々しく話してしまったようだが、取材者として「大事なことなので警察にも伝えたほうがいい」と助言したのだろうか。素人ながら、とても気になった。

  • 千葉県の小3女児殺害事件を取り上げていたが、容疑者が以前に勤務していたという会社から入手したとされる「勤務状態評価表」なるものが、テレビ画面に映し出されていた。個人情報保護法の基本原則からすれば、企業が、外部に開示されることが許されないものを提供することは違反だと思う。それに対して、個人情報を慎重に取り扱うべきマスコミが、スクープを優先させるためにテレビで流すのは、個人情報保護法を軽視している。正義の名を借りた、行き過ぎた報道には疑問を感じる。

  • 各局とも「北朝鮮から、いつミサイルが飛んできてもおかしくない」「日本のどこが狙われるか」など、ここ数日、戦争がすぐにでも始まりそうな報道が続いている。空母カール・ビンソンをめぐる錯綜した情報は、国民の不安を煽ることになる。備えは必要であるが、ことは国際問題、戦争にも発展しかねない問題だ。落ち着いて報道してもらいたい。

  • 以前、緊急事態を想定した国民保護訓練に参加したことがある。その訓練で再認識したことは、テレビやラジオ、携帯電話などからの情報の入手が貴重であるということだ。訓練後のアンケートで、国民保護サイレンの存在を知らず、聞いたこともないと答えた人が全体の約4割いた。また、防災行政無線の音量が小さくて聞こえにくかったと答えた人は、全体の約半数に上った。平素より、各種の警報や退避に関する放送を行い、分かりやすく国民に周知することに努めてほしい。

【番組全般・その他】

  • アメリカで開かれたゴルフトーナメント中継を見た。ボールが落ちた位置や事実関係など実況に誤りが多く、名勝負に水を差した。実況では「間違いなく天国の先輩が背中を押してくれました」などの私見も多く、聞き苦しかった。「間違いなく」というのは妄想的な表現だし、そんな私見を挟む前に優勝者をほめるべきだろう。苦難の末につかんだ優勝を、オカルトや都市伝説みたいな話に矮小化すべきではない。中継の終わり方も最悪だった。優勝者の表情を伝えることなく、突然中断。メジャーな大会なのだから時間には余裕を持ってほしかった。

  • 私は、朝の番組の「花見に迷惑撮影者が殺到」というコーナーのロケの日に、現場でSLを撮影していたが、置いていた三脚が、線路に近いということで撤去させられた。そのことは自分が悪いと思うが、その後、番組撮影隊の一人がビデオカメラを片手にやって来て、「もう1回ここで撮影チャレンジしちゃいます?」と、笑いながらこちらを煽るようなことを数回言って来た。その他にも、私と同じようなカメラマンに話しかけていたが、同じように煽っているのではないかと思った。注意して引き留めるなら納得するが、ネタになるからと相手を煽って、事件でも起こしてほしいのではないかと、不信感を持った。

  • 千葉県の小3女児殺害事件で、芸能リポーターが被害女児の同級生女児にインタビューしていた。まだ、同級生が学校関係者に殺されたという、生々しいショックが癒えない時期にもかかわらず、亡くなった同級生についてのインタビューをしている。言語表現や思考の幼い低学年児童に話をさせる様子は、放送に都合が良い言葉を児童から引き出すための誘導尋問に思え、番組の過大演出や、他局番組とのスクープ合戦に子どもを利用していて憤りを覚えた。このことにより、取材を受けた児童が、今後いじめを受けるおそれや、心の傷となるかもしれないことなどを考えれば、大人の勝手な都合を重視した、配慮に欠けた行為だと思う。

  • 「ある男性が連日連夜、隣家の住人を大声で罵倒」というご近所トラブルを取り上げていた。男性はいったん逮捕されたが数ヵ月後に釈放され、番組ディレクターの取材に応じて、これまでの隣家とのいきさつなどを語った。その際、ディレクターの「理由はどうであれ、罵倒するのは良くない。もうやめてくださいね」の言葉にも素直に応じていた。ところが、彼はまた同じトラブルを起こして再度逮捕される。その際、証拠映像を撮るよう隣家にアドバイスし、実際にカメラを設置したのは番組スタッフである。ディレクターが「もうやめて」と諭していた言葉と矛盾する。再びトラブルがあることを期待しての番組作りだったのか。見終わって疑問だけが残った。

  • 昼の番組の「ジャーナリスト10人と報道の自由を語る」というテーマは、とても魅力的だった。しかし、出演したジャーナリストが全員保守系で、政権寄りの人達だった。そのため、活発な意見が飛び交い論戦が展開されるということもなく、皆で同じ方向を向いて気勢を上げることに終始した。せっかくのテーマとコンセプトが生かされず残念だ。出演者を選ぶ際、同数とまではいかなくとも、せめて一人か二人、リベラル系の人達を加えるべきだ。

  • 各局とも夕方や午後11時台に、似たようなニュース・情報番組を放送している。取り上げる内容も時間帯もほぼ一緒で、チャンネルを替えても変わりばえがしない。最近、テレビそのものを見たくないと思うことが増えた。ネットが普及し、安易に情報を得ることのできる現代、このような思いを抱く人間はほかにもいるのではないか。

  • 夜11時代の番組は、報道番組でありながらアットホームな雰囲気があり、軽すぎず見やすい。お硬い報道番組の中にこのような番組が一つぐらいあってもよいと思う。特に、ツイッターで集めた意見をリアルタイムで放送するのはユニークだ。ただ、取り上げられるツイートには、政治的・思想的な偏りが見られるもの、内容が薄いものや低俗なものもある。偏りがあることは報道番組として致命的だと思う。寄せられたツイートの意見の比率が忠実であれば良いが、ツイッター上で確認するかぎり、賛成意見が多い場合でも、表示されるツイートは反対意見のほうが多い、といったことがある。最近では、関西の学園の件で、民進党議員との関係性を指摘するツイートが相当数あったにもかかわらず、一つも取り上げられなかった。取り組み自体は、ニュースを見るだけでは得られない、多種多様な意見を知ることができる面白いものだと思うので、一層ブラッシュアップして今後も続けてほしい。

  • プレゼント応募をしようとしたら、どこかの会社へ登録しないと応募できない仕組みだった。いろいろと登録したくないのであきらめたが、本来であれば、番組中に説明するのが一番よいと思う。せっかく番組を最後まで見て、さあ応募というところで、登録が必要だとは、時間を無駄にしてしまった。それなら「プレゼントには登録が必要です」と番組中に知らせるべきだ。登録しなければ応募できないと分かっていたら、やめる人も多数いるから、あえてそれは伏せていると容易に推測できる。こういった手法がよくとられているので、どうにかしてほしい。

【ラジオ】

  • 午後3時台だったと思うが、FMで"ピンクリボンフェスタ"を伝える特集番組を放送していた。私は、乳がんを経験して現在もつらい状況にあるため、この番組に元気をもらえるかと大いに期待していた。ところが、聞き始めると、ゲストの女性芸人とパーソナリティーの間で酒談議になり、乳がんとは無関係な能天気な話ばかりが続いた。"ピンクリボン"をうたう番組に似つかわしくない成り行きに失望し、悲しい気持ちになり途中でラジオを消した。番組の趣旨は一体どうなってしまったのだろう。

【CM】

  • 清涼飲料水のCMで、トランペットを演奏している後ろから友人がぶつかってくる描写が、危険だからと放送が打ち切りになったというニュースを見た。確かに危険だが、最近はインターネット上で問題視されたからと、たやすく打ち切りや内容変更になる事例がよく見受けられる。打ち切りまではいかなくとも、クレームを気にするあまり「CM上の演出です」「このあとスタッフが美味しく頂きました」などといった興ざめなテロップを表示させざるを得ないこともある。番組やCM制作には莫大な費用がかかる。クレームを恐れ、打ち切りや内容変更を考えるのは、昨今の番組がつまらなくなっている理由にもつながっていると思う。負けずと毅然とした態度で制作をお願いしたい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、体の一部から木のようなものが生えてくる病気にかかった人の映像を紹介していた。いずれもモザイク処理されていなかった。番宣でもこの映像が使われていて子どもが見てショックを受け、トラウマになったようだ。"見世物小屋"のような感じがして不愉快だ。

  • バラエティー番組で、複数回の美容整形手術に失敗した女性の画像が"どアップ"で映し出された。瞬間的に出たのでテレビを消して回避する余裕すらなかった。私もとても気持ち悪くなり吐き気がしたのだが、何よりも3歳の娘も直視してしまい、それから怖がって泣きじゃくっている。

  • バラエティー番組で、女性タレントが、氷の張る湖に入れられるなど体を張った遊びをやらされていて気の毒だ。一歩間違えれば心臓麻痺などの事故を起こしかねない。また、男性の芸人が、張られたロープの上を高速で突っ走るペットボトルをお尻で止めるゲームをやらされていた。大きな衝撃を受けたはずだ。これらの場面を見た子ども達が影響を受けて、友達に対して似たようなことをやらせる可能性もある。

  • バラエティー番組で女子中高生が、援助交際をしている実態を話しているが「みんなやっているから」と男性タレントが連呼している。来日外国人が見たらどう思うか、日本の子どもは全員売春婦だと認識する構図となっている。みんなやっている訳がなく、「みんな」という表現は不適切だ。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • 素っ裸にお盆一枚で局部を隠す裸芸をしているが、公共の電波を使って裸芸は問題がないのか。子どもの教育にも悪影響があると考えるので今後、テレビに出演させないでほしい。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で、ローションを塗って階段を駆け上がるゲームは、とても危険だと感じた。転んで打ちどころが悪ければ下半身不随や骨折など大けがをする。学校で、子ども達が真似をしないか心配だ。人を蹴落とすシーンもあり、いじめを誘発しかねない。番組にもモラルと配慮を求めたい。

【「性的表現」に関する意見】

  • 深夜のアニメ番組について、極めてわいせつな内容だった。アニメ作品のため、子どもが間違えて見てしまう可能性がある。この番組に限らず、あまりに性的に過激な内容のアニメ番組の放送は、テレビ局、制作者に考えを改めてもらい、控えてもらいたい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • スペシャルドラマで、殺人・暴力・自殺のシーンがリアルに出てくる。小学生・中学生も見ている時間帯であり、なぜこのような番組を放送して良いのか、倫理はどのようになっているのか、理解できない。なぜこのように暴力だけを放送するのだろうか。まるで殺人を助長しているようだ。

  • 何故、サスペンスや殺人ドラマの宣伝は人が殺されるシーンになるのか。サスペンスや殺人ドラマを放送するのはいいが、宣伝の内容を考えてほしい。人が刺される、飛び降りて血を流して死ぬシーンを子どもが見ている。

2017年3月に視聴者から寄せられた意見

2017年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から6年。3月11日には各局で特別番組が放送され、その内容に関する意見が多く寄せられた。WBCの野球中継では試合時間が長く、その後の時間帯の番組編成に対する批判が多く寄せられた。

2017年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,101件で、先月と比較して291件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話26%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性29%、不明1%で、世代別では40歳代27%、30歳代26%、50歳代19%、20歳代14%、60歳以上12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は956件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東日本大震災から6年がたった。3月11日には各局で特別番組が放送され、その内容に関する意見が多く寄せられた。また、WBCの野球中継では試合時間が長く、その後の時間帯の番組編成に対する批判が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は44件、CMについては50件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は157件で、前月から55件増加した。
今月は「表現・演出」「性的表現」がともに25件と最も多く、次に「いじめ・虐待」「低俗、モラルに反する」がともに24件、「報道・情報」が19件と続いた。
「表現・演出」では、バラエティー番組で芸能人がだまされて穴や海に落とされる企画について多数の意見が寄せられた。「性的表現」では、未成年の設定だと思われるアニメキャラクターの発言について複数の意見が寄せられた。「いじめ・虐待」では、体操教室での少女に対する指導の様子について多くの意見が寄せられた。「低俗・モラルに反する」では、お盆で股間を隠す芸についての意見が目立った。「報道・情報」では、大阪府の幼稚園に関するニュース等での園児の取り上げ方についての意見が多かった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 各局で、東日本大震災を振り返る番組が放送されていた。いまだに故郷に帰れない被災者や、現地の状況が報じられていたが、これは、3月11日にならないと放送できないものなのだろうか。復興が進んでいない、現地の産物が市場で売れないなどは日常のことであり、この日に限って復興、復興というだけでは全く意味がない。現地の産物はどのような検査を通して出荷されているのか、復興が進まないのは何故か、それらをメディアがきちんと調べた上で、普段から報道すべきだと思う。それが被災者に対するいじめや差別を防ぐことにも繋がるのではないだろうか。

  • 東日本大震災から6年、今、私たちは、“二つの風”と闘わなければならない。その一つは風化だ。毎年追悼式が国や自治体で開催され、多くのメディアも番組で取り上げるが、残念ながら年々参加者が減り、話題も少なくなっていく。防災の観点から決して忘れてはならない。3月11日を思い出し、災害時に何を準備し、何を施すべきかをきちんと覚えていれば、被害を少なくすることができる。二つ目の風は、風評被害だ。農産物に含まれる放射能はほとんど減衰したが、被災地産というだけで買い控えが起こる。日本産農産物に対して一定の輸入制限をかける国は、いまだ世界の半分近くに上る。さらに深刻なのは、人的な風評被害である。避難した子ども達が、いわれ無き中傷を受け、いじめに繋がった例も報告されている。差別しようとしている大人の心を反映したものか、大人の意識改革を進めなければならない。二つの風との闘いはこれからも続けなければならない。これも犠牲となられた方々への供養であり、被災者の方々への励みになるはずだ。

  • 関西の学園について連日報道されているが、感情的・扇情的な報道内容で、視聴者が公平な判断ができないのではないか。疑惑の段階なのだから、きちんと裏付けされた理性的・論理的な情報で視聴者に考えさせるような報道をすべきだ。

  • 芸能人が、飲食店などに現場で撮影許可を取るスタイルの番組について。芸能人は、お店には撮影許可を取るが、店内にいるお客様に許可を取っているのか。許可を出すのは店側ではあるが、取材などに慣れていない店に突然撮影許可をとる場合、店の人は、お客様の許可を取ることまで気が回らないのではないか。撮影する側は、最低でもお客様にも同意を得るように注意喚起をする必要があると考える。なかには断ることを言い出せない人もいるはずだ。食事中はすぐに退去することもできない。取材の際、前もって許可を取ること、店側にお客様の同意を得てもらうことを実施するべきと考える。

  • 甲子園の選抜高校野球の報道で、特定の学校に関する扱いが異常だと思う。注目選手がいるというのは理解できるが、あたかもその学校が負けて残念であるかのような報道はやり過ぎではないか。プロスポーツでない高校野球は、もっと冷静で公平に伝えるべきだ。

【番組全般・その他】

  • ディズニー映画の放送は、「ノーカット」としきりに事前告知していたが、エンディングの内容にがっかりした。エンドロールは早送りにされ、子ども達の歌声が出ていた。それだけならまだしも、テレビ局の社員が歌っている。番宣も流れている。なんだかわからないが、芸人も出ていた。「ノーカット」という場合、どういった定義になるのか。見ていて本当にがっかりした。エンドロールも含めて一本の映画だ。早送りして番宣を見せられるぐらいだったら、カットしてもらったほうがいい。視聴率ばかりが気になるから、視聴者の目線になっていない。

  • プロレスの番組を楽しみにしていた。前の番組はWBCの野球中継で、試合が延長して長時間放送になった。これにより番組の放送開始が大幅に遅れてしまい、番組予約がきかず、私は見ることができなかった。プロレスファンにとっては初めての企画で、どうしても見たかった。野球中継が延長することは容易に予想がつくことではないのか。番組編成に大いに疑問が残る。

  • 朝の情報番組で、「山陽新幹線トンネルから水蒸気」というニュースがあった。「水蒸気」は目に見えないので「水滴」が正しい。この誤りに誰も気づいていないのか、疑問を持たないのか、以前から間違ったままの放送が続いている。小中学校の理科の授業では、「水蒸気は目に見えない気体」と教えているが、テレビでは、「激しい水蒸気が見える」といった放送がされる。これを繰り返し見た子ども達は、混乱して正しい知識が身につかない。改善してほしい。

  • 昼の番組で、キム・ハンソル氏と思われる男性が公開したビデオについて、撮影された場所のフロアや部屋などの状況を、わざわざ専門家に分析させて放送していた。「撮影場所は50ヘルツの電子機器が使用されている地域」などと音声分析の結果を公表して、丁寧に50ヘルツ地域の国一覧までつけて放送していたが、やりすぎだと思う。当該男性が、北朝鮮政府から狙われている可能性や、他の国から国家レベルで保護されている情報がある。潜伏先について根掘り葉掘り分析し公開する内容は、男性を狙う暴力テロ組織を利するだけであり、一般視聴者に必要なものとは思えない。

  • 夜の番組で、番組ADが取材をしているが、食べ方が汚い。一呑みは当たり前、お寿司をまとめて手に抱え一気食い、きれいに盛られたものも手掴みで一呑み。大食い番組ならあり得る食べ方かもしれないが、食のリポートであって、大食いを自慢するコーナーではない。取材を受けたお店も、そんな食べ方をしてほしいわけでなく、純粋に料理を楽しんでほしいのではないか。食べ方のせいで、美味しそう、食べてみたいと思う気持ちを削がれる。放送時間帯も家族で見ている時間だ。あんな食べ方を見せられたら、真似をしてしまう子どもも出てくる。何かしらの事故が起こらないとも限らない。

  • 「無人販売所の農家は、相当なお人好し説」を検証するとして、農家の野菜無人販売所から野菜をすべて持ち去り、盗まれたとは思わないかどうかを実験していたが、例えお金を払っていたとしても、真面目に野菜を販売している農家の方に対し非常に失礼で、不愉快極まりない番組だった。しかもあの内容では、「無人販売所から簡単に野菜を持ち去るとことができる」という犯罪を助長しかねない。買い占めた大量の野菜が残ってしまったという、食べ物を粗末にする結末にも不快感を覚えた。

  • 一人芸人がナンバーワンの座をかけて対戦する番組の中で、優勝者が裸でパフォーマンスをしていた。それは、全裸で局部を皿のようなもので隠すという芸で、下品な宴会芸を思わせるものだった。局部を露出するかどうかでスリルを与えるのが狙いらしい。生放送でこのような芸を放送しても良いのだろうか。万一にも局部が露出したら、公然猥褻などの犯罪になるのではないかと思った。軽犯罪法に該当しないのかとも思った。いずれにしても、裸で芸をするというのは、いじめのツールとして利用されるなど、青少年に悪影響を与えるのではないか。

【ラジオ】

  • 関西在住だが、深夜放送を朝まで楽しみに聞いていたのに、3月中旬から、FMの放送に切り替わるということで、番組がなくなってしまった。私はFM局を聞くことができない。すべての人がFMを聞けるわけではないので、配慮してほしい。

【CM】

  • 77歳になる祖母が健康食品・美容化粧品のCMを見て、定期購入と知らずに通販を利用してしまった。幸いにも娘である母が定期購入の停止、及び、今後祖母が電話をかけても断るようにと約束させていたが、この手のCMは、どれだけ自社製品が良いのかとアピールするだけで、肝心の注意喚起の部分は、視力の良い人でも見えないのではないかと思うほどの小さな文字で表記している。CMは15秒程しかないのでそんな文字は読めないし、CM内容を孫の私が確認したところ、定期購入について詳しく書かれていなかった。頼んだ祖母も祖母だが、このような健康食品・美容問わず、通信販売のCMは大いに問題がある。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、芸能人をだまして海や穴に落とす企画があった。演技かもしれないが、俳優が海に落ちてワニに怯える姿を見て、他の出演者が大笑いしていた。人が困っている様子を笑って見ている様子は不愉快だし、子どもにはとても見せられない。

  • ゴールデンタイムの番組で、手術シーンが映像処理されることなく放送された。血や肉や骨がそのまま映し出されており、気分が悪くなった。子どもも見ている時間帯なので、もう少し配慮してほしい。

  • 番組スタッフが小学生と一緒に給食を食べるシーンがあった。そのスタッフは口に食べ物を含んだ状態で話をしたり、一気食いをしたりするなどマナーがひどかった。子どもに悪影響を及ぼす。

【「性的表現」に関する意見】

  • 未成年の設定だと思われるアニメキャラクターが、子どもを作ったかのような発言をしていた。子どもも見ている時間帯の番組としては不適切ではないか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 体操でオリンピック出場を目指す少女を取り上げた番組があったが、少女へのコーチの指導が厳しすぎて虐待シーンを見せられているようだった。子どもが痛みで泣き叫んでいる映像はあまりにも残酷で見るに堪えない。

  • バラエティー番組で、あるタレントの嫌いなところを一般の人にアンケートし、その結果を他の出演者が当てるという企画があった。そのタレントの人格を否定するかのような回答もあり、いじめのように感じた。最終的には「嫌いなところはない」がアンケートの回答で圧倒的に多かったというフォローがあったが、このような企画は不愉快だ。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • お笑いタレントがお盆で股間を隠す芸を披露していた。子どもが真似したり、悪ふざけで、無理やりその芸をやらされたりするおそれがある。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 幼稚園児が園の教育方針に沿って、運動会で選手宣誓する様子などを報道していた。顔は分からないように配慮していたが、報道されることにより、園児本人は自分が悪いことをしたかのように感じるだろう。園児のことを思うと胸が痛む。

2017年2月に視聴者から寄せられた意見

2017年2月に視聴者から寄せられた意見

豊洲市場への移転問題を伝える昼の情報番組などに対し、移転賛成派、反対派のどちらか一方に偏り過ぎているとの批判や、都議会関連問題について、連日同じ内容の放送を続けているとして放送局への批判。医療をテーマにした番組で、特定の睡眠薬が糖尿病に効果があると、一部研究者の学説を紹介した内容に対する意見など。

2017年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,713件で、先月と比較して97件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話25%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性72%、女性27%、不明1%で、世代別では40歳代27%、30歳代27%、50歳代21%、60歳以上12%、20歳代12%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は757件【56局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

豊洲市場への移転問題は、延期が決まって半年経過したが、昼の情報番組などに対し、相変わらず数多くの意見が寄せられている。移転賛成派、反対派のどちらか一方に偏りすぎる論調への批判や、都議会関連問題について、連日同じ内容の放送を続けている放送局への批判が多かった。また、医療をテーマにした番組で、特定の睡眠薬が糖尿病に効果があると、一部研究者の学説を紹介した内容に対する意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は47件、CMについては37件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は102件で、前月から27件減少した。
今月は「性的表現」が27件と最も多く、次に「表現・演出」が26件、「暴力・殺人・残虐シーン」が12件、「低俗、モラルに反する」が11件、「いじめ・虐待」が7件と続いた。
「性的表現」では、複数のアニメ番組に対して、キスシーンなどの表現に関する意見が寄せられた。「表現・演出」では、主人公が小学生のアニメ番組で、通常とは異なる画風や設定で放送したことについて多くの意見が寄せられた。「暴力・殺人・残虐シーン」では、映画や深夜帯のアニメ番組についての意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 豊洲市場の安全性についての報道が、合理的に、また科学的な判断がなされずに、いかにも危険であるかのように、国民に対して不要な不安を煽っていることに危惧を感じている。地下水にベンゼンなどの有害物資があるとしても、これは飲料用井戸水として使用する際の基準であり、市場としての機能に悪影響を与えるものではない。しかし、マスコミが合理的思考や科学的見識が未熟なまま報道することにより、国民に対し不安を煽り、経済的損失を与えている。

  • 関西にある学園の、土地取引に関する一連の報道に不信感を持っている。新聞各社の本社ビルが建っている土地も元は国有地で、公共性を鑑みて割引されているという話を一部のメディアが伝えているが、主要な報道機関はダンマリを決め込んでいる。土地取引が不透明なのは事実だが、公益性をネタにされると困るから、それだけを論点にするのではなく、教育方針や理事長の人柄なども扱っているのではないか。また、一連の報道で、土地取引や土木工学の専門家が全く出てこないのも、公平性や客観性を欠いている。

  • 埼玉県草加市で起こった交通事故で、母親が亡くなり子どもがけがを負った。原因はトラックの信号無視とされている。そのニュースを伝える際、記者が被害者の遺族にインタビューしていたが、「うん、うん」と相槌を打つことが気になった。「はい」や「ええ」など、他の返し方もあると思うのだが。

  • 最近の日本のメディアは、アメリカのトランプ大統領や、その側近のツイッターの投稿内容を紹介するだけの報道が目立つ。イギリスのBBCやアメリカのCNNなどの海外メディアは、政党や団体の関係者、各地の市民等に直接取材して、専門家の意見も交えながら、説得力のある報道をしている。限られた時間の中で非常に分かりやすく、日本の報道とは比較にならない程のレベルの高さだ。海外メディアの報道姿勢を是非見習ってほしい。

【番組全般・その他】

  • 午後の情報番組は、いつも同じ内容しか放送しないので、ベンゼンやシアンの濃度を覚えてしまった。他の視聴者も同じ状況だろう。この番組のせいで、豊洲市場の風評被害が広がっているので、やめてほしい。豊洲市場移転問題を扱うのなら、築地市場の安全性についても伝えてもらいたい。安全性がはっきりしないのであれば、公平を期すために検証するべきだし、メディアが訴えていく必要もある。豊洲ばかりで築地の状況が分からずに、ただ危ない危ないと騒いでいるだけで、物事が進まない。

  • ある特定の睡眠薬で糖尿病治療ができるという、学会でも厚労省でも承認・認可されていない一部の研究者の意見を大々的に放送し、特定の睡眠薬の商品名も分かるような映像も含まれていた。私は内科医だが、番組放送後、糖尿病の患者から実際にその睡眠薬の処方を依頼され、事実関係の説明に追われている。多くの国民が視聴している人気番組のため、医師が利用するネットでの掲示板を見ても、日本全国で同じようなことが起きており、医療現場が混乱している。事態を重く見た厚労省からも放送局に対し口頭で注意がされたとの報道もある。特定の睡眠薬の製薬メーカーからの番組出演者や番組スタッフへの利益提供の有無も含め、かかる番組が制作・放送されるに至った経緯や公平性・信憑性について検証が必要かと思われる。

  • 朝の情報番組で、番組スタッフが平壌のあるホテルに電話をかけ、金正男氏殺害について「北朝鮮の一般国民が事件の事実を知っているか」ということを確かめていた。電話に出た女性従業員は、当然ながら「知らない」と答えて電話を切った。知っていても「NO」と言うよりほかに無い国であるが、もし本当に知らなかったのであれば、女性が余計な情報を得たとして、当局から狙われる危険性もある。相手の事情を考えない興味本位の放送は不適切だ。

  • 夜のニュース番組で、女性キャスターが結婚報告をしていた。いつからアナウンサーやキャスターが、個人的なことを発表するようになったのか。企業に勤務する会社員が公共の電波にのせて結婚発表することは、異常だと感じていないのだろうか。視聴者の要望に応えると考えているテレビ局もあるようだが、勘違いも甚だしい。ねたみややっかみからではなく、見ている方が本当に恥ずかしいので、やめてもらいたい。

  • 夜のニュース番組で、MCが出演するアルコール飲料のコマーシャルの後、番組が始まった。報道番組のMCが特定企業のコマーシャルに出るということは、その企業や業界の不利な報道はしないということだろう。アメリカに住んでいたが、こういうことはまずあり得ない。このことに限らず、この番組には報道としての自覚が感じられない。今夜は、トランプ・安倍会談について、内容よりもゴルフの場所とラウンドに主眼を置いていた。

  • 朝の情報番組に、人気俳優の出ている料理コーナーがある。そこで使われているオリーブオイルの量は、料理一品に対して多すぎるのではないか。オリーブオイルは体に良いものであっても、使い過ぎるとどうなのか。そもそも、安価で簡単に手に入るものなのか疑問だ。視聴者の健康や家計などに配慮するべきではないか。

  • 新生活シーズンを前にして、東京での一人暮らしを紹介する番組が、毎年2月に東海地方で放送されている。視聴者の需要があることは理解できるが、東京一極集中が加速し、地方の人口が減少しているのに、このような番組を流すことには反対である。本来、地方を元気にするための放送局が、地元を離れて東京での生活を応援する番組を作って流せば、ますます若者が首都圏に流出してしまい、地方衰退に拍車をかける。こういうことを考えない局は、地方に住む者としてとても悲しい。局自体の経営にも影響を与えかねないことも分からないのだろうか。このような番組は慎み、地元に残ることを勧める番組を放送すべきである。

  • ドラマを見逃したので、オンデマンドで見られるかテレビ局に電話をしたところ、専用の問い合わせ窓口があると紹介された。そこに連絡したところ、最初に名前と電話番号を聞かれた。会員登録していないし、単にオンデマンドで見られるかどうかの問い合わせだったので、「言いたくない」と伝えたが、しつこく聞かれたので拒否した。そして「なぜ言う必要があるのか」と問いただしたところ、上司が出てきて、「途中で切れた時にすぐ対応できるように、情報を登録するため聞いている」と言われた。契約者でもない簡単な問い合わせなのに、個人情報を聞き、勝手に登録するのは如何なものか。

【ラジオ】

  • 午後の番組で、豆知識という話題で、「できそうでできない体の動き」について取り上げていた。しかし、その内容は、放送の前日に、あるニュースサイトに掲載されていた記事と全く同じもの。説明も一字一句違わず、出典については何も触れていなかった。番組DJは、自分の豆知識として紹介し、「皆さんもやってみてくださいね」など、自分が知っていることのように得意気に話していた。これは盗用にあたるのではないのか。問題があると思う。

【CM】

  • 若い女性がブラジャーをつけ、微笑むCMが流れている。生々しくて不愉快だ。万人の目に触れるテレビで流すべきではない。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • アニメ番組を子どもと見ていたら濃厚なキスシーンがあった。子どもも戸惑っており、見せてしまったことに対して罪悪感が生じた。我が家では夜9時以降の番組はあまり子どもに見せないように気を付けている。番組自体は悪い番組ではないと思うが、時間帯も考え、このようなシーンがあるのなら事前に視聴者に分かるようにしてほしい。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 主人公が小学生のアニメ番組で、いつもと異なる画風や設定で放送されたコーナーがあったが、主人公やキャラクターの言葉遣いがひどかった。子どもに人気の番組であり、悪影響がないか心配だ。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 猟奇殺人を取り上げた海外の映画を放送していた。子どもが見てしまいかねないので、このような残虐なシーンが多い映画は夜9時以降に放送してほしい。

  • 深夜帯のアニメ番組での死体の表現がグロテスク過ぎる。最近の子どもは寝る時間が遅いので、偶然このようなシーンを目にしてしまうことも考えられる。小さい子どもにはトラウマになりかねない表現なので注意してほしい。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 深夜のバラエティー番組で、スキー場で芸人を裸にしてスノーモービルに乗せ、寒がっている姿を他の出演者が笑っていた。さらに芸人をゲレンデに寝かせ、ブルドーザーで雪を落とし、覆い被せていた。毎年、雪下ろしで亡くなる人がいるのに全く配慮がない。一人を限界まで追い込み、周りで笑っている様子は集団いじめを連想させる。テレビがもたらす影響を番組制作者はしっかり自覚してもらいたい。

【「要望・提言」】

  • 最近、規制が多くてテレビがつまらなくなってきている。ゴールデンタイムはともかく深夜番組にも批判が寄せられている。確かに子どもが見る時間帯や家族がそろって視聴するような時間帯で過激な暴力シーンや性的なシーンがあるのは良くないと思うが、もう少し寛容でもいいのではないか。視聴者からの意見も大事にしてほしいが、苦情を寄せる一部の人の意見に影響を受け過ぎているように感じる。

2017年1月に視聴者から寄せられた意見

2017年1月に視聴者から寄せられた意見

大みそか恒例の歌番組の演出や審査方法に対する批判や、正月のバラエティー番組のドッキリ企画への批判が目立った。長期化している豊洲市場への移転関連や、沖縄の基地建設反対運動を取り上げた番組への意見も多かった。

2017年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,810件で、先月と比較して190件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール80%、電話18%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性62%、女性37%、不明1%で、世代別では30歳代29%、40歳代29%、50歳代18%、20歳代13%、60歳以上9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は991件【39局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

年末年始に放送されたスペシャル番組への意見が多く寄せられた。大みそか恒例の歌番組の演出や審査方法に対する批判や、正月のバラエティー番組のドッキリ企画への批判が目立った。そのほか、長期化している豊洲市場への移転関連や、沖縄の基地建設反対運動を取り上げた番組への意見も多かった。
ラジオに関する意見は56件、CMについては29件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は129件で、前月から19件増加した。
今月は「表現・演出」が34件と最も多く、次に「いじめ・虐待」が29件、「性的表現」が21件、「暴力・殺人・残虐シーン」が10件、「報道・情報」が8件と続いた。
「表現・演出」では、少女の芸能活動の取り上げ方についての意見が複数寄せられた。「いじめ・虐待」では、いわゆる"ドッキリ番組"やお笑い番組での企画がいじめのように感じるとの意見が多かった。「性的表現」では深夜アニメでの表現についての意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • クリスマスの夕方、1月放送のドラマの撮影が自宅付近であった。帰宅途中、警備員から「撮影が始まるので」と通行を止められた。私の前の人は通行でき、かつ自宅が目の前であり寒空の下で待ちたくないので、「自宅がすぐそこなので」と通してもらった。ところが、今度は玄関前に撮影クルーが陣取っていた。「自宅なので通してください」という声も聞かないので、無理やり玄関に割って入ったのだが、謝罪の言葉も一切なかった。マスコミが偉いのか、テレビが偉いのか。道を開けるのが普通だが、そんなことまで一般人がマスコミに説明しないといけないのか。常識の範囲内で行動してほしいが、その常識がかけ離れ過ぎていて話にならない。

  • ニュースになった宅配便の動画について、街頭インタビューしていた。声を掛けられやんわりと断ったが「動画だけ見て」と言われ、スマートフォンでの動画について、「荷物を蹴飛ばす配達員をどう思いますか?」「この宅配便会社にはどのようなイメージがありますか?」などと聞かれ、簡単に答えた。その後「ありがとうございました」の言葉だけでその場を去ったが、その時にもう1人のスタッフが撮影しており、翌日その映像がテレビに流された。初めに番組名を言われただけで「いつ使うか、放送しても良いか」などの説明や確認はなかった。ホームページ上の番組宛メッセージに投稿したが、返答はない。インタビューの仕方も強引だったが、放送される可能性がある以上、きちんとした説明をすべきではないか。

  • 私は、豊洲市場移転のために準備をしてきた。小池知事の決定で移転が白紙になり、今も築地市場で営業しながら豊洲市場のための借金を毎月返済している。豊洲への移転を一刻も早く決めてもらいたいと思っており、築地の劣悪な環境を認識し、移転時期を計画より早くしてもらいたいと願っているが、結局、移転問題は知事にとって政治の駆け引きであり、モニタリングの結果が良くても悪くても、解決する気がさらさら無いのが分かり、心より失望している。出口の見えないトンネルの中にずっといるようで、何を拠り所に頑張れば良いのか分からない。メディアで築地市場の実情を正しく伝えてもらいたいが、そういうことも無く、日々のニュース報道も見ていて辛いだけだ。築地の劣悪な環境をメディアで伝え、全国の人に認識してほしいと願うばかりだ。

  • 「『保護なめんな』などと英字でプリントされたジャンパーを、生活保護担当者が着用することは不適切だとして、市が職員の使用を禁止した」というニュースを見た。どこの局でも「今回の件は良くない、職員が悪い」という論調で伝えていた。果たしてそうであろうか。生活保護の不正受給は良いことではない。社会問題にもなっている。この件を伝えるのであれば、不正受給の実態なども併せて報道するべきだ。本来批判されるべき人間が擁護され、真面目に仕事をしている職員が批判されてしまうことは気の毒だ。

【番組全般・その他】

  • 大みそか恒例の歌番組で、視聴者投票と会場の観客投票で大差がついていたにもかかわらず、審査員票だけでそれら全てが覆った。何のための視聴者投票、会場の観客投票だったのか。視聴者からは、最初から結論ありきの出来レースにしか見えない。データ放送での投票などするだけ無駄という印象すら抱きかねない結果だった。残念だ。

  • 大みそか恒例の歌番組は、どちらが勝っても良いと視聴前から思っていたが、最後の結果発表と投票システムは一体何だったのだろう。視聴者の意見はどうでも良かったのだろうか。番組の冒頭で、投票システムについて細かく説明してほしかった。また、スペシャルゲストの2人が警備員に止められていたが、途中から座席に座らせてあげれば良かった。茶番とはいえ可哀想に見えた。色々な面から制作体制を見直してもらいたい。

  • 歴史ある音楽賞の新人賞に、韓国のグループが選ばれた。このグループは、日本国内でほとんど名前さえ知られていないのではないか。私だけかと思ったが、周りに聞いても誰も知る人がいなかった。そもそもこの賞に限らず、何を基準に選んでいるのか分からないものばかり。週刊誌で、この賞の金銭による不正疑惑が暴露されていたが、今回も同じことが行われたのかと勘ぐってしまう。この賞は今の時代にそぐわないし、放送する意味も感じられない。

  • 正月のバラエティー番組で、女性芸人にドッキリを仕掛けるという企画は、いじめとしか思えない内容で、新年早々大変嫌な気持ちにさせられた。立場の強い者から、一般の観客の前で執拗な要求を突き付けられ、罵倒され号泣していた。テレビだから事前の打ち合わせがあったかもしれないが、気持ちのいいものではない。年配の方も、子どもたちも、家族団欒でテレビを囲む新年のゴールデンタイムだ。心が痛む内容の放送をしてもいいのか。これを面白いとしてはいけないし、いじめを助長するような放送はやめてもらいたい。

  • 日曜夜の番組で、低年齢アイドルの活動が特集されていた。ある幼児アイドルのイベントに成人ファンが押し寄せ、写真撮影やグッズを収集していた。それが批判的であれば別だが、一貫して明るい演出となっており、ファンや関係者の意見も好意的に伝えられていた。最後に司会者が遠回しに批判的意見を述べていたため、本来はそのような趣旨で問題を取り上げたかったのかもしれないが、結果として不十分で、好意的に受け取られかねない特集になっている。このような放送内容が許されると、社会の基本的な道徳規範意識を歪めるおそれがある。改めてテレビによる影響が多大なものであることを認識し、社会規範を考慮した番組作りに努めてもらいたい。

  • 異国の地で暮らす日本人を紹介する番組は、フィリピンのピナツボ火山の噴火により親を失った孤児が、ゴミの山から売れるものを見つけて売って生きていく姿を紹介し、その逞しさに心を動かされたという内容だったが、ピナツボ火山の噴火を説明するVTRに何故か、長崎県雲仙普賢岳で発生した火砕流の映像が流れていた。迫力ある火山の噴火映像を出したかったのかもしれないが、全く繋がりのない映像を安易に使用したとしか判断できず、制作者の意図が理解できなかった。

  • 午後の情報番組は、都知事の定例会見を毎週生放送している。知事は各機関の報道を見て、自分に有利な報道をする局や記者を中心に質問させており、知事と記者の馴れ合いを毎週見させられてウンザリする。メディアの仕事は、権力の監視と批判のはずなのに、その機能が全く無く、知事側に気に入られるような内容を毎日放送し、視聴率を取ることしか考えていない。メディアは完全に知事に舐められているが、気づいておらず、見ている側だけが飽き飽きしている。いつまでも知事との馴れ合いをしているから都政が良くならず、オリンピックと豊洲移転の失敗のツケが都民に回される。いい加減やめてほしい。

  • 月曜夜の番組で、沖縄・高江ヘリパッド問題を特集していたが、建設に反対している人たちの印象を悪くする演出を意図的に多用し、公平性に欠くものだった。反対派の取材を試みたようにしていたが、さしたる根拠もなく「このままだと危険と判断、ロケ中止」なるテロップを流し、あたかも反対派が危険であるかのような印象づけをしていた。その後は、賛成派のみが登場し、反対派の活動の問題点を一方的に指摘していた。在日韓国・朝鮮人に対する言説も、いわゆるヘイトスピーチのレベルであり、公共の電波を使用するものとしてふさわしくない内容になっていた。

  • 固定電話に無作為で予告なしに電話をかけてくる行為が不安になる。特に高齢者は就寝が早いので、夜9時すぎなどに繰り返し電話が鳴ると、知らない電話番号で不安がっている。留守電も途中で切れたりしてなおさらな様子だ。年老いた家族から連絡があり、いろいろ調べた結果、夜のニュース番組からの電話と分かったが、当たり前のように、予告なしに世論調査や家族構成など聞き出すのはおかしくないだろうか。委託業者に頼んでいるので対応も悪いらしい。田舎の高齢者は不安でいる。無作為な世論調査などのいきなり電話はやめてもらいたい。

  • 番組への意見を言いたいと思い、局の視聴者窓口に電話をした。しかし対応に出た女性は、話を聞いているのかいないのか分からないような適当な対応だった。「はいはい、伝えます」と言えば良いというものではない。視聴者からの意見は、時にうっとうしいかもしれない。しかし真摯に意見を聞き、正確に関係部署に伝えることが仕事であろう。働く以上、あるいは視聴者窓口が存在する以上、きちんと機能するように仕事をするべきだ。

【ラジオ】

  • 深夜番組の司会者が、自ら作詞作曲した歌をフルコーラスで流していた。プロミュージシャンならともかく、大学教授の彼が趣味で作ったものだ。これは放送の私物化ではないのか。本人も「公共性がない」と言っていたので確信犯だ。例年このようなことをやっているが、今まで批判がなかったのが不思議だ。ラジオ番組司会者なら、何をやっても許されるという風潮が理解できない。

【CM】

  • アイドル育成ゲームのCMは、極めてギャンブル性が高く、課金しなければまともに遊べないゲームだ。子どもの起きている時間帯に、しかも数多く放送されている。未成年のゲーム課金が問題視されている中、注意喚起文も添えられていない。流すべきではないと思う。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 幼稚園児アイドルのライブやイベント活動に成人ファンが押し寄せ、写真撮影やグッズ購入する様子を取り上げていた。私はこのような芸能活動は青少年の健全な育成を阻害すると思っているのだが、番組では批判的な意見は少なかった。テレビは社会の規範意識形成への影響が大きいので、このような考えを持つ視聴者のことも考慮した番組作りを期待したい。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • いわゆる"ドッキリ番組"で、ベテランタレントが若手お笑いタレントに無理な要求を執拗に繰り返していた。とても笑える内容ではなく、いじめのように感じた。こうした内容を面白いものとして放送することで、善悪の判断が未熟な子ども達が間違った理解で人をいじめるのではないかと心配だ。

【「性的表現」に関する意見】

  • アニメ番組で高校生キャラクターの過激なキスシーンがあった。深夜の時間帯ではあったが、誰でもが簡単に視聴できる地上波で放送するような内容ではない。

  • 深夜のトークバラエティー番組で、男性器の俗称をそのまま発言したり、女性タレントが自慰行為について話をしたりしていた。テレビとは思えない下品さだ。私の住んでいるマンションは24時間分のテレビ放送を自動録画するシステムになっており、子どもがこのような番組を隠れて視聴しないか心配だ。

  • 昼間に子どもと外出していたところ、ラジオで性風俗店についての話題を取り上げていた。ラジオは飲食店やガソリンスタンドなどでかかっていることも多く、聞かなければいいというわけにはいかない。せめて時間帯に配慮して放送してほしい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • バラエティー番組で、出演者にプロレスラーが平手打ちしたり、キックボクサーがお尻を蹴ったりするなどの暴力的なシーンがあり、他の出演者がその様子を笑って見ていた。実際に痛いかどうかはさておき、笑いがあれば暴力も見過ごしていいと青少年が受け止めかねない。

2016年12月に視聴者から寄せられた意見

2016年12月に視聴者から寄せられた意見

覚せい剤使用の疑いで逮捕された歌手への取材のあり方や、番組で使われたタクシー内映像、本人に無断で公開された未発表曲など、過剰な報道に対する批判。お笑い芸人が起こした当て逃げ事故や、俳優が薬物使用疑惑で引退したニュースを報じた情報番組への意見など。

2016年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,620件で、先月と比較して63件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性60%、女性39%、不明1%で、世代別では30歳代32%、40歳代28%、50歳代19%、20歳代13%、60歳以上6%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は835件【39局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

覚せい剤使用の疑いで歌手が逮捕されたが、自宅周辺や遠方に住む家族への取材のあり方、また、番組で使われたタクシー内映像や、本人に無断で公開された未発表曲や通話内容など、過剰な報道に対する批判が多く寄せられた。そのほか、お笑い芸人が起こした当て逃げ事故や、俳優が薬物使用疑惑で引退したニュースを報じた情報番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は30件、CMについては24件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は110件で、前月から9件減少した。
今月は「表現・演出」が33件と最も多く、次に「性的表現」が18件、「委員会に関する意見」が14件、「言葉に関する意見」が12件と続いた。
「表現・演出」では、いわゆる"ドッキリ番組"への意見が目立った。「性的表現」ではバラエティー番組で、マネキンがしているブラジャーを素早く外す競技を行ったことについて多くの意見が寄せられた。「言葉」では、お笑いタレントが他のお笑いタレントに向かって「死ね」などと言ったことについて複数の意見があった。
また、委員会が12月21日に「TBSテレビ『オール芸人お笑い謝肉祭‘16秋』に関する委員会の考え」を公表したことを受け、多数の意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 覚せい剤使用の疑いで逮捕された歌手の報道について、被疑者の人権が守られているのか疑問だ。自宅に大勢で押しかけ勝手にガレージの中に入り、外車のエンブレムを折り曲げ、タクシー車内の映像を公開し、さらに入手した未発表の楽曲を勝手に流す。ここまで来ると、犯罪者の報道なら何をしてもいいのかという印象を受ける。複数の局が取材しているため、歯止めが効かない状況だ。

  • 覚せい剤使用の疑いで逮捕された歌手のタクシー内映像が放送された。これ自体、問題ではないかと考えていたところへ、タクシー会社が謝罪したというニュースが流された。当然のことと思ったが釈然としない。映像を流出させたタクシー会社よりも、電波に乗せた放送局の罪の方が大きくないだろうか。それなのに放送局が謝罪したというニュースは聞こえてこない。映像を要求したと思われるテレビ局も正式に謝罪すべきだ。タクシー会社に不適切なことをさせ、自分たちはその映像を利用して収益源とし、さらに謝罪なし。あまりにひどくないだろうか。

  • 覚せい剤使用の疑いで逮捕された歌手の件は、報道の自由とは言え、やり過ぎだ。福岡の実家まで押しかけた高齢の父親へのインタビューは、あまりにも心無いもので、事件取材の域を超えている。家族がどれだけ辛い思いをしているか、それをもネタにして晒すことに大きな矛盾を感じる。

  • 覚せい剤使用の疑いで逮捕されていた歌手が、不起訴処分となり釈放された。逮捕される直前から大きく報道してきたが、特に逮捕後は、有罪と決めつけてコメントしているような印象を受けた。不起訴となったのだから、当然これまでの放送を検証し説明するのかと思っていたが、見ていた範囲では謝罪の言葉もなく、まだ疑っているかのような報道に思えた。今回は有名人だから、不起訴も大きく報じられたが、一般人であれば不起訴はニュースにもならず、当初の報道だけで犯罪者のイメージを持たれてしまう。マスコミ関係者は、報道によって誰かの人生を奪うこともあると自覚し、常に自制的に報道に携わるべきだと思う。

  • お笑い芸人が当て逃げ事故を起こした件で、テレビではすべて「さん付け」で伝えていた。一方、歌手の覚せい剤使用容疑の報道では、逮捕される数時間前から「容疑者」と連呼していた。この違いは何か。芸人が大きい事務所だから遠慮しているのか。歌手が個人事務所だから叩いているのか。この理不尽さは納得できない。

  • 私は、飲酒運転をして電柱にぶつかり、その後すぐに警察に出頭した。一晩留置場に入った翌朝、この事故が報道されたことを知った。職業、住所、氏名とともに事故現場の写真がテレビで放送されたようだ。飲酒運転をした私が悪いのだが、被害者も出ていない、いわゆる自損事故なのに、氏名まで公表する必要があるのか。ニュースで放送されたことで、新しく決まりそうな仕事がだめになってしまった。私が悪いことは重々承知しているが、人の不幸を食いものにするような報道はしないでほしい。

  • 日本人はうるさくなりすぎだ。映画やドラマも規制ばかり。日本人特有の規律正しさや真面目さばかりを守ることで、結局、自分たちの首をしめている。地上波の映画放送にしても、新作公開に合わせた前作ものばかり何回も見せられる。映画やドラマは、いいことも悪いことも含め、その時代や歴史を映し出すものなのに、どうしてそれをあれこれ規制して、剥ぎ取りながら見せるのか。これでは歴史も勉強できないし、想像力や感動も生まれない。映画監督のメッセージも伝わらない。今の子どもたちに想像力がないのは、剥ぎ取られたものしか見ることができないからだ。

【番組全般・その他】

  • 日曜のニュース番組で、高校生が高性能ゴムパチンコを使い、バスに向かって玉を放ち、窓ガラスを壊した事件を伝えていた。その際、わざわざ同じ道具を使ってベニア板に穴をあける再現実験を行い「危険ですから真似をしないように」と注意していた。このような危険性のある再現実験は果たして必要であろうか。道具をどのように持ち、どのように玉を飛ばすのかを知らしめるだけの実験である。危険性のある道具の使い方を紹介する必要はない。

  • 昼の情報番組で、薬物使用疑惑の元俳優について伝えている。彼は、逮捕されたわけでも容疑者でもなく、芸能界を引退してすでに一般人だ。犯罪者のごとく扱うことは人権侵害以外の何ものでもない。コメンテーターの推測に過ぎないのに決めつけるような発言、自身の物差しだけではかる非難の言葉などは、反論する機会もない人に向けた一方的な暴力だ。すでに事務所も辞めていることから、クレームがないことを良いことに、このような放送をしているのだと思うが、誰が止めるのか。誰が彼を守れるのか疑問だ。

  • 朝の情報番組で、薬物使用疑惑の元俳優について伝えている。告発者と言われている人物を出演させ、真偽不明な意見を報じ、倫理観に疑問を覚えた。プライバシー暴露などを予告するような人物による、一方的な報道であり、信憑性が疑われるにもかかわらず、犯罪行為があったかのように印象付ける恣意性を感じた。影響力のあるテレビで、偏った報道を流すことの責任を考えてほしい。逮捕されてからで十分だ。被疑者になる前から印象操作をすることが、芸能人、一般人を問わず、相手にとってどれだけダメージであるか、よく考えてほしい。

  • 新語・流行語大賞が発表された。その中に「保育園落ちた日本死ね」があった。子どもと一緒に見ていて「日本死ね」とアナウンサーが言ったのを聞いた時は仰天した。子どもに聞かせていい言葉とは到底思えない。放送上「日本死ね」という言葉は極めて不適切だ。流行語大賞は、民間企業が企画するもので、選出過程も透明性に欠け、独断で選んでいるものに思える。公共倫理に対する責任は、テレビなどメディア側が格段に重い。話題性のある企画でも、不適切な言葉が含まれていたら放送すべきではない。

  • 新語・流行語に選ばれた「保育園落ちた日本死ね」について、出演者が、こぞって「下品だ」「不穏な言葉だ」などと酷評している。下品なこの言葉が選ばれたのは、日本社会の矛盾を鋭く突いて、多くの人の記憶に焼きついたからだ。無難な言葉ではみんなの心に残りはしなかった。実際に保育園探しで苦労している人たちの共感も大きかったはずだ。出演者の芸能人たちは、世の中の事情に疎いので、勝手な批判をしているだけではないか。

  • 朝のワイド番組に出演している男女のアナウンサーが、不倫関係にあると週刊誌が報じている。彼らは出演を控えているが、番組ではそのことについて説明が一切ない。タレントや議員の不倫については連日しつこいほど報じているのに、身内の不祥事には一言も触れない。これでは甘すぎる。

  • 夜のニュース番組で、豊島区が消滅危機にあるとのことで、存続に向けて日々奮闘する女性の特集があった。これ自体は良かった。しかし、その後意見を述べた女性のMCが「消滅して何が悪いのか、合併すればいいだけのことではないか」と主張するに至っては、完全に困惑した。特集にはメッセージがあるはずだ。私にはそれが「豊島区の歴史、文化、伝統を守るためには区としての存続が不可欠だ」とのメッセージだと受け取り共感した。しかし、このMCには全く伝わらなかったようで、特集自体を否定するかのような発言をした。番組MCが否定するような内容なら、番組として否定したも同然である。何のための特集なのか?視聴者に失礼だ。

  • フランスでのフィギュアスケート中継での、男子シングルのアメリカ代表選手への扱いに抗議する。彼は、自身のセクシュアリティを公表し、LGBTへの偏見をなくすための活動にも熱心なアスリートだが、放送では彼のコメントを「オネエ言葉」のように吹き替えていた。これは偏見を助長しかねないものだ。

  • 今回のフィギュアスケート中継は、これまでのような大げさな選手紹介や行き過ぎた楽屋裏の撮影、そして、同じ映像の繰り返しが減った点が非常に良かった。いろいろな選手の演技を見ることができたし、競技会らしい爽やかな番組構成になっていた。また、演技中に画面端に、ジャンプやスピンなどの要素についての技術点の加算が、リアルタイムで表示されていたことも視聴者に分かりやすかった。来年以降もこういった改善は続けてほしい。

  • 日曜の長寿番組が好きでずっと見ている。司会者がベテランから若手に代わってから、面白いのだが、にぎやかすぎると感じる時がある。どこが笑いのポイントか分かりにくいことも多い。以前のように、メリハリのある笑いを届けてほしい。

  • 年末にお年寄りが大勢出ていた番組は、もらい泣き、笑い泣き両方で涙が止まらなかった。一番もらい泣きをしたのは「過去の自分へのビデオレター」。人生の先輩方の、若かりし頃の人生の一部分を垣間見ることができて、どのビデオにも感動した。今回出演したご長寿の皆様のように、元気に明るく、日々のありがたみをかみしめるような素敵な大人、お年寄りになりたいと心から思った。

【ラジオ】

  • 「番組からの電話に出て、合い言葉を言えればプレゼントする」企画がある。その際に「非通知着信拒否の設定を解除しろ」と繰り返し放送している。電話による詐欺事件が頻発している現在、非通知着信拒否は対策として有効であると思うが、何故それを解除させようとするのか。電話番号を知られると面倒だと思っているのかもしれないが、発信専用の回線を1本引けば済む話だ。詐欺防止の啓発コマーシャルを流しているのだから気を遣っても良いのではないか。

  • インターネットで勝手に記事を引用し、問題化する事象が発生している。自ら取材せず、いい加減にコピー情報を発信することが原因と考えられる。新聞や雑誌、Webニュースから引用する際、許可や契約が必要と思われるが、ラジオでは取材しないパクリ記事使用が横行。無法地帯となっている。きちんと対処しなければ、近いうちに大きな問題が必ず起こる。

【CM】

  • ラジオの「振り込め詐欺」啓発CMは、息子役の3人(1人は本当の息子)が、それぞれ「もしもしお母さん俺だけど」と言い、本当の息子を当てる内容なのだが、息子の声を当てられなかったお母さんが、笑いながら話している。多くの被害が出ている犯罪の啓発ならば、もっとシリアスにするべきではないか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 芸能人にいたずらして笑いをとる、いわゆる"ドッキリ番組"で、いたずらの内容を小学生に考えさせていた。近年、このような"いたずら"を真似した動画をインターネットやSNS上に拡散するいじめもある。視聴していて、とても心苦しかった。このような企画はやめてほしい。

  • ラジオ番組で、学生のリスナーに生電話をつなぎ、先生のモノマネをさせるという企画があった。学校名は明かされないものの、担当科目などを言っているリスナーもいた。多感な年ごろのリスナーが聴取している番組で、人の特徴を笑うような企画をすべきではない。

【「性的表現」に関する意見】

  • 子どもも見ている時間帯のバラエティー番組で、マネキンがしているブラジャーを1分間でいくつ外すことができるかというゲームをしていた。もう少し時間帯に配慮してほしい。

  • 日曜日の朝に放送された番組を小学生の子どもと視聴していたのだが、「セックス」という単語が多用され、とても気まずかった。普段は前後の番組を含めて教養的な内容なので、余計に憤りを覚えた。

【「言葉」に関する意見】

  • お笑いタレントがチームに分かれて行うクイズ番組で、他のチームに対して「死ね」などの暴言を何度も吐いていた。あまりにも度が過ぎる。本人は顔見知りに冗談で言っているつもりかもしれないが、居酒屋で言うのとテレビで言うのは違う。多くの子どもが見ているような番組で使う言葉ではない。そのような言葉でいじめられている子どももいるのだ。

【「危険行為」に関する意見】

  • 運動が苦手なタレントに様々な運動をさせる企画で、プールに飛び込むシーンがあった。プールは一般的な深さであり、一歩間違えると頸椎を損傷しかねないような飛び込み方だった。真似をしないようにとの表示はあったが、子どもは真似してしまうものだ。安全管理を徹底してほしい。

2016年11月に視聴者から寄せられた意見

2016年11月に視聴者から寄せられた意見

東京・神宮外苑前のイベントで痛ましい火災事故があったが、その報道姿勢や使用した映像に関する批判が多く寄せられた。また、アメリカ大統領選挙に関連した情報系番組における報道のあり方への意見、覚せい剤使用の容疑で逮捕された歌手への取材方法や映像使用に関する批判など。

2016年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,557件で、先月と比較して284件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性65%、女性34%、不明1%で、世代別では40歳代30%、30歳代29%、50歳代18%、20歳代14%、60歳以上7%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は796件【45局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東京・神宮外苑前のイベントで痛ましい火災事故があったが、その報道姿勢や使用した映像に関する批判が多く寄せられた。また、アメリカ大統領選挙に関連した情報系番組における報道のあり方への意見、覚せい剤使用の容疑で逮捕された歌手への取材方法や映像使用に関する批判も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は37件、CMについては18件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は119件で、前月から62件減少した。
今月は「いじめ・虐待」が36件と最も多く、次に「表現・演出」が27件、「言葉」「性的表現」がそれぞれ8件と続いた。
「いじめ・虐待」では、バラエティー番組のトークシーンで、タレントが「学生時代に矛盾した言動が目立つ友人を問い詰めた結果、その友人が学校に来られなくなった」旨のエピソードを話したことについて、多くの意見が寄せられた。
「表現・演出」では、アイドルチームとお笑いタレントチームが体を使ったゲームで対決し、負けたチームが勝ったチームに土下座したことについての意見が複数あった。
「性的表現」では、深夜のアニメ番組で男児キャラクターの性器が描かれていたことについての意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • アメリカ大統領選報道において、各局が情報を出すタイミングを操作していたのではないかと疑念を抱いた。現地ニュースのWebサイトやリポーターが、トランプ氏勝利確定と言っている州をなかなか選挙人獲得としてカウントしなかった。一方、クリントン氏が選挙人を獲得する際は即時表示させ、あたかも僅差状態が昼過ぎまで続いているように報道していた。トランプ陣営の盛り上がりは終始伝えていたが、沈んでいるはずのクリントン陣営はほとんど映さなかった。こういった姿勢が、報道に一喜一憂する視聴者の感情を利用し、テレビに繋ぎとめるための方策としてあるのであれば許し難いことだ。

  • 神宮外苑前の火災事故の報道で、火災現場から発見された5歳児にモザイクを入れて放送していた。ツイッター上にアップロードされた動画を引用したようだ。救助を求める父親と思われる男性の悲痛な叫びも収められていた。事件事故を伝える目的のために、凄惨なシーンや遺族が動転して悲鳴を上げている姿を全国に放送する必要はあるのか。親御さんの心情を思うと見るに堪えられない。

  • 神宮外苑前の火災事故の報道で使用している映像素材は、救助に全く手を貸さず、現場状況を最後まで平気でカメラに収め、SNSに投稿したものと思われる。このような倫理に外れたものを使用する番組制作者や現場ディレクターの判断、テレビ局としての姿勢に憤りを覚える。

  • 神宮外苑前の火災事故で投稿映像を流しているが、必要ないと思う。私は消防団に入っているが、火災現場に行くと野次馬の中に携帯電話で撮影している人がいる。消火活動の邪魔にもなる。テレビでこのような映像が使われると、一般市民が自分たちの事故現場の撮影に公共性があると勘違いしてしまう。

  • 高齢者による交通事故を取り上げて、「高齢者の運転=いけないこと」と批判している。徒歩圏内に店の無い地方の高齢者には、運転しなければ生活できない事情もある。やみくもに「運転するな」と批判されてもどうにもならない。高齢者が運転せざるを得ない背景も併せて伝えるべきだ。

  • インターネットの意見を、あたかも多数派の意見のように取り上げるテレビ番組が非常に多い。あるいはその意見を"視聴者の意見"として制作に反映している。これでは誤った情報を伝えている可能性もある。テレビの影響力を考えてほしい。番組によっては「インターネットの意見は無視してよい」という発言もある。限度はあるが大体そのとおりであると思う。テレビ制作者側のインターネットに対する知識が足りな過ぎではないだろうか。

  • 覚せい剤使用の容疑で逮捕された歌手のタクシー内映像が放送された。単に逮捕の直前の映像というだけで、事件の現場でもなく、動機やアリバイを示す決定的映像でもない。タクシー会社は、警察からの依頼の場合を除いて、乗客の同意なく防犯カメラの一般公開を前提とした映像を提供しないはずである。例え、タクシー会社から提供を受けたとしても、この映像を流すのは、プライバシーの面から重大な問題があると思う。こうした行為が許容されるなら、乗客は車内カメラのスイッチを切れと要求したり、事件捜査以外に映像を利用しないよう確認しないと安心してタクシーを利用できなくなる。

  • 歴史ある音楽賞の買収疑惑を週刊誌が伝えている。しかしどの局も、この話題を一切取り上げない。不倫問題等、弱っている人間に対して連日容赦ない攻撃をしておきながら、大きな力には屈するようで憤りを覚える。各局で伝えるべきだ。

【番組全般・その他】

  • 日本各地の家族を訪ね歩く番組は、人と人との出会いによる感動があり、素晴らしい。このような心温まる番組が増えることを願っている。放送を見て、実際に出演者が訪れたロケ地に観光に行く人も多いそうだ。地方の活性化・観光PRにも大いに役立つ。

  • この人気芸人は、どの番組でもセクハラと思われる行動をするが、不思議と大きな問題にならない。一般の会社ならクビになるようなことでも何故か許されている。相方と女子アナウンサーと三人で都内近郊を散歩する番組は、度重なるセクハラをテレビに映し、女性を笑いものにしているようで気分が悪くなる。

  • 夜のニュース番組で、「トランプ氏が大統領になると、米国から車の輸入を押し付けられる、基地負担を求められる」と不利益ばかりを強調し、「ニューヨークでは反対意見が多い」と結論付けた。トランプ氏はクーデターで政権を取ったわけではない。選挙という民主的な手段で選出されたのだ。反対意見ばかりだと言うなら、取材した場所と人が偏っているのだろう。トランプ氏を支持した人達の意見と、彼らがトランプ氏に何を期待しているのかを聞きたいが、肯定する意見を取り上げることは一切なかった。報道は中立・公平なものでなければならず、多面的な視野に立っての見解が求められる。無用な不安を煽るのは報道番組としてすることではない。

  • 夜のニュース番組で、ゆるキャラについて放送していた。誕生した経緯やその活躍を取り上げるならまだ分かる。しかし、流れてきたのは、中に入っている人がかつて鬱病で苦しんでいたことや、重い難病を患っていたということだった。ゆるキャラは、人に夢を与えるものだ。その下の素顔まで知ると楽しめなくなる。困難を乗り越えた人を取材したいなら、他にやり方があるだろう。視聴者にとって触れてほしくないところをあえて見せる。この番組を見ると、制作側が素人集団のような気がしてならない。

  • 昼のニュース担当の女性アナウンサーは、かなりの回数で噛んだり読み間違いをする。今日も、アメリカ大統領関連のニュースで何度もつかえ、同じ所を繰り返し読み直していた。平日5日間のうち2~3日くらいは噛みまくり、非常に聞きづらい。人間だから全く噛むなとは言わないが、毎日毎日噛まれては、ニュースが頭に入って来やしない。

  • 年末恒例の歌番組は、人気アイドルグループのメンバーそれぞれが掲げた「夢」に1ヵ月間投票を募り、その「夢」の順位を生放送で発表するとのこと。人の夢を他人の投票で順位をつけること自体がおかしな話だか、メンバーの気持ちを思うとかわいそうになる。記者会見のときに初めて企画を知らされ「残酷すぎませんか?大晦日まで争わないといけないなんて」とコメントしていたが、まさにそのとおりだと思う。メンバーは12~25歳の女の子で構成され、未成年も多い。このような企画には到底賛成できない。

  • 終電を逃した人の家に付いて行くだけの番組は、街で飲んでいる人の意外な人生が分かり、人は見かけによらないと感心させられる。市井の人々が懸命に生きていることが垣間見られ、切なくもいい番組だ。田舎の移動販売車で買い物をしているお年寄りに付いて行って、話を聞くことも実に面白い。以前、おじいさんが亡くなって、お葬式でそのビデオを流して喜ばれたというエピソードの回は本当に良かった。この局は、外国人など一般の人々をよく取材して面白い番組を作っている。下手なタレントや芸人を使うより何倍も良い。

【ラジオ】

  • 通信販売コーナーで宣伝しているお掃除ロボットを購入した。最新型と強調していたが、届いたのはいわゆる型落ち品だった。私は量販店で下見をしていたのでそのことに気づき、クーリングオフで返品できた。しかし購入者の中には、放送で言っているとおり、最新型と信じて使っている人も多いと思う。ラジオ局に最新型という売り文句を外すよう申し入れたが改善されず、つい先日も「最新型を紹介します」と言って型落ち品を宣伝していた。番組パーソナリティーやゲストも商品説明に加わっているので信用度も格段にアップしており、余計に腹立たしい。

【CM】

  • 賃貸住宅のCMで、着ぐるみのキャラクターが、公道をキックボードに乗ってバスを追いかけるシーンがある。キックボードは遊具であり、交通量の多い公道での使用は禁止されている。CMを見て真似をする人も現れるのではないか。

青少年に関する意見

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組のトークシーンで、タレントが「学生時代に矛盾した言動が目立つ友人を問い詰めた結果、その友人が学校に来られなくなった」旨のエピソードを話していたが、テレビで笑い話として話すような内容ではない。後悔しているような感じもなく、大変不快だった。

  • トーク番組で、あるお笑いタレントの変わった性格を別の多数のお笑いタレントが揶揄していた。本人が嫌がっているにも関わらずトークは続けられ、小学生のいじめを彷彿させるような内容だった。子どもたちへの悪影響が心配だ。

【「表現・演出」に関する意見】

  • タレントに簡単なテストを受けさせて、誰が一番勉強できないかを決める企画があった。タレントの出身校が表示されていたが、その学校の中にはいじめにより不登校になった生徒を受け入れているような学校も多く見られた。辛さを乗り越えてやっと学校に通っている生徒がたくさんいるにも関わらず、一部のタレントの成績だけで勉強ができないと思われてしまうのはかわいそうだ。このような企画で高校名を出す必要があったのだろうか。

  • アイドルチームとお笑いタレントチームが体を使ったゲームで対決する番組で、負けたチームが勝ったチームに土下座していた。勝負事で負けた方が土下座するという概念を子どもたちに植え付けないでほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • 深夜のアニメ番組で、小学校高学年くらいの男児キャラクターの性器を何度も描いていた。乳児や幼児ならともかく、社会通念から外れているのではないか。

【「危険行為」に関する意見】

  • 視聴者からの投稿動画を紹介する番組で、息子が父親にいたずらするシーンを取り上げていたが、危険な行為が多かった。特に、寝ている父親の口を掃除機で吸って起こす行為やドライヤーに小麦粉を入れておく行為は重大な事故に繋がりかねない。子どもが真似しないか心配だ。

  • あるタレントが重さ9kgのボールを使って腹筋を鍛えている旨を紹介した際に、そのトレーニング方法を他の出演者にも挑戦させていた。普段鍛えているタレントならともかく、重たいボールを腹に落とす行為はとても危険だ。子どもに人気があるグループのメンバーが挑戦しており、学校などで真似する子どもが出ないか危惧する。

2016年10月に視聴者から寄せられた意見

2016年10月に視聴者から寄せられた意見

10月の改編期では、大勢の芸人たちが賞金を懸け、体を張ってクイズで競った番組への意見や、人工透析患者に対するブログ記事での暴言で、出演していた番組をすべて降板したキャスターへの批判、東京・豊洲市場の移転問題を扱った昼の情報系番組への意見など。

2016年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,841件で、先月と比較して205件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性66%、女性33%、不明1%で、世代別では40歳代30%、30歳代27%、50歳代21%、20歳代13%、60歳以上8%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は972件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

10月の改編期では、大勢の芸人たちが賞金を懸け、体を張ってクイズで競った期首番組への意見や、人工透析患者に対するブログ記事での暴言で、出演していたテレビ番組をすべて降板したキャスターへの批判、そのほか、豊洲市場への移転問題を扱った昼の情報系番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は42件、CMについては35件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は181件で、前月から99件増加した。
10月25日開催の第185回委員会で、『オール芸人お笑い謝肉祭’16秋』(TBSテレビ)内の一部コーナーを審議対象とすることを決定したことを受け、今月は「委員会に関する意見」が81件と最も多かった。次に「表現・演出」が22件、「いじめ・虐待」が20件、「性的表現」が11件と続いた。
「委員会に関する意見」では、視聴者からの意見を委員会の考えと誤認した意見が目立った。
「表現・演出」では、アニメ番組で主人公の男児が裸になったシーンに複数の意見があった。
「いじめ・虐待」では、バラエティー番組で歌手に関する話題を取り上げた際、出演者がその歌手の容姿を揶揄していたとの意見が多数寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 豊洲市場への移転問題で、これまでの費用、長期延期による業者への補償金、今後かかると予想される建設費用等は都民負担が増え、東京オリンピックより費用がかかる可能性もある。そのことを議論せず、メディアでも扱われないまま、時間だけが流れている。この問題は、今後はいかに効果的に解決されるのか話し合うべきであるし、テレビ・ラジオでは真剣に取り扱うことを望むばかりだ。

  • 豊洲市場の問題を連日取り上げているが、出演者は皆揃って移転反対派ばかりだ。番組で伝える以上、反対派だけでなく賛成派の意見も取り上げるべきだ。また、専門家でもない芸能人が得意顔でコメントしていることも多々ある。知識も根拠もない意見など、何の説得力もないことをお伝えしておく。

  • 男子中学生暴行事件で、加害者は匿名、被害者の名前は明かされていた。加害少女によれば「後輩をいじめたので、暴行を加えた」もので、被害者は「後輩をいじめたかもしれない人」の印象だ。殴られ、重体になり、命も危ぶまれる被害者に、さらに追い打ちをかけるような報道は如何なものか。最悪、彼の意識が戻らない場合、真実が明かされないまま、加害者の言い分だけが残ることになる。

  • 元女優の大麻所持容疑での逮捕を受けて、逮捕前の映像を何度も流していた。容疑者であることを考慮しても、盗撮と見られるものばかりだ。事件とは何ら関係のない洗濯物を干すシーンなど、私生活を分別なく放送することは許されるべきものではない。

  • 中国訪問を控えたフィリピンの大統領についてのニュースで、「大統領は、中国との領海問題についてソフトランディングを目指している」とまとめていた。この"ソフトランディング"という言葉だが、日本語訳も説明も無かった。前後の脈絡から意味は推測できたが、一緒に見ていた両親には難しかったようだ。ニュースは分かりやすいことが一番だ。日本語で済む場合は日本語を使ってほしい。

  • プロ野球クライマックスシリーズのファイナルステージは、ここ数年、BSで中継している。今年はパ・リーグを全試合見ることができたが、セ・リーグは放送されなかった。例年弱小であったチーム同士が日本シリーズ出場を賭けた戦いを行う、非常に注目のカードであったのに残念。全国的に女性ファンをはじめ、ここ数年人気が広がっている。放送局に様々な事情があるのだろうが、視聴者のことも考えてほしい。

【番組全般・その他】

  • 夜の情報番組で、人工透析に関するブログ記事での暴言で降板した男性キャスターについて、女性アシスタントが、彼だけが悪いかのような釈明をした。しかし、以前番組で、彼自身のブログが炎上したことを話題にした時には、彼女や周りの出演者も大笑いしていた。透析患者に対して不謹慎でとても不快に感じたが、このことは番組関係者のみならず、放送したテレビ局にも問題があるのではないか。トカゲのしっぽ切りのように、一人だけを降板させて終わりにするのではなく、局としてきちんと責任をとるべきだ。

  • ミュージシャンの外見を名指しで「気持ち悪い、ブサイク」とは何事か。しかも音楽まで「こんな曲売れているのか」と誹謗中傷していた。彼は結成3年で「紅白」まで出場した優秀な作曲家だ。人のプライバシーをハイエナのようにあさり、コメンテーターがせせら笑っている。私達ファンはみんな怒っている。番組が面白ければ一人の人間の人生なんかどうなってもいいのか。

  • ミュージシャンの活動自粛の報道について、あまりにも個人の中傷に特化したものに感じた。たしかに一成人として、しっかり反省すべき重大な失態を犯したと思う。しかし、芸能人が一斉にテレビで言いたい放題に悪口を言い、ましてや外見のことをことさら批判し始めたことは如何なものか。一人の人間に対して大人数で、聞くに耐えない悪口を言う。このことは立派ないじめと言えるのではないか。

  • 期首番組で、芸人同士がお互いのズボンを脱がし合い、競技というより、ただ下半身をさらけ出すだけの集まりにしか見えなかった。しまいには全裸になる芸人も現れて、ひどい内容だった。下半身を出せば笑いが取れるという感覚が、芸人や番組制作者にあるのだろうか。番組の作り方を考えて直してもらいたい。

  • 期首番組で、芸人たちが野外のセットで自ら服を脱ぎ、全裸になる場面があった。収録は、一般人が観覧できるような状況に見え、下品極まりない。このような不適切な番組を休日のゴールデンタイムに放送する、局の常識を疑いたくなる。

  • 芸人が大勢出ていた期首番組は、テレビに活力があった頃を思い出させるような力強い番組だった。一部の視聴者からクレームが来るかもしれないが、「祭り」とは、日常のしがらみから一時解放されるものであって、本来、若干の不道徳性を内包するものではないだろうか。一部の批判に過剰に配慮していては何もできなくなる。ケガを恐れず体を張って球を追いかけるスポーツ選手が感動を与えるのと同じように、体を張って笑いを追求する芸人もまた尊いと思う。

  • 芸人が大勢出ていた期首番組について。私は現在40歳代だが、以前はこのような番組が沢山あった。もちろん真面目な番組も必要だとは思うが、トコトン馬鹿をやる番組もあっていいと思う。視聴者には「いやなら見なくていい」という選択肢があるのだから問題ない。正直、最近のテレビは自主規制が増えてきて、番組自体がつまらなくなり、バラエティーを見る機会がめっきり減った。見たい人は見ればいいし、見たくない人は見なければいいだけのことだ。もう少し見る側の選択肢を増やせるようにしてほしい。

  • 夜帰りが遅いので、ニュース番組はこれしか見ることができない。報道は、社会の問題や矛盾を取材して視聴者に提示するのが使命ではないのかと思うのだが、この番組を見るといつもがっかりする。豊洲問題では、土壌汚染対策の責任の所在と、その陰に見え隠れする大手ゼネコンの存在が知りたいのだが、番組では、外国人コメンテーターが「責任の追及はするべきではない」と言い、別の日には、築地のリポートとして市場を歩き高級魚を紹介していた。そこには何も問題の核心に触れる部分がなかった。これなら旅番組でやれば十分だ。報道番組に情報的要素を入れるのは時流だろうが、ここまで報道としての役割を放棄し、どうでもいい取材に終始すると、局はこれを報道番組として認識しているのか疑問に思う。

  • 鉄パイプが落下して男性が亡くなるという痛ましい事故があった。奥さんと歩いていた際の事故だったようだ。インタビューで男性を良く知る人に、故人の人柄を問うまではいいが、夫婦仲まで聞いていた。今回の事故に関係ないばかりか、取りようによっては、奥さんに何か責任があるようにも取れる。取材してしまったのなら仕方ないが、なぜ編集で削除しないのか。配慮がないにも程がある。

  • 心霊現象や面白映像など、視聴者からの投稿を紹介し、優秀作品を選んでいた番組は、タイトルからして「CGなどではなく、自然に映ってしまった映像」であると解釈して視聴した。ところが大賞を取ったのは「空を飛ぶ象」という作品で、どう見てもCG技術を使った映像だった。受賞理由もはっきりせず、釈然としない。冒頭で番組コンセプトや選考基準などをもっと明確にすべきだった。

【ラジオ】

  • 夕方4時からの番組は、今、最高に面白くてためになる番組だ。日替わりの出演者がニュースを分かりやすくも鋭く分析。テレビでは見ることができない奥の深い解説を聞くことができる。男性アナウンサーも本当によく勉強していて、話の転がり方が実に爽快。こんなに面白い番組がテレビでも見られれば本当にいいのにと思う。ポッドキャストで番組を流してくれているのがとても助かるし、ダウンロードして何回も聞いている。これからもずっと続けてほしい。

【CM】

  • クレジットカードのCMは、カラフルなスカートの女性が踊っているが、下着のようなものが何度もチラチラ見えて下品すぎる。わざと見せているのか。

青少年に関する意見

【「委員会」に関する意見】

  • お笑いタレントが多数出演した番組を青少年委員会で審議するとのニュースを見た。苦情が多数あるようだが、神経質にならずに、あのような番組を潰さないでほしい。私はあのような番組を楽しく見て育った。子どもへの影響があるとの意見もあるが、そんなに嫌ならば子どもに見せなければいいし、インターネットの影響の方がよほど大きい。どうか一方的な意見に惑わされないでほしい。
  • 委員会がお笑い番組を審議すると聞いた。時代が変わったとはいえ、こういう番組があってもいいと思う。その番組を見たが、昭和時代の馬鹿らしさがあり懐かしかった。こうした番組を楽しいと思う人もいるのだ。審議は人を傷つけるような内容の番組に限ってほしい。
  • お笑いタレントが多数出演した番組を委員会が審議するのは当然だと思う。「嫌なら見なければいい」との意見はこの問題の本質からかけ離れている。子どもから高齢者まで誰もが簡単に見ることができる地上波で、視聴者が不快な思いをすることが容易に想像できるようなわいせつな行為の数々を放送することは問題だ。公共の電波を利用していることを踏まえ、厳しく審議してほしい。

【「表現・演出」に関する意見】

  • アニメ番組で主人公の男児が全裸になるシーンがあった。突発的かつ不本意な形で服を脱がされたシーンについては問題ないと思うが、教室で自ら全裸になるシーンは子どもの教育上問題があるのではないか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で歌手に関する話題を取り上げた際、出演者がその歌手の容姿を揶揄していた。容姿をあげつらって"いじって"いたが、学校でも同じようなことが起こっている。これはいじめに相当することだ。

【「非科学的な事柄」に関する意見】

  • 未確認飛行物体や未確認生物を取り上げた番組があった。バラエティー番組なのだろうが、フィクションである旨が出ていなかったように思う。常識ある大人ならばフィクションであることを理解したうえで楽しむことができるが、多くの子どもたちが見る時間帯にこのような非科学的な番組を放送すると、子どもたちの真実を見極める目を育てるにあたっての障害にならないか心配だ。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • ローションを塗った階段を使ったクイズで、多数のお笑いタレントが陰部を晒すシーンがあった。多くの子どもも視聴していたと思われる。子どもから高齢者までが安心して見ることができるような内容にしてほしい。

2016年9月に視聴者から寄せられた意見

2016年9月に視聴者から寄せられた意見

岩手県に上陸した台風10号に関する報道系番組の取材のあり方への意見や、東京都の豊洲への市場移転問題を扱った情報番組への意見。暴行事件のあと不起訴になった二世俳優に対する報道のあり方への意見が多く寄せられた。

2016年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,046件で、先月と比較して233件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール80%、電話18%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性53%、女性46%、不明1%で、世代別では30歳代30%、40歳代25%、20歳代23%、50歳代13%、60歳以上7%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は1,230件【43局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

台風シーズンの中、全国各地で多くの被害が出たが、岩手県に上陸した台風10号に関する報道系番組の取材のあり方への意見や、新都知事のもと、東京都で11月に予定されていた豊洲への市場移転問題を扱った情報番組への意見、また、暴行事件のあと不起訴になった二世俳優に対する報道のあり方への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は37件、CMについては31件あった。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は82件で、前月から13件減少した。
今月は、「表現・演出」が18件と最も多く、次に「性的表現」「いじめ・虐待」がそれぞれ12件、「暴力・殺人・残虐シーン」が8件と続いた。
「表現・演出」では、高校生が出演するクイズ番組の演出についての意見が目立った。
「性的表現」では、有名女優の娘であるタレントがアダルトビデオに出演するとの話題の取り上げ方について、複数の意見が寄せられた。
「いじめ・虐待」では、お笑いタレントが容姿を揶揄することで笑いを取ることについて、複数の番組に苦言が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 最近、意見でありながら誰の意見なのか、責任の所在を隠している放送が目立つ。ナレーションの中で、いい悪いという意見を述べたり、あるいは某代議士の意見として個人名を隠して述べたり、街の声などという、嘘か真実かも分からないような意見もある。いずれも視聴者を誘導する意図が感じられる。女子アナの中には、意見と事実の区別ができていない者も見受けられ、テレビ関係者のモラルが低下している。意見は事実報道に紛れ込ませないということをもう一度自覚してもらい、誰の意見であるかを明確に分かるよう、責任の所在を明確にして、ごまかさないようにすべきだと思う。

  • 二世俳優の報道について。この事件は事実関係がしっかりと解明されておらず、マスコミが断片的な事実のみを都合よく報道し、彼ならびに彼の母親である女優の名誉や尊厳を踏みにじるような声が目立つ。裁判にかけられて有罪と下されていない以上、彼らの人権を無視するような悪意ある報道は自粛されるべきではないだろうか。それを鑑みず、被害者感情に訴え、さも自分たちが正義であるかのように報じるマスコミやテレビ番組の出演者に憤りを感じる。

  • 二世俳優の報道について。性犯罪については、事実認定、有罪確定、刑の執行後の再犯率や、また当人がなぜ犯罪に至ったかを真剣に検証すべきで、報道により、単に「甘やかしてわがままに育てた親の責任の結果生じた犯罪」という安易なイメージを刷り込むべきではない。薬物犯罪に更生教育が必要なように、性犯罪にも然るべき更生措置などが必要であることを報道してほしい。

  • 私は岩泉町民だ。電気も徐々に復旧するなか、現場の惨状を自分たちの目で確認もせず、ニュースやワイドショーの情報だけで、行政や町長の対応などが批判されているようだ。やっと電話が繋がりかけたところで、町役場などに全国の人たちからの批判が殺到し、対応に追われている。岩泉全域にわたり道路は寸断され、未だに孤立して救助を待っている状態だ。ニュースで取り上げるのはいいが、復旧の妨げになるような無責任な行動は慎んでもらいたい。

  • 岩手県の台風による水害で、孤立した住民が道路に「SOS」の文字を書いて助けを求めていた。被災した方は救助ヘリだと思い、一生懸命に手を振って助けを求めていたが、それは報道ヘリで、しかもそれをニュース番組で放送していた。そもそも災害時は助けを呼ぶ声が聞こえなくなるので、報道ヘリは飛ばすべきではない。熊本地震の教訓が全く生かされていない気がする。

  • 台風10号での浸水被害や、岩手県の高齢者施設のニュースについて。施設の職員が台風の情報がよく分からず死亡させたかのように報道されている。私の住む沖縄は台風によく襲われるが、それでも毎回状況が違い、対応が難しい。岩手県に上陸したのが初めてなら、台風に対応する方法が分からなくて苦労したのではないだろうか。職員を責めるような報道は見ていてつらい。

  • 毎日時間帯を問わず、豊洲市場移転のニュースが放送されている。取り上げるのは構わないが、専門知識のないコメンテーターが「豊洲は危ない」とあおるだけの番組が多く見受けられる。出演している芸能人の多くは、個人的意見を言っているだけに過ぎないかも知れないが、その影響力はすさまじく大きいことを理解すべきだ。専門知識がない人を呼ばないのが一番いいが、専門家による学術に基づいたコメントは必要だ。その際、芸能人は黙っておくのがよい。居酒屋で交わすレベルの会話をテレビでされても、デマが独り歩きし風評被害を広げるだけだ。

  • マスコミは、豊洲の人たちが汚染エリアに住んでいると、全国の人に思われることで、どれだけ心労が溜まるのか分かっているのだろうか。豊洲市場の土壌問題で、科学的根拠に基づかない不安感をあおる報道が、住民の安心できる生活を奪っている。一般住民が報道による被害者だ。

  • 情報番組で、横浜の病院で起きた男性患者の変死事件を扱っている。各番組とも「点滴パックにどうやって異物を混入したのか」に注目し、考えられる様々な方法を具体的に説明している。模倣犯罪が起きたらどうするのか。真相が判明するまでは、警察の発表を淡々と伝えるだけで十分なのではないか。

【番組全般・その他】

  • サッカーのワールドカップ・アジア最終予選中継は、解説者が終始感情むき出しで、客観性に欠ける発言が多く見受けられ、全く解説になっていなかった。あまりに不快に感じるので音声を消して観戦したが、日本代表選手の活躍が期待され、国民の注目が高い中で、このような中継は非常に問題がある。彼に関しては様々な媒体で批判が多い。放送局は、新たに適任の解説者を起用するか、副音声に工夫をするなど対策を練ってほしい。

  • パラリンピック中継は、オリンピックと同じように、日本人選手のメダル獲得を中心に放送されている。せっかく放送する時間を増やしたのだから、健常者スポーツと同じような扱いをしないでほしい。大局的な視点に立ち、障害者に対する偏見を減らす放送、日本人選手の試合だけではなく、外国人選手にも同じようにスポットを当てた放送が望ましい。

  • 土曜日の昼に、往年の俳優を偲ぶ映画を2本放送していた。この時間帯に放送するには激しい性行為のシーンが何度もあり、特に強姦描写が生々しく、こんな内容を流していいのか疑問に感じた。現実に釈放された俳優の報道があったばかりだったが、女性を暴力や欲望で蹂躙、傷つけるような描写が、当然の如くしかも昼間に流れることに憤りを禁じ得ない。カットすることで作品のオリジナリティーを損ねると考えるのであれば、未成年などへの配慮を含め、深夜に放送すべきだ。

  • 二世タレントがAVに出演するという話題で、出演している男性タレントたちがヘラヘラと笑い話にしていた。この女性については、ホストクラブへの過剰な依存が原因とされているが、ホストが狙った女性を性風俗で働く状態まで追い込むことは、以前から何度も事件化しており、笑い話にできるような話ではない。また、「借金を自分の体で返すのは立派」というコメントもあったが、そういった考え方が借金による自殺や人身売買へと繋がっている現実があり、公の場で話すコメントとしてどうなのだろう。ヘラヘラ話していい話題なのかどうか、制作者には考えてほしい。

  • 散歩をする番組でよく見かけるのだが、タレントが道幅いっぱいに広がって歩いている。その時に一般の方が収録の邪魔になるのか、番組スタッフに車道に追いやられる。以前はベビーカーに子どもを乗せている母親が誘導されていた。そのせいで事故でも起きたらどうするつもりなのか。撮影する際に色々と許可を取っているのだろうが、一般人はタレントのために道を譲らなければならないという風潮は納得できない。

  • バラエティー番組で、「いくら儲けた」「年収いくら」や「家賃いくら」など、お金の話がよく出てくるが、平気でお金の話をする神経は理解できないし、拝金主義を助長するだけでしかない。子どもの貧困や生活保護受給者が増加するなど、経済的な問題が深刻な昨今、平気で金儲けを自慢したりするのは如何なものか、考えてほしい。

  • 一般家庭で作る里芋料理と名産地で作る里芋料理の差というコーナーで、千葉県八街市で作る里芋料理を紹介していた。私は40年以上八街市に住み、両親は里芋も作る農家だが、里芋の磯辺揚げや里芋ドリア、里芋餃子など見たことも聞いたこともない。八街市における里芋の当たり前の食べ方のような紹介の仕方は、誤解を招くのでやめてほしい。

  • 無名芸人がペンションに合宿しながら先輩芸人による「笑い」の授業を受け、悩みながらネタを生み出し、順位を決めていくという内容の番組は、バラエティー型ドキュメンタリーともいえそうなほど深い。一つの笑いを生み出すことがどれほど大変なことなのかを視聴者に教えてくれるし、課題を一つひとつ乗り越え成長していく姿に勇気がもらえる。面白くて泣けて前向きな気持ちになれる素晴らしい番組だと思う。

【ラジオ】

  • 通販コーナーで、担当者による商品宣伝にパーソナリティーが毎回のように加わる。そもそもリスナーはパーソナリティーが好きでその番組を聴いている。その人が商品をほめたり感心したりすれば、商品への信用は倍増する。その結果、冷静な判断ができなくなる恐れがある。通販コーナーの商品説明者とパーソナリティーの共演は避けることが望ましい。

【CM】

  • 軽自動車のCMで女性が車の運転をしているが、シートベルトをしているように見えない。シートベルトを装着しているのであれば、誤解を招かぬよう強調した方が良いのではないか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • お笑いタレントが学校に侵入し、女子生徒の制服等を窃盗した事件の判決についての報道で、被害生徒が警察から返還された制服を着用しながら、顔を隠すことなく事件の感想などを述べていた。被害生徒はタレント活動もしているようなので、本人同意の上での撮影なのだろうが、未成年でもあり、演出に違和感を覚えた。

  • 高校生が出演するクイズ番組で海外ロケをしていた。現場は世界的に有名な観光地で大変混雑していたにも関わらず、出演者とカメラマンが走り回っており、危険かつ迷惑な行為だと感じた。高校生にマナーを守らせることも大事なことではないか。

【「性的表現」に関する意見】

  • 有名女優の娘であるタレントがアダルトビデオに出演するとの話題を取り上げた際、コメンテーターとして出演していた海外在住の女子高生に、居住国でのアダルトビデオ事情について質問していた。他にもコメンテーターが出演している中、未成年にわざわざ聞くことではない。

  • BSで往年の名画を放送していたが、女性を暴力で蹂躙するようなシーンが多く、昼間の時間帯に放送するには性的描写が過激だと感じた。過激なシーンをカットして放送できないのであれば、未成年の視聴に配慮し、深夜帯に放送すべきだ。

  • 歌番組で少女デュオが「そのうちエッチもしてみたい」と歌っていたが、いかがなものか。今後の彼女たちの人生にも大きな影響を与えてしまうことにならないか心配だ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • お笑いタレントが高校時代のエピソードを話す中で、同級生の女の子の容姿を外国人男性俳優に例えて揶揄していた。もしこの放送を本人が視聴していたらどんな気持ちになるのかと考えると胸が痛くなった。たとえ本人が視聴しなくても、同級生が見れば「あの人のことだ」と気付くだろう。容姿をからかうことはいじめにも繋がるのだから、青少年の視聴を念頭に、もっと表現に配慮した番組作りをしてほしい。

【「食べ物」に関する意見】

  • グルメ企画で、出演者が巨大な天ぷらなどを一口で食べたり、食べながら話をしたりしていた。かつて、大食いや早食いがはやっていたころ、子どもが窒息死する事故があった。少なくとも一口で食べさせないようにするか、注意を促す文言の表示が必要だと思う。

2016年8月に視聴者から寄せられた意見

2016年8月に視聴者から寄せられた意見

リオデジャネイロで開かれたオリンピックに関連するさまざまな番組への意見。人気アイドルグループの解散問題や俳優の女性暴行事件を報じた情報系の番組に関するもののほか、東京都知事選に関する番組への意見も多く寄せられた。

2016年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,813件で、先月と比較して82件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話23%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性60%、女性39%、不明1%で、世代別では40歳代28%、30歳代28%、20歳代17%、50歳代17%、60歳以上7%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は900件【47局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

リオデジャネイロで開かれたオリンピックに関連する様々な番組への意見が多かった。また、人気アイドルグループの解散問題や俳優の女性暴行事件を報じた情報系の番組に関するもののほか、先月に引き続き、東京都知事選に関する番組、事件を起こした芸人を復帰させたバラエティー番組、殺人の描写が強烈なドラマへの意見も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は49件、CMについては58件あった。

青少年に関する意見

8月中に青少年委員会に寄せられた意見は95件で、前月から7件減少した。
今月は、「性的表現」が24件と最も多く、次に「表現・演出」が22件、「暴力・殺人・残虐シーン」が11件と続いた。
「性的表現」では、ラジオ番組でのパーソナリティーの発言が卑猥だとの意見が多数寄せられた。
「表現・演出」では、怪奇現象を取り上げた番組に関する意見が目立った。
「暴力・殺人・残虐シーン」では、先月に引き続き、ドラマでの残虐的な表現に意見が集中した。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 都知事選について。選挙後の報道は、新知事を推薦しなかった自民党との対立を面白おかしく煽っているように見える。選挙中の相手に対する批判は当たり前のことであり、選挙民は相手への攻撃も選択の一判断材料としている。候補者も攻撃を当然のこととして受け止めている。当落決定後は、相手の健闘を称えエールを送る。民主主義における選挙はかくあるべきだと考えている。しかし、今のマスコミは色々な映像を引っ張り出して対立を煽っているようにしか見えない。新聞離れ、テレビ離れは、単にインターネットの普及が大きな原因ではないことを関係者は認識すべきだ。

  • オリンピックで盛り上がるのは大いに結構だが、生活に必要な番組まで休む必要があるのだろうか。しかも、ニュース番組もオリンピックの話題が中心となり、スポーツニュース化している。直前まで放送していた競技の結果を番組冒頭で伝えることや、後の番組がオリンピックハイライトなのに、ニュース番組の中でまで長々と報じることが必要か疑問だ。サブチャンネルもあるのだから、有効活用して放送の仕方を工夫してほしい。

  • オリンピックで日本選手の活躍は大変うれしいことだ。しかし、その活躍ぶりをどのテレビ局もほぼ同じ時間帯で、しかも、ほぼ同じ内容で、朝から晩から夜中まで報道することに違和感を覚える。その間に本来報道されるべきことが、おろそかになっているのではないか。

  • オリンピックの中継について、「このあと」などの表記には十分に気を配ってもらいたい。「まもなく選手登場」といってから3時間以上出てこなかった。「このあと」や「まもなく」など言葉は曖昧ではあるが、何らかの具体的な規定を設けないと制作側もエスカレートしてしまい、テレビとしての信用にもかかわるのではないか。

  • オリンピックの放送で、深夜早朝の解説がやかましい。時差の関係もあるが、日本が深夜早朝の場合は、解説の音量や喋るスピードを落として、ゴルフ程度の音量・スピードで話すべきだ。大音量で早口の解説がスポーツの品位を落としている。昼間ならともかく、時間帯を考えて上品に放送してほしい。

  • 貧困特集で女子高校生が取り上げられていた。パソコンが買えないから、キーボードだけを買ってもらって練習しているとして、部屋の様子が映された。部屋にはたくさんのコミックがあり、物があふれていた。貧困とは、食べ物も満足に食べられず、ほしい物を我慢して堪えていることをイメージしていたが、彼女の部屋の様子からは、そのようなイメージは全く感じなかった。本当の貧困なのか疑わしい内容だった。

  • 1月の不倫問題を起こした女性タレントに対する報道を始め、8月のアイドルグループ解散報道に至るまで、スポーツ新聞の不確かな一方的な情報を垂れ流しで報道する姿勢について、とても不愉快な感情を抱いている。嫌なら見なければよいということだろうが、芸能人とはいえ、このような個人攻撃の内容を放送しているのかと思うと、いじめ社会を助長しているにすぎないのではないかと考える。このような姿勢が許されるならば、日本は成熟した社会といえるのか疑問を抱く。せめて一方的な情報だけでなく複数の視点も提示して、視聴者に投げかけるようなものにしてほしい。

  • 情報系の番組で、連日大きく二世俳優の事件を扱っているが、番組コメンテーターのなかには、同業者として、母親である女優の今後を心配するような発言ばかりしている人がいる。犯罪であるということを忘れたのか、容疑者に対する怒りや被害者への同情は全く聞かれない。芸能人というのは一般人とは違い、マスコミを利用して意見を発信できる立場にある。一般社会での厳しさに比較して、芸能界は甘いと言われても仕方がない。

【番組全般・その他】

  • 暴行容疑で逮捕された芸人が不起訴処分になったとはいえ、未成年への性暴力の加害者だ。性暴力被害を軽く扱い、笑いに変えることはやめてほしい。彼が立ち直り、社会生活を取り戻すことは大切だが、それは公共の電波に乗せたバラエティー番組においてでは決してない。被害者と同じように、性的被害を受けた女性達が、テレビの前に座っている可能性も考えてもらいたい。

  • 元お笑いグループメンバーのコント番組があった。内容がとにかくひどい。下ネタが多すぎる。すでに平成であり、昭和ではない。人をバカにすることや、コンプレックスを誇張させることは危険だ。これを子ども達が見ている時間帯に放送する意味がわからない。放送局は時代が違うことを自覚せよ。制作サイドだけで盛り上がっているものを放送すべきではない。

  • 午後のニュースショーに、女性キャスターと男性俳優に加え女性アナウンサーが出ている。番組を進行する側であるのに、華やかなロングヘアの彼女は、お嬢様然として席に座っているだけで、司会らしい役割を果たしていない。初めて見た時はゲストの芸能人だと思ったほどだ。キャスターのすっきりとした容姿やテキパキした司会ぶりに比べて、あまりにも場違いな感じがする。お飾りではなくアナウンサーなのだから、そのことを自覚して番組に臨むべきだ。

  • 民放局のオリンピックテーマ曲に、人気俳優の楽曲が使用されている。局が決めたことに文句を言うつもりはない。問題は曲のかけ方だ。競技中以外ほとんど歌が流れている。スタジオに戻って専門家が解説をする時にも流れているため、話が聞き取りにくい。金メダルを獲った選手へのインタビューの間もバックで流れていた。その局を見ると、延々と彼の歌を聞くことになるのだ。これではオリンピックを見ているのか、歌を聞いているのかわからない。

  • 元野球選手が、オリンピックの卓球で勝利してガッツポーズをとった男子選手について「あんなガッツポーズはダメ。手は肩より上げちゃダメ。礼に始まり礼に終わる、ですから」とコメントしていた。選手にしてみれば、大舞台での勝利で、嬉しくて思わずとった行動だろう。テレビでわざわざ注意するほどのことではない。野球選手の昔の映像をみつけたので見てみると、肩から上に手を上げてヘルメットまで放り投げていた。この行動のどこに相手投手への敬意があるのか。自分のことを棚に上げて他人にものを言うなと言いたい。

  • 夜のニュース番組で、オリンピック卓球女子団体チームを招いてのインタビューがあった。「誰が最も活躍したか」という質問は、明らかに特定の選手をさげすむために用意した質問だ。人気選手に対する悪意がにじみ出ていて不愉快な気持ちになった。

  • 朝のニュース番組で、東京オリンピックのメリットは国威高揚のためと報じていた。今回のオリンピックでは日本人のメダルばかりに注目した報道が多く、違和感を持った。世界各国のスポーツ選手が、出場のために努力し、体と精神を鍛えているところに意味があるのに、日本人以外の選手の感動的なシーンがほとんど見られず不気味だった。それが、報道する側がオリンピックの意味を、国威高揚のためと認識しているのだとしたら、もっと恐ろしい。その理念自体を捻じ曲げ、精神を汚すものではないか。

  • ゆとり世代をテーマにした番組では、昭和世代に対するアンケートを基に解説していた。ゆとり世代は「仕事の連絡はLINEで済ませる」「日本語を正しく使うことができない」「子どもに対するしつけができない」など、あらゆる描写が極端で、まるで「ゆとり世代に生まれた人間が全員常識はずれ」のように描かれており、ゆとり年代に生まれた者として非常に不快だった。世代間の考え方や文化の違いは少なからずあるものと理解しているが、特定の世代を一括りにして、ネガティブな部分を誇張した内容は如何なものか。

  • 異常犯罪の捜査を扱うドラマは、口に飴玉を詰められた少女の遺体、下半身を土の中に埋められたまま上半身だけ地上に出された遺体など、異常な変死体の露骨な描写が放送される。犯罪捜査そのものよりも、猟奇犯罪の変死体への興味や、自らが殺人者になる可能性があるという刑事の心理が主題で、まるで異常犯罪そのものを助長するかのように見える。

  • 朝のワイドショーの天気予報のコーナーで、気象予報士がかき氷を紹介して食べていた。夏の風物詩という演出かもしれないが、それでなくても天気予報は時間が短い。かき氷の説明より天気の解説に時間を使うべきだ。

【ラジオ】

  • 土曜夜の番組で、メインパーソナリティーの高圧的な空気感が実に不快だ。毎回猥褻なセリフを、ゲストに無理やり言わせるという公開セクハラが行われている。芸能界の上下関係を番組に持ち込んでいるようで、これはリスナーには関係ないことだ。

  • オリンピック期間中、民放ラジオ統一番組を決められた時間に放送するやり方は、競馬中継の途中で番組が挿入されることや、ワイド番組での流れを切るような弊害がある。杓子定規に放送せず、各放送局の実情に合わせた放送をすべきだと思う。

【CM】

  • スマホ用アプリゲームのCMは、全国版ではなくローカルなのかは不明だが、宮城県や東北の県の方言で「けっぱれ」という方言を使っている。これは、その地域によっては聞いたことはあるが、実生活では、現在あまり使われてない方言だそうだ。方言は、個人が想像するよりも大変デリケートなものだ。使われ方次第では田舎者扱いをされたり、誤解されたりしてしまう。このCMは方言がメインではなく、ゲームの内容をメインに作られたものなのかもしれないが、東北の方々がこの方言を使うだろうという思い込みで作っているのであれば、改善してほしい。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 学校が夏休み中の昼間にも関わらず、性器の話や下ネタばかりの卑猥な内容のラジオ番組だった。子どもと一緒に聴いていたが、すぐにスイッチを切った。このような番組を放送しないでほしい。

  • 性的暴行事件を犯したタレントの母親が開いた記者会見で、そのタレントの性的嗜好などを聞いているリポーターがいたが、無神経ではないか。私は自分の子どもと一緒に視聴していたのだが、質問内容の意味を問われて答えに詰まってしまった。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 怪奇現象を取り上げ、科学的根拠もないのに「霊のいたずら」などと決めつけるような演出になっていた。このような番組は教育上、倫理上問題があるのではないか。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 猟奇殺人を取り上げるドラマがあるが、過激なシーンが多すぎるのではないか。子どもたちへの悪影響を懸念している。放送するなら時間帯に配慮すべきだ。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 埼玉県東松山市での少年殺害事件の報道が詳細過ぎるのではないか。この事件は神奈川県川崎市での中学生殺害事件を模倣しているようにも思える。詳細な報道をすることで影響を受け、また、同じような事件が起きてしまうのではないかと懸念している。加害者の供述やしたことなどを報道するよりも、今後、このような事件を起こさせないために、大人たちがどうすべきかを考えさせるような内容にしてほしい。

【低俗・モラルに反するとの意見】

  • お笑いタレントがオリンピックメダリストの物まねをして床に寝転がった際に、別のお笑いタレントが顔を踏みつけていた。以前に別の番組でアイドルが踏みつけられた際に、このような行為への非難が多くあったと記憶している。人の顔を踏むのは面白いことなのだろうか。誰も注意する人がいないのかと驚くばかりだ。悪いことではないと勘違いして、子どもが真似しないか心配だ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 少女が巨大な滑り台に挑戦するという企画があった。少女自身の希望による企画だったようだが、実際に滑り台に挑戦する段階では、嫌がっていた。それにも関わらず、大人たちが少女を抱え上げ、無理やり滑らせており、虐待のように感じた。少女が精神的に傷ついていないか心配だ。

2016年7月に視聴者から寄せられた意見

2016年7月に視聴者から寄せられた意見

参議院議員選挙と東京都知事選に関する番組への意見が多数寄せられた。都知事選では、候補者を平等に扱うべきといった内容が多かった。バラエティー番組では、不適切な編集のあった番組や、事件を起こした芸人を復帰させた番組への意見など。

2016年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,731件で、先月と比較して324件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話27%、FAX0%、手紙ほか1%。
男女別は男性68%、女性30%、不明2%で、世代別では40歳代32%、30歳代24%、50歳代18%、60歳代12%、20歳代11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数667件【47局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

参議院議員選挙と東京都知事選に関する番組への意見が多数寄せられた。都知事選では、候補者を平等に扱うべきといった内容が多かった。バラエティー番組では、不適切な編集のあった番組や、事件を起こした芸人を復帰させた番組への意見、そのほか、殺人の描写が強烈な印象を与えたドラマや、不動産会社を舞台にしたドラマに関する意見が寄せられた。
ラジオへの意見は55件、CMについては34件あった。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は102件で、前月から34件増加した。
今月は、「表現・演出」が29件と最も多く、次に「性的表現」が24件、「暴力・殺人・残虐シーン」が14件と続いた。
「表現・演出」では、熱湯が入ったジョッキを持ってジェットコースターに乗るという企画について複数の意見が寄せられた。
「性的表現」では、音楽番組での歌手のパフォーマンスが卑猥だとの意見が目立った。
「暴力・殺人・残虐シーン」では、ドラマでの残虐なシーンに意見が集中した。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • テレビを見ていると、目前に迫った参院選よりも、都知事選のほうに時間を取っている。都民にしか投票権のないものを長々とやられても、他県に住んでいる者としてはどうしようもない。それよりは、参院選についての報道をもっとやってほしい。各局、参院選番組のお知らせはするが、肝心の参院選の中身より都知事選についてのことが多いのはおかしい。国民の知る権利というが、視聴者が知りたいことと、報道関係者の知らせたいことが違うように思う。

  • 都知事選の候補者3人が討論していたが、他にも候補者が複数名いるのにもかかわらず、特定の人物のみを番組に登場させていることに疑問を感じた。報道は平等に行うべきである。どのテレビ局でもこのような傾向があるため、早急に改善していただきたい。

  • 都知事選について、21人の候補者がいるのに3人の候補者しか取り上げていない。せめて政策だけでも21人の候補者の違いを放送してほしい。聞くべき政策があるかもしれない。放送を見ていると3人の中から都知事を選べと言われているようだ。21人は供託金も支払い、自分の信念を持ち都知事選に立候補したのだから、公平に扱うべきだ。

  • 都知事選開票速報を、全国ネットで放送する必要があるのか。一地方自治体の知事選であるにもかかわらず、ニュースで非常に多くの時間を割いている。知事選は大多数の視聴者にとって関係がないのに、なぜ東京ローカルとして放送しないのか。各キー局にとって、東京都政が重要であると感じて全国ネットで放送しているのだと思うが、選挙権のない人間にとっては迷惑千万である。

  • バレエ講師指切断事件の報道で、凶器のタガネについて、どのような使い方をするものか細かく説明していたが、一般的な工具で、普通に入手可能であるため、犯罪にも使える道具として紹介されていたと感じた。犯行手口を細かく説明する場面を何度か見ており、報道として正しく伝えることよりも、いかに刺激的に伝えるかで、視聴者の目を釘付けにしたい思惑が垣間見えた。

  • 麻薬や覚せい剤の使用で有名人が逮捕されるたびに、「麻薬・覚せい剤を使用するとこういう感覚になる」「結局、やめられなくなった」などの経験者の話を紹介している。これでは、麻薬・覚せい剤の使用に興味をかきたてているように感じる。一度ぐらいは大丈夫と思ってしまうのではないか。

  • 碑文谷公園バラバラ殺人事件の報道で、容疑者の幼少の頃の写真を使用していたが、配慮がなさすぎる。最近の写真が入手できなかったのであれば、無理に小学生時代の写真を使う必要はない。過去の写真など公開せず、名前のみの報道で十分なはずだ。これをいきなり見た人は、小学生が罪を犯したのかと誤解しかねない。

  • 相模原障害者施設殺傷事件で、容疑者の犯行動機が繰り返し報道されているが、これは、容疑者の理不尽な主張を拡散させ、障害者への偏見を増長させる恐れがある。容疑者のコメントをそのまま放送するのではなく、被害者に配慮して報道すべきだ。

  • 韓国の歌手・俳優の暴行疑惑について、事務所側が事実無根とのコメントを出していたのにもかかわらず、韓国メディアの情報をそのまま流して、イメージを著しく悪くする内容が多く見られた。真実も解明されない中、犯人扱いした報道は疑問だ。

  • 情報番組で、ポケモンGOをこぞって取り上げていた。日本で配信される前から、海外では事故が多発している。内閣府が注意喚起するほどの事態なのに、リポーターが「ここにもいます」などと喜んでいた。わざわざやって見せる必要はない。テレビでこのように紹介することは、アプリの利用を煽っているも同然だ。

  • 未婚の母親が子どもを殺害したとか、将来を見据えた結婚をしなかったために収入も無く、我が子を虐待する事件などの報道が多すぎて不快になる。結婚して子どもを産むことは良いことだが、それは、経済的な面で子どもに迷惑をかけないよう自立し頑張る状況があってこそだと思う。無収入で働く気がなく、暴力やギャンブルに走るような親の元に生まれた子どもはとてもかわいそうである。将来の計画が立てられないか、悩んでいる家庭に対しては、結婚する際にアドバイスを国や地域が行い、結婚して良いのか吟味する機会を与えるべきだ。テレビでもそういう放送があってもよいはずだ。

【番組全般・その他】

  • 不動産会社を舞台にしたドラマにおいて、成績の良くない社員にパワハラを平気で行う内容が多々見受けられた。それを受ける社員は気にしていない設定だが、実社会で見られるパワハラの内容が多く、ドラマとはいえ、見ていて気持ちの良いものではなかった。

  • 相模原で凄惨な殺傷事件があった。その夜に放送したドラマは、刃物で喉を切られた複数の女性遺体が発見されるという設定で、実際の事件とよく似ていた。放送を延期するなどの配慮が必要ではなかったか。

  • 尿のスイーツを作って食べさせる企画は、何も知らないお笑い芸人が、尿を使ったレモン色のかき氷や、ところてんを食べる様子を、スタジオの芸能人らが楽しむものだった。使われた尿はろ過させていたものの、高齢男性の2週間分の尿を使用していた。深夜の時間帯とはいえ、このような内容を放送する局の良識を疑う。

  • バラエティー番組で、最後まで残っていた回答者の映像を編集で消して、ルールまで改変していた。局側は「画像を一部修正して放送した」と謝罪したが、回答者は「自分は最後まで答えていたのに、序盤に失格になったように放送されていた」と言っている。これは修正とは違う。でたらめな番組を視聴者に見せたことに他ならない。

  • 事件を起こした芸人が復帰したが、釈然としないのは、「10年間の謹慎という十分な社会的制裁を受けている」と番組内でたびたびテロップ表記されたことだ。これは、局側や番組側の勝手な解釈だ。視聴率稼ぎに利用するのでなく、ワイド番組などでの謝罪が先ではないか。過剰な演出をして、まるで悲劇のヒーロー的な扱いをしていたのもどうかと思う。

  • リポーター役のタレントが海外に行き、必ずキャスター付きのトランクを引きながら日本人探しをする番組で、空港周辺の移動中ならともかく、都心から離れた田舎町でも同じようにトランクを引きながら歩き回るのは、日本人が海外で強盗被害に遭う事件が多発している昨今、とても不自然で危険に思う。

  • 朝の情報・天気番組を休止し、海外ゴルフの中継を放送したが、平日の出勤時間帯に地上波でゴルフ中継を入れるのはどうかと思う。大手キー局は、BS・CSの衛星チャンネルを持っている。平日朝の趣味・娯楽系の番組は、BS・CSで対応すべきだ。

  • 芸人の演じる"滑舌の悪い人"というコントを見た。中年の男性が喫茶店で「○○でちゅ」などと赤ちゃん言葉のように、思うように喋ることができないという内容で笑いをとっていた。お笑い芸人や番組制作者には、ある程度のモラルと配慮を望みたい。

  • 外国産の牛肉を国産和牛のようにおいしく食べるには、「肉屋のタダでもらえる牛脂を使う」と紹介していた。確かにサービスの一環で、購入したお客に差し上げている店舗もあるが、有料にしている店舗もあるのが現状だ。番組で「タダでもらえる」と伝えることはやめてほしい。肉を購入していない者が、わし掴みで牛脂を持っていく行為に、うんざりしている。

  • 若い女性アイドルに裸足でゲームをさせるという企画は、ゲームのお題がすべて筆やバナナ、ゾウなど卑猥なものを連想させる内容になっていた。見ていて不快だし、やらされているアイドルもかわいそう。足でペンを握ったり、物を触ったりなどの行為自体も行儀が悪い。深夜とはいえ下ネタがすぎる。

  • 隅田川の花火大会をテレビで見たのだが、会場に見に行けない視聴者のため、隅田川での花火の美しさを見せるのが本来の目的のはずが、余計なバラエティー的な演出のために、せっかくの花火の感動を削がれた。私たちは花火を見たかったのだ。

  • 夏になると民放各局が意味もなくただ長いだけの音楽番組を放送する。その中で「復興支援」というコンセプトがしっかりしていた歌番組は、司会者も出演者も「歌で日本を元気に」「歌で日本を繋ぐ」という意味を理解していて、見ていて本当に癒やされた。生バンドの演奏で歌うというスタイルも、歌手・曲へのリスペクトに溢れていて良かった。来年もまたやってくれることを祈っている。

【ラジオ】

  • ラジオ局のスペシャルウイークと謳った聴取率週間。「葉書に合言葉を書けば、抽選で現金50万円とホテルVIPルーム宿泊券プレゼント」など、ラジオ離れや不況を懸念しているこの業界にしては、羽振りの良さを実感した。しかしながら、この現金をばら撒く方法は、聴取者への還元には見えず、新規リスナーの取得にはたして有効か、疑問に思った。

  • パーソナリティーが、健康情報を紹介するコーナーのある番組は、細切れに伝えるため分かりにくい。情報の出所も聞き取れず信憑性が薄い。最終的にギャグ的に締めることも理解しがたい。聞いた後、消化不良でモヤモヤ感だけが残る。紹介するのであれば、きちんと伝えていただきたい。

  • 関東地区のAMラジオは、全局で野球中継をしていることが多い。2、3局で同じ対戦カードの時もある。ラジオを楽しみたいので、違う番組も放送してほしい。野球ファンだけではないのだから。

【CM】

  • カビなどの防止剤のCMを食事の時間帯に流されると、非常に気分が悪くなる。食事しながらカビを見せられる気持ちになっていただきたい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • アイドルグループのメンバーの一人が熱湯の入ったジョッキを持ってジェットコースターに乗せられ、顔いっぱいに熱湯を浴びていた。子どもも見ている時間帯に、人を傷つけて笑いをとるような企画はいかがなものか。

【「性的表現」に関する意見】

  • 有名歌手が音楽番組に出演した際に、成人向け雑誌のような本を映したり、"モザイク"をマイクにかけて、そのマイクを男性器に見立てて自慰行為を思わせる動きをしたりしていた。歌詞の世界観を出すためとはいえ、子どもも見ている時間帯でこのようなことをすべきではない。

  • 日曜日の情報番組にセクシー系のタレントが出演していたが、番組内の話題とは全く関係なく、そのタレントの胸や脚をアップで映していた。子どもたちが見ていることも考慮してほしい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • ホラー小説が原作のドラマをゴールデンタイムに放送していたが、死体の描写がリアルで、見ていられなかった。子どもも一緒に見ている時間帯であり、事前に配慮を求めるテロップを流すか、時間帯を変えて放送できなかったのだろうか。

【「危険行為」に関する意見】

  • スマートフォンを使用するゲームに関するニュースで"歩きスマホ"は危険だと注意喚起していたが、番組スタッフが街中で同ゲームをしているシーンでは"歩きスマホ"をしていた。これでは注意喚起に説得力がなくなる。これを子どもが見たら、「大人がやっているから大丈夫だ」と思いかねない。

【低俗・モラルに反するとの意見】

  • "ドッキリ番組"は悪趣味としか言いようがない。人を騙して面白がるのは人間不信を助長するし、いじめにもつながるのではないかと思う。いかにも変質者を思わせるような恰好で女性タレントを怖がらせているシーンもあった。セクハラ的な行為にも感じた。

【言葉に関する意見】

  • 平日昼の情報番組で、司会者が他の出演者を呼び捨てにするときがある。夏休みに入り、この時間帯であっても子どもが視聴する可能性がある。言葉遣いには気を付けてほしい。

2016年6月に視聴者から寄せられた意見

2016年6月に視聴者から寄せられた意見

前都知事の政治資金問題や、歌舞伎役者夫人の病状に関しての報道のあり方に配慮を求める声。バラエティー番組について、万引き行為を誘発させるような企画に対する批判など。

2016年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,407件で、先月と比較して134件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話27%、FAX0%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性28%、不明2%で、世代別では30歳代30%、40歳代28%、50歳代17%、20歳代12%、60歳以上11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は572件【47局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

前都知事の政治資金問題や、歌舞伎役者夫人の病状に関しての報道のあり方に配慮を求める声が寄せられた。
バラエティー番組について、万引き行為を誘発させるような企画や、局の都合での不自然な編集などに対する批判が寄せられた。
ラジオに関する意見は38件、CMについては46件あった。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は68件で、前月から6件減少した。
今月は、「表現・演出」が22件と最も多く、次に「性的表現」が8件、「暴力・殺人・残虐シーン」「言葉」がそれぞれ6件と続いた。
「表現・演出」では、子どもが仕掛け人となり、一般の人にいたずらをする企画について複数の意見が寄せられた。
「性的表現」では、ラジオ番組で紹介する、リスナーからの投稿内容やパーソナリティーの発言が卑猥だとの意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 歌舞伎役者と元フリーアナウンサー夫人の自宅前からの中継で、電信柱の住所表記が映り配慮がない。さらにテロップで、東京○○区との表記もあった。有名人とはいえ個人宅の居住地をさらされ、早朝からの取材攻勢などは、本人や家族の気持ちを配慮し節度ある取材をしてほしい。

  • 元フリーアナウンサーの病状について報道しているが、家族の「静かに見守ってほしい」との訴えも聞き入れられずに、こぞって騒ぎ立てている印象だ。深刻な病状だからこそ、家族との時間を大切に過ごしてほしい。報道の自由は何より勝るものなのだろうか。

  • 歌舞伎役者の会見は、騒がしくなるのを抑えるために開かれたと思われるが、会見後も、取材陣が押し寄せているようで、いたたまれない気持ちになった。マスコミ各社の報道倫理はどうなのか。今一度、報道のあり方を考えてもらいたい。

  • 北海道7歳男児行方不明騒動を報じる中、父親へのインタビューの様子が放送されている。各社が個別でインタビューするほどのことだろうか。やり過ぎだと思うし、父親が気の毒に思えて仕方がない。

  • 行方不明だった男児が保護されたニュースで「7つの奇跡」という検証VTRを作っていた番組は、見ごたえがあった。発見現場の検証では、道がいくつにも枝分かれしていて、男児がたどり着いたのは、奇跡的だったことがよく分かった。寝ていたマットも紹介していたが、その温かなマットに救われて本当によかったと、検証を見ていて感じた。ニュースをただ伝えるのではなく、こうして掘り下げてくれるのはうれしい。

  • 北海道の小学校運動会のニュース映像について。運動会を観覧しながら飲酒をしている男性をカメラで捉えていたにもかかわらず、男性が車に乗ることを止められず、結局、車を追跡するという取材をしていた。飲酒運転を防ぐことのできる立場にいたのに、スクープありきの取材方法であったように思う。

  • 落語家の不倫問題に関して、ワイドショーのコメンテーターが好意的なコメントをした。数ヵ月前に女性タレントの不倫が発覚したときの鬼の首を取ったような批判合戦とは大違い。欧米の新聞では「日本は女性の浮気には厳しいが、男性には甘い男尊女卑だ」と書かれている。男女で対応に差をつけるのは如何なものか。

  • 前都知事、不倫した女性タレント、落語家など、本人に落ち度があったとしても、次々と批判するだけでよいのか。一日中同じようなことだけ放送して、その陰でもっと大事なことが見逃されているのではないか。もっと内容のある報道をしてほしい。

  • 前都知事の経費問題について、各局のワイドショーでは、過剰な個人攻撃をしているように思えた。知事の行動は決して許されることではないが、各局のコメンテーターの発言はあまりにも感情的だったように思う。まるで弱い者いじめのようで、もっと冷静なコメントを述べるべきだ。

  • 前都知事の金銭問題が大きく取り上げられているなか、テレビコメンテーターから「彼を選んだ都民にも責任がある」という意見が時々出るが、それは全く的外れな指摘である。都民だって、彼がそのような人物であると知っていたなら投票しなかった。いわば都民は「騙された」側である。今の状態を「騙された者の責任だ」とするなら、世の中の詐欺事件も、騙されるほうが悪いという理屈になる。

  • 前都知事に対する報道のあり方が、不愉快だ。元妻からの個人攻撃や、辞めろという都民の声しか放送に流さないなど、一方からの視点でしかない内容だ。本質は、このような行為を許す法律の問題であり、知事個人の問題として矮小化しているのではないか。

  • 海外からのニュースを伝える際、以前は翻訳者がそばにいて、言葉で伝えていたが、最近では文字で表記されるようになった。年を重ねると視力が弱くなり、文字を追うことが困難になってくる。以前のように、翻訳して言葉で伝えるようにしてほしい。

【番組全般・その他】

  • 民放各局が、毎年夏になると長時間番組を放送することに疑問を感じる。長時間の音楽番組や、日付をまたいで放送するなど、無理をして"義務化"しているように思う。出演者に丸投げにしているように感じる。この際打ち切るか、5年、10年に1回の放送で良いと思う。

  • 日本各地を紹介する番組で、大阪人について「下品でやかましい」「オバちゃんが厚かましい」など、悪い印象を強調しすぎている。街頭インタビューでも、いわゆる大阪的なリアクションを期待して、わざわざ騒々しい人を選んでいる。大阪のイメージを悪くするような演出はやめてほしい。

  • 外国人ジャーナリストが出演した番組で、特定の趣味を持つ人々への不当なバッシング、レッテル張りが多く散見された。番組内での彼らの発言は、事実と言えないものも多く、具体的な事例やデータも示されていなかった。

  • 報道系の番組でメインキャスターを務める女性が、他局のトーク番組で「嘘をついて楽しむのが好き」と発言していた。これは倫理感を疑う。普段出ている番組自体が信用できなくなる。

  • 芸人がカンヌ映画祭に行き、海外のセレブとの写真を撮るという企画だが、ひどい英語を乱発して内容が乏しい。海外で生活している日本人や、仕事や旅行に行く人もたくさんいる。日本の印象を悪くするおかげで生活に支障をきたすことも考えられるし、青少年の教育にも悪影響だ。

  • 芸人たちがゲラゲラ笑い喋りながら、満腹以上に物を食べ続ける番組があった。今の日本では子どもの貧困が深刻で、無料や安価で食事のできる「子ども食堂」が全国各地にできているという時代なのに、こんな番組をなぜ今放送するのか、理解できない。

  • 島の開拓や海の保全など、常に新しいことにチャレンジするこの番組は、精神の大切さや失敗しても屈しない心、そして人の温かさを教えてくれる。他の番組とは一線を画す良い番組で、毎週楽しみにしている。

  • 大きな落とし穴を仕掛け、それにゲストを落とす企画の中で、先輩芸人が、若手芸人の顔に砂を二度もかけていた。何が面白いのか分からないし、若手芸人も言っていたが、お笑いの域を超えていた。

  • ペットビジネスを扱った番組で、ペット市場を取り上げ、その残酷な実態に迫っていた。映像は、通称「引き取り屋」に引き取られ、閉じ込めて瀕死の状態の犬や猫など、どれも目を背けたくなるようなむごいものであった。世の中には「あそこまで放送するな」などの意見もあるかもしれないが、視聴者に見せるべき映像、伝えるべき内容でもある。丁寧に作られた良い番組だった。

  • マジシャンが万引きして「万引きGメンに見破られなかったらマジシャンの勝ち」という対決企画があった。商店を経営している身としては、「このように盗めばバレません」という方法を教えているのも同然で、危機感を覚えた。犯罪を誘発させるようなものを放送しないようにお願いしたい。

  • 芸能人が、学生時代の卒業アルバムの中から、仲の良かった同級生を選び、現在何をしているのか調査するこの番組は、ルーツを探り、デビュー前の意外な一面が見ることができて面白い。芸能人は、我々一般人からは、少し距離を置いたふうになってしまいがちだが、こうしてまた交流の機会がもたれることで、故郷を思い出してもらい、とても良い番組だと思う。

  • 画面の切り替わりが異常に多いドラマがあった、放送している間ずっと画面を見ていることができない。目がチカチカして気分が悪くなる。例えて言うなら、以前問題となった「ポケモン」の光過敏性発作のような感じだと思う。

  • 日本各地を紹介する番組で、取り上げる対象となっている地域が田舎や地方都市に偏っており、首都圏近郊の都市がほとんど紹介されない。特に東京都西部はほとんどゼロではないだろうか。日本全国の地域をまんべんなく紹介してほしい。

  • 日本各地を紹介する番組で、フルーツ店のバイヤーが、他のバイヤーが仕入れたメロンを、一口だけかじり残りを捨てていた。食べられるものを食べずに捨てる行為は、見ていて非常に不快である。農業従事者に対しても大変失礼だ。

  • 「直下型地震時での被害想定ランキング」を発表していた。第1位は東京都墨田区京島、私の住む墨田区の地域は第2位になっていた。番組では、京島に住む高齢者に「なぜこのような危険な街に住んでいるのか」などとインタビューしていた。お年寄りは「高齢だから今さら仕方がない」とあきらめたように答えていたが、デリカシーがない。危ないと分かっていながら、好きで住んでいる人間などいない。私も身につまされて不安になってしまった。

  • 出演した一般の方が自身のブログで告発している。番組内で過剰・不適切な演出が行われたようだ。続行中のクイズに参加していた出演者の一人が、答えを間違えて途中で脱落したように見せるために、クイズの順番が入れ替えられ、その出演者をCGで消すという編集をしたという。テレビ局が、都合の良いように映像を作成したと言わざるを得ない。

  • アイドルグループの"選抜総選挙"を放送していたが、放送する意図が分からない。歌や演技を披露して審査するのなら理解できるが、歌うわけでも演技をするわけでもなく、単に投票によりグループ内での順位を決め、順位により優遇される様子を放送することに意義があるのか。

【ラジオ】

  • DJの言葉遣いが気になってしまう。ライブの感想で「楽しませて頂きました」や「担当させて頂きます」などのほか、曲が流れた後で「気持ちよく揺らせて頂きました」という言い方をしていた。「~させて頂く」という言い方が多すぎるのではないか。聞いていて気持ちの良いものではない。喋りのプロであるDJには正しい言葉遣いをしてほしい。

  • ラジオにはテレビにない利点がいくつもある。災害の際、電池だけでいち早く細かい情報を得られることだ。昔に比べリスナー人口は少ないそうで、ラジオファンとしては残念だ。ラジオの良さを伝えるCMをテレビで流してはどうか。

【CM】

  • アニメを使ったCMで、おじいさんが天国に逝ってしまうような場面を何度も繰り返す。いい気持ちはしないし、年を感じる私も気になるが、子ども達にも見せていいのだろうか。

  • スマホゲームのCMは、昼飯が旨い理由は昼飯前にそのゲームをしたからというものだが、高校や中学では携帯の持ち込みが禁止されている所が多く、学生に学校でもゲームをするように促しているように思う。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 子どもが"借り物競争"をしているという設定で一般の人に声をかけ、その反応を見るという"どっきり企画"があった。仕掛け人の子どもは一生懸命大人をだまそうとしていた。放送局が子どもに嘘をつかせて笑いを取るのは教育上問題ではないか。

  • タレントが「いかにサルになり切るか」を競う企画で、一般客もいるビュッフェ内において、食べ物を手づかみしたり、テーブルの上に乗ったりなどの行為を繰り返していた。笑いを取るためなら何をやってもいいのか。子どもも見ている時間帯であり、悪影響を及ぼしかねない。

  • お笑いタレントがゴールキーパー役となって、ガスを使って発射された高速のサッカーボールを受け止めるという企画があった。ヘッドギアはしていたが、頭に当たれば気を失いかねないほどの勢いがあり、お笑いタレントも怖がっていた。その姿をあたかも愉快なことのように放送する姿勢に疑問を感じた。家族で視聴している人も多い番組であり、もっと子どもへの影響も考えて放送してほしい。

  • 濾過した尿で作った氷を削って作った「かき氷」を、その制作過程を知らないお笑いタレントに食べさせるという企画があった。濾過してあるものの、だまして他人の尿を飲ますのはいかがなものか。いたずらの限度を超えている。テレビは若い人への影響力が大きいので、このような企画は行わないでほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • パーソナリティーがリスナーから寄せられた卑猥な内容の投稿を読み上げていた。10代のリスナーも多いと思われる番組なので、面白い投稿であっても性的な内容の場合は読まないでほしい。

  • 昼の情報番組で、女性タレントが自身の写真集を紹介していたのだが、その写真が卑猥だった。時間帯に何の配慮もなく、このような映像を放送するのはおかしいと思う。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 朝の情報番組で、SNS上にアップされた、小学生が暴行を受けるシーンを放送していた。通学前の子どもも多く視聴する時間帯であり、特に子ども世代への暴力シーンについては配慮してほしい。

  • 刑事ドラマを昼の時間帯に再放送していたのだが、通り魔がたくさんの人を刺すシーンがあり、不快な思いをした。子どもが見てしまうことも考えられるので、このようなシーンを昼の時間帯に放送しないでほしい。

2016年5月に視聴者から寄せられた意見

2016年5月に視聴者から寄せられた意見

交通事故の際の運転者の病歴についての報じ方や、女子中学生が電車に飛び込み自殺したニュースに関して、配慮を求める声。中国人のマナーなどを取り上げた番組について、一部の人の行為が中国人全体の習慣であるかのように受け取られかねない内容だった、との批判など。

2016年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,273件で、先月と比較して396件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話27%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性66%、女性31%、不明3%で、世代別では40歳代28%、30歳代26%、50歳代18%、20歳代17%、60歳以上9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は569件【48局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、17件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

熊本地震の報道に関して、引き続き意見が寄せられた。
交通事故の際の運転者の病歴についての報じ方や、女子中学生が電車に飛び込み自殺したニュースに関して、配慮を求める声が寄せられた。
中国人のマナーなどを取り上げた番組について、一部の人の行為が中国人全体の習慣であるかのように受け取られかねない内容だった、との批判が寄せられた。
"不倫問題"で活動休止中の女性タレントが出演した番組に関して、さまざまな意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は40件、CMについては26件あった。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は74件で、前月から3件減少した。
今月は、「表現・演出」が19件と最も多く、次に「危険行為」が8件、「性的表現」が7件と続いた。
「表現・演出」では、出演者が刺青をしていたことや、海外の"どっきり企画"を紹介する番組について意見が寄せられた。
「危険行為」では、先月に引き続き、バラエティー番組で、ミニトマトをかまずに何個口に入れることができるかを競っていたことについての意見が目立った。
「性的表現」では、夕方のバラエティー番組で、アシスタントの女性に卑猥な言葉を言わせたことなどについて意見があった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 地震災害現場から中継の際に、報道する側の人間だけがヘルメットをかぶっている。つなぎの作業着を着ているリポーターもいる。安全上必要なのだろうが、住民が防護用具などをつけていないのに、リポーターやカメラマンのいでたちには違和感を覚える。

  • 熊本地震に対して各国から支援の手が差し伸べられているが、申し出た国によって伝え方に差があるようだ。アメリカからの支援については大々的に伝えるが、アジア諸国からの支援についてはあまり取り上げられていない。厚意については、区別なく伝えるべきだ。

  • 神戸での自動車事故のニュースで、「容疑者にてんかんの持病はない」との説明があった。この病気が原因であったのなら、この情報も必要だろう。だが、なぜ早い段階で、「てんかん」を患っていたかどうかについて触れなければならないのか。私もこの患者だが、程度は人それぞれだ。表現一つで当事者や家族を悲しい思いにさせることを考えていただきたい。

  • 「てんかん患者」が起こした交通事故がワイドショーやニュース番組で報じられるが、この病気について知識のない視聴者に偏見を植え付けることになっていないか。患者団体「日本てんかん協会」に中傷の電話が殺到したことがある。患者は、不可解な職場の配置転換や解雇、求職先からの門前払いなどの不利益を受けている。条件がそろえば誰でもかかる病気であり、症状にかなりの個人差がある。視聴者がこの病気に関して正しい知識を持てるように、番組で取り上げていただきたい。

  • 女子中学生2人が都内の駅で電車にはねられて死亡したニュースを伝えていた。飛び込み自殺したと見られるとしながら、実名で報道していた。「速報」ではあったが、扱いは適切だったのか。遺族の心情を考えると胸が痛む。

  • 都内の駅で2人の女子中学生が電車に飛び込んで自殺する出来事があったが、娘を亡くしたばかりの母親にマイクを向ける取材には疑問を覚えた。事故や犯罪に遭われた人の家族に対しては、本人達が望まない限りそっとしておいてあげるべきだ。どのような気持ちでいるのかは十分想像できるからだ。

  • 常磐道でバスと乗用車が正面衝突し、車を運転していた母と6歳の女児が亡くなる事故があったが、その直後に自宅にいた遺族(ご主人)にインタビューしていた。「亡くなったお二人に言葉をかけてあげるならば?」などというデリカシーに欠ける質問をしていた。涙をこらえ気丈に答えていたご主人がふびんでならない。

  • ニュース番組で、中国で起きた交通事故を紹介していた。横断歩道で子どもが車にひかれ、体の上をタイヤが乗り越えた。横たわったその子のところに人々がかけ寄る映像で、「命に別状はなかった」との説明があったが、そもそも命に別状がないのであれば、取り上げる必要性はあったのだろうか。ショッキング映像を集めた番組ならば見るかどうかを判断できるが、ニュースでこのような映像を流すのは如何なものか。

  • 未成年が事件を起こした時に、少年の自宅や学校の周辺などで取材を行っているが、その少年が容疑者であるということを広めているようなものではないか。再犯の防止や更生の観点からも疑問に思う。

  • 沖縄で起きた女性遺体遺棄事件で、コメンテーターが「日米関係は、これぐらいでは傷つかない」と発言し、司会者も訂正しようとしなかった。人が殺されているのに、「これぐらいでは」とはどういう神経なのか。沖縄の人達の心を傷つけたはずだ。それに、日米関係にも大きな影響が出ている。

  • マンションの女性コンシェルジュが俳優夫妻の部屋に侵入した事件について、各局が大きく取り上げて容疑者を実名で報じていた。単に住居に侵入しただけの軽微な事件なのに、これを実名報道するというのならば、ほとんどの住居侵入事件について実名で伝えなければならなくなるだろう。話題性や被害者の知名度によって容疑者の扱いが変わるのはおかしい。

  • 保育士不足問題を追う中で、複数の認可保育園を運営する企業を取り上げていた。だが、同社のある保育園をめぐっては、運営体制に問題点があるとして、区議会でも取り上げられている。この企業を紹介したのは適切だったのだろうか。

  • 「自閉症スペクトラム障害」と少年事件の問題を追った番組を見た。私は施設で心理士をしているが、"自閉症スペクトラム=犯罪を行う"かのような偏見が誤りであることを伝える番組で、感心して見ていた。しかし、「児童自立支援施設」の入所児童を取材した場面で、「不良行為をするおそれのある少年達を自立させる施設」と説明していた。これには、厚労省の定めた「家庭環境その他の環境上の理由」という同施設の入所規定が抜けており、家庭の事情により入所している児童たちも、何らかの"触法"をしたと思われかねない。施設から学校に通う児童に対して、偏見を生むおそれもあるのではないか。

  • 各局でオバマ大統領の広島訪問を伝えている。歴史的な出来事かもしれない。しかし、若者や国民の多くは「アメリカの大統領が初めて広島に来た」と騒いでいるだけで、真珠湾攻撃から広島・長崎に原爆が落とされるまでの経緯について理解しているのだろうか。この機会に、当時のことを丁寧に説明する番組があっても良いのではないか。

【番組全般・その他】

  • "不倫問題"で芸能活動を休止していた女性タレントが番組に出演していたが、テレビに復帰させるのは早過ぎではないか。最低限、質疑応答ありの記者会見を開き、きちんとしてから出演させるべきだ。視聴者やファン、仕事関係者に対して筋を通していないと思う。

  • 朝からタレントの"不倫問題"を面白おかしく騒ぎ過ぎだ。彼女が政治家であるならともかく、タレント活動をする一人の女性として、出演できなくなった今の状況は気の毒だ。不倫によって視聴者の誰かに迷惑をかけたわけでもない。プライベートな問題をネタに叩くことはやめるべきだ。

  • "不倫騒動"で出演を休止していた女性タレントを番組で復帰させたが、事前収録した情報が放送前に流れることで、騒動を視聴率稼ぎに利用したのではないか。話題になれば不倫さえも利用するのか。

  • 日本に住む中国人や中国人観光客によるマナー問題を再現VTRなどで紹介し、スタジオの在日中国人50人が意見を述べていた。中国人のマナーをめぐるトラブルについては、これまでも日本のテレビで報じられるたびに、ネットを通じて中国国内でも「あり得ない」「海外に恥をさらさないでほしい」などと、批判の声が上がっていた。日本に暮らす中国人はなおさら、一部の人によるそのような迷惑行為に怒っている。しかし、この日出演した中国人達の発言から伝わってくる内容は、"日本にいる中国人にはマナーの悪さに問題を感じていない人が多い"というものだった。番組は中国人の考えを正しく伝えていない。

  • マナーの悪い中国人を取り上げ、ほとんどの中国人が非常識であり、マナー違反が中国では当たり前であるかのように伝えていた。マナーの悪い人は実際にはごく少数であり、私の周りの在日中国人は日本人の偏見を無くすため、人一倍マナーを守って生活している。その努力が番組で踏みにじられたように感じた。中国人も多数出演し、そういった行為について意見を述べていたが、編集され、おかしな発言ばかりが放送されたのではないか。

  • 日本に来て5年になる。初めてテレビ番組に対して非常に怒りを覚えた。どの国にもマナーが悪い人はいるはずだが、ごく一部の中国人による事例を取り上げ、中国人全体の習慣であるかのような編集や演出があったと感じた。番組は誇張・歪曲されており、ルールを守って日本で暮らしている大多数の中国人への偏見が助長されるのではないか。

  • 鳥を蹴ったら死んでしまった、というエピソードを笑い話にしていて胸が痛んだ。犬や猫ではなく、鳥などの小動物だったら笑い話にしても許されるのか。

  • 世界の"衝撃映像"を集めた特集だったが、UFOが出現する動画などがいかがわしかった。作られた映像や、事実が確定していない情報を流していたと感じた。いい加減な内容の番組は放送すべきでない。

  • 大学OBのタレント・有名人によるクイズ対抗戦で、出演した法曹関係者が「東大以外は専門学校」と、専門学校をさげすむ発言をした。私の娘は専門学校で、国家試験合格のために勉学に励んでいる。差別的発言が流され、不愉快だった。

  • 両目の間の距離が長い"魚顔"の人は視野が広いかどうかを検証しようと、街頭でそのような顔立ちの人に声をかけ、実験参加を要請する企画があった。結局、タレントで実験することになったが、人の容姿を引き合いに出し、能力を試すような演出は如何なものか。

  • 大型トラックに乗りこんだ男性タレントとスペシャルゲストが、ドライバーと一緒に国道1号線を駆け抜ける企画だった。沿道の食堂やお店、観光情報などとともに、トラックドライバーの意外と知られていない仕事ぶりや魅力も紹介されていた。ドライバーのイメージ向上にも繋がると思う。続編を期待している。

  • 終電を逃した人の家について行くという番組だが、それぞれの人生ドラマがあり、それを聞いて胸打たれる人、勇気をもらった人もたくさんいるのではないか。多くの人に是非見てもらいたい。

  • 各局の女性アナウンサーが多数出演した番組で、あるベテラン女性アナウンサーが、若い女性アナウンサーに向かって「社会情勢を理解してニュース原稿を読んでいるのか?」「報道番組をやっていたなどと言えるのか?」などのコメントを投げかけていた。タレントと一緒に騒いでいる"女子アナ"にはウンザリしていたところだ。よくぞ言ってくださった。

  • 自身の政治資金問題が浮上した知事のあだ名をテレビ投票で決めていた。「ハゲ暴れ牛」「巻き添えさん」「ねずみ男」「ケチ事」の4択で、どれもひどいものだった。投票の結果、「ケチ事」になり、出演者が笑っていた。あだ名を視聴者に投票してもらって決めるという神経を疑う。

  • 高齢の父親が「最近、プロ野球中継が以前より少なくなった」と嘆いている。なかなか外へは行けないので、テレビ中継だけが楽しみのようだ。CSでは専門チャンネルもあるらしいが、受信契約する余裕はない。地上波でも衛星放送でも構わないので、プロ野球中継を増やしていただきたい。

  • バラエティー番組では、これでもかというぐらいにテロップが出る。色、形、大きさなど、やりたい放題だ。全部不要とは言わないが、あまりにも過剰だ。NHKですら民放の後を追っている。テロップの氾濫を不快に感じる者は私だけではないだろう。

【ラジオ】

  • DJがリスナーと一緒に世界中のさまざまな問題について考えるとともに、社会活動をしている企業や団体、人物にスポットを当てるという番組だ。その最終回を聴きながら泣いてしまった。ラジオを聴いて泣くなんて初めてのことだ。こんな良質な番組のスポンサーや協力した企業、団体の名前は一生忘れないだろう。

  • この番組では「うんこ」や「けつ」などの下半身ネタが多すぎではないか。最近は他番組でボツにされたとされる視聴者からの投稿を読み上げていたのだが、その内容がまた、品がなかった。

  • 「リスナー参加型番組」として、リスナーと話したりメールを読んだりするのだが、同じリスナーからのものが多く面白みに欠ける。他の人からもメールを募集するなど幅を広げていただきたい。

【CM】

  • ゴキブリなどの駆除剤のCMを食事の時間帯に流されるのは、気分が良くない。スポンサーあってのテレビであることは分かるが、時間帯に配慮していただきたい。

  • なぜ、消費者金融のCMが多いのか。借金を推奨しているようで気になる。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 音楽番組に複数のバンドが出演したが、刺青をしている人が目立った。一部の人は服で隠していたが、そのまま映っている人が多く、不愉快になった。スポーツ選手などにも刺青をしている人が増えているが、すべての日本人が刺青を容認しているわけではない。外国とは宗教や文化が異なるので、快く思わない人の方が多いのではないか。子どもたちに悪影響を与えないよう、刺青を隠して出演させるなど、制作側が配慮すべきだ。

  • 海外の"どっきり企画"を紹介する番組を見た。ターゲットをエレベーターに閉じ込めて電気を消し、生きたカエルやネズミを投げ入れるいたずらをしていたが、場合によっては犯罪として立件されかねないような企画だと感じた。視聴率を取るためにはどんなことをしてもいいのか。不愉快だし、教育上も不適切だ。

【「性的表現」に関する意見】

  • 夕方のバラエティー番組で、出演者がアシスタントの女性に卑猥な言葉を言わせたり、公営ギャンブルについて話したりしている。時間帯を考え、もっと子どもの視聴に配慮してほしい。

  • ゴールデンタイムのバラエティー番組で、出演者が性風俗産業について話をしていた。子どもと一緒に見ていた家庭も多いと思われる。配慮が欠けているのではないか。

【「差別・偏見」に関する意見】

  • 子どもたちに人気のバラエティー番組で、"罰ゲーム"として、同性愛者が多く集まると言われている地区でロケをする企画があった。同性愛者を貶め、偏見を助長するような言動もあり、「同性愛者は笑いの対象にしても良い」との差別意識を与えかねない。番組を見た性同一性障害や同性愛などのLGBT(性的少数者)の人たちは傷ついただろう。学校でのLGBTへのいじめが国際的にも大きな問題となっているなか、このような企画を行うべきではない。

2016年4月に視聴者から寄せられた意見

2016年4月に視聴者から寄せられた意見

熊本地震の報道・取材のあり方に関して、「地震の際に町内放送が聞こえない」といった取材ヘリの騒音問題や、被災者への配慮を欠いたインタビュー、避難所での夜間撮影など、さまざまな批判や要望。国会議員の事務所経費疑惑の報道に対する意見など。

2016年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,669件で、先月と比較して240件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話24%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性69%、女性29%、不明2%で、世代別では40歳代29%、30歳代26%、50歳代17%、20歳代15%、60歳以上11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は618件【60局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

熊本県で最大マグニチュード7.3の大きな地震が発生した。4月14日と16日には益城町などで震度7の揺れが観測され、県内各地に大きな被害をもたらすとともに、地震活動は大分県の一部にまで拡大した。多くの家屋が倒壊したほか大規模な土砂崩れも発生、49人が亡くなり、1人が行方不明になっている。5月になっても余震は続き、被災者の避難生活が長期化している。放送各局は現地入りし、被害状況や被災者の声を伝え続けた。こうした中で、マスメディアの報道・取材のあり方に関して、ヘリの騒音問題、被災者への配慮を欠いたインタビュー、避難所での夜間撮影、取材車輌によるマナーを欠く行為などへのさまざまな批判や要望が寄せられた。
このほか、国会議員の事務所経費疑惑についての報道や、日本の「報道の自由度」ランクの後退を国際NGO団体が公表したことに関して、さまざまな意見が寄せられた。
医師を多数出演させた番組の中で、患者から謝礼を受け取ることが一般的であるかように紹介したとして、悪習を助長することに繋がるとの批判が寄せられた。
政党の前代表だった人物が司会者の一人を務める番組について、政治的公平性を懸念する声が寄せられた。
ラジオに関する意見は58件、CMについては51件あった。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は77件で、前月から10件減少した。
今月は、「表現・演出」が23件と最も多く、次に「性的表現」が13件、「犯罪の助長」が8件と続いた。
「表現・演出」では、バラエティー番組で、エキストラの青年の背中に「バカ」と書いた紙を貼り、気付くかどうかを検証した企画について複数の意見が寄せられた。
「性的表現」では、バラエティー番組で小学生の女の子に"キス顔"をさせたことについて、「性的な感情を惹起させかねない」などの意見があった。
「犯罪の助長」では、盗難バイクに乗って走り出す旨の歌詞が含まれる歌をCMで使用していることについて、「青少年に悪影響がある」など、多くの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】
※熊本地震関連

  • マグニチュード7.3の本震が起きたとき、男性リポーターが、家の外に出ていた女性にひっきりなしに質問をしていた。その女性は「アパートの住民と連絡が取れない」と心配そうな様子だったのに、不安を煽るような質問を重ねていた。恐ろしい体験をして気が動転している人達をつかまえて話を聞くのは、デリカシーに欠ける。このようなときには現地の状況だけを伝えればいいと思う。

  • 地震による土砂崩れで家は全壊、父親はいまだに行方不明という状況の中、泣いている被災者の男性に対してマイクを向けていた。「家は完全に埋まっている状況ですか」「最初の地震ではこの辺りは影響がなかったのですか」などと、画面で見て分かることを質問していた。この被災者がつらい思いであることは十分察しがつく。マイクを向けることはあまりに残酷だ。

  • 熊本に住む友人の話では、報道ヘリの騒音で地震の際の町内放送が聞こえないそうだ。被災地の住民はテレビを見られる状況ではない。町内放送とラジオが情報の頼りだ。被災地の状況を理解していただきたい。

  • 各局がヘリ空撮を行っているために、被災者の救出に支障が出ているのではないかとの声が聞かれる。救助の声が掻き消されている可能性がある。画一的になるかもしれないが、こういうときにこそ代表取材で映像を共用することはできないものか。

  • 以前、ある地域への報道が集中し、報道されなかった被災地が取り残されてしまったこともあった。各局が共同し手分けして報道することで、救援活動に協力できるような取材を行ってほしい。

  • マスコミ関係者が避難所や災対本部、周辺道路、被災者の元に押し寄せ、救助活動や復旧活動の邪魔になっているとネットに書かれている。被災地の現状を広く伝えることは重要だが、各社がスクープを競うのではなく、人員・機材を出し合って「災害時報道チーム」を編成し、必要最小限の体制で正確な情報を伝えることはできないか。

  • 被災地に向かう中継車が給油待ちの車列に割り込んだことが問題になっているが、社員が起こした偶然のトラブルではなく、企業のコンプライアンスやガンバナンスに問題があると考えるべきだ。被災地では食料も寝床も燃料も現地調達しない、できる範囲で取材して安全に戻ってくる――これは報道機関として最低限のマナーだ。優先順位を狂わせるような指示は出ていなかったか。災害報道が義務付けられた放送局だからこそ、節度を持った行動が求められる。

  • 熊本の被災地からの中継で、ボランティアで駆け付けた焼き芋屋さんにリポーターがインタビューする際、屋台車両に張った雨除けシートの下にいた子ども達が一時移動せざるを得なくなり、雨に濡れたようだ。インタビューの際に、なぜ子ども達を気遣う言葉がなかったのかと悲しく感じた。スタジオ内の誰も注意しなかった。被災者への配慮に欠けていたのではないか。

  • 取材スタッフが自身のツイッターに「本日の1食目」として弁当の写真をアップしたため、被災地で弁当を調達したのではないかとして批判されている問題について、局側は「きちんと並んで購入したもので、問題はないと認識している」と説明している。しかし、流通が混乱している被災現場に入る際には、衣食住に関するものはできる限り自ら準備し、現地での消耗品の消費は避けるべきだ。先々の震災でも問題となり、報道関係者ならば十分に認識していたはずだ。

  • 77歳の女性が避難所のトイレで倒れているところを発見され、その後死亡したというニュースで、トイレに入っている人の足元が映った映像が一瞬流れたとしてネット上で静止画が紹介されている。撮影は適切だったのだろうか。

  • 被災地の中継が続いているが、すぐにでも必要な救援物資などを聞き取り、それを伝える局が少ないのが残念だ。テレビで必要な救援物資を呼びかければ、自治体や民間企業も状況を把握しやすくなり、不必要な物資を送らずにすむ場合もあるのではないか。

  • 熊本に住んでおり、避難所へ身を寄せていた。その間、取材班の車両のために避難者が駐車できない様子を見たほか、夜に車で寝ているところをライトで照らされるなどの経験をした。避難所はストレスがたまる環境なので、普段の心理とは違って取材を不快に感じた人も多いようだった。災害時の報道全般について、被災者を守るためのルールを作ることはできないだろうか。

  • 被災者の捜索活動を取材する際に、行方不明者の搬出の様子を撮影することは控えるべきだ。カメラに映らないようにするために、捜索隊員がシートで目隠しをしながら搬出せざるを得ず、余分な労力を使わされ救援活動に影響を与えているのではないか。

  • 倒壊した建物を延々とリポートするよりも、どのような防災道具を用意しておくべきか、地震の際にどのように行動するべきかなど、被害を拡げないための情報を発信してほしい。ボランティア情報、犯罪への注意喚起、適切な支援の仕方など、伝えるべきことはたくさんある。テレビでしか情報を得られないお年寄りなどのためにも、ネットに負けない正確な情報が求められる。Dボタンを活用し救援情報を見られるようにするなど、テレビならではの報道を期待する。

  • 東日本大震災で両親や家屋が地震と津波の被害を受けたうえ、原発事故もあり、つらい体験をしたので、熊本の被災者の気持ちがよく分かる。被災の悲惨さを報じるだけではなく、家を耐震補強していた割合や、被災を防ぐ手立てがなかったのかを検証するなど、全国の人が防災について考えさせられる番組があってもよいのではないか。

  • 取材に行く各メディアの人達は、できる限りの救援物資を届けているのだろうか。一般人は救援物資等を届けたい気持ちがあっても、救援の邪魔になるので行動できずにいる。取材する際には、国民の気持ちを代表して救援物資を持参していただきたい。

※そのほかの報道・取材関連

  • この番組は、今まで「与党議員の政治資金問題」を厳しく追及してきた。しかし、今回の野党国会議員の高額ガソリン代疑惑については放送していない。一方に偏った放送はやめるべきだ。

  • 野党国会議員の高額ガソリン代問題で、総理、官房長官、与党議員の高額ガソリン代については言及せず、同野党議員だけが行っているかのように報じていた。選挙前の時期に意図的と言わざるを得ない。

  • 3歳の女児を虐待死させた22歳の母親とその交際相手の男の再逮捕を報じていた。ほとんどのニュースで、少女が正座を強いられている姿や、虐待で腫れ上がったら顔の写真が使われていた。命を落とした後も、女の子が晒されているようで忍びない。行き過ぎではないか。

  • フィギュアスケート世界選手権の練習中に、日本の男子選手が外国人選手に妨害されたという当人の発言だけを根拠に、証拠映像も示さず、妨害が事実であったかのように報道されたことに驚きを感じている。公平な視点と証拠が存在してこそ報道できるはずだ。不可解な報道によって、前途のある外国の若者の心を傷つけてしまったのではないか。

  • リオ五輪代表を決める競泳の日本選手権で、これまでの五輪で2回、金メダリストになった男子選手が注目されていたにせよ、多くの番組で、この選手が代表を逃したということが強調されていた。なぜ、代表になった選手のことを報道する量が少ないのか。全ての選手が血のにじむ思いで練習している中、注目の選手だけを報じるのは如何なものか。

  • 保育園の開園計画が、住民の反対を受けて中止になったことを取り上げていた。インタビューに対して住民が、反対の理由として、狭い道路に多数の人の往来が生じることなどの立地条件をあげていたにもかかわらず、番組では、子どもの声がうるさいことが主な理由であるかのように説明していた。マスメディアによるこのような伝え方は世間に誤解を与えかねない。

  • 東京の地下鉄電車内の吊り革を引きちぎった会社員の男性が、器物破損容疑で逮捕されたことを報じたニュースの中で、容疑者の顔が映し出されていた。たった1本の吊り革を千切ったという容疑だけで、報道でこれほどの扱いをするのは人権侵害ではないか。

  • 日本の「報道の自由度」に対する国際的評価が大きく下がった。報道機関に対する政権側の干渉が強まっており、日本のマスメディアの信頼度がますます下降してゆくことに危機感を抱く。報道機関は権力を監視する責務から逃げてはならない。"自主規制"という名の屈服をすれば、事実上の"御用報道機関"になってしまう。戦争を経験した私には、軍部が新聞やラジオの支配を強めた時代の再来のように思える。

  • 「国境なき記者団」が日本の「報道の自由度」の世界ランキングが72位になったと発表したことを受け、官房長官が「日本の報道が委縮する事態には全くなっていない」との見解を示した。これに対しコメンテーターが、特定秘密保護法などがあり報道界全体では委縮しているのではないかとの考えを述べ、司会者も同調した。どんな思想のメンバーがいるのか定かでない団体の発表結果を正しいものとして論評するのは如何なものか。

  • ハトへのえさやりで近所とトラブルになっている女性を取り上げていた。モラルに反していたとしても、法令違反ではないと思われる問題について、女性を一方的に非難するような伝え方に疑問を感じた。「ハトばあさん」の呼称や、いきなりマイクを突き付ける取材は良くない。

  • 娘が、母親の再婚相手の"義父"との間に生まれた子を、出産した直後に殺害してしまった事件を取り上げていた。娘が暮らしていた家の前で、近所の家々も間近にあり母親が家にいるかもしれないのに、リポーターが大きな声で義父との関係などを報告していた。残された母親や、罪を背負って生きていかねばならない当事者の心情を考えていないと思った。

  • 官房長官の定例記者会見では手話通訳が行われているのにもかかわらず、その部分が放送されていない。手話通訳は記者に対してだけ行われているわけではないと思う。是非放送をお願いしたい。

【番組全般・その他】

  • がんを治療する50人の医師が出演し、手術などの際に「"袖の下"を受け取ったことがあるか?」との質問に対し9割以上が受け取ったと答えた。医師が金銭を受け取った際の体験を語ったほか、袖の下の渡し方までVTRで紹介していた。自分はがん患者だが、袖の下を渡さなければきちんとした治療を受けられないように感じて不安になった。高額な袖の下を渡せる人ばかりではない。患者の不安を煽るような内容は如何なものか。

  • スタジオに招いたがん治療に携わる医師に対し、「"袖の下"をもらったことがあるか?」と質問。50人中40数人が受け取ったことがあると答え、具体的な受け取り方法や金額があげられていた。番組を見て、手術などをする場合には、医師に"袖の下"を渡すのが一般的なことだと受け取れた。このような金銭授受は悪習であり、国立病院の医師なら違法となるだろう。病気になったときには、医師に"袖の下"を渡さないといけないのか、と不安にさせるような内容だった。「高額な袖の下をもらっているが、税法上きちんと処理しているのか?」などと、鋭く切り込むべきだ。

  • 政党の共同代表だった人物をMC(司会者)の一人に据え、その名前をタイトルに冠した番組が始まったが、このような番組を放送することは如何なものか。MCとして出演させるのは政治色が強すぎるのではないか。氏が政界復帰するために、彼の意見を述べる場を提供することにならないか心配だ。

  • 政党の前代表だった人がレギュラー出演すると聞いた段階から危惧してきた。純粋なバラエティー番組であれば良いだろうが、結局この番組は‟政治"を柱の一つにしている。特定の党、あるいは特定の思想を持った人間を中心に番組を進めれば、偏るなと言うほうが無理であろう。公平・公正な番組作りを求める。

  • 身体のトラブルと腸の働きとの関係を探る番組企画の中で、女性お笑い芸人が「もち麦」でダイエットに成功したとの紹介があった。放送後、購入希望者が殺到して商品が店から無くなり、メーカーも準備できない状況だ。健康に良いとされる食品がテレビで放送された直後にお客が集まることは、これまでにもあった。だが、事前に関連団体に連絡されないために、消費者も製造・販売側も迷惑を被ることになる。放送する側は、関連団体に事前に知らせ、商品の調達に問題が生じる可能性がないかを確認する責任があるのではないか。

  • "ミニ駅伝"に出場する大学チームと芸能人チームの勝敗を出演者が予想するコーナーがあり、配当金が表示されていた。このゲームは違法なのではないか。ニュースで野球賭博、闇カジノなどが報道されている中、バラエティー番組とはいえ何でもありなのか。

  • ある女性出演者を「ババア」と呼んで、笑いのネタにしている。氷の張った北欧の湖で、女性芸人たちが"氷上相撲"をする企画があった。対戦した2人とも落水したが、片方の女性を先に救助し、「ババアは後回し。それが世の習い」と面白がるナレーションが入った。それを見てスタジオ出演者は大笑いしていたが、"笑い"では済まされない。いじめにも等しい内容だ。

  • 海パン姿の芸人たちが熱い湯を入れた水槽に入り、お尻が水槽の底に付いたらクイズの問題が読まれるというゲームが放送された。湯に落ちた芸人の一人が、出題者の女性アナがいる前で水着を脱いで走り回り、ひしゃくで隠して笑いを取っていた。深夜枠とはいえ下品にもほどがある。

  • 『水からの伝言』という書籍で紹介された"水伝(みずでん)"にまつわるエピソードを取り上げていた。それは、水を凍らせるときに「ありがとう」などの良い言葉をかけるときれいな結晶ができ、汚く乱暴な言葉をかけると汚い結晶になるといった話だ。科学的に間違いであると既に指摘されている説なのだが、紹介の仕方やMCのリアクションなどは、何も知らない視聴者に本当のことだと信じさせかねないものであり、問題がある内容だった。

  • 五輪候補だった男子バドミントン選手の"闇カジノ"問題について、コメンテーターが、21歳の同選手を「まだ子どもだ」などとして擁護するかのような発言をした。同選手は社会的には立派な成人であり、発言は不適切だ。

  • 詐欺被害に遭った人が、弁護士や調査員などとともに詐欺師と直接対決する番組だった。被害者が救われ、悪人が正義によって打ち負かされていく様子は爽快感があり、素晴らしい内容だった。「どんなに巧みな手段を使っても詐欺師は正義には勝てない」というメッセージが伝わり、今後の詐欺事件を減らすことや、視聴者の中で詐欺被害に遭った人を救済することにも繋がる。定期的に放送していただきたい。

  • 興味を持っていただけに、久々に恐竜についての特集が放送されてとてもうれしかった。CGも恐竜の大きさが分かりやすいように表現されており、実物がどのくらいの大きさだったのかが実感できて良かった。続編が放送されるそうだが、今後も恐竜関連の特集を放送してほしい。

  • 県内に残る昭和の面影を発見する特集コーナーが放送されている。オート三輪や、軽便鉄道などの懐かしい風景、あるいは、受け継がれる職人技や、伝統行事など、地元には歴史あるものが根付いていることを知ってもらう良いきっかけになる。こうした郷土の歴史に関わる特集が、週に一度のコーナーだけで終わってしまうのはもったいない。特番などにして放送できないだろうか。

  • 番組の特集コーナーは「県を元気にする」ことをうたっているが、取り上げられる内容は県庁所在地周辺や県央地域のものが多く、衰退が危惧されている県北地域や沿岸地域の紹介は申し訳程度だ。メディアの取り上げ方によっては地域の衰退に拍車をかけることもあるので、バランスを考えて企画していただきたい。

  • 参加者全員の食事代を賭け、食べた料理の金額を当てるコーナーは、賭博もしくは賭博類似行為の可能性がある。一人当たり1万円を超える食事代を賭けるのは問題なのではないか。

  • 地震で被災された方々がいて、1日におにぎり1個などと報道されているなか、大食い芸人が食べている番組を放送しているのは、同じ人間として恥ずかしい。数字が取れれば何をいつ放送してもいいのか。

  • "大食いコーナー"が地震で自粛されないかと心配だったが、放送されてうれしかった。"大食いタレント"はいつもきれいに完食し、食べ物を大切にしていることが分かる。だが同じ物を食べているタレントは半分以上残している。地震で人々が避難生活をしているし、世界には飢餓がある。食べ物を残さないなどの配慮が必要なので、こうした企画を続けてほしい。

  • 男性芸人たちが温泉に入浴するシーンで、一人の芸人がお尻を突き出し、そのお尻にどれだけ顔を近づけられるかを競うゲームを始めた。全裸のままであり、そのような内容を放送するのが信じられない。不快ですぐにチャンネルを替えた。

  • 回答者の無知さを競うようなクイズ番組が目立っている。タレントがデタラメな回答をして笑いをとる内容だ。近年、子ども達の学習能力が諸外国と比べて低下している中で、このような番組が放送されているのは如何なものか。

【ラジオ】

  • 三重県沖を震源とする地震の緊急警報メールが携帯電話に配信され、スタジオでも着信があったようだ。番組の放送中に、アナウンサーが事実をよく確認せず、「エイプリルフールですから」という趣旨の発言をした。その直後に揺れがあった。大きな地震でなかったので良かったが、もし大地震だったらどうするのか。軽率な発言ではないだろうか。

  • 深夜番組のパーソナリティーを務める男性お笑いタレントが、中高年の女性を「ババア」と呼ぶ。街角で見かけた女性や自分の祖母など、熟年女性を一括りにして「ババア」と呼び捨てるので、とても不快だ。そんな彼が、昼間の番組のパーソナリティーを務めるという。昼間から「ババア」を聴かされるのはご免こうむる。

【CM】

  • 最近、以前よりもCMの量が増えたように感じる。特にBSは、番組を見ているのかCMを見ているのか分からなくなるほどだ。私は車椅子利用の高齢者で、テレビが唯一の楽しみだ。テレビ局の苦しい台所事情も理解できるが、何とかして頂きたい。

  • いわゆる"課金ガチャ"によって収益を得るソーシャルゲームのCMが流れている。法的な規制はされていないのかもしれないが、"課金ガチャ"のシステムはギャンブル性が高く、賭博などへの抵抗感が減る可能性もある。ゴールデンタイムなど、青少年が目にする時間帯に流すのは規制されるべきだ。

  • 熊本県在住で地震情報を知るために毎日テレビを見ている。余震が収まらない状況の中、ACジャパンのCMには、結核予防を訴えるものなど、重苦しく気分が滅入るような内容のものがある。公共心を喚起せる趣旨は大変素晴らしく、ACジャパンの目的に異を唱えるわけではないが、そのようなCMを見せつけられる側の気持ちも察してほしい

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、エキストラの青年の背中に「バカ」と書いた紙を貼り、気付くかどうかを検証していた。紙を貼ったままの青年をスタッフが追跡したのだが、その青年は通行人に後ろから写真を撮られるなどしていた。非常に不愉快な企画だった。

  • 動物の気持ちが分かるという人が出演し、タレントの飼っている犬や死んだ犬の気持ちを話していた。このような非科学的な内容を地上波で放送することの子どもへの影響をちゃんと考えてほしい。百歩譲って放送するなら、あくまでもエンターテインメントとしての見せ方にするべきだ。

  • 海外の投稿動画を紹介するバラエティー番組で、消防士が燃えている車を消火しているシーンがあった。車が爆発するなど、大変危険なシーンだったのだが、ふざけた吹き替え音声になっていた。危険な場面に対する子どもたちの危機意識が薄れてしまうので、ふざけるのはやめてほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • バラエティー番組で、大人の女性と小学生を見分けるという企画があった。その際に小学生を含む一般女性に"キス顔"をさせる場面があり、大変不愉快だった。性的快楽を求めて未成年を誘拐する事件も多い。性的な感情を惹起しかねない"キス顔"を未成年にさせるべきではない。

【「犯罪の助長」に関する意見】

  • CMソングに「盗んだバイクで・・・」という歌詞が使われている。大人であればこの歌全体の意味を理解できるだろうが、子どもたちがどう理解するかについては不安がある。子どもたちの間で「盗みは犯罪である」という認識が薄れてしまうのではないかと心配だ。

【「危険行為」に関する意見】

  • バラエティー番組で、ミニトマトをかまずに何個口に入れることができるかを競っていた。これを真似た子どもが誤飲し、窒息するおそれもある。

2016年3月に視聴者から寄せられた意見

2016年3月に視聴者から寄せられた意見

待機児童問題を訴えたブログが国会で議論されたことを取り上げた番組に関して、さまざまな意見。コメンテーターとして出演していた男性の経歴詐称問題について、放送局側の事前検証が甘かったのではないかといった意見など。

2016年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,909件で、先月と比較して277件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール67%、電話31%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性67%、女性32%、不明1%で、世代別では40歳代28%、30歳代24%、50歳代19%、20歳代13%、60歳以上13%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は873件【48局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

待機児童問題を訴えたブログが国会で論議されたことを取り上げた番組に関して、政府や与党への批判に重点が置かれていたとか、他の番組の中で、匿名ブログを書いた人に対して出演者が不穏当な発言をしたのではないかなどの意見が寄せられた。
コメンテーターとして出演していた男性の経歴詐称が週刊誌で報じられ、番組を降板したが、放送局側の事前検証が甘かったのではないかといった意見が寄せられた。
女子中学生の監禁事件で、脱出の経緯の報じ方などについて様々な意見が寄せられた。
"大人のひきこもり"特集の中で、民間支援団体が強引なやり方で当事者を説得する場面があったなどとして、このような団体を取り上げるのは如何なものかといった意見が寄せられた。
東日本大震災から5年目にあたり、各局で特集が放送されたが、被災地に住む人などから意見や要望が寄せられた。
ラジオに関する意見は52件、CMについては47件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は87件で、前月から15件減少した。
今月は、「表現・演出」「性的表現」がそれぞれ16件と最も多く、次に「報道・情報」が13件、「喫煙・飲酒」「言葉」がそれぞれ6件と続いた。
「表現・演出」については、番組内のミニドラマで、おじいさん役の俳優が驚く時にお茶を噴き出すシーンなどについて、「汚い」「飲食物を粗末にしている」などの意見が複数寄せられた。
「性的表現」については、バラエティー番組で夫婦のセックスレスについて討論したことについて、「春休み期間中の昼の時間帯で放送する内容ではない」との意見があった。
「報道・情報」では、「埼玉女子中学生監禁事件」の報道について、放送局に過剰な報道にならないよう配慮を求める声が多く寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • コメンテーターとして出演していた人物が、経歴・学歴を詐称していることが明らかになった。視聴者はその経歴を踏まえて彼の発言を信用していたのだ。放送局は採用する前に、"自称情報"だけではなく、きちんと確認をするべきだ。

  • 番組司会者が、経歴詐称疑惑を報じられたコメンテーターが番組を降板することになったことについて、「信じられない思い。残念でならない」などと述べたが、そもそも彼に対する検証が欠けていたのではないか。テレビが作り上げた彼の価値を信じ、講演を依頼した主催者など被害を受けた人もいるだろう。

  • 自民党大会で「選挙のために何でもする勢力に負けるわけにはいかない」と述べた首相発言を、"首相が選挙のためだったら何でもする"かのように要約したテロップが表示されていた。発言の意味が逆に伝わることになる。単純ミスだったとしたら、チェック体制がずさんだったのではないか。

  • 表現や報道、思想の自由への侵害となる総務大臣の"電波停止の可能性"発言に対し、テレビ局が反論せずに受け流してしまうことを危惧していたが、テレビキャスターらが抗議声明を出したので安心した。大臣の発言は、戦前のような政府によるメディア規制に繋がりかねないからだ。全てのテレビ局で抗議声明を報道するとともに、発言の問題点を追及すべきだ。また、マスメディアの上層部が首相と会食をすることがあるようだが、政府との癒着に繋がるおそれがあり許しがたい。

  • 総務大臣の"電波停止の可能性"発言に関連して、誰が放送の公平性を判断するのかという疑問を呈しながら、政府側から判断されるのは危険だとか、報道が萎縮する、といった意見だけを紹介した。報道する側の都合やスポンサーの意向によって内容が偏る危険性に触れていなかった。民意が動かされかねないほど、メディアの力は強大だ。政府が慎重であるべきであるのと同様に、メディア側も慎重でなければならないのに、自省の姿勢が見られず不誠実だと感じた。

  • 3月11日が近づくと、どの局でも東日本大震災の特集を放送し、「忘れない」と言う。しかし、被災地にいる私たちがあの日を忘れたことは1度もないし、忘れられるわけがない。特集は被災地以外の人々のためのものなのか。津波の映像は人が死ぬ時の映像でもある。流れるたびに、犠牲になった人が苦しまれるような気がしてならない。震災前の風景や新しくなった風景、あの日に生まれた子ども達の成長など、もっと前を向いた内容にしてもいいのではないか。私たちも前を向いてはいるが、ふとあの日のことを思い出して辛くなることもまだあるのだということを忘れないでいただきたい。

  • 多くの放送局が、3月11日前後だけ東日本大震災の特別番組を放送する。これでは、いくら「震災体験を風化させないように」と叫んでも空虚にしか感じられない。「風化させない」と考えるのであれば、当日などだけでなく、定期的に番組で取り上げるべきだ。

  • 15歳の少年が通行人を刺したニュースで、「人を襲えば警官が銃で撃ってくれると思った」「発泡スチロールにスーと入るように刺せた」などの供述内容を報じていたが、前段だけで少年の心の闇を伝えられただろう。刺す際の供述は生々し過ぎている。刺すことに興味を持つ人間が出てくるかもしれない。供述内容を全て報道すべきなのだろうか。

  • 覚せい剤取締法違反で逮捕された元プロ野球選手の過熱報道には辟易する。保釈されたところならまだしも、入院先の病院にまで車を追いかけ、空撮までし続ける必要はあるのか。一般の患者にも迷惑がかかる。薬物はいけないと伝えたいのだろうが、追いかけ回すのではなく、問題提起をする方法は他にもあるはずだ。

  • 覚せい剤取締法違反で逮捕された元プロ野球選手の報道で、注射器や覚せい剤の使用器具、薬剤らしき結晶、さらには、ダミーとはいえ注射を打つ映像などを頻繁に目にする。かつての常習者が薬を思い出すなど、悪い影響を受けないか心配だ。家族としても、映像が流れてもあからさまにチャンネルを替えるわけにもいかないだろう。このような映像は自粛してもらいたい。

  • 「埼玉女子中学生監禁事件」の詳細を解説していたが、「少女がネットを見ていた」「公衆電話で助けを呼んだ」などの情報を伝えていた。一般市民には犯罪防止になる情報だが、犯罪者に犯行のための知識を与えているように感じた。外部と連絡できるものを被害者に与えないようにすることを教えるようなものだ。今後、テレビで事件の全容を事細かく報道すると、被害者が生還する可能性が低くなることも考えられるので留意すべきだ。

  • 女子中学生が監禁されていたアパートをリポートしていたが、なぜ逃げなかったのかを検証することをメインに作られているように感じた。当時、中学1年生の女の子が部屋に閉じ込められ、殺されるかもしれないという恐怖を感じながら過ごしていたのだ。そのような当事者の気持ちへの配慮がない取材だと思った。

  • ドイツの民主的ワイマール憲法から、いかにしてヒトラーのナチス独裁政権が誕生したかを検証する企画で、とても分かりやすくためになる内容だった。しかしながら、強制収容所の遺体の映像がモザイク処理されずに放送されていた。事前に「遺体の映像が流れる」と言っていたが、かなりはっきりした映像であった。モザイクくらいはかけてほしかった。

  • ヒトラーのナチスドイツとワイマール憲法の「国家緊急権」について特集していた。一方で、自民党の憲法改正案にある「緊急事態条項」について言及し、研究者がフランスやドイツの「緊急事態条項」について解説していた。この中でキャスターが、「日本にヒトラーのような人間が出てくるとは思えないが、将来は分からない」という趣旨のことを述べたが、イメージ操作ではないか。ナチスの話などではなく、多くの先進国で定められている同条項をもっと詳しく説明すべきだ。

  • 酒気帯び運転の車がタクシーに衝突し、タクシー運転手が死亡した事故を取り上げた際、他のタクシーの車載カメラが捉えた激突の瞬間映像を繰り返して映した。姿こそ映らないが、運転手が即死する瞬間だ。見ていて、いたまれない気持ちになった。亡くなった方の家族がこのことを知ったなら、どう感じるだろうか。

  • 事件の容疑者の友人やクラスメートと思われるツイッターアカウントに、記者のアカウントが情報提供を要請している場面を見かけた。ツイッターでは自己の身分を偽ることが可能だ。容疑者に恨みを持つ人物が、その友人になりすまして虚偽の証言をすることが十分考えられる。第三者が意図的に事実をねじ曲げた報道をさせることが可能となり、報道の信頼性が失われる危険性がある。

【番組全般・その他】

  • 「保育園落ちた日本死ね」と匿名ブログに書かれた話題を取り上げていた。国会で野党議員がこの訴えを紹介し、待機児童問題に関して質問した際にやじを飛ばした自民党議員が出演した。この議員は匿名の内容を国会で取り上げるべきでないと述べたが、やじった理由についてコメンテーターがしつこく詰問していて不快感を覚えた。この議員の主張は当然で、汚い言葉の書き込みを取り上げる番組の方がおかしい。

  • 「保育園落ちた日本死ね」というブログの筆者に対して、出演者が不穏当な言葉を放ったのではないか。一部に"ピー音"をかぶせていたものの、文脈上、"書いた人間が死ねばいい"と発言したのではないかと想像できる。これを聞いた他の出演者も爆笑していた。実際に発言したのなら、一般市民へ"暴言"を投げかけて嘲笑したことになる。ブログとその筆者への憎悪を煽ることなどは、あってはならないことだ。

  • 健康食品などのネットワーク販売会社が、消費者庁から一部業務停止命令を受けたことを取り上げた中で、マルチ商法は詐欺であるかのように伝えていた。一部の人が間違った勧誘をしていたかもしれないが、全ての会員が違反をしているわけではない。商品に欠陥があると誤解させるような言い方もあったと感じた。

  • アメリカ大統領選の話題で、ゲストコメンテーターが一部のキリスト教保守層について、進化論を信じない凝り固まった集団であるかのようにコメントした。たとえ進化論を否定することが非科学的だと思っても、宗教が絡む際の発言は慎重であるべきだ。

  • 介護に携わる人材に問題があるようにメディアで伝えられる傾向が見受けられるが、偏見が助長され、介護に携わる人達が窮地に追い込まれている現実がある。介護問題に関係する閣僚や行政当局、専門家、介護事業者、介護当事者を集めて、介護の実態を正確に伝える番組を制作していただけないだろうか。偏見や誤解を解消し、介護問題の解決策を追求する場を設けることが必要だと考える。

  • "ヌードモデルになる女性芸人"の場面が素晴らしかった。テレビが女性の裸を自粛するようになって久しいが、女性の美しい姿は誰も傷つけないし、教育に悪いわけでもない。むやみに自粛するべきではないと考える。

  • 他番組でも使われた映像が多く、番組情報にある"最新映像"とは呼べない内容だった。素材の使い回しで番組を構成するのは如何なものか。総集編などと記されていれば、何となく過去の映像も含まれると予測できるが、番組名にはそういった含みは表現されていない。

  • 「疲れを取るために細胞内のミトコンドリアを増やす方法」の一つとして水素水が紹介された。一般に水素水として売られているものは食品であり、効能について科学的根拠は明白でない。視聴者を誤解させるおそれがあり、問題があるのではないか。

  • ペットブームの陰で捨てられる犬や猫が増えているが、それらのペットを引き取り、自らが作った動物保護施設に収容する活動を続けている女性が紹介されていた。半身不随や老いてしまった動物にも、わけ隔てなく面倒を見ている姿がとても印象的だった。MCのタレントはバラエティー色が強いと思われたが、社会的に考えさせられる内容だった。多くの子ども達にも見てもらいたい番組だ。

  • プロ野球の国際親善試合を見た。ところが、試合が佳境に入ったところで放送終了が告げられ、引き続きBSか、深夜のスポーツニュースで結果を見るように、との案内があった。私はBS契約をしていないので見ることはできない。中途半端な放送はしないでもらいたい。

  • 診療費の不正請求をして逮捕された"タレント女医"の話題で、出演者の一人が「医者は遊んでいて仕事ができるのか。医者は努力をしていないと思う」との持論を展開した。この女医一人の行動をもって医師全てを批判するようなもので、偏見に満ちた発言ではないか。

  • 路線バスの旅で、料理店に立ち寄った際に出演者が食べ物を相当残したまま店から出て行った。バスが来るまでにわずかな時間しかないのに料理を注文したからだ。店の人に失礼であり、食べ物を粗末にする行為でもある。一般人とテレビ局との「非常識の壁」を感じた。

  • このドラマの制作者は製薬会社のMR(医療情報担当者)の実態を理解しているとは思えない。MRが医者と癒着していると一般的に思われるような内容が含まれている。患者との接触や治験への介入など、実際にはあり得ない内容だ。

  • "大人のひきこもり"を特集した中で、民間の自立支援団体の職員の男性が、40代の男性の部屋のドアを壊してまで説得しようとしていた。その職員は、他にも引きこもった人に罵声を浴びせ、施設に入れさせていた。様々な葛藤を抱えている当事者の気持ちを踏みにじるような対応を行う団体のことを取り上げていたのでがっかりした。私は支援者の一人だが、当事者への人権侵害ともとれる内容の放送は許せない。

  • "大人のひきこもり"の問題で、ある支援団体を取り上げ、ひきこもり当事者に対して罵声を浴びせたり、ドアを壊して説得したりする場面が放送された。親からの依頼があったとしても、これは暴力的なやり方であり「支援」ではない。私自身、ひきこもりの経験があり、不登校・ひきこもりに関わる活動をしているが、放送を見て怒りを感じた。違法スレスレの取り組みをするような団体を取り上げたことに抗議したい。

  • 酒好きの男優が、「舞台袖に置いてあった他の役者の飲料に酒類を混ぜた」「楽屋にあった他の出演者の加湿吸入器に酒類を入れた」などと、"自分流"のエピソードを語っていた。これらは他人を苦しませた話であり、犯罪的ですらある。芸能界ではそのような行為が許されるのかもしれないが、一般社会では容認されない。視聴者が「そのようなことが許される」と思ったらどうするのだろうか。

  • 税金滞納者や生活保護費の不正受給者を自治体職員らが追跡し摘発する番組を見た。不正受給者が宝くじを買う場面で、追跡者が「余裕があるな」と語り、問題があるかのような伝え方だった。自分は生保受給者だが、役所に問い合わせたところ「購入は構わない。賞金は申告すればいい」と言われた。去年、番組の第1弾が放送された後に、役所から「テレビで不正受給が取り上げられていた」として、通帳などを調べられた。受給者全体が不正をしていると誤解されないように放送では配慮してほしい。

  • ネットに上がった、個人が撮った動画を流す番組だった。このような内容をゴールデンタイムに流すことが信じられない。今、動画は見ようと思えば、いつでも誰でもネットで見ることができる。テレビはテレビでしかできないような番組を作るべきだ。そのような番組を作れないのであれば、電波の無駄なので、テレビなど要らない。

  • 民放局ではここ数年、事件や事故を伝えるニュース・情報番組に、お笑いタレントや人気俳優を起用することが増えているようだ。このような人選に疑問を感じている視聴者は、私だけではないと思う。

  • 関西の住人や大阪府民を嘲笑する在阪局の番組は、ステレオタイプの住民像を語るものが多い。コメントの多くが誇張であり、他の地域でも見られるものでも関西・大阪に特有だと決めつける。県民性は科学的に証明されておらず、扱い方によっては偏見や差別を生む可能性があることに留意してほしい。

  • 関東の下品な言葉遣いが、放送を通じて地方にも蔓延している。例えば、タレントが「そうじゃん」などの言い方をしていたが、それが今や北海道でも使われている。放送の影響力は大きいのだから、留意してほしい。

  • テロップに「号泣」という文字が出ていた。それを見て、小学生の子どもが辞書を片手に「意味が違うのでは?」と言った。賭博をした野球選手が涙目にはなっていたが、「号泣」とは程遠い。いい加減な言葉遣いは如何なものか。

  • 「通販番組」が多過ぎる。特に衛星放送はどのチャンネルに替えても「通販、通販」だ。地上波の通常番組も、最近は各局ともあまり変わらずつまらない。ますますテレビ離れが加速していくのではないか。

【ラジオ】

  • 女性パーソナリティーが、自らの放送局のある地方を持ち上げ、対比するように中京地区をおとしめる発言をすることがある。明確な根拠もなく特定のエリアの人をけなすような内容を流すことは如何なものか。

  • "オカルト評論家・研究家"などを呼んで「売れている人達は『何かが降りてきた』と言う」などと、根拠もないことを語っていた。胡散臭い内容で呆れた。

【CM】

  • テレビで頻繁に健康食品のCMが流れ、"愛用者"と称する有名人や一般人が商品を絶賛している。そして画面の片隅に「個人の感想であり、効果や効能を示すものではない」との小さな文字が出る。効果も効能も示すことができないとすると、そのCMは商品の何をPRしたいのか。

  • 払い金返還請求の着手金無料キャンペーンについて、不当表示(景品表示法違反)が発覚した法律事務所のCMは、放送すべきでない。企業が不祥事を起こした場合、CMは当分の間自粛されるべきだ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組内のミニドラマで、おじいさん役の俳優が驚いた演技をする際に、飲んでいるお茶を噴き出す行為を何度も繰り返していた。また、はちみつが塗られたパンに顔をつけてもいた。面白くないし汚い。食事時の放送でもあり、大変気分が悪い。子どもが真似するおそれもある。このような演出はやめてほしい。

  • 情報番組で、倒れてきた街灯に指を挟まれて指を切断した少女にインタビューしていた。母親が同席し、少女の顔にはモザイクがかかってはいたが、けがしたばかりで大きなショックを受けている幼い子にインタビューするとは信じられない。少女はほとんど質問に答えられなかったが当然だ。少女を同席させる必要はなかったのではないか。

【「性的表現」に関する意見】

  • 昼間のバラエティー番組で、夫婦のセックスレスについて討論していたが、放送当日は春休み期間中であり、子どもが在宅していた。あわててチャンネルを替えたが、気まずい雰囲気になってしまった。放送日や放送時間帯を考えて放送内容を決めてほしい。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 埼玉女子中学生監禁事件に関する報道が多い。今後、同じような事件が起きないように報道しているのだろうが、興味本位にあれこれ想像する人もいるので、被害者の将来を最優先し、必要なこと以外は報道を控えてほしい。

【「動物」に関する意見】

  • バラエティー番組で、生きた爬虫(はちゅう)類や昆虫を投げつけられながら、それに耐えて歌い続けるという企画があった。これらの生き物は、投げつけられた衝撃などで死んでしまうことも考えられる。爬虫類や昆虫を犬や猫と同じように可愛がっている人も多い。命を粗末に扱い、それを笑うなんて許せない。倫理観が欠如した企画であり、青少年にも悪影響を及ぼすと思われる。

【「喫煙・飲酒」に関する意見】

  • グアムから生放送しているラジオ番組で、20歳のアイドルがお酒を飲んでいたが、グアムでは21歳から飲酒可能なので違法だ。スタッフが現地の法律を知らなかったのだろうが、あってはならないことだ。

2016年2月に視聴者から寄せられた意見

2016年2月に視聴者から寄せられた意見

総務相の「電波停止の可能性」発言に関して、恣意的に偏向報道しているのではないのかとか、報道の自由への介入に対してマスコミは抗議すべきだなどといった、賛否両論の意見。覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された元プロ野球選手を番組でかばうような発言をしていたとの批判など。

2016年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,632件で、先月と比較して3,215件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話23%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性66%、女性33%、不明1%で、世代別では40歳代27%、30歳代26%、50歳代17%、20歳代16%、60歳以上11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は728件【49局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

総務大臣の「放送法違反等による電波停止の可能性」発言に関して、マスコミは恣意的に偏向報道しているのではないのかとか、報道の自由への介入に対してマスコミは抗議すべきだなどといった、賛否両論様々な意見が寄せられた。
元プロ野球選手が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたが、番組で容疑者を庇うような発言していたなどといった批判が寄せられた。
不倫騒動で議員が辞職したが、実家の親にまでインタビューするのは報道姿勢として如何なものかといった意見が寄せられた。
バラエティー番組の演出方法について、一歩間違えれば出演者が危険な目にあったのではないかといった批判などが寄せられた。
ラジオに関する意見は62件、CMについては42件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は102件で、前月から27件減少した。
今月は、「表現・演出」が30件と最も多く、次に「いじめ・虐待」が18件、「性的表現」が15件と続いた。
「表現・演出」については、番組司会者であるタレントの出演シーンが極端に少ないことについて、「不自然に出演シーンがカットされている気がする。嫌がらせをしているようで、子どもに見せたくない」との意見が複数寄せられた。
「いじめ・虐待」については、じゃんけんの勝者が商品を購入するというバラエティー番組内の企画について、「ルールを変更して、特定の人物のみに商品の購入を強いるのは、いじめのようだ」との意見が多数寄せられた。
「性的表現」については、夕方に放送されたアニメ番組で"女体盛り"について触れたシーンに、複数の意見があった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 総務大臣の放送法の運用に関する答弁だが、大臣は偏った内容の報道を改善措置せずに繰り返した場合の対応を述べたはずだが、内容を報道した際に新聞社所属のコメンテーターが、「時の権力の意向を汲むことしか言わないのは異様」という趣旨の発言をしていた。恣意的に政権を批判しようとしているように感じた。

  • 総務大臣の「放送法違反等による電波停止の可能性」についての発言に対し、マスコミは抗議すべきではないのか。政府与党に都合の悪い事を放送してはいけないと言っているように感じた。放送局は事実である限り、何を報道してもよいと思う。北朝鮮のようにどこのチャンネルも同じになってしまうのではないかと危惧している。どの放送局でも金太郎飴のように同じ放送をしていると、視聴者は政治への興味をなくし、考えることをやめてしまう。公平な放送とは何かをよく考えてほしい。

  • 総務相の発言に対して、なぜ追及するテレビ報道が少ないのか。芸能人の不倫LINEの内容を追及するよりこちらの方がはるかに重大な問題だ。放送法で政治的公正さが規定されているのは、政府の介入を防ぎ報道の自由を守るためのものである。政府は介入を助長するための措置を取ろうとしているのであり、明らかにおかしい。

  • 放送法に違反したテレビ局に対して停波を含めた行政処分を行なうことがあるとの発言がされた。これは、これまでBPOが馴れ合いの判断を下してきた結果だ。BPOの設立目的は政権介入を防ぐことを目的として、自主的機関として設置されている。きちんと機能していないから、そのような発言があったのではないのか。

  • 自民党による電波停止発言など、政権の圧力による報道機関の萎縮が問題とされる昨今、報道番組で明らかな政権批判的なキャスターの降板が続いている。にもかかわらず、この番組は視聴者に政権擁護を強く印象づけている。あまりに偏向しているのではないのか。

  • 議員の不倫疑惑をトップニュースで放送していた。確かに不倫は倫理的問題なのかもしれないが、トップで報道するほどの話なのだろうか。一議員の個人生活上の重大ミス(法律違反でもないのに)に時間を割く価値があるとは思えないし、ニュース価値があるとも思えない。むしろマイナス金利導入による一般国民への預金金利への影響や、北朝鮮制裁関連の各国動向の方がはるかに報道すべき内容ではないのか。

  • 不倫騒動を起こした元衆院議員の実家にまで行き、親に「どう思いますか」と取材していた。当時者を責めるのであればまだ分かるが、なぜ親にまで取材に行くのか。テレビの影響は大きいことを分かっているのか。テレビは人を死に追いやるほど、影響力があることを認識していただきたい。

  • 元議員の過去の女性関係を暴こうとしていた。彼は今回の不倫で辞職し、会見まで行っている。さらに追及する必要はあるのだろうか。不快になったので、途中でテレビを消した。個人攻撃をしているようだった。

  • 元プロ野球選手の覚せい剤所持による逮捕について、疑惑が出た時点から警察が行動監視していたという報道に加え、局でも独自に張り込み取材を続けていたという映像が流れた。逮捕前の段階で、自宅前でカメラを回して車に乗り込む姿を長期間撮り続けたり、食事先で隠しカメラを回したり、音声を隠し録っていたことは人権侵害にあたらないのか。コンプライアンスを遵守した取材をしていただきたい。

  • 覚せい剤取締法違反容疑で捕まった事について放送していた。「容疑者」と言うべきなのに、「さん」づけで呼んでいる箇所があり、違和感を覚えた。一般人が逮捕された場合「○○さん」と言っていることは聞いたことがない。有名人だから「さん」と言っているのであれば、差別ではないか。有名人でも一般人でも呼称は同じにすべきだ。

  • 容疑者の選手時代の映像を延々と流し、「引退後の喪失感や寂しさから手を染めてしまった」などという決めつけとも取れる、容疑者を庇うかのような報道をしていた。また、逮捕されたばかりで容疑者がほとんど証言していないにもかかわらず、「立ち直ってほしい」や「これから人生の逆転ホームランを」などといったコメンテーターや著名人のコメントが流されているが、その前にまず本人の反省を促すような報道をすることが先ではないか。

  • 容疑者の覚せい剤事件について、「去年夏ぐらいから取材していた」と放送していた。容疑者の覚せい剤使用について、テレビ局も可能性が高いと判断したからこそ、取材していたのだろう。しかし同時に、容疑者を別のバラエティー番組に出演させていた。なぜ容疑が濃厚な当事者本人をテレビに出していたのか。ギャラが薬代に使われることは考えなかったのか。

  • 台湾の地震で重傷を負い入院している少女に対して、家族全員の安否も未だ不明で悲嘆に暮れている中、当時の状況をインタビューする無神経ぶりだった。人として最低な行為だ。それを何の疑問にも思わず全国ネットで放送する倫理観のなさは度し難い。

  • 容疑者について報道する際、過去に覚せい剤を使用していたタレントを出演させていた。芸能界では覚せい剤使用で逮捕されてもすぐにテレビに出演させるので、覚せい剤所持、または使用の罪は非常に軽いものとの印象が残り、覚せい剤の怖さが伝わらない。覚せい剤の怖さ、罪の重さをきちんと伝えるべきではないか。

  • 政党からの公認が内定し、今夏の参議院選(比例)に出馬することを既に発表しているタレントの恋愛ゴシップが報道された。雑誌記事を引用する形で紹介されたが、スタジオのモニターに表示された引用記事の文中に「選挙」などという言葉もあり、その言葉も含めて記事を読み上げていた。恋愛ゴシップの内容がそのタレントのイメージを下げるものであっても上げるものであっても、選挙の公平・公正性を損なうものではないのか。

  • 「老人ホーム転落死の容疑者逮捕」の報道があった。その際、まだ容疑者なのに犯人であると断定したような発言が多々見られた。例えば現場中継では、「容疑者がベランダから投げ落とした」などと断定した表現で話していた。容疑者はあくまで容疑をかけられている人であって犯人と断定されている訳ではない。自供しているとのことだが、もしかしたら違法な取り調べにより無理矢理自供させられている可能性もある。報道機関としては容疑者、被告人、犯人等の使い分け、及びその時々での出演者・リポーターの発言には充分注意する必要があるのではないか。

  • 北海道・新千歳空港で起きたエンジントラブルのニュースで、緊急脱出の様子を視聴者が撮った映像を放送していた。今回は大きな被害もなく無事に避難できたが、本来は動画を撮っている場合ではない。各局でこのような視聴者撮影の動画を使って報道するのは、何かあったら撮影して送れば使ってもらえる、買ってもらえる、目立つことができるなどといった気持ちを助長することになる。その時の様子を放送したいのは分かるが、本来は緊急時は動画を撮らず逃げるように注意を呼びかけるべきだ。

【番組全般・その他】

  • "水戸なら今でも印籠の効果ある説"で、水戸黄門役のお年寄りに、路上で喫煙していた若者4~5人に注意させ、印籠を出す機会を作らせていた。いかにもがらの悪そうな若者だったし、お年寄りが丁寧に声をかけたのに、若者が悪態をつき暴言を吐いている様子は、見ていて気分が悪かった。やっと助けに入ったかと思えば、結局絡まれて、お年寄りが最終的に謝ってその場をおさめていた。一歩間違えれば危なかった。

  • 水戸市のイメージを悪くするような内容で、インターネット上でも「市のイメージを悪くした」という書き込みが多数あった。市に住む身として悲しく思う。番組内容は、水戸駅付近に喧嘩腰の悪い若者がたむろしているような様子が映され、駅周辺が危険な印象を与える。もしこれが番組の仕込みなら、いくらバラエティー番組でも許されることではない。

  • ゲイの男性を「オネエ」と紹介していたが、セクシャルマイノリティーの男性、元男性を一緒くたにして「オネエ」という括り方をしていることに違和感がある。この番組に限った話ではないが、ここ最近のメディアの「オネエ」という言葉の使い方は乱暴だ。一般のLGBT当事者はタレントのように「オネエ」を受け入れて売りにしているわけではない。線引きをしっかりしていただきたい。デリケートな問題なので、番組を作る側も知識を持ち、偏った情報を世間に与えないように配慮していただきたい。

  • タクシーの運転手と一緒にブランデーケーキを食べていたシーンがあった。スタッフが勧めて、運転手が食べさせられていた。いくらケーキだとしてもアルコール度数が0(ゼロ)ではない食品を運転手に勧めることは如何なものか。

  • 世界各地の珍しい映像や恐怖映像を紹介していた。その1つとして湿地帯に芸人を派遣し、巨大エイ、巨大トカゲ、そして巨大スッポンを捕獲してそれぞれにキスをさせるという事をしていた。エイとトカゲには猛毒があり、スッポンには噛みついたら離さないという凶暴性があると紹介していた。芸人たちは恐怖におののきながら何とか課題をクリアしていたが、見ていて気の毒でもあり、腹立たしくもあった。

  • ワイドショーの番組冒頭で大きな話題を扱う際に、その話題が載っているスポーツ新聞の1面を表示している。今年になってからショッキングなニュースが多いためか、とりわけ目につくが、新聞に頼るような放送のあり方は、如何なものか。

  • 芸能人同士のプライベートなやり取りのLINEを公開して、批判や悪口を言っているが、そもそもプライベートなやり取りをテレビで公開していいのか。芸能人にはプライバシーや人権はないのか。

  • プロ野球のキャンプを取材していたが、選手へのリスペクトが欠けていた。アナウンサーや芸人が、観光気分でキャンプ地へ行き、友達感覚でヘラヘラと選手に話しかけていた。プロスポーツ選手に対してそんな態度で接して良いのか。言葉遣いや服装、時間等に気をつけるべきだ。キャンプはシーズンに向けての大切な準備期間だ。選手やスタッフに迷惑を掛けて、チームの調子を狂わせることのないようにしてほしい。

  • 勝負に負けたチームが土下座をするという内容であったが、土下座という行為を軽く考えすぎている。時代が変わりつつある今、土下座というのは簡単に人にさせていいものではない。

  • 好きな番組だからこそ、あえて厳しい感想を書かせていただくが、最近は取り上げられるエリアが東京や関東周辺に偏り過ぎている。かつては地方の特集や海外なども取り上げられることも多かったが、最近は、こういった特集がほとんどなくなってしまった。この番組に限らず、長寿番組の中には最近活気がなくなりつつある番組が散見されるようになった。もっと頑張ってほしい。

  • 最強FBI捜査と銘打っているにもかかわらず、1つ目の事件を担当したのはアメリカの民間の行方不明者捜索をしている団体だった。2つ目はアメリカですらなく、他国の超能力者が捜査を担当していた。結果的にFBIはなんら関係ないようで、もちろん捜査をする事もなかった。番組タイトルに問題があるのではないのか。

  • 30歳代未満の女性に限定した番組観覧募集がある。テーマによって、特定の若年齢層を観客に募集することは理解できるが、バラエティー番組や音楽番組で、若い女性にしぼった募集は、度が過ぎる。また、以前、番組観覧に参加した際、容姿の良し悪しで席が良くなったり悪くなったりしていた。

  • "年頃の娘が「一緒にお風呂に入ろう」と言ったらお父さんは"という内容だった。親の性的虐待を受けた子どもも世の中にはいるのに、わざわざこのような内容を取り上げる必要があるのか。親子なのだから、そのような感情は抱かないという前提かもしれないが、私のように不愉快に感じる人間もいる。この番組は好きだが、2度とこのような内容は取り上げてほしくない。

  • 女性タレントが、落差のある滝の上の落ち込む寸前のところまで水着を着て行き、さらにそこで両手を広げて立つという行為をしていた。すぐ傍にガイドがついて支えてはいたが、命綱はついていなく、危険を感じるものだった。この番組はこれに限らず、タレントの生命や怪我などの恐れのある企画が多く見受けられる。日本でのロケでは考えられない危険なロケを海外で行っている。現在のところ事故は起きていないようだが、視聴率を上げるためにタレントを危険にさらすことは如何なものか。

  • 音楽番組の収録の観覧に行った。出演歌手の歌と曲の生演奏など内容が素晴らしく、司会と歌手とのトークもよかった。これからも歌がうまい歌手のパフォーマンスと生演奏、司会者と出演者の軽妙なトークなど、質のよい演出の番組を続けてほしい。

  • テレビを使った「公開いじめ」であると感じた。この日の放送は新メンバーになった素人のこれまでをまとめたものだった。プロデューサーに買い物を命じられたその素人が途中で不良に追いかけられたり、プロレスの修行に出されたり、完全に上の立場にある制作者や出演者が無理強いする企画が並ぶ。これらは「いじめ」と思われても仕方がない。見ていていい気分になるはずがない。

  • 緊迫した状況で襲われて、女性芸人が拉致されるという場面が放送された。彼女は何も知らず、突然何をされるかわからない状況に陥り、本当に怖かったと思う。号泣していた。襲われるという弱い立場の女性の気持ちをこれっぽっちも理解しない悪いジョークで全く笑えない。吐き気がした。女芸人だからといって何をしても良いのだろうか。さぞかし怖く絶望感を味わったことだろう。番組を見ていて自分がこうなってしまったらという恐怖も感じた。同じ女性として許せない。

  • 事件の生中継と称して自宅上空を午後7時台から2時間以上にわたり、放送局のヘリが旋回している。子どもは爆音におびえている。警察でもないのに静かな住宅地上空で静寂を乱す放送は、独善的としか言いようがない。放送局に苦情を言ってもオペレーターが「すみません」というだけで、放送時間にお詫びの一言もなかった。

【ラジオ】

  • 女性パーソナリティーが、おむつを着用し放送中に排尿したと報告していた。いくら映像がないとはいえ、下品極まりない。以前から番組ブログでも、自らセクシー画像として写真を掲載しているが、ラジオの内容とは全く関係なく、とても不快だ。深夜番組だからなのか、お色気があった方がリスナーも盛り上がるとでも思っているのか、下品な下ネタが目立つような気がする。芸人でもないのに、このようなことをする意味が分からない。

  • 深夜放送で、リスナーと電話をつないでクイズ的なことに挑戦し、クリアした場合に菓子が贈られるコーナーがある。若い女子学生の時は「菓子プレゼントの他にパーソナリティーのサインがほしい」と言ったら、快く引き受けていた。しかし、次の挑戦者は今春に銀行に内定が決まっている男子学生だった。その人もパーソナリティーのサインがほしいと言ったが、「サインはいや、送らない」と頑なだった。

  • レギュラー8人の出演は多すぎる。画面に顔が映らないし、ラジオ番組ということをよく考えたほうがいい。他にレギュラー番組を持っている子とそうでない子の差は大きくあり、メンバーも不満だと思う。

【CM】

  • 10年ほど前に高額の受講料を返金しないまま倒産した英会話スクールのCMを、最近ふたたび目にする。私の息子も被害者で、倒産当時は怒りとやりきれなさに親子で悔しい思いをした。その会社が生まれ変わったとはいえ、当時と同じキャッチフレーズをそのまま受け継いでいる。聞いただけで背筋が寒くなった。経営が代わったのであればCM内容も一新させるべきだ。

  • テレビショッピングで「今から30分以内に申し込むと、○○の特典があります」などと煽ることがよくある。「今だけ」や「30分以内に」という言葉は、相談する時間を与えず、即決させる詐欺犯の手口と何ら変わりない。こうした常套句がまかり通るということも含めて、何かと問題の多い通販番組のあり方について、もっと厳しいルールを設けるべきだ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組の司会者の出演シーンが不自然にカットされているように感じる。このような編集や演出は嫌がらせのようであり、子どもに見せたくない。

  • バラエティー番組で、ゲスト出演者が大切にしているオートバイを他の出演者たちが汚すシーンがあった。人が大切にしている物を傷つけたり、汚したりする行為は見ていて気分が悪い。この番組では、そのようなシーンが多いように思われる。子どもたちに「物を大切にしろ」「人の嫌がることはするな」と教育しても、テレビでそれを笑いにするようなことをしていては意味がなくなってしまう。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • じゃんけんの勝者が商品を購入するバラエティー番組内の企画で、通常のルールを変更して、特定の人物のみに商品の購入を強いていた。いじめのように感じた。

  • 女性モデルの容姿について、バラエティー番組の司会者や出演者たちがひどいことを言っていた。影響力があるタレントたちの発言であり、テレビで公開いじめをしているようなものだ。子どもが他人の容姿を悪く言ってもいいと思ってしまう。

【「性的表現」に関する意見】

  • 夕方の時間帯に放送されているアニメ番組で"女体盛り"について触れたシーンがあり、不快になった。たとえ原作にあった文言であっても、放送倫理、放送時間帯、子どもへの影響を考慮して、放送における適切な表現に変更してほしい。

  • 小学生のタレントが、お笑い芸人が芸を披露する番組の審査員をしていた。中には裸で芸をする人もおり、性的虐待ではないかと感じた。いわゆる下ネタを子どもに見せて困惑させたり、気を使わせたりするようなことがあってはならない。

【「危険行為」に関する意見】

  • バラエティー番組で、落とし穴に人を落とす企画があったが、大変危険な行為だ。実際に落とし穴に落ちて亡くなった人もいる。子どもが真似する恐れもあるので、度が過ぎた悪ふざけは放送しないでほしい。

【その他】

  • 休日の午前中に放送されているアニメ番組を子どもと視聴していたが、いい意味で、その内容の深さに驚かされた。子ども向けアニメだとばかにしていたが、夢に向かって努力することの大切さや、つまずいても、それを糧として立ち上がることの素晴らしさなどが伝わってくる。子ども向けアニメならではの表現上の配慮を感じる。このような番組を子どもにもっと見せたい。

2016年1月に視聴者から寄せられた意見

2016年1月に視聴者から寄せられた意見

大臣の金銭授受スキャンダルの報道は偏向しているなど、さまざまな意見。人気アイドルグループの解散騒動で謝罪コメントを放送した番組に対し、パワハラみたいだという意見。人気女性タレントとバンドボーカルの不倫問題に関し、出演を自粛すべきといった意見など。

2016年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は4,847件で、先月と比較して3,645件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール87%、電話11%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性39%、女性60%、不明1%で、世代別では30歳代33%、40歳代32%、20歳代15%、50歳代13%、60歳以上5%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は3,732件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

金銭授受スキャンダルで大臣が辞任することになったが、この「政治とカネ」を取り扱った番組に対して、偏向しているなど様々な意見が寄せられた。
バス転落の痛ましい事故があったが、まだ原因がはっきりしていないのに、断定的に報じるのは如何なものかなどといった意見が寄せられた。
人気アイドルグループの解散騒動で、謝罪コメントを放送した番組に対して、パワハラみたいだったという意見や、それを扱った情報番組に対しては、ツイッターに寄せられた意見と放送内容はだいぶニュアンスが違うのではないのか、といった批判などが多く寄せられた。
人気女性タレントとバンドボーカルの不倫問題に関し、 番組の出演を自粛するべきだといった意見や、SNSの個人的なやり取りを紹介するのは如何なものかといった意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は45件、CMについては45件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は129件で、前月から10件増加した。
今月は、「表現・演出」が22件と最も多く、次に「いじめ・虐待」「その他」がともに20件、「性的表現」が14件と続いた。
「表現・演出」については、人気アイドルグループが自身の解散騒動について報告したシーンに対して、「強制的に言わされているように感じ、見せしめのようだ。子どもが視聴している時間帯にはふさわしくない」との意見が多数寄せられた。
「いじめ・虐待」については、いわゆる"どっきり番組"についての意見が目立った。「性的表現」では、深夜帯に放送されたアニメでの自慰行為に関するシーンについて、複数の意見があった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 大臣の金銭授受スキャンダルの報道に公平さがない。コメンテーター各氏が、週刊誌情報の真偽を確かめもせず、思いつきで政権への打撃を述べている。大臣は「確かめて1週間以内に説明する」と言っているので、それを待って論評すべきだ。或いは自ら調べ、責任ある発言をすべきだ。

  • 大臣辞任のニュースで、擁護する意見が多かった。主に擁護していたのは2人のコメンテーターだったが、ともに家族が政権党の議員だったり、関係者だ。一方に偏向している意見だと感じた。キャスティングも含め、恣意的な意図を感じた。

  • 大臣の賄賂疑惑をきちんと伝えているのはよかったと思うが、「TPPをまとめた人だから残念」などと、TPP合意の功績をたたえるものが多かった。しかし、関税が相当下げられ、日本の農業・畜産業にはダメージになることが予想される。このような懸念もあるのに、「賄賂はもらったかもしれないが、TPPを成功させた」という安直なストーリーで報道するのは如何なものか。

  • 軽井沢でバス転落の痛ましい事故があった。その際、亡くなられた方の個人的な投稿動画やプライベートな話を紹介していた。亡くなった方のプライベートな情報、卒業アルバム等、報道する必要があるのだろうか。亡くなった方には個人情報の保護は無用であるため、報道するということなのか。いたずらに亡くなった方の悲しみを煽ることで、バス会社を被告として糾弾する世論を作りたいのか。事件・事故で亡くなられた方やその友人・家族を含めたプライベートの報道が本当に必要であるのか、ぜひ議論をしていただきたい。

  • 長野のバス事故に関してコメンテーターが、亡くなった運転手さんに対して「こんな運転がヘタなものに運転させるから事故がおきた」と断言していたが、まだ原因が判明していないのだから発言は慎重でなければいけない。

  • 長野でバス会社を経営しているものだ。軽井沢で発生したバス事故について、コメンテーターが「バス協会に入っていないバス会社は安全運転が出来ない」と言った。協会に加入するのは任意で、全てのバス会社が加入するものではない。運輸に関する情報はバス協会に入っていればバス協会から、協会に入っていなければ運輸局から直接もらえる。加入しなくても安全にはきちんと対応出来ている。バス協会に加入していないことが悪いような発言は慎んでもらいたい。

  • 長野スキーツアーバス転落事故についての報道の中で、事故の原因はある政権でのバス規制緩和だと断定し、映像も流していた。しかし、バス規制緩和は違う政権で行われたものだ。まちがった情報だと思うが、訂正しないのは如何なものか。

  • 各政党などの代表の他、一般人の方々が出演者していた。その中で建築板金業の人物が「いまの政権の方がまだましかな」と発言した。ところで、彼は一般人ではなく区議会議員だったことをインターネットで知った。さらに彼は番組ディレクターと知り合いだという。議員であることを隠して出演させることは、如何なものか。

  • 川で17歳の男性の遺体が見つかった事件で、同僚ら4人に殺人容疑で逮捕状が請求されたという速報が放送された。この中で、被害者の少年の顔が映った写真と氏名が報じられた。少年を含む加害者の写真や氏名が明らかにされないのに、被害者のプライバシーが曝されるのは如何なものか。こうした事件報道の際に被害者の情報が保護されないことはおかしい。

  • 関東地方で大雪が降ったニュースを朝から延々と全国放送しているが、国民のすべてがその情報を必要としているわけではない。交通機関の乱れも関東のローカル番組で放送するだけでよい。九州に住む我々は全く関係がないことだ。東京中心のニュース報道には辟易する。

【番組全般・その他】

  • 人気アイドルグループが、解散騒動に関して番組で釈明や謝罪をしていたが、違和感を覚えた。謝罪するべきは、騒動を起こした事務所サイドであって、アイドルグループではない。事務所によるパワハラ、公開イジメのようだった。移籍問題は大人の事情によるものだ。夢を与えるはずのタレントの、あのような姿は見たくなかった。テレビ局に対して、どれだけの圧力があったか知らないが、放送する必要などなかったのではないか。弱い者いじめの構図をまざまざと見せつけられたようで、不愉快だった。

  • 番組公式ツイッターで、アイドルグループの会見に対する感想を募集していた。番組で取り上げられたツイートは、会見に対して肯定的な意見がほとんどで、私がサイトで実際に見た多くのツイートの印象とは真逆だった。これは情報操作ではないか。報道番組であるにもかかわらず、虚偽の印象を作り上げ、それをあたかも真実であるように視聴者に伝えているということはどうなのだろうか。

  • アイドルグループの解散報道について、街頭インタビューの様子を流した。みなさん口々に解散しなくて良かった、存続になって良かったという内容ばかりだった。ネットでは逆の意見や、謝罪するべきことなのかなど、4人を心配する声、1人を非難する声など、様々な声が挙げられている。どちらかというと良かったという意見は少なかった。偏った意見、感想だけを放送しているのではないのか。

  • アイドルグループの話題が大部分で、報道番組の役割を果たしていない。この騒動で、スポーツ新聞の記事を引用しすぎである。「憶測記事」が多いにもかかわらず、番組として記事の裏付けもせず、記事を読むだけの放送は問題がある。以前からあったことだが、今回は度を越している。これを機にスポーツ新聞の引用には歯止めがかけられるべきだ。

  • メンバーが心境を話すどころか、公共の電波で事務所に対して謝罪させられていただけだった。企業による公開パワハラであり、電波の私物化だ。罪を犯したわけでもないのに、黒いスーツと黒のネクタイだった。葬儀を思わせる衣装と演出も陰湿だった。自分の心からの謝罪ではなく、言わされていることは画面から伝わってくる。放送すべきではなかった。

  • 不倫騒動を起こした後も何食わぬ顔で出演している。影響力の強いタレントが不倫という行為をしておきながら、テレビに出演しているということは如何なものか。不倫をしても許されると解釈してしまう人々が出てしまうのではないか。ましてや子どもも見ている番組だ。

  • 不倫をしていて、離婚届を「卒論」などと揶揄する女性タレントを出演させないでほしい。人の家庭を壊しておいて平気で笑っている姿を見ることが不快でならない。以前は好感度の高いタレントだったのかもしれないが、主婦の立場からすると、筆舌しがたいほどの不快な存在だ。

  • 女性タレントの男性ミュージシャンとの不倫の話題を取り上げた。その際2人のLINEでのやり取りを詳細に伝えていた。不倫はいけないことではあるが、LINEでの個人的なやり取りを公にしたことはやり過ぎではないのか。

  • 女性タレントとバンドボーカルの不倫を取り上げていたが、トップで扱うようなことではない。出演者は不自然なまでに不倫を擁護し、二人を知る人にも取材していて「彼は不倫していても良い曲を作る人」などと持ち上げる始末だった。不倫という不道徳な行為を、ニュースを取り扱う番組で軽く話題にし、ふざけ半分で放送することに納得がいかない。

  • 人気女性タレントの不倫に関する報道だが、不倫は社会的に許されることではない。しかし、マスコミが騒ぎ立てることではなく、当事者間で解決されるべきことだ。不倫報道よりも、もっと報道すべきことがあるのではないか。

  • 男性タレントが司会をしているが、2年間ほど異常なほど発言が少なく奇妙に感じていた。番組プロデューサーとの酒席での「確執」により発言がカットされていたとのことだが、もしそれが本当ならば、視聴者に対してもそうであるが、タレントにとっても大変失礼ではないのか。番組に私情を持ち込み、発言を大幅カットするなど、立派なパワハラだ。

  • 芸人のネタが、障害者をバカにしたような内容だった。私のように障害者と関わりあっている者から見たら、とてもバカにしているかのようだった。この時間帯は様々な家族が見るわけで、悪意がなくやったとしても、このようなネタは避けてほしい。

  • またしても食べ物を粗末にする番組を正月特番で放送していた。日々の食生活にさえ窮する家庭が増えている時に、このような不謹慎な番組を放送することは、間違っている。

  • 海外に寿司やラーメンのマズイ店があり、日本人が正すという内容だった。日本人のプロが新人として潜入し、店の実態を暴いた後で正体を現すという流れだった。分かりやすい勧善懲悪モノだが、海外で独自発展した文化を悪者扱いし、取材協力してくれた店の人を騙すやり方は、気持ち悪かった。また、その海外の店を完全な悪者にするためか、紹介された店の内容があまりにもひど過ぎるものだった。自分たちで都合のいいように仕立て上げ、それを真実として放送するのは如何なものか。

  • 東日本大震災といえば、東北地方を中心とした津波や原発による被害が印象的だ。おそらく、5年目の3月11日もそういった報道が中心になるのではないか。当時静岡県に住んでいた中学生の私にとって印象的だったのは、ACジャパンのCMだった。そればかり延々と流れる様子を見て、本当に非常事態だと思い知った。今でも、あのCMを見ると震災のことを思い出す。もちろんあのCMを不快に思う人もいるかもしれない。当時のCMを11日に合わせてもう一度放送していただくことはできないだろうか。あの時のことを風化させたくない。

  • "客引き"の特集をしていた。その中で、タレントが「こういうことを楽しんだ」といった趣旨の発言をしていた。また違うタレントは「この子たちは良い子ですよ」と擁護していた。とんでもない話だ。彼らは"ヤクザ"という反社会勢力の下部組織の人間だ。家出少女たちを、最初はキャバクラやガールズバーへ、そして徐々に風俗の社会へと引きずり込んでいく。テレビでタレントがこのような発言をすれば、何も知らない未成年が食い物にされる。

  • 猫にとって有害なチョコレート、ナッツ類、乳製品を与えている動画が、何の注意喚起もなく放送されていた。ユーチューブの動画等の抜粋も含まれているが、専門家による動画上の問題点の精査もなく、このような放送がされていることに失望した。メディアの影響力の大きさを考えれば、このような動画は「知らなかった」では済まされない。もしも「動画がかわいかったから」と、視聴者が真似をすれば、ある種の無自覚での動物虐待にもつながりかねない。番組制作者は自身のメディアの影響力をもっとよく理解し、内容に責任を持つべきだ。

  • 毎年楽しみにしている番組だが、実況が選手やチームメイトのプライベートな話題を、やたら美談や感動的なものとして話していた。選手ならまだしもチームメイトのことなど、そこまで話す必要があるのか。視聴者は選手の一生懸命に走る姿が見たいのであって、テレビ局側が美談と感動に持っていきたいことが見え見えだった。

  • 刑務所から出所してきた男性が更生するという内容の中で、出所後1か月で警備員になったとあった。警備業法からすると、違和感を覚えるのだが、如何なものか。

  • 夫婦生活のストレスを発散する突破法として、妻が夫に賞味期限切れの食品を繰り返し食べさせる、という実体験が紹介された。物によっては重篤な体調不良を引き起こす可能性もある。突破法として紹介しているため、真似をする人がいるかもしれない。

  • 外国人の若い女の子がヒッチハイクで日本縦断をする企画だった。私が居住している市で、個人の家で泊めてもらえる人を探したが、5時間も声掛けしてダメだったという内容だった。人情だけで日本を回れるかという企画のようだが、これではまるで私の居住区の人間は非情なように思われてしまう。最後に宿泊を許可した人は、写真家として活躍している方ということだが、事前に打ち合わせ済みだったようにも思える。各自事情がある。簡単に泊めてと言われても泊められない。しかも収録日は駅前で祭りがあり、各地からたくさん人が来ていた。素性がわからない人を泊めろというのは無理がある。

  • 「チ○コ」「う○こ」という名前の人を探すとのコーナーに対して、不快感を覚えた。まずコーナー自体が人の名前をおちょくるような取り上げ方をしているし、実際にいた方への配慮も何もない。スタジオにいたタレントのコメント自体も明らかに侮辱しているようにしか見えなかった。

  • コーナーで不倫を扱っていたが、その際に「女性の4人のうち1人が不倫をしたことがある」としていた。どこの調査結果かも明らかにしていないので分からないし、現実はそんなことは存在していないと思う。さも事実のような言い方をしていて疑問に感じた。そして一般の独身女性の不倫経験談を流していたが、社会的倫理感が著しく欠如していると思った。

  • 大相撲の大関が優勝するかもしれないという報道をする際、「数年ぶりの日本人力士優勝なるか!?」と報道することは、他の力士の方々、今まで努力して優勝された多くの力士の方々への、人種差別的表現ではないのか。

  • ひったくり犯の似顔絵をターゲットが書くというドッキリで、女性の鞄をひったくるシーンが4、5回あった。ひったくりは犯罪なのに、そのシーンを何回も流し、スタジオのタレントが爆笑していた。違和感と不快感を覚えた。またこのロケは一般道から見える場所で行われていたので、ひったくり(ドッキリ)を見た一般人が、本当の事件だと思い警察に通報する可能性もある。こういったドッキリは今後一切やめてもらいたい。

【ラジオ】

  • 警視庁の方が電話出演し、マイナンバー詐欺の事例を紹介していた。その中で、「国や地方公共団体の職員が年金、保険の状況を電話で尋ねることはないので、かかってきたら警察専用ダイヤルに電話するように」と発言していた。私は地方公共団体からの委託で国民健康保険や、住民税、国民年金などの未納者に対する電話督励業務に従事している。最近、電話先で要件を伝えても「詐欺ではないか」と取り合ってもらえないことが多く、困るケースが増えている。犯罪の抑止が重要であることは当然だが、正当に業務として電話を使っている人たちもいるのだということをきちんと周知していただきたい。

  • 今年からメッセージを投稿する際に住所・氏名その他連絡先を記載していることが投稿を採用する際の判断基準になると、番組パーソナリティーが言っていた。そして、一度投稿するとそれら情報を(番組側で)記録するとも言っていたのだが、聴取者の投稿により個人情報を収集し、データベースを作成するような行為とも思われ、問題があるのではないか。個人情報を収集しながら利用目的も明らかにされておらず、疑問である。

  • 以前からずっと気になっているのだが、ラジオショッピングが胡散臭過ぎる。問題が大きくなる前に一度確認していただきたい。映像のないラジオを良いことに、目で見なければ確認しようのないことを連発し、商品を紹介する。例えば、どこのだれかも分からない人の名前を出し「数週間で数キロやせた」と言うと、有名DJが「えーっ、それはすごいですね」と言ったり、「商品の紹介者が自身も使用している」と言うと、またも有名DJが、「以前と比べてすごいやせましたよね」などと言う。好き放題、適当なことを言っているようだ。

【CM】

  • トラックのCMだが、このCMはトラックドライバーの自分にとっては素晴らしいと思う。確かに内容は自社製トラックのCMではあるが、そこにはトラックドライバーに対する応援メッセージも含まれている。何かと世間から悪者扱いされがちなトラックに対するイメージを払拭させる内容だ。また、トラックドライバーは「底辺職」「免許さえあればバカでもなれる」等の偏見をされがちな職業だが、実際に日本の物流を支えているはトラックであり、自社製品のPRの中にも、このような形でトラックの重要性・必要性を伝えてもらえることはありがたい。

  • 子どもに大人気のアニメで、ゲームも多数あり、宣伝をすることは構わないが、携帯ゲームのCMは疑問だ。女性が肌を露出したり、胸元もギリギリ露出したりしているのは如何なものか。性的興味を触発するCMでいいのか。子どものことも考えて制作してほしい。

  • ソーシャルゲームのCMは、卑猥なことを連想させるような表現でとても不快だ。表現として問題はないのか。高校生の男女が図書館のようなところで向き合って男子が耳打ちぎみに「ねぇ、女子も〇〇るってほんと?」、女子が「〇〇ってたとしても言うわけないでしょ」などというバージョンなど、オナニーや性的なことを連想させるような表現で、このCMが流れる度に不快感を覚える。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • スポーツを取り上げたバラエティー番組で、プロ野球選手がタレントに土下座していた。ゲームに負けたチームがゲームを続けてもらうために土下座をしたのだが、そのような行為が必要なのだろうか。とても不愉快なシーンであり、子どもたちにも悪い影響を与えると思う。

【「いじめ、虐待」に関する意見】

  • 自身が経験した面白い話を披露するバラエティー番組で、タレントが自分の元マネージャーの滑舌の悪さや吃音を笑いのネタにしていた。これらは生まれついての身体的な問題の場合が多く、本人にとっては深刻な問題である。それをタレントが面白おかしく話すのは、こうした問題を抱える人たちを馬鹿にしているのと同じだ。また、子どもが真似をして悪質ないじめにつながることも考えられる。

  • いわゆる"どっきり番組"で、タレントが暴力団の宴会に呼ばれるという設定があったが、当該タレントは恐怖で汗だらけになっていた。まるでいじめのようである。子どもたちはこの程度のことならやっていいと思ってしまう。こうした番組のあり方を考え直してほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • バラエティー番組で、新婚のタレントが有名占い師に占ってもらうシーンがあったが、占い師が「セックス」と連呼していた。子どもも見ている時間帯の番組であり、家族で視聴していたので、とても不快だった。

  • 深夜帯のアニメ番組で、自慰行為をしようとしたところを兄弟に見られ、からかわれるというシーンがあった。深夜帯ではあるが、もう少し青少年の視聴にも配慮してはどうか。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 多くの情報番組で"荒れた成人式"を取り上げていたが、壇上で暴れたり、常識外れの格好をしたりしている成人はほんの一部に過ぎない。テレビで取り上げるから真似する人が出てきてしまうのだ。青少年への影響を考えた上で取り上げてほしい。

【「犯罪の助長」に関する意見】

  • お笑いタレント数人で複数のチームを作り、車で移動しながら、与えられた課題をクリアしていくバラエティー番組で、敵チームの移動を妨害するためにETCカードを抜いたり、タイヤを外したりしていた。こうした行為は犯罪になりかねない。お正月の子どもも見ているような時間帯に放送する内容ではない。

【「危険行為」に関する意見】

  • お笑いタレントがラグビー日本代表である五郎丸選手のプレースキックのポーズを真似て、無防備のタレントの背後から肛門に指を突き刺していたが、大変危険な行為だ。子どもたちが真似しかねないし、当該ラグビー選手にも失礼だ。

2015年12月に視聴者から寄せられた意見

2015年12月に視聴者から寄せられた意見

暴力団の内部抗争を大きく取り上げているが、まるで社会の重要人物みたいな扱いで、違和感を覚えたなどの意見。女性のお天気キャスターが生放送中に突然泣き出したことを扱った番組に対し、笑いのネタにするのは如何なものかなどといった意見があった。

2015年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,202件で、先月と比較して288件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話26%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性77%、女性22%、不明1%で、世代別では40歳代26%、30歳代25%、20歳代17%、50歳代16%、60歳以上14%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は527件【44局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、17件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

暴力団の内部抗争を大きく取り上げているが、まるで社会の重要人物みたいな扱いで、違和感を覚えたなどの意見が寄せられた。
女性のお天気キャスターが生放送中に突然泣き出したことを扱った番組に対し、笑いのネタにするのは如何なものかなどといった意見があった。
ラジオに関する意見は46件、CMについては35件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は119件で、前月から6件増加した。
今月は、「表現・演出」「低俗、モラルに反する」がそれぞれ19件と最も多く、次に「視聴者意見への反論・同意」が15件、「暴力・殺人・残虐シーン」「性的表現」がともに14件と続いた。
「表現・演出」については、いわゆる"ドッキリ番組"についての意見が複数寄せられている。「低俗、モラルに反する」では、深夜帯に放送された生放送のバラエティー番組に一般視聴者の小学生が電話で出演したことについて、多数の意見があった。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、ドラマでの猟奇的なシーンやバラエティー番組での暴力的な映像が子どもに与える影響を懸念する声が多かった。「性的表現」については、お笑いタレントのネタに性的内容が含まれている場合は放送時間帯に配慮すべきとの意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 暴力団の内部抗争を大きく取り上げているが、暴力団の話題を一般のニュースと同列に扱うなどとんでもない。「組織のナンバー3が云々」とも言っているが、政界か財界の重鎮のような呼びかたで、暴力団員に使うには不適切だ。暴力団関連の話題を伝えることには反対だが、どうしても必要な場合は美化しないように気をつけてほしい。

  • 妻が夫を毒殺しようとしたという事件について放送していた。使われた2種類の毒のうち"キョウチクトウ"について、毒があると詳細に説明していた。全国の公園や街路樹に植えられており、園芸店でも簡単に入手できるとまで言っていたが、如何なものか。よからぬ考えを持った人物がこの情報を得て、犯罪に利用しないとも限らない。放送内容については、もっと慎重に検討するべきだ。

  • 裁判員裁判制度による初の死刑が執行された。判決に関わった裁判員に電話取材をしていたが、なぜその必要があるのか。そのままの音声を流していたが、コメントで良かったのではないだろうか。判決に負担を感じているだろう裁判員に、更にマスコミへの対応という負担まで負わすつもりなのか。

  • 女子中学生に会う男性などを特集していたが、そのやり方に疑問を感じた。放送局側が女子中学生と偽り、出会い系サイトを通じ男性と会う約束をし、実際にその現場に現れた男性に対し、追いかけ取材を行っていた。確かに出会い系サイトなどを通じ、女子中学生と会う男性の行為は許されることではない。ただテレビ局側の正義を振りかざした取材方法に、強く疑問を持った。

  • 自転車の交通安全に関するニュースで、コメンテーターが「実は私は自転車の飲酒運転をしている」と言った。発言を聞いてキャスターの顔色が変わっていたが、そういうコメンテーターを出演させるのは、如何なものか。

  • 福岡市の人口が神戸市を抜き、全国5番目になるというニュースについて、福岡市と神戸市でインタビューをしていた。福岡市では、明るいバックグラウンドミュージックを流し、勢いのある街という演出をしていた。一方、神戸市では、高齢者にインタビューをして、もの悲しく暗いバックグラウンドミュージックを流し、衰退した街であるという演出をしていた。明らかに神戸市が衰退しているという結果にもっていきたい、結論ありきの取材だったのではないのか。また、高齢者を街の衰退の象徴と位置付けているようにも感じられ、不愉快だった。

  • 女子中学生が先月から行方不明になっていた事件で、容疑者が捕まり本人が保護された。そのことを伝える際、女生徒の顔写真と氏名を何度も出していた。被害者に対する配慮に欠けているのではないか。若い女性が被害者となるこの種の事件では、公開捜査の段階で氏名と写真を出すものの、解決と同時にそれらを伏せることが常識なのではないのか。

【番組全般・その他】

  • 女性お天気キャスターが放送中に泣き出してしまった他局の出来事を取り上げていたが、キャスターは、「ネタにしたい話だ」という趣旨のことを笑いながら述べていた。揶揄して笑いのネタにするのは如何なものか。気象予報士の若い男性が、彼女の気持ちを擁護していたが、番組の流れはこの女性キャスターをバカにするようなタッチだった。

  • テレビでよく見る裸芸人が出演していた。普通のお店への取材であるにもかかわらず、パンツ1枚で訪れてインタビューしていた。"持ちネタ"であるにせよ、街中をパンツ1枚で歩いて見知らぬ人に話しかける様には、違和感があった。ある種、公然わいせつにも等しい。せめて道を歩く時くらい、上着を羽織るなど考慮するべきではないか。

  • 人間として人生を頑張っている人を紹介し、共感や励ましにもなる、とてもよい番組だ。ただ一点、この番組に限らず、元暴走族やそれに準ずる人に焦点をあてている点が気になる。焦点をあてられた人が元「何々」だった時に、深い心の傷を与えてしまった人たちに対しての配慮などが、この手の番組にはない。かつて被害を蒙った家族として、意見したい。

  • 伝説の大女優の、生前の隠し撮りされたであろう映像を流すことは、如何なものか。一切の芸能活動から身を引いて静かに暮らしていた生活を隠し撮りして、亡くなったと同時に公開するなど、礼節に欠けている。本人も女優時代の姿をファンには記憶してほしかったであろうし、ファンも女優時代の彼女をいつまでも覚えていたかっただろう。

  • ドッキリ企画をしかけるのだが、ドッキリの内容が"寝起きに突撃取材"などという単純なものではなく、"もし高級車を内緒で購入したら"や"妊娠していたら"など、家庭崩壊につながりかねない悪質なテーマが多く、不快になる。こんなくだらない番組ではなく、もっとまじめなドキュメンタリー番組を放送してほしい。

  • 警察の密着番組を見た。警察官がいかに頑張っているかを伝えるという趣旨はよくわかるが、不祥事が多い警察を持ち上げている気がする。自分の身内や友人には警察官もいて内情を聞いているが、内容には過剰な演出があると思う。

  • 放送の中で外国語を平然と使用しているが、日本語にかえることが出来ない固有名詞ならともかく、何でもかんでも外国語を使用している解説者が多々見受けられる。もっと日本語を大事にしてほしい。

  • スポーツコーナーのコメンテーターが、日本のプロ野球からアメリカのメジャーリーグへのポスティングシステムについて、「人身売買」という表現をした。ポスティングシステムは、日米両国の機構で取り決めた正当な方法だ。移籍希望する日本人選手を「人身売買される奴隷」扱いしたということにもなり、人権意識の欠如を示している。

  • 放送に対してやたらと批判的なニュースばかり目にするが、素晴らしい番組も中にはあり、批判するだけではなく、優れた番組を制作するテレビ局を表彰する機会などをもっと増やしてほしい。

  • 部屋で寝ているお笑い芸人に、「毎朝50kgの土砂をかけるとどうなるか」というかって放送した企画を紹介していた。顔から全身に土砂をかけて埋めていく映像を、お笑い芸人などが見て大笑いしていた。日本国内では大雨による土砂災害で尊い命を失った方がいるというのに、「土砂をかけて笑う」というのは信じられない。

  • 仕掛け人が同性愛者のフリをして、その秘密をターゲットが守るかどうか試すという内容だった。仕掛け人が男性相手にわざと抱き合う場面があり、「気持ち悪いポーズ」「恐怖」などと説明していて、残念に思った。同性愛者に対する差別的表現ではないか。番組制作者は同性愛者に対して「気持ち悪い」「怖い」と感じることがあるのかもしれないが、偏見であると知ってほしい。

  • 10年間日本に住み、飲食業界のサラリーマンである外国人の私にとって、内容がかなり失礼だった。見る人を笑わせながら日本のラーメン屋の優越性を主張するための番組だと思うが、内容と実情が一致していなかった。オーナーやスタッフをバカにしすぎていた。海外で頑張って日本食文化を広めようとしている方々にとって大きな侮辱だ。

  • 生の鶏肉を提供する店を紹介していた。「"新鮮"だから生で食べられる」と言っていたが、新鮮なものほど、菌がいるのだ。テレビで放送することにより、視聴者に鶏肉は生でも平気で食べられるという誤解を与えることになる。全国放送なのだから、そういったことを確認してから放送していただきたい。

【ラジオ】

  • 聴取率週間の一環として各ラジオ局が「現金や豪華商品などが当たるスペシャルウィーク」などを謳い文句にして、普段から聴取しているリスナーを蔑ろにした特別編成を組んでいる。さらにラジオ・テレビ兼営局に至っては、テレビ番組でもラジオのスペシャルウィークの宣伝すらしている。若者のラジオ離れやインターネットのせいにして広告費収入をぼやきながら、スペシャルウイーク中だけ出現するリスナーに現金や商品をばら撒くのは逆効果だ。

  • 「ワイドFM」というものが開局した。今日は、開局初日ということで、3人がメインでトークしていたのだが、話の内容は、あまりにも下世話で品のない発言が多かった。ラジオであっても言っていいことと悪いことがある。聴いていて気分が悪くなった。

【CM】

  • テレビ通販で「割引セール中につき、セットで○○万円」などと宣伝することがよくある。その○○万円という価格に目が奪われがちだが、実際にはそこに消費税や配送料などかなりの金額が加算される。本体価格である"○○万円"の数字につられてつい注文したくなるが、電話をして消費税や配送料のことを知り、断念することもある。総額が一目で分かるようにもっと大きくはっきりと表示すべきだ。

  • 爬虫両生類・有袋類・鳥類・哺乳小動物の展示・即売会のコマーシャルが流れているが、動物の命の売り買いは決して良いことではない。安易なテレビCMはやめてもらいたい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • タレントに仕掛けを施して驚く様を隠し撮りする、"ドッキリ番組"をしばしば見かける。特殊詐欺やいじめが社会問題化している中、このような番組は「人をだましてもいい」「だまされた人を笑ってもいい」「隠し撮りをしてもいい」との誤ったメッセージを視聴者に伝えることにならないか心配だ。

【「低俗、モラルに反する」との意見】

  • 深夜帯の生放送のバラエティー番組に、視聴者である小学生が電話出演していた。当該番組は視聴者から不幸な話をはがきで募集して、その話の内容によってプレゼントをもらえるというものだが、電話をかける相手を番組スタッフが選んでいるようだった。夜遅くに子どもからのはがきを選び、出演させるのはいかがなものか。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • ドラマの中で、主役である女性の体を刃物で次々に刺していくシーンがあり、子どもたちが影響を受けないのだろうかと心配になった。映画には年齢制限があるが、地上波テレビにはない。表現の自由やリアリティーを追求する演出も大事だとは思うが、テレビには年齢制限がないからこそ、このような映像にはもっと配慮が必要ではないか。

  • バラエティー番組で、お笑いタレントが他の出演者の胸に突然飛び蹴りをしていた。胸への飛び蹴りは大けがや、場合によっては死に至る可能性もある行為だ。子どもが真似するおそれもあるので、このようなシーンを放送しないでほしい。

  • プロ野球の乱闘シーンにふざけた実況解説をつけるなどして、面白おかしく取り上げていた。暴力を正当化しているようにも思われ、これを見た青少年への影響を懸念している。暴力行為を球団は批判しており、罰金などを科しているし、場合によっては刑事事件になる可能性もある。スポーツ界だけではなく、一般社会でも許されない行為を公共の電波で面白おかしく放送したことに強く抗議する。

【「性的シーン」に関する意見】

  • 昼間に放送されたバラエティー番組で、お笑いタレントが「セフレ」(性交のみの関係を意味する言葉)と連呼していた。コントのネタではあるが、子どもも見ている時間帯であり、非常に不快だった。

2015年11月に視聴者から寄せられた意見

2015年11月に視聴者から寄せられた意見

パリの同時多発テロ事件で、民放各局がいまだに使っている「イスラム国」という呼び名は如何なものかという意見。BPO放送倫理検証委員会が出した意見書で、権力の番組への介入を批判したことに対して、「納得できない」といった反論や、「頑張ってほしい」といったエールまで、賛否両論の意見など。

2015年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,490件で、先月と比較して344件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール68%、電話29%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性73%、女性25%、不明2%で、世代別では40歳代28%、30歳代24%、50歳代19%、60歳以上14%、20歳代13%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は580件【44局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

フランスはパリで同時多発テロ事件が発生したが、民放局のニュースでいまだに「イスラム国」という呼び名を使っているが、如何なものかという意見などが寄せられた。
BPOの放送倫理検証委員会が出した意見書で、権力の番組への介入を批判したことに対して、「納得できない」といった反論や、「頑張ってほしい」といったエールまで、賛否両論様々な意見が多数寄せられた。
視聴者参加型のクイズ番組で、微妙な政治問題を賞金の出るゲームの対象にするのは、不謹慎だといった批判が寄せられた。
ラジオに関する意見は50件、CMについては41件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は113件で、前月から28件増加した。
今月は、「性的表現」が18件と最も多く、次に「暴力・殺人・残虐シーン」「報道・情報」がともに16件、「表現・演出」「視聴者意見への反論・同意」が14件と続いた。
「性的表現」は、子ども向けアニメ番組に登場するキャラクターの設定について多くの意見が寄せられた。「報道・情報」については、テロに関する報道が子どもに与える影響を懸念する声や、子どもへのインタビューについての意見が目立った。「視聴者意見への反論・同意」では、アニメ番組に残虐なシーンがあったとの視聴者意見について、「物語のテーマや背景を踏まえると必要なシーンである」「単なる残虐シーンではなく、命の尊さや平和を考える貴重な機会にもなり得る」などの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • イスラム過激派ISについての報道だが、差別を助長するなどという理由でISもしくはISILという呼び方に改めるべきという国際的な風潮の中で、未だに民放各局が「イスラム国」という呼び名を用い続けているのはおかしい。そもそも、ISは表向きは過激な思想を持つイスラム教徒の集まりということになっているが、実際はイスラム教徒のふりをしているだけの人間が大半だ。その証拠にイスラム圏以外の国の人間もかなり多いらしい。差別を助長しかねない「イスラム国」という名称は使うべきではない。

  • パリのテロ現場に居合わせた当事者が携帯端末で撮影した動画を放送していた。その動画中、多数の亡骸が映っていた。亡骸の映像にはモザイクが施されていた。人が亡くなった現場の動画を、モザイク処理はしたとしても、簡単に放送してはいけないのではないか。

  • 欧州の移民問題についての報道で、移民や難民受け入れ制限を主張する政党を「極右」として報道していた。彼らの主張は自国の国益と相いれない犯罪者や、キャパシティーを超える移民や難民の大量受け入れを制限しようというものであり、主権国家としてごく当たり前のことだ。「極右」という表現を使うことは、印象操作だ。

  • ロシア軍機撃墜事件に触れた際に、有志連合によるISに対する連帯的な攻撃体制のことを指して「イスラム包囲網」という語を用いて解説を行っていた。「イスラム包囲網」という語は、ISとは関係のない無辜のムスリム国家に対する武力行使を連想させる。

  • 「BPOが政権の番組への介入を批判」というニュースを知った。私はBPOを強く支持する。そして政権による放送局への干渉を強く非難する。BPOはネット右翼や国粋主義者から多くの非難が来るだろうが、負けないでほしい。屈服しないでいただききたい。

  • NHK「クローズアップ現代」をめぐる意見書で、NHKを厳重注意した総務省を激しく非難したことについて、苦言を申し上げる。そもそも総務省および総務大臣は放送法の所管官庁であり、放送法に基づいてNHKを厳重注意したものであり、政府による個々の番組内容への介入という意見はお門違いと言わざるを得ない。総務大臣によるNHKへの行政指導は極めて適切な行為であった。NHK番組の問題発覚後に、BPOが即座に対応しなかったがために、総務省や政権が対応にあたったのであり、自らの責任を棚に上げて政府を批判することは、厚顔無恥な行為だ。

  • 「クローズアップ現代」について、BPOとして放送倫理違反があったとの見解をまとめて発表したこと自体は高く評価する。その中で政権による政治介入についての意見もしていたが、これについては全く納得できない。そもそも常日頃から、BPOがきちんとこういう放送倫理違反について厳しく各テレビ局に処分を出していれば、政治介入などが起きる余地もないはずである。各局の酷い偏向報道に関し、放置しているBPOの怠慢こそ非難されるべきだ。政府の批判をする前に、まずはテレビ局の身内の馴れ合い体質を厳しく律して、政治家から批判される余地を作らないことこそ、BPOがやるべきことではないのか。

  • 「クローズアップ現代~出家詐欺」報道に関する意見という、放送倫理検証委員会の決定内容について疑問を感じる。BPOというほぼ公的な機関が、決定内容の「終わりに」で突然「放送の自由」を盾に、政府や総務省からの批判を逆に非難しだすということは如何なものか。おかしい報道があれば、謙虚にききいれて是正するべきなのに、他者からの批判を受けつけないという姿勢は、BPOの存在意義を否定するものだ。マスメディアは普段より「報道の自由」を金科玉条のごとくかかげ、他者の非難ばかりしている傾向がある。外からの批判を「圧力」などと表現するようでは、BPOはマスメディアの手先だと言われても仕方がない。

  • 「委員長がんばれ」と言いたくてメールした。私は以前から政権が放送や新聞に圧力を掛けることは国家のあり方として極めて危険だと思っている。ましてや政党が何を言うかという怒りを覚える。放送内容についてはBPOに検証を任せるべきだ。BPOを応援している市民は沢山いる筈だ。政治家などに負けずに頑張ってほしい。

  • 先日発表されたBPOの意見書の内容を全面的に支持する。NHKの誤りをただすことは、BPOの本来の職責だと考える。また、放送の不偏不党を守る姿勢は、放送の本分であり、強いて言えば国民の「知る権利」を守ることに繋がる。その意味において、政権が行った諸々の所業に対して圧力そのものであると指摘したことは、まことに正当なものであった。この発表に対して、一部から批判する投稿があったと報道で知ったが、国民の大多数(サイレントマジョリティ)はBPOの理性ある見解を支持していると考えている。国民の「知る権利」を守るためにも毅然とした対応を堅持していただきたい。

  • NHK「クローズアップ現代」のやらせ指摘問題の意見書についてだが、BPOが設立して10年近くなるが、相変わらずやらせ、ねつ造が続いている。BPOがまったく機能していないと感じる。マスメディアは第4の権力であり、したがってBPOが政府を批判することは第4の権力であるマスメディアを援護していることにしかならない。権力内にいるBPOは今回の意見書をやり直し、政府・与党の部分を削除するべきだ。

  • 委員長の政権への反論はじつにまっとうだ。付記するものはない。委員長を非難する意見が多いそうだが、小生には理解できない。放送などのジャーナリズムは権力になびいてはならない。今のマスコミはおかしい。先の東日本震災後のマスコミは変質してしまった。BPOが権力からの壁になるようでは、日本のマスコミはジャーナリズムとは言えない。「BPOがんばれ」と言わねばならない現状は情けない。

  • ニュースを取り上げ、芸能人が論評する番組だが、維新の党分裂のニュースでは、一方的に大阪方に肩入れして、東京方を「おかげで復活当選できたくせに」などと罵っていた。この番組では、以前から大阪維新の会を擁護する意見やVTRしか放送されておらず、出演者も維新応援のメンバーで固められている。これから大阪W選挙まで時間のないなか、こんな番組が流れることは、公正な選挙に大きな影響を与える。

  • ニュースでドラマのように芝居じみた大袈裟なナレーションを映像に挿入する必要があるのか。ニュースはサスペンスドラマではない。事件・事故を大袈裟に誇張して報道することに、何の意味があるのか。アナウンサーが原稿を読み上げるだけで十分だ。物騒な事件をサスペンスドラマと一緒にしないでほしい。

  • 高齢者による交通事故の報道で、決まって「判断能力の低下」「認知症の可能性」について指摘している。しかし交通事故の要因は1件1件違っており、道路事情そのものが事故の引き金となることも少なくない。しかし実際の報道では他の要因を軽視して、事故をすべて年齢のせいにしてしまう。これは年齢ハラスメントと言えるのではないか。

  • 「流行語大賞」を紹介していた。候補は何十種類もあったにもかかわらず、「SEALDs」「戦争法案」「とりま廃案(とりあえずまあ)廃案)」など、反政府の意味合いを持つ言葉を強調していた。これ以上の偏向報道はやめるべきだ。

  • 男性が顔の皮を剥がされ殺害された事件で、通報した同居人が、逮捕や指名手配などを一切受けていないにもかかわらず、加害者であるかのような報道をしていた。「殺害された前日の晩、2人はケンカをしていた」や、コメンテーターの「顔の皮をはぐという行為は恐らく相手を独占したいという思いの表れ」などというコメントは、同居人が加害者であると断定しているようだ。不確定な要素と憶測で報道することは、報道番組としてあるまじき行為だ。

  • 女子高生殺害の事件で、容疑者の家宅捜査の際、「首絞めを題材にしたDVDが見つかった」などの情報とともに、「アニメキャラクターのフィギュアも発見」という、いかにもアニメオタクを犯罪者呼ばわりする放送があった。「アニメなんか見るような人間だから犯罪を犯すのだ」と言っているように見えた。

  • 「元議員、初公判欠席」を伝えていた。その際、世間を騒がせた前代未聞の「号泣会見」の映像をまたもや流し、映像の合間には彼の声を"効果音"のように使用していた。バカにしていることは明らかで、もはや"いじめ"とも受け取れるような演出だった。彼はすでにそれなりの世間的制裁を受けたはずだ。ニュースとして経過を伝えることは間違いではない。しかし必要以上に面白おかしく演出するべきではない。

【番組全般・その他】

  • 二択で多数派を選んで、多数派を選び続けて賞金を獲得するというゲーム番組だった。「飼うのは猫がいいか犬がいいか」程度の質問なら問題はない。しかし「改正安保法案が良いか、廃案か」という問いは問題がある。なぜ賞金を出すゲームに微妙な政治問題を入れたのか。何の疑問も持たず放送してしまうのは不謹慎だ。

  • "過激なペット"というコーナーで、中東の大富豪たちのあいだで猛獣をペットとして飼うことが流行していることを取り上げていた。猛獣を飼うことや密輸は、紹介された国でも違法であると述べた上で、このような深刻な問題を、おちゃらけた内容に仕上げていた。スタジオの司会者やゲスト達も、密輸ペット業者や猛獣をペットとして飼う大富豪たちが犯罪者であることを感じさせない笑顔やコメントだった。問題の重要さを軽視した内容となっており、不快だった。

  • 全てのスポーツ中継において言えることだが、人気が出てきたからといってマスコミによる取材が過熱しすぎている。フィギュアスケートやラグビー、テニス、高校野球、サッカーなど好成績をあげ人気がでてきた選手が出てくると、練習や試合直前の精神集中を行う大切な場所にまでカメラや取材陣が立ち入り、選手の妨害を行っている。選手達は練習不足や精神集中ができず、試合で好成績を出せない状態に陥いる。各スポーツの協会側の配慮が欠けている部分もあるかと思うが、せめて試合直前など、マスコミは選手に介入しないように心がけてほしい。

  • 10月末のハロウィーンで仮装した人が渋谷などの特定の地域に集中して、周辺の道路交通機関や利用者に迷惑をかけたが、テレビ局各社の取材が事態を悪化させていた。ハロウィーン前から「昨年はどうだった」等、「仮装して集まること」を呼びかけるような内容を放送していた。人が集まることで経済的な効果はあると思うが、混乱による怪我や揉め事、すりや痴漢など犯罪行為も比例して起こる。そういった事を局側は考えてほしい。

  • 埼玉県を題材にした漫画を取り上げていた。その中で「埼玉狩り」という言葉が使われていた。「ダさい」という言葉を「ダ埼玉」の略語として埼玉県を直接的に侮辱し嘲笑するために使用して以来、今日でも各局でこの言葉を使用している。このような特定の地域を侮辱し、嘲笑する言葉の使用は、当該地域に対する差別を助長するのみならず、そこに住む人の心を傷つけ、当該地域の出身者に対するいじめの原因にもつながる。

  • マイナンバー制度について「都市伝説をブッた斬る」として、副業が難しくなることに触れ、あたかも所得がバレないように副業する方法もあり、詳細については税理士などに相談するよう促す場面があった。ある意味、収入のごまかしや税法違反、更には詐欺の幇助ともとれる内容だった。

  • 岸和田市で暴走族が集まって暴走行為を繰り広げる事について取り上げていた。多数の警官が駆り出され、地元商店は迷惑行為を避けて店を閉めるという。それほど地元の人達に嫌われている暴走行為であるのに、出演者が「いいじゃないか、その日限りのことなのだし」「だんじりも同じようなものだ」などと擁護する発言をした。だんじり祭りと暴走行為を同列に論じるなどとんでもない。

  • 毎週楽しみに見ている。1時間があっという間に過ぎるほど、脚本もキャストも素晴らしい。久しぶりに、テレビドラマも捨てたものでないと思える作品に出会えた。これからも、このような質の高いドラマを制作して頂きたい。

  • 世の中には、病気と懸命に闘っている人がいる。その患者や家族は治療法がない病気に苦しみ、悲しみ、辛い思いを繰り返し、乗り越えながら1日を懸命に生きている。そういった病気をドラマに取り入れ、患者に対し誤解や偏見を招くようなフィクションとして放送し、患者や家族にさらなる精神的苦痛を与える。放送局からの患者家族に対する社会的いじめとしか思えない。制作者自身の家族がその病気だったとしても、素晴らしい作品だと家族に見せることができるのか。ドラマ制作に関わる方全員にお聞きしたい。

  • ディレクターのインタビューの模様が映されたが、一般の方に対してしつこい質問で相手の怒りを誘導し、自分の意見を押し通そうとする強引さだった。相手が喜んで質問に答えているならいいが、しつこさに辟易している様子も伺えた。このような手法でインタビューが行うのは如何なものか。一般の方の面白い意見を引き出すことが番組の主旨だが、相手を怒らせている様子、困っている様子さえも笑いに変えようとしている番組の作り方は問題がある。

  • 2歳児に喫煙をさせ、逮捕された親に関するニュースを放送していた。その後、他国で行われた児童虐待映像(親に無理やりタトゥーを掘られ泣き叫ぶ子どもの映像など)を次々に流した。日本以外の国の児童虐待の実態を報道する意図があったのかもしれないが、あまりにも痛々しい映像だった。そこまで放送する必要があるのだろうか。

【ラジオ】

  • 時事川柳のコーナーを楽しみにしている。毎回面白い川柳が披露され、笑ったり感心したりしている。しかしよく聞いていると、いつも同じ名前ばかりが読み上げられる。この日の放送では優秀作品の中から「大賞」が選ばれて賞金が贈られたが、受賞者はやはり常連の方だった。コーナーに投稿する人は限られていて、その中で上手な人は更に限られるのかも知れない。しかしコンクールならともかく、ラジオ番組である。優劣にこだわるあまり一部の熟練者の発表の場になっていることは残念だ。多少稚拙でも新しい投稿者の作品も紹介し、番組のフレッシュ化を図ってほしい。

  • この日のパーソナリティーは、まるでお酒を飲んでいるかのような口調で、他のメンバーとの会話もおかしかった。番組中に他のメンバーがたしなめる様子も聞いていて伝わってきた。酔った状態で進行してもいいのだろうか。

【CM】

  • 朝に子どもとテレビを見ていたら、いきなりホラー映画のCMが流れた。最新作らしい。恐ろしい台詞と最後のシーンは、大人としては怖くはないが、4歳と2歳の子ども達にはとても見せられなかった。小さい子達が見る時間帯に、何故あえてこのようなCMを流したのか。

  • 肺炎球菌の予防接種のCMが流れている。CMを見る限り、注射を打ちさえすれば全ての肺炎にかからないように受け取れる。しかし医師に聞いたところ、他の肺炎には効き目が無いとのことだった。視聴者に誤解を与えるようなCMは流すべきではない。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 子ども向けアニメ番組で、男性設定のキャラクターが女性化して、意味ありげにバナナを食べるシーンがあった。子どもには意味が分からないかもしれないが、親として非常に不愉快だった。

  • 日曜日昼のバラエティー番組における素人の出演者の「下ネタ」が度を越している。昔から家族で見ている番組であり残念だ。方向性を変えてほしい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • バラエティー番組を見ていたところ、ドラマの番組宣伝スポットCMがあり、首を吊るシーンが放送された。視聴していたバラエティー番組は家族だんらんに適した番組であり、家族で見ていた人も多いと思われる。自殺シーンは青少年への影響が大きいので、過激な番組宣伝スポットCMを放送するにあたっては、時間帯や現在視聴者が見ている番組の内容などを踏まえた配慮をしてほしい。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 東京都福生市で顔の皮膚がはがされた遺体が発見された事件の報道を見て気分が悪くなった。被害者の状態を詳細に伝える必要があったのか疑問だ。このような報道を子どもたちはどのように受け止めるのだろうか。大人の私でも具合が悪くなるような内容であり、成長過程の子どもたちの心に傷をつけてしまうのではないか。事実を伝えようとする報道の姿勢は分かるが、猟奇的な事件の殺害方法まで詳細に伝える必要はないと考える。

  • 老人が少女を自宅に連れ込んでいたずらしたニュースで、被害者である少女とその母親にインタビューしていた。顔は映さず、少女の音声は変えて放送していたが、事件内容を踏まえるとインタビューを放送したことが理解できない。

  • 糖尿病の児童に薬を与えないなど、適切な治療をさせずに死亡させたとして祈祷師が逮捕された事件のニュースで、亡くなった児童の同級生にインタビューしていた。インタビューを受けている児童は今にも泣きだしそうだった。同級生が亡くなってショックを受けている時に聞く必要があるのか疑問だ。亡くなった児童のことを聞くなら、担任や校長先生など、大人に聞けばいいのではないか。

2015年10月に視聴者から寄せられた意見

2015年10月に視聴者から寄せられた意見

TPPの大筋合意のニュースや番組に対して、是々非々の放送をしてほしいなどの意見や、ノーベル賞を受賞した2人の日本人科学者への質問が稚拙過ぎるといった意見。横浜市のマンションでのデータ改ざん問題に対する過剰な報道姿勢に、住人などから多くの批判が寄せられた。

2015年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,146件で、先月と比較して649件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール68%、電話29%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性70%、女性27%、不明3%で、世代別では40歳代28%、30歳代28%、50歳代18%、20歳代14%、60歳以上10%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は503件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

環太平洋経済連携協定いわゆるTPPが大筋合意したが、それを報じたニュースや情報番組に対して、是々非々の放送をしてほしいなどの意見が寄せられた。
2人の日本人科学者がノーベル賞を受賞したが、生中継に出演してくれた受賞者に対する質問が、あまりに稚拙だといった批判などが寄せられた。
横浜市のマンションでのデータ改ざん問題が発覚したが、ヘリ取材をはじめとする過剰な報道姿勢に対して、住人などから多くの批判が寄せられた。
再びゆとり世代を扱った番組に対して、ゆとり世代のいい面も紹介するべきだなどといった意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は36件、CMについては32件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は85件で、前月から、17件増加した。
今月は、「暴力・殺人・残虐シーン」が17件と最も多く、次に「性的表現」が12件、「表現・演出」が9件、「その他」が8件、「言葉」が7件と続いた。
「暴力・殺人・残虐シーン」は、少年が主人公のアニメ番組での射殺シーンなどについて多くの意見が寄せられたほか、ドラマの暴力シーンに関する意見も複数あった。
また、青少年委員会が深夜のバラエティー番組について審議することについて、賛否それぞれの意見があった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • TPPが大筋合意したが、デメリットばかり取り上げて政権批判しかしないことはおかしい。何故メリットも取り上げられないのか。もっと是々非々の放送をしてほしい。

  • TPPの報告の後に、政府の国内の農業支援策について論じていたが、農家のためになぜ税金を投入しなければならないのだとも受け取れる発言があった。これからの日本の農業の問題なのだから、もっと慎重にコメントしてほしい。

  • 物理学でノーベル賞を受賞した科学者に対しての生中継での質問が稚拙すぎる。また、全く関係のないことを言って笑いを取ろうとしていた。科学者に対して失礼だし、インタビューするならば、最低限の勉強をしてからにするべきだ。番組のレベルの低さを感じた。

  • データ改ざんの横浜市マンションの報道で、記者と名乗る人物がマンションの住民に声をかけ「説明会の資料がないか」と追いかけまわしているようだ。また、マンションの裏のお店の駐車場に中継車を置き、取材に応じるとも何も言っていないのに、いきなりカメラ数台に囲まれ、怖い思いをしたという話も聞いた。説明会の音声を入手し、巧みに編集して、あたかも説明会が大荒れだったかのような報道もしている。

  • 私は、今問題となっているマンションの住人である。建物を支える杭の一部が固い地盤に達してしないことが判明した後、ヘリコプターの騒音があったり、マンション前には多くの報道人が集まり、外出の際や子ども達の通学時に、インタビューを求められるなど、支障をきたしている。子ども達は集団登下校をせざるを得ない状況だ。また、連日、住民説明会が開催されているのだが、その様子を生中継する局もあり、夜間の騒音などの迷惑をこうむっている。私の所有している棟は何の問題もないし、また、傾きが確認された棟の住人も生活には全く支障がない。大げさに報道されることで、資産価値に影響を与えている。過剰な取材は控えていただきたい。

  • 横浜市の杭の問題が見つかったマンションについて、「今朝から杭の調査が始まった」と放送し、植木の撤去などの作業をする様子をヘリコプターで撮影していた。先週からヘリコプターの騒音でマンション住民だけでなく、地域住民全体が非常に迷惑している。マンション裏手のドラックストアに無断で中継車を停めたり、住民を追いかけまわして、いきなりカメラで撮影したり、取材のモラルを欠いている。子ども達は学校で「傾いたマンション」などと、言われて心を痛めている。

  • 横浜市内の大型マンションが傾く事態となっている件を取り上げた。その際、大阪の某マンションの雨漏りのことや、中国のマンションのドアが段ボールで出来ていることなど、今回の件に関係ないことまで例に出した。今一番不安な気持ちでいる横浜のマンションの住民の感情を逆なでするようなものだ。過剰な報道で、住民の感情を煽っているように思える。

  • 沖縄県の知事による「米軍基地移転承認の取り消し」について伝えていた。その際、男性キャスターが「知事は沖縄の民意を貫こうとしている」などと説明し、移転承認の取り消しが沖縄県民の総意であるかのように表現した。移転に賛成する県民もかなりいるそうなのだが、ニュースではそれらの人達の存在には触れず、反対派の主張だけを報道した。報道の偏りと言われても仕方がない。

  • 沖縄の辺野古基地問題を取り上げていたが、コメンテーターの男性が「地元の人のほとんどが基地に賛成」「知事の本音は辺野古基地建設反対ではなく、政府からの補助金を増やすための駆け引き」という趣旨の解説をした。さらに「現地で反対運動を行っているのはほとんどが本土の人か、日当をもらって出向いてきた人」などと述べた。そういった間違った情報をもとに出演者が議論していて、番組として酷かった。

  • 大阪では府知事、市長選挙まで1ヵ月を切っている。この状況で立候補を予定しているある政党の主たる代表を招き、放送することは、有権者に対しての投票誘導ともとれるのではないか。放送の公共性、公平性から見ても、重大な違反ではないのか。

  • 福島県内の放射線量に関する報道について疑問を持っている。報道では「風評被害」と言っているが、”風評被害”とは「根拠のない噂のために受ける被害」のことであって、今の福島の肉、魚、野菜などで基準値以上の数値が出ているといわれている。そのため”風評被害”という言葉はふさわしくない。地元のことを知らない人は報道を信じて、多量の放射線物質を含んだ食品を口にしてしまうだろう。いずれにしても、正しい情報を伝えてほしい。

  • 事件のニュースで気になる言葉がある。「全裸で」と「衣服を身に着けていない状態で」はどちらも嫌な言葉だが、どうしても報道の必要があるなら、「衣服を身に着けていない状態で」の方がまだ多少ましだ。「全裸で」という言葉は、あまりにも露骨だ。殺されただけでも気の毒なのに、顔写真とともに「全裸で」という言葉がつくと、自分が被害者だったら耐えられない。

  • 事件・事故の被害者や加害者の情報として、個人のブログやフェイスブック、街中の防犯カメラの映像を利用しているが、防犯カメラは法的にマスコミが安易に利用していいものなのか。また本人自ら行ったとはいえ、インターネット上に公開している個人情報をマスコミが公開していいものなのか。本人や親族、サイト運営者の同意等は必要ないのか。情報番組やワイドショー等で安易に扱っているように思える。

  • 女子高生殺害事件について、「現場周辺の地域はライトノベルや少女漫画、アニメの舞台になったことがある」などと報じられているが、この事件と一体何の関係があるのか。アニメや漫画の舞台になり、新聞や雑誌で取り上げられたことが事件のきっかけとでも言いたいのか。アニメや漫画が好きな人間を、犯罪と結び付けようとしているとしか思えない。

  • 私は福祉施設の職員だ。最近「下流老人」という言葉がよく使われるようになった。低所得者のことを言うようだが、差別的な表現だ。低所得者を見下しているようで問題だ。たとえ経済的にゆとりがなくても、心豊かに暮らしている人も多い。この言葉が定着し、その立場にいる人を見下す風潮が助長されないかと、危惧している。

【番組全般・その他】

  • 大反響と銘打ち、ふたたび「ゆとり世代」を扱っていたが、明らかにゆとり世代をバカにした番組構成だった。出演しているタレントやモデルのキャラが演出なのか、元々こういった方々なのかは不明だが、ゆとり世代のイメージを悪くさせる、悪者扱いにする演出は許せない。ゆとり世代という言葉はもはや差別用語では無いか。

  • 若者をゆとり世代と報道する番組を見かけるが、不愉快だ。今の若者は生まれた時から不況で、就職でも苦労をしており、必ずしも、ゆるい環境で生きたとは言えない。もっと、若者の頑張りやいい面を報道すべきではないか。今の報道はマイナスな部分ばかりを取り上げている。

  • 女優が亡くなって数日たつのに、未だに特集を組んでいる。現在、癌で治療中の患者やその家族は生きる望みが湧くどころか不安になる。このような特集番組は癌と戦っている人への配慮に欠けている。喜びの出来事なら何日も継続して特集を組むことはよいと思うが、不幸な出来事を繰り返し放送することはやめて頂きたい。

  • 「女性タレントの退院会見」を伝えている。その際、自身が明かした「医師から『(今後)5年の生存率は50%、と告げられた』」ということを、どの局も大きく取り上げている。この数字は、同じ癌に苦しむ一般視聴者にとって、あまりに衝撃的だ。人の生死にかかわる内容は、もっと慎重に扱って頂きたい。

  • 深夜番組のバラエティーなのは理解できるが、メンバーの中にAV女優が含まれている。職業に貴賤はないというが、如何なものか。先日も、MCからの「仕事は何?」の質問に対して、「○ックスです」と、恥じらいもなく回答するシーンがあった。公序良俗に反する内容を悪びれもなく語り、それを連呼する。放送内容の早急な改善を希望する。

  • 「天気予報」の中で、「爆弾低気圧」「ゲリラ豪雨」等、物騒な言葉が用いられることが多い。気象庁に問い合わせると「これらは”気象用語”ではなく、気象用語としては『集中的な豪雨、突発的な豪雨』等が該当する。しかしマスコミまではコントロールできない」とのことだった。本来の正しい言葉ではなく、インパクト勝負だけの言葉が氾濫することに危機感を覚える。

  • 深夜枠に放送しているアニメが現実で起こった殺人事件などの影響で放送休止になることがある。一方、ゴールデンタイムのドラマなどでは殺人事件や誘拐を連想させるような事件のシーンがあるが、放送休止にはならない。これは「表現の自由」における差別なのではないか。「アニメは行き過ぎた表現ばかりしているから教育に悪い」と言わんばかり報道しているが、如何なものか。

  • UFOや超常現象映像などを紹介していました。明らかにCGで製作された映像にもかかわらず、外国人が真剣にリアクションし感想を述べている姿がバカらしかった。「えーっ」などのスタジオ音声もわざとらしく思えた。映像が本当か嘘かは断言していないが、視聴者をバカにしているのではないのか。

  • 1分半もの間、画面全体が青色や赤色などに激しく点滅した。最近は規制も厳しいのでおそらく決められた時間を逸脱してはいないのだと思うが、いわゆる「ポケモンショック」のような症状を起こした。半日は目を閉じてもめまいと酔いが止まらず、しばらく嘔吐し続けた。少し短い時間であったなら、色も変化させれば大丈夫だろうと踏み切ったのだと思うが、ツイッターをはじめネットで検索した限り、気分を悪くしている方がたくさんいたようだ。留意してほしい。

  • 新番組や最終回が近い番組にかかわっている俳優や作家が、当日のバラエティー番組のゲストに出演していることが当たり前のようになっている。同じ人が終日顔を出すので、本当に不愉快だ。同様に、新番組やシリーズの放送日の前になると過去の同じ番組の再放送が必ずあるが、如何なものか。

  • 「ウンコ」「チンコ」という読みの名前の人はいるかを検証する企画だった。電話帳で探し「運子」「珍子」という名前を見つけ、アポなしで急に電話をかけ、「ウンコさんですか?」「チンコさんですか?」と聞く。実際には読み方は違っており、運子さんに関しては怒って電話を切ったようだった。彼女達はきっと今までの人生でひどい言われようをしてきたのだろう。それを考えず、面白がってテレビで扱うことは最低だ。

  • 最近よく見かける裸芸人は見ていて不愉快だ。パンツ一つで女性芸能人の前に出てくることは、セクハラだ。局側からすればちょっと話題になり、ギャラが安いから使いたいのだろうが、見ている側の中には不愉快に感じている人もいる。パンツ一つの芸人をテレビで取り上げることはいかがなものか。

  • 必要のない海外ロケが多い気がする。番組を盾にした海外旅行のように見える。スタッフ一行が泊まったホテルのタイアップ宣伝映像を長々流し、それで毎回宿泊代を浮かしているのか。電波の私的流用のような気がする。

  • 一般人の新婚夫婦を迎えトークをする長寿番組だが、この日出演した夫婦の妻が卑猥な単語を連呼する歌を歌っていた。字幕は伏せ字となっていたが、歌はカットされることなく放送された。気持ちが悪かった。一般人夫婦の「ぶっちゃけトーク」が人気な番組なのでカットしなかったのかもしれないが、日曜日の昼間はあらゆる世代が視聴可能な時間帯だ。

  • 地元の情報番組の再放送だった。放送時のテロップ表示で、初めて古い情報だとわかった。電話で確認すると、昨年迄で営業は終了しており、今年はやっていないとのことだった。情報番組の再放送であれば、放送する時点での情報の再確認が必要と考える。放送局に問い合わせしたが、放送にあたり情報の再確認はしないとの回答だった。あまりに安易な番組の2次利用であり、責任感に欠けるのではないのか。

【ラジオ】

  • 楽しいトークで聞きやすいのだが、「自腹で馬券買う」というコーナーが復活していた。「いくらで購入する」と発言していた。馬券を買うことは個人の勝手ではあるが、番組を通してやるのは倫理的にいいのか。賭けごとを推進しているかのようだ。

  • 深夜のコーナーで、「オレンジ色に光った人がいた」と言ったり、現実にはありえない話をした挙句、出演者の女性が突然ものすごい絶叫をした。うとうとしながら聞いていたが、深夜とはいえ如何なものか。

  • ラジオ番組で行われているスペシャルウィーク企画というのが腹立たしい。レーティングの数字を金銭やもので釣ることはいかがなものか。メディアとしては失格ではないか。

【CM】

  • 女性アイドルグループが消費者金融のCMに出演している。若い方でも気軽に借りられるというイメージを与えている。昔の消費者金融と比べてクリーンなイメージを持つ。しかし、いくらイメージがよくなったといっても、”お金を借りる=借金をする”ということは変わらない。現に、何気なく使っているキャッシングのせいでローンが組めない人が多いのだ。

  • 電力会社のCMがよく放送されているが、原発を再稼働させたいという意図がミエミエだ。福島の原発事故については住民の帰還や高濃度汚染水など問題が山積みであり、再稼働した鹿児島の川内原発についても地元の賛否は分かれている。このような状況で原発絡みのCMを放送することは、福島の人々の苦労を踏みにじるものではないだろうか。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • バラエティー番組で、司会のお笑いタレントが、過去に後輩お笑いタレントを何回ビンタしたかを面白おかしく特集していた。暴力行為を肯定・推奨しているように感じる。

  • 子どもが視聴する時間帯のアニメ番組で、主人公の少年が無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するシーンがあった。タイトルを見て、子ども向け番組だと思って視聴した子どもも多いと思う。どうしても放送したいなら年齢制限を設けてほしい。

【「性的表現」に関する意見】

  • バラエティー番組で、司会の男性お笑いタレントが女性ゲストの胸を触ろうとするしぐさを何度もしていた。冗談であろうが、セクシャルハラスメントだと言われかねない行為であり、とても不快だ。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 元暴走族の芸能人の実家をリフォームする企画で、昔の暴走族仲間が集まってリフォームを手伝っていた。暴走族は違法行為を繰り返す集団であり、近隣住民に多大な迷惑をかけている。このような人たちを「昔はやんちゃだったが現在は立派になった」として美談にする内容に嫌悪感を覚えた。

  • バラエティー番組で、お笑いタレントによる運動会を行っていた。進行役に小学生を起用したこと自体に問題はないが、現金を持たせてチラつかせたり、指でお金を表すしぐさをさせたりするのはいかがなものかと思う。

【「喫煙・飲酒」に関する意見】

  • バラエティー番組で、出演者がお酒を飲みながら本音を語るという企画があったが、一方のタレントがお酒に弱いタレントに強いお酒を勧めていた。お酒に弱い人に飲酒を強いるのは危険だ。若者が真似ることも考えられる。子どもも見るような時間帯に放送するような企画ではない。

【「委員会」に関する意見】

  • 最近、バラエティー番組の内容に関して、社会の目が厳しすぎるように思う。先日も深夜のバラエティー番組について、青少年委員会が審議入りしたとの報道を見た。私は我々が絶対にできないようなことをしてくれるバラエティー番組に面白さを感じている。何でも規制する方向に流れていくことを危惧している。

2015年9月に視聴者から寄せられた意見

2015年9月に視聴者から寄せられた意見

参院本会議で可決・成立した安全保障関連法案について、与野党の攻防や反対デモなどを報じた番組に対して、さまざまな意見。茨城県鬼怒川の洪水被害で取材体制のあり方や、行政の不手際を攻め立てる報道に、批判の声など。

2015年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,795件で、先月と比較して467件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話23%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性73%、女性25%、不明2%で、世代別では40歳代28%、30歳代26%、50歳代19%、20歳代15%、60歳以上10%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は916件【55局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

安全保障関連法案が参議院本会議で可決・成立したが、与野党の攻防や反対デモなどを報じた番組に対して、さまざまな意見が寄せられた。
茨城県鬼怒川の堤防が決壊し、洪水被害をもたらしたが、取材体制のあり方や、行政の不手際を攻め立てる報道に、批判の声が寄せられた。
ペルー人容疑者による殺人事件があったが、犯人がナイフを振り回すショッキングな映像を放送したことに対して、意見が寄せられた。
ドラマの中で、拉致被害者救出のシンボルであるブルーリボンを悪徳代議士役につけさせたことに対し、あまりに不適切な演出だといった意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は66件、CMについては33件あった。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は68件で、「視聴者意見への反論・同意」が増加した前月(141件)から、73件減少した。
今月は、「暴力・殺人・残虐シーン」と「性的表現」がともに13件と最も多く、次に「言葉」「低俗、モラルに反する」がともに8件、「表現・演出」が7件、「いじめ・虐待」が5件と続いた。
「暴力・殺人・残虐シーン」は、報道番組での衝撃的な映像の扱いに関する意見が多く寄せられたほか、アニメ番組の残虐シーンに関する意見も目立った。
「性的表現」については、CMやバラエティー番組の演出に関する意見が多かった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 安全保障法案が参議院本会議で可決・成立した。各局の報道を見ていると、野党寄りの偏向報道ばかりだ。公正・公平な報道ができない姿勢に疑問を感じる。

  • 「安保法案」が佳境に入っている。テレビで報道することは大切だ。しかし各局とも、反対派の意見ばかりを取り上げ、まるで日本国民全てが法案に反対しているかのように報道している。「SEALs」の学生の主張を長時間にわたって紹介するなど、最たる例だ。まさに世論誘導に等しい。

  • 安全保障法案について、過剰な報道が見られる。マスメディアは本来中立的立場をとるべきだと考えているが、安全保障法案の反対派の人数の多さ、過激な行動などを主に取り上げ、本来の安全保障法案の議論の中身に関して視聴者へ提供する様子が全く見られない。また、賛成派の人達への報道が反対派と比べて驚くほど少ない。私は安全保障法案賛成と言っているわけではないが、マスメディアとは視聴者に公平な目で考えさせることが本来のあり方だと思う。表面的な報道ばかりではなく、もっと中身に踏み込んでほしい。

  • 総理を迎えてのトークコーナーで、コメンテーターが、「安保法案が廃案にならないよう国民に説明をしてほしい」とコメントした。これだけ多くの国民が反対の意を表している中で、安保法案を応援しているかのようだった。バラエティー番組に出演してくれた総理へのサービストークかもしれないが、国民感情や意識が高い時だけに、発言には注意していただきたい。

  • 総理を出演させて一方的に安保法制の必要性などを語らせていた。法案については、国民の大多数と法律の専門家からも憲法違反だとの指摘があり、国会で野党が追及しているところだ。しかし政権は、戦争を抑止して国民の生命と財産を守るためには必要なのだ、と論理性のない主張を展開している。政権の宣伝のために「社会の公器」を政治利用させたといわれても仕方がない。

  • 男性司会者が、現在国会で審議中の安保関連法案に対し「メディアとして法案廃案を訴え続けるべき」との発言をした。メディアは公平・中立な報道をする義務がある。政党が言うならまだしも、メディアがそんなことを言っていいのか。不用意な発言に憤りを覚える。

  • 安保法案反対に偏った報道をしているように見える。「強行採決」などと事実でない表現を使い、反対派の行うデモを大きく取り上げるなど明かに偏っている。賛成派の意見や賛成派によるデモも報じるべきだ。デモの人数や参加者の主張だけが民意でない。「説明不足」などと報じているが、メディアが安保法案について詳しく説明したことなどあったのか。

  • 「安保法案に対する海外の反応」と言いつつ、中国の反応しか紹介していない。中国の反応が海外の反応を代表した意見なのか。東南アジア、アメリカ、ヨーロッパの反応も入れるべきだ。結果として賛成派の意見を黙殺する偏向報道となっている。

  • 一国の総理がこのような思想の偏った番組に出演することは異常である。また安保法案反対派を出演させず、「左翼くん」なる反対派を揶揄するキャラクターを登場させてバランスを取ったつもりかもしれないが、あまりにも稚拙だ。偏向報道と言わざるを得ない。

  • 左派のゆるキャラと番組出演者の対峙となり、全員が右派で、左派の意見を論破して喜んでいるという、中間派の私さえ違和感を覚える内容だった。面白ければなんでもありの関西ローカルらしい番組だったが、気分が悪かった。

  • 鬼怒川堤防決壊で救助を待っている人達を上空から撮影していたが、報道のヘリが邪魔で、救助ヘリが行きにくいのではないか。実況も事実だけをたんたんと伝えるなら良いが、リポーターやコメンテーターの中身のない発言に辟易した。3.11の震災、広島の土砂災害などの時も同じだった。こういった緊迫した事態のときほどスクープを狙うのではなく、救助の邪魔にならないように、報道のありかたを考えていただきたい。

  • 災害が起こると、必ずといっていいほど「行政の不手際」が報道される。しかも、鬼の首を取ったかのような論調である。確かに判断ミスや不手際は生じることもあるかもしれない。しかし、現場は精一杯の対応をしている。地震や災害の時に、対応に忙しい役場に真っ先に電話をかけてコメントをとろうとするくせに、自治体を糾弾するかのごとき報道は如何なものか。

  • 鬼怒川堤防決壊状況の伝え方が過熱していた。まるで芸能人の追っかけのように、被災している方をアップでとらえたり、自衛隊が助け出す様子を見て大げさにコメントしたりしていた。テレビ画面では、民放のヘリが自衛隊のヘリに接近しているかのようだった。災害時の報道なのに、各局視聴率を取ろうとしているのか。

  • 常総市の鬼怒川堤防決壊での洪水被害だが、報道番組を始めワイド系の情報番組で、はやくも行政サイドの対応が悪かったせいだという追及がされている。しかし気象庁が特別警報をだした時点で非常事態であることは、住民も知っていた筈だ。なかにはスマホなどで、のんびりと濁流を撮影していた者もいるという話ではないか。そうしたことをすべて棚上げして、行政だけを犯人に仕立て上げることは、マスコミの横暴に他ならない。

  • 「オリンピックエンブレム使用中止問題」を取り上げていた。その中で出演者一同が、デザイナーを非難していた。デザインについては"今回のようなケースも有り得る"とする肯定的な考え方と、"デザイナーとしてのあり方に問題がある"とする否定的な考え方の両方がある。"パクリである"とはっきりしたわけでもない。デザイナー本人や家族は、今回の件で"言われなき中傷"に相当傷ついているのではないか。ひとりの人間をおとしめるような放送はするべきではない。ただひとつ救いだったのは、女性の司会者が、公平な立場できちんとまとめていたことだ。

  • 東京オリンピックのロゴのデザインを扱った放送は過剰だ。過去に制作したデザインや写真が、他者のコピーかもしれないと疑われても仕方がないが、人格そのものを否定するような放送は如何なものか。個人をバッシングするような放送は、テレビを使ったイジメそのものだ。

  • JR沿線で起きた連続放火事件の話題で、使われたと思われる発火装置の作り方を説明していた。材料はペットボトル、ティッシュペーパー、それに針金といったごくありふれたものばかりで、簡単に組み立てられることを説明していた。ほとんどの視聴者はそれを見ても真似しようなどとは思わないだろうが、中には興味を引かれる者が出るかもしれない。そういう危険があることを踏まえて番組制作をしているのだろうか。

  • 携帯カメラのような画像の悪いカメラで中継している場面をよく見かけるが、そうした安易なカメラでの中継はやめてほしい。画質が急に悪くなったり、映像が乱れたりする。緊急時以外は、正規の中継カメラを使用するべきだ。

  • キャスターが、放火の容疑者の写真をみて「日本人なのかな?」という発言をしていた。使われた容疑者の写真は、鼻が高く彫りが深い容貌に見えたが、それを見ただけで「日本人なのか」という発言をするのは差別的だ。蔑視的表現に気が付いていないとしたら、今後留意するべきだ。

  • 阿蘇山の噴火が報道されているが、騒ぎ過ぎだ。私は熊本市内で観光旅館を営んでいるが、昨日から予約のお客さんからの問い合わせやキャンセルが相次いでいる。「噴火したといっても熊本市内全域に灰が降るわけではなく、観光に何ら支障はない」と、心配するお客さんには説明するのだが、簡単には納得してもらえない。「ニュースで大変だと言っているのだから」とキャンセルされることも多い。この程度の噴火でいたずらに不安を煽る報道はやめてほしい。

  • 「埼玉・熊谷で母娘など4人死亡、男の身柄確保」のニュースがトップで報道された。私は妻、子ども達と一緒に見ていたのだが、犯人が包丁で自分の手首を切りつけ、建物外壁に血痕が付くほど血しぶきが出ている映像と2階の窓から犯人が落ちていく姿の映像が、いきなり流された。しかも同じ映像が何回も放送された。視聴者からの投稿映像だったが、そういったショッキングな映像を修正するわけでもなく放送する神経が分からない。遅い時間なので、小さい子の目に入ることはないと思うが、同じ映像は朝のニュースでも流れると思う。ショッキングな映像はそのまま流すか否か、きちんと判断していただきたい。

  • 視聴者の投稿映像を募集しているが、事故や災害時の映像を「スクープ」と称して受け付けることは不謹慎ではないか。視聴率至上主義のいやらしさを感じて気分が悪い。先日、事故現場に遭遇した際、救急や警察が到着するまでの間、負傷者に声を掛けたり交通整理をしたりと多くの人が協力している中、ずっと無神経にスマホでムービーを回し続けている者が数人いた。事故を心配する素振りもなく、ひとしきり撮影すると笑顔で去って行った。腹立たしいことこの上ない。そんな「人の心を持たない」者の撮った映像も、「スクープ映像」として受け取るのか。

  • 看護師殺害事件で、被害者のツイッターが非公開状態であるらしいのに、放送していることに違和感がある。その人に関わる情報なら見境なく流していいのだろうか。例え取材としてツイッターの情報を入手していたとしても、報道すべき情報とそうではない情報は区別するべきだ。被害者にプライバシーはないのか、昨今の報道のあり方が不安になる。

  • 介護施設での利用者への虐待に関する報道で、繰り返し「虐待映像」を流すのは如何なものか。介護の場に身を置いている方々への社会的理解や環境が整備されていない中で、異常な映像を刷り込むような放送は、更なる差別意識を植え付けることになる。このような報道が、他の介護施設に勤める職員に対する社会的評価も下げる要因になっているのではないのか。介護職員の給与は一般社員の平均給与額よりも下回っていると言われている中で、介護に携わる人々のモチベーションを下げるようなことは慎んでいただけないか。実際に現場に携わっている方々の真の姿を紹介し、行政が描く介護の理想と現場の実情がどれだけ乖離しているかということを問題提起することが重要なのではないか。

【番組全般・その他】

  • ドラマの中で悪徳政治家役の人物がスーツの襟に拉致被害者救出活動のシンボルである"ブルーリボンバッジ"を付けていた。リアリティーを追求しての演出なのかもしれないが、ドラマという娯楽性の高い番組で小道具として軽々しく利用されたことに不快感を覚えた。拉致被害者の家族の方達はどう感じただろうか。あまりに安易な演出ではないのか。

  • ドラマの中で、犯罪行為をする悪徳代議士が、ブルーリボンバッジを胸につけて登場している。拉致問題に対し真摯に行動することを示すブルーリボンバッジを貶める行為であり、悪意しか感じられない。国民と拉致被害者、救う会を馬鹿にしている。

  • スポーツの大会なのに、テレビで3択クイズに投票させ、毎日50万円、大会期間中2千万以上の金をばら撒くやり方は、賭博行為以外の何ものでもない。かつてバレーボーラーの1人だった立場として、純粋にスポーツを楽しませることのできないテレビ局が情けない。選手達もいい気分はしないはずだ。視聴率が良ければいい的な発想をやめるべきだ。

  • 多くの外来語が放送で使われている。日本語に置き換えられない場合を除き、外来語の使用は極力避けるべきだ。特に高齢者にとって、報道番組は社会との大切な接点であるのに、外来語のせいで理解しにくくなっている。

  • 同性愛者への差別と偏見を助長するような内容で、同じ同性愛者として不快だった。今回は外国の"ハッテン場"とよばれるゲイの施設を紹介していたが、「ゲイはいかにセックスするのか」というデリケートな問題を矮小化しておもしろおかしく取り上げていた。理解のためどころか、誤解しか生まない。

  • 小学生役の子役に「おっぱい」と連呼させている。それが保健的な意味合いではなく、ただおもしろおかしくはやし立てるだけだった。小さな子どもに言わせるべき言葉だとは思えない。もっと朝のドラマらしく粛々とした内容にできないものか。

  • 災害等が発生すると、それらを連想させる場面がある映画やアニメ等が放送自粛されたり、内容を一部削除して放送することが多い。過剰な自粛ではないのか。表現の自由は最も尊重されるべきことであり、「放送自粛」によって歪められてはならない。

  • 欧州のある地方の旅番組を見た。とても素晴らしい内容だったので行ってみたくなり、旅券を準備した。放送した内容は録画しているので、それ以上の情報を得たいと思い局に電話をしたところ、不誠実な対応をされた。視聴者が行きたくなるように誘導しておきながら、その町に行くための詳しい情報を教えないということは理解できない。

  • 「大人のためのバラエティー情報番組」と銘打っているが、低俗な週刊誌のような内容で、下品なだけだ。天気予報では背景が女性のグラビア映像であったり、信じられないほど破廉恥で不快な内容だった。大人のための番組だから、卑猥な内容でもいいということはおかしい。

  • 女性お笑い芸人のお尻にグミを当てるという内容だった。Tバックを履いていて、しかもお尻のアップがあり、とても下品だった。時間帯的にもまずいのではないのか。笑いのためなら何をしてもいいとは思わない。

  • 祭りに来ていた海外の大統領に、男性芸人がアポなしで短時間の会談をした後、2人で写メを撮るというものだった。自爆テロにも狙われている緊張感のなかで真剣に公務を行っている大統領に対し、まったく非常識な企画だ。よくやったと共感を覚えることもない。「JAPAN」と書いたプラカードを掲げて、日本からのテレビであることを強みにごり押しした感じだった。同じ日本人として申し訳なく、不愉快だった。

  • 幼女・少女の誘拐事件が頻発しているこのご時世に、11歳の少女を誘拐する犯人の手口から、どのように洗脳していくかを詳細に再現したドラマを放送することは如何なものか。娘にどうしたら誘拐犯等から身を守れるかを教え、頭を悩ませている最中、このような犯人の犯行を煽る番組内容に怒りを覚えた。

【ラジオ】

  • "道路交通情報"で、番組の司会者が、担当者を「○○ちゃーん」と呼びかけていた。せめて「さん」づけ程度にするべきだ。

  • パーソナリティーとリスナーによる電話トークのコーナーがある。この日の放送で男性リスナーと電話がつながり、冒頭で「今何をしているの?」と問いかけると、男性は「車を運転中」と答えた。パーソナリティーは驚く様子もなく、平然と10分余り会話を続けた。運転中の電話は危険であるとして禁止されているはずだ。以前別の番組でも同様のことがあったが、その時のパーソナリティーは「それはだめです」と断り、電話を切った。それがまともな対応だ。

  • パーソナリティーの1人がミュージシャンの食事会にAV女優等を呼んで開催したことを話していた。いくら深夜帯とはいえ、AV女優のことを話す必要はない。話に出てくるミュージシャンやタレント全員にプライベートのことを話す了承をとったのか。AV女優との食事会の話を聞いて、その会に参加したとされるミュージシャンやタレントのファンは不愉快に思うはずだ。

【CM】

  • ジーンズのCMを見だが、女性を抱え上げて、男性がお尻を叩き、叩かれた女性が「あ~ん」と言う。男性が女性を叩くだけでも不快なのに、更にあえぎ声のような声だった。不愉快で仕方がない。

  • 「過払い金を取り戻そう」と呼びかけるCMが多くて不快だ。テレビでも放送されているが、ラジオで流れる頻度といったらその比ではない。昼夜の区別もなく絶えず耳に入ってくる。どうにかならないものか。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 子ども向け番組の直後に放送された報道番組で、刃物を持った殺人事件の容疑者や血だらけの壁が映されていた。子ども向け番組の終了後しばらくの間は、過激な映像などを放送しないでほしい。

  • 子どもが視聴する時間帯のアニメ番組での残虐な描写が多いと感じる。制作者はドラマと違い、アニメだから青少年への影響が少ないと考えているのだろうか。

【「性的表現」に関する意見】

  • 深夜のバラエティー番組で「育児教室」と称し、男性お笑いタレントを赤ちゃん役としておむつ交換をしていた。モザイクはかかっているものの性器が露出しており、割り箸でつまむシーンもあった。また、セクシーな格好をした女優が母親役となり、赤ちゃん役のお笑いタレントをマッサージするシーンでは、お笑いタレントの性器が反応したことを他の出演者たちが笑って見ていた。集団で性的ないじめをしているようで不快だ。子育てはとても大変なことであり、性的なことや下品なことに結び付けて放送してほしくない。

【「言葉」に関する意見】

  • 芸能人の乱れた言葉遣いが気になる。語尾に「させていただく」をつける人が多く、違和感を覚える。テレビから耳に入ってくる言葉を子どもはすぐに覚えて使用する。もう少し視聴者を意識して発言してもらいたい。

【「低俗、モラルに反する」との意見】

  • 旅番組で、出演者が会計前の商品を食べてしまうシーンがあった。「後で払う」と言ってはいたが、してはいけないことだ。法を順守し、ルールをきちんと守ってこそ楽しめる番組であり、猛省と再発防止を求める。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組でのどっきり企画がひどかった。打ち合わせや収録と称してお笑いタレントを呼び出し、ラーメンや熱湯をかけるシーンがあり、皮膚が赤くなった人もいた。中高生のいじめや虐待が減らない中、このような悪ふざけを真似する人が出てくるかもしれない。笑いや視聴率のためとはいえ、悪ふざけが過ぎるのではないか。不快なら見なければいいとの意見もあるだろうが、やっていいことと悪いことの区別はしてもらいたい。

 

2015年8月に視聴者から寄せられた意見

2015年8月に視聴者から寄せられた意見

首相の戦後70年談話を報じた番組に対し、はじめから批判ありきの姿勢は如何なものかなど、様々な意見。大阪の中1死体遺棄事件で、容疑者のニヤけた顔を何度も放送したことに対し、違和感を覚えるといった意見。関東のサメ騒動の報道で、必要以上に恐怖心をあおっていたなどの意見。

2015年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,328件で、先月と比較して174件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール76%、電話22%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性74%、女性24%、不明2%で、世代別では30歳代27%、40歳代27%、20歳代17%、50歳代14%、60歳以上11%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は591件【45局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

総理の戦後70年の談話が発表されたが、それを報じた番組に対し、はじめから批判ありきの姿勢は如何なものかなどといった、様々な意見が寄せられた。
大阪の中1死体遺棄事件で、容疑者のニヤけた顔を何度も放送したことに対し、違和感を覚えるといった意見や、容疑者の職業をことさら強調しているとの批判の声が寄せられた。
関東の海岸のサメ騒動を扱った番組に対し、「人食い鮫」などといったテロップを出すのは、いたずらに恐怖心を煽るものではないかといった意見が寄せられた。
バラエティー番組とはいえ、犯罪を犯した人たちを出演させ、面白おかしく過去の出来事を紹介するのは、不謹慎だといった批判が寄せられた。
ラジオに関する意見は52件、CMについては61件あった。

青少年に関する意見

8月中に青少年委員会に寄せられた意見は141件で、前月から44件増加した。
今月は、「視聴者意見への反論・同意」が38件と最も多く、次に「性的表現」が18件、「表現・演出」が17件、「危険行為」が12件と続いた。
「視聴者意見への反論・同意」は、アニメ番組に対する視聴者意見についての反論・同意、それぞれの意見が多く寄せられた。
「性的表現」については、アニメ番組に関して、一層の配慮を求める意見が目立った。「表現・演出」については、CMや番組宣伝に関する意見が多かった。
また、放送前の番組について、番組タイトルや番組宣伝での表現が不適切だとの意見も多く寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • この番組は以前、「首相の戦後70年談話は謝罪やお詫びなど4つのキーワードを継承しなければならない」と主張していた。今般の談話で4つのキーワードが盛り込まれ、また「次世代に謝罪する宿命を負わせてはならない」との文言があったが、批判を浴びせていた。批判ありきの姿勢が垣間見える。

  • 首相による戦後70年談話の内容を解説していた。画面の下のほうに"反省""お詫び"などのキーワードを表示し、その横には△印が並んでいた。この△印は一体何を意味するのか。○や×であれば各キーワードが盛り込まれたか否かの判定として理解できる。では△という微妙な判定は何だろうか。できればニュースを途中から見た人でもわかるように画面に△印の意味を明示してほしかった。

  • 首相が集団的自衛権について中国の脅威を例に答弁していたが、男性コメンテーターが「中国を引き合いに出すのは禁じ手だ。焦っている表れだ」などと発言していた。身近な脅威を説明したことが何故禁じ手であり、焦っているということになるのか。根底に集団的自衛権反対ありきの姿勢があるのではないのか。

  • 今日は広島の原爆投下から70年の日だが、記念式典の様子を伝える局は殆どない。それどころかある番組では"原爆投下"に触れることさえなかった。放送界全体がこのようなことでは子ども達が原爆について無知・無関心になってしまう。現に、若い人たちの何割かは「日本はアメリカに原爆を落とされた」ということを知らないそうだ。原爆投下は非人道的な行為として日本人が絶対に忘れてはならないことであり、マスコミにはそのために力をつくしてもらいたい。

  • 原爆忌のころになると特集が組まれ、被爆者の体験談などを放送する。被爆体験を伝えることはとても大切だが、そちらがメインになってしまい、開戦から原爆投下に至る経緯があまり取り上げられない。毎年、被爆者の悲惨な体験談はほぼ同じだ。マンネリそのもので、若い人たちに新たな発見や学びを提供するどころか、うんざりされかねない。原爆投下を被爆者側から「悲しく苦しい出来事」として感傷的に捉えるのではなく、一体何が原因であったのか、きちんと検証する必要がある。戦後70年という節目の今年こそ、それを期待している。

  • 日航ジャンボ機墜落から30年の企画放送の間に、画面の左上の小さい枠に映っている芸人のコメンテーターがずっと頬杖をついていた。腹立たしく、何様かと思った。社会にそれなりの影響を与えている自分を自覚してほしい。

  • 日航機事故から30周年の今日、各局は遺族が苦労したという情緒的な報道ばかりだ。事故当時は、亡くなった機長の妻に、機長の責任を追及するという馬鹿げたインタビューをした報道に憤りを感じた。そして一番重要な事故の原因については、当時の事故調査委員会が出した結論を鵜呑みにしただけの報道だった。事故の原因は、修理ミスによる隔壁の破損ではなく、同機のしりもち着陸事故による機体の歪みという説もあるそうだ。30年経った今でも、真の原因を追究することがメディアの役目だ。情緒的な報道はするべきではない。

  • 大阪府中1死体遺棄事件についての報道で、LINEのやり取りを全て公開していた。事件の詳細を報道することを目的としたのだろうが、個人の連絡のやり取りを、本人が亡くなり、なおかつ遺体が発見された直後にこうした形で報道することは如何なものか。報道の自由だけではなくプライバシーの保護という制限も必要なのではないか。

  • 大阪で起きた中1男女2人の死体遺棄事件を伝える際、容疑者の顔写真がふざけ過ぎている。残忍な事件の容疑者のニヤケタ顔やピースポーズなど見たくもない。しかもしつこいくらいに何度も使用していたが、何か意図があるのだろうか。

  • 寝屋川市中1男女遺体遺棄事件に関する情報の中で、容疑者の写真を何度もしつこく出し、アップにすることはとても気持ちが悪い。これに限らず殺人事件があると、マスコミは事件をおもしろおかしく捉えているように思える。BGMをつける過剰な演出にも悪意を感じる。マスコミにとって事件や事故で人が亡くなっても「ネタのひとつ」でしかないと、改めて感じた。

  • 私は福島県いわき市の住民だ。「寝屋川中1遺体遺棄事件」の報道は、容疑者の職業が「除染作業員」であること強調し「除染作業員」が犯罪者の集まりのような印象を与えている。事件と職業は何の関係もない。まじめに除染に取り組む地元の人は迷惑している。どうしても職業を必要とするなら「派遣作業員」「作業員」などで十分だ。

  • 茨城県沖合に出没したサメ騒動において、過剰な表現で必要以上に視聴者の恐怖心を煽っていた。安全対策をとっているにもかかわらず、繁忙期の海水浴場の集客を損ないかねない、風評被害を生む内容であった。沿岸で人が襲われていないのに、番組内で何度も「人食い鮫」と表現していた。適切な注意喚起の報道に努め、誤解のない情報を視聴者に提供することを強く要望する。

  • 女子高生が切り付けられる事件で、実際に切られている時の音声が入った映像が流れた。犯人は捕まっておらず、事件の解決に繋がるとも思えない映像だ。女子高生のただ悲痛な声は同じ女性として聞いていて不快だった。レイプ事件の音声かと思った程だ。しかも執拗に何度も流していた。衝動を持つ犯罪者を煽るような音声としか思えない。

  • 「土用の丑の日」に関して、ウナギの消費を煽る内容ばかり取り上げている。確かに土用の丑の日は昔から続く伝統だが、現在ウナギの数が減少しているのははっきりとしており、さらにはニホンウナギは絶滅危惧種となっているはずだ。ウナギの保護政策ではなく、どのように商売をしていくかという内容ばかりで、絶滅危惧などないかのようだ。あまりに滑稽だ。

  • 全国ニュースで、甲子園出場の新人選手について大きく取り上げている。1年生でレギュラーはすごいが、マスコミが異常に持ち上げて、過熱報道だとしか思えない。全国には他にも優秀な選手がいるにもかかわらず、彼にばかり集中している。高校生なのだから、平等に報道してほしい。

  • 「視聴者からの投稿」という動画や画像が多い。自然現象などを撮ったものであれば分かるが、事故現場や火事の現場、遺体を運んでいるところなどは、とても不快だ。動画サイトやニュース番組に売る為か、最近特に多くなってきた。局側がその動画を流すので、ますますみんながそういう場面を撮っている。局の放送姿勢が問われているのではないのか。

  • 猛暑やゲリラ豪雨の報道をする際に、海岸で過ごしている女性や公園の噴水などで遊んでいる幼児の水着姿を放送している。雨でずぶ濡れになって、場合によっては下着が透けている。またそれ以外でも性犯罪の報道などをする時に、イメージのような形で女性の脚を映したりする。このような映像は、肖像権侵害には当たらないのか。

  • 「お盆の帰省ラッシュ」の特集で、取材班が高速道路を走っていた。リポーターが中継していたが、この際、高速を走る他の車のナンバーが映っていた。一般車を映す時はナンバーにモザイクをかけるべきではないのか。

  • 車両暴走事故について、放送時点では被疑者の体調や精神状態などに関する情報が警察などから一切発表されていないにもかかわらず、司会者が「また脱法ハーブでしょうか」などと、憶測に過ぎない発言していたことは問題がある。

  • 乗用車が歩道に突っ込み、歩行者5人が死傷するという事故があったが、各局の報道で現行犯逮捕された医師が「てんかん患者」だったことを、ことさら強調しすぎている。私も「てんかん患者」だが、医師から治療をうけ、運転できる資格も持っている。そういったことをもっと明確に報道するべきで、いたずらに「てんかん」を煽るべきではない。一種の差別であり、車の運転は私にとって死活問題なのだ。自重をもとめる。

  • 桜島の噴火警戒レベルが高まったのを受け現地から中継をしていたが、冒頭でリポーターが爆笑しているシーンが映った。おそらく中継のタイミングを間違えたのだろうが、噴火は全く笑いごとではない。スタジオで「お見苦しい点がありました」と謝っていたが、放送を作る側に緊張感が足りないのではないのか。

  • 殺人事件の被害女性について、「全裸」であったという情報は必要なのか。ことさらそこを強調している場合もあり、不快だ。加害者のプライバシー保護に神経質なわりに、被害女性や被害女性の遺族に対する配慮に欠けているのではないのか。

【番組全般・その他】

  • 犯罪方法や前科、刑務所内生活をバラエティーとして扱うなど、極めて低俗だ。具体的な犯罪方法を紹介し、犯罪を助長する軽率な内容だ。犯罪には傷ついた被害者がいる。場合によっては人生が破壊され、生命にも関わっているはずだ。そのような被害者に対し、配慮がないにも程がある。ここ数年見た番組のなかで、もっとも不愉快な内容であった。

  • 刑務所はどうのこうのと聞く放送は、如何なものか。小さい時の家庭環境で仕方なく犯罪に走ったのであれば、100歩譲ってわからないでもないが、苦労もしないで楽な方の生き方をして、人間として犯していけない罪を何回も犯した人に「刑務所はどうでしたか」と聞くことは、公共の電波を使って流すべきではない。番組は何のメッセージを伝えようとしているのか。

  • 同性愛やトランスジェンダーに対する否定や偏見、無知をテレビで拡散することはやめてほしい。本来ならセクハラに該当するような質問を同性愛者やトランスジェンダーにぶつけていた。終始、同性愛やトランスジェンダーを一人の人間として見ず、笑われるべき存在であるかのように扱っていた。

  • クイズを出すお天気コーナーがある。しかしそのクイズが、お天気に関係ないことばかりだ。そのことで時間が費やされ、本来の天気予報が粗雑になっていた。最近はゲリラ豪雨などが発生しており、天気予報の詳細を知りたい。面白半分のコーナーは控えていただきたい。

  • ゲームショーで、入場に至るまで炎天下で長い行列待ちをするうち、熱中症により10人以上が救急搬送されたという話題を取り上げた。直接の原因ではないが、「主催者が会場入り口での手荷物検査の際、ペットボトルなどの飲み物を没収していた」と報じた。しかし、イベント主催者はネット上で「そのような事実はない」とはっきり否定しており、それに対してゲームショー参加者からの反論もないが、誤りならば速やかに放送で訂正すべきだ。

  • 画面を回すようなシーンがあり、画面を見ていると酔ったように気持ちが悪くなる。以前、他局のドラマでも、早く回転させるシーンがあったが、このような撮影方法は心身に影響がないのだろうか。

  • ニュースを見たかったのに番組表で確認したら、高校野球の中継が行われる予定になっている。平日のこの時間は多くの人が会社に行っているかと思われるが、それほど高校野球中継に需要があるのだろうか。また、今日は広島に原爆が投下された日でもある。私は広島平和式典についてのニュースが見たかったのに、通常のニュースは放送されない。私のようにスポーツに興味がない人もいるのだから、放送配分を勘案してほしい。

  • バラエティーというジャンルそのものが下品になったと思う。少なくとも昭和の芸人にパンツ1枚という芸風の人はいなかった。最近ではアイドルでさえ平気で下ネタを発言している。品位が低下しているのではないか。制作サイドの人間にエロとお色気の区別がついていない。芸人も体を張ることが人気につながると錯覚する風潮が生まれたのではないか。

  • あまりメジャーとはいえない「競歩」を取り上げ、女性選手と芸能人が競う企画を放送していた。今までじっくりとこの競技を見たことはなかったが、面白かった。次は、実際の競技を見てみたい。今回焦点を当てたことで、私のように「競歩」に興味を抱いた視聴者も他にいたのではなかろうか。とても良い企画だった。

  • バラエティー番組で芸人が吐くシーンが流れることが度々見られる。人が吐く姿は気分が悪くなる。特に食事時に流れるとこちらまで食欲が失せる。世の中には嘔吐恐怖症など精神疾患に悩まされる人もいる。放送の自粛を願う。

  • どこの局も同じような若いタレントが出演するトーク番組ばかりで、見る気にならない。昭和の人気芸能人たちもゲスト出演するような番組や、老若男女が共に見られるような番組、企画の面白さで見せる番組、うるさくない落ち着いた番組などを作ってほしい。子供の頃に見ていた番組は、必ず若い人向けのゲストと中高年向けのゲストが同じ番組に出演して、それぞれの見せ場を作っていた。

  • ラグビーのルール説明を行っている動画だが、ルール解説を行うことは、これからラグビーを始める子ども達には重要なことだと思う。しかし、なぜ「セクシー美女」と題してあのような恰好で行う必要があるのか。ラグビーワールドカップの日本開催で世界が注目する中で、あのような動画は残念でならない。

  • 男性芸人が女性タレントの家に押しかけ、勝手に部屋の中を物色する内容があり、男性芸人が女性タレントの下半身用下着を顔に近づけていて、気分が悪くなった。テレビ局は、誰もが俗にいう「下ネタ」を好きだという認識を改める必要がある。

【ラジオ】

  • その時の放送は「丁寧に敬語つけよう」ということで、とりあえず「お」や「ご」をつけてくれたらというようなことを、パーソナリティーの男性が言った。投稿者からのメールを読む時に、そのまま読んでいたら卑猥に聞こえる投稿をそのまま読んでいた。深夜放送でかつ生放送なので、「放送禁止用語」も無視している感じだった。とにかく最低だった。卑猥に聞こえる表現をそのまま流すことや、深夜だからいいという感覚で話すことは本当に止めてほしい。

  • パーソナリティーがよく卑猥な発言をする。今日の放送では冒頭、相手役の女性パーソナリティーに「オッパイもみたい」と連呼した。また、男性の局部をゴルフクラブに見立ててあれこれいやらしい話をしていた。昼間の時間帯にこういう話を聞かされるのは不快なので、やめてほしい。

  • コメンテーターの1人が安保関連法案に関して、アメリカの言いなりであることを「アメリカケツ舐め外交」と評し、その後も繰り返し同様の発言した。「アメリカ追従外交」と言うべきで、「ケツ舐め」は総理をおとしめる発言だ。公共の電波で使うべき言葉ではない。

【CM】

  • 女性が子どもを抱っこしながら、スマートフォンを操作するCMがあるが、如何なものか。本来、子どもとは愛情をもって接するものだ。片手で子どもを抱きながらスマホをいじるという、まるで"ついでに"子どもを抱くかのようだ。子どもの落下事故に繋がりかねないし、スマホのながら歩きの温床にもなる。

  • 昔ながらの玩具"黒ひげ危機一発"を真似たものが放送されている。「海賊が頭だけを出している樽に短剣を刺し、海賊を樽から飛び出させる」という遊びだ。この海賊役を"お父さん犬"にさせている。樽の外から短剣で攻撃され、お父さん犬はおびえて「やめてくれよ」と嘆願する。このCMに刺激され、真似をする者が出るかも知れない。動物虐待につながるのではないかと心配だ。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 深夜帯のバラエティー番組の番組宣伝を夕方にしていたが、女性の水着を脱がせるシーンがあった。子どもが見る可能性がある時間帯に放送すべきではない。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 近年、特に深夜帯のアニメ番組で顕著だが、表現を自粛しすぎることで、本来の作品の魅力が落ちているように感じる。深夜帯の番組は子ども向けではない。子どもが見るのに適していないからといって規制を強化するのではなく、子どもの生活習慣を見直すことが大事なのではないか。

【「危険行為」に関する意見】

  • クライミングの日本代表である高校生を情報番組で取り上げた際、その高校生が出演するウェブCMを紹介していた。CMでは、学校に遅刻しそうな女子高生が素手で校舎をよじ登るという設定になっている。危険な行為であり、子どもが真似することも考えられる。

  • たき火の上を飛び越えようとした少年2人がぶつかってしまい、火の中に落ちる投稿動画を面白おかしく紹介していた。かなり危険な行為であり、本人たちもけがをしたと思われる。このような危険な行為を子どもたちに見せたくない。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 大阪府で起きた中学生遺体遺棄事件の報道で、被害者から家に泊めてほしいと言われて断った子どもを取材していた。顔は映していなかったが、音声はそのままであり、配慮が欠けていると感じた。いじめにつながる可能性もある。思春期の子どもへのインタビューを放送する際には、より慎重な配慮が必要ではないか。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 子どもと一緒にニュースを見ようとテレビをつけたところ、第二次世界大戦に関する番組が放送されており、映像加工をしていない死体の映像を見てしまった。通常であればニュースを放送している時間帯である。放送時間帯に配慮するか、映像を加工するなどの配慮をしてほしかった。

【「差別・偏見」に関する意見】

  • まだ放送されていない番組だが、番組タイトルや番組紹介では女子高生を無知だと決めつけているように感じる。年齢差別、性差別ではないか。

2015年7月に視聴者から寄せられた意見

2015年7月に視聴者から寄せられた意見

国会での安全保障関連法案の審議について、国会中継をほとんどしていないとか、一方的な意見を紹介してばかりいるなど、様々な意見。岩手県の中2児童の自殺を扱った放送に対し、憶測で学校関係者を批判したりするのは如何なものかといった意見など。

2015年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,502件で、先月と比較して831件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話27%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性74%、女性24%、不明2%で、世代別では30歳代29%、40歳代27%、50歳代17%、20歳代14%、60歳以上11%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は675件【43局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

安全保障関連法案が衆議院で可決されたが、国会中継を殆どしていないとか、一方的な意見を紹介してばかりいるなど、様々な意見が多数寄せられた。
議員らのマスコミ圧力発言をめぐり、番組で政治的な誘導はするべきではないなどといった声が寄せられた。
岩手県の中2児童の自殺を扱った放送に対し、まだ事実関係が明らかになっていないのに、憶測で学校関係者を批判したりするのは如何なものかといった意見などがあった。
恒例の夏の長時間番組の高級車を面白がって破壊する企画などに、いじめにつながるなどといった批判が寄せられた。
女性タレントの出産シーンを扱った番組に対し、視聴率狙いのあざとい演出ではないのかといった、批判が寄せられた。
ラジオに関する意見は35件、CMについては35件あった。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は97件で、前月から18件減少した。
今月は、「性的表現」に関する意見が19件と最も多く、次に「いじめ・虐待」「表現・演出」がそれぞれ15件、「暴力・殺人・残虐シーン」が12件と続いた。
「性的表現」については、複数のアニメ番組について意見が寄せられている。「いじめ・虐待」については、じゃんけんに勝った人が他の参加者の分も含めて商品を購入するバラエティー番組の企画について、複数の意見があった。
「表現・演出」については、男性タレントが女性タレントの手をなめたシーンや、高級車を傷つける演出についての意見が目立った。「暴力・殺人・残虐シーン」については、お笑いタレントが番組内企画の参加者である子どもの頭を叩いたことについて複数の意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「安保法案」が採決された。日本国民の理解が得られているとは言い難い状況の中、「国会中継」もあまりなければ、特別番組も殆ど作られていない。鉄道事故や殺人事件をウンザリするほど騒いでいるにもかかわらず、なぜもっと取り上げないのか。国民として嘆かわしい。報道のあり方を今一度考えて頂きたい。

  • 国会で重要な法案の審議が行なわれているのに、「国会中継」が放送されないことが多い。放送局に理由を尋ねたところ、「重要案件が審議される場合に放送する、という内規に従って編成で決めている」という答えだった。だが、現在審議されている安全保障関連などの審議は、「国民が知るべき重要な案件」だ。「重要でない」と判断したのであれば、一般常識からみてもおかしい。

  • 「安保法案」の委員会採決が行われた7月15日、採決の場面だけを生中継したが、それに至る締めくくり質疑を中継しなかった。国民的関心の深い重要法案の質疑を中継しないことは失格だ。高校野球やワールドカップでは、ほとんどの試合を完全中継しているのに、国会中継をおろそかにする姿勢はどうかしている。

  • 安保関連法案のニュースにおいて「強行採決」と非難しているが、単なるマスコミの勝手な考えではないのか。衆議院で政権党が多数を占めている状況は国民の投票によるものだ。「強行採決」とプラカードを挙げて非難した野党であるが、その党が与党時代には度々「強行採決」を行っていた。

  • 安保関連法案に反対する番組内容が圧倒的に多い。しかも戦争法案だとして、同法案が悪法であるかのような決めつけをしている。ニュースを見ていても反対のデモばかりで、公平性から逸脱しているものが多い。国民の多数が反対しているかの錯覚に陥ってくる。法案を強行に通すことに対する批判と、法案に対する偏見を助長することとは別問題である。反対行動を無批判に報道するよりも、国家の安全についての対案を出すことすらできない野党に対する批判に、時間を割くべきではなかろうか。

  • 集団的自衛権について私は反対の立場だ。この日、総理が出演していたが、「総理緊急出演」となっているのに、スタジオには集団的自衛権の説明をするために、家の模型が用意してあった。模型の家を使い、火事が起きたと設定し、集団的自衛権の比較をしていた。火事と戦争は、まったく別物だ。違和感を覚えた。

  • 安全保障関連法案について様々な意見はあるだろうが、今のメディアの報道は分かりづらいうえに偏っている。法案が可決されれば戦争になると言わんばかりだ。国防は学問で割り切れるものではない。どのような状態になれば日本は平和にやっていけるのか、報道するべきではないのか。

  • 安保関連法案について、テレビはおおむね批判的に伝えている。しかし法案成立によって、長い目で見ると国益に繋がることもある。特に日本の周辺にひしめく各国をけん制するという点だ。私も戦争には反対だが、戦争に巻き込まれず自国を守るために必要な法かも知れないと思うようになった。「戦争反対」を叫ぶ人たちにもこのことは考えてもらいたい。そのため、法案成立によって起きるであろう、メリット・デメリットをしっかりと視聴者に伝えてほしい。

  • 勉強会でマスコミ圧力発言があった。明らかに暴言であり、政権への批判を許さないという、一種の言論弾圧である。しかも、その議員は国会内で公式にも発言している。あまりにも問題があると言わざるを得ない。アナウンサーが議員の自宅に事情を聴きに行っていた。やりすぎだという声が出そうだが、私はむしろ敬意を表したい。こういう民主主義を危機におとしいれる国会議員について事情を聴かない理由はないではないか。

  • 「マスコミを懲らしめる」という発言があったことへの特集において、表現の自由を脅かされるとして、政権への痛烈な批判をしていた。憲法の表現の自由を言っているが、マスコミに関わる自分たちの権利や立場を守るための愚痴に他ならない。また、選挙の時に投票しないようにととれる発言があったが、政治的な意見を刷り込むようなことは情報操作である。

  • 岩手中2いじめ自殺のニュースを取り上げていた。今回の自殺の原因であるいじめた生徒に対し批判をせず、学校側、担任、教育委員会を責めるような放送だったが、そのようなことをしても一向にいじめはなくならいない。今は担任や周囲の生徒に聞き取りをしている最中で、事実がわからないまま推測で発言してほしくない。

  • 中2のいじめによる自殺をめぐり学校長が会見したが、なぜか映像を加工していた。ちなみに他局の放送では学校長の顔を隠すことはなかった。被害者はすでに亡くなっていて、実名で報道されている。何のための配慮なのか。映像の加工は最小限にとどめるべきで、会見した中学校の校長の顔を隠す理由はまったくない。

  • 新幹線「のぞみ」車内で起きた自殺事件で、コメンテーターは「新幹線も空港のように手荷物検査を実施すべき」と述べていたが、現在の新幹線は観光や出張だけでなく、通勤や通学でも日常的に使われている。駅に1時間前に到着すればという意見は、現実的でない。軽々しく手荷物検査という発言をしてほしくない。

  • 新幹線の車内で焼身自殺を試みた男の事件を、あたかもテロ行為に結びつけ、国や鉄道会社のテロ対策やセキュリティチェックの甘さを指摘したり、東京オリンピックまでのテロ対策と結びつけて視聴者の不安を煽っていた。新幹線の件は想定外の出来事で、テロ対策を報じる前に、もっと犯人を糾弾するべきではないのか。

  • 国会議員の1票の格差是正について、テレビなどで取り上げられている。都道府県の人口の差を比較して格差が大きいから是正しなければならないという捉え方をしている。しかし、人口の比率に応じたものだけでいいのだろうか。大都市圏は人口が多いのだから、それに見合った国会議員の数を出さなければならないということであろうが、地方は人口こそ少ないが、広大な県土をかかえて、インフラの維持整備、過疎地の生活に困窮している高齢者対策など、大都市にない大きな問題を抱えている。単に人口の多寡だけで国会議員の数を調整するということが、正しいのだろうか。

  • 「新国立競技場の費用があれば、5歳児までの保育料が無料にできる」と報じたが、競技場は簡易なものであっても必ず作らなくてはならない。また、2520億円すべてを別の費用に充てることはできない。5歳児までの費用の無料化は何年できるのか。単年度で終わりなのか。計算の根拠が示されていなかった。何年も使用する競技場と単年度の無料化の金額と比較するのは無理がある。思いつきの発言は控えていただきたい。

  • 新国立競技場の建設費が予定を大きく超えた問題を取り上げた各局の番組で、出演者たちは、デザインコンペで審査委員長を務めた建築家にも責任があるかのように発言していた。しかしながら、コンペ段階では設計図はないので、詳細の見積もりはできない。建設費は、選定案の決定以降の基本設計・実施設計を行う中で、構造や材料を検討しながら予算に合うように調整していく。コンペのシステムを知る専門家不在の中で番組を進行し、出演者たちが無責任に批判するのは如何なものか。

  • 川内原発の再稼働について、「避難計画の見直し」という表現があった。その表現は国民の不安をごまかしている。福島の原発事故でも分かるように、一時避難では済まない場合がある。事故が起きれば故郷に戻れない。国民を欺くような表現は看過できない。重要なことは移住計画の見直しだ。新たな視点で再稼働を考え、真実を偽りなく報道してもらいたい。

  • エレベーター事故を報じる際、犬のリードが挟まって犬が苦しむ場面が放送された。リードや紐ではエレベーターの安全装置が作動しないことを伝えたいことは分かるが、犬が苦しんでいる場面を、2例も放送する必要はない。イラストだけでよかったはずだ。

【番組全般・その他】

  • 1日中芸人がバカ騒ぎしているだけで見るに堪えなかった。芸人の高級車を壊して、周りで笑っている企画など、いじめ以外の何ものでもない。一般人がその車を購入するためにどれだけ汗水流して働かないといけないのか。それを壊して面白がるなど、最悪だ。

  • "バンジージャンプギネス挑戦!"という企画で、女芸人が何回もバンジージャンプをしていた。命に関わるかもしれないことを、無理やり本人に「やります」と言わせていた。これはパワーハラスメントだ。体に悪い影響が少なからず出るということは分かっているはずなのに、無謀な挑戦をさせるということはとても不快だった。

  • 女芸人の出産シーンが放送された。当人の頭に小型カメラ付きのヘルメットをかぶせ、様子を撮影する。これだけでも度が過ぎた演出だ。出産は子を産むための命がけの行為だ。流産や死産などもあり得る。番組内のネタとして放送して許されることではない。面白ければ何でも良いと考えて制作しているのだろうか。

  • 先天性の病気を治療中の女の子の顔が映ったが、私の子どもと同じ病気だった。個人差はあるものの、病気を治すには年数がかかる。我が娘は多少良くなったとはいえ、まだ治療途中であり、健常児とはやはり違いがある。番組の放送後に学校でいじめられるのではと思うと心配だ。このような病気を扱う際には、実際に苦しんでいる患者がいることも考慮して番組を作って頂きたい。

  • スポーツの国際試合をキー局が独占放送するケースがある。このため秋田県では見ることができない。福井県なども同様だ。青森県は他系列が見られないと思う。このように系列局がない県では独占放送が見られないことがあり、情報の格差を感じる。独占放送をするなら、ホームページ上でライブ放送するべきだ。

  • 芸能人が馬鹿みたいにお金を使いまくる様子を放送することは、一般人にとっては屈辱以外の何ものでもない。怒りがこみ上げるだけだ。貧困から新幹線で自分に火をつけて自殺する事件が世間の耳目を集めている今日この頃、こんなことが許されるのか。

  • 道行く若い女性の方々を捕まえては調理の下手さをあげつらい、スタジオで嘲笑するという下品さがあまりにもひどい。また、コーナー内で調理したものは、どうしているのか。食べ物を無駄にしているようにしか思えない。「スタッフが美味しくいただきました」というテロップも出てこないので、廃棄しているのだろうか。

  • バラエティーや情報番組で、「絶品グルメ」「B級グルメ」「下町グルメ」というように「グルメ」を「美味しい料理」であるかのような意味で使っている。「グルメ」は「食通」という意味だ。間違った使い方をひろめないでほしい。

  • カリスマパン職人が、自分で作ったバケットをバットにして野球をしていた。途中そのバケットが折れて下に落ちた。食べ物をおもちゃにし、粗末にする行為は許せない。

  • 番組によく前科者のタレントや元IT企業の社長などが出演しているが、犯罪者を美化することはやめるべきだ。彼らのしたことは重罪であり、決して許されない。なぜ当然のように出したり特集したりするのか。ほかの出演者たちも一緒になって笑っているが、視聴者を馬鹿にするのもいい加減にするべきだ。

  • 毎回意味もなく男性芸人を無理矢理脱がせたり、馬乗りになったりしている。今回も、お笑い芸人が、同じ芸人のズボンと下着を脱がせ、お尻を露出させていた。嫌がっているにもかかわらず、股間を見せようとしていた。不快であり、そうした演出が必要なのか理解できない。

  • 来日した中国人観光客によるいわゆる「爆買い」の取材の中で、リポーターが観光客に「財布の中身を見せてください」とお願いした挙句、財布の中身を映しながらはしゃいでいた。あまりのさもしさと情けなさにチャンネルを替えた。日本人が海外へ旅行に行ったときに、同じことをされたらどう思うだろうか。中国人観光客のマナーの悪さを批判する内容も過去にあったが、これでは目くそ鼻くその類だろう。海外から日本にやって来てくれた方々に、2度とこんな恥ずかしい取材はしないでほしい。

  • 最近はゲイやオネエなどのタレントが多く出演している。同性愛者の差別は良くないとはいえ、彼らは同性・異性問わずに共演者の体を触ったり、直接的な言動が多い。そういったタレントが深夜の番組を複数も抱えていて、不快極まりない。

  • 男性芸人らが海パン姿で押し相撲のようなことをした。押し出されると背後の熱湯風呂に転落するという仕掛けだ。出演者は何度も落ちてはその度に「あちち!」と悲鳴を上げていた。どうしてこのようないじめまがいの企画を放送するのか。今、学校でのいじめに起因する事件が問題になっているというのに、まるで無関係であるかのような姿勢に強く憤りを覚える。

  • ほぼ毎回、発展途上国のスラム街の危険な部分に"敢えて"踏み込んでいる。今回は、リポーターがジャマイカのスラム街に行き、マリファナや麻薬の密売人のところに行って麻薬を買ったり、拳銃の密売人に拳銃を見せてもらったりしていた。麻薬、拳銃、どれも犯罪だ。公共の電波を使って、このような放送をしても良いのか。

  • かつてテレビで心霊とかUFOをよくやっていたが、その後、出鱈目であることが証明された。それ以来、いかがわしい内容の放送は一切やらないようになった。しかし、久々に科学的根拠が全くなく、ほぼやらせに近いような番組を放送していた。昨今のテレビの低視聴率が、影響しているのだろうか。

  • 「4大都市激突」と題して、大阪、横浜、名古屋、福岡の各都市の特徴を比較していた。スタジオの出演者や街頭インタビューに答えた人が各都市に対し、「汚い」「うざい」「何もない」などと、終始悪口を言い合っていた。その他にも各都市の食文化を取り上げ、「食べたくない」「舌が馬鹿」などと、侮辱する場面も目立った。バラエティーだからといって何を言っても良いわけではない。

  • バラエティー番組が面白くない。放送倫理・人権などに慎重になりすぎている。以前は、バラエティー番組が楽しみだった。でも今は、見た時間がムダに感じる。もっとテレビで心の底から笑いたい。高齢の方々の意見のみならず、若者の意見なども取り入れてもらいたい。

  • 出演者だけが楽しんでいるという印象を受けた。視聴者を無視した番組だ。出演者にはギャラが支払われる上に、賞金も獲得というゲームを、わざわざテレビ番組にして放送する意図がわからない。芸能人の賞金を賭けたゲームを見せられても何も楽しくもない。

  • 「シニア世代の最新・恋愛事情」を取り上げた。その際、婚活パーティーで知り合った女性にストーカーをした男性や、優しくされた喫茶店の若い女性の店員にメッセ―ジやプレゼントを贈り、気持ち悪がられた男性の話が紹介された。その時、高齢者を「じじい」と言ったり、パソコンができる男性に対し「ネットじじい」と言っていた。高齢男性を侮辱するにもほどがある。

【ラジオ】

  • 10歳代の学生をメインターゲットにしている番組だが、パーソナリティーが逆電と称してリスナーへ電話をかけているコーナーがある。しかし、22時以降の時間帯に10歳代のリスナーを出演させることは如何なものか。ギャラは発生していないようだが、道徳的に不適切だと感じる。

  • 番組の至る所に通販の宣伝が入ることにうんざりしている。ラジオを聴いているのか通販番組を聴いているのかわからないくらいだ。大げさな宣伝とアナウンサーが「私も使っている」というアピールがしつこくて嫌になる。

  • ラップコーナーで投稿作品に"おつぼね"に対するラップがあった。最近の流行ではおばさんを「bba(ばばあ)」と表す。今回の投稿者作品の一つは悪口だ。悪口のようなラップを聴いて気分が悪くなった。ラッパーがそれをテーマに作ることは自由だが、それを放送局で流したり、巷で売る行為は如何なものか。

【CM】

  • 食品CMでの「ズルズル」「ジュルジュル」とすすり食べる音や、「クチャクチャ」という下品なそしゃく音、それに合わせて飲料CMの「ゴクゴク」と強調された耳触りな音など、生理的に不愉快だ。最近は特にそのような下品な表現を多用したCMがとても多い。話題になればいいのだろうか。

  • アニメ番組の途中で流れる「スクラッチ」宝くじのCMが気になる。最近の宝くじCMは高額当選金がもらえる可能性を訴えるものが多いが、人気アニメのキャラクターを使用したCMは、子どもの射幸心を煽ろうとしていると感じる。宝くじは子どもにも購入可能だ。宝くじ販売者は、子ども向けアニメキャラを使ったCMを作るべきではない。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 深夜のアニメ番組で、音声加工はしてあるものの、性器の俗称を想像させるせりふや、性行為を意味するしぐさが使われていた。子どもでも想像がつくような露骨な表現であり、度が過ぎている。
  • 子ども向けアニメ番組のエンディングシーンで、アニメキャラクターの少女たちが水着姿でポーズをとったり、肩ひもが片方だけの格好になっていたりする。子ども向けアニメでこのようなシーンが必要なのだろうか。子どもを持つ親としては違和感がある。子どもを狙った犯罪も多い中、配慮に欠けているのではないか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • じゃんけんで勝った人が他の参加者の分も含めて商品を購入する企画があるが、無理に購入を押し付けているように見える。まるでいじめのようだし、子どもが真似しそうで怖い。
  • 子どものいじめが深刻な問題となっているが、お笑い番組でもそのようなシーンを見かけることがある。例えば大物タレントによる若手タレントへの理不尽な要求や罰ゲームなどだ。彼らは大人同士なので、度を越さないよう打ち合わせているのだとは思うが、それを知らない子どもたちは「テレビでやっていることだから大丈夫だ」と真似する心配がある。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 男性お笑いタレントが、嫌がる若い女性タレントの手を無理やりつかんでなめるシーンがあった。面白くもなんともなく、ただ気持ち悪いだけだ。なめられている女性タレントも不快感を表しており、犯罪現場を見せられている気分になった。子どもに人気のある番組なので、演出にはもう少し気を使ってほしい。
  • 高級車を面白がって破壊するシーンがあった。メーカー名やエンブレムも隠しておらず、自動車メーカーや他の自動車オーナーに失礼だ。このような行為を子どもが真似したらどうするのか。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 若手お笑いタレントに他のお笑いタレントがドロップキックをしていた。このような危険なツッコミは一切禁止にしてほしい。

【「危険行為」に関する意見】

  • 深夜のバラエティー番組で、1つにだけ五寸釘が隠されている10個の紙袋を、1つずつ手のひらで勢いよく上から押し潰していくという企画があった。番組では「本気・真剣勝負」とうたっており、怪我することがないようトリックが用意されていたとしても、視聴者には分からない。子どもが真似したり、いじめに発展したりすることが想像される。
  • 生き物を取り上げるバラエティー番組で、カニなどのハサミを持つ生物に女性スタッフの指を挟ませて、その挟む力を測定していた。子どもが多く見る番組であり、子どもタレントも出演していた。挟む力は他の方法で測定できる。一定の配慮はあったが、あのような危険な実験をする必要があったのか疑問だ。

2015年6月に視聴者から寄せられた意見

2015年6月に視聴者から寄せられた意見

政府・与党が今国会での成立を目指す安全保障関連法案を扱った番組に、様々な意見。神戸市児童連続殺傷事件の元少年Aの手記出版を取り上げた放送に対し、如何なものかといった声。韓国を扱った番組で、字幕スーパーと実際にしゃべっている内容が違うといった批判が、多数寄せられた。

2015年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,333件で、先月と比較して489件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール80%、電話18%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性67%、女性32%、不明1%で、世代別では40歳代29%、30歳代28%、50歳代16%、20歳代16%、60歳以上7%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は1,416件【51局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

政府・与党が今国会での成立を目指す安全保障関連法案について、参考人質疑で憲法学者たちが「違憲」としたことで、それを扱った番組にも様々な意見が寄せられた。
神戸市児童連続殺傷事件の加害者である元少年Aの手記出版の話題を取り上げた放送に対し、出版自体許せないのに、さらにそれをニュースなどで取り上げることは如何なものかといった声が寄せられた。
韓国を扱った番組で、字幕スーパーと実際に喋っている内容が違うといった批判が、多数寄せられた。
バラエティー番組の海外ロケで芸人の嘔吐シーンがあったが、映像処理をしているとはいえ、食事時に如何なものかといった批判があった。
ラジオに関する意見は57件、CMについては61件あった。

青少年に関する意見

6月中に青少年委員会に寄せられた意見は115件で、前月から22件増加した。
今月は、「表現・演出」に関する意見が29件と最も多く、次に「暴力・殺人・残虐シーン」が16件、「性的表現」が12件と続いた。
「表現・演出」については、お笑いタレントのお尻に吹き矢(プラスチック製のコーン)が刺さる瞬間の表情を海外の芸術家が撮影する企画について、複数の意見が寄せられた。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、お笑い番組でのツッコミが暴力行為を肯定しているようで、いじめに繋がりかねないとの意見が複数の番組に対して寄せられている。
「性的表現」では、ラジオ番組での性的表現についての意見が目立った。
その他、バラエティー番組でお笑いタレントが他のタレントの新居を訪問した際に、壁に落書きしたり、魚を床に落としたことなどについて、多くの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 安保法制について、論点が不明なわかりにくい報道が目立つ。法案のどこがどう問題なのかを、明確に議論してもらいたい。「誰かが違憲と言った」という風に放送するのでなく、視聴者に考えさせる放送を行ってもらいたい。

  • 3人の憲法学者が国会で安倍総理の集団的自衛権を「違憲」とした。ところが、政権サイドは合憲だと言う。しかし、そもそも自衛隊があることがおかしい。ましてや他国と戦争できるという論理は成り立たない。当然、憲法違反である。9条の解釈はさまざまあるが、この点では、ほぼ憲法の専門家の一致する見解である。ところが、これについて番組の中で鋭く指摘する声がない。憲法違反の法案が強行採決されそうなのに、なぜこんなのんきなことを言っているのか。もっと危機感を持って伝えるべきではないのか。

  • 『安保関連法案、与野党の重鎮4人が反対表明』と題して、4人の反対意見だけを報道していた。賛成する意見の報道は、番組の中でなかった。国論を二分する法案だから、賛成する意見も報道するべきだ。

  • 重要法案審議中にもかかわらず、国会中継の放送がない。局に理由を聞くと「総合的判断で放送せず」との回答を得た。大相撲も高校野球もない時期で、実際に放送されている番組は再放送ばかりだ。「総合的判断」の根拠が全く理解できない。

  • 国会中継をしないことは国民の知る権利を奪っている。さらにニュースでは与党の都合の悪い部分は削ってしまっているので、報道は危険な状態と言える。必ず国会中継をしてもらいたい。

  • テレビ番組表で「自衛隊が海外で人を殺す想定事例」というタイトルを見て驚いた。安全保障関連法案はまだ可決していないし、仮に可決しても「自衛隊が人を殺す」とは決まっていない。自衛隊が海外で人を殺すことを想定内と決めつけ、国民に不安と誤解を与えるタイトルはやめるべきだ。

  • ウクライナ訪問で総理は「力による現状変更は認めない」と言っていたが、政府・与党推薦の学者も含めた憲法の専門家が憲法違反とした安全保障法制を強引に進めようとしていることにはなぜ触れないのか。こちらも力による違法な現状変更ではないか。政権におもねるばかりなら、マスコミはいらない。

  • 自民党議員や作家から、マスコミや沖縄の新聞をつぶせという発言があったとのことだが、日本は中国や北朝鮮と同じになってしまう。このままでは本当に危険である。マスコミよ、すぐに立ち上がってくれ。

  • 自民党若手議員の勉強会でのマスコミ批判について、各マスコミは報道の自由・言論の自由の弾圧だと大騒ぎをしているが、果たしてそれは正しいのだろうか。他人がマスコミ批判をすると、その人々を糾弾する。マスコミは自分達に不都合なことを、報道の自由・言論の自由の名のもとに封じ込めいていないといえるのか。

  • 報道機関に圧力をかけようとする政権与党は「報道機関を潰す」とまで発言した。戦争法案を報道すれば、報道機関は政権によって潰されるという、はっきりとした言論弾圧である。この問題はマスコミ各社で協力し、政権与党に抗議文を届ける必要があるのではないか。今後も圧力に負けない公平な取材と報道を求めたい。

  • 神戸市児童連続殺傷事件の加害者である元少年Aの手記出版の話題が取り上げられた。出版自体許せないことだが、さらにそれをニュースで取り上げ、出版社や書店などの関係者と遺族にまでインタビューをしていた。その上、番組では本の一部を抜粋して朗読した。それも元少年Aが犯罪に傾く心理を描写する部分だった。テレビという場で、異常犯罪者の心理を本人が書いたものを通して読み解くのは、危険な行為だ。それによって本に興味をそそられる人が出るかも知れない。出版の事実だけを報道すれば十分だった。

  • 韓国でMERSコロナウィルスが蔓延しているが、テレビでの報道の少なさに恐怖を感じている。数年前に大して致死率も高くない新型インフルエンザの時は大騒ぎしたのに、致死率4割とも言われている恐ろしい病気が韓国で猛威を振るっているのだから、もっと時間をさいて報道するべきだ。

  • MERSの報道において、韓国への渡航は問題ないとしていた。しかし韓国の病院の対応は不十分で、MERS患者を家族が付き添い看護しているとも聞く。ウイルスの拡大を制御できている状態ではない。他の国は韓国への渡航を制限しているのに、なぜ日本は韓国への渡航を禁止しないのか。もっと国民の生命を重視した報道をするべきだ。

  • 私は福島県に住んでいる。東日本大震災で、東京電力福島原子力発電所から大量の放射性物質が排出された。福島県などの自治体は、住民県外流出を抑えたいがために、生活に影響がないとして地元に戻るように勧めている。しかし、実際に放射線物質量を計測すると、異常値を出す場所は多々ある。とてもではないが、まだまだ安心して住める状況ではない。これらについて、テレビで取り上げることはほとんどないので、地元民であっても被ばくリスクを考えずに行動している人々が非常に多い。放送で放射線物質による土壌汚染の問題をもっと取り上げ、福島の本当の状況を伝えてほしい。

  • お買い得情報などが満載の地元密着型情報番組だが、情報の度に「ピロピロン」という効果音が流れる。地震警報とそっくりで、数分に1回くらいの頻度で鳴る。電子音が聞こえると、反射的に「地震か!?」と身構えてしまう。あわてて画面を見ると「野菜の特売のお知らせ」といった具合だ。心臓にも悪いので、すぐにでもやめてほしい。

  • フィリピン大統領を歓迎する宮中晩さん会に皇室の若い女性がデビューしたという話題が大きく伝えられた。彼女の様子ばかりがクローズアップされているが、晩さん会の趣旨であるフィリピンと日本との友好について、過去の歴史も含めて伝えることのほうがはるかに大切だと思う。彼女のドレスやティアラばかりを取り上げることは如何なものか。

  • 殺人容疑で逮捕された僧侶の報道で、混乱しているであろう父親にインタビューしたあげく、司会者が「事の重大さが分かってないんでしょうか」と発言していた。子どもが逮捕され動揺している親が、きちんと理路整然と回答できるわけがない。精神的ダメージで参っているであろう親を責めたてることは止めてほしい。

  • 軍艦島に慰霊に来た韓国人団体のことを報じていたが、韓国市民団体の主張のみを取り扱い、地元の声は届けていないように思われる。中立・公正とはかけ離れた偏向的な報道だ。日本の放送局がなぜ韓国の立場に立って報道するのだろうか。

  • 障害者の福祉施設での暴力行為の映像だが、各局のニュースで繰り返し放送され、特に頭部を3度も連続して殴られ気絶したように倒れる場面は衝撃的だ。放送はある面必要だと思うが、繰り返し流すのは、再発防止の助けになるとはいえない。扇情的な報道に堕している。被害者の人権に対する冒涜にもなっており、障害者への暴力を助長する。

  • 群馬県で突風が発生し、建物の屋根などが飛ばされる被害があった。放送した局や番組は失念したが、リポーターが白いヘルメットをかぶって被害にあった家に入っていた。しかしその家の人はヘルメットを被っていなかった。自然災害の被害状況を中継する際、家の中まで案内させる以上、その家族のヘルメットも準備しておくべきだ。自分の身の安全だけを図っているようで、違和感を覚えた。

  • 災害や事件で「視聴者提供」の映像が流れるが、疑問に思う。常に現場にカメラマンがいるわけではないので、居合わせた人が撮った映像はありがたいとマスコミは使うのだろう。しかし「スクープだ」と民衆がこぞってスマホを向けることには首を傾げざるを得ない。なにより災害時には身の安全が第一ではないのか。視聴者提供の映像の採用にはもっと慎重であるべきではないのか。

  • 沖縄からの中継で、沖縄戦の惨劇を強調するあまり、「軍隊がそばにあると住民が犠牲になる」と、暗に現在の沖縄が同じ状況にあるかのような放送をしていた。今、沖縄から基地がなくなったら、どうなるのか。基地反対を煽るなど、活動家と同じではないか。

  • 公然わいせつ容疑で現行犯逮捕をされた男性をテレビカメラが待ち構えるようにして一挙手一投足を映し出した。確かに地域で以前から問題になっていた人物らしい。しかし、カメラマンが逮捕できるのか。もしかしたら知的障害などがある人かもしれないのに顔を公開してよいのだろうか。メディアに裁く権利があるのだろうか。

  • 日韓国交正常化50周年にあたり、メディアは韓国との友好ばかりを伝えているが、韓国の反日行動を見聞きすると友好の気持ちは持てない。韓国に歩み寄ろうとする姿勢は不愉快極まりない。メディアはもっと近代史を勉強するべきだ。

  • 日経平均株価が、ITバブルといわれた高値を上回って上昇した、とニュースで報じていた。この浮かれたようなコメントを流すのは、如何なものか。今は日銀が介入し、年金も郵貯の資金もつぎ込んで株価を釣り上げている。決して景気は良くない。さらに、円安で株価が上がっているようであってもドル換算すると決して上がっていない。それなのにメディアが、株価が上がり景気が安定している、と報道していることは看過できない。景気が良いと勘違いさせる報道は危険である。

【番組全般・その他】

  • 三重県で捕獲した野生のクマを、隣接する滋賀県内に放置した事件があった。その話題で、司会者が「笑っちゃいますね」と言った。そのクマで重傷を負った女性がいるのに驚くべき発言だ。私は三重県でそのクマの行方を追っており、女性の悲惨な傷の状態も知っている。男性司会者に憤りさえ覚えた。

  • 男性お笑い芸人が中学生によく見る番組を聞いたとき、その番組名を言わなかったので「気を使えよ」と頭を殴った。また、図に乗って事あるたびに殴っていた。このような行為はいじめや暴力につながりかねない。お笑い芸人が殴ることを"芸"と勘違いしているようで、不愉快極まりない。

  • 芸人が女性タレントのおっぱいを堂々と揉む様子が放送された。親告罪かもしれないが、これは一般社会では立派な犯罪行為だ。生放送でなければカットするべきだ。一般の地上波で、このようなシーンを平然と放送するテレビ局の異常さにあぜんとした。

  • 「関西の各府県の県民がお互いの県をどう思っているのか」ということを、街頭インタビューを交えて伝えていた。ところが私の住む奈良県については、「鹿と大仏」という紋切り型のイメージしか出ない上、「奈良には何も無い」とまで言い切った。すると他の出演者からも「奈良出身者はエイリアンをもじってナラリアンとばかにされる」など侮辱的とも思える発言が続いた。これらはステレオタイプ的とも言える極めて偏狭な捉え方だ。

  • 「芸能人のオネエ疑惑検証」という趣旨だった。タレントが「オネエじゃない」と否定しているのに、周りがそれを問いつめていた。テレビは面白おかしく、今世間が興味をもつ話題をとりあげるのはわかる。だが僕自身ゲイなので、すごく腹立たしい思いになった。自分たちにとっては当たり前のように人を好きになっているだけなのに、あたかもそれが病気であるかのように毛嫌いされ、否定される。悔しい気持ちで一杯だ。肩身の狭い思いをしながら生きているのに、テレビという影響力のある媒体で、世間の偏見を助長するようなことはやめてほしい。

  • 女性タレントがマラソンに挑戦するという内容で、その練習中のジョギングの様子を紹介し、インタビューしていたが、彼女に対して「ババア」と言い、わざわざ字幕まで出した。また、少し後には胸のなかに手を入れてもてあそぶような場面もあった。まさにパワハラそのもので、不愉快な映像だった。

  • 「知ってるようで知らない韓国の謎」を見た。まず感想としては非常に良いと思った。これからは定期的に日韓の学生なども交えて議論し、ただ単に侵略した・侵略されたではなく、もう少し深く高いレベルで理解を深め『共通の歴史認識』を持てるようになってほしいと思った。また、このような番組を日韓で共同制作して、互いの国で放送すれば、先入観や誤解が解けるのではないのか。ただ批判しあうのではなく、お互いに話し合いをする努力が、未来に向けて必要だと思った。

  • 韓国を扱った番組で、ソウルでの街頭インタビューに出てきた女子高生の発言に対する字幕が間違っていた。字幕では「嫌いですよ。だって韓国を苦しめたじゃないですか」となっているが、わずかに聞き取れる本人の声を聞くと、「文化がとても多いですよね。そして外国人が本当にたくさん訪れています」と言っているように聞こえる。日本を悪く言うような発言は全く聞き取れなかった。

  • 消費者グループが、「景品表示法に違反する」と指摘しているスポーツジムのビジネスを、一方的に賛美している内容だった。しかもその会社の立会外分売の取引開始前日の放送だった。何か意図的なものを感じた。

  • 面白くて大好きな番組だが、芸人が嘔吐するシーンは、モザイクなどで隠してはいるが気持ちの良いシーンではない。嘔吐に対しトラウマをもっている私からしてみれば、そんなシーンを放送するなんてとんでもない。ましてや食事をしている時間帯であり、食欲もなくなる。怒りさえ覚える。

  • ゴーストライター事件で有名になってしまった作曲家がゲスト出演していた。その彼の頭を後ろから芸人が思い切り叩くシーンが放送された。芸人なら慣れていることでも、異分野の彼にとっては、かなりの衝撃だったと思う。突然の一撃により頭に損傷を受けることも考えられる。こうした暴力的なやり取りを放送することは、やめるべきだ。

  • 朝の情報番組だが、他の民放局の同時間帯の情報番組よりもテンポがよく、しかも他局と違い、特定の性別・世代・趣味などをけなして面白おかしく仕立てるようなことは一切ない。スタジオの若いアナウンサーやコメンテーターも、軽い議論を交えつつわかりやすくコメントするため、好感を持った。今後も同じスタンスで番組を続けてほしい。

  • 薄毛、ブスなど自分ではどうしようもないことを嘲笑の対象にする放送があまりにも多い。薄毛は病気なのに、嘲りの対象にする放送に怒りを感じる。子どもの頃からそのような放送を見ていると、薄毛は気持ち悪い、馬鹿にされる対象なのだと教育されているようなものではないか。病に対して偏見を持たせる放送を流していいのか。芸人を起用した番組が多いため、他人を馬鹿にして笑いを取るということが多くなっている。人の気持ちを少しは考えた番組作りをすべきではないのか。

  • 「連続ハワイロケを慣行としている」と言っていた。しかし、そのハワイロケは、番組取材というよりも、出演者とスタッフの「毎年恒例のハワイ社員旅行・慰安旅行」が目的なのではないかと感じるような、内容の薄いものが多かった。番組ではハワイ以外にも、年間を通して不要な海外ロケを多用しており、番組を私物化する風潮があるように感じる。真摯な制作をお願いしたい。

  • どう見ても合成の映像か、心霊現象でも何でもない映像を、さも摩訶不思議な映像であるかのように放送していた。視聴者を馬鹿にしていて不愉快である。タイトルにも詐欺の要素が強く、内容もくだらない。例えば「南米の女性が妖怪に襲われ、その子を死産した」という話を放送していたが、赤ちゃんの遺体の映像を見る限り、障害を持ってうまれた未熟児にしか見えない。おそらく我が子がそういう状態でうまれた事実を受け入れられない母親が、地元に伝承される妖怪のせいにしてしまったのだろう。障害児である可能性にも一切触れず、面白おかしく放送するテレビ局側の姿勢に疑問を覚えた。

  • 「中年パラサイトシングル」について放送していた。論調は概して批判的で、中年パラサイトが「家事をせず、親のお金で楽をしている」などと、まるで年金泥棒のように扱っていた。しかし自立しない原因は本人の努力不足だけではない。彼らも好き好んで親と同居している訳ではないし、親の介護などの理由で同居している可能性がある。パラサイトなどと決めつけて、一方的に悪者扱いをすることはいかがなものだろうか。

  • ワイドショーの芸能ニュースで、人や事務所によって、態度をかえるテレビ局に理不尽さを感じている。昨今も週刊誌で女性アイドルと男性アイドルのスクープ写真が発表されたが、全局のワイドショーは、殆どこのニュースを取り扱わなかった。あきらかにテレビ局が何らかの力に屈していると察する。分け隔てない公平な放送を確保してほしい。

  • 野球中継だった。選手がボールを捕ろうとした時、実況か解説者が「落とせ、落とせ!」と叫んでいた。下品な野次のせいで、野球が浅ましいスポーツにみえた。球場やテレビの前で野次をとばすことはかまわないが、実況者・解説者たるものが、そのような発言をするものではない。

  • IT企業の元社長が出演していたが、まるで逮捕されたことがなかったように芸能人面していたことに違和感を持った。なぜ前科があるのに、それを良しとする風潮があるのか。芸能界は犯罪者に甘すぎる。過去のことになっているが、世間はこの人が逮捕されたことを忘れていない。犯罪者の顔など見たくない。バラエティー番組などもっての他だ。

  • 女性タレントが猛獣の世話を体験するという企画で、ワニの池の掃除やライオンの放し飼いエリアに入るというロケ映像が流れた。女性タレントはおそらく飼育員の資格や技術もなく、"棒一本でライオンの世話"など、無防備な状態で猛獣に近づくよう指示される。ライオンの放し飼いシーンでは、エリア内に入る際、書類に「何が起こっても一切責任は追及しない」という同意書にサインするシーンもある。一種のパワーハラスメントにも該当するのではないか。

  • 前回の放送での「ゆとり叩き」がひどく、SNSなどで炎上し、ネット新聞でも取り上げられるほど問題になった番組の第2弾だった。何も変わってない劣悪な番組だった。反省で出演させたという人物もどう見ても「ゆとり叩き」の為の、アホキャラ枠での出演で、酷さがました内容だった。

【ラジオ】

  • 店舗を紹介するコーナーであるパン屋を取り上げたが、「紹介するアナウンサーのいとこの店だ」と言っていた。身内の店を取り上げることは認められるのか。その店を取り上げるなとは言わないが、取り上げるならば身内の店だと言うべきではないのか。身内びいきしているようで面白くない。

  • 私は喫煙者だが、番組で喫煙者はまるで犯罪者のような扱いをしていて、憤慨している。我々喫煙者のほとんどは周りに気を使い、歩きタバコなどもせず肩身の狭い思いをしている。そのことについて一切の不満も言わない。喫煙者を馬鹿にするような発言は許せない。

  • 中高生らしき男子からの「恋愛ってどういう感じですか?」という質問に対し、出演者は「夢中になる」「高揚感がある」という説明に加えて「クスリを使った感じで興奮状態になります」と発言した。最初は聞き違いかと思ったが、その後も何度か"クスリの時のような"と説明していた。"クスリ"という言葉を持ち出すとは驚いた。

【CM】

  • 子ども達に支持された童話やアニメ作品が、CMでパロディー化されているのをよく目にするが、本来のイメージがCMに取って代わられ、純朴な感じが損なわれる。童話は子ども達の大切な宝なのだから、CMに利用する際は十分に配慮してほしい。

  • ホラー映画のCMがあまりにもひどい。幽霊が抱きつくなどの映像があるが、「心臓が弱い方は見ないでください」という注意が出ても対処できない。ホラー映画の予告の放送はやめてほしい。

  • スマホゲームのCMだが、アニメの女子学生が頭を撫でられ、「先生」ととても嬉しそうに顔を赤らめるシーンがある。昨今、実際に学校の先生からの性的な接触の問題も多々ニュースになっている中で、このような先生から体に触られ、それを少女が嬉しそうにしているような気持ちの悪いCMを、昼間から堂々と流すのは問題だ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、プラスチック製の吹き矢で女性お笑いタレントのお尻を刺す瞬間を芸術家が撮影していた。芸術家は人が痛みを感じる瞬間の表情が芸術だと話していたが、子どもたちに人気のある番組であり、子どもたちが真似することを懸念している。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 商店街でのロケシーンで、お笑いタレントが後輩タレントのお尻を蹴飛ばしたり、頭を叩いていた。ツッコミのつもりだったのだろうが、度が過ぎていた。大人がこのような場面を平気で笑うことが、いじめに繋がっていくのではないか。

【「性的表現」に関する意見】

  • 若者向けのラジオ番組で、10代であるリスナーの性的経験をパーソナリティーが面白おかしく聞いていたが、未成年の性行為を正当化しているように感じる。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • バラエティー番組で、複数のお笑いタレントが「新築祝い」と称して別のタレントの別荘を訪れた際の行動に唖然とした。壁に落書きする、裸で家具に座る、生きた鯛を畳や床に落としてふざける、飲み込んだ食べ物を床に吐き出すなどモラルがない。非常識かつ不愉快で、何が面白いのかわからない。非常識で迷惑な行動を面白いことと思い、真似する子どもが増えそうで嫌気がさす。

【「危険行為」に関する意見】

  • 海外の投稿ビデオを紹介する企画で、腋の下に制汗スプレーをかけている人の後ろからライターを近づけ、火が噴き出て驚いた様子を面白いことのように放送していた。危険な行為であり、子どもたちが見ている時間帯に放送するような内容ではない。

【その他】

  • 不登校の児童を「意識が高い」と紹介していた。当該児童は、いじめや家庭事情、身体の問題などのやむを得ない事情ではないのに義務教育を受けていない。こういった児童を安易に起用し、「意識が高い」と扱っていることにショックを受けた。未成年が法に則った生活をしていないことを取り上げるならば、保護者による説明が必要ではないか。

2015年5月に視聴者から寄せられた意見

2015年5月に視聴者から寄せられた意見

安全保障関連法案の国会審議について、政府批判ばかりの一方的な放送は如何なものか、「事実上の戦争法案」にもっと反対すべきだなど様々な意見。箱根の大涌谷近辺の火山活動活発化のニュースに、風評被害との指摘など。

2015年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,844件で、先月と比較して396件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール77%、電話21%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性77%、女性21%、不明2%で、世代別では40歳代30%、30歳代26%、50歳代18%、20歳代16%、60歳以上7%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は754件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

安全保障関連法案の国会審議が始まったが、政府批判ばかりの一方的な放送は如何なものかといった意見などが寄せられた。
アメリカ議会上下両院合同会議で総理が英語で演説したが、特定の国のリアクションしか紹介していない、などといった意見が寄せられた。
箱根の大涌谷近辺の火山活動活発化のニュースに、地元の商店街の人たちからあまりに煽りすぎではないのかといった、風評被害の指摘があった。
ゆとり世代に関する話題を扱った番組に対し、特定の年代の人を揶揄するものだといった批判が多数寄せられた。
ラジオに関する意見は45件、CMについては34件あった。

青少年に関する意見

5月中に青少年委員会に寄せられた意見は93件で、前月から1件増加した。
今月は、「性的表現」に関する意見が18件と最も多く、次に「表現・演出」が13件、「動物」が10件、「編成」が7件と続いた。
「性的表現」については、日曜夜の情報番組で、若者の間でキス動画を動画投稿サイトに公開することが流行しているとの話題を取り上げたことに対し、「不快」「もっと投稿サイトの危険性に触れるべき」など、多くの意見が寄せられた。
「表現・演出」については、幅広いジャンルの番組の演出方法について、意見が寄せられている。
「動物」については、少年による詐欺未遂事件の報道に際し、被害者が撮影してSNSに投稿した、飼い犬の虐待映像を放送したことに批判的な意見が集中した。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 普段から公平・中立ではないと感じていたが、国会における安保法制に関する放送は、明らかに異常だった。意見が対立するような事案に対して、一方的な報道を行うことは、放送法に違反しているのではないのか。偏った情報を流し、印象を操作するのは偏向報道そのものだ。

  • 今国会で審議されている安全保障法制は「事実上の戦争法案」と報道するべきではないのか。「安全」とか「平和」という言葉をつけてごまかそうとする政府のやることに、マスコミはもっと反対するべきだ。それともまた政府から陰に陽に圧力があるのだろうか。だとしたら、それも含めて報道してほしい。

  • 先日の首相の米議会での演説を取り上げたトピックスの中で、演説内容に対する評価にほとんど言及せず、総理を誹謗中傷するかの如く、英語力や演説原稿のメモをフューチャーするなどに、多くの時間を割いていた。世界情勢不安で危機管理に関心が高まっている昨今、呆れるばかりだ。

  • 首相の米議会での演説のニュースで、中国と韓国の2国の抗議のみを取り上げ、しかも「アジア各国が反論している」と言い切っていた。しかし、インドネシア、マレーシア、フィリピンやパラオ等の他の国や地域のコメントは全く取り上げていない。公平・中立を逸脱している。

  • 政権がやろうとしていることに追随するばかりの報道が増えて残念だ。視聴者は本当のことを知りたいのであって、政権が作る虚像を見たいわけではない。

  • 「箱根・宮ノ下温泉の人通りが火山活動風評被害でこんなに少なくなっている」とのリポートがあった。しかし、誰も歩いていないとして紹介された路地は、火山活動前でも人通りのない路地だ。箱根全体の取り組みとして、過剰報道による風評被害を最小限にとどめようと努力している。このような誤解を招くような報道は控えていただきたい。

  • 箱根の報道は毎日、不安を煽るかのようだ。実際、旅館のキャンセルが相次ぎ、死活問題だ。マスコミは「風評被害のおそれ」や「あまり怖がらなくても」などと述べつつ、「地震の回数が増えている」などと報じている。注意は必要だが、入山規制のレベルをマスコミが上げているのでないだろうか。箱根だけでなく、自然災害の今後の伝え方と、それによる風評被害を考えるべきだ。

  • 大阪都構想の結果に関する報道の中で、司会者が、賛成派の敗因について喋ったあと、手に持っていた指示棒をカメラ(視聴者)に向かって突き出すようにしながら「こういうことを言うと、おかしな反対派から電話が掛かってくるんだ!お前ら、いい加減にしろ!」と暴言を吐いた。視聴者を侮辱する行為だ。苦情の電話をする人のことを「おかしな反対派」とひとくくりにし、レッテルを貼っている。司会者のあるべき姿とはとても思えない。大阪都構想に反対する市民のことをあからさまに貶める発言で、司会者として不適格と言われても仕方がない。

  • 日本礼賛の番組が多すぎる。ちょっと日本の体制を批判すると、「反日」の烙印を押されて、ネットで炎上する事情は理解できるが、現代社会の問題点を指摘することこそ、日本という国家のためになることではないのか。幼児化しているネット世論に迎合しない、硬派で取材力のある番組を見たい。

  • 「やらせ問題」で、ドキュメンタリーはある程度演出をやらなければ作れないと言っていた。嘘がなければ問題ないとも言っていた。しかしこれはメディア側の都合のいい言い分だ。視聴者は作り物だと見ていない。作り物ならドキュメンタリーではない。演出なしの撮りためたものを編集することは分かるが、演出を入れてしまえばそうではない。自己弁護に終始しないでほしい。

  • 来日する外国人観光客が増えているという話題だったが、浅草や渋谷など東京の観光地ばかりを取り上げていた。外国人観光客たちは東京にしか興味がない、と伝えるような内容だった。実際には多くの外国人観光客が京都や奈良、大阪、広島、北海道、九州などにも来ており、彼らは国内の観光地では京都を最も高く評価している。在京の放送局が東京目線で番組制作をし、東京に都合がよいように放送をしているかのようだ。

  • 中国国内の合唱コンクールで可動式の舞台が落ちたというニュースを取り上げていた。舞台の上では多くの生徒たちが合唱をしていたのだが、落ちる瞬間の映像に「一糸乱れぬ様で落ちて行った」とナレーションが入り、同時に茶化すようなコミカルな曲をつけ、落ちたシーンを何度か逆再生していた。重傷者も出ている事故を、面白おかしく編集する放送局の倫理感を疑う。

  • 報道番組全般に対して、各放送局の主張が強すぎることを懸念している。事実のみ正確に報道するべきだ。各放送局の主張が反映された報道番組もどきが大変多い。自重してほしい。

  • 生放送中に東北地方で最大震度5強の地震があり、緊急地震速報が流れた。その後約数10分にわたって他の内容の報道を取りやめて、「繰り返しお伝えします」と何度も放送していた。公共放送の観点からの報道と思われるが、延々と同じ内容を繰り返されると、最初から見ている人は「いい加減にしてください」と言いたくなる。今は字幕放送もできるのだから、音声による放送は10分おきくらいに最新情報を伝えるようにして、あとは字幕放送に任せて他の内容も報道すべきではないのか。

【番組全般・その他】

  • 「ゆとり世代」を取り上げていた。ゆとり世代を馬鹿にした内容で、バラエティー的には面白いのだろうが、偏見に満ちていた。ゆとり世代代表として2人の芸能人が出演していたが、普通ではあり得ない言動が目立った。あまりにも揶揄しすぎだ。ゆとり世代の私としては胸が締め付けられる思いがした。

  • モノマネ芸人が有名人の身内に「オレオレ電話」をしていた。オレオレ詐欺で高齢者をはじめとする多くの方々が被害に遭い、重大な社会問題となっている中で、面白おかしく、このようなお笑い番組のネタにすることは如何なものか。

  • オレオレ詐欺で被害者がこれほど多く、社会問題化しているにもかかわらず、電話の声で人を騙すというお笑い企画を放送していた。笑いと倫理の境界を逸脱している。電話の声で人を騙すという行為は、今や犯罪だ。なぜこのような番組が放送されるのか。高齢者が電話で老後のお金を毎日騙し取られている現状を、この番組担当者は知っているのか。

  • 急増する「中高年ニート」について話していたが、年金不正受給者に結びつけるなど、あまりにも差別的な内容だった。私は親に面倒を見て貰っているが、家事などをやっているので引け目はない。働かない人たちに、あまりにも悪いイメージを植えつけるものだった。

  • 南米や中東、アフリカ諸国等を取り上げる際、距離感を表現するためか「日本の裏側」「地球の裏側」という表現が安易に使われている。惑星に表裏、上下左右はあるのか。差別表現の一つではないか。

  • 「母乳フェチ」や「女性を口説く」「ナンパ」「ED」に関する話題で盛り上がっていた。これはセクシャルハラスメントではないのか。いずれにしても、いつもこの番組は下ネタが多い。男女ネタを放送したいのなら、18禁のCS番組にするか、せめて深夜帯の番組にするべきではないか。ゴールデンタイムで家族で安心して見られる番組ではない。

  • カップルにインタビューし、彼氏の携帯を見せて浮気していないかどうかを調査する企画だった。最初に登場したペアルックのカップルの彼氏は19歳の未成年だったが、インタビューの中で、「中学生の同級生とお酒を飲み行った」という発言があった。未成年の飲酒が問題ないかのように話を展開していた。未成年の飲酒発言があったのに、平然と放送することにびっくりした。

  • 広島のある島が紹介された。外国人の女性が、木陰で休んでいるウサギを無理やり抱き上げていた。島では抱っこは禁止されており、至る所に注意書きが貼ってある。最近、島にもマナーを守らない人が増えているが、呆れと怒りを感じた。放送するときは、きちんとそういった島の規則があることを知らせるべきだ。マスコミの影響力は大きいのだ。

  • 日本に住んでいる国際結婚をしたお宅に訪問して話を聞いたり、その国の食事を食べたりするコーナーが面白い。海外に行き、その文化にふれるのも良いが、日本に住んでいる外国人の生活にふれるほうが子ども達にも身近に感じられる。オリンピックもあることだし、海外の文化の理解にも繋がるよい番組だ。これからも訪問のコーナーも含め、番組を続けてほしい。

  • 出演者による差別的な言動や過激な発言が多すぎる。子ども達がテレビを見ている日曜の昼間に、こんな番組をいつまでも放送していてよいのか。5年後にオリンピックを控えているというのに、日本のイメージダウンにもなりかねない。この番組がきっかけで、外国人に対するヘイトスピーチが起こったり、「ネット右翼」と呼ばれる若者が増加したのかもしれない。日本の政治や海外のお国事情を批評するのは自由だが、差別的な発言や過激な発言は慎むべきだ。

  • 猿がいる無人島の企画で、現地で料理を作る時に猿に材料を食べられるシーンがあった。そういうシーンは面白いのかもしれないが、野生の猿に人間の食べ物の味を覚えさせてしまう。専門家が指導すれば、番組はもっと良いものになるのではないのか。

  • 「中高年のニート」として、母子家庭の親子の特集をしていたが、彼はニートではなく舞台やテレビでも活躍している芸人だ。紹介の仕方があざとく、後半でネタばらしをしていたが、言い訳としか思えない。現実のニートで、その状況から抜けだしたくて苦しんでいる人が大勢いるのにもかかわらず、“ニート=堕落者”という構図を視聴者に印象づけているようにも思える。

  • 「現金を街角に放置し拾われるだろうか」という企画だが、なぜ街角に現金を放置するのか。持っていく人がいても不思議はなく、いろんな人に迷惑が掛かる。視聴率を稼ごうという魂胆が見え見えの下品な番組だ。

  • 情報系の番組で、出演者がお笑い芸人で固められている。特に4月から入れ替わった出演者にそうした傾向が強い。芸人のコメンテーターは面白いのだが、あまりにも多くて食傷気味だ。朝の放送で芸人に「おはよう」と言われ、夜の番組で同じ人に「こんばんは」と言われる。コメンテーターには色々な分野の人をバランスよく配置してほしい。

  • 食べ物や野菜などの健康効果を紹介するコーナーや番組があるが、ほとんどが「○○先生によると」「○○の効果が期待できる」など、放送側の無責任さが目立つ。問題があったら、「○○先生による見解」「効果があるとは言っていない」と逃げようとしているのか。「効果が期待できる」など噂話の延長のような事柄を、ありそうなこととして放送していいのだろうか。

  • 各局で「ゴミ屋敷」の特集を放送していたが、特にこの番組はひどかった。長々とインタビューを放送していたが、不愉快だった。ゴミ屋敷に住む人たちは、普通ではない、精神的に問題のある人が多い。そのような人にインタビューをして、まるで見世物のような感じだった。

  • 「オムライス日本一決定戦」の様子を放送していた。放送では、10種類のオムライスをディレクターが「全部食べて完食、お腹いっぱいだ」としていた。私はその日、偶然その場にいて一部始終を見ていたが、彼は10食のオムライスを全部は食べていなかった。1口ずつだけを食べて、残りはスタッフみんなで食べていた。「悪質なやらせ」とまでは言わないが、この程度の演出なら許されるだろうという甘えに他ならない。見たくはないテレビの裏側を目撃した思いがした。

  • 「葬式で焼きあがったお骨を見て職業病が出てしまった一言とは?」というお題があったが、あまりにも不謹慎だ。先日、私の祖父が亡くなり3日前に祖父の葬儀が行われたばかりだ。私以外にもこのような思いをした方もたくさんいると思う。なぜこのようなお題にしたのか不思議だ。

  • マラソンランナーとして走るかもしれない芸能人発表のやり方にとても憤りを感じている。私の息子は身体障害者だ。毎年24時間マラソンは楽しみのひとつだった。今回も誰が走者なのか期待していた。ところがあの発表のやり方は、まるでいじめで、悪意を感じた。あのような発表の仕方では、指名された人物は断る余地がない。決まった時点での発表では面白味にかけるのか。

  • マラソンランナーに男性のロック歌手が選ばれたが、テレビ局のゴリ押しで断れない状況を作り出していたように見えた。炎天下で24時間マラソンという企画が、どれ程の危険であるのか、テレビ局側は認識しているのだろうか。チャリティー番組というなら、人の命をもっと大切に考えるべきだ。

  • 私は脳神経外科医だ。男性の芸人が屋外で高速回転する椅子に座ったあと、泥沼にかかった一枚板の橋を渡り切れるかという難題に挑戦させられた。彼は泥に落ちてうずくまり、「クラクラする」「寒くて前が見えない」「気持ち悪い」などと訴えており、かなり重症に見えた。その様子を見たスタジオは大爆笑だった。しかし医師として、脳への損傷をきたす前段階の症状を疑った。回転速度がもう少しでも早かったり、回転時間が長いと頭部や呼吸器官を痛める危険性もある。事故にもつながる危険な仕掛けをしてまで番組を作る必要があるのだろうか。

【ラジオ】

  • 沖縄の基地反対に共鳴する9条の会の会員だという聴取者の「総理は怖い人」という手紙を、出演者が読み上げた後、女性アナも「怖い」と発言していた。同じ主義・主張をする出演者がいてもおかしくないが、局アナが安易に賛同するのはルール違反ではないのか。政治家を「怖い」などという個人的な感情で批判したいのなら、個人ブログやインターネット放送でやるべきだ。

  • 男性DJが「ファーストキスはいつだった?」という流れになり、周りにいるスタッフに次々と聞いていた。そして「僕は○才の時にした。相手は誰々さん(フルネーム)で具体的に、どの場所でした」と発言した。得意そうに話している様子が不快だった。DJとして配慮がなさ過ぎるのではないのか。

【CM】

  • 未成年の飲酒が問題とされるのに、未成年に人気のあるタレントがアルコール飲料のCMに起用されることはおかしい。海外ではアルコール飲料のCMに様々な規制があると聞いている。日本はあまりにもずさんでいい加減すぎる。

  • ドラマや映画等のCM中に暴言や暴力シーンがたびたび見受けられる。CMは番組と違い選択ができず、子どもの目にも触れる。このようなシーンを入れるべきではない。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 中高生のカップルが自分たちのキス動画を動画投稿サイトにアップする現象を特集していたが、幼い中高生の顔がインターネット上にキス動画という形で流される危険性を警告するのではなく、むしろ好意的に放送していた。一部、批判的な意見もあったが、「恥を知らないのか」など無難な意見ばかりで、インターネットに潜む危険性についての観点が欠落していたように感じる。

  • バラエティー番組で、男性お笑いタレントが女性お笑いタレントの胸を揉むギャグをしていた。青少年がまねするおそれもある。当該女性お笑いタレントは収録中だったので、自分の感情を押し殺していたように見えた。お笑いタレントだからといって許される行為ではない。

【「動物」に関する意見】

  • 少年がSNSを通じて知り合った会社員に対する詐欺未遂で書類送検された事件の報道に疑問を持った。少年たちは被害者である会社員を恐喝するために、会社員が自らの飼い犬を虐待する映像を撮影・投稿させていたのだが、その虐待映像を放送する必要があったのだろうか。私は極端な動物愛護精神を持っているわけではないが、非常に嫌悪感や不快感を覚えたし、子どもにも悪影響があるのではないかと思う。そもそも虐待動画はニュースの核心部分ではなく、詐欺未遂事件の手口や犯人と被害者の関係性などが注目すべき点ではないのか。

【「編成」に関する意見】

  • 土曜日の深夜に未成年のアイドルが出演するラジオ番組がある。当然、録音放送だとは思うが、当該アイドルのファンは青少年が多いと思われるので、青少年の健全な生活のためにも放送時間をもっと早めてほしい。

【「犯罪の助長」に関する意見】

  • お祭りの会場で「ドローン」を飛ばすと示唆した少年が逮捕された。逮捕前にも同少年に関する報道が行われていたが、これにより、少年が動画をアップしているサイトの視聴回数が増え、当該少年の広告収入を増加させることになってしまったのではないだろうか。逮捕前の報道が、少年の行動を煽る結果になったのではないかと感じる。

2015年4月に視聴者から寄せられた意見

2015年4月に視聴者から寄せられた意見

政権与党の調査会が、番組内容に問題があったとして放送局の幹部を事情聴取するということがあったが、表現の自由に対する圧力だといった意見や、報道機関は公平・中立を順守するべきだといった声など。

2015年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,448件で、先月と比較して63件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール66%、電話31%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性70%、女性27%、不明3%で、世代別では40歳代28%、30歳代27%、50歳代17%、20歳代14%、60歳以上12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は590件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

政権与党の調査会が、番組内容に問題があったとして放送局の幹部を事情聴取するということがあったが、表現の自由に対する圧力だといった意見や、報道機関は公平・中立を順守するべきだといった声など、様々な意見が多数寄せられている。
首相官邸の屋上にドローンが発見されたが、逐一屋上の様子を放送するのはセキュリティー上如何なものかといった声や、憶測に対して批判が寄せられた。
「やらせ」疑惑の番組に対して、調査報告が発表されたが、いずれにしても報道番組に演出は馴染まないといった意見などが寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては48件あった。

青少年に関する意見

4月中に青少年委員会に寄せられた意見は92件で、前月から24件減少した。
今月は、「性的表現」に関する意見が19件と最も多く、次に「暴力・殺人・残虐シーン」が17件、「表現・演出」が12件、「言葉」が10件と続いた。
「性的表現」については、夕方のアニメ番組で性的な話題が取り上げられたことについて多くの意見が寄せられた。
「暴力・殺人・残虐シーン」は、情報番組で過激な映像が多く含まれるウェブサイトを特集したことについて、意見が数多く寄せられたほか、バラエティー番組の罰ゲームで、スタジオ観覧中の子どもの前で人を蹴ったことについても複数の意見が寄せられている。
「表現・演出」では、バラエティー番組で元受刑者が刑務所での実態などを紹介したことが不適切だとの意見が目立った。
「言葉」については、ドラマのタイトルにサディズムを意味するアルファベットが使用されていることについて、配慮が足りないとの意見が複数あった。
そのほか、「いじめ・虐待」に関する意見として、バラエティー番組の出演者が人の容姿を笑いのタネにしていることに対して、いじめのきっかけになりかねないとの意見が複数寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 政権与党が、放送局を聴取するとのことだが、如何なものか。まさしく、介入そのものではないのか。いまの政権は色々な所に口を出し過ぎだ。

  • 番組内でコメンテーターが、官邸の圧力を暴露した。これを受けて、政権与党が放送局を呼びつけている。これは明確な「圧力」である。しかし権力者はきっとこう言うだろう。「いいえ。圧力ではありません。公平・中立を求めたまでです」しかし、これは明確な介入だ。

  • 党の調査会が、放送局の放送について、局の幹部を呼びつけて聞き取りをすると聞いた。個別の番組内容に、政権政党が関与しようとすることは、明らかに政治的圧力ではないか。放送内容に政治が介入することは明らかに、言論・表現の自由への弾圧だ。視聴者、国民の知る権利の妨害だ。こういう時にこそ、第三者機関としてのBPOの存在意義が発揮されるのではないのか。

  • 放送局の番組について事情聴取をすることを取り上げていた。その際「この事情聴取は民主主義の根幹を揺るがす政府の圧力だ」と非難した。しかし、そもそも事の発端は番組のコメンテーターが一方的に政府を非難したものであり、その時点で公正さにかけていたことが問題なのだ。今回の事情聴取は「公平な放送をお願いする」というスタンスであるのに、明らかに誇張した解釈をしている。

  • 現政権による報道介入に対して抗議してほしい。最近どのテレビ局も政権批判ができなくなってきている感じがする。報道の自由に関し、特に健全な政権批判については放送業界全体で守ってほしい。またそのことと表裏一体の問題として、ヘイトスピーチをまき散らすような番組や、首相のお友達コメンテーターを平気で重用することはやめてほしい。

  • 「党が放送局を聴取したことは報道の自由の侵害だ」と手前勝手な視点からのみ報じているが、党の介入を招いた自らの反省はないのか。電波は公共のものだ。右も左も両方の意見を報じてこその報道だ。沖縄の基地、原発、安保法制といった国家的なテーマで、ただ反対する側の声だけを報じる。なんでも反対、声の大きな「弱者」の視点のみを報じるマスコミの姿勢は、もううんざりだ。

  • やらせ疑惑が問題になっているが、やらせの有無にかかわらず報道番組において演出があること自体問題ではないか。放送倫理として疑問を感じざるをえない。事実をありのままに報道するからこその、報道の自由ではないのか。

  • 「やらせ」疑惑が持たれている番組の調査報告が出たが、全く納得できない。あれが「やらせ」でないなら、なにが「やらせ」になるのか。あの人物は別の番組でも匿名の証言者として何回も出ていると聞いている。テレビ報道における匿名の証言をこのまま放置していいのか。

  • 統一地方選挙の開票速報だが、投票締め切りは20時なのに、20時ちょうどに「当確」と騒ぎ立てることはいかがなものか。「選挙管理委員会の公式な発表はありませんが」や「情勢取材をもとに」「明らかな場合は公式発表を待たずに」などと、以前にも増して言い訳めいたアナウンスが増えた。当選かどうかをきちんと発表することは選挙管理委員会であり、マスコミの仕事ではない。マスコミは結果を正確に伝えればいい。過去に"当確"が出ながら開票の結果、落選ということもあった。調査員のなかには「協力して当然」と無神経に聞いて来る輩もあり、不快なことこの上ない。

  • 女性の国会議員が国会を休んで旅行に行っていたことが取り沙汰されている。ところで今日、統一地方選挙の告示がされた。その時期に党の名前を出して彼女の行為を責めることはいかがなものか。選挙戦に入った以上、党のイメージダウンに繋がる内容は、節度をもって報道してほしい。

  • 福島県に開校した学校の開校式・入学式に、著名な若手の国会議員が出席した。彼の学園への尽力が詳しく紹介され、キャスターのインタビューもあり、功績をたたえる内容だった。彼は党の顔であり、強力な宣伝マンだ。選挙期間中に大きく取り上げるのは、如何なものか。

  • 「天皇陛下のパラオ訪問」を取り上げていた。その中でコメンテーターが「陛下の発言に政治的な意味をみるということは本当は良くない」と前置きをした後で「現在の安保法制は陛下の意思に反するのではないか」というニュアンスのコメントをしていた。世論誘導に等しく、目に余る。

  • 沖縄米軍基地について、沖縄の人は多くが反対している、賛成の人はいないと受け取れるような内容だった。番組では反対者の抗議の様子のみを映している。まるで沖縄に基地があることが悪のように感じた。私は米軍基地は必要だと考えている。同じ考えの人もいると思うが、ほとんどテレビで取り上げられることはない。

  • ニュース番組のタイトルに「沖縄VS日本政府」という表示があった。米軍基地の移転問題に関する話し合いを指すものだと思う。双方一歩も引かない厳しいやり取りを表現したかったのだろうが、まるで沖縄と日本が敵同士であるかのような言い方だ。沖縄県民の望むことが日本にとっては不利益になるとでも言いたいのだろうか。

  • アメリカ南部の警官による黒人射殺事件報道において、繰り返し射殺シーンを放送するのは、どのような必要性があってのことか。この件に限らず、殺人事件報道においてわざわざ現場の血痕をクローズアップにして流すなど、昨今の報道のあり方には疑問を感じざるを得ない。痛ましい事件を報じることと、血なまぐさい現場を大写しにしてセンセーショナルに煽ることは同義ではない。いつになったら自浄作用が働くのか。

  • プライバシーの保護の観点だと思うが、取材映像に個人、場所が特定されないようにモザイク処理、音声加工などが施されている。しかしこの手法だと、どこまでが真実なのか演出なのか、分からない。重要性は認識しているが、何か納得できない。

  • AIIBについて、"バスに乗り遅れるな"という論調を見るが、果たして本当に「行き先」を確認しなくても良いのか。この銀行の問題は、中国が総裁を決め、監査権も議決権もなくGDP比例で負担を求められる不透明な構造だ。さらに言えば日本は融資する側であり、融資基準も明らかになっていなく、不良債権化しかねない。なぜ問題点をなおざりにして、「孤立した」と大騒ぎするのか。

  • 「横浜市の元中学校長が買春」したことを伝えていた。どこのニュースでも「原因はストレスだったと供述」としているが、常識的に考えて、ストレスだけが原因だとは思えない。世の中にはストレスが溜まる仕事など山ほどある。ストレスがあったとしてもこのような犯罪に手を染めて良い訳はない。供述通りの報道は大切だと思うが、何か釈然としない。

  • 株価が2万円になったことについて、証券会社の人が「今後は2万2000円もありうる」と成果ばかりを取り上げていたが、国民の景気回復の実感のなさをあまり伝えていない。企業業績ばかりを強調していたが、明らかに不自然だ。実質賃金は上がってなく、むしろ不況という声は強い。雇用も非正規ならともかく、正規は減っていることが実態だ。

  • 96年発生の在ペルー日本大使公邸人質事件を扱い、ペルー軍救出部隊の突入時の状況について、スタジオに当時人質だった日本人を招き、話を聞くというくだりがあった。そこで、元人質の洒落の発言(麻雀をしていたのでテンパイになっていた人がいたことと、状況がテンパっていた事をかけたらしい)を出演者が爆笑した。しかし、当該救出作戦においては、まさに、当該人物をはじめとする日本人のために現地軍が命を賭して戦い、隊員も殉職している。その背景を知りながら、笑いにするとは如何なものか。

  • 「辺野古の基地建設に反対する運動に、中国からの資金援助があるというきな臭いうわさがある」というコメントがあった。反対運動の様子が「一部にきな臭いうわさも」というテロップ入りで放送された。沖縄県の方々の民意は先の選挙で示されており、反対運動がまるで中国の意を汲んだものであるかのような放送は、許しがたい。

  • 大阪都構想の議論で、MCとコメンテーターの発言が目に余る。市長は当然、賛同を得る立場から発言するが、番組ではそれが中立性を欠くという。反対を推奨する政策立案者はいない。市長は説明会を聞いた後で賛成・反対を決めてもらえばよいといっているのに、「賛成を押し付けている」との見解しか示さない。偏っているのは、番組そのものではないのか。

  • 「操作が簡単で軽量」であるとして、「無人飛行機ドローン」を紹介している。しかし利便性の高いドローンを個人が悪用すれば、犯罪につながる可能性もある。元々が軍事用であることを考慮し、これ以上テレビで紹介するべきではない。

  • 首相官邸屋上に"ドローン"が落下したというニュースで、屋上から邸内に落下物を運び出す様子を映していた。その際、屋上からの出入り口が開いている映像が流れた。開口部の位置や材質なども分かり、セキュリティー面で問題だと思った。取材ヘリが捉えたからといって、スクープ映像としてそのまま流すのは余りに無責任だ。

  • 総理官邸屋上にドローンが落ちた件を取り上げ、メインキャスターが「反原発派の仕業ですかね」という発言をした。それを受けてコメンテーターは否定していたが、発言は、反原発運動をしている人々は過激なことをするという印象を与える。また、福島原発事故で被災された方を侮辱するものだ。個人の憶測を安易に言うことはいかがなものか。

【番組全般・その他】

  • "美人なのに結婚できない女"という番組企画はセクハラに値するのではないのか。結婚するかしないかは、個人の意思に基づくものだ。また女性の品定めをするような放送内容は、時代錯誤そのものだ。

  • 癌などの死に至る病気の感動話を頻繁に放送している。人の死で感動の涙を誘って視聴率を稼いでいる。親しい友人を白血病で亡くした身としては、言葉には言い表せないほどの悲しみを、娯楽のように扱われていて不愉快だ。いまや癌は稀な病気でもないし、もう少し話題の取り扱いには慎重になるべきではないのか。

  • テレビ局のアナウンサーが、昨年自宅を購入した際に、スポンサー企業から無利子で多額の融資を受けたとして批判されている。本人からの反論がないところを見ると、おおむね事実のようだ。報道の第一線にいる者がそのような便宜を受けることは、重大な倫理違反だ。

  • 芸人達が色々なアクロバティックな体験をするコーナーがあった。そのなかで、火を付けたコートを着たまま自転車に乗って、水のなかに自転車ごと転落するという企画が気になった。他のアクロバティックなものとは異なり、身近にあるものなので、すぐに真似をできる危険性がある。この番組を見ている年代は若い方が多いと思う。だからこそ手の届く遊びとして、かなり危ないのではないのか。

  • 最近のテレビは同じような芸人が出る番組ばかりだ。特に番組の改編期であるせいか、だらだらと長時間に及ぶ番組が多く、うんざりする。今はちょうど春休みで、子どもたちは十分に時間がある。こういう時こそ面白くて、ためになる番組を放送してほしい。

  • 視聴率調査会社が1社しかなく、公平性が保たれない。いい作品でも視聴率が悪いと打ち切りになったりするが、視聴者のことを考えているのか。地デジになり、クイズなどに投票などできるのに、視聴率に関しては旧態依然としたモニター制度のままだ。放送関係者は、どう思っているのか。私の好きな番組は視聴率が悪いようで、打ち切りがささやかされている。勉強にもなっているので、放送を続けてほしい。

  • 若者の間で、カップルのラブラブ動画をSNSに公開することがブームになっているようだ。しかし、2人だけのことで済めば良いが、携帯の個人情報が漏れて、悪意で公開される可能性がある。また、今はラブラブであっても、別れた後に腹いせでその動画が公開されてしまうこともあり得る。安易に番組が紹介していい内容とは思えない。ネット動画のもつ危険性についても、もっと言及してほしかった。

  • 「男性芸能人3人が数時間の京都滞在中、約30万円の飲食費を使い切る」という企画だった。内容の馬鹿馬鹿しさにあきれた。最近の調査によると、貧困が原因で子どもの6人に1人が3食を食べられないそうだ。そのような社会にあって、貧しくもない芸能人が気持ち悪くなるまで食べ物を詰め込む様子を放送して何の意味があるのだろう。食材を育てた人や料理を作った人にも申し訳ない。このような飽食シーンを放送するのはやめてほしい。

  • タレントが世界の極限地で100時間サバイバルを行う番組だった。番組の終盤、手作りイカダで新たな島に渡るシーンがあった。途中で強い風によって進めなくなり、イカダも壊れかけた。そして夜になり、その場から進めないシーンで一旦CMに入った。そして、他のタレントの内容も伝えながら、番組のエンディングになった。100時間達成の瞬間をタレントに伝えるのだが、いつの間にか無人島に到達している場面になっていた。その間何が行われたのかカットされていた。あのイカダの状態からどうやって島に辿り着いたのか全く放送されていない。ドキュメンタリー番組ではなく、バラエティー番組なので、多少の演出によって番組を面白可笑しくすることは構わないが、あまりに不自然だった。

  • 元プロ野球選手の解説者が現役のサッカー選手に対して「引退したほうがいい」と発言していた。さらにサッカーの2部リーグを2軍と発言していたが、2軍で苦労しているクラブや2部を盛り上げている地元の人間に対して失礼だ。野球でもその選手と近い年齢で活躍している選手もいる。発言はほかの競技に対する侮辱でもある。

  • 母親たちを格付けする"春のママカースト"というコーナーがあった。夫の収入や学歴、持ち物などで母親たちにランクをつけるというもので、コーナー自体、差別的な内容だ。さらに差別の象徴である「カースト」という言葉を使い、より強調していた。なぜそんな言葉を使い、笑いをとろうとするのか。差別を肯定することはもちろん、助長するようなことがあってはならない。

  • 大阪は下品であるのが当たり前、大阪のおばちゃんは全て遠慮知らずだと言いふらす番組が、どうして許されるのか。どの街にもレベルの低い人間は沢山いる。それなのに大阪ばかりが品の悪い街として、テレビ番組で紹介されている。本質的特性でないことを、まるで地域の特性であるかのように言いふらすことは、ヘイトスピーチそのものだ。

  • 大阪人でも本物そっくりの拳銃でバーンとやられたら、さすがに「やられたー」とは言わないだろうという企画だった。バイト先に強盗が来るというドッキリは、他の客などは仕掛け人という設定だったが、やり過ぎなのではないか。最後に「ドッキリ」というボードを掲げれば何でも許されるというのは、如何なものか。

  • 「罰ゲーム」と表現し、同性愛者の憩いの場をアイドルが歩くことを、「檻に入れられた餌」と称することは、同性愛者への根強い偏見を再生産している。これを見た若い同性愛者は傷つき、異性愛者は「同性愛者は貶めて良い存在」という認識を植えつけられる。このような番組が、同性愛者へのいじめや偏見・差別を助長する。

  • トーク番組の、収録から10分後に放送する「ほぼ生放送」という企画で、出演者の不適切な発言に「ピー」という音がかぶせられていた。出演者の意見は意見として話してもらい、視聴者に判断をゆだねるべきだ。「ピー」という音は甚だ耳障りだし、不愉快だ。

  • 元IT会社の社長が、何事もなかったように、しれっとした顔で出演していた。刑期を終えたから良いのか。自分の体験談を笑い話にして「自分のようになるなよ」など、何様のつもりなのか。芸能人だから何でも許される風潮は残念だ。

  • 芸人数名が南房総を訪れ、レストランで料理を注文した。その際、男性タレントがウェイトレスに胸のサイズを尋ねた。はにかむ彼女に対し、「Dカップ?Cカップ?」などと迫り、周りの芸人はゲラゲラ笑い転げていた。これは明らかなセクハラだ。一般社会ではセクハラに対する厳しい対応が常識化しているというのに、芸能人による一般人への恥知らずな行為を見て、強い憤りを覚えた。

  • ボリビアの都市の映像の中で「野良犬の数、これは札幌市の人口と一緒です」というナレーションが入った。札幌市民は野良犬ではない。同じ扱いをするなと言いたい。しかも札幌市は、人口190万人と1桁違う。小学生でも知っている事実ではないか。非常に腹立たしい。

  • ホームチーム贔屓の実況・解説はいたしかたがないが、相手チームを批判したり、揶揄する発言があった。視聴しているのはホームチームのファンだけではなく、相手チームのファンも見ている。それを知っているはずなのに、そのような実況・解説は如何なものだろうか。

【ラジオ】

  • 沖縄の米軍基地移転に県知事が反対しているという話題で、男性司会者が首相の対応のまずさを批判した。その際「あのバカ野郎が、云々」と発言した。政治家批判は結構だが、暴言はよくない。

  • 番組ディレクターが結婚した際、MCが「彼はストーカー行為をして結婚してもらった。だからまだ結婚していない男性は、ストーカー行為をすると良い」と言った。お笑い芸人の冗談だとしてもストーカー行為は犯罪である。

  • 聴取率調査週間だからといって特別なことをしないでほしい。ラジオの聴取率調査週間になると、いつもより豪華なプレゼントをしたり、特別番組を編成することがある。聴取率調査週間以外の日は手を抜いているということなのだろうか。

【CM】

  • 料理の食事シーンのCMの音が不快です。「ズルッ」「ハフハフ」といった食事の際の音を、何故あんなに大音量で流しているのか。汚ならしくて、思わずチャンネルを替えてしまう。マナー上あんな音をたてて食べることは常識はずれだ。

  • スポーツジムのCMが頻繁に流れているが、いきなりメタボのだらしない腹のアップが画面に映し出され、不快になった。食事時の時間帯でもお構いなく頻繁に流しているが、如何なものか。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 夕方6時台のアニメ番組での性的表現がひどすぎた。疑似性交用の人形のようなものや、いわゆるSMプレイに使う道具などが露骨に描かれ、使用されていた。放送局はいったい何を考えているのか。まだ、小学生が視聴するような放送時間帯である。

  • バラエティー番組で、「熊と出会ったときに死んだフリをしても助からない」との説明をする際に、熊の交尾写真を複数回使用していた。子どもの見ている時間帯に不必要な映像をわざわざ使用しないでほしい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 情報番組で、凄惨な殺害シーンや事故などの過激な映像を多く含むウェブサイトを特集していた。日曜夜9時台の放送であり、子どもも多く視聴していると思われる。番組内で引用した同サイトの動画は放送での許容範囲を逸脱しない程度の衝撃度だと感じたが、興味を持った子どもたちが同サイトにアクセスして、より過激な映像を視聴してしまう可能性が高い。結果的に同サイトの宣伝をする形になってしまったのは極めて遺憾である。

  • バラエティー番組の罰ゲームで出演者が足蹴にされたのだが、それを見ていた他の出演者は笑っていた。スタジオ観覧中の小学生の目の前で行われたことであり、このようなシーンを子どもたちが見ると、精神の成長に悪影響があるのではないかと危惧している。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組に元受刑者が出演し、刑務所の実態などを面白おかしく話していた。ディレイ放送にすることによって、表現については一定の配慮がされているが、子どもが見ている時間にこのような放送をするのは不適切だ。話している内容も美化されているように感じる。

【「言葉」に関する意見】

  • ドラマのタイトルにサディズムを意味するアルファベットが使用されている。子どもが見る放送時間帯にこのようなタイトルをつけるのはいかがなものか。タイトルの意味について子どもに聞かれた場合、どのように答えればいいのだろうか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 私は生まれつき不正咬合で下あごが出ており、幼少期からからかわれてきた。最近、お笑い番組等でこのような容姿のお笑いタレントをからかって笑いを取ることが多く、それを見ると私も大変傷つく。生まれつきの身体的な問題を笑いのタネにしないでほしい。

2015年3月に視聴者から寄せられた意見

2015年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から4年経過したが、この日だけを特別視するような報道姿勢に批判の声。オウム真理教の地下鉄サリン事件から20年、教祖の昔の説法を流すのは危険だといった意見や、出演した教祖の娘に謝罪を求めるような放送に対し、多くの批判意見など。

2015年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,511件で、先月と比較して290件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール70%、電話28%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性72%、女性26%、不明2%で、世代別では40歳代27%、30歳代24%、20歳代17%、50歳代17%、60歳以上10%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は677件【40局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東日本大震災から4年が経過したが、この日だけを特別視するようなマスコミの報道姿勢に対し、批判が寄せられた。
オウム真理教の地下鉄サリン事件から20年がたち、報道番組や情報番組がさまざまな角度からオウム事件を取り上げたが、教祖の昔の説法を流したりすることは危険だといった意見や、出演した教祖の娘に謝罪を求めるような放送に対し、多くの批判意見が寄せられた。
チュニジアの博物館襲撃テロで日本人が死亡したが、被害者の卒業文集を放送することは如何なものかといった批判があった。
政務活動費問題で辞任した元県議への突撃取材に対して、まさにマスコミの横暴だという声が多数寄せられた。
ラジオに関する意見は63件、CMについては51件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は116件で、前月から35件減少した。
今月は、「言葉」に関する意見が20件と最も多く、次に「性的表現」と「暴力・殺人・残虐シーン」が15件、「表現・演出」と「いじめ・虐待」が11件と続いた。
「言葉」については、バラエティー番組でゲストが自分の妻に暴言を吐いたことについて、多くの意見が寄せられた。また、別のバラエティー番組の女性出演者の呼び方について、中高年の女性を侮辱しているようで不愉快だとの意見が複数あったほか、川崎市で中学生が殺害された事件に関連して、「殺す」などの言葉を安易に使用しないように求める声もあった。
「性的表現」については、複数の番組に対し、春休み期間中であることを踏まえ、番組内での表現に留意すべきとの意見が寄せられた。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、ドラマにおける暴力表現が青少年に与える影響を懸念する声が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 3月11日の東日本大震災の日には、バラエティーやスポーツ観戦ではなく、震災のことや被害に遭われた方、今も懸命に復興に取り組まれている方などを考える番組をもっと放送してほしかった。震災の風化と言われているが、11日をみんなでいろいろ考える日にすることが大切だと思う。また逆なことを言うようだが、この日だけをお祭りのように報道するマスコミには、違和感を覚える。普段から震災に関する報道を地道に続けるべきだ。

  • 私は東日本大震災後、福島県から栃木県に移ってきた。震災から丸4年の今日の放送は、「"ここが福島だ"と実感できる場所がこちらです」との紹介で始まった。故郷の数々の名所などを期待していると、醜い除染廃棄物置場が映っていた。あまりの光景に心が張り裂けそうになった。いつか帰る日を夢見ている者には、「今の福島を象徴するのは、廃棄物の山」と言われることは耐えられない。現実は現実として受け入れるが、故郷を懐かしむ人の夢を打ち砕くようなことを言わないでほしい。

  • 東日本大震災から4年経ってもなかなか復興が進まない。原因はいろいろあるが、震災関連の報道にも一因があると思う。今までの報道番組では、明るく前向きな被災者や不平・不満を言わない被災者が主に取り上げられてきた。本当はそうした人たちばかりではない。失業や病気で困窮する人たちも多数いるのに、実態が報道されていない。今後、復興のスピードを上げるためにも、放送局には、たとえば「被ばく問題」「広域がれき処理」「「除染」「高い防波堤の建設」など、骨太の番組をどんどん放送してほしい。

  • 震災から丸4年となる今日、各局とも震災一色になっている。戦後の日本にとって未曾有の災害であったことは確かだが、どこの局も似たり寄ったりの放送をしている。同じような内容を放送するなら、1局くらい他の話題を提供しても良いのではないか。それに比べて太平洋戦争で日本が体験した苦しみ、特に3月の大空襲や広島・長崎の原爆については伝え方が足りない。このままでは若い人たちをはじめ、日本人の心から戦禍の記憶が消えてしまうのではないか。

  • 震災特集で、チェルノブイリと福島の原発事故を比較し、チェルノブイリと同様に放射線による甲状腺がんや新生児の障害が起こるのではないのかと思わせる放送をしていた。しかも不安をあおるような音楽まで入れていた。チェルノブイリと福島では、事故の性質がまったく違うことを説明していない。国連の専門機関が、日本では放射線に起因する障害が起こる可能性はほぼないと報告しているとも聞いている。「可能性はゼロではない」といったらどんな不安もあおることができる。風評被害は深刻だ。復興を支援すると言いながら、如何なものか。

  • 原発事故の汚染土が中間貯蔵施設に搬入できるというニュースが報じられた。その際、大臣が「福島の"除染"や復興の第一歩となる」と言ったのに、「福島の"汚染"」と間違ったテロップが表示された。局に電話をしたが訂正を入れるかどうか今決められないと言われた。訂正は直ぐにするべきである。

  • 「東北応援スペシャル」と称し、東北地方にある珍しい光景を取り上げていた。私の住む福島県では、よく東北を取り上げた番組が放送されるが、その大半は震災関連のニュースやドキュメンタリーといった硬派な番組だ。いくら震災が大切なこと、忘れてはいけないこととはいえ、東北を取り上げた番組となると、硬く暗い感じの番組ばかり放送されるので、見ていて疲れを感じていた。特にこの日は節目の日だったので、どの局も長時間にわたり震災関連の番組を放送していた。そんな中、この番組ではバラエティーの雰囲気で東北を取り上げ、暗い気持ちになることなく、東北の良さや面白さに改めて気づいた。本当に良かった。この番組のように、違った視点から物事を見る番組がもっと増えることを願っている。

  • オウム真理教の「地下鉄サリン事件」から丸20年経つということで、最近オウム関連の報道がとても多い。もちろん事件を風化させてはいけないが、だからといって教祖の説法のテープをそのまま流したり、過去の記者会見の映像を流すなど、オウムの宣伝のようなことをするのは非常に危険だ。一連の事件をよく知らない若い世代に興味を植え付けることになるのではないかと、心配している。

  • オウムの後継団体で配られているCDに教祖の肉声が含まれていると報じていた。しかし、肉声を放送するのは極めて不適切だ。教祖の声により元信者がオウムの思想に回帰したり、信者が更に洗脳されたりする可能性がある。それをテレビで放送するのは極めて危険だ。「肉声で修行するように促している」とナレーションで伝えるだけで十分なはずだ。テロを起こした宗教団体に関する報道手法についてのガイドラインを提示すべきではないのか。

  • 教祖の三女へのインタビューだが、インタビュアーの態度は主観的で、彼女を理解せずに言い返すという印象だった。まったく誠意が感じられず、とても不愉快だった。司会者、コメンテーターも「彼女も謝罪すべきだ」「謝罪する気持ちを感じない」と発言していた。彼女が犯罪者のような内容だった。もちろん、オウム真理教がしたことは許されないことで、裁判でも相応の結果が出ている。しかし、その娘に責任があるのだろうか。被害者は、犯人とその家族までも憎いのかもしれないが、報道者が一方的な立場にのみ偏り、報道してもよいのか。

  • チュニジアのテロで被害に遭った女性の顔写真や小学校の卒業文集を放送していたが、違和感を覚えた。犯罪者ならまだしも、全く罪もなく不運に命を落とした方のプライバシーを出すことは全く必要性を感じない。中学校の頃に卒業文集で書いた夢など今見たら赤面ものだし、その人の人間性を表すものとして取り上げるのは意味がない。

  • チュニジア襲撃事件で、ISILから声明発表があった件で「イスラム国」という語句を出していた。「イスラム国」との呼び名は誤解を与えかねないので「ISIL」という表現にしようという世界的な流れの中、未だに平然と使用する神経がわからない。手間を惜しまず、適切な措置をとるべきだ。

  • チュニジア襲撃テロ事件の被害者に対し、重傷を負っているにもかかわらず取材をし、なおかつ本人の承諾を得ないまま報道したといわれているが、もしそれが本当ならば言語道断であり、報道の暴走である。被害者の感情を意識し、配慮ある放送倫理を学んでほしい。

  • 「川崎市中1殺害事件」をはじめ、最近LINEに関連した青少年の事件が多発している。日本ではほぼ7割というダントツの普及率だが、他国ではそれほど普及していない。他国では、むしろその危険性を重視して"国として"普及させていないらしい。これは、発祥の国と言われている韓国でさえ、普及率が20%に満たないことからもわかる。このことを、どれほどの日本人が知っているのか。LINEの危険性も報道するべきではないのか。

  • 川崎市中1殺害事件に関し、最後に「殺される」という連絡をLINEを通じて友人の1人が受け取ったと話していた。自分が13歳の頃に同じ立場だったら、そうしたことを連絡されても戸惑っただろう。中学生の子どもにはメッセージを受け取っても、実際に救うための具体的な行動が出来なくて当たり前であることにも触れてほしかった。

  • ニュース番組はただ出来事を伝えるだけでなく、番組やキャスターなどの思いをきちんと示してほしい。批評性のないものは報道として不十分だ。その点、この番組は素晴らしい。番組としての批評・意見を示してくれることで、視聴者にも自分はどう思うか考えさせてくれる。その日の出来事に流されるだけでは、考えが深まらない。批判的な意見もどんどん放送して、考えるきっかけを与えてほしい。

  • 災害公営住宅での孤独死を取り上げた。本来、匿名で報道されるべきだが、個人情報や生前の部屋まで映像で流れた。いくら遺族が承諾したとしても、やり過ぎではないだろうか。本人のプライバシーを侵す行為である。孤独死のような報道は匿名性を重んじていただきたい。

  • 韓国で米国大使の頬が切りつけられた事件について報道していた。その際に大使の切れた頬が何の修正もなく、そのまま放送されていた。傷口はもちろん、血が出たままだった。画像を見せたい気持ちもわかるが、不快感を覚える視聴者もいる。

  • 大阪では統一地方選挙と大阪都構想住民投票という大きな政治的イベントが今後行われる。維新の党対他政党という構図のもと、あらゆる場面で政治的な議論が活発になると思われるが、反維新の政治活動などをしている学者コメンテーターが、「中立」を宣誓しながら、反維新的発言をしている。反対派・賛成派がともに、将来の大阪のあり方について議論することを視聴者としては期待しているが、片方の意見のみを公共の電波を使って垂れ流すのは如何なものか。

  • 集団的自衛権のシビリアンコントロールに関して、男性コメンテーターが「国民に理解が得られない」「国民に説明していない」など、常に「国民」を頭につけて、あたかも「国民の総意」であるが如く発言していた。少なくとも自分や周囲の半数は理解しているし、賛同している。自分の意見・考え方だけをもって「国民の総意」としていないか。

  • 政権の圧力を陰に陽に感じる番組が増えている。番組を仔細に見ると、言質を取られないように、微妙な言い回しに終始している。これは非常によくない。局や番組によっては政権の意向を忖度しているようなものもある。まれに政権に立ち向かっているような番組もあるが、コメンテーターを更迭するという噂も耳にする。いずれにせよ、権力に与せず、報道の基本を堅持してほしい。

  • イスラム国の人質事件にも関連して、「紛争地に行く人間もどうなのか」などといった報道がされているが、それなら一体誰が戦争の現状を人々に伝えるのか。「行く側にも責任がある」などという意見は、70年前の日本でどのようなことが起こっていたかを全く知らないから他人事のように言えるのだろう。紛争地に行くことを肯定する訳ではないが、今回殺害されたジャーナリストが、危険を冒してまで戦争の現状を報道しているからこそ、戦争や無差別テロがどれほど残虐で悲惨なのかを知ることができる。70年前の戦争を繰り返さない為にも、どんな形であれ、こういう戦争について報道していくべきだ。

  • 「少年法の適用年齢引き下げ」について、反対派の論客ばかりを集めていたが、一方向への誘導を目論んでいるとしか思えない構成だった。なにも予備知識がなく、テレビを信じ切っている人が見たら、簡単に思想を誘導できる。放送法を念頭に置いていると思えないものが多くあるので留意してほしい。

  • 北陸新幹線が長野駅と金沢駅の間で延伸開業する。多くの番組ではそのことに関する話題で盛り上がっている。列車が東京発のためかどうかは知らないが、内容を見ていると、あたかも今まで首都圏と北陸の間の移動手段が全く存在しなかったかのような報道内容だ。また連日のように新幹線と言っていることにしつこさを感じ、素直に開業を祝う気が無くなってくる。新幹線関連の話題に限らず、最近のテレビ番組は東京キー局の番組を中心に内容がマンネリ化したものが増えている。独自性のある番組を作ってほしい。

  • 北陸新幹線の開業で、首都圏から北陸へのアクセスが便利になったとの首都圏寄りの報道が気になった。北陸から首都圏へのアクセスも便利になったが、逆に富山県から関西・中京方面へのアクセスは不便になった。また、並行在来線として第三セクターへ移行された路線の報道が全くされていなかった。地域住民の足は新幹線というより、通勤や通学、通院や買い物などに使う在来線のはずだ。在来線の本数の減便や運賃の値上げなど、生活に直結した現状も伝えるべきだ。

  • 大阪の警官が起こした殺人事件について、その上司である署長の謝罪録音テープがテレビで流された。しかし犯罪者の勤務先の上司はどのような法的責任があるのか。道義的責任から謝りに行ったのに、録音され、放送され、世間のさらし者にされた。怒りをむけるべきは犯人である。テレビが自分勝手な正義の仮面をかぶり鉄槌をくだすことはメディアリンチだ。

  • 政務活動費の問題で辞めた元県議を執拗に追いかけ、無理矢理インタビューしようとしていた。映像を見る限り、あからさまな弱い者いじめで、吐き気がした。テレビ局のモラル欠如などですむ問題ではなく、マスコミによるリンチと言われても仕方がない。いじめの問題などを取り上げることの多いニュース番組でのこのような事態が残念でならない。

  • 民放の夕方のニュース番組に意見したい。長い時間を費やしているのに、グルメや芸能ニュースに力を入れている。それよりも国会での質疑や提言などを、詳細に放送してほしい。新聞を取らず、インターネットも使わない世代はテレビの情報がすべてだ。グルメもいいが、もっと大事な情報があるはずだ。

  • コメンテーターの1人が降板することが明らかになった。降板に際して、圧力に屈したテレビ局を批判するような発言をしていたが、私は彼を評価したい。新聞社の論説委員ばかりのコメンテーターの中で、彼が一番わかりやすく、本当のことを言ってくれているような気がした。彼を降板させるのは、報道の自由が侵害されたのも同然だ。

  • コメンテーターが番組降板に当たり、「圧力」や「それに屈したテレビ局が原因」など、私憤としか思えないことをとうとうと述べていた。こんな個人的な意見を放送するのは問題ではないのだろうか。確たる証拠も示さず公共の場で述べることは、名誉毀損に当たるのではないか。

【番組全般・その他】

  • 実際に発生した難解な殺人事件を題材にして、警察が如何にして容疑者を特定したのかをクイズにしていた。事件は海外で起きたもので、夫が若い不倫相手の女性に夢中になり、一家を惨殺するに至ったという凄惨な事件だった。幼い子ども達までもが無残に殺害された事件にもかかわらず、クイズ形式で出演者たちに出題して、正解すればプレゼントという演出に、倫理上とても違和感を覚えた。ちなみに出演者たちは正解することができ、上機嫌で笑っていた。番組制作者は、殺害された被害者や殺人に関することをクイズの題材にして放送することを、どう思っているのだろうか。

  • 関東近辺の情報ばかり全国に垂れ流している。関東以外の視聴者を完全に無視していることが許せない。嫌なら見なければいいと言っている次元ではない。昼休みや家事の合間など、全国の人が見る貴重な時間帯に、なぜ関東紹介だけをするのか。わざわざ全国ネットにする必要がどこにあるのか。どうせ視聴率も関東の数字なのだから関東ローカルにするべきなのではないか。

  • 犬の虐待動画の投稿が相次いでいるというニュースが流れた。原稿を読み上げるだけならまだしも、動画そのものを放送したことに強い憤りを覚える。そもそも個人が撮影した動画を本人の同意なしに放送することは、許される行為なのだろうか。また視聴者の中には、人間よりも動物が虐げられている映像の方が不愉快に感じる人もいる。映像を流す前にキャスターが一言断るか、テロップ等で注意を促すべきであった。

  • このほど渋谷区が同性婚のパートナーシップ証明を認めると発表したことを受け、討論していた。しかしゲストのレズビアンカップルは当然としても、レギュラー陣らがそろって同性婚を認める発言をしていた。わずかに国会議員だけが家族制度や伝統を重視する慎重な意見を言っていた。彼が一言発すると皆が一斉に反発し、多勢に無勢の構図だった。同性愛者の存在を認めるのは時代の流れかも知れないが、「婚姻」となると別次元の話だ。「討論番組」を謳うなら、反対派や慎重派などの出演者も揃えるべきだ。

  • 「番組をインターネットにアップロードするのは違法です」というテロップが頻繁に表示されるようになったが、目障りだ。映像よりテロップの方に目が行ってしまうことも多く、気が散って集中できない。いわゆるユーチューバーが必ずしもそういうことをやっている訳ではないし、テロップを表示したところで番組を動画サイトに投稿する人間がいなくなる訳ではない。

  • ここ数年のバラエティー番組の制作が横一列で呆れている。回答の直前にCMを入れたり、同じ場面を何回も繰り返す。このやり方はもうウンザリする。各局の個性溢れる番組制作に期待する。

  • 電車内で不快と思われる行為に、ベビーカーの使用が挙げられていた。不快に思うのは女性が多いという内容だった。その中で、ゲストが「女性のこの意見は子どもを産んでいない人が多いのではないか」という発言をした。何の根拠もなく、このような発言をすることは許せない。このような不適切で差別的な思い込みの発言を放送するテレビ局にも怒りを感じる。不妊で苦しんでいる女性や子どもに恵まれない方々を傷つける言葉の暴力だ。

  • 新聞の番組欄やHPに、例えば「今夜もスゲェの撮れてます」などという惹起文句が踊っている。ガラの悪い不良が使いそうな言葉で、なんとも品がない。深夜番組であればまだしも、ゴールデンタイムの番組として相応しくない。目立ちさえすれば良いという安易な発想はやめるべきだ。

  • 中国の挟まれ事故をパロディーにして、フェンスやロッカーに挟まれた人を救助隊が油を掛けて救出するコントをしていたが、JRの脱線事故を思いだし、大変不快に感じた。私はJRグループで働いており一部始終を知っている。損傷の激しかった車内で鉄製の手すりに挟まれ苦しみながら息絶えた方がいたことを思いだし、悲しかった。

  • 芸能コーナーで「ゆるキャラーの経済効果」についてテロップが出ていた。女性アナも「凄いですね」と言っていたが、どうなのだろうか。経済効果というのは「これぐらいの人がこれだけ買うだろうから、これぐらいの金額になる」といった憶測の金額だ。ある教授が「経済効果ほどデタラメな数字はない」と発言していたが、大げさな数字を言うだけのものになっている「経済効果」という言葉は禁止するべきではないだろうか。

  • 男性のお笑い芸人が、グラビアアイドルにした行為はセクハラではないか。テーブルに乗って足を組み、胸を突き出すポーズを取った彼女に対し、露出した太ももを叩き、さらに胸に手をやり、そのまま揉んだ。このようなことは深夜のバラエティー番組であるからといって容認することは、社会的影響を考えても害悪であり、立場の弱い人間に対しての人権侵害だと思う。

  • 3人の女性ゲストを呼んでいた。女性のうちの1人が大きい胸の人の感触を確かめるということをやっていたが、視聴率稼ぎにしか思えず下品だ。また女性タレントが、乳首の色や状態を暴露した。こんな下劣な番組は今すぐやめるべきだ。

  • 都内の神社での撮影だった。敷地内で若い女性をパンツ1枚にして、芸をやらせていた。乳首の部分は星印で隠していたが、如何なものか。神社や寺院ではマズイのではないのか。

  • 「世界最小」「ギネス認定」などと称して、身体の小さな方、大きな方を見世物にしていた。それぞれさまざまな身体の障害があって、自身の意思に反してこのような体格になっているのに、「超人」とはどういうことなのか。しかも海外からわざわざ呼び、日本で大勢の前で見世物にして、出演者は笑ってばかりいる。障害のある方々と接している私からすると、障害を笑いものにして放送することが信じられない。

  • 男性タレントと半同棲しているらしき男性についての特集だった。「国民的アイドルの同性愛疑惑」という演出の思惑がよく伝わってきた。「ゲイ疑惑」「禁断の関係」と、まるで同性愛が悪いものであるかのように取り上げ、実際はただの友達に過ぎない男性との交友関係を過剰な表現で盛り立てていた。「ゲイ疑惑」といった同性愛を斜めに見たテーマありきの番組だった。ゲイの親友がいる私にとっては涙が出るくらい辛かった。

  • 日本の評価されている部分の根底は各人の努力だけでなく、世界各国で産み出された技術や産物があってこそ成り立っている部分もあるといった「ものづくり」において大切な部分が繊細に描かれていて、大変良い番組と感じた。昨今は一方からの意見を鵜呑みにしたひどい企画や、タレントだらけでバカ騒ぎする情報番組にうんざりしているので、尚更だった。普段テレビをあまり見ないビジネスマンでも、ゆっくり腰を据えて見られる構成もよかった。

  • 海外での大食い対戦の様子を放送していたが、その国には食べることに窮する貧しい人々が大勢いるのに、嫌がらせのように感じた。食べ物に対する冒涜でもある。私の弟は難病指定の潰瘍性大腸炎を患い、手術後の経過も思わしくなく、満足に食事がとれない。全国にはいろいろな事情で十分に食事ができない人たちがいることに配慮せずに、このような番組を続けることは放送倫理に反するのではないのか。

  • 今日の日本のテレビの大きな問題の一つは、メディアの「総エンタメ化」「総バラエティー化」だと思う。どんな問題でも、面白おかしく取り上げ、エンタメ化することでしか視聴率や話題性が取れないと思い込んでいる。そういった「エンタメ依存」が今日のメディアの質的低下を誘発している。また政治家の言葉尻を捉え、面白おかしくあるいはスキャンダラスに紹介したりする。もっと放送に真摯に向かい合ってほしい。

【ラジオ】

  • 週刊誌の記事を紹介するコーナーで、川崎市中1殺害事件に関連して少年犯罪の実名報道について取り上げていた。この件では週刊誌が容疑者の少年の氏名と顔写真を公表しているが、当日の番組では番組パーソナリティーが記事を取り上げ、容疑者少年の氏名を読み上げて記事を紹介していた。少年法に関わる実名報道の是非は議論の別れるところであるが、現状は少なくとも放送においては公表しない取り扱いをしているものだと思っていたので、衝撃を受けた。また、他社の記事を紹介する形でこのような実名報道を安易に放送に乗せてしまうことにも違和感を覚えた。

  • パーソナリティーの対応だが、相手の素性によって差がありすぎる。番組内での暴言もひどい。例えば有識者や年配のゲストには媚びるように下手に出るが、若いゲストに向かっては「おまえ」「バカ」「帰れ」などと暴言を浴びせることが多い。聴取者として不快な気分になる。相手によって態度をこうも変えることは人間としていかがなものか。

【CM】

  • フリーターや就職浪人の自立支援を謳う企業のアニメ風CMが不快だ。企業と面接を受けるフリーターをそれぞれボクサーに見立て、"企業役"の巨漢ボクサーが「お前を雇う会社がどこにある」などと詰りながら、フリーター役の小柄ボクサーを叩きのめす。しかし、この企業で更生したフリーターが逆転勝ちをおさめ、決め台詞を吐くといった内容だが、フリーターはダメ人間と決めつけるのは、如何なものか。

青少年に関する意見

【言葉」に関する意見】

  • バラエティー番組でゲストが自分の妻に対して、「殺していい?」などの暴言を吐く場面が繰り返し放送された。当該タレントが日常生活でそのような発言をしているのだとしても、公共の電波を使って放送するレベルを超えている。この放送を人格形成中の子どもが見たらどう思うだろうか。なかには大人がこういう言葉を使うのだから、自分も使っていいと誤解する子どももいるかもしれない。

  • バラエティー番組で、ゲストが自分の子どもと電話している場面を放送していたが、「殺すぞ」といった言葉を多用していた。中学生が殺される事件があったばかりにもかかわらず、このような言葉を無神経に使っており腹が立った。テレビの影響で子どもたちがこのような言葉を安易に使用することも考えられるので、より一層の配慮が必要ではないか。

【「性的表現」に関する意見】

  • お笑いタレントが面白い体験談を話す番組で、あるタレントが、子どものときに姉の寝室に忍び込んで胸を触ったり、入浴シーンをビデオ撮影しようとしたことを話していた。これは性的いたずらであり、家庭内性暴力とも言えるのではないか。犯罪行為を面白い話として話すのは、青少年への悪影響が強いと思われる。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 人気アイドルグループが出演するドラマの暴力シーンが過激すぎる。川崎市で中学生が殺害され、世間がその悲惨な出来事に心を痛めている中、このような暴力シーンを放送すべきではない。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で、若手お笑いタレントに激辛食品を食べさせたり、唐辛子風呂に入れさせたりしていた。この番組に限らず、多くのバラエティー番組で若手や売れないタレントに過激な行為を強要して、その姿を司会者などが笑うという手法が使われているが、パワーハラスメントではないかと感じる。いじめに苦しんでいる子どもたちが見たら、どう思うだろうか。

【「表現・演出」に関する意見】

  • ハンター役から一定時間逃げ切ると賞金がもらえる企画に女児タレントが出演していた。悲鳴をあげながら逃げ回ったり、何度も怖いと言っており、幼い子どもをこのような企画に参加させるべきではないと感じた。

2015年2月に視聴者から寄せられた意見

2015年2月に視聴者から寄せられた意見

イスラム過激派組織「イスラム国」の報道で、残虐な映像を流しすぎるといった意見や、「イスラム国」という呼称はイスラムについて誤解を与えるものだなどといった意見が多数寄せられた。中1殺害事件で、被害者の少年の暴行をうけた顔写真を放送したことに対する批判意見など。

2015年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,801件で、先月と比較して106件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、電話27%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性69%、女性28%、不明3%で、世代別では30歳代26%、40歳代26%、20歳代16%、50歳代16%、60歳以上13%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は794件【48局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

イスラム過激派組織「イスラム国」によって日本人人質が殺害されたが、残虐な映像を流しすぎるといった意見や、「イスラム国」という呼称はイスラムについて誤解を与えるものだなどといった、様々な意見が多数寄せられた。
中1殺害事件があったが、テレビゲームの影響だとするコメンテーターの意見や、被害者の少年の暴行をうけた顔写真を放送したことに対し、批判が寄せられた。
男性タレントが元相方の淫行騒動について、安易なコメントをしたことに対し、非難の声が寄せられた。
ラジオに関する意見は35件、CMについては54件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は151件で、前月から1件減少した。
今月は、「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見が26件と最も多く、次に「編成」が25件、「報道・情報」と「言葉」がそれぞれ19件、「表現・演出」が16件と続いた。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、アニメ番組での殺人シーンや、アイドルグループが出演する深夜帯のドラマでの暴力シーンについての意見が複数寄せられている。
「編成」については、いわゆる「イスラム国」が後藤健二さんを殺害したことを受け、子ども向け番組を報道特別番組に差し替えたことについて、子どもが視聴している可能性を考慮した配慮を求める意見が多く寄せられた。
「報道・情報」については、いわゆる「イスラム国」関連の取り扱いについて、子どもへの悪影響を懸念する意見があったほか、和歌山県の小学生殺害事件に関する報道における、被害者の同級生へのインタビューのあり方についても意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 頻繁に「イスラム国」の映像が流れていた。宣伝映像まで流しており、これはテロリストの戦略に加担しているのに等しい行為である。ジャーナリストが殺されているにもかかわらず、こういった報道をすることは決して許されない。それこそ日本国民を危険に晒す行為である。

  • 「イスラム国」に拘束されていたジャーナリストが殺害されたニュースの報道の仕方に不快感を覚える。安倍総理や日本政府はなぜ助けられなかったのかと批判しているようだが、そもそも、このような状況を作ったのは誰なのか。危険だと分かっていながら現地に飛び込んだ本人たちではないか。その点には全く触れず、救出を成し遂げられなかった政府の責任のように報道することはおかしい。

  • 「イスラム国」での日本人誘拐事件が発生して以来、毎日このニュースでもちきりだ。日本人を殺害したことについて「言語道断の暴挙だ、許すことはできない。責任をとらせるために諸外国と協調する」ということをしきりに報道している。だが、元はといえば総理がイスラエルなどで「イスラム国と戦っている周辺諸国に2億ドル相当の援助を約束しました」と言ったことに端を発している。いたずらに対決姿勢を固持していては敵対するだけだ。政府の「許すことはできない、責任をとらせる」だけのでは、かえって日本がこれまで以上のテロの標的になる恐れがあるのではないか。

  • 「イスラム国」に捕まったジャーナリストが殺害される直前の画像が映し出された。オレンジの服を着せられてひざまずき、傍に黒服の「イスラム国」の人が立っている。そして、その画面の下の方に天気予報のテロップが映り始め、天気予報が始まった。あまりのことに目を疑った。この画像を、天気予報に使用する倫理感覚に驚いた。被害を受けた家族はどんな気持ちになるだろうか。国民も沈痛な気持ちでいる。ミスでは済まされない。感覚が麻痺しているのでないのか。

  • 「イスラム国」という表記を使うことを止めていただきたい。NHKは止めたのに民放は未だに使っている。この集団は「国家」ではなく、「国際的なテロ集団」であることは周知の事実だ。「イスラム国」と連呼し、「あたかもイスラム教を代表する国」と刷り込んでいるようだ。このままだと「イスラム国」が国家のように既成事実化していく。

  • 「日本メディアは『イスラム国』ではなく『ISIL』と表現してほしい」という要望が出ている。それでも、日本の各局は相変わらず、「イスラム国」と呼んでいる。番組のイスラム国特集では、「イスラム国ではイスラム教徒が誤解される」と説明しながらも、「イスラム国」と呼び続けた。政府も国連もISILと呼んでいるし、要請があるにもかかわらず、「イスラム国」と呼び続けることは、イスラム教徒全体への人権侵害や国際問題に発展する危険性があるのではないか。

  • 私は国際結婚をしてイスラム教徒になった。今回の事件により、"イスラム国=イスラム教徒全体を指す"という認識が日本の中でも強まり、ここ2週間、怖くてヒジャブをつけて外を歩けない。以前から日本のメディアに感じていたことだが、他の宗教では何かあると「暴動扱い」なのに、なぜイスラムだけ「イスラム過激派」と宗教名を付けるのか。それがこの国で普通に暮らすイスラム教徒にどのような影響をもたらすか考えないのか。オリンピック開催国と思えない鎖国思考にうんざりする。世界第2位の宗教を、きちんと理解してほしい。普通に暮らすイスラム教徒とISISを区別し、視聴者が区別・理解できるよう報道してほしい。

  • 「イスラム国」が今後日本人を標的にしたテロを行うと脅している。そのことを受け、何人の日本人が在住しているのかをフリップで示していた。それもご丁寧に「国別」である。わざわざテロ組織に日本人の居所を教えるようなものだ。また、カナダの国会議事堂のテロ事件を例にとり、日本の国会議事堂の警備がいかに手薄であるかを伝えていた。こちらも「イスラム国」にとっては興味をそそられる有益な情報に違いない。何が引き金になるかもわからない状況であるのに、こうした情報を流すのは極めて不適切だ。

  • 「イスラム国」がヨルダンのパイロットを殺害し、これに対してヨルダン側が死刑囚の刑を執行した。この件について、「暴力の応酬」と表現していた。テロリストが何の罪もない人間を残忍なやり方で殺すことと、囚人に刑を執行したことを、なぜ同じ土俵で扱うのか。この問題は非常にデリケートな問題だ。テレビの影響力を考慮し、慎重に言葉を選ぶべきだ。

  • ISILの公開した映像を流していた。内容は、少年兵の訓練の様子で、小学生ぐらいの年代の子どもが銃を持つ姿や、教官らしき大人に腹を蹴られたり、棒で殴られたりする姿だった。明らかに児童虐待の映像であり、全国放送で流すものとしては極めて不適切だ。そもそも、テロ集団の公開した映像を公共の放送で流すこと自体がテロリストに与する広報行為であり、メディアとしての良識を疑わざるを得ない。

  • 「イスラム国」の首謀者について、かつてイラクのアメリカ軍の刑務所に入れられており、そこではアメリカ軍による虐待が行われていたという。司会者たちは、そこで彼が憎しみを持ったとして、「アメリカが作り出した悪魔」などという意味のことを言い、テロはアメリカの責任のような印象を与えていた。しかしテロは、やった実行犯や命令した者に責任があるはずで、疑問を抱かざるをえない。

  • 川崎中1殺害事件を取り上げた際、テレビゲームを引き合いに出して、「バーチャル感覚でこのような罪を犯すのではないか」という信じがたい意見があった。この発言の真意は知らないが、テレビゲーム製作者や愛好者を侮蔑するものだ。

  • 川崎市中1殺害事件について、男子生徒が以前、殴られて、目を腫らしている写真が放送された。登校前の子どもも見ている時間帯で、我が家の子ども達はショックを受けて怯えていた。事件の悲惨さは言うまでもないし、報道として事実を伝えることの重要性は否定しない。ただあのような残虐な映像を、あの時間帯に流す無神経さが理解できない。過激派組織ISによる殺害映像を流すことと同じとすら思える。事件の背景をさぐって問題解決の糸口を示すことと、あのような映像を流すこととは、まったく別であり、なんら社会的な意義がない。

  • 川崎市中1殺害事件について、ネット上で犯人探しが流行っているようだが、視聴者が興味を引くようなメディアの伝え方に問題があると思う。例えば被害者と友人とのLINEやツイッターの書き込みを流すことで、誰もが興味本位でその内容を知りたがる。また一部の人間は手柄を取りたいと思うあまり、たまたま知っていた情報をネットに書きこむのではないのか。過熱した今の状況を考えると、メディアは少し冷静になってほしい。興味本位に報道を続けるべきではない。

  • 「大韓航空ナッツリターン事件」を報道している。どこも航空会社令嬢の非礼を取り上げ、韓国財閥の"お家事情"を面白がっているようにしか見えない。国際空港において、動き出した飛行機を止めるという行為は、他の飛行機への影響を考えると非常に危ない。こうした"国際運航上の問題が起きたかもしれない"という別の観点から伝えることも必要なのではないか。

  • 「ナッツリターン事件」のことで、司会者が出演者の在日韓国人ゲストに向かって、「韓国人は他人に責任を押し付けるのか」という趣旨の発言をした。またその後も返答に困る出演者に向かって差別的な発言をした。これは明らかに偏見、決めつけであり、ヘイトスピーチに他ならないのではないか。

  • 抗議が激しさを増しているようだが、謝罪すべきところはないと考える。報道の自由が脅かされているように思えてならない。抗議や批判に屈することなく、報道姿勢を維持してほしい。また、マスメディア全体が自由に政権批判するように戻ってほしい。メディアの力は大きい。政権に荷担せず自らの良心に従ってほしい。今屈していてはこれからもっと大変になるだろう。

  • 自分たちに都合の良い情報だけを流し、肝心な情報を流していない。例えば殺害された日本人ジャーナリストに外務省が渡航自粛を求めていたことを報道していなかった。その上、最終的には"安倍政権批判"を繰り返している。世の中には、"情報源=テレビのみ"で、テレビから流される情報を鵜呑みにしてしまう人間もいる。視聴者へ誤解を与え、印象操作を招くような報道はやめるべきだ。

  • 私は札幌に住んでいる。今朝から都内で雪がふると大騒ぎしているが、笑止千万だ。こちらではその程度の積雪など当たり前で、「イスラム国」関連や、台湾の飛行機事故などもっと報道すべきものがある。都内の大雪をトップニュースに持ってくる報道センスが信じられない。

  • 和歌山県の男児殺害事件に対するコメントは、容疑者否認の中、あたかも証拠などで容疑が固まっているかのような内容だった。一般の視聴者は逮捕され、報道に顔がさらされればこれで犯人だと思いがちで、かつそういう発言があると影響をうけやすい。もっと慎重に発言するべきだ。

  • 和歌山県の小5男児殺害事件を受け、子どもの防犯対策について伝えていた。番組では校門から出てくる子ども達の映像をモザイクなしで使い、その後、親に通知されたメールの画面を映していた。個人名にはモザイクがかけてあるのに、その下の学校名はモザイクがなくはっきりとわかる形で放送された。全国放送で、個人を特定できるような子ども達の映像を使い、学校名まで放送してしまうことはいかがなものか。保護者として不安で仕方がない。今後、このようなことがないようにしてほしい。

  • 福島県郡山に住んでいる。福島原発事故から丸4年になろうとしている。「復興」に力の入った原発報道が多くなっているが、残念なことに実際には復興とは名ばかりで、放射性物質の拡散の現実を知らしめている番組が少なくなっている。この番組のように原発を始めとして、諸問題に深く切り込み真っ向から取材し報道している番組を最近見かけない。このような番組こそが、今の日本に必要だ。

  • 番組収録中に事故が起こり、12歳の少女が重傷とのことだが、その後の経過の報道がほとんどされていない。決して小さな事故ではないはずなのに、放送関係者が起こした事故だから、あまり報道されないのか。この事故の原因をもっと追及するべきではないか。

  • コメンテーターが中国人旅行者について、「声が大きく不快だ」といっていた。一般人は公の報道に左右されることが多い。旅行者に侮蔑するような人が出てくるのではないのか。中国の方もさることながら、台湾、韓国の方も外見では区別がつかないし、軽蔑した接客や対応を受けないか心配だ。別のコメンテーターは反対意見で、「もう少し理解をしてあげるべきだ」というような温かい発言をしていた。春節で日本に来る方が多いので、先入観を植えつけないでいただきたい。

  • 無期懲役囚を扱った番組を見た。あたかも服役囚を被害者のように報じ、同情を誘う構成だった。彼らの犯罪によって、不幸に遭われた被害者の視点が欠けているのではないのか。一体なぜ彼らが服役しているのかと疑問に思わないのか。彼らによって一生、その楽しみすら奪われた者もいる。罪を犯し、罪を償っている人は、国家によって自由が奪われた被害者なのか。この放送に憤りを禁じ得ない。

  • 各局のワイドショーなどで「高齢者らをベッドで"拘束介護"都が改善勧告」というニュースを取り上げている。「高齢者への虐待だ。人権が」と一方的に介護者を批判しているが、ボケてしまった高齢者の介護がいかに大変であるか。介護者がいかに不足しているかなど、介護の現状がわかっているとは思えない。拘束しなければ、周囲の人間のみならず本人も怪我をしてしまう恐れもある。拘束するにはするだけの理由があるはずだ。一方的に批判するだけでは根本的な解決にはならない。無責任な正義感は世論をミスリードする。もっと事実を調査してほしい。

  • 株価が上がった時の街頭インタビューで、「嬉しいので今夜はおいしいものを食べたいと思います」といった意見を拾っているが、違和感を覚える。株式の保有者は国民の10%、程度だから、それ以外の国民の意見も拾わないと公平ではない。株式をもたない人の意見としては「株が上がっても自分には関係ない。それで経済が良くなったような報道はやめてほしい」「株が上がっても、給料があがらないと意味がない」が本音だ。"株の上昇=経済がよくなった"という間違ったイメージを国民に与えないような、公平な放送を望む。

  • 東京マラソンのニュースが放送されていた。内容としては、東京マラソンが開催されたという事実や、ランニングポリスが警備を行ったということであった。重要な行事であり、放送する価値はあると思う。一方、同じ日に兵庫県姫路市で、同じ市民参加型の姫路城マラソンが行われていたが、これについては全く取り上げていなかった。このマラソンは、市民ランナーが1万人以上参加する大きな大会であるのに、どうして東京マラソンのように取り上げないのか。さして重要ではないと判断したのだろうか。しかし、地方が重要と国も地方創生に取り組んでいる中、東京の情報ばかり全国に向けて放送していれば、地方の活性化が進まないのではないのか。

【番組全般・その他】

  • 出演者の男性タレントが、元相方の未成年への淫行トラブルについて「ただの条例違反」という発言をした。女性に人権など存在しないということだろうか。身体的にも精神的にも傷つけられ苦しんでも、「ただの条例違反」なのだろうか。日本はまだ、男尊女卑の世界なのだと痛感した。情報番組など、広く活躍する方からこういう発言が出ることに強いショックを覚えた。

  • 著名人の謝罪会見をパロディーにした内容だった。しかし、今回は「全く必要のない謝罪を要求すると、タレントがどういう反応をするのか」を放送した。何も落ち度のないタレントの困惑する様子を、面白可笑しく放送することに嫌悪感を抱いた。執拗に質問する様子はいじめのようにも見えた。

  • 番組で懸賞を扱う際に「当選発表は商品の発送をもって替える」という断りがあるが、改善してほしい。商品の発送はテレビ局側の都合によって早くも遅くもなり、いつ発送されるかわからない。当選者は届いた時にわかるが、そうでなければいつ届くかと待っている。せめて当選時期を明確にしてほしい。

  • 犬の帰巣本能を試すコーナーで、レトリバー種の大型犬を家から10km離れた知らない土地に連れて行き、帰巣本能で家に帰れるかという実験をしていた。しかし、その犬はシニア犬だった。それにレトリバー種は股関節が丈夫ではない犬も多い。そのような犬を7時間も歩き回らせたことは良くない。結局辿り着いてもいない。舗装道路を7時間も歩かせることは、関節や肉球を痛めてしまう恐れがある。

  • 40歳以上で未婚の女性は結婚出来る確率がとても低いといった放送をしていた。「政府が調査した内容だ」と言っていたが、女性の年齢差別だ。現時点で結婚予定がない女性は、40歳以上でなくても悲しい気持ちになる。ハラスメント行為をした人は罰せられたりする時代なのに、放送の世界では許されるのか。女性の結婚や妊娠などデリケートな問題は、年齢差別しないでほしい。

  • ゲストが貧乏時代に住んでいたという市営住宅を紹介していた。その頃の家賃は2Kで格安とのことだった。そこまではいいが、現在の収入別家賃を表にしていたことはやりすぎだ。まるで、県営住宅や市営住宅に住んでいる人はみな貧乏と思われる内容で、貶められているかのように感じた。私も兵庫県の県営住宅に住んでいるが、ここには阪神・淡路大震災の被災者も住んでいる。また、子どもが学校で「県営住宅に住んでいるから貧乏だ」と、いじめられる可能性もある。このような内容を扱うときは、細心の注意をしてほしい。

  • サッカー選手のゲストを高級時計店へ連れて行き、なんだかんだと理由をつけて高級時計を半ば無理やり購入させていた。このシリーズで購入金額1億円を超えたということだが、視聴者は何を楽しんで見れば良いのか。番組の制作意図が分からない。MCとレギュラーが内輪で楽しんでいるだけのように見えて不快だった。

  • 極寒のフィンランドで体をはった面白動画を撮影するコーナーで、芸人が極寒の海に落とされたり、マイナス数10度の部屋に入れられたりしていた。非常に危険な企画で看過できない。スタントマンや強靭なスポーツ選手ではなく、素人同然の芸人が無謀にも挑戦することが売りなのかもしれないが、いつかこの企画で死者もしくは重大な事故が起きるのではないのか。トランポリンに水をかけ凍らせ、背中から飛び込んでトランポリンが裂けて芸人が地面(雪)に落下したシーンなど、演出なのか事故なのか分からないが、下手したら首を骨折し、半身不随になる危険がある。

  • ゲイ向けビジネスの特集だった。私はゲイだが、当事者として番組に不快感を覚えた。社会的にも悪影響のある内容だった。リポーターが終始、嘲笑気味にインタビューを行なったり、BGM・効果音はコミカルで笑いを誘う選曲をしていた。スタジオのコメントも不適切で、例えば、ゲストに対しMCが「こんな回に出てしまって災難でしたね」と言ったりしていた。他にも同性愛者に対する偏見を助長する場面が多々あった。

  • 激安スーパーを取り上げていた。この店主は、昔暴走族だったらしく、番組内で「元暴走族リーダー」と何度もコメントしたり、キャプションまで入れていた。元暴走族のリーダーを賛美し持ち上げているようにしか思えず、違和感を覚えた。

  • この日の放送で、身の回りのちょっとした疑問を紹介するコーナーがあった。その中に「ペースメーカーが携帯電話などの電磁波の影響を受けるというのは本当か」というものがあり、実験していた。携帯電話やスマホをペースメーカーの近くで作動させるという内容で、結果として何ら影響は認められなかった。「優先席付近での携帯はOKです」とは結論付けなかったが、視聴者は「なんだ、大丈夫なのか」と受け取る可能性がある。「ペースメーカー」には多くの機種があるのに、実験で使ったのは1機種だけであった。電車と実験室が同じ環境であるはずもない。今回のいい加減な「検証」は迷惑以外の何物でもない。

  • 偽造した身分証明書で不法滞在している中国人がいるという内容だった。街中で中国人に証明書を見せるように言い、見せることを拒否した人たちがいかにも怪しい、不法滞在者であるかのようなつくりだった。街中で突然身分証明書を見せろと言われたら、私は確実に見せない。個人情報を警察官でも入管でもない一介のテレビリポーターに、なぜ提示しなければならいのか。そういう取材方法に何の問題意識も持たないのは如何なものか。

  • 番組の終了間際、突然女性タレントが後ろから出演者の胸を揉みだした。例え相手が女性であってもセクハラだ。司会や周りが止めるように言ったが笑いながらやめようとしなかった。明らかに度を越えた不愉快極まりない行為だ。

  • ハッカーとクラッカーの区別をしっかりとしていただきたい。「ハッカー」はコンピューター知識を生かして技術の発展に貢献する人で、「クラッカー」はコンピューター知識を生かして悪さを働く人だ。私はエンジニアとして働いている。優秀なハッカーになれるよう頑張っている中、番組は不愉快だった。数多くのハッカーのおかげで今の情報社会が成り立っている。なぜこんなひどい言葉の間違いを、公共の電波を使って堂々と伝えているのか。間違った認識が広まっている現状は、放送の責任である。

  • 数多くのバラエティー番組や情報番組で、お笑い芸人が司会や出演をしているが、ほとんどが他人を茶化して、自分たちで笑っているだけだ。程度が低すぎてあきれてしまう。番組の企画は良いものであっても、彼らによって内容が妙な方向に持って行かれてしまう。こんなことでは見る番組がますます少なくなる。各テレビ局は、出演者について再考していただきたい。

  • 自転車事故での賠償額で、これまでの判例ではありえないような金額を紹介していた。実話として放送したが、根拠の提示がなく、とても信じられない内容だった。自転車事故は当たり屋を助長しかねないので、留意してほしい。

  • 収入の多い妻が少ない夫を徹底的にバカにしていた。不愉快な気分になった。おそらく演出なのだろうが、それにしても悪趣味だ。全体的に「男は情けない。女は素晴らしい」と印象操作しようとしているように感じた。夫をバカにした挙句、追い打ちのようにタレントが説教するシーンもあり、これも不愉快だった。最終的には妻は何一つ糾弾されることはなく、モラハラ疑惑は晴れたなどと美談のように締めていた。とにかく妻の暴言、偉そうな態度、男性差別的な発言があまりにもひどかった。

  • オーストラリアの一部で雷が落ちやすいスポットで、女性芸人に骸骨姿のボディペイントをして、雷に打たれた感じにしたフェイクの写真を撮ろうという企画だった。上半身裸のボディペイントで危ないポーズで写真を撮っていた。全身黒く塗りつぶされて骨に見立てた絵が描かれているとはいっても、女性に破廉恥な格好をさせて、海外の土地で写真を撮らせることは女性軽視だ。結局、雷に打たれた映像は撮れないので、後から編集で雷撃たれたように見せかけた合成映像で締めていたが、そんな行動をマネしようとする人も出てくるのではないのか。

【ラジオ】

  • ゲストで来ていた女性フリーアナウンサーが「自分のクレジットカードを親に貸したままだったので買い物が出来なかった云々」と発言した。多くのクレジットカード会社は親族間であってもカードの貸し借りを禁止しているはずだ。言わば規約違反したであろうことを公共の場で話したのは、違法行為ではないにせよ問題がある。

  • 放送の予告があったが、「おっぱいを見せたい女性は、気づかれないように○○公園へ来てください。おっぱいを見せたい女性を探します」というものだった。公園でおっぱいを見せることは、公然わいせつになるかもしれないし、そうした破廉恥な行為を放送でそそのかすとは、どういう料簡なのだ。

  • アナウンサーが春で番組を卒業するということで、その話をし始めたら泣き出した。その泣いている時間が長すぎて驚いた。何かあったのかとびっくりした。自分の意志で卒業するにもかかわらず、あまりにも泣きながら話す時間が長すぎ、不快だった。プロとしてどうなのか。

  • 「バレンタインデーにはチョコレートはいらないので、商品券を送って下さい」と何度も言っていた。送り先まで指定するなど、不愉快だ。一般人からそこまでして商品券をもらい、チケット屋にでも売るつもりなのか。最初は冗談かと思ったが、最後までこの内容で引っ張っていた。

【CM】

  • 人気グループのゲームソフトの最新CMだが、非常に過激で、黒いマントに白い仮面を身につけた衣装は、思わず凄惨な事件の数々を彷彿とさせる。誰の目にも触れる可能性のある地上波のメディアで、過激な演出は控えてほしい。

  • ゲームソフトのCMで、小学生と思われる子がスマートフォンやタブレットで遊んでいる。課金など様々なトラブルに巻き込まれる可能性があるのに、子どもにスマートフォンやタブレットを持たせることは良くないのではないのか。また、アイテム購入などに年齢制限があるのに、未成年でも遊べると勘違いしてしまう。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 子どもも見るアニメ番組での、殺人事件などのシーンがリアルすぎる。アニメであっても、子ども達には刺激が強すぎると思う。描写にもっと注意したうえで放送すべきだ。

  • 深夜の時間帯に放送されているアニメが子ども達の中で話題になっているが、残虐なシーンが多い。深夜だからといってどのような内容でも放送していいというものではない。録画機器が発達していることも念頭に置いて番組を制作してほしい。

【「編成」に関する意見】

  • いわゆる「イスラム国」が後藤健二さんを殺害したことを受け、子ども向け番組が緊急特別報道番組に切り替わった。子ども向け番組の放送予定時間にテレビをつけたら、後藤さんがナイフを突きつけられている映像であり驚いた。番組が切り替えられたこと自体は仕方がないが、その旨をテロップで表示したり、アナウンサーが説明するなどの対応があってもよかったのではないか。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 和歌山の小学生殺人事件の報道で、犯人がまだ捕まっていないにもかかわらず、小学校に迎えに来た親などにインタビューをしていた。その際、被害者の同級生にもインタビューしていたが、映像加工がされておらず、顔がはっきりと映っていた。

【「言葉」に関する意見】

  • 最近、特にバラエティー番組で、目上の人に対して敬語を全く使わなかったり、失礼な物言いをするタレントが多い。子ども達がまねするなど悪影響が大きい。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で出演者同士が罵倒しあう企画があった。シナリオがあるのかもしれないが、暴力を振るうシーンもあり、子どもが見る時間帯での放送には不適切だ。また、内容的にもただの罵倒であり、「芸」と呼べるようなものではなかった。青少年への悪影響を懸念する。

【「危険行為」に関する意見】

  • 出演者が割り箸やストローを鼻の中に入れているようにみせる手品をしていた。鼻から物を入れることは大変危険な行為で、実際にやった場合、脳が傷つくおそれもある。小さな子どもがまねをしないように、テロップなどでしっかりと注意喚起すべきだ。

2015年1月に視聴者から寄せられた意見

2015年1月に視聴者から寄せられた意見

イスラム過激派組織「イスラム国」による、日本人人質事件で、政府の対応や報道のあり方に対し、賛否両論の意見多数。年末年始の番組に対して、最近は良質なバラエティー番組が少なく、下品な内容の長時間番組ばかりだといった批判など。

2015年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,695件で、先月と比較して498件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話24%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性73%、女性24%、不明3%で、世代別では30歳代26%、40歳代26%、20歳代17%、50歳代16%、60歳以上12%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は892件【38局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

イスラム過激派組織「イスラム国」による、日本人人質事件が発生したが、政府の対応や報道のあり方に対し賛否両論、様々な意見が多数寄せられた。
フランスのテロ事件で、倒れた警官らしき人物が再度発砲されるシーンを過剰に使用した放送に対し、報道倫理を問う声があった。
年末年始の番組に対して、最近は良質なバラエティー番組が少なく、下品な内容の長時間番組ばかりだといった批判などが寄せられた。
ラジオに関する意見は43件、CMについては62件あった。

青少年に関する意見

1月中に青少年委員会に寄せられた意見は152件で、前月から77件増加した。
今月は、1月8日に"深夜帯番組の性的表現"に関する「委員長コメント」を公表したことなどから、BPOに関する意見が33件と最も多かった。次に「性的表現」が21件、「表現・演出」「暴力・殺人・残虐シーン」がそれぞれ15件、「いじめ・虐待」が12件と続いた。
「委員長コメント」ついては、「公共の電波での性的表現は慎重に行うべきであり、各放送局に議論を求めたことを評価する」などの意見があった一方、「少数の意見に過敏に反応しすぎている」などの否定的な意見も寄せられた。
「性的表現」については、アイドルグループが出演する深夜帯の番組で「へそ美人ランキング」を行ったことや、お笑いコンビが行うコントについての意見が複数寄せられた。
「表現・演出」については、怪奇現象を取り上げる番組の映像表現が過激すぎるとの意見が目立った。また、当該番組の番組宣伝の放送時間帯についても配慮を求める声があった。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、子ども向けのアニメ番組で主人公が暴力を受けるシーンや、深夜帯のドラマでの暴力シーンについての意見がそれぞれ複数寄せられている。
「いじめ・虐待」については、年末のバラエティー番組での罰ゲームについての意見が多かった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「イスラム国」による日本人人質事件のニュースで持ちきりだが、騒ぎ過ぎは何の利益にもならない。それどころか犯人の思うつぼだ。特に、「首相の対テロ支援発言が我々を身代金要求に駆り立てた」などとする犯人側の理不尽な言い分を鵜呑みにして、「首相の発言が彼らを刺激した」などと安易に伝えるのは愚かなことだ。軽率な報道をすればするほど、日本政府の足を引っ張ることにもなる。人質の解放に向けて難局が待ち受けているのだから、報道の仕方を改めるべきだ。

  • イスラム過激派組織「イスラム国」は、2人の日本人を拘束し、殺害を予告する映像をインターネットに公開した。番組ではそのことを取り上げ、何故日本人をターゲットにしたのかを分析した。周辺諸国に2億ドルの支援を首相が表明したことが「誤解された」というものだった。しかし私は、支援表明が「宣戦布告」と彼らに捉えられたと考える。2人の日本人解放に2億ドルを要求しているのも、支援の金額と合致している。日本からの周辺各国への支援が戦費にならないとも限らない。「誤解された」とする番組のとらえ方は政府を擁護するものではないのか。

  • 「イスラム国」の日本人人質の報道ですが、人質を座らせ声明を出している動画を見てしまい、不快な気持ちになった。なぜモザイクもかけず、放送で何度も垂れ流すのか。それこそテロリストの思う壺だ。見たい人だけユーチューブなどで見ればいい。テレビでは最小限にしてほしい。

  • 「イスラム国」による日本人の人質問題について、冒頭で声明を高らかに読み上げ、日本人がテロのターゲットになったという過度に恐怖を増長させる報道だった。恐怖の扇動をして何がしたいのか。彼らのような犯罪者は、こうしてメディアが大騒ぎし、自分達を恐れ、力の誇示をするのも目的の一つだと思う。日本のメディアは呆れるほどそれに乗っかり、大騒ぎしている。このような問題は、事実経過を淡々と伝えるだけでいい。

  • 各局がこぞって「イスラム国・日本人2人の身代金要求事件」を取り上げている。しかし正直なところ、複雑な中東情勢は理解が難しい。番組により、事件への見方が違うため余計混乱する。このような事件が起きた原因や背景等を公平・公正に説明する番組を作って頂きたい。

  • どこのニュースにもイスラム武装集団を「イスラム国」と呼んでいるが、「イスラム国」という武装組織を国として認める形になってしまうのではないのか。また「イスラム」という名称が「悪」であるかのような印象を植えつけることにもなるので、「ISIL」と呼ぶべきだ。いずれにしても、既成事実となる前にすみやかに呼称を変えるべきだ。

  • 「イスラム国」に拘束されている2人の日本人の話題を取り上げているが、「政府は2人の解放のために一生懸命やっている」というだけで、詳細は報道されていない。何をどのようにしているのか、裏付けや根拠もない報道ばかりで嫌気がさす。さらに首相の2億ドルの支援についても内訳すら発表しない。国民が知らないうちに首相が支援を表明しただけである。調べもしないでただ流すだけでは意見が深まらない。報道のあり方を今一度考えてほしい。

  • 「イスラム国」に人質の件について、各局の報道を見ていると「人質になってかわいそう」と言っているように思える。例えば海外に観光旅行に行き、理不尽にも拉致されたりするのであれば"かわいそう"とも思えるが、戦地に行くということはある程度のリスクは覚悟していたはずだ。人質となったことは自己責任でもあるのではないか。そのような人に身代金を支払うとなったら、当然、国民の納める税金で賄われるのだろう。今回のような行動には十分注意を払うべきだということも併せて報道するべきではないか。

  • フランス・パリで起こった新聞社へのテロ行為を報道していた。テロリストが既に倒れた警官に対し至近距離から頭部への銃撃を行ったシーンを、繰り返し放送した。ボカシの有無は関係ない。フランスはもちろん、他の国の放送局でも、この部分については、過激な映像につき放送を自粛している。すでに銃撃され倒れている段階で必要十分だ。頭部への銃撃まで放送する意味はどこにあるのか。

  • 仏週刊紙が過去に掲載した風刺画数点を手にした番組スタッフが日本にいるイスラム教徒に感想を聞く様子が放送されていた。過激派ではなくても、ムハンマドの風刺画を目にすることは一般的なイスラム教徒にとってもいい気持ちはしない。私はイスラム教徒であるが見ていて不愉快だった。なぜムスリムが偶像崇拝を禁止しているのか等といった宗教的背景を全く理解していない、非常識極まりない行為である。

  • イスラム過激派組織はイスラム教の預言者の権威を利用して権力をふるい、人の自由や命を奪うなど残酷なことをしている。それに対し風刺画であれ、批判できないということになれば誰もおかしいと思ったことを批判できなくなってしまう。マスコミは毅然としてほしい。

  • 「イギリスで高級車を積んだ大型貨物船が座礁」のニュースを伝えていた。この中で、コメンテーターが「だいたい岸壁には左舷付けするので、岸壁にいる時には左側に(船体を)固定している。ですから左側のロープが外れた後に右側に傾いている」と説明していた。しかし、自動車専用船は基本的に船体の右側を岸壁につける構造になっており、彼の解説は全く違っている。正しく説明するべきだ。

  • 各局で「アベノミクス」について報道しているが、どの政策のことを言っているのかよく分からない。3つの政策が掲げられているのだが、どの政策について、この言葉を使っているのか。「アベノクミス」という言葉を安易に多用することは無責任ではないだろうか。具体的な政策を言うべきであって、一つの言葉でくくるべきではない。

  • 大韓航空の前副社長が機内でのナッツの提供の仕方に問題があったとして、接客責任者を降機させ離陸を遅らせた事件で、テレビのテロップに「ナッツ姫」という表示があった。離陸を遅らせたことは言語道断だが、表現が不適切だ。

  • 昔は地震や大事故、天皇崩御などの重大な事柄のときしかニュース速報として報道されなかった。音が鳴ると、今すぐ知らなくてはならない何かが起こったに違いないとテレビに注目したものだ。しかし最近は、地方議員の当落やアイドルの離婚などどうでもいいニュース速報が流れ、うんざりする。音が鳴っても、どうせクダラナイことだろうと見向きもしなくなってきた。重大なこと以外での速報は、やめるべきだ。

  • 異物混入で特集を組んでいたが、なぜそんなに特定の企業ばかり特集するのか。異物混入というテーマで行うのであれば、様々な会社の比較や現状もしっかり放送してほしい。その企業の異物混入だけを取り上げても何の解決にもならない。また一方的なクレームだけを取り上げていて大丈夫なのか。相手がクレーマーだったら、テレビ局はどうするのか。

  • 特定秘密保護法についてコメンテーターの全員が「知る権利が損なわれる」「急ぎすぎだ」などと批判に終始していた。具体的にどの案件が知る権利にそぐわないのか、急ぎすぎなのかの説明がない。批判のための批判にしか聞こえない。具体的にきちんと示すべきだ。

  • 防災訓練のニュースで映像と共に緊急地震速報の通報音を流していた。実際の緊急地震速報と同等の音量レベルで流されていたため、ニュース画面を見ていない人や、見ていてもそれがニュースの音声なのか実際の通報音なのか、判別ができない状況になっていた。震度6以上を経験した人にはまさに恐怖を感じる音だ。通報音のボリュームを落としたり、通報音とともに「これは防災訓練です」というナレーションを流すなどして、実際の緊急地震速報ではない旨を強調する工夫が必要ではないのか。

  • 若い女性の殺害事件のニュースを見た。その中で、被害者女性が元交際相手に送った手紙の原本を読み上げていた。家族などに許可は貰っているとは思うし、元交際相手が情報提供したものを放送しただけなのかもしれないが、自分が好きな人に向けて書いたラブレターを公開されることは、亡くなったとはいえ屈辱的だと思う。死んだ人には個人情報はないのだろうか。

【番組全般・その他】

  • 恒例の年末のスペシャル番組だった。肛門に空気を入れる行為、股間の押しつけなど相変わらず下品で醜悪だった。もっと言えば公然わいせつに該当するのではないか。視聴率ということのみが最優先されている。

  • 大晦日に放送された民放各局の番組は、どの局も似たり寄ったりの長いだけのバラエティー番組で、これでは視聴者が離れるのも無理はない。民放各局に危機感はないのか。年が明けて1月1日の深夜、某民放局では人気討論番組の新年特番を組んでいた。昨年の総選挙についてその必要性があったのかなどについて熱い討論が繰り広げられていた。実に興味深い内容だった。大晦日の夜だからこそ、日本の行く末について考え、検証する番組を民放局は組むべきだ。

  • 正月番組で司会者がゲストの男性タレントと執拗に卑猥な話題を繰り返していた。主に男性器に関する下品な話題で、ゴールデンタイムとしてもお正月番組としても相応しくない最低の下ネタだった。幼い子ども達も起きている可能性の高い「お正月」に、このような深夜番組レベルの品性下劣な話題を公然と放送するということがあってよいのか。

  • 最近は家族向けの正月番組が少なくてさびしい。私が子どもだったころは、クイズ番組や良質のバラエティー番組が揃っていて、一日中見ても飽きなかった。今はテレビ局も手抜きをしているのか、駅伝やサッカーなどスポーツ中継に頼りきりのように見える。正月くらいは、家族みんなで笑える楽しい番組を放送してもらいたい。

  • 正月に大食いスペシャル番組を見たが、あまりに馬鹿げていて怒りが込み上げてきた。世界には飢餓で苦しむ人や病気で食べられない人が何億人といる。大食いを競うことは「食」に対する冒涜であり、弱者への思いやりがない行為である。このような番組を企画立案するテレビ局の神経を疑ってしまう。

  • バラエティー番組でタレントとプロ野球選手が野球のゲームをやっていたが、その際、試合延長を土下座でお願いする場面があった。昨今、巷ではクレーマーが店員などに土下座を強要する事件が増えている。もしかしたらこのような番組の影響が大きいのではないのか。土下座の頭の下げ方に対する嫌らしい文句といい、見ていて不愉快だった。

  • 不倫行為で世間を騒がせた女性タレントを起用していた。謝罪したからどんな番組に出るのも自由なのかもしれないが、家族で楽しむバラエティー番組に出演させることは、慎むべきではないのか。こうした番組のせいで不倫や離婚を面白がるような風潮が蔓延すると、両親が離婚した子ども達は一体どういう気持ちになるだろうか。

  • 雪山のリゾート地で落とし穴を作ってどっきりを仕掛けていた。以前、テレビ番組を真似して若い妻が夫を落とし穴に落とし、結局夫婦ともに亡くなるという痛ましい事故を思い出した。番組では専門家監修のもとにやっているのかもしれないが、素人が真似をしてまたあの事故のようなことになるかもしれない。

  • 連続幼女行方不明事件を取り上げていたが、"超能力"という科学的根拠のない内容だった。今後の捜査に影響を与えかねない内容で、不適切極まりない。この番組は報道番組なのか、娯楽番組なのか。仮に超能力捜査が有効な場合があるにしても、視聴者に誤解を与え、事件解決を遅らせることになりかねない。その場合、テレビ局としてどう責任を取るのか。関係者が了解の上とはいえ、幼女の事件を取り上げる姿勢としては納得がいかない。

  • セクハラまがいのドッキリコーナーにおいて、ふだんなら接触しないが、今回の3人の女優だけは触ってもよいというシーンがあった。「美女にはダメだが、彼女らは美女ではないから許される」といったニュアンスの理由だった。まさにこの理屈で痴漢は被害を訴えにくそうな相手を狙うことがあるのを知らないのだろうか。当然美女でなければ痴漢行為が許されるなどということはない。いくらバラエティーとはいえ、犯罪を助長するような演出で笑いを取ろうとすることは度が過ぎている。

  • 海外でぼったくりに遭うことを検証していたが、ぼったくりだと分かっていて誘いにのり、相手の言われるまま金額を払ってしまうことは、被害者を増やしてしまうのではないのか。本来ならば、海外でぼったくり被害に遭わないように注意してほしいという趣旨で取り上げるべきだ。ぼったくりしていると分かっていて金額を払ってしまう行為は、日本人なら騙せる、いくらでも払うと思わせてしまう。もう少し番組の作り方を考えてほしい。

  • タレントが水中ウォークをする際に空気の供給を遮るシーンがあった。実際は演出なのかもしれないが、危ないように見えた。悪ふざけが過ぎている。ダイビング等にかかわる者として、安全性を軽視する行為には著しい不快感を覚えた。

  • オタク文化を取り上げた番組だったが、丁寧な作りでとても良かった。昨今はオタクに対する偏見を煽るような放送が横行しているが、この番組は色々な生活を送る人たちの様子等を紹介したり、ルール順守の姿勢で楽しみの場を守ることなどが伝わって、素晴らしかった。

  • チャーハンの中にチェーンみたいなものが入っているシーンがある。テロップで「あり得ない混入」と出ており、昨今の混入事件を連想させる不快なシーンだった。混入事件は被害当事者にはトラウマになるほどだ。食べるという当たり前のことが、純粋に楽しめなくなる。事件や事故をおもしろおかしく茶化す演出は如何なものか。

  • 若者たちの恋愛観という話題の中で、「リア充」という言葉が飛び交っていた。若者には当たり前の言葉かもしれないが、50代の私には、何のことか全くわからない。同世代、あるいは上の世代の方の中には、他にも私のような感想を持った人間がいたのではないか。若者言葉には、せめてテロップできちんと説明をしていただきたい。

  • ドラマのなかで女性社員が多くの男性の前で全裸にさせられ謝罪するシーンがあった。ひどすぎて見ていることが辛く、気分が悪くなった。セクハラ描写が明らかに度を越している。このシーンを見た女性はほぼ間違いなく不快に感じるだろう。先進国諸国では、絶対に許されないドラマだ。不快な思いをした全ての女性へ謝罪していただきたい。

  • 深夜アニメだが、その内容に唖然とした。少女が軍艦に変身し、実際に戦闘行為を行うシーンがあり強い嫌悪感を覚えた。社会では「戦争」という言葉にぴりぴりしており、アニメというジャンルを考慮したとしても、不謹慎な番組内容に憤りを覚える。

  • "コンビニで芸能人がいたら気づくか"という内容だった。一般人が店内にいる芸能人になかなか気づかないため、タレントの1人が、おもむろにレジカウンターにあったおにぎりを掴み、隠れて食べ始めた。スーパーやコンビニで「実況Live」と称して、楊枝を混入したり、万引きする映像をユーチューブで流す事件が起きたのは、こうした番組のせいではないのか。

  • バラエティー番組でもシリアスな番組でもタレントが「土下座」をする映像を多々見かけるが、軽々に放送するべきではない。私も以前土下座しろと脅かされたことがあるが、どんなに嫌だったことか。まして写真まで取られネットに張られるなど、とんでもない。土下座謝罪は、遊びの番組でも見ていて不愉快だ。やめてもらいたい。

  • 芸能人のカラオケ番組だと思っていたが、心に染みる歌声が聞こえてきて感動した。舞台で仲良くなった2人だそうだか、ハーモニーは完璧で心がこもっていて、歌の素晴らしさを感じた。また2人の歌声を聞きたい。これからの番組作りに期待している。

  • 淫行騒動から復帰した芸人を取り上げていた。被害者が見たら嫌な記憶が蘇るのではないのか。女性に対しての配慮が足りない。いくら年月をかけて復帰するといわれても、如何なものか。

【ラジオ】

  • BPOで深夜番組の内容を指摘したことは大変良かったと思う。しかし、ラジオはもっとひどい。トーク番組が多くなり、友人と話している場合と同じ感覚で話している。日本中に流れている感覚はなく、当たり前に話している。ラジオの深夜番組を毎日のように聞いているが、野放し状態だ。ラジオ番組についても議論してほしい。

  • 現役の女子中学生や高校生が毎週金曜日に出演する番組だが、出演者たちのきわどい水着を着たDVDがビデオ会社から発売されているのを知った。さらに番組とタイアップしてライブイベントまでしていると聞く。私の友人は番組と連動しているので安心して自分の子どもにイベントに行くことを許可したようだが、DVDの内容に驚いている。

  • ラジオ離れを懸念する放送局が多いが、同じ投稿者のハガキや便りばかり読むのではなく、老若男女問わずに様々な人のネタや便りを読むべきではないのか。常連投稿者のお陰で成り立つ番組もあり、排除しろとは思わないが、あまりにも同じ人たちのネタで固まりつつあり、聴いていて苦痛だ。

【CM】

  • 「たった短期間でこの身体」と謳うダイエットジムのCMだが、誇大広告ではないか。同じ期間、同じことをやってもどのくらい痩せられるかどうかは人それぞれ異なるし、短期間で簡単に痩せられるなら、世の中肥満の人はいないだろう。また太っている人をないがしろにしていないか。

  • シャンプーのCMで、著名な外国のサッカー選手が出演している。彼の身体に刺青があるが、思春期の子どもが起きている時間帯に見せていいものではない。試合で一瞬見える刺青とは訳が違う。

青少年に関する意見

【BPOに関する意見】

  • 私は深夜だからこそ許される表現もあると考えている。ある程度の性的表現が含まれる番組は深夜に帰宅するサラリーマンの数少ない娯楽であり、番組を楽しんでいる視聴者は苦情を言うことはない。少数の苦情を基に表現を規制する方向で議論すべきではない。

  • 私の幼い頃は、親と一緒に性的なシーンを視聴する中で恥じらいの気持ちなどを覚えた。限度はあると思うが、性的なシーンがあれば見なければいいし、親が注意すればいいことだ。BPOの委員長コメントを受けて、各局が放送内容を規制する方向に進まないことを望む。

  • 放送番組での性的表現は不快である。公共の電波での性的表現は慎重に行うべきであり、青少年委員会が各放送局に議論を求めたことを評価する。

【「性的表現」に関する意見】

  • アイドルグループが出演する深夜帯の番組で、同グループメンバーの「へそ美人ランキング」を行っていた。いくら深夜帯だからといって、未成年のアイドルに大人向けDVDのようなインタビューをするのはいかがなものか。

  • 子どもにも人気が高い、お笑いコンビのコントのネタを子どもが演じていた。このネタは男性用性玩具を取り上げたものであり、子どもに演じさせるべきではない。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 怪奇現象を取り上げるバラエティー番組の番組宣伝の映像と効果音があまりにも怖くて、子どもがショックを受けていた。突然、心霊映像が現れ、防ぎようがなかった。配慮が足りないのではないか。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 子ども向けのアニメ番組で、主人公がカードゲームの相手役に殴られたり蹴られたりするシーンがあった。審判役からの注意もなく、ゲーム中なら何をやってもいいとの間違ったメッセージを子どもに送ったことになったのではないか。

  • 深夜帯の学園ものドラマでの暴力描写が過激すぎる。青少年に人気のアイドルグループが多数出演しているので、深夜帯とはいえ、多くの青少年が視聴していると思われる。青少年に悪影響があるのではないか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 年末のバラエティー番組で、おしおきと称して暴力と体罰を正当化し、それを"笑い"として放送していた。青少年に極めて高い人気を誇る番組内で暴力を容認しているのは問題だ。

【「動物」に関する意見】

  • ドラマの中で、引っ越しをすることになり、犬を飼えなくなった子どもが、なつく子犬をわざと叩くシーンがあった。動物虐待ともいえる行為を、あそこまでリアルに表現する必要があったのだろうか。一緒に見ていた子どもはショックで泣き出してしまった。

2014年12月に視聴者から寄せられた意見

2014年12月に視聴者から寄せられた意見

衆議院選挙について、"民意を反映しない選挙結果"との印象を与える報道内容に疑問の声や、スポーツ新聞を巻き込んだドッキリ企画に対して、視聴率稼ぎの悪質なものだといった批判意見など。

2014年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,197件で、先月と比較して76件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話27%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性73%、女性24%、不明3%で、世代別では30歳代29%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代15%、60歳以上10%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は509件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

第47回衆議院選挙で与党が圧勝し、第3次安倍内閣が発足したが、民意を反映していないといった報道などに対し、様々な意見が寄せられた。
アベノミクスの功罪を論じたニュース番組で、賃金の伸び率をグラフで示していたが、その誤謬に多くの批判が寄せられた。
スポーツ新聞を巻き込んだ大がかりなドッキリ企画に対して、視聴率稼ぎの悪質なものだといった批判意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては40件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は75件で、前月から7件減少した。
今月は、「性的表現」に関する意見が15件と最も多かった。次に「暴力・殺人・残虐シーン」が10件、「いじめ・虐待」「低俗・モラルに反する」がそれぞれ8件と続いた。「その他」は8件あった。
「性的表現」については、夕方のアニメ番組における主人公のヒロインに対する言動や、女性キャラクターの下着が見えるシーンがあることなどについての意見が複数寄せられた。また、バラエティー番組で不倫を話題にした際の性描写についても複数の意見があった。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、バラエティー番組で動物や魚を捕えた際の映像、アニメ番組での戦いのシーン、報道番組での事件・事故現場の映像など、放送における血の表現についての意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 各局で衆議院選の各党獲得議席数の予測を立てている。これらの報道により若い人達は「決まっているならいかない」と投票意欲がなくなるかも知れない。予想によって投票率が下がるのであれば、そのような報道は控えるべきではないのか。まずは「投票に行くこと」が大切であることを全面に押し出すべきだ。

  • 衆議院選が始まっているが、政治に関するものをほとんど放送していないように感じる。放送局に圧力をかけているという記事を読んだが、その影響をうけているかのようにも思える。また、任期が残っているのに、700億円もかけて解散選挙をする理由が分からない。国民がきちんとした判断ができるように、各党の主張などを報道してほしい。政権に遠慮しているかのような放送は如何なものか。

  • 明日は投票日であるにもかかわらず、政権批判に偏っていた。マイナス面ばかりでなくプラス面も示すべきだ。また12月に選挙をするのは悪いといわんばかりのコメントは、如何なものか。

  • 全局で夜19時から朝方まで同じ選挙の内容で、テレビがつまらない。普通の番組が見たいのに、どこの局も"選挙"だ。何のための民放局なのか。視聴率争いをするなら普通の番組を流した方が何倍も視聴率かせげるはずだ。皆が皆、選挙に関心があると思ったら間違いで、大半は普通の番組が見たいのだ。

  • 特定秘密保護法案や集団的自衛権の解釈変更があり、マスコミは「国民の声を無視している」「政権の暴走」などと散々糾弾してきた。ところが、いざ解散となったら、途端に「大義なき解散」と言い出したのは一体どういうことか。自らの言論に責任を持てない、ジャーナリスト失格の発言だ。何より、拉致事件の解決が遅れていることを、なぜ誰も問わないのか。

  • 解散までの政府の功罪の検証や、複数の争点の提示など出来ることはあったはずなのに、選挙期間中の報道が極端に少なかった。これでは選挙があることを知らない人が出てくるのではないか。報道ではアベノミクスがことさら取り上げられ、秘密保護法や集団的自衛権といった国の根幹にかかわることの報道が極端に少なかった。メディアは政府を監視する役割があるはずなのに、全く果たしていない。

  • キャスターと3人の解説委員が出演し、アベノミクス叩きに終始した。特にひどかったのは、名目賃金と実質賃金の伸び率だ。グラフでは実質賃金が急降下したようになっていた。嘘を平気で流したことが許せない。番組の最後に訂正したが、どうにも釈然としない。

  • 折れ線グラフが映されたが、実質賃金のところが著しく下がっていた。同時期の名目賃金から大きく離れていた。番組が終わる直前に訂正して正しいグラフを出したが、先のグラフを出してから時間も経過しており、遅すぎた。今回の選挙で一部の野党が実質賃金の低下の件で政権与党を批判しているが、野党を支援するために実質賃金が落ち込んだと見せる印象操作をしたのではないか。

  • 選挙特番の画面の下で流れる視聴者のツイッターでの意見だが、まったく選挙と関係ないアニメに関する内容もあった。わざとやっているのか知らないが、もっとTPOをわきまえたツイートを取捨選択してほしい。何のためのツイッター意見なのか。

  • 選挙期間中にもかかわらず、元首相を父に持つ人物に密着取材し、持ち上げる報道をしていた。忘れてはならないことは彼も候補者の1人ということだ。党の代表でもなければ党の要職にもない、現役閣僚でもない、非改選の参議院議員でもない。従って、彼1人を詳細に報道してはいけないはずで、明らかな偏向報道に当たるのではないのか。

  • 男性俳優が亡くなったことを伝えていたが、「晩年は反戦争・反原発を訴えていた」などと紹介していた。偉大な俳優ではあったが、決して思想家でも政治家でもなかったので、違和感を覚えた。今日から衆議院議員選挙公示なので、ある政党の後押しでもしているかのように感じた。

  • 総選挙の結果について、過去最低となった投票率と関連付けて述べた上で、"民意を反映しない選挙結果"との印象を与える報道内容に疑問を感じた。数値を用いた説明については、数値の確かさ、正当な比較対象の明記などを各局では周知徹底していただきたい。送される情報によって視聴者が誤解することがないよう求める。

  • 衆議院選挙における現与党政権の大勝に伴う、海外メディアの反応を紹介していたが、与党に否定的な記事を引用していた。何故、あえて否定的な記事のみを紹介するのか。また、投票率が低いので民意を反映したと言い難い旨のコメントをしているが、投票しない者は現政権維持の意思表示とも考えられる。真に政権を代えたいのなら、投票に出向くはずだ。

  • 衆議院選の投票率が大変低かったが、テレビにも責任があるような気がする。選挙関連の番組が非常に少なく、普段通りのバラエティーを垂れ流すなどしていた。"中立"を意識するあまり、通り一遍のことしか伝えず面白みがなかった。これでは選挙に行きたいと思わせることはできない。若者の政治離れを改善するためにも、各局には頑張ってもらいたい。

  • 「はやぶさ2」の打ち上げの解説・中継をしっかり放送していた。前回の小惑星探査機「はやぶさ」の時は、打ち上げや小惑星「イトカワ」への着陸などテレビ報道が少なく、帰還の時に少し盛り上がった程度だった。科学は難しい話が多いので理解しづらいが、じっくりとした解説は良かった。今後も、小惑星への着陸、また帰還のときも良い解説を期待している。

  • 種子島から発射した「はやぶさ2」に多くの税金を費やしたそうだ。そのはやぶさの話題から、突然司会者が「今回の総選挙は700億円かかる」と言いだした。選挙に多額のお金を投入すべきでないという発想らしい。これは民主主義の否定だ。この司会者は個人的で、勝手なコメントが多い。思いつきの発言は慎んでほしい。

  • アメリカでエアバックを製造する日本の企業が訴えられている。事実は事実として報道されるべきだが、報道機関の中に、もう少し日本の企業を守るという姿勢がないものか。何が問題になっていてどのように展開するのか、これまでのアメリカの裁判はどうであったかなど、報道はできないのか。アメリカ側の論理で垂れ流されている気がする。

  • 大雪で孤立した徳島について、「"IP電話"が不通のため連絡できずに死亡した」と報じている。いまどきのほとんどの電話は電源がないと通話ができなくなることを知らないのだろうか。他局では「停電で連絡が取れない」としている。まるで"IP電話"だから連絡が取れず死亡者が出たかのような報じ方だった。

  • 自民党の幹部の発言について問題視していたが、文脈をとらえず言葉尻だけをとって非難するのはおかしい。この時期にそういう報道をするのは、印象操作による選挙妨害にもとれる。それだけでも不適切なのに、他の党の不適切な発言には全く触れていない。不公平だ。

  • ボーリング場の従業員に土下座を強要したことを報道する際、ツイッターに個人が投稿した画像を、モザイク処理をしているとはいえ、流していた。知っている人が見れば分かるのではないのか。イメージイラストで十分だ。映っている人に配慮するべきだ。

  • 南海地震についての報道がしつこい。いざというときのための心構えが必要であることは分かるが、それにしても頻度が高すぎる。不安を煽っているだけだ。地域のニュースをメインとするなら、もっと明るい話題にしてほしい。東日本大震災のトラウマが抜けきっていないのに、毎日のように南海地震と言われてつらい。

  • 即席麺にゴキブリが混入していた食品会社の対応を取り上げていた。この会社は商品の自主回収をしている。私は誠意をもって対応していると思うが、番組では批判的だった。いたずらに食品会社を貶め、誤解を与える発言は慎むべきだ。

  • メディアは批判することが仕事と思っているようだが、一番の仕事は真実を伝えることだと思う。例えば株が下落すると「経済政策は失敗だ」と批判し、株が上がると「株高など庶民には関係ない。円安が問題だ」という。株高と円安は基本的にセットである。また、「増税する」と言うと「国民の生活に影響が」と批判し、増税先送りを決めると「社会保障が」と非を鳴らす。どちらを選んでも批判するのは「批判のための批判」だ。世論に与える影響を熟慮し、責任の重さを自覚すべきだ。

  • 東京駅で100周年記念スイカを販売したニュースで、現場では販売中止に大混乱し罵声や暴動が起こっていたのに、「完売した」と何事もなかったかのように報道していた。また、徹夜は禁止されていたのに、徹夜して購入した人にインタビューしていた。

【番組全般・その他】

  • スポーツ紙がタレントの熱愛をスクープとして報じたが、しかし番組内のドッキリ企画だということが後で判明した。番組視聴率を獲得するために大掛かりにでっちあげるのは、放送局としてのモラルが欠落しているのではないのか。番組の中だけで驚かせるならまだしも、新聞に"スクープ記事"として掲載するということは笑って済ませられない。

  • ヘリコプターと新幹線がスピード対決するという企画だった。ヘリを飛ばすにもかなりの金額になると聞いたことがある。それを東京から仙台までの距離を、ヘリコプターがスピードを出して飛んでいた。周囲の住民にも騒音被害があったはずだ。

  • 今回のフィギュアNHK杯関係の放送には不満を感じる。特定の選手の話題があまりにも多すぎる。中国杯での怪我があって云々ということは分かるが、それにしても他の選手の話題はほとんどなかった。特に優勝した選手はあまり知られていないので、彼のことをもっと知りたかった。それなのにほとんど報じず、いかに話題の選手が大変な怪我を乗り越えて出場したかという、みんな知っていることばかりだった。

  • ロボットをバトルさせるという内容だったが、実際に相手ロボットを破壊し合っていた。ロボット兵器をも想起させ、バーチャルな殺戮兵器の問題が深刻化している現実の社会を見るようだ。競技のように見えるが、予算や重量、操作などの条件が不統一で公正さに欠け、単にロボットの激しい破壊攻撃を楽しんでいるにすぎない。ロボットのバトルを面白がる人間は、やがてロボット兵器に自らが脅かされることになるであろう。

  • 恋愛観を語る時、いままでつきあった人数や聞かれてもいない性的な話までぶっちゃけすぎるようなトークをしていた。不快だった。他人の性に関しての話や恋愛観などは聞きたいとは思わない。司会者に質問されなくても自らしゃべりだす人もいた。スポーツ選手は本来のスポーツを頑張り、その姿を視聴者や応援している人に見せることが本業ではないのか。最近のバラエティー番組は私生活の切り売りや暴露するような番組ばかりで低俗だ。

  • ブラジルの都市を紹介するにあたり、人口の多くが黒人である理由として「主な特産品はサトウキビであり、1970年代に収穫の労働力を確保するためにアフリカ人を奴隷として雇用した」というナレーションとともに、「1970年代、サトウキビ畑で働く労働力の為に多くのアフリカ人を奴隷として雇用」というテロップが表示されていた。疑問に思い調べたところ、ブラジルの奴隷制ははるか昔に廃止されている。番組で挿入された黒人労働者の姿も写真ではなく絵であることから、1970年代ではなく、1870年代の間違いだと思われる。単純な数字の間違いだと思うが、人権に関わる重要なものである。番組が放送されるまでに多くの人物が関わっていたと思うが、この問題に気づく人がいなかったのか。

  • 世界で特殊な障害を持っている人々を紹介するものだった。特殊な障害を負った人を、現代の医療技術で救済することを謳った番組だが、障害者を見世物のように扱う極悪番組だった。

  • 地震予測や対策の研究を紹介していたが、一部不安を煽る内容になっていた。科学的根拠や専門家の調査、研究結果を十分に踏まえている事は分かるが、煽る伝え方は良くないだろう。制作側は防災意識や災害対策の大切さをしっかりと伝えたいという意図があったのだと思うが、この内容ではかえって混乱を生じ、被害を拡大させるおそれがある。また、災害時にどのような行動を取ればよいかなども伝えるべきだ。しかし、災害対策などの研究を事細かに詳しく紹介している点は評価できる。防災意識の向上という観点でも、このような特集は今後も続けてほしい。

  • 大阪のおばちゃん風な姿をしてタレントであることを隠し、お店や露店でどこまで値切れるかをためす企画だった。店内で騒いだ結果、商品を安くしてもらったり、とにかくひどかった。若者であれば、その姿や近くにカメラの存在を感じたらテレビと気が付くかもしれないが、そうではない年配の方たちにも無茶と思われる値切り方をしていた。人の優しさに付け込んだ暴力に近い企画だ。同じテレビマンとしてとても残念でいらだちさえ感じた。

  • 年末のスペシャル番組で、男性タレントが巨大イノシシを捕獲するという企画を放送していた。しかし捕まえたのはあきらかにどう見ても家畜のブタのようだった。テロップでもイノシシと出ていた。スタジオトークでも一言も言及していなかったが、なぜ説明がなかったのか知りたい。

  • 不倫スキャンダルで世間を賑わせた女性タレントが出演していた。謹慎中に不倫ドラマにはまっていたそうで、「応援して見ていた」と発言していた。自分がしでかしたことの重大性がわからないのか。この発言を聞いた高校生の娘は「不倫って良いものなんだね」と言っていた。高校生にこのような感想を持たせてしまうことに、親として怒りを覚える。

  • 最近のドラマでの殺人や惨殺シーンは目を覆いたくなる残酷な表現が多い。いくら演出とはいえ、度が過ぎている。凶悪犯罪が相次いでいる今日、そういったドラマでの殺人や惨殺シーンに規制がないことは問題ではないのか。凶悪犯罪が相次いでいることを考えても、ドラマでの残酷な表現は規制されて然るべきだ。

  • 豪華アーティストが共演するクリスマスの音楽特別番組である。テレビのスポットやHPでの事前の宣伝では例年と同様とのことで、期待していた。ところが冒頭から番組を振り返る映像が流され、2時間の番組はほとんど過去の総集編で終わった。もし事前宣伝で「今年は総集編」となっていたらそのつもりで見たことであろう。騙されたような気分で不愉快であった。この番組は10年以上続く人気の番組で、固定ファンも多い。楽しみにしていた視聴者の気持ちを大事にして真摯に反省してほしい。

  • お笑い芸人が司会の番組で、お財布を竹藪に埋めて、1年後そのお財布の中身を回答者側の芸人さんたちに賞金として配るというものだった。竹藪からお財布を出してみたらお財布を包んでいた唐草模様の風呂敷は溶けていて、お財布も泥まみれ、お財布の中身の紙幣はぼろぼろ、貨幣も泥まみれといった状況だった。法律に抵触する恐れもあるし、何より大切な金銭を粗末に扱う神経に呆れた。

【ラジオ】

  • ラジオショッピングの、宣伝販売のやり口が汚い。『松前漬け3種』を購入したが、番組では「全てに相当な量数の子が入っており、お値打ちだ」と言っていた。確かに2種類はまともに入っていたが、あと1種類はほとんど入っていなかった。1万円近くも払ってしまった。1種類だけ返してやろうとしたが、それはダメとのこと。苦情は言ったが、「以後気をつけます」といわれた。明らかに誇大広告だと思う。

  • クライアントの商品を紹介をしているが、DJのトークがつまったり、ぎこちなくて品物のよさが伝わらない。聞いていると商品の魅力が半減する。プロのDJではないのかもしれないが残念でならない。大事な企業の紹介の時には、違う人に読んでもらうなどの対策をとってほしい。

  • 今回だけでなく非常に下劣だ。性に関する過激な内容が多い。小・中学生が聞ける時間帯なのでやめてほしい。ラジオなら許されると思っているのか。今日も「フェラ」や「死ね!」との発言もあり、毒舌で笑い飛ばしていることはいかがなものか。子をもつ母として悪影響どころではないと心配している。

  • メインパーソナリティーやリスナーまでも女子アナのバストの事を執拗に取り上げ、大喜利のコーナーでも、イジメに近いネタに終始していた。ヘラヘラ笑っている共演者や、ネタを選んでいるスタッフに悪意を感じる。下手すればパワハラやセクハラに抵触する、あるまじき行為だ。

【CM】

  • 「R15+」の映画の宣伝を突然見せられる。年齢制限のある映画だそうだ。映画やテレビドラマの宣伝は、どれも過激で全く見たくないが、時間帯も構わず流している。視聴者の心情も考えず何でも流すというのは、如何なものか。

  • 「パから始まる楽しい遊び」と言っているが完全にふざけている。パチンコはギャンブルであり、このような内容のCMでは、ギャンブルに興味をもつ子どもが出てもおかしくない。

  • 過払い金請求のCMが頻繁にながれているが、如何なものか。そのせいなのかどうか分からないが、ニセ司法書士が暗躍し、過払い金請求のセールス電話の被害に遭う人もいるようだ。CMが適切なのかどうか、疑問に思う。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 夕方の時間帯での放送にもかかわらず、主人公がヒロインのスカートをめくって下着が見えたり、女性キャラクターが胸を強調した服を着るなど、性的なシーンが多いアニメ番組がある。子どもの健全な成長に悪影響を及ぼすと思われるので自重してほしい。

  • 昼間の時間帯に放送されたバラエティー番組のテーマが不倫だったのだが、出演者たちが、性行為を思わせるような身振り手振りを交えてトークしていた。学校が冬休み期間中であり、子どもと一緒に見ていたので驚いた。子どもたちに言葉や身振り手振りの意味を聞かれても答えられない。昼間の時間帯に放送する番組は子どもと安心して見られる内容にしてほしい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 様々な変わった動物などを捕獲する番組を見て心が痛んだ。巨大なイノシシが犬に噛みつかれて血を流したり、変わった魚を捕獲するために、その他のたくさんの魚が釣りあげられて、暴れているシーンがあった。意味のない殺生を子どもに見せるべきではない。

  • 殺人事件などのニュースで被害者の生々しい血痕を映すことがあるが、やめてほしい。食事中だったり、子どもと見ていることもある。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、アイドルグループが解散するかのような"どっきり企画"があった。「解散する」と騙されたメンバーの中には未成年者も多くおり、人間不信に陥らないか心配である。

【「編成」に関する意見】

  • 素人の歌唱力を競う歌番組で、夜9時以降に未成年者が生出演していた。出演者について労働基準法上の問題がないことは承知しているが、番組を見ていた子どもたちが、夜の時間帯に出歩いてもいいと思ってしまうことも考えられるので、夜の遅い時間帯には未成年者を生出演させるべきではない。

2014年11月に視聴者から寄せられた意見

2014年11月に視聴者から寄せられた意見

突然の解散・総選挙に政権批判ばかりなのは如何なものかなどの意見。夫の毒殺容疑の女性を集団で執拗に追い回す取材は横暴ではないかといった声。練習中に他の選手と激突した著名なスケート選手の演技を称賛するかのような放送に対し批判の声など。

2014年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,121件で、先月と比較して140件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話23%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性66%、女性31%、不明3%で、世代別では30歳代33%、40歳代27%、20歳代15%、50歳代14%、60歳以上8%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は527件【30局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

突然の解散・総選挙が発表され、政局が風雲急を告げたが、政権を批判するばかりなのは如何なものかなどといった意見が寄せられた。
青酸カリによる夫の毒殺容疑の女性を、集団で執拗に追い回す取材に対し、余りにも横暴ではないかといった声が寄せられた。
著名なスケート選手が練習中に他の選手と激突するという痛ましい事故があったが、本番で演技したことを賞賛するかのような放送に対し、批判の声が寄せられた。
大物芸能人の晩年の闘病を描いたノンフィクションを下敷きにした番組に対して、余りにも事実と違う、一方的な再現ドラマではないかといった意見が多数寄せられた。
ラジオに関する意見は30件、CMについては50件あった。

青少年に関する意見

11月中に青少年委員会に寄せられた意見は82件で、前月から32件減少した。
今月は、「表現・演出」に関する意見が22件と最も多かった。次に「いじめ・虐待」が9件、「編成」「性的表現」「暴力・殺人・残虐シーン」がそれぞれ7件と続いた。「その他」は9件あった。
「表現・演出」については、バラエティー番組の出演者がゲストの楽屋に入り込んで私物を損壊した行為について、「青少年が悪ふざけの範囲として許される行為だと思いかねない」など、複数の意見が寄せられた。
また、バラエティー番組のコーナー内で、子どもがタレントや自身の母親を叩いたことについて、「暴力的で不快だ」「子どもをたしなめるべきだ」などの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 安倍首相が北京での会見で「解散は何ら決めていない」と発言したにもかかわらず、テロップでは「もう解散は止まらない」「政権与党が無駄な税金を使おうとしている。国民は怒るべきだ」と解散ムードを煽り、政権に対するイメージを少しでも悪くしようとしている。中立な報道をしなければならないテレビ局がこういう煽り方をすることは如何なものか。

  • 衆議院の解散が強まったことを受け、「年末の忙しい時期に冗談じゃない」「多額の費用をかけてやる必要があるのか」などと批判一辺倒だ。解散は意味があって総理が決断するもので、その判断は国民・有権者が下せばいい。選挙は国民の意思を示す大切な機会だ。

  • 前政権の時は散々政権のまずさを強調した報道があった。しかし今回の解散・総選挙の報道では総選挙に至る経緯を話題にしているだけだ。アベノミクスが失敗に終わったことは言うまでもない話だが、この点についてあまり話題にしない。放送局は現政権の権力をチェックする気があるのだろうか。国民は2年間の安倍政権で何が達成されたのかを知りたい。拉致、原発、広島の土砂災害の復興等々期待していたことは何も出来ていない。民主党政権の時に追及したように現政権の失態を非難するべきだ。

  • 選挙結果の報道でいつも違和感を覚えることがある。投票の締め切りが夜8時に終了すると、開票率0%の状態ですぐ「当選確実」と言い出す。出口調査の結果というが、本来は誰に投票したかは言いたくないはずだ。それを無理やりに聞きだし、選挙結果に利用することはおかしい。視聴者は深夜まで開票の結果を一喜一憂しながら見守っている。さらに付け加えたいことは過去に「当選確実」が間違いだったことがあった。そのような間違い起こさないためにも、開票途中の「当選確実」は不要である。

  • 福島の原発事故は災害ではなく人災だ。今もなお、東日本大震災による原発事故の放射能に脅え、帰宅できずにいる被災者がいることを忘れてはならない。それにもかかわらず、原発に携わった人間の責任を追及する番組は未だに放送されていない。二度と同じ過ちを起こさないよう、責任を徹底追及する番組を作るべきだ。

  • 閣僚の公選法違反や政治資金疑惑などを話題にする際、それらの追及のために国会の審議に遅れが生じ、重要法案が店ざらしになっているかのような論調が目立つ。しかしある野党議員の指摘によると、百十数時間の国会審議のうち、不祥事追及に割いた時間は数時間とのことだ。そもそもこれらは、「公選法違反問題」である。閣僚の資質が問われているのである。スキャンダルで野党が国政の足を引っ張っているかのような報道は、どうみても公正・中立でない。逆に閣僚の答弁こそ、不誠実で無駄な時間稼ぎをしている。政権のネガティブな面をなぜ伝えないのか。

  • "夫毒殺"容疑の妻を十数人で逮捕前に取り囲み、傘をどけながら強引に取材を行っていた。同じ質問を繰り返し行いながら、許可なく写真を撮り続けていた。あまりにも居丈高なモラルに欠けた取材に、不快な思いをした。

  • 各局とも「ハロウィンに渋谷交差点で騒ぐ若者達」の様子を報道していた。仮装とはいうものの、なかにはメークで、ゾンビになりきっている者もいた。アップに映し出された顔は、気持ちが悪かった。警察への届けも出さずに、大人数で勝手に道路を占拠することは違法行為でもある。テレビが「盛り上がっていますね」と面白おかしく取り上げることで、このような行為が正当化されてしまう。

  • 番組の意図に沿った意見のみを恣意的に拾うことは新聞の投稿欄も同様だとこれまで容認してきたが、最近は視聴者の公平な意見を取り入れているとは到底言い難い、スタッフの職権濫用が目に余る。毎回多くの投稿が来ているのにもかかわらず、一部の投稿が連日、採用されるということは統計的にも異常だ。常連らしき投稿者が採用されないことの不平を番組タグ付きでツイッター上でつぶやくと、異常なまでの反応の早さでの該当者のつぶやきが採用される。何千と投稿が来ている中で、このような不自然な事例は何度も確認している。明らかにスタッフによる番組の私物化だ。

  • 大阪の雑居ビルで女性を刺したということで、無職の男が殺人未遂で現行犯逮捕されたことを伝えていた。容疑者は6年前、女子高生殺害事件で起訴されたが、無罪が確定している。しかし番組のなかで、執拗にそのことを取り上げ、あげくにアナウンサーが死んだ女子高生の母親のコメントを読み上げる始末だった。誘導報道そのものの伝え方に、唖然とした。

  • 日中首脳会談の開催決定の紹介の後、中国人民への街頭インタビューと、中国の外相の記者会見の様子のみを報じていた。この報道姿勢に疑問を感じる。まず、日本国民の声を拾わなかったのはなぜか。また、日本側の政治学者の分析を紹介しなかったのはなぜだろうか。番組で紹介された中国政府の態度に、「日本が望んだから会談してやった」というよう印象を持った。日本側の様子が紹介されないことで、相対的に中国政府側の態度が強調される感じになっている。日本側の態度を一切報じず、中国側の態度に傾倒した報道姿勢は、「公正性」に著しく欠けるものではないか。

  • 国民の生活に直結する法案について、最近では"消費税増税"を取り上げることが多い。しかし出演者に偏りがあり、公平な議論がされていない。例えばある人物は番組に頻繁に出演して持論を展開しているが、彼は証券会社関連の人間である。つまり発言は証券会社の視点に立ったものであり、一般国民の生活には当てはまらない。しかも番組内では、誰も反論をすることがない。放送する以上、色々な意見を持つ人間を出演者として選び、公平な番組作りをするべきだ。

  • 沖縄県知事選の結果を受けて、県民の街頭インタビューを放送したが、選挙の争点だった基地移設に「反対」する意見のみだった。これでは県民がみな、辺野古移設に反対であるような印象を受ける。移設推進派の人の「賛成」意見もあったはずだ。賛否両方の意見を放送しないことは、世論誘導につながる。

  • テレビの出演者は政治に関して無責任な批判をする。今回の増税も「国民の生活が」と言い、先送りすれば「財政が」と言う。また「こんな忙しい時に解散」「税金の無駄」と解散も批判する。マスコミは政治に関して無責任な批判は慎むべきだ。政治報道のあり方を変えてほしい。

  • 長野県で震度6弱の大きな地震が起きた。しかし、その直後に地震速報の放送を開始した局は、2局だけだった。他のテレビ局は、番組を変えずに字幕速報だけだった。正直、ショックだった。震度6強の地震が起こっているのに、テレビ局の対応が悲しかった。東北大震災があってまだ3年半だ。それなのに、この反応の鈍さ。自分は福島在住だが、震災直後、やはりテレビでは地元の情報が得られなかった。当然、テレビはキー局が中心だから、地元の放送が流せなかったのだ。民放キー局は所詮、東京以外の災害は対岸の火事なのかもしれないが、キー局として、放送メディアとして、やるべきことはやってほしい。

  • 韓国人による対馬の仏像窃盗事件に対する司会者の言い分があまりにも不愉快だった。仏教の「執着を断つ」という話を絡めて、まるで盗まれた日本側が、お金の為に他人のものを平気で盗む犯罪者を許せと言っているようにも聞こえた。法治国家としてあり得ない考え方であり、唖然とした。

【番組全般・その他】

  • 脳震盪が疑われる状況で競技を行ったスケート選手は、他の競技であれば継続を停止させられたかもしれない。傍目には感動的かもしれないが、出場を強行したことは決して美談にはできない。今後の競技生命にすら影響が出かねない。中継も完全に感情移入してしまい、正常な判断ができていないように見えた。この状況が如何に重大であり、慎重に対処しなければならないかをしっかり伝えていただきたかった。いたずらに視聴者に「感動」を植え付け、今後似たような状況で、より重大な事故が起きるかも知れない。

  • 著名作家のノンフィクション作品が、事実であるかの如く感動の純愛ものとして放送された。しかしその放送は視聴者に誤解を与え、故人をはじめ、マネージャーや故人の親、娘を冒涜する内容だった。著書は、未亡人の証言のみに基づいて書かれており、事実と大きく異なっているらしい。未亡人以外の証言はほとんどない。こういった作品をさも事実であるかのように放送することは、著しく倫理を欠いているのではないのか。

  • ノンフィクション本に基づいての再現ドラマだった。私は関西在住で、彼の大ファンだったので楽しみに見た。番組が終わり、あまりにも美談で綴られた再現ドラマに、家族一同釈然とせず腑に落ちない気持ちになったが、壮絶な癌の闘病生活に涙せずにはいられなかった。しかし、この本は虚偽に塗り固められた取材によるものだといわれ始めている。真偽は今のところ定かでないが、仮に番組が虚偽の物語をノンフィクションと偽り放送したため、沢山の方が本を買ったとなると、責任問題になるのではないのか。

  • 急死した歌手の闘病生活と妻との出会い等を放送していましたが、虚偽の内容が多く、視聴者に誤解を与える内容だった。メモも、本人の筆跡ではない可能性が高く、またこの放送で紹介された著書はノンフィクションと語られていましたが、後日、ノンフィクションでないと分かりました。番組を信じて本を購入した方も多く、私も放送翌日に本を購入してしまいました。人を騙すような番組内容は問題ではないでしょうか。

  • "出稼ぎおじさん"という内容だった。福島から出てきているタクシードライバーのおじさんが「月に一度福島に帰るのが楽しみだ」ということでついて行った。家で家族との会話がないことを出演者一同が笑い、バカにする始末だった。たしかに「しゃべると家族で泣いてしまうのだろう」というフォローがあったが、見ていて腹立たしかった。未だに被災県から出稼ぎに来ている人がたくさんいるのに、何を考えているのか。

  • レギュラー出演者が、「アダルトビデオのナンパものが今は好きだが、数年後は痴漢ものに好みが変わっているだろう」と発言していた。痴漢は犯罪だ。苦しんでいる被害者がたくさんいる。冗談で口にすることではない。そういった種類のビデオが規制されない理由は知らないが、バラエティーのテレビ番組で取り上げる話ではない。犯罪に対する意識が低い。毎週楽しく見ていたが、がっかりした。

  • 一つのテーマについて専門家からじっくりと深い話を聞けるので、勉強になる。こういう骨太の番組は地上波にはない。男性司会者にバランス感覚があり、安定感と権力側に対しても厳しく切り込んでいく迫力がある。話を聞き出すことも上手い。ノートをとるぐらい価値がある哲学的な話が聞けたり、昭和天皇実録を特集した回では、戦争時の緊張感など、歴史が目の前に迫ってくるような心持ちがした。こういう良質な番組が制作できるところにこそ、BSの可能性がある。

  • ドラマの中で、実在する高校の名前を出して、"バカな学校"だと烙印を押した。在校生、卒業生、各関係者の思いを考えれば、いかに失礼なことであるかわかるはずだ。二度と同じ過ちを犯さぬよう、番組担当者に猛省を求める。

  • 実際に起きた殺人事件を取り上げてクイズにした。事件を再現ドラマにし、複数の容疑者から犯人を推理させる問題であった。しかし惨殺された被害者の家族や容疑者とされた人のことを考えると、クイズのネタにするようなものではない。

  • 水泳の選手が韓国の記者のカメラを盗んだとする事件を取り上げていた。彼が「やっていない」と言ったことに対し、出演者の精神科医が、「仮にやっていないなら、やったことの重大さにパニックになり、やっていないと信じたい思いから、やっていないと言っているのではないのか。そういった事は精神病のひとつの症例としてある」といったような説明した。「そのことが今回の事件に当てはまるということではないですよね」とフォローがあったことは救われるが、精神科医の発言は選手の人格を否定し、個人を攻撃するものなのではないのか。

  • 今回の女性タレントはマスコミが一丸となってバッシングし、大問題になったのに、それよりも長期的に不倫をしていた大物タレントには誰もバッシングしなかったことはおかしい。人によって態度を変えている。大概の人は不倫でテレビに出られなくなるのに、相手が芸能界で力があるからといって同じことをしても、「女遊びは芸の肥やし」で済まされるのは不公平ではないか。相手によって発言を変えるコメンテーターも情けない。弱いものいじめと変わりない。

  • 日本女性に乱暴なナンパを進めるとんでもない外人に対して「そんなやつは他にも沢山いる」という発言に怒りを感じた。確かに女性を軽視する人もたくさんいるが、それを安易に認めるとは何事か。女性の人権や名誉のため署名を集めている人にも大変失礼で、男性に暴力的なことをされた経験の方は恐怖すら感じる。海外で遊んでくる男の人たちと混同することもおかしい話だ。

  • 「呪い代行業者」について特集していた。代行会社という詐欺を行っている会社を追及するのかと思いきや、実際に呪いの代行を行っている人を登場させ、呪いが実際にあるのかどうなのか、討論するという内容だった。呪いは宗教とは違うが、信じるか信じないかは人それぞれであり、「あなたが知らない間に呪われているかもしれない」と不安を煽る番組を放送することはいかがなものか。

  • 小馬鹿にしたような内容が本当に不快だ。始まった頃はここまではなかった。特にMCの男性タレントへの執拗な、見ようによっては「いじめ」とも取れるいじり方は度を越えている。何故そこまでするのか理解できない。深夜帯のテレビの楽しみな番組の一つだったのに残念だ。初心に返って、番組の作り方を今一度考えてほしい。

  • 「セクシーな写真集に恥ずかしがる犬」というのを紹介していたが、たしかにセクシーな写真集を見せると前足で顔を隠し、恥ずかしがっているように見える。しかし、写真集を見せるときに、犬を抱いている飼主が後ろから意図的に息を吹いている様子が分かる。つまり、息を嫌がった犬が前足で頭を触る行動を、番組では"恥ずかしがる"としているのだ。もはや演出の範疇を超えている。

  • "高額宝くじに当選した人はどんな人?"というテーマがあり、実際に当選した人を取材するコーナーがあった。一軒家に住む高齢の男性だった。その時の取材の仕方に問題がある。一軒家のチャイムを鳴らすところから始まって、外観はモザイクなどの加工処理もなく、そのままだった。玄関から本人が出てきたので、そこの住人だということがわかった。最近では高齢の方を狙った詐欺が多発している。家の外観がそのまま放送されることで不利益になることもあり得る。一度、映像が流れればずっとそれを記憶する人もいるかもしれない。そういったことに配慮していないことが不思議だった。

  • 多くの番組で市民権を得たかのごとく、あたりまえにワイプが入るが、目障りだ。スタジオの芸能人の物欲しそうな顔や、つまらないリアクションなどはどうでもいい。「見たくなければ見なければいい」というかも知れないが、ひどいときは、画面の大事な部分にくだらない小画面がかぶってしまう。「ワイプ芸人」なる輩も存在するようで、いかに小画面で面白いリアクションをするか腐心しているとも聞く。あの「ワイプ」には作り手の良心が全く感じられない。「dボタン」で消せるようにしてほしい。

  • 女性作家と人気のゆるキャラが出るので見た。出演者の過去の仕事の経歴や内容が分かるおもしろい対談で、楽しかった。ゆったりとした進行で出演者と寛いでいるところがよい。これからも、内容の質のよい対談のテレビやラジオの番組を残してほしい。

  • 防犯についての番組だった。カギ番号から合鍵を作る事ができることを世間に知らしめる必要があるのか。紹介していた業者は「本人確認が出来なければ製作しない」と言っていたが、だから安心ではなく、放送することが問題だ。更にもっとひどいことは、U字のドアロックを開ける方法を、モザイクもなく放送した。このような内容を見て、まねる悪い人物がきっと出る。世の中に犯罪者を増やすつもりなのか。本当に見ていて不愉快になった。

【ラジオ】

  • 私は視覚障害者なので、「大相撲九州場所」をラジオで聞いている。音声だけでは、力士の大きさなどがわからないので、力士一人一人の年令や出身地、身長体重を言葉で紹介してほしい。

  • 円形脱毛症で悩む若手芸人の髪を抜く「いじめ」だった。本人が嫌がるのに強引に髪の毛を抜き、その場にいる人は「笑い」として処理しようとしていた。これは学校や社会で行われる「いじめ」の構図そのものだ。円形脱毛症はストレスや悩みが原因という見方があり、深刻な症状を抱える人も少なからずいる。デリケートに扱うべき話題だ。

  • 毎年、リスナーを集めて寺でお祭りを開催し、その様子を公開生放送している。私もお祭りに参加していたのだが、多くのリスナーを前に、落語家に袴と下着を脱がせて、お尻を出させていた。観客の前でお尻を見せる行為は、やられた人はもちろん、観客にも失礼だ。

【CM】

  • ラーメンのCMを見て家族で驚いた。面白さや怖がる度合いは、個人差があるのかもしれないが、こういった類のCMを放送する意図が分からない。実際に我が家の子どもも、大泣きして大変だった。CMの後で流れるメロディーを覚えていて「あれ、もうやだ!」「食べるとああなっちゃう」と言っている。

  • CMの途中で、「緊急地震情報」の一部と同じ音声が流れている。気をひかせようとしているのだと思うが、とんでもないことだ。「緊急地震情報」に類似した音声を流すことは、国民の安全のために絶対禁止するべきだ。

  • ゲーム会社のCMだが、レイプを連想させる内容だ。性犯罪を誘発するのではないか。このような内容が、青少年が視聴する時間帯に何回も放送されている。日本のマスメディアは青少年の健全な育成を考慮しているのだろうか。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組の出演者がゲストの楽屋に入り込み、ゲストの私物をハサミで切ったり、壊したりするシーンを放送していたが、そのような演出が許される時代ではない。使えるものを壊すような場面を子どもに見せたくないし、まねをしても困る。

  • 深夜のアニメ番組の表現規制が厳しいと感じている。少年剣士を主人公としたアニメなのに、斬られた箇所さえ分からず、違和感がある。幼い子どもが視聴する時間帯ではないし、原作の読者層から考えても善悪の判断がつく視聴者層であると思われる。不要・過剰な表現規制は作品の質の低下を招くので、やめてほしい。

【「いじめ」に関する意見】

  • バラエティー番組で、芸能人がそれぞれ自慢のオートバイを持ち寄る企画があったが、そのうちの1人のオートバイだけを他の出演者が馬鹿にしていた。また、スタッフがオートバイにわざと照明機器をぶつけたり、出演者がフェルトペンで落書きしていた。このような行為を学校で行えば「いじめ」になるのに、面白いこととして放送する考えが理解できない。

【「暴力」に関する意見】

  • バラエティー番組のコーナーをスタジオで観覧していた子どもが、ハリセンでタレントや自身の母親を叩いて暴れるシーンがあり、不愉快な思いをした。仮に演出であれば、そのような企画は許されるべきではないし、子どもが自ら暴れたのであれば、そもそも放送するようなシーンではない。

【「その他」】

  • 子どもに人気の高いアニメ番組に出てくる、猫の妖怪のキャラクター設定について懸念がある。当該キャラクターはチョコレート菓子が好きという設定だが、本物の猫にとってチョコレートは毒物である。子どもたちが「猫はチョコレートが好き」という誤った情報を基に、本物の猫にチョコレートを与えてしまうと猫の体調に重大な悪影響を与えることになってしまうので、注意を促すべきだ。

2014年10月に視聴者から寄せられた意見

2014年10月に視聴者から寄せられた意見

女性閣僚2人の辞任報道で一方的に政権を批判するばかりの姿勢は如何なものかといった声や、屋外でのリポートなど大型台風の取材のあり方や放送に疑問の声が寄せられた。

2014年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,261件で、先月と比較して40件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール67%、電話30%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性26%、不明4%で、世代別では30歳代27%、40歳代25%、50歳代19%、20歳代15%、60歳以上11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は569件【39局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

第2次安倍改造内閣の女性閣僚2人が早くも辞任したが、一方的に政権を批判するばかりの姿勢は如何なものかといった声が寄せられた。
大型台風が続けて週末の日本列島を縦断したが、取材のあり方や放送に疑問の声が寄せられた。
エボラ出血熱の感染が世界中に広がっているが、有効なワクチンも発見されていない現状で、むやみに煽り立てるのは不謹慎だという声があった。
安易に間違いをし、訂正を繰り返す情報番組に対して、現場に緊張感が足りないのではないのかという意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は47件、CMについては39件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は114件で、前月から24件増加した。
今月は、「性的表現」に関する意見が26件と最も多かった。次に「低俗・モラルに反する」が17件、「編成」が14件、「いじめ」が9件、「言葉」が8件、「暴力・殺人・残虐シーン」が6件と続いた。「その他」は10件あった。
「性的表現」については、関東圏の独立局などで深夜に放送している音楽バラエティー番組で男性お笑いタレント同士が裸で行った行為について、「深夜番組とはいえ"限度"を超えている」など、複数の意見が寄せられた。
また、いわゆる「どっきり企画」で、男性お笑いタレントが裸になるシーンについても、「低俗・モラルに反する」との意見が複数寄せられるなど、男性の裸に関する意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 2人の女性大臣の辞任の報道が、偏向的だった。両大臣が辞任し、告訴され、今後は検察の調査の段階に入ったにもかかわらず、それだけでは飽き足らず野党は、国会審議を任命責任追及の場に利用している。土砂災害などに関する重要な法案の審議を止めて、国会を空転させる始末だ。国民の一人として野党の行動には大変怒りを覚える。その状況をきちんと紹介することもなく、安倍政権の緩みだなどと決めつけ、しかも海外の安倍政権に懐疑的な記事だけを紹介して「海外から信用されない政権は云々」等と伝えている。こうした報道は、一方的で気持ち悪さを感じた。

  • 大臣の不祥事に関して、「SMバーに政治活動費を支出していた」などとことのほか強調し、大臣がとんでもない悪事を犯し、鬼の首をとったように一方的に責めたてていた。聴いていてとても不愉快だった。大臣には確かに大きな落ち度があるが、それを茶化すようにSMバーのみを強調するのは、不適切だ。

  • 政権の閣僚の問題を取り扱った時、名を伏せた政治家の数々のコメントがテロップ付きで流された。色々な報道番組でも度々使われる手法だが、このような手法は大変問題がある。番組制作者の思惑で、内容の歪曲でも捏造でも何でもできる。不自然なコメントも結構あり、信頼感がない。事実の正確性・客観性が担保できない、真偽のわからない他者によるコメントは、安易に使うべきではない。

  • 台風や大雨の情報を、アナウンサーがヘルメットを被り、屋外からリポートする様子を放送する必要があるのか。雨や風の激しさは、カメラが映す海の波や木の揺れ方で十分伝わる。カメラをまわしている時だけ屋外にいることは分かるが、アナウンサーやリポーターを危険に晒すのは如何なものか。早く避難させてあげるべきだと腹がたつ。視聴者には「外出は控えて下さい」「早めに避難して下さい」などと注意を促すのに、矛盾している。

  • 台風が上陸するたびにでてくるL字画面についてだが、非常に邪魔だ。台風情報の必要性は否定しないが、折角地デジになったのだからデータ放送に送るなど、工夫できないのか。

  • 台風により、JR西日本が運行中止にした件を取り上げ「市民の足なのに、なぜこのような決断をしたのか」「徐行運転でも良かったのではないか」等と非難していた。台風が来る前に「史上最大級の台風が来る」とマスコミが大騒ぎしたことも、この決断を促した要因だと言える。にもかかわらず、台風が通り過ぎて被害が少ないとわかった途端、批判するテレビ局の姿勢は腹立たしい。被害が少ないとはいえ、犠牲者も出ているのだ。

  • 「日本にエボラ出血熱が上陸したら」というシミュレーションを放送した。ある日父親の具合が悪くなり、夕食で残したカレーを子どもに食べてもらったり、医師に診てもらった時に唾を吐いてしまったり、通勤中嘔吐した時に電車の手すりに触ってしまったりと、感染が拡大していく様子が描かれていた。描かれ方がリアルすぎて、あたかも今、エボラが上陸しているかのような恐怖感を覚えた。「専門家の意見をもとに制作」という注意書きのテロップが出てはいるが、ドラマ仕立てになりすぎていて、制作側の「いやらしい」意図が垣間見える。エボラの恐怖と対策に対し、きちんとナレーションを適宜入れていくならまだしも、何の解決策も提示しないままドラマを描く手法は納得がいかない。むやみに煽るべきではない。

  • エボラ出血熱を扱うコーナーで、「(2次感染が確認された)欧州から帰国した」と話したゲストに対し、「近くには寄りたくない」と席を離す行為があった。笑いを取るためのジョークのつもりだろうが、感染症患者を差別する極めて許しがたい行為だ。エボラ出血熱は日本にとっても対岸の火事ではない。ことさら恐怖をあおるのではなく、何が危険で、どう対処すればいいのか、きちんと放送してほしい。

  • 「御嶽山噴火」のニュースの中で、各局とも「心肺停止」という言葉を使っている。しかしこの言葉では、蘇生の可能性があるかのように聞こえてしまう。放送局に問い合わせたところ「警察発表によるもの」との回答だったが、納得できない。死亡が明らかであれば、他の言葉を使った方が良いのではないか。

  • 御嶽山噴火被害者への取材の仕方に疑問を感じた。結婚間近だったカップルの息子の父親に向けてインタビューしている様子が映された。息子が行方不明の父親が必死にインタビューに答えて涙を流す姿。それでも無理に質問を浴びせる取材陣は無神経だ。昔からだが、被災や被害に遭遇した人たちに対して、プライバシーへの配慮が足りない取材がとても多い。個人が悲しみに暮れ、涙を流して言葉に詰まっている時でも、無理に答えさせようとする取材陣。無神経で非常識だ。悲しんでいる状況で答えることも辛い心境なのに、無理に取材することは絶対に止めてほしい。このようなインタビューは必要ない。

  • 日本人3人がノーベル物理学賞受賞と報道している。しかし1人はアメリカ国籍であり、日本人ではない。それをないがしろにして日本人と言ってはばからないマスコミの人権感覚は、他の人権に対する考え方にも鈍感であるということだ。正確には日系アメリカ人だ。世界の報道では、日本人3人ではない。日本は二重国籍を認めていない。国籍を変えることは、当事者にとってかなりな決意を持つわけなのに、マスコミはそういう思いも無視してノーベル賞ではしゃぎまくっている。

  • 事件の容疑者が逮捕されても、冤罪や不起訴、無罪判決の可能性があるので、すぐに実名報道をすることは危険だ。その人が無罪であっても、いったん流出してしまった情報はネット上で拡散し、歯止めが効かなくなる。凶悪犯罪は別として、比較的軽い犯罪の場合は、判決が出るまでは実名報道を控えるべきだ。メディアがその指針となるようなルールを整え、ネット社会に対応すべきだ。

  • 「記事訂正問題」に関連して、あまりにその新聞社へのバッシングが多い。出演者全員が「潰れてしまえ」とでも言わんばかりの発言をしており、その姿は面白がっているようにも見える。偏った内容は世論のミスリードを招きかねない。公平・公正な放送を望む。

  • 男性歌手の愛人だった女性の覚せい剤取締法違反事件の公判の様子を詳細に報道していたが、女性は社会的地位があったわけではない。「歌手の愛人」だった一般人に過ぎない。この人物の覚せい剤取締法違反の公判の様子を詳細に報道することに何の価値があるのか。まして2人の間に性的関係があったかなどということは社会的に何の意味もなく、報道する価値など全くない。

  • 大学生がイスラム国へ戦闘員として参加しようとしていた、との報道があった。その求人チラシが秋葉原にあったのだが、その時「アニメ・ゲームで有名な」と話していた。このような表現ではあたかも「アニメやゲームを嗜む人が、イスラム国に対して肯定的」と捉える人が出てしまう。このような報道の仕方は、不適切ではないか。ただ「秋葉原にある古書店の店頭に提示されていた求人広告を見て」と報道すればいいだけの話ではないのか。

  • 「大学を休学中の大学生らが"イスラム国"に戦闘員として加わるためシリアに渡航する計画を立て、警視庁の事情聴取を受けた」というニュースを受け、コメンテーターが「参加する自由が認められてもいい。日本から応募ができないのなら国外ルートで応募することもできる。海外で戦闘員になった人もいる」と述べた。これは、テロ行為を肯定する過激思想であり、倫理に反する問題発言だ。しかし、スタジオではあまり否定もせず、そのまま番組は進行した。若者に強い影響力を持つコメンテーターの発言は、多くの青少年に悪影響を与える。司会者が何らかのフォローをするべきだった。

  • 「新幹線おめでとう!」といって新幹線50周年を報道していた。経済効果とか良いことしか言わず、沿線沿いに住む人間が、深夜の踏み固めや草刈の振動や音によって睡眠を妨害され、長年、迷惑していることを伝えることは一切しない。公害といっても過言でないのに、見向きもしない。少数だから切り捨てているのか。これが本当に公正な報道なのか、怒りを覚える。

  • 噴火が起きれば、「予知できなかったのか」と批難し、災害で人が亡くなれば、「未然に防げなかったのか」と言う。事件が起きれば、「もっと早く対策できなかったのか」などと言い募るマスコミにはもううんざりだ。「正義の味方」にでもなったつもりか。誰かを悪者にしなければ気が済まないのか。現場にヘリで真っ先に駆けつけたり、打ちひしがれた人たちに無神経にカメラやマイクを向けたり、マスコミの「正義」とはいったい何なのか。自分たちは安全で、何も傷つかない高いところから言いたいことを言う。「いったいどうなっているんでしょうかね」―それは、被害者の葬式に物見遊山感覚でズカズカ乗り込んでいくマスコミに対して投げつけたい言葉である。

  • 阪神タイガースがクライマックスシリーズを制し、日本シリーズ進出を果たしたことを取り上げていたが、道頓堀川への飛び込みのことを真っ先に取り上げていた。川への飛び込みは行政が厳しく規制する危険な行為であるのに、煽っているとしか思えない。阪神タイガースの日本シリーズ進出=道頓堀川への飛び込みという、短絡的な発想はやめるべきではないか。

  • 川内原発の再稼働の状況を報道していた。はじめに御嶽山の噴火の映像からはじまり、南九州における巨大噴火のイラスト、つぎは住民説明会で反対意見を紹介していた。あげくのはてに「住民の説明に対応していない」と断定した。一方的な見方で視聴者を洗脳しているとしか思えない。

  • 在特会と大阪市長の対談を取り上げた。私はインターネットでノーカットの対談の様子を確認している。在特会会長が「お前」を言ったことは何度も流れたが、大阪市長も同じように「お前」と言ったことは、ほぼカットされていた。編集の仕方が公平中立でない。これは放送局としての信頼を失墜し兼ねない危険な行為だ。

  • "地震予知は可能かどうか"というコーナーで、地震予知の研究者を登場させ、予測を発表していた。地震予知は確立された研究技術ではない。テレビは影響力が大きく、ことさら恐怖をあおることは風評被害以外の何ものでもない。番組内では、「あくまでもこの研究者によれば」や「諸説ある」などと繰り返していたが、そんなことで免責されるわけはない。また「諸説ある」というなら、反対意見も同時に紹介すべきだ。不確かで一方的な放送はやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • この番組は間違いが多すぎる。毎日のように訂正が入る。今日はお店に関する情報を流していたが、結果的にその情報は間違いで、後半に訂正を出していた。間違わない努力はしないのか。訂正を最後に流せばそれでいいとでも思っているのだろうか。

  • 動物に関連する特集がよく放送されるが、正直なところ、理科の授業でやるようなことが多い。BSで放送されていた番組(海外のテレビ局制作)では、寒い地域に多く生息する狼と、暖かい地域に生息する虎の身体のつくりの違いを詳しく解説するために、X線で体を撮影したり、口から内視鏡を入れて胃や腸の内部を撮影したりと、かなり詳しく、分かりやすく生態や身体のつくりの違いを解説してくれていて、興味深かった。こういう風に、学校ではやらないようなことも放送してほしい。

  • お笑い芸人と女性タレントの水泳大会が行われていた。プール上に浮かべたマットの上で相撲をしていたが、公開リンチみたいに見えた。ベテラン芸人が対戦相手に首を絞められ、顔を赤くしていた。内容は面白かったが、危険な行為でもある。怪我でもしたらどうするのか。

  • 競馬の番組だが、出演者のトーク中にスタッフの高笑いが入り、耳障りだ。視聴者の中にはレースでスッて、がっかりしている人もいる。そのような時に馬鹿笑いを聞かされるのはたまらない。バラエティーやお笑い番組でスタッフの笑い声が入ることは番組の性質上かまわないが、競馬は一応スポーツであり、お金も絡むシビアな世界だ。もっと真剣にやってもらいたい。

  • ある医師に関して放送していた。主張にはさまざまな通常の医療とは異なる事柄が含まれており、批判の対象となっている。番組ではその事実に触れることはなく、持ち上げているような印象を受けた。科学の世界では多くの意見がある。その中で根拠もなく、いわゆる相場の逆張り的な主張で耳目を集め、利を得ているのが彼であると思う。その人物を、特定のテレビ番組が肯定し、宣伝するということは大きな問題ではないか。

  • 私はがん患者だ。去年肺転移を経験し、手術を受けた。癌を見つけても「癌もどき」と称し、手術や治療を一切しない「放置療法」というのが放送された。この番組によって、がん告知をされた患者が戸惑うのではないのか。治療は患者と主治医が決めることだが、放置療法などといういい加減なことを放送したことに、憤りさえ感じる。がんを甘く見ないでほしい。一生懸命に研究している他の医師に対しても失礼な内容だ。一人の患者として、とても傷ついた。

  • 出演者だけが楽しむ番組はもううんざりだ。ギャラだけでなく、クイズで勝ち残ると賞金が出るというシステムは視聴者向けの番組ではない。タレントが参加するリレーでは、誰が勝つかを他のタレントが賭け、そこでも賞金が発生するというギャンブルのような不愉快なゲームもあった。出演者だけで楽しむことを放送する必要があるのか。芸能人は高いギャラを貰っているのに、クイズは賞金だらけで、一般人への嫌みなのかと思う。

  • 芸能人にドッキリを仕掛けて笑いをとる企画だが、危険な内容であった。陸上競技で、芸人がゴールした途端、目の前で爆破させてみたり、熱湯が入った鍋を持たせてローションを塗った上をわざと走らせたりした。度が過ぎていて、笑うどころか不快感を覚えた。

  • レースの中で試合結果に大きく影響を及ぼす事故が起きた。しかし、事故の内容がひどかったのか、そのシーンは丸々カットされた。そのため優勝者のインタビューが意味のわからない内容になっている。生放送ではないので、字幕を入れるなど対処できたのではないだろうか。

  • ドッキリの域ではなくイジメとしか思えなかった。立場の弱い若手芸人をいたぶっている。お笑い芸人にとってはこのような番組でも出てナンボのところも理解しているが、今回の番組は見ていてあまりにもひど過ぎるし、逆らえない格下の芸能人に対して、一方的に容赦ない攻撃や精神的苦痛を与えることは如何なものか。あのような番組はイジメを助長するように思えた。

  • 「芸能人のCMのギャラ」について、クイズ形式で説明していた。番組によれば「20歳そこらの若手芸能人が、年間計1億円~4億円前後のCM出演料を稼いでいる」とのことだった。一般人が一生必死に働いても、これほどの金額は稼げない。全てを含めた金額であることは理解しているが、一般視聴者の感覚からあまりにかけ離れた内容は不愉快だ。

  • 番組内の天気予報を、アイドルが読んでいることに違和感を持つ。なぜ気象予報士ではなくアイドルが読む必要があるのか。アナウンサーならまだしも、気象予報士の資格も持たないアイドルが台本を渡され、天気を伝えるのではなく、ただ読むだけの天気予報など価値がない。天気予報というより「アイドルを映すためのコーナー」でしかない。ニュースを扱う番組で場違いだ。

  • 以前から、「ご当地問題を取り上げる」という趣旨で、日本各地の都市を取り上げては揶揄するといったことをしてきたが、私の出身地もこれまで度々取り上げられては揶揄され、不快だ。なかでも他都市の人々へのインタビューVTRで彼らに散々悪口を言われるシーンを見た後、番組MCが「自分も昔から嫌い」という論調でこき下ろし、スタジオ内の観客がそれを見て大笑いする様子を見ていると、出身地を人から聞かれることも嫌になるほどだ。一方的なネガティブキャンペーンに終始し、「ここの市民は皆お高く留まっていて他都市を下に見ている。実際は大したところじゃないのに」といった内容や、都市の多様な面、人々の意見、歴史や経緯などには一切触れず、いい所など一つもないといわんばかりの構成には疑問が残る。

  • お笑い芸人の出演番組が多い。ひな壇に芸人が何人も並んでトークをする番組をよく見かける。せっかく良いテーマであってもくだらないギャグで茶化して面白がったり、また、医者などが出演する番組ではゲストに偉そうな態度をとり、目上の人に対する言葉遣いも出来ていない芸人の司会者がいたりする。そもそもお笑い芸人はお笑いを披露する場所が他にあるはずだ。番組に起用することはやめてほしい。

  • "結婚式のお金のカラクリをバラす"というコーナーがあった。私は元ブライダル業界の者だが、その放送内容に納得が出来ない。「プランナーはお客様の見積もりを引き上げることばかり考えている」や「持込のアイテムに対して多額の持込料を請求している」「リサイクルショップで1万円で売っているドレスを高額でレンタルしている」など、そういった事実がある式場もあるかもしれないが、すべてがそうではない。この番組を見た限りでは、ほとんどの式場がそうであるといっているようだった。持込料に関しても、式場側にもその料金を頂く形にしなければならない事情がある。まるで、ブライダル業界自体が悪徳業者であるかのように放送され、必死に働いているプランナーやその他ブライダル業界の方々にかなり失礼な内容だった。

  • 外国で撮影した一部を紹介していた。女性芸人が上半身裸(胸も露出)になり、ペイントアートのような状態で公園へ出た。「私を食べて」と、公園にいる子ども達に声をかけるが、逃げられる。また、女性芸人に対して「ババア」等のアナウンスやテロップが何回も出る。侮辱の言葉を頻繁に聞くので不快だ。女性に対して侮辱的な言葉をテロップやアナウンス等で流すことはやめるべきだ。そして芸人に対して無理難題なロケをさせる「いじめ」のようなことは今すぐやめるべきだ。

  • 「おかえりスペシャル」と銘打ち放送されていたが、そもそも社会・倫理的に不倫問題で自粛していた女性タレントを出演させることは如何なものか。彼女だけではなく、不貞行為をしながら反省をしたらすぐ復帰できる芸能界の体質そのものは、一般社会に良い影響を与えるとは思えない。不貞行為以外も薬物使用など、社会通念上罰せられるべき人間は出演させないという厳しい基準の必要性を感じる。

  • ドラフト会議当日に、一部の放送局で指名選手(指名漏れもあるが)をピックアップする様子が放送されている。プロを目指す選手を追うというコンセプトは大変素晴らしいし、色々な人生を歩む選手を特集する点は評価出来る。しかし司会者やゲストが時折、耳障りな質問や笑い声、また明らかにどうでもいいプライベートな質問をぶつけることは、もう少し改善するべきだ。

【ラジオ】

  • 中継で、女性蔑視的発言をリポーターの男性がしていた。「本日は台風の後ということで風が強く、ミニスカートを穿いている女性が押さえて歩いている。男性は外に出よう。何故ならばお手軽な風俗状態であるから」という内容だった。深夜枠の放送なら多少の性的表現もあるかと思うが、老人や子どもが聞いている時間帯に、このような放送をしていた。以前も似たような不快な性的表現をしたことがあるリポーターなので、これからも発言することが考えられる。楽しい放送をすることは良いが、限度を考えていただきたい。

  • コメンテーターの女性が、御嶽山の救助に向かう自衛隊の捜索が天候不良のため中止になったことにふれて発言していた。様々な意見はあるだろうが、集団的自衛権と絡めて話をしていた。政権を批判したいだけの魂胆がみえみえで、精神の下劣さを感じた。

  • AV女優たちをゲストに呼んで、疑似SEX行為をしているという内容をラジオで放送していいのか。AV女優との会話も低俗で、深夜の放送だから許される内容ではない。性の隠語を何度も連呼して不快極まりない。誰でも聞くことが出来るラジオで、極めて不快な内容の番組は聞きたくない。

【CM】

  • ゲーム制作会社のCMが不快だ。以前は不倫を助長するかのようないかがわしい内容だったが、最近は、妖怪と女性との恋愛ゲームになっている。このCMも前回同様、アニメだが非常にいやらしく、下品なCMだ。なぜこの会社のCMが規制されないのか不思議でならない。

  • CMに、巨乳の外人女性が出ている。胸の大きさばかりが強調されており、女性蔑視にも受け取れる。また、女性に色気がありすぎて気持ちが悪い。確かこの女性は、下着のCMにも出ていたように思う。コーヒーのCMキャラクターとして合わないのではないか。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 音楽バラエティー番組で、男性お笑いタレント同士が裸で抱き合ったり、卑猥な行為を繰り返していた。深夜番組とはいえ"限度"を超えている。音楽バラエティー番組と称しているため、放送内容を知らずに見てしまう青少年がいるのではないかと危惧している。

  • ランドセルを背負った、体操着姿の女子中学生が「ツイスターゲーム」をしていた。子どもを性的対象として扱っているように感じる。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • 芸能人をターゲットにした、いわゆる「どっきり企画」で、小便小僧から水を出してターゲットにかけたり、溶ける下着を履かせた男性お笑いタレントを水中に落として裸にさせるシーンがあった。下品で不快だ。子どもがこのような企画をまねするおそれもあるので、やめてほしい。

  • 子どもに人気がある番組に、刺青を入れたタレントが当該部位を隠さずに出演していた。子どもへの影響を考慮して、映像処理などの配慮をすべきではないか。

【「編成」に関する意見】

  • 夜遅い時間帯に放送されている音楽番組のMCに幼い子どもが起用されている。生放送ではないが、夜遅い時間帯の番組に子どもが出演することには違和感がある。

【「いじめ」に関する意見】

  • バラエティー番組で、司会者のお笑いタレントが若手のお笑いタレントを騙してブランドショップに連れて行き、高額商品を強引に買わせていた。いじめのように感じる。

【「表現・演出」に関する意見】

  • 深夜に放送されているアニメ番組の過激な格闘シーンなどで、薄墨のような色合いに修正していることがあるが、過剰な対応ではないだろうか。青少年に見せたくないのであれば、視聴制限などの方法を考えるべきである。見たい人にも配慮してほしい。

【「危険行為」に関する意見】

  • 中学生が主人公のアニメ番組で、自転車を2人乗りして坂道を蛇行するシーンがあった。アニメ番組とはいえ、子どもがまねするおそれもある。危険なシーンは放送してほしくない。

2014年9月に視聴者から寄せられた意見

2014年9月に視聴者から寄せられた意見

第2次安倍改造内閣発足について、今までの成果をきちんと検証してほしいといった意見。新聞社の記事訂正や誤報、謝罪会見などを扱った番組に対し賛否両論の意見多数。御嶽山の噴火報道で、取材のあり方について様々な意見。

2014年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,301件で、先月と比較して36件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール70%、電話28%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性26%、不明3%で、世代別では30歳代26%、40歳代25%、20歳代19%、50歳代17%、60歳以上9%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は688件【43局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

第2次安倍改造内閣が発足したが、今までの成果をきちんと検証してほしいといった意見や、番組のコメンテーターが女性の新閣僚に失礼なコメントをしているなどといった声が寄せられた。
新聞社の記事訂正や誤報、その後の謝罪会見などを扱った番組に対して、自分たちも今まで同じような報道をしてきたのに自省の姿勢が見られないなど、賛否両論さまざまな意見が多数寄せられた。
御嶽山の噴火報道で、取材のあり方について様々な意見が寄せられた。
アニメ問題を扱った番組に対して、多様な趣味を認めない、あまりに偏見的な制作姿勢だという批判的な声が多く集まった。
ラジオに関する意見は41件、CMについては30件あった。

青少年に関する意見

9月中に青少年委員会に寄せられた意見は90件で、前月の141件から大幅に減少した。
今月は、「性的表現」に関する意見が14件と最も多かった。次に「表現・演出」が13件、「言葉」、「暴力・殺人・残虐シーン」がそれぞれ10件、「低俗・モラルに反する」が9件、「編成」が5件と続いた。「その他」は10件あった。
「性的表現」では、音楽番組で人気バンドが歌った曲の歌詞や演出が卑わいであるとの意見が複数寄せられた。
「表現・演出」では、バラエティー番組で料理店を取材した際の、料理についての感想に関する意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 第2次安倍改造内閣が発足した。内閣改造を報じることは良いが、現政権の2年近くの成果をきちんと検証していない。中身のない内閣改造は意味がないと追及するべきだ。デフレは脱却したのか、被災地の復興は進んだのか、原発の再稼働はするのか、公約したことは実現したのか等々、説明を求めるべきだ。少なくとも、現政権に媚びを売る報道はやめていただきたい。

  • 組閣の話題の中で、女性の新閣僚の紹介VTRを見たコメンテーターの一人が「妖怪みたいな人がいた」と述べた。誰とは言っていなかったが、個人を誹謗するコメントだ。司会者や他のコメンテーターも笑っていた。

  • 新聞社の謝罪会見の内容を独自見解で歪曲している。放送局の自己弁護のために、新聞社が誰に何を謝罪しているのかをうやむやにしているとしか思えない。この姿勢のどこに公平性があるのか。今まで記事を利用してきた放送局自身の自戒と改革を求めたい。

  • 新聞社の原発関係の吉田調書、慰安婦問題の吉田証言の誤報に関して検証することは、勇気あることだと思った。政府と違うことを言おうとすると、今のメディアはつぶされるのではないかという危機感がある中で、命を懸けて報道している姿勢には感心する。これからも頑張って真実を伝えてほしい。

  • 新聞社の慰安婦問題の記事訂正について、ある別の新聞は「その時自社はどう報じたか」と検証している。しかしテレビ各局はその間違った記事を長い間垂れ流しておきながら、報道した責任を取ることもなく、検証さえしていない。メディアとしての責任を果たすべきだ。

  • 吉田調書と慰安婦報道での新聞の誤報問題について、取材した記者個人についての報道がないことに違和感がある。新聞社の社長とトップの記者会見のみで、記者個人の記者会見はない。個人を糾弾する報道は見たことがない。しかし、STAP問題の報道では、研究者への過激な報道が行われた。名前と顔写真入りで疑惑を追及し、メディアによるリンチという印象があった。新聞社による不祥事に対しては節度を守り、科学界の不祥事には過激な報道に走る。そのギャップに違和感を覚える。

  • 原発規制委員会とのやり取りを報じたニュースの中で、誤報があったとして謝罪した。その中身は、記者の質問に対して、質問とは違う別の回答をつけるというもので、1つのVTRに数カ所のそうしたミスがあった。単純なミスというより故意に近い悪意ある編集と見るべきだ。この番組は前から再稼働には反対を訴えているが、事実を捻じ曲げてまで再稼働反対に導くことは腹立たしい。

  • 川内原発の記者会見のニュースで、原子力規制委員会の委員長を貶める編集をしていた。司会者が後日「事実誤認と不適切な編集」をお詫びしたが、原発反対の主張に沿うように編集したとしか思えない。世論を誘導し、委員長の名誉を汚す偏向放送だ。

  • 御嶽山噴火に関するマスコミ報道についてだが、震災や広島土砂災害の時も言われたが、報道ヘリが上空を旋回したり、家族へのインタビュー、患者を乗せた救急車の周りに群がるなどの行為があった。もし、自分の家族が災害に遭って同じことをされたらどう思うのか。特に報道ヘリの上空への旋回は、墜落による2次災害、生存者の声が聞こえなくなるなど、大いに危険だ。今までの災害でも問題提起されてきたはずだ。どうしても取材したいのであれば、救助隊にカメラを持たせて映像を提供してもらう方法や、代表取材で十分ではないのか。

  • 御嶽山噴火関連のニュースの中で、ご主人の安否が不明だという女性のインタビュー映像があったのだが、かなり顔に近づいて撮影していることに違和感を覚えた。今にも泣き崩れそうな女性に対して、覗き込むようにして顔の間近までカメラを向けていた。ご主人のことが心配で心を痛めている方に対して、余りにもひどい。見ていて本当に辛く、腹が立った。

  • 御嶽山噴火を伝える報道を各局で取り上げている。テレビ局のリポーターは安全な場所でヘルメットをかぶりきれいな格好をしているが、その後ろを、着のみ着のままの泥だらけの被災者の映像が流れる姿には違和感を覚えるし、不愉快だ。

  • 府議会議員の名刺の携帯電話番号が分かる映像が放送され、いたずら電話が彼に殺到した。個人情報に対してモザイクなどの処理をせず放送したのは不適切だ。なぜそのまま放送したのか、不自然な感じがする。迷惑をかけたことに対して、番組及び放送局は責任を取るべきだ。

  • 国内で発生したデング熱感染についてニュースで取り上げているが、あまり騒いで不安を煽ることはよくない。デング熱に感染しても一定期間を経ると体内に抗体ができ、重症化する心配がなくなると知った。しかしそのことを一般のニュースではほとんど伝えていない。予防することも大切だが、万一感染した場合にはどう対処するかということを中心に、冷静な姿勢で報道するよう心がけてほしい。

  • デング熱について、正しく報道している局は皆無だ。「東京・代々木公園を封鎖したので大丈夫。人から人への感染はない」と報道しているが、厚生労働省は「人から人へは感染しないが、蚊を介して感染は広がっていく」との会見を行っている。各自が蚊に刺されないように予防する必要性を伝えるべきではないか。もっと危機感を持つように注意を促すことが、テレビ局の任務ではないのか。

  • 「小学生の女の子が不審者から貰った飴のようなものを口に含んだところ、意識をなくした」という事件報道の中で、その被害小学生に直接インタビューし、当時のことを直接説明させている映像が放送された。被害小学生の心情に全く配慮していない、このような報道姿勢はあってはならない。被害小学生の心のケア・トラウマの解消を第一に考えるべきではないのか。

  • ある会社の新型スマートフォンが発売され、マスコミのネタになっているが、全体でいえばごく一部の商品だ。それなのに長い時間、機能の説明までして大きく放送している。まるで放送局がPR会社になったかのようだ。

  • 県議会議員の政務活動費不正支出に関する過剰な取材が不快だった。数人で取り囲んでつきまとい、大きな機材をかついで公共の場所で追いかけ回すなど、危険を省みない傍若無人な取材は目を惹いた。これも"報道の自由"という言い訳で許されるのか。逃走する県議に向かって「県民は納得しませんよ」と叫んでいたが、あのような強引な取材こそ納得できない。各番組の出演者は、県議のドタバタを批判していたが、取材も含めてのドタバタ劇に見えた。

  • 神戸小1女児遺体遺棄事件の報道で、不快に思ったことがある。事件の詳細を読み上げる際、人型のイラストが表示され、アナウンサーの音声と共に、どこが切断され、どの部分が見つかっていないかなど、事細かに説明していた。不快で、不謹慎な報道の仕方だ。ご遺族はもちろん、視聴者が不快になる説明は必要ない。残虐な事件が起こると、どのようなやり方でどのような状態で見つかった等の詳細を伝えることが多いが、必要以上の情報を視聴者に伝える行為はおかしい。

【番組全般・その他】

  • 「アニメに規制は必要か?」と題した特集スペシャルだった。この中で、「アニメが好き」という特定の趣味を持つ人々に対し、差別的・偏見的とも取れる一方的な批判がされていた。多様な趣味がある中で、特定の趣味だけを徹底的に批判する構成は異常である。

  • アニメを規制すべきかどうかなど、オタクについての放送だったが、何の根拠も出さずに「アニメオタクから犯罪者が生まれるから規制すべきだ」や「アニメオタクには彼女がいない」など、さも全員がそうであるかのような発言が多く、差別的で気分が悪くなった。番組構成もオタクが悪く見えるようにゲストを選んでいて、公開処刑のようだった。趣味をバカにされて嫌だったし、そういうことは個人の自由だと思う。

  • 「アニメや漫画は規制すべきか?」などをテーマにしていた。私は美少女漫画業界で仕事をしている。そんな私から見て、「アニメや漫画にハマる男は犯罪者予備軍」や「アニメ好きは勉強もできず無職」「自衛隊募集のアニメ絵ポスターで入った人はへこたれる」という決めつけや、「フィギュアが好きな男はおかしい」という発言は短絡的な言い方で、見ていてとても不快だった。私はこの仕事をプライドを持ってやっている。この業界で仕事をしている人間の名誉を傷つけている。この業界に関わり家庭を養っている人間すべての人が、まるで犯罪者予備軍を作っているかの内容で、とても傷ついた。好きな番組だっただけに残念だ。まさか好きな番組を見て傷つくとは夢にも思わなかった。

  • 「シニアとの新つきあい方」だった。若い世代の大多数がシニアの言動にイライラした経験があるという。たとえば「公共の場などでシニアはモタモタしていて困る」など、年を取れば仕方がないことなのに、それを若い世代がツイッター感覚で言いたい放題言っていた。司会者も若いせいか、どうも若い世代に同調しがちで、シニア世代の私は見ていて不愉快だった。それをするなら、今度はシニア視聴者限定の「若い世代にモノ申す」といった特集を組み、井戸端会議感覚で我々にも言いたい放題言わせてほしい。

  • 美味い店を紹介するのはもう飽きたので不味いお店に訪問してみようという趣旨で、こそこそ隠れてひたすら「不味い」「クサイ」と料理を批判して、最終的には店長を出して、店の紹介をするといったものだった。この企画は問題があると思う。人の尊厳を貶めている。こういった趣旨の悪ふざけは真似をする人も出るので控えるべきだ。

  • 暴走族を取り上げていた。その映像はオートバイで爆音を出したり、警察の車に体当たりするものだった。私が住む地域は高速道路やパーキングに近いこともあって、暴走族の抜け道になっている。半年から1年かけて県警の協力のもと取り締まることが出来たばかりである。この放送をきっかけに、また爆音を出し蛇行運転をする暴走族が出始めた。暴走族対策をまた一からやり直しかと思うと腹立たしい限りだ。

  • テニスの男子選手が全米オープンで準優勝したことで大盛り上がりだ。確かに日本人選手が4大大会の決勝に進んだことはものすごい快挙だろう。しかし、同じ大会で車いすテニスの選手たちがシングルス、ダブルスの2冠に輝いたことはほとんど報道されていない。6年後には東京でオリンピック、パラリンピックも行われる。マスコミにはもう少し公平な報道をお願いしたい。

  • 元受刑者が服役中のことを語るという特集があった。罪名の記述はなく、顔も声も隠されることもなく、普通にインタビューに答えていた。年齢様々だったが、どの人も淡々と話し、時折笑いながらインタビューに答える姿が放送され不快だった。元受刑者という立場の人が、なぜ堂々とバラエティー番組のVTRに出演しているのか。服役後だからいいと考えたのか。罪を犯したということは何らかの形で被害に遭った人がいる。被害者がこの番組を見たらどう思うのか。バラエティーの「ネタ」として異色の人のインタビューを放送したのかもしれないが、不愉快だった。

  • 救急医療を特集していた。そのVTRの中の、ある女医の発言にショックを受けた。真偽はともかく、バラエティー要素の多い番組の中で、生死にかかわるような"深刻な病気"の話題を取り上げてほしくない。もっときちんとした番組で扱ってほしい。

  • 男性タレントが、女性の漁師がタコを採った際、タコが体に張り付いた写真を見て「タコがレイプしている」と発言していた。スタジオにいた女性出演者はたしなめるようなことを言っていたが、朝の番組にふさわしくないコメンテーターは勘弁してほしい。

  • インターネット上で行われる「児童買春」の取り引きの実態について取り上げていたが、小学生児童が買春をもちかける際に使われる「隠語」を、番組出演者にクイズ形式で答えさせながら、おもしろおかしく放送していた。放送された番組の雰囲気は、児童買春の危険や撲滅を訴えるものではなく、むしろ助長させる方向性を感じた。また、世界的に有名な「不倫サイト」を取り上げ、日本国内でそのサイトの会員数が「100万人突破した」などと、全く真偽が不明な情報を伝えていた。

  • 特定の女性タレントに向かって「ババア」という名前をつけ、ずっと番組のなかで「ババア」と呼び続けている。「ババア」とは人をバカにした呼び方であり、また年齢の高い女性への侮辱だ。同じ女性として、またその女性タレントと同年代の友人を持つものとして不快である。

  • 沖縄と北海道の出身タレントがご当地自慢で対決するという企画だった。北海道出身の男性芸人が「北海道の人の方が巨乳が多い」と言い出した。番組は北海道と沖縄県のどちらが巨乳が多いのかを検証するために、一般女性への街頭インタビューを行ない、顔にモザイクなどを入れないで放送した。女性が胸のサイズを回答後、顔と胸の横のアップ映像も映し出されていた。女性への配慮がなさすぎる。最近はネットに動画がアップされ、恥ずかしい映像が流れ続けることもある。検証するなら、アンケート結果を発表するだけでも良いのではないか。

  • "不倫ドラマに主婦が共感"というテーマで、ドラマを絡めながら主婦の不倫についてトークしていた。「主婦の不倫の殆どが夫には気づかれない」という話や、視聴者の不倫体験を取り上げるなど、あたかも不倫が普通のことであるかのような展開だった。これに影響されて、不倫行為に罪悪感を持たなくなる人が増えるのではないか。実際には、不倫によって裁判で苦しんだり、自分や家族に悲惨な結果を招いたりする人も少なくない。こうした現実についてももっと言及するべきだ。

  • スポーツはリアルタイムで見たい。現在進行中の複数の試合の映像を編集することが大変なことは理解できるが、余りにもひどい。なぜ生で見られる競技を中継せず、録画した試合を放送するのか。せっかく楽しみにしていたスポーツの大会なのに、見ていてストレスが溜まる。

  • 大量殺人を取り上げ、殺人シーンや"再現VTR"、実際の映像などが多く紹介された。嫌なら見なければ良いのだが、まさかここまでグロテスクな内容だとは思わず見てしまい、凍り付いたままチャンネルを替えることができなかった。番組を見た後は、その凄惨な内容に気分が悪くなってしまった。殺人への興味と助長につながるのではないかと心配になった。

  • 高級料理を食べる合間に、過去の映像をふりかえるという演出があった。その映像のひとつに、男性タレントが屋外に設置された簡易トイレに入った瞬間、トイレが爆破されるシーンがあった。トイレから出てきた彼の姿を見て食事中の私の手が止まった。茶色の汚物にまみれ、ひきつった笑顔のアップ、トイレの部屋の中は飛び散った汚物まみれだった。食事をしながら汚物まみれの姿を見せられる視聴者のことをどう思っているのか。

  • 公共の電波を使って、女性アナウンサーの結婚という、個人的なことを放送していた。単なる社員の結婚を、朝の情報番組で取り上げる必要があるのか。"卒業"と表現しているが、単なる異動ではないのか。周りがちやほやするから、アナウンサーがタレント化するのではないか。アナウンサーという立場を自覚していただきたい。

【ラジオ】

  • 安倍内閣の改造人事で、街の意見として女性の活用をほめる声しか紹介していなかった。そうでない意見も放送するべきだ。多様な角度からの意見がないと、マスコミの意味がない。

  • 街中で見かけた迷惑な人を報告するコーナーがある。最近は、「電車内で座っていた女子高生のパンツが見えていた」や「外で生着替えをしていた」などと、迷惑な人を投稿するというより、お色気系の投稿や単なる会社の上司や先輩に対しての悪口の投稿が多い。明らかに下ネタの投稿が目立つ。

  • サンマ漁の話で「めくらめっぽう」と言っていた。リポートをしていた男性は放送に携わる者ではないので、不見識と責めることはできない面がある。しかし、番組を担当するアナウンサーやキャスターは、表現者だ。しかし訂正をするでもなく、そのまま放置していた。速やかに訂正をし、フォローするのがプロではないのか。十年一日がごとく、漫然と仕事をしているから、不適切表現があっても、プロとして速やかな対応を取れないのでないのか。

  • 各ラジオ局とも夜の時間帯(午後9時くらい~)の番組は、10代の学生をターゲットに絞りすぎているのではないのか。もう少し上の年代の社会人でも楽しめるような番組を作って頂きたい。

【CM】

  • インスタントラーメンのCMで"日本の文化"を伝えたい気持ちは理解できるが、「日本の若者はインスタントラーメンとアイドルが好き、漫画が好き」等、"日本の若者文化=オタク文化"であるかのような作りになっている。これでは、日本の若者=バカばかりということになってしまう。CMによって、日本の若者への間違った印象がつき、世論をミスリードすることにもなる。

  • あるコンビニのCMで、「近くて便利」というキャッチコピーを使っているが、店舗が1件もない鳥取、青森、高知の3県にとっては「遠くて不便」でしかない。「近くて便利」というキャッチコピーは間違っている。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 人気の高いバンドが音楽番組で新曲を披露していたが、性行為を思わせるような歌詞であり、卑わいなしぐさも多かった。若い視聴者も多いと思われる番組なので、子どもたちに悪影響を与えないか心配だ。

  • 盗撮事件などを報道する際に、スカート丈の短い女性の下半身を資料映像として使用しているケースを散見するが、即刻やめるべきだ。青少年への悪い影響が懸念されるほか、顔は映っていないとはいえ、下半身を撮影する行為そのものが盗撮と捉えられかねない。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で料理がおいしくない料理店を取材し、出演者が食事しながら「まずい」「臭い」などと言っていた。店主を嘲笑するような内容であり、出演者に嫌悪感を抱いた。子どもにいじめをしてもいいと言っているようなものだ。

【「言葉」に関する意見】

  • 最近、テロップの脱字や送り仮名の間違いが多いように感じる。子どもが間違って覚えてしまう可能性もあるので、制作時の確認を徹底してほしい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 「イスラム国」に関する報道で、ジャーナリストなどが殺害される直前の映像が流されることがある。実際に殺害されるシーンではないが、ひざまずかされた人の横に刃物を持った兵士が立っている映像は、その後を想像させ、恐怖を感じる。そのような映像を子どもたちが繰り返し見ることの悪影響を危惧している。報道の重要性は理解しているが、もっと違った伝え方はできないものだろうか。

【「編成」に関する意見】

  • 不倫をテーマにしたドラマが昼間の時間帯に再放送されている。子どもたちが見る可能性のある時間帯に放送すべきではない。深夜に放送すべきだ。また、番組宣伝も昼間の時間帯には頻繁に行わないでほしい。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 神戸の女児遺体遺棄事件の報道で、被害女児の同級生にまでインタビューするのはいかがなものか。ただでさえ、同級生の子どもたちは心に傷を負っており、心のケアが必要な状況だ。近隣の大人へのインタビューにとどめるべきではないか。

2014年8月に視聴者から寄せられた意見

2014年8月に視聴者から寄せられた意見

研究所の副センター長自殺に対し、過剰報道も原因の1つではないか、などの批判意見。慰安婦問題に関する新聞社の記事訂正を、あまり取り上げていないのではないか、といった声。広島の土砂災害で取材ヘリの騒音が救助の邪魔になるのではないかなどの、批判意見多数。

2014年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,265件で、先月と比較して124件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話27%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性26%、不明3%で、世代別では40歳代30%、30歳代26%、50歳代16%、20歳代15%、60歳以上9%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は676件【42局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

STAP細胞の関係者である副センター長が自殺するという痛ましいことがあったが、マスコミによる過剰報道も原因の1つではないのかといった批判が寄せられた。
従軍慰安婦問題で新聞社の記事訂正があったが、各放送局はそのことをあまり取り上げていないのではないのか、「報道しない自由」の傘に身を隠しているのではないのかといった声が寄せられた。
広島で大規模な土石流による災害が発生したが、相変わらず取材ヘリを飛ばして、騒音による救助の邪魔をしているのではないのかといった意見や、心無い報道や放送にたいして、批判が多く集まった。
情報番組での、女子中学生とのLINEで物議をかもした府議会議員を揶揄したコメンテーターの発言に、賛否両論の様々な意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は51件、CMについては61件あった。

青少年に関する意見

8月中に青少年委員会に寄せられた意見は141件で、前月より14件増加した。
今月は、「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見が20件と最も多かった。次に「性的表現」が18件、「報道・情報」が15件、「言葉」が13件、「低俗・モラルに反する」および「編成」がそれぞれ11件と続いた。「その他」は19件あった。
「暴力・殺人・残虐シーン」では、人気アイドルが出演するドラマでの自殺や殺人シーンへの意見が複数あったほか、映画やゲームのCMについて、恐怖を感じるとの意見も寄せられている。
「報道・情報」では、広島市の土砂災害の報道で被害者の同級生にインタビューしたことなどについての意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • STAP細胞の関係者が自殺したことを報道していた。この件は、異常なお祭り騒ぎとなったが、誹謗中傷をエスカレートさせていたのはマスコミである。しかし司会者は「報道をやりすぎてしまったかもしれない」というような意味のことを何度も繰り返した。マスコミが殺したと言われることを危惧し、あらかじめいいわけしている。ワイドショー的にどうでもいいことまで持ち出して無理矢理悪い印象を植え付けるなど、尋常でなかった。きちんと番組として謝るべきだ。

  • 研究所の副センター長が自殺をはかった。STAP細胞存在の可能性を主張し続けたが、心労がたたったことは想像できる。また、数日前には、この問題のドキュメンタリー番組が放送されている。STAP細胞の論文をめぐる研究所の対応にも問題はあったのだろうが、追い詰めたメディアに責任はないのだろうか。メディアの行き過ぎた取材は、こういった悲劇をうむということを肝に銘じてほしい。

  • 副センター長の自殺について各局で取り上げている。どの番組でも各界著名人のコメントを紹介しているが、「惜しい方を亡くしてしまった」「今後の日本の科学界に支障が出る恐れがある」等、いかに彼が優秀な人間であったかのコメントが多い。しかし、どれほど功績のある博士であろうと貧しい人間であろうと、命の重さに変わりはない。自殺者を美化するのではなく"自殺はするべきではない"ことを強調するべきだ。

  • 番組は「検証」となっていたが、これまで出てきた情報を一方の見解で集約しただけで、不快だった。STAP細胞について検証実験中のこの段階で、あらためてこの程度の内容の放送を行う必要があったのか。番組中で公表されたメールの内容についても、本人の了解が得られていたのだろうか。

  • 「あの戦争」を思い出す時期がやってきた。番組は沖縄戦の特集を放送していた。詳しく戦争の事について教えてくれ、分かりやすかった。また、戦争での痛みや悲しみなども伝えていた。沖縄でも、戦争や復帰前の時代を知らない世代が増えている。今の政権が集団的自衛権を進めている時に、意義ある番組だと思う。

  • 新聞の慰安婦問題の記事訂正の問題で、ある政治家が、「国会に召致する」と発言したようだが、政治はメディアに介入するべきではない。政治家の発言でメディアが委縮してしまう。「慰安婦問題」をきちんと取り上げ解説する責任は、メディアにある。

  • 新聞が従軍慰安婦報道を訂正したことは、大ニュースだ。にもかかわらず、まともに報道する局が少ないことに呆れ果てている。あるテレビ局は、新聞の解説員を出演させながら、番組で一言も言及していない。まさに「報道しない自由」ではないか。視聴者は、こういったテレビ局の手前勝手な姿勢をよく見ている。特定秘密法案の際には、国民の知る権利を声高に訴えていたはずだ。

  • 地方が台風の影響で驚異的な雨が降り続き大変な状況にあるのに、東京圏に影響がないからか、通常放送のみということは、おかしい。東京圏のゲリラ豪雨や地震ならば、大袈裟に中継したり、専門家を呼んだり、視聴者提供の映像を流すなどばか騒ぎをする。あまりにも、地方と都市圏の災害時の温度差がありすぎる。

  • 視聴者に対して豪雨等の情報について、携帯の動画や写真で投稿を呼び掛けている。今年からの企画だが、未曾有の災害になるかもしれない映像を募集することはマスコミとしておかしいのではないか。現場を伝えるために、もしかしたらその人は死ぬかもしれない。本来ならマスコミが率先して避難を呼び掛けないといけないはずだ。

  • 台風接近に伴い、各局でL字の表示で台風情報が報道されていた。確かに必要な情報ではあるかもしれないが、番組を視聴する上では邪魔でしかない。台風情報のL字での表示を是とした場合でも、CM中にはそれが解除されている。スポンサーに対する配慮ばかりで視聴者への配慮は微塵も感じられない。必要な情報であると判断しているのならば番組とCMを分け隔てなく常に表示するべきである。スポンサーに配慮しCM放送中には表示しないなどというスタンスであるならば、もとより表示などすべきではない。

  • 放送ヘリから撮影した映像が頻繁に中継されていた。災害発生後72時間はサイレントタイムに指定されている。放送ヘリが救助活動の支障になっている事が問題視されている中で、今回も飛んでいるマスメディアの姿勢に疑問を覚える。

  • 広島の土砂災害ですが、子どもが土砂に埋れて亡くなったニュースで、捜索中のお母さんの悲痛な叫び声を放送する必要があったのだろうか。無事に助かったのであれば、放送しても構わないかもしれないが、「どこにいるのー?」「返事しなさーい!」そんな女性の呼び声を聞いた後に、子どもが亡くなったと伝える。事実ではあるが、その叫びは必要なのだろうか。心ない報道に思えた。

  • 各局で「広島土砂災害」を報道しているが、どこの局も「避難指示を出すのが遅かった」「過去の教訓が生かされなかった」等、いかにも全ての責任が自治体にあるかのように報道している。自治体が避難指示を早く出したとしても、災害が起きなければ今度は「大げさ、騒ぎ過ぎ」と批判するではないか。テレビはどちらに転んでも批判するだけだ。各自が的確に判断することの重要性を伝えるべきだ。

  • 土砂崩れのニュースで、土砂に埋まっている友人を探す女子高校生に対し、マイクを向けて「友人が埋まっているんですか?」と聞き、うなずいただけではっきりと言葉を言わなかったためか、執拗にもう一度「埋まっているんですか?」と聞き、「埋まっています」と言わせていた。その後、その子は泣き崩れ、その姿も映像に収めていた。友人が埋まってしまっているという事実があったとしても、悲しみのなかにいる人に対して、わざわざそれを言葉にさせる仕打ちは酷だ。心身共に傷を負っている被害者、被災者、特に未成年に対する取材は慎重になるべきだ。

  • 広島土砂災害のニュースのコーナーで、司会者とゲストが一部大笑いしながら進行していた。笑っていたのはゲストの家の冠水のエピソードだったが、そんな話は別のトーク番組でしてほしい。広島の土砂災害では死者・不明者が多く出ている。今も消防や自衛隊、ボランティアなどによる懸命の救助や遺体の捜索が行われている。そんな捜索が行われている最中、なぜ大笑いができるのか。不謹慎というより絶対やってはいけない。

  • 大阪の府議会議員の問題で、コメンテーターの一人が、府議会議員の見た目に対して「キモい」と発言した。今回の問題とは関係のない、このような人格攻撃は許されるべきではない。これを許してしまっては、相手に非があれば何をしてもいいということになってしまう。これがいじめの構図で、それを放送で行うということは大きな問題だ。

  • 府議会議員がタレントの発言に対して人権侵害を申し立てたというニュースを見た。私自身、ニュースを見た際「この人、気持ち悪い」と思った。タレントの発言はとても真っ当で正直なものだ。番組内での謝罪は「必要ない」と思う。

  • 40年ぶりの国産旅客機開発にゼロ戦の技術が活かされたというニュースで、ゼロ戦の映像が流れたが、なぜか太平洋戦争で米空母に突っ込む、特攻するゼロ戦だった。どうしてその映像が必要なのか。この時期ゆえ、印象操作でもしているように感じた。特攻する同じ映像が2度も繰り返されこともおかしい。このニュース映像に神風特攻の映像が適切とは到底思えない。

  • 日本の若い世代は、隣国である韓国や北朝鮮との歴史的関係を理解していない。番組で両国を取り上げるたびにナショナリストは両国を忌み嫌うようになっている。昭和の時代の人は、両国に対して行った行為に引け目を感じて過ごしてきた。しかし平成の若者は歴史を知らないため、韓国・北朝鮮の話題を取り上げると、かえってナショナリスト的風潮を助長する結果になっている。両国のことはニュースで事実を伝えるだけにするべきである。

  • エボラ出血熱について特集が組まれていた。その際、「咳やくしゃみでは感染しない」などと伝えていたが、疑問だ。エボラ出血熱は、国家存続の危機にもなり得る、感染した後の生存率の低い、しかも治す方法がない、WHOで非常事態宣言まで出してる病気だ。どう対策を講じるべきか全国民が知っておくべきだ。

  • 古物商の窃盗事件(万引き)が発生し、防犯カメラに映っていた犯人の映像を公開すると店が告知した問題で、マスコミは事の本質を掘り下げるでもなく、やみくもに「煽る」ことに終始していた。結局、警視庁の要請に従い、公開中止となったが、もっと客観的かつ冷静に報道してほしい。

  • 代理出産ビジネスと題して、オーストラリア人夫婦がタイ人の女性に代理出産を頼み双子が生まれたのだが、1人はダウン症のため、引き取りを拒否したことを紹介していた。このようなデリケートな問題はそっとしておくべきではないだろうか。軽々しく取り上げていいのか。今後、障害を持った子を拒否する親が増えるのではないかと危惧している。我が家にも障害を持つ子がいるので、悲しい気持ちになった。

  • 私が住んでいる海老名市上空は連休には東名と圏央道の渋滞状況を空撮しようと、ヘリがバカの一つ覚えのように飛び回る。厚木飛行場の米軍機も飛び回る地域だが、ヘリの騒音は米軍機のそれよりもホバリングや小旋回でタチが悪く、かなりうるさい。騒音問題への報道は盛んだが、自分たちの騒音の方がうるさい事実を知っているのか。

  • ニュースコーナーで、窃盗犯から押収された女性用下着がこれ見よがしに陳列されていた。被害者の下着をなぜわざわざ公衆の面前に晒す必要があるのか。警察も警察だが、それをそのまま撮影し全国に流すテレビ局も、何と無神経で愚かなのか。このような放送が被害者をさらに傷つけ、辱めてしまうということがなぜわからないのか。

  • 迷惑行為やマナー違反を取り上げるコーナーがよくあるが、顔にモザイクをかけていることがほとんどだ。撮影されている方は、自分が行っている行為を普通だと思い、ポーズをとったり、ピースサインをしたりしている。悪いことをしているという自覚を持っていない人たちなのに、なぜモザイクをする必要があるのか。必要以上にモザイクをかけるのは良くない。

【番組全般・その他】

  • 毎年疑問に思っているのだが、チャリティー番組と銘打ち、視聴者に募金を募っている。出演者のギャラが高額とも聞いている。そもそもチャリティーと謳うならば、ノーギャラが当たり前で、自発的に参加する出演者を探せばいいのではないのか。発生するギャラを各団体に寄付したほうが遥かに慈善事業になると思う。慈善事業を名目に、視聴率を稼ぐ為に行っているような気がしてならない。高額といわれるギャラをもらってる人達が私たちから募金を募るという構図が、どうにも釈然としない。

  • ALSについて特集していた。支援運動として「アイスバケツチャレンジ」の賛否が騒がれている中、番組の冒頭でいきなり氷水をあびる海外セレブたちの動画が流されていた。「氷水をあびるか、100ドルを寄付するのがルール」とナレーションでの説明だったが、実際は氷水も寄付もどちらも行い、次の3名を指名するというもので、番組の説明とは異なる。病気の知識を持つことや寄付には賛同だが、氷水をあびるという危険でパフォーマンスまがいの行為を話題にすることで、本来の主旨から離れたただの悪ふざけ好きな人たちの「ネタ」になってしまっているのではないか。海外ではこの氷水をあびた消防士が重体になったと記事にもなっていたが、テレビではそのようなことは一切触れず危険だという注意もしていなかった。

  • バリ島の借地権付き物件が買えると紹介していたが、基本的にインドネシアの不動産を外国人(日本人含む)は買えないはずだ。買うにしてもリタイアメントビザの取得等の条件が必要だと思うが、番組内では一切その件に触れてはいなかった。また借地権はあくまで借地権であり、買えるというよりも借りるものだ。その辺りの説明もなく、素晴らしい物件が格安で買えるという無責任、不確かな番組の情報は問題がある。

  • 男性タレントが街角でナンパ対決をしていた。ロケの車内から物色していて、女性に対するそれぞれの感想を述べていた。テレビ番組でナンパ対決をすることは、見ていて不快に感じる。女性を軽視する発言や、どちらがモテるのかという対決をして、それをただ流しているだけだ。最近のバラエティー番組や、お笑い番組は低俗なものが多く楽しめない。モラルがない番組が多いので、もう少し常識があるバラエティーを考えてほしい。

  • 近頃の朝のニュースは芸能ネタの話題が多すぎる。朝は地元のニュースや天気予報を知りたいのに、芸能ネタの話題ばかり放送している。地元のニュースや天気予報などが後回しにされており、視聴者を馬鹿にしているようで腹立たしい。

  • 若者のテレビ離れについて懸念する話題をテレビやネットでよく見かける。しかし、連日のように毒舌家や、女装家タレントが出演をしていたら、若者のテレビ離れが加速するのは当たり前ではないのか。バラエティー番組を低俗だと非難する人や、パソコンやスマホの普及率を理由にする人もいるが、違うと思う。

  • 「脱法ハーブ」による事件が多発し、「ハーブ」のイメージが悪くなってしまった。今は「危険ドラッグ」に変更されたはずだが、マスコミは未だに「危険ハーブ」と言っている。ハーブがすべて危険なのではない。からだや心をリフレッシュするハーブ本来の効用もきちんと放送してほしい。

  • 一般人へのドッキリ企画を放送していた。整骨院での施術中、こっそり整体師とプロレスラーが入れかわり、プロレス技をかけて気付くかどうかという内容だ。スタジオでは、出演者がVTRを見ながら大爆笑していた。芸能人同士であればまだしも、一般人にこのようなドッキリを仕掛けるとは許しがたい。一歩間違えれば怪我にもつながる。

  • また夏になり、高校野球放送が完全中継されるわけだが、夏休みこども電話相談室や子ども番組の枠を潰してまで放送する必然性がどこにあるのか。また、わざわざ猛暑の時間に試合をすることは高校生にとっても酷だろうし、特に電力需要が逼迫する時間帯はテレビ放送を自粛すべきである。

  • 深夜番組だったが、女芸人がTシャツを着たままブラを外して、乳首に洗濯ばさみをつけてもう1人に引っ張ってもらうという芸をやっていた。1つのパンツを2人で履くというものもやっていた。ズボンの中に肌色の下着をつけていたようだが、2人で無理に履こうとしたので、きわどかった。いくら子どもが寝ている時間帯でも、やって良いことと悪いことがある。

  • ゆとり世代の学力を検証する企画があった。偏差値40以下の学生を集めクイズを競わせ、その珍回答をスタジオの出演者がモニタリングし、笑いものにするという企画だった。そのVTRが終わり、出された結果が、「ゆとり世代の学力はヤバイ」というものだった。バラエティー番組とはいえ差別を助長するものであり、到底許せるものではない。

  • 終電を逃した人(しかも酒が入っている)に声を掛けて、タクシー代をエサに家まで押し掛けるという番組だった。1人暮らしの若いOLなんかは、何か間違いやトラブルがあったらどうするのだろう。今の時代、何があるのかわからない。犯罪の助長につながるのではないのか。素人相手はウケるかも知れないが、放送内容を検討するべきだ。

  • MCの男性が、ユルキャラを殴るシーンが放送された。着ぐるみに対する暴力行為はキャラクターイベント等でも問題になっているが、一般的に着ぐるみの演者は形式上自分で喋ることができない。また視界が限られているため、不意の事態には危険が伴う。夏休みの期間中で、多くの子どもたちが視聴していたかも知れない。教育上不適切だ。

  • 前回ほどひどくはなかったものの、地上波で放送するのは相応しくない。下品で低俗だ。とにかく、セックスという言葉はおろか他の性的な言葉を多用しすぎだ。前回はAVかと見間違うようなシーンもあった。

  • 糖尿病で透析をしている元芸人を取り上げた。透析患者は旅行にも行けないし、仕事も出来ない。透析を休めば死の危機だと言っていた。私は20年間同じように透析をしているが、仕事もしてきたし、海外旅行も出来ている。このような放送があると、透析患者は何も出来ないという目で見られる。透析をしたからといって人生が終わりではない。もっと広く透析患者の実態を調べて放送するべきだ。透析患者への配慮がなく、悲惨さを強調し過ぎていた。

  • 中堅の男性芸人の家にアポなしでゲストを引き連れて突撃訪問。両親もいる中でベテラン芸人2人の暴走がひどかった。家の壁にサインをペンで書いていたほか、床に水をこぼしながら流しそうめんをやっていた。中堅芸人の両親は芸人たちの暴走を止められず、流しそうめんも一緒になってやっていた。そして、鰻と一緒に蛇を混ぜ、故意に床に置いて「つかまえろ!」と命令していた。言われた人はつかもうとするが、凶暴な蛇を使った演出は不快だった。この番組は、自分たちよりも年齢が低い芸能人に高額な時計を買わせたり、数名の芸能人引き連れて全員の勘定を1人に払わせたりするなど、パワハラ的な企画が多いが、如何なものか。

  • 猛暑で蚊が消えたというコーナーで、蚊の数を検証すると称し、担当ディレクターがわざわざ藪に入り、足を蚊にさされるという人体実験をしていた。だが蚊の数を確認するなら専門家とともに補虫するなど、ほかの方法があるはずだ。おりしもこの日はデング熱の数十年ぶりの国内感染を厚労省が発表した日だ。ディレクター自身がデング熱に感染する危険もあるし、感染を拡大させる可能性だってある。ただ面白そう、というだけで蚊に刺される人体実験は、後先を考えない不適切な取材だと思わざるを得ない。

  • 芸人へのどっきりは、濡れ衣を着せられて最後は逮捕されるという内容だったが、仕掛け人、出演者全員に悪意を感じた。警察官の挙措がとてもリアルで、本人は事情を知らずにいたから、本当に捕まったと思ったのだろう。それをみて出演者が笑っているという趣味の悪い企画だった。本当にかわいそうだった。テレビであってもやって良いことと悪いことがあると思う。これは公開いじめにほかならない。

【ラジオ】

  • 内容が下ネタばかりで聞くに堪えない。今は夏休みで子どもが聞いているのに「女の子をラブホテルに誘う『名ゼリフ』」を募集している。青少年の非行を助長する内容だ。その上、芸人のリポーターが毎回酒を飲んでリポートしている。共演者から「酒臭い」などの苦情もあるのに、改善されない。飲酒をやめさせるか、番組を降板させるべきだ。

  • パーソナリティーの落語家が、「銭湯に行ったとき、後ろ姿で知り合いかと思って頭を叩いたら、知らない怖そうな人だった。とっさにアウアウアーって言いながら蛇口をペロペロ舐めたら知的障害者だと思って許してくれた」と笑いながら話していた。たとえ作り話だったとしても、あまりにも障害者をバカにした心無い話なので怒りを覚えた。

【CM】

  • パチンコ店のCMだが、誇大広告だ。普通に見れば誰もが大当りを出してハッピーになれるような感じにとれる。全ての人がパチンコで勝てるものではない。負ける人だっている。いや負ける人の方が多い。「勝てる」イメージを出さなければいけないので、ああいうCMになったのだと思うが、あまりにも酷すぎる。

  • ゲーム会社のCMだが、地下鉄サリン事件を連想させ、違和感を覚えるゲームのCMだ。また、会社の上司と女性が2人で暮らし始め、「男と暮らす意味わかってる?」といったり、キスをしたりする不謹慎なゲームのCMもある。CMは予期しない時に流れるので防ぎようがない。衝撃的で、行き過ぎたものはやめてほしい。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 子どもに人気のあるアイドルが出演するドラマで、首つり自殺のシーンが必要以上に映し出されていた。テレビをつけた瞬間にこのような映像が目に飛び込んでくると、子どもが驚いてしまう。子どもに人気がある番組であることを考慮した番組作りをしてほしい。

  • 生放送のバラエティー番組で、男性司会者が女性出演者を押し倒し、馬乗りになっていた。放送内容にも全く関係がなく、公然と暴力的なセクハラを行ったに等しい。一緒に視聴していた子どもたちに説明できないような愚行だった。笑いをとろうとしたのだろうが、許される行為ではない。

【「性的表現」に関する意見】

  • 4コマ漫画が原作の深夜帯のドラマが下品で卑猥だ。卑猥な行為の再現VTRはポルノさながらだった。昔より青少年が深夜番組を簡単に見ることができる状況なので、深夜番組であっても配慮が必要だろう。

  • 不倫を取り上げたドラマを見ていた孫が、自分の母親に「ママは大丈夫?」と聞いていた。性的なシーンが多いドラマは深夜に放送すべきだ。

  • "どっきり企画"で、お笑いタレントに水に溶けるパンツを履かせ、水に落としたり、ローションをかけたりしていた。放送上は画像処理しているが、スタジオにいる女性タレントや観客は露出した陰部を目撃していると思われる。放送で陰部を隠せばいいという問題ではない。

【「危険行為」に関する意見】

  • 世界中で起きたハプニング映像を取り上げた番組で、偶然カメラが捉えたほのぼのとした映像も、一歩間違えば命が失われるような行為も、単なるハプニング映像として放送していた。危険な行為を単なる笑いの一部として放送しているように思える。視聴者の中には、あえて危険な行為を行い、映像をインターネット上にアップして注目を集めようとする人もいるのではないか。また、小さな子どもは善悪の区別ができず、人や動物に危害を加える可能性もある。どこまでが危険で、どこまでが安全なのかを判別できない視聴者がいることも考えて放送してほしい。

【「その他」の意見】

  • 若年層の聴取者が多いラジオ番組の女性パーソナリティーが、不良を称賛するかのような発言をしていた。不良の行動が社会問題視されている中、「元不良には経営者が多い」「不良はかっこいい」などと発言したことに悲しみを覚えた。子どもたちが夏休中であることも考慮してほしかった。

2014年7月に視聴者から寄せられた意見

2014年7月に視聴者から寄せられた意見

集団的自衛権の行使容認の閣議決定に対し、賛否の両論を併記すべきとの意見や、県議会議員の「号泣会見」を繰り返し流すのは如何なものかといった意見、同級生殺害事件で被害者の名前や写真ばかり放送することに批判的な声など。

2014年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,389件で、先月と比較して53件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、電話28%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性25%、不明4%で、世代別では40歳代28%、30歳代24%、20歳代19%、50歳代15%、60歳以上10%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は612件【42局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

集団的自衛権の行使容認が閣議決定されたが、それを扱った報道・情報番組に対して、賛否両論を併記すべきだといった意見などが寄せられた。
県議会議員の「号泣会見」が耳目を集めたが、あまり何度も繰り返し流すのは、如何なものかといった意見が寄せられた。
小学生の監禁事件が発生したが、逮捕された容疑者の家に「美少女ポスター」が多数貼られていたという報道に対し、アニメ・漫画ファンを誹謗中傷するものだといった批判が多く寄せられた。
同級生殺害事件の報道に対しては、被害者の名前や写真ばかり放送するのはおかしいといった声や、猟奇的なことを詳しく報じる必要はないといった意見が多数あった。
夏期恒例の長時間番組が放送されたが、出演者をあまりに酷使しているといった意見などが寄せられた。
ラジオに関する意見は38件、CMについては48件あった。

青少年に関する意見

7月中に青少年委員会に寄せられた意見は127件で、前月より15件減少した。
今月は、「暴力・殺人・残虐シーン」および「性的表現」に関する意見がそれぞれ27件と最も多く寄せられた。次に「低俗・モラルに反する」との意見が13件、「表現・演出」に関する意見が8件と続いた。「その他」は15件あった。
「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見では、長崎県佐世保市で起こった、高校生殺害事件に関する報道への意見が多く寄せられたほか、小説を原作としたドラマの番組宣伝についての意見もあった。
「性的表現」に関する意見では、高校を舞台にしたドラマでの女子高生役の下着シーンのほか、夕方の情報番組での出演者の発言について複数の意見があった。また、複数のラジオ番組について、それぞれ、内容が卑猥であるとの意見も寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 本日夕方に、集団的自衛権の行使容認が閣議決定されるようだが、新聞などでは集団的自衛権の危険性について書かれていた。しかし、メディアでの報道が少なすぎる。政権は年金の財源問題にしても株式などへの投資を拡大するなど、国民のためにならないことをしている。テレビ局は政権の言いなりの放送しかしていない。国民に事実を知らせることが、メディアの役割ではないのか。

  • 集団的自衛権行使の閣議決定に関する報道の中で、50代自衛隊幹部とされる人物の電話インタビュー(音声のみ、変換あり)として、「集団的自衛権が推し進められたら自衛隊員は辞めて行き、後に徴兵制が始まる」との趣旨のコメントが放送された。報道番組においては、発言の人物、内容について視聴者が検証できるよう、顔出しが原則だ。政策への是非はともかくとして、報道は公平・公正であるべきで、どこの誰なのか検証不可能な人物を自衛隊幹部だとして放送することは、報道による印象操作に繋がるのではないか。

  • 「集団的自衛権によって徴兵制ができるのではないか」という放送があった。非常に不愉快な内容で、この制作者側の悪意を感じる。「徴兵制」をつくるのであれば、改憲が必要になる。しかし、視聴者が憲法を十分知らないと思っているのか、「徴兵制」と簡単に口にしている。集団的自衛権とは何かということを正しく報道せず、不安ばかり煽る報道姿勢に怒りを感じる。報道各社は国民に正しい情報を提供する義務があると思う。しかし、国民の不安を煽るばかりで、正しい情報を提供していない。

  • 各局のニュース番組で「街角アンケートの結果」と称して、一般人の意見を出すことがある。しかし"いつ、どこで、どれくらいの年齢層の人に聞いた結果なのか"明確にしていないので、真実かどうかわからない。テレビで報道することにより、不確かな情報が正しい情報であるかのように受け取られてしまう。アンケート結果を伝えるのであれば、情報を詳細に公表するべきだ。

  • 今日の新聞の番組ラテ欄を見て驚いた。昼前後の民放テレビの情報番組で、「歌手の保釈」や「日朝協議」がトップ扱いになっており、「集団的自衛権の行使容認」を政府が昨日、閣議決定したことについては、全く触れていないか、最後に記されているかであった。戦後、集団的自衛権を否定してきた憲法解釈を一挙に変更した今回の閣議決定と、覚せい剤で捕まった芸能人の話とでは、どちらが重要なニュースであるのかは明白だ。情報番組とはいえ、戦後史を揺るがすこの問題を避けて通るべきではない。ラテ欄にしろ、こんな扱いをしているようでは番組の内容もうかがい知れる。放送局が政治権力に対して自立しているのか、疑いたくなった。

  • 集団的自衛権に関する報道スタンスは偏りすぎている。日本の国防力や抑止力を高めるための方策であるのに、執拗に官邸前の異様なデモ映像を流し、憲法の破壊だというコメンテーターばかりにしゃべらせる。そのくせ、日本を取り巻く国際情勢を真面目に取り上げようとしない。せめて両論併記の原則を徹底できないのか。去年の特定秘密の時もそうだが、マスコミは特定の思想を視聴者に押し付けようとしている。

  • 日朝協議について、経済制裁や人と船舶の往来制限の解除といった政治的駆け引きの問題ばかりが放送されている。だが、拉致被害者は今も祖国からの救いの手を待っている。北朝鮮が、拉致という無法かつ人の尊厳を踏みにじるやり方で連れ去った人々を、全員帰国させなければならないはずだ。メディアもそのような視点に立って伝えるべきである。

  • "号泣会見"を開いた兵庫県の県議会議員について取り上げた。外信部の記者が出演し、「変わっているけど面白い。たたき上げで、味のある議員に化けていったらよかった」と言った。議員が面白いかどうかの問題ではない。政務活動費の使い道、税金の無駄遣いを追及するべきだ。"面白い"では済まされない。

  • メインキャスターの態度が気になった。兵庫県議会議員の釈明会見のVTRを流している時に、ワイプに映された表情がまるでお笑いでも見ているようだった。事の重大さがまるで分かってないのか。税金の横領という犯罪を笑って放送する番組、キャスターを見ていて、とても不快だった。テレビキャスターの社会への影響力というものは絶大だということを、もう少し理解して行動、発言してほしい。

  • 兵庫県議会議員のニュースが連日報道されていますが、同じ映像ばかり流しています。会見での号泣などインパクトがあるからでしょうが、こうも連日放送されるとさすがに辟易します。兵庫県議会ばかり批判していますが、こういった問題は全国全て(国会含む)でしっかりと調査されるべきではないでしょうか。

  • 各局の台風報道について疑問を持っている。今回の台風は今までにないほど大型とのことだったが、現地へリポーターを派遣して屋外から中継させる放送局が多い。「危険だから屋外には出ないでください」と屋外から言われても何の説得力もない。実際に風に飛ばされて事故寸前だった事例もあるようだ。さらに大型の台風も懸念される中で、こうした放送が続けば、いずれ犠牲者が出るだろう。実際に危険な目に遭わなくても緊迫した状況を伝えることはできるはずだ。それこそが映像のプロたるテレビマンの仕事なのではないか。

  • テレビの台風情報がほとんどアテにならなかった。東京については区ごとの情報を全国に放送していたのに、ウチの地域は「四国」とひとくくりにされた。愛媛県だけでも東京より広いのに、ひとくくりにすることは、"田舎なんてどうでもいい"と思っているのか。

  • 東京・池袋で脱法ハーブを吸った男が車を暴走させた事件で、犯人が酩酊状態で警察官とやりとりをする映像が繰り返し使用されていた。よだれを垂らし朦朧としている姿が不快でならない。事件直後は、実情を報道するために仕方ないのかと思ったが、それ以外でも脱法ハーブによる事故が続き、そのようなニュースが流れるたびに、池袋での映像が使用されている。通常、汚物が映る場合はモザイク処理などして報道すると思う。また、「脱法ハーブ」という表現もやめるべきだ。

  • 小学生誘拐事件の容疑者の部屋の説明で、「容疑者の家にはアニメのポスターが貼られていた」などという全く事件との関係のないことを報道した。これは明らかな印象操作だ。まるでアニメや漫画が好きな人間全てが犯罪に手を染める、そのようなイメージを植えつける根拠の無い報道でしかない。

  • 岡山県女児監禁事件の報道について、「アニメのポスターを貼っていた」など、無理矢理アニメと絡めて報道していた。このような事件が起こるたびに、何故どのマスコミもアニメや漫画と絡めて報道するのか。「アニメや漫画が好きな人は犯罪者予備軍で気持ち悪い」というレッテルでも貼り付けたいのか。「アニメや漫画は日本が誇る文化」と持ち上げておきながら、このような事件が起こると「アニメや漫画の好きな人は犯罪者予備軍だ」のような二枚舌の報道姿勢は心底不快だ。このような事件で漫画・アニメ・ゲームと結びつけ、レッテルを貼る報道はやめていただきたい。

  • 同級生殺人事件についてですが、「人を殺してみたかった」という加害者の供述とともに被害者の子どもの写真や映像を放送するのはやめてほしい。被害者の人権を全く無視した心無い行為だと思う。家族や親せきの方は見ているどころではないと思うが、大事な子どもの姿を心無い言葉とともに流してほしくないはずだ。彼女の姿がテレビに流れることを、誰が必要としているのだろう。そのことで、誰が救われたり、助かったりするのだろう。加害者のことを流せない代わりの情報として流しているように思える。遺族は2次被害を受け、被害者は亡くなってからもなお人権侵害を受けているようだ。

  • 佐世保市の女子殺害事件の報道についてだが、「首を絞めて殺害し、頭部を何度も殴り付け、遺体の一部を切断」など、猟奇的で残忍な内容なのに、何度も放送している。夏休みが始まり、子どもたちもテレビを見ている朝や昼の時間帯に、この残忍な事件を無神経に繰り返し流すのは、ショービジネスとしての"魅せる"報道番組のように思えてならない。

  • STAP細胞をめぐる論文不正について極めて丁寧に、多面的に、客観的に検証していた。誤った情報に踊らされた報道機関として真っ当な責任の果たし方だ。科学に限らず、ある疑惑に対する丁寧な検証番組は、国民の利益になる。国民が正確な情報を得られなければ、民主主義は機能しない。その意味で、このような調査報道は大いに賞賛されるべきだ。

  • 渦中の女性研究者のトイレにまで押しかけ、相手に怪我を負わせた強引な取材を恥じるべきだ。プライバシーの侵害も甚だしい。しかも白黒のはっきりしていないことを検証するがごとき内容だった。不適切な取材が明らかになった時点で、放送を保留すべきであった。

【番組全般・その他】

  • 30時間以上不眠不休の出演者に、高温の舞台で45分ほど激しいダンスをさせた。そこまではまだウリの一つだからとも言えるが、疲労困憊の状態で歩かせるなど全体的に演出が行き過ぎていた。明らかに熱中症で意識が朦朧としている出演者にまともな水分補給をさせず、このような行動を強いるのは如何なものか。

  • 市長を出演させ、一方的に特定の政策を応援するかのような放送だった。この番組は、以前から特定の新聞社や特定の政党を一方的に、中傷といってもよい言葉で罵倒する放送を行ってきた。局としてはあくまで「バラエティー番組」扱いのようだが、内容が時事問題を扱っている以上は、報道の中立性というものを意識し公平な番組作りに留意すべきだろう。以前の司会者が健在だったころは、バランスの取れた企画内容とコメンテーター陣だったが、最近は特に、偏りが目立つ。視聴率ほしさで、主張を先鋭化させているのではないのか。

  • 女性タレントがニューヨークに行き、現地で出されるクイズに答えるという内容だった。クイズが不正解だと顔面に向けて生クリームのような白いクリームが飛んでくる仕組みだ。何度も不正解を出して、顔面にクリームが飛んでいた。最後にはサプライズで誘拐されて、とある場所で顔面にクリームが飛んだ。演出方法に問題があることと、食べ物を粗末にしているので、不快に思った。

  • 最近のバラエティー番組を見ていると、一部の出演者の言葉遣いが悪く、「マジで?」や「超半端ねえ」「激やば」「まいうー」などの若者言葉丸出しだ。また、「うざい」「キモイ」「死ね」「ぶっ殺す」というような暴言を吐く芸人も少なからずいる。日本人のくせに正しい日本語が話せないとはどういうことか。見ている方が恥ずかしい。近頃の芸人は何故まともに正しい日本語が話せないのか。正しい日本語を一から教え込む必要があるのではないか。

  • 出演者が問題で回答ミスをした時の、他の出演者のヤジや罵声が不快だ。ちょっと答えを間違えたくらいで、そこまで言う必要があるのか。特に、あるお笑い芸人の2人は、出演者が問題でミスをするたびに、ヤジや人を馬鹿にするような発言をしており、言葉遣いも悪く不快になる。芸人とはいえ、言って良いことと悪いことの区別くらいつくはずだ。

  • 物語の舞台として想定された都市の地図が、アメリカのコミックの作中の地図に似ている。インターネットでは、「コラボだ」などの無責任な意見が出回っているが、番組サイドからの説明はまだない。他国の有名コンテンツを真似し、そのまま釈明もしないのは、子どもたちに誤った倫理観を植え付けることになる。

  • 男性タレントが全裸の仙人と一緒に素っ裸で生活するというものだったが、見ていて不愉快であった。全裸で、股の部分をパンツの絵で隠して放送していたが、露出狂まがいとしか受け止められず、気持ちが悪かった。このような内容を面白いと思って放送しているのなら大間違いだ。

  • 今は梅雨の時期なので天気が悪く不安定であることは誰でも分かっている。それをわざわざ毎日、気象予報士を呼んできて説明させている。そしてちょっとでも気象予報士の予報が外れると司会者がそれを吊し上げて笑いを誘う。見ていて気象予報士が気の毒になる。

  • 街頭インタビューで顔出しできない人の胸のアップを映していた。女性の場合、胸が目立つ人もいる。ただのインタビューといっても、胸をアップにしすぎて、それだけ映し出すことはいかがわしく見える。顔を映さないでインタビューをする時、いかがわしくみえる箇所だけ映して放送することはやめてほしい。

  • ドッキリ系の番組が増えてきて嬉しい。この種の番組は、「道徳心に欠ける」や「危険」などといった苦情が付きまとう。しかし、人を驚かせるということは良くも悪くも人間の本質的な快楽である。海外では、一般人の人生を変えてしまうほどのドッキリ番組もある。日本のドッキリは良心的で、純粋に楽しめる範囲におさまっている。どんどんこのような番組を制作し、新たな騙しのパターンも考案してほしい。

  • 番組タイトルと番組内容が全く違う。内容はサッカーをネタにした低俗なバラエティーであり、ハイライトをいつかやってくれると期待しているうちに番組は終了した。本日はW杯準決勝が行われた日であり、そのような日に思わせぶりなタイトルで視聴者を誘導する手法は如何なものか。

  • 番組HPには40代、50代からの視聴者の感想や意見も多く寄せられているが、放送で観客席を見ると、20代30代ばかりで、差別的な意図を感じる。人気番組でファンクラブの観覧募集に応募しても、20代30代ばかりを多く当選させ40代以上はことごとく落選させているという話もよく聞く。こういうことも差別ではないだろうか。高齢の視聴者を馬鹿にしている。

  • 北海道の飲酒運転者の悲惨なひき逃げ事件を報じた直後にウィスキーのCMが放送され唖然としました。まるで事件を煽っているような感じで、とても残念です。CM放送においてこのようなタイミングは許されるのでしょうか。

  • 酔った男性が番組制作者や出演者側の意向で、深夜にもかかわらず、奥さんに電話をさせられていた。寝ていた夫人は起こされて電話にイヤイヤ応答していたが、生活のペースというものがあり、気の毒に思った。ウチの家族はじめ、大勢の方は番組を喜んで見ているようなので、私のような意見はマイノリティーなのかもしれないが、このような細かいところに配慮が欠如しているマスコミの横柄さを感じる。

  • 毎年楽しみにプロ野球のオールスターゲームを観戦していますが、今年の中継には落胆した。1戦では放送の延長もせず、試合途中で打ち切った。2戦目では番組の延長はしたものの、延長終了時刻を明記せず、いきなり試合中継が終わるという無責任な放送だった。来年のオールスターでは選手と選手の真剣勝負が最後までじっくりと見られる中継を期待したい。

  • イギリス王室の話題の中で、コメンテーターが、女子アナに対し「まだ赤ちゃんいないのか」と言っていた。そのような個人的なことなど、テレビで聞くべきではない。ぞんざいな言い方も、視聴者としては不愉快だった。朝の番組くらい、爽やかな発言のできる出演者を選んでもらいたい。

【ラジオ】

  • 職場でラジオがかかっているので、毎日聞いている。パーソナリティーが9時や11時などの区切りの時間にマイクに向かって叫んでいるが、不快だ。ある日の放送ではワールドカップを想定した内容になっていて、パーソナリティーが何度も「ゴール」と絶叫を続け、仕事にもならないし、不快でストレスが溜まった。リスナーのことを考えて放送してほしい。パーソナリティーの感情のおもむくままにマイクで叫び続けられていたら、たまらない。

  • 司会があらゆるテレビ番組を批評するコーナーの中で、毎回最後にラジオのリスナーに意見の募集を告知するが、これまで一度も番組内でそれが読まれたことがない。本当に一通も来ていないのか、それとも来ているのに無視しているのか。もし後者なら募集する意味がない。なぜ読むつもりもないのに、意見を募集するのか。読む気が全くないのなら募集をやめるべきだ。

  • リポーターの女性が持参した納豆を食べ、残った藁づとで、リポーターが個人的な念を込めて藁人形を作っていた。WEBでアップされた写真には、リポーターの女性が額に鉢巻でロウソクを挟んだ姿が写っており、丑の刻参りをする様相そのものだった。このような行為は、一般的に呪殺的なものとして知れ渡っており、殺人などの実行行為ではないにしろ、犯罪的な行為を思わせる。また、そのような企画自体、極めて低俗で問題な上に、意義がわからない。番組の途中で、中継を挟み、メインパーソナリティーと進捗を確認する場面もあったが、メインパーソナリティーは、笑いながら行為を煽る感じで、とても気分が悪かった。

【CM】

  • "小さい男の子がやけどをするが、生命保険会社へ電話をして的確な指示を受けたことで、やけどの跡も残らなかった"というCMを見た。伝えたいことは理解できるが、映像もCMの作りもリアル過ぎる。同じような経験のある中学生の妹が、このCMを見て怖がっている。もう少しオブラートに包んだ作り方をしてもよいのではないか。

  • 車用ワックスのCMがあった。「1回塗ったら3年間無用」という。そこで、メーカーに電話をしたところ、「できれば半年に1回は塗ってほしい」と言われた。これは事実と反した過大広告にあたる。放送する以上CMの中身も精査してほしい。

  • 男女の電話のやり取りが、ストーカー犯罪を想起する。男性「僕の気持ちはもう分かっているよね?」、女性「あなたとは無理なの。聞いている?」のやり取りを繰り返している。このCMを見ると、ストーカー被害に遭っている女性を思い起こす。また、現在ストーカーを行っている男性が「自分だけではない」とストーカー行為を正当化しそうで、犯罪幇助に繋がるのではないか。危険で不愉快なCMだと感じる。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 佐世保市で起こった高校生殺害事件の報道で、被害者の殺害状況や凶器を詳細に伝える必要があるのか。あまりにも残酷な内容に、子どもがショックを受けている。何から何まですべてを報道すればいいというものではない。

【「性的表現」に関する意見】

  • 高校を舞台にしたドラマで、女子高生役が下着姿で監禁されるシーンがあった。ドラマとはいえ、青少年の視聴者が多いと思われる時間帯で許される演出ではないと考える。

  • 性表現や性にまつわる話が過激すぎる深夜帯のドラマがある。ドラマを放送している放送局は、独自の視点を持った素晴らしい番組を今まで多数生み出しているのに、なぜこのような番組を放送するのか、理解に苦しむ。小学生でも簡単に深夜番組を録画視聴できる時代であり、深夜帯だからといって過激な表現が許されるわけではない。

  • 夕方の放送にもかかわらず、必ず性的な話を盛り込もうとする情報番組がある。夏休み期間中でもあり、子どもたちが視聴してしまうことを危惧する。

  • 深夜帯のラジオを聴取したが、あまりにも卑猥な内容で驚いた。青少年が聴取している可能性を考慮し、内容を精査すべきだ。

  • 青少年に人気が高いアイドルグループが司会をする番組で、ゲスト出演者が自分の出演する舞台の告知をしていた。当該舞台はアダルトビデオの世界の裏側を取り上げたものであり、未成年者が多く視聴している番組での告知はふさわしくない。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • 子どもの登校前の時間帯に、不倫をテーマにしたドラマの番組宣伝があり、不快な思いをした。肉体関係を伴う不倫は民法上の不法行為であり、このような行為を当たり前のように放送することに憤りを感じる。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 岡山県倉敷市で発生した女児誘拐事件の被害者の写真と名前が、事件解決後にも報道されている。無事に親元に戻ったものの、誘拐事件ということもあり、女児は心無い好奇の目に晒されることが考えられる。必要のない情報は報道すべきではない。

2014年6月に視聴者から寄せられた意見

2014年6月に視聴者から寄せられた意見

集団的自衛権の問題に対し、論点を明らかにし、客観的かつ公平な報道をしてほしいといった意見。都議会の女性議員に対するセクハラまがいの野次の問題について、謝罪会見の議員を一方的に攻め立てていたが、もっと根本的なことを議論してほしいといった意見など。

2014年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,336件で、先月と比較して105件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、電話28%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性25%、不明4%で、世代別では30歳代26%、40歳代27%、20歳代17%、50歳代16%、60歳以上10%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は582件【43局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

先月に引き続き、集団的自衛権の問題を取り扱ったニュース番組に対して、多くの角度から論点を明らかにし、客観的かつ公平な報道をしてほしいといった意見が寄せられた。
都議会の女性議員に対するセクハラまがいの野次の問題について、謝罪会見に臨んだ議員を執拗に攻め立てていたが、もっと根本的なことを議論してほしいといった意見があった。
サッカーのワールドカップが開催されたが、放送が過剰すぎるといった意見や、あまり興味を示さない人たちを揶揄する番組企画に対し、批判の声などが寄せられた。
人気女子アイドルグループの選抜総選挙が行われたが、それを長時間生放送する事や、報道番組で扱うことに対し、疑義が呈された。
ラジオに関する意見は30件、CMについては51件あった。

青少年に関する意見

青少年委員会に寄せられた意見は142件で、前月より35件増加した。
今月は、「表現・演出」に関する意見が52件と最も多く、次に「性的表現」に関する意見が21件、「低俗・モラルに反する」との意見が17件、「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見が16件と続いた。
「表現・演出」に関する意見では、日曜日の昼間の時間帯に放送されている番組で、子どもたちが出演者の車に落書きなどをしたことに関する意見が目立った。「性的表現」に関する意見については、女性タレントの臀部を"お尻パーカッション"と称して叩いたシーンや、子ども向けアニメ番組のキャラクターの台詞について、複数の意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 集団的自衛権に反対するために全く関係のない湾岸戦争の特集をし、集団的自衛権を認めれば戦争に参加するのではないのかというニュアンスの放送をしている。これはあきらかに国民をミスリードする報道である。こんないい加減な報道を許していては、国民が正しい情報を知ることができない。

  • どの局も集団的自衛権行使の報道は、「今国会で決議する」や「公明党は難しいと言っている」と報じるばかりで、その詳細を説明する番組が少ない。マスコミは政府への批判精神を忘れず、国民の目線で報道してほしい。

  • 拉致問題を取り上げた。安倍首相が以前からこの問題に力を注いできたと強調していた。安倍政権を称えるような番組内容で、政権の危うさを指摘する人はいなかった。まさに偏向報道である。公正中立であるべき公共の放送にあってはならない。

  • 「ワールドカップ」が話題になり、各局で取り上げている。そのために、集団的自衛権についての放送が少ない。安倍総理は「日本の国民を守るために自衛隊が出ていく」と良いことばかり言っている。しかし相手国があるので、戦争になる可能性がある。集団的自衛権について、国民が良く理解できる番組をもっとテレビで放送してほしい。

  • 都議会にて女性議員に対し、セクハラととらえかねない野次を飛ばした議員の謝罪会見には違和感を覚えた。議員の一連の発言は許せないが、他の野次を飛ばした議員もいるはずで、当の議員だけを一方的に責め立てるのはいかがか。テレビは肝心の晩婚化、少子化問題をもっと大いに議論するべきだ。

  • 東京都議会での野次発言問題を各局で大きく取り上げている。議員がセクハラ発言をしたことが問題なのか、セクハラ発言自体が問題なのか分からないが、都議会でのセクハラ発言を問題視するならば、各局のバラエティー番組でのセクハラ発言も問題にするべきではないか。放送局と関係のないところで起きた事柄については大騒ぎするのに、放送絡みになると全く触れないのは、笑止千万だ。

  • 阪神・淡路大震災の時から、聴覚障害者・外国人に必要な情報が届かず困ったと言われているにもかかわらず、何の改善もされないのはなぜか。緊急災害時にはアナウンサーの隣に手話通訳者を、字幕テロップで英語をと、テレビ局に再三にわたり要求しているが、予算がない・瞬時に正確な英語放送を出来ない・手話ができる人材確保ができない等といった言い訳ばかりだ。阪神・淡路大震災の時点で官民一体で動いていれば、東日本の時には何人もの人命が救われていたはずだ。人の命に関わることを分かっていながら放置することは人災に他ならない。

  • 栃木の女子児童殺害事件について報道していたが、番組の構成に強い違和感を覚えた。在日外国人による犯罪は他にもあると思うのだが、容疑者が台湾出身であることを強調していた。ビデオの中で、容疑者が幼少期に書いた文集についても触れていたが、文字の書き間違いや誤用を指摘しており、不快だ。あたかも日本語が不自由だったので周囲から孤立していたかのような報道だった。

  • 新国立競技場の問題提起については非常に分りやすくて良かった。この問題については話題になっていたが、どこの局も詳細に報道しなかった。オリンピックの巨大利権に伴うスポンサーや広告代理店の意向を忖度していると思っていたが、この番組はそうでないことを示してくれた。オリンピックで東京が生まれ変わるような、光の面だけを報道することはいい加減にやめてもらいたい。

  • ワイドショーなどで、事件や事故を報じる際に流す音楽が気になる。殺人事件が起きたときは恐ろしさを増長させる音楽だ。音楽で事件の印象も操作される。現実に起こっていることは映画ではない。サウンドトラックはいらない。音楽で事件や事故に対する事実を装飾することはやめてほしい。

  • 記者会見で、質問者である記者の顔が映らないことが多いが、公の場で質問をしているのだから、記者の顔と名前、報道機関名、会社名は放送されるべきだ。また私見のような質問をすることも考えものだし、質問される側への失礼な攻撃的質問も多々見受けられる。責任ある言動が求められる。

  • 「日本企業が海外での防衛装備の展示会に初めて出典した」というニュースだったが、"防衛装備品の販売=死の商人"と言わんばかりの放送だった。取材に対して顔出しを拒んだ社員に対し、「(顔出しをしないのは)お父さんは武器を売っていると子どもが言われるからか」という趣旨の質問を記者がしていたが、まるで脅しではないのか。

  • サッカーワールドカップ日本戦のあとの渋谷スクランブル交差点でのサポーターの大騒ぎについてだが、公道上でのあのような行為は危険で迷惑な不法行為であるにもかかわらず、各社の報じ方を見ると、逆に騒ぎを助長しているのではないのか。幼稚な若者が騒ぎ立てることは仕方がない面もあるが、危険で迷惑な行為であることを伝えずに、煽るばかりの姿勢は極めて問題だ。万一大きな怪我や混乱が生じた場合、その責任は軽くない。

  • 脱法ハーブという呼び名は、何となく「法に触れていないのではないのか」という印象を与える。また、食品などに使われる安全なハーブと混同されてしまうので、ハーブを使う方々に嫌な思いをさせている。「依存性植物」や「幻覚性植物乾燥粉」など、何か違う言い方を考えてほしい。

【番組全般・その他】

  • ここ数日、「ワールドカップ開幕まであと○日」という内容が目立っている。ニュースでもトップで紹介し、番組表を見てもサッカー中継が多い。日本人が出ていない試合も生中継するようだ。これはやりすぎではないか。すべての国民がサッカーに興味があるわけではない。

  • サッカーワールドカップの話題ばかりで辟易する。特に、放映権を持っている局のワールドカップへの肩入れは呆れるほどだ。情報番組・報道番組までも総動員してワールドカップというコンテンツの番宣をし、視聴率を稼ぎたいという欲望が透け見える。大会前は予選リーグを「全勝できる」と言い、初戦を負けると「ギリシャには勝てる」などと、無理矢理に大会を盛り上げている。

  • 「サッカーワールドカップ」で盛り上がる日本列島を特集していたが、その中でサッカーを見ずに趣味や習い事などをしている人たちを取り上げて「なんでサッカー見ないんですか?」ときいていた。国民全体の関心が高い出来事であることは確かだが、全員が全員サッカーに興味があるわけではない。なんだか"サッカー中継を見ていない=変わった人、おかしい人"とでも決めつけるようで、心地のいい特集ではなかった。

  • 番組表でのタイトルは「直前スペシャル」となっているが、他の番組内の番宣では、5時50分からギリシャ戦の放送が始まるようにアナウンスしていた。それでは6時から試合開始と勘違いする人がいる。私はその一人である。5時50分からは「直前スペシャル」であることをもっと明示するべきだ。試合だけを見たい視聴者に勘違いさせる表現は控えるべきだ。スポーツ番組全般での改善を要望する。

  • 人気女性アイドルグループの選抜総選挙やメンバーの卒業式などを地上波で放送することはいかがなものか。有料放送であれば視聴者の選択になるが、地上波で無理やりに見せられることは不愉快だ。世の中の人すべてがグループのファンではない。また先月、メンバーの襲撃事件が繰り返し放送された。その影響で別のアイドルグループのイベントが中止になった。しかし、どの局もそのことは取り上げない。人気女子アイドルグループ中心の放送は明らかに度を越えている。

  • 報道番組でありながら、人気女性アイドルグループのことを、他の事柄と同様な扱いにしていることに違和感を覚える。「集団的自衛権」や「環太平洋パートナーシップ」、「住民税の増税」のことが気がかりでテレビを見ているのに、やたらと芸能的なことをキャスターやアナウンサーがあれこれ言うことに嫌悪感を覚える。硬派な報道番組であってほしい。

  • 元サッカー選手をコメンテーターとして座らせ、どう考えても専門外の憲法とか安全保障のコメントをさせているが、単なる素人発言であり見るに耐えない。視聴者をバカにしているし、元サッカー選手も気の毒だ。

  • 日本の人口減少問題で、移民の受け入れについて言及していた。オーストラリアの移民政策を例示し、成功したと言っていたが、移民のメリットのみを伝えデメリットを一切伝えていない。欧州各国では、移民受け入れによる急激な犯罪の増加や治安の悪化、貧富の差の拡大等が発生しており、政策は失敗であったとも言われている。このような負の部分を放送しないことに疑問を感じる。できるだけ多くの角度から論点を明らかにすべきではないか。

  • 「レンタル彼女」が大きく取り扱われていた。今週は「レンタル彼氏」も登場した。人間を商品に見立ててレンタルと呼ぶことは、極めて非人間的で差別的だ。また、「レンタル彼女」という言葉は、女性を性の商品として扱うことを示唆する。刺激的であり、悪影響が大きいことは明らかだ。

  • 番組出演者の出ているドラマの宣伝を無理やり入れている情報番組が目立つ。解説者等にも失礼だし、番組出演者にも良いイメージを与えない。宣伝はその番組のエンディングで流せば良いことだ。他の番組や出版物の宣伝を無理やり入れたところで、見ない人は見ない。不愉快になるばかりではなく、スポンサーにも失礼だ。

  • この番組では「気象」について取り上げる際、模型を使いながら解説している。視聴者へ"わかりやすく解説しよう"という姿勢は評価できる。しかしそれも状況次第だ。今、四国や九州では、大雨のために避難する深刻な事態になっている。このような時に、おもちゃのようなパネルが「動いた、動かない」と、出演者皆ではしゃぎながら番組を進めることは、不謹慎ではないのか。

  • カウンセリングの権威と称される人が、病院で"前世療法"なるものを行っていた。その患者は、驚くべきことに前世の記憶が蘇り、「前世の名を名乗り、エジプト人男性だ」と語っていた。日本の医療現場でそのようなことが行われていること自体が驚きだが、あれは本当なのか。そもそも、前世などというものがあるなど、何の根拠もないことではないのか。

  • バラエティー番組に対しての風当たりが強すぎる。ごく一部のクレームで、純粋にバラエティー番組を見たい人はテレビをつまらなく感じている。自分たちの教育不足から目を背けている親が「罰ゲーム等で起きたことがイジメや虐待につながる」とテレビのせいにしている。悪い意見がちょっとでもあれば謝罪や放送中止となるのでは、番組を楽しみにしているファンとしてはたまらない。ビビらないで面白い番組を制作し、放送してほしい。

  • 頑張っている人やその道のプロに対する芸能人の接し方が目に余る。そもそも己の芸が中途半端でありながら、「芸人」と名乗る輩どもに何が言えるというのか。謙虚な姿勢がまるでなく、他人様に意見するなどもってのほかだ。昔のようにインタビューでその人の魅力を引き出すことができる人が少なくなった。チャラチャラと現場に土足で踏み込む暇があったら、己の技量を磨けと声を大にして言いたい。

  • タレントと番組ディレクターが、あるスポーツバーに行き「W杯で日本が勝ったら」と言っていた。その際ディレクターは"妻と離婚"という条件を出し、離婚届にサインまでしていた。ふざけた話だ。更に「スポーツバーはナンパし放題、新しい妻がすぐにみつかる。離婚、離婚」等と笑っていた。私は500人規模のサッカーサポーターの団体に所属している。私達の団体では、他人に迷惑をかけるような行為は慎むよう声を掛け合い、真面目に日本代表を応援している。この番組のように軽く取り上げられては不愉快だ。

  • 関西の女性に対する差別的な内容だった。十把一からげに関西女性についてタレントが口々に悪口を言っており、偏見でしかない。女性差別が問題になっている昨今、テレビ番組での女性差別をやめるべきだ。ましてや女性タレントが嬉々として関西女性への悪口を繰り広げる様は異常でしかない。また関西女(かんさいおんな)という表現も気になった。関西女性ではないのか。

  • 元警察官が数名出演し、実際に経験した事例などを面白おかしく語っていた。そのエピソードの中で、"管轄の境界線を流れる川に水死体が流れてきた場合、所轄の仕事を減らすために遺体が他の管轄に流れていくよう棒を使って川の流れを操作した"というものがあった。番組を盛り上げようという演出の可能性もあるが、本当の話であれば警察官の職業倫理に抵触するような行為である。この遺体のご遺族の気持ちを考えるととても許される内容ではない。まるでご遺体がモノ扱いである。不愉快極まりない。

【ラジオ】

  • 「おもしろ外国人」と称して、キャスターが変なアクセントをつけて外国人の不十分な日本語をまねをして笑っている。また、そのような事例の紹介を視聴者から募集している。たとえ外国人であっても、しゃべる言葉が変だからといって笑いの対象にすることは、如何なものか。

  • ゲストの歌手が、ダメ夫大賞の企画で、「奥さんのタンス預金をギャンブルに注ぎ込み使い果たしたこと」を自慢げに話し、笑いながら「女房の金は俺の物」と発言した。"女房の金は俺の物"はDVの一種だと感じる。世間一般に誤解を招く放送だ。

【CM】

  • 携帯電話会社のCMだが、他社を意識し過ぎた内容にうんざりする。また攻撃的な文言が目立つ。あまりにも対抗心むき出しのCMは如何なものか。またここ最近のCMは、商品名やキャッチフレーズを何度も繰り返し流して、うるさい。商品の良さをアピールする方法は他にもあるのではないか。

  • 美容外科のCMが目につく。また"ビフォーアフター"を見せては、テロップ等で「必ずしも効果を補償するものではありません」としながらも、結局は宣伝している。放送各局は公共の電波を使っていることにもっと留意するべきだ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 日曜日の昼間に放送されたバラエティー番組で、子どもに出演者の愛車に落書きをさせていた。出演者本人の了承は得ていないようであり、パワーハラスメントやいじめのように感じた。子どもがまねするおそれもあり、教育上よくない。

【「性的表現」に関する意見】

  • 海外の男性打楽器奏者が、露出度の高い下着を履いた女性タレントの臀部を"お尻パーカッション"と称して叩くシーンがあった。打楽器奏者は"芸術"であると主張していたが、とてもそうは見えない。子どもが視聴する時間帯の放送でもあり、配慮が必要であろう。また、女性蔑視、女性への暴力を肯定しているようにも感じる。

  • 子ども向けアニメ番組で、臀部を刀で刺されたキャラクターが喜ぶシーンがあった。ギャグ要素が盛り込まれている番組であることは理解しているが、今回のシーンは過激な下ネタであり不快だ。普段は家族一緒に楽しめる番組内容なので、極めて残念だ。

  • 深夜帯の放送ではあったが、出演者に女子中学生がいるにもかかわらず、番組内で放送したVTRで性的な発言があった。このようなVTRを少女に見せるべきではない。放送時間帯だけではなく、出演者の年齢も考えた番組構成にすべきではないか。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • 出演者に重い樽を壁越しに投げさせ、その樽が人にあたったかのように見せて、出演者の驚いた反応を見る、いわゆる"どっきり企画"があった。生死にかかわることを"楽しむ"かのような企画は、倫理上も子どもの教育上もよくない。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 日曜日午前の情報番組で、中国のテロに関する報道があり、人が車にはねられるシーンが何度も繰り返し放送されていた。ショッキングな映像であり、気分が悪くなった。子どもも見ている時間帯であり、配慮を求めたい。事前にショッキングな映像が流れる旨を表示してくれれば、チャンネルを変えることもできたと思う。

2014年5月に視聴者から寄せられた意見

2014年5月に視聴者から寄せられた意見

集団的自衛権の問題に対し、はじめから結論ありきで放送するのは如何なものか、報道番組は公平であるべきなどの意見。福島舞台の漫画の描写について、"風評被害を助長""真実に迫るべき"など様々な意見。

2014年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,231件で、先月と比較して28件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話25%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性26%、不明3%で、世代別では30歳代27%、40歳代27%、20歳代17%、50歳代 16%、60歳以上9%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は559件【44局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、16件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

集団的自衛権の問題を取り扱ったニュース番組に対し、はじめから結論ありきで放送するのは如何なものか、是々非々の報道をしてほしいといった意見などが寄せられた。
福島を舞台にした漫画の描写について報じていたが、漫画同様に風評被害を助長するものだといった意見や、マスコミはこれを契機に真実に迫るべきだといった様々な声が寄せられた。
一般人である女性研究者をパロディーにしようとした番組予告や、笑いのネタにしたバラエティー番組に対して、人権を無視したものだといった多くの批判意見があった。
ラジオに関する意見は42件、CMについては63件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は107件で、前月より17件減少した。
今月は、「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見が22件、次いで「低俗・モラルに反する」との意見が21件、「性的表現」に関する意見が16件と続いた。
「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見では、21時台に放送されているドラマの残虐なシーンや、「世紀の瞬間」を取り扱った番組での遺体映像について、配慮を求める声が複数寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 各局で、安倍総理の集団的自衛権についての記者会見を放送していた。新聞各社ではこの件について「危険だ」という論調で批判している。しかし、民放各局ではこの件について、問題提起する番組が少ない。安倍政権を支持し、集団的自衛権に賛成している人もいるだろうが、反対している人も多いと思う。公共の放送として、国民に集団自衛権に危険な内容もあることを問題提起するべきではないか。

  • 集団的自衛権については賛否両論あるはずだが、キャスターと専門家両方が集団的自衛権反対の意見や政府批判を一方的に述べ、賛成派や保守派の意見は紹介しようとしなかった。主観的で結論ありきの偏向報道になっている。報道番組は公平であるべきはずだ。

  • マンガ本の福島の放射線被害についての報道だったが、「鼻血と放射線との関係性は全く存在しない」との結論に帰結するかのような内容であった。しかし果たして、十分に多角的な調査に基づいたものだったのだろうか。御用報道でないと自信をもっていえるのかどうか、問い質したい。

  • 漫画本をめぐるタレントの発言ですが、「漫画は作品で、その作品を作っているのは作者なので、作者が何を言おうが問題ない」と言っているが、その作品において風評被害を受けた福島県についての配慮が著しく欠けている一方的な意見でしかない。撤回と謝罪を強く希望する。

  • 漫画の描写に批判が出ていることを番組で取り上げた。全体として番組自体がこの漫画を応援しているかのような印象だった。低線量被ばくの影響や人々の不安な気持ちを考えるきっかけにしたい、との発言もあった。しかし、「この漫画は福島への風評被害、偏見を助長するものである」という多くの批判も出ている。漫画の内容を肯定するかのような放送は慎むべきだ。

  • "東京電力福島第一原発を訪れた主人公が鼻血を出す"などの描写が問題視された漫画について、各局ともワイドショー等で「このような漫画は良くない」等と批判をしていた。これにより件の漫画は休載に追い込まれてしまった。勇気をもって「福島の放射能汚染」に言及した作者の思いが踏みにじられたということだ。各放送局は、本当に福島が安全だと言い切れるのか、疑問に感じる。

  • サッカー中継の放送中に大きな地震があり、都内では震度5弱だった。他局では地震速報に切り替えて放送をしていた。しかしこの局はサッカー中継のまま、テロップで震度を示しただけだった。震災時の教訓が生かされていない。大きな地震の時ですら庶民の感覚と大きく異なるテレビ局に存在意義はあるのか。

  • 地震のニュースで、わざわざ路上で生中継をおこなう理由が分からない。最大震度は5弱である。騒ぎすぎである。電車が何分遅れなどの報道は東京ローカルのニュースとして放送するべきだ。東京の話題を大きく報道することに他の地方の人々は腹が立っている。なぜなら、他の地方では同じような災害が起ころうが、東京のように詳しく報道しないからだ。

  • 刑事事件の被疑者などに対する取材や報道の仕方が腑に落ちない。被疑者であっても人間であり関係者や家族がいる。一定の人権が保障されるべきである。何でも根掘り葉掘り調べ上げ報道すれば良いというものではない。最近の報道番組は異常に思える。過熱報道は冤罪を作り出す可能性がある。プライバシーよりも知る権利が優先されるのか。もっと報道のあり方を慎重に考えた方が良い。

  • ストーカー絡みの殺人事件があったが、またしても警察批判に偏った報道をしている。犯人に関する情報よりも警察の対応について論じているばかりで、見ていて不快だ。以前の三鷹の事件の時も警察批判に終始していたが、こういった事件を警察批判の道具に使うことは最低だ。公務員(警察や教師など)に何かあれば鬼の首を取ったように批判する報道が多いが、報道関係者が起こした事件などは殆ど取り上げない。

  • かなり前から気になっているが、ここ数年は各局ともニュースで事件現場の血痕を平気で放送している。被害者とその家族の心情はまるで無視されている。無関係な人が見ても気分が悪くなるし、子どもの教育にもよくない。事件が起きた場所を伝えることが目的の映像に「血痕」の必要はない。昔はこのような映像はなかったと思う。改善されることを強く希望する。

  • 韓国旅客船が沈没していから1カ月経つが、毎日放送している。まだ行方不明の方もいるが、日本の事故でもないのに報道しすぎではないか。このままでは、年末まで放送するのではないかと思われる勢いだ。この話題に関してもうやめてもいい時期ではないのか。

  • 札幌市の連続爆破事件は、直接証拠もないとされ、逮捕された主婦は否認していると報道されている。それにもかかわらず、逮捕の主婦についてまるで犯人扱いしていた。あたかも真犯人であるかのように皆が話すと、聞いている方も犯人だと思ってしまう。この番組はニュースも扱うのにふざけたリポートはするし、いい加減だ。公共の電波を使ってこんな放送をしていいのか。

  • ニュース等で"節電"や"原発反対"と言いながら、放送局は電気を無駄に使っている。例えばBSで一晩中ショッピング番組を放送しているが、深夜の放送は止めて節電してほしい。局はニュースで放送していることと、実際やっていることが違い過ぎて、不愉快だ。

  • 先日、サッカー日本代表のメンバー発表の記者会見が生放送された。ある局以外全てのテレビ局が放送していたが、おかしい。みんながサッカーに興味があるわけではないし、全てのテレビ局が放送するほどの話題でもない。サッカーだけ特別扱いされている気がする。

  • サッカーの日本代表が決まったニュースを取り上げているが、スポーツという取り上げ方ではない。スポーツ選手はアイドルではない。写真を街行く人に見せて、「かっこいい」や「結婚相手は」などのインタビューは全く試合には関係ないし、選手に失礼である。スポーツ選手をバラエティーアイドルのような扱いをすることはスポーツに対する侮辱である。まして、団体スポーツは選手個人の技量もあるが、戦術上どういうフォーメンションかなどが重要である。そのようなことには触れないか、触れても言い訳程度だ。きちんとスポーツはスポーツとして、競技として放送するべきだ。

  • Internet Explorerの脆弱性に関する注意喚起があった。テロップに「エクスプローラー」と誤った略称を使ったり、あたかも全ての環境でIE以外のブラウザーを使わなければならない状況であると誤認させるような報道が散見された。マイクロソフトの公表した対策が少し難解であったことも一因となった可能性はあるが、結果的に視聴者の恐怖心を無用にあおるだけとなっていたのではないか。注意喚起を行うことはごもっともなことだが、冷静さを欠いてはいけない。

  • ニュースやワイドショーで、政治家の発言を紹介することがある。その際に、「某自民党関係者」や「元○○議員」などと、発言者が特定できないようにしているが、なぜ名前を明かさないのか。また、どのような場面で、どのような話の流れでその発言があったかも知らされない。発言者も番組コメンテーターも、自身の発言に責任を持ってもらうために、誰の発言かをぜひ公表してほしい。

  • 憲法改正をテーマに出演者の持論を展開しているが、殆どが改正には反対の立場で意見を述べている。世論を意図的に誘導しようとする意図を感じる。ある事柄について議論をする場合、とくに意見が別れる場合には、その両方の意見を持つ人間をゲストやコメンテーターとして出演させなければならないはずだ。また自国の安全保障を他国に委ねている現状を無視し、戦争放棄は世界に誇るものだと、偽善的で非現実的な主張はもう通用しないことを真摯に考えてほしい。

  • 各局とも、朝から芸能人の薬物所持逮捕を取り上げている。しかも、わざわざ誰も出て来ない自宅前からの中継や何年も会っていないような学生時代の友人のインタビューなど、どうでもいいような内容まで放送している。現在、日本では国民が知るべき問題が山積みである。芸能人の薬物所持問題など騒ぐほどのことではない。今、テレビは何を報道するべきか、冷静に考えて頂きたい。

  • メディアにとって、芸能人・音楽関係者が起こす犯罪は、例えそれが重大な事件であっても全て微罪の範囲なのか。今回の容疑者の覚醒剤事件は、容疑を否認しているものの、尿検査から陽性反応も出ている。最近は、芸能界に限らず、覚醒剤など薬物所持で検挙される人物の中には教師など、本来、子ども達に尊敬されるべき人間も多く含まれている。それと今回の事件もそうだが、芸能人が罪を犯した時、罪よりも当事者の経歴ばかりを放送し、亡くなった著名人と同等の報道をすることは控えるべきではないのか。

  • PC遠隔操作事件のコーナーで、被告を取り上げた際、ナレーションで「(偽装メールが発覚したのは)オウンゴールのような失策」、文字スーパーで「自ら招いた失策」としていた。偽装メールがばれて被告の犯罪がわかったことは、真実がわかり良かったことだ。「失策」とすることは、被告側に立っていると言わざるを得ない。

  • 中国で起きた事件を取り上げていた。小学校に刃物を持った男が押し入り、子ども達を切りつけている映像が流れた。中国の社会情勢を知らせたいのだろうが、このような恐ろしい映像を流す意味が解らない。事件があったことを知らせるだけで十分である。行き過ぎた報道に不快感を覚えた。

  • 人気アイドルグループの握手会でメンバーが切りつけられたが、犯人だけを悪者にし、事件を終わりにしてはいけない。諸悪の根源は、CDの付録に「握手券」や「投票券」を付けて、ファンを煽る「商法」にある。「会いに行けるアイドル」と謳うなら、煽られたファンが興奮しても仕方がない。徹底されていなかった手荷物検査やスタッフの未熟さ、何より「デート商法」を問題にするべきだ。

  • 人気アイドルグループの襲撃事件について、犯人が「だれでもよかった」と話していたと報じた直後、握手会はCDに封入された握手券を買えば参加でき、それを目当てに1人で何枚も同じCDを買うファンが少なくないことを放送し、あるファンの家を取材していた。大量に買われたCD入りの段ボールが部屋に山積みにされている様子が映されていたが、違和感を覚えた。今回のような無差別的傷害事件と、一部の異常な買い方をしているファンと何の関係があるのか。熱狂的なファンが起こした事件と受け取られかねない。そもそも犯人はファンですらない可能性もある。また今回の事件と結び付けて、まったく別問題であるCDの売り方そのものの印象を悪くさせているかのようだった。肝心の犯人についての情報はあっさりしていた。問題の本質が見えない歪んだ報道だった。

  • 人気アイドルグループの握手会の事件について、加害者の母親への取材があったが、行きすぎている。実家に押しかけ加害者家族を報じる必要性はどこにあるのか。本件に限らず、成人している加害者の家族に対してよく取材しているが、地元の人間には分かるし、ネットが発達した時代だから、映像や音声を加工したところでそれほど効果はない。にもかかわらず報道で加害者家族を取り上げ、晒すことに何の意味があるのだろう。加害者家族は時に自殺にまで追い込まれるほどの社会的制裁を受けるが、テレビ局はそれを煽り立てているように思う。正義を振りかざし加害者家族を責める番組も少なくない。被害者家族は当然のこと、加害者家族を含めた家族報道のあり方を検討していただきたい。

【番組全般・その他】

  • STAP細胞騒動をパロディー化したものを放送した。女性研究者は権力者だろうか。芸能人だろうか。犯罪者だろうか。そういう立場にない人をパロディーの素材として扱って良いのか。彼女は自分の所属する機関から「不正認定」をされてしまい、そのことに対して不服申し立てをしている最中であり、科学コミュニティーという閉鎖社会で孤立無援の弱い立場にある。立場の弱い者を笑いにしていいのか。そんな人を嘲り笑う構造はイジメそのものだ。意識の低いタレントは仕方ないにしても、その「悪ふざけ」をそのまま番組として制作するスタッフの知性のなさには呆れるばかりだ。テレビでは何でもありなのか。

  • テレビ局の公式サイトに「○○さんが緊急会見涙目で、○○はあります」との一文が掲載された。4月の記者会見で涙を見せながら「細胞はあります!」と断言した女性研究者のパロディーとみられ、芸能人でもない人の名前に"アホ"を付けて全国放送で晒し者にしようとした。多数の批判が寄せられたようで、「○○さん」の部分が「渦中の女性」に修正された。だが、ネット上にはコピー画像が出回っていて、確認できる状態だ。バラエティーなら何でも許されると考えているのか。

  • 視聴者のツイッターとの連動が売りのようだが、ツイッターのコメントがひどい。なかには評論家気取りの無責任で上から目線の素人意見や、出演者の服装・髪型に関する、おおよそニュースとは関係のない意味不明なツイートなどもある。日々のニュースに真剣に向き合おうとしているのか、はなはだ疑問なものが垂れ流されている。幼稚なネットユーザーが増えた原因はこの番組ではないか。ツイートを選んで番組にアップするスタッフもスタッフだ。あんな誰が見てもくだらないと思われるものを垂れ流すくらいなら、募集しないほうがましだ。

  • 私は漁師で、命を賭けて海に出て魚を取っている。その魚たちも人間に命を与えてくれる。ところがこのコーナーはそんなことも知らずに料理方法を知らないギャルに調理をさせて、その調理ができないことをネタにして笑いを取っている。そしてその魚を捨てる。こんな番組を平気で放送する局の意図が分からない。私たち漁師や食料となっている魚たちのことを考えてほしい。

  • ドッキリ企画だった。3Dプリンターで人の驚き顔を作っておき、本人を特定の楽屋に呼び出し、それを突然目の前に出して、どちらの顔が面白いかを検証するというものだった。本人の承諾なしに顔を再現したことは問題だし、事務所に承諾を得ているのかもしれないが、人の顔を3Dで再現ということが気持ち悪い。番組は、これからもシリーズにするらしい。気持ち悪いと感じている人が多いと思う。止めてほしい。3Dプリンターは注目されているが、同時に問題も起きている。間違った使い方を推奨する例にもなると思うので、こんなコーナーは作るべきではない。

  • 絶叫マシンに乗せる企画があった。女芸人数名が挑戦する。そこに出演していた40歳代位の女芸人の絶叫の表情のことを「ババア」などと言って、馬鹿にしているので不快だった。最近は、女性お笑いタレントをエベレストに登山させようとする企画があったが、結局、企画中止に至ったようだ。視聴者として不安になった。命の危険が及ぶかもしれないものをタレントに無理に挑戦させることは、如何なものか。このようなバラエティーは止めるべきである。

  • 年金問題に対するネット上の意見として、ある著名なHPを転載したまとめサイトでのコメントを掲載していた。運営者によって望むように編集したサイトは、まとめてあって見やすい反面、都合のいい記事だけを抽出している。スレッド内の本当の意見や一部の人の意見を無視し、都合のいいレス内容だけを挙げ、時には部分的な切り取りにより、本当の意味と真逆な解釈をされる編集も見られる。ニュースで扱うのは、不適切ではないのか。

  • 生き物の研究という名目の番組のようですが、これは生物虐待ではないのか。アリの巣を立体化するとして、800度以上の高熱で溶かしたアルミをアリの巣に流し込んでいた。巣の入り口に小さな植木鉢を伏せて、巣に住んでいたアリを引越しさせたと断っているが、植木鉢の中に入っていたアリは数十匹程度しかおらず、まだ巣の周辺にも沢山のアリがうろうろしており、どう見ても全てのアリを巣から出したようには見えなかった。にもかかわらず、熱したアルミを巣に流し込み、焼き殺してしまうのはいかがなものか。その前には、アリを親しみやすい生き物として紹介しており、それだけにショッキングだった。番組のために生き物を無駄に殺し、偉業を達成したかのように盛り上げる内容に、うすら寒さを覚えた。

  • バラエティー番組で生活保護不正受給の芸人をなぜ使うのか。不愉快で笑えない。使わないでほしい。あの出来事は忘れようとしても忘れることが出来ない。真面目に働いている私たちを愚弄したからだ。放送局も毅然とした態度をとらないといけない。

  • バラエティー番組での罰ゲームで、苦い、酸っぱい飲料やいわゆる「ゲテモノ」といわれる食べ物を飲食させるシーンをよく見る。今までは嫌がったりする様子を面白く見ていたが、昨今の学校でのアレルギーに関する事故を見て笑えなくなった。アレルギー物質は多種多様で本人も気付いていないものも多い。テストをしているのかも知れないが、体の中に物質を入れるという罰ゲームは止めるべきだ。

  • 「出演者の持論を発表する」というコーナーで、"新潟出身の女性は○○"であるかのように取り上げていた。繁華街近くでそのような子に声をかけて平均人数などを出し、"新潟の女のはかなり遊んでいる"かのように伝えていた。放送が関西圏だけなので、悪質なやり方をしているのではないか。私も新潟出身だが全然遊んでいない。地元の友達も、とっかえひっかえ遊んでいる子はいない。もう明日から出身地を偽りたくなった。こんな放送をみんなが見ていると思うと悲しくなる。こんな悪質な番組は早くなくしてほしい。深夜だからといって、偏見を生むような番組作りは問題だ。

【ラジオ】

  • 童謡を流すコーナーだが、ある男性が出てきて、自分で作ったデタラメな内容の童謡を不真面目に歌い、茶化していた。童謡が児童の唱歌として歌われてきた時代の人間から言うと、不真面目にもほどがある。先人の作詞・作曲家に対する侮蔑としか思えない。このようにくだらない歌を作って笑いはやし立てることは不快で、放送局の品位を疑う。

  • 番組の内容が、パーソナリティーが好きな話題である相撲・ボクシングなどに偏りすぎだ。他の話題はできないのか。聞いていて「また?」「朝刊の話題をもっとできないのか?」といつも思う。

  • 何かと視聴者を煽る発言が多い。今日は「街には監視カメラがあふれている」と発言したが、防犯カメラの間違いではないか。監視カメラと防犯カメラとでは、全く受け取り方が違う。

  • 聴取者が投稿した「電車の中が"わきが"の臭いでくさかった」という内容を読み上げていた。パーソナリティーが「自分も経験ある。誰かは言えないけど」と言い、犯人捜しのようなことをして盛り上がっていた。"わきが"は遺伝体質によるもので疾患の一種だ。それを笑いのネタにすることはいかがなものか。

【CM】

  • 財布を作る会社を経営している。1週間位前から流れているCMについて抗議したい。このCMは、"携帯を使用することでお財布を使わなくなる"ことをテーマにしているようで、お財布をぞんざいに扱う内容になっている。我々、財布を作ることで生計を立てている人間にとって許しがたく、営業妨害と言っても過言ではない。

  • CMで白人のエキストラばかり登場する風潮が不快です。非白人の外国人はあまり雇わないので、一種の人種差別だと感じます。

  • SNSゲームのCMを多数見かけるが、美少女ものなどが多く、見ているほうはとても不快だ。子供への教育にも良くないと思うし、スマホ課金を助長しているように思える。

  • シリーズ化されているCMだが、父親が犬であったり、息子が黒人であったり、何だか日本人が馬鹿にされているようで気色悪い。穿った見方をすれば慰安婦問題と同様、このCMは日本を貶めるための謀略の一環ではないのだろうか。

青少年に関する意見

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 21時台のドラマでの暴力や殺人シーンの演出が過激すぎる。特に、子どもが殺人を犯すシーンは非常にショッキングである。青少年が見ることができる時間帯であることを踏まえ、更なる配慮をすべきではないか。

  • 世界の「世紀の瞬間」を伝える番組で、ルーマニアの小児エイズで亡くなった赤ちゃんの映像が画像処理なしで放送された。非常に鮮明な映像であり、ゴールデンタイムに子どもを含む家族で見ていて、大変驚いた。報道したいという姿勢は評価したいが、衝撃映像の前にはナレーションやテロップなどを用いて視聴者に案内して欲しい。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • 落語家が司会役の落語家に対して、死ぬことを期待しているかのようなネタで笑いをとることがある。これは毎回恒例のことであり、視聴者はこの程度のことは許容しているのかもしれない。しかしながら、数十年前、学校で「いじめ」問題が深刻化する先駆けとなった「お葬式ごっこ」を連想させる内容であり、子どもが真似ることも考えられる。笑いのネタにすることは控えて欲しい。

【「性的表現」に関する意見】

  • 夕方の情報番組で、出演者が男性器の呼称を具体的に発言していた。この番組は子どもが見ている時間帯に、出演者が平然と下ネタトークばかりしている。司会者もその会話をとがめることなく、下ネタに持っていこうとしている。深夜でもどうかと思うような内容を、子どもが見られる時間帯に放送するのはいかがなものか。

【「犯罪の助長」に関する意見】

  • 覚せい剤所持の疑いで有名歌手が逮捕されたが、同歌手を擁護しているように受け取られかねない放送が多いと感じる。「苦悩はわかる」などのコメントは、「苦しかったら薬に逃げてもいい」と受け取られかねない。覚せい剤使用は、芸能人だろうが一般人だろうが許していいことではない。視聴者の中には、「つらかったら覚せい剤をやってもいい」と勘違いする青少年が出てくる可能性もある。もっとしっかり、いけないことはいけないと言い切るべきだ。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 東京都が改正青少年育成条例に基づき、ある漫画本を不健全図書に指定し、当該漫画本が数日後から区分陳列の対象になる旨の報道があった。報道では、当該漫画本の表紙を映したり、内容を紹介していた。同報道を見て興味を持った小学生が、区分陳列される前に当該漫画本を購入し、他の子どもに見せていた。子どもも起きている時間帯のニュースで、不健全図書として指定されるような漫画本の詳細を報道する必要はない。報道するなら簡単な紹介だけでいいのではないか。

2014年4月に視聴者から寄せられた意見

2014年4月に視聴者から寄せられた意見

STAP細胞の研究者の記者会見があったが、真偽はともかく、現在のマスコミの取材状況が「メディアスクラム」ではないかなどの批判意見。消費税8%の事前報道が過熱し、いらぬ購買をあおった、などの意見。

2014年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,203件で、先月と比較して26件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール70%、電話28%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性69%、女性28%、不明3%で、世代別では30歳代27%、40歳代27%、20歳代16%、50歳代17%、60歳以上9%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は528件【53局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

消費税が5%から8%に引き上げられたが、事前の煽るような報道のせいで、いらぬ出費をさせられたなどといった声が寄せられた。
STAP細胞について当事者たちの記者会見が開かれたが、マスコミの無責任な報道姿勢に対し、批判意見が多く寄せられた。
韓国の旅客船の海難事故の報道に対して、日本人の犠牲者がいないのに、なぜ長い時間を割いて報道するのかといった声が寄せられた。
ラジオに関する意見は38件、CMについては47件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は124件で、前月より10件増加した。
今月は、「性的表現に関する意見」が27件、次いで「暴力・殺人・残虐シーンに関する意見」が15件、「低俗・モラルに反する意見」と「言葉に関する意見」がそれぞれ10件と続いた。
「性的表現に関する意見」では、中高生向けのラジオ番組で、パーソナリティーがリスナーに性的な経験を聞いたことに対し、未成年に興味本位で聞くべきことではないとの意見が複数寄せられている。
「暴力・殺人・残虐シーンに関する意見」では、高校生が主人公の漫画を原作とした映画について、暴力シーンが過剰であり、不良少年を美化しているとの意見があった。なお、同映画については、青少年の喫煙を助長するとの意見も寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 消費税が4月1日に8%になったばかりだが、あるタレントが他番組で「いいよ10%で」と発言したことから、来年は消費税が10%になる話になった。番組に同席していた出演者も10%になることを何だか肯定しているような雰囲気だった。生活に困っている我々は消費税の再度の値上げは阻止したい。庶民への配慮が感じられず、不愉快であった。

  • 消費税について様々なことが報道されているが、あまりの過熱報道のために、いらぬ出費をする人が大勢出た。食材やトイレットペーパーなど、以前の税率アップのときと大差のないような物まで買いあさる人もいた。消費税にかかわらず、食物が不作の時や異常気象などが起きると、必ずといって良い程マスコミは国民に不安を与えるような報道をするが、影響力を真摯に考えてほしい。

  • STAP細胞の報道がひどい。今日は本人の会見があったが、記者の上から目線の言葉遣いや涙を流したところで一斉にフラッシュをたくなど、見ていて吐き気がした。30歳前半の女性が一人で大勢の記者に囲まれ激しいフラッシュを浴びる。その上で上から目線や強い口調で言われて、どんなに心の負担になるだろうか。アナウンサーやテレビ出演者には嘘つき呼ばわりする人もいて、気分が悪い。視聴者から意見を募集しても、批判の意見しか読まないなど、平等ではない。

  • STAP細胞疑惑で現在、女性研究者が全マスコミの標的になっているが、マスク姿まで撮って、彼女を追い詰めることは如何なものなのだろうか。自殺のおそれもあるというのに、執拗に追いかけることは考えた方がいい。もともとマスコミがよく知らないで、大々的に報じ、そのせいで、渦中の人になってしまったのだ。虚偽・捏造があったのかどうか知らないが、いまの状況はまさに「メディアスクラム」ではないのだろうか。

  • 女性研究者の他者からの引用・盗作ということについて、中学校生の時に書いた読書感想文を「アニメの文から盗作した」などと決めつけたような報道があった。アニメの原作者のところまでいって「これは盗作ではないか」などと取材する。本題のSTAP論文の問題から大きく逸脱していて、女性研究者本人を中傷するネタを集めているようにしか思えなかった。

  • 韓国の客船事故が連日大きく報道されている。大変痛ましい出来事ではあるが、日本人が巻き込まれたわけでもない海外の事故である以上、ここまで時間を割く必要性があるとは思えない。海外のニュースならウクライナ情勢のような日本に影響するものを詳しく取り上げるべきだ。

  • 韓国の沈没した船のニュースを未だに取り上げている。番組の内容が野次馬根性的で不愉快だ。自国でこのような悲劇が起こらないためには、または、海外で事故に遭遇したときに自分の命をどのように守るか、そのことをテーマにしてほしい。興味本位や揚げ足取りではなく、悲劇を繰り返さないための教訓を学ぶ番組にしてほしい。事故が落ち着いてからの検証番組で十分だ。

  • 韓国で起きた旅客船沈没事件に関して、いまだ修学旅行生が数多く行方不明になっている。捜索によって見つかった修学旅行生の発見について「遺体が回収された」と報じたが、耳を疑った。「遺体が収容された」なら分かるが、人を「回収」などと聞いたのは初めてだ。事故そのものに対する悲しみと憤りが続く中で、「遺体を回収した」との伝え方が、更なる悲しみと憤りを生んだ。このような言葉の表現に問題を感じた。

  • 韓国船の沈没事故の報道では、船から見つかった水死体を男性キャスターが「ご遺体」と伝え、北海道のOL殺人事件の報道では、路上で発見された焼死体を女性キャスターが単に「遺体」と伝えた。「ご遺体」と「遺体」と、伝え方に差をつける理由は何なのか。

  • チリで起きた地震による津波の画像情報を流しているが、CMになると表示しない。注意警報を出すなら、スポンサーに配慮などせずにCM中も表記すべきではないか。また「10cmの津波」などといった表記が出ているが、私は津波を体験したことがないので、危険性を全く感じない。低い津波でも危険であるなら、それをきちんと伝えるべきではないか。

  • チリの大地震による津波注意報が発令され、日本地図のテロップを表示していたが、録画にとっては邪魔なものだ。データ放送を生かし、表示を消すことができる技術を取り入れてほしい。

  • 「国際司法裁判所が日本の調査捕鯨に中止命令」と判断したことを取り上げていた。この中で男性キャスターが「日本は(鯨を)年間何百頭も殺している」という発言をしていた。いくらなんでも「殺している」という言い方は不適切だ。情報番組の司会者として相応しい発言を心がけるべきだ。

  • 記者会見でのカメラのフラッシュなどで、映像が激しく点滅・変化することがある。NHKは画面を暗く処理して、きちんと対応ができているが、民放は各局とも一部の例外を除いて、相変わらずそのままの映像で、フラッシュ注意を促すテロップを出しているだけだ。画面を暗く処理することを義務付けるべきだ。

  • 四国遍路の巡礼者が利用する徳島県の休憩所に「大切な遍路道を守りましょう」と印字し、外国人排除を訴える紙が貼られていたという報道があった。四国八十八ケ所霊場会は「差別は許されない。ほかにも貼っているようであればやめさせたい」と話したとのこと。しかし、もともと韓国の人が、外国人が迷わないよう、矢印やイラストで道順を示すハングル語ステッカーを貼る活動をしたからで、貼り紙はこうした行為を中傷したためとみられる。無神経にハングルステッカーを貼りまくる行為も、問題ではないだろうか。是々非々の報道を期待したい。

  • 「憲法改正国民投票」また「憲法改正案」などの報道がされているが、この「改正」という言葉は、不適当なところや、不備な点を改めることであり、「改正」自体が正しいものであるとの印象を与えるものである。潜在的イメージを作り上げる「改正」という表現は避けるべきである。今回の国民投票は憲法を改正すべきか否かの判断が国民に委ねられている。それにもかかわらず、安易に「改正」という言葉を用いることは国民の判断を左右しかねないばかりか、マインドコントロールの危険性を孕んでいる。各報道機関は「改正」に代わって「変更」という言葉を使用するべきだ。言葉を慎重に選んでほしい。

  • 報道系の情報番組は現在、玉石混交状態だ。たとえば過激な発言を売りにする大阪の有名な番組は、出演者をはじめあまりに右翼的で、見るに堪えないし、そうかといえば先日のある番組では、メディアの使命として、政治の監視、視聴者に知らしめる役割、示唆する役割などをあげ、見ていて非常に役にたった。番組制作者にはこれからの日本のため、ぜひとも頑張ってほしい。

【番組全般・その他】

  • 過去に付き合っていた元彼がどのくらい危ないかを判定するという内容だった。女性タレントそれぞれがVTRに出演していた。過去の恋愛事情を持ち出してそれを公にさらして暴露する番組が多いが、これもまさにそうだった。タレントや芸人は芸を見せるのが本業だと思うが、最近は公に恥さらしするようなプライベートの切り売りが目立つ。業界内の暴露や個人のプライバシーを切り売りする放送は不快だ。

  • 「通勤途中の人に声をかけ、仕事場にお邪魔してよいか」という内容だった。通勤時間帯に会社に向かう方々に声掛け、場合によっては体をつかみ無理やりその場に引きとめていた。これから職場に向かう方々に対して失礼極まりない行為だし、その場でいきなり「仕事場におじゃましてよいか」とは、仕事を軽んじているような行動だと思う。私は専門職なので、この発言を聞いて、プロの仕事をナメているのではないかと思った。

  • 番組の放送時間の変更の理由が知りたいと思い、地元の系列局に問い合わせをした。しかし「編成上の問題ですから」と面倒くさそうに何度も繰り返すばかりで、何の回答にもなっていなかった。我々一般視聴者は"編成上"などと言われてもピンとこない。素人にもわかるように丁寧に説明してくれても良いのではないか。"売り言葉に買い言葉"で最終的には口論となってしまった。電話応対の仕方をもっと勉強するべきだ。

  • 最近のゴールデンタイムでは、別々の番組がひとつになる、いわゆる「合体スペシャル」がある。しかし、その多くが結局のところ、いつもの内容を別々でやっているので、単体の番組でもいいと思う。録画もしづらいし、本当に見たい番組が見られなくて迷惑だ。時間ごとに区切って、単体番組として放送してほしい。

  • 深夜のバラエティー番組で、美女と不細工な女性の対決をやっていたが、不快だった。バーでは、美女は可愛らしいカクテルを作ってもらっていたが、不細工な女性は見た目も悪く、名前も悪意のあるカクテルをバーテンダーが出していた。出演者は笑いながら見ていたが、容姿を笑いにするなんて、やっていいわけがない。最近のバラエティー番組の容姿差別は目に余る。

  • 番組のメイン出演者がホームレスと思われる人を指さして大笑いしていた。その人自身は、モザイクによって隠されていたが、話の内容からおそらくホームレスがゴミ箱か何かを漁っていたのだろう。高額の収入を得ている人間が、社会的弱者を見て大笑いしていたのだとすれば、これほどの偏見はない。

  • パネルボードを読みながら説明したり、新聞記事の部分を隠して剥がしながら読んでいく方法がある。隠すことによってその部分に興味を集中させたいのだろうが、隠す部分が多すぎてかえってわかりにくい。読みながら剥がしていくなら、隠さない方が理解しやすい。

  • ネット上の面白動画を紹介するテレビ番組だが、他人が作ったものを流すだけで、放送する理由がよく分からない。ただのハプニング映像で画質が悪い場合も多い。なぜ、工夫もなにもないインターネットで拾ってきただけの動画を見なければならないのか。

  • 最近のゴールデンタイムに放送されているバラエティー番組は芸人がツルんでバカ騒ぎしているだけの内容のないものが多いが、この番組は様々な物を作る職人に密着したり、我々が知っているようで、じつは意外に知られていない、外国で使われている日本にまつわる物などを取り上げており、大変良いと思った。どれも大変良いと思うが、特に気に入っている内容は、半年ほど前に放送されたものだ。外国からの取材班に密着するという特集は、外国人の視点で各地を回ることで、日本の良さを改めて再発見させてくれる。この特集はどうやら不定期の放送らしいが、是非とも続編の放送を期待したい。

  • 「霊園での花見の禁止はやりすぎ」という論調で取り上げていた。しかしおかしいのは霊園内で花見という名の飲酒・飲食の方ではないだろうか。しかも近距離には有名な花見の名所がある。このような見解とはあきれた。しかも安易に来年の宴会再開を強要するような締め方をしていた。ゆっくり永住の地で魂を休めている先人の眠る墓所で、飲酒飲食をしたいと考える浅はかさを責めるべきではないか。

  • 音信不通になった子を探してほしいと親が番組に依頼して、親子の再会を企画する内容だった。しかし、親と絶縁したことによって平穏を得られ、子が新しい人生を歩んでいることもある。決心した子にとって、親に自分を探されているということ自体が脅迫になる可能性もある。それほど、家庭内暴力の親が子に与える心理的破壊力は甚大であり、それについて親が反省の意を示したとしても時間は巻き戻せないし、恐怖は時間では癒せない。私自身は被虐待児ではないが、親の支配から必死に逃がれた人たちを知っている。彼らの平穏を破らないでほしい。

  • 3年前の流行というテーマの回で、東日本大震災を「懐かしく感じる」か、それとも「最近のこと」と感じるか、二者選択のアンケートを実地していた。これは公式ホームページで確認できる。凄惨だった震災を「懐かしく」感じるとはどういうことか。アンケート対象者である中高生が疑問に思わなかったことも不思議だが、それ以上に番組スタッフが、なぜこのような馬鹿げたことに気付かなかったのか不思議でならない。

【ラジオ】

  • 今日のテーマは「密かにあだ名を付けていた、あの人のお話し」だった。男性パーソナリティーが学生時代の話として、「同じクラスにいた女性の○○さんは"個性的な顔立ち"で、"ミックスピザのような顔"、サラミが目で・・、だから、本人に内緒のあだ名は『ピザ』だった」と実名を出していた。公共のラジオで個人名を出すことは問題ではないか。もしも本人が聞いていたら、自分のことであることに気付くだろうし、また、ネット時代なのだから、すぐに本人を探し出すことができる。

  • ヤンキーの話題から、女性パーソナリティー(シンガーソングライター)が「ヤンキーが好みで、A型かO型のヤンキーが良い」と、ヤンキーを持ち上げる発言と血液型差別とも受け取れる発言をした。放送終了間際までヤンキーの話題で引っ張り、ヤンキーを美化する発言が目立った。不快に感じる人もいるだろうし、影響力のあるパーソナリティーがヤンキーを持ち上げる発言をすることは如何なものか。

【CM】

  • CMで、若い男女がキスをする場面が昼夜構わず流されるのは不快だ。町中でカップルがキスをしていることも余り良いものではないが、テレビで次々と若いカップルがキスをすることを見せられて気持ちが悪い。やめてほしい。

  • ネットスラングの「w」を乱用してある文章が出てくるが、不愉快極まりない。しかも、若者言葉丸出しで鬱陶しい。気持ちが悪い。一刻も早く放送中止にしてほしい。

青少年に関する意見

【性的表現に関する意見】

  • 夕方に小学生の子どもとテレビを見ていたところ、新番組の"番組宣伝スポット"があり、出演者の性的な発言がテロップ付きで放送された。番組であれば、注意して見ないようにすることも可能だが、"番組宣伝スポット"はそうはいかない。子どもの目に触れる時間帯にふさわしい内容かどうか、精査してから放送すべきである。

  • 中高生向けのラジオ番組で、パーソナリティーが未成年者に対して、興味本位と思われる性的な質問をしていた。未成年者への質問としては不適切であり、不快である。

【飲酒・喫煙に関する意見】

  • 春休み期間の昼帯の生放送番組に、司会者が二日酔いだと公言したうえで出演し、反省する様子もなく、開き直りととらえられるような発言を繰り返していた。一般社会ではこのような状態で仕事をすることは許されない。子どもが見ている可能性があるにも関わらず、このような放送を行うのは無神経だ。

  • 高校生が主人公の映画で、不良学生が制服姿でタバコを吸うシーンがあった。未成年者がタバコを吸うきっかけになりかねないので、放送にあたっては配慮してほしい。

【言葉に関する意見】

  • バラエティー番組で、お笑いタレントの薄毛をテロップでからかうシーンがあった。人の容姿を"笑い"のネタにすべきではない。

【危険行為に関する意見】

  • 工場で完成した新幹線を車両基地まで輸送する作業を紹介するシーンで、車道で鉄道写真を撮っている人を取材・紹介していた。車道での撮影は交通事故の危険性が高い。子どもが真似しないよう、安全な場所で撮影をしている人だけを取材・紹介してほしい。

  • 子ども向けの番組で、ドライアイスを使用して飛翔能力を高めたペットボトルロケットを作成していた。ドライアイスの使用は危険を伴うので、子どもたちにも危険性が伝わるよう、もっと注意文言を分かりやすく表示すべきだ。

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • スクープ映像を紹介する番組で、死体などについてはモザイクがかけられていたものの、大量の血痕などの過激な映像はそのまま使用されていた。子どもが視聴する時間帯での放送であり、さらなる配慮を求めたい。

2014年3月に視聴者から寄せられた意見

2014年3月に視聴者から寄せられた意見

画期的な発見と大騒ぎしたSTAP細胞について、一転非難するメディアの姿勢が無責任、との批難の意見。ソチのパラリンピックの放送時間が少なすぎる、せめて日本人選手が出場する競技ぐらい中継してほしい、との意見など。

2014年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,177件で、先月と比較して366件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話24%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性71%、女性25%、不明4%で、世代別では30歳代27%、40歳代25%、20歳代16%、50歳代18%、60歳以上10%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は496件【49局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東日本大震災からまる3年がたつが、そうした節目のときは番組として取り上げるが、ふだんあまり報道しないのは如何なものかといった、疑問の声が寄せられた。
画期的な発見と大騒ぎされたSTAP細胞だが、疑惑が持ち上がると、一転非難するメディアの無責任な姿勢と科学報道の在り方に、批判的な意見が寄せられた。
ソチのパラリンピックに関して、オリンピックに比べて格段に放送が少ないことは、身体障害者に対する差別そのものだといった声が寄せられた。
情報番組のインターネット上の真偽の定かではない画像の使用に対して、制作体制を疑問視する声が寄せられた。
ラジオに関する意見は46件、CMについては48件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は114件で、前月より69件減少した。
これは、2013年の年末に放送されたバラエティー番組について、青少年委員会が審議を行うとしたことに対する意見が減少したことなどが理由となっている。
今月は「性的表現に関する意見」が16件、次いで「いじめ・虐待に関する意見」が15件、「BPOに関する意見」が10件と続いた。
「性的表現に関する意見」では、21時台のドラマにおける、非道徳的な性的関係を肯定するかのようなセリフについて意見が寄せられているほか、今後、放送が予定されている、ライトノベルを原作としたアニメについて、その内容や放送時間への配慮を求める意見があった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • まもなく東日本大震災が発生した3月11日を迎える。NHK・民放を問わず、3月11日前後の週などでニュースの枠拡大や震災特番を放送するだろうが、また視聴率主義のお涙頂戴的な内容になると思う。津波の場面が出てくる可能性もある。津波の映像は見たくない方が沢山いるので配慮していただきたい。

  • 「東日本大震災」からまもなく3年、今朝のニュースで、復興が遅々として進まない現状が紹介され、暗い話題ばかりがクローズアップされた。私は「阪神淡路大震災」を経験したが、3年経った頃はもっと前向きだった。被災状況が違っても、明るい話題があるはずだ。暗い話題ばかりを放送しても、被災者は元気にならない。涙だけの追悼番組はやめてほしい。

  • 各局とも改めて「震災」を取り上げる番組が、ここ数日増えている。しかし、どの番組を見ても「除染の現状と被曝の実態」について、正面から触れていない。「放射能汚染をどのように捉えるか」が復興のキーワードになるはずだ。視聴者へ真実を伝えて頂きたい。

  • 震災イベントのコンサートを見た。コンサート終了まで放送すると思っていたら、「続きはBS放送でご覧下さい」となった。地上波しか見られない被災地の人々は不快な気持ちになったはずだ。最後まで地上波で放送してほしかった。また、3月11日が近づくにつれ駆け込みで震災を取り上げる番組が多かったが、被災地を忘れないための放送をし続けてほしい。

  • 東日本大震災から3年が過ぎた。被災地の現状は節目になると、ここぞとばかりテレビで報道されるが、それ以外ではほとんど報道されない。被災者の生活は安定してきたものの、被災地の復旧に関してはほとんど進んでいない地域が多々ある状態なのに、日常的にテレビでは報道をしなくなった。目にする機会がなければ関心が薄れていくことは自然なことだ。テレビは、毎日、報道して被災地の現状を知らせることが必要ではないだろうか。また、福島第一原発の報道も少なくなっている。知りたいことは現状だ。福島第一原発には、経験豊富な作業員はほとんど残っていないそうだ。過酷な労働環境に耐えかねて辞めたり、年間被曝線量が上限に達したためだ。現在の作業員の多くは失業者やホームレスなどで、2次災害の発生が懸念される。これらについても報道はほとんどない。もっと、本質的な番組作りをしてほしい。

  • 新しい万能細胞「STAP細胞」に関して理化学研究所の女性研究者の論文取り下げが話題となっている。ところが、検証もせず大々的に報道したマスコミには責任は無いのか。マスコミに持ち上げられて、突き落とされるのでは、可哀相だ。その前の週は、謝罪会見を行った全ろう疑惑のにせ作曲家をマスコミが叩いていた。次は彼女が標的なのだろうか。「iPS細胞」で虚偽発表を行った人物の例など、今までにもマスコミ自身が多角的な取材や十分な検証を行わず、その後にバッシングを行ったことがあったが、自重してほしい。

  • 全ろうのにせ作曲家の件やビットコインの件で特集を組んだ番組で、トラブルが続出している。真偽が確かでないものを、煽るような形で特集番組を組むのは本当に問題だ。詐欺の片棒を担ぐようなことを放送がしていては、被害が拡大する。

  • 代作騒動の全ろうのにせ作曲家をもてはやしたテレビ局の罪は大きい。長時間の密着取材で、その人物に違和感を覚えなかったことが不思議だ。スタッフの目は節穴なのか。「盗作」「全ろう詐欺」などを糾弾する前に、自分たちが真摯に反省し、真実を放送するべきだ。

  • 中立な立場での報道が義務付けされているにもかかわらず、放送内容に偏りが著しかった。元議員が「割合から言うと○○氏を支持した世代は20~30代の若い世代、私たちのような70~80代からの支持は少ない」と言っていた。自らは健全で若者は不健全であるかのような印象操作だ。立候補者を非難するならまだ理解出来るが、投票権を持つ若い世代の国民を公共の電波で非難することは問題ではないか。

  • "サービスエリア内で夜行バスがトラックに衝突した事故"を取り上げていた。事故に遭った運転手へのインタビューの後ろで、キャスターが「この人○○さんに似ていますね」と言う"小さな声"が流れた。事故の被害者へ失礼ではないか。聞こえないと思ったのかもしれないが、本番中に言うことでもない。発言には十分気をつけるべきだ。

  • 「気象予報士逮捕」を伝えていた。この中で「放送局の社長が『遺憾です』と述べた」というナレーションに合わせて(社長が)頭を下げる映像が流れ、画面左上に「映像、去年11月」と出た。これは、今回の気象予報士の事件とは全く関係のない映像だ。"度を越えた作り物"という感じがして、不快感を覚えた。

  • 報道番組やニュースで、コメンテーターや解説者が、アンネフランク本切り裂き事件について「日本の右傾化」や「ヘイトスピーチ」といったキーワードを使って、そういった傾向が事件の背景にあると無責任な発言をしていた。捜査当局でもないのに、どこにそんな証拠があるというのか。憶測をばらまくことは、日本をおとしめようとする勢力に協力しているようなものだ。留意してほしい。

  • 通り魔事件の報道で、犯人と被害者のやりとりを、逐一声優を使って演じていたが、そんなことをする必要があるのか。報道は正確、簡潔、迅速であるべきだ。事件が起きて、犯人も捕まっていないというのに、ドラマまがいの恐怖心や嫌悪感を煽る演出は不適切だ。

  • 通り魔事件の報道をしていたが、車内カメラがとらえた犯人と被害者がもみあっている映像と、タクシー運転手の話が放送された。運転手の目撃談はさておき、もみあっている映像は、入手したとしても流すべきでない。巻きこまれた人が殺されている瞬間だ。血の流れた地面の映像ですら不愉快なのに、人が殺されている瞬間を放送する神経が分からない。ありのままを伝えるという大義名分なのか。そうだとしたら、勘違いも甚だしい。

  • ニュースやワイドショーは、容疑者の学生時代の卒業文集を取り上げる傾向が多いようだが、それが本当に必要なのか。容疑者がある程度の年齢に達しているのならば、昔とは考え方も変わっているだろうし、卒業文集の文章が今の人格や考え方を説明できるとは思えない。また、容疑者が学生であったとしても、卒業文集を本心から書いているという保証はない。人物像の説明として報じることは適切でない。

  • 福島の甲状腺ガンについて放送していたが、事故当初の放射線量が訂正もないままテロップ付きで放送されていた。福島は県民を始め、行政も一丸となって復興に心血を注ぐ3年間だったが、このような誤った情報を精査することなくイタズラに放送されてしまっては、全てが水の泡だ。放送内容は震災と原発事故で苦しんでいる福島県民にさらに追い打ちをかける、メディアの暴力である。

  • 特集「わが子が甲状腺がんに…原発事故との関係は」はすばらしい内容だった。まだ遠慮して正確に暴いていないところがあることは残念だったが、これからどんどん暴いてもらえればと思う。また放射能によるガン化については遺伝子マーカーをいわゆる放射線指紋として用いることで、自然に発症した癌と放射能汚染に起因する癌を区別することが可能となっていることを報道してもらいたい。今回はとにかくすばらしかった。

  • 天気予報に加えて花粉飛散状況予報を放送しているが、大気汚染状況として黄砂やPM2.5の飛散予報も伝えてほしい。PM2.5については刻々と変化しているので、天気予報に併せて情報を流してほしい。大げさと思うかもしれないが、命や健康に関わることだ。

【番組全般・その他】

  • パラリンピックの放送時間があまりに少なすぎる。オリンピックは各局アナウンサーやタレントを滞在させてまで取材、放送していたのに、パラリンピックではそれが全くといっていいほど無い。なぜ差をつけなければならないのか。せめて、日本人が出る競技ぐらいは中継してほしい。パラリンピックこそ本当の五輪の姿なのだと思う。メダルを獲れなくても、一生懸命な姿を見ているだけで感動するのに、残念でならない。

  • 最後にプレゼントがあるのだが、応募する場合、ツイッターでフォローしている人限定となっている。ツイッターをしないと応募出来ないのである。一種の差別であり、公平性に欠く。子どもの場合はトラブルもあるし、高齢者ではツイッターへの登録方法も分からない。この応募要項は、問題がある。

  • 日本に来た外国人の旅行に同行する番組だが、多種多様な目的で日本に来ていることが分かり、面白い。日本にいると分からない事柄が多いことに、あらためて気付き感心している。嫌がっている人に無理強いすることだけは絶対やめてほしいが、このような良質の番組は今後も続けてほしい。

  • バッグの上手な使い方や今年の流行の紹介ということで楽しみにしていたのだが、VTRで紹介している間、ずっと画面上にワイプが出ていて、しかも出演者が反応する声が流れており、せっかくの解説が聞きとりにくかった。仕方なく番組の公式サイトで内容をおさらいしたが、もっと見やすい番組を作ってほしい。

  • 葬儀費用のことを取り上げていたが、その内容に違和感と不快感を覚えた。人の死に対する尊厳が全く感じられず、まるで品物を買うかのような表現が多々あった。不透明な業界に切り込む姿勢は評価できるが、葬儀は、お金がなくても生前故人にゆかりがあった方々に最期のお別れをしていただく場である。穏やかに送ってあげたいと思うのが遺族だ。それなのに、人の死に関わる儀式を商品のように扱うことは、人の死を軽んじる風潮を誘っているかのように思えた。

  • 「東北復興への思いを乗せてSLが走り抜きます」という触れ込みの企画で、確かにところどころ中継が行われた。しかし実際にSLで牽引したのは最初と最後だけで、途中の区間は電気機関車で牽引していた。番組を仔細に見ると、SLの走る区間を表示しているが、触れ込みが過剰で、最初から最後までSLが牽引すると見ている人は思ってしまう。詐欺とまでは言わないが、楽しみにしていた被災地の人達や子供たちを逆に落胆させるような企画、番組構成には問題がある。

  • 女性の芸人が極寒の北欧地域に行き、雪の中、薄着で、氷の張った湖の中に入るという内容だった。氷の張った湖の中にからだを入れるということは、危険そのものだ。日本から行って「根性」「芸人魂」という、そんな言葉で追い詰めてさせて良いことではない。女性は子を産む性だ。このような内容を放送することで、女性の体に対する思いやりや気遣いがなくなるように思えて仕方ない。

  • 洋画を放送していた。各局が追悼式を生中継する中、14時46分から1分間の黙祷では、衝撃的なシーンが流れた。「てめぇなんか、ぶっ殺してやる!」という台詞だ。震災から3年経って、誰もが悲劇的なことを思い出したくないというのに、残虐的な映画をこの時間に放送することはいかがなものか。日にちと時間を考えたうえで放送してほしい。

  • 高校の吹奏楽部がコンクールで日本一になるまでを密着取材した一連の放送内容は素晴らしかった。青春時代の全てを吹奏楽に費し、真摯に部活に打ち込む生徒の姿や、厳しくも暖かい先生の指導は、「やればできる」ことを視聴者に適切に伝え、感動を呼ぶものだった。特定の生徒ばかりを追っていた点など構成上の工夫を要する場面はあるものの、青春時代を過ごす学生や生徒の頑張りを伝える特集は今後も続けてほしい。

  • 最近、差別を助長するようなネタで番組作りをしているものが多い。例えば、「○○の格付け」と称して年収等でランク付けしたり、「ママカースト」を話題にしたりしている。一昔前は「負け犬」という言葉もあった。今、いじめによる子どもの自殺が増えている。社会全体が差別を助長していては問題である。

  • インターネットの依存についての特集で、少年がパソコンに向かって叫びキーボードを叩き壊すという大変ショッキングな映像が流された。ここで使われた少年の映像は、何年も前からインターネット上で公開されているもので、映像に映る少年自身も演技であるということを明かしているらしい。演技で人を楽しませようとしたジョーク映像であるにもかかわらず、それを現実にインターネット依存になり発狂してしまった人間のように見せかける構成は、視聴者に誤解を与えるものだ。いずれにしても怪しいネット上の映像は使用するべきではない。

  • 地上波のゴールデンタイムに、芸能人の私生活やスキャンダルなどふざけた内容のバラエティーが増えて、テレビが楽しめなくなった。そのような内容は視聴者にとって興味はなく、不愉快だ。20代~40代の人や子持ちの主婦がテレビ離れをしている原因はテレビ局にある。

  • お笑い芸人にドッキリを仕掛けるという企画だった。スタジオ全員が仕掛け人になり、内緒で打ち合わせもしていた。そして収録の開始時間をわざと違えて伝え、収録開始に遅れさせた。また、格闘家たちが喧嘩をしている場面もあった。それを見て芸人はあまりにも驚き、呆然としていた。そんな状態の芸人に罰として、皆がギャグを披露するようにしつこく要求していた。これではドッキリではなく度を超えたいじめだ。一緒に見ていた子どもが「かわいそう」と言っていた。

  • 特集コーナーで、探偵業者が車で対象者の女性を待ち伏せし、携帯電話を無くしたように装い、女性の携帯番号を調べ、本人の同意なしに、依頼人にその情報を渡すという一連の過程が、一部映像を含め流れていた。アシスタントの女性が「これは探偵なのでストーカーとは違う」と発言し、共演者も反対することなく、そのまま番組が進行し、終了した。ストーカーや個人情報流出が社会問題になっているのに、非常識さ・無責任さを改めて感じた。影響力の大きさを自覚していないのではないのか。

【ラジオ】

  • DJが、リスナーに電話をかけるコーナーで、高校生のリスナーに対しての質問の仕方や対応が、上から目線的な感じに聞こえ、良い印象ではなかった。いくら年下だからといっても、丁寧な対応をするべきだ。また、他の企業のコマーシャルを読み上げる際に、毎回棒読みだ。もう少し考えてもらいたい。

  • 最近、東日本大震災の経験から、ラジオ各局で防災に関する番組や情報が目立っている。防災意識を高めることは決して悪くはないが、あまりにも東南海地震(南海トラフ等)の可能性を煽る報道が多い。自然災害に関する情報は大切かも知れないが、ラジオを聴く聴取者をいたずらに煽ることは如何なものか。

【CM】

  • 携帯アプリのCMだが、小中学校の携帯電話持ち込みが原則禁止されている地域がほとんどなのに、このCMは中学生が学校の教室でプレイしている。真似する子どもが出てきて、教育的にも宜しくないのではないのか。

  • このCMの表現は、気分が悪くなる。意味は考えればわかるが、表現がストレートではなく、消費税が5%から8%になることを、音楽で煽るのは、如何なものか。

青少年に関する意見

【性的表現に関する意見】

  • 午後9時台のドラマを中学生の娘と一緒に見た。「セフレ」という言葉が飛び交い、キスシーンはもちろんのことベッドシーンなども多く、目のやり場に困ってしまった。これほどまでの性描写が必要なのか。アイドルグループの一員が主演ということで、中高生も多く見ていると思われる。安心して子ども達に見せることができる内容にしていただきたい。

  • 温泉のシーンで、何回も女性のきわどい裸が出た。休みで、子どもも見ているのに不快であった。時間を考えて放送してほしい。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 出演者が、妻であるお笑いタレントについて、「小さい頃にいじめられていたことがあり、そのことは大人になった今でも心の傷になっている。仕返しとして、いじめられた相手の家に、自分のつばをつけた食べ物を持って行ったことがある」と話していた。子ども達にも人気があるお笑いタレントであり、影響力もあるだろう。公共の電波で"大人になって復讐する"等ということは、話すべきことではない。子ども達にいじめの復讐をすることを勧めているように感じた。

  • 女性お笑いタレントコンビのコントにおいて、太っている相方のことを「ブタ」と呼ぶなど、容姿をバカにするネタがあった。子ども達も見るお笑い番組だからこそ、他人の容姿を中傷するようなネタは放送するべきではない。いじめが大きな社会問題となっている昨今、テレビ番組が子ども達に与える影響力の大きさを認識するべきだ。

  • お笑いタレントを「どっきり」という名目において集団でだまし、恫喝するような内容の番組があった。「どっきり」ということにすれば何をやってもいいのか。これを面白いものだと見せることは、子どもなどのいじめを明らかに助長させる。子ども達が一人をだまし、最後に「どっきりでした」と言えば何をやってもいいということになる。

【BPOに関する意見】

  • 少数意見は尊重すべきだが、それを鵜呑みにするから年々規制がキツくなりどんどんテレビが面白くなくなる。

  • 子どもが主役になった話題のドラマについて、審議入りしないことになったようだが、スポンサーの対応を含め、世の中を混乱させた番組だった。審議入りをしないということは、BPOが局側の意向を汲んだことになり、存在意味がなくなる。

【風俗・モラルに関する意見】

  • 毎度整形手術の特集を行う番組がある。視聴者に整形の礼賛や推奨をしており、不快である。テレビはとても影響力が強いメディアであり、その影響力を使って整形手術の宣伝をするなど、とんでもない。不謹慎で不道徳な番組である。整形マニアの気味悪いタレントを出演させることも止めてほしい。夜7時は子どもがテレビを見る時間帯である。子どもに悪影響だし、不道徳である。

【表現・演出に関する意見】

  • 子どもの糖尿病について、大人の生活習慣病と同じことが原因であるかのように決めつけたり、子どもの糖尿病患者が増えている原因として「子どもでも太っている子が増えているから」等の発言をする医師がいた。糖尿病の発症は原因不明な部分もあり、小さな子どもが発症する場合も非常に多い。闘病中の子ども達に対して、全く配慮のない内容であった。

【言葉に関する意見】

  • 出演者がもう一方の出演者に向かって「てめえ殺すぞ」と暴言を吐いた。近頃は安易な動機から殺人事件が起きている。タレントの軽はずみな発言は青少年に悪影響を与える。

2014年2月に視聴者から寄せられた意見

2014年2月に視聴者から寄せられた意見

STAP細胞について、女性研究者のプライバシーの報道が多いとの批判意見。五輪より大雪情報を、という意見の一方で、大雪情報が関東圏中心であるとの批判意見あり。また、"全ろう"作曲家のゴーストライター発覚に、報道した放送局が気付かなかったのかなどの疑問の声。

2014年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,543件で、先月と比較して766件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話26%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性72%、女性26%、不明2%で、世代別では30歳代27%、40歳代25%、20歳代19%、50歳代16%、60歳以上9%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は708件【53局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

STAP細胞という発見を若い女性研究者が発表したが、肝心の研究内容ではなく、プライバシーばかり紹介する報道姿勢に疑問が寄せられた。
東京都知事選挙が投開票されたが、選挙中の番組の司会者の進行について疑問を呈する意見などが寄せられた。
記録的な大雪が日本列島の週末を2週に渡って直撃したが、首都圏ばかり重点的に取り上げる報道姿勢に対して、地方をないがしろにするものだとといった批判や、オリンピックばかり放送しないで、もっと大雪に関する情報を流してほしかったといった切実な声が寄せられた。
ソチオリンピックの報道に関しては、メダル獲得ばかりに力点を置く放送に対して、オリンピック精神に反するといった非難や、特定の選手ばかりにスポットを当てるのは如何なものかといった声が寄せられた。
全ろうの作曲家の欺瞞が発覚したが、今まで彼を持ち上げてきた番組に対して、検証番組を作るべきだといった反省を促す意見が多数寄せられた。
ラジオに関する意見は49件、CMについては52件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は368件で、前月より185件大きく減少した。これは、先月多く寄せられた「児童養護施設(グループホーム)を舞台にしたドラマ」への意見が落ち着いたことなどが理由となっている。
今月は、「委員会に関する意見」が48件、「表現・演出に関する意見」が25件、次いで「性的表現に関する意見」が23件、「要望・提言」が17件と続いた。
「委員会に関する意見」では、前述の「児童養護施設(グループホーム)を舞台にしたドラマ」への意見のほか、委員会が年末のバラエティー番組とアニメ番組の2件の審議入りを決めたことに対し、賛否両論の意見が多く寄せられている。
そのほか、"字幕放送・手話放送"について紹介・説明した番組を評価する意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • STAP細胞研究の女性研究者に対する報道だが、研究内容よりも個人のプライバシーに関するものが多すぎる。過去の読書感想文を紹介したり、サークルの話や、個人の過去や趣味の話ばかりだ。海外メディアはしっかりと研究内容とその重要性を伝えているのに、日本のメディアは低俗すぎる。

  • STAP細胞の作製に成功し、世界から注目を集める理化学研究所の女性研究者が、過熱するマスコミの取材攻勢により研究活動に支障が出ているとする文書を、所属する研究ユニットの公式サイトに掲載した。業績には関係のない情報は控えめにして、もっと本質的な番組作りをしてほしい。

  • 都知事選がテーマで、主要候補者に司会者が一人一人に意見を聞くという内容だったが、特定の候補者にだけ都政と関係あることを多く聞き、他の候補者には、都政に対する姿勢や具体策あまり聞かず、国政に関する質問をしていた。司会者の進行の仕方が相手によって変わる、公平性を欠いた内容だった。都知事選の候補者を呼んだのだから、もっと都政に関する質問をしてほしかった。

  • 大雪に関するニュースの中で、渋谷駅前からの中継リポートがあったが、その際、翌日に投開票の都知事選挙の候補者と思われる街頭演説が付近で行われており、演説の声がリポーターの声に交じって聞こえた。ビラを配る選挙運動員の姿も画面に映っていた。選挙期間中は、もっと慎重に取材するべきではないのか。

  • テレビの政治的偏向は大問題です。リベラル色が強く、同じ思想の人が同じことを言う報道番組も多く、洗脳のように感じる。例えば、選挙結果に関して、制度なのに「これが民意だ」と言う時と「細かい分析すると民意ではない」と言う時がある。また「民意だから政府はいうことを聞け」と「少数意見を無視するな」も使い分ける。国会でもリベラルの政治家の意見は、さも正義のような報道をするが、保守政治家の発言は黙殺するか、批判する。「公平」を守ることを強く望む。

  • 全国放送の番組で東京の雪のニュースを長時間扱うべきではない。雪国の人たちや、雪が降っていない地方の人たちにはどうみえるだろうか。そんな時間があるならば、他のニュースを放送していただきたい。年に数回は降るだろうから、特別なことでもない。ローカルの話題は、ローカルニュースでのみやっていただきたい。東京中心の報道をほかの地方の人々はうんざりしていることに気づくべきだ。

  • 関東の雪が大変であることは理解できるが、関東圏ばかりの雪の情報を長時間放送しないでほしい。北陸から北海道などでは、過去に例を見ない降雪量を観測して、今夜の雪でどうなるか分からず、不安に過ごしている方はたくさんいるはずなのに、全くと言っていいほど扱っていない。そして首都圏の交通情報を画面の上にスクロールで出すことはやめてほしい。関東在住の方には重要かもしれないが、それ以外の地域に住む人には全く関係のない話である。新宿駅前での街頭インタビューも悪意を感じる。地方には積雪により鉄道路線がストップし、交通手段がない方もいるのに、どうしてあんなにわざとらしくインタビューするのか理解できない。報じることも自由だが、全国ネットの番組である以上、公平性に欠ける報道姿勢はやめていただきたい。

  • 今回の大雪の影響で、私たちの車は17号線を高崎に向かう途中で立ち往生をした。ワンセグやカーラジオで情報を得ようとしたが、オリンピックの放送のみで十分な情報が得られなかった。前方の状況を早めに知ることが出来ていればUターンができ、被害は少なくて済んだ。止まった場所がコンビニに近かったことと、大人だけのグル―プであったため一昼夜の立ち往生に耐えられた。オリンピックも大事だろうが、今回の大雪の情報はもっと流すべきであった。

  • 「ソチオリンピック」がまだ始まってもいないのに、テレビ全局が浮足立った放送の仕方で、腹が立つ。著名な有力選手について、日本出発からソチ到着までの様子を大きく取り上げていた。このような取り上げ方は選手に対してプレッシャーを与える。もっと自粛するべきだ。「ソチオリンピック」が始まるまでは通常の放送をしてほしい

  • 冬季オリンピックが開催される中、10代の若い選手が活躍して、視聴者としても嬉しい限りである。そんな中、テレビ局は「メダル、メダル」と連呼しているように見える。なんだかメダル獲得が視聴率アップにつながるのではないかと妄想しているのではないのか。

  • オリンピック報道の過熱がひどすぎる。朝から地上波の全チャンネルでオリンピックしかやっていないのは異常である。もう少し時間をずらすとか、やりようがないのか。スポーツに全く興味のない人には大変苦痛である。編成をもう少し考えてもらいたい。また、選手の過去のプライベートなどを取材することもあるが、見ていて不愉快である。

  • ソチオリンピックのフィギュアスケートの女子選手の報道が過熱しており、その他の競技選手の報道がおざなりになっていた。メダリストが誕生しているにもかかわらず、彼女の特集ばかりで、その他に関しては半分の時間も放送していなかった。たしかに彼女のフリーの演技はみんなに感動を与えたが、他の競技の結果も仔細に知りたい。もっと客観的に、かつ公平に報道してほしい。

  • 札幌女児誘拐監禁事件において、不自然に少女漫画を強調していた。当時、容疑者が所持していたものの一つだけを繰り返し取り上げていた。明らかにオタクをおとしめようとする悪質な印象操作である。

  • ニュース速報や緊急放送はその時に必要な情報で、録画再生には不要な情報だ。地デジになったのだから、放送のオリジナル画面に速報文字などが録画映像に混入しないようにしてほしい。オリジナル画面信号の前後にニュース速報など付加情報の信号を付け、録画ではこの信号帯を取り込むか、排除するか選択できるようにすれば良い。最近のテレビでは、速報が出る部分にタイトルや天気など色々な情報が入っており、情報を受け取る側の取捨選択ができるようにしてほしい。

  • "現代のベートーベン"と称されていた男性の「代作騒動」と、フィギュアスケートの選手を結びつけた報道はやめてほしい。選手は、ショートプログラムに疑惑の曲を使用しているが、振付師が提案した数曲の中から、滑りやすさなどを重視して選んだだけだ。作曲者が誰かは選手には関係ない。オリンピック前に動揺させるような報道はやめてほしい。

  • 全ろうの作曲家のゴーストライターが記者会見を行った。長年にわたって問題の人物に代わりに作曲を行っていたという。全ろうもウソだとも言われている。各放送局は様々な番組を制作したが、本当にだまされていたのか。不思議でならない。日本の報道機関は音楽に対する知識も取材力もないのか。

  • 私は"全盲"ではないが、かなり見ることに不自由をしており、視覚障害者2級の認定を受けている。今回の問題で、ゴーストライターが「自分は彼の耳が聞こえないという認識はなかった」と発言したことを受けて、色々な番組で"専門家"を語る人間が「障害者申請は本人の申請によるものだから、実際に聞こえないかどうかわからない」などと発言している。確かにその通りかもしれないが、私のように"見えない(あるいは聞こえない)"という障害で、実際に苦しんでいる人間もいる。障害者申請に対する不信が生まれる放送の仕方はやめて頂きたい。

  • 予算を若年失業者や就職活動に失敗した人たちを救済するための機関にも利用することを報じていたが、そういう方たちの蔑称、差別的表現である「ニート」という言葉が使用されていた。まったくひどい表現だ。貧困や格差をまったく無視したうえ、そういう人たちを見下しているように思えた。

  • ニュース番組でカメラマンや記者がフラッシュを焚いて撮影していることが不快だ。まぶしくて仕方がない。中には会場に「フラッシュ撮影は御遠慮願います」という貼り紙がされているにもかかわらず、堂々とフラッシュ撮影しているカメラマンもいる。そもそも公共の場でフラッシュを焚いて撮影すること自体マナー違反ではないのか。

【番組全般・その他】

  • ソチ五輪に関する話題で、野良犬を退治する内容だった。ロシアでは避妊という制度がないので野良犬が多く、五輪の会場周りで対策を講じていた。毒入りの餌をまき殺害しているようだが、毒を飲んで足腰が立たず震えが出て「ヒクヒク」している犬をぼかしもしないで、鮮明に放送していた。ロシアがどのような対策をしているかが伝われば良いのではないか。このような状態の犬を写し、放送する必要性はまったくない。

  • オリンピック関連報道で「メダル確実」など、「メダル」ありきでの報道及びメダル取れなかった時のメディアのバッシングが不愉快だ。「確実」の根拠はどこにあるのか。過去の成績からすれば取れるかも知れないが、当日のことなど誰も分らない。選手だって精一杯プレーしている。ミスもある。メダルを目指していても獲得できないこともある。オリンピックは出ることに意義があるのではなかったのではないのか。メダルにこだわった報道をなくしていただきたい。

  • ソチ五輪のニュースで、ジャンプやモーグル、スケートの転倒シーンで「珍シーン」とのテロップが出ていた。特にモーグルでは頭を打っており、大変危険な状態だった。幸いその後ゴールはしたが、「珍シーン」とは何事だ。素人のおもしろハプニングビデオと勘違いしているのか。全力でプレーしている選手に対して余りにも失礼だ。

  • この番組は、毎回、楽しみにしており、秘境の国々の家族が日本の家族との交流を深めながら、それぞれの夢を実現する。子供が何度もカルチャーショックを受けるが、1週間という短い時間の流れの中で、日本の文化と自分の国の文化を分かち合い、それぞれの大切さを受け入れる気持ちが垣間見られ、印象的だった。日本では、ヘイトスピーチが問題となっているが、他国の人間との交流が大切ではないのか。これからも、交流をテーマにした国際的な番組をやってもらいたい。

  • 「あの人は今」のコーナーで、昔の男性歌手を取りあげていた。コーナー冒頭で「人気歌手から居酒屋の皿洗いに転落」とテロップが出た。皿洗いのどこが悪いのか。職業差別も甚だしい。かつて芸能人だった人間が、普通の社会で働くことを"転落"という言葉で表現すること自体も問題だ。過去の栄光があっても、地道に、真面目に働いていることを応援するべきではないのか。

  • 喫煙をしているだけで犯罪者だと述べているというセリフがとても不愉快だ。喫煙自体は法令で禁止されているものではなく、モラルやマナーといった題材で扱われるべきである。非喫煙者が一方的に喫煙者を犯罪者と決めつけ、喫煙者を迫害するように先導する内容は人権侵害ではないのか。

  • バラエティー番組での街頭インタビューで、東北の方言を絵文字や記号を用いて「&%、$#~だべ」などと表記することは不適切ではないのか。ただでさえ東北の方言は何を言っているのかよくわからないのに、このような表記をされると余計に訳が分からなくなる。

  • 高齢の女性がスーパーで万引きをした。万引きGメンが事務所に女性を連れて行き、問いただした。その後、女性を部屋に残して2人は出ていった。その部屋には隠しカメラが設置されていた。そして1人になった女性が盗んだものを靴下に隠したところを撮影した。戻って来たGメンが、女性をまた問いただすのだが、まるで"ショー"のようになっていた。また、警察でもないのに女性を仔細に取り調べるような行為は行き過ぎだ。

  • 職場のゆとり世代ランキングという企画を行っていたが、同じ世代として激しい憤りを感じる。ゆとり世代の中でも非常識な行動をとるマイノリティーな人間を取り上げ、さもそれがゆとり世代の常識であるかのように構成していた。同じ世代を生きる者として、あのようなおかしな行動をする人たちを見たことも、他者からそのような人の話を聞いたこともない。このようなネガティブな事象ばかりでゆとり世代が取り上げられることで、番組視聴者が「この世代は皆こういう思考なのか。だからゆとり世代はダメだ」というステレオタイプな批判をする人たちが増えることを危惧する。常識的な行動ができる人間ももちろんいる。むしろそちらの方が大多数である。しかしそのようなフォローは一切なく、ただただゆとり世代に対して非常識のレッテルを貼り付けるだけの内容であった。

  • 名古屋問題という内容だったが、名古屋出身の元スケート女子選手がVTRを見て「なんか悪いイメージばかりですね」というほど、偏った編集になっていた。専門家まで出てきて「排他的な結婚をした結果、名古屋はブスしかいない」と結論づけていた。その土地出身の者として不快に思った。名古屋めしも批判的な意見だけ取り上げ、「どうしてこんなに人気無いの」とコメントしていた。名古屋への観光業界、名古屋めし産業界にも悪影響を及ぼすのではないのか。一方的な見方だけを取り上げて、その土地への偏見を植えつけてしまう番組作りはいかがなものか。

  • 番組が用意した人物が助けを求め、一般人が協力する姿を撮影し放送することは、一般人の親切を悪用しているだけだ。また、何故か東京を基準とし、大阪を嘲笑の対象として取り上げている。長時間収録し、編集すれば、いくらでも印象操作が出来る。また、大阪で過ごしたことのある司会のお笑い芸人は、明らかに話を誇張している。この番組だけではないが、東京を基準とし、地方(特に大阪)を嘲笑する下品で低俗な番組や芸能人が多い。

  • 「別人が作曲していた全ろうの人物」について取り上げていた。「東京オリンピック招致にも影の存在はあった」「ケネディー大統領もゴーストライターを使っていた」など、映像を使って紹介していた。今回の問題と"スピーチアドバイザー"とでは全く別次元のものである。いっしょくたに紹介するようなことではない。"影の存在"ということを言いたかったのかもしれないが、問題のすり替えも甚だしい。

  • 田舎暮らし芸能人という企画で、しきりに県の奥地などと紹介されて不愉快に思った。紹介された芸能人のように牧場で馬を飼育する人など稀だ。また電気や水道などのインフラすら装備されていないかのような放送のされ方に憤りを覚えた。マキストーブなどの道具を使用していることも、一部の好事家だけだろう。田舎であることに違いはないが、それでもそれを強調する番組の演出の仕方に疑問を抱いた。このような番組はその自治体やそこに暮らす人々に何の配慮もしないのか。番組の構成上の演出もあるだろうが、興味本位でこのような番組を作る前に、どうかその「田舎」に暮らしている人がいることを忘れないでほしい。

  • 「流行っているから」という理由で不愉快な発言や言葉を平気で放送する風潮に怒りを感じる。特に「美味しい」を「やばい」「ヤバッ」で表現することは料理の作り手に対して失礼であり、そもそも「やばい」という言葉の成り立ちから、表立って使ってはならない。一部の若者が意味も分からず使い始めたのだろうが、それをとがめるどころか番組内で煽るような使い方をしていることは問題だ。2020年の五輪に向けて外国語を話せる子どもを育成しようとしているようだが、まずは正しい日本語からだ。

  • 最近はバラエティー番組などでの出演者による暴力的な行為や不適切な発言などが非難されるが、この番組はいじめや差別につながるような表現や演出がほとんどなく、大変良い番組だと思う。先週は日本製の様々な物が外国で大切に使われていることを紹介していたが、日本の技術の精度の高さを改めて実感されられるものだった。

  • 一般人に迷惑をかけ、それで笑いを取ろうとする番組が増え、不快だ。タレントが故意に我がままを言ったり、旅行に来た外国人に執拗に迫り、不快にさせて怒らせるなど、ひどい演出が増えている。各局へ苦情を入れても、改善するどころかエスカレートするだけで嫌になる。一般人を巻き込むことで視聴者との距離を縮めたいのかも知れないが、留意してほしい。

  • バラエティー番組で、わざとらしく「わー」や「えーっ」という観客の声が入ることがあるが、観客の声に気持ちがこもっていない。番組スタッフが観客にそういう芝居をやるように指示しているのではないのか。面白くもないような場面では声を入れないでほしい。

【ラジオ】

  • ADを逃走者に仕立て上げ、捕まえたリスナーは賞金をもらえる企画だった。どんな手口で捕まえても良いとはいえ、祝日の街中は混雑する上に、繁華街で行われたら危険だ。通行人に迷惑がかかることを考慮しないのか。現金がらみのおふざけ行為は即刻中止すべきだ。

  • 時事問題についてフリートークをしていた。男性アナがある大臣のものまねをした際、女性アナが「唇の曲がり具合がよく似ていますね」と発言し、笑っていた。アナウンサーともあろうものが、他人の身体的な特徴をからかうとは何たることか。母が身体障害者なので笑うどころではなかった。発言には十分気をつけるべきだ。

  • リスナーに募ったテーマを、パーソナリティーが日本道路交通情報センターの職員にも訊き、毎度、職員が困惑している。道路交通情報とは無関係な、私的な質問は、迷惑行為だと思わないのか。

【CM】

  • 子どもがよく見る時間帯に、CMが放送されるが、キスシーンがあるので困る。CMなので突然始まるし、終わるまで家族は無言になる。CMにキスシーンは必要なのか。年配者や子どもが見ていることを意識して制作してもらいたい。

  • 「お金が大好き~」と歌っているCMがある。3歳の息子がすぐ真似していた。CMだと知っている人から見れば「真似をしている」で済むが、何も知らない人が見ると、親が教えているのではないか、とんでもない教育しているのではないかと、思われてしまう。あまりにもストレートすぎる表現にいら立つ。

青少年に関する意見

【委員会に関する意見】

  • 審議入りしたアニメ番組は、放送している両局とも放送時間を深夜に枠移動した。元の時間帯の差し替え番組放送時、番組ホームページ、各局ホームページにも説明があり、両局が意見を十分認知し自主的に対応したことは評価できるのではないか。

  • 性的表現が過激なアニメ番組が審議入りしたと聞いて、部分的に賛成、総合的に反対している。中高生が視聴可能な時間帯に性表現のあるアニメを放送したことは、咎められても仕方のないことだが、中高生には十分判断できる内容だと思う。そして、審議の結果によっては、深夜の時間帯でも放送が禁止、抑制、自主規制され、メディアが本来求めていくべき重要な表現の自由が無くなってしまうのではないかと危惧している。放送が権力によって統制される可能性があることも認識していただきたい。

  • 年末のバラエティー番組の審議入りについて、ある程度の規制が倫理上必要なことは分かるし、もっともだと思う。しかし、あまり窮屈に縛らないでもらいたい。バラエティーというひとつのカテゴリーの中にもいろんな笑いがあって、幅広い視聴者のニーズに応えている。笑いが一辺倒だと、6時間近くも視聴者に笑いを届けることができない。もちろん、快く思わない人もいるかと思う。それと同じくらい求めている人もいることを、頭に入れて審議を行っていただけないだろうか。

  • 年末のバラエティー番組について、審議に入っていただいたことは大変有難い。紅白を見ていたにもかかわらず、中学生の息子が見たいというのでチャンネルを替えたが、お尻の穴から白い粉を出し顔で受けることはテレビで放送するには全くふさわしくない内容であり、見ていて不愉快になった。全体的に風俗を連想させる下品な罰ゲームもあり、健全な中高校生にいじめを誘発させるような、悪影響を与えるものだと思った。

  • 年末のバラエティー番組が審議入りしたことについて、「今までにも同じようなことをしてきていたのに、どうしていまさら」という人もいるが、時代の変化に合わせて人々の考え方や価値観は変化する。企業であっても人々の動向に合わせてサービスを新しく企画したり、逆になくしたりする。そういった意味でも「今までは許されていた」ということは、今回審議入りした内容を正当化する理由にはならない。そもそも股間にロケットを当てたり、局部をさらすことのどこが面白いのか理解できないし、本人たちが面白いと思い込んで勝手に盛り上がっているだけではないか。

  • やり過ぎてしまうシーン多々あるが、それも引っくるめてバラエティーだと思う。芸人たちは視聴者のために自分の身や羞恥心を犠牲にしてお笑いを追求し、日夜努力して視聴者を一番に楽しませることをモットーにやっているので、問題にすることはおかしい。いろんな配慮もしていると思う。あれこれ言っていたらテレビがつまらなくなり、逆に視聴者がテレビから離れしまう。暖かい目で見守る努力をしていただきたい。

【表現・演出に関する意見】

  • 実在の地方都市を舞台にしたアニメ番組の中で、中高生の少女が温泉施設の宴会場で、コンパニオンのように水着姿でビールの提供をしたりセクハラを受ける場面があった。更にエンディングのクレジットで実在の温泉施設が掲載されており、この都市では1店舗しか該当せず、そのうえ外観や内装が一致している。アニメとはいえ、実在する店があたかもこのような営業を行っているような印象を与えるのは、問題はないのだろうか。

【要望・提言】

  • ドラマに対して、内容変更や謝罪の要求は明らかにやりすぎだ。抗議が多かったことは確かだろうが、それ以上に楽しみにしていた視聴者がいることを忘れていないか。「施設出身の子どもや養子縁組を受けた子どもが学校でからかわれて問題になっている」という記事を読んだが、からかわれた子どもは気の毒で、抗議する気持ちも分かるが、悪いのはからかった子どもであって決してドラマではない。ドラマに抗議することは責任転嫁だ。このドラマを駄目と言ったら、その他の多くのドラマやバラエティー、アニメも駄目になってしまうような気がする。抗議者以外にも視聴者がいることを忘れないでほしい。

  • 放送局の活動を紹介する番組で、字幕放送、手話放送について特集していた。制作の裏側や実際に使っている人達を見て、とてもためになり、また驚きもあった。このような内容をもっと放送すれば、人々に広く知れ渡り、障がい者について理解できると思う。また、字幕放送、手話放送の番組を、もっと広げてほしい。そうすれば、何を言っているかがよく分かり、また、これが手話、字幕だということを子ども達にも分かってもらえると思う。

【差別・偏見に関する意見】

  • このドラマは悪意を持って作られたのではないだろうが、決して善意ではない。何も知識の無い立場からすると、確かに、施設の生活はこんなにすさんでいるのか、だからこんなに不幸な育てられ方でひどい言葉遣いになるのかと勘違いさせられる。番組もあえて暗く希望の無い作りになっている。施設などから苦情があって当然だ。施設の子どもや演じている子役が可哀想でならない。偏見や差別を助長するものだ。

【性的表現に関する意見】

  • 祝日なので子どもがテレビを見ていたところ、情報番組の中で、不倫の具体的な内容を書いた視聴者投稿を読み上げていたので、すぐにテレビを消した。休日の昼間に放送すべき内容とは到底思えず、制作者の品性、常識を疑う。大勢の人間が目にする時間帯に、堂々と放送して平気な内容ではない。放送したいのなら、深夜12時過ぎにずらしてもらいたい。

  • バラエティー番組で、女性芸人の裸に人体模型のような絵を書くというコーナーが見るに堪えなかった。小学生も見ている。卑猥な感じもするし、写し方などもこの時間帯にはふさわしくない。深夜ならまだしも、笑いを通り越し、節度がない。

  • このラジオ番組は、いつもは中高生の悩み相談などをよくやっているが、昨晩の放送は内容がきわどく、非常に不愉快になった。いろんな世代の人が聴くだろうし、小学生なども聴いているはずだ。「どんな性生活をしているか」といった内容などは話すべきではない。

2014年1月に視聴者から寄せられた意見

2014年1月に視聴者から寄せられた意見

児童擁護施設を舞台にしたドラマで、人権を踏みにじるものだ、という意見の一方、現代の問題を捉えていて考えさせられると、賛否両論。また、大晦日のバラエティー番組で、お尻から他人の顔に粉を吹きかけるなどのいくつかのシーンに批判の意見が多数あった。

2014年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,309件で、先月と比較して991件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール76%、電話21%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性62%、女性35%、不明3%で、世代別では30歳代29%、40歳代28%、20歳代18%、50歳代16%、60歳以上7%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は1,467件【45局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東京都知事選挙が告示されたが、特定の候補者ばかり取り上げ、他の候補をないがしろにしているといった声や、ある政策ばかり俎上にのせるのは偏っているのではないかといった批判が寄せられた。
自衛隊の輸送艦と釣り船との海難事故が発生したが、まだよく分らない状況で輸送艦に落ち度があるかのように決めつける論調は、如何なものかといった声が寄せられた。
児童養護施設を舞台にしたドラマに対し、施設で実際に生活している子ども達の人権を踏みにじるものだといった意見がある一方、フィクションなのだし、ドラマのなかの言葉尻を捉えるのではなく、もっと大きな視点でみるべきだといった意見も寄せられた。賛否両論、多くの声が寄せられた。
早朝の子ども番組の出演者の衣服に卑猥な英語表記があったことに対し、批判が殺到した。
ラジオに関する意見は57件、CMについては48件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は368件で、前月より267件増加した。これは、「子ども番組の出演者の衣装に英語で性的な言葉が書かれていたこと」「児童養護施設(グループホーム)を舞台にしたドラマ」へ多くの意見が寄せられたことが主な理由となっている。
今月は、「性的表現に関する意見」が96件、「表現・演出に関する意見」が62件、次いで「要望・提言」が46件、「いじめ・虐待に関する意見」が39件と続いた。
「性的表現に関する意見」では、前述の出演者の衣装の件のほか、22時台に放送されているアニメの表現が過激だとの意見が多く寄せられている。「表現・演出に関する意見」では、年末のバラエティー特番の中で、お尻から他人の顔に粉を吹きかけるシーンなどに多数の意見が寄せられた。
そのほか、前述のドラマに関して、賛否両論、多くの意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 東京都知事選について、特定の候補予定者ばかり扱っていた。なかには、他にまともな候補予定者がいないかのような印象を与える発言を行ったコメンテーターもいた。全体を通し一貫して特定の候補者を持ち上げ、他の候補予定者の印象を損なう放送が流された。

  • 都知事選について取り上げていた。その内容が明らかに元総理の立候補を批判し、原発即時ゼロの公約が非現実的であると結論付け、また、原発問題というシングルイッシューで立候補することがけしからんという内容であった。一方、自民党が支援する元大臣が正統な候補者であることをことさら印象付け、原発即廃止という政策を批判する同氏の主張に時間を割き、同氏が離党した政権党から支援を受けることに対して何ら問題点も指摘しなかった。

  • 海上自衛隊の輸送艦と釣り船が衝突した事故について報道していたが、まだ事件の詳細がわからないにもかかわらず、キャスターはまるで輸送艦側に大きな責任があるかのように同席した専門家に対して問いただしていた。専門家は「どちらにも落ち度がある」と返答していたが、キャスターは輸送艦に非があると専門家に発言させようと誘導しているかのようだった。放送法の「中立性」に反するのではないか。

  • 冷凍食品から農薬が検出された問題で、商品の回収について、司会の男性が「輸送費をかけて送るのは面倒くさい」と発言した。コメンテーターも「私も捨てちゃう」と同調した。商品回収は「安全確保」や「返金」だけが目的ではなく、農薬混入の手がかりになる情報収集の意味もある。発言は「情報提供は面倒だからしなくていい」と言っているようなものだ。報道機関なら逆に積極的に返品を呼び掛けるべきだ。

  • 農薬混入問題に関するニュースの中で工場に勤める人のインタビューが流れた。仕事を終え自転車で帰宅する人を走って追いかけて取材していたため、自転車に乗っている人は柵がある方へ追い込まれ、怪我をする可能性があるほど危険な状態であった。取材を受ける側がけがをするかも知れない状況で取材を強行するのは、問題があるのではないだろうか。

  • 「安倍首相の靖国参拝支持率の電話アンケート」をとっていたが、支持が多かったと発表されると、司会をはじめ皆で「同じ人が何度も電話しているに違いない」「こんな調査は統計的に意味がない」と言い出した。自分たちでアンケートをお願いしておきながら、望んだ結果とは違ったから、それを否定するとは、視聴者を馬鹿にしているのではないのか。それに、1人で何度も投票できたのならば、それは不支持の集計にもいえることなのではないか。始めから答えありきならば、わざわざアンケートを取る必要はない。

  • 安倍総理の靖国参拝について、各メディアは「日本は世界から孤立した」などと報道している。しかし実際に批判しているのは、中国と韓国の2カ国だ。韓国は前大統領が竹島に不法上陸している上、中国も防空識別圏を勝手に設定したりと、やりたい放題だ。

  • 静岡でのことだった。テレビ局の車が3台ほど路肩に停車し、撮影していた。救急車がサイレンを鳴らして走って来たが、関係者は車を移動させることなく撮影を続けていた。そのため救急車がしばらくその場で立ち往生していた。1分の遅れが命取りになるような緊急事態だというのに、いつまでも撮影を続けている関係者の常識のなさにはあきれた。スクープ映像を撮るためなら人命救助を妨害しても良いと思っているのか。

  • 高齢の夫がこれまた高齢の妻に暴行を加え亡くなる事件があった。妻は長年にわたり認知症を患っており、夫が介護をしていた。この日のニュースでは、その事件現場の自宅が大きく映し出されていた。いかなることがあっても、人が人の命を奪うことは絶対に許されない。しかし、高齢の老人が1人で介護し、愛すべき妻を自ら殺害してしまう状況は、社会のひずみのように思える。夫も精神的に追い詰められていたのではないのか。事実を放送することは当然だが、わざわざ自宅のアップまで放送する必要があるのか。

  • 特集コーナーで、わいせつな成人向けビデオに出演していたことで有名な女性が美化されて取り上げられていた。病気の特集ではあるが、この女性の活躍ぶりや健闘ぶりなどが美化されて放送していたため、見ている一般的な女性の性道徳に悪影響が出る恐れがある。病気の特集は評価出来るが、出来るならば一般的な女性を取り上げるようにしてほしい。

  • 強盗・強姦の容疑者の逃走事件があった近所の者だが、昨日も今日も複数機のヘリコプターが上空を飛び大きな騒音に迷惑している。事件発生当初ならいざ知らず、翌日の空撮など意味がない。近くには病院もある。報道機関のヘリコプターの騒音をもっと真剣に考えるべきだ。

  • NHKの新会長の発言は、視聴者として看過できない。戦前は、軍人や政治家が国民を扇動する風潮が日本を席巻していた。そして、マスコミがこぞって戦意を高揚し、若者を戦場へ送り込む手足となった。そういった国を復活させたいのだろうか。記者の質問の仕方を問題視する向きもあるようだが、何だか報道機関が政権の意向に迎合しているようで、日本の将来に危惧の念を抱かざるを得ない。

  • 「警察24時」などと称して、警察が犯人を逮捕する瞬間を放送しているが、テレビなどのマスコミは、「警察がいきすぎた捜査をしていないか」など、権力を監視して報道することが役目ではないのか。警察を一方的に持ち上げることはおかしい。きちんと批評する番組も放送するべきだ。

  • 気象予報と併せてPM2.5と黄砂の拡散状況を随時流してもらいたい。公共の電波の趣旨と国民の命を守る観点からお願いしたい。刻々と状況は変化するので、きめ細かに報道してほしい。

  • 成人式の時期になると、「いつから若者は成人式で暴れるようになったのか?」といった話題をどこの局でも報道するが、元をたどれば、マスコミが取り上げ始めた十数年前からではないのか。更に「このような行為をする子は、逆に社会で成功するタイプだから」などと、ボケたことを言うコメンテーターもいる。

  • 神奈川県での行方不明女児が無事保護されたというニュースが放送された。行方がわからなくなったポイントをスタートとし、発見・保護された市の交番までの道程をグーグルアースを使い再現していたが、スタート地点である場所の映像は明らかに「女児の家」を含む数件に絞った表示のされ方だった。グーグルアースはインターネット環境があれば誰でも利用できるため、該当位置を容易に調べることが出来てしまう。プライバシー侵害に繋がるのではないか。

  • 女子児童がわいせつ被害を受けた事件について、被害者に対する配慮を欠く報道があった。NPO職員の男が、学童保育の送迎車の中で小学生の女児の下半身に触るなどのワイセツ行為を働き、逮捕された事件だ。学校の特徴のある窓の映像とともに「小学5年生の女子児童」「知的障害がある」などと、本人が特定されやすい情報を明らかにした。さらに、容疑についても「下着の中に携帯電話を入れて撮影した」ことまで詳細に報じていた。本人や家族のことを思うと、せめて「小学高校学年の女子児童」などと、ぼかして伝えるなどの配慮をすべきだし、犯行内容もここまで明らかにするべきではない。

【番組全般・その他】

  • 年末の長時間バラエティーを見た。出演者の汗から塩を取り出し、大福に混ぜ合わせて食べさせるという、見ていて不愉快なことをやっていた。笑いのために食べ物を粗末にするということは多々あるが、今回の件はその範囲を明らかに超えている。

  • 年始のバラエティー番組だった。芸人がゲームを行う段階で、数名の芸人の母親が出てきて息子(芸人)のために(息子に100万円を払うとウソをつき)ゲームを行うという企画だったが、内容があまりにもひどかった。芸人の母親にワサビを食べさせたり、顔に落書きをさせたり、最後には鼻にフックをかけ鼻がちぎれそうになるまで引っ張ったりしていた。母親たちは「息子のためにがんばる」と半泣きになりながらゲームを行っていた。初老の母親にあんなことまでさせるのは、笑いどころか不快感しか残らない。これは問題ではないか。配慮のかけらもなく、出演後の母親たちの体調に問題はなかったのか。

  • 児童養護施設に入っている子たちを馬鹿にした、差別的ドラマだと感じた。これは明らかに、児童養護施設のことすら知らない作家や局側が、あからさまに養護施設の子ども達を偏見の目で見たうえでのドラマだと思う。おそらく今後、学校などでドラマの主人公のあだ名を使って、いじめなどが起きるだろう。そもそも養護施設には、本当に訳ありで入所している子たちがいるわけで、その子たちがこのドラマをみたらどんなに悲しむだろうか。

  • 番宣を見た当初から不快だった。母も同様に不快だと言っていた。私の地区には身寄りのない子どもが通う児童施設があり、私の友人も多数そこに住んでいた。彼らは児童施設の職員の方々を「兄さん、姉さん」と言って慕っていた。様々な事情で預けられ辛いはずなのに、逞しく生きる彼らを私は尊敬し、応援していた。この番組はそんな彼らに対する冒とくだ。まだ考えの浅い、若い世代にこんな番組を見せたら、いじめを助長し彼らが生きづらい世になってしまう。今回の題材だけは許すことができない。

  • 1回目の放送から差別や偏見を生むと中止を求める騒ぎに発展しているが、私や周りの母親たちの1話を見ての感想は違うものだ。物語の初めでの施設や施設長の描き方は少し極端ではあったが、愛情が全く感じられないというものでもない。誰か特定の人を指してさげすんだり偏見をもたせるものというよりは、多くの人々に問題提起をしている秀逸なドラマだ。辛い立場に今いる子ども達には、きっと励ましや勇気を与える展開になってくれるものと信じて、最後まで見たい。

  • 番組の放送中止に対して反対する。私には娘がいる。子育てに苦悩することもある。第1話を見て、私は子どもとはなんなのか、考えさせられた。「人権侵害」という意見も分かるが、厳しいことを言わせてもらえばそれが現実だと思う。何度も何度も繰り返して見た。親として人間として教えられることが多いドラマだと思う。子ども目線からの世界や大人の身勝手さがきちんと出ている。現代の問題をこのドラマは伝えている。この番組を楽しみにしている人もいる。

  • 養護施設のドラマを放送することで、関係者の人権が傷つけられるというが、ドラマの表現に極端な意見を出すということは、如何なものか。人は誰もが"いい人"とは限らないし、暴言を吐くことも人格の一つだ。悪い意味でドラマと現実が一緒になってしまう人をこそ、問題視すべきだ。これでドラマが打ち切りになることがあれば、抗議をした人達は「一つの側からでしか見ることができない人」と見られ、支援もされなくなるだろう。だから、昔の番組はある意味良かったのだ。一部の側の人間の意見を聞くことなく番組を作れた。今の番組は周囲に流され過ぎている。今の番組をつまらなくしたのは、こういう意見を平気でいう視聴者だと思う。

  • 子ども番組の出演者の衣装に、卑猥な意味の不適切な英語が書かれていた。着用は一度ではなく、数回にわたっているようだ。誰かが意図的に選んだのなら悪質だし、まったくの不注意ならば、番組を制作する資格がない。子どもを対象にした番組だけに、責任は重い。改善を強く希望する。

  • 年末恒例の音楽番組で、アイドル女子グループのメンバーの1人が突然、「グループを卒業する」と発表した。そのような発表は、自分たちのライブやイベントですればいいことだ。公共の電波で放送されている番組を私物化すべきではない。個人的な発表に過ぎないことを報告するために番組を利用するなど、非常識極まりない。売名行為と捉えられても仕方がない。

  • 芸人の寝起きに、逆バンジーを仕掛けるという企画をやっていた。人間が寝ている状態では循環機能が低下しており、意識も消えている。この状態で逆バンジーをすると、心停止などの危険性が考えられる。また、就寝中の芸人のベッドにバンジー装置を仕掛けるために、「普段飲めないお酒を飲ませ、無理やり寝かせていること」が2番目の問題点だ。飲めないお酒を飲んで就寝し、横になったままの寝起きで逆バンジー。大丈夫と考えたのかもしれないが、人間は驚くと何が起こってもおかしくない。事故があったらどうするのか。

  • グラビアアイドルのマッサージのシーンが最悪だった。彼女が悪いというより、時間帯も考えず演出をした制作スタッフが悪いと思うが、それにしてもいやらしい表現が不快だ。ゴールデンタイムにふさわしくない。

  • 年始のバラエティー番組だったが、家族で楽しめる内容でとても良かった。特に冒頭のアイドルグループの寝起きドッキリは、メンバーが用意された仮設の小屋に宿泊し、翌朝に小屋の壁が倒れ小屋の前で待機しているファンの前でコンサートをするという内容だったが、正月のだんらんの場にふさわしい、グループのメンバーにも好印象を与える、いい番組だと思った。来年も期待したい。

  • 12月30日は、地上波が年末特番の編成の時期だが、あるBS局は、夜9時から11時まで通常放送だった。そのおかげで、好きなレギュラー番組を見ることができた。地上波の民放テレビ局も通常編成の良さを見直してほしい。

  • 最近話題の女性テレントの背中の大きな刺青を、子ども達が見ている時間帯に放送した。「タトゥ」と言っていたが、普通の人は、反社会的な組織を連想する。話題作りなのかもしれないが、放送対象にすることはおかしい。刺青を見たことのない多くの純粋に育った子どもがいるという事実も考えてほしい。子どもに見せたくない番組を新春早々流された。子どもが家族と見ている時間帯に反社会的組織を連想させる画像は流さないでほしい。

  • "世の中の要らない人間"を取り上げるコーナーがあり、「4人競技のボブスレーの真ん中の2人の選手や、オーケストラの指揮者が要らない」などと言っていた。深夜帯のバラエティー番組だとしても、その分野に携わる人間の必要性を否定する放送は、問題だ。各分野のプロを目指す人間にとっては、生きがいにしている方々もいるだろう。

  • 「エベレスト登頂プロジェクト始動」を見た。素人のエベレス挑戦は危険すぎる。この挑戦は、仕事を選べない女性のタレントの弱みにつけ込んだ一種のパワハラだ。お笑い芸人が気の毒であると同時に、登山を愛する者として「世界最高峰」を甘く見ないでほしい。やらせで登りきるということもあるのかもしれないが、それこそ一般の人達が簡単にエベレストに登れると誤解も生み、危険なのではないか。芸人の「エベレスト挑戦」はバラエティーのレベルを超え、登山家を侮辱することにもつながる。挑戦を中止すべきだ。けが人や死者が出てからでは遅い。

  • 番組のなかで中卒をバカにしていた。私と妻は共に団塊世代で、妻はこの歳になってもいまだにコンプレックスを感じている、妻の同期の友人(中卒)も同じで、そのような話題になると顔が暗くなる。中卒はバカなのか。出世出来ないのか。私は高卒だが、今では妻のおかげで幸せに暮らしている。普段愚痴も言わない妻が、一言「ヒドイ」と寂しそうに呟いた。今の日本を築いた団塊世代のなかには高校にいけない人達もいた。その心情を察していただきたい。

  • 途中まで楽しく見ていたが、男性タレントの話で一変した。何の脈略もなく怖い話をした。怖い話の番組はもちろん、お化け屋敷、ホラー映画、CMですら、子どもの頃から苦手なので、ホラーは一切見ない。しかし不意に話を始めたので聞いてしまった。いまでも頭から離れない。なぜあの話をあのタイミングでオンエアしたのか。テロップで注意喚起したり、「CMの後」などの予告をすることができたはずだ。あの話を誰が喜ぶのか。記憶を消すことはもちろんできず、この先一生つきまとうだろう。

  • 俳優の「実子騒動」は放送しないでほしい。世の中には養子縁組の親子もいる。テレビで「実子」「DNA鑑定」「親子関係不存在」などといった言葉が飛び交ってはいい気はしないだろう。知らない方がいい場合もある。また、当事者はまだ未成年だ。海外にいるとはいえ、未成年者を巻き込んだ泥沼騒動は放送するべきではない。

  • 1週間のうちに何度も訂正が入る。今日もあったが、同じ週に数回「先程の○○は××でした」と訂正が入る。あまりにも多過ぎる。訂正を流せばいいという適当な姿勢が見て取れる。苦情を言っても「担当部署に伝えます」の一言で、改善される気配がない。

  • 「新幹線の中で泣く子に対し、舌打ちをするのはどうか」というテーマの企画があった。その議論には疑問もあったものの、考え方は人それぞれで別に構わない。問題は男性アナが「子どもがいる人といない人では考え方が違う」と発言したことだ。私は子が出来ない体だが、小児のいる親の気持ちは理解できるつもりだ。放送のプロである局アナの差別的発言、見識の低さに憤りを禁じ得ない。

  • 放送のなかで「勝ち組」「負け組」という表現がよく出てくるが、もし、稼げる人間が「人生に勝った」、そうでない人間が「人生に負けた」という意味なら、これは差別用語に当たる。簡単に「勝った」「負けた」などという言葉は使わない方が良い。同じように、人生の「成功者」という表現も、何をもって「成功」と言うのか、意味不明だ。これも主観的な言葉であり、差別用語に当たるのではないのか。

  • 番組の中でスポーツ新聞の記事を取り上げた。外国の女子高生の「処女権」がオークションにかけられたというものだった。過去には高額で落札されたこともあったという。女性を差別する内容であり、子どもにも有害である。この番組の不適切な内容は他にもある。以前には、アメリカで麻薬が合法化されたということが放送された。放送の時間帯も、放送の内容も問題が多い。改善してほしい。

  • この番組を毎週見ている。見ていて気分が和む。ただ、字幕放送に対応しておらず、聴覚障害など耳の不自由な方には会話の内容が確認できない。この番組に限らず、BSでの字幕放送対応番組が少ないと思う。BSの字幕放送の充実を望む。

  • 地方都市を舞台にしているアニメで、キャラクターの制服は実在の学校などの制服をモデルにしている。地元の人間が見たらすぐにそれと分かるデザインだ。その制服で、スカートをまくりあげ、下着を見せて踊るシーンがあった。私はモデルになった学校の卒業生だが、母校らしい制服が下品な演出に使われていて、不快になった。また、実際に同じ制服を着て通う後輩たちがいる。アニメのせいで彼女たちが変な目で見られてしまうのではないかと心配だ。

【ラジオ】

  • 正月の帰省渋滞中のドライバーに向けて、「オンエア曲に合わせてクラクションを鳴らす」ことを促すような発言が数回あった。みだりに警笛を鳴らすことは道路交通法で禁じられている。仮に、出演者が道路交通法を知らなかったとしても、実際に一部のドライバーがこのようなことを行えば、周囲に対して迷惑や交通上の異変と誤解を与えるなど混乱を招く。良識を欠いた放送だ。

  • 音楽を紹介する番組のいくつかで、唐突に彼らの政治的思想を一方的に述べる場面があり、違和感を覚える。とくに最近は政権に対する批判的な主張が繰り返されて、聞くに堪えない。音楽番組を装いながら一般のリスナーに向けて特定の政治主張を吹き込むことは不適切ではないのか。

  • パーソナリティーが「バスに乗ったとき、停車ボタンを押しても知らんぷりをして降りないという"軽いいたずら"をしてみてはいかが」と楽しそうに話していた。とんでもない話だ。私のような地方の高齢者にとって、バスは大切な移動手段なのだ。こんないたずらなどされては迷惑だ。公共放送が、なぜこのような内容を放送するのか。断固抗議する。

  • びっくりした出来事を投稿するコーナーの中で、「自販機でジュースを買ったら、買った金額以上のお釣りが出てきた」という投稿が採用されていた。投稿者は、この行為を何度も繰り返したという。警察に届けるわけでもなく、お金を取得したらしい。これは自販機の故障に乗じた「つり銭詐欺」であり、刑法の詐欺罪に該当する。お金を儲けたと自慢するかのようなこの投稿に対して、出演者の一人は「こういうことをやっちゃだめ」と軽く注意していたが、それならはじめからこの投稿を紹介するべきではない。

【CM】

  • 冷凍食品やインスタント食品や酒類のCMで、わざとらしく音を立てて食べたり飲んだりすることが不快だ。逆に食欲がなくなってしまう。和食で音を出しても良いものは、うどんや蕎麦などの麺だけだ。食品などのCMでこのような過剰な演出は必要ない。

  • 近頃の携帯ゲームのCMは「スマートフォン限定」ばかりだ。PHSなどを利用する人も多く存在するのに悪意を感じる。また、ある携帯ゲームのCMでは、歩きながらスマートフォンを操作する場面があった。「歩きスマホ」といわれるこの行為は非常に危険であるにもかかわらず、当たり前のように放送することは法令を無視している。

青少年に関する意見

【性的表現に関する意見】

  • 出演者の衣装に視聴者を不快にさせる英語が描かれていた。子ども向けの番組でこのようなことはあってはならない。

  • 高校生のラブコメディーアニメかと思っていたら、下着姿の女子高生にアダルトグッズ(のような物)をつけさせたり、いわゆるアダルト描写が多い"大人のアニメ"のようだった。22時半からの放送ということもあり、我が家の子ども(中学生)は、普通のアニメくらいのつもりでチャンネルを合わせてしまったようだが、過激な内容に驚いていた。何も知らない子ども達への悪影響を考えてほしい。

  • 小3の息子と見ていたバラエティー番組の間に、恋愛ドラマの番宣が流れた。その中に、ベッドシーンや子どもに聞かせたくないようなセリフ、キスシーンがあった。これは、多くの子どもが見ている21時前の時間帯に流すべき内容の宣伝ではない。このドラマ以外にも最近のドラマ番宣は子どもに見せたくないようなものばかりだ。もっと配慮ある編成を強く希望する。

【表現・演出に関する意見】

  • このバラエティー番組は全体的に下品極まりない。大晦日は子どもも遅くまで起きてテレビを見ている。常識のある番組づくりをしてほしい。某漫画家の汗から精製した塩を大福餅に混ぜ他人に食べさせたり、芸人の顔に向けてお尻から粉を噴出させていた。不快極まりなくチャンネルを替えた。最近は下品ネタやいじめに繋がりかねないネタが多い。

  • ドラマの役名は、養護施設で育った子どもにとって大変心の傷になる。ドラマの内容に対して関連機関が抗議を出したことも当たり前のことだし、それに対する放送局の対応は的を射ていない。「最後まで見てほしい」とは宣伝効果をねらって発言しているようにしか思えない。子どもを産む、育てるとはどういうことなのかを訴えるドラマかもしれないが、養護施設で過ごしている子ども達に対する配慮がなさすぎる。

  • ドラマの過剰演出に違和感を覚えた。おそらく第1話ということも加味した演出であり、回が進むにつれてドラマの雰囲気も良くなるだろうという予測は、大人であれば可能だ。しかし、子どもには無理だろう。社会的影響の大きいテレビ放送で、なぜ子どもの成長を阻害することをするのか理解に苦しむ。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 暗いところが嫌な人を閉じ込めて、最後は泣き叫んでドアを蹴破るほど立腹するという内容だったが、スタジオでビデオを見ている人達が心配をせずに、むしろ悪口を言っていた。これでは、イジメビデオではないか。中に入れられた人が演技ならいいというものではない。

【要望・提言】

  • このドラマは最後まで是非放送してほしい。その後に、親の責任、社会のあり方、放送、報道のあり方、視聴者としてのドラマの見方など、各自の立場から考えること多くあると思う。ある意味、今回のドラマは「ドラマなどでは人権をどう配慮すべきか」を考え話し合ういい機会ではないだろうか。ドラマの途中ではなく、最後まで視聴した上で、良し悪しを議論するべきだ。大人の都合で犠牲になった子ども達を受け入れる機会と感じている。

  • 子ども達の愛を伝えていくドラマだ。絶対に中止しないでほしい。最後まで放送していただきたい。中止しては、すべてのドラマが、事実に基づいたものでなければならなくなる。このドラマはフィクションだ。

【低俗、モラルに反する意見】

  • 女性タレントが背中のタトゥーを公開した。これはファッションなどのレベルではない。刺青である。子どもも見る時間帯に公共の電波で公開するような内容ではない。また、彼女は頑張っているシングルマザーとして、番組にも出演したことがあり、その影響は大きい。タトゥーをファッション感覚でいれる若い人が増えていることを考えると、今回のタトゥー公開はいかがなものか。

【人権に関する意見】

  • 私は児童養護施設職員だ。あまりにもひどい内容に絶句した。ドラマだから誇張されているだろうとは思うが、誤解を与える内容だ。職員が暴力をふるうのか。子どもをペット扱いするのか。とても傷ついた。もっと児童養護施設や子どものことに関心を持ってもらいたいとは思うが、この作品は子ども達や私たち職員の気持ち、人権をあまりにも考えていない。改善していただきたい。

【差別・偏見に関する意見】

  • ドラマで児童養護施設の職員が子ども達に罵声を浴びせたりペット扱いしたりと、事実と異なる内容に怒りを覚えた。私は、訳あって子どもを施設に預けている身なので、今後子どもが学校で差別に遭うのではないかと心配だ。

【委員会に関する意見】

  • 審議入りしたアニメについて、放送内容自体は、視聴者が分別をわきまえて視聴できる大人に限定される深夜帯で放送していれば、特に問題がなかったと感じている。今回の件は青少年向けでない内容を早い時間に流してしまうという、放送局のあまりの配慮のなさに問題があったのではないか。放送局側も、既に放送時間を改めて反省している。アニメ制作側の責任が問われ、制作の際に萎縮してしまい表現の自由や創作意欲が失われることがないように配慮願いたい。

2013年12月に視聴者から寄せられた意見

2013年12月に視聴者から寄せられた意見

「特定秘密保護法案」などの重要法案審議に国会中継が少ないなどの批判意見。女性芸人の海外での過激アトラクションのロケが危険すぎるとの意見など。

2013年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,318件で、先月と比較して10件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール76%、電話22%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性67%、女性30%、不明3%で、世代別では30歳代33%、40歳代22%、20歳代18%、50歳代15%、60歳以上9%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は625件【32局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

特定秘密保護法が可決・成立したが、国会中継が少なかったといった声や、報道番組や情報番組で批判ばかりしているといった声などが寄せられた。
また資金提供問題で都知事が辞任したが、資金提供を受けたほかの人物もいるのに、報道の矛先が彼にばかりに向かうのは、一種の「叩き」ではないかといった意見も寄せられた。
海外ロケで女性芸人たちに過激なことをやらせていたが、一歩間違えれば大事故につながるといった非難の声などが寄せられた。
また恒例の年末編成に対して、通常の番組を放送するべきだといった意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は32件、CMについては36件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は101件で、前月より60件減少した。
今月は「表現・演出に関する意見」が29件、「低俗、モラルに反する意見」が14件、次いで「いじめ・虐待に関する意見」と「性的表現に関する意見」が8件と続いた。
「表現・演出に関する意見」では、バラエティー番組の中でタレントに離婚届にサインをさせたことに対し、「離婚を軽々しく扱っていて不愉快だ」「子どものことを考えているのか」という内容の意見が複数寄せられた。
そのほか、年末にスペシャル版などが多く放送されたバラエティー番組について、多くの意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 臨時国会の中継があまり放送されていない。今国会は日本版NSC、社会保障改革プログラムなど重要な法案審議が目白押しな上に、特定秘密保護法という国の根幹に関わる法案が審議されているにもかかわらず、放送されていない。問い合わせても「ご意見としてうかがいます」と言われるだけで、中継しない理由を明確に答えない。公共性のある情報を提供する義務を負う報道機関として責務を放棄することと同義だ。ある種の疑念を抱かざるを得ない。

  • 特定秘密法案に反対する輩ばかりクローズアップしていた。賛成派も多数いるにもかかわらず、その人たちは登場させず、あたかも国民の大多数が反対であるかのような編集をしていた。更に、その番組の中に登場していた一般人にインタビューをするシーンがあったが、その人物は反対派NPOの代表だ。放送局側は当然、この人物を知っているわけだし、明らかに偏向報道を助長させる意図で登場させたとしか思えない。こんなことが許されて良いのか。

  • ニュースキャスターが同じ番組の中でスポットCMに出ている。局アナではないにしろ、そのようなことは前代未聞だ。放送倫理に反している。タレントをニュースキャスターに使うほど視聴率がほしいテレビ局なのか。ニュースの信ぴょう性すら疑いたくなる。

  • ニュース番組でツイートを流すのだが、明らかにおかしいものを表示させている。例えば、「○○さんこんばんは」であったり、まじめなニュースをやっている最中に絵文字を使ったツイートを表示させていたりする。こういうツイートを表示させることはやめていただきたい。

  • 内閣の支持率等のアンケートを報道しているが、電話によるアンケートしか行っていないことは、問題ないのか。テレビ・ラジオ・電話などは概ね50代以上の方が利用しており、40代以下はインターネット・スマートフォン・タブレットなどを使用している。また、それらを合算した普及率は少なくとも50%、は超えている筈だ。したがって、今後の世論調査はインターネット・スマートフォン・タブレットなども活用するべきだ。

  • 知事の5000万円の資金提供問題を都議会が追及する場面が報道されたが、この報道からは資金提供自体が問題なのか、借用書がないことが問題なのか、それともそれ以外が問題なのか、全く理解できない。資金提供の流れでどういうことが起こっていたとしたら違法であるのか、明確な報道がなされていない。何となく知事の様子や借用書の体裁が「怪しい」から「これは追及しなければ」という雰囲気さえ感じる。確かに政治資金や選挙に関し違法行為を政治家がしていたとすれば、報道機関はこれを追及するべきであるし、民意も同じであろう。しかし、違法性が明確に視聴者に伝えられない中で追及している状況があるとすれば、それは単なる「叩き」でしかない。現在の知事の表情を画面を通じて見ると、明らかに尋常ではなく、このままでは病気や死に至るのではないか。報道機関には人をそこまで追い詰めるだけの「力」があることを念頭に置いて、報道のあり方を考えてほしい。

  • 連日、都議会から追及される都知事の話題を取り上げているが、そもそもこの件はある組織絡みで出てきたニュースである。他にもその組織絡みの問題を抱えた議員がいるではないか。なぜ都知事の話題だけにスポットを当てるのか。テレビは偏ることなく、色々な側面からニュースを伝えるべきだ。

  • ツイッターで、悪ふざけをしている写真を投稿した人間を非難することはともかく、野球選手や大学教授など、口を滑らせてツイッターが炎上した人まで、あたかも犯罪者のように晒し者にすることはいかがなものか。抑止のために、炎上行為に加担したりせず、犯罪行為などを見かけたら警察や管理者に通報するように呼びかけるべきではないのか。他のSNSでも、炎上行為に便乗することはマナー違反だ。なぜ、それをマスコミはもっと報道しないのか。

  • 衆議院議員を辞職した元県知事について盛んに報道していたが、いかにも都知事選出馬ありきの話題に終始していた。まだ都知事は辞任していないのに、世論を誘導するような危険な報道はやめてほしい。

  • 街の声で公務員のイメージは「楽をしている」「クビにならないから」といった意見を流していた。家に帰ってニュースを見ている公務員の方々を苛めるような放送をして何が楽しいのか。こんな放送を認めることは、サービス残業が当然だという風潮を作りかねない。私企業のサービス残業問題、いわゆる「ブラック企業」の批判もできなくなる。その論法であらゆる公益企業もそのような批判に晒される危険がある。

  • 容疑者のプロフィールを報道するときに「派遣社員」と表現することがある。どうして「会社員」と言わないのか。正規社員を「会社員」と表現し、派遣と区別するが、なぜなのか。派遣社員だから罪を犯す、派遣社員は信用のできない犯罪を起こしやすい人と報道機関は見下しているのか。

  • 「日本メディアこそが取り上げるべき事件だ」「日本の芸能界は本当に汚い。女性の夢を奪うのか」――これは、日本のミスインターナショナルが「芸能事務所幹部にいやがらせをされた」と訴えた問題への海外の記者の反応だ。疑惑の段階だが、普通であれば大々的に報道されるだろう。しかしこれがあまり報道されないのは、「男性が芸能事務所の幹部であるため」ともいわれている。マスコミはこのように、報道したくないものは「報道する価値がない」という建前で国民から隠す。「大事件ではない」「確実ではない」と理屈はあろうが、報道しないことが不自然なケースも多い。この件は海外では大きく報道されている。日本のマスコミも正しく報道し、いやがらせや脅迫を容認しない風土をつくるべきである。相手によって対応を変えているのはおかしい。

【番組全般・その他】

  • 女性芸人4人が海外で過激なアトラクションを強引にやらされていた。橋の欄干に立たせ、背中に火を付け、そこから川に飛び込ませる。訓練を受けたスタントマンがやるようなことを素人にやらせるのか。また高温に設定したサウナ小屋に4人をおしこめ、クレーンで高く吊り上げる。我慢できなくなった者から川に飛び込むなど、心臓麻痺を起こしてもおかしくない状況で、彼女たちの苦痛に満ちた表情や仕草をおもしろがる演出だった。子ども達や家族と一緒に見られる番組だったのに、過激ないじめを見せられた思いだ。

  • "ひな壇にお笑い芸人が並ぶバラエティー番組"は、身内で喜んで騒いでいるだけで、面白くもなんともない。昔の芸人は、自分の芸で笑わせた。こんな"ひな壇話術"ではなく、真の芸で見せてほしい。また、最近は余りにも日本の時代劇が少なくなっている。若い人たちの多くは、大げさな顔付や大声を出す韓流のような表現こそが演技だと勘違いするのではないか。日本の時代劇は、抑えた声、静かな声で演技することが本来の演技だったはずだ。これからは、時代劇を増やして、"ひな壇方式のバラエティー"はなくしてほしい。奥ゆかしい日本人の心が取り戻されることを願っている。

  • 最近のテレビ番組は「ホームページ」や「ツイッター」などで意見を募集することが当たり前になっているが、インターネットや携帯電話を持たない人の意見は無視するのか。郵送やFAXの意見や情報も並行して募集するべきだ。

  • ボクシングの王座統一選で、負けたら「王座陥落」と説明し、危機感を煽ったが、負けたにもかかわらず「王座防衛」という、番組の説明と違う結末になった。翌日の会見によると、事前の「ルールミーティング」で、負けでも「防衛」できると決まっており、本人も承知していたそうだ。陣営が知っていて、中継の放送局が知らないはずがない。負けても防衛すると知りながら「負けたら王座陥落」と、危機感を煽ったのは詐欺に近いのではないのか。

  • 片田舎の数軒のみがメニューのひとつとして出しているものを、県民誰もが食べている郷土料理であるかのように錯覚させる内容だった。20年も前からこのあたりに勤めているが、そんな料理は見たこともない。不愉快だ。同じようなことが別の回でもあった。たった1軒のみが扱っているものを、県民全員が愛しているような誇大な放送が行われていた。

  • 開局55周年記念で「55時間テレビ」と題してスペシャル番組を連日多数放送しているが、一部の番組が録画できないという不具合が生じている。これは、DVDデッキの機種によって正確な番組名を把握できず、予約録画などが難しくなっているためではないのか。他局の「24時間テレビ」などではこのようなことがあったとは過去に聞かない。年の瀬が近づいており、年末年始は長時間番組が多く放送されるので、各局気をつけてほしい。

  • アメリカで起きた事件を流すコーナーで、警察官が一般市民を殴り殺したときの防犯カメラの映像を放送していた。映像は白黒ではあるが鮮明で、音声(殴る音や、助けを求める声や悲鳴)も生々しく、見た後から吐き気と頭痛が起きた。あそこまでの暴力的な映像を、朝の情報番組で流す必要はあるのか。あまりにもやり過ぎだ。不特定多数の人間が見ていることを考えてほしい。

  • 男性芸人が肛門に指を入れられて性的興奮を感じるかどうかを試していた。よつんばいになって大きな声で叫んでいた。深夜番組とはいえ、あんなおぞましいことを公共の電波にのせるなら、そのうち男性同士や男女のセックスも放送しそうだ。

  • 一般の男性をゲストに呼んで、タレントたちが彼らの「今まで交際した人数当てクイズ」なるゲームをしていた。年齢や職業、出身校、果ては容姿まで見て、「この人は多そう」「この人は少なさそうだ」と言い合うことはいかがなものか。揚げ句には一人の男性に向かい「この人は絶対0人だよ」などと、ひどい意見を述べていた。決めつけも甚だしく、内容自体もくだらない。こんな番組を作ったスタッフの神経を疑った。タレントたちの笑い声も不愉快でしかなく、怒りを覚えた。

  • 北国の温泉から中継があった。「気温はマイナス1度」と伝えたすぐ後のことだった。雪の中、リポーターは衣服を脱いでリポートを始めた。早く温泉に浸かりたいと言うリポーターに対し、司会者はその様子を楽しむかのように、あれやこれやといじり始めた。寒さに震えている相手を、である。しかも一度温泉に浸かった後で、もう一度(温泉から)出てリポートするように言っていた。度を越えた"いじり"は、番組のための"味付け"ではなく"悪ふざけ"にすぎない。

  • 東京出身の女性の地方都市での奮闘記に、たくさんの人たちが励まされたと思う。家族や結婚、仕事について、考えさせられた。押しつけられることなく胸に温かい感情が湧いた。できればもっと長い時間の特集をしてほしかった。

  • タレント夫婦の「離婚」を笑いのネタにした。女性タレントは明らかに嫌がっているのに、番組内で離婚届に判を押させるという暴挙だった。彼女がずっと出演している番組なので、「いや」と言えないことを逆手に取った卑劣な行為である。例え、数日後に離婚届に判を押すという約束を夫婦間でしていたとしても、衆人環視の中で、さらには公共の電波に乗せるということはあまりにもひどい。見るに堪えなく、不快な気持ちにさせられた。

  • 埼玉県民を面白おかしくいじるような内容だった。最初はネタとして笑って許せたのだが、最近はエスカレートしてきている。今回は「東横線・副都心線の直通でオシャレな街に田舎者の埼玉県民が入ってくる」と、県民に対し害虫のような扱いだ。ここまで蔑むことが出来るものなのかと驚いた。他県の視聴者は面白のかもしれないが、埼玉で生まれ育った私としてはとても不快だ。番組の影響かはわからないが、街中やSNSでも埼玉県民を馬鹿にする発言や書き込みも多く見られるようになった。今後、埼玉に限らず、様々な都道府県民を馬鹿にするコーナーはやめてほしい。

  • フィギュアスケートのソチオリンピック代表選手6名が決定したが、ある選手ばかり特集し、男子優勝者と2位の選手にはほとんど触れなかった。メダルが期待できる2人を無視した内容で、まるでその3位の選手が優勝したかの番組構成に憤りしか感じない。優勝者と準優勝者をおざなりにした内容は決して許せない。

  • 年末になり通常の番組を打ち切って、特別番組が放送されるようになった。せめて27日(金)までは通常の番組を放送するべきだ。毎週楽しみにしている番組に代わり、くだらない芸人が出演する下品で低俗な番組が多くなる。これからお正月過ぎまでこの状態が続くかと思うと不愉快だ。

  • 男性タレントが、突如「この話を聞いた人(視聴者)は、霊がドアをノックしにくるので、その際、一切声を出さず、心の中でとある呪文を唱えなければ、その人に不幸が訪れる。実際、自分も話を聞いたときにノックがあり、思わず声を出してしまった友人は、とんでもない不幸にみまわれた」という話をした。何の前触れもなく、聞いた人が不幸になる、というような話を公共の電波で流すことは、例え冗談でも不愉快だ。マンションなど、隣の部屋をノックするなどのイタズラも出ている。世間には不安神経症を患っている方、一人暮らしで心細い方など、いろいろな事情の方がいる。気をつけてほしい。

  • 年末のバラエティー番組だが、低温花火を芸能人に打ち付ける場面があった。花火は簡単に子どもでも手に入るものだ。このような行為は、低温花火だから安全なのか。果たして、笑いとは危険を投げかけたときのリアクションで取るものなのか。火花が出るものが顔に当たった場合、例えば目に入ったらどうなるのか。それでも安全と言えるのか。安全な花火はこの世の中にあるのか。このような番組が全ていらないとは思わないが、もう少し演出を考えるべきだ。

【ラジオ】

  • タイについての観光番組だった。タイは政情が不安定だが、この日の番組では、現地在住の方に電話を繋いで「今、どんな状況ですか?」と聞いていた。しかし、その状況は、どう考えていても当日とは違ったものだった。事前に録音したものだったのだろうか。それなら、電話で「今の状況」を聞くという演出はおかしいのではないだろうか。この週は、特に状況が刻々と変わっていて、テレビなどでは生中継で現状を伝えていたから、違和感があった。政治的に混乱している国の情報は、たとえ観光番組でも正しく伝えてもらいたい。

  • "今日が何の日なのか"を解説するコーナーで、日本が国連に復帰した日について「大きな戦争をしでかした日本が、国際社会に復帰した日」というコメントをしていた。このような個人の考えを言うことはいかがなものか。「戦争をしでかした」という発言は、自虐史観に基づくものであり、放送法の「中立性」に反するのではないか。特定の思想を刷り込もうとしていると言われても仕方がない。

【CM】

  • CMの途中で出て来るバニーの格好をした中年のおじさんを差して「変態」と言うのがすごく不快だ。中高年の人や、中高年の人のコスプレを馬鹿にしたような内容が気になる。誰が何を着ようが、犯罪になる格好でないなら勝手だと思う。ウケ狙いにしても、差別的だ。

  • 携帯ゲームのCMが最近やたらと放送される。子ども向けの番組でも放送している。朝から晩までずっと放送している局もある。最近は携帯ゲームなどで無料のはずが高額の料金を請求されるトラブルが増えており、消費者センターも注意を呼び掛けている。このようなCMは深夜だけにしてほしい。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • タレントに離婚届を書かせるという企画は見ていて不愉快だった。結婚ならまだしも、離婚を番組のネタにして、しかも笑いをとるためにということはいかがなものか。「役所に出していないのだから」や「所詮番組のネタだから」などのレベルではない。子どもでも見る番組だ。離婚届を書くということが、笑いやゲームのようなイメージを植え付けかねない。

  • 「世界の怖い話」を集めたスペシャル番組を見たが、青少年の恐怖や不安を煽る番組は徹底的な検証をすべきである。このような番組により、オカルトめいた宗教に興味を持つ人々もいるだろう。オウム事件をマスコミは忘れないでほしい。

  • 料理の金額を推理し、負けた人が全額を払うという企画は、賭け事と何が構造的に違っていると言えるのか。子ども達が成長していく過程の中で、こうした軽々と賭け事を楽しむ映像を身近に感じることは、公共の放送としての基本姿勢に疑問を持つ。

【低俗、モラルに反する意見】

  • 各局とも「景気回復」という浮ついた話題ばかりが目立つ。この番組の特集では、景気回復で中古の高級ブランドが売れる様子などを映していた。ある女性が全く同一の高級バッグを8個も買い取り業者に持ち込み、50万円近い現金を受け取ったが、「このバッグは水商売でお客さんから貰ったものだ」と平然と言っていた。敢えて同じバッグをねだったらしい。このような特殊な方法で安易にお金を手にする様子を放送することは、青少年に対して楽をしてお金は儲けられるという印象を与えるので有害だ。

【動物に関する意見】

  • ドラマの中で、金魚鉢を割るシーンがあった。まさか生きた金魚が本当に入っているとは思わなかったが、その直後に床をペタペタしている金魚の姿があった。昼間、子どもも見る可能性がある時間帯の演出としていかがなものか。

【要望・提言】

  • テレビドラマの新作が発表されたが、また刑事物だ。午後の再放送から夜まで、殺人事件の起こる刑事ドラマばかりだ。刑事物のアニメもあり、死体を見ない日はない。こんなテレビドラマの状況は正常なのだろうか。「しょせんテレビドラマ」といってしまえばそうかもしれないが、こんな状況で育つ青少年の今後が心配だ。もう少しドラマで扱う職業に変化をつけて、死体の出ないドラマを多く制作してほしい。

【危険行為に関する意見】

  • バラエティー番組で、芸人と女優が、釣った魚を屋外でフライにするシーンがあった。熱い油が入っている鍋に、魚を勢いをつけて投げこんでいた。もしコンロのガスに引火したらどうするのか。子どもも見ている番組であり、危険極まりない。キャンプ場や河原で悪ふざけして真似したらどうするのか。

2013年11月に視聴者から寄せられた意見

2013年11月に視聴者から寄せられた意見

「特定秘密保護法案」をめぐる報道・議論に、様々な意見。業界の裏側がテーマの深夜のバラエティーで"枕営業"との発言があり、働く人間は死活問題だ、などの苦情。

2013年11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,328件で、先月と比較して411件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話25%、手紙ほか2%、FAX1%。
男女別は男性62%、女性35%、不明3%で、世代別では30歳代26%、40歳代29%、50歳代20%、20歳代13%、60歳以上11%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は704件【47局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

特定秘密保護法案について様々な報道番組や情報番組で取り扱っていたが、批判ばかりしているといった声や、いまこそメディアの発信力が問われているなどといった意見が寄せられた。
相次いで食材の偽装疑惑が報じられたが、「誤表示」といった曖昧な表現ではなく、もっと的確な言葉を使うべきだという意見や、行き過ぎた報道は見直すべきだといった声などが寄せられた。
深夜のバラエティー番組で、「枕営業」といった不穏当な発言があり、そのお陰で嫌な目にあっているという視聴者の声などが寄せられた。
ラジオに関する意見は78件、CMについては37件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は181件で、前月より60件増加した。
今月は「いじめ・虐待に関する意見」が69件、「性的表現に関する意見」と「低俗、モラルに反する意見」が20件、次いで「表現・演出に関する意見」が12件と続いた。
「いじめ・虐待に関する意見」では、バラエティー番組の中で"人間縄跳び"を行ったことに対し、「子どもが真似をするので危険だ」「いじめに繋がる」という内容の意見が多く寄せられた。
そのほか、ラジオの深夜番組での性的な表現や、ドラマの残虐シーンに関する意見などが寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 参院議員が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した行為について、閣僚や与野党幹部から"議員を辞職すべき"と批判されていることが報道された。皇室を政治やスポーツに利用するべきではないというが、しかし考えてみれば、国賓をお迎えすることも政治的行為であり、オリンピック招致でも皇室が参加している。議員が天皇に手紙を直接渡したのはルール違反であり、宮内庁に渡すべきだったと思うが、今回のことだけ取り上げて、議員が皇室を政治に利用したと批判することはいかがなものか。

  • 「特定秘密保護法案」に関して、テレビで極端な例を挙げ、世論を反対へ誘導しようとしている。悪用されればどんな法律も危険である。マスコミは自分たちが罰せられるのが嫌で、電波を使い国民を洗脳しようとしているのか。

  • 最近の政権は横暴をきわめている。以前の政党に政権担当能力が無かったから、国民は消去法で選んだのだが、「特定秘密保護法案」を通そうとするなど、危険な領域に突き進もうとしている。それなのにマスコミの発信力というものが低下しているのではないのか。このままでは戦前と同じ道を歩んでいくのではないかと危惧している。マスコミが愚民化政策を止めないで、誰が止めるというのか。

  • メニュー偽装に関して関西のホテルが公表してからどさくさ紛れに他のホテルが公表している。最初に公表したホテルがマスコミの槍玉にあがり、あとから公表しているホテルが謝罪して終わりということは、おかしい。マスコミは行き過ぎた報道を見直すべきで、ホテルが自主的に公表したことは自浄作用が働いているということなのだから評価してもいい。

  • 報道で、ホテルのメニュー表示について「誤表示」と言っているが、「虚偽表示」「適切な表示でない」「偽った表示」と表現すべきではないか。「誤表示」という表現では、事の本質が曖昧になってしまう。

  • 今回の食材偽装問題について、色々な放送がされているが、決めつけたような報道は止めてほしい。何も知らない視聴者の誤解を招く。問題を起こした飲食業界でも、真面目に食材を取り扱っている飲食店はある。各社の過剰な報道で、真面目に営業している店舗にも被害が出ている。冷静な放送をしてほしい。

  • プロ野球日本シリーズで東北楽天イーグルスが初の日本一になった。しかし、東日本大震災の被災地の球団が日本一になったということで「美談化」する報道に違和感を覚える。災害とスポーツをごっちゃにするような報道姿勢は慎むべきだ。このような平和ボケのような番組作りが、東北地方の復興の妨げの一部になっていることに気づいたほうが良い。

  • 芸能人がイベントなどに参加している映像がワイドショーで流される際、一般の観客の顔をモザイクで隠すことがよくある。しかし、周りの全員にモザイクをかけることはいささか過剰ではないのか。「プライバシー保護の観点」からモザイクをかけているようだが、やみくもにモザイクをかければいいということではない。

  • ホストの男性が殺された事件で、リポーターが地元の年配と思われる女性に、被害者がホストだったこと、殺されたことを明らかににして、「ご存知ですか?」と聞いていた。何の権利があって、被害者や遺族の隠しておきたいことをわざわざ触れ回っているのだろうか。被害者とその家族の気持ちを考えると、嫌な気分になった。

  • 放送中に強い地震があったが、中断したり、テロップを出していなかった。報道番組としてはいかがなものか。生でなく収録した番組だと思った。

  • 大阪市のある地区周辺の小学校への通学路を「浮浪者がいて怖い」「こんな怖い所を平気で通っているのは感覚がマヒしている」等、児童の保護者の感想を流していた。また路上生活者が道路で寝ている姿を「夕方、浮浪者が道路にいて危険である」とコメントし、何度も「危ない」「危険」等と言っていた。その地区を「危険な場所」と呼び、地区周辺の小学校への登校に「危険な地区を通らなければならない」と、地名や小学校の名前を表示した地図を出していた。これらの報道は、危険な街であるとの印象を与え、地区に住む人を差別する内容だ。また、路上生活者を「浮浪者」と呼んだ事や、経済的に困窮し、路上で生活せざるを得ない人々を「危険」と表現したことも明らかな差別・偏見だ。

  • 小泉元総理の「原発反対」の発言を受けて、コメンテーターの一人が、「無責任だ」といっていたが、原発促進派だけを出演させることは偏っている。原発賛成派だけではなく反対派も出演させるべきだ。

  • 小泉元首相の原発即時ゼロ発言について、局の解説委員が「世論調査で6割の人が賛成と出ているが、これはふわっとした答えであって実際選挙になれば、おそらく国民はそんなに賛成しないと思うので、小泉さんには晩節を汚すようなことはしてほしくない」と言った。世論調査は局が調べた数字なのに「ふわっとした」という表現はおかしい。「晩節を汚す」という日本語の使い方もふさわしくない。福島の状況を考えてほしい。

  • 経団連から「冬のボーナス平均額がアップした」という発表があり、あたかも景気がよくなってきたような報道ばかりしている。この数字は一部大手企業の正規社員だけのもので、非正規を大量雇用している大手企業のパイには非正規の数が入っていないことや、この数字があまりにも一般社会とかけ離れていることを報道する局がないことに呆れる。最低限、「一部大手企業のみの平均です」などと補足する義務はないのか。テレビでこのニュースを見たほとんどの人は、自分とは違う世界の話だと感じたと思う。

  • キャロライン・ケネディ駐日大使が着任されて、歓迎の気持ちで楽しみにして番組を見ていた。ところが、大使の父親が銃で撃たれ大量の血が出た同じシーンを、繰り返し流した。暗殺当時のことを振り返ることに、何の気配りも感じられなかった。大使は着任早々である。日本のメディアの取り上げ方を興味深く見ているはずだ。配慮が足りない番組構成に憤りを覚えた。

  • 金銭の提供を受けていた知事の件を取り上げていた。この中で、司会の男性が「他の人はわかりませんけど、僕だったら5000万円貰ったら何でもしますよ」と発言していた。"5000万円貰ったら誘拐でも何でもする"とでもいうのか。番組のメイン司会者の発言として不適切だ。冗談で済まされる話ではない。

  • 「生活保護不正受給問題」を各局で取り上げているが、どの番組も"生活保護を受けること自体が悪い"とでもいうような内容ばかりだ。やむにやまれず、生活保護を受けなければならない人間もいる。「不正受給者」の話だけではなく、こうした現実も詳しく取り上げてほしい。

【番組全般・その他】

  • 「若い女性が怖いお兄さんに絡まれている場面に出くわしたらどうするか」という企画だった。"怖いお兄さん"という設定だったが、服装や言葉遣いから見て"暴力団"を意識していたことは明らかだ。一般人に対して、このような仕掛けをするとはいかがなものか。午後7時台のバラエティー番組の内容として不適切だ。

  • アメリカで起きた事件の容疑者が14歳の少年だった。彼の名前・顔写真まで出た。日本人の未成年者が事件を起こした場合は、名前や顔写真は出さない。たとえ日本の法律の適用外としても、このニュースは日本国内で放送している。未成年者の顔や名前を出すべきではないと思うが、どうなのだろうか。

  • "食わず嫌い"で、タレントの嫌いなものは「カニ」としていたが、食べた後の様子を聞く限り、好き嫌いではなくアレルギーだと思った。本人も「甲殻類を食べると口の中がイガイガしてきて顔が赤くなってくる」と言っていた。私の子どもは食物アレルギーがあり、学校に対して「アレルギーと、好き嫌いは違う」ということを訴えている。アレルギーを好き嫌いと同様に考えてもらっては困る。アレルギーは命に関わることもあるのだから、お笑いの題材にしないでいただきたい。

  • プロ野球の日本シリーズの中継について、片方のチームばかり依怙贔屓した内容が目につく。相手チームの攻撃中にでさえ、ファンが試合を見守っている姿が何回も映る。中継を見ている全ての人達がファンではないのに、偏った中継をすることはいかがなものか。また、試合結果を伝えるニュースでも、偏っていることには、正直ウンザリしている。

  • バラエティー番組や情報番組で「間違った使われ方をしている日本語」という企画が放送されることがある。しかし、プロ野球日本シリーズに関するニュースで、「日本一に逆王手」と報じているのを目にした。「逆王手」とはどういう意味なのか理解していないのではないか。それとも知っていながら「勢いがある感じがする」といった短絡的な発想で使っているのか。自分たちで間違った使い方を広めておいて、それを指摘する番組をつくることはおかしい。

  • 「生命保険業界の裏側」として、"枕営業をしている"等の発言内容により、番組自体が放送休止になったことは知っている。番組は放送休止で済むかもしれないが、そこで働く人間にとっては死活問題だ。私は保険業界で働いているが、昨日も「おまえもいやらしい営業をしているのか」と顧客から言われ、大変嫌な思いをした。真面目に働く人間にとって不愉快極まりない。もっときちんと謝罪するべきだ。

  • 老人ホームを、要らない人を入れる(「捨てる」と言っていた)場所であるかのような表現があった。その発言は「老人ホーム」にいる人達は「捨てられてしまった人」だと思っていることを公の場で発表したことになる。それをなんとも思わず放送していることは問題だ。またこれは、現在老人ホームに入所している人達だけでなく、働いている人、将来働こうとしている人に対しての侮辱でもある。今、老人ホーム業界では働く人が減っている。この先働き手が不足していく現状を分った上での放送なのか。大変憤りを感じる。今回の放送は公共の電波に相応しいものとは言えない。訂正していただきたい。

  • アフリカで子どもを襲った未確認生物が捕獲され、その映像が流れた。ヨーロッパの民間伝承やその流れを汲むフィクション(主としてファンタジー)に登場する伝説の生物"ゴブリン"ではないかと興味本位に放送された。過去に「エレファントマン」という、病気で象のような肌になった人が紹介されたことがあるように、今回の「未確認生物」も「人間」ではないのか。何らかの病気や生まれつきの障害者である可能性がある。血まみれの映像はかわいそうだったが、気持ちが悪く、放送するのはいかがなものか。笑いながらその映像にコメントする出演者にも憤りを感じた。

  • 長時間のニュース番組は必要ない。他局より1分でも早くスタートしたいだけで、ニュースの質は何も変わっていない。相変わらず同じニュースの繰り返しと、「グルメ」と「密着」だ。そのうちネタ切れになるのではないのか。内容が伴わなければ、無意味だ。

  • 「盗聴特集」をやっていたが、興味本位で恐怖を煽る内容だった。特集をやるならば、盗聴されていると偽って老人から金をだまし取る悪徳盗聴業者も取り上げるべきだった。また、無線マニアに対する偏見と思われる内容もあった。無線マニアは全員が盗聴をしているわけではない。無線の趣味を持つ人間を不当に差別している。

  • 私は団塊の世代です。若者と違い、必ずテレビをつける習慣があります。ところが今は、テレビをつけてもおもしろい番組が皆無です。近い将来、65歳以上が人口の3分の1を占める時代なのに、高齢者を無視した番組作りは納得できません。大人の鑑賞に堪える番組を作ってください。

  • 動物番組で司会者や出演者が柴犬、秋田犬を「しばけん、あきたけん」と言っているが、これは明らかな間違いで、正式には「しばいぬ、あきたいぬ」である。「柴犬」「秋田犬」の呼び名は江戸時代よりも古い時代から使われていることが当時の文献から明らかになっており、その後現在に至るまで数百年もの長きにわたって受け継がれてきた。日本人なら知っていて当たり前のことだ。バラエティー番組などの出演者の言葉遣いの乱れがこういう細かい点に現れている。

  • バラエティー番組等での、スタッフや観客の「ワー」や「キャー」という声や笑い声がうるさくて仕方がない。そのため司会者や出演者の声がかき消されてしまう。ある番組では、VTRが流れた途端、いきなり嬌声が聞こえてきたので驚いてしまった。面白いときに笑うことはいいが、もう少し場をわきまえるべきだ。

  • この6~7年、前半のコーナーで落語をめっきりやらなくなった。この番組は、落語家が司会役や後半のコーナーのレギュラーでありながら、皮肉なことに落語家が落語を披露する機会がほとんどない。司会者が交代する前は時々落語をしていた。放送時間が30分という時間的な理由もあると思うが、短い落語ならばできると思う。

  • 相変わらず2つか3つの番組を合わせただけの番組を「合体スペシャル」と銘打って放送している。いつ改善されるのか。また最近は他局でも同じように「コラボスペシャル」などといって放送している。複数の番組をつなぎ合わせただけの番組を、そのように放送することは、一種の詐欺ではないのか。

  • 「年末年始に行きたい海外旅行のお勧め人気ランキング」でソウルが第3位と伝えていた。いったい何を根拠にこのような結果を出したのか。ほんの僅かな調査で、あたかも全てであるかのような伝え方はするべきではない。色々な角度からトータルに判断するべきではないか。因みに私が見たサイトでは、第9位だった。テレビの影響力を考慮し、正確な調査結果を伝えるべきだ。

  • 番組での同性愛者への扱いが、卑劣で屈辱的、かつ怪物のように仕立て上げられていた。それで笑いをとろうとしていることに怒りを感じた。同性愛者たちの心を踏みにじり、世間への誤解を助長させる内容だった。異性愛者にとっては面白いと思えるかもしれないが、同性愛者にとってはメディアを通した差別だ。テレビを作る人間はどう考えているのか。スターのゲイ疑惑のときの観客の反応、MCの言動すべてが不快であった。

  • 私は地方在住で、土日も仕事に追われている。病気の予防と健康増進を促すことは大変良いことだが、時間がなく加工食品に頼らざるを得ないこともある。また毎日決まった運動をすることは困難で、健康的な生活を営むことは到底難しい。お金と時間さえあれば健康になれることは当たり前だ。不安を煽らないでいただきたい。もっと多くの人にとって可能でコストもかからない予防法を番組のなかで広めてほしい。

  • 人間縄跳びという遊びを女性グループがやってみせた。遊びのように見えるが、いじめにつながりかねないものだった。縄にされた男性は「怖い」と何度も言ったが、危険だと止める人はいなかった。遊びなら全員が楽しいはずで、一人が苦痛や嫌な思いをするなら、それは遊びではなく、いじめだ。

  • 洋楽の歌詞が日本語に聞こえることを紹介するコーナーはなかなか良い。とても面白かった。このコーナーを見るまで、洋楽の歌詞が日本語に聞こえることは気にしたことがなかった。こういう楽しみ方も良いものだ。ただ、最近はスペシャル等の特別企画があまりにも少ない。毎年、年間の最優秀作品を決める企画があるが、10年近く前はこれとは別に不定期ではあるものの「名作100選」的なものが年に1~2回ほど放送されていたが、現在はほとんどなくなってしまった。20年以上も続く名物コーナーだけに、スペシャル等が以前よりも少なくなっていることは残念だ。不定期でも構わないので、また放送してほしい。

  • ゴルフ中継を通し、画面右上に「○○が大会連覇へ」というテロップが延々と出続けていた。なぜ、「筋書きのないドラマ」であるはずのスポーツに勝手に希望的観測を入れるのか。まだ「○○~大会連覇なるか」なら許容範囲内だが、「連覇へ」ではまるで、赤絨毯の花道が敷かれ、そこを選手が歩いているかのようだ。ハリウッドの大スターではない。また、きっと○○が断然長く画面に映っていたのではないか。トップならまだしも、終始2位や3位だった。トップは番組を通じて違う選手だった。視聴率ほしさは分かるが、民放地上波のゴルフ中継は、有名選手、人気者を余りにも持ち上げ過ぎている。これは他の選手や、選手の関係者にも大変失礼にあたるのではないか。

  • 旅番組で、お笑い芸人がステーキを食べながらワインを飲んだようなシーンがあり、その後、運転して宿に向かっていた。演出上のことであり、実際には飲酒運転をしていないと思うが、その旨を番組で明記したほうが誤解を招かなかったのではないのか。

  • 私の夫は「精神疾患」で、昔から世間の好奇の目にさらされ、嫌がらせにあってきた。「精神疾患」は脳の病気で、他の臓器と同じように身体の一部の病気だ。病院で適切な治療を受ければ改善し、受けなければ悪化する。しかし、現代社会ではまだ精神科通院に偏見があり、適切な治療を受けないばかりに、不幸な事件が起きることもある。不幸な事件や世間の偏見をなくすためにも「精神疾患」を理解してもらえる番組を作ってほしい。社会の理解があれば、家族も救われる。

  • 人気男性芸人が「生き別れた母に逢いたい」という企画だったが、数年前まで母親の所在は分っていたらしい。また以前ブログにも、母親の写真を掲載していたとの話だ。そのような状況で「生き別れ」とは、あまりにも誇大な表現だ。再現ドラマを交えながらドキュメンタリー風に番組を作っていたが、あまりにいい加減だ。どこまでがホントでどこがウソなのか、釈然としなかった。

【ラジオ】

  • いまだに平然と大物司会者を出演させ続けている常識のなさに呆れる。女性歌手が亡くなった件で、彼女の葬儀に参列すると話し、「私のカムバックにふさわしい舞台を用意していただいた」と番組で言った。全く信じられない感覚だ。人の葬式を自分の復帰の舞台と公共放送で発言する感覚は、一般人には全く理解出来ない。なぜこんな司会者をいつまでも使い続けているのか。

  • アナウンサー同士の"なれあい"かもしれないが、女性アナウンサーに対して「おばちゃん」などと言っている。とても聞き苦しいだけでなく、世の中のセクハラを推進することになる。公共の放送を利用して、ある年齢以上の女性を「おばちゃん」などと呼ぶべきではない。

【CM】

  • "デビルマンのように隈取りをして、黒いコートをまとった男性がビルの屋上から飛び降りる"というCMを見た。飛び降り自殺を連想させる内容で気持ちが悪い。BGMに"デビルマンのテーマ曲"が使用されていることも、いっそう不気味な雰囲気を醸し出している。自殺者が後を絶たない昨今、テレビCMとして不適切ではないか。

  • きのこメーカーのCMが卑猥で、青少年の教育によくない。卑猥な隠語らしきことばも品位がなく、主婦の購買意欲を低下させる。きのこは健康食品だ。もっと健康的なCMにしてほしい。

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • "人間縄跳び"という、人間を縄に見立てて手足をそれぞれ持って振り、人が次々に縄になっている人を飛ぶという行為があった。子ども達が真似をした時に事故が起こる可能性もあるし、遊びの感覚でいじめに繋がりやすいとも思える。

【性的表現に関する意見】

  • ラジオを聞いていて、あまりに下劣な話の内容に驚いた。深夜放送とはいえ、男女間の性の話ばかりを放送して許されるのか。マスコミの影響力は大きい。出演者が青少年に人気のある芸人であれば尚更だ。

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • ドラマの中で、余りにも残虐なシーンが多すぎて困っている。小学生の子ども達が毎週見ていて、学校でも沢山の児童が見ているようだ。頭を撃ち抜かれるシーンや頭に弾痕が付いた死体を見せる場合、最低でも放送前に注意文を付け加える処置が必要だと思う。

【表現・演出に関する意見】

  • "子どもにお金の稼ぎ方を考えさせる"というコンセプトで、良い番組だと思った。しかし、番組の最後に登場した弁護士が挙げた具体例に疑問を覚えた。痴漢行為という実証が非常に困難な犯罪について、「相場は50万円だが私なら300万円取れる」と豪語していた。子どもを相手にしてそのようなことを言うと、相手を陥れて儲けることを教えることになる。下品な例えであり、もう少し考えてもらいたい。

  • 穀物酢の早飲みゲームを行っていたが、危険なので非常識としか言いようがない。酢が好きで挑戦していた女性タレントは自分の責任かもしれないが、他のタレントたちは「大丈夫なの?」と言いながらも無理にやらされた感じであった。彼らは胃や腸に炎症が起きているかもしれない。好きでやる人はともかく、芸人だからといってこういった危険なことを強要されることは、「体をはる芸」の域を超えている。また、子どもや若者が真似をする可能性もあるので、常識のある番組づくりをしてほしい。

【言葉に関する意見】

  • 多くのバラエティー番組に共通して言えることだが、出演者の言葉遣いが良くない。「マジっすか」や「超激ヤバ」「マジで超ハンパない」など、乱れた日本語を話す出演者がいる。ひどい場合は「死ね」や「殺す」と何度も発言したり、性的な発言や下ネタを言っている。ゴールデンタイムに放送している番組の場合、子どもが見ることもあるので、出演者の言葉遣いには十分注意してほしい。

2013年10月に視聴者から寄せられた意見

2013年10月に視聴者から寄せられた意見

被災現場の取材ヘリが救助の妨害になるなどの、批判意見多数。真剣勝負を謳ったバラエティー番組の不適切な演出の発覚に、残念、謝罪を行うべきなどの意見。

2013年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,739件で、先月と比較して108件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール73%、電話24%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性71%、女性26%、不明3%で、世代別では30歳代31%、40歳代27%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上9%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は782件【48局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

来年4月から消費税が5%、から8%、に増税されることが、正式発表されたが、「上がった」かのような印象ばかり先走りして、増税の時期を勘違いする可能性があるといった意見が寄せられた。
伊豆・大島で台風26号による大規模な災害が発生したが、取材ヘリによる騒音で救助活動の妨げとなっているといった切実な声や、災害対応に忙しい行政の担当者を生出演させるのは、如何なものかといった批判が多く寄せられた。
ストーカー殺人事件については、被害者の写真や動画を興味本位に掲載しているのではないのか、容疑者を「アニメオタク」とレッテルを貼っているが、ステレオタイプな報道姿勢だという声などが寄せられた。
過激な発言を売り物にしているトーク番組で、コメンテーターの発言が甚大な民族差別に当たるのではないのかといった声も寄せられた。
真剣勝負を謳い文句にしていた番組にヤラセ疑惑が発生したが、いままで楽しみにしていただけに裏切られた気持ちだといった批判意見が多数寄せられた。
ラジオに関する意見は45件、CMについては48件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は121件で、前月より12件減少した。
今月は「性的表現に関する意見」が27件、「表現・演出に関する意見」が19件、次いで「委員会に関する意見」が16件、「低俗、モラルに反する意見」が12件と続いた。
「低俗、モラルに反する意見」では、女性タレントへの"ドッキリ企画"で、下着姿の男性タレントが悪戯をする企画を問題視する意見が複数寄せられている。また、演歌歌手が歌っている前で無視して宴会をするというバラエティー番組の企画について、「いじめに繋がる」という意見のほか、「制作者の意図が理解できない」と放送局の見識を問う意見が寄せられている。
そのほか、「委員会に関する意見」では、フジテレビ『27時間テレビ 生爆烈お父さん』について「委員会の考え」を示したことに対する意見が多く寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 安倍総理が来年2014年4月から消費税8%、への増税を発表した。テレビ局には、消費税が現在の5%、から8%、に上がるのだから、わかりやすい説明をしてほしい。また、消費税増税に至った経緯をしっかりと報道して頂きたい。

  • 「消費税8%、決定」の記事を紹介する際、来年4月からの増税にもかかわらず、「予定通りあがりました」と煽り、CMを挟んでもう一度「消費税あがった」と言った。「あがった」という印象だけが残り、もう8%、に増税されたと誤解してしまう人もいるのではないのか。高齢者は増税されたと勘違いし「増税詐欺」に引っかかってしまうかもしれない。増税決定を報道することはいいが、来年4月からの実施であることをしっかり伝えるべきだ。

  • 私は伊豆大島に住んでいるのだが、台風26号の影響で土砂崩れが発生した。各放送局の報道ヘリコプターが大きな音を立てて被災現場上空を旋回している。騒音で小さな声が聞こえず、助けられるものも助けられない。ヘリコプターでの取材は即刻止めてほしいと、各局に電話をしたが状況は変わらない。何とかしてほしい。

  • 災害時のマスコミの取材ヘリが救助を妨害するという問題が何度も話題になっているのに、一向に改善しない。「報道の自由」が人命より優先するのか。ショッキングな映像をとるために、取材ヘリが周辺を飛ぶことは妨害以外の何ものでもない。こういう時のために取材協定などを結ぶべきではないか。災害を見世物にしながら、妨害までして、マスコミはきれいごとを話す。人命に関することだけに怒りの声は強い。せめてヘリは共同などにできないのか。

  • 台風26号で被害を受け、犠牲者を多数出した伊豆大島の町長を吊るし上げていた。見苦しい番組だった。町長の対応の不手際は否めないが、自然災害であることをマスコミ各社は理解していないのであろうか。現地の指揮官が対応に当たっている最中、早朝から番組に縛りつけ作業の妨害をし、相手が反論できないのを良いことに無責任に叩くことはやめるべきだ。公開裁判のような感じだった。番組出演より現場での仕事を優先させるべきなのに、長時間拘束することは報道機関の横暴ではないだろうか。視聴率狙いや話題性だけで大衆心理に迎合した放送スタイルは、反省して貰いたい。

  • 台風が来ていて地元の情報が知りたいのに、テレビではキー局のニュースしかやってなく、主に関東ばかりが取り上げられている。震災の時もそうだが、災害の可能性がある時は、地元のニュースも放送してほしい。キー局とは違ってお金がないことはわかるが、このような状況の時くらい、地元の災害情報を出さないと地元局の意味がなくなる。地元の情報が知りたいのに、それが地元局で得られないことは問題だ。

  • 先日発生した、横浜線踏切人身事故に関する報道だが、昼から夜のニュース番組で紹介していたが、いずれも配慮を欠く内容だった。遺族へのインタビューや、そもそも助けに入る行為が本来あってはならないことを一切報道せず、美談に持って行こうとする姿勢を感じた。この手の事故は、非常ボタンを押す、赤い服や布を振るか発煙筒などがあればそれも使用するなど、列車に対して、まずは止めるということをするべきである。マスコミとしては、広く事故を防ぐ方法や列車に対しての知らせ方や、安易にホームから降りる、踏切に入っての救助はしてはならないことを報道すべきだ。

  • 「横浜の踏切人身事故」のニュースが各局で多く取り上げられた。助けた女性の行為は素晴らしいが、あまりにも美化しすぎではないか。周辺住民や親族に対する取材のあり方も考えるべきだ。

  • 事件や事故で亡くなった方のご遺族へのインタビューは、止めるべきだ。事件や事故で亡くなった方の遺族へのインタビューは非常識だと常々感じている。家族が亡くなって辛い中、気持ちの整理がつかない遺族の方に「どんなお気持ちですか?」と尋ねることは、あまりにも無神経ではないか。自分が遺族の立場に立った時、マイクを向けられコメントを求められてどう思うか。絶対にいい気分ではないはずだ。亡くなられた方のご遺族にコメントを求めて、いったい何をどうしたいのか。どんなコメントを引き出せば、満足するのか、いつも不思議でならない。

  • 東京電力福島第一原発の汚染水問題を取り上げていた。現在進行形で起きている汚染水問題を知ることの出来る内容で、日本全国の方にぜひ見て頂きたい番組だと思った。解決が見えない汚染水問題を「モグラたたき」に例えることはわかりやすい表現だが、「東京電力福島第一原発汚染水」のことを「モグラ」と比喩するのは、如何なものか。報道番組であり、バラエティー番組のお笑いのネタではない。ボカしたり、暗号化したりせずに、きちんと「汚染水」と表現してほしい。「東京電力福島第一原発の汚染水」とはっきり表現するべきだ。

  • 「氾濫する土下座」というテーマの放送をしていた。客の女性が某衣料品販売店の店員にクレームをつけ、土下座を強要し、逮捕されるという事件があった。その土下座している様子の写真をぼかしながらも放送していた。インターネットのみならずテレビでもその姿を晒されてしまった店員やその家族、関係者はどういう気持ちだろうか。一種のハラスメントと言えないだろうか。この写真のほかにも別件の写真や動画を流しており、もっと配慮してほしい。

  • 衣料品の店員に土下座を強要したとされる事件で、微罪逮捕であるにもかかわらず、あたかも凶悪犯罪を起こしたかのように大々的にセンセーショナルに報道するマスコミの姿勢は、興味本位としか思えない。報道機関としての本来の役割を放棄しているのではないのか。

  • 高3年女子ストーカー殺人で、亡くなった方のブログから大量の本人写真を必要以上に転載し紹介しているが、必要なのか。両親の承諾はとっているのか。事件の内容よりも「話題のあるニュース」として面白半分に放送しているように思える。あまりにも非道徳的な行為だ。

  • 三鷹市女子高生刺殺事件で、犯人の素性をリポートする際に「アニメオタクである」ということを放送した。オタクという趣味は、直接的な動機には当たらないと思われるが、オタクであることが悪ととらわれかねない差別的な報道だった。アニメファンにとって誤解と不安を与える間違った報道だ。また、こういう犯罪が起こると、ブログやツイッターなどのSNSや学生時代の文集などを報道各局が引っかきまわす傾向にあるが、いくら犯罪を起こしたからといって、事件とは直接的な関係のない個人情報まで流す必要はあるのか。

  • 10月から年金支給額が減額されるが、消費増税については大きく報道されたが、年金支給減額についてはあまり報道されなかったのではないのか。消費増税を隠れ蓑にして、年金減額といったトピックを隠蔽したとしか思えない。年金生活者にとっては大問題だ。年金生活者の身になって報道してほしい。

  • 三鷹市で女子高生が殺害される痛ましい事件があったが、報道の仕方がおかしい。責められるべきは犯人なのに、「警察の対応が悪かったのではないのか」「防げたのではないか」など、警察批判に偏っている。以前からストーカーが絡んだ犯罪があると、何かにつけて警察のせいにして報道する番組ばかりで嫌になる。いくら警察でも常に市民につきっきりはできないし、今回の対応も決して間違ってはいないのに、わざわざ批判的なコメンテーターばかり揃えて執拗に批判している。これでは殺された女子高生を警察批判のために利用しているだけではないか。

  • ニュースや情報番組で、ツイッターによせられた視聴者の個人的なつぶやきが放送中に画面上で流される。なかには、ある思想に基づくような意見もある。他人の意見を見たいわけではないのに、ニュースを見ると個人的意見が垂れ流されている。テレビ報道として、起こった事実のみ報道してほしい。

  • 10月に真夏日の記録を更新したニュースで、埼玉県の熊谷市より暑い土地がいくつかあるのにもかかわらず、さも熊谷が一番暑かったような放送に違和感を覚えた。熊谷よりも暑かった土地がいくつもあり、マスコミにだまされているという思いが強い。"暑い=熊谷"は、マスコミが勝手につけたイメージであり、熊谷だけが暑いのではない。

  • 「ヘイトスピーチ」に関する議論の中でコメンテーターの一人から「在特会は在日特権を白日に晒した」という発言があった。この「在日特権」という言葉は、在日韓国・朝鮮人を差別する理由としてまことしやかに囁かれているキーワードだが、実際には納税、生活保護などいろいろな面で在日韓国・朝鮮人が「特権的に」扱われている事実はない。差別を助長する表現がさも事実であるかのように放送されるのは、問題だ。

  • コメンテーターが「在特会が活動したおかげで在日の特権の問題が明らかになった」と、国民の知らないことを知らせてくれた。大変よいことだ。引き続き詳しく知りたい。在日特権の特集を組んでほしい。

  • 台風が接近すると、ヘルメットを被った記者やアナウンサーが海岸から中継し「危険なので海岸には近づかないでください」と警告するが、人がそこにいれば、人は行きたがるものだ。海岸に記者が立たなくても、海の映像だけで危険なことはわかる。人も立てないほど危険なところだと分かれば人は行かない。

【番組全般・その他】

  • 「絶対に○○なもの」同士を戦わせて決着をつける、真剣勝負をうたい文句にし、その道のプロ同士の対決を売りにしている番組で、今まで楽しみに見ていた。しかし、スナイパー軍団VSラジコン軍団にラジコン・カーで出演した人のブログにヤラセに関する告発が載っていて、正直がっかりした。おまけに過去に動物虐待と思われるヤラセ対決があったとのことで、番組内で謝罪などを行うべきだ。

  • 大変に興味深く素晴らしい番組と信じていたのに、出演していた方より信じられないような証言が公表されている。手口があまりにも悪い。真実だとすれば完全に視聴者を裏切る内容であり、恐らく今回だけではないのではないかとの疑問すら感じさせ、今までの放送内容が信じられなくなった。視聴者はテレビ局側で勝手に編集されてしまっては、どうしようもない。素晴らしい番組であったからこそ、残念でならない。

  • 有名司会者の記者会見が報道されたが、あまりのフラッシュの光の強さに最初から最後までみる事はできなかった。「フラッシュに注意してください」というテロップはあるが、最初から最後までもの凄いフラッシュを焚いて撮影していた。私の息子は幼いころ強い光を目に浴びて、てんかんにかかってしまった。十数年前もあるアニメをみていた子供たちが具合を悪くしたという事件が起きた。テレビ局はてんかん患者を増やしたいのか。もう少し考えて、放送してほしい。テレビで強い光は放送しないでいただきたい。

  • 大食い番組が復活した。以前、番組をまねて、パンの早食い競争をした男子中学生がのどにパンを詰まらせて死亡した事故が起き、一時は下火になっていたのに、またこういった番組が増えている。今後この種の番組を放送するのであれば、せめてひと言「まねをしないよう」呼びかけるテロップなどを入れるべきだ。

  • 料理の紹介などで魚等の活き作りの様子が放送される。この日は、海老の活き作りを紹介していたが、活きた海老をさばき、盛り付けするシーンで、その海老が動き、まだ活きていることを示していた。残酷に思えた。人間は何かの命を犠牲にして食を摂り生きている。それならば少しでも苦痛のない方法で命を頂き食して、感謝することが犠牲にした命に対しての礼儀のように思う。とくに活き造りは、命を弄んでいるように感じてならない。

  • 改編時になると、各局とも色々な番組に新ドラマの出演者が出ている。ひどい局になると、番組の中身とは無関係に一日中出ずっぱりだ。視聴率を取りたい気持ちはわからないでもないが、視聴者もバカではない。見たいと思うような良質のドラマであれば、自然と見るものだ。宣伝に時間を費やすよりも、番組の中身の充実に時間を割いて頂きたい。

  • 物騒なニュースばかりが放送されるが、このようなひどい日本になったのはテレビの影響が大きい。例えば、お笑い芸人が簡単に相方の頭をたたいて笑いを取るような番組が多い。放送界が利益のみを追求していては良い番組は出来ない。気分が悪くなるような、くだらない番組は止めて、子ども達に良い影響を与える優れた番組を放送をするべきだ。

  • バラエティー番組全般に言えることだが、VTRが流れている間、スタジオの出演者の喋る声がうるさくて仕方ない。また、全然面白くもないことを出演者が言った後、わざとらしくスタッフの大きな笑い声が入るが、耳障りだ。

  • ミステリードラマで、必ずといってもいいほど、男子高校生が粗暴な罪を犯すシーンが出てくることはいかがなものか。あからさまな偏見や悪意を持っているとしか思えない。ネットのニュースや警察の検挙率データなどを見ていると、粗暴な傷害事件や暴行事件を犯す率が高い世代は、少年でなく30~40代が明らかに多い。しかも少年が被害者になるケースもかなり多い。少年という弱者を、わざと悪者・有害な存在として描くことで、いい大人が勝手な優越感・満足感に浸っているとしか思えない。

  • 民放は朝から晩まで同じ放送をしている。ワイドショーやニュースは多少の時間差はあっても、切り口や解説まで同じで、「警察24時」や「海外の日本人」など、タイトルが違うだけでやっていることは同じだ。もっと放送局のカラーを出した個性のある番組を放送をしてほしい。

  • 体罰についてのコーナーで、出演したタレントが体罰を肯定し、「今後も限定的に体罰を取り入れるべきだ」とコメントしていた。それ自体、公序良俗に反することを推奨する不適切な言動だと思うが、もう1つの問題は、「番組での発言は出演者個人の見解によるものです」というテロップを表示したことだ。番組を制作する以上、出演者の意見にも責任を持ってほしい。スーパー1枚で責任の所在をあいまいにすることなく、真摯な番組作りを目指してほしい。

  • プロ野球選手の戦力外通告のニュースが出てくると、「待っていました」と言わんばかりに「戦力外通告を受けた選手達」のような番組が放送される。不謹慎すぎると思う。言い方は悪いが、「人の不幸は蜜の味」と言わんばかりの、番組の作り方に嫌悪感を抱く。

  • 直前に援助交際の絡んだ犯罪を報道しておきながら、その直後に女性が料金を払ってデート相手の男性を求めるという行為を「レンタル彼氏」などと言い、好意的に伝えていた。援助交際まがいだと思うのだが、買う主体が女性であれば問題ないという歪んだ倫理観が透けて見える。

  • 新聞のラテ欄に最終回ということだったのだが、番組の最後に、「次回の放送は」というテロップが表示されていた。番組ホームページにも「次回の放送は」と書いてあった。今回の放送が最終回とあるのに、一体何なのか。「今回は最終回スペシャル」は嘘だったのか。放送局はいい加減な情報を流さないでほしい。

  • 旅行中に見学した包丁の工場で、承諾もないままにマイクを向けられた。その後、友人から私のインタビューが放送されたことを聞いたので、放送局に苦情を言うと「マイクを向けられ、答えた時点で了解したことになる」と、高圧的に言われた。しかし、番組名や番組の趣旨など伝え、了解を得てから質問するのが礼儀ではないか。騙して録るような取材は納得できない。番組名はわからないが、改めるべきだ。

  • 観光名所や高速道路、鉄道の路線、工業地帯を空から見るという他局にはないようなユニークな番組だが、なぜかBSでしか放送されていない。数年ほど前に中断されるまでは普通に放送していたが、現在はBSのみでの放送となっている。BSと地上波の両方で放送することは出来ないのだろうか。

  • 過剰な煽りで期待感を持たせておいて本人が登場せず、しかも長時間の番組の15分程度の放送だった。まるでシリーズ復活を思わせる宣伝を行い、この内容はあまりにもひどすぎる。かって占い師が登場すると煽った他局の手法を思い出すほど、不快なやり口だ。コーナーの1つとしてミニドラマをやると言えば良いのに、この内容は誰がみても詐欺だ。

  • 特定の番組という訳ではないが、最近はBSのみでしか放送されていない番組が多い。一部の番組はBSと地上波の両方で放送されているが、このような番組はごく僅かしかない。中には人気が高いにもかかわらず、BSのみでの放送となっている番組もある。これではBS契約者かBSアンテナを持っているものしか番組を見ることができず、不公平である。

  • 女性タレントが、コンビニの肉の加工工場を取材していた。工場が稼働中で、働いている全員が作業服にマスクをするなど衛生に配慮しているのに、彼女だけがマスクもせずに加工している肉に触ってペラペラ喋っているシーンが流れていた。衛生的にいいのか。この工場は本当に衛生に気を使っているのか。なぜマスク無しの取材を許可したのか。当然その時の肉は製品になって消費者の口に入っているわけで、もっと衛生に配慮した取材をするべきだ。

  • ご当地キャラへの爆破どっきりをやっていたが、火の粉などが飛んできたら、火だるまになる可能性さえあった。しかも、着ぐるみは視野が狭いので、普通の服を着た人間とは違う。転んで火だるまになってしまうのではないかと、見ていて恐怖を感じた。バラエティー番組で大怪我をしている人のニュースを過去に何回か見たことがある。笑えるジョークではなかった。他のご当地キャラも、爆発のすごさに本気で震えていた。人が恐怖で震え逃げまどうシーンを、何故爆笑して見られるのか。そのようなシーンが番組に必要なのか理解できない。

  • 色使いが独特で、見ていると気分が悪くなった。テレビの基準を超えた目を悪くする映像で、心配だ。私は映画「タイタニック」を劇場で見た際に具合が悪くなり倒れた経験がある。このアニメも「ポケモン」現象と同じような事象がおきるのではないのか。

  • お笑い系の方が何人かで宿泊する場面があった。CPAP(睡眠時無呼吸症候群の治療器具)をつけて寝るのだが、そのスイッチを切って、呼吸困難になることを面白がっていた。スタジオで見ていた女性タレントも「こんな器具をつけた彼氏はいやだ」と言っていた。これのどこが面白いというのか。私自身がこの治療を受けている身なので、怒りが込み上げてきた。

【ラジオ】

  • ラジオショッピングで、「印鑑を変えたら金運が上がった」という放送をしているが、規制されるべきではないか。ラジオショッピング自体が聞くに堪えず、「歯が白くなった」や「体臭が爽やかになった」なども真偽が定かではないが、「印鑑を変えたらお金が貯まるようになった」などということは明らかなデマだ。こうした放送を流し続けることは、詐欺行為ではないのか。番組のパーソナリティーもそれに合わせて「なるほど」や「お金が貯まるのはいいですね」などと詐欺行為に加担しており、悪質である。

  • 大学教授の舌禍に絡めツイッターの件に触れていた。教授を庇護する訳ではないが、女性アシスタントが述べていた「人に直接言えない気の弱い人が気が大きくなって呟いている」という見解は間違いだと思う。ツイッターは、つい口を滑らせて炎上したり、著名人というだけで炎上するケースもある。ツイッターのあり方を番組のなかで考え直すべきだ。

【CM】

  • グラビアアイドルがCMに出ているが、グラビアに出る人は食べ物の宣伝にふさわしくない。いやらしい雰囲気と食べ物はミスマッチングのような感じがする。番組は見たくなければ、チャンネルを替えればいいが、CMは突然放送されるので、止めることもできない。

  • テレビで放送されるコマーシャルには見るに絶えないものが多々ある。今のテレビは日本人だけでなく外国人も沢山みているので、間違ったことでも外国人にそれが日本の文化だと思われてしまう。テレビでコマーシャルを放送する企業のホームページに、自分のところのCMに関する視聴者意見を聴く窓口を開くことが必要ではないのか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する意見】

  • 下着姿の男性タレントによる女性タレントへの悪戯が、セクハラにしか見えない。こんな内容を子どもに見せていいのか。秩序やモラルが崩壊する。即刻、やめてもらいたい。

  • 演歌歌手をばかにした扱いは、度を越したもので不快だった。メインの芸人の悪ふざけに出演者ばかりかスタッフまでが便乗し、放送する意図が全く理解できない。「自分たちが楽しければ何をやっても良い」というメッセージを伝えたいのか。成人式で馬鹿騒ぎをする連中と相通じるものを感じた。この放送局のテレビ放送に対する考え方の甘さ、見識の欠如が感じられる。「おもてなし」を世界に発信した国の国民として、このような番組が放送されたことをたいへん恥ずかしく思う。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 演歌歌手が一所懸命歌っているのに、みんなで無視をすることがとても感じが悪かった。何も面白くない。笑えないし気分が悪くなった。張り切って演歌歌手が歌っているのに、年下の人達がよってたかって馬鹿にすることは良くない。青少年に、いじめの方法を公共の電波を使って教えているようなものだ。

【食べ物に関する意見】

  • ドッキリ企画で食べ物を粗末にするようなことはやめてほしい。子どもがテレビを見る時間帯なのに、そういうことは、いい大人なのだから考えれば分かると思う。人を楽しませるだけでなく、常識や知識を与える番組作りをしてほしい。

  • 男性お笑い芸人と女性タレントによるお寿司屋さんのリポートで、海鮮丼が爆発して驚かされるシーンがあった。いくらドッキリでも、食べ物の中に爆発物を仕掛けることはいかがなものか。「安全に配慮した上で行っています」と表示はあったが、安全であればいいのか。食べ物となって出されたものを、粗末にしているように感じた。しかも小さい子も見るような時間での番組で、食べ物を粗末にしていたことは残念だった。

【言葉に関する意見】

  • ドラマで「殺す」「死ね」という言葉が連発され、命が軽く扱われているように感じた。子ども達がこの番組を見て、このような言葉を気軽に口にしてしまうのではないかと思い、わが子には見てほしくない。ドラマの内容は「大切な人を守る」という筋書きのようだが、セリフが過激すぎるように思う。休日の夜、しかも人気のある俳優を使っているので、子ども達もたくさん見ていると思う。このドラマの影響で、「殺す」「死ね」などという言葉を気軽に口にする世の中にはなってほしくない。

【委員会に関する意見】

  • 『生爆烈お父さん』のコーナーについて。汗まみれになって、若い女性アイドルをもてあそぶ行為がお笑いなのか。不愉快極まりない。青少年を健全に育成することが、大人の責任だ。放送関係者には、文化の向上につながる番組を放送していただきたい。

  • 『生爆烈お父さん』の件で発表があったが、疑問を抱いた。あの内容はコントだ。私の周囲の人に聞いても、ネット上の意見を見ても面白いと思った人ばかりだし、お笑いを制限したらテレビはもっと面白くないものになる。BPOは意見があるから制限するのではなく、否定する意見も肯定する意見も聞いた上で判断していただきたい。好きな番組が制限されることは嫌だ。

  • 『生爆烈お父さん』への「委員会の考え」を読んだ。番組も見ていたが、BPOからこのような意見が出たことに驚いた。放送倫理上問題があるような内容だったが、このレベルで問題があるとしたら、何も放送できないと思う。われわれ30歳代が子どもの時代は、もっと過激な内容が放送されていたが、変な妄想も持たず社会人として社会に貢献している。このまま、このような意見が通り、規制ばかりでテレビが縮小をたどると、若者はネットへ依存し、より偏屈な世界へとのめり込む人が増えるのではないか。

2013年9月に視聴者から寄せられた意見

2013年9月に視聴者から寄せられた意見

2020年東京五輪決定のニュースが過剰との意見。竜巻被害の報道で、ヘリ取材が救助活動の妨げになる、危険を冒して撮影された一般人の映像使用に疑問などの意見。

2013年9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,631件で、先月と比較して65件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話26%、FAX 1%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性26%、不明3%で、世代別では30歳代31%、40歳代26%、20歳代16%、50歳代16%、60歳以上9%、10歳代 2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は772件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

2020年のオリンピックとパラリンピックの開催地が東京に決まったが、どこもその話題に浮かれているばかりで辟易するといった意見などが寄せられた。
台風や竜巻の被害状況があちこちで報じられたが、騒音を撒き散らすヘリコプター取材が救助の妨げになるのに、相変わらず是正されていないといった批判の声や、災害時の危険な映像入手について疑念が寄せられた。
また事件や事故のあと、子供たちにインタビューしている様子が放送されたが、配慮が足りないのではないのかといった批判や、人気司会者の次男逮捕の取材の仕方が、あまりに過激ではないかといった声もあった。
ラジオに関する意見は34件、CMについては39件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は133件で、前月より14件減少した。
今月は「委員会に関する意見」が36件、次いで「性的表現に関する意見」と「いじめ・虐待に関する意見」がそれぞれ12件、「報道・情報に関する意見」が11件と続いた。
「委員会に関する意見」では、フジテレビ『27時間テレビ 生爆烈お父さん』の審議入りに関する意見が多く寄せられている。
そのほか、「報道・情報に関する意見」では、事件・事故の報道にあたって、子どもへの取材について配慮が欠けているという意見や、有名人の自殺報道に関する意見など、取材方法に関する意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 朝から晩までオリンピックの話題ばかりで、不愉快だ。決まったことは喜ばしいが、他にもTPP、シリア問題、福島第一原発など重要なことが沢山ある。また、汚染水問題は政府も乗り出すといっているが、どういう対策を今後とっていくのか等、仔細に報道してほしい。決まったことに浮かれすぎている今の報道のあり方は危うい。

  • 竜巻の報道を見た。各社がヘリコプターを飛ばして取材していたが、何機も飛ばさず1社にして、映像を各社で共有したらいいのではないか。災害によっては、ヘリコプターの音で被災者の声が聞こえず、救助できない事態にもなりかねない。

  • 栃木地方で発生した竜巻の映像だが、現地の学生から投稿されたものを放送していた。竜巻は前日も発生していて、危険であること、如何に身を守るべきかを再三にわたり放送していた。教室から撮影したらしいが、この映像を採用した意図が理解できない。撮影者には撮影するよりまず逃げることが最優先であることを諭し、映像は採用すべきものでない。もし映像がほしいのであれば、自社の責任において危険な場面でも取材すべきである。そういったことを真剣に考慮したのだろうか。

  • 終戦日や原爆の日に関連して、一部メディアでは一斉に「記念日」というが、この表現はおかしくないか。今年は関東大震災から90年の節目の年だが、悲劇を忘れない日ではなく、おめでたい日と勘違いするような表現は改めるべきだ。当時、幼少で現在100歳近い関東大震災を生き抜いた高齢者の方の証言は凄く胸に迫ったが、多くの死傷者、行方不明者、被害を出した戦争、災害が起きた日を「記念日」とすることは遺族や犠牲者を冒涜する行為に思える。

  • 三重県で起きた女子中学生の事件の被害者実名報道だが、この地域に住んでいる者としてひと言、言いたい。過去にも何度か未成年者が殺害された際、実名報道がされてきたが、ご遺族の方々のお気持ちを考えると心が痛む。それと同時に加害者の人権ばかり配慮して実名を出さないこともいかがなものか。しかも、マスコミという大きな存在により被害者家族だけでなく近隣住民も巻き込まれている。たとえば子ども達へのインタビューは考えてほしい。事実を伝えないといけないマスコミの立場も分かるが、あまりにも人の立場になって考えていない。報道の自由の裏には配慮する義務もある。

  • 「三重・女子中学生殺害事件」で、被害者の中学生は「衣服をつけていない状態で発見された」と報道していた。この表現では「わいせつ行為」を連想してしまう。残された家族の気持ちと、殺された少女の名誉のためにも、着衣に関するの報道は配慮してほしかった。

  • 首相や官房長官の記者会見で、横にいる手話通訳の画像がカットされていることを残念に思う。字幕があれば充分と考えているのだろうが、字幕の日本語を理解できない聴覚障害者もたくさんいる。ぜひ、カメラアングル等の工夫で、ニュースの画面に手話通訳が映るようにして貰いたい。手話通訳がいるにもかかわらず映さないことは、聴覚障害者にとって情報を得る機会を奪われることと同様だ。

  • テレビのコメンテーターはリベラルと呼ばれる人たちばかりで偏っている。報道もリベラル支持の内容が多く、その反対である保守の人たちを「右翼」と呼び、レッテルを貼り、批判する。「リベラルと保守」「左翼と右翼」というのがバランスの取れた呼び名なのに、「リベラルと右翼」という形になっている。バランスよくコメンテーターを配置してほしい。

  • オリンピック開催地決定に関して、9月7日時点で各社とも、「どこに決まるのやら」という内容で放送している。あと数時間で結果が出るのだから、そんなことよりマスコミとして扱うべき事柄を取材し、放送すべきではないだろうか。各社横並びの無思考的な報道が近年は多い。こういった楽なネタに飛びつく姿勢を続けていれば、確実にテレビ報道は国民の信頼をなくしていくであろう。

  • 野生動物による農作物の被害やトラブルが増えているが、野生動物を悪者扱いし過ぎだ。この問題は、近年のダムや高速道路などの建設を始めとする森林開発による自然破壊も原因の一つである。こうした中、多くの野生動物が有害鳥獣として駆除されている。しかし、そのように駆除されたことが原因で数が減り、絶滅あるいは絶滅寸前になってしまった動物も多い。今まで多くの野生動物を有害鳥獣として駆除することで絶滅させてきたということも、視聴者に知ってもらうべきだ。

  • 「福島の汚染水」という表現がされていることに意見したい。「福島の汚染水」では決してない。福島県から出されている汚染水ではない。「東京電力の汚染水」、または「東京電力福島第一原発の汚染水」だ。「福島の汚染水ではなく、正しくは東京電力福島第一原発の汚染水だ」と訂正が必要だ。正しく表現していただきたい。

  • 東京にオリンピックを招致、開催することの是非について、賛成、反対の両意見が存在する筈だが、まったく反対意見を報道していない。世論調査でも8割は超えていなかった。連日の報道を見ても、反対意見が存在していないかのようである。イスタンブール、マドリードの反対運動は報道しておいて、である。別に反対意見を国内で報道したからといって、開催地の決定に影響があるとは思えないが、報道しないということは問題だ。最近の報道は、言論機関が反対意見を封じて、言論を抹殺しているように思えてならない。

  • 私の知人は、2001年に9.11を経験したが、あの事件では多数の人々が亡くなった。今年も、全世界で9.11の慰霊行事が行われるが、日本ではオリンピックの開催決定で盛り上がっている一方で、9.11に関する話題は少ししか取り上げられていなかった。日本人もあの事件で犠牲となった。あの事件を風化させないように、放送局も取り上げるべきだ。

  • 「有名司会者の次男逮捕」の話題に意見したい。司会者の自宅に突撃するなど、過剰な取材があった。有名人の息子でも、31歳の成人だ。悪いことをしたのは司会者ではない。父親の自宅にまで押しかけ、司会者の夫人の葬儀の映像まで引用し、出棺風景まで映していた。コメントも「ズバッと発言する人なのに、これからは難しくなる」などと、逮捕された本人ではなく父親を批判していた。

  • 報道番組の司会者やコメンテーターの上から目線は不快だ。マスコミは当初「アベノミクス」は「ハイパーインフレ」になると批判していた。テレビは批判のための批判をする「批判屋」の集団になっている。賛否の分かれる事案でも自分の意見と違うと、問答無用に切り捨て、政治家を憶測で批判したりしている。事実誤認のときすらある。テレビは今「消費税でアベノミクスが駄目になるかも」と心配している。無責任な批判のために潰される政治家、政党、政策があるかもしれない。誰しも批判屋でいることは快感だが、メディアには責任もあることを自覚してほしい。

  • 台風情報コーナーで、女性リポーターに暴風雨の中、レポートさせていたが危険であり、全く必要性を感じない。カメラからの映像で十分状況は伝わる。コーナーの終わりにキャスターが「早く安全なところへ」などと言っていたが、その時にはすでにヘルメットが飛ばされ、女性リポーターの足が震えているのが見て取れた。いつまでこういった取材をするのだろうか。

  • 消費税増税を来年4月に8%へ引き上げることについて、出演者の一人が「まだ固まったわけではない」と言ったのだが、増税が固まったものと視聴者に受け止められる番組の進行をしていた。見ていて公平性を欠く偏向報道に、気分が悪くなった。

  • 「引きこもり」が社会問題になっているが、若者や子どもだけの問題ではない。高齢者の引きこもりも存在している。配偶者の死や家族や知人などとのトラブルが原因で自宅に籠ってしまうケースもある。青少年が引きこもりで学校に登校しない、会社に出勤しないことが問題視されているが、お年寄りがひきこもりで町内会の会合や敬老会に顔を出さないということもある。実は引きこもりの問題は青少年の事例より、高齢者の事例の方が昔から指摘されている。マスコミはこの点を見逃しがちで、なかなか取り上げない。

  • 大学教授が起こした死亡交通事故のニュースがあった。死亡事故は年間数千件あることを考えると、今回の事故の加害者が特に実名報道されているのは、なぜなのか。大学教授であるという理由で、全国に報道されることを甘んじて受けなければならないのか。本件に限らず、報道機関は特定の職業の人間を(正当な理由なく)攻撃する傾向が見られるが、厳格なガイドラインはあるのだろうか。

【番組全般・その他】

  • 若い女性に性的な表現をさせるなど、女性軽視もはなはだしい。放送されること自体ありえない。未成年の少女から20代前半の女性に、アイドルになりたいことを餌にして、アダルトビデオみたいな性的な行動をさせている。いくら深夜だとしても、あまりにも酷い。下劣だ。

  • 生放送中にちょんまげにするというだけの内容なのだが、インパクトが強すぎる。本当に応募によるものだろうか。バリカンで髪を刈る方は、理容師か美容師の免許を持っているのか。若者のおふざけ行為が社会問題されているが、これを流すことは問題がないのか。

  • 番組に洋楽の歌詞が日本語に聞こえるというコーナーがあるが、見ていて興味深い。こういうものは普通に聞いているだけだと気がつかないものだが、日本語に聞こえる曲は意外と多いことが分かる。3曲しか紹介しないので少し物足りない。たまには、4曲か5曲に増やしても良いのではないか。

  • ADを過剰に弄ぶ行為に不快感を覚える。過去にも、出演者がADの顔やTシャツに絵の具で落書きをしたり、格闘技のジムでスパーリングをさせたりしていた。今回は、出演者が「着替えがない」ということで、汚い川でADにパドルサーフィンをさせていたが、可哀相だった。イジメを助長するつもりはなくとも、イジメのヒントを与える行為は如何なものか。芸人なら「おいしい」かもしれないが、ADにやらせて誰が得するのか。素人を弄ぶ行為はやめたほうがいい。

  • 実際に起こった殺人事件の血痕の映像を流したり、殺人事件をクイズ形式にしたりと、故人への配慮が欠けている。面白くするためにミステリードラマ風に仕立てているが、人間の死を興味本位に軽んじることは不謹慎だ。また死んだ米国の有名歌手については、今現在裁判が進行しているのだが、憶測でVTRを構成している。故人やその親族、関係者、ファンらを侮辱した番組作りは許されるものではない。こういった番組はやめてほしい。

  • 番組には様々なことがあっていいと思う。視聴は本人の自由であり、保護者の責務でもある。なんでもかんでも教育番組にしようとしてはいけない。いまやインターネットで様々な動画も見ることができる。私の周りでもテレビがつまらなくなったという意見が多い。テレビ番組を面白く、楽しく、いつも見ていたいものに変えてほしい。

  • ドッキリ企画で、包丁が複数刺さったままの人がクローゼットから転げ出てくるという大変ショッキングな映像が流されていた。心臓の弱い方はご遠慮下さいとの前フリもなく、いまでも脳裏に焼きついて離れない。いくら冗談とはいえ、やりすぎだ。バラエティーを見ている最中に突然このような惨殺シーンが出てきてしまい、ショックで仕方ない。もう二度とこんな思いはしたくない。

  • 開催地が決まってもいないうちから、「東京に決定おめでとう」特集のようなことをやっていたが、その中で「オリンピック」や「五輪」の名前を持つ店に対し、東京に決まったら記念セールや記念商品を出すように依頼していた。まだ決定もしていないのに、東京に決定したかのようにはしゃぐ姿や、街の普通の店に対し値引きや特別商品を「おねだり」する礼儀のなさにあきれた。

  • 知っておかないといけない、忘れてはいけない出来事を、テーマを毎日決め放送している。知っている人も、若くて知らない人でも見やすいように工夫されている。怖い、つらいニュースや面白い出来事を混ぜていて、飽きずに見ることができる。ローカルならではの話題や関西の視点、テレビ局の歴史や裏話などいろいろとあり面白い。ローカルの良さが出たいい番組だ。

  • アナウンサーの言葉がはっきりしない。特に「さ行」の言葉にかすり音があり聞き難い。アナウンサーは正確に言葉を話してほしい。またコメントの初めに「いわゆる」というアナウンサーがいるが、どうなのだろうか。「いわゆる」の意味は「何々の別の言い方を」という意味だと思う。今のアナウンサーは、流行語に流されている。もっと、プロ意識を持ってほしい。

  • 一部のバラエティーで、他局の人気番組にあやかりたいという意図が見え見えの企画が放送されている。自局の他番組ならまだしも、他局の番組に頼らないと番組を作れないのか。優秀な人材が減っている証であるが、コント自体も内容によっては本家からのクレームにつながりかねない。もっと独自性を持ってほしい。

  • グーグルやラインなどの発音を、わざと間違えて「ギャル語」のように後ろに発音のアクセントを置くことは、おかしいのでやめるべきである。海外でこのような和製英語を正しいと思って使えば、恥をかくのは国民である。

  • 横断歩道上で役者数十人がしばらくの間立ち止まり、一般の横断者がどういう行動をとるかなど、公道上での秩序を乱す内容が放送された。道路交通法上も問題であることはもちろん、同様な行動を模倣する人が現れる可能性がある。影響力が大きいテレビ番組でこのような秩序を乱す企画は止めてほしい。

  • 大食い女性タレントがサービスエリアの人気グルメを食べつくす企画だが、驚くほどの量を食べつくすのは、見ていて吐きそうになる。世の中には満足に食事をとることができない人が大勢いるのに、あれほどの量を食べる番組に何の意味があるのか。

  • 出演者が半裸で尻を出して調理していた。コーナーは数分間にわたって続き、その間、尻を出したままだった。社会通念に照らして著しく性的に逸脱した行為で、不快になった。深夜だから何をやってもいいというわけではない。公の場所で男女を問わず尻を出せば逮捕される。それなのになぜ、子どもも見るテレビで、尻を出すのか。許されるべきではない。「笑いのためなら何をやってもいい」や「苦情のひとつやふたつは勲章だ」などと考えているなら大間違いだ。

  • 私は「統合失調症」の息子を持つ母親だ。長年息子の病気と闘ってきたが、昨日の放送を見た息子がフラッシュバックしてしまった。「俺にあんな世界はない」と言い出し、幻聴幻覚が始まり大騒ぎになった。時間をかけて病気と向き合い、やっと平和になりかけていたのに、最悪の状態に戻ってしまった。当事者が番組を見ることを想定して作ったのか。精神学会や専門家の意見を聞いて企画構成したのか。当事者とその家族の気持ちに配慮したとは思えない。抗議したが「放送中しか意見は受け付けない」と言われ、受けつけてもらえなかった。興味本位の放送はやめてほしい。

  • 朝の情報番組を久しぶりに見たが、まだ、新聞記事に線を引いて、あたかも自分が取材しているかのように報道するコーナーがあることに驚いた。まだこんなことをやっているのか。スタッフはさぞ楽だろう。「視聴者提供」映像もそうだが、もっと自分の足で取材するという考えはないものか。

  • 番組を見たが、クイズ選手権と言えるのだろうか。久しぶりに見るので楽しみにしていたのだが、全くクイズが出てこない。殆どバラエティー番組だ。ましてや開始10分ほどで参加校の殆どが放送されずに敗退している。これほど番組名と内容が一致しないことは、いかがなものか。何よりこの為に頑張ってきた高校生を馬鹿にしてはいないだろうか。是非とも番組とこの大会を今後も楽しむためにも、視聴者の意見として耳を傾けてほしい。

  • 一部の動物番組で、動物虐待に見えるようなシーンが見られる。嫌がっているのに出演者が子犬を無理やり抱き上げたり歩かせたりしている。今年から動物愛護法が見直され、動物愛護に関する規制が厳しくなる。動物番組でのこういった行為が動物愛護法に抵触しないか心配だ。テレビ局はそれを分かってやっているのか。こういった行為が動物虐待と見なされて、動物番組の制作や放送が規制されてしまうことになってほしくない。改善を望む。

  • ワシントン条約で厳しい規制対象となっている絶滅危惧種の、イッカクの「つの」に対し、高価格な評価をつけ、さらに、成分のカルシウムが風邪等に効くなどと、鑑定士のコメントをそのまま放送していた。この動物に限らず、絶滅危惧種に対して「高価格」のイメージを出すことは、密猟・違法取引を誘発することから、報道機関に対して、国際的に厳しく自粛、規制が提唱されている。しかもこの放送は、再放送とのことであり、社内の倫理機能が全く働いていないと思われる。

  • 一つの局に限ったことではないが、視聴者の意見や要望が番組の制作や企画に活かされていない。番組に関して意見や要望をしても、全く相手にされず、挙げ句の果てには「私どもには分かりかねます」や「意見や提案は一切受けつけておりません」というような、責任逃れを言われたこともある。番組の意見や提案をメールで送っても、ナシのツブテだ。もっと視聴者に対する応対を根本から考えるべきだ。

  • アルバイトや学生のツイッターでの問題行為を、若者の悪ふざけとして苦言を呈するコメンテーターの意見だけを紹介する番組が目立つ。若者に問題を矮小化するより、世代関係なく群集心理から来る、気が大きくなって調子に乗るグループや個人を批判すべき事例ではないのか。ピントがずれている気がする。メディアは、都合のいい時だけツイッターなどでの連動企画などを試みるが、こんな事件が起きると、突き放す。ツイッターやフェイスブックやLINEといったSNSに、メディアが過剰反応している気がする。

  • この放送日に限らず毎日なのだが、出演者がマイクを気にすることなく、咳をしている場面が不愉快でならない。全国放送でこのような不快な音を聞くことはないように思うのだが、配慮の問題なのだろうか。それとも技術的な問題なのだろうか。

  • 人気アイドルグループのじゃんけん大会が放送された。歌を歌うことがメインのアイドルが延々とじゃんけんをするだけの番組は放送する意味があるのか。じゃんけんという運任せの競技で、同じ手ばかり出し続けて勝つことは何万分の一の確率だろう。ましてや有名なメンバーが優勝することは、ほぼ奇跡に近いだろう。もしヤラセだとしたら、余計に長い時間を割いてまで放送するものではない。次回同じ大会があるのなら、せめて放送だけはやめていただきたい。

  • 過去の殺人事件を取り上げていたが、被害者女性を「美人姉妹」と銘打って顔写真を出した上で、「性的暴行」という言葉を繰り返し、スキャンダラスに伝えていた。被害者のご家族や関係者が見ていたらどう感じただろうか。死んだ人間に配慮は不要なのか、甚だ疑問だ。過去の事件を振り返ったり、追跡報道する意義は大きいと思うが、せめて顔写真は使用しないという選択肢はなかったのか。

  • SNSに芸能人の来店情報などが投稿され、プライバシーが侵害されたという報道がされているが、普段芸能人などの言動を根掘り葉掘り詮索しているワイドショーが他人に言える立場であろうか。他人にマナーを求める報道をされても説得力がない。マスコミに言われたくない。

  • スポーツ中継にお笑いタレントやアイドルグループが起用される傾向がある。近頃ではニュース番組にも顔を出す。さすがにニュース原稿を読ませてはいないが、彼らを起用する意図が理解できない。プロのアナウンサーよりも、タレントの言葉の方が政治、経済、事件、事故のニュースで重みがあるとでもいうのか。視聴率至上主義に毒されていないのだろうか。

【ラジオ】

  • コメンテーターがコンビニで酒、タバコを購入する際に、客に年令確認のボタンを押すことを求められることについて、「おもてなしの心に反するやり方だ」「このようなことをやっているのは日本だけで外国に対して恥ずかしい」と述べた。年令確認は法律に基づいたルールだ。法令順守の立場から見て、どうしてこのような発言を許したのか、局の考えを聞きたい。それらの購入の際に身分証明書の提示を求められることは当然のことだ。外国について分かったようなことを言うべきではない。

  • パーソナリティーの若者批判が目立つ。根性論から来る批判が多い。「今時の若者は根性がない」「会社も直ぐに辞める」「体力が無い」と、論拠のない決めつけを述べている。また番組はメールを募りながら、読まれる数が少ない。面白いメールや感動したメールに1万円をプレゼントしているが、何を基準に現金をプレゼントしているのか。

  • 職場では、朝からラジオをかけながら仕事をしている。穏やかな内容の番組ならいいのだが、ある番組は、下ネタばかりで、放送が始まると職場が凍り付いてしまう。仕事の手を止めてダイヤルを替えることも非効率なため我慢しているが、苦痛だ。深夜番組ならいざ知らず、夕方の時間帯の番組として下ネタはやめるべきだ。

【CM】

  • 最近のCMで、細かい字の注意書きが短い時間表示されることが気になる。デジタル化で細かい字の表示が可能になったこともあると思うが、録画して静止でもさせないと確認できない画面表示はとても不誠実だ。普通に見ていて読めない注意書きを表示することは規制してもらいたい。文字の大きさや、文字数と表示時間の関係など規定してほしい。

  • 同じ時期に同一のタレントをCMで起用しているのでタレントは覚えるが、CMの商品やサービス、会社名が全く記憶に残らない。何故スポンサーはそれを許しているのだろうか。商品名が記憶に残らないCMなど意味がないではないか。最近ではある女優をよく見かけるが、彼女のイメージビデオを見ているかのようだ。以前は違う若手女優が出ていて、売り出し用ビデオを見ているかのようだった。同じタレントのCMは記憶に残らない。

青少年に関する意見

【委員会に関する意見】

  • 何でもかんでも審議等に持ち込み過ぎだ。面白味のない番組ばかりになってしまう。「テレビの影響でいじめ等が起こる」などと言われているが、確かに100%ないかと言われればそうではないが、そのような行動を起こす子どもはテレビの影響より親や学校の教育に問題がある。

  • "生爆烈お父さん"をBPOで審議するそうだが、審議するほどの案件とは思えない。蹴られたアイドルも納得の上の演出で、一部の熱狂的ファンが騒ぎ立てているだけだ。

  • "生爆烈お父さん"で、男性タレントが女性アイドルグループのメンバーに、両足を持って振り回すプロレス技をかけた後、頭を踏んだり蹴ったりする場面が複数回あったが、同じ世代の子を持つ親として憤りを感じる。あれが面白いネタだという意見もあるが、そのようなことは断じて許されてはいけない。委員会には毅然とした態度で臨んでいただくことを切に望む。あれほど不快感を覚えた番組はない。

  • 男性タレントが女性アイドルの頭を足で蹴ったことは、テレビでは絶対にやっていけない。私も、親には人の頭や顔を蹴ってはいけないと強く言われた。しかも、男が女の人の頭を蹴るなんてもってのほかだ。あんなことを平気で簡単にやっていては、子ども達の教育に良くない。いじめにもつながるのではないか。

  • 顔を蹴ることは決していいことではないと思う。しかし、最近のバラエティー番組は笑う部分が減っている。それは芸人や出演者のせいではなく、社会が「あれはダメこれもダメ」と様々な規則や社会的意見を優先するようになったからだと思う。実際に番組は盛り上がったし、面白かったという人も沢山いると思う。顔を蹴ることはしてほしくない。しかし、これだけで番組やコーナーを打ち切ることはやめてほしい。せめて、生放送を中止してほしい。

【報道・情報に関する意見】

  • 登校児童に車が突っ込み、負傷者が出た事故に巻き込まれ、心身傷ついていると思われる子どもへ、事故当日にインタビューする姿勢は異常と言わざるを得ない。事故のショックも癒えず、恐怖におののいているであろうに、子どもを守るべき大人が、子どもの心に土足で入り込むとは言語道断だ。PTSDにでもなったら、マスコミはどう責任を取るのか。無責任な報道この上ない。

  • 集団登校事故の報道など、多くの番組で小学生にインタビューを行っている場面を目にする。これはデリカシーに欠けた行為なのではないか。学校側や保護者が子どもの心のケアなどを考えていたとしても、インタビューでそのことを思い出して話しているとすれば、それは無意味になるのではないか。何より子どもに話させていることが気になる。

  • 未成年者に対する取材が多すぎるような気がする。学校の暴力やいじめによる自殺は仕方がないかもしれないが、行方不明者が遺体で発見された際の同級生への取材や交通事故の被害者、その周囲の児童等に取材することは控えるべきではないか。いじめによると思われる自殺が多発し児童に取材機会が増える中で、保護の概念が崩れてきているのではないか。

  • 有名人の自殺報道は行き過ぎだ。有名歌手の母親で元歌手ではあるが、今は芸能活動をしていない一般人だ。いじめ自殺が増加する今、過剰に自殺報道すると、青少年の自殺を助長する恐れがある。

【食べ物に関する意見】

  • 朝食時という設定のコントの中で、お味噌汁や納豆に入れた靴下を箸でつまんで持ち上げ、それを身につけて笑いを取っていた。笑いを取るための手段として食べ物を使うなど言語道断、センスの無さに呆れ果てる。子ども達にも人気のある番組だ。テレビの影響力を考え、健全な笑いを取れる番組にしてもらいたい。

  • 「大食い」「早食い」は食べ物を粗末にしているようにしか見えず、子どもにも悪影響だと思われます。こうした番組の放送を終了するか、子どもが見ない時間帯(深夜等)に放送すべきです。

2013年8月に視聴者から寄せられた意見

2013年8月に視聴者から寄せられた意見

有名な元演歌歌手の自殺報道がWHOのガイドラインを無視しているなどの意見。女性アイドルグループにプロレス技をかけた後、頭を蹴ったりしたことに対する批判の意見など。

https://www.bpo.gr.jp/wp/wp-admin/edit.php

2013年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,696件で、先月と比較して432件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール73%、電話24%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性71%、女性26%、不明3%で、世代別では30歳代27%、40歳代29%、20歳代16%、50歳代17%、60歳以上8%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は813件【42局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

麻生副総理の「ナチス発言」に様々な意見が寄せられた。連日の猛暑や豪雨があったが、お天気の報道に関して、東京偏重ではないのかといった、様々な角度から視聴者意見が寄せられた。
恒例の長時間のテレビ番組に対しては、内容がくだらない上、女性を侮蔑するものだといった声や偽善だといった意見が多く寄せられた。
元有名歌手の死亡報道について、WHOの自殺報道のガイドラインを無視した、興味本位の伝え方だといった批判が寄せられた。
ラジオに関する意見は47件、CMについては76件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は147件で、前月より14件増加した。
今月は「暴力・殺人・残虐シーンに関する意見」が48件、次いで「低俗、モラルに反する意見」が11件、「性的表現に関する意見」が10件と続いた。
「暴力・殺人・残虐シーンに関する意見」では、バラエティー番組の中で男性タレントが女性アイドルグループのメンバーに、両足を持って振り回すプロレス技をかけた後、頭を踏んだり蹴ったりした場面について、"暴力的で、限度を超えている"などの意見が多く寄せられている。
その他、銭湯を描いたドキュメンタリー番組の中で男児の性器が映ったことへの意見や、未成年者が殺害された事件の報道のあり方についての意見などがあった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 麻生副総理の「ナチス発言」における野党側の動きばかり報道していた。臨時国会で何が決まったかを流していない。国民の「知る権利」をないがしろにしているのではないのか。

  • ここのところ、各局とも朝から晩まで「暑さ」の話題で持ち切りだ。しかも「暑い、暑い」、「○×市は最高気温が何度にまで上がった」等と騒ぐので、余計に暑く感じる。他に話題はないのか。

  • 私は神奈川県川崎市に在住の者です。関東で大規模のゲリラ豪雨が発生し、様々な被害が出ました。私が住んでいる近くでも雷が落ち、電線が切れ電車が止まるという被害が発生し、乗客が最寄の駅まで線路を歩いて避難せざるを得ない状況になりました。その避難する模様を番組内でヘリコプターから生中継していたのですが、付近には病院や学校もあるのに、1時間半も上空を低空飛行で旋回し、撮影していたのです。それも、付近のタワーマンションに激突するのではないかというぐらいの低空で飛行し続けており、墜落したら大惨事になる所でした。騒音も1時間半以上続きました。番組の内容だけではなく、取材方法等についてもきちんとしたルール作りや配慮が必要だと感じます。

  • 高校野球を中継する際、あわせて「高温注意情報」を報じていた。今年は異例の暑さで熱中症による死者や搬送者が急増している。高温の日は野外などでの運動を避けるように連日呼びかけている。気象庁も同様の呼びかけをしている。それなのに炎天下の高校野球を中継していいのか。視聴者に向けては「炎天下で運動するな」といい、一方で中継することは矛盾している。選手は未成年の高校生で、重大な健康被害が出てからでは遅い。また応援の人たちの中には熱中症になる人も少なくないという。時間を午前中に限定したり、地方ごとに分散開催するなど、見直しが必要ではないのか。

  • 「ゲリラ豪雨」という表現をやめていただきたい。ただの夕立も、家が押し流される豪雨も全て「ゲリラ豪雨」と表現していたのでは、その雨にどのくらい注意すべきなのか、視聴者に伝わらない。

  • 全国ネットにおける、今年の夏の暑さについての報道や情報について、もう少し公平に扱っていただきたい。今年は例年になく暑い日々が続き、国内最高気温が更新されたこともあったから、大きく報道し、熱中症への対策などを伝えることは大切なことだと思う。ただ、暑さを取り上げた情報番組でいつも強調されるのは、「東京が暑かった」といったものだ。東京の情報が中心になることは、気候に限らず、他のジャンルについても同じことを感じる。ある程度仕方のないことかもしれないが、もう少し偏りをなくしてほしい。

  • 「麻生ナチス発言」を取りあげていた。ゲストが「ナチスなんて言葉が出てくるのは、党の中にナチスに憧れや称賛があり、研究会などで勉強しているのかも」と発言していた。何を根拠に、このような発言ができるのか。失礼だ。テレビという公の場で、偏見に満ちた発言をすることは許しがたい。

  • 連日、山口連続殺人放火事件の報道をしているが、番組内でのコメンテーターの発言はあまりにも勝手で無責任なものばかりではないか。今回の事件は特異なもので、事件に至るまでに複雑な要素が含まれていると思う。原因究明はこれからなのに、一方的に容疑者を非難するばかりだ。容疑者を擁護するわけではないが、容疑者が「村八分にあっていた」等の報道もある。コメントをすることは言論の自由があるので良いとしても、報道する以上は何事も公平にしなければならないのではないか。偏った報道で大変な誤解を生じさせたことは過去いくつもあった。責任を持って慎重に報道してほしい。

  • テレビで散々「LINE」が流行っていると特集し、番組中では「ツィッター」で意見を募集し、四六時中ネットゲームのCMを流している。しかし中高生の多くがネット依存していると報じられると、一転「依存は危険」「依存は病気」「ネット依存はアルコール・タバコ依存と同じ」などと報じている。メディアはいつもこうだから信用できない。

  • 生活保護の引下げ問題について報道していましたが、受給者の目線に立ち、弱者視点を考慮した内容に、前向きな評価をします。生保を取り巻く現況は、著しい攻撃を受けており、その動きに惑わされず、本質に向き合う姿勢に好感を覚えました。原因は昭和から現在までの経済・産業・労働政策に在ります。その根底には、失策と無策と問題の先送りが共通項としてあると思います。

  • 朝の生番組について、意見をFAXで局に送っている。「FAXは24H受付」とのことなので、朝の放送中も送っている。ところが最近2回、送信ができないことが続いた。局の視聴者センターに問い合わせたところ「紙づまり」だと言われた。今日も送ったが、また送信不能だった。電話したが視聴者センターの業務開始前だったので、警備に繋がった。FAXの不具合ならすぐに直してもらいたい旨伝えたところ、「(警備なので)事件などでない限り対応できない」と言われた。24HFAX受付としながら、意見を受け付けないのはおかしいではないか。

  • 福島第一原発で高濃度汚染水が海洋に漏れ出している事故について報道しているが、何ベクレルを高濃度といい、それはいったいどのぐらいの危険があるのか、また、どのような放射能なのか、どのぐらいの量が漏れ出しているのか、今後続いた場合にどのような被曝の影響があるのか、全くわからなかった。福島の漁協だけが怒っているイメージを受けたが、一般庶民の私も海が汚されていることには怒りを感じる。国際社会からも海の汚染は問題になっていないのだろうか。もっと庶民にわかりやすいように、放送をしてもらいたい。

  • CM前にあえてスキャンダラスな海外のニュース映像を見せ、CM後まで引っ張るという事が毎日のようにある。どこで起こったかをCM前には伏せておき、国内のニュースに巧妙に紛れこませて流すということは悪質だ。この日は「法の番人が買春」などという映像を出し、CM後には「中国で~」といったものだった。あの手この手で視聴者をひきつけたい気持ちはわかるが、見る側としては身近な問題かと思ってしまう。海外だから何があってもいいということではないが、弄ばれているような不快な気分になる。堂々と国名を告げてからCMをまたいでいただきたい。

  • 終戦記念日が近づき、今年も「靖国参拝問題」が取りざたされるだろう。毎年思うことだが、日本のマスコミは「靖国参拝」の海外の反応について大げさに報道し過ぎる。「近隣諸国は」「アジアは」と、アジアの多くの国が反発しているような表現するが、敏感に反応しているのは「中国」と「韓国」の2国だけだ。「中国」「韓国」2国側に立った報道はやめてほしい。

  • 「世論調査」が固定電話を対象に行われていることは不公平だ。携帯電話しか持たない若者が増えている時代に、ツールが固定電話では本当の「世論調査」にならない。テレビ局の調査なら、テレビの「相互通信」を使って、新しい世論調査をするべきだ。地デジになったのに「相互通信」が生かされないことはテレビ局の怠慢なのではないのか。

  • 外国の内戦やテロの映像が流れる際に、群衆や担架に運ばれる人などがモザイクなしで流れる。その一方で、国内の事件などでモザイクが使用されている。中には公務中の警察官や消防署員などもモザイク処理されている。モザイクをかける必要のない人にまで及んでいるが、どういう基準があるのだろうか。日本人は保護する、外国人は構わないという理由だろうか。

  • 8月は広島・長崎の原爆投下や終戦など戦争関連の出来事が多い月である。にもかかわらず、民放はそんなこと全く感知しないといわんばかり、相変わらず芸人のバカ騒ぎ番組ばかりだ。1年に1回くらいまともな番組を流せないものか。

  • 今年で終戦68年を迎えた。私が幼い時は毎年8月上旬からお盆にかけて戦争の内容の番組が始まり、連日家族揃って視聴し、日本人なら忘れてはならないことを身に染みて痛感する期間だったが、最近は番組数が少ないと感じている。終戦68年を迎えて体験を話せる方達は年々減ってきており、いかに戦争が悲惨で繰り返してはならないことかが、希薄になってしまう。テレビでもっと戦争のドラマや映画を流せば、大人が子どもに戦争のことを話すきっかけになったり、一人一人が戦争と平和について考えるきっかけができるのでいいと思う。

  • 毎日のように「日常生活で持っていると便利なグッズ」を紹介するコーナーがあり、メーカー名を伏せてはいるが、一目見れば企業名が容易に分かるため、宣伝に繋がるのではないか。また、購入した(とされる)人が実際にその商品を使用したり、使用の感想を述べるシーンがある。「〇〇市にすむこの女性は商品を購入して」などとナレーションが入るが、どういった経緯でその利用者を見つけるのか。番組内で紹介した商品を利用している人がそう都合よく見つかるものなのか。

  • この番組の出演者は「言論の自由」をはき違えている。韓国や中国をバカにし、差別的な表現をする。「韓国・中国のアホが」「韓国なんてサムスンだけだからすぐ潰れる」「慰安婦なんて日本には関係ない。韓国が嘘をついているのだ」などと聞くに堪えない発言ばかりで、見識を疑う。日本在住の韓国人や中国人もこの番組を見ているだろう。先日、日本人であるかどうかを尋ねた上で切りつける通り魔事件が大阪で起こったが、このような番組を見て日本人への憎悪を募らせる外国人がいてもおかしくない。特定の民族に対して差別的な番組を放送することは、日本の恥だ。

  • 有名な元演歌歌手の死亡に関する報道ですが、WHOの自殺報道のガイドラインに従わず、ワイドショーが自殺報道を扇情的に行っていました。結果的に他の自殺を誘発するとされているのに、必要最低限の情報ではなく、遺族や関係者への執拗なインタビューなどが放送されていました。意識の低さ、文化の低さを感じます。

【番組全般・その他】

  • 「1億3千万人が選ぶ不朽の名作」という内容でした。"1億3千万人が選ぶ各部門賞、それぞれのベスト10を発表"との、大文字でのテロップ表記がされていましたが、実際のアンケートの集計方法は男女各年代で2000人ずつ合計1万2千人でした。差異が大きすぎます。

  • 食べ物のリポートや料理番組の試食時、一口食べた後で口に物を入れたまましゃべる人が多いが、クチャ、ペチャという咀嚼音までマイクが拾うので、気持ちが悪い。口に物を入れたまましゃべらないということは、基本的なマナーのはずだ。飲み込んでからしゃべれないのなら、試食などするべきではない。

  • 毎年この季節になると「24時間テレビ」「27時間テレビ」と称した、一昼夜垂れ流しの番組が放送されるが、24時間放送が当たり前となった時代に、これらの番組は時代にそぐわないのではないのか。一昼夜とおしで出演する出演者や、夜通しテレビを見続ける視聴者の健康を損ねる恐れもあるし、節電時代に反する企画でもあると思う。

  • あまりにも下品で醜悪で、明らかに女性に対する蔑視が見て取れる。こんなものが公共の電波で放送されているのかと思うと、吐きそうになる。若い女性タレントの頭を蹴ったり、転がしてミニスカートの両足を無理矢理開かせて、プロレス技をかけ、下着が見えるほど振り回したり、水の中に叩き込んだり、みるに堪えない場面が続いた。なぜこのような下品で醜悪なものを平気で放送するのか。放送界全体に対する不信感がいっそう増すことになった。

  • 女性の臀部を晒したり、叩いたり、また女性芸人に生卵を飲ませるなどといった演出だったが、演者の中には明らかに嫌がったり、困った顔をしている方もいた。こういった日本の品位のない番組について海外で取り上げられることも多く、世界に配信されているのを知らないのか。こういった演出について改善をしていただきたい。

  • 低俗な内容を長時間放送しており、社会の癌のように思えました。23時頃から深夜3時頃までは下ネタばかりで、最後はお決まりのように女性お笑いタレントが胸を出していました。ただバカ騒ぎをしているだけの番組で、害にしかならないと思いました。

  • 出演タレントの高額ギャラが話題になっているが、真偽はどうであれ、善意ある募金~チャリティー活動が、いつしか違う方向性に行ってしまった感がある。タレントが24時間かけダラダラ走ったり、障害者が何かに挑戦したり、決して悪い内容ではないが、ワンパターン化し面白味はない。また、集めたお金の使途の明細を番組で公表しないのは、どういうことなのだ。

  • 深夜の企画は、エスカレートしすぎではないか。チャリティーの本質はどこへという感じで、下品な暴露ばかりだ。あれが何か募金につながるのだろうか。深夜で視聴率が低いからなんでもできるというなら、もっと地味でも人が見て楽しめる企画ができるはずだ。下品な内容の途中に募金のお願いが出るが、何か意味があるのだろうか。お笑いは好きだが、この番組でしなくてはいけないのか。障害者の人も楽しみに夜更かしできる企画を24時間通して放送して、初めて24時間チャリティーが成立するのではないのか。

  • 小型ヨットで6月に太平洋横断中、遭難事故を起こし謹慎中のニュースキャスターがレギュラー復帰するという。「自らを省みる時間がいる」としてレギュラー番組の出演を控えていたのだが、約1ヵ月で復帰するという期間の短かさに、本当に自らを反省したのか、疑問を感じる。

  • 「旅番組」は興味があるのでよく見ている。ゲストが商店街で「つまみ食い」をしているが、代金を支払っているのだろうか。そうでなかったら、まさしく「食い逃げ」だ。商店はいかに1円を稼ぐか努力しているのだから、慎重に放送してほしい。

  • この番組は長年視聴してきた数少ない優良なバラエティー番組だと信じていたのに最近、一部地域だろうか次週予告のテロップが流れない状態が続いている。昨今はインターネットも普及しているが、この番組のファン層は幅広く、ネットを活用できない年齢層もいることも配慮し、字幕テロップの次週予告を流してほしい。

  • 幼児向けのアニメ番組だが、国会でも番組名が出るほど、公共性・文化貢献度が高く、再放送を望む声が今も続いています。しかし、再放送はされず、番組の公式サイトのご意見コーナーも停止したままです。どうかまた放送をしてください。

  • あたかも鯖を食べていればダイエットできると勘違いするような放送だった。摂取して痩せるのであれば世の中、肥満の人はいない。視聴者を侮っているのだろうか。実際、鯖の缶詰が売れているそうだ。ダイエット目的で購入している人は本当に愚かだ。テレビとはいったい何なのか。まともなテレビ番組を制作することを願う。

  • いわゆる一般人のお見合い企画だが、今回は特に不快だった。シングルマザーという事情だが、女性側の意見が一方的に反映されているのではないのか。別れた夫などのプライバシーの問題はないのだろうか。今回は「元夫が逮捕」などという内容もあった。視聴率狙いもあると思うが、簡単に個人を検索出来るネット社会なのだから、危険ではないだろうか。一般視聴者参加の企画は慎重にするべきである。

  • AV女優まがいのグラビアタレントが、卑猥な下ネタを連発するなど過激なことをしている。このようなタレントを午前中の番組に出演させるとは、もってのほかだ。ましてや今は夏休み中だ。子ども達が影響を受ける恐れがある。既に子ども達が変なしぐさを真似しはじめているので心配だ。

  • フルマラソンの日本の選手と外国の選手が3位争いをしていました。その後その争いをしていた外国の選手が不調でリタイアしてしまったとき、その選手の脱落を実況者が拍手で喜ぶようなシーンがあり、不快でした。相手の不幸を喜ぶようなことが、スポーツ放送において起きたことは残念です

  • 競歩で、日本人選手は6位なのにインタビューでは「5位おめでとう」と言っていた。その選手も信じてしまっていたが、テロップにはきちんと6位と明示されていた。その後も間違いを訂正することなく放送していたが、如何なものか。スタッフ間の意思の疎通に問題があるのではないのか。とにかくみっともなかった。

  • あるタレンントだが、「ブスは外に出るな」等、勘違いも甚だしい。「美人が好き」とプライベートで発言するならともかく、テレビでこうした発言をすることは遺憾だ。ブスであろうと美人であろうと外に出て堂々と歩いていい筈だ。「ブスの女はブスである事が周りに迷惑だから、一生引きこもって誰ともかかわらずに亡くなれ」と言っているようにも聞こえる。大勢の人が不快になることをテレビで平然と言うのは、精神か何かの病気なのかもしれない。国会議員の失言よりも腹が立った。

  • パンツ(下着)1枚の体にボディーペイントをして街に出てもばれないかという企画だった。男性・女性の芸能人や評論家などがやっていたが、公然わいせつにならないのか。不快な番組だった。

  • 3人の女性タレントの話は楽しいが、彼女たちの会話を聞きづらくする男性スタッフの笑声が騒音のようで不愉快だ。番組のやわらかいイメージをこわしている。不愉快で番組を見なくなった。久しぶりに見たら、まだその男性の笑い声がかなり大きく響いていた。昔はスタッフの笑い声がなくて静かだった。番組イメージが落ちるのではないのか。女性タレントもかわいそうだ。あの品の悪い笑い声を出すスタッフはやめてほしい。昔のような静かで楽しい番組にもどってほしい。

  • プロゴルフ選手権の番組を見ていた。生中継していたのに、結果も出ないまま、たくさんのホールを残したまま中継をやめた。楽しみにしていたのにまことに残念だ。局の都合で勝手なことをしないでほしい。ほかでもみられるようなニュースと1年に1回しかないメジャー選手権なら、どちらが大切かわかるだろう。ゴルフに対する愛がない。こんなことなら、中継権を放棄して、ほかの局にやってもらいたい。

  • 薬物と飲酒運転の解釈について、視聴者に誤解を与えかねない発言があった。タレントが「もし芸能人でなかったら、薬物に手を染め、飲酒運転もするだろう」というようなニュアンスのことを言った。この発言が薬物と飲酒運転を正当化するように聞こえ、不快だった。薬物の乱用を助長するだけでなく、飲酒運転による交通事故被害者への配慮を全く欠いていて、多くの被害者の心情を害するものだ。社会的影響力のある芸能人が、このような発言はすることは如何なものか。

  • 不倫を推奨するような内容の、昼顔妻や近距離恋愛などの特集は、あまりにもモラルに欠けている。見ていてすごく気分が悪くなる。「皆やっている」「こんなにいいことがある」と煽るような取り上げ方は、テレビ番組をつくる者としてあまりに無責任すぎる。視聴率さえ取れれば、日本の倫理が崩れても関係ないのか。他にも見ていて吐き気のする企画ばかりだ。こんな低モラルな番組ばかり作っていたら、テレビの質はどんどん下がり、視聴者が離れる。テレビを楽しみにしているだけに、最近の番組のモラルの無さ、質の低下にはガッカリする。お願いだから、同じ主婦として、不倫を推奨するような内容の特集だけでもやめてほしい。

  • 「史上初の重大発表」と公式サイトや、いくつものニュースサイトに表示し、元メンバーの復帰や話題となった事件の謝罪などではないかとネット上を騒がせ、番組を見たら何と自社商品(DVD)の宣伝という、重大でもなんでもない発表だった。ニュースサイトや公式サイトを見て、何人の視聴者が裏切られたと思ったことだろう。

  • 10から20歳代の女子に料理をさせて、とんでもない調理をみて笑いを取るのだが、もはや企画として時代遅れだ。料理は女子がつくる時代は終わった。また食べられない料理を作って捨てることは、いかにも飽食の時代を象徴しているようで気分が悪い。いかに飽食の時代であっても食べ物を粗末にしてはいけない。

  • 人の顔のアップ映像について考えてほしい。バラエティーに限らずニュースのインタビューなどでもアップが多過ぎる。タレント、素人、老若男女問わず、人の顔が画面いっぱいに映ることは気持ち悪くて仕方がない。画質が良くなり、大画面化が進んでいる今、画面に収まりきらないアップが必要なのか。以前はタレントがわざとやっていたことが多かったが、最近は普通のインタビューでもそんなに寄って映す必要があるのかと感じるものが多い。

  • タレントたちが中心になって番組を進めているが、彼らは政治の専門家ではない。したがって中国人や韓国人との討論になると、知識が浅いため到底太刀打ちできない。お粗末すぎる。政治を扱う番組である以上、きちんと勉強をした"相応しい専門家(日本人)"を出すべきだ。

  • 人を騙すことを何度も行い、騙される人をみて出演者があざ笑うという、悪趣味な番組だとは思っていたが、今回は特にひどかった。富士山に「何も持たずに腹を空かせた人」「ランニングに短パンの人」「厚底サンダルの女子」の仕掛け人を用意し、登山客がどのような反応をするかの観察を行っていた。登山は危険が伴う行為で、生命にかかわるのに、「いたずら」「どっきり」を仕掛けるのは不快である。腹を空かせた仕掛け人は、しきりに「おなかがすいた」などと口にし、見かねた登山客は菓子を分け与えていたが、真似をしてそのような物乞いする人が出てきたらどう責任をとるつもりなのか。また、スタジオの芸能人も下品に笑うばかりで、たしなめるような声が上がらなかったのも不快だった。

  • 他局の人気ドラマのパロディだった。面白さはどこにもなく、ただ下品で不愉快な気分にさせられただけだった。これが「健全な娯楽」といえるのか。深夜枠ならまだしも、この時間帯で放送する内容ではない。これを「面白い」と思う制作サイドの感性が理解できない。もっと楽しい番組を提供してほしい。

  • 最近のドラマは「人気作家の小説」か「人気コミック」が原作のものばかりで、テレビ局と脚本家が作りあげたオリジナルドラマが少ない。原作ものならリスクが少ないかもしれないが、結末がわかってしまう。他力本願の番組作りで面白いドラマができるわけがない。わくわくするようなドラマを放送してほしい。

  • 芸能人を落とし穴に落として、その落ち方でランキングをつけるという企画だった。数年前に、夫の誕生日にサプライズで砂浜に掘った落とし穴で脅かそうとして、結果的に夫婦ともに生き埋めとなり死亡するという痛ましい事故があったのに、不謹慎だ。子ども達は大笑いしていたが、その映像の後、事故のことを話すと「テレビはおかしい」と、子ども達ですら言っていた。番組の悪ふざけには、うんざりしている。

  • この番組は整形手術の宣伝番組なのだろうか。美容整形のネタばかり放送して不快です。いい加減に止めてほしい。この番組が過剰に整形手術を煽り、視聴者に整形を推奨、宣伝していることは問題にならないのだろうか。今回は整形依存症の女に憧れて自分も整形するという女性が登場し、整形するという内容だった。なぜそんなことをバラエティー番組でやるのか。視聴率が取れれば何をやってもいいのか。整形手術や倫理的に問題のあることを、番組で宣伝することは止めてほしい。

  • ニートに対して偏見と差別的、無理解でバカにした放送に終始していた。ニートにも、なった原因や状態など様々な人がいるにもかかわらず、ただ「楽をしている」「甘えている」など、まるで生きている価値がないとでも言っている感じだった。苦しんで悩み、もがいている私にとって本当にショックだった。社会の無理解や敵意が怖い。ニート当事者の様々な意見など知りもせず、一方的に侮辱するだけの番組は、ニートや引きこもりで悩んでいる人たちを傷つけるだけでなく、社会の無理解を助長するだけだ。公平な放送をしてほしい。

  • 番組のメイン司会者が女性アナウンサーのお尻あたりを触って、その女性が手で振り払っているようなのが一瞬確認された。これはセクハラ及びパワハラではないのか。このような人物が国民の財産である電波を通してニュースを流していることは、倫理的に問題である。この事件のさらなる問題点は、CM開けの映像であったということである。CM開けということは少なくともCM中に幾度もセクハラ行為を働いていたと想像できる。司会者と女性だけの問題ではなく、この事実を知りながら隠蔽していたほかの出演者、コメンテーター、カメラマンなどテレビ局そのものの責任といえるのではないのか。こういう人物が今後も政治家を招いて能弁を垂れるなど、許されることではない。

【ラジオ】

  • 少しふくよかな女性パーソナリティーに対し、アシスタントの男性が「デブ」「ブタ」「おすもうさん」などと、たとえ冗談とはいえ、不適切な発言をすることを不快に感じることが多々ある。痩せ身で男性の私でも、この男性アシスタントがあまりにも「デブ」や「ブタ」などと執拗に発言すると不快になるのに、ふくよかな人からすれば不快に感じないわけがない。例え女性パーソナリティーの方が軽く受け流していても、リスナーの気持ちも考慮した方がいいかと思う。少しは慎むべきだ。

  • お便りのコーナーで「あるスーパーで『3000円以上のレシートで抽選が1回できる』という催しをしていた。私の子どもが何回も抽選に参加していたので不思議に思って尋ねると『ゴミ箱にレシートがいっぱい捨ててあるから、それを拾って抽選した』と子どもが言った」という母親からの投稿が紹介された。司会者やコメンテーターが「この子は将来有望で素晴らしい」などと絶賛していたが、違和感を覚えた。子ども達によくない影響を与えるので、紹介するお便りも選んでほしい。

【CM】

  • 携帯ゲームのCMに度肝を抜かれた。アニメだが、女性がカバンから刃物を取り出し男性に突きつけ、男性の「君になら殺されてもいい」というセリフが続く。あまりの驚きに、思わず「信じられない!」と声を上げてしまった。このようなゲームを作る会社も会社だが、それを流す放送局の神経も疑う。スポンサー収入さえあれば、どのようなCMでもいいのか。すでに色々なところで流れていて、ネット上でも問題になっているようだが、ゲーム会社だけではなく、ぜひともCMを放送した放送局の見解も聞きたい。

  • 生理用品のCMは、商品説明の表現が露骨すぎて不快だ。生理用品を画面いっぱいに表示したり、液体を吸水させた映像を流したり、挙げ句の果てにはガラス面に商品を貼りつかせて、商品の特性を紹介するCMまである。中でもソフトタンポンのCMの表現は不愉快極まりない。男性や子どもが目にする公共のCMであるにもかかわらず、配慮が欠落している。デリカシーのないCM作りは、やめてほしい。

青少年に関する意見

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • この男性タレントの態度はひどい。女性アイドルの頭を蹴る、顔や首を踏みつける、持ち上げて床に叩きつける、嫌がる女性芸人の臀部を強くつねる、ズボンを下着ごと上に強く引っ張り身体に食い込ませる、床に落ちた生卵を食べさせる等、常軌を逸した行動があった。バラエティー番組にありがちな演技ではなく、本気で嫌がっている表情も散見され、非常に不愉快だった。青少年も多く見ていたであろう時間帯に、このような番組を放送したことはあまりにも軽率ではないか。

  • この男性タレントの行為は許されるのか。アイドルが倒れているところで、頭を足蹴にすることはお笑いとして許されるのか。子どもが見ている時間帯であること、子どもが視聴を欲するであろうと思われる出演者群であること、内容がお笑いを逸脱していること、未成年が真似をする懸念があること、他人の頭を蹴ることがお笑いであると誤認しかねないこと……。暴力行為で笑いが取れるという考えそのものが時代錯誤も甚だしく、以前から不快に思っていた。

  • 女性タレントに対する暴力行為があまりにひどく、見るに堪えないものだった。悪ふざけも度を超したもので、頭を足で踏みつけたり、あげくのはてに顔を蹴ったり、やりたい放題、女性タレントも泣きそうな顔をしていた。子どもにこのような番組を見せても良いのか。いじめ、校内暴力が問題視されている昨今、非常識極まりない番組だ。

  • 罰ゲームと称し、バズーカ砲を連想させる空気銃で、未成年者を含む女性アイドルの顔面へ至近距離からクリームを浴びせていた。その演出方法は明らかに暴力的、暴力行為であり、見るに堪えない。テレビはこういう女性や未成年に対する暴力行為を許容するのか。

【人権に関する意見】

  • ドキュメンタリー番組で、いきなり銭湯で入浴中の男児が映り驚いた。男児の全裸を公共の電波で流すことは、人権的配慮に欠け、不愉快だ。一度放送された映像はインターネットで世界に拡散し消すことができないので、特に一般人の裸を電波にのせることには注意してもらいたい。他の先進国では、いかなる理由があっても児童ポルノに抵触するような番組は制作しないだろうし、人権侵害のおそれのある番組制作はやめてもらいたい。

【報道・情報に関する意見】

  • 有名人の自殺報道について、過去の自殺報道すべてに言えることでもあるが、内閣府ホームページ掲載の「自殺予防・メディア関係者のための手引き」に著しく反している。青少年のイジメ、それによるとみられる自殺が絶えない中、このような形の報道は不適切だ。

  • 女子中学生が殺害され放置された事件で、被害者本人の身元が判明するや否や顔や実名を報道していたが、何処の誰がどんな悲惨な状態で亡くなっていたか事細かく視聴者に知らせることは如何なものか。視聴者の好奇心を煽るだけで、遺族や身内の悲しみの気持ちを考えたことはあるのか。たしかに、子どもを持つ親や、ある年齢に達した子ども達には「夜遅くに外出することは危険、いつどこで事件に巻き込まれてもおかしくない」と危機感を喚起する必要はある。しかし、被害者のプライバシーにまで及ぶ報道は避けるべきであろう。

【低俗、モラルに反する意見】

  • バラエティー番組で、芸能人を落とし穴に落として、その落ち方でランキングをつけるという企画があった。数年前に、夫の誕生日にサプライズで、砂浜に掘った落とし穴に落として脅かそうとして結果的に夫婦ともに生き埋めとなり死亡するという痛ましい事故があったのに、不謹慎だ。子ども達は大笑いしていたが、その映像の後、この事故のことを話すと「テレビはおかしい」と、子ども達ですら言っていた。この番組の悪ふざけには、うんざりしている。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜のバラエティー番組で、ローションまみれの未成年のアイドルに対して、下着姿の司会者が性的な接触を装うようなプレッシャーをかけてゲームをやるという、卑猥で下品な内容があり、不快で見るに堪えなかった。即刻やめさせるべきだ。

【要望・提言】

  • 夏休み期間なので、多くの子ども達がテレビを見ていると思う。テレビでは連日、殺人ドラマや刺激的な宣伝などが多く、子ども達に悪影響を与える。せめて夏休みの間だけでも子ども達に良い影響を与えるような放送を心がけてほしい。

2013年7月に視聴者から寄せられた意見

2013年7月に視聴者から寄せられた意見

第23回参議院選挙関連の意見多数。「ネット選挙」という表現が勘違いを与える、世論調査の正確性・投票前の発表に疑問など。女子スケート選手の出産報道が過剰で、人権侵害ではないかなどの批判意見。

2013年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,264件で、先月と比較して54件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話25%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別は男性67%、女性30%、不明3%で、世代別では30歳代27%、40歳代28%、20歳代17%、50歳代17%、60歳以上9%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は450件【38局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は1,264件と先月より54件増えた。
はじめて、ネットでの選挙活動が可能となった第23回参議院選挙が行われた。自公が圧勝し、衆参のねじれ状態が解消されたが、報道や番組に対して、様々な意見が寄せられた。
女子スケート選手の出産報道で、取材・報道が過剰で、個人の人権やプライバシーを侵害しているのではないか、といった批判の声が多く寄せられた。
バラエティー番組で、出演者同士が罵り合っていたが、演出であれなんであれ、そういった言動を放送するのは如何なものかといった意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は33件、CMについては141件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は133件で、前月より28件増加した。
今月は「低俗、モラルに反する意見」と「表現・演出に関する意見」が26件、次いで「性的表現に関する意見」が13件、「暴力・殺人・残虐シーンに関する意見」と「要望・提言」が5件と続いた。
「低俗、モラルに反する意見」では、美容整形を特集したバラエティー番組について、"お金さえあればきれいになれる"と子どもが考えてしまうのではないか、との意見が寄せられている。また、学校が夏休みに入る時期であることから、子ども向け番組の放送を要望する意見が複数寄せられている。
なお、不倫を肯定するような内容だとして、スマートフォン向けのゲームのCMについて多くの意見が寄せられているが、その多くは"倫理観に欠けていて不快""子どもが見るような番組・時間帯ではCMを流さないで欲しい"という内容となっている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「ネット選挙」という言葉を当たり前に使っているが、一般人からすれば「ネットで投票できる」と勘違いしている人が多々いることを、放送局は認識しているのか。「ネット選挙」と一方的に煽る報道は避けていただきたい。「ネット選挙活動」と少し言葉を変えるなどしてもらいたい。また、どの局も有力候補者のことばかり報道し、諸派などのあまり実力がない者の報道は短い。国民の代表を決める選挙なのに、このような偏った報道をしていいのか。

  • 全キー局が長時間、選挙関連の報道をする必要があるのか。選挙に関心があることはいいことだが、これではチャンネルがたくさんある意味はなく、似た番組の乱立にうんざりする。放送事業者にとっては、視聴率で"共倒れ"したり、局のイメージダウンに繋がったりする可能性もある。選挙は重要なことだが、大震災に匹敵する緊急事態ではない。各局の番組編成は様々な視聴者の要望に寄り添ったものにしてほしい。

  • 政治関連で政策の欠点を殊更強調し、「世論誘導」と受け取られても仕方がない表現が時々見られる。特に原発やTPPの問題などにおいて顕著だ。地元や地方、農業などの一部業界の損得が強調され、まるで地方、農家の応援団かと思われる論評も一部にある。都市と地方、工業と農業、資本家と労働者などの小さな視点でなく、大きな視点で政治を語り、政治家にも未来の日本像を聞いてほしい。

  • 各局の報道番組で政権などの世論調査の結果を伝える場合、「他より良さそうだから」や「どちらともいえない」といった消極的な内容が意外に多い気がする。実際、調査にそう回答している人達がいるのだろうが、テレビで見ていて、あまり気持ちの良いものではない。今後は各局とも回答例の表現により一層の注意を払っていただきたい。今般の参院選を契機に、たとえば、「他より良さそう」を「他党よりも政策等が具体的で期待を持てるから」や「どちらとも言えない」を「迂闊に回答できないから」などと工夫し、改めることを検討してほしい。

  • 連日猛暑日を重ねているが、男性出演者の厚着は見ていて実に不快だ。朝から30度に到達しようとする中、ジャケットにネクタイとはあまりに暑苦しい。高温多湿の国で「真夏でもそういう格好が礼儀だ」といった誤った意識はいい加減改めるべきだ。

  • 全国的に大変な猛暑になっている。しかし、この暑さの中で持久走を行った学校がある。そのせいで熱中症になった生徒が複数いる。天気予報で「屋外での運動は原則不可」の熱中症の危険レべルになっていたにもかかわらず、猛暑の中で長時間走る行為は殺人的である。そもそもマラソンや持久走は「休憩しない運動」なので、体に水をかけ、飲むことをしないと体温が上がりすぎてしまう。再発防止のため、夏場の高温時はニュースキャスターが「熱中症の恐れがあるのでマラソンなどの運動は自粛してください」と、視聴者に呼びかけてはどうか。

  • 各局で「内閣支持率」や「比例でどこの政党に投票しますか?」と世論調査をおこない発表している。結果は各局バラバラであったが、国政の投票直前にこのような世論調査を発表することは適正なのか。また調査方法に、誘導はなかったのか、回答の有効・無効の評価は適正だったか、サンプル数は十分あったのか等々、疑問に思う。

  • この日のトップニュースで、小学校の正門前で男が小学生3人に切りつけ重軽傷を負わせたことを伝えていた。このニュースについてある局は一貫して男の実名を報道しているが、他局は匿名で伝えている。一体なぜ放送局によって実名と匿名といった違いがあるのだろうか。実名で伝えた局、匿名で伝えたそれ以外の放送局の言い分を聞きたい。

  • 日本にいるウィグルの人の中国に対する抗議活動があった。「テロと中国側が発表しているが殺戮」と主張するもので、大変な人権問題だ。テレビは人権をうるさく言うのに、こういったことはあまり報道しない。これで本当に良いのか。何十年も前の戦時中の慰安婦のことを「人権」と大騒ぎしながら、今起こっている中国の人権蹂躙には何も言わないのは、偽善そのものだ。

  • 世論が二分しているような事柄でも、テレビは自分たちの主張に沿ったコメンテーターを使う。また、街頭インタビューでも、「世論はこうだ」と決めつけて報道する。街頭インタビューなどではやらせが見つかった過去もあるが、自分たちの都合よいものを選び出している気がしてならない。

  • 「食品への針混入事件」のニュースで、キャスターがパン(模型)と針を手に、事件の一例を再現した。安易に再現すると真似をする輩が出てくる。消費者に注意を促すつもりかもしれないが逆効果だ。

  • 女子スケートの選手が極秘に出産していたというニュースで、父親は誰かという推測をしていた。その中で、ロシア人の元コーチにわざわざ電話をかけ「子供の父親か」と聞いていた。またもう一人、父親と疑われる日本人スケート選手も実名を挙げ紹介していた。女子選手は父親を隠したいと思っているのだろう。それにもかかわらず、父親を暴くようなことをする必要があるのか。またあろうことか、子供の名前まで公開していた。父親のいない子供は、テレビで名前をさらされたことで、今後、一生、不利益を背負っていくかもしれない。人権やプライバシーの侵害がはなはだしい。

  • フィギアスケートの女子選手が「子供の父親は誰かなどの詮索はやめてください」とFAXで各メディアに通達しているのに、選手や周辺の方々のところに押し掛けたうえ、報道してもいいのか。選手のフィギアスケートに関する報道ならばまだしも、また罪を犯している訳でもないのに、プライバシーを探り、放送することはいいのか。

  • 記者会見で、回答者だけにテレビカメラが向けられ、質問する記者の所属や名前、顔が隠されていることはおかしいと思う。質問者がどのような顔つきで、どのような思いで、何を聞こうとしているのか、記者の表情も含めて視聴者は知る権利がある。公共の電波の使用が、国民の利益につながるよう指導願いたい。

  • 放送局が取材拒否されていることが報じられた。6月の通常国会閉会に関する報道内容に問題があったとのことのようだ。どんな立場からみても公平な報道などありえず、この主張が通ってしまうなら、報道番組など全て偏向していることになる。評論の域を出ないものを、自分たちに不利だからといって、取材拒否するなど許されないことだ。報道の自由にかかわる重大事であり、この件で放送局を孤立させてはいけない。放送界のみならず、マスコミ全体の問題だと思う。

  • 放送局に対する取材拒否は当然だ。テレビは報道する内容を選択する権利を持っている。事実誤認による誹謗中傷を流して相手がそれに反論しても、その情報を流さないということができる。または編集で切り貼りしたりして、捻じ曲げたり、テロップをつけて反対の内容にして放送することも可能だ。こうして事実でないものが事実として世の中に広まり、人権が奪われる。本人がうるさい時はこっそりと謝罪するが、広がったものは消えない。今回の件も「報道の自由への侵害だ」と言っているが、権利には義務がある。電波使用という権利を得ながら国民の非難を無視し、政党の非難も無視し、権利だけを声高に言っても、思い上がっているとしか言いようがない。

  • 私には43才のダウン症の息子がいる。出生前診断の最近のニュースでは、なぜ強調して「この検査はダウン症などの」と表現するのか。以前書道家の母親はインタビューで「もし当時そのような検査があれば中絶していたでしょう」などと答えていたが、がっかりした。息子が生後1ヵ月で「ダウン症」と宣告されたときは、ショックを受けた。しかしここまで社会人として立派に生きている。おそらく全国のダウン症児の親、家族達は、ダウン症という言葉だけを強調する報道に無念さを感じていると思う。

  • 中国官僚の腐敗を伝えることはいいが、現地のインターネット映像に紹介されていたベッド上の男女の画像を昼間から流すとは、放送人としての倫理観はどうなっているのか。ぼかしを入れる訳でもなく、本当にそういった映像が必要なのか。テレビはネットとは違う。視聴者に見せて良いもの、見せる必要があるものを、高い倫理観をもとに判断しなくてはならないのではないだろうか。

  • 民放各局の時代遅れな対応にガッカリです。ネットとテレビの融合が普及すると視聴率が取れなくなるからといって、電気メーカーのネットテレビのCMを拒否するのはいかがなものか。悪あがきにしか見えません。いくらCMを流さなくても、時代の流れで、自然とそのようなテレビが普及して、民放各局の恐れている時代が確実に来るのですから、潔くこのCMを流して、ネットに負けない魅力的な番組作りに励んだ方が、視聴者の印象は良くなります。便利な21世紀型テレビの存在を知らせないことに民放全局が賛同したとは、マスメディアによる言論統制の匂いすらする。このような取り決めは国民の知る権利に対する妨害といっても過言ではない。

  • どの局もオリンピック東京招致を応援していると言い、コメンテーターが誰一人として反対意見を言わないのは何故か。スポンサーの関係からどうしても言えないのなら、招致によるメリット・デメリットを挙げることぐらいしたらどうか。招致によって都の積立金以外に税金はいくらかかるのか。オリンピックを名目にした公共工事にいくら使うのか。何一つ事前説明せずに、盲目的に「賛成」と叫ぶマスコミの存在意義は何だろうか。

  • 「今の若者は政治に関心がない」などとニュース番組でコメンテーターが言っているが、当のニュース番組にも原因があるのではないだろうか。夕方のニュース番組などは、ニュースの看板を掲げながら、ラーメン屋やケーキ屋の情報ばかり放送している。どこがニュースなのだろう。そういう企画は別にやればいいことで、ニュースの時間くらいは純粋にニュースだけを放送するべきだ。

  • どんな小さな犯罪に於いても捜査が終わって犯人がとっくに検挙されているのに、毎回「無職の」という言い方をするが、それが捜査の役にたつのか。犯人にも人権がある。関係ないことまで毎回取り上げることはいかがなものか。「無職イコール犯罪者予備軍」という不当な刷り込みをしているようにも思う。精神障害・知的障害がある犯人についても、必ず「通院歴が」や「入院歴が」などと付け足す。私のような知的障害のある身にとって、それがどれだけ社会の偏見を招き、傷つけられるのか考えたことはあるのか。

  • 局地的豪雨の外での取材で「危険だから避難してください」との発言があるが、矛盾している。危険なら外での取材はやめるべきだ。外での取材をすることで、「取材が出来るくらいなのだからまだ大丈夫だ」と思い、外に出て怪我をする人が出るように思える。わざわざ外に出なくても、お天気カメラなどの映像があるのだから、その映像を見せて放送するべきではないのか。

  • 「ビッグデータ活用で経済効果は」といったように、マスコミは次から次へと横文字を使うが、理解できないのでやめてほしい。ジャーナリストは新しい言葉を作って、自分たちの知識を誇示しているかのようだ。一般の視聴者の視点が欠けているのではないのか。

  • スマートフォンアプリのLINEを介して知り合った高校生達による少女殺害事件が発生した。そのニュースを扱う際、どのニュース番組もあたりまえに必ずLINEと連呼していた。しかし、LINEはソーシャルネットワークの一つであり、特定の企業で開発されたアプリケーションの商品名である。特定の商品名を連呼する必性はないと感じた。特に今回のような殺害事件において、商品名を連呼することは、殺害事件と当該商品が結びつけられる印象を持つ。今回、彼らはLINEを使用していたが、LINE自体が犯罪に加担しているわけでも、犯罪を侵しているわけではない。こういった報道により反社会的なイメージが企業や商品に定着するのは報道による暴力だと感じる。どんな商品であれ開発者の苦労はあるものだ。ヒット商品であればなおのことだ。

  • 私は宿泊業を営んでいる。大雨の情報を放送する時は「被害がひどい」というが、被害は県全部に出ているのではなく一部の地域に出ていることが多い。また「通行止め」の放送はされるが、「解除になった」という放送はされない。南海トラフ地震についても、防災上データ発表は必要だと思うが、津波の被害の恐れのない地域について放送する必要があるのか。報道されると、宿の予約がキャンセルされることがある。観光業に携わっている者としては、最後まで責任を持って放送してほしい。

  • 今回の参院選の投票率は戦後3番目の低さだという。実に問題だ。総務省や選挙管理委員会にも電話をしたのだが、国もメディアももっと投票率を上げるために努力するべきだ。特にテレビの影響力は大きいのだから、各局とも国民に「選挙に参加しよう!投票しよう!」と、どんどん呼びかけてもらえないだろうか。

  • 選挙期間中に調査を行うことは構わないが、その結果を「圧勝」などと発表することは、いかにも特定の党を利する行為に見えて仕方がない。現にその発表を鵜呑みにする人が多かったらしく、投票率も低くなっていた。まるで各局が、特定の党を応援しているのではないかと勘繰ってしまう。このように国民がしらけて投票率が下がってしまうような事態を起こす報道は如何なものか。

  • 選挙が終わったが、テレビは自分たちの望む結果なら「民意だ」といい、そうでないとあれこれと理由をつけて「民意でない」と言う。投票しなかった人がすべて選挙結果に不満であるかのようにまで言っていた。そのようにテレビ局の電波の私物化が目に余る。民意を都合よく使いすぎだ。世論が割れている場合でも、自分たちの意見は「民意だ」といい、それ以外は「思慮の足りない考え」と決めつける。如何なものか。

【番組全般・その他】

  • 1時間放送の2つの番組をあわせただけで、2時間スペシャルとしている。通常の放送と何も変わっていないのに、「スペシャル」や「緊急企画」など、視聴者を騙す表現ばかりであきれる。番組タイトルをこういう形で表記することに対して罰則規定はないのか。

  • 福島県の被災者を呼んでの議員との討論だった。感情を煽るような誘導で、見るに堪えない番組だった。未だに「政治家が悪い」という思考停止的な、ただ不満をぶつけるだけの展開にうんざりした。そのような不毛な場面をわざわざテレビで流す意味があったのか。これで被災者の溜飲が下がったのか。その他の被災者の方に、失礼ではなかったのか。確かに復興は大事だし、政治の至らなさもあるが、政党や政治家に対して憎悪をぶつけるだけの番組は見たくない。

  • この番組は以前も美容整形を何度も繰り返し化け物みたいになった女性を取り上げていた。前回多くの批判があったはずなのに懲りずにまた同じネタをやっている。女性たちはもはや精神的にも正常とはとても思えなく、見ていて気持ち悪くなったし、嫌悪感を覚えた。この番組はそういう「病人」を出演させておもしろがるという悪趣味な番組だ。こういった依存症や異常性のある「病人」を「見せ物」のようにしておもしろがる番組作りは止めるべきだ。

  • 様々な分野の相談員の方の話が聞けて毎回楽しんで見ているが、番組に出演しているヤンキー界の重鎮と言われている方の発言や言葉遣いはとても不快になる。女性タレントがそのことについて指摘している場面があったが、本人は「頭に血がのぼって、売り言葉に買い言葉で」と言っていた。番組自体は面白いが、その方が発言する場面だけチャンネルを替えたくなるほど不快なので、言葉遣いには気をつけてほしい。

  • 出演者が激しく言い合うところは、放送してはいけないと思う。だんだん発言がエスカレートし、ケンカになりそうだった。子どもが見たら精神的ショックを受けるし、これを平気で放送する放送局もいかがなものか。心が傷つくような場面を放送するならば、番組をやる資格はない。

  • 毎日、ワイドショーでどうでもいい芸能人の話題につき合わされて、うんざりする。見たくなくても、メディアが強引に一斉に取り上げる状態はおかしくないか。冷静に考えてほしい。これらは必要な情報なのか。他に役立つ情報を割いてまで知りたいことだろうか。ワイドショー好きの人たちを私は全く理解出来ない。

  • 危険な動物に遭遇した時の対応として、熊、小型のサメなどに、タレントが軽装で接していた。その際、熊とサメの実験では、実際に噛まれていた。しかし、「大事には至らなかった」とのナレーションで撮影を続けていた。怪我の程度の確認などの場面はなかった。私が心配したのは、むしろ動物だ。タレントは納得してそれで利益を得ているからいいが、動物は興奮するようにたきつけられて、もし事故になったら、タレントを助けるために攻撃され、又、殺されたりするのだろう。タレントも撮影を中止したくても言い出せないことは容易に想像できる。こういった番組は如何なものか。

  • キー局の生放送の歌番組が、地方のローカル局では数日も遅れて放送されるが、臨場感にかけてしまう。昔と違って、現在はネットが発達している。"番組を見ながらネットに書き込んで、遠くの友達と一緒に楽しむ"という視聴方法もあるのだ。時代にあった放送を求める。そんな具合に地方局は日にちがずれることが多い。プレゼント企画がある番組などは応募さえできない。放送局には何度も言っているが改善されない。

  • スポーツ中継で、女性アナウンサーが実況をやることがほとんどない。というのも、野球なら「女性の視聴者は野球や選手に詳しくないので、女性を起用しない」という固定概念を、テレビ局が勝手に持っているからだろうか。女子サッカーの「なでしこジャパン」の試合中継くらいなら、女性アナウンサーが実況してもいいのではなかろうか。

  • バラエティー番組の女性アイドルの態度が腹立たしい。人気があり、金持ちでチヤホヤされるからといって、「自分は偉い」とエツになっているのではないのか。そのくせ義務教育レベルのクイズ問題や漢字・常識問題をよく間違え、平然としている。最近はもっとひどい。言葉遣いも荒っぽい。アイドルは「偶像」の意味である。昔から少年少女の憧れの存在である。その点をもっと自覚し、節度のある行動をとってほしい。

  • ドッキリ企画で、ターゲットであるタレントの頭に覆面をかぶせ、仕掛け人のおばさん達が股間を叩いていた。こんなものはドッキリでも何でもなく、ただ下品なだけである。もし小学生や中学生が同じことをしていたら明らかな「いじめ」である。男性の股間をたたくことは今後やめていただきたい。同じ男性として不愉快だ。子どもが真似して他の子の股間をたたいて何かあったらどうするのか。テレビがいじめや男性へのセクハラなどを推奨しているようにしか思えない。テレビの影響力の大きさ等を改めて認識し、今一度よく考えていただきたい。

  • 料理をする際に、アクセサリーや腕時計をした料理人を出すことはやめてもらいたい。衛生観念が欠落しているとしか思えず、不快感しか残らない。真面目に料理に取り組んでいる多くの職業人に対して失礼だ。それを見て、騒ぐだけの女性タレントも、考えがなさすぎて呆れるばかりだ。

  • 番組で「ある言葉」を大阪府民は使うと述べていたが、大阪府出身者に聞いたところ知らない人のほうが多数だった。「根性が悪い」といった意味で、20年以上前の一時期に使われていたそうだが、現在はほぼ衰退しているらしい。なぜこの言葉をあたかもすべての大阪府民が知っているように放送するのだろうか。明らかに不適切ではないか。大阪府民への偏見を助長する放送ではないのか。

  • TPPにより自由診療と保険診療が行われた場合、病院は利益のある自由診療の患者を優遇し、保険診療の患者は後回しにしたり、雑に扱うようになる可能性があるという内容だった。医療従事者として憤りを感じた。ただの可能性の話かもしれないが、病院で働く職員が利益優先で患者を差別すると誤解されても仕方のない内容に感じた。現場では患者には平等に接している。大半の医療従事者は患者のことを第一に考えて、厳しい状況のなか頑張っている。番組を見て、悲しい気持ちになった。

  • 独身実家族というニートのような存在をたたいていた。私の息子は27歳で就職できずに、週3回アルバイトをしている。息子は生まれながらに障害がある。見た目には健常者で、視覚、聴覚、話すことも問題ないが、あきらかに健常者に比べ、考えてから話す、考えてから行動するので全てが遅い。その為、専門学校に行っても就職できずに悩んでいて、現在はアルバイトをしている。それでも前向きに生きているのだが、テレビを見ていると、「ニート」「働かない」「結婚しない」「自立しない」等と並べ立て、何の配慮もなく叩きのめしていた。人にはそれぞれ事情があるのだから、ひとくくりにしてバッシングするのは止めてほしい。

  • 毎回、動物(特に小動物や赤ちゃん動物)が出てくるたびに、足跡の効果音がある。実際の動物に、テレビのような効果音があるのか。動物が歩くたびに、効果音が鳴るので気になって仕方ない。たまにはいいかもしれないが、ずっとこの効果音があると、見ていて不快になる。

  • 内容が視聴者を不快にさせるものだった。出演者の方々の暴言や不愉快な発言が目立ち、イジメの問題にも繋がりかねない。討論することは悪いとは思わないが、政治的な話題や視聴者のニーズに沿ったものならまだしも、この番組はゲストに対してのみならず、そこに出演していない人物を批判するような発言もみられ、不愉快だった。これは間接的なイジメと変わらない。

  • 街中にいる女性がインタビューされて答える場面がよくあるが、不特定多数の目に触れる場で下劣な言葉を恥じらいもなく話している。中には「友達をいじめた」と得意気に話す人がいたり、「不倫をしている」「パートナーを騙している」等、背徳的な答えを出す人もあり、これを見た本人の身内はどう思うのだろうか。赤の他人である私が見ても不愉快なので、深く傷つく人もいるだろう。面白可笑しくするためにわざとこういう質問をして、それに応じた受け答えをした人を選んで編集しているのだろうが、聞いていて気持ちの良いものではない。質問内容をもっと健全、且つ前向きになれるものに改めることは出来ないのか。

  • 番組の途中で入るVTRの編集の仕方がおかしい。芸能人の恋愛や政治のこと等、面白おかしくしようとやり過ぎだ。週刊誌ではないのだから、内容を誇張しようとするナレーションとテロップには強烈な違和感を覚える。週刊誌であれば買うか買わないかを自分で選択できるが、テレビはリモコンをつければ情報が強制的に表示される。それも全国区で。VTRの編集の仕方が「週刊誌と同等」ではおかしい。視聴率稼ぎも程々にしてほしい。

  • プロ野球のオールスターゲームが3戦放送されたが、全てにおいて「ある選手」を過剰に取り上げすぎていて、苛々した。ベンチにいる所を度々映すし、全打席や投げる所、ファインプレーやヒットを打つ瞬間のスロー再生等、その選手オンリーのダイジェストVTRを何度も流していた。その選手以外のほかの選手が好きで、期待していたファンの方も沢山いるのに、その選手が「今年のオールスターの主役。みんな注目しています」と言わんばかりの取り上げ方は、不愉快だった。

【ラジオ】

  • 準レギュラーコメンテーターが、特定の野球チームに対して、執拗で異常なバッシング発言をしていた。配慮がなく、聞き苦しかった。仲間内で話す内容を不特定多数が聞いているラジオでやるべきではない。

  • 「洋楽の熱を伝える」が番組のコンセプトらしいのだが、洋楽知識は出鱈目だし、勝手な解釈を垂れ流している。批判してきたリスナーにケンカ腰になったり、ろくな曲がかからない。邦楽は批判ありきで、こちらも解釈が出鱈目だ。また特定の歌手にばかり特化し、気持ち悪いぐらい持ち上げる。こうした偏向番組はいかがなものか。

  • 水曜日パーソナリティーの女性は、放送中に「CMに出ているからチェックしてください」と言っていたが、商品名をあげて自分が出ているCMを宣伝するということはいいことなのか。普通なら商品名などは伏せて伝えると思う。また以前から無神経な発言や下ネタ発言が目立ち不愉快だ。昼間の番組だし、それ相応の発言というものがある。この日も自ら「下ネタになりますが…」と故意に性的な方向に持っていこうとしていた。女性パーソナリティーがすすんで下ネタを言うことはどうなのだろうか。

【CM】

  • 食事時のCMのなかで、トイレや衣類用洗剤が目立つ。その内容は「汚い」「くさい」などを前面にだして、飲食をする時間帯にふさわしくない。そのような時間帯にはもっと適切な配慮がほしい。

  • スマートフォンアプリのCMの内容は、不倫容認のような印象を受ける。放送時間も朝から晩まで流れていて、現在結婚生活を営んでいる夫婦に影響は多分にあると感じる。CMを中止せよとは言わないが、幾らスポンサーに名前を連ねている企業が提供している携帯アプリとはいえ、社会風潮を悪しき方向へ向けるような内容のCMを流すことは、倫理観に欠けると言わざるを得ない。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する意見】

  • 「美容整形スペシャル」と題して、2時間も整形の特集を放送していた。美容整形は色々と問題があるのに2時間も費やす必要があるのか、疑問を感じた。ゴールデンタイムだし、子どもも見るだろう。今の子どもは小学生の時から容姿をとても気にしており、化粧をしたり、無理にダイエットしたり、ファッションにお金をかけたりする。怖いことはこのような番組の影響で、子どもや若い子が「お金さえあれば、整形してきれいになれる」と思うようになることで、整形するお金が欲しいから援交や犯罪に走ることにもなりかねない。

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • 殺人事件のドラマが多すぎる。特に昼間の再放送は夏休みの子ども達も見てしまう。絞殺や刺殺シーンは青少年に影響だ。命の大切さを教えるドラマを放送してほしい。

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組の中のコントで、生々しい性描写を含む表現が使われていた。大人が見ていても不快だし、何よりも子どもが視聴する日曜日の昼に、このような内容を平然と放送する局の姿勢に怒りを覚える。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • ドラマの影響で、小学校5年生の息子がクラスメイトからいじめを受けている。このドラマから影響を受けたクラスメイトのリーダー的な子が、クラスメイトに一軍二軍と順位をつけたり、脅迫、クラス崩壊まで行っている。イジメをテーマにした内容にするのはわかるが、イジメを受けている側は命がけだ。

【編成に関する意見】

  • 夏休みに入りました。昔の記憶では、午前中に子ども向け番組やアニメの再放送などが放送されていたと思います。最近はそのような番組編成がされていないようです。子ども向けの番組、時間帯等への配慮がもっとあってもよいのではないかと思います。

【言葉に関する意見】

  • バラエティー番組の中で、出演者が軽い気持ちやノリで「死ね」「死ねばいいのに」と発言して笑いを誘うことがみられます。「死ね」という言葉は、テレビの世界であっても軽い気持ちで発してはいけないと思います。ましてや、それで笑いをとることはいかがなものでしょうか。バラエティー番組を見た子ども達が、同じノリで「死ねばいいのに」と相手に対して発言したら、深い意味がなく軽い気持ちだったとしても、中には深刻に受けとめる子どももいるでしょう。メディアが社会に与える影響は大きいので、芸能人はその事を自覚してほしいです。

【委員会に関する意見】

  • 北海道の暴風雪取材に対して「配慮がなされた」という結論は、一視聴者として甚だ疑問に思う残念な判断であった。異常事態で親を亡くした直後の、大勢による取材に対してはどうしても「配慮」が欠けていたと思わざるを得ない。BPOは「放送による人権侵害の救済」を謳っていながら、視聴率重視の興味本位ともとれるマスコミの横暴を深く掘り下げることなく「なきもの」にしてしまうのか。このままでは災害時にまっさきに轟音を轟かせヘリを飛ばしたり、葬式に土足で乗り込む無神経な取材が今後も平然と行われることになるだろう。「知る権利」のもとであれば何をやっても許されるのか。報道各社にあっては、このことについてもっとよく考えてほしい。

【CMに関する意見】

  • スマートフォン向けのゲームのCMは、どれも苦々しい思いで見ている。中でも女性向けの恋愛ゲームのCMは、不快の一言だ。こんなCMは深夜だけにしてほしい。子どもと一緒にテレビを見ているときにこのCMが流れると、「今夜は帰したくないってどういうこと?」などと騒ぐ。番組なら嫌なら見ないという選択があるが、CMはこちらの意図と関係なく見せられることが不愉快だ。

  • このゲームのCMは、不倫を推奨するようで、見ていて不快だ。公序良俗に反する。いつ放送されるか分からないので、やめてほしい。子どもも目にする昼間や、ゴールデンタイムでの放送は避けてほしい。このような内容のCMを公共のテレビで放送することは、この国の品位を下げる。目にするたびに恥ずかしい。低俗だ。

2013年6月に視聴者から寄せられた意見

2013年6月に視聴者から寄せられた意見

株価上昇や円安に、株の投資を煽るような特集が目立つなどの批判の声。
過激なシーンを含む、夜のドラマの番宣スポットは、放送時間帯に配慮が必要ではとの意見など。

2013年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,210件で、先月と比較して69件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール70%、電話27%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性27%、不明3%で、世代別では30歳代29%、40歳代27%、20歳代20%、50歳代13%、60歳以上8%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は523件【47局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、19件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は1,210件と先月より69件減った。
参議院選挙の前哨戦といわれる東京都議選挙で、自公が圧勝したが、政権の掲げる政策を扱った報道や番組に対して前月同様、様々な意見が寄せられた。
ワールドカップ予選で、サッカー日本代表が来年の本大会出場を決めたが、熱狂的なファンの大騒ぎを紹介する放送姿勢に対し、批判の声が寄せられた。野球では統一球問題が発覚し、球界を揺るがしたが、無責任な推測を放送するべきではないといった意見があった。
芸能関係では、人気女子グループの恒例の「選抜総選挙」が生中継され、そういったものを長時間も放送するのは如何なものかといった批判などが寄せられた。
ラジオに関する意見は34件、CMについては39件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は105件で、前月より8件減少した。
今月は「いじめ・虐待に関する意見」が26件、次いで「性的表現に関する意見」が14件、「表現・演出に関する意見」が13件と続いた。
「いじめ・虐待に関する意見」では、"タレントを落とし穴に落とす"というバラエティー番組での企画について、怒っているのにさらにしつこく行う演出がいじめに繋がるのではないか、との意見が複数寄せられている。
また「性的表現に関する意見」では、深夜アニメの中の表現が過激だという意見や、夕方の情報番組の中でのコメンテーターの発言を問題視する意見が寄せられている。
また、少年犯罪の報道に関して、更生の妨げとならないよう映像の使用などに注意すべきとの意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • アベノミクスと浮かれた挙句、株が上がり、高級品の消費が増えた等と報道し、いかにも実体のない景気回復を真実であるかのように伝えていた。また、あろうことか、株の投資を煽るかのような、「バスに乗り遅れるな」的な特集も目立った。このまま株価は2万円まで行くのではないかという人もいた。その直後の急落である。報道の責任をどのように考えているのか。急落すると、報道内容は一転し、これまでの株高は行き過ぎで、どこかで必ず調整する局面がくることはみんな分かっていたなどと、したり顔で語る。分かっているのなら、株高で浮かれているときに言うべきだ。

  • 「円高だ、円安だ、株価が上がった、下がった」と一喜一憂しないでほしい。「冷静な対応が求められる」と専門家は言うが、一番冷静さを欠いているのは、浮かれているマスコミではないのか。軽率な報道は、厳に謹んでほしい。

  • イスタンブールを含めトルコの多数の都市で反政府デモがあった。このデモに対するテレビ局の姿勢、出席者のコメントは、オリンピックの招致問題が現在進められていることに充分配慮すべきだ。IOCがオリンピック招致に治安面を重視していることはいうまでもないが、今回のトルコのデモを東京有利の視点からみる番組の進め方には注意が必要だ。多数の日本人観光客がトルコを訪れている。私もトルコファンだ。テレビ局はトルコの失点を強調するのではなく、抑えた賢い放送をしてほしい。イスラム問題はデリケートであり、又、トルコ人は非常に親日的であり、親日トルコの国民等に配慮した報道と批評がある筈だ。オリンピック開催国の問題は他国の非難ではなく、自国の長所を宣伝していくのがフェアーなやり方だと信じている。

  • 上野動物園のパンダに妊娠兆候が見られたようで、そのことに時間を割いていた。パンダの妊娠それ自体は、おめでたいことであり明るいニュースだが、伝え方が問題だ。日本国内では、既に和歌山県の白浜アドベンチャーワールドで何度も出産に成功しているにもかかわらず、それを一切取り上げない。上野動物園の出来事だけ、しかも今回は妊娠の兆候が見られるというだけで、貴重な放送時間を割いて取り上げることは、公正な放送であるとは言えない。和歌山をはじめとした地方をバカにしているとしか思えない。

  • 先日のロト7の1等8億円2口が、ある町の売り場で発売されたという話題を取り上げ、番組リポーターが売り場や市内を聞き込み、「追跡調査」と銘打って、くじ当選者を特定しようと大騒ぎしていた。地方の一都市、小さな町で、16億円もの当選者が特定されてしまったら、一体どうなるだろうか。その人は町にいられなくなるはずだ。いや、まずその方の身に危険が迫る。それだけの財産があるということが知れ渡ってしまったら、犯罪に巻き込まれる可能性が高まる。転居を余儀なくされることも考えられる。犯罪を誘発する可能性が高い当選者特定調査を、番組を挙げて行っていることが信じられない。

  • サッカーワールドカップアジア予選でオーストラリアと引き分け、日本が出場を決めた日の夜のニュースで、渋谷のバカ騒ぎの模様を報道していた。あのようにテレビで煽るから、バカ騒ぎをする人たちが増えるのではないのか。周辺で仕事をしている人にとっては、あのような輩が出てくることは迷惑だ。今後こういう連中を煽る報道はやめてもらいたい。

  • 日本の少子高齢化が進む中、経済や財政も、日常生活自体もガラリと変わっていくだろう。高齢化により、医療費や介護費用も増え、これまで経験したことのない日本になって行かざるをえないだろう。メディアもそういうことを踏まえ、如何に不安なく日本で日常生活を過ごしていけるか、健康や食事、医療、介護、制度や仕組みに関する番組を増やしてほしい。そういうものを通じて今後の日本を少しでも良くしていく番組は、必要だと思う。

  • 首都高や橋などの老朽化対策を紹介していたが、インフラへの財政支出・公共投資の国民的理解を得るための誘導ではないのか。老朽化が問題なのはわかるが、ガードレールの無いスクールゾーンなども問題であり、全てを安全にするには膨大な金が必要だ。

  • 主張に一貫性がなさすぎる。例えば円高だったころ「円高で苦しむ企業を取材しました」と輸出産業の企業の経営実態を特集で放送していた。ところが政権が変わり、円安になった途端、次は「円安で苦しむ企業を取材しました」と円安で苦しんでいる漁業や輸入企業の経営実態を、全く同じ時間帯の特集で放送していた。円高になろうが円安になろうが苦しむ企業が出てくるのは当たり前のことで、ただ単に批判したいだけなのかと感じた。またコメンテーターの質もあまりに低すぎる。批判しかできないコメンテーターは出演してほしくない。

  • しばしば紙芝居を使って福祉関係の解説をしています。しかし残念ながら、紙芝居からは、命にもかかわる切実な問題を抱えた弱者に対する思いが、全く伝わってきません。それどころか、紙芝居のふざけた仕立てと、司会者のちゃらんぽらんさが相俟って、弱者をいたぶる結果にさえなっています。問題の一例を挙げれば、支給金額や時期を説明する場面で、司会者が散々じらした挙句、いざボードのシールをはがすと「答えはCMのあとで」と出たりします。ここで出演者一同の笑いがありますが、一体この人たちに、本当に福祉を云々する資格があるのでしょうか。分りやすく解説する方法はいくらでもあるはずです。食い入るように画面を見ているお年寄りを思うと、この種の問題を、このような悪ふざけで視聴率の具にする姿勢は許せません。

  • 議員のブログの騒動の際、敷地の奥まで勝手に入り込む。そして何時間もそこに留まり、インターフォン越しに家族までも追及する。VTR明けにはリポーターのバカにしたような表情。確かにこの議員の言動は大問題だし、不快極まりない。しかし、ここまでくるとやりすぎだ。このような報道の仕方がいいのかどうか、考えてほしい。

  • 批判を浴びた県議が自殺したのではないか、と伝えられている。そもそもこの問題は、自らのブログがきっかけでネットが炎上したことが原因だが、大きく伝えたのは情報番組だった。県議の自宅まで追いかけて半ば強引にインタビューを申込み、厳しく糾弾していた。県議の死は放送が直接の原因ではないと思うが、ネットの話題をテレビの全国で放送する「正義」はどこにあったのか。県議は公金を横領したわけでも、政治的な失敗をしたわけでもない。番組の姿勢に疑問を覚える。

  • 「DJポリス、警視総監賞受賞」について放送していた。本人たちは仕事で交通整理をやっただけなのに、「DJポリス」とどこのメディアでも言う。警察官がDJをしているわけではないのに、「DJポリス」などというふざけた名称は、受賞した警察官を侮辱することにならないのか。

  • 復興庁職員のツィッター投稿に関する報道について、コメンテーターのほぼ全員が「100%職員が悪い」というニュアンスの発言をしていた。確かに、公の立場にある人として投稿内容は好ましくないが、何故このような行動に至ったのかを考える必要があると思う。過剰に行政担当者を追いつめてはいないか。このような経緯に至った背景も報道するべきだ。

  • 調剤薬局に関する特集だった。コメンテーターがコメントしていたが、薬剤師・調剤薬局ひいては医療全般に関する間違った情報を流布しているのではないのか。悪意に感じる内容で、極めて不適切である。医療費の削減というテーマを持って特集を組むのならいざ知らず、憤りしか感じなかった。

  • 「日本の政治は三流」「日本人は政治に興味がない」と言われるが、テレビの責任も大きい。政治家が何をしたかよりも、失言や私生活のスキャンダルを大々的に騒ぎ立て、辞任まで追い込む。しかも、自分たちの思想と合う政治家には甘く、問題発言があっても報道しないが、合わない政治家なら、勝手に悪意にとって報道する。そして「責任をとれ」と迫る。今は選挙が近い。テレビ局には選挙を左右する言葉狩りなど、絶対にやめてほしい。起きてからでは、流布された言葉は取り消せない。

  • ゲストコメンテーターがコメント中にスタッフからメモ書きが差し入れられ、司会者が「○○を言ってほしいみたい」とコメンテーターに発言の内容変更を求めるかのような場面があった。失言であれば謝罪があるはずだが、謝罪がないということはあのメモはいったい何なのか。言論の誘導ではないのか。スタッフからの指示でコメンテーターの発言がその場で変更させられてしまうことが、公平な報道といえるのだろうか。

  • 番組冒頭からオリンピック招致のニュースをやっていたが、招致賛成の意見だけしか報じておらず、招致に反対する意見はないかのようだった。市民の街頭インタビューも、全て招致賛成の意見だけだった。オリンピック招致のお金があるなら、震災復興や原発事故収束や、来るべき震災への防災や、福祉などに使うべきとの意見もあるはずだが、一切触れていなかった。あまりにも偏ったものだ。

  • フリーキャスターと盲目セーラーの海難事故について放送していた。救助費用が税金でまかなわれることについてどう思うか、街で一般の人に「賛成か反対」の意見を求めていたが、遭難したら救助するのは当たり前である。このような放送は、言語道断だ。人に対する配慮がなく、見ていて不快だった。

  • タレントの父親が詐欺容疑の疑いで国際手配された。タレントには全く関係ない事件なのに「○○の父親・国際指名手配」と大々的に報道された。普通なら報道されないようなニュースでも、有名人の父親だから大きく扱われ、誹謗中傷されてタレント生命を失うかもしれない。家族の事件であっても、タレント本人に関係ない場合は、タレント名を出して報道するべきではない。

【番組全般・その他】

  • アイドル女子グループの「選抜総選挙」は、ファンだけが興味のあるものだと思う。わざわざ特番で生中継するのか意味が分からない。日本代表のサッカーなど国民全体で興味のあるものなら分るが、若者だけしか興味のないものを、あたかも「国民の関心事」であるかのように放送することはおかしい。ニュースで舞台裏を報道したり、特番直前SPなどを放送したりするのも、如何なものか。

  • アイドル女子グループの「選抜総選挙」は何種類かの投票方法があるようだが、CDを買って行う場合だと、大量のCDを買い込んでその枚数分を投票する者がいるだろうし、立候補者やその関係者が大量買いすることも可能だろう。ネット投票だと、コンピューター知識にたけた者が投票サイトのソースコードを解析するなどして仕組みを解き明かし、同一立候補者に複数投票してしまうかもしれない。こんなことが本当の「選抜総選挙」と言えるだろうか。

  • 多くの動物バラエティー番組では、動物を見世物のように扱っているものが多い。一方、こちらは自然の生き物の姿をわかりやすい解説で紹介してくれるので、とても良いと思う。以前に比べ、動物番組の枠が減って残念である。もっと動物モノの良質な番組を放送してほしい。

  • 3~4年前に比べると、お笑いと演芸番組が減少しているように感じる。こういうご時世だからこそ、お笑いと演芸番組をもっと放送してほしい。

  • 「スマホ盗撮の実態」として、スマートフォン用のアプリケーションに、シャッター音を消すことが出来るものがあることを紹介していた。これを使った盗撮が広まっているという。盗撮が卑劣な犯罪だと認識しているのであれば、こういう手口があることを不特定多数の視聴者に教唆してはいけない。

  • 女性ADを暴走族から救うのは誰かというドッキリ仕立ての企画で、スタジオの出演者が回答するというものだった。女性ADが暴走族グループに絡まれ出したら、出演者が車の中で携帯電話をいじりだし、110番に電話した。そのときテロップに「事前に警察とは相談の上で撮影しています」と表示されたが、事前に警察に相談していたとしても、公的機関に迷惑がかかるのではないのか。ドッキリ企画そのものが問題ではないのだろうか。

  • 自称霊能力者が出演しているが、霊能力のたぐいを肯定的に扱う番組は放送しないのではなかったのか。番組を見る限り、霊能力を科学的には検証していない。霊能力を肯定しているとしか思えない。批判的な検証をせずに、霊能者のいうことをそのまま放送することに強く反対する。霊や超能力を騙った詐欺に加担しているとしか思えない。教訓を忘れたのだろうか。

  • 「ハッカーVS最強のセキュリティー」という企画でした。ハッカーとクラッカーの違いを伝えないことはもとより、内容が現実的ではありませんでした。ルールは特定の画像ファイルを取得すればハッカーの勝ちというものでした。ハッカーは30分程度で1台目のPCへの侵入に成功しました。この時点で全ての情報は盗まれたことと同義です。ですが、セキュリティー側は、このルールでしか意味の無い対策を行っていました。ハッカーチームはこれを発見できず、制限時間前にギブアップしました。ルール的にはハッカーは負けましたが、現実的に考えれば侵入された時点で全ての情報は盗まれるわけです。このような内容は、個人や企業の情報教育やセキュリティー意識に誤解を与えます。

  • 女子アナの態度に嫌気がさしている。競争率が何千倍という超狭き門から勝ち上がり、晴れて女子アナになる。高給取りで周囲からチヤホヤされる。「自分は偉いのだ」とお姫様気分である。しかし、漢字をよく間違える。バラエティー番組では共演する人気芸能人とともにバカ丸出しをする。ど派手な衣装を着る。女子アナは芸能人ではないのだ。もっと自覚のある行動をとり、本当の意味で視聴者から愛される存在になってほしい。

  • 冒頭のナレーション部分で、中卒や高校中退者を「落ちこぼれ」と一括りに表現し、社会や組織から取り残された落伍者のように表現した。私は家庭の経済事情で中卒だが、格差社会と闘いながら、頑張っているつもりだ。テレビで中卒や高校中退者を「落ちこぼれ」と表現すると、社会の偏見や差別が益々助長されてしまうのではないのか。

  • 「秘境飯」という企画で紹介された店舗は、実際には駅からバスで10分ほどの距離の国道沿いの場所なのに、わざわざ遠い駅から歩き、秘境であるかのように演出している。バスの本数についても店がアナウンスしているバス停とは別の場所を使って1日1本しかバスが通っていないとの演出だ。その他の店舗についても、バス等が通っているにもかかわらず「知らなかった」ということで芸人を歩かせている。あまりにも酷いではないのか。

  • かわいい動物を毎回紹介しているが、動物には命があり、飼うには大きな責任が伴う。ぬいぐるみのような感覚で考えられては困る。動物を飼う場合、世話やしつけ、病気など大変なことがたくさんあるという現実も、また、毎日多数の動物が殺処分されているという現実も伝えるべきだ。安易に動物を飼う人がこれ以上増えないよう、番組制作者も気をつけてほしい。

  • 海女さん特集で「昔の海女さんは上半身裸で漁をしていた」と紹介し、その当時の様子として上半身裸の女性の写真を出していた。昔だからという理由で、女性の裸の写真を公共の電波で流すことは不愉快だ。同じ居間という空間に、男である父といるときにその写真を出され、嫌な気持ちになった。

  • 現在のテレビドラマは、「マンガ原作」が多すぎだ。漫画に依存することが増加している。マンガ原作の場合、書いてある通りに脚色し、演出、演技をすればよいので演技力、創造力、読解力は低下する。さらに人気漫画のドラマ化によって、オリジナル作品や小説・伝記を原作にした作品が駆逐される。マンガ原作が増えたことで脚本家が育たなくなり、テレビ局員の読解力がなくなった。目先の高視聴率、利益、話題のみを追求するのは止めてほしい。

  • 人々が遭遇する可能性のある様々な極限状態を再現ドラマ風に紹介する番組なのだが、描写方法や再現VTRが、あまりにもリアルで過激だ。このような番組を見た人は子どもに限らず、人間不信や過度のストレスなどを感じ、人間関係の悪化に影響があると思う。なぜこのような番組が放送されるのか理解できない。

  • おむつを履かせて、羞恥のなか一日赤ちゃんになってもらおうという企画である。その中で下の処理の話があった。いい年をした大人に、企画とはいえ、おむつを履かせ、体調不良を訴えているのに、小をしているところだけは収録させるよう迫り、それをスタジオで出演者が喜んでいた。不愉快だった。公の電波で流すにはあまりにも不適切だ。

  • 毎日この番組を見ているが、他人の話が終わる寸前に重ねて話す司会者の癖が気になる。お天気コーナーでも気象予報士がいるのに、毎回ことばをかぶせている。聞き苦しいし、気象予報士の方も話しにくいと思う。ずっと話し続ける司会者は疲れる。間を取らないし、台本や、フロアの合図ばかり見ていることがわかりすぎて、嫌になる。

  • 「○○イジリ旅」という内容が放送された。ちょっと騒がしく旅をするという微笑ましい場面を想像していたが、内容はイジリではなく、イジメそのものだった。バナナボートのくだりはひどかった。言語道断で、命に関わることだ。タレントはイジられることに慣れているのだろうが、あの仕打ちはどんな人間でも精神的苦痛を伴う。精神的苦痛を相手に味あわせるようなことをした時点で、イジメは成立する。スタッフや出演者は「笑いが分かってない」と反論するだろうが、視聴者が分かる笑いを届けるのがバラエティー番組であろう。自己満足の笑いに視聴者を付き合わせないでほしい。

  • 物まねタレントが子役の女の子の物まねをしていた。本人が絶対言わないような言動を誇張して物まねするという、不快極まりないものでした。それを見て爆笑しているレギュラー出演者、調子にのって次々に悪意ある物まねを連発する芸人。問題は物まねされている対象者が子供だということです。いい大人が寄ってたかって小さな子供を食いものにしていることに、日本のテレビ番組もここまで落ちたのかと、情けない気持ちになりました。視聴率のためなら子供を犠牲にしても構わないという下劣な番組は放送するべきではない。

  • 人気グループが再結成するという話題を取り上げた際、渋谷のスクランブル交差点から中継していた。5時半の中継は「7時半過ぎから渋谷駅周辺のどこかで号外が出る」というものだった。W杯予選では危険を回避するため警察が警備にあたったように、駅周辺は混乱が起きがちな地域だ。それにもかかわらず「号外が出る」とインフォメーションすることは、危険や混乱を招くおそれがある。しかもスタジオでは、「このあと渋谷は盛り上がりそうですね」と煽っていた。テレビは混乱を避けるよう、伝えるべきではないのか。

【ラジオ】

  • プロ野球の「統一球問題」を取り上げていたが、証拠や根拠もないだろうに、裏である人物が変更を指示したとの一方的な推測を展開していた。個人的な話題や週刊誌ならいざ知らず、証拠や根拠がどこにあって、悪者扱いしているのか。そんな根も葉もない根拠をもとに、誹謗中傷する放送があってよいものか。

  • 不適切な内容があった。番組のツイッターアカウントのフォロワー数が1000を超えたら、番組の女性アシスタントの水着写真を公開するという話をしていた。アシスタントの女性は躊躇していたが、番組司会の男性ミュージシャンに説得され、最終的には了解した。この番組内容は、女性の尊厳を損ねるものであり、また、パワー・ハラスメントやセクシャル・ハラスメントを許容し、誘発しかねないものだと考える。司会の男性ミュージシャンが中高生にも人気のバンドのメンバーであることから、青少年への悪影響も懸念される。

【CM】

  • サプリメントや化粧品のCMが多いが、化粧品に関していうと、使用後の画面が急に明るくなって、いかにも効果があるような演出をしている。これは一種の詐欺的な宣伝方法ではないのか。

  • 携帯やスマートフォン、SNSのCMが不快だ。恋愛ゲームが多く、そうしたゲームに若者がはまって、ひいては日本の少子化につながっているのではないのか。

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • バラエティー番組の企画で、タレントが何度も落とし穴に落とされて憤慨していた。実際には"前もっての打ち合わせ"があったのかもしれない。しかし素人の私には、度を越えたいたずらにしか見えず後味が悪かった。子ども達への影響も気になる。

  • バラエティー番組で、複数のタレントがひとりをいじるという企画があった。しかし"いじり"というよりは、放送という公の場を借りての"いじめ"でしかなかった。青少年が見る可能性もある時間帯の放送だった。いじめを助長するような内容は放送するべきではない。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜帯のアニメであり視聴者層は限られているが、未成年者の性交の描写があった。アニメとはいえ、地上波でのこうした描写は控えるべきではないか。性交描写を含めたものは、18歳未満禁止の別媒体で販売するなどの方法がある。

  • 子ども向けアニメの途中で、性的シーンを含む大人向けのドラマの番宣CMが放送された。当家では子どもが毎週このアニメを見ている。今回のようなCMを、休日の午前中、さらにアニメ番組に組み込む放送局の倫理観には、親として対処できない。非常識だ。

  • 情報番組の中の新聞記事を抜粋して紹介するというコーナーで、コメンテーターが下ネタを連呼していた。司会者が発言を制止しようとしていたが、スタジオのスタッフの笑い声などで逆に助長するかのような状況となり、番組終了まで発言を止めることはなく、気分を害する内容だった。夕方の子どもが見る時間帯のテレビ番組にしては、限りなくひどい内容だった。

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • 最近、子どもが出来てテレビの見方が変わり、異常だと感じたことがある。「人が殺されるシーン」を放送するドラマは不快だ。それも、再放送も含めれば朝から晩まで人が殺され続けている。せめて子どもが起きている時間には、このような放送は控えるべきではないか。人格形成の大事な時期に悪影響がでないか、とても心配だ。

【報道・情報に関する意見】

  • 男子高校生が同級生を刺して逃走した後逮捕された事件で、加害者の少年の映像を流していたが、少年の風体やバッグの柄などが確認できるほど鮮明だった。たぶん、同じ学校や地域の人が見たら誰なのかがわかると思う。逮捕されたのは16歳の少年で、少年法はプライバシーの保護を求めている。こうした映像はインターネットにアップされ、いつまでも記録が残る可能性があり、少年の更生の妨げになる。今回のような少年の映像は、使うべきではない。

【要望・提言】

  • 相変わらずアニメの表現に対しての批判的な意見が多いが、自分が嫌い、苦手だからといって、なんでも「規制しろ!」と言うのは違うのではないか。むしろ、保護者が殺人や暴力はいけないことだと子どもに教えるべきではないのか。深夜に放送しているものに関しては、そもそもターゲットとしている年齢層が違うし、小さい子どもが見ようと思えば録画することになるのだから、保護者が対応するべきだ。なんでもかんでも批判するのではなく、もう少し自分たちで対処することも必要だと思う。

  • BSの番組は民放でも質が高いものが多い。各局で放送している世界を旅する番組などは、子ども達に見せるべき番組だ。地上波でも皆で楽しめる番組もある。テレビ局は目先の利益や高視聴率、話題作りではなく、質の高い・良い番組を放送してほしい。