2015年2月に視聴者から寄せられた意見
イスラム過激派組織「イスラム国」の報道で、残虐な映像を流しすぎるといった意見や、「イスラム国」という呼称はイスラムについて誤解を与えるものだなどといった意見が多数寄せられた。中1殺害事件で、被害者の少年の暴行をうけた顔写真を放送したことに対する批判意見など。
2015年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,801件で、先月と比較して106件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、電話27%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性69%、女性28%、不明3%で、世代別では30歳代26%、40歳代26%、20歳代16%、50歳代16%、60歳以上13%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は794件【48局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。
意見概要
番組全般にわたる意見
イスラム過激派組織「イスラム国」によって日本人人質が殺害されたが、残虐な映像を流しすぎるといった意見や、「イスラム国」という呼称はイスラムについて誤解を与えるものだなどといった、様々な意見が多数寄せられた。
中1殺害事件があったが、テレビゲームの影響だとするコメンテーターの意見や、被害者の少年の暴行をうけた顔写真を放送したことに対し、批判が寄せられた。
男性タレントが元相方の淫行騒動について、安易なコメントをしたことに対し、非難の声が寄せられた。
ラジオに関する意見は35件、CMについては54件あった。
青少年に関する意見
2月中に青少年委員会に寄せられた意見は151件で、前月から1件減少した。
今月は、「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見が26件と最も多く、次に「編成」が25件、「報道・情報」と「言葉」がそれぞれ19件、「表現・演出」が16件と続いた。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、アニメ番組での殺人シーンや、アイドルグループが出演する深夜帯のドラマでの暴力シーンについての意見が複数寄せられている。
「編成」については、いわゆる「イスラム国」が後藤健二さんを殺害したことを受け、子ども向け番組を報道特別番組に差し替えたことについて、子どもが視聴している可能性を考慮した配慮を求める意見が多く寄せられた。
「報道・情報」については、いわゆる「イスラム国」関連の取り扱いについて、子どもへの悪影響を懸念する意見があったほか、和歌山県の小学生殺害事件に関する報道における、被害者の同級生へのインタビューのあり方についても意見が寄せられた。
意見抜粋
番組全般
【取材・報道のあり方】
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頻繁に「イスラム国」の映像が流れていた。宣伝映像まで流しており、これはテロリストの戦略に加担しているのに等しい行為である。ジャーナリストが殺されているにもかかわらず、こういった報道をすることは決して許されない。それこそ日本国民を危険に晒す行為である。
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「イスラム国」に拘束されていたジャーナリストが殺害されたニュースの報道の仕方に不快感を覚える。安倍総理や日本政府はなぜ助けられなかったのかと批判しているようだが、そもそも、このような状況を作ったのは誰なのか。危険だと分かっていながら現地に飛び込んだ本人たちではないか。その点には全く触れず、救出を成し遂げられなかった政府の責任のように報道することはおかしい。
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「イスラム国」での日本人誘拐事件が発生して以来、毎日このニュースでもちきりだ。日本人を殺害したことについて「言語道断の暴挙だ、許すことはできない。責任をとらせるために諸外国と協調する」ということをしきりに報道している。だが、元はといえば総理がイスラエルなどで「イスラム国と戦っている周辺諸国に2億ドル相当の援助を約束しました」と言ったことに端を発している。いたずらに対決姿勢を固持していては敵対するだけだ。政府の「許すことはできない、責任をとらせる」だけのでは、かえって日本がこれまで以上のテロの標的になる恐れがあるのではないか。
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「イスラム国」に捕まったジャーナリストが殺害される直前の画像が映し出された。オレンジの服を着せられてひざまずき、傍に黒服の「イスラム国」の人が立っている。そして、その画面の下の方に天気予報のテロップが映り始め、天気予報が始まった。あまりのことに目を疑った。この画像を、天気予報に使用する倫理感覚に驚いた。被害を受けた家族はどんな気持ちになるだろうか。国民も沈痛な気持ちでいる。ミスでは済まされない。感覚が麻痺しているのでないのか。
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「イスラム国」という表記を使うことを止めていただきたい。NHKは止めたのに民放は未だに使っている。この集団は「国家」ではなく、「国際的なテロ集団」であることは周知の事実だ。「イスラム国」と連呼し、「あたかもイスラム教を代表する国」と刷り込んでいるようだ。このままだと「イスラム国」が国家のように既成事実化していく。
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「日本メディアは『イスラム国』ではなく『ISIL』と表現してほしい」という要望が出ている。それでも、日本の各局は相変わらず、「イスラム国」と呼んでいる。番組のイスラム国特集では、「イスラム国ではイスラム教徒が誤解される」と説明しながらも、「イスラム国」と呼び続けた。政府も国連もISILと呼んでいるし、要請があるにもかかわらず、「イスラム国」と呼び続けることは、イスラム教徒全体への人権侵害や国際問題に発展する危険性があるのではないか。
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私は国際結婚をしてイスラム教徒になった。今回の事件により、"イスラム国=イスラム教徒全体を指す"という認識が日本の中でも強まり、ここ2週間、怖くてヒジャブをつけて外を歩けない。以前から日本のメディアに感じていたことだが、他の宗教では何かあると「暴動扱い」なのに、なぜイスラムだけ「イスラム過激派」と宗教名を付けるのか。それがこの国で普通に暮らすイスラム教徒にどのような影響をもたらすか考えないのか。オリンピック開催国と思えない鎖国思考にうんざりする。世界第2位の宗教を、きちんと理解してほしい。普通に暮らすイスラム教徒とISISを区別し、視聴者が区別・理解できるよう報道してほしい。
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「イスラム国」が今後日本人を標的にしたテロを行うと脅している。そのことを受け、何人の日本人が在住しているのかをフリップで示していた。それもご丁寧に「国別」である。わざわざテロ組織に日本人の居所を教えるようなものだ。また、カナダの国会議事堂のテロ事件を例にとり、日本の国会議事堂の警備がいかに手薄であるかを伝えていた。こちらも「イスラム国」にとっては興味をそそられる有益な情報に違いない。何が引き金になるかもわからない状況であるのに、こうした情報を流すのは極めて不適切だ。
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「イスラム国」がヨルダンのパイロットを殺害し、これに対してヨルダン側が死刑囚の刑を執行した。この件について、「暴力の応酬」と表現していた。テロリストが何の罪もない人間を残忍なやり方で殺すことと、囚人に刑を執行したことを、なぜ同じ土俵で扱うのか。この問題は非常にデリケートな問題だ。テレビの影響力を考慮し、慎重に言葉を選ぶべきだ。
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ISILの公開した映像を流していた。内容は、少年兵の訓練の様子で、小学生ぐらいの年代の子どもが銃を持つ姿や、教官らしき大人に腹を蹴られたり、棒で殴られたりする姿だった。明らかに児童虐待の映像であり、全国放送で流すものとしては極めて不適切だ。そもそも、テロ集団の公開した映像を公共の放送で流すこと自体がテロリストに与する広報行為であり、メディアとしての良識を疑わざるを得ない。
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「イスラム国」の首謀者について、かつてイラクのアメリカ軍の刑務所に入れられており、そこではアメリカ軍による虐待が行われていたという。司会者たちは、そこで彼が憎しみを持ったとして、「アメリカが作り出した悪魔」などという意味のことを言い、テロはアメリカの責任のような印象を与えていた。しかしテロは、やった実行犯や命令した者に責任があるはずで、疑問を抱かざるをえない。
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川崎中1殺害事件を取り上げた際、テレビゲームを引き合いに出して、「バーチャル感覚でこのような罪を犯すのではないか」という信じがたい意見があった。この発言の真意は知らないが、テレビゲーム製作者や愛好者を侮蔑するものだ。
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川崎市中1殺害事件について、男子生徒が以前、殴られて、目を腫らしている写真が放送された。登校前の子どもも見ている時間帯で、我が家の子ども達はショックを受けて怯えていた。事件の悲惨さは言うまでもないし、報道として事実を伝えることの重要性は否定しない。ただあのような残虐な映像を、あの時間帯に流す無神経さが理解できない。過激派組織ISによる殺害映像を流すことと同じとすら思える。事件の背景をさぐって問題解決の糸口を示すことと、あのような映像を流すこととは、まったく別であり、なんら社会的な意義がない。
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川崎市中1殺害事件について、ネット上で犯人探しが流行っているようだが、視聴者が興味を引くようなメディアの伝え方に問題があると思う。例えば被害者と友人とのLINEやツイッターの書き込みを流すことで、誰もが興味本位でその内容を知りたがる。また一部の人間は手柄を取りたいと思うあまり、たまたま知っていた情報をネットに書きこむのではないのか。過熱した今の状況を考えると、メディアは少し冷静になってほしい。興味本位に報道を続けるべきではない。
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「大韓航空ナッツリターン事件」を報道している。どこも航空会社令嬢の非礼を取り上げ、韓国財閥の"お家事情"を面白がっているようにしか見えない。国際空港において、動き出した飛行機を止めるという行為は、他の飛行機への影響を考えると非常に危ない。こうした"国際運航上の問題が起きたかもしれない"という別の観点から伝えることも必要なのではないか。
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「ナッツリターン事件」のことで、司会者が出演者の在日韓国人ゲストに向かって、「韓国人は他人に責任を押し付けるのか」という趣旨の発言をした。またその後も返答に困る出演者に向かって差別的な発言をした。これは明らかに偏見、決めつけであり、ヘイトスピーチに他ならないのではないか。
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抗議が激しさを増しているようだが、謝罪すべきところはないと考える。報道の自由が脅かされているように思えてならない。抗議や批判に屈することなく、報道姿勢を維持してほしい。また、マスメディア全体が自由に政権批判するように戻ってほしい。メディアの力は大きい。政権に荷担せず自らの良心に従ってほしい。今屈していてはこれからもっと大変になるだろう。
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自分たちに都合の良い情報だけを流し、肝心な情報を流していない。例えば殺害された日本人ジャーナリストに外務省が渡航自粛を求めていたことを報道していなかった。その上、最終的には"安倍政権批判"を繰り返している。世の中には、"情報源=テレビのみ"で、テレビから流される情報を鵜呑みにしてしまう人間もいる。視聴者へ誤解を与え、印象操作を招くような報道はやめるべきだ。
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私は札幌に住んでいる。今朝から都内で雪がふると大騒ぎしているが、笑止千万だ。こちらではその程度の積雪など当たり前で、「イスラム国」関連や、台湾の飛行機事故などもっと報道すべきものがある。都内の大雪をトップニュースに持ってくる報道センスが信じられない。
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和歌山県の男児殺害事件に対するコメントは、容疑者否認の中、あたかも証拠などで容疑が固まっているかのような内容だった。一般の視聴者は逮捕され、報道に顔がさらされればこれで犯人だと思いがちで、かつそういう発言があると影響をうけやすい。もっと慎重に発言するべきだ。
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和歌山県の小5男児殺害事件を受け、子どもの防犯対策について伝えていた。番組では校門から出てくる子ども達の映像をモザイクなしで使い、その後、親に通知されたメールの画面を映していた。個人名にはモザイクがかけてあるのに、その下の学校名はモザイクがなくはっきりとわかる形で放送された。全国放送で、個人を特定できるような子ども達の映像を使い、学校名まで放送してしまうことはいかがなものか。保護者として不安で仕方がない。今後、このようなことがないようにしてほしい。
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福島県郡山に住んでいる。福島原発事故から丸4年になろうとしている。「復興」に力の入った原発報道が多くなっているが、残念なことに実際には復興とは名ばかりで、放射性物質の拡散の現実を知らしめている番組が少なくなっている。この番組のように原発を始めとして、諸問題に深く切り込み真っ向から取材し報道している番組を最近見かけない。このような番組こそが、今の日本に必要だ。
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番組収録中に事故が起こり、12歳の少女が重傷とのことだが、その後の経過の報道がほとんどされていない。決して小さな事故ではないはずなのに、放送関係者が起こした事故だから、あまり報道されないのか。この事故の原因をもっと追及するべきではないか。
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コメンテーターが中国人旅行者について、「声が大きく不快だ」といっていた。一般人は公の報道に左右されることが多い。旅行者に侮蔑するような人が出てくるのではないのか。中国の方もさることながら、台湾、韓国の方も外見では区別がつかないし、軽蔑した接客や対応を受けないか心配だ。別のコメンテーターは反対意見で、「もう少し理解をしてあげるべきだ」というような温かい発言をしていた。春節で日本に来る方が多いので、先入観を植えつけないでいただきたい。
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無期懲役囚を扱った番組を見た。あたかも服役囚を被害者のように報じ、同情を誘う構成だった。彼らの犯罪によって、不幸に遭われた被害者の視点が欠けているのではないのか。一体なぜ彼らが服役しているのかと疑問に思わないのか。彼らによって一生、その楽しみすら奪われた者もいる。罪を犯し、罪を償っている人は、国家によって自由が奪われた被害者なのか。この放送に憤りを禁じ得ない。
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各局のワイドショーなどで「高齢者らをベッドで"拘束介護"都が改善勧告」というニュースを取り上げている。「高齢者への虐待だ。人権が」と一方的に介護者を批判しているが、ボケてしまった高齢者の介護がいかに大変であるか。介護者がいかに不足しているかなど、介護の現状がわかっているとは思えない。拘束しなければ、周囲の人間のみならず本人も怪我をしてしまう恐れもある。拘束するにはするだけの理由があるはずだ。一方的に批判するだけでは根本的な解決にはならない。無責任な正義感は世論をミスリードする。もっと事実を調査してほしい。
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株価が上がった時の街頭インタビューで、「嬉しいので今夜はおいしいものを食べたいと思います」といった意見を拾っているが、違和感を覚える。株式の保有者は国民の10%、程度だから、それ以外の国民の意見も拾わないと公平ではない。株式をもたない人の意見としては「株が上がっても自分には関係ない。それで経済が良くなったような報道はやめてほしい」「株が上がっても、給料があがらないと意味がない」が本音だ。"株の上昇=経済がよくなった"という間違ったイメージを国民に与えないような、公平な放送を望む。
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東京マラソンのニュースが放送されていた。内容としては、東京マラソンが開催されたという事実や、ランニングポリスが警備を行ったということであった。重要な行事であり、放送する価値はあると思う。一方、同じ日に兵庫県姫路市で、同じ市民参加型の姫路城マラソンが行われていたが、これについては全く取り上げていなかった。このマラソンは、市民ランナーが1万人以上参加する大きな大会であるのに、どうして東京マラソンのように取り上げないのか。さして重要ではないと判断したのだろうか。しかし、地方が重要と国も地方創生に取り組んでいる中、東京の情報ばかり全国に向けて放送していれば、地方の活性化が進まないのではないのか。
【番組全般・その他】
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出演者の男性タレントが、元相方の未成年への淫行トラブルについて「ただの条例違反」という発言をした。女性に人権など存在しないということだろうか。身体的にも精神的にも傷つけられ苦しんでも、「ただの条例違反」なのだろうか。日本はまだ、男尊女卑の世界なのだと痛感した。情報番組など、広く活躍する方からこういう発言が出ることに強いショックを覚えた。
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著名人の謝罪会見をパロディーにした内容だった。しかし、今回は「全く必要のない謝罪を要求すると、タレントがどういう反応をするのか」を放送した。何も落ち度のないタレントの困惑する様子を、面白可笑しく放送することに嫌悪感を抱いた。執拗に質問する様子はいじめのようにも見えた。
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番組で懸賞を扱う際に「当選発表は商品の発送をもって替える」という断りがあるが、改善してほしい。商品の発送はテレビ局側の都合によって早くも遅くもなり、いつ発送されるかわからない。当選者は届いた時にわかるが、そうでなければいつ届くかと待っている。せめて当選時期を明確にしてほしい。
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犬の帰巣本能を試すコーナーで、レトリバー種の大型犬を家から10km離れた知らない土地に連れて行き、帰巣本能で家に帰れるかという実験をしていた。しかし、その犬はシニア犬だった。それにレトリバー種は股関節が丈夫ではない犬も多い。そのような犬を7時間も歩き回らせたことは良くない。結局辿り着いてもいない。舗装道路を7時間も歩かせることは、関節や肉球を痛めてしまう恐れがある。
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40歳以上で未婚の女性は結婚出来る確率がとても低いといった放送をしていた。「政府が調査した内容だ」と言っていたが、女性の年齢差別だ。現時点で結婚予定がない女性は、40歳以上でなくても悲しい気持ちになる。ハラスメント行為をした人は罰せられたりする時代なのに、放送の世界では許されるのか。女性の結婚や妊娠などデリケートな問題は、年齢差別しないでほしい。
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ゲストが貧乏時代に住んでいたという市営住宅を紹介していた。その頃の家賃は2Kで格安とのことだった。そこまではいいが、現在の収入別家賃を表にしていたことはやりすぎだ。まるで、県営住宅や市営住宅に住んでいる人はみな貧乏と思われる内容で、貶められているかのように感じた。私も兵庫県の県営住宅に住んでいるが、ここには阪神・淡路大震災の被災者も住んでいる。また、子どもが学校で「県営住宅に住んでいるから貧乏だ」と、いじめられる可能性もある。このような内容を扱うときは、細心の注意をしてほしい。
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サッカー選手のゲストを高級時計店へ連れて行き、なんだかんだと理由をつけて高級時計を半ば無理やり購入させていた。このシリーズで購入金額1億円を超えたということだが、視聴者は何を楽しんで見れば良いのか。番組の制作意図が分からない。MCとレギュラーが内輪で楽しんでいるだけのように見えて不快だった。
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極寒のフィンランドで体をはった面白動画を撮影するコーナーで、芸人が極寒の海に落とされたり、マイナス数10度の部屋に入れられたりしていた。非常に危険な企画で看過できない。スタントマンや強靭なスポーツ選手ではなく、素人同然の芸人が無謀にも挑戦することが売りなのかもしれないが、いつかこの企画で死者もしくは重大な事故が起きるのではないのか。トランポリンに水をかけ凍らせ、背中から飛び込んでトランポリンが裂けて芸人が地面(雪)に落下したシーンなど、演出なのか事故なのか分からないが、下手したら首を骨折し、半身不随になる危険がある。
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ゲイ向けビジネスの特集だった。私はゲイだが、当事者として番組に不快感を覚えた。社会的にも悪影響のある内容だった。リポーターが終始、嘲笑気味にインタビューを行なったり、BGM・効果音はコミカルで笑いを誘う選曲をしていた。スタジオのコメントも不適切で、例えば、ゲストに対しMCが「こんな回に出てしまって災難でしたね」と言ったりしていた。他にも同性愛者に対する偏見を助長する場面が多々あった。
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激安スーパーを取り上げていた。この店主は、昔暴走族だったらしく、番組内で「元暴走族リーダー」と何度もコメントしたり、キャプションまで入れていた。元暴走族のリーダーを賛美し持ち上げているようにしか思えず、違和感を覚えた。
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この日の放送で、身の回りのちょっとした疑問を紹介するコーナーがあった。その中に「ペースメーカーが携帯電話などの電磁波の影響を受けるというのは本当か」というものがあり、実験していた。携帯電話やスマホをペースメーカーの近くで作動させるという内容で、結果として何ら影響は認められなかった。「優先席付近での携帯はOKです」とは結論付けなかったが、視聴者は「なんだ、大丈夫なのか」と受け取る可能性がある。「ペースメーカー」には多くの機種があるのに、実験で使ったのは1機種だけであった。電車と実験室が同じ環境であるはずもない。今回のいい加減な「検証」は迷惑以外の何物でもない。
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偽造した身分証明書で不法滞在している中国人がいるという内容だった。街中で中国人に証明書を見せるように言い、見せることを拒否した人たちがいかにも怪しい、不法滞在者であるかのようなつくりだった。街中で突然身分証明書を見せろと言われたら、私は確実に見せない。個人情報を警察官でも入管でもない一介のテレビリポーターに、なぜ提示しなければならいのか。そういう取材方法に何の問題意識も持たないのは如何なものか。
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番組の終了間際、突然女性タレントが後ろから出演者の胸を揉みだした。例え相手が女性であってもセクハラだ。司会や周りが止めるように言ったが笑いながらやめようとしなかった。明らかに度を越えた不愉快極まりない行為だ。
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ハッカーとクラッカーの区別をしっかりとしていただきたい。「ハッカー」はコンピューター知識を生かして技術の発展に貢献する人で、「クラッカー」はコンピューター知識を生かして悪さを働く人だ。私はエンジニアとして働いている。優秀なハッカーになれるよう頑張っている中、番組は不愉快だった。数多くのハッカーのおかげで今の情報社会が成り立っている。なぜこんなひどい言葉の間違いを、公共の電波を使って堂々と伝えているのか。間違った認識が広まっている現状は、放送の責任である。
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数多くのバラエティー番組や情報番組で、お笑い芸人が司会や出演をしているが、ほとんどが他人を茶化して、自分たちで笑っているだけだ。程度が低すぎてあきれてしまう。番組の企画は良いものであっても、彼らによって内容が妙な方向に持って行かれてしまう。こんなことでは見る番組がますます少なくなる。各テレビ局は、出演者について再考していただきたい。
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自転車事故での賠償額で、これまでの判例ではありえないような金額を紹介していた。実話として放送したが、根拠の提示がなく、とても信じられない内容だった。自転車事故は当たり屋を助長しかねないので、留意してほしい。
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収入の多い妻が少ない夫を徹底的にバカにしていた。不愉快な気分になった。おそらく演出なのだろうが、それにしても悪趣味だ。全体的に「男は情けない。女は素晴らしい」と印象操作しようとしているように感じた。夫をバカにした挙句、追い打ちのようにタレントが説教するシーンもあり、これも不愉快だった。最終的には妻は何一つ糾弾されることはなく、モラハラ疑惑は晴れたなどと美談のように締めていた。とにかく妻の暴言、偉そうな態度、男性差別的な発言があまりにもひどかった。
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オーストラリアの一部で雷が落ちやすいスポットで、女性芸人に骸骨姿のボディペイントをして、雷に打たれた感じにしたフェイクの写真を撮ろうという企画だった。上半身裸のボディペイントで危ないポーズで写真を撮っていた。全身黒く塗りつぶされて骨に見立てた絵が描かれているとはいっても、女性に破廉恥な格好をさせて、海外の土地で写真を撮らせることは女性軽視だ。結局、雷に打たれた映像は撮れないので、後から編集で雷撃たれたように見せかけた合成映像で締めていたが、そんな行動をマネしようとする人も出てくるのではないのか。
【ラジオ】
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ゲストで来ていた女性フリーアナウンサーが「自分のクレジットカードを親に貸したままだったので買い物が出来なかった云々」と発言した。多くのクレジットカード会社は親族間であってもカードの貸し借りを禁止しているはずだ。言わば規約違反したであろうことを公共の場で話したのは、違法行為ではないにせよ問題がある。
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放送の予告があったが、「おっぱいを見せたい女性は、気づかれないように○○公園へ来てください。おっぱいを見せたい女性を探します」というものだった。公園でおっぱいを見せることは、公然わいせつになるかもしれないし、そうした破廉恥な行為を放送でそそのかすとは、どういう料簡なのだ。
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アナウンサーが春で番組を卒業するということで、その話をし始めたら泣き出した。その泣いている時間が長すぎて驚いた。何かあったのかとびっくりした。自分の意志で卒業するにもかかわらず、あまりにも泣きながら話す時間が長すぎ、不快だった。プロとしてどうなのか。
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「バレンタインデーにはチョコレートはいらないので、商品券を送って下さい」と何度も言っていた。送り先まで指定するなど、不愉快だ。一般人からそこまでして商品券をもらい、チケット屋にでも売るつもりなのか。最初は冗談かと思ったが、最後までこの内容で引っ張っていた。
【CM】
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人気グループのゲームソフトの最新CMだが、非常に過激で、黒いマントに白い仮面を身につけた衣装は、思わず凄惨な事件の数々を彷彿とさせる。誰の目にも触れる可能性のある地上波のメディアで、過激な演出は控えてほしい。
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ゲームソフトのCMで、小学生と思われる子がスマートフォンやタブレットで遊んでいる。課金など様々なトラブルに巻き込まれる可能性があるのに、子どもにスマートフォンやタブレットを持たせることは良くないのではないのか。また、アイテム購入などに年齢制限があるのに、未成年でも遊べると勘違いしてしまう。
青少年に関する意見
【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】
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子どもも見るアニメ番組での、殺人事件などのシーンがリアルすぎる。アニメであっても、子ども達には刺激が強すぎると思う。描写にもっと注意したうえで放送すべきだ。
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深夜の時間帯に放送されているアニメが子ども達の中で話題になっているが、残虐なシーンが多い。深夜だからといってどのような内容でも放送していいというものではない。録画機器が発達していることも念頭に置いて番組を制作してほしい。
【「編成」に関する意見】
- いわゆる「イスラム国」が後藤健二さんを殺害したことを受け、子ども向け番組が緊急特別報道番組に切り替わった。子ども向け番組の放送予定時間にテレビをつけたら、後藤さんがナイフを突きつけられている映像であり驚いた。番組が切り替えられたこと自体は仕方がないが、その旨をテロップで表示したり、アナウンサーが説明するなどの対応があってもよかったのではないか。
【「報道・情報」に関する意見】
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和歌山の小学生殺人事件の報道で、犯人がまだ捕まっていないにもかかわらず、小学校に迎えに来た親などにインタビューをしていた。その際、被害者の同級生にもインタビューしていたが、映像加工がされておらず、顔がはっきりと映っていた。
【「言葉」に関する意見】
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最近、特にバラエティー番組で、目上の人に対して敬語を全く使わなかったり、失礼な物言いをするタレントが多い。子ども達がまねするなど悪影響が大きい。
【「表現・演出」に関する意見】
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バラエティー番組で出演者同士が罵倒しあう企画があった。シナリオがあるのかもしれないが、暴力を振るうシーンもあり、子どもが見る時間帯での放送には不適切だ。また、内容的にもただの罵倒であり、「芸」と呼べるようなものではなかった。青少年への悪影響を懸念する。
【「危険行為」に関する意見】
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出演者が割り箸やストローを鼻の中に入れているようにみせる手品をしていた。鼻から物を入れることは大変危険な行為で、実際にやった場合、脳が傷つくおそれもある。小さな子どもがまねをしないように、テロップなどでしっかりと注意喚起すべきだ。