放送倫理検証委員会

放送倫理検証委員会 委員会決定

第31号

読売テレビ 『かんさい情報ネットten.』
「迷ってナンボ!大阪・夜の十三」に関する意見

2019年12月10日 放送局:読売テレビ

読売テレビが2019年5月10日に放送した夕方のニュース・情報番組『かんさい情報ネットten.』のコーナー企画の中で、取材協力者に対して性別を執拗に確認する内容を放送した。ロケのVTR終了後、スタジオで見ていたレギュラー出演の男性コメンテーターから厳しい叱責があったが、特にほかの出演者からの反応はなく当該コーナーの放送は終わった。6月の委員会で、当該放送局の事後の自主・自律の迅速な対応は評価できるものの、なぜこの内容が放送されるに至ったかの経緯等を解明する必要があるとして審議入りし、議論を続けてきた。
委員会は、本件放送には、民放連放送基準の「(3)個人情報の取り扱いには十分注意し、プライバシーを侵すような取り扱いはしない」に反し、「適正な言葉と映像を用いると同時に、品位ある表現を心掛ける」よう求める放送倫理基本綱領および「人権の尊重」と「報道における表現は、節度と品位をもって行われなければならない」と求める民放連の報道指針に反する放送倫理違反があったと判断した。

2019年12月10日 第31号委員会決定

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目 次

  • I はじめにpdf

  • II 審議の対象とした番組pdf

  • III 委員会の検証pdf

    • 1 報道局制作のニュース・情報番組『かんさい情報ネットten.』

    • 2 『ten.』の制作体制~2つのテイスト・2つの手法

    • 3 第2部の企画コーナー「迷ってナンボ!」

    • 4 「迷ってナンボ!大阪・夜の十三」の企画から放送まで

      • (1) 企画・ロケ~撮影3時間の短期決戦
      • (2) 編集~分業とチェック体制
      • (3) 放送~凍りついたスタジオと司令塔の不在
    • 5 放送後の迅速な対応と検証・再発防止策の徹底

  • IV 委員会の考察pdf

    • 1 なぜ、ロケの時点で問題を感じなかったのか

    • 2 なぜ、編集の過程で問題が指摘されなかったのか

      • (1) 編集作業が細分され分業が進み、意見交換し違和感を共有する場がない
      • (2) 複数の目によるチェック体制が崩壊していた
    • 3 なぜ、多くのスタッフが問題を感じなかったのか

  • V 委員会の判断pdf

  • VI おわりに~10年目の「痛恨」pdf

2019年12月10日 決定の通知と公表の記者会見

通知は、2019年12月10日午後1時30分からBPO第1会議室で行われ、午後2時30分から千代田放送会館2階ホールで公表の記者会見が行われた。
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