テレビ朝日『報道ステーション』「川内原発報道」 に関する意見
2015年2月9日 放送局:テレビ朝日
テレビ朝日の『報道ステーション』(2014年9月10日放送)で、原子力規制委員会が九州電力川内原発の新規制基準適合を正式決定したニュースを放送した際、規制委員会・田中委員長の記者会見の報道内容に事実誤認と不適切な編集があった事案。
委員会は、問題の放送にいたった経緯や原因などを検証した結果、担当ディレクターらの「故意」や「恣意的・作為的な編集」は確認されず、過失であったとしながらも、事実誤認と不適切な編集のいずれも、客観性や正確性を欠き、放送倫理に違反すると判断した。
その上で、「この事案で萎縮することなく、失敗から学んだ教訓を血肉化して、今後の報道に当たってほしい。視聴者の信頼を回復する道は、前へ進むことによって開かれる」と結んでいる。
2015年2月9日 第21号委員会決定
目 次
2015年2月9日 決定の通知と公表の記者会見
通知は、2月9日午後1時15分から千代田放送会館7階のBPO第一会議室で行われた。
また、午後2時から記者会見を開き、決定内容を公表した。会見には29社61人が出席し、テレビカメラ7台が入った。
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2015年5月8日【委員会決定を受けてのテレビ朝日の対応】
標記事案の委員会決定(2015年2月9日)を受けて、当該のテレビ朝日は、対応と取り組み状況をまとめた報告書を当委員会に提出した。
5月8日に開催された委員会において、報告書の内容が検討され、了承された。
テレビ朝日の対応
目 次
- 1.委員会決定の放送対応
- 2.委員会決定内容の周知徹底
- 3.放送番組審議会への報告
- 4.委員会決定前の取り組み
- 5.委員会決定後の取り組み
- 6.終わりに