2009年3月に視聴者から寄せられた意見
「小沢献金疑惑」報道に関する意見、WBC決勝に向けての応援FAX報道に関する意見、総理の講演会報道に関する意見、番組キャスターによる中川前大臣批判報道に対する意見などがあった。
2008年度一覧
「小沢献金疑惑」報道に関する意見、WBC決勝に向けての応援FAX報道に関する意見、総理の講演会報道に関する意見、番組キャスターによる中川前大臣批判報道に対する意見などがあった。
中川前大臣のG7後の記者会見報道を中心に、麻生首相関連報道などで、内容が特定の政治家を過度に非難しているとして「恣意的な報道だ」などと意見があった。更に、報道番組や情報ワイド番組では「G7会議の内容を十分に伝えていない」として、同行取材陣に対する厳しい指摘があった。
番組用にプログを自作した番組とテレビ局への批判が集中した。次いで、漢字の読み違いに焦点をあてた麻生バッシングや政党批判に終始する報道姿勢へ批判があった。「報道の役割を問う」とする政治報道の脆弱性を指摘した意見もあった。
フィギュアスケートの中継放送や優勝した浅田真央選手への不当な評価や不適切な解説に意見が寄せられた。この他にも「国籍法の改正」に関した報道の少なさを指摘した意見や、世界的な経済危機に直面する中で政局中心の政治状況に対する政党批判、ならびに放送の果たす役割への不満が多かった。
麻生首相に関連した話題を取り上げた際、多くの番組で首相の読み間違いに焦点を当てて、あたかも人格攻撃をするかのような「麻生叩き」に終始した各出演者の不適切な発言に意見が集中した。この他にも、元厚生次官ら殺傷事件の報道について、コメンテーターなどの憶測による不適切な発言や、取材のあり方への批判意見が多かった。
国際的な金融・経済問題と政局に関する報道が多かった。また、情報番組やワイドショーに対して「節度のない麻生首相批判や中傷」との指摘が寄せられた。バラエティーやお笑い番組、ワイドショーに向けた意見と同様に、キャスター・コメンテーターの一方的な発言に対する批判も多かった。
福田首相(当時)辞任発表以降、自民党総裁選や組閣に向けた一連の報道で「公平・公正・中立」に係わる意見が多く寄せられた。また汚染米(事故米)関連する意見などが寄せられた。
北京五輪が開催されたが、「競技知識のないゲスト・アナウンサーによる放送の質の低下」や「五輪中継への不適格なタレントの起用」についての批判・抗議をはじめ、「メダル、メダルと日本人選手への過度な期待の放送内容」や「日本人選手のタレント扱い」などへ批判が集中した。
続発した殺傷事件・通り魔事件報道に関し、"取材・報道のあり方"と"放送の影響を危惧する"との意見が多く寄せられた。遺族や容疑者の家族をはじめ、生徒周辺など、関係者への取材について「過剰な取材」とする批判が多かった。また、容疑者の過去の作文の紹介や動機を報道することへの批判などがあった。
「秋葉原 通り魔殺人事件」に関し多くの意見が寄せられた。意見の傾向としては、事件発生直後から3日程は「取材・報道のあり方」 が多く、遺族への過熱取材批判や、「ニュース・情報番組での頻繁な報道は模倣犯の続発を招く」と指摘する、放送の影響に関する意見が目立った。
「高齢者・医療問題」「暫定税率・ガソリン税等」などの意見が多く、「テレビはもっと問題点を早く、正確に報じるべきだ」という批判があった。今の日本の置かれた厳しい状況をよそに「あまりにも不適切でふざけた番組が多い」とする意見もあった。
番組に対して「ねつ造・虚偽・やらせ」の指摘が寄せられ、それに関連した「放送局の責任を問う」との抗議などがあった。「北京五輪と聖火リレー」および「チベット関連」の意見、「硫化水素自殺と自殺報道」への意見、「後期高齢者医療など」や「ガソリン価格、道路特定財源・暫定税率など」に意見が寄せられた。