2007年3月に視聴者から寄せられた意見
データ捏造に端を発した問題に関して、放送界・放送局(制作会社)の責任や処分を求める意見と、他の放送局の捏造報道や報道のあり方など、放送姿勢に言及した批評が多く寄せられた。洋菓子メーカーに関連した情報番組の捏造報道や司会者発言と放送局批判などもあった。
2006年度一覧
データ捏造に端を発した問題に関して、放送界・放送局(制作会社)の責任や処分を求める意見と、他の放送局の捏造報道や報道のあり方など、放送姿勢に言及した批評が多く寄せられた。洋菓子メーカーに関連した情報番組の捏造報道や司会者発言と放送局批判などもあった。
情報ワイド番組を中心に取材・報道のあり方(やらせとの指摘を含む)に、放送の影響力、公共的な放送のあり方、公平・公正、メディア(取材)規制と言論・報道の自由にそれぞれ意見があった。占い師や霊能者の出演する番組についての批判も続いた。
納豆ダイエットのデータ捏造番組に批判が集中した。この番組を放送したキー局や制作会社にも及び、夫々の責任を問う意見や処分を求める声もあった。また、紅白歌合戦での裸と見紛うコスチュームとパフォーマンスやその演出に対し、意見が寄せられた。
前月と同様、「いじめ」と「自殺」に関する意見が数多くあった。この他、「政治関連報道(政治問題、政党関係、生活関連法案など)」に意見が寄せられた。
「いじめ」と「自殺」に関する意見が多くあったが、問題の取上げ方や番組自体の過剰なバラエティー化への不満、情報ワイド番組司会者やキャスターの発言へ批判が集中した。またバラエティー番組の質の低下、スポーツ中継番組への苦情、中学生の妊娠をテーマにしたドラマや女性占い師の不適切な発言に対し、放送倫理上問題であるとする批判などがあった。
早朝からの情報ワイド番組司会者の発言への批判や、中学生の妊娠をテーマとしたドラマのあり方、女性歌手によるトーク番組への発言批判、食生活からADHD(注意欠陥/多動性障害)を引き起こすことを紹介した番組への指摘、女性占い師の不適切な発言への批判などが目立った。
秋篠宮妃ご出産に際し、皇室報道のあり方や、皇位継承についての電話アンケート(テレゴング)の手法と結論の出し方および、コメンテーターの不適切な発言に対する批判が多く寄せられた。アナウンサーの不祥事に関して放送局の報道姿勢や倫理を問う意見も目立った。
プロボクシング中継に関して、選手親子を祭り上げる放送局の視聴率優先主義などを中心に、意見が寄せられた。また、首相・官房長官の靖国神社参拝関連に関し、史実に基づいた報道や分かりやすい解説を求める意見があった。
小泉首相靖国神社参拝問題、ミサイル・テポドン発射と韓国拉致被害者等北朝鮮関連への意見、ハイド米議員発言の誤訳を伝えた情報番組への意見、旧日本軍731部隊のニュースに安倍官房長官のパネルが写された情報番組への意見などが目立った。
秋田小1男児殺害事件報道や、女子大生誘拐事件、奈良高校生放火殺人事件関連の「過熱報道」について多くの批判があった。ワールドカップ・サッカー中継に関し、ゲスト出演者への批判などの意見も目立った。
東京キー局アナウンサーの迷惑防止条例違反(盗撮)容疑に関し「放送局の姿勢と報道のあり方」について非難・抗議が集中した。 また、秋田県で発生した小学生児童死亡事件における憶測報道および“メディアの取材方法(メディアスクラム)や、架空請求問題で犯人グループと接触・取材しながら警察への連絡をしない放送局の取材手法について、多くの意見が寄せられた。
タレント同士の結婚(フィクション)を「緊急特番」として紹介した番組についての非難・抗議があった。アダルトゲーム・コミックを性犯罪と結びつけた報道番組と情報番組への抗議をはじめ、耐震強度偽装事件関係者逮捕報道関連に意見が寄せられた。