「青少年のメディア利用に関する調査」
多様なメディアに囲まれた環境で育つ現代の青少年の日常的なメディア利用の実態を把握するとともに、テレビ視聴行動や報道・番組に対する意識の形成に関連する要因について検討することを目的に、調査票・日記表による調査を行った。調査は、全国の中学1年~高校3年の6学年の子どもを持つ世帯を対象に、2017年9月~11月に実施された。
調査内容
青少年のテレビ・ラジオに対する行動・意識の関連要因に関する横断的検討
-『青少年のメディア利用に関する調査』-【全文PDF】
◆項目別PDF◆
- はじめに
- 調査結果のポイント
- 目次
- 1 調査の目的と方法
- 2 回答者の属性
- 【第一部 青少年のメディア利用の実態】
- 3 青少年の生活時間
- 4 メディア機器の保有状況
- 5 テレビ番組の視聴時間
- 6 テレビ以外の主なメディア機器の利用実態
- 【第二部 青少年のテレビ視聴の特徴】
- 7 テレビ視聴時間の3群比較
- 8 テレビ視聴中のスマートフォンの使用
- 9 青少年がよく見ている番組・積極的に見たいと思う番組
- 10 青少年にとっての"テレビ"
- 11 家族・友人とのテレビ視聴の共有
- 12 メディア・リテラシー
- 13 読書習慣
- 14 テレビ視聴時間と関連する要因
- 【第三部 青少年の放送倫理に対する意識】
- 15 放送・番組に対する意見
- 16 全体のまとめ
- 17 引用文献
- 付録
「青少年のメディア利用に関する調査」
年次報告会に先立って3年間にわたりおこなった調査研究結果を、中心となってまとめた菅原委員が説明した後、汐見委員長がコメントを述べ、引き続き参加者からの質疑応答をおこなった。
日 時: 2018(平成30)年3月13日(火) 午後0時30分~2時
場 所: 千代田放送会館 2階ホール
■報告者:
菅原 ますみ(すがわら ますみ)
【青少年委員会委員 お茶の水女子大学教授】
1958年生まれ。文学博士(専門:発達心理学)。国立精神・神経センター精神保健研究所 地域・家族研究室長を経て、2002年よりお茶の水女子大学助教授、2006年より現職。日本学術会議連携会会員(心理学・教育学)。著書に、「個性はどう育つか」「子ども期の養育環境とQOL」など。2002年から乳児期からのメディア視聴に関する長期追跡研究"子供に良い放送"プロジェクトに参加。