『いけ年こい年世紀越えスペシャル』日本テレビ
『いけ年こい年世紀越えスペシャル』(12月31日放送)に関する日本テレビからの回答
意見の要旨
- 大晦日に放送された「電波少年」スペシャルで、新年を迎えるカウントダウンをわざと2分ほどずらし、視聴者をもてあそび、バカにするという最低のヤラセが行われた。公共の電波を使用して、嘘の時間を流すという行為は、冗談とか演出うんぬんで済まされるものではない。日本テレビを処分して欲しい。
(男性Yさん 千葉 24才)
- 事故なら許せるが、ヤラセなら許せない。庶民のささやかなイベントをどう思っているのか。
(男性Tさん 静岡 37才)
- 過剰な演出。おかげで千年に一度のカウントダウンを見ることが出来ず、新年早々とても嫌な思いをした。公共の電波を使っている放送局が、2分も狂った時計で視聴者を惑わせるようなことはあってはならない。未だ謝罪しない日本テレビの態度は視聴者をなめているとしか思えない。行政処分を受けてもおかしくない。
(男性 福井 38才)
- 生放送を何度も強調しておきながら、画面に2分早め、時計の画像を断続的にオンエアし、「21世紀まであと○分」とテロップを示して嘘の告知をし、放送したことはいくらなんでも公共の電波でやることではない。(中略)放送基準には、「劇的効果のためニュース形式などを用いる場合は、事実と混同されやすい表現をしてはならない」という規定が51条に「表現上の配慮」として存在する。
(男性Tさん 東京 34才)
ほか、同内容の意見が多数寄せられています。
番組内の、年末のカウントダウン企画についての意見が寄せられた。
局の回答
この番組において、年越しのカウントダウンを2分早めて行い、即座に時間が異なっていたことを伝えました。皆様に“ユニークで楽しい年越しをしていただきたい”との意図の元に全編を通して「電波少年」的手法を用いましたが、演出的な不徹底もあり、それが上手く伝わらなかった視聴者の方からクレームを頂戴しました。
「カウントダウンを意図的に早めた」ことは、娯楽番組での手法であったとはいえ、放送局としての「表現の配慮」に欠けていたことは否めません。視聴者のご指摘を待つまでもなく、日本テレビ自身このことを深く反省し、番組担当者には厳重に注意し、尚且つ関連番組内でお詫びメッセージを流すことにいたしました。
以上、ご回答申し上げます。