よくあるご質問

委員会決定等について

question
視聴者に番組なのか、広告なのか曖昧な印象を与えないために気をつけることは何ですか?
answer
放送倫理検証委員会は、民放連放送基準の「(92)広告放送はコマーシャルによって、広告放送であることを明らかにしなければならない」や、民放連が策定した「番組内で商品・サービスなどを取り扱う場合の考査上の留意事項」の「視聴者に『広告放送』であると誤解されないよう、特に留意すべき事項」に照らした適正な考査が重要だと指摘しています。
委員会決定の起草に当たった委員の一人は、放送局との意見交換会の場で、「営業発案の番組についてどのように向き合えばよいか」という質問に対して、「一社提供の単発番組は、複数社提供の番組やレギュラー番組に比べてスポンサーの意向が強く反映されやすいが、営業担当者はスポンサーに対して番組と広告の境目の問題について理解してもらうように努めることが重要ではないか」と述べたうえで、「過剰に視聴者を意識する必要もないし、視聴者の意見におびえることもない。自主・自律に基づく放送の自由を主体として、よい番組作りをしてほしい。そのためには担当者一人の判断ではなく、営業、制作現場、編成など社内の多くの部署と協議していき、最終的にしっかりとした考査判断をしていくことが重要」との考えを示しています。
番組と広告について放送倫理検証委員会が出した「意見」や「委員長談話」は以下のとおり。

  • 長野放送『働き方改革から始まる未来』に関する意見はこちらから
    第30号 2019年10月7日 放送局:長野放送
  • 琉球朝日放送と北日本放送の単発番組に関する意見はこちらから
    第36号 2020年6月30日 放送局:琉球朝日放送・北日本放送
  • 番組内容が広告放送と誤解される問題についての委員長談話はこちらから
    2020年10月30日