第73回 – 2013年7月>
映像の偽装が発覚した関西テレビの報道番組『スーパーニュースアンカー』、意見書を通知・公表へ
第73回放送倫理検証委員会は7月12日に開催された。
関西テレビの報道番組で情報提供者の映像の偽装が明らかになり、審議入りした事案について、担当委員から前回委員会の議論を踏まえた意見書修正案が提出された。活発な意見交換が行われた結果、表現の細部の修正は委員長に一任して委員会の意見とすることが承認された。8月早々にも、当該局への通知と公表の記者会見が行われる。
議事の詳細
- 日時
- 2013年7月12日(金)午後5時~8時
- 場所
- 「放送倫理・番組向上機構[BPO]」第1会議室(千代田放送会館7階)
- 議題
- 1.映像の偽装が発覚した関西テレビの報道番組『スーパーニュースアンカー』、意見書を通知・公表へ
- 出席者
- 川端委員長、小町谷委員長代行、水島委員長代行、香山委員、小出委員、是枝委員、斎藤委員、渋谷委員、升味委員、森委員
■ 映像の偽装が発覚した関西テレビの報道番組『スーパーニュースアンカー』、意見書を通知・公表へ
関西テレビのローカル報道番組『スーパーニュースアンカー』の特集企画で、大阪市職員の兼業について証言した情報提供者の映像が取材スタッフを使って偽装された映像であったうえ、新聞報道で発覚するまで3か月余りも視聴者に説明していなかったとして、審議入りした事案。
前回委員会での議論を踏まえて担当委員が作成した「意見書修正案」をもとに、委員の間で活発な意見交換が行われた。
「なぜ問題の映像が撮影されたのか」「なぜ社内のチェックが機能せず放送されてしまったのか」「なぜ視聴者に対する速やかな説明がなされなかったのか」の3つのステージごとに、字句の修正や論点の最終確認などが行われた結果、表現の細部の修正は委員長に一任して委員会の意見とすることに委員全員の了承が得られた。
この「意見」は、委員会決定第16号として、8月早々にも当該局への通知と公表の記者会見が行われる。
以上