放送倫理検証委員会

放送倫理検証委員会 議事概要

第72回

第72回 – 2013年6月

映像の偽装が発覚した関西テレビの
『スーパーニュースアンカー』、意見書原案を審議

第72回放送倫理検証委員会は6月14日に開催された。
関西テレビの報道番組で情報提供者の映像の偽装が明らかになり、審議入りした事案は、担当委員から意見書の原案が提出された。当該局への聴き取りとこれまでの委員会での議論を踏まえて問題点を整理したもので、長時間にわたる意見交換が行われた。次回委員会までに担当委員が修正案を作成、意見の集約をめざす。

議事の詳細

日時
2013年6月14日(金)午後5時~7時30分
場所
「放送倫理・番組向上機構[BPO]」第1会議室(千代田放送会館7階)
議題
出席者
川端委員長、小町谷委員長代行、水島委員長代行、香山委員、小出委員、是枝委員、斎藤委員、渋谷委員、升味委員、森委員

映像の偽装が発覚した関西テレビの『スーパーニュースアンカー』、意見書原案を審議

関西テレビのローカル報道番組『スーパーニュースアンカー』の特集企画で、大阪市職員の兼業について証言した情報提供者の映像を取材スタッフを使って偽装し、新聞報道で発覚するまで3か月余りも視聴者に説明していなかったとして、審議入りした事案。
当該局の担当記者・カメラマン・撮影助手や、対応策を協議した報道局幹部などあわせて14人を対象に実施した聴き取りと、前回までの委員会の議論を踏まえて、担当委員から「意見書原案」が提出された。
原案では、「なぜ問題の映像が撮影されたのか?」「なぜ社内のチェックが機能せず放送されてしまったのか?」「なぜ視聴者に対する速やかな説明がされなかったのか?」の3つのステージごとに課題や問題点が整理され、委員による質疑や意見交換は2時間近くに及んだ。
その結果、次回委員会までに担当委員が委員会での議論を踏まえた修正案を作成し、次回委員会の場でさらに議論を深めて、意見の集約をめざすことになった。

以上