『幸せって何だっけ』フジテレビ
『幸せって何だっけ』に関するフジテレビからの回答
○この女性占い師をメインにした番組を制作する意図
○10月7日放送のスペシャル番組で子供を対象にした企画意図
『幸せってなんだっけ・カズカズの宝話』は、徳光和夫さんを司会に、細木数子さんが視聴者からの人生相談に答えたり、レギュラー陣の時事問題への疑問に対する考え方のヒントを出したり、ゲストとのトーク、料理を楽しみ、その人の人となりを引き出すという構成内容になっています。
番組としては、細木数子さんという数多くの人生への相談の経験者にその世事に対する経験を生かしてコメントしてもらい、悩んでいるのは一人だけではなく希望と勇気をもって生きて欲しいというメッセージを伝えたいと思っております。
細木さんは占いの書籍を多く出版されており、またそのいずれもが大ベストセラーとなっていますが番組中では、あくまでも人生経験を生かして助言をしていただくという趣旨になっております。占いは話の入り口に過ぎない、この番組では人生の知恵について一緒に考えたいとはご本人の弁でもあります。
またその話題は新聞やニュースで取り上げられる身近なものが中心ですが、やはりその中心は家族や、親子に対するものが多いのは事実です。それにより親子のあり方を取り上げたものが放送回数のかなりの部分を占めております。
○局に寄せられている視聴者意見は
局には、さまざまな批判以外に、「感動した」「参考になった」など賞賛の意見も数多く寄せられています。
○青少年委員会に寄せられた意見等をどう受け止めているか。またそれについての社内議論はあったのか
視聴者からの意見は、常に賛成と批判の両論あるものと存じます。そのどちらにも真摯に耳を傾けることが大事であり、今後の番組制作においてその賛否ある意味を意識してゆくことに努めたいと考えます。
番組制作者は、日常的に番組内容について議論を重ね、且つ制作管理者とも、その都度さまざまな議論を重ねた上で番組制作に取り組んでおります。
また、社内の「メディア検討小委員会」において、議論を致します。
○占い師の発言は、「占い」を根拠としたものか否か
細木さんには、世事に対する経験を生かしてコメントをしていただくことで希望と勇気をもってもらいたい、という番組の企画意図に基づいてご出演いただいております。
○「テレビ番組以外の場での彼女の活動や収入を、放送局が結果的に支えることになるのは問題ではないか」という意見に対する局の見解
一般的に、弊社の番組出演機会によって、番組を視聴された多くの方々の認知度に影響があるといえますが、その内容について因果関係を客観的にお示しすることは困難であると存じます。
〔2005年11月10日付〕