第131回–2018年11月
日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』について報告書の提出を要請
第131回放送倫理検証委員会は11月9日に開催された。一部週刊誌で「海外ロケの企画をでっち上げた疑いがある」と報じられ、その後、新聞・放送各社も報じた日本テレビのバラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』について、当該放送局に対して当該番組の報告書と同録DVDの提出を求めることを決めた。
議事の詳細
- 日時
- 2018年11月9日(金)午後5時~午後8時30分
- 場所
- 「放送倫理・番組向上機構[BPO]」第1会議室(千代田放送会館7階)
- 議題
- 1. 「海外ロケの企画をでっち上げた疑いがある」と週刊誌で報道された『世界の果てまでイッテQ!』について日本テレビに報告書の提出を要請
- 出席者
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神田委員長、升味委員長代行、岸本委員、斎藤委員、渋谷委員、鈴木委員、中野委員、藤田委員
1.「海外ロケの企画をでっち上げた疑いがある」と報じられた『世界の果てまでイッテQ!』について日本テレビに報告書の提出を要請
2018年5月20日に放送された日本テレビの「謎とき冒険バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』」の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」というコーナー企画で、「ラオスでの祭り」として紹介された当該企画内容は、でっち上げの疑いがあると一部週刊誌が報じた。これを受けて、日本テレビは自社のホームページで、誤解を招く表現があったことに関して批判を真摯に受け止めているとした上で、今後は「誤解を招く事が無いような形で放送致します」という見解を明らかにした。この動きを新聞各紙が報道し、放送局もニュース番組や情報番組で放送したことから、委員会は、当該番組の制作の経緯を知る必要があるとして、当該放送局に対して報告書と同録DVDの提出を求めることを決めた。
このほか、11月1日に東京で開催された独立テレビ局13社との意見交換会について、参加した委員から、「出席者の率直な意見を聞くことができて有意義だった」等の報告があった。
以上