放送倫理検証委員会

放送倫理検証委員会 委員会決定

第1号

TBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連の2番組に関する見解

2007年8月6日 放送局:TBS

TBSは、不二家の元従業員の内部告発に基づき、賞味期限切れチョコレートの再利用疑惑を報じた。その際、不適切な表現等があったとして、後日の番組内で、訂正とお詫びをした。委員会は審理を行い、発足後最初の決定であることから、決定内で放送倫理検証委員会の役割、審議、審理の区別、見解と勧告のちがいなどを詳しく説明した。そして、内部告発の根幹部分については、それを信じるに足る相当の根拠や理由はあったと判断。ただし、取材メモの紛失や広報窓口依存の取材、不注意なVTR編集、チョコレート製造工程に関する認識不足、断定・断罪的なコメント、放送前の打合せの不十分さなどに起因する不適切な放送をしたことに放送倫理上の落ち度があったと指摘した。また、謝罪の内容についても、訂正お詫びの主語や範囲の曖昧さ、放送から時間がかかりすぎている点を問題視した。最後に「番組は、もっとちゃんと作るべきだ」との委員の声でまとめた。

2007年8月6日 第01号委員会決定

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目 次

2007年11月16日 【委員会決定を受けてのTBSの対応】

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目 次

  • Ⅰ.BPO「見解」発表後の当社放送対応について
  • Ⅱ.検証活動について
  • Ⅲ.上記1~3に関する当社の対応方針について
  • Ⅳ.社内処分について
  • Ⅴ.番組制作体制の見直しについて
  • Ⅵ.組織変更について
  • Ⅶ.社内研修について
  • Ⅷ.むすびに