視聴者からのご意見

視聴者意見を読む

2013年2月

2013年2月に視聴者から寄せられた意見

遠隔操作ウイルス事件の「猫カフェ」の容疑者映像が隠し撮りであり、容疑段階での報道のあり方を問う意見。視聴者の電話投票で温泉宿の一位を選ぶ番組で、投票結果が公表されず不自然という意見など。

2013年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,149件で、先月と比較して219件減少。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話24%、FAX2%、手紙ほか3%。
男女別は男性68%、女性28%、不明4%で、世代別では30歳代32%、40歳代25%、20歳代19%、50歳代13%、60歳以上9%、10歳代2%の順になっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は400件【37局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、17件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は1,149件と先月より219件減った。
グアム無差別殺傷事件の空港での取材殺到についてメディアスクラムではないかといった批判的な意見が寄せられた。遠隔操作ウイルス事件の容疑者逮捕の報道では、「猫カフェ」で戯れる容疑者の映像撮影は、事前に隠し撮りされたもので、人権侵害ではないかといった声や、容疑段階での報道のあり方に疑問を投げかける意見もあった。
バラエティー番組では、温泉宿の人気ナンバーワンを視聴者の電話投票で決めるという番組で、投票の内容も公開されず、結果に不自然さが残るといった不満があった。
少女アイドルが丸坊主になって泣く映像や、グラビアアイドルの女性がテレビでもてはやされていることにも多くの視聴者からの意見があった。
ラジオに関する意見は28件、CMについては36件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は90件で、前月より12件増加した。
今月は「性的表現に関する意見」が20件、次いで「表現・演出に関する意見」が12件、「低俗、モラルに反する意見」が11件と続いた。
「性的表現に関する意見」では、最近人気のセクシーさを売りにしたグラビアアイドルについて、コメントや格好、態度が過激だとして、子どもが見る番組への出演を控えてほしいとの意見が複数寄せられている。また、東海テレビ放送のドラマ『幸せの時間』について、青少年委員会で審議入りしたことに関する意見が寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • グアム無差別殺傷事件の遺族への取材について。成田空港ターミナルで遺族へのカメラのフラッシュ、ビデオ撮りが凄かった。俗にいう「メディアスクラム」ではないだろうか。まるで、被疑者か容疑者のようだ。どうして代表取材で済まないのか。テレビだと二局ないし三局で済むし、新聞とも歩調を合わせて自重してもらいたい。遺族の立場に立って考える"アタマ"はないのか。

  • グアム無差別殺傷事件の報道は、どの局もやりすぎだ。事件現場の映像や写真を繰り返し流し、憶測にもとづくコメントをしたり、野次馬が撮った写真や映像音声の提供を求めたりしている。私は被害者となってしまった方々とは何のつながりもないが、遺族がこれを目にしたらどう思うかと胸が痛くなる。報道は慎重に扱ってほしい。

  • グアム無差別殺傷事件のリポートで、犠牲になられた方の自宅が映されていた。その映像の中に、玄関のガラス部分から内部を映した映像があった。ブーツが乱雑に散らかった映像。今回のリポートでそんな映像が必要だろうか。勝手に映されてご家族はどのように思うだろうか。盗撮と一緒ではないのか。本当に不愉快だった。

  • 遠隔操作ウイルス事件で、容疑者の男とされる人物が「猫カフェ」で遊ぶ映像をニュースで流していた。それは隠し撮りされたと思われる映像だった。容疑者として逮捕されたのが10日、この映像は少なくとも逮捕の数日前に撮影されたものだ。テレビ局がこのように一般人を隠し撮りすることが許されるならば、報道の自由といいつつ一般人の生活を付回し調査することも可能といえるのか。この映像が何時どのような経緯で撮影されたのか。なぜそのようなことが可能だったのか。

  • 遠隔操作ウイルス事件で容疑者逮捕のニュース。逮捕されたとたんに、それ以前の画像がこれでもかと各局で流されているが、人権侵害ではないのか。本人は否認しているし、あくまで容疑者なので推定無罪だ。逮捕情報が、マスコミに事前に流れていたという情報漏えいの疑いさえ感じる。起訴されて被告となっても推定無罪だ。きちんと法律を理解し人権を守る報道姿勢をもってほしい。報道するためには何をしてもいいという感覚は、恐ろしい。

  • 現段階では「容疑者」であり、真犯人かどうか未確定であるにもかかわらず、卒業文集を晒したり、行きつけのお店の店員に「気持ち悪い客」と言わせたりと、個人の人権を無視した報道をしているが、いかがなものか。過去にいじめられていたから性格が歪んで今回の事件を起こしたかのように説明するアナウンサーもおかしい。テレビの持つ影響力の大きさと、報道のあり方について考えていただきたい。

  • 各局のニュース番組でAKBのメンバーの丸坊主謝罪のニュースを報道していた。事件や事故を起こしたのならまだしも、週刊誌に色恋沙汰で記事が載ったことに対してのタレントの謝罪会見を、ニュース番組でニュースとして取り上げる必要があるのか。まったく呆れる。

  • AKBのことが連日のようにニュースになっている。最近は内容が過激になってきた。児童に胸を隠させた写真集だったり、泣いて丸刈り動画だったり。特に丸刈りする動画はユーチューブにあげられており、世界の人が目にする。ナチスのユダヤ人への迫害を連想する人もいて不快に思うだろう。知名度を上げるためのパフォーマンスの一つだと思うが、やりすぎだ。AKBは違法すれすれの問題を起こして話題性をアピールしているだけで、不快でしかない。

  • 「警察密着24時」のような番組は、風景にボカシが入り過ぎていて、見ていて何が何だかわからない。個人情報やプライバシーへの配慮なのだろうが、いくらなんでも過剰すぎる。表札やナンバープレートのように個人が特定できるものを修正することはまだ理解できるが、公共の場所は誰もが目にするわけだから修正する意味がわからない。そこまでしなければ放送できないのなら、最初から放送しない方が良いのではないか。

  • ツイッターの意見が表示される、いわば「今時」の構成。多くの人の考えを知ることができる反面、くだらないつぶやきも多い。たとえば天気コーナーで気象予報士の髪型や服装にいちいちコメントする輩がいる。「○○さん(気象予報士)、元気ですか?」「床屋行きましたか?」そんなことはどうでもいいではないか。一部だろうが、程度の低さにあきれることがしばしばある。以前「偏った情報ばかりが表示される」という指摘があった。情報が偏ることは問題だろうが、逆に、ニュースの本筋に関係ないようなどうでもいいような低レベルのつぶやきはカットしてもいいと思う。

  • ニュース解説番組や情報番組で、大きなパネルやモニターを目隠しの状態からめくっていく手法がとられるが、めくる度、モニターが変化する度に一々「デデン」や「シュイーン」の効果音が付く。何枚も連続してめくる時も「デデン」「デデン」「デデン」と耳障りで、見ることが苦痛だ。

【番組全般・その他】

  • 全国の温泉宿を紹介し、視聴者の電話投票で一位を選ぶという番組だったが、不自然な点が多かった。電話投票の内容が全く公開されない。集計すらも発表されない、すごく不親切な終わり方だった。1位だけではなく、せめて上位ベスト3位までは数字を示して発表してほしかった。エンディングの粗末さと、視聴者の気持ちを踏みにじった番組制作に落胆した。電話をかけて投票した側の気持ちを大切にしていない、視聴者の気持ちを無視した構成だった。生放送ということだったが、本当に生放送だったのか?電話投票は結果にきちんと反映されていたのか?テレビを見ていた視聴者側からは全く分からず、不本意な結果に、憤りと不信感を覚えた。

  • 依存症や摂食障害など、何かに病んでいる人を見せ物にしている悪質な番組だ。見ていて気分が悪いし、社会に悪影響だ。この間の放送では整形依存症の女性を出演させて見せ物にしていた。病んでいる人たちには医療機関の診療が必要であって、タレントが何か忠告しても意味がない。番組のテーマは「女性」などと謳っているが、何故、整形手術や依存症などの暗いことばかりなのか。そういう下衆な企画で視聴者の関心を引き、視聴率を稼ごうとするやり方が不快だ。

  • 「身体中から爪が生えた女子大生」という内容を番組予告に取り上げていた。その宣伝の映像は作り物、再現だとは思うが、身体からたくさんの白いイボのようなものが生えた映像だった。とても気持ち悪く、不快だった。宣伝を見た瞬間から全身に鳥肌が立ち、嘔吐感に襲われた。放送されている番組を見たくないのなら、その時間他の番組を見れば良いが、番組予告の宣伝では否応なく見てしまう。とても腹立たしい。

  • 容姿に対する差別発言を平然とする人は、テレビやラジオに出さない方がいい。性別・学歴・職業・障がいの有無、そして容姿などの"差別"を助長するのは放送による影響が大きい。海外では、特に人種差別の発言や態度について、放送で物議を醸したり、改善したりしている。視聴者の心に潤いを与えるのも、深い傷を負わせるのも、放送だという自覚を、制作スタッフと出演者が持った方がいい。

  • 体罰問題などをニュースで伝えている。その一方、バラエティー番組などで普通に罰ゲームなどをしている。苦いお茶を飲ませたり、ケツバットをしたりと体罰を普通にやっている。また、芸人が出る番組などでは芸を見せるのでもなく、上の人間が逆らえない後輩に、無理やり買い物をさせるなどしている様子を企画し、放送している。パワハラであり、いじめにつながる体罰だと思う。メディアはニュースで体罰禁止などと言いながら、一方ではパワハラや体罰に類似する行為を放送している。おかしくないか。

  • 生活保護の不正受給、詐欺オークションなどにかかわっていた芸能人がいまだにテレビに出ていることが不愉快だ。所属事務所が大きいから守られているのか知らないが、どうであれ悪いことをしたのならきちんと何らかの制裁を受けさせるべきだ。覚せい剤を使用した芸能人も短期間で復帰するなど、とにかく芸能界は甘すぎる。

  • 人気の商品を比較して順位をつける番組。普段から企業タイアップが過剰に盛り込まれ、本末転倒が目に余る。今回はタイアップ企業のCMに出演しているタレントを使うなど、一線を越えた演出が目立った。これで当該企業から何らかの金銭授受があった場合、倫理だけではなく、放送法にも抵触する可能性が高い。

  • 「エッチなお姉さん」などと、いやらしさを売りにしている女性がテレビでもてはやされている。この番組でも、胸元の大きく開いた衣装を身にまとい、いやらしい目線を投げかける映像が何度も流れていた。時間的に、子どもの目に触れる可能性もある。昼間の番組で、このようなタレントを取り上げることはやめて頂きたい。

【ラジオ】

  • 我が家は惣菜店を営んでおり、一日中ラジオを流している。この日は夕方の番組で、二人の出演者の会話がひどかった。「ストリップ劇場」の話題で盛り上がり、その大半が女性についての過激トークだった。当時、店は買い物客で賑わっていたが、あまりの内容に一瞬店内が凍りついた。深夜放送ならいざ知らず、夕方の番組の内容として相応しくない。

  • リポーターが市中の商店などから中継するコーナーで、いつも同じような商店ばかりから中継している。極端な例では、特定の同じ商店が月に2~3回以上取り上げられるケースもある。同じ商店ばかりからの中継では、その商店の広告的な中継の利用と思われてしまう。様々な業態や業種の商店から中継したほうが、より旬の情報を伝えられ、取者の役に立つのではないか。

【CM】

  • テレビ、ラジオを問わずローカル局ではほとんど無制限にパチンコCMを流している。パチンコは依存性の高いギャンブルであり、親のパチンコ中、車内で子どもが死亡する事故が後を絶たない。タバコや酒のCMでは、「健康を損なう恐れがある」「二十歳未満の飲酒は禁止」などの警告が出るが、パチンコに関しては何の注意告知もない。せめて「子どもを巻き込むな」とか「お金の使いすぎに注意」などの警告を出してほしい。

  • 大げさに食べる音を強調したCMは何とかならないか。イギリス人の友人が「ぞっとする」と顔をしかめ、耳をふさいでいる。日本以外の国で音を立てて食べることは厳禁だ。日本でも蕎麦以外は厳禁である。日本の恥だし、下品極まりない。

青少年に関する意見

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組で、グラビアアイドルが肌を露出した衣装で、卑猥なことを連想させるようないやらしい発言をしていた。他の出演者もかなり調子に乗っていた。この番組は、わが家の小学生の子どもも楽しみにしている。今後こういった内容はやめてもらいたい。

  • 最近人気のセクシータレントのコメントやパフォーマンス、出演ビデオの映像などが、子どものいる朝の情報番組の芸能コーナーで放送されている。子どもには絶対目に触れさせたくないので、時間帯をわきまえてほしい。

【表現・演出に関する意見】

  • 「先輩格の芸人が年下の芸人に無理やり高価な買い物をさせる」というコーナーがある。威嚇し、強制的に何かをさせるというのは法律違反であるし、子どもたちが真似ていじめにつながる心配もある。この企画をすぐにやめさせてほしい。

【低俗、モラルに反する意見】

  • 「ひな壇に飾られたひな人形を的にして、扇を投げつけて倒す」というゲームをしていた。紙で模したものとはいえ、おひなさまを飾っている家庭が多い時期でもあり、小さな子どもが真似をしないか心配だ。

【喫煙・飲酒に関する意見】

  • アニメの中で喫煙シーンが出てくるが、子どもの教育上良くないので、やめたほうがいいと思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 番組内容が「いじめにつながる」との意見が多数寄せられているが、本当にいじめにつながるのか。最近の未成年者はテレビだけが全てで、テレビだけから全ての情報を得ていると思っているのか。小学校高学年にもなれば物事の分別はできると思う。わかっている子なら、テレビでやっていたからと言い訳をしても、実際に傷害事件は起こさない。「子どもが孫が・・・」と、それを盾にしないでほしい。

【委員会に関する意見】

  • 『幸せの時間』の性的表現に関して苦情が多いという話を聞いた。確かに過激ではあるが、一方でこれを取り除いてしまってはドラマの面白みの一端を削ぐと思う。視聴者は、必ずしもあの映像を見て性的興奮をしているわけではないし、昼の時間は子どもが見る可能性も低い。一方で、ドラマの開始時や新聞予告に性的な表現に関する注意や、そういった表現もあることを暗に読み取れる表現をしていたから良いのではないか。

  • 『幸せの時間』は多くの批判が寄せられているが、本編の放送以外の宣伝でも、どぎつい場面をつなげて編集していた。目を覆いたくなるような宣伝だった。子どもが学校から帰宅している時間帯などにも、頻繁にこの宣伝が流れていた。ドラマ本編はもちろん、ドラマの宣伝についても節度を求めてほしい。