視聴者からのご意見

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2012年6月

2012年6月に視聴者から寄せられた意見

地下鉄サリン事件以来、17年間にわたって逃亡を続けていた最後のオウム指名手配犯2名が、相次いで逮捕された。大阪心斎橋では白昼通り魔殺人事件が発生、2人が殺された。報道に関連して、防犯カメラや市民提供の映像の扱いについて疑問や意見が寄せられた。

2012年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,573件で、先月と比較して202件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話24%、FAX2%、手紙ほか2%。 男女別は男性69%、女性27%、不明4%で、世代別では30歳代31%、40歳代28%、20歳代18%、50歳代14%、60歳以上6%、10歳代3%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は676件【44局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、33件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は1,573件と先月より202件減った。
地下鉄サリン事件以来、17年間にわたって逃亡を続けていた最後のオウム指名手配犯2名が、相次いで逮捕された。大阪心斎橋では白昼通り魔殺人事件が発生、2人が殺された。報道に関連して、防犯カメラや市民提供の映像の扱いについて疑問や意見が寄せられた。国会では消費税増税法案が衆議院を通過、採決に反対した小沢一郎氏らは民主党を離党した。政局本位の報道という批判も多かった。
バラエティー番組について厳しい意見が多かった。バラエティーならなんでも許されるのか。せっかくの料理を食べずに、洋服のポケットやカバンに隠したりしていた。「食べ物を粗末にして、どう笑えというのか、稚拙で笑えない」。出演者全員で、酒の飲み比べをするというのも芸がない。「自由な発想、表現ではなく、単に常識やモラルに欠けているだけだ」などの意見があった。
先月来、視聴者の興味を煽り、むやみに期待させた上で、”登場”させずに裏切るという制作手法が、過剰な演出として問題となったが、今回も”このあと・・・””CMのあと・・・”と字幕を提示しながら、結局来週の話だったりする引っぱり手法に対し、「視聴者を馬鹿にした詐欺的方法だ」と厳しい批判があった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は133件で、前月より9件増加した。
今月は、表現・演出に関する意見が33件、次いで低俗・モラルに反する意見が21件、視聴者意見への反論・同意が11件、編成に関する意見と言葉に関する意見がそれぞれ5件と続いた。
表現・演出に関する意見では、アイドルグループのメンバーに生放送で騒動の内容を尋ねたことへの意見や、食べ物の扱い方について配慮を求める意見が複数あった。
また、言葉遣いに関する意見や、子役の出演について番組内容との適性を考慮してほしいとの意見も寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 消費税増税問題が報道されているが、政局の行方に関する論評ばかりだ。確かに面白いことだろうが、消費税増税の必要性や課税方法、内容などについても含めて報道しないと今の状況ではおかしいのではないか。どのテレビ番組も新聞各紙の取材記事を元にアレンジしながら、面白可笑しくしているとしか思えない。
  • 情報番組にコメンテーターとして出演する人物に、芸能人や芸人を多用して、政治などについて意見を言わせる意味がわからない。テレビ局の意向に沿ったことしか言わない芸能人の意見を、まるで”世論”であるかのように放送している。いつも反対意見の人はおらず、公平な放送とは思えない。せめて、専門的知識のある人を出すべきだ。なぜ浮気を自慢するような芸人に事件や事故、政治について語らせるのか。
  • オウム手配犯の取材で、川崎駅の防犯カメラなどを放送していたが、タクシーの防犯システムのスイッチの位置を放送したことはいかがなものか。タクシートラブルが多い中、防犯システムの存在を知られたくないタクシー会社もあると思う。これでは犯人が車載カメラのついていない車を選んで乗るのではないか。逃走手段をアドバイスしているように感じた。
  • 先日逮捕された菊地直子容疑者の潜伏先周辺からリポートしていた。同容疑者の地元での日常生活について、焼き鳥店の店員が取材に応じていた。リポーターは「菊地容疑者は何を食べていたか?」という質問に続き「タレ?それとも塩で?」と尋ねた。この状況で聞くようなことだろうか。菊地容疑者は殺人カルト教団の広告塔であり、サリン製造にも関わった特別指名手配犯だ。潜伏生活の様子を伝えるのはよいが、「焼き鳥の味付け」を聞いて何になるというのか。いくら何でもふざけており、真剣味に欠ける。
  • AKB48の総選挙は、ファンだけが興味あるものだと思う。彼女たちのための番組をわざわざ特番で生中継する意味がわからない。日本代表のサッカーなど国民全体で興味のあるものならわかるが、若者だけしかほとんど興味のないものを、あたかも「国民の関心事」であるかのように放送するのはおかしい。ニュースで舞台裏を報道したり、特番直前SPなどを放送したりして1日中AKBになっている。
  • 生活保護の話題で、受給そのものが悪いというような報道が多い。私の近所には生活保護受給者が数人いるが、皆それぞれ必要があって受給している。その人達が最近のテレビで受給者が批判されているのを見て、「自分は生活保護が打ち切られるのではないか」と不安がっている。弱い立場の人達をいたずらに不安に陥れることに憤りを感じる。朝の情報番組で「隣人が不正受給しているようだ。行政に報告したいが匿名でも可能か?」という視聴者からの質問を紹介していた。それに対し「匿名でも大丈夫です」という答えだった。番組を挙げて「告げ口」を奨励しているようで、不快極まりない。
  • お笑い芸人の母親らの生活保護不正受給だが、お金を返し、テレビで謝罪すれば許されるというものではない。今回発覚しなかったなら、そのまま受給させ続けていただろう。生活保護そのものに対する信頼を大きく損なった張本人であるから、テレビに出すべきではない。
  • 昔なら常識的なラインがあったと思うが、最近のテレビはそれさえない。お笑い芸人生活保護不正受給の問題で「どうしてこれが問題なのか」という意見を、出演者ほぼ全員がしていた。吉本が株主の制作会社の番組らしいが、公共のテレビで流して良いのだろうか。今回の問題は、それが法的にどうとかいう問題とは違う。有名人のあまりのモラルの低さにあきれた。
  • 「学校の節電対策が難しい」という話の流れの中で、女子高生が学校のトイレで携帯電話を充電するという話をしていた。節電とは何の関係もないばかりか、電気の受給契約者以外の者が、契約者に無断で電気を使用することは窃盗行為に当たる。もしその映像を学校側が確認すれば、彼女たちが学校から何らかの処分を受ける可能性は十分にある。盗電行為の模倣を誘発する結果にもつながる。視聴者に対する配慮、取材対象に対する配慮、社会に対する配慮のいずれをも欠いた放送だ。

【番組全般・その他】

  • 最近のテレビを見ているとあまりにも常識のない番組が多く、テレビ業界への不信感を持つ。どのテレビ局にも倫理観など存在しないようだ。芸能人が反社会的なことをしても、罪を犯しても、テレビ局は弁護士まで連れて来て正当化する。一般社会だとそのような言い訳は通用しない。あまりにも視聴者とかけ離れた感覚ではないか。
  • “ネコババ王決定戦”は、相手にばれないうちに物や食べ物を盗むという企画だった。盗むということ自体がよくないのに、店で注文した食べ物を服やかばんの中に入れて隠す。後でスタッフが食べられる状態でもなく、ただ食べ物を粗末にしているだけだ。店は汚すし、せっかくの食べ物は食べずにグチャグチャにされて本当に失礼なことだ。不愉快でチャンネルを替えた。なぜあれで笑えるのか。
  • 自分の目を疑った。出された食事を洋服のフードの中に詰め込んだり、カバンの中に流し込んだりしていた。子を持つ芸人までもが食べ物を粗末に扱うなんて、親としての神経を疑う。公共の電波で放送して良い内容かどうか、よく考えてほしい。
  • 酒を飲んで酔っ払った芸人がトークをしている。酒を飲んで仕事するなんてあり得ない。バラエティーならなんでも許されるのか。番組最後に、芸人が酔っ払って全裸になり、女性芸人もいる中、前転などして騒いでいた。モザイクがあれば何をやってもいいのか。裸になってしか笑わせることができないような番組はやめてほしい。
  • 楽しく見た。新聞によると、暴飲の助長につながると、視聴者や団体から抗議が殺到しているそうだ。ちょっと古臭い発想だが、メンバー同士がお酒を飲んで本音を話す企画はよかったと思う。新メンバーが涙を流し、酔いに任せて本音を吐露するシーンもよかった。規制してばかりでは、テレビがつまらなくなる。
  • 「芸人が芸人に強制的に高価な商品を買わせる」というコーナーがあるが、そのような無駄遣いをして何になるのだろう。特に、震災で何もかも失った人達がその企画を見たら一体どう感じるだろうか。ちなみに、以前そのコーナーで高価な時計を買った芸人が、母親に生活保護を受けさせていたことが分かり批判された。テレビは、倫理というものを失っているのではないか。
  • 海外を体当たりで体験しようという主旨の番組が多い。内向きになりがちな日本人の目を海外に向けるという点では良いことだと思うが、いくつか気になることがある。お笑い芸人などが内輪のノリをそのまま海外に持っていくことで、現地の人が当惑している。時には笑いをとろうと必死になるあまり、かなり失礼なことをしているケースも見られる。「旅行者一人一人が外交官」という言葉があるが、外国での一人の行動が、他の日本人にも多大な迷惑を及ぼす。よく考えて行動してほしい。
  • 「ワイプ」の小窓が邪魔だ。今のテレビ界の主流なのかもしれないが視聴者にとってはストレスだ。だから「リモコンdボタン」で「ワイプ選択消去システム」を作ってくれとテレビ局に問い合わせているが、一向に動いてくれない。タレントの顔色なんて見たくない。リアクション取ろうと無駄にうるさいし、みんな映りたくて前に出ようと必死に喋っている。見ている側には不愉快でしかない。消せるように「選択制」にしてほしい。
  • 最近のテレビ番組は開始時間も終了時間もまちまちで中途半端なものが多いため、録画する際に不便だ。たとえば番組Aの終了が19時57分、他局の番組Bの開始が19時56分であると、一部重なってしまい、最初の番組が終わるまで後の番組は録画できない。こうした番組同士の重なりは特にゴールデンタイムに多い。視聴率を効果的に稼ぐための手段なのかも知れないが、視聴者の都合も考え、各局が足並みを揃えて番組の開始と終了の時間は合わせるようにしてほしい。
  • デジタル放送になり間もなく1年になる。地震、気象情報やニュース速報等、未だにテロップが流れるが、必要か?番組参加などでdボタン利用などが多くなっている現在、アナログ当時のテロップは不必要ではないか。dボタンで詳細が分かるし、速報として流しても、発生後であれば発生地区の人がテレビで確認出来ないのが実情ではないか。

【ラジオ】

  • 生放送の10時からの聴取者参加型クイズコーナーで、リスナーが「工事現場のクレーンを操縦中」と話し、片手で携帯電話をつなぎ会話していた。「ベテランだからクレーン操縦中であっても電話できる」と豪語し、「現在24メートルの高さまで物を吊り上げ中」とまで話している。電話をやめるなり作業を中断させるなりするのが番組進行者の役目だと思うが、パーソナリティーの発した言葉は「片手間で余裕ですね」だった。たとえ目に見えない相手の言動でも、真偽のほどがわからないのに危険を放置するような言動は相応しくないのではないか。
  • 番組中に下ネタを言ったり、大声で叫んだり、不適切な内容が多い。公共の電波で放送を行うのだから考えて貰いたい。リスナーからの下ネタ投稿を、番組内で放送する。最低なラジオ番組だ。我々、サラリーマンは不祥事を起こすと処分される。彼らにも一度ペナルティーを与えるべきではないか。このまま放置すると日本社会がバカになる。
  • 夕方のラジオ番組だが、下ネタが多い。この日はリスナーの悩み相談で、題材は「セックスレス」だった。いくら性にオープンになった今の世でも、時間帯に節度があっても良いのではないか。会社でFMがBGMになっている場合もある。不愉快な番組だ。

【CM】

  • 問題になった「ぷっちょ」の続編が放送された。CMの最初の部分は前回の実写のままで、後半は粘土でアニメ化したメンバーに差し替えている。これは批判を無視し、馬鹿にした態度だ。視聴者をどういう流れでどの程度にすれば丸め込めるかというものだ。内容はなにも変わっておらず、卑猥で不衛生であり不快である。とても商品を買う気にはならない。
  • 多くの番組で、「このあとすぐ登場」といってCMに入り、CM明けはただの次週の予告で、実際に登場するのは次週であるといった手口が多発している。これは視聴者を欺く行為であり、許されるものではない。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 最近、週刊誌で過去の恋愛報道が出たアイドルグループのメンバーに、「本音を聞く為」と称して”ドッキリ企画”を仕掛けていた。週刊誌で叩かれ、バッシングされ、傷ついているであろう19歳の女の子に、ここまでする必要があるのか。明らかに公開イジメではないか。彼女の特別なファンではないが、非常に腹が立った。今後、視聴率稼ぎのこうした企画はやめるべきだ。
  • 映画番組で、3月から有名な子役がナビゲーターを担当しているが、彼はまだ10歳だ。映画には大人向けの内容の映画もあるのに、10歳の子役からその映画を勧められるということはどうも納得できない。この番組は楽しみにしている番組の一つだ。それなのに、子役のナビゲーターが気になってしまい、気分を損ねてしまう。子ども向けの映画のみのナビゲーターなら、まだ納得もする。
  • 色々な店を紹介する際、芸人が店の人には内緒で店の中を物色し、商品をつまみ食いすることがよくある。大人には演出だと理解できるが、純粋な青少年にはわかりにくい。テレビの影響力を考え、こうした行為は放送するべきではない。

【低俗・モラルに反する意見】

  • 20時台の子どもも楽しめる番組であるのに、最後に男性芸人たちが風俗の話をしていたのが不快だった。「××あたりの店に行った」とか「××マッサージ云々」などと平気で話すのにはあきれた。せっかくの良い番組が台無しだ。子どもが見ているということを忘れないでほしい。

【食べ物に関する意見】

  • 料理ができない若いタレントに、料理ができる人が目隠しして指示をだし、料理を作る番組だった。あからさまに食材を無駄に使って、遊んでいる様を面白おかしく放送していた。子どもが食べ物を投げたりして、食べ物を粗末にする、教育上よくないものだと思う。子供が目にする時間帯に放送していいのか。

【編成に関する意見】

  • 日曜日の朝、子どもが楽しみにしている番組があるが、この日は海外のゴルフ大会を放送していた。致し方ないが、もう少し子どもに配慮したプログラムを組めないものか。土曜日と日曜日の午前中の他局(BSも) の番組編成も、政治の話や通販番組などばかりで、家族で楽しむ番組がないように感じる。

【言葉に関する意見】

  • 最近の子どもたちは、かわいそうだ。民放での子ども向け番組が少ない。関東では民放での朝の子ども向け番組はテレビ東京だけ。でも、他の地方ではEテレだけで、他は全てニュース。もし、自分が今の時代の子どもだったら、間違いなく朝はテレビを見なくなる。それどころか、大人向けの番組ばかりで見たい番組がない。テレビは目先の視聴率競争ばかり。各局で、子ども向け番組の放送をしてほしい。

【その他】

  • 最近BS放送をよく見ているが、民放局でも自然環境や世界の国々のドキュメンタリーを放送するなど、質の高い番組が多い。まさに子どもにとって、うってつけの番組をやっている。子どものいる前では、BS放送にチャンネルを合わせるよう薦めたい。