視聴者からのご意見

2024年2月に視聴者から寄せられた意見

2024年2月に視聴者から寄せられた意見

ドラマ原作者が急死した件の調査は第三者機関が行うべき、裏金のことを自民党の発表通り「還付金」と報道するのはよくない、などの意見が寄せられました。

2月にBPOに寄せられた意見数は2,308 件で先月から 102 件減少しました。
意見のアクセス方法は、ウェブ 88.8% 電話 9.9% 郵便・FAX計 1.3%
男女別(任意回答)は、男性37.1% 女性25.7 % で、世代別では40歳代 29.7% 50歳代 21.5% 30歳代 21.1% 20歳代 11.7% 60歳代 7.6% 70歳以上 3.0% 10歳代 1.2%

視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、2月の送付件数は1,186件、43事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から12件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

テレビドラマの原作者が急死した件の調査は第三者機関が行うべき、ニュースで裏金のことを自民党の発表通り「還付金」と表現するのはよくない、などの意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は19件、CMについては14件でした。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は103件で、前月から26件増加しました。
今月は「表現・演出」が40件と最も多く、次いで「要望・提言」が25件、「いじめ・虐待」が10件と続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • 4歳児が薬物中毒で死亡した事件のニュースで、薬剤の名前、致死量、錠剤の場合の個数などを医師が詳細に説明していた。服用中の患者などに自殺の方法を教えることにならないだろうか。

  • ニュースで自民党議員による裏金・キックバックのことを、自民党の発表どおり「還付金」と表現している。自民党側の言い分だけを垂れ流すべきではない。

  • タレントが性的行為を強要した疑惑について、コメンテーターが「(相手が)怖い思いをしたと言っているんだったらシンプルに謝ればいいのではないか」などとコメントしたが、これから裁判で争う内容であって現段階では真偽は不明ではないのか。

  • 火災のニュースで私の父親の名前が「行方不明者」として報じられた。テレビ局に対して実名を伏せるよう要請したところ「報道には火災の被害を防ぐ啓蒙の意味合いも込めている」との回答だったが、家族感情を超越するほどの理由なのだろうか。

  • 多くの男性が締め込み姿で参加する伝統的な祭を生中継した際、スタジオの出演者が「ポロリの可能性ありますね」などと祭りを茶化すような発言をしていた。祭りの関係者や地元の人々を貶めているように感じた。

  • ニュース番組で人が亡くなっている事件の冒頭部分を伝え、「何があったのか」と内容を伏せることでCMを見せるやり方は不謹慎だと思う。

【教養・バラエティー】

  • トークバラエティーの「イライラする時間」ランキングで、出演タレントが調剤薬局で薬剤師に話しかけられる時間を挙げ、「薬剤師に症状を説明しても薬は変わらない」「医師への憧れがあるのではないか」などと発言して笑っていた。患者とのコミュニケーションは薬剤師の重要な業務。放送による影響を考えてほしい。

  • 「小6図工時間いたずら」と題し、ゲームで負けたタレントの親指と人差し指を瞬間接着剤で接着していた。相撲界の暴力問題で「暴行内容」に挙げられている行為だ。夕方、子どもと見たが、悪質な行為でまったく笑えないし、子どもの視聴への配慮も感じられなかった。

  • いわゆる「レアハンバーグ」を出す店を紹介し、赤い部分が残っている状態で食するシーンを放送していた。(病原体は主に肉の表面に付着していて、ひき肉にすると全体にまぶされるため)厚労省も「ひき肉を使った製品は中心部までの加熱が必要です」と呼びかけている。肉の生食を取り上げる場合は注意してほしい。

  • 男性に水に溶ける水着を着せ、性器を露出させて笑いものにする、あるいは男性が大浴場に入浴中にロッカーを改造して開かなくし、全裸のまま動揺する様子を笑うなどの企画。学校では男女を問わず「プライベートゾーンを大切にする」と教育しているのに、テレビは男性を差別している。

  • タレントが自然の中で調理する企画。「山」としか明らかにされていないが、クマの生息が確認されていないエリアなのか説明してほしい。クマがおびき寄せられ、人里に降りてくる原因になったりしないのか。

  • 番組プレゼントの応募方法が、番組指定のキーワード「#(タレント名)干そう」をSNSで拡散するというもので、結果、特定の個人を排除するような言葉がトレンドワードになった。番組の関係者や視聴者以外のSNS利用者から見れば中傷だと思う。

  • 20トンクラスのパワーショベルを用いてワイングラスを積み重ねるという企画で、挑戦するタレントの「特別教育修了証」が紹介されたが、この資格で操縦できるのは3トン未満の機械。誤解が生じるおそれがある。

  • 私たちのイベントの開催間近にテレビ局から生中継したいと要請があった。イベントスタッフの担務など多方面の調整をして対応したが、直前に中止すると連絡があり、放送を見たら別のイベントを生中継していた。

  • 出演者が路線バスで温泉に向かう道中を撮影している車両に偶然乗り合わせた。機材が私の荷物に倒れかかったり、ケーブルが乗客の頭に引っ掛かったりしたが、スタッフからは謝罪がなくマナーが悪いと感じた。

  • 番組の最後の10分間を出演者への予告なしに生放送に切り替え、出演者が自宅に隠された100万円を探す固定カメラの映像を放送。斬新だし、生放送の特性を活かしていてすごいと思った。

  • 「吃音も個性としてがんばりたい」という芸人の思いと「差別を助長する」と危惧する吃音協会の危惧のいずれも否定せず、バラエティーとして笑いもあるすばらしい番組だったが、「お笑いはハンディも武器にできる素晴らしい職業だ」という出演者の意見を多くの人に理解してもらうのは難しいのではないか。

  • 男性として生まれ、現在の自己紹介は「性別はない」。モデルやタレントとして活躍するこの人物をドキュメンタリーで取り上げていた。ジェンダーレスについて差別やヘイトがある中、いい番組だったと思う。

  • 出演者たちが「BPO “ハゲ漫才”について議論」というニュースを受けて議論していた。プロ芸人は自身の身体的特徴を武器に闘っている。「当事者が傷つく」という指摘は的外れではないのか。

  • テレビでいわゆる「ハゲネタ」を見るたびに、嫌な気分になる。番組制作者にはさまざま理由で薄毛になった人がいることを知ってほしい。

  • 私は現在、薄毛の進行にコンプレックスを感じ治療中だが、いわゆる「ハゲ」を「触れてはいけないこと」とされると窮屈に感じると思う。「笑い」を生み出すために「ハゲ」を活用していることは自分のふるまい方の参考にもできると考えている。

【ドラマ】

  • フラット35は投資目的での利用が禁じられているが、不正に利益を得る方法をドラマ内で「裏技」としてかなり詳細に説明していた。まねをする人が出てくるのではないか。

【その他】

  • ドラマの原作者である漫画家が急死した件は、原作者に対する権利侵害やドラマ化による過剰な負担がなかったのかなど、第三者の目で検証してほしい。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組の400m競走のコーナーで、負けて脱落した芸人が別の芸人に向かって、短距離走用のスパイクシューズの突起がある側を押し付けた。けがをさせるし、それだけでは済まない。子どもがやっていいことだと誤解する。

  • バラエティー番組の罰ゲームとして、出演者の手の指を瞬間接着剤で接着するのを放送した。いたずらの域を超えて暴行だ。青少年による同様の行為を助長するおそれがある。

【「要望・提言」】

  • 情報番組で結婚を話題にするとき、女性出演者が男性側に厳しい条件を付けることがよくある。今の若者は繊細だから「俺には結婚は無理」となる。テレビ出演者らは、若者、とくに男性の夢を壊さないように気を付けるべきだ。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で、芸人8人に「鼻フック」をかけて500mlのペットボトルの負荷に何本まで耐えられるかを競わせた。苦悶の表情を見せる芸人たちを見て笑っている司会の芸人らが、いじめをしているようで不快だった。

【「言葉」に関する意見】

  • バラエティー番組で、頭髪の薄い芸人を茶化して「ハゲ」と何度も言う場面があった。子どもが脱毛症で悩んでいて、親子で傷ついた。小学生もよく見る番組で、容姿をおとしめるハゲという言葉はやめてほしかった。