視聴者からのご意見

2023年12月に視聴者から寄せられた意見

2023年12月に視聴者から寄せられた意見

音楽番組で特定の出演者だけ紹介時間が短く残念、政党支持率が拮抗している2党のうち1党しか表示しないのは公平ではない、などの意見が寄せられました。

2023年12月にBPOに寄せられた意見数は1,834 件で先月から 668 件減少しました。
意見のアクセス方法の割合は、メール 90.2% 電話 8.7% 郵便・FAX計 1.1%
男女別(任意回答)は、男性32.6% 女性23.8 % で、世代別では 50歳代 26% 
40歳代 25% 30歳代 21% 20歳代 10% 60歳代 10% 70歳以上 3% 10歳代 2%

視聴者の意見や苦情のうち、特定の番組や放送事業者に対するものは各事業者に送付、12月の送付件数は824件、50事業者でした。
また、それ以外の放送全般への意見の中から13件を選び、その抜粋をNHKと日本民間放送連盟の全ての会員社に送りました。

意見概要

番組全般にわたる意見

音楽番組で特定の出演者だけ紹介時間が短くがっかりした、政党支持率の表で拮抗している2党のうち1党しか表示しないのは公平ではない、などの意見が寄せられました。
ラジオに関する意見は31件、CMについては12件でした。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は74件で、前月から28件減少しました。
今月は「表現・演出」が32件と最も多く、次いで「要望・提言」が30件、「報道・情報」が4件と続きました。

意見抜粋

番組全般

【報道・情報】

  • アニメ制作に生成AIを活用する企業をニュースで紹介していたが、画像を無断で使用されたイラストレーターたちの訴訟など、生成AIの負の側面をまったく報じなかったのは不適切ではないか。

  • テレビの放送内容がネット上にデジタルタトゥーとして残ってしまう時代。誤報は訂正しても取り返しがつかない。また、微罪の容疑者の顔写真や実名を報道すると、社会的に受ける罰はかつてより大きいと思うし、逮捕後に不起訴となり匿名報道に切り替わっても検索したら以前報道された内容がすぐに出てくる。報道の仕方を考えるべきではないか。

  • ニュースで政党支持率を伝えていたが、一覧表に示されたのは「国民民主党 2.1%」までで「れいわ新選組 2.0%」は省略されていた。ウェブサイトでは各政党の支持率が掲載されている。テレビで省略するのは不公平ではないのか。

【教養・バラエティー】

  • タレントが大量の「激辛」料理の完食にチャレンジする企画。辛みの取り過ぎは消化器官にダメージを与えるリスクがあることを説明すべきではないか。

  • DIYのコーナーで、高速で刃物が動く切断工具をタレントが保護メガネなしで扱っていた。ケガをしたらどうするのか。出演者の安全対策が徹底されないのは不安。

  • 「がん治療の新しい選択肢」という特集で、水素治療、温熱療法、抗がん剤の低用量使用といった内容が、標準治療ではない旨の説明もないまま紹介されていた。わらにもすがる思いの患者もいる。この番組を見て標準治療へのアクセスを失ったりしないか心配だ。

  • アメ横特集で飲食店などが店の前の歩道部分にまでテーブルを出して営業していた。違法ではないのだろうか。報道機関でもあるテレビがそうした店にランキングをつけて好意的に紹介することに疑問を覚える。

  • 原始人のような衣装で町を歩いている一般の人にインタビュー取材。その人物は問いかけには一切応じず無言で去って行った。本人の了承を得ているようには見えなかったが放送していいのか。

  • 「100万円払えば人気バラエティー番組に出演できる」と無名のタレントをだます企画。番組中で「この企画は注意喚起になる」という趣旨のコメントがあったが、(人の弱みにつけ込む)模倣犯を誘発しかねず危険だと思う。

  • お年寄りを解答者にしたクイズ番組で彼らの意味不明な解答を笑いにしている。同じ世代として見るに堪えない。

  • 生活情報番組の年末大掃除特集で「達人」が水回りの掃除方法を説明していたが、ある洗剤の効果を実演で見せた直後、番組自体がその商品の通販番組に切り替わった。情報番組として見ていたのにだまされたと感じた。

  • 近く公開される米大手アニメ制作会社の新作の日本語版で主役の声を担当するタレントが、アメリカのスタジオを訪問し取材。随所で新作の内容や音楽が紹介されるなど、広告としての目的・機能が強いと感じた。公共放送としてよくないと思う。

  • ある男性アイドルグループが音楽番組に「出演」すると予告があったが、実際の放送は1分足らずだった上、前半部分には司会者たちのトークがかぶっていた。ほかの出演者たちのパフォーマンスはきちんと放送されていたのに意味が分からない。楽しみにしていたのに裏切られたと感じた。

  • 番組名に「国民1万人が投票」とあるが、「アンケート調査」はいつ、どのような方法でしたのか、番組内や番組サイトでは説明がない。「人気」と紹介された各商品の得票数なども不明。本当に「1万人が投票」したのか。

  • 「文明が開けていない」という意味を持つ「未開」という言葉を番組名に使っていて、番組で取り上げる国や土地が野蛮であるかのような印象を受ける。世界中の人たちへの敬意が伝わるような言葉選びをしてほしい。

  • 番組のクリスマスプレゼントの応募方法が「各プレゼントに割り当てられた番号に電話をかける」「当選者には後日スタッフから連絡」というものだった。私には聴覚障がいがあり、電話以外の応募方法を探したが見当たらなかった。障害者差別解消法の趣旨を尊重してほしい。

  • 過去の放送回について「誤った内容を特定の研究者の見解として放送してしまった」という「お詫び」があったが、放送された内容は研究者の見解とはまったく異なっている。「誤った理解」がどのような経緯で発生したのか、なぜそのまま放送に至ってしまったのかを説明してほしい。

【ラジオ】

  • 「軽自動車の購入を考えてみたい」という投稿に対してパーソナリティが「(燃料が)軽油なのでおサイフに優しい」とコメントしていた。ガソリンエンジンの車に軽油を入れると正常に動かなくなる。危険。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、出演者が男性芸人の遺影のような写真を使ってネタを出しながら歌を歌っていた。かつて問題になった「葬式ごっこ」を連想させるもので不快。子どもが見たら真似しかねないだろう。

  • 勝ち抜きの漫才番組で、あるコンビが頭髪が薄かったりなくなったりしたことを貶めるようなネタで笑いを取っていた。生まれつきや本人の体質上仕方のないことで笑いを取るのをよしとするのは道徳上、非常に問題がある。

【「要望・提言」】

  • 長時間の音楽番組に若手アイドルグループが出演すると事前告知されていたが、番組内では1分程度の枠で本人たちが映ったのは30秒程度。番組がアーティストと音楽を大切にしていないことに驚いた。これでは子どもたちのテレビ離れは止められないだろう。

  • バラエティー番組で「愛する母校の自慢集め」との企画。いくつかの学校の生徒が自転車通学時にノーヘルだった。2023年4月から自転車乗車時にはヘルメット着用が努力義務になった。番組のロケ収録が4月以降なら、生徒たちに着用を促すべきだったと思う。

【「報道・情報」に関する意見】

  • トーク・バラエティー番組で、ある歌劇団の団員が自殺した問題をめぐる団員ヒアリングについて、出演者が「(対象者が)60人以上いて誰もうそをつかないわけがない。私ならうそをつく」と発言したが、いかがなものか。影響力のある出演者が言うことでも、テレビで放送していいわけではない。