BPO_20周年記念誌
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089BPOの20年 そして放送のこれから放送そしてBPO 14のメッセージ番組について」、「最近見たドラマについて」、「最近聴いたラジオ番組について」といったテーマを設定しており、夏休みには「終戦関連番組(ドラマ・ドキュメンタリーなど)」について書いてもらうのが恒例になっています。その一方、自由記述欄も設けていますので、日ごろ接している番組やCMに対する率直な意見や感想に触れることができます。さらにレポートでは、BPOのウェブサイトで公開している「テレビ局が薦める『青少年へのおすすめ番組』」の感想も記入してもらっています。毎月の委員会では相当の時間をかけて、すべてのレポートに対して委員が所感を述べることにしており、それを踏まえた意見交換に発展することもあります。委員会の終了後、各委員が分担して、モニターひとりひとりに〝おたより〟を書いています。中高生モニターの意見は、放送局にも参考資料として送られています。また、モニターのみなさんとお会いして意見交換をおこなう「モニター会議」を開いていますが、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、2020年度以降はオンライン開催が続いています。近い将来、再びモニターのみなさんと直接お会いする機会が訪れることを心待ちにしています。放送局における青少年モニター制度の実績青少年委員会の中高生モニター制度は、2006年に「中学生モニター」として始まり、2010年度から高校生が加わって現在に至っています。もっとも、「中高生モニター」や「青少年モニター」といった試みは、BPOの設立に先立って、2000年前後からいくつかの放送局で始まっていました。

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