BPO_20周年記念誌
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079BPOの20年 そして放送のこれから放送そしてBPO 14のメッセージふと気づけば、誰もが24時間体制で情報のシャワーに首までつかっている時代であります。わずかなスキも見逃さず自ら情報の中にダイブしまくる人々。歩いていても食事をしていてもデートしていてもスマホをチェックせずにいられないほど、我らは情報に飢えているらしい。で、そんな時代に私、ラジオと新聞が情報源という、昭和初期みたいな人になっておりまして。もちろん、こんな暮らしをずっとしてきたわけではない。50歳になるまでは新聞記者をしてきて情報を発信する側だったこともあり、日々新聞各紙をチェックするのはもちろん、テレビや雑誌やネットで話題の本や映画、売れてる芸能人やお笑いタレント、流行のファッションや食べ物など、世の一通りのことはマイ・ラジオ・ライフ元新聞記者稲垣 えみ子(いながき えみこ)1965年生まれ。朝日新聞社で大阪社会部などを経て論説委員、編集委員。東日本大震災後に始めた超節電生活を綴ったアフロヘアーの写真入りコラムが話題となり「報道ステーション」「情熱大陸」などのテレビ番組に出演。50歳で早期退職し、都内の古いワンルームマンションで夫なし、子なし、冷蔵庫なしの超シンプル生活を送る。最新刊は「家事か地獄か」(マガジンハウス)。

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