BPO_20周年記念誌
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212違ったことをやっちゃいけないという点では、意味があると同時に一緒に走っていくという、そういう在り方を改めて考えるきっかけになったんじゃないかなと思います。BPO青少年委員会委員長 榊原洋一 池上さんはじめご登壇のみなさん、会場・オンライン参加の皆さん、3時間半という長い時間、お疲れさまでした。本日のセッションを、よい放送を作るための糧として有効に活用していただければ嬉しく思います。本日のテーマの一つに、SNSとの向き合い方というものがありました。BPOに寄せられる視聴者からの意見は、批判的な、強い口調のものが多いのですが、この点でSNS上の意見とある種似たところがあるのかなと感じました。寄せられる批判的な意見の後ろにはサイレントマジョリティーがいて番組を支持してくれている、そういった声もあるわけです。そのあたりについては委員会も考えながら日々活動しています。しかしマジョリティーが認めていることならなんでもOKかというと、たぶん違うのではないか。その点を瀬地山先生が一言、短い言葉でしたが断言してくださって、多数決がすべてではないと改めて確信した次第です。マジョリティーとマイノリティーの間でよりよい放送を作るためにはどう

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