BPO_20周年記念誌
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123BPOの20年 そして放送のこれから放送そしてBPO 14のメッセージ3.広告収入の減少を補っていくには、ネット配信事業や地域事業を頑張るしかない。放送番組のリーチ力や局の信頼を生かし、収益全体の2~3割位に伸ばしていきたい。4.ただ、配信や地域事業の収益化は簡単には進まない。既存の広告ビジネスのような売上にもならない。どこまで経営資源を投下すべきか、利益が出るまでどこまで待つか。5.〝入りを増やす〟だけでなく、〝出を減らす〟(コスト削減や合理化)ことも重要。インフラ部分はNHKを含む業界をあげて早期に進めたい。それ以外にも地域連携でできることを模索中。6.中長期的には、ローカル局を全局維持できるとは考えにくい。ただ、広域化や経営統合等の業界再編はいつ、どのように起きるのか、ローカル局がその議論に主体的に関われるのか等については全く見えない状態にある。7.そんな中、いま個社で取り組めることは、これまでの自局の歩みと強みを生かし、地域で必要とされる存在であり続けるには何をすべきか、具体的に考えて実行に移すこと。そうすれば、仮に業態や経営の形は変わっても、地域で生きる道は見えてくるはずだ。多様性を増すローカル局自局の歩みと強みを生かして地域で必要とされる存在であり続けるには何をすべきか。いまローカル局は、この問いにどう向き合っているのだろうか。テレビ放送におけるローカル局の主舞台は、なんといっても平日夕方のニュース・情報番組である。民

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