BPO_20周年記念誌
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121BPOの20年 そして放送のこれから放送そしてBPO 14のメッセージ2023年 ローカル局の現在地2023年11月1日、196の放送事業者(うち地上基幹放送事業者は195)に再免許が交付された。今後5年間、事業者は国民の共有財産である電波を利用して放送サービスを行うことになる。今回は、既存事業者全てが再免許を希望し、その全てに交付されたが、5年後の2028年、10年後の2033年には、果たして放送サービスは、そして放送事業者はどのような姿になっているのだろうか。視聴者と広告主という二面市場を持つ無料広告ビジネスを生業とする民放において、最も未来像を描きローカル局の未来像NHK放送文化研究所 メディア研究部研究主幹村上 圭子(むらかみ けいこ)1992年NHK入局。報道局でディレクターとして『NHKスペシャル』『クローズアップ現代』等を担当後、ラジオセンターを経て2010年から現職。通信放送融合時代のテレビ・放送の今後のあり方、災害情報から見る新たな情報環境と社会、政策意思決定プロセスや課題解決における新たな公共空間のあり方とメディアの役割について取材・研究を進めている。

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