BPO_20周年記念誌
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105BPOの20年 そして放送のこれから放送そしてBPO 14のメッセージ光市母子殺害事件とBPO2年前に東海テレビを退社し、大学の教員になった。テレビ局生活は29年。振り返れば楽しい日々だったが多くの失敗も重ねた。そして様々な局面でBPOと向き合ってきた。これらの経験から得た教訓をテレビ業界の後輩たちへ伝えたいと思い、ここに私の「反省記」を綴つづる。私とBPOの3つの物語~テレビ局を辞めて見えたもの~関西大学社会学部教授・ドキュメンタリーディレクター・元東海テレビ報道部長齊藤 潤一(さいとう じゅんいち)関西大学社会学部メディア専攻教授。1992年東海テレビに入社し記者、ドキュメンタリーディレクター、報道部長、東京編成部長。2022年3月退社。主なドキュメンタリー作品は「裁判長のお弁当」「光と影~光市母子殺害事件・弁護団の300日」「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」など。ギャラクシー賞・日本民間放送連盟賞・文化庁芸術祭賞・東京ドラマアウォードなど受賞。著書に「戸塚ヨットスクールは、いま―現代若者漂流」(岩波書店)、「名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の半世紀」(岩波書店)。

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