BPO_20周年記念誌
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100そうした中、2015年にNetflixとAmazonプライムビデオという強力な外資系動画サービスが日本市場に参入、これまで無風状態だった国内メディアへの「黒船襲来」と呼ぶ人もいた。一方、民放各局は公式動画ポータル、TVerを開始。まさに2015年こそ日本における「動画配信元年」であった。とはいえ、これらの動画サービスがすぐに日本の利用者に受け入れられた訳ではない。図4では2016年から新サービスが対象に入っているが、いずれも利用率は1%前後にとどまった。その後の各動画サービスの推移をみると、2019年の時点ではYouTubeが1強で48%、利用率が1割を超えた動画サービスは他になかった。そんな状況が動いたのは2020年、コロナ禍の巣ごもり期間だった。まずYouTu図4 利用している動画サービス(複数回答・抜粋)(%)(年)34 39 42 42 44 47 48 52 53 56 8 9 8 7 6 4 7 1 7 13 16 2 9 13 19 23 9 36 40 43 43 47 49 51 56 57 61 010203040506070802013201420152016201720182019202020212022YouTubeニコニコ動画ABEMANetixTVerAmazonプライムビデオ動画利用率※2020年以降、調査手法が変更になったため、前後で数字の単純な比較はできない。

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