放送倫理・番組向上機構[BPO]


  ■放送
   番組委員会■

放送番組委員会は
2007年5月11日をもって
解散し、新たに
放送倫理検証委員会
設立しました。

 

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   ■議事のあらまし
   ■視聴者からの意見
   ■「声明」「見解」など

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■ 番組委員会 視聴者からの意見

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◆ 番組全般

 2006年8月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(903件)の62%にあたる562件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”を指摘している。
  特に[プロボクシング中継]に関しては “日頃の選手親子の言動” “試合内容と判定結果” “試合開始までの時間(引き延ばし)の長さ” “試合を中継した局の姿勢” “選手親子を祭り上げる放送局の視聴率優先主義”などを中心に、『不適切な番組・内容』とする意見と『放送局の姿勢』批判が集中した(99件)。
 【情報ワイド番組・バラエティー・アニメ】などに関する意見は今月も多く「不適切な内容・表現と不適格な出演者」(375件)、「低俗・下品」(132件)、「モラル・倫理観の欠如」(55件)の他、個別番組や特定放送局への『捏造・やらせ』とする指摘も目についた。
 【報道・情報ワイド番組関連】では「取材・報道のあり方」に関する意見(178件)が多く、以下「放送の影響力」(76件)、「公正・公平・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(69件)、「公共的な放送のあり方」(45件)、「政治的問題」(24件)、「メディア(取材)規制」(19件)の順である。
 「報道のあり方」や「放送局の姿勢」では[首相・官房長官の靖国神社参拝関連](46件)に関し、“公人の参拝についての賛否” “A級戦犯論” “合祀の経緯” など、史実に基づいた報道や分かりやすい解説を求める意見を中心に、『偏った意見(不適格な出演者の起用)』 『中国・韓国に迎合した報道姿勢』等の指摘や、『過熱報道』 『迷惑な(神社上空の)ヘリ取材』など、取材のあり方を指摘した意見も見られた。
 【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は164件と前月(134件)と比較し増加しており、ほとんどが “電話応対の悪さ” (『聞く耳を持たない』 『言葉遣いや態度の悪さ』)を指摘する意見となっている。
 【CM関係】では前月(36件)より22件増の58件。意見としては「不適切な表現・内容」とする指摘が多い。
  なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(8件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたるのではないか」との提起や懸念等は86件で、前月(93件)より7件減少した。

◆概要

<特記事項>(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」から抜粋)

  • 政治家の靖国参拝問題について報道されているが、A級戦犯を「昭和殉難者」と称して合祀している問題や、宗教法人の靖国神社に公人が参拝する事は、“国及びその機関は宗教教育その他いかなる宗教活動もしてはならない”と憲法に定めている「政教分離」に反している。一方、日本が戦前、石油や鉄鋼を求め中華民国へ侵出しアメリカ・イギリス・オランダ等と対立していた問題を、当時のマスコミは国民に伝えなかった事実がある。真の平和を求めるためにはこの戦争が何故始まったのか史実に基づいた検証をした上で、改めて参拝問題を討論すべきである。

  • 自民党の衆議院議員が首相の靖国神社参拝について反対の立場で話していた。中国は日本の指導者の靖国参拝に反対の声明を発表し、韓国も猛反発しているが、これは靖国神社の宮司が代わった時、A級戦犯で処刑された7名を合祀した事に端を発している。しかし、このような史実に基づいた発言は一切なく、コメンテーターや司会者を含め番組全体で参拝に反対の立場での一方的な偏向報道だった。
  • 首相の8月15日靖国参拝に関して、「中韓関係を悪化させる」とメディアが騒ぎ立て過ぎる。中立の立場で報道すべき人たちが逆に煽っているようにさえ感じる。マスコミは好んで日本が近隣諸国と対立するように仕向けているのかと強く言いたい。報道全体がワイド番組化し、ニュースを聞いていても真実味がなくすべて操作しているようにしか映らない。昨今のマスコミは、あらゆる報道において国民を煽るような風潮がある。その結果、真逆の結果を生むかもしれないということを念頭においてほしい。

  • 首相の靖国参拝問題でA級戦犯の孫娘が出演しA級戦犯合祀の経緯について話した。「多数の国民の賛同と天皇も『良し』とした」と発言していた事について、局に対し「事実に反しているのではないか?もう一度精査し検証して間違いなら訂正すべきではないか?」という旨の質問をしたが、担当者は「ご意見としてお伺いし当該番組に伝える。個別にはお答えできない」という対応だった。これでは本当に検証しているのかも判らない。また、事実に反しているのであれば “首相の靖国参拝問題” どころではなく、あの放送を見た中国・韓国の人達や向こうのメディアが取り上げ、日本国民全体に対して間違った認識や憎悪感を招きかねない重大問題であると感じた。更に8月15日に、日本国民や周辺諸国民を戦火に巻き込み国家の権力者となっていた人物の肉親をゲストとしてコメントさせるという無神経さにも呆れる。

  • ボクシング世界王座決定戦の判定が不可解で八百長ではないかといった抗議が局に殺到しているようだが、ジャッジの3人を主催者側が用意し、謝礼も主催者が支払う事実を見ても、純粋なスポーツイベントでない事は明らか。暴力団幹部が堂々と招待を受け観戦に訪れるようなイベントだから、プロボクシングを中立で純粋なスポーツと見る事自体陳腐な事であると言える。むしろ問題は、単なる興行をまるで純粋なスポーツであるかのごとく事実誤認させようと企てる放送局の姿勢であり、視聴率さえ取れれば何をやってもいい、ダーティーな業界と手を組む事も厭わないといった倫理観の欠如が如実に表れていると考える。

  • 判定については八百長どうのと思いたくない。しかし、ボクサーの父親用にチャンピオンベルトを用意するとか、弟が試合後に歌うことに対し、東日本ボクシング協会の副会長で元チャンピオンが「歌を止めさせろ」という事務局への指示に「テレビ局の意向で止めさせられない」ということだったという。局に電話したら「しょうがないだろう」「見なければいいだろう」「苦情電話6万件程度はある、雑音だ」というような言葉が返ってきた。視聴率稼ぎ、つまり売り上げの増進しか考えていないのか。

  • 視聴者を馬鹿にしたボクシング中継だ。試合の内容や結果はテレビ局が関知できないので問わないが、午後7時30分に放送を開始して実際に試合が始まったのは午後8時45分頃である。「間もなくゴング!」と再三煽っておいて長々と引っ張る。この局は2003年世界陸上でも同様の放送をし、視聴者から大顰蹙を買ったのにまた同じ事をした。全く反省していない。

<取材・報道のあり方>

  • 8月6日〜9日の広島・長崎原爆の日ぐらいは、民放も平和・戦争を考える番組を放送してほしい。ワイドショーなどでは事件報道やボクシング関連の放送ばかりが目に付く。若者に「戦争」を継承するという意味からも殺人ドラマなどに代わって原爆や戦争などを扱った番組を積極的に放送してほしい。

  • 「戦争の風化」などと言う言葉が盛んに聞かれるが、それはメディアの影響ではないだろうか。以前は8月には戦争をテーマにしたドラマやアニメが多く放映されていたが、最近は皆無ではないにせよほとんど制作されなくなった。終戦記念日さえ、民放各局はバラエティー番組を躊躇なく流している。高校野球でも試合を中断して犠牲者への黙祷を捧げているのに無神経ではないだろうか。

  • 終戦記念日の15日、靖国神社に黙祷を捧げるために境内の左側で参拝した折、報道各社5〜6社のうち1局は正午の1分間の黙祷の時間に4〜5名の取材スタッフが、ガチャガチャ音を出しながら撤収作業を始めた。周りの雰囲気に気がついたスタッフの1人が、「黙祷の時間だ」と言ったが無視してそのまま撤収が行われた。殴りたい気持を抑えながら黙祷を続けたが、平成18年8月15日正午という時間を2度と取り戻す事は出来ない。報道取材に対しメディアスクラム等を含め厳しい規律を定めるべきである。

  • 首相の靖国神社参拝に関し、中韓の抗議を無視した行為だとし、「日中関係の政治的基盤を破棄する行為」「次期首相も参拝なら日韓首脳会談なし」等と、マスコミは総じて参拝に批判的なコメントを強調して報道しているが、韓国が不法占拠している「竹島」の問題や、日本が実効支配している東シナ海の尖閣諸島の領有権を、中国も主張している問題なども合わせて報道するべきだ。

  • 首都圏の “大規模停電” 取材でテレビ局や新聞社のヘリコプターが住宅地の上空を長時間飛びまわり、その騒音(対策の術もなし)と振動で葛西の住民は大規模被害を受けた。各社は停電の原因となったクレーン船による送電線損傷の現場や開園が遅れたディズニーランド、高速道路の渋滞、運行停止の京葉線などを取材していたのだと思うが、各社が入れ替わり立ち代りに3時間も騒音ヘリを飛ばす必要があったのだろうか。メディアは住民が受ける被害を充分考慮して取材に当たるべきでこの抗議を次の取材に生かしてもらいたい。

  • 高校野球の優勝報道よりも、投手のアイドル性にスポットを当てている報道が多過ぎ、真剣に高校野球を観ている身としてはとても不愉快だ。「ハンカチ王子」などとアダ名をつけるなどもっての他。生出演のインタビューで「ハンカチはお母様が買ったものと聞きましたが」「ハンカチは洗濯したんですか?」「将来はメジャーリーガー?」などと、どうでもいい質問ばかり。肝心の優勝の事にはほとんど触れないどころか、同席した主将には全く質問もしないという失礼な取材だった。彼ばかりにスポットを当てているが、野球は彼一人でプレイし、優勝したのではない事位分かっているはずではないか?球史に残る好ゲームだったのに台無しで優勝関連報道も見たくもない。今後、無理矢理ヒーローを造りあげて盛り上げるのは、若者のためにも本当に止めていただきたい。

  • 業務用シュレッダーの事故に関して、どこの放送も製造責任追及に明け暮れている。勿論、製造者にも責任はあるが、業務用機器には本来、小児に対する防御機能は備わっていない。事業所に小児はいないし玩具でもない。それなのに使用者(保護管理者)の責任が一切問われていない。自動機械が危険だという事を認識していなかった事が最大の弱点だ。近年、保護者の責任(自己責任)が曖昧になっている。放送局も個人攻撃はし難いので、ついつい製造者追及に走り勝ちだ。放送局はもう少し賢明に見据えて報道をしてほしい。

  • 中国に企業進出すべく出張したが、先方は約束は守らないし騙されることがあった。中小・零細企業の会合での話しでは、全国の中小・零細企業1000社以上が中国に4〜5千万円の損害を被っている。メディアはこのような被害を政治的配慮からか取上げていない。特に民放に願いたいが、被害を被っている中小・零細企業の現実を放送してもらいたい。

<不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢>

  • 最近のお笑いタレントが良く使うが、「死んだらええねん!死ね!」の発言が多すぎる。先駆けは関西系芸人で、上下関係を楯にすぐに手を出す。「死んだらええねん」の発言など荒廃している今の時代の反映なのだろう。テレビ局も “表現の自由” の下で野放しにしているのか疑問だ。

  • 糖尿病について誤解を招く放送をしていた。糖尿病は耐糖機能が低下することで、1型糖尿病と2型糖尿病に分類されている。日本人の糖尿病患者の90%が2型であるためか、1型については一切触れていなかった。この結果、糖尿病全てが2型であるような誤解を与えた。1型はインスリンの供給異常による糖尿病であり飲み薬は無効で、患者は必ず注射薬であるインスリンを毎日自分で注射しなければならない難病である。しかし、2型はインスリン消費の異常による糖尿病の生活習慣病である。私は現在1型を患っているが、人命に関わる医療問題は軽々しく扱うべきではない。

  • 総合司会者に落語家、パーソナリティーを元アイドルが担当するお笑い番組で「テロリスト」をネタにしていたが、アメリカの9.11同時多発テロや、イギリスのロンドン地下鉄・バス同時爆破テロ事件など、多数の犠牲者が出ている悲惨な事件をお笑いのネタにするべきではない。

  • “人気焼肉店の全メニューを食べつくす” というテーマで、出演者が苦しさを我慢してただ詰め込むという状態でいやいや食べていた。食品を無駄にする行為であり食育上問題がある。世の中には食べたくても食べられない貧しい国もあるし、我国も戦時中・終戦直後は貧しい思いをして餓死する例も少なくなかった。“節約料理” の企画のほうがよっぽど楽しいと感じた。この企画は「日本はこれだけ裕福で食べ放題、愚民国家です」と世界中に馬鹿にされるようなものだ。このような番組を見ていると、同じ日本人として恥ずかしい気持ちにさせられる。

  • “さらば荒川河川敷の楽園” というテーマで、河川敷に家を建て鶏と犬を飼っているホームレスを紹介し、その生活を賛美する内容だった。公共の土地に勝手に住み着きペットを飼うなど、法律的には罰せられる事ばかりの生活を賛美する局の番組制作姿勢に疑問を持つ。犯罪事件の発生を防止する立場にありながら犯罪を助長していると思う。

  • 関西出身のタレントが女性マネージャーに暴力を振るった事件で賠償請求の訴訟を起こされている。このような人物をテレビに出してもいいのだろうか?判決も出ていないのだから、本人も自粛するべきではないか。彼を起用している局の倫理観を疑う。

  • 民放各局に女性占い師が出演して出演者の結婚運などの運勢を占っているが、占われているタレントがどこまで了解しているのか番組の構造を知りたい。占星術で何もかもが見通せるかのごとく云うのは全くのまやかしだ。こんな番組の放送を許している各民放トップ経営者の見識を疑う。

  • “無駄知識” をテーマとした番組で【電車男のように街でトラブルを見た男性が助けを出す確率はどれくらいか】という設定でチンピラ風の男性が若い女性に難癖をつけて、道行く一般人が助けるかどうかという事を放送していた。一般人の顔もそのまま放送し、おびえる一般人を映したVTRを見ている芸能人の笑い声が放映されていた。助けない人に対する人権が著しく侵害されていると感じるとともに、この様な放送が街でトラブルを見ても見て見ぬ振りをすることを助長するのではないかと思う。

  • 長時間番組のマラソン中継で、走者に近づいた女性に対して番組スタッフが恫喝している場面が全国に流れたというのは “チャリティー番組” という性質上大きな問題だ。走者に触れるのは危険な行為だが、公道を走る以上そのようなトラブルが起こることは誰でも予想できるはずで、充分な対策もせずにテレビ中継を行ったのではないか。この場面を見て同番組、ひいてはテレビ局に対する信用がゼロになった。テレビ番組の舞台裏の出来事とはいえこのような事実があったということ自体が問題。多分、来年もマラソンをやるのだろう。それならば抜本的な対策をすべき。

  • チャリティー番組の100キロマラソンで伴走者がお年寄りに怒鳴っている。スタッフへの教育がまるでなっていない。こんな嫌な映像を見せられるなら、100キロマラソンは一般者の居ないどこかの競技場でやってほしい。

<その他、番組全般>

  • 某局のスポーツ番組はひどすぎる。世界陸上の時もそうだったが、番宣も番組中も「このあとスグ!」と、競技がすぐに始まるような言い方をして、一体本当は何時から始まるのかを殆ど伝えず、実際に競技が始まるのはいつも2時間以上後のことだ。視聴率を上げたいがためにやっているのは明白。【王者が決まる!今夜7時放送!】と謳えば誰でもせめて7時半から8時の間に試合が始まると思うのではないか?時間を返せ!といつも思う。

  • 報道で「警察が慎重に調査しています」という発言を聞くが、警察は調査をするのが当たり前であって慎重にやってもらわなければ困る。わざわざ “慎重” という言葉を使う事が、逆に「本当に調査をしているのか?」という疑問を持つので、「警察が調査しています」で十分だと思う。また、各局の番組に “コメンテーター” と称す人物が出演しているが、各局はきちんとした人選をしているのか?何の知識も能力もない人物を出演させてはいないか?公共の電波を使い発言する以上、放送局は安易な人選をすべきでない。

  • 秋田児童連続殺害事件の報道で、メディアは盛んに「県警の捜査ミス」「初動捜査の遅れが事件発覚を遅くした」と県警の対応の遅さばかりを盛んに指摘し批判しているが、事件の容疑者を逮捕ギリギリまでテレビ出演させていた放送局の手法は批判にあたらないのか。また、先日、タレントから暴行を受け告訴した元女性マネージャーが「事務所から無理やり退職させられた」として損害賠償を求め提訴したという新聞記事を見て愕然とした。司法判断とは言えタレント自身には罰金刑程度の軽い処分が課せられたのにも呆れたが、訴えた側は突如退職を言い渡されたと言うのは一般社会では到底考えられない話だ。それでいて本人は反省の態度も見せぬまま、のうのうと法律相談番組の司会に納まり続けている。「芸能人だから」「人気のあるタレントだから」と言うのはメディア側、当事者側の都合の良い解釈ではないか。

  • 私達の様なアルバイター又はフリーターと呼ばれる人間に対して、とても失礼な発言をしていた。野球界出身のタレントは、「フリーターは負け犬だ」や「そんな人間を正社員としてはどこも欲しくない」等と言いたい放題だった。仕事を探しても “無い” “就けない” 現実や大変さは放送せず、一方的に言って終わり。どういう放送の仕方なのだろう?一つの会社に何割の正社員が居るのか知っているのか?下調べも無く公共の放送であのような事を言って良いのだろうか?在阪局のHPの意見対応を見ると「出ている人の表現の自由」だそうだ。

  • 国際バレー大会中継で国歌演奏の際、アナウンス等は入れるべきではないと思う。特に外国の国歌の時にはその国に敬意を表すべき。毎年、局には電話をしているが相変わらず今回もナレーションを入れていた。

  • NHKのスポーツ中継は概ね素晴らしいものが多いが、高校野球中継は特に素晴らしい。実況、解説とも出しゃばらず、事実のみをきっちり伝えている。しかもしらける雰囲気は全くなく長い沈黙さえかえって臨場感を伝えるほどの素晴らしい中継だ。対して民放のスポーツ中継は、絶叫、無駄なテロップ、事実とは関係のない無駄な話、無知な解説・実況、タレントの出演など見苦しいことこの上ない。高校野球の純粋な感動にはNHKの中継が一役買っていると思う。民放も見習っていただきたい。

  • 公共の電波を使い、日中の長時間を一企業(今回は通販企業)に時間売りする営業(放送)は許されているのか?CMやTVショッピングに規制は無いのか?教えてほしい。

<CM>

  • 外資系保険会社のCMがこれでもかと放映される。善良な家庭生活への無法とも言える侵害だ。迷惑条例に該当するのなら訴えたいほどだ。スポンサーや放送局は、いかに自由な企業活動とは言っても視聴者にこれほど不愉快な思いをさせて良いはずがない。どれだけの時間放映しているのか、どれほどお金をかけているのか、一度公開してもらいたいものだ。度を越した広告宣伝は、契約者とのトラブルなど社会問題を引き起こしかねない。事が生じた後の反省の弁は良く見聞するが、それでは社会的な責任を自覚しているとは言えない。

  • 最近は景気がよくなったせいか各局とも番組中のCM量が増えて “CMの時間基準” をはるかに超えている、そんな印象を受ける。多すぎるCMに腹が立ち8月12日、サスペンスドラマの再放送を見ながらストップウォッチで計ってみた。すると、なんと番組時間中の25%がCMだった。4分も5分もCMが続くこともあった。どうみても多すぎるのではないか。局に文句を言うと、どこの局も必ず “基準” を守ってやっていると答えるが信用できない。本当に “基準” が守られているかどうか調査してもらいたい。

  • よく消費者金融のCMで「ストップ借りすぎ」と言っているが、本来ならこう言ったCMは別の組織が行うべきではないだろうか?そもそも消費者金融がCMを流していること自体おかしい。今すぐにでもやめるべきではないか?
以上