放送倫理・番組向上機構[BPO]


  ■放送
   番組委員会■

放送番組委員会は
2007年5月11日をもって
解散し、新たに
放送倫理検証委員会
設立しました。

 

   ■委員会の説明
   委員紹介
   ■議事のあらまし
   ■視聴者からの意見
   ■「声明」「見解」など

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■ 番組委員会 視聴者からの意見

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◆ 番組全般

 2006年7月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(717件)の56%にあたる405件が“不適切な発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”を指摘しており、主として【情報ワイド番組・バラエティー・ドラマ・アニメ関連】への意見となっている。
  また、“取材・報道のあり方、番組の公平・公正、放送の影響力”など【報道・情報ワイド番組】にも54%(384件)の意見が寄せられた。
  【報道・情報ワイド番組関連】では「取材・報道のあり方」に関する意見(186件)が多く、以下「放送の影響力」(67件)、「公正・公平・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(41件)、「公共的な放送のあり方」(32件)、「メディア(取材)規制」(20件)、「政治的問題」(19件)、「言論・報道の自由」(10件)、「匿名・実名報道関連」(7件)の順である。
  特に、「報道のあり方」や「放送局の姿勢」として[小泉首相靖国神社参拝問題(昭和天皇発言の富田元宮内庁長官メモ関連を含む)](58件)、[ミサイル・テポドン発射と韓国拉致被害者等北朝鮮関連]への意見(36件)、[ハイド米議員発言の誤訳]を伝えた情報番組への意見(24件)、[旧日本軍731部隊のニュースに安倍官房長官のパネルが写された]情報番組への意見(23件)が目立つ。
  【バラエティー・アニメ・情報ワイド番組】に関する意見では「不適切な内容・表現(不適格な出演者を含む)」とする意見(267件)や、「低俗・下品」との指摘(98件)、「モラルの欠如」など放送倫理に関わる意見(40件)が多い。
  意見の内容は上記“報道のあり方”などの意見の他に、[タレントの未成年婦女暴行と、所属するプロダクション・社会人球団および事件の伝え方についての放送局批判](28件)、[女性歌手の番組での発言批判](19件)、[W杯サッカー(ジダン選手関連を含む)](17件)、[秋田児童殺害事件関連](14件)などとなっている。
  【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は134件と前月(49件)と比較し急増した。意見は2極化し、“電話応対の悪さ”(55%)と“(このような番組を制作・報道する)局の姿勢”(45%)への意見となっている。
  【CM関係】では前月(35件)とほぼ同じ36件であった。7月(36件)の意見のうち、「番組中のCM回数の多さ」と「不適切な表現・内容と放送時間」についての指摘が多いが、「CMの音量(の大きさ)」への苦情も寄せられている。
  なお、「人権等権利に関する委員会」への相談・意見(7件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたるのではないか」との提起や懸念等は93件で、前月(114件)より減少した。

◆概要

<特記事項>(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」から抜粋)

  • 先月29日に23時のニュース情報番組で放映した「幻に消えた?米議会での演説」と題したニュース情報番組の中で、ハイド米下院議員の発言内容と、表示された字幕が大きく食い違っています。ハイド米下院議員の発言「私は日本の首相が靖国神社に行くべきでないと強く思っているわけではありませんが、ただ私が小泉首相に配慮してほしいと思うのは第2次世界大戦に参戦したアメリカ人の感情についてです」。放送の訳「私は日本の首相が靖国神社に行くべきでないと強く思っています。私が小泉首相に配慮してほしいと思うのは第2次世界大戦に参戦したアメリカ人の感情についてです」。石原都知事「私は日韓併合を100%正当化するつもりだ(実際は“つもりはない”)」の時と全く同じです。この局の捏造体質には寒気がします。是非公正な立場から処断をお願いします。

  • 東京キー局の夕方5時のニュース番組で旧日本軍731部隊の細菌兵器について報道した際、全く無関係の内閣官房長官安倍晋三氏のポスターと「ゲリラ活動」というテロップが表示されていた。石原都知事やハイド米議員の発言を捏造した問題や白隠元豆の件などのように謝れば済む問題ではない。総務省にも伝えたが公共の電波を預かっているとの認識が欠如し報道機関の責務を果たしていない。この局の報道姿勢はオウム事件報道をはじめ、何処までの報道ならば監督官庁は許すのか許容範囲を探っているように感じる。

  • 長野・鳥取・九州などを襲った集中豪雨で、山などが崩れ死者や被害者が出ているのにも関わらず、テレビ局は速報などのテロップすら出そうともせず、くだらないお笑い番組を流している。一方は自然災害で苦しんでいるのに、そのような人達のことを無視し、タレント達が我が物顔で騒いでいる姿を目の当たりにするととても腹が立ってくる。自粛しろとは言わないが、多くの人が自然災害の猛威で苦しんでいるときに、浮かれた番組を流す事は考えて欲しい。また、山崩れなどの被害が発生したら、速報(テロップ)だけは出して欲しい。本来、マスコミというのは被害の状況や事故などがあった時にすぐに報じるものだと思う。

  • 富田元宮内庁長官メモによる「昭和天皇A級戦犯の靖国合祀に不快感」のニュースは日本経済新聞が取材し、半日遅れで各紙、テレビが報じたものだが、どの社の報道もキッカケとなった取材社(日経新聞)によるものであることを伝えず、「富田元宮内庁長官のメモ」とあたかも独自取材のごとく報道していた。聞くところによればマスコミ界では他社のスクープは扱わない、又は引用するとしても沽券に関わるので取材元の他社名は公表しないのだとか。しかし、真実を伝える(義務がある)はずのマスコミは今回に限らず、他社のスクープを扱う場合はその取材に敬意を表し社名を紹介して報道をするのがまっとうなやり方ではないだろうか。メディアの掟か何か知らないが、事情はともかく、何と言っても自らは取材できず一本とられたのだから潔く真実を伝えるべきで、その方が報道機関として信頼感が増すのだ。読者や視聴者はその辺のいきさつは先刻お見通しなのだ。

<取材・報道のあり方> 

  • 北朝鮮のミサイル発射で各局報道特別番組を放送し、朝のドラマをはじめ幾つかの番組が放送内容の差し替えや休止により放送時間拡大したのはやむを得ないが、その一方で気になるのが、何処の民放局を見ても芸能コーナーやバラエティー番組が休止になっていないのは少しおかしいのではないだろうか。視聴者の中には「楽しみにしていた番組を潰すな」と言った不満を訴える事が多いが、今回のような大きな事件、事故で時間を拡大するのは当然の措置だし、朝から晩まで似通った芸能ニュースを延々と流すこと自体意味がない。それなら通常の時間枠で流す事のできなかったニュースを拡大した時間枠の中で流すべきではないのか。もう少し生放送の特性を活かした番組作りをすべきではないか。

  • 北朝鮮によるミサイル演習が行われたとき、各局が速報や特集を組んだ。速報では、まだ着地地点が詳しく分からない中で地図に落下地点を示す×印が北海道の近くだった。また、常に【日本海に着弾】という表現が使われていた。詳しくはロシアの排他的水域内だ。日本に近く表現することで危機感をあおり注目させ視聴率を上げようとしているように感じる。重要のニュースだからこそ、報道の正確さ、緻密さ、公正さにこだわってほしい。

  • ミサイル発射の北朝鮮を制裁すべく日本等が提出した国連安保理決議案をめぐり日中外相が電話会談をしたというニュースで使われた映像が、この二人が別の機会に何処か(カタール?)で会った時の資料映像だった。これを見た人の中には早とちりをして二人が実際に会って話し合ったなどとニュース内容を誤解するので、ニュース担当者は使用する映像には細心の注意を払うべきだ。

  • 災害時に「情報が錯綜している」とよく聞くが、錯綜させているのはメディアの方だ。刑事より豊かな想像力だが肝心な場面では取材はしないし放送しない。報道の自由とは何か。各社が競い合っても真実は一つだ。報道の早さを競うのではなく真実を確実に放送し伝えるのがメディアだ。国民が知りたい事や聞きたい事を代わって取材し放送するのが仕事(課せられた使命)だと思う。国民生活が逼迫している現代社会を含め公務員の給料体系、政治活動、また災害や被害者保護問題など遅れていることが多すぎる。権力に従えではメディアではない。権力と向き合い自由のために真実を伝えて欲しい。

  • 最近の豪雨災害で女性リポーターが現地に行き報道していたが『すごい、すごい』などと大声を出しわざとらしく泥濘にハマり、まるで災害の大きさを喜んではしゃいでいるかのように見える。当の本人は真剣なのだろうが見ている側からすると不快に感じる。局もその現場の状況を的確に伝えられる人間にリポートさせるべきで、もう少し災害に遭った人たちの気持ちを考えて取材・報道をして欲しい。

  • ここ数ヶ月、生活保護の特集、なかでも生活保護不正受給に焦点を当てて放送している。不正受給を憎むという視点であるにも係わらず、あくどい受給者である“うら稼業”やヤクザ関係者の受給者にはほとんど触れずに、本当に生活保護が必要な人を糾弾するような発言が随所にあった。行政の生活保護受給の審査は、いわゆる“うら稼業”的な人々は簡単に通るが一般の人々に対しては厳しい傾向があり、そうした事務処理の実態には一切触れないものであった。以前、生活保護を受けていて現在は福祉関係の仕事に就いているが、余りにも取材不足の内容である。福祉問題を扱うのであるから、極端な例を取り上げて社会的な負け組を叩くのではなく、バランスある報道をして貰いたい。

  • 痴呆症の母親の介護を苦に母親を殺害した男性の裁判結果を取り上げた報道の中で、介護に関する事をあまり調べずに行政(特に福祉事務所)の批判をしていた。確かに該当する福祉事務所の対応は足りないように感じたが、それだけで全ての制度がいけないというような番組の構成にしか思えなかった。単に「行政が悪い」と言うのではなく、よく調べて制度や構造の問題点、福祉の現在までの過程など様々な視点から報道すべきではないか?この番組は以前から偏った報道をしているように思っていたが、今日の報道を見て確信した。民間の報道局なのでそれなりの信念や方向性があるのはわかるが、ジャーナリズムといえば何でも許されると思っているように感じる。報道する際は責任を持ち公正な情報を提供し、その後それについて討論を幅広く展開しても良いと思った。

  • 睡眠障害で仕事ができず何度か生活保護を申請したが却下されたため『おれが犠牲になって福祉を良くしたい』と言い残して自殺した男性のニュースは深夜に一度流れただけ。それ以降、民放はその事件には何一つ触れていなかった。このままでは男性はただの犬死で自殺者の一人でしかない。男性は現状を変えたくて自ら命を絶ったのにニュースでは触れずじまいで報道の意味・役割を成していない。自殺した男性の思いを伝えるためにもしっかりとした報道をしてほしい。

  • コインランドリーの両替機強奪を記録した映像を流していた。これ以外にも犯罪の手口を克明に報道する番組の存在により、類似犯罪の増加や劣悪な犯罪へのきっかけになっている事を認識すべきで、事件報道については手口を明瞭にすべきではない。BPO・HPの5月番組委員会での議事のあらましの中に、放送事業者委員(放送局)の発言として『(今のテレビについて)娯楽性より過激性で生き残らざるを得ない。いま、テレビがそうなりつつある』とあるが、本来の報道目的から外れて行けば行くほど視聴者は離れていく事を知って欲しい。独自性が議論されていたが企業では当たり前の事だ。最近のニュースは事件ばかりで良いニュースがない事も気になる。

  • 諏訪放火事件容疑者のブログ内容が放送されたが、書き込みされた文章を読み上げる口調が異常だった。嫌悪感を煽ろうとしているとしか思えない。報道は、事件とは関係のないところで視聴者の感情を刺激するべきではない。この番組では、以前から軍事的問題を扱う時、ゲームや映画並みに音や画面構成で“演出”して放送する事が続いていた。事件に直接関連すること以外の内容は出来るだけシンプルにしてほしい。

  • 岩手母娘殺害事件の報道は酷いと思う。容疑者の弟にコメント求めることはやり過ぎではないか。容疑者の情報はある程度必要だとは思うが、家族や親族に対してこのような事をする必要があるのだろうか。あまりにも酷で、いたたまれず不愉快。事実関係の検証に容疑者の弟が事件や兄についてどのように考えているかなど事件そのものにまったく無関係だ。罪を犯したわけでもない人の家にこのように報道陣が来て近所付き合い等に差し支えないか。これを報道による人権侵害というのではないか。

  • 沖縄県南城市で自動車のトランクの中から5日前に行方不明になった男性の遺体が見つかったという事件を報じるのは良いのだが遺体は上半身裸だったと報じた。また、テロップに「ハダカ」などと表記をするのはどうかと感じた。死者にも人権があるのだし、好き好んでそういう格好で死んだわけではないのだからそういう報じ方は失礼ではないのか。

  • タレントの婦女暴行事件に絡んだ茨城の社会人野球チームオーナー(コメディアン)のコメントおよび、球団解散の報道ぶりは何なのか。(民放も似たり寄ったりだが)NHKはニュースのトップにこの話題を紹介するなど、かなりの時間と回数を割いて伝えていた。この球団は地域の社会人チームの一つ、それも芸人などを加えたコメディアン流話題づくりの売名球団と見紛うもので所詮一芸人の道楽球団だ。ニュースでの彼のコメント「みんなゴメン」がその無責任さ(問題意識の薄さ)を如実に示しており、所詮その程度の資質の芸人であろう。それ以上に指摘したいのは、この球団の話題を事あるごとに紹介するNHKの報道感覚に疑問を持つ。NHKは以前、ヤンキース・松井の骨折も数回トップ扱いにした経緯がある。「話題(の球団)」と弁明するかもしれないが話題化しているのはNHKではないか。不愉快ですらあり、いいかげんにしなさいと言いたい。

  • 電車の中でこんな体験をした。ある駅でサッカーの練習帰りの北朝鮮学校の高校生たちが先生に引率され乗車してきた。すると、車内にいた50代の夫婦連れが「わっ臭い!朝鮮や!」と大きな声で言い捨てて他の車両へ移っていった。この差別的言動に対し、先生と生徒たちはじっとうつむき、黙って耐えていた。抗議の声を上げたかったはずなのに、それを我慢せざるをえなかった彼らの姿を見て同胞として悲しかった。この出来事は、昨今のテレビや新聞の徹底した北朝鮮非難報道がもたらした結果だと思う。今の北朝鮮に対する報道がこのような差別的な結果も生んでいるのだということをメディア関係者に認識してもらいたい。

<不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢>

  • 未成年が関係する事件の発生に際し、同じ様な事件が多いという内容で司会がフリップを用意。『このように今年に入ってから事件が続発している』という説明が入った時に、ある女性コメンテーターが「クイズに出来そうですね」という不適切な発言があった。どれがどの事件だったか憶えきれないくらい事件は起きているが、例えそう思っても口に出すのは適当でないと思う。あたかも事件が続発するのが楽しい様に受け取られても仕方ない。そもそも起きている事件の内容をクイズ感覚でとらえることが理解に苦しむ。

  • 女性歌手の番組でその発言のひどさにいい加減呆れている。同事務所の後輩であれ、万引きした女性タレントを「たいしたことではない」などと擁護したり、先日も身内の未成年に飲酒させた事を悪いとも思わず平然と発言するなど目に余る。こんな犯罪を軽視しているような人間に偉そうに番組をやらせておいていいのか疑問だ。全国ネットでしかも休日の昼の番組であるというのにデリカシーがなさすぎる。芸能界の大物だろうが、視聴者への影響を考えて局ももっと厳しく注意するべきだと思う。

  • 毒舌の女性占い師が民放各局に出演し、相手タレントなど本人の「生死」について直接予言しているが、少なくとも「生死」について予言をするべきではない。脅して占っているようなものだ。彼女本人も悪いが、出演させている局の見識も問題だ。即刻止めさせるべきだ。各局にも言っているが一向に止めさせる気配がない。

  • 早朝の情報ワイドで総合司会のタレントが、北朝鮮のミサイル打ち上げ問題に関し、沖縄にミサイルを置く置かないの話題をとり上げていた。その過程で日本に駐留するアメリカ軍について、彼は“高い金で傭兵を雇っている”というような意見を言った。“傭兵”というのは、“主義主張はなく単に金で雇われて武器を持って戦う兵士”というのが一般的な意味だ。国家的の意思として、友好国として日本に駐留する米国兵士への“傭兵”呼ばわりは、タレントの言動としても限度を越えている。まして、若者たちにとって件のタレントを知らない人はいないほどの人気である。いかに品性のないタレントとは言え、大きな影響力を持つからには放送という公器における発言には充分に注意を払ってもらいたい。

  • 毎週金曜日の昼から夕方にかけて“ズバリ勝負”が売りという男性パーソナリティーのラジオ番組での彼の発言が独断的でことさらに人を傷つける内容になっているのは、公共の電波の役割を考えると問題だ。たとえば「しとしと雨が降っているのを好きな馬鹿がいる」とか「靖国参拝に反対する馬鹿がいる」など。意見を云うのは構わないが、反対意見の投稿者を「馬鹿」呼ばわりするのは大変聞き苦しい。他局のタレント・作詞家が出演する番組では彼が独断的な発言をした場合はアシスタントのアナウンサーがしっかりフォローしている。局にも何回が止めるよう働きかけたが改める気配がない。彼の出演を止めさせるか番組そのものを止めるべきだ。

  • 「エロい」という言葉がすでに市民権を得ているようだが、これをはやらせた歌手を各民放はちやほやして使うためいい気になっていた。西洋の「理屈文化」が入ってきたおかげで日本本来の「心情文化」が廃れていくのは大変嘆かわしい。

  • ある番組出演者の発言を文字で表していたが、【間違“え”(い)なく一番】と誤った言葉遣いを表示していた。しゃべるなら癖もあるので仕方がないと思うが、それを文字でそのまま表記するのはいかがなものか。また、健康情報番組でも『食“欲”(食が)が進む』と間違ったナレーションが入っていた。テレビで言ったことを鵜呑みにする者が多い昨今、放送に携わるものとしてどういう考えで番組を制作しているのか?

<その他、番組全般>

  • 3月放送の【古代ミステリー・秘境アマゾン】と題し1年間に及ぶ取材として放送されたドキュンタリー番組について訴えます。この番組制作のため取材・制作について撮影地であるボリビア共和国や外国の一部の研究者から苦情が寄せられています。内容はほとんど外国の埋蔵文化財の破壊行為です。学術調査と言っていますが実際に発掘をまともにできる人はいません。また、出土記録をとらず、墓を探せ、金を探せ、ということで、現地にいた外国の調査団も迷惑していると苦情が寄せられました。こういった日本の恥になるような行為を堂々と外国で行っているこの番組に対して抗議しましたがまともな返答が来ません。精査のほどよろしくお願いします。

  • 抗がん剤について専門医が語っていたが、資料も充実し優れた内容だった。このような問題はただ取上げるだけではなく、厚生官僚にも出演してもらい意見を聞いたり、厚生省の見解を取材・報道しない限り政策に反映される事はない。民放にはこの他にも評価の高い番組があるが、ただ放送するだけでは一時的な話題となるだけだ。公共の電波で放送しているという意識を持って欲しい。

  • ニュース番組で高齢のがん患者が生活保護を申請したが【福祉事務所は受け付けることなく却下した】という内容を2、3分程度放送した。現在の老人医療は、がん患者であれ長期に療養が必要な患者であれ、一定期間が過ぎると医療を打ち切り福祉施設に移される。このような問題について福祉事務所や行政に電話をしたがはかばかしい回答は得られなかった。放送局は老人医療の実態を短時間で簡単に採り上げるのではなく、正面から時間をかけて取り組む報道番組を是非作ってもらいたい。

  • 各放送局とも、週末の早朝に自局の番組に寄せられた意見の紹介と、その意見にコメントをする番組がある。しかし、視聴者の意見に対する委員の回答『私はこれでも構わないと思っています』とか、『そういう意見もあると思いますが…』と前置きだけして、全く別の話にすり替えている例が非常に目立つ。昨今、秋田の児童殺害事件が題材になることが多いが、この取材に関して『系列局ごとに車を1台にして、メディアスクラムになるのを防いだ』と言うような自画自讃の意見まで出て、視聴者との距離を感じざるを得なかった。放送局としては早朝のような誰も見ない時間ではなく、もっと視聴率のよい時間にこのような番組を編成するなど、視聴者との距離を縮める努力をすべきではないだろうか?

  • 青少年による凶悪事件が増えているため近所の中高生に訊いてみた。『きみたち、ニュースで報道されているような放火や殺人ができると思うか?』と。すると、『そんなこと、いまのテレビ見ていれば簡単だよ。やり方を教えてくれてるじゃないか』という答えが返ってきた。これを聞いて、いまのテレビが青少年に与えている悪影響の大きさを実感した。そこで要望だが、テレビ各局は早急に番組の質的向上に取り組んで欲しい。社会犯罪との関連で言えば、ニュースでの事件報道の仕方や犯罪ドラマの描き方(ともに内容が詳細に過ぎる)、また、その種ドラマの編成(放送を止める?時間帯は?…など)について、真剣に議論すべきだ。

  • 今更遅いかもしれないが、今の若者の常識のなさはテレビの漫才(お笑い)ブームの影響が大きいと思う。どこの局も関西大手プロダクション所属の芸を持たない芸人をテレビに出し、単なる馬鹿騒ぎばかりを放送している。このプロダクションの芸は劇場で行なうには問題はないが、公共のテレビで放送する芸ではない。裸で腰を振るなど常識ハズレもいいところ。各局はこのような芸に関して討論会や批評を行なうべきではないか。

<CM>

  • 以前から金融業のCMが多いのは異常だと思っていたが、取立て事件で営業自粛明けの金融関係のCMは、こぞって「ストップ借り過ぎ!」と謳っているが違和感がある。あれだけ「貸します、貸します」と宣伝していて借りた方に過失があったみたいな文言に反省を感じない。「ストップ貸し過ぎ!」だ。

  • 食事時にトイレ洗剤や生理用品等のコマーシャルを流されると非常に不快になる。是非とも自粛して頂きたい。

  • 某飲料水のCMは裸の女性が出演して室内を飛び跳ね、最後はそのままの姿で外に出てゆく。20代の娘も顔を背ける内容だ。

以上