青少年委員会

青少年委員会とは

委員の皆さん

委員長

榊原 洋一(さかきはら よういち)

Chairperson

Yoichi SAKAKIHARAProfessor Emeritus, Ochanomizu University / Pediatrician

自然科学である医学が立脚する視点は、エビデンスベースで考察を進めるというものです。視聴者から寄せられた意見・指摘を真摯に受け止めつつ、憶測に基づかないエビデンスに立脚した視点を見失わないようにしたいと思います。

榊原 洋一
1951年生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。小児科医。東京大学医学部卒。医学博士。
東京大学付属病院小児科助手、ワシントン大学小児神経研究部研究員を経て、2004年から
お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授。同大学院人間文化創成科学研究科
教授。2015年には、お茶の水女子大学理事・副学長。専門は、小児神経学や発達障害の医学など。

委員

飯田 豊(いいだ ゆたか)

Yutaka IIDAProfessor of Social Sciences,
Ritsumeikan University

若い世代の目線を大切に

子どもたちにとってはテレビもネットも、物心つく前から存在している社会基盤です。若い世代の目線を大切に、放送が100年培ってきた経験や実績を踏まえて、今後のメディアのあり方を考えます。

緑川 由香
1979年生まれ。広島県出身。立命館大学産業社会学部教授。専門分野はメディア論、 メディア技術史、文化社会学。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。 メディアの技術的な成り立ちを踏まえて、これからのあり方を構想することに関心があり、 歴史的な分析と実践的な活動の両方に取り組んでいる。著書に『テレビが見世物だったころ』、 『メディア論の地層』、『新版 メディア論』(放送大学教材、共著)などがある。

委員

池田 雅子(いけだ まさこ)

Masako IKEDAAttorney at Law

社会意識の変化を感じ取りながら

テレビは社会を映す鏡。私自身も様々な番組から、世の中、世界について、沢山の気づき、学びを得てきました。社会意識の変化を感じ取りながら、これからのテレビの可能性について一緒に考えていきたいと思います。

池田 雅子
1977年生まれ。弁護士。トロント大学人文科学部卒業。早稲田大学大学院法務研究科修了。日弁連人権擁護委員会人権と報道に関する特別部会特別委嘱委員。 共著に「高校生から
わかる政治のしくみと議員のしごと」、「メディア用語基本事典」(第2版、執筆分担)など。

委員

佐々木 輝美(ささき てるよし)

Teruyoshi SASAKIProfessor of Foreign Language,
Dokkyo University

テレビは人を育てる

仕事よりもテレビに費やす時間の方が長いかもしれない程テレビが好き。労力をかけて編集されているので、賢く利用すればテレビほど人を育てるメディアはないと思います。

佐々木 輝美
1954年生まれ。獨協大学外国語学部を卒業後、コミュニケーション論に興味を持ち、米国・
シラキュース大学でスピーチコミュニケーションの修士号を取得。その後、メディア
コミュニケーションにも興味を持ち、国際基督教大学でメディアと教育について学び
博士号(教育学)を取得。国際基督教大学教授を経て、現在は獨協大学外国語学部教授。主著に『メディアと暴力』(勁草書房)。

委員

沢井 佳子(さわい よしこ)

Yoshiko SAWAIDevelopmental Psychologist,
Principal and Director for Childlabo

世界観を変えうるメディアの 責任と自由

幼児教育番組の監修者として私は、放送番組が子どもの思考へ「イメージを注ぐ力」を確かめてきました。メディアが地球や社会をゆがみなく映す責任と、世界観を広げる自由とを考えてまいります。

沢井 佳子
1959年生まれ。認知発達支援と視聴覚コンテンツ開発が専門。チャイルド・ラボ所長。
お茶の水女子大学大学院 人文科学研究科修士課程修了、人間文化研究科博士課程単位取得
退学、発達心理学専攻。『ひらけ!ポンキッキ』の心理学スタッフ、静岡大学 情報学部
客員教授等を歴任。『しまじろうのわお!』(国際エミー賞2016ノミネート、アジア
テレビ賞2018受賞)監修。 日本こども成育協会理事。人工知能学会「コモンセンスと
感情研究会」幹事。

委員

髙橋 聡美(たかはし さとみ)

Satomi TAKAHASHIVisiting Researcher, Institute of Cultural Sciences, Chuo University

若者がより幸せになるための一つの
ツールに

情報は、発信の仕方一つで人を幸せにも不幸にもします。子どもの自殺が増える中、放送が若者たちにとって、より幸せになるための一つのツールになるように、委員のみなさんと知恵を出し合ってよりよいものにしていきたいです。

髙橋 聡美
1968年生まれ。鹿児島県出身。中央大学人文科学研究所 客員研究員。自衛隊中央病院 高等学院卒 東北大学大学院修了 博士(医学)。看護師として勤務後、スウェーデンで
医療福祉・教育の調査を行う。帰国後、宮城県に在住し東日本大震災を経験。大学で
教鞭をとる傍ら、遺児の心のケア・子どもの自殺予防の授業などを行う。
現在はフリーランスで死別・虐待・離婚家庭・いじめ・貧困など生きづらさを抱える子ども
たちのサポート活動を行っている。前防衛医科大学校医学教育部 教授。近著『教師に
できる自殺予防』

委員

山縣 文治(やまがた ふみはる)

Fumiharu YAMAGATAProfessor of Health and Well-being,Kansai University

社会性を身に付けるための教材

小学校4年生の時、我が家にテレビがやってきた。子どもにとってテレビは、娯楽であるだけでなく、社会性を身に付けるための教材でもある。よい教材づくりにも協力できるよう努めたい。

中橋 雄
1954年、広島県生まれ。関西大学人間健康学部教授。大阪市立大学大学院生活科学研究科 中退後、同大学教授を経て2012年より現職。博士(学術)。専門分野は、子育て支援、 就学前の教育・保育、社会的養護等。厚生労働省社会保障審議会児童部会社会的養育 専門委員会委員長、同児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会委員長等を努める。
著書に、『保育士のためのQ and A』、『子どもの人権をどう守るのか』等がある。

委員

吉永 みち子(よしなが みちこ)

Michiko YOSHINAGANon-Fiction Writer

若い世代とともに

テレビが家に来た小学生時代、世界が一気に広がりました。メディア環境は激変しても、今でも生まれて初めて見るのはスマホではなくテレビの画面。若い世代とともに放送の可能性を探りたいと願っています。

稲増 龍夫
1950年生まれ。東京外国語大学卒。ノンフィクションライター。競馬記者、夕刊紙記者を
経てフリーに。『気がつけば騎手の女房』で第16回大宅壮一ノンフィクション賞。
主な著書に、『性同一性障害』『子供たちは蘇る』『子供を蝕む家族病』など。政府税制
調査会、外務省を変える会、検察の在り方検討委員会などの委員を歴任。民間放送教育
協会会長。