放送人権委員会

委員会決定

2000年度一覧

「放送によって人権侵害を受けた」という申立てにより審理を行い、その結果を「委員会決定」として公表、掲載しています。

第13号~第15号 - 2001年1月30日

援助交際ビデオ関連報道

1999年8月、名古屋の小学校教諭が県青少年保護育成条例違反容疑で逮捕されたが、同じ日にこの教諭が常連客だったビデオ店経営者がわいせつ図画販売容疑で逮捕された。ビデオ店経営者は、名古屋テレビ、テレビ愛知、中京テレビのニュースについて、「自分は教諭の事件と関係ないのに、関わっていたかのような印象の報道をされ名誉を毀損された」として申し立てた。

第15号 - 放送局:中京テレビ 見解:放送倫理上問題あり(少数意見付記)
第14号 - 放送局:テレビ愛知 見解:放送倫理上問題あり(少数意見付記)
第13号 - 放送局:名古屋テレビ 見解:放送倫理上問題あり(少数意見付記)

第12号 - 2000年10月6日 放送局:伊予テレビ

自動車ローン詐欺事件報道

勧告:人権侵害(少数意見付記)
1999年9月、松山市の元自動車販売仲介業者が架空ローン容疑で逮捕された事件を伝えた伊予テレビのニュースについて、自動車販売業者が「事件と関係ない自分の店の映像が断りもなく撮影され放送された。映像のボカシ処理が不十分で明らかに店名がわかり、事件の共犯かのような印象を多くの視聴者に与えた」などとして、名誉・信用の毀損を訴えた。