放送倫理検証委員会

放送倫理検証委員会 議事概要

第136回

第136回–2019年4月

日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』の審議

第136回放送倫理検証委員会は、3名の新しい委員(高田委員、長嶋委員、巻委員)が出席して4月12日に開催され、冒頭、神田委員長が鈴木委員を委員長代行に指名した。
そして、海外ロケをした「祭り企画」にでっち上げの疑いがあると週刊誌が報じ、審議を続けている日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』について、担当委員から意見書の原案が示された。この日出された意見を受けて、次の委員会では意見書の修正案が示される予定。

議事の詳細

日時
2019年4月12日(金)午後5時~午後8時15分
場所
「放送倫理・番組向上機構[BPO]」第1会議室(千代田放送会館7階)
議題
出席者

神田委員長、鈴木委員長代行、升味委員長代行、岸本委員、高田委員、長嶋委員、中野委員、藤田委員、巻委員

◆「海外ロケの企画をでっち上げた疑いがある」と報じられた『世界の果てまでイッテQ!』を審議

日本テレビの「謎とき冒険バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』」で、2017年2月に放送された「タイのカリフラワー祭り」と2018年5月に放送された「ラオスの橋祭り」にでっち上げの疑いがあると週刊誌が報じ、委員会は、この二つの「祭り企画」を対象に審議を続けている。
この日は、前回までの議論を受けて担当委員が作成した意見書の原案が示された。今回から新しく加わった3人の委員に対して、意見書の構成についての説明を交えながら委員会は進行し、当該放送局へのヒアリングの結果を踏まえて番組の制作過程に関する調査の結果を確認するとともに、当該放送局の報告書をどう読んだか、バラエティー番組の制作にあたる姿勢や最近のバラエティー番組の傾向などについて、新委員からもそれぞれの経験や知見にもとづいて発言があった。その上で、これまでの意見を集約して、委員会としての判断およびその表現方法について活発な意見が交わされた。
次の委員会では、今回出された意見を踏まえて、担当委員から意見書の修正案が提出される予定。
なお、神田委員長は『世界の果てまでイッテQ!』の審議には参加していない。

以上