視聴者からのご意見

視聴者意見を読む

2018年12月

2018年12月に視聴者から寄せられた意見

元親方の離婚問題など、大相撲の問題を取り上げた情報系番組への意見や、芸人を檻の中に閉じ込める企画を放送したバラエティー番組への批判など。

2018年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,351件で、先月と比較して20件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話24%、FAX 1%、郵便1%。
男女別は男性66%、女性32%、不明2%で、世代別では30歳代24%、40歳代23%、50歳代22%、20歳代21%、60歳以上7%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は延べ811件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

去年1月に起こった大相撲元横綱の暴力事件から間もなく1年が経つ。今月に入っても、元親方の離婚問題など、大相撲の問題を取り上げた情報系番組への意見が多く寄せられた。また、芸人を檻の中に閉じ込める企画を放送したバラエティー番組への批判も多く寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては17件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は100件で、前月から3件減少した。
今月は「表現・演出」が52件、「性的表現」が9件、「報道・情報」が7件、「編成」が6件と続いた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 各報道機関が相撲部屋の前で、親方が出て来るのを待って取り囲みながら取材していたが、車道にはみ出したり、車が来ているのに道を開けなかったりと、交通ルールを無視してまでカメラを回していた。現場からの生中継でもルール無視し、周囲に注意を払わない。この報道姿勢はある種の暴力に見える。スクープも大切だろうが、取材方法をもう少し考えるべきだ。

  • 契約会社によって携帯電話が使えなくなる状態が続き、多くの市民生活に影響が出た。私が見たテレビでは、テロップで「現在、通信障害が発生しています」と常時表示されていたので、情報を知ることができた。しかしながら、ニュースで触れず、テロップでも伝えなかった局も多かったようだ。今回のようにライフラインの故障があった場合、災害報道と同様に、どのチャンネルでも速報として伝える必要があると思う。

【番組全般・その他】

  • 夜のニュースで、高知県沖で起こった米軍機墜落事故を伝えていたが、乗員の安否を気遣うような視点や米軍の家族のことを心配する視点が、番組側から全く感じ取れなかった。近隣住民などに被害はなかったが、自分たちの身の安全を要求する世論を伝えるだけではなく、通常の行方不明者捜索時のように、相手側の立場もきちんと理解して、乗員の身の安全を願うような報道であってほしかった。

  • 日曜夕方の番組で、東名高速のあおり運転事故について報じていた。ドライブレコーダーの映像などを確認していたが、あくまでも被害者側に立った報道のように感じた。確かにあおり運転はいけないことだ。しかしながら、このようになってしまった経緯にも触れて、今後事故が起こらないための報道もしなければいけない。あおり運転だけに焦点を当てるのではなく、事故全体の原因究明にもきちんと目を向けるべきではないか。

  • 私は、東京 としまえんの近くに住んでいる。バラエティー番組の企画で多くの人が集まり、夜中に人の声や暴走族のような音、奇声などが聞こえ、そのために2歳の子が目を覚まし寝付けなくなってしまった。私たち家族は睡眠不足になり、まる1日つらい思いをした。私たち以外にも近隣住民は多くいるので、同じような思いをした方々もいるだろう。私は、この番組は見ないが、この局は見ている。テレビで何を放送しても見なければいいが、関係のない一般人の生活環境を壊すようなことはしてほしくない。番組の問題というより、局の姿勢に対して抗議したい。

  • 日曜夕方の番組で、皇室の女性と婚約が内定している男性について放送していた。アメリカ留学先のラーメン店などに、彼の写真を持って聞き込みをしているが、生活基盤を壊す行動ではないか。テレビによるいじめ以外の何ものでもないと思う。制限はかけられないものなのか。これに類似した、人権侵害のような取材活動は他にもたくさんある中で、いい加減、度を超えていると思う。

  • 毎日のように放送されている情報系番組において、しっかり取材したとは思えない情報を基に、個人攻撃ばかりしている内容が多いように感じる。昨今、SNSでの個人攻撃によるいじめが問題になっているが、これと何ら変わりないことをテレビで放送していて良いのか疑問だ。テレビは娯楽であってほしいと思うのは間違いなのか。過ちは法が裁くものであって、人が人を裁いてはいけないと思う。各局の放送姿勢を今一度見直してもらいたい。

【ラジオ】

  • 東海地方で夜の番組を聞いていたが、パーソナリティーが自分の読む台本がないことに対し、1分以上にわたり、放送上でスタッフを叱責する場面があった。放送前に自らが確認しておくことが当たり前であり、自分のミスを棚にあげて、スタッフ1人に責任を押し付けていた。不特定多数の人が聞いているラジオ、これを通じて相手をとがめる行為は、もはやパワハラ以外の何物でもない。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 朝の情報番組内のドラマで、濃厚なキスシーンがあった。子どもと見ていて呆れた。子どもが登園前の時間であり、楽しみにしている番組であり、そのような視聴者の年齢層を把握し、ドラマの内容を構成してほしかった。

  • ラジオ番組で出演者が「私の娘はまだサンタを信じている。今年25日は火曜なので土日にプレゼントを置き、サンタがたまたま早く来たという設定にした」といった話をした。車で妻と我が子の三人で聴いていてが、幸い子どもは寝ていて事なきを得た。テレビやラジオは夢のあるものであってほしいと願う。

【「報道・情報」に関する意見】

  • ニュースで殺人事件や幼児虐待の詳細を放送する意味が分からない。子どもはそれを聞いてどんな想像をするか。殺害方法まで詳細に説明するのはなぜか。生々しい報道を規制してほしい。

  • あおり運転の事故報道に関して、むやみにドライブレコーダーの映像を流すのはやめるべき。遊び半分で真似をして事故を起こす者が出るのではないか。青少年への影響も考慮して報道すべきだ。

【「言葉」に関する意見】

  • 我が家では、「死ね」と「殺す」は絶対に言ってはいけない言葉だと伝えている。お笑い芸人が突っ込みで使う「死ね」「殺す」が安易な形で使われ、笑いをとっている。どうしてこの言葉が笑いとして放送されるのか、怒りがこみ上げてくる。