東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)の『ニュース女子』審議入り
放送倫理検証委員会は2月10日の第112回委員会で、TOKYO MXの『ニュース女子』について当該放送局に報告書の提出を求めた上で討議し、審議入りすることを決めた。
対象となったのは、TOKYO MXが2017年1月2日、『ニュース女子』で放送した沖縄の基地建設反対運動についての特集。この中で、「マスコミが報道しない真実」と題して沖縄の高江ヘリパッドの建設反対運動などを取り上げ、現地リポートとスタジオトークで放送した。
放送直後から「沖縄に対する誤解や偏見をあおる」「番組が報じた事実関係が間違っている」など多数の意見がBPOに寄せられた。
審議入りの理由について川端和治委員長は、「どれだけきちんとした裏付け取材が行われたかが問題になる。ただ、持ち込み番組ということなので、放送局の考査の段階で、考査がきちんとできたのか、できなかったのかを、まずチェックしないといけない」と述べた。
委員会は今後、TOKYO MXの関係者からヒアリングを行うなどして審議を進める。