視聴者からのご意見

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2016年10月

2016年10月に視聴者から寄せられた意見

10月の改編期では、大勢の芸人たちが賞金を懸け、体を張ってクイズで競った番組への意見や、人工透析患者に対するブログ記事での暴言で、出演していた番組をすべて降板したキャスターへの批判、東京・豊洲市場の移転問題を扱った昼の情報系番組への意見など。

2016年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,841件で、先月と比較して205件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール78%、電話20%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性66%、女性33%、不明1%で、世代別では40歳代30%、30歳代27%、50歳代21%、20歳代13%、60歳以上8%、10歳代1%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は972件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

10月の改編期では、大勢の芸人たちが賞金を懸け、体を張ってクイズで競った期首番組への意見や、人工透析患者に対するブログ記事での暴言で、出演していたテレビ番組をすべて降板したキャスターへの批判、そのほか、豊洲市場への移転問題を扱った昼の情報系番組への意見が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は42件、CMについては35件あった。

青少年に関する意見

10月中に青少年委員会に寄せられた意見は181件で、前月から99件増加した。
10月25日開催の第185回委員会で、『オール芸人お笑い謝肉祭’16秋』(TBSテレビ)内の一部コーナーを審議対象とすることを決定したことを受け、今月は「委員会に関する意見」が81件と最も多かった。次に「表現・演出」が22件、「いじめ・虐待」が20件、「性的表現」が11件と続いた。
「委員会に関する意見」では、視聴者からの意見を委員会の考えと誤認した意見が目立った。
「表現・演出」では、アニメ番組で主人公の男児が裸になったシーンに複数の意見があった。
「いじめ・虐待」では、バラエティー番組で歌手に関する話題を取り上げた際、出演者がその歌手の容姿を揶揄していたとの意見が多数寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 豊洲市場への移転問題で、これまでの費用、長期延期による業者への補償金、今後かかると予想される建設費用等は都民負担が増え、東京オリンピックより費用がかかる可能性もある。そのことを議論せず、メディアでも扱われないまま、時間だけが流れている。この問題は、今後はいかに効果的に解決されるのか話し合うべきであるし、テレビ・ラジオでは真剣に取り扱うことを望むばかりだ。

  • 豊洲市場の問題を連日取り上げているが、出演者は皆揃って移転反対派ばかりだ。番組で伝える以上、反対派だけでなく賛成派の意見も取り上げるべきだ。また、専門家でもない芸能人が得意顔でコメントしていることも多々ある。知識も根拠もない意見など、何の説得力もないことをお伝えしておく。

  • 男子中学生暴行事件で、加害者は匿名、被害者の名前は明かされていた。加害少女によれば「後輩をいじめたので、暴行を加えた」もので、被害者は「後輩をいじめたかもしれない人」の印象だ。殴られ、重体になり、命も危ぶまれる被害者に、さらに追い打ちをかけるような報道は如何なものか。最悪、彼の意識が戻らない場合、真実が明かされないまま、加害者の言い分だけが残ることになる。

  • 元女優の大麻所持容疑での逮捕を受けて、逮捕前の映像を何度も流していた。容疑者であることを考慮しても、盗撮と見られるものばかりだ。事件とは何ら関係のない洗濯物を干すシーンなど、私生活を分別なく放送することは許されるべきものではない。

  • 中国訪問を控えたフィリピンの大統領についてのニュースで、「大統領は、中国との領海問題についてソフトランディングを目指している」とまとめていた。この"ソフトランディング"という言葉だが、日本語訳も説明も無かった。前後の脈絡から意味は推測できたが、一緒に見ていた両親には難しかったようだ。ニュースは分かりやすいことが一番だ。日本語で済む場合は日本語を使ってほしい。

  • プロ野球クライマックスシリーズのファイナルステージは、ここ数年、BSで中継している。今年はパ・リーグを全試合見ることができたが、セ・リーグは放送されなかった。例年弱小であったチーム同士が日本シリーズ出場を賭けた戦いを行う、非常に注目のカードであったのに残念。全国的に女性ファンをはじめ、ここ数年人気が広がっている。放送局に様々な事情があるのだろうが、視聴者のことも考えてほしい。

【番組全般・その他】

  • 夜の情報番組で、人工透析に関するブログ記事での暴言で降板した男性キャスターについて、女性アシスタントが、彼だけが悪いかのような釈明をした。しかし、以前番組で、彼自身のブログが炎上したことを話題にした時には、彼女や周りの出演者も大笑いしていた。透析患者に対して不謹慎でとても不快に感じたが、このことは番組関係者のみならず、放送したテレビ局にも問題があるのではないか。トカゲのしっぽ切りのように、一人だけを降板させて終わりにするのではなく、局としてきちんと責任をとるべきだ。

  • ミュージシャンの外見を名指しで「気持ち悪い、ブサイク」とは何事か。しかも音楽まで「こんな曲売れているのか」と誹謗中傷していた。彼は結成3年で「紅白」まで出場した優秀な作曲家だ。人のプライバシーをハイエナのようにあさり、コメンテーターがせせら笑っている。私達ファンはみんな怒っている。番組が面白ければ一人の人間の人生なんかどうなってもいいのか。

  • ミュージシャンの活動自粛の報道について、あまりにも個人の中傷に特化したものに感じた。たしかに一成人として、しっかり反省すべき重大な失態を犯したと思う。しかし、芸能人が一斉にテレビで言いたい放題に悪口を言い、ましてや外見のことをことさら批判し始めたことは如何なものか。一人の人間に対して大人数で、聞くに耐えない悪口を言う。このことは立派ないじめと言えるのではないか。

  • 期首番組で、芸人同士がお互いのズボンを脱がし合い、競技というより、ただ下半身をさらけ出すだけの集まりにしか見えなかった。しまいには全裸になる芸人も現れて、ひどい内容だった。下半身を出せば笑いが取れるという感覚が、芸人や番組制作者にあるのだろうか。番組の作り方を考えて直してもらいたい。

  • 期首番組で、芸人たちが野外のセットで自ら服を脱ぎ、全裸になる場面があった。収録は、一般人が観覧できるような状況に見え、下品極まりない。このような不適切な番組を休日のゴールデンタイムに放送する、局の常識を疑いたくなる。

  • 芸人が大勢出ていた期首番組は、テレビに活力があった頃を思い出させるような力強い番組だった。一部の視聴者からクレームが来るかもしれないが、「祭り」とは、日常のしがらみから一時解放されるものであって、本来、若干の不道徳性を内包するものではないだろうか。一部の批判に過剰に配慮していては何もできなくなる。ケガを恐れず体を張って球を追いかけるスポーツ選手が感動を与えるのと同じように、体を張って笑いを追求する芸人もまた尊いと思う。

  • 芸人が大勢出ていた期首番組について。私は現在40歳代だが、以前はこのような番組が沢山あった。もちろん真面目な番組も必要だとは思うが、トコトン馬鹿をやる番組もあっていいと思う。視聴者には「いやなら見なくていい」という選択肢があるのだから問題ない。正直、最近のテレビは自主規制が増えてきて、番組自体がつまらなくなり、バラエティーを見る機会がめっきり減った。見たい人は見ればいいし、見たくない人は見なければいいだけのことだ。もう少し見る側の選択肢を増やせるようにしてほしい。

  • 夜帰りが遅いので、ニュース番組はこれしか見ることができない。報道は、社会の問題や矛盾を取材して視聴者に提示するのが使命ではないのかと思うのだが、この番組を見るといつもがっかりする。豊洲問題では、土壌汚染対策の責任の所在と、その陰に見え隠れする大手ゼネコンの存在が知りたいのだが、番組では、外国人コメンテーターが「責任の追及はするべきではない」と言い、別の日には、築地のリポートとして市場を歩き高級魚を紹介していた。そこには何も問題の核心に触れる部分がなかった。これなら旅番組でやれば十分だ。報道番組に情報的要素を入れるのは時流だろうが、ここまで報道としての役割を放棄し、どうでもいい取材に終始すると、局はこれを報道番組として認識しているのか疑問に思う。

  • 鉄パイプが落下して男性が亡くなるという痛ましい事故があった。奥さんと歩いていた際の事故だったようだ。インタビューで男性を良く知る人に、故人の人柄を問うまではいいが、夫婦仲まで聞いていた。今回の事故に関係ないばかりか、取りようによっては、奥さんに何か責任があるようにも取れる。取材してしまったのなら仕方ないが、なぜ編集で削除しないのか。配慮がないにも程がある。

  • 心霊現象や面白映像など、視聴者からの投稿を紹介し、優秀作品を選んでいた番組は、タイトルからして「CGなどではなく、自然に映ってしまった映像」であると解釈して視聴した。ところが大賞を取ったのは「空を飛ぶ象」という作品で、どう見てもCG技術を使った映像だった。受賞理由もはっきりせず、釈然としない。冒頭で番組コンセプトや選考基準などをもっと明確にすべきだった。

【ラジオ】

  • 夕方4時からの番組は、今、最高に面白くてためになる番組だ。日替わりの出演者がニュースを分かりやすくも鋭く分析。テレビでは見ることができない奥の深い解説を聞くことができる。男性アナウンサーも本当によく勉強していて、話の転がり方が実に爽快。こんなに面白い番組がテレビでも見られれば本当にいいのにと思う。ポッドキャストで番組を流してくれているのがとても助かるし、ダウンロードして何回も聞いている。これからもずっと続けてほしい。

【CM】

  • クレジットカードのCMは、カラフルなスカートの女性が踊っているが、下着のようなものが何度もチラチラ見えて下品すぎる。わざと見せているのか。

青少年に関する意見

【「委員会」に関する意見】

  • お笑いタレントが多数出演した番組を青少年委員会で審議するとのニュースを見た。苦情が多数あるようだが、神経質にならずに、あのような番組を潰さないでほしい。私はあのような番組を楽しく見て育った。子どもへの影響があるとの意見もあるが、そんなに嫌ならば子どもに見せなければいいし、インターネットの影響の方がよほど大きい。どうか一方的な意見に惑わされないでほしい。
  • 委員会がお笑い番組を審議すると聞いた。時代が変わったとはいえ、こういう番組があってもいいと思う。その番組を見たが、昭和時代の馬鹿らしさがあり懐かしかった。こうした番組を楽しいと思う人もいるのだ。審議は人を傷つけるような内容の番組に限ってほしい。
  • お笑いタレントが多数出演した番組を委員会が審議するのは当然だと思う。「嫌なら見なければいい」との意見はこの問題の本質からかけ離れている。子どもから高齢者まで誰もが簡単に見ることができる地上波で、視聴者が不快な思いをすることが容易に想像できるようなわいせつな行為の数々を放送することは問題だ。公共の電波を利用していることを踏まえ、厳しく審議してほしい。

【「表現・演出」に関する意見】

  • アニメ番組で主人公の男児が全裸になるシーンがあった。突発的かつ不本意な形で服を脱がされたシーンについては問題ないと思うが、教室で自ら全裸になるシーンは子どもの教育上問題があるのではないか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • バラエティー番組で歌手に関する話題を取り上げた際、出演者がその歌手の容姿を揶揄していた。容姿をあげつらって"いじって"いたが、学校でも同じようなことが起こっている。これはいじめに相当することだ。

【「非科学的な事柄」に関する意見】

  • 未確認飛行物体や未確認生物を取り上げた番組があった。バラエティー番組なのだろうが、フィクションである旨が出ていなかったように思う。常識ある大人ならばフィクションであることを理解したうえで楽しむことができるが、多くの子どもたちが見る時間帯にこのような非科学的な番組を放送すると、子どもたちの真実を見極める目を育てるにあたっての障害にならないか心配だ。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • ローションを塗った階段を使ったクイズで、多数のお笑いタレントが陰部を晒すシーンがあった。多くの子どもも視聴していたと思われる。子どもから高齢者までが安心して見ることができるような内容にしてほしい。