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2016年7月8日

TBSテレビの『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』審議入り

放送倫理検証委員会は7月8日の第106回委員会で、TBSテレビのバラエティー番組『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』について、審議入りを決めた。

対象となったのは、TBSテレビが6月19日に放送した同番組。さまざまなジャンルの達人たちが番組独自に設定した珍種目で競い合い、スタジオのゲストが勝敗を予想するバラエティー番組で、この日は、4つの珍種目の一つ「双子見極めダービー」の回答者として実際は最後まで競技に参加した出演者を、途中で脱落したことにして映像を加工して放送した。TBSテレビは、7月5日、「行き過ぎた編集があった」などとして、番組ホームページに「お詫び」を掲載した。
審議入りの理由について、川端和治委員長は「出演者の了解を得ずに勝手に映像を加工したのは問題だ。その背景には分業化など制作体制の問題があるだろう」と述べた。
委員会は今後、TBSテレビや制作会社などの関係者からヒアリングを行い、審議を進める。