第103回–2016年4月
委員会運営規則の一部見直し 改正案を議決
第103回放送倫理検証委員会は4月8日に開催された。
3月31日、2期6年の任期を終えて香山リカ委員が退任したため、2016年度の委員会は、9人の委員によるスタートとなった。
委員会運営規則の一部改正について、加盟社からの追加意見はなかったため、2月の委員会で修正を加えた改正案を正式に議決した。5月のBPO理事会で承認されれば、6月から施行される予定である。
議事の詳細
- 日時
- 2016年4月8日(金)午後6時30分~7時45分
- 場所
- 「放送倫理・番組向上機構[BPO]」第1会議室(千代田放送会館7階)
- 議題
- 1. 委員会運営規則の一部見直し
- 出席者
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川端委員長、是枝委員長代行、升味委員長代行、岸本委員、斎藤委員、渋谷委員、鈴木委員、中野委員、藤田委員
1.委員会運営規則の一部見直し 改正案を議決
委員会の運営規則を現状に合わせる形で一部見直す件について、2月の説明会で出された加盟社側の要望に沿って、あらためてすべての加盟社に追加の意見を募ったが、「異論はない」との意見が2社からあっただけで、新たな意見は寄せられなかった。
委員会で対応を協議した結果、説明会で出された意見や要望についての委員会の考えは委員長が説明会の場で示しており、今回異論も寄せられなかったことから、2月の第101回委員会で修正を加えた「放送倫理検証委員会運営規則」の一部改正案にさらなる修正を加える必要はない、との認識で一致した。このため委員会は、この改正案を正式に議決した。
議決された改正案の主な内容は、審理や審議の前段階での議論を「討議」という手続きとして位置付け、また、これまでも慣例的に実施してきた審議の際のヒアリングを、あらためて明文化するものである(改正案の一部を以下に示す)。
改正案第4条
委員会は、放送番組の取材・制作のあり方や番組内容などに関する問題について討議する。討議の結果、放送倫理を高め、放送番組の質を向上させるため、さらに検証が必要と判断した場合は、審議を行うことを決定する。
改正案第4条 4
委員会は、審議において、放送事業者および関係者から事情聴取(ヒアリング)を行うことができる。
この改正案は、5月下旬のBPO理事会で承認が得られれば、6月1日付で施行される予定である。
以上